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JPH11291920A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

Info

Publication number
JPH11291920A
JPH11291920A JP11284598A JP11284598A JPH11291920A JP H11291920 A JPH11291920 A JP H11291920A JP 11284598 A JP11284598 A JP 11284598A JP 11284598 A JP11284598 A JP 11284598A JP H11291920 A JPH11291920 A JP H11291920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
column
shaft
tilt
side coupler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11284598A
Other languages
English (en)
Inventor
Sakae Matsumoto
栄 松本
Takeshi Senba
剛 仙波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP11284598A priority Critical patent/JPH11291920A/ja
Publication of JPH11291920A publication Critical patent/JPH11291920A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Steering Controls (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アッパコラムの確実な支持を図った電動パワ
ーステアリング装置を提供する。 【解決手段】 モータハウジング11の後部には鋼板プ
レス成形品で逆L字形状のハウジング側カプラ41がボ
ルト締めされている。また、アッパコラム4のインナチ
ューブ37には、その先端に鋼板プレス成形品で円板状
のコラム側カプラ51が溶接により固着・一体化されて
いる。ハウジング側カプラ41とコラム側カプラ51と
は、それぞれのブラケット43,アーム52を貫通する
2本のリベット61により連結されている。これによ
り、コラム側カプラ51は、リベット61の軸心をチル
トピボットTPとして、ハウジング側カプラ41に対し
て上下にチルトする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チルト機構が組み
込まれた電動パワーステアリング装置に係り、詳しく
は、アッパコラムの確実な支持を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用の操舵系では、外部動力源を用
いて操舵アシストを行わせる、いわゆるパワーステアリ
ング装置が広く採用されている。従来、パワーステアリ
ング装置用の動力源としては、ベーン方式の油圧ポンプ
が一般に用いられており、この油圧ポンプをエンジンに
より駆動するものが多かった。ところが、この種のパワ
ーステアリング装置は、油圧ポンプを常時駆動すること
によるエンジンの駆動損失が大きい(最大負荷時におい
て、数馬力〜十馬力程度)ため、小排気量の軽自動車等
への採用が難く、比較的大排気量の自動車でも走行燃費
が無視できないほど低下することが避けられなかった。
そこで、これらの問題を解決するものとして、電動モー
タを動力源とする電動パワーステアリング装置が近年注
目されている。電動パワーステアリング装置では、電動
モータの電源に車載バッテリを用いるために直接的なエ
ンジンの駆動損失が無く、電動モータが操舵アシスト時
にのみに起動されるために走行燃費の低下(オルタネー
タに係るエンジンの駆動損失)も抑えられる他、電子制
御が極めて容易に行える等の特長を有している。
【0003】一方、自動車のステアリング装置は、不特
定多数の運転者により使用(操舵)されるため、個人の
体格や運転姿勢等に対応してステアリングホイールの位
置を調整できることが望ましい。このような要望に答え
るべく、乗用車に限らず貨物車等においても、チルト機
構を採用するものが多くなっている。チルト機構は、ス
テアリングホイールの位置を上下方向に調整するための
機構であり、ステアリングシャフトおよびステアリング
コラムを上方揺動部と下方固定部とに分割すると共に上
方揺動部の揺動中心となるチルトピボットと、所望の位
置(揺動角度)でステアリングコラムを固定するチルト
