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JPH11294272A - エアクリーナの水抜き構造 - Google Patents

エアクリーナの水抜き構造

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Publication number
JPH11294272A
JPH11294272A JP10106217A JP10621798A JPH11294272A JP H11294272 A JPH11294272 A JP H11294272A JP 10106217 A JP10106217 A JP 10106217A JP 10621798 A JP10621798 A JP 10621798A JP H11294272 A JPH11294272 A JP H11294272A
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JP
Japan
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air
dust chamber
air cleaner
drain hole
water
Prior art date
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Application number
JP10106217A
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English (en)
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JP3614653B2 (ja
Inventor
Noriya Watabiki
紀也 綿引
Hideyo Uehara
英世 上原
Yorihiro Matsumoto
順博 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
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Publication of JPH11294272A publication Critical patent/JPH11294272A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
    • Y02A50/2351Atmospheric particulate matter [PM], e.g. carbon smoke microparticles, smog, aerosol particles, dust

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアクリーナの水抜き構造において、エアク
リーナ内の水の速やかに排出、車両走行時等における外
部からの水の侵入の阻止、侵入水によるフィルタエレメ
ントの汚損の防止を図る。 【解決手段】 エアクリーナ1の水抜き構造20におい
て、ダスト室9の底壁内面8に、1個もしくは複数個の
突出部21が一体に突出形成され、ダスト室9の底壁外面
16の突出部21と丁度反対側の位置に、環状の突出壁22が
一体に突出形成され、水抜き孔23が、突出部21に形成さ
れる。水抜き孔23の一方の開口端は、突出部21の外周面
に、車両進行方向に対し後方もしくは側方に向くように
して開口され、水抜き孔23の他方の開口端は、環状の突
出壁22の内部空間に臨んで開口されている。水抜き孔23
は、空気入口7もしくは空気出口13を流れる空気の主流
軸上に略位置し、かつ、該主流軸方向の下流側にあって
該主流軸により貫通されるダスト室9の側壁内面の近傍
に寄せて配置され、水抜き孔23の一方の開口端は、空気
入口7もしくは空気出口13を流れる空気の主流軸方向の
下流側に向けて開口されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、エアクリーナ
の水抜き構造に関し、特にエアクリーナ内の水を速やか
に排出し、車両走行時等における外部からの水のエアク
リーナ内への侵入を効果的に阻止したエアクリーナの水
抜き構造に関する。
【0002】
【従来技術、発明が解決しようとする課題】従来、エア
クリーナの水抜き構造として、種々の提案がなされてい
る。実用新案登録第2534113号公報に従来例とし
て紹介されたもの(図6参照)においては、エアクリー
ナケースの底壁に穿孔された水抜き孔に水抜き弁が配置
され、エアクリーナ内に溜まった水の自重によって該水
抜き弁が開かれ、内部の水が排出される。また、外部か
らの水は、水抜き弁が閉じることにより、エアクリーナ
内への侵入が阻止されている。しかしながら、このもの
