JPH11299123A - 車両用発電機の制御回路 - Google Patents
車両用発電機の制御回路Info
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- JPH11299123A JPH11299123A JP10104819A JP10481998A JPH11299123A JP H11299123 A JPH11299123 A JP H11299123A JP 10104819 A JP10104819 A JP 10104819A JP 10481998 A JP10481998 A JP 10481998A JP H11299123 A JPH11299123 A JP H11299123A
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- switching relay
- field winding
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Landscapes
- Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多相交流発電機の界磁巻線に供給する直流電
流の制御を行う調節回路(レギュレータ)の故障が予期
せずに発生しても、運転者が特別な操作を行うことなく
そのまま運転走行を継続することができるようにする。 【解決手段】 現用および予備用の調節回路を備え、多
相交流発電機が所定値を越える回転速度にあるときに、
出力電圧が所定値に達しないことを検出したときには切
換リレーを駆動して予備用の調節回路に自動的に切換え
る。切換えが行われると異常表示が点灯して、運転者が
これを認識することができる。 【効果】 路上故障発生の可能性をきわめて小さくする
ことができる。
流の制御を行う調節回路(レギュレータ)の故障が予期
せずに発生しても、運転者が特別な操作を行うことなく
そのまま運転走行を継続することができるようにする。 【解決手段】 現用および予備用の調節回路を備え、多
相交流発電機が所定値を越える回転速度にあるときに、
出力電圧が所定値に達しないことを検出したときには切
換リレーを駆動して予備用の調節回路に自動的に切換え
る。切換えが行われると異常表示が点灯して、運転者が
これを認識することができる。 【効果】 路上故障発生の可能性をきわめて小さくする
ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車に利用する。
本発明は、車両用交流発電機の制御回路の改良に関す
る。
本発明は、車両用交流発電機の制御回路の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車には必要な電源電流を供給するた
め、また電池を充電するために、走行用の内燃機関で駆
動される多相交流発電機およびその交流発電機の出力を
直流に変換する整流器を備えている。この交流発電機は
車両の走行状態にしたがってその駆動回転速度がはげし
く変化するが、その交流発電機の出力を整流して電池に
接続された状態で、その直流電圧はほぼ一定に維持され
ることが望ましい。このためこの直流電圧がほぼ一定に
なるように、交流発電機の界磁電圧(あるいは電流)を
制御する調節回路(レギュレータ)を備えている。
め、また電池を充電するために、走行用の内燃機関で駆
動される多相交流発電機およびその交流発電機の出力を
直流に変換する整流器を備えている。この交流発電機は
車両の走行状態にしたがってその駆動回転速度がはげし
く変化するが、その交流発電機の出力を整流して電池に
接続された状態で、その直流電圧はほぼ一定に維持され
ることが望ましい。このためこの直流電圧がほぼ一定に
なるように、交流発電機の界磁電圧(あるいは電流)を
制御する調節回路(レギュレータ)を備えている。
【0003】従来から、この調節回路に異常が発生した
ときには、運転席に警報を発生するとともに、交流発電
機の動作を停止させる、あるいは出力電流を低減させる
などの制御装置が知られている(特開平5−34479
7号公報)。
ときには、運転席に警報を発生するとともに、交流発電
機の動作を停止させる、あるいは出力電流を低減させる
などの制御装置が知られている(特開平5−34479
