JPH11298420A - Wllシステムにおける信号伝送方式 - Google Patents
Wllシステムにおける信号伝送方式Info
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- JPH11298420A JPH11298420A JP11139498A JP11139498A JPH11298420A JP H11298420 A JPH11298420 A JP H11298420A JP 11139498 A JP11139498 A JP 11139498A JP 11139498 A JP11139498 A JP 11139498A JP H11298420 A JPH11298420 A JP H11298420A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- unit
- modulation
- transmission
- voice
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
- Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 通話路の信号の種類によって最適な伝送レー
トを選択することができ非常に高効率、高品質の通話路
を、従来の通信プロトコルに影響を与えることがないW
LLシステムにおける信号伝送方式を提供する。 【解決手段】 伝送部(106、202)は、FAX信号やモデ
ム信号等と音声信号とを通信路が確保されてから通信路
の信号を監視することで区別判定し、判定結果に基づい
てADPCM音声コーデック(101、201)をスルーにするか否
かを決定し、また変復調部(103、203)では音声信号以外
の時は、変調を多値化して伝送する。また、多値化によ
る受信感度劣化を避けるために、必要な部分のみを多値
化伝送し、受信感度劣化を極力抑えるようにする。
トを選択することができ非常に高効率、高品質の通話路
を、従来の通信プロトコルに影響を与えることがないW
LLシステムにおける信号伝送方式を提供する。 【解決手段】 伝送部(106、202)は、FAX信号やモデ
ム信号等と音声信号とを通信路が確保されてから通信路
の信号を監視することで区別判定し、判定結果に基づい
てADPCM音声コーデック(101、201)をスルーにするか否
かを決定し、また変復調部(103、203)では音声信号以外
の時は、変調を多値化して伝送する。また、多値化によ
る受信感度劣化を避けるために、必要な部分のみを多値
化伝送し、受信感度劣化を極力抑えるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有線電話網を半固定
の無線網で実現するWLLシステムにおける信号伝送方
式に関し、特にアナログの加入者線信号がFAX信号や
モデム等の通信信号なのか、または音声信号なのかを判
別し、FAX信号やモデム等の通信信号ならば音声符号
化による信号劣化を最小限にくい止めるようにして高品
質のFAX伝送または、モデム通信を可能とするもので
ある。
の無線網で実現するWLLシステムにおける信号伝送方
式に関し、特にアナログの加入者線信号がFAX信号や
モデム等の通信信号なのか、または音声信号なのかを判
別し、FAX信号やモデム等の通信信号ならば音声符号
化による信号劣化を最小限にくい止めるようにして高品
質のFAX伝送または、モデム通信を可能とするもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の構成例を示している。WL
Lシステムは効率良く通信チャネルをアサインするため
に、音声コーデックとして有線で一般的なITU−T勧
告G711で規定される64KBPS音声コーデックでA/D変
換されたディジタルデータを更にG721またはG726に基
づいて32KBPSに情報圧縮して(以降ADPCMと略す。)伝
送するのが一般的である。システムによっては更に効率
よくするために、ADPCM方式よりも情報圧縮率の高いコ
ーデックを用いる場合もあり、8KBPS以下の伝送レート
を実現した例もある。
Lシステムは効率良く通信チャネルをアサインするため
に、音声コーデックとして有線で一般的なITU−T勧
告G711で規定される64KBPS音声コーデックでA/D変
換されたディジタルデータを更にG721またはG726に基
づいて32KBPSに情報圧縮して(以降ADPCMと略す。)伝
送するのが一般的である。システムによっては更に効率
よくするために、ADPCM方式よりも情報圧縮率の高いコ
ーデックを用いる場合もあり、8KBPS以下の伝送レート
を実現した例もある。
【0003】ADPCM方式は比較的情報圧縮率も低いので
音声信号では聴感上64KBPSコーデックと遜色無い通話品
質を得られる。また、ビットの誤りに弱いADPCMであっ
