JPH11300135A - 微細水滴発生装置 - Google Patents
微細水滴発生装置Info
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- JPH11300135A JPH11300135A JP10966098A JP10966098A JPH11300135A JP H11300135 A JPH11300135 A JP H11300135A JP 10966098 A JP10966098 A JP 10966098A JP 10966098 A JP10966098 A JP 10966098A JP H11300135 A JPH11300135 A JP H11300135A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 微細水滴とマイナスイオンの発生量を減少さ
せること無く、構造を簡素化して全体を小型化する。 【解決手段】 円形で凹曲面mの底板2と円筒状の垂直
壁3から成る椀状の回転体1を高速回転させ、回転体1
に供給された水8を垂直壁3の水滴放出穴4から噴出さ
せて水滴衝突面7に衝突させ、このときのエネルギーで
微細水滴とマイナスイオンを発生させるる。回転体1を
上下多段に設けて、上下の回転体の中間位置に水ガイド
板9を設置し、水滴衝突面7に衝突して流下する水を水
ガイド板9で下段の回転体内に供給するようにして、最
上段の回転体だけに専用の水供給手段6で水8を供給す
る。水ガイド板9には、微細水滴とマイナスイオンが合
流した空気の流れを邪魔しないように通気手段10を形
成する。
せること無く、構造を簡素化して全体を小型化する。 【解決手段】 円形で凹曲面mの底板2と円筒状の垂直
壁3から成る椀状の回転体1を高速回転させ、回転体1
に供給された水8を垂直壁3の水滴放出穴4から噴出さ
せて水滴衝突面7に衝突させ、このときのエネルギーで
微細水滴とマイナスイオンを発生させるる。回転体1を
上下多段に設けて、上下の回転体の中間位置に水ガイド
板9を設置し、水滴衝突面7に衝突して流下する水を水
ガイド板9で下段の回転体内に供給するようにして、最
上段の回転体だけに専用の水供給手段6で水8を供給す
る。水ガイド板9には、微細水滴とマイナスイオンが合
流した空気の流れを邪魔しないように通気手段10を形
成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水道水から空気
を清浄化する微細水滴(ミスト)を発生させると同時
に、人体に有益なマイナスイオンを発生させる空気清浄
活性化機能を有する微細水滴発生装置に関する。
を清浄化する微細水滴(ミスト)を発生させると同時
に、人体に有益なマイナスイオンを発生させる空気清浄
活性化機能を有する微細水滴発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭などの屋内用の上記微細水滴発
生装置として、水槽内の水で微細水滴を生成させて空気
流と接触させる気液接触部と、この気液接触部で得られ
た微細水滴と空気流の混合気から空気清浄化に不適な水
滴類を分離除去して浄化された空気と微細水滴を室内に
放出する液滴分離部を有するものが知られている。その
具体例を図4に示し説明すると、同図の微細水滴発生装
置は、水槽を兼ねる円筒容器30を有する気液接触部
A’と、同じく水槽を兼ねる円筒容器31を有する液滴
分離部B’を並立状態で設置して構成される。
生装置として、水槽内の水で微細水滴を生成させて空気
流と接触させる気液接触部と、この気液接触部で得られ
た微細水滴と空気流の混合気から空気清浄化に不適な水
滴類を分離除去して浄化された空気と微細水滴を室内に
放出する液滴分離部を有するものが知られている。その
具体例を図4に示し説明すると、同図の微細水滴発生装
置は、水槽を兼ねる円筒容器30を有する気液接触部
A’と、同じく水槽を兼ねる円筒容器31を有する液滴
分離部B’を並立状態で設置して構成される。
【0003】気液接触部A’の円筒容器30の底部には
水32が収容され、円筒容器30内の上部空間には鉛直
に1本の回転軸33が設置される。回転軸33の離隔す
る上下複数箇所に水平な円板状の回転体34が同軸に固
定され、回転軸33を円筒容器30上に設置したモータ
35で回転させることで、各回転体34が同方向に高速
回転する。また、円筒容器30内には、各回転体34の
各々に向けて水32を噴出するノズル等の複数の水供給
手段36が設置される。円筒容器30の底の水32が循
環ポンプ37で水供給手段36に圧送されて、各回転体
34に高速で噴出される。円筒容器30の上部には、外
部から空気を導入する導入口38が形成される。
水32が収容され、円筒容器30内の上部空間には鉛直
に1本の回転軸33が設置される。回転軸33の離隔す
る上下複数箇所に水平な円板状の回転体34が同軸に固
定され、回転軸33を円筒容器30上に設置したモータ
35で回転させることで、各回転体34が同方向に高速
回転する。また、円筒容器30内には、各回転体34の
各々に向けて水32を噴出するノズル等の複数の水供給
手段36が設置される。円筒容器30の底の水32が循
環ポンプ37で水供給手段36に圧送されて、各回転体
34に高速で噴出される。円筒容器30の上部には、外
部から空気を導入する導入口38が形成される。
【0004】他方の液滴分離部B’の円筒容器31の底
部に水32が収容され、円筒容器31の上端部に空気出
口40が形成される。円筒容器31内の中心部に、下方
から上方へと空気を螺旋状に導く円柱41が設置され