は、構造が複雑であり、コスト的にも不利であるという
問題点があった。
【0003】そこで、このような問題点の解決を図った
前記公報記載のものにおいては、エアクリーナケースの
底壁外面(下面)に、壁状に突出する補強用のビードが
一体に形成され、底壁には、該ビードからわずかな間隔
を保ちつつ該ビードに沿って開口する細長い矩形の貫通
孔が形成され、さらに、底壁外面には、この貫通孔の下
方ならびに周囲の三方を囲んで前記ビードに対向する開
口部のみが側方に開口された突出部が、一体に突出形成
されている。
【0004】このものにおいては、ビードと突出部とに
挟まれて形成された通路と貫通孔とにより水抜き孔が形
成されており、ビードと突出部とが、外部からの水のエ
アクリーナ内への侵入を阻止しているが、水抜き孔は、
エアクリーナケースの底壁内面に単に開口されるのみで
あるので、雨天時の車両走行等により、外部からの水が
少量でも水抜き孔を通ってエアクリーナ内に侵入する
と、この侵入水は、エアクリーナ内の空気流の影響を受
け、該空気流により搬送されて、フィルタエレメントを
汚損する。
【0005】本願の発明は、このような問題点を解決し
て、エアクリーナ内の水を速やかに排出することができ
るとともに、車両走行時等において、外部からの水がエ
アクリーナ内に侵入するのを阻止し、仮に侵入したとし
ても、該侵入水がエアクリーナ内の空気流に影響され、
該空気流により搬送されて、フィルタエレメントを汚損
するようなことのないようにした、簡単な構造のエアク
リーナの水抜き構造を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および効果】本願の発明
は、前記のような課題を解決したエアクリーナの水抜き
構造に係り、その請求項1に記載された発明は、空気清
浄用のフィルタエレメントを挟んで下方に空気入口を有
するダスト室が、上方に空気出口を有するクリーン室
が、それぞれ配設され、ダスト室の底部に水抜き孔が設
けられたエアクリーナの水抜き構造において、前記ダス
ト室の底壁内面に、1個もしくは複数個の突出部が一体
に突出形成され、前記ダスト室の底壁外面の前記突出部
と丁度反対側の位置に、環状の突出壁が一体に突出形成
され、前記水抜き孔が、前記突出部に形成され、前記水
抜き孔の一方の開口端は、前記突出部の外周面に、車両
進行方向に対し後方もしくは側方に向くようにして開口
され、前記水抜き孔の他方の開口端は、前記環状の突出
壁の内部空間に臨んで開口されたことを特徴とするエア
クリーナの水抜き構造である。
【0007】請求項1に記載された発明は、前記のよう
に構成されているので、突出部に形成された水抜き孔の
一方の開口端は、該突出部の外周面に、車両進行方向に
対し後方もしくは側方に向くようにして開口され、水抜
き孔の他方の開口端は、ダスト室の底壁外面に下方に向
けて突出形成された環状の突出壁の内部空間に臨んで開
口される。
【0008】したがって、エアクリーナのダスト室内の
水は、水抜き孔を介して外部に排出することができると
ともに、車両走行時等における外部からの水は、環状の
突出壁および水抜き孔の壁面により外方に跳ね返され、
その主流は、水抜き孔の一方の開口端を背後もしくは側
方から通り過ぎるのみであるので、ダスト室内に侵入し
ない。これにより、フィルタエレメントの汚損を防止す
ることができる。
【0009】仮に、外部からの水の少量が、水抜き孔の
他方の開口端から侵入して一方の開口端に到達し、エア
クリーナのダスト室内部に侵入したとしても、この侵入
水は、突出部の基端部周辺の空気流下流側に回り込み、
該突出部が、該侵入水の多くの部分をダスト室内の空気
流による巻き込みから守るので、空気流の影響が緩和さ
れ、侵入水の空気流による搬送およびこれに起因するフ
ィルタエレメントの汚損を最小限に抑えることができ
る。
【0010】しかも、エアクリーナの水抜き構造は、底
壁の内面に一体に突出形成され、所定の方向に向けられ
た開口を有する水抜き孔が形成された突出部と、底壁の
外面に一体に突出形成された環状の突出壁とのみにより
構成されるので、その構造がきわめて簡単である。
【0011】また、請求項2記載のように請求項1記載
の発明を構成することにより、水抜き孔は、空気入口も
しくは空気出口を流れる空気の主流軸上に略位置し、か
つ、該主流軸方向の下流側にあって該主流軸により貫通
されるダスト室の側壁内面の近傍に寄せて配置されるの
で、吸入空気とともに吸入された水(水分)は、拡大室
であるエアクリーナ(そのダスト室とクリーン室)内の
空気の主流軸上で減速、分離されて、ダスト室の底壁内
面上に落下し、空気の主流軸上に略位置するようにして
配置された水抜き孔より速やかに外部に排出することが
できる。
【0012】また、空気の主流軸上で気液分離が行なわ
れるので、分離された水(水分)は、ダスト室内からフ
