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JPH11300744A - 発泡ポリスチレン廃材の処理方法及びその処理設備 - Google Patents

発泡ポリスチレン廃材の処理方法及びその処理設備

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Publication number
JPH11300744A
JPH11300744A JP12411798A JP12411798A JPH11300744A JP H11300744 A JPH11300744 A JP H11300744A JP 12411798 A JP12411798 A JP 12411798A JP 12411798 A JP12411798 A JP 12411798A JP H11300744 A JPH11300744 A JP H11300744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot air
tower
chips
foamed polystyrene
waste material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12411798A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Yamamoto
利雄 山本
Shingo Kato
真悟 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KATO KOGYO KK
Original Assignee
KATO KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KATO KOGYO KK filed Critical KATO KOGYO KK
Priority to JP12411798A priority Critical patent/JPH11300744A/ja
Publication of JPH11300744A publication Critical patent/JPH11300744A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/52Mechanical processing of waste for the recovery of materials, e.g. crushing, shredding, separation or disassembly
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡ポリスチレン廃材の容積を縮めて保管,
輸送効率を高め、さらにリサイクルし易くする発泡ポリ
スチレン廃材の処理方法を提供する。 【解決手段】 発泡ポリスチレン廃材9aを破砕又は裁
断してチップ9bにした後、該チップ9bを塔本体部2
へ投入し熱風を吹きかけて減容させた後、さらにヒータ
加熱又は熱媒体により溶融体9dにして孔板Tをくぐら
せ、しかる後、その溶融体9dを冷却固化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡ポリスチレン
廃材を減容して保管,回収並びにリサイクルし易くする
発泡ポリスチレン廃材の処理方法及びその処理設備に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、発泡ポリスチレンが緩衝機能をも
つことから各種包装容器等に利用されている。例えば、
家電製品や水産物包装,青果物包装には発泡ポリスチレ
ン容器が好んで用いられている。水産物,青果物用容器
については、緩衝性能の他に、発泡ポリスチレンの断熱
性,密閉性等の優れた利点が生かされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、発泡ポリス
チレンの包装容器は、役目を終えた後、廃材となるが、
その回収が結構難しい状況にある。発泡ポリスチレンは
発泡倍率が高く、軽量であり、嵩張って保管,運搬効率
を悪くしている。近年、発泡ポリスチレン廃材のリサイ
クルが叫ばれるなかで、スーパーや魚市場,青果市場等
では前記発泡ポリスチレン廃材の回収に努めているが、
