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JPH11296351A - 環境構築用パラメータを生成する方式および方法並びに記録媒体 - Google Patents

環境構築用パラメータを生成する方式および方法並びに記録媒体

Info

Publication number
JPH11296351A
JPH11296351A JP10105105A JP10510598A JPH11296351A JP H11296351 A JPH11296351 A JP H11296351A JP 10105105 A JP10105105 A JP 10105105A JP 10510598 A JP10510598 A JP 10510598A JP H11296351 A JPH11296351 A JP H11296351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
environment
client
file
parameter
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10105105A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Matsushita
達男 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP10105105A priority Critical patent/JPH11296351A/ja
Publication of JPH11296351A publication Critical patent/JPH11296351A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多大なバックアップ容量を必要とせず、バッ
クアップ時間も短縮できる自動環境構築用パラメータ生
成方式を提供する。 【解決手段】 クライアント11は、インストール実行
時に環境ファイル19を作成する環境ファイル作成部1
33を有し、サーバ1は、インストールに必要な全環境
パラメータと環境ファイル19の記述内容との対応が記
述された環境パラメータフォーマット10と、環境ファ
イル19を読み込む環境ファイル読み込み部31と、該
読み込まれた環境ファイル19の記述内容から次回のイ
ンストールに必要な環境パラメータを、環境パラメータ
フォーマット10に基づいて簡略化して生成し保管する
環境パラメータ生成部32と、該生成された環境パラメ
ータをクライアント11へ送出する環境パラメータ送出
部33とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの環
境をバックアップして必要に応じてインストールする自
動環境構築方式に関し、特にクライアントサーバシステ
ム等に適用され、ネットワークを介してインストールに
必要なクライアントの環境構築用パラメータをバックア
ップして必要に応じて再インストールする自動環境構築
用パラメータ生成方式および環境構築用パラメータ生成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不慮のコンピュータ環境破壊に対
応するために、OS(オペレーティングシステム)、デ
バイスドライバ、アプリケーション、データ等のコンピ
ュータの全ての環境パラメータのバックアップを行って
いた。そして、新規のインストールにおいて、これらバ
ックアップした環境パラメータと同様の環境を構築する
必要がある場合には、環境設定等のオペレーションが人
手を介して行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなOS、
デバイスドライバ、アプリケーション、データ等のコン
ピュータの全ての環境パラメータのバックアップを行う
ものにおいては、多大のバックアップ容量が必要になる
という問題の他、バックアップ時間も長くなるという問
題がある。さらには、コンピュータの環境が部分的に破
壊された状態で全ての環境のバックアップをそのまま行
うと、リストアを行った時点で環境の部分破壊に伴う不
都合を生じてしまうという問題もある。
【0004】クライアント・サーバ・システムでは、上
記のような問題を生じることのない、クライアントのイ
ンストール時に環境構築用パラメータを自動的に生成す
ることのできる技術の開発が課題になっていた。
【0005】なお、最近では、予め準備しておいた環境
パラメータを利用してアプリケーションを自動的にイン
ストールするコンピュータ装置が提案されている(特開
平6-222910号公報参照)。このコンピュータ装置は、デ
フォルトまたはカストマイズされた集まりで、予めイン
ストールされたクラス記述ファイル、後でインストール
されたクラス記述ファイル、およびインストール・クラ
ス・パラメータファイルを遠隔インストール媒体または