る。この円筒容器31と気液接触部A’の円筒容器30
の下部は、通気管42と液通路管43で連通されてい
る。
部に水32が収容され、円筒容器31の上端部に空気出
口40が形成される。円筒容器31内の中心部に、下方
から上方へと空気を螺旋状に導く円柱41が設置され
る。この円筒容器31と気液接触部A’の円筒容器30
の下部は、通気管42と液通路管43で連通されてい
る。
【0005】図4の微細水滴発生装置は、次のように動
作する。気液接触部A’の回転体34を高速回転させ、
この回転体34に水供給手段36から水32を噴出させ
て高速で衝突させると、水32は衝突エネルギーで微細
化され、このときに水分子付加のマイナスイオンが発生
する。同時に円筒容器30の上部の導入口38から送風
ファン39で空気を回転体34の回転及び接線方向に送
風すると、導入口38から空気が円筒容器30の内部を
螺旋旋回しながら下方へと流れ、この空気流に回転体3
4の周辺で発生した微細水滴が混合される。この際に、
空気流に含まれる微細なゴミや煙草の煙、細菌類などが
微細水滴に付着し、ゴミなどが付着した水滴はゴミなど
の大きさに応じて種々の粒径となり、当初より粒径が大
きくなった水滴は空気と水滴との混合気に付与される旋
回力によって旋回できなくなって円筒容器30の底の水
32に落下し、或いは、円筒容器30の内壁面に衝突し
て内壁面を伝って流れ落ちる。粒径の大きな水滴が除去
されて残存した微細水滴と空気とマイナスイオンの混合
気は、通気管42を通って液滴分離部B’の円筒容器3
1内に接線方向から導入され、円筒容器31の内壁面に
沿って旋回しながら上昇する。この際に、混合気には旋
回による遠心力が作用するために、ゴミなどが付着して
いないと思われる微細水滴を含む混合気だけが旋回・上
昇し、微細なゴミなどが付着したり、或いはゴミなどが
付着していないものの粒径が数十μm以上の水滴は混合
気から分離されて、円筒容器31の底の水32に落下す
る。そして、清浄化された空気と微細水滴とマイナスイ
オンの混合気が空気出口40から室内に放出される。
作する。気液接触部A’の回転体34を高速回転させ、
この回転体34に水供給手段36から水32を噴出させ
て高速で衝突させると、水32は衝突エネルギーで微細
化され、このときに水分子付加のマイナスイオンが発生
する。同時に円筒容器30の上部の導入口38から送風
ファン39で空気を回転体34の回転及び接線方向に送
風すると、導入口38から空気が円筒容器30の内部を
螺旋旋回しながら下方へと流れ、この空気流に回転体3
4の周辺で発生した微細水滴が混合される。この際に、
空気流に含まれる微細なゴミや煙草の煙、細菌類などが
微細水滴に付着し、ゴミなどが付着した水滴はゴミなど
の大きさに応じて種々の粒径となり、当初より粒径が大
きくなった水滴は空気と水滴との混合気に付与される旋
回力によって旋回できなくなって円筒容器30の底の水
32に落下し、或いは、円筒容器30の内壁面に衝突し
て内壁面を伝って流れ落ちる。粒径の大きな水滴が除去
されて残存した微細水滴と空気とマイナスイオンの混合
気は、通気管42を通って液滴分離部B’の円筒容器3
1内に接線方向から導入され、円筒容器31の内壁面に
沿って旋回しながら上昇する。この際に、混合気には旋
回による遠心力が作用するために、ゴミなどが付着して
いないと思われる微細水滴を含む混合気だけが旋回・上
昇し、微細なゴミなどが付着したり、或いはゴミなどが
付着していないものの粒径が数十μm以上の水滴は混合
気から分離されて、円筒容器31の底の水32に落下す
る。そして、清浄化された空気と微細水滴とマイナスイ
オンの混合気が空気出口40から室内に放出される。
【0006】以上の微細水滴発生装置から清浄化された
空気、微細水滴、マイナスイオンの混合気が室内に継続
的に放出されることによって、室内の清浄化が促進さ
れ、特に、微細水滴が室内を循環する際に、空気中の微
細なゴミ、煙草の煙や臭いなどを取り込んで再び微細水
滴発生装置に吸い込まれるために、より品位の高い清浄
化が期待でき、更にはマイナスイオンが室内に多量に生
成されるために、森や滝の近辺の自然環境に近い状態が
実現可能となり、心身の爽快感が得られる。
空気、微細水滴、マイナスイオンの混合気が室内に継続
的に放出されることによって、室内の清浄化が促進さ
れ、特に、微細水滴が室内を循環する際に、空気中の微
細なゴミ、煙草の煙や臭いなどを取り込んで再び微細水
滴発生装置に吸い込まれるために、より品位の高い清浄
化が期待でき、更にはマイナスイオンが室内に多量に生
成されるために、森や滝の近辺の自然環境に近い状態が
実現可能となり、心身の爽快感が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような微細水滴
発生装置による室内空気浄化のための微細水滴と、室内
空気活性化のためのマイナスイオンの発生量を決める大
きな要素に、回転体への水衝突量とその衝突エネルギー
の大きさがある。そこで、微細水滴とマイナスイオンの
発生量が適量になるように、回転体と水供給手段の一式
を複数式設置し、また、回転体の直径を大きくして回転
体全体への水衝突量を多くし、更に、各回転体の回転速
度と各回転体に水を噴出する循環ポンプの能力を大きく
して、各回転体に衝突させる水の衝突エネルギーの増大
化を図っている。
発生装置による室内空気浄化のための微細水滴と、室内
空気活性化のためのマイナスイオンの発生量を決める大
きな要素に、回転体への水衝突量とその衝突エネルギー
の大きさがある。そこで、微細水滴とマイナスイオンの
発生量が適量になるように、回転体と水供給手段の一式