その対応に苦慮してきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するもので、発泡ポリスチレン廃材の容積を縮めて
保管,輸送効率を高め、さらにリサイクルし易くする発
泡ポリスチレン廃材の処理方法及びその処理設備を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
請求項1に記載の本発明の要旨は、発泡ポリスチレン廃
材を破砕又は裁断してチップにした後、該チップを塔本
体部へ投入し熱風を吹きかけて減容させることを特徴と
する発泡ポリスチレン廃材の処理方法にある。請求項2
に記載の本発明の要旨は、発泡ポリスチレン廃材を破砕
又は裁断してチップにした後、該チップを塔本体部へ投
入し熱風を吹きかけて減容させた後、さらにヒータ加熱
又は熱媒体により溶融体にして孔板をくぐらせ、しかる
後、その溶融体を冷却固化させることを特徴とする発泡
ポリスチレン廃材の処理方法にある。また、請求項3に
記載の本発明の要旨は、切刃を設けて、該切刃により発
泡ポリスチレン廃材を破砕又は裁断してチップ化する切
裁部(1)と、塔形状にして、上部に前記チップの投入
口が、下部にチップの減容体の取出し口が設けられると
共に塔内に熱風を導く供給口が形成された塔本体部
(2)と、を具備することを特徴とする発泡ポリスチレ
ン廃材の処理設備にある。
【0006】請求項1,3の発明のごとく、チップに熱
風を吹きかけると、チップの気泡部分が潰れて減容する
ので、当初の発泡ポリスチレン廃材の体積が非常に小さ
くなってその取扱いが楽になる。さらに、請求項2の発
明のごとく、発泡ポリスチレン廃材を液状の溶融体を経
て冷却固化させると、発泡ポリスチレン廃材の気泡部分
がきれいに取り除かれその体積が一層小さくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る発泡ポリスチ
レン廃材の処理方法及びその処理設備の実施形態につい
て詳述する。図1〜図4は本発明の発泡ポリスチレン廃
材の処理方法及びその処理設備の一形態で、図1は発泡
ポリスチレン廃材の処理設備の概略説明図、図2は図1
の設備に後工程設備を加えて発泡ポリスチレン廃材を棒
状品に回収する発泡ポリスチレン廃材の処理設備の概略
説明図、図3は図2と別形態の後工程を備えた発泡ポリ
スチレン廃材の処理設備の概略説明図を示す。
【0008】(1)発泡ポリスチレン廃材の処理設備 発泡ポリスチレン廃材の処理設備は切裁部1と塔本体部
2と熱風炉31とを具備する。切裁部1は、切刃11を
設けて、該切刃により発泡ポリスチレン廃材9aを破砕
又は裁断してチップ9b化させるものである。ここで
は、投入される発泡ポリスチレン廃材9aを収容できる
大きさのホッパー12が用意され、その内面の所定高さ
位置に切刃11を水平配設している。上面開放のホッパ
ー12内に上端側を刃先111にして切刃11が取付け
られる。切刃11は図示しない振動機によりバイブレー
ションが加えられており、ホッパー12内に投入された
発泡ポリスチレン廃材9aは切刃11によって小さくカ
ットされる。カットされて小さくなったチップ9bは落
下しホッパー下部121に収納される。包装容器等に用
いられる発泡ポリスチレン廃材は裂け易く、自らの自重
等でもって、また切刃11の振動も加わりチップ化が促
される。ホッパー下部121はコーン状になっていて送
り配管13に接続され、該配管13は塔本体部2の上面
に連結する。なお、本切裁部1については、切刃11を
設けて、裁断に加え破砕により発泡ポリスチレン廃材9
aをチップ化するクラッシャタイプの装置を採用するこ
ともできる。
【0009】塔本体部2は、本実施形態では円筒状した
塔形状で、上面にさきほどの配管13が接続されて前記
チップ9bの投入口21が形成されている。配管13と
接続したガイド管22は塔内に入り、その下端部分にロ
ータリバルブ23が取着される。塔本体部2は下部がコ
ーン状になっており、そのコーン部26に近い円筒部に
は接線方向に入り込む熱風の供給口24が形成される。
熱風は、熱風炉31からファン32,ダクト33を経由
して、供給口24から塔内に導かれる。熱風温度は減容
しようとするチップ9bの大きさや発泡倍率等によっ
て、適宜100℃〜350℃(好ましくは100℃〜2
00℃、より好ましくは150℃〜200℃)の範囲内
で温度コントロールされる。符号25は塔本体上部に設
けた熱風の排出口である。供給口24から塔内に導入さ
れた熱風は、塔内を旋回しながら塔本体上部に設けた排