ても、半固定網で使うことを想定したWLLシステムで
は無線区間の誤りが比較的少なく、音声通話に限れば通
話品質の高い効率的な通信システムを提供できた。
音声信号では聴感上64KBPSコーデックと遜色無い通話品
質を得られる。また、ビットの誤りに弱いADPCMであっ
ても、半固定網で使うことを想定したWLLシステムで
は無線区間の誤りが比較的少なく、音声通話に限れば通
話品質の高い効率的な通信システムを提供できた。
【0004】基地局設備300はADPCM部で64Kと32Kの変
換を行ない、伝送部106で、これらディジタル化された
音声信号を無線で伝送するためにフレーム同期信号の付
与等所望の伝送フォーマットに変換され、変復調部107
にて無線部で伝送するためのベースバンド信号に変換さ
れる。無線部104では得られたベースバンド信号を無線
部104で変調し無線信号として周波数変換、増幅等を行
ない電波として端末設備400に送信される。このシステ
ムは双方向システムであり端末設備400から到来する無
線信号を復調し伝送部106で音声データ部のみが抽出さ
れADPCMで圧縮された信号を再び64KBPSの信号に戻す動
作も同時に行なわれている。
換を行ない、伝送部106で、これらディジタル化された
音声信号を無線で伝送するためにフレーム同期信号の付
与等所望の伝送フォーマットに変換され、変復調部107
にて無線部で伝送するためのベースバンド信号に変換さ
れる。無線部104では得られたベースバンド信号を無線
部104で変調し無線信号として周波数変換、増幅等を行
ない電波として端末設備400に送信される。このシステ
ムは双方向システムであり端末設備400から到来する無
線信号を復調し伝送部106で音声データ部のみが抽出さ
れADPCMで圧縮された信号を再び64KBPSの信号に戻す動
作も同時に行なわれている。
【0005】端末設備400は基地局設備と同じく、無線
部204と、変復調部207と、伝送部206と、ADPCM部201及
び、電話加入者とのインタフェースすなわち、勧告G71
1A/D、D/A変換部、リンガー回路、直流電圧給電
部、ハイブリッド回路等を持つ加入者I/F部205とか
ら構成され、このI/F部205には2wireの電話機やF
AXが接続できるようになっている。
部204と、変復調部207と、伝送部206と、ADPCM部201及
び、電話加入者とのインタフェースすなわち、勧告G71
1A/D、D/A変換部、リンガー回路、直流電圧給電
部、ハイブリッド回路等を持つ加入者I/F部205とか
ら構成され、このI/F部205には2wireの電話機やF
AXが接続できるようになっている。
【0006】図3はTDMA方式で伝送する場合の基地局設
備と端末設備の無線区間の伝送フォーマットを示した例
である。詳細は例えば日本のPHS(Personal Handy p
honeSystem)のRCR STD-28を参照されたい。
備と端末設備の無線区間の伝送フォーマットを示した例
である。詳細は例えば日本のPHS(Personal Handy p
honeSystem)のRCR STD-28を参照されたい。
【0007】図3中のスロットの信号フォーマットの略
語の意味を以下に示す表1に基づいて説明する。尚、こ
れはトラフィックチャネル(Tch)の例で、制御チャ
ネルでは別の信号フォーマットとなっている。
語の意味を以下に示す表1に基づいて説明する。尚、こ
れはトラフィックチャネル(Tch)の例で、制御チャ
ネルでは別の信号フォーマットとなっている。
【0008】
【表1】
【0009】RCR STD-28では無線区間の伝送はπ/4シ
フトDQPSKという4相の位相変調が用いられておりデー
タ列2ビットを1シンボルとして4つの位相変化に割り
当てて伝送している。図4に位相の割り当てを示す。
フトDQPSKという4相の位相変調が用いられておりデー
タ列2ビットを1シンボルとして4つの位相変化に割り
当てて伝送している。図4に位相の割り当てを示す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のWLLシステムでは、音声通信程度では通話品質に
遜色は無いが、FAX等の利用可能な通話路帯域をでき
る限り広く使おうとする場合、量子化ノイズか伝送路に
影響を与え、伝送レートか低下したり、伝送信号が誤り
画像データが乱れたりする場合がある。特にWLLシス
テムでは端末設備間の通信は必ずADPCMが2リンク必要
となって、より量子化ノイズの影響を受けやすくなる。
来のWLLシステムでは、音声通信程度では通話品質に
遜色は無いが、FAX等の利用可能な通話路帯域をでき
る限り広く使おうとする場合、量子化ノイズか伝送路に
影響を与え、伝送レートか低下したり、伝送信号が誤り
画像データが乱れたりする場合がある。特にWLLシス
テムでは端末設備間の通信は必ずADPCMが2リンク必要
となって、より量子化ノイズの影響を受けやすくなる。