を複数式設置し、また、回転体の直径を大きくして回転
体全体への水衝突量を多くし、更に、各回転体の回転速
度と各回転体に水を噴出する循環ポンプの能力を大きく
して、各回転体に衝突させる水の衝突エネルギーの増大
化を図っている。
【0008】しかし、回転体を大径化して回転体への水
衝突量を増大させる手法では、気液接触部が大径化して
微細水滴発生装置の設置スペースが大きくなる。また、
回転体と水供給手段の数を増大させるほど気液接触部の
供給水構造が複雑化し、複数の水供給手段に給水する循
環ポンプに大型で高価なものが必要となり、結果的に微
細水滴発生装置が複雑大型化して高価となり、一般家庭
の屋内用微細水滴発生装置としては実用的でなくなる。
衝突量を増大させる手法では、気液接触部が大径化して
微細水滴発生装置の設置スペースが大きくなる。また、
回転体と水供給手段の数を増大させるほど気液接触部の
供給水構造が複雑化し、複数の水供給手段に給水する循
環ポンプに大型で高価なものが必要となり、結果的に微
細水滴発生装置が複雑大型化して高価となり、一般家庭
の屋内用微細水滴発生装置としては実用的でなくなる。
【0009】そこで、一般家庭の屋内用微細水滴発生装
置の小型コンパクト化、低コスト化を実現すべく様々な
ものが提案されている。その一例を図5に示すと、同図
の微細水滴発生装置は、横長の水槽50の左半分が気液
接触部A”で、右半分が液滴分離部B”で構成してい
る。気液接触部A”は、水槽50上に設置したモータ5
1と、モータ51から下方に延在する回転軸52の下端
部に同軸に固定した回転体53を具える。回転体53
は、微小な隙間Gをもって上下に対向させた2枚の水平
な円板53a、53bと、下部の円板53bの中心穴か
ら下方に延在する水吸引管53cで構成され、水吸引管
53cの下部は水槽50の水54に浸漬させてある。液
滴分離部B”は、水槽50の上部に垂直に固定された空
気出口管55を有する。
置の小型コンパクト化、低コスト化を実現すべく様々な
ものが提案されている。その一例を図5に示すと、同図
の微細水滴発生装置は、横長の水槽50の左半分が気液
接触部A”で、右半分が液滴分離部B”で構成してい
る。気液接触部A”は、水槽50上に設置したモータ5
1と、モータ51から下方に延在する回転軸52の下端
部に同軸に固定した回転体53を具える。回転体53
は、微小な隙間Gをもって上下に対向させた2枚の水平
な円板53a、53bと、下部の円板53bの中心穴か
ら下方に延在する水吸引管53cで構成され、水吸引管
53cの下部は水槽50の水54に浸漬させてある。液
滴分離部B”は、水槽50の上部に垂直に固定された空
気出口管55を有する。
【0010】図5のモータ51で回転体53を高速回転
させると、円板53a、53bの間の隙間Gと水吸引管
53cの中が負圧になって、水吸引管53cに水槽50
の水54が吸い上げられて隙間Gに達し、隙間Gで高速
回転することで微細化される。モータ51の近傍の空気
導入口56から送風ファン57で空気を水槽50内に送
風すると、この空気流に微細水滴が合流して空気出口管
55の下方へと流れ、空気出口管55の中を蛇行旋回し
ながら上昇して室内に放出される。
させると、円板53a、53bの間の隙間Gと水吸引管
53cの中が負圧になって、水吸引管53cに水槽50
の水54が吸い上げられて隙間Gに達し、隙間Gで高速
回転することで微細化される。モータ51の近傍の空気
導入口56から送風ファン57で空気を水槽50内に送
風すると、この空気流に微細水滴が合流して空気出口管
55の下方へと流れ、空気出口管55の中を蛇行旋回し
ながら上昇して室内に放出される。
【0011】図5の微細水滴発生装置は、回転体が1
つ、この回転体に水を供給する循環ポンプや給水ノズル
類が不要であることから、装置全体が簡略化されて小型
コンパクト化と低コスト化が容易である。ところが、こ
のように小型コンパクト化された微細水滴発生装置は、
概して回転体への水衝突量とその衝突エネルギーが不十
分となって、微細水滴の発生量が室内空気を浄化する量
に到らず、特に、マイナスイオンの発生量が微量となら
ざるを得ず、室内の空気の活性化がほとんど期待できな
い。
つ、この回転体に水を供給する循環ポンプや給水ノズル
類が不要であることから、装置全体が簡略化されて小型
コンパクト化と低コスト化が容易である。ところが、こ
のように小型コンパクト化された微細水滴発生装置は、
概して回転体への水衝突量とその衝突エネルギーが不十
分となって、微細水滴の発生量が室内空気を浄化する量
に到らず、特に、マイナスイオンの発生量が微量となら
ざるを得ず、室内の空気の活性化がほとんど期待できな
い。
【0012】本発明の目的は、微細水滴とマイナスイオ
ンの発生効率を低下させることなく気液接触部を簡素化
した微細水滴発生装置を提供することにある。
ンの発生効率を低下させることなく気液接触部を簡素化
した微細水滴発生装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
略水平な円形の底板の周縁上方に一体に延在させた円筒
状の垂直壁の複数箇所に水滴放出穴を設けた椀状の回転
体と、この回転体を支持してその中心線を中心に回転さ
せる回転軸と、回転体の内部(例えば底板の中央部上)
に水を供給する水供給手段と、回転体の垂直壁外周面と
所定の空隙で対向する固定された円筒形の水滴衝突面と
を具備し、水供給手段から回転する回転体内に供給され
た水を遠心力で回転体の底板から垂直壁内面に流動させ
て水滴放出穴から水滴衝突面に噴出させて微細化するこ
とを特徴とするものである。