出口25,ダクト41から塔外へと排出されていく。そ
の過程で、ロータリバルブ23から投入されたチップ9
bを昇温,減容させる。すなわち、投入口21から塔内
に放り込まれたチップ9bは、落下する途中で熱風を吹
きかけられ、体積が収縮して減容体9cとなり、コーン
部26に堆積することとなる。コーン部下端には減容体
9cの取出口が設けられ、該取出口にバルブ27を取着
して底に溜った減容体9cが順次取り出されていく。
【0010】符号28は塔本体部内を攪拌する攪拌機を
示す。攪拌機28は、投入口21から本来自然落下する
チップ9bを攪拌することにより浮遊化させ熱風との接
触時間を多くとると共に、攪拌混合により熱風からチッ
プ9bへの熱移動を促進する役割を担う。垂直シャフト
284に所定形状の翼283を設け、該シャフト284
に減速機281,モータ282が連結する。攪拌効率を
高めるべく、必要に応じて塔内に邪魔板(図示せず)が
設けられる。モータ282が作動すると、翼283を回
転させることで塔内の熱風,チップ9bに旋回流動,軸
方向流動,半径方向流動を与える。尚、発泡ポリスチレ
ンは多孔質で見掛け比重が軽く、しかもチップ9bの状
態にしたものは熱風の流束によって簡単に浮遊化できる
場合があり、斯るケースでは攪拌機を省略できる。
【0011】熱風炉31は公知の高温ガスを発生させる
装置である。前述のごとく、熱風炉31で発生した所定
温度の熱風はダクト33,ファン32を通って塔内に導
入される。図1〜図3では熱風の流れを破線矢印を表
す。なお、図1では図示しないが、排出口25の塔内側
にはチップ飛散防止用のフィルタが設置されている。ま
た、排出口25からのダクト41にはチップ9bや減容
体9cの微粒子を集塵するサイクロンや排気ファンが適
宜設けられる。
【0012】図1だけでも発泡ポリスチレン廃材9aの
処理設備を呈するが、図2はさらに一歩進めて発泡ポリ
スチレン廃材9aの回収レベルを向上させている。図2
中、符号5は貯槽を示す。バルブ27を開にすることに
よりコーン部26に在った減容体9cが貯槽5に収容さ
れる。貯槽5の底部には減容体9cを排出できるコック
52が設けられ、その下方に棒状回収機(後工程設備)
が設置される。棒状回収機は溶融部6と冷却部7とを備
える。溶融部6は、底面に多孔板T(孔板)を配した摺
鉢状の受具6aと、該受具6aを介して受具6aに収納
された減容体9cを加熱,溶融させるヒータ6bとを具
備する。ヒータ6bは板体を通じて熱伝導により受具内
の減容体9cに熱を伝達する。ここでは、多孔板Tの上
方にさらに分離器8を組込んで、ヒータ加熱により溶融
体9dにした中からフィルタ81を使って異物が取り除
かれるようにしている。バケット51から払い出される
減容体9cを受具6aにて受けた後、ヒータ加熱で減容
体9cを溶融体9dにして多孔板Tをくぐらせ棒状溶融
体9dとする。そして、棒状になったその溶融体9dを
冷却部7で固化させ棒状品9eを造る。冷却部7はここ
では水Wを充満させた水槽71を用いる。多孔板Tの直
下に該水槽71を配設して、棒状になった溶融体9dを
該水槽71によって冷却固化させる。本実施形態では、
発泡ポリスチレン廃材を棒状品で回収したが、板状品と
して回収することもできる。また、水槽71の水面近傍
にカッター8を配し、該カッターを作動させることによ
り、多孔板Tを通って降下してくる棒状溶融体9dを分
断カットし、ペレット状体にして回収することもでき
る。
【0013】図3には、図2と別形態の発泡ポリスチレ
ン廃材の処理設備を表す。本実施形態は、図2の貯槽5
を省略して受具6aにその役割を担わせ、また、受具6
aの外壁に熱媒Qが通るジャケット6cを設けて前記ヒ
ータ6bに代えている。高温の熱媒Qが上ノズルからジ
ャケット内に入り、下ノズルから出ていく。ジャケット
6cは、受具6a内に投入,充填された減容体9cを受
具壁を通じて外側から加熱する。また、図3は分離器8
のフィルタ81を多孔板Tにして両者の共用化を図って
いる。受具6aの下部ノズルにバルブVを取着し、該バ
ルブの下に複数の透孔が形成された盤状のフィルタ81
(孔板)を取付ける。さらに、ここではモータ82の駆
動軸を分離器内に差し込み、駆動軸先端にフィルタ裏面
を掻き落とすスクレーパ83を設け、異物によるフィル
タ目詰りを防止する。加えて、受具6aからフィルタ8
1に向けて溶融体9dが円滑に流れるように、駆動軸に
螺旋形のスクリュウ84を取付けている。図示は省略し