【0011】無線区間がTDMA方式で伝送されている場
合、FAX伝送時は複数スロットを使用し、伝送レート
を上げる方法もあるが、伝送されようとしている信号が
FAX信号であるか否かは、通信路がアサインされてか
らでないと分からない。従って複数スロットを通話路が
割り当てられてから追加で確保するのはプロトコル上極
めて困難を伴う。また、従来のプロトコルに大幅な変更
を伴う。特にWLLシステムで公衆網とのインタフェー
スがアナログの場合は通信路がアサインされる前にFA
Xなのか音声なのかを知ることはできない。
合、FAX伝送時は複数スロットを使用し、伝送レート
を上げる方法もあるが、伝送されようとしている信号が
FAX信号であるか否かは、通信路がアサインされてか
らでないと分からない。従って複数スロットを通話路が
割り当てられてから追加で確保するのはプロトコル上極
めて困難を伴う。また、従来のプロトコルに大幅な変更
を伴う。特にWLLシステムで公衆網とのインタフェー
スがアナログの場合は通信路がアサインされる前にFA
Xなのか音声なのかを知ることはできない。
【0012】同じく複数スロットをアサインすると干渉
を避けるためのチャネル切り替えプロトコルが複雑にな
る。
を避けるためのチャネル切り替えプロトコルが複雑にな
る。
【0013】端末側と基地局設備側にFAXモデムその
ものを入れてFAXの場合にADPCM変換を行なわない方
法も考えられるが、FAXモデムが追加になってコスト
増になる。
ものを入れてFAXの場合にADPCM変換を行なわない方
法も考えられるが、FAXモデムが追加になってコスト
増になる。
【0014】ADPCMのアルゴリズムを改善し、量子化ノ
イズを低減させる方法もあるが、FAXのような常に信
号が常時一定レベルで存在する場合のS/Nは無音区間
の存在する音声信号と異なり、量子化ビット数以上に向
上させることができない。32KBPSのADPCMの場合、8K
Hzサンプリングで4ビット(S/N24dB)、6.4K
Hzサンプリングで5ビット(S/N30dB)、5.33K
Hzサンプリングで6ビットというように量子化ビット
数を増やしていくと、伝送帯域が損なわれてしまう。
イズを低減させる方法もあるが、FAXのような常に信
号が常時一定レベルで存在する場合のS/Nは無音区間
の存在する音声信号と異なり、量子化ビット数以上に向
上させることができない。32KBPSのADPCMの場合、8K
Hzサンプリングで4ビット(S/N24dB)、6.4K
Hzサンプリングで5ビット(S/N30dB)、5.33K
Hzサンプリングで6ビットというように量子化ビット
数を増やしていくと、伝送帯域が損なわれてしまう。
【0015】無線区間の伝送レートを向上させる方法と
して、QAM方式等も考えられるが、無線部に線形性が
要求されてコスト増につながる。
して、QAM方式等も考えられるが、無線部に線形性が
要求されてコスト増につながる。
【0016】本発明はこのような問題を解決するもので
あり、従来から使われている、無線部、エアープロトコ
ル、音声コ−デックを変更すること無く、FAX等のモ
デム通信を高品質で行なうことのできる優れたWLLシ
ステムにおける信号伝送方式を提供することを目的とす
るものである。
あり、従来から使われている、無線部、エアープロトコ
ル、音声コ−デックを変更すること無く、FAX等のモ
デム通信を高品質で行なうことのできる優れたWLLシ
ステムにおける信号伝送方式を提供することを目的とす
るものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、FAX信号やモデム信号等と音声信号とを
通信路が確保されてから通信路の信号を監視することで
区別判定し、判定結果に基づいてADPCM音声コーデック
をスルーにするか否かを決定し、音声信号以外の時は、
変調を多値化して伝送するものである。また多値化によ
る受信感度劣化を避けるために、必要な部分のみを多値
化伝送し、受信感度劣化を極力抑えるようにする。
するために、FAX信号やモデム信号等と音声信号とを
通信路が確保されてから通信路の信号を監視することで
区別判定し、判定結果に基づいてADPCM音声コーデック
をスルーにするか否かを決定し、音声信号以外の時は、
変調を多値化して伝送するものである。また多値化によ
る受信感度劣化を避けるために、必要な部分のみを多値
化伝送し、受信感度劣化を極力抑えるようにする。
【0018】従って本発明によれば、通話路の信号の種
類によって最適な伝送レートを選択することができ非常
に高効率、高品質の通話路を、従来の通信プロトコルに
影響を与えることがないWLLシステムにおける信号伝
送方式を提供できるという効果を有する。
類によって最適な伝送レートを選択することができ非常
に高効率、高品質の通話路を、従来の通信プロトコルに
影響を与えることがないWLLシステムにおける信号伝