遠隔記憶装置に記憶しておき、インストール時にそれら
ファイルが用いられる。
【0006】しかしながら、上記特開平6-222910号公報
に開示されたものにおいては、予め用意された各インス
トール・クラス記述ファイル(前インストール・クラ
ス、インストール・クラス、後インストール・クラス)
を、割り当てに応じて実行することにより、インストー
ルを自動的に実行するとともに操作環境を自動的に整え
る技術が開示されているだけで、各インストール時に構
築された環境の各パラメータをバックアップする技術に
ついては、具体的な手段が開示されていない。そのた
め、そのような技術をクライアント・サーバ・システム
に適用して上記課題を解決することは困難である。
【0007】上記の他、予め準備しておいた環境パラメ
ータを利用してアプリケーションを自動的にバージョン
アップする製品自動インストール方式も提案されている
(特開平3-34017号公報参照)。この製品自動インスト
ール方式では、製品中に該製品をインストールするため
のパラメータとパラメータが有効であるバージョン範囲
情報を格納しておき、製品のバージョンアップ時に、バ
ージョンアップする製品の環境パラメータの有効バージ
ョン情報と、前バージョンインストール時に作成した製
品管理情報上のインストール製品バージョン情報とを比
較し、パラメータ有効範囲内であれば前バージョンで使
用したパラメータを使用する。これにより、パラメータ
の再定義は不要となる。
【0008】しかしながら、上記特開平3-34017号公報
に開示されたものにおいても、各インストール時に構築
された環境の各パラメータをバックアップする技術につ
いては、具体的な手段が開示されていないため、そのよ
うな技術をクライアント・サーバ・システムに適用し
て、上述したような多大のバックアップ容量が必要にな
り、バックアップ時間も長くなるといった問題を解決す
ることは困難である。
【0009】本発明の目的は、多大なバックアップ容量
を必要とせず、バックアップ時間も短縮できるととも
に、不慮のクライアント環境の破壊にも対応することの
できる、自動環境構築用パラメータ生成方式および環境
構築用パラメータ生成方法を提供することにある。
【0010】さらには、クライアント環境の再インスト
ールによる復旧を行うとともにクライアント環境のバー
ジョンアップを行うことのできる自動環境構築用パラメ
ータ生成方式および環境構築用パラメータ生成方法を提
供することにある。
【0011】さらには、個別に作成されたデータについ
ても復旧でき、バージョンアップに対応して変換できる
自動環境構築用パラメータ生成方式および環境構築用パ
ラメータ生成方法を提供することにある。
【0012】さらには、上述したような方式および方法
を実現するためのプログラム記録した記録媒体を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の自動環境構築用パラメータ生成方式は、サ
ーバとクライアントがネットワークを介して接続された
システムの、前記クライアントの環境構築用パラメータ
を自動的に生成する方式において、前記クライアント
は、インストールを実行するインストール手段と、前記
インストール実行時に設定された環境パラメータを記述
した環境ファイルを作成する環境ファイル作成手段を有
し、前記サーバは、前記クライアントのインストールに
必要な全環境パラメータと前記環境ファイルの記述内容
との対応が記述された環境パラメータフォーマットと、
前記環境ファイル作成手段にて作成された環境ファイル
を読み込む環境ファイル読み込み手段と、前記環境ファ
イル読み込み手段にて読み込まれた環境ファイルの記述
内容から次回のインストールに必要な環境パラメータ
を、前記環境パラメータフォーマットに基づいて簡略化
して生成し保管する環境パラメータ生成手段と、前記環
境パラメータ生成手段によって生成された環境パラメー
タを前記クライアントへ送出する環境パラメータ送出手
段とを有し、前記インストール手段が、前記環境パラメ
ータ送出手段から送出された環境パラメータを用いて次
回のインストールを実行することを特徴とする。
【0014】上記の場合、前記クライアントは、前記環
境パラメータ送出手段から送出された環境パラメータを
用いてバージョンアップを行うバージョンアップ手段を
さらに有するような構成としてもよい。この場合、前記
クライアントは、所定のディレクトリに特定のデータを
保存するハードディスク手段と、前記ハードディスク手
段の所定のディレクトリに転送されるデータを前記バー
ジョンアップに対応したデータに変換するデータ変換手
段とをさらに有し、前記サーバは、前記ハードディスク
手段の所定のディレクトリに保存されているデータを定
期的に読み込んで保管するデータ保管手段と、前記保管
するデータ保管手段によって保管されたデータを必要に
応じて前記クライアントのハードディスク手段の所定の
ディレクトリに転送するデータ転送手段とをさらに有す