レバー部やアジャスティングブラケット等からなってい
る。尚、チルト機構には、ステアリングコラムとインタ
ミネートジョイントとの連結部近傍にチルトピボットを
配置したもの(腰振りチルト方式)や、ステアリングホ
イールとステアリングコラムとの間に配置したもの(首
振りチルト方式)が公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電動パワーステアリン
グ装置にチルト機構を組み込むにあたり、腰振りチルト
方式あるいは首振りチルト方式を採用した場合、それぞ
れ以下に述べるような問題があった。例えば、ステアリ
ングコラムに取り付けられる電動モータやそのギヤボッ
クス等は比較的大きくかつ縦横方向に突出するが、腰振
りチルト方式では、これがステアリングコラムと一体に
揺動することになる。これにより、装置密度の比較的高
いダッシュボード周辺に電動モータ等の揺動空間を確保
する必要が生じ、他の装置(アクセルペダルやブレーキ
ペダル等)の設計自由度が減少すると共に、電動モータ
や他の電気部品に結線される電気配線の固定等にも細心
の注意を払う必要が生じる。また、首振りチルト方式で
は、電動モータ等の移動に係る問題はないが、位置調整
の際にステアリングホイールの傾斜が大きく変化するた
め、運転者の体格によっては操舵性が悪くなる不具合が
あった。
【0005】そこで、本発明者は、これらの不具合を解
消するチルト機構として、チルトピボットを電動モータ
の直上部に設けたミッドチルト方式を試みた。ミッドチ
ルト方式では、ステアリングホイールの位置調整時に電
動モータと周辺装置との相対移動が生ぜず、ステアリン
グホイールの傾斜も変化し難くなるが、ステアリングコ
ラムの上方揺動部(アッパコラム)の支持に係る問題が
あった。すなわち、アッパコラムは、その素材に円筒形
状の鋼管が用いられるため、チルトレバー側はアジャス
ティングブラケットを介して車体側に固定されるが、チ
ルトピボット側は車体側に支持されない。したがって、
アッパコラムは、チルトピボット側の端部がステアリン
グシャフト等に接触することが避けられず、走行時の車
体振動により異音の発生源となることもあった。本発明
は、上記状況に鑑みなされたもので、アッパコラムの確
実な支持を図った電動パワーステアリング装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するべく、上端部にステアリングホイールが装着さ
れるステアリングシャフトと、このステアリングシャフ
トを回動自在に支持するステアリングコラムと、このス
テアリングコラムに取り付けられ、前記ステアリングホ
イールの操舵力補助に供される電動モータと、前記ステ
アリングシャフトおよび前記ステアリングコラムを前記
ステアリングホイールと前記電動モータとの間で上方揺
動部と下方固定部とにそれぞれ分割すると共に、当該上
方揺動部の揺動支点となるチルトピボットとを有する電
動パワーステアリング装置において、前記ステアリング
コラムの上方揺動部から前記チルトピボットに向けて延
設され、当該チルトピボットと同心の連結軸を介して前
記下方固定部から延設されたカプラと連結されると共
に、当該連結軸の貫通部位近傍に平坦面を有するカプラ
を備えたものを提案する。
【0007】本発明によれば、ステアリングコラムの上
方揺動部は、両カプラを連結する連結軸によりチルトピ
ボットを揺動中心として揺動自在に支持されるため、チ
ルトピボット側の端部がステアリングシャフト等と接触
しなくなる。また、カプラにおける連結軸の貫通部位近
傍が平坦面となっているため、連結軸にリベット等を用
いることが容易となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、ステアリング装置の車室側
部分を示す側面図であり、同図中の符号1はステアリン
グコラムを示す。ステアリングコラム1は、アジャステ
ィングブラケット2を介して車体側メンバ3に固定され
たアッパステアリングコラム(以下、アッパコラムと略
称する)4と、車体側メンバ3に直に固定されたロアス
テアリングコラム(以下、ロアコラムと略称する)5と
から構成されている。尚、本実施形態のステアリング装
置には衝撃吸収機構が組み込まれており、二次衝突時等
に図示しないカプセルが破断してアッパコラム4がアジ
ャスティングブラケット2と伴に脱落するが、煩雑にな
るためその詳細は省略する。
【0009】アッパコラム4にはアッパステアリングシ
ャフト6が回動自在に支持され、ロアコラム5にはセン
サアウトプットシャフト7が回動自在に支持されてい
る。また、アッパステアリングシャフト6の上端にはス
テアリングホイール8が装着される一方、センサアウト
プットシャフト7の下端にはユニバーサルジョイント9
を介してロアステアリングシャフト10が連結されてい