たが、図3の分離器8の下方には図2と同様の冷却部7
が設けられている。他の構成は図1,図2のものと同様
でその説明を省く。
【0014】(2)発泡ポリスチレン廃材の処理方法 上記設備を用いて、発泡ポリスチレン廃材の処理方法を
詳述する。ここでは、包装役目を終えた発泡ポリスチレ
ンの回収容器である場合を説明する。まず、発泡ポリス
チレン廃材9aを再利用に供し易いよう、ゴミや汚れを
取り除いた状態にする。そして、これをホッパー12に
放り込む。該発泡ポリスチレン廃材9aはバイブレーシ
ョンが加えられた切刃11により廃材自らの重みで特に
廃材を押さえつけなくても裁断カットされ、小さなチッ
プ9bとなってホッパー下部121へ落下していく。発
泡ポリスチレン廃材については、独立気泡タイプで見掛
け密度が約0.015〜0.5g/cm3 程度で、また
衝撃強さ(アイゾット)は0.3〜2.0kg−cm/
cm程度であり、比較的簡単に破砕又は裁断が可能であ
る。水産用魚箱などでは2段発泡で発泡倍率が約100
倍のものも存在し、発泡ポリスチレン廃材9aを容易に
チップ化できる。
【0015】上記チップ化操作と並行して熱風炉31を
立ち上げる。所定温度に達した熱風をファン32を使っ
て塔内へ送り込む。一方、モータ282を起動させて、
塔内を攪拌する。
【0016】しかる後、ロータリバルブ23を開にし
て、ホッパー下部121に溜ったチップ9bを順次塔内
へ投入していく。チップ9bは塔内で熱風を吹きかけら
れて表層が軟化し、独立気泡を作っている壁面同士がく
っついていく。チップ9bの気泡部分が潰れ収縮し、減
容体9cに変っていく。実験によれば、発泡ポリスチレ
ン廃材は、熱風温度が100〜200℃で軟化し気泡部
分を追い出して減容体9cになる。減容体9cは、操作
上まだドライ状態と想定され、減容体同士は接合一体化
しないのが確認されている。従って、塔本体部2内で閉
塞現象が起らず、その取扱いに支障がでない。気泡を有
して発泡倍率が20〜50倍の発泡ポリスチレン廃材9
aは、気泡の大部分が消失して該廃材の数十分の1の極
く小さな減容体9cになっていく。塔本体部2に熱風炉
31から接線方向に導入させる熱風は、旋回しながら排
出口25に向うため効率よくチップ9bと接触する。さ
らに、攪拌機28による熱風とチップ9bとの混合攪拌
で熱風のもつ熱エネルギがチップ9bへ確実に伝達す
る。しかも、発泡ポリスチレン廃材9aを前もって比表
面積の大きなチップ9bにしているので、チップ9bは
熱風から効果的にその熱エネルギを吸収する。また、チ
ップ9bは、前述のごとく見掛け密度が小さいため、攪
拌機28の混合攪拌で塔内で容易に浮遊状態になり、な
がらく熱風との接触が保たれ、熱風からの熱移動が円滑
に進むこととなる。こうして、チップ9bが熱風から熱
を授受し、気泡を潰して減容体9cになると、その分、
見掛け密度が大きくなって落下し、うまくホッパー下部
121に溜っていく。
【0017】その後、ホッパー下部121に減容体9c
が溜ってきたら、バルブ27を開にして、気泡部分が失
われて小さくなった減容体9cを塔外へ取出す。減容体
9cは、前述のごとく互いにくっつき合わないので、ホ
ッパー下部で詰まる心配はない。発泡ポリスチレン廃材
9aは本設備をくぐり抜けることによってごく小さな粒
状の減容体9cとなって回収される。
【0018】さらに、貯槽5,棒状回収機を設置した場
合は(図2)、塔本体部2のコーン部に溜った粒状の減
容体9cをバルブ27を開にして貯槽5内へ順次移し替
えていく。次いで、貯槽下部にあるコック52を開けて
受具6a内に該減容体9cを放出する。受具6aは予め
ヒータ6bで加熱しておく。ヒータ6bの熱伝導により
受具内の該減容体9cを加熱溶融して溶融体9dとす
る。 減容体9cでは一部に気泡が残るケースがまだ見
られるが、この溶融体9dになると、液相であるため気
泡部分がほぼ完璧に消える。該溶融体は多孔板Tをくぐ
り抜け、棒状溶融体になって垂れ落ちていく。棒状溶融
体9dは真下に配設された水槽71に浸かって棒状品9
eとして回収される。さらに、カッターを設けた場合
は、棒状溶融体9dが分断カットされてペレット状体と
なって回収される。
【0019】また、図3のような後工程設備を備えたも
のは、塔本体部2のコーン部に溜った減容体9cをバル
ブ27を開にして受具6a内に適宜放出する。受具6a
は予めジャケット6cで加熱しておく。ジャケット加熱
により受具内の該減容体9cは加熱溶融されて溶融体9