るな構成としてもよい。
【0015】また、本発明の環境構築用パラメータ生成
方法は、クライアントサーバシステムにおいて行われ
る、クライアントの環境構築用パラメータを生成する方
法において、前記クライアントのインストール実行時に
設定された環境パラメータを記述した環境ファイルを作
成し、該環境ファイルの記述内容から次回のインストー
ルに必要な環境パラメータを、前記クライアントのイン
ストールに必要な全環境パラメータと前記環境ファイル
の記述内容との対応が記述された環境パラメータフォー
マットに基づいて簡略化して生成し、該生成した環境パ
ラメータを用いて次回のインストールを実行することを
特徴とする環境構築用パラメータ生成方法。
【0016】上記の場合、前記環境パラメータフォーマ
ットに基づいて生成した環境パラメータを用いてバージ
ョンアップを行う処理工程をさらに含んでもよい。この
場合、前記クライアントに備えられたハードディスクの
所定のディレクトリに保存された特定のデータを定期的
に読み込んで保管する処理工程と、前記保管したデータ
を必要に応じて前記ハードディスクの所定のディレクト
リに転送する処理工程と、前記ハードディスク手段の所
定のディレクトリに転送されたデータを前記バージョン
アップに対応したデータに変換する処理工程とをさらに
含んでもよい。
【0017】また、本発明の記録媒体は、サーバとクラ
イアントがネットワークを介して接続されたシステムに
用いられる、プログラムを記録した記録媒体であって、
インストールを実行し、該インストール実行時に設定さ
れた環境パラメータを記述した環境ファイルを作成する
環境ファイル作成処理と、前記ネットワークを介して受
信された次回のインストールに必要な環境パラメータを
用いて再インストールを実行する再インストール実行処
理とを前記クライアントに実行させるプログラムと、前
記クライアントで作成された環境ファイルを読み込む環
境ファイル読み込み処理と、該読み込んだ環境ファイル
の記述内容から次回のインストールに必要な環境パラメ
ータを、前記クライアントのインストールに必要な全環
境パラメータと前記クライアントで作成される環境ファ
イルの記述内容との対応が記述された環境パラメータフ
ォーマットに基づいて簡略化して生成する環境パラメー
タ生成処理と、該生成された環境パラメータを前記ネッ
トワークを介して前記クライアントへ送出する環境パラ
メータ送出処理手段とを前記サーバに実行させるプログ
ラムとを記録したことを特徴とする。
【0018】上記の場合、前記ネットワークを介して受
信された次回のインストールに必要な環境パラメータを
用いてバージョンアップを行うバージョンアップ処理を
前記クライアントに実行させるプログラムをさらに記録
したものとしてもよい。この場合、ハードディスクの所
定のディレクトリに特定のデータを保存するデータ保存
処理と、前記ハードディスクの所定のディレクトリに転
送されたデータを前記バージョンアップに対応したデー
タに変換するデータ変換処理とを前記クライアントに実
行させるプログラムと、前記ハードディスクの所定のデ
ィレクトリに保存されているデータを定期的に読み込ん
で保管するデータ保管処理と、該保管したデータを必要
に応じて前記クライアントのハードディスクの所定のデ
ィレクトリに転送するデータ転送処理とを前記サーバに
実行させるプログラムとさらに記録したものとしてもよ
い。
【0019】(作用)上記のとおりの本発明において
は、クライアント側では、インストール実行時に設定さ
れた環境パラメータを記述した環境ファイルを作成す
る。一方、サーバ側では、クライアントのインストール
に必要な全環境パラメータと上記環境ファイルの記述内
容との対応が記述された環境パラメータフォーマットを
備え、この環境パラメータフォーマットに基づいて、上
記クライアント側で作成された環境ファイルの記述内容
から次回のインストールに必要な環境パラメータを簡略
化して生成し保管する。この生成された環境パラメータ
には、環境設定項目等のデータは含まれないので、多大
なバックアップ容量を必要とせず、バックアップ時間も
短縮される。また、この環境パラメータはサーバ側で保
管されるので、不慮のクライアント環境の破壊があって
も、再インストール時に復旧することが可能となる。
【0020】また、本発明においては、クライアント側
のハードディスクの所定のディレクトリに保存された特
定のデータ(個別のデータ)についても、サーバ側に読
み込まれて保管されるので、不慮のクライアント環境の
破壊があっても、再インストール時にその個別のデータ
を復旧することが可能となる。さらに、再インストール
時にサーバ側からクライアント側へ転送された個別のデ
ータは、バージョンアップに対応したデータに変換され
るので、その個別のデータがバージョンアップによって
無効になることはない。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0022】図1に本発明の自動環境構築用パラメータ