る。図1中の符号11は電動モータ12や後述するトル
クセンサ等を保持・収納するモータハウジング、13は
アジャスティングブラケット2に取り付けられたチルト
レバー、14はアッパコラム4の下部を覆うエネルギー
吸収用の鋼製ベローズをそれぞれ示す。また、15はア
ッパコラム4を覆うコラムカバー、16は車室とエンジ
ンルームとを区画するダッシュボードをそれぞれ示す。
【0010】図2(図1中のA部拡大断面図)および図
3(図2中のB−B断面図)に示したように、アッパス
テアリングシャフト6は、ジョイントピン21を介し
て、合成樹脂製のボールハブ22と揺動自在に連結して
いる。また、ボールハブ22は、ジョイントピンに対し
て90゜位相がずれた位置に嵌入された一対のショート
ピン23を介して、トルクセンサ24のセンサインプッ
トシャフト25に揺動自在に連結している。これによ
り、アッパステアリングシャフト6は、センサインプッ
トシャフト25に対してジョイントピン21とショート
ピン23との交点を揺動ポイントSPとして揺動するこ
とになり、所定範囲内のジョイント角をもった状態でも
センサインプットシャフト25に対して回転力を伝達す
ることができる。
【0011】トルクセンサ24は、上述したセンサイン
プットシャフト25の他に、センサインプットシャフト
25とセンサアウトプットシャフト7との相対回転に伴
って前後方向(図2中左右方向)に移動するスライダ2
6、スライダ26を後方に付勢するコイルスプリング2
7、センサアウトプットシャフト7とスライダ26との
間に介装されたガイドボール28、スライダ26の移動
を検出する図示しない位置センサ等から構成されてい
る。また、センサインプットシャフト25は、トーショ
ンバー29を介して、センサアウトプットシャフト7と
相対回転可能に連結されている。したがって、運転者が
アッパステアリングシャフト6を操舵すると、トーショ
ンバー29が捻れてセンサインプットシャフト25とセ
ンサアウトプットシャフト7とが相対回転し、スライダ
26の移動量に基づいて操舵トルクが検出される。
【0012】センサアウトプットシャフト7には、トル
クセンサ24の近傍にウォームホイール31が外嵌・固
着されている。ウォームホイール31は、電動モータ1
2の図示しない回転軸に接続されたウォームギヤ32と
噛み合っており、電動モータ12の回転が減速されてセ
ンサアウトプットシャフト7に伝達される。図2中、符
号33はセンサアウトプットシャフト7をロアコラム5
に回動自在に支持させるボールベアリングを示し、34
はセンサアウトプットシャフト7にウォームホイール3
1を固定する止め輪を示す。
【0013】アッパステアリングシャフト6は、センサ
アウトプットシャフト7側のインナシャフト35と、ス
テアリングホイール8側のアウタシャフト36とからな
っている。これにより、自動車の衝突時に運転者がステ
アリングホイール8に二次衝突した際、アッパステアリ
ングシャフト6は、所定値以上の軸方向加重が作用する
と、インナシャフト35がアウタシャフト36内に進入
することによりコラプス(短縮)して衝突エネルギーを
吸収する。同様に、アッパコラム4も、センサアウトプ
ットシャフト7側のインナチューブ37と、ステアリン
グホイール8側のアウタチューブ38とからなってお
り、アッパステアリングシャフト6と同時にコラプスす
る。尚、前述した鋼製ベローズ14は、その先端がイン
ナチューブ37に固定され、後端がアウタチューブ38
に固定されている。
【0014】図4(図1中のA部拡大図)および図5
(図4中のC矢視図)に示したように、モータハウジン
グ11の後部には鋼板プレス成形品で逆L字形状のハウ
ジング側カプラ41がボルト締めされている。図6に示
したように、ハウジング側カプラ41には、モータハウ
ジング11の後端面に当接する部位にセンサインプット
シャフト25が遊嵌する貫通穴42が形成されると共
に、後面の左右端から一対の平坦なブラケット43が後
方に向けて延設されている。これらブラケット43に
は、側方視で前述したアッパステアリングシャフト6の
揺動ポイントSPに対応する位置に、それぞれピン孔4
4が穿設されている。
【0015】また、アッパコラム4のインナチューブ3
7には、その先端に鋼板プレス成形品で円板状のコラム
側カプラ51が溶接により固着・一体化されている。コ
ラム側カプラ51には、その左右端から一対の平坦なア
ーム52が平行するかたちで前方に向けて延設されると
共に、これらアーム52にはハウジング側カプラ41の
ピン孔44と同径のピン孔53がそれぞれ穿設されてい
る。尚、コラム側カプラ51のアーム52は、ハウジン
グ側カプラ41のブラケット43の内側に嵌まり込むべ
く、その左右幅が小さく設定されている。
【0016】本実施形態の場合、ハウジング側カプラ4
1とコラム側カプラ51とは、ピン孔44,53を貫通