ィルタエレメントの方向に向かう上向きの空気流れに乗
せられることがない。したがって、吸入空気とともに吸
入された水(水分)を、水抜き孔より完全に外部に排出
することができる。
【0013】さらに、車両進行方向に対し後方もしくは
側方に向くようにして開口される水抜き孔の一方の開口
端(請求項1)は、同時に、空気入口もしくは空気出口
を流れる空気の主流軸方向の下流側に向けて開口される
ので、車両進行方向に対し後方もしくは側方は、空気入
口もしくは空気出口を流れる空気の主流軸方向の下流側
(下流方向)と一致することになる。
【0014】この結果、水抜き孔の一方の開口端に到達
した外部からの少量の侵入水は、その開口端の位置がす
でに空気流下流側にあるので、突出部の基端部周辺の空
気流下流側に回り込む必要がなく、該突出部により、ダ
スト室内の空気流による巻き込みからさらに良く守られ
て、空気流の影響がさらに緩和され、侵入水の空気流に
よる搬送およびこれに起因するフィルタエレメントの汚
損を最小限に抑えることができる。
【0015】しかも、この効果は、水抜き孔が、空気入
口もしくは空気出口を流れる空気の主流軸方向の下流側
にあって該主流軸により貫通されるダスト室の側壁内面
の近傍に寄せて配置されて、侵入水に対する空気流の影
響がさらに緩和されることにより、一層助長される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図4に図示され
る本願の請求項1および請求項2に記載された発明の一
実施形態について説明する。図1は、本実施形態におけ
る水抜き構造を備えたエアクリーナの車両進行方向に見
て右側面図であって、一部水抜き構造部分を断面で示す
図、図2は、図1のエアクリーナからエアクリーナカバ
ーを取り除いて見たエアクリーナケースの平面図、図3
は、図2の右側面図であって、エアクリーナケースの正
面図、図4は、図1のエアクリーナにおける水抜き構造
部分の拡大図である。
【0017】図1において、本実施形態におけるエアク
リーナ1は、エアクリーナケース2とエアクリーナカバ
ー3とからなるケーシング内に、図示されない空気清浄
用フィルタエレメントが収容されてなり、エアクリーナ
ケース2と一体に突出形成された係止片4、ブラケット
5等の個所において、後述する空気入口7が空気出口13
に対し車両前方側に位置するようにして係止、固定され
て、機関室内の所定の個所に設置される。エアクリーナ
ケース2とエアクリーナカバー3とは、クランプ6によ
り連結されて、一体化されている。
【0018】エアクリーナ1の空気入口7は、エアクリ
ーナケース2の一方の側壁(車両進行方向に見て右側
壁)の底壁内面8に近い図1において右方角部にケース
2と一体に形成され、エアクリーナ1のダスト室9に臨
んで開口されている。
【0019】空気入口7からダスト室9内に流入した空
気は、フィルタエレメントの部分汚損が防がれるよう
に、ダスト室9内で直角に変向させられて車両後方に均
等に流れ、次いで、上向きに流れ、フィルタエレメント
内を通過する(図2参照)。
【0020】エアクリーナケース2の底壁内面8には、
1つの山部10と2つの谷部11、12が存在しており、その
谷部の一方12に臨んで前記した空気入口7が開口され、
他方の谷部11上方のエアクリーナカバー3の図1におい
て左壁(車両後方側壁)には、前記した空気出口13がカ
バー3と一体に形成されている。したがって、エアクリ
ーナ1に形成される空気出入口7、13の下方の底壁内面
8には、格別の谷部11、12が存在することになる。
【0021】以上のとおり、エアクリーナケース2に
は、側面視で山部10および谷部11、12が存在するが、車
両前後方向(図1において左右方向)のどこの個所にお
いても、エアクリーナ2の断面が正面視略同一断面とな
るように、エアクリーナカバー3の空気出口13側上面に
山部14が形成されており、これにより、フィルタエレメ
ントの上流側の空気圧力が面方向に略均一化されて、フ
ィルタエレメントの汚損が均一化されるようになってい
る。
【0022】エアクリーナ1の水抜き構造20は、次のよ
うにして構成されている。エアクリーナ1の水抜き構造
20は、図4に詳細に図示されるように、ダスト室9の底
壁内面8に一体に突出形成された突出部21と、ダスト室
9の底壁外面16の前記突出部21と丁度反対側の位置に、
下方に向け一体に突出形成された環状の突出壁22とによ
り構成され、突出部21には、水抜き孔23が形成されてい
る。
【0023】突出部21は、図2および図4に図示される
ように、円柱状の突起であって、水抜き孔23は、該円柱
状の突起に同心に形成された円形通路部分23a と、該円
形通路部分23a をダスト室9内に連通させる縦溝状通路
部分23b とからなっている。
【0024】円形通路部分23a は、環状の突出壁22の内