7号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】交流発電機の界磁電圧
を制御する調節回路には、トランジスタおよびダイオー
ドあるいは集積回路などの半導体素子が広く利用される
ようになった。半導体素子は、機械的に静的であり長期
間にわたり変動の少ない安定な動作を期待することがで
きるし、またその寿命は一般に車両の寿命を越えるもの
であり、めったに交換を必要とすることにはならない。
しかし、その故障は皆無ではなく、故障が発生するとき
には、その故障を予見することがほとんど不可能であ
る。そして、かりに故障が発生しても、素子の外見には
原則として変化がないから、外部から目視によりその故
障を見分けて、それを修理または交換することがほとん
ど不可能である。このため、交流発電機の調節回路に設
けられた半導体素子の故障は、それがきわめて稀なこと
ではあっても、車両が長時間路上で動けなくなる路上故
障の原因となる。
を制御する調節回路には、トランジスタおよびダイオー
ドあるいは集積回路などの半導体素子が広く利用される
ようになった。半導体素子は、機械的に静的であり長期
間にわたり変動の少ない安定な動作を期待することがで
きるし、またその寿命は一般に車両の寿命を越えるもの
であり、めったに交換を必要とすることにはならない。
しかし、その故障は皆無ではなく、故障が発生するとき
には、その故障を予見することがほとんど不可能であ
る。そして、かりに故障が発生しても、素子の外見には
原則として変化がないから、外部から目視によりその故
障を見分けて、それを修理または交換することがほとん
ど不可能である。このため、交流発電機の調節回路に設
けられた半導体素子の故障は、それがきわめて稀なこと
ではあっても、車両が長時間路上で動けなくなる路上故
障の原因となる。
【0005】近年、自動車の多数の部品の信頼性はきわ
めて高くなった。そして自動車が路上故障するような事
態はほとんどなくなったことから、この交流発電機の調
節回路の半導体部品に起因するものが路上故障の原因と
して目立つことになった。
めて高くなった。そして自動車が路上故障するような事
態はほとんどなくなったことから、この交流発電機の調
節回路の半導体部品に起因するものが路上故障の原因と
して目立つことになった。
【0006】また、交流発電機の界磁電圧を制御する調
節回路の故障は、上記した半導体素子の故障のほかに
も、さらに稀ではあるが、端子のゆるみ、配線切れなど
を原因として発生することがある。このような原因は、
いったん発生しても原因不明のまま自然に修復すること
がある。そのような状態ではふたたび故障となる可能性
が高い。またそのように自然に修復する故障は、発生し
ても運転者が故障のあった事実に気付かないことがあ
り、あるいは運転者が故障のあった事実を忘れてしまう
ことがある。このような自然に修復してしまった故障に
対しては、運転者が故障発生を確実に認識して、設備の
整った車両基地や修理工場で適切な検査や修理を行うこ
とが必要である。
節回路の故障は、上記した半導体素子の故障のほかに
も、さらに稀ではあるが、端子のゆるみ、配線切れなど
を原因として発生することがある。このような原因は、
いったん発生しても原因不明のまま自然に修復すること
がある。そのような状態ではふたたび故障となる可能性
が高い。またそのように自然に修復する故障は、発生し
ても運転者が故障のあった事実に気付かないことがあ
り、あるいは運転者が故障のあった事実を忘れてしまう
ことがある。このような自然に修復してしまった故障に
対しては、運転者が故障発生を確実に認識して、設備の
整った車両基地や修理工場で適切な検査や修理を行うこ
とが必要である。
【0007】本発明はこのような背景に行われたもので
あって、交流発電機の調節回路の故障が予期せずに発生
しても、それが直接路上故障とはならない装置を提供す
ることを目的とする。本発明は、交流発電機の調節回路
の故障が発生しても、運転者が特別な操作を行う必要な
く、そのまま運転走行を継続することができる装置を提
供することを目的とする。しかも本発明は、交流発電機
の調節回路に故障が発生したときには、運転者がその故
障発生の履歴を確実に認識して、忘れることなく検査や
修理を申し出ることができる装置を提供することを目的
とする。
あって、交流発電機の調節回路の故障が予期せずに発生