送方式を提供できるという効果を有する。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
の構成を示すものである。図1において基地局設備100
は、公衆網I/F部105と、ADPCM部101と、伝送部102
と、変復調部103と、無線部104とから構成される。
の構成を示すものである。図1において基地局設備100
は、公衆網I/F部105と、ADPCM部101と、伝送部102
と、変復調部103と、無線部104とから構成される。
【0020】公衆網I/F部105は基地局設備を例えば
公衆網もしくは自営網等に接続するためのI/F部であ
り、網側がアナログインタフェースG711勧告に従った6
4KBPSのコーデックを搭載している。
公衆網もしくは自営網等に接続するためのI/F部であ
り、網側がアナログインタフェースG711勧告に従った6
4KBPSのコーデックを搭載している。
【0021】伝送部102は通話路にある信号が音声信号
か否かを判定することができて、ADPCM部101をスルーに
するか否かを判別する。音声信号の場合は従来からの伝
送方法をとるが、非音声通信の場合は送信の場合と受信
の場合で次の様にする。
か否かを判定することができて、ADPCM部101をスルーに
するか否かを判別する。音声信号の場合は従来からの伝
送方法をとるが、非音声通信の場合は送信の場合と受信
の場合で次の様にする。
【0022】1)送信時 非音声通信の場合は図3中のスロットの信号でコード規
約CIを非音声信号のコード規約に替え、Tchのみ64
Kの伝送になるようにする。以上は全て通信プロトコル
が通信チャネルを確立してから行なうので従来の通信プ
ロトコルには一切変更は無い。
約CIを非音声信号のコード規約に替え、Tchのみ64
Kの伝送になるようにする。以上は全て通信プロトコル
が通信チャネルを確立してから行なうので従来の通信プ
ロトコルには一切変更は無い。
【0023】変復調部103はこのCIが非音声通信のコ
ード規約になったら直ちに、それまで2ビット1シンボ
ルであったTchのディジタルデータ列を4ビット1シ
ンボルとしてベースバンド信号を図5にあるように16相
の信号として発生させる。図5の位相割り当ては一例で
あって、グレイ(Gray)コードの割り当てであれば特に
これにこだわる必要は無い。
ード規約になったら直ちに、それまで2ビット1シンボ
ルであったTchのディジタルデータ列を4ビット1シ
ンボルとしてベースバンド信号を図5にあるように16相
の信号として発生させる。図5の位相割り当ては一例で
あって、グレイ(Gray)コードの割り当てであれば特に
これにこだわる必要は無い。
【0024】図6に伝送レートを途中で変更した場合の
信号伝送の様子を示す。図6に示す様に、Tchのみ信
号の伝送レートを変更している。変復調部103にはナイ
キスト(Nyquist)フィルタが内蔵されているので急に多
値化した場合であっても、シンボルレートは不変なた
め、以前の符号の符号間干渉を受けることはない。
信号伝送の様子を示す。図6に示す様に、Tchのみ信
号の伝送レートを変更している。変復調部103にはナイ
キスト(Nyquist)フィルタが内蔵されているので急に多
値化した場合であっても、シンボルレートは不変なた
め、以前の符号の符号間干渉を受けることはない。
【0025】変復調部103で変調ベースバンド信号に変
換された信号は無線部104を介して無線信号として送信
される。この場合もベースバンド信号を帯域制限するナ
イキスト(Nyquist)フィルタ帯域は不変であるために、
無線帯域が広がることは無く、伝送レートの急変による
隣接チャネルへの影響は無い。尚、CRCコードの付与
は対象となるTchも含めて行なう。
換された信号は無線部104を介して無線信号として送信
される。この場合もベースバンド信号を帯域制限するナ
イキスト(Nyquist)フィルタ帯域は不変であるために、
無線帯域が広がることは無く、伝送レートの急変による
隣接チャネルへの影響は無い。尚、CRCコードの付与
は対象となるTchも含めて行なう。
【0026】2)受信時 受信時は変復調部103で再生されたデータから得られる
CIを常に監視しており、CIが非音声データであると
判断した場合は直ちに受信データの判定レベルを16値の
位相変調信号の判定レベルに変更する。尚、判定変更開
始の時刻は、UWを検出Pointを起点にして正確にシン
ボル単位で割り出しておく。Tchのデータが終了した
ら、CRC部は再び元の判定基準に戻す必要があるが、
この判定も、UWを起点にしてシンボル単位で判定変更
時刻を割り出す。
CIを常に監視しており、CIが非音声データであると
判断した場合は直ちに受信データの判定レベルを16値の
位相変調信号の判定レベルに変更する。尚、判定変更開
始の時刻は、UWを検出Pointを起点にして正確にシン
ボル単位で割り出しておく。Tchのデータが終了した
ら、CRC部は再び元の判定基準に戻す必要があるが、