生成方式を適用したクライアント・サーバ・システムの
一実施形態を示す。このクライアント・サーバ・システ
ムは、サーバ1とクライアント11がネットワーク20
を介して相互に接続された構成になっている。
【0023】サーバ1は、記憶装置4、ハードディスク
装置5、ディスプレイ6、キーボード7、マウス8がそ
れぞれ接続された処理部3が、ネットワークI/O装置
2を介してネットワーク20と接続された構成となって
いる。クライアント11は、記憶装置14、ハードディ
スク装置15、ディスプレイ16、キーボード17、マ
ウス18がそれぞれ接続された処理部13が、ネットワ
ークI/O装置12を介してネットワーク20と接続さ
れた構成となっている。サーバ1のハードディスク装置
5には、OS、デバイスドライバ、アプリケーション等
のクライアントのインストールに必要な全環境パラメー
タと、後述の環境ファイルの記述内容との対応が記述さ
れた環境パラメータフォーマット10が予め用意されて
いる。例えば、図3(a)に示すような、オプション1
の「転送するか?」に対して「y=転送する、n=転送
しない」、オプション2の「時間間隔は?」に対して
「1=1,2=2,…5=5」、オプション3の「カウ
ントするか?」に対して「y=On,n=Off」とい
った記述内容の環境パラメータフォーマット10が用意
される。
【0024】サーバ1の処理部3は、環境ファイル読み
込み部31、環境パラメータ生成部32、環境パラメー
タ送出部33、データファイル保管部34、およびデー
タファイル転送部35を有する。
【0025】環境ファイル読み込み部31は、クライア
ント11のハードディスク装置15に保管されている環
境ファイル19を読み込む。環境パラメータ生成部32
は、環境ファイル読み込み部31にて読み込まれた環境
ファイル19の記述内容からインストールに必要な環境
パラメータを、ハードディスク装置5に保管されている
環境パラメータフォーマット10に基づいて生成し、こ
れを環境パラメータファイル9としてハードディスク装
置5に保管する。環境パラメータ送出部33は、環境パ
ラメータ生成部32によってハードディスク装置5上に
生成された環境パラメータファイル9をクライアント1
1の処理部13へ送出する。
【0026】データファイル保管部34は、クライアン
ト11のハードディスク装置15の予め決められたディ
レクトリに保存されているデータファイルを定期的に読
み込んでハードディスク装置9に保管する。データファ
イル転送部35は、データファイル保管部34によって
ハードディスク装置9に保管されたデータファイルを必
要に応じてクライアント11のハードディスク装置15
の予め決められたディレクトリに転送する。
【0027】クライアント11の処理部13は、インス
トール処理部131、バージョンアップ処理部132、
環境ファイル作成部133、およびデータ変換部134
を有する。
【0028】インストール処理部131は、使用者がク
ライアント11のキーボード17またはマウス18を使
用して入力する、OS、デバイスドライバ、アプリケー
ション等のインストールに必要な環境パラメータ、また
は、サーバ1の処理部3の環境パラメータ送出部33か
ら送出された環境パラメータを用いてインストールを行
う。バージョンアップ処理部132も同様、使用者がク
ライアント11のキーボード17またはマウス18を使
用して入力する環境パラメータまたは、サーバ1の処理
部3の環境パラメータ送出部33から送出された環境パ
ラメータを用いてバージョンアップを行う。
【0029】環境ファイル作成部133は、インストー
ル時に設定された環境パラメータフォーマット10に基
づく環境パラメータ条件を記述した環境ファイル19を
ハードディスク装置15上に作成する。変換するデータ
変換部134は、アプリケーション等のバージョンアッ
プの影響を受けたデータ、すなわち、サーバ1の処理部
3のデータファイル転送部35からハードディスク装置
15の予め決められたディレクトリに転送されるデータ
を該バージョンアップに対応するように変換する。
【0030】次に、上述のように構成されるクライアン
ト・サーバ・システムの動作について説明する。図2
は、図1に示すクライアント・サーバ・システムにおけ
る再インストール時の自動環境構築用パラメータ生成の
手順を示す処理工程図である。以下、この図2を参照し
て説明する。
【0031】使用者がクライアント11のキーボード1
7またはマウス18を使用してインストール実行命令を
入力すると、インストール処理部131が予め用意され
たプログラムに従ってインストール処理を実行する(ス
テップS10)。
【0032】インストール処理が実行され、使用者がク
ライアント11のキーボード17またはマウス18を使
用してクライアント11のOS、デバイスドライバ、ア
プリケーション等のインストールに必要な環境パラメー
タを設定すると、環境ファイル作成部133によって、