しても、それが直接路上故障とはならない装置を提供す
ることを目的とする。本発明は、交流発電機の調節回路
の故障が発生しても、運転者が特別な操作を行う必要な
く、そのまま運転走行を継続することができる装置を提
供することを目的とする。しかも本発明は、交流発電機
の調節回路に故障が発生したときには、運転者がその故
障発生の履歴を確実に認識して、忘れることなく検査や
修理を申し出ることができる装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両用多相交
流発電機に界磁電流を供給する調節回路に故障が発生し
たときに、予備用の調節回路への自動切換えを行い、そ
のまま車両の運転走行を継続できるようにすることを特
徴とする。
流発電機に界磁電流を供給する調節回路に故障が発生し
たときに、予備用の調節回路への自動切換えを行い、そ
のまま車両の運転走行を継続できるようにすることを特
徴とする。
【0009】すなわち、本発明は、多相交流発電機の界
磁巻線に供給する直流電流を制御する第一の調節回路を
備えた車両用発電機の制御回路において、同じく前記多
相交流発電機の界磁巻線に供給する直流電流を制御する
第二の調節回路を前記第一の調節回路とは別に設け、こ
の第一の調節回路を前記界磁巻線から切離し前記第二の
調節回路をその界磁巻線に接続する切換リレーと、前記
発電機について所定値を越える回転速度があるときに出
力電圧が所定値に達しないことを検出する第一の検出回
路と、この第一の検出回路に検出出力が発生したときに
前記切換リレーを駆動する駆動回路とを備えたことを特
徴とする。
磁巻線に供給する直流電流を制御する第一の調節回路を
備えた車両用発電機の制御回路において、同じく前記多
相交流発電機の界磁巻線に供給する直流電流を制御する
第二の調節回路を前記第一の調節回路とは別に設け、こ
の第一の調節回路を前記界磁巻線から切離し前記第二の
調節回路をその界磁巻線に接続する切換リレーと、前記
発電機について所定値を越える回転速度があるときに出
力電圧が所定値に達しないことを検出する第一の検出回
路と、この第一の検出回路に検出出力が発生したときに
前記切換リレーを駆動する駆動回路とを備えたことを特
徴とする。
【0010】前記発電機の出力電圧に所定時間を越えて
過電圧が発生したことを検出する第二の検出回路を備
え、前記駆動回路はこの第二の検出回路の検出出力が発
生したときに前記第一の検出回路に検出出力が発生して
いなくとも前記切換リレーを駆動する手段を含む構造と
することができる。
過電圧が発生したことを検出する第二の検出回路を備
え、前記駆動回路はこの第二の検出回路の検出出力が発
生したときに前記第一の検出回路に検出出力が発生して
いなくとも前記切換リレーを駆動する手段を含む構造と
することができる。
【0011】また、前記第二の調節回路が前記界磁巻線
に接続されているときに点灯する警報表示ランプを備
え、前記駆動回路は、いったん切換リレーを駆動した後
はその原因となった検出回路の出力が消滅しても、エン
ジン・キースイッチがオフになるまで切換リレーの駆動
状態を保持する保持回路を備えることが望ましい。
に接続されているときに点灯する警報表示ランプを備
え、前記駆動回路は、いったん切換リレーを駆動した後
はその原因となった検出回路の出力が消滅しても、エン
ジン・キースイッチがオフになるまで切換リレーの駆動
状態を保持する保持回路を備えることが望ましい。
【0012】多相交流発電機が所定値を越える正常な回
転速度で回転している状態で、第一の検出回路により多
相交流発電機の出力電圧が所定値に達していないことが
検出されたときには、現用の第一の調節回路による多相
交流発電機の界磁巻線への直流電流供給の制御が正常に
行われていないことが主要な原因であり、第一の検出回
路は駆動回路を起動し切換リレーを動作させて、第一の
調節回路とは別に設けた予備用の第二の調節回路に多相
交流発電機の界磁巻線を切換え接続する。
転速度で回転している状態で、第一の検出回路により多
相交流発電機の出力電圧が所定値に達していないことが
検出されたときには、現用の第一の調節回路による多相
交流発電機の界磁巻線への直流電流供給の制御が正常に
行われていないことが主要な原因であり、第一の検出回
路は駆動回路を起動し切換リレーを動作させて、第一の