この判定も、UWを起点にしてシンボル単位で判定変更
時刻を割り出す。
【0027】多値化することによって受信感度が劣化す
るが4相変調から16相変調にした場合の感度劣化量は、
約9dBとなる。しかしながら、WLLシステムは半固
定網であり、比較的受信電界強度の高いところで受信す
るので感度劣化の影響は軽減できる。フェージングに対
する影響も伝送レートが変更となるのがTchのみであ
るので、それ以外の部分の復調を伝送レート変更前の方
法で行なうことが可能となり、その影響を軽減するよう
に補正できる。
るが4相変調から16相変調にした場合の感度劣化量は、
約9dBとなる。しかしながら、WLLシステムは半固
定網であり、比較的受信電界強度の高いところで受信す
るので感度劣化の影響は軽減できる。フェージングに対
する影響も伝送レートが変更となるのがTchのみであ
るので、それ以外の部分の復調を伝送レート変更前の方
法で行なうことが可能となり、その影響を軽減するよう
に補正できる。
【0028】伝送部102はCIが非音声の場合、ADPCM部
101をスルーにして網I/F部105に再生した信号を渡
す。尚上りと下りは独立に動作するので伝送レートが異
なっても構わない。
101をスルーにして網I/F部105に再生した信号を渡
す。尚上りと下りは独立に動作するので伝送レートが異
なっても構わない。
【0029】一般に基地局設備は一度に複数の端末設備
を処理する必要があるので、これらの制御は、通話路毎
に独立して行なわれる必要があるが、無線部104はベー
スバンド信号が共有化できるので同一のものが使用でき
る。
を処理する必要があるので、これらの制御は、通話路毎
に独立して行なわれる必要があるが、無線部104はベー
スバンド信号が共有化できるので同一のものが使用でき
る。
【0030】端末設備200も基地局設備とその動作は殆
ど変わらない。基地局設備で公衆網I/F部105に相当
する処理を加入者I/F部205が処理する。加入者I/
F部205はこの他にも、電話機を鳴らすためのRinger回
路、加入者線への給電回路、2Wireを4Wireに変換する
ためのHybrid回路、電話機のOFF HOOKを監視する回路、
ダイヤル或いはPB信号の検出回路等から構成される。
ど変わらない。基地局設備で公衆網I/F部105に相当
する処理を加入者I/F部205が処理する。加入者I/
F部205はこの他にも、電話機を鳴らすためのRinger回
路、加入者線への給電回路、2Wireを4Wireに変換する
ためのHybrid回路、電話機のOFF HOOKを監視する回路、
ダイヤル或いはPB信号の検出回路等から構成される。
【0031】
【発明の効果】本発明は上記した実施の形態の説明から
明らかなように、以下に示す効果を有する。
明らかなように、以下に示す効果を有する。
【0032】1.従来の通信プロトコルを変更すること
なく通信の種類に応じて最適な伝送レートを選び効率的
な通信路を提供することができる。
なく通信の種類に応じて最適な伝送レートを選び効率的
な通信路を提供することができる。
【0033】2.伝送レートを上げる場合に多値化によ
り伝送レートを上げるのでベースバンド帯域が広がら
ず、従来の無線部がそのまま使用できる。また隣接のチ
ャネルに対する妨害も無い。
り伝送レートを上げるのでベースバンド帯域が広がら
ず、従来の無線部がそのまま使用できる。また隣接のチ
ャネルに対する妨害も無い。
【0034】3.伝送レートを変更するのはTchの部
分のみで、あるので多値化伝送による受信感度劣化、耐
フェージング特性の劣化をTch以外の部分の復調によ
り劣化の度合いを軽減することができる。
分のみで、あるので多値化伝送による受信感度劣化、耐
フェージング特性の劣化をTch以外の部分の復調によ
り劣化の度合いを軽減することができる。
【0035】4.コード規約CIによって伝送レートを
フレームに同期して切り替えること及び、音声信号がG
711勧告による符号化していることから、伝送レート切
り替え時に音声信号が途切れない。従ってシームレスな
切り替えが実現できる。
フレームに同期して切り替えること及び、音声信号がG
711勧告による符号化していることから、伝送レート切
り替え時に音声信号が途切れない。従ってシームレスな
切り替えが実現できる。
【図1】本発明の実施の形態における構成を示す図、
【図2】従来の構成を示す図、
【図3】無線区間の伝送フォーマットを示す図、
【図4】従来の位相割り当てを示す図、
【図5】本発明における位相の割り当てを示す図、
【図6】伝送レート変更後の伝送の様子を示す図であ
る。
る。
100、300 基地局設備 101、201 ADPCM部 102、106 基地局設備伝送部 103、107 基地局設備変復調部 104 基地局設備無線部 105 公衆網I/F部 200、400 端末設備 202、206 端末設備伝送部 203、207 端末設備変復調部 204 無線部 205 加入者I/F部