その設定された環境パラメータを記述した環境ファイル
19がハードディスク装置15上に作成される(ステッ
プS11)。このインストール処理では、例えば図3
(a)に示すような記述内容の環境パラメータフォーマ
ット10に基づく、図3(b)に示すような記述内容の
環境ファイル19が作成される。ゆえに、環境ファイル
19の記述内容からどのような環境条件が設定されたか
を環境パラメータフォーマット10の記述内容に基づい
て知ることができる。
【0033】ハードディスク装置15上に環境ファイル
19が作成されると、サーバ1の処理部3の環境ファイ
ル読み込み部31がネットワーク20を介してそのハー
ドディスク装置15にアクセスし、保管されている環境
ファイル19を記憶装置4に読み込む(ステップS1
2)。そして、環境パラメータ生成部32が、その環境
ファイル読み込み部31によって読み込まれた環境ファ
イル19の記述内容から次回のインストールまたはバー
ジョンアップに必要な環境パラメータを、ハードディス
ク装置5に保管されている環境パラメータフォーマット
10に基づいて生成し、これを環境パラメータファイル
9としてハードディスク装置5に保管する(ステップS
13)。この環境パラメータ生成部32による環境パラ
メータファイル9の作成では、例えば図3(a)に示す
環境パラメータフォーマット10に基づいて、図3
(b)に示す環境ファイル19から図3(c)に示すよ
うな記述内容の環境パラメータファイル9が作成され
る。
【0034】次いで、使用者がクライアント11のキー
ボード17またはマウス18を使用して新たなインスト
ールを実行する命令を入力すると、環境パラメータ送出
部33が、ハードディスク装置5に保管した環境パラメ
ータファイル9をクライアント11の処理部13へ送出
する(ステップS14)。環境パラメータファイル9を
受け取った処理部13では、インストール処理部131
が、その受け取った環境パラメータファイル9を用いて
再インストールを行う(ステップS15)。
【0035】上述のようにして、再インストールでは、
前回のインストールの際に設定されたOS、デバイスド
ライバ、アプリケーション等と同様のバージョンを使用
することにより同様の環境を復旧することができる。
【0036】以上は、再インストールの処理についての
説明であったが、バージョンアップを行う場合は、図2
示したステップS10〜S13の処理の後に、使用者が
クライアント11のキーボード17またはマウス18を
使用してバージョンアップを実行する命令を入力するこ
とになる。
【0037】バージョンアップ実行命令が入力される
と、環境パラメータ送出部33が、ハードディスク装置
5に保管した環境パラメータファイル9をクライアント
11の処理部13へ送出する。環境パラメータファイル
9を受け取った処理部13では、バージョンアップ処理
部34が、その受け取った環境パラメータファイル9を
用いてバージョンアップを行う。
【0038】また、本実施形態では、使用者が個別に作
成したデータファイル(例えば、シミュレータやワード
プロセッサ等で作成したデータファイル)が、クライア
ント11のハードディスク装置15の予め決められたデ
ィレクトリにデータファイルとして保存されるようにな
っており、この保存されたデータファイルがサーバ1の
処理部3のデータファイル保管部34によって定期的に
(利用者が指定した一定時間間隔で)読み込まれてハー
ドディスク装置9に保管される。そして、上述のバージ
ョンアップ処理部34によってバージョンアップが実行
された後に、データファイル転送部35によって、ハー
ドディスク装置9に保管されたデータファイルがクライ
アント11のハードディスク装置15の予め決められた
ディレクトリに転送される。データファイル転送部35
からデータファイルが転送されると、クライアント11
の処理部13では、データ変換部134が、その転送さ
れたデータファイルのデータ内容を該バージョンアップ
に対応するように変換する。これにより、使用者が個別
に作成したデータについてもバージョンアップに対応し
たデータに変換することができる。一般には、アプリケ
ーション等のバージョンアップに伴うデータの互換性は
上位互換であり、バージョンアップ後のアプリケーショ
ン等で読み込むことができ、保存を行うことによりデー
タのバージョンアップを行うことができる。
【0039】以上説明したクライアント・サーバ・シス
テムにおいて、サーバ1がネットワーク20を介してク
ライアント11にアクセスする際、ネットワークプロト
コルは特に限定しないが、一般にはTCP/IPやIP
Xなどのネットワークプロトコルを使用する。また、環
境ファイルはOSにより異なり、例えばUNIX(「UN
IX System Laboratories」の登録商標)では、環境ファ
イルは/etc下に存在する種々のファイルであり、デ
バイスドライバはインストールされているパッケージオ
プションである。また、「Windows 95」(マイクロソフ