略水平な円形の底板の周縁上方に一体に延在させた円筒
状の垂直壁の複数箇所に水滴放出穴を設けた椀状の回転
体と、この回転体を支持してその中心線を中心に回転さ
せる回転軸と、回転体の内部(例えば底板の中央部上)
に水を供給する水供給手段と、回転体の垂直壁外周面と
所定の空隙で対向する固定された円筒形の水滴衝突面と
を具備し、水供給手段から回転する回転体内に供給され
た水を遠心力で回転体の底板から垂直壁内面に流動させ
て水滴放出穴から水滴衝突面に噴出させて微細化するこ
とを特徴とするものである。
【0014】本発明の第2の発明は、略水平な円形の底
板の周縁上方に一体に延在させた円筒状の垂直壁の複数
箇所に水滴放出穴を設けた椀状の回転体の複数個と、こ
の複数の回転体を所定間隔で上下多段に同軸に支持して
回転体をその中心線を中心に回転させる回転軸と、最上
段の回転体の内部(例えば底板の中央部上)に水を供給
する水供給手段と、上下多段の各回転体の垂直壁外周面
と所定の空隙で対向する固定された円筒形の水滴衝突面
と、上下一対の回転体の中間位置で水滴衝突面から延在
して、水滴衝突面を流下する水を上下一対の回転体の下
段の回転体内に流下供給する水ガイド板を具備し、水供
給手段から回転する最上段の回転体内に供給された水を
遠心力で回転体の垂直壁の水滴放出穴から水滴衝突面に
噴出させて衝突させ、この衝突で微細化されずに水滴衝
突面を流下する水を水ガイド板で、この水ガイド板より
下段位置に在る回転体内に流下させて再度遠心力で水滴
衝突面に衝突させることを特徴とするものである。
板の周縁上方に一体に延在させた円筒状の垂直壁の複数
箇所に水滴放出穴を設けた椀状の回転体の複数個と、こ
の複数の回転体を所定間隔で上下多段に同軸に支持して
回転体をその中心線を中心に回転させる回転軸と、最上
段の回転体の内部(例えば底板の中央部上)に水を供給
する水供給手段と、上下多段の各回転体の垂直壁外周面
と所定の空隙で対向する固定された円筒形の水滴衝突面
と、上下一対の回転体の中間位置で水滴衝突面から延在
して、水滴衝突面を流下する水を上下一対の回転体の下
段の回転体内に流下供給する水ガイド板を具備し、水供
給手段から回転する最上段の回転体内に供給された水を
遠心力で回転体の垂直壁の水滴放出穴から水滴衝突面に
噴出させて衝突させ、この衝突で微細化されずに水滴衝
突面を流下する水を水ガイド板で、この水ガイド板より
下段位置に在る回転体内に流下させて再度遠心力で水滴
衝突面に衝突させることを特徴とするものである。
【0015】ここで、椀状の回転体は小径なものでも、
水滴を噴出する円筒状の垂直壁の外周面の面積が大きく
でき、この面積に比例して垂直壁から水滴衝突面に水滴
を噴出させて発生する微細水滴量とマイナスイオン量が
増大する。かかる回転体の複数を上下多段に配置して、
最上段の回転体だけに水供給手段で水を供給して、下段
の回転体には水滴衝突面を流下する水を水ガイド板で給
水するようにすれば、複数の回転体に対し1水供給手段
が使用できて、水供給手段に送水する循環ポンプやその
配管の供給水構造が簡略化される。
水滴を噴出する円筒状の垂直壁の外周面の面積が大きく
でき、この面積に比例して垂直壁から水滴衝突面に水滴
を噴出させて発生する微細水滴量とマイナスイオン量が
増大する。かかる回転体の複数を上下多段に配置して、
最上段の回転体だけに水供給手段で水を供給して、下段
の回転体には水滴衝突面を流下する水を水ガイド板で給
水するようにすれば、複数の回転体に対し1水供給手段
が使用できて、水供給手段に送水する循環ポンプやその
配管の供給水構造が簡略化される。
【0016】また、本発明においては、上記回転体の底
板の上面を、半径方向に湾曲して底板中央部上の水を垂
直壁内周面へと円滑に流動させる曲面にする。このよう
にすることで、回転体の底に供給された水が速やかに垂
直壁から水滴衝突面に噴出して安定した高い衝突エネル
ギーで衝突し、微細水滴とマイナスイオンの発生効率が
良くなる。
板の上面を、半径方向に湾曲して底板中央部上の水を垂
直壁内周面へと円滑に流動させる曲面にする。このよう
にすることで、回転体の底に供給された水が速やかに垂
直壁から水滴衝突面に噴出して安定した高い衝突エネル
ギーで衝突し、微細水滴とマイナスイオンの発生効率が
良くなる。
【0017】更に、本発明においては、上記水ガイド板
に、この水ガイド板の上方から下方に空気を流す通気手
段を設ける。つまり、回転体から噴出した水滴が水滴衝
突面に衝突して発生した微細水滴とマイナスイオンは、
水滴衝突面の近くの空気流に合流して外部へと流れ、こ
のときの空気の流れを水ガイド板が少しでも邪魔しない
ように水ガイド板に通気手段を設けることが望ましい。
に、この水ガイド板の上方から下方に空気を流す通気手
段を設ける。つまり、回転体から噴出した水滴が水滴衝
突面に衝突して発生した微細水滴とマイナスイオンは、
水滴衝突面の近くの空気流に合流して外部へと流れ、こ
のときの空気の流れを水ガイド板が少しでも邪魔しない
ように水ガイド板に通気手段を設けることが望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1乃
至図3を参照して説明する。
至図3を参照して説明する。
【0019】図1の実施例に示される微細水滴発生装置
は、基本的には気液接触部Aと液滴分離部Bを並立状態
で設置して構成される。本発明の特徴とするところは、
気液接触部Aで高速回転して微細水滴とマイナスイオン
を発生させる椀状の回転体1と、回転体1を略水平に支
持してその中心線を中心に回転させる回転軸5と、椀状
の回転体1内に水8を供給する給水ノズル等の水供給手