調節回路とは別に設けた予備用の第二の調節回路に多相
交流発電機の界磁巻線を切換え接続する。
【0013】また、第二の検出回路により多相交流発電
機の出力電圧が所定時間を越える過電圧が検出されたと
きも、同様に、第一の調節回路による界磁巻線への直流
電流供給制御が正常に行われていない可能性があるの
で、第二の検出回路は駆動回路を起動し切換リレーを動
作させ第二の調節回路に界磁巻線を切換え接続する。
機の出力電圧が所定時間を越える過電圧が検出されたと
きも、同様に、第一の調節回路による界磁巻線への直流
電流供給制御が正常に行われていない可能性があるの
で、第二の検出回路は駆動回路を起動し切換リレーを動
作させ第二の調節回路に界磁巻線を切換え接続する。
【0014】第一の調節回路から第二の調節回路への切
換えが行われたときには、運転者に異常状態にあること
を認識させるために警報表示ランプを点灯する。
換えが行われたときには、運転者に異常状態にあること
を認識させるために警報表示ランプを点灯する。
【0015】駆動回路が第一の検出回路または第二の検
出回路の検出出力によりいったん切換リレーを駆動した
ときは、多相交流発電機の出力電圧の低下または過電圧
の状態がその後に検出されなくても、原因不明のまま修
復した状態であって再発の可能性があるので、保持回路
を起動して切換リレーの駆動状態をそのまま維持する。
この保持回路は、エンジン・キースイッチがオフされる
まで維持される。
出回路の検出出力によりいったん切換リレーを駆動した
ときは、多相交流発電機の出力電圧の低下または過電圧
の状態がその後に検出されなくても、原因不明のまま修
復した状態であって再発の可能性があるので、保持回路
を起動して切換リレーの駆動状態をそのまま維持する。
この保持回路は、エンジン・キースイッチがオフされる
まで維持される。
【0016】このように、調節回路に異常が発生したと
きに、切換え動作が自動的に行われることにより、調節
回路の故障が予期せずに発生しても、運転者が特別な操
作を行うことなく、そのまま車両の運転走行を継続する
ことができる。これにより、調節回路の故障が原因で路
上故障となってしまうことを回避することができる。さ
らに、警報表示ランプの点灯が自動的に行われるので、
運転者がその故障発生の履歴を確実に認識することがで
き、車両基地や修理工場で検査あるいは修理の申告を忘
れることなく行うことができる。
きに、切換え動作が自動的に行われることにより、調節
回路の故障が予期せずに発生しても、運転者が特別な操
作を行うことなく、そのまま車両の運転走行を継続する
ことができる。これにより、調節回路の故障が原因で路
上故障となってしまうことを回避することができる。さ
らに、警報表示ランプの点灯が自動的に行われるので、
運転者がその故障発生の履歴を確実に認識することがで
き、車両基地や修理工場で検査あるいは修理の申告を忘
れることなく行うことができる。
【0017】
【0018】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明実施例の要部の構成を示すブロック図
である。
る。図1は本発明実施例の要部の構成を示すブロック図
である。
【0019】本発明実施例は、多相交流発電機3の界磁
巻線4に供給する直流電流を制御する第一の調節回路1
が備えられ、同様に多相交流発電機3の界磁巻線4に供
給する直流電流を制御する第二の調節回路2が前記第一
の調節回路1とは別に設けられる。そして、この第一の
調節回路1を界磁巻線4から切離し第二の調節回路2を
その界磁巻線4に接続する切換リレー5と、多相交流発
電機3について所定値を越える回転速度があるときに出
力電圧が所定値に達しないことを検出する第一の検出回
路11と、この第一の検出回路11に検出出力が発生し
たときに切換リレー5を駆動する駆動回路6とを備え
る。さらに、多相交流発電機3の出力電圧に所定時間を
越えて過電圧が発生したことを検出する第二の検出回路
12を備える。さらに、第二の調節回路2が界磁巻線4
に接続されているときに点灯する警報表示ランプ7と、
多相交流発電機3の回転速度を検出する回転速度検出手
段8と、多相交流発電機3の発電状態を検出する発電検
出手段9とが備えられる。
巻線4に供給する直流電流を制御する第一の調節回路1
が備えられ、同様に多相交流発電機3の界磁巻線4に供