ト社製)等の環境ファイルは、iniファイルやレジスト
リファイルである。
【0040】さらに、上述のステップS12にで、サー
バ1の処理部3の環境ファイル読み込み部31がネット
ワーク20を介してハードディスク装置15にアクセス
し、保管されている環境ファイル19を記憶装置4に読
み込む処理が行われるが、このようなネットワーク20
を介したファイルの読み書きは、一般に「ftp」やリ
モートコピー等で行うことができる。
【0041】また、上述した図2に示すようなクライア
ント・サーバ・システムの各処理は、そのような処理を
実行するためのプログラムを、例えば磁気ディスク、半
導体メモリなどの記録媒体に記録し、該記録媒体に記録
されたプログラムをクライアントおよびサーバにそれぞ
れ読み込ませて実行させるようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように構成される本発明に
よれば、クライアントのインストール時に生成された環
境パラメータは、環境パラメータフォーマットに基づい
て、環境設定項目等のデータを含まない簡略化されたデ
ータとしてサーバ側で保管されるので、不慮のクライア
ント環境の破壊があっても再インストール時に復旧する
ことができるとともに、多大なバックアップ容量を必要
とせず、バックアップ時間も短縮することができ、信頼
性の高い、低コストなサーバシステムを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動環境構築用パラメータ生成方式を
適用したクライアント・サーバ・システムの一実施形態
を示すブロック図である。
【図2】図1に示すクライアント・サーバ・システムに
おける再インストール時の自動環境構築用パラメータ生
成の手順を示す処理工程図である。
【図3】(a)は環境パラメータフォーマットの記述
例、(b)は環境ファイルの記述例、(c)は環境パラ
メータファイルの記述例を示す図である。
【符号の説明】
1 サーバ 2,12 ネットワークI/O装置 3,13 処理部 4,14 記憶装置 5,15 ハードディスク装置 6,16 ディスプレイ 7,17 キーボード 8,18 マウス 9 環境パラメータファイル 10 環境パラメータフォーマット 11 クライアント 19 環境ファイル 20 ネットワーク 31 環境ファイル読み込み部 32 環境パラメータ生成部 33 環境パラメータ送出部 34 データファイル保管部 35 データファイル転送部 131 インストール処理部 132 バージョンアップ処理部 133 環境ファイル作成部 134 データ変換部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバとクライアントがネットワークを
    介して接続されたシステムの、前記クライアントの環境
    構築用パラメータを自動的に生成する方式において、 前記クライアントは、 インストールを実行するインストール手段と、 前記インストール実行時に設定された環境パラメータを
    記述した環境ファイルを作成する環境ファイル作成手段
    を有し、 前記サーバは、 前記クライアントのインストールに必要な全環境パラメ
    ータと前記環境ファイルの記述内容との対応が記述され
    た環境パラメータフォーマットと、 前記環境ファイル作成手段にて作成された環境ファイル
    を読み込む環境ファイル読み込み手段と、 前記環境ファイル読み込み手段にて読み込まれた環境フ
    ァイルの記述内容から次回のインストールに必要な環境
    パラメータを、前記環境パラメータフォーマットに基づ
    いて簡略化して生成し保管する環境パラメータ生成手段
    と、 前記環境パラメータ生成手段によって生成された環境パ
    ラメータを前記クライアントへ送出する環境パラメータ
    送出手段とを有し、 前記インストール手段が、前記環境パラメータ送出手段
    から送出された環境パラメータを用いて次回のインスト
    ールを実行することを特徴とする自動環境構築用パラメ
    ータ生成方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動環境構築用パラメ
    ータ生成方式において、 前記クライアントは、前記環境パラメータ送出手段から
    送出された環境パラメータを用いてバージョンアップを
    行うバージョンアップ手段をさらに有することを特徴と
    する自動環境構築用パラメータ生成方式。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の自動環境構築用パラメ
    ータ生成方式において、 前記クライアントは、 所定のディレクトリに特定のデータを保存するハードデ
    ィスク手段と、 前記ハードディスク手段の所定のディレクトリに転送さ
    れるデータを前記バージョンアップに対応したデータに