dになる。次いで、バルブVを開けてフィルタ81で異
物を取り除いた溶融体9dを供出し、その後、該溶融体
9dを冷却固化して発泡ポリスチレン廃材から気泡部分
を取り除いた状態のものとして回収する。
【0020】このように構成した発泡ポリスチレン廃材
の処理方法及びその処理設備によれば、発泡ポリスチレ
ン廃材9aの当初体積の何十分の一の体積に減容させる
ことができるので、廃材保管用の場所をとらない。魚市
場や青果市場などでは、比較的簡単な本発明設備を用い
て、多量に出るこの種の廃材置き場確保の苦労から開放
される。また、従来、発泡倍率の高いこれら廃材の輸送
は空気を運んでいるようなものであったが、廃材体積が
何十分の一に縮まったことで、最終回収処理場までの輸
送コストを大幅に低減できる。さらに、棒状体9e,ペ
レット等にすると、減容体9cよりも気泡部分が除かれ
るので、発泡ポリスチレン廃材を一層小さく減容でき、
一段と上記効果を高めることができる。加えて、発泡ポ
リスチレン廃材9aを減容体9c,棒状体9e,ペレッ
ト,板状体等にすると、再利用し易くやすくなって、リ
サイクル技術が確立し資源の有効利用が図られる。
【0021】尚、本発明においては、前記実施形態に示
すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で
種々変更できる。切裁部1,塔本体部2等の形状,大き
さ,材質等は用途にあわせて適宜選択される。
【0022】
【発明の効果】以上のごとく、本発明の発泡ポリスチレ
ン廃材の処理方法及びその処理設備は、発泡ポリスチレ
ン廃材の容積を縮めて保管し易くすると共に輸送効率を
高め、しかも再利用可能な原料として供することができ
優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発泡ポリスチレン廃材の処理設備
の一形態で、その概略説明図である。
【図2】図1の設備に後工程設備を加えて発泡ポリスチ
レン廃材を棒状品に回収する発泡ポリスチレン廃材の処
理設備の概略説明図である。
【図3】図2と別形態の後工程を備えた発泡ポリスチレ
ン廃材の処理設備の概略説明図である。
【符号の説明】
1 切裁部 11 切刃 2 塔本体部 21 投入口 9a 発泡ポリスチレン廃材 9b チップ 9d 溶融体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡ポリスチレン廃材を破砕又は裁断し
    てチップにした後、該チップを塔本体部へ投入し熱風を
    吹きかけて減容させることを特徴とする発泡ポリスチレ
    ン廃材の処理方法。
  2. 【請求項2】 発泡ポリスチレン廃材を破砕又は裁断し
    てチップにした後、該チップを塔本体部へ投入し熱風を
    吹きかけて減容させた後、さらにヒータ加熱又は熱媒体
    により溶融体にして孔板をくぐらせ、しかる後、その溶
    融体を冷却固化させることを特徴とする発泡ポリスチレ
    ン廃材の処理方法。
  3. 【請求項3】 切刃を設けて、該切刃により発泡ポリス
    チレン廃材を破砕又は裁断してチップ化する切裁部
    (1)と、塔形状にして、上部に前記チップの投入口
    が、下部にチップの減容体の取出し口が設けられると共
    に塔内に熱風を導く供給口が形成された塔本体部(2)
    と、を具備することを特徴とする発泡ポリスチレン廃材
    の処理設備。
JP12411798A 1998-04-16 1998-04-16 発泡ポリスチレン廃材の処理方法及びその処理設備 Pending JPH11300744A (ja)

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JP (1) JPH11300744A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111590788A (zh) * 2020-04-10 2020-08-28 重庆医药高等专科学校附属第一医院(重庆市职业病防治院重庆市第六人民医院重庆市中毒控制中心) 医疗胶片粉碎环保回收装置
WO2022116172A1 (zh) * 2020-12-04 2022-06-09 南京溧水高新创业投资管理有限公司 一种电子制造业废料处理装置

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