段6と、回転体1の外周面と所定の空隙をもって対向さ
せた水滴衝突面7とを設置したことである。図1の実施
例においては、椀状の回転体1の3個を上段と中段と下
段に配置している。以下、この3個を区別する場合には
上段回転体1a、中段回転体1b、下段回転体1cと称
し、3個を区別しない場合には3個を回転体1と称す
る。
は、基本的には気液接触部Aと液滴分離部Bを並立状態
で設置して構成される。本発明の特徴とするところは、
気液接触部Aで高速回転して微細水滴とマイナスイオン
を発生させる椀状の回転体1と、回転体1を略水平に支
持してその中心線を中心に回転させる回転軸5と、椀状
の回転体1内に水8を供給する給水ノズル等の水供給手
段6と、回転体1の外周面と所定の空隙をもって対向さ
せた水滴衝突面7とを設置したことである。図1の実施
例においては、椀状の回転体1の3個を上段と中段と下
段に配置している。以下、この3個を区別する場合には
上段回転体1a、中段回転体1b、下段回転体1cと称
し、3個を区別しない場合には3個を回転体1と称す
る。
【0020】回転体1は、水槽を兼ねる円筒容器11内
の上部空間に略水平に配置される。回転体1は、円形の
底板2の周縁上方に円筒状の垂直壁3を一体に延在させ
た円形椀状体で、垂直壁3の複数箇所に遠心力で水滴を
放出する水滴放出穴4を有する。回転体1の底板2の中
央が鉛直の回転軸5に固定され、回転軸5の上端部が円
筒容器11上のモータ12に連結される。モータ12で
回転軸5を回転させることで、回転体1がその中心線を
中心に高速回転する。回転体1の上方の定位置に水供給
手段6が設置され、円筒容器11の底に収容された水8
が循環ポンプ15で水供給手段6に給水されて、回転体
1内に供給される。回転体1の外周面と対向する円筒容
器11の内周面が水滴衝突面7で、ここに回転体1の水
滴放出穴4から遠心力で噴出した水滴が衝突して微細化
され、微細水滴と水分子付加のマイナスイオンが発生す
る。
の上部空間に略水平に配置される。回転体1は、円形の
底板2の周縁上方に円筒状の垂直壁3を一体に延在させ
た円形椀状体で、垂直壁3の複数箇所に遠心力で水滴を
放出する水滴放出穴4を有する。回転体1の底板2の中
央が鉛直の回転軸5に固定され、回転軸5の上端部が円
筒容器11上のモータ12に連結される。モータ12で
回転軸5を回転させることで、回転体1がその中心線を
中心に高速回転する。回転体1の上方の定位置に水供給
手段6が設置され、円筒容器11の底に収容された水8
が循環ポンプ15で水供給手段6に給水されて、回転体
1内に供給される。回転体1の外周面と対向する円筒容
器11の内周面が水滴衝突面7で、ここに回転体1の水
滴放出穴4から遠心力で噴出した水滴が衝突して微細化
され、微細水滴と水分子付加のマイナスイオンが発生す
る。
【0021】また、回転体1の底板2の上面は、半径方
向に湾曲して底板2中央部上の水8を垂直壁3の内周面
へと円滑に流動させる曲面に、例えば凹曲面mにしてあ
る。このようにすることで、回転体1の底面に供給され
た水8が速やかに垂直壁3から水滴衝突面7に噴出して
安定した高い衝突エネルギーで衝突し、微細水滴とマイ
ナスイオンの発生効率が良くなる。
向に湾曲して底板2中央部上の水8を垂直壁3の内周面
へと円滑に流動させる曲面に、例えば凹曲面mにしてあ
る。このようにすることで、回転体1の底面に供給され
た水8が速やかに垂直壁3から水滴衝突面7に噴出して
安定した高い衝突エネルギーで衝突し、微細水滴とマイ
ナスイオンの発生効率が良くなる。
【0022】また、図1の実施例のように、円筒容器1
1内に上中下段に分けて3個の回転体1a、1b、1c
を配置した場合、本発明においては上段回転体1aと中
段回転体1bの中間位置に水ガイド板9を、中段回転体
1bと下段回転体1cの中間位置に水ガイド板9を配置
することを特徴とする。上部の水ガイド板9は、上段回
転体1aから水滴衝突面7に衝突して微細化されずに水
滴衝突面7を流下する水を中段回転体1bに供給し、下
部の水ガイド板9は、中段回転体1bから水滴衝突面7
に衝突して微細化されずに水滴衝突面7を流下する水を
下段回転体1cに供給する。各水ガイド板9には、円筒
容器11内の上方から下方に流れる空気との抵抗を少し
でも小さくするための通気手段10が設けられる。通気
手段10は、例えば図3(A)に示すように水ガイド板
9の複数箇所に貫通させた通気穴10’、或いは、図3
(B)に示すような隙間10”で、この隙間10”の構
造については後述する。
1内に上中下段に分けて3個の回転体1a、1b、1c
を配置した場合、本発明においては上段回転体1aと中
段回転体1bの中間位置に水ガイド板9を、中段回転体
1bと下段回転体1cの中間位置に水ガイド板9を配置
することを特徴とする。上部の水ガイド板9は、上段回
転体1aから水滴衝突面7に衝突して微細化されずに水
滴衝突面7を流下する水を中段回転体1bに供給し、下
部の水ガイド板9は、中段回転体1bから水滴衝突面7
に衝突して微細化されずに水滴衝突面7を流下する水を
下段回転体1cに供給する。各水ガイド板9には、円筒
容器11内の上方から下方に流れる空気との抵抗を少し
でも小さくするための通気手段10が設けられる。通気
手段10は、例えば図3(A)に示すように水ガイド板
9の複数箇所に貫通させた通気穴10’、或いは、図3
(B)に示すような隙間10”で、この隙間10”の構
造については後述する。
【0023】円筒容器11内に上中下段に3個の回転体
1a、1b、1cを配置した場合、その最上段の回転体
1aの真上だけに1つの水供給手段6が設置される。ま