    変換するデータ変換手段とをさらに有し、 前記サーバは、 前記ハードディスク手段の所定のディレクトリに保存さ
    れているデータを定期的に読み込んで保管するデータ保
    管手段と、 前記保管するデータ保管手段によって保管されたデータ
    を必要に応じて前記クライアントのハードディスク手段
    の所定のディレクトリに転送するデータ転送手段とをさ
    らに有することを特徴とする自動環境構築用パラメータ
    生成方式。
  4. 【請求項4】 クライアントサーバシステムにおいて行
    われる、クライアントの環境構築用パラメータを生成す
    る方法において、 前記クライアントのインストール実行時に設定された環
    境パラメータを記述した環境ファイルを作成し、該環境
    ファイルの記述内容から次回のインストールに必要な環
    境パラメータを、前記クライアントのインストールに必
    要な全環境パラメータと前記環境ファイルの記述内容と
    の対応が記述された環境パラメータフォーマットに基づ
    いて簡略化して生成し、該生成した環境パラメータを用
    いて次回のインストールを実行することを特徴とする環
    境構築用パラメータ生成方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の環境構築用パラメータ
    生成方法において、前記環境パラメータフォーマットに
    基づいて生成した環境パラメータを用いてバージョンア
    ップを行う処理工程をさらに含むことを特徴とする環境
    構築用パラメータ生成方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の環境構築用パラメータ
    生成方法において、 前記クライアントに備えられたハードディスクの所定の
    ディレクトリに保存された特定のデータを定期的に読み
    込んで保管する処理工程と、 前記保管したデータを必要に応じて前記ハードディスク
    の所定のディレクトリに転送する処理工程と、 前記ハードディスク手段の所定のディレクトリに転送さ
    れたデータを前記バージョンアップに対応したデータに
    変換する処理工程とをさらに含むことを特徴とする環境
    構築用パラメータ生成方法。
  7. 【請求項7】 サーバとクライアントがネットワークを
    介して接続されたシステムに用いられる、プログラムを
    記録した記録媒体であって、 インストールを実行し、該インストール実行時に設定さ
    れた環境パラメータを記述した環境ファイルを作成する
    環境ファイル作成処理と、前記ネットワークを介して受
    信された次回のインストールに必要な環境パラメータを
    用いて再インストールを実行する再インストール実行処
    理とを前記クライアントに実行させるプログラムと、 前記クライアントで作成された環境ファイルを読み込む
    環境ファイル読み込み処理と、該読み込んだ環境ファイ
    ルの記述内容から次回のインストールに必要な環境パラ
    メータを、前記クライアントのインストールに必要な全
    環境パラメータと前記クライアントで作成される環境フ
    ァイルの記述内容との対応が記述された環境パラメータ
    フォーマットに基づいて簡略化して生成する環境パラメ
    ータ生成処理と、該生成された環境パラメータを前記ネ
    ットワークを介して前記クライアントへ送出する環境パ
    ラメータ送出処理手段とを前記サーバに実行させるプロ
    グラムとを記録したことを特徴とする記録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の記録媒体において、 前記ネットワークを介して受信された次回のインストー
    ルに必要な環境パラメータを用いてバージョンアップを
    行うバージョンアップ処理を前記クライアントに実行さ
    せるプログラムをさらに記録したことを特徴とする記録
    媒体。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の記録媒体において、 ハードディスクの所定のディレクトリに特定のデータを
    保存するデータ保存処理と、前記ハードディスクの所定
    のディレクトリに転送されたデータを前記バージョンア
    ップに対応したデータに変換するデータ変換処理とを前
    記クライアントに実行させるプログラムと、 前記ハードディスクの所定のディレクトリに保存されて
    いるデータを定期的に読み込んで保管するデータ保管処
    理と、該保管したデータを必要に応じて前記クライアン
    トのハードディスクの所定のディレクトリに転送するデ
    ータ転送処理とを前記サーバに実行させるプログラムと
    さらに記録したことを特徴とする記録媒体。
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