部空間24に向け末広がり状に形成され、その下方の開口
端(後述する水抜き孔23の一方の開口端に対し、他方の
開口端)は、該内部空間24に臨んでいる。縦溝状通路部
分23b は、突出部21の天井壁21a 部分を残し、円形通路
部分23a の全高に及んで、該円形通路部分23a を囲む壁
が幅広の溝状に切り落とされて形成されている。
【0025】環状の突出壁22は、突出部21より大径にさ
れ、その内部空間24は、前記のとおり、円形通路部分23
a の末広がり状に拡大された下方の開口端に連通されて
おり、その突出長は、斜め下方外方から水抜き孔23内に
侵入しようとするほとんどの水を跳ね返すことができる
範囲において、最短に形成されている。
【0026】次に、水抜き構造20の配置と水抜き孔23の
ダスト室9側開口端の開口方向とについて説明する。水
抜き構造20の主要構成要素であり、水抜き孔23が形成さ
れる突出部21は、図2により良く図示されているよう
に、エアクリーナケース2のダスト室9の底部の谷部12
に沿った図2において右上角部と、同谷部11の図2にお
いて上下方向中央部との2個所に形成されている。
【0027】谷部12に沿った図2において右上角部に形
成された一方の突出部21は、空気入口7を流れる空気の
主流軸上に略位置し、かつ、該主流軸方向の下流側にあ
って該主流軸により貫通されるダスト室9の左側壁内面
15a の近傍に寄せて配置されている。
【0028】そして、該一方の突出部21に形成された水
抜き孔23のダスト室9側開口端(水抜き孔23の一方の開
口端)は、図2に縦溝状通路部分23b が想像線で図示さ
れているところから明らかなように、ダスト室9の左側
壁内面15a に対面し、車両進行方向に対し左側方であっ
て、かつ、空気入口7を流れる空気の主流軸方向の下流
側方向に向くようにして開口形成されている。
【0029】また、谷部11の図2において上下方向中央
部に形成された他方の突出部21は、平面視空気出口13を
流れる空気の主流軸上に位置し、かつ、該主流軸方向の
下流側にあって平面視該主流軸により貫通されるダスト
室9の後側壁内面15b の近傍に寄せて配置されており、
この位置は、また、空気出口13への空気入口直下の位置
である。
【0030】そして、該他方の突出部21に形成された水
抜き孔23のダスト室9側開口端(水抜き孔23の一方の開
口端)は、図2に縦溝状通路部分23b が想像線で図示さ
れているところから明らかなように、ダスト室9の後側
壁内面15b に対面し、車両進行方向に対し後方であっ
て、かつ、空気出口13を流れる空気の主流軸方向の下流
側方向に向くようにして開口形成されている。
【0031】このように、いずれの突出部21に形成され
た水抜き孔23も、ダスト室9の左側壁内面15a もしくは
後側壁内面15b の近傍に寄せられ、そのダスト室9側開
口端(水抜き孔23の一方の開口端)は、これらの面に対
面し、かつ、空気入口7もしくは空気出口13を流れる空
気の主流軸方向の下流側方向に向くようにして開口形成
されているので、水抜き孔23のダスト室9側開口端に到
達してダスト室9内に侵入した水は、空気流の影響を受
けることが非常に少ない。
【0032】本実施形態は、前記のように構成されてい
るので、さらに、次のような効果を奏することができ
る。突出部21は、谷部11、12に形成され、該突出部21に
形成された水抜き孔23の一方の開口端であるダスト室9
側の開口端は、該突出部21の外周面に、車両進行方向に
対し後方もしくは側方に向くようにして開口形成され、
水抜き孔23の他方の開口端は、ダスト室9の底壁外面16
に下方に向けて突出形成された環状の突出壁22の内部空
間24に臨んで開口形成されている。
【0033】したがって、エアクリーナ1のダスト室9
内の水は、水抜き孔23を介して速やかに外部に排出する
ことができるとともに、車両走行時等における外部から
の水は、環状の突出壁22および水抜き孔23の壁面により
側方もしくは下方に跳ね返され、その主流は、水抜き孔
23の一方の開口端を背後もしくは側方から通り過ぎるの
みであるので、ダスト室9内に侵入しない。これによ
り、フィルタエレメントの汚損を防止することができ
る。
【0034】しかも、エアクリーナ1の水抜き構造20
は、底壁内面8に一体に突出形成され、所定の方向に向
けられた開口を有する水抜き孔23が形成された突出部21
と、底壁外面16に一体に突出形成された環状の突出壁22
とのみにより構成されるので、その構造がきわめて簡単
である。
【0035】また、水抜き孔23は、空気入口7もしくは
空気出口13を流れる空気の主流軸上に略位置し、かつ、
該主流軸方向の下流側にあって該主流軸により貫通され
るダスト室9の側壁内面15a 、15b の近傍に寄せて配置
されるので、吸入空気とともに吸入された水(水分)