た、円筒容器11の上部壁面には、外部の送風ファン1
4から空気が導入される導入口13が形成され、ここか
ら導入された空気は回転体1の回転方向で、かつ、接線
方向に円筒容器11内を旋回しながら下方に流れる。
1a、1b、1cを配置した場合、その最上段の回転体
1aの真上だけに1つの水供給手段6が設置される。ま
た、円筒容器11の上部壁面には、外部の送風ファン1
4から空気が導入される導入口13が形成され、ここか
ら導入された空気は回転体1の回転方向で、かつ、接線
方向に円筒容器11内を旋回しながら下方に流れる。
【0024】また、図1に示される液滴分離部Bは、水
槽を兼ねる円筒容器21の底部に水8を収容し、円筒容
器21の上端中央部に空気放出管22を固定したもの
で、円筒容器21の上部と気液接触部Aの円筒容器11
の下部が通気管16で連通され、両円筒容器11、21
の下部同士が液通路管17で連通される。
槽を兼ねる円筒容器21の底部に水8を収容し、円筒容
器21の上端中央部に空気放出管22を固定したもの
で、円筒容器21の上部と気液接触部Aの円筒容器11
の下部が通気管16で連通され、両円筒容器11、21
の下部同士が液通路管17で連通される。
【0025】図1の微細水滴発生装置の動作を説明す
る。モータ12で回転軸5を回転させて、各回転体1
a、1b、1cを一体に高速回転させ、同時に上段回転
体1aの底中央部に水供給手段6から水8を噴出等させ
て供給すると、水8は上段回転体1aの回転による遠心
力で底板2上を周辺へと飛散して垂直壁3の内面へと流
れ、更に、遠心力で垂直壁3の水滴放出穴4から水滴と
なって高速で噴出されて水滴衝突面7に衝突して分裂
(一次分裂)し、このときの衝突エネルギーで微細水滴
と水分子付加のマイナスイオンが発生する。また、上段
回転体1aの底板2の凹曲面mが底板2から垂直壁3へ
の水8の流れを均等にかつスムーズにするため、水滴衝
突面7での水滴の一次分裂動作がスムーズに進行され
る。この一次分裂で発生した微細水滴とマイナスイオン
は、円筒容器11の上部の導入口13から送風された空
気に合流して円筒容器11の内部を螺旋旋回しながら下
方へと流れ、通気管16から液滴分離部Bに送られる。
る。モータ12で回転軸5を回転させて、各回転体1
a、1b、1cを一体に高速回転させ、同時に上段回転
体1aの底中央部に水供給手段6から水8を噴出等させ
て供給すると、水8は上段回転体1aの回転による遠心
力で底板2上を周辺へと飛散して垂直壁3の内面へと流
れ、更に、遠心力で垂直壁3の水滴放出穴4から水滴と
なって高速で噴出されて水滴衝突面7に衝突して分裂
(一次分裂)し、このときの衝突エネルギーで微細水滴
と水分子付加のマイナスイオンが発生する。また、上段
回転体1aの底板2の凹曲面mが底板2から垂直壁3へ
の水8の流れを均等にかつスムーズにするため、水滴衝
突面7での水滴の一次分裂動作がスムーズに進行され
る。この一次分裂で発生した微細水滴とマイナスイオン
は、円筒容器11の上部の導入口13から送風された空
気に合流して円筒容器11の内部を螺旋旋回しながら下
方へと流れ、通気管16から液滴分離部Bに送られる。
【0026】一次分裂で微細化されなかった水滴は、水
滴衝突面7を流下して水ガイド板9上を流れ、高速回転
している中段回転体1bの中に落下する。中段回転体1
bに供給された水8は、中段回転体1bの回転による遠
心力で底板2から垂直壁3へと流れ、水滴放出穴4から
水滴となって高速で噴出されて水滴衝突面7に衝突して
分裂(二次分裂)し、このときにも微細水滴と水分子付
加のマイナスイオンが発生する。同様にして二次分裂で
微細化されなかった水滴は、水滴衝突面7を流下して水
ガイド板9上を流れ、高速回転している下段回転体1c
の中に落下して、下段回転体1cの垂直壁3の水滴放出
穴4から噴出されて水滴衝突面7に衝突して分裂(三次
分裂)し、最終的な微細水滴と水分子付加のマイナスイ
オンが発生する。
滴衝突面7を流下して水ガイド板9上を流れ、高速回転
している中段回転体1bの中に落下する。中段回転体1
bに供給された水8は、中段回転体1bの回転による遠
心力で底板2から垂直壁3へと流れ、水滴放出穴4から
水滴となって高速で噴出されて水滴衝突面7に衝突して
分裂(二次分裂)し、このときにも微細水滴と水分子付
加のマイナスイオンが発生する。同様にして二次分裂で
微細化されなかった水滴は、水滴衝突面7を流下して水
ガイド板9上を流れ、高速回転している下段回転体1c
の中に落下して、下段回転体1cの垂直壁3の水滴放出
穴4から噴出されて水滴衝突面7に衝突して分裂(三次
分裂)し、最終的な微細水滴と水分子付加のマイナスイ
オンが発生する。
【0027】以上の一次分裂から三次分裂の間で最上段
の回転体1aに供給された水8のほとんどが微細化さ
れ、この微細化された微細水滴とマイナスイオンが通気
管16から液滴分離部Bに送られる。また、円筒容器1
1内を流れる空気流に含まれる微細なゴミや煙草の煙、
細菌類などが付着して粒径が大きくなった水滴は、円筒
容器11の底の水8に落下する。粒径の大きな水滴が除
去されて残存した微細水滴と空気とマイナスイオンの混
合気が連気管16を通って液滴分離部Bの円筒容器21
の上部空間に接線方向から導入される。円筒容器21の
上部空間に導入された混合気は、空気放出管22の外周
に沿って旋回しながら下降し、この旋回下降時の遠心力
で混合気の中の微細なゴミなどが付着したり、或いはゴ
ミなどが付着していないものの粒径が数十μm以上の水
滴は混合気から分離されて、円筒容器21の底の水8に
落下し、ゴミなどが付着していないと思われる微細水滴