給する直流電流を制御する第二の調節回路2が前記第一
の調節回路1とは別に設けられる。そして、この第一の
調節回路1を界磁巻線4から切離し第二の調節回路2を
その界磁巻線4に接続する切換リレー5と、多相交流発
電機3について所定値を越える回転速度があるときに出
力電圧が所定値に達しないことを検出する第一の検出回
路11と、この第一の検出回路11に検出出力が発生し
たときに切換リレー5を駆動する駆動回路6とを備え
る。さらに、多相交流発電機3の出力電圧に所定時間を
越えて過電圧が発生したことを検出する第二の検出回路
12を備える。さらに、第二の調節回路2が界磁巻線4
に接続されているときに点灯する警報表示ランプ7と、
多相交流発電機3の回転速度を検出する回転速度検出手
段8と、多相交流発電機3の発電状態を検出する発電検
出手段9とが備えられる。
【0020】駆動回路6には、第二の検出回路12の検
出出力が発生したときに切換リレー5を駆動する手段
と、いったん切換リレー5を駆動した後はその原因とな
った第一の検出回路11または第二の検出回路12の出
力が消滅しても、エンジン・キースイッチ10がオフに
なるまで切換えリレー5の駆動状態を保持する保持回路
とが含まれる。
出出力が発生したときに切換リレー5を駆動する手段
と、いったん切換リレー5を駆動した後はその原因とな
った第一の検出回路11または第二の検出回路12の出
力が消滅しても、エンジン・キースイッチ10がオフに
なるまで切換えリレー5の駆動状態を保持する保持回路
とが含まれる。
【0021】次に、このように構成された本発明実施例
の動作について説明する。図2は本発明実施例の動作を
説明する図である。
の動作について説明する。図2は本発明実施例の動作を
説明する図である。
【0022】通常時は切換リレー5のリレー・スイッチ
5aは図1に示す実線の位置にあって、多相交流発電機
3の界磁巻線4は第一の調節回路1に接続された状態に
あり、この第一の調節回路1によりバッテリ13から多
相交流発電機3の界磁巻線4に供給される直流電流が制
御される。
5aは図1に示す実線の位置にあって、多相交流発電機
3の界磁巻線4は第一の調節回路1に接続された状態に
あり、この第一の調節回路1によりバッテリ13から多
相交流発電機3の界磁巻線4に供給される直流電流が制
御される。
【0023】エンジンが停止状態にあるときには、エン
ジン・キースイッチ10はオフ状態にあり、油圧スイッ
チ14はオフ状態にあり、発電検出手段9により検出さ
れるN(ニュートラル)端子電圧が零であり、かつB
(バッテリ)端子電圧が零を示していれば、第一の調節
回路1は正常な停止状態にある。このとき、エンジン・
キースイッチ10が操作されてオン状態になると、油圧
スイッチ14はオフ状態にあるので、油圧表示ランプリ
レー15はノーマリオンの状態にあって油圧表示ランプ
16は点灯する。
ジン・キースイッチ10はオフ状態にあり、油圧スイッ
チ14はオフ状態にあり、発電検出手段9により検出さ
れるN(ニュートラル)端子電圧が零であり、かつB
(バッテリ)端子電圧が零を示していれば、第一の調節
回路1は正常な停止状態にある。このとき、エンジン・
キースイッチ10が操作されてオン状態になると、油圧
スイッチ14はオフ状態にあるので、油圧表示ランプリ
レー15はノーマリオンの状態にあって油圧表示ランプ
16は点灯する。
【0024】エンジン・キースイッチ10が始動に操作
されると、図外の接続によりエンジンが起動し油圧スイ
ッチ14がオン状態となる。これにともなって油圧が正
常値まで上昇すると、油圧表示ランプリレー15はオフ
状態となって油圧表示ランプ16は滅灯する。エンジン
が起動すると回転速度検出手段8により多相交流発電機
3の回転速度の検出が行われ、その検出出力が所定値を
越える回転速度を示しているときに、発電検出手段9に
より多相交流発電機3の出力を示すN端子電圧が所定値
以上であることが検出され、かつ第二の検出回路12に
よりB端子に例えば32Vを越える電圧が2秒以上継続
するような過電圧が検出されなければ、第一の調節回路
1は正常であるとされ、駆動回路6による切換リレー5
の切換え動作は行わずに、そのまま第一の調節回路1に
よる電流供給制御を行う。
されると、図外の接続によりエンジンが起動し油圧スイ
ッチ14がオン状態となる。これにともなって油圧が正