Claims (5)
- 【請求項1】 FAX信号やモデム信号等と音声信号と
を通信路が確保されてから通信路の信号を監視すること
で区別判定し、判定結果に基づいてADPCM音声コー
デックをスルーにするか否かを決定し、音声信号以外の
時は、変調を多値化して伝送することを特徴とするWL
Lシステムにおける信号伝送方式。 - 【請求項2】 変調を多値化して伝送する場合におい
て、必要な部分のみを多値化伝送し、多値化による受信
感度劣化を極力抑えるようにしたことを特徴とする請求
項1記載のWLLシステムにおける信号伝送方式。 - 【請求項3】 音声信号以外の時、コード規約CIを非
音声信号コード規約に替え、該規約CIが非音声通信コ
ード規約になったら直ちに、Tchのディジタルデータ
列について1シンボル当たりのビット数をそれまでのも
のの倍にして位相変調を行ない、Tchのみ倍速の伝送
レートになるようにしたことを特徴とする請求項1記載
のWLLシステムにおける信号伝送方式。 - 【請求項4】 公衆網I/F部と、ADPCM部と、伝
送部と、変復調部と、無線部とから成り、前記伝送部
は、FAX信号やモデム信号等と音声信号とを通信路が
確保されてから通信路の信号を監視することで区別判定
する手段と、判定結果に基づいてADPCM部をスルー
にするか否かを決定する手段を備え、また前記変復調部
は、音声信号以外の時は、変調を多値化して伝送する手
段を備えることを特徴とする基地局装置。 - 【請求項5】 加入者I/F部と、ADPCM部と、伝
送部と、変復調部と、無線部とから成り、前記伝送部
は、FAX信号やモデム信号等と音声信号とを通信路が
確保されてから通信路の信号を監視することで区別判定
する手段と、判定結果に基づいてADPCM部をスルー
にするか否かを決定する手段を備え、また前記変復調部
は、音声信号以外の時は、変調を多値化して伝送する手
段を備えることを特徴とする端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11139498A JPH11298420A (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | Wllシステムにおける信号伝送方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11139498A JPH11298420A (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | Wllシステムにおける信号伝送方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11298420A true JPH11298420A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14560053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11139498A Withdrawn JPH11298420A (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | Wllシステムにおける信号伝送方式 |
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JP (1) | JPH11298420A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002008919A1 (fr) * | 2000-07-26 | 2002-01-31 | Fujitsu Limited | Dispositif mobile de communication |
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KR100442634B1 (ko) * | 2001-11-13 | 2004-08-02 | 엘지전자 주식회사 | 무선통신시스템에서의 채널 증설 방법 및 장치 |
US7240000B2 (en) | 2002-01-17 | 2007-07-03 | Nec Corporation | Control of speech code in mobile communications system |
-
1998
- 1998-04-08 JP JP11139498A patent/JPH11298420A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3863489B2 (ja) * | 2000-07-26 | 2006-12-27 | 富士通株式会社 | 移動通信装置 |
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