は、拡大室であるエアクリーナ(そのダスト室9と図示
されないクリーン室)内の空気の主流軸上で減速、分離
されて、ダスト室9の底壁内面8上に落下し、谷部11、
12に沿って流れて、空気の主流軸上に配置された水抜き
孔23より速やかに外部に排出することができる。
【0036】また、空気の主流軸上で気液分離が行なわ
れるので、分離された水(水分)は、ダスト室9内から
フィルタエレメントの方向に向かう上向きの空気流れに
乗せられることがない。したがって、吸入空気とともに
吸入された水(水分)を、水抜き孔23より完全に外部に
排出することができる。
【0037】さらに、車両進行方向に対し後方もしくは
側方に向くようにして開口される水抜き孔23の一方の開
口端は、同時に、空気入口7もしくは空気出口13を流れ
る空気の主流軸方向の下流側に向けて開口されるので、
車両進行方向に対し後方もしくは側方は、空気入口7も
しくは空気出口13を流れる空気の主流軸方向の下流側
(下流方向)と一致することになる。
【0038】この結果、外部からの水の少量が、水抜き
孔23の他方の開口端から侵入して一方の開口端に到達
し、ダスト室9内に侵入したとしても、この侵入水は、
一方の開口端の位置がすでに空気流下流側にあるので、
突出部21により、ダスト室9内の空気流による巻き込み
からよく守られて、空気流の影響が緩和され、侵入水の
空気流による搬送およびこれに起因するフィルタエレメ
ントの汚損を最小限に抑えることができる。
【0039】しかも、この効果は、水抜き孔23が、空気
入口7もしくは空気出口13を流れる空気の主流軸方向の
下流側にあって該主流軸により貫通されるダスト室9の
側壁内面15a 、15b の近傍に寄せて配置されて、侵入水
に対する空気流の影響がさらに緩和されることにより、
一層助長される。
【0040】本実施形態において、エアクリーナ1の水
抜き構造20は、エアクリーナケース2に2個所形成され
たが、これに限定されず、これ以上形成されてもよい。
また、水抜き構造20に向けて谷部の形状を深くすると、
ダスト室9内の水をさらに速やかに外部に排出すること
ができるとともに、外部からの水のダスト室9内への侵
入をさらに効果的に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1および請求項2に記載された発
明の一実施形態における水抜き構造を備えたエアクリー
ナの車両進行方向に見て右側面図であって、一部水抜き
構造部分を断面で示す図である。
【図2】図1のエアクリーナからエアクリーナカバーを
取り除いて見たエアクリーナケースの平面図である。
【図3】図2の右側面図であって、エアクリーナケース
の正面図である。
【図4】図1のエアクリーナにおける水抜き構造部分の
拡大図である。
【符号の説明】
1…エアクリーナ、2…エアクリーナケース、3…エア
クリーナカバー、4…係止片、5…ブラケット、6…ク
ランプ、7…空気入口、8…底壁内面、9…ダスト室、
10…山部、11、12…谷部、13…空気出口、14…山部、15
a …左側壁内面、15b …後側壁内面、16…底壁外面、20
…水抜き構造、21…突出部、21a …天井壁、22…環状突
出壁、23…水抜き孔、23a …円形通路部分、23b …縦溝
状通路部分、24…内部空間。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気清浄用のフィルタエレメントを挟ん
    で下方に空気入口を有するダスト室が、上方に空気出口
    を有するクリーン室が、それぞれ配設され、ダスト室の
    底部に水抜き孔が設けられたエアクリーナの水抜き構造
    において、 前記ダスト室の底壁内面に、1個もしくは複数個の突出
    部が一体に突出形成され、 前記ダスト室の底壁外面の前記突出部と丁度反対側の位
    置に、環状の突出壁が一体に突出形成され、 前記水抜き孔が、前記突出部に形成され、 前記水抜き孔の一方の開口端は、前記突出部の外周面
    に、車両進行方向に対し後方もしくは側方に向くように
    して開口され、 前記水抜き孔の他方の開口端は、前記環状の突出壁の内
    部空間に臨んで開口されたことを特徴とするエアクリー
    ナの水抜き構造。
  2. 【請求項2】 前記水抜き孔は、前記空気入口もしくは
    前記空気出口を流れる空気の主流軸上に略位置し、か
    つ、該主流軸方向の下流側にあって該主流軸により貫通
    される前記ダスト室の側壁内面の近傍に寄せて配置さ
    れ、 前記水抜き孔の一方の開口端は、前記空気入口もしくは
    前記空気出口を流れる空気の主流軸方向の下流側に向け
    て開口されたことを特徴とする請求項1記載のエアクリ
    ーナの水抜き構造。
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