常値まで上昇すると、油圧表示ランプリレー15はオフ
状態となって油圧表示ランプ16は滅灯する。エンジン
が起動すると回転速度検出手段8により多相交流発電機
3の回転速度の検出が行われ、その検出出力が所定値を
越える回転速度を示しているときに、発電検出手段9に
より多相交流発電機3の出力を示すN端子電圧が所定値
以上であることが検出され、かつ第二の検出回路12に
よりB端子に例えば32Vを越える電圧が2秒以上継続
するような過電圧が検出されなければ、第一の調節回路
1は正常であるとされ、駆動回路6による切換リレー5
の切換え動作は行わずに、そのまま第一の調節回路1に
よる電流供給制御を行う。
【0025】エンジンが回転状態にあって油圧スイッチ
14がオン状態となり、回転速度検出手段8により多相
交流発電機3の回転速度が所定値を越えていることが検
出されているときに、第一の検出回路11により多相交
流発電機3のB端子に示される出力電圧が零または9V
以下で2秒以上連続するような所定値以下の出力電圧が
検出されたときには、第一の調節回路1は異常状態にあ
るので、駆動回路6が切換リレー5を駆動しリレー・ス
イッチ5aを図1の破線で示す位置に切換え、多相交流
発電機3の界磁巻線4との接続を第二の調節回路2に切
換える。このような多相交流発電機3の出力電圧が所定
値に達しない状態が発生したときには、発電検出手段9
により橙色の異常表示ランプ17を点灯して無発電状態
にあることを表示するとともに、第一の調節回路1に異
常が発生し第二の調節回路2に切換えられた状態にある
ことを赤色の警報表示ランプ7を運転席に点灯して表示
する。
14がオン状態となり、回転速度検出手段8により多相
交流発電機3の回転速度が所定値を越えていることが検
出されているときに、第一の検出回路11により多相交
流発電機3のB端子に示される出力電圧が零または9V
以下で2秒以上連続するような所定値以下の出力電圧が
検出されたときには、第一の調節回路1は異常状態にあ
るので、駆動回路6が切換リレー5を駆動しリレー・ス
イッチ5aを図1の破線で示す位置に切換え、多相交流
発電機3の界磁巻線4との接続を第二の調節回路2に切
換える。このような多相交流発電機3の出力電圧が所定
値に達しない状態が発生したときには、発電検出手段9
により橙色の異常表示ランプ17を点灯して無発電状態
にあることを表示するとともに、第一の調節回路1に異
常が発生し第二の調節回路2に切換えられた状態にある
ことを赤色の警報表示ランプ7を運転席に点灯して表示
する。
【0026】駆動回路6は内部に保持回路を備えてい
て、いったん切換リレー5を駆動した後は、その原因と
なった第一の検出回路11(または第二の検出回路1
2)の出力が消滅しても、原因不明のまま修復したもの
で再発する可能性があるので、エンジン・キースイッチ
10がオフされるまで切換リレー5の駆動状態を保持す
る。
て、いったん切換リレー5を駆動した後は、その原因と
なった第一の検出回路11(または第二の検出回路1
2)の出力が消滅しても、原因不明のまま修復したもの
で再発する可能性があるので、エンジン・キースイッチ
10がオフされるまで切換リレー5の駆動状態を保持す
る。
【0027】また、エンジンが起動されて油圧スイッチ
14がオン状態にあり、回転速度検出手段8により多相
交流発電機3の回転速度が所定値を越えて正常な回転状
態にあることが検出されているときに、第二の検出回路
12が多相交流発電機3のB端子に示される出力電圧
が、例えば32Vを越えそれが2秒以上継続するような
過電圧を検出したときも、第一の調節回路1に異常が発
生している可能性があるので、駆動回路6が切換リレー
5を駆動しリレー・スイッチ5aを図1の破線で示す位
置に切換え、多相交流発電機3の界磁巻線4を第二の調
節回路2に切換え接続する。この切換えにより赤色の警
報表示ランプ7を点灯し、過電圧発生により第二の調節
回路2に切換えた状態にあることを表示する。
14がオン状態にあり、回転速度検出手段8により多相
交流発電機3の回転速度が所定値を越えて正常な回転状
態にあることが検出されているときに、第二の検出回路
12が多相交流発電機3のB端子に示される出力電圧
が、例えば32Vを越えそれが2秒以上継続するような
過電圧を検出したときも、第一の調節回路1に異常が発
生している可能性があるので、駆動回路6が切換リレー