を含む混合気だけが旋回下降して、空気放出管22の下
端開口から空気放出管22内を上昇して室内に放出され
る。
の回転体1aに供給された水8のほとんどが微細化さ
れ、この微細化された微細水滴とマイナスイオンが通気
管16から液滴分離部Bに送られる。また、円筒容器1
1内を流れる空気流に含まれる微細なゴミや煙草の煙、
細菌類などが付着して粒径が大きくなった水滴は、円筒
容器11の底の水8に落下する。粒径の大きな水滴が除
去されて残存した微細水滴と空気とマイナスイオンの混
合気が連気管16を通って液滴分離部Bの円筒容器21
の上部空間に接線方向から導入される。円筒容器21の
上部空間に導入された混合気は、空気放出管22の外周
に沿って旋回しながら下降し、この旋回下降時の遠心力
で混合気の中の微細なゴミなどが付着したり、或いはゴ
ミなどが付着していないものの粒径が数十μm以上の水
滴は混合気から分離されて、円筒容器21の底の水8に
落下し、ゴミなどが付着していないと思われる微細水滴
を含む混合気だけが旋回下降して、空気放出管22の下
端開口から空気放出管22内を上昇して室内に放出され
る。
【0028】以上の実施例のように、椀状の回転体1を
高速回転させて、その垂直壁3から水滴衝突面7に水滴
を噴出させて微細化すると、回転体1が小径のものであ
っても、垂直壁3の外周面の面積が大きく設定でき、こ
の面積に比例した微細水滴発生量が得られる。従って、
椀状の回転体1を使用することで、水滴の微細化が小ス
ペースで効率良く行え、回転体1への供給水量に対する
効果的な微細水滴量とマイナスイオン発生量を得ること
が可能となる。
高速回転させて、その垂直壁3から水滴衝突面7に水滴
を噴出させて微細化すると、回転体1が小径のものであ
っても、垂直壁3の外周面の面積が大きく設定でき、こ
の面積に比例した微細水滴発生量が得られる。従って、
椀状の回転体1を使用することで、水滴の微細化が小ス
ペースで効率良く行え、回転体1への供給水量に対する
効果的な微細水滴量とマイナスイオン発生量を得ること
が可能となる。
【0029】また、回転体1を上下多段に複数個設置し
ても、上下の回転体の中間位置に水ガイド板9を設置す
ることで、最上段の回転体1だけに水を供給すればよく
なって、水供給手段6が最小数で済み、給水のための循
環ポンプ15に大型で高価なものを使用する必要性がな
くなり、微細水滴発生装置全体の簡素化と小型化が可能
となる。
ても、上下の回転体の中間位置に水ガイド板9を設置す
ることで、最上段の回転体1だけに水を供給すればよく
なって、水供給手段6が最小数で済み、給水のための循
環ポンプ15に大型で高価なものを使用する必要性がな
くなり、微細水滴発生装置全体の簡素化と小型化が可能
となる。
【0030】また、水ガイド板9は、円筒容器11の内
周面を流下する空気の流れを邪魔する位置にあるが、こ
の水ガイド板9に図3(A)に示すような通気穴10’
を形成しておけば、この通気穴10’を空気が流れて円
筒容器11内での空気の流れがスムーズになる。或い
は、図3(B)に示すように、水ガイド板9を上段分割
板9aと下段分割板9bに分割し、上段分割板9aと下
段分割板9bの各々を隙間10”を持たせて交互に配置
するようにして、隙間10”に空気を流し、各分割板9
a、9bの上面に水を流下させるようにしてもよい。
周面を流下する空気の流れを邪魔する位置にあるが、こ
の水ガイド板9に図3(A)に示すような通気穴10’
を形成しておけば、この通気穴10’を空気が流れて円
筒容器11内での空気の流れがスムーズになる。或い
は、図3(B)に示すように、水ガイド板9を上段分割
板9aと下段分割板9bに分割し、上段分割板9aと下
段分割板9bの各々を隙間10”を持たせて交互に配置
するようにして、隙間10”に空気を流し、各分割板9
a、9bの上面に水を流下させるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、椀状の回転体の垂直壁
から水滴を水滴衝突面に噴出させて分裂させるので、回
転体が小径であっても垂直壁が水滴衝突量を増大させ
て、回転体への供給水量に対する微細水滴量とマイナス
イオンの発生量の増大化が可能となり、かつ、回転体の
小径化による微細水滴発生装置全体の小型化が可能とな
る。
から水滴を水滴衝突面に噴出させて分裂させるので、回
転体が小径であっても垂直壁が水滴衝突量を増大させ
て、回転体への供給水量に対する微細水滴量とマイナス
イオンの発生量の増大化が可能となり、かつ、回転体の
小径化による微細水滴発生装置全体の小型化が可能とな
る。
【0032】また、回転体を上下多段に複数個設置し、
各回転体の中間位置に水ガイド板を設置することで、最
上段の回転体だけに水を供給すればよくなり、複数の回
転体に対する水供給手段と循環ポンプの小型簡素化が図
れ、微細水滴発生装置全体の簡素化と低コスト化が可能
となり、一般家庭の屋内用微細水滴発生装置として性
能、価格共に適格なものが提供できる。
各回転体の中間位置に水ガイド板を設置することで、最
上段の回転体だけに水を供給すればよくなり、複数の回
転体に対する水供給手段と循環ポンプの小型簡素化が図
れ、微細水滴発生装置全体の簡素化と低コスト化が可能
となり、一般家庭の屋内用微細水滴発生装置として性
能、価格共に適格なものが提供できる。
【0033】また、回転体の底面を水の流れがスムーズ
になるように曲面にすると、回転体に供給された水が速
やかに回転体から放出されて水滴衝突面に高速で衝突す
るようになって、微細水滴とマイナスイオンの発生効率
を上げることができる。
になるように曲面にすると、回転体に供給された水が速