5を駆動しリレー・スイッチ5aを図1の破線で示す位
置に切換え、多相交流発電機3の界磁巻線4を第二の調
節回路2に切換え接続する。この切換えにより赤色の警
報表示ランプ7を点灯し、過電圧発生により第二の調節
回路2に切換えた状態にあることを表示する。
【0028】この場合も、駆動回路6は、いったん切換
リレー5を駆動した後は、その原因となった第二の検出
回路12(または第一の検出回路11)の出力が消滅し
ても、エンジン・キースイッチ10がオフされるまで切
換リレー5の駆動状態を保持する。
リレー5を駆動した後は、その原因となった第二の検出
回路12(または第一の検出回路11)の出力が消滅し
ても、エンジン・キースイッチ10がオフされるまで切
換リレー5の駆動状態を保持する。
【0029】このような一連の動作は、運転者の操作に
よらずすべて自動的に行われるから、運転者は特別に意
識することなく運転をそのまま継続することができる。
また、調節回路が第二の調節回路に切換えられたときに
は、ランプが点灯することにより運転者が認識すること
ができるから、適切に修理点検の申告を行うことがで
き、第一の調節回路が故障したまま長い時間にわたり走
行を続けることが回避される。
よらずすべて自動的に行われるから、運転者は特別に意
識することなく運転をそのまま継続することができる。
また、調節回路が第二の調節回路に切換えられたときに
は、ランプが点灯することにより運転者が認識すること
ができるから、適切に修理点検の申告を行うことがで
き、第一の調節回路が故障したまま長い時間にわたり走
行を続けることが回避される。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
相交流発電機の界磁巻線に供給する直流電流の制御を行
う調節回路に予期せぬ故障が発生しても、運転者が特別
な操作を行うことなく、そのまま車両の運行を継続させ
ることができ、それが原因して路上故障になるようなこ
とを回避することができる。さらに、調節回路の故障発
生の履歴を運転者に確実に認識させることができ、運転
者の申告により、設備の整った車両基地あるいは修理工
場で適切な検査や修理を行わせることができる。
相交流発電機の界磁巻線に供給する直流電流の制御を行
う調節回路に予期せぬ故障が発生しても、運転者が特別
な操作を行うことなく、そのまま車両の運行を継続させ
ることができ、それが原因して路上故障になるようなこ
とを回避することができる。さらに、調節回路の故障発
生の履歴を運転者に確実に認識させることができ、運転
者の申告により、設備の整った車両基地あるいは修理工
場で適切な検査や修理を行わせることができる。
【図1】本発明実施例の要部の構成を示すブロック図。
【図2】本発明実施例の動作を説明する図。
1 第一の調節回路 2 第二の調節回路 3 多相交流発電機 4 界磁巻線 5 切換リレー 5a リレー・スイッチ 6 駆動回路 7 警報表示ランプ 8 回転速度検出手段 9 発電検出手段 10 エンジン・キースイッチ 11 第一の検出回路 12 第二の検出回路 13 バッテリ 14 油圧スイッチ 15 油圧表示ランプリレー 16 油圧表示ランプ 17 異常表示ランプ
Claims (4)
- 【請求項1】 多相交流発電機の界磁巻線に供給する直
流電流を制御する第一の調節回路を備えた車両用発電機
の制御回路において、 前記多相交流発電機の界磁巻線に供給する直流電流を制
御する第二の調節回路を前記第一の調節回路とは別に設
け、前記第一の調節回路を前記界磁巻線から切離し前記
第二の調節回路をその界磁巻線に接続する切換リレー
と、前記発電機について所定値を越える回転速度がある
ときに出力電圧が所定値に達しないことを検出する第一
の検出回路と、この第一の検出回路に検出出力が発生し
たときに前記切換リレーを駆動する駆動回路とを備えた
ことを特徴とする車両用発電機の制御回路。 - 【請求項2】 前記発電機の出力電圧に所定時間を越え
て過電圧が発生したことを検出する第二の検出回路を備
え、前記駆動回路はこの第二の検出回路の検出出力が発
生したときに前記切換リレーを駆動する手段を含む請求
項1記載の車両用発電機の制御回路。 - 【請求項3】 前記第二の調節回路が前記界磁巻線に接
続されているときに点灯する警報表示ランプを備えた請
求項2記載の車両用発電機の制御回路。 - 【請求項4】 前記駆動回路は、いったん切換リレーを
駆動した後はその原因となった検出回路の出力が消滅し
ても、エンジン・キースイッチがオフになるまで切換リ
レーの駆動状態を保持する保持回路を備えた請求項1ま
たは3記載の車両用発電機の制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10104819A JPH11299123A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 車両用発電機の制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10104819A JPH11299123A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 車両用発電機の制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11299123A true JPH11299123A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14391020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10104819A Pending JPH11299123A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 車両用発電機の制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11299123A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2825852A1 (fr) * | 2001-06-07 | 2002-12-13 | Mitsubishi Electric Corp | Systeme de commande de moteur a combustion interne pour vehicule et procede de commande associe |
US7215034B2 (en) | 2004-08-20 | 2007-05-08 | Hitachi, Ltd. | Power supply system for vehicle |
US7259470B2 (en) | 2003-10-28 | 2007-08-21 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Power control device for vehicle |
-
1998
- 1998-04-15 JP JP10104819A patent/JPH11299123A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2825852A1 (fr) * | 2001-06-07 | 2002-12-13 | Mitsubishi Electric Corp | Systeme de commande de moteur a combustion interne pour vehicule et procede de commande associe |
US6975046B2 (en) | 2001-06-07 | 2005-12-13 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Internal combustion engine control system for vehicle and control method thereof |
US7259470B2 (en) | 2003-10-28 | 2007-08-21 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Power control device for vehicle |
US7215034B2 (en) | 2004-08-20 | 2007-05-08 | Hitachi, Ltd. | Power supply system for vehicle |
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