やかに回転体から放出されて水滴衝突面に高速で衝突す
るようになって、微細水滴とマイナスイオンの発生効率
を上げることができる。
【0034】更に、水ガイド板に通気手段を設けること
で、回転体と水滴衝突面の間を流れる空気、この空気の
流れに合流する微細水滴とマイナスイオンの流れがスム
ーズになって、微細水滴とマイナスイオンの発生量の安
定した信頼性の良い微細水滴発生装置が提供できる。
で、回転体と水滴衝突面の間を流れる空気、この空気の
流れに合流する微細水滴とマイナスイオンの流れがスム
ーズになって、微細水滴とマイナスイオンの発生量の安
定した信頼性の良い微細水滴発生装置が提供できる。
【図1】本発明にかかる微細水滴発生装置の一実施例を
示す断面図。
示す断面図。
【図2】図1T−T線に沿う断面図。
【図3】同図(A)は図1の微細水滴発生装置における
水ガイド板の拡大断面図、同図(B)は同水ガイド板の
変更例を示す部分斜視図。
水ガイド板の拡大断面図、同図(B)は同水ガイド板の
変更例を示す部分斜視図。
【図4】従来の微細水滴発生装置の概要を示す断面図。
【図5】他の従来の微細水滴発生装置の概略を示す断面
図。
図。
【符号の説明】 1 回転体 2 底板 m 曲面 3 垂直壁 4 水滴放出穴 5 回転軸 6 水供給手段 7 水滴衝突面 8 水 9 水ガイド板 10 通気手段
Claims (4)
- 【請求項1】 略水平な円形の底板の周縁上方に一体に
延在させた円筒状の垂直壁の複数箇所に水滴放出穴を設
けた椀状の回転体と、この回転体を支持してその中心線
を中心に回転させる回転軸と、回転体の内部に水を供給
する水供給手段と、回転体の垂直壁外周面と所定の空隙
で対向する固定された円筒形の水滴衝突面とを具備し、 水供給手段から回転する回転体内に供給された水を遠心
力で回転体の底板から垂直壁内面に流動させて水滴放出
穴から水滴衝突面に噴出させて微細化することを特徴と
する微細水滴発生装置。 - 【請求項2】 略水平な円形の底板の周縁上方に一体に
延在させた円筒状の垂直壁の複数箇所に水滴放出穴を設
けた椀状の回転体の複数個と、この複数の回転体を所定
間隔で上下多段に同軸に支持して回転体をその中心線を
中心に回転させる回転軸と、最上段の回転体の内部に水
を供給する水供給手段と、上下多段の各回転体の垂直壁
外周面と所定の空隙で対向する固定された円筒形の水滴
衝突面と、上下一対の回転体の中間位置で水滴衝突面か
ら延在して、水滴衝突面を流下する水を上下一対の回転
体の下段の回転体内に流下供給する水ガイド板を具備
し、 水供給手段から回転する最上段の回転体内に供給された
水を遠心力で回転体の垂直壁の水滴放出穴から水滴衝突
面に噴出させて衝突させ、この衝突で微細化されずに水
滴衝突面を流下する水を水ガイド板で、この水ガイド板
より下段位置に在る回転体内に流下させて再度遠心力で
水滴衝突面に衝突させることを特徴とする微細水滴発生
装置。 - 【請求項3】 上記回転体の底板の上面が、半径方向に
湾曲して底板中央部上の水を垂直壁内周面へと円滑に流
動させる曲面であることを特徴とする請求項1又は2記
載の微細水滴発生装置。 - 【請求項4】 請求項2記載の水ガイド板に、水ガイド
板の上方から下方に空気を流す通気手段を設けたことを
特徴とする微細水滴発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10966098A JPH11300135A (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | 微細水滴発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10966098A JPH11300135A (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | 微細水滴発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11300135A true JPH11300135A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14515936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10966098A Withdrawn JPH11300135A (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | 微細水滴発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11300135A (ja) |
Cited By (26)
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---|---|---|---|---|
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KR101276259B1 (ko) * | 2011-04-12 | 2013-06-20 | 주식회사 에네트 | 미세액적 기액접촉장치 |
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-
1998
- 1998-04-20 JP JP10966098A patent/JPH11300135A/ja not_active Withdrawn
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