する連結軸たる左右2本のリベット61により連結され
ている。リベット61は、ハウジング側カプラ41のピ
ン孔44から挿入され、コラム側カプラ51のピン孔5
3を貫通した後、加締められている。尚、この際の加締
めは、ハウジング側カプラ41とコラム側カプラ51と
が容易に相対回動できるように、両カプラ41,51の
ブラケット43,アーム52間に若干の間隙を残すよう
になされている。これにより、コラム側カプラ51は、
リベット61の軸心をチルトピボットTPとして、ハウ
ジング側カプラ41に対して上下にチルト(揺動)可能
となる。
【0017】一方、アッパコラム4のアウタチューブ3
8には、図7(図4中のD−D断面図)に示したよう
に、アジャスティングブラケット2の内側面に摺接する
かたちで、断面コ字形状のステー71が溶接により一体
化されている。ステー71の下部には貫通孔72が穿設
され、アジャスティングブラケット2とその左側面に固
着された固定側ストッパプレート73とにはそれぞれ円
弧孔74,75が穿設されている。これら貫通孔72と
円弧孔74,75とには、チルト調整機構を構成するチ
ルトボルト76が右側から貫通している。
【0018】チルトボルト76は、チルトレバー13の
基部に一体化されたナット77と螺合しており、チルト
レバー13が反時計方向に回動されると、スペーサ78
および移動側ストッパプレート79とを介して、アジャ
スティングブラケット2を左右から締め付ける。両スト
ッパプレート73,79には、相対向する面にそれぞれ
滑り止めのセレーションが形成されており、チルトボル
ト76によってアジャスティングブラケット2が締め付
けられた状態では、アジャスティングブラケット2とア
ッパコラム4との相対動が阻止される。図4中の符号8
1はチルトレバー13を上限位置で係止するストッパ、
82はアッパコラム4を上方に牽引するアシストスプリ
ングをそれぞれ示す。
【0019】以下、本実施形態の作用を述べる。運転者
がステアリングホイール8を回転させると、アッパステ
アリングシャフト6およびセンサアウトプットシャフト
7,ロアステアリングシャフト10を介して、その回転
力が図示しないステアリングギヤに伝達される。ステア
リングギヤ内には、回転入力を直線運動に変換するラッ
クアンドピニオン機構等が内蔵されており、タイロッド
を介して車輪の舵角が変動して操舵が行われる。この
際、モータハウジング21内のトルクセンサ24の検出
信号や車速等に基づき電動モータ12が正逆いずれかの
方向に所定の回転トルクをもって回転し、その回転が減
速ギヤを介してセンサアウトプットシャフト7に伝達さ
れ、これにより操舵アシストが実現される。
【0020】一方、運転者の交代等によりステアリング
ホイール8の上下位置を調整する必要が生じた場合、運
転者は先ず、チルトレバー13を時計方向(下方)に回
動させる。すると、チルトボルト76による締め付けが
解除され、両ストッパプレート73,79のセレーショ
ンの係合が外れることにより、アッパコラム4がチルト
ピボットTPを中心として上下に揺動する。運転者は、
ステアリングホイール8を上下させて所望の位置に調整
すると、チルトレバー13を反時計方向に回動させる。
すると、チルトボルト76が再び締め付けられ、両スト
ッパプレート73,79のセレーションが係合すること
により、アッパコラム4がアジャスティングブラケット
2に固定される。この際、アッパコラム4がアシストス
プリング82により上方に牽引されいるため、非力な運
転者であっても、ステアリングホイール8の上下が容易
に行える。また、チルトピボットTPがアッパステアリ
ングシャフト6とセンサインプットシャフト25との揺
動ポイントSPを含んでいるため、ステアリングホイー
ル8の上下位置調整を行った場合にも、各ステアリング
シャフト6,7の回動を阻害することがない。
【0021】このように、本実施形態では、リベット6
1によりハウジング側カプラ41とコラム側カプラ51
とを連結することで、アッパコラム4がチルトピボット
TPを揺動中心として揺動するようにしたため、従来装
置で問題となっていたアッパコラム4の下端とアッパス
テアリングシャフト6との干渉等が防止された。また、
ハウジング側カプラ41およびコラム側カプラ51にお
けるリベット61貫通部位近傍を平坦面としたことで、
リベット61の挿入や治具のセットが容易となり、作業
効率が向上した。
【0022】以上で具体的実施形態の説明を終えるが、
本発明の態様は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記各実施形態では、鋼板プレス成形品のコラ
ム側カプラを用いたが、図8に示したように、アルミ合
金や鋳鉄を素材としてピン孔53の周辺が平坦面93に
形成された円筒形状のコラム側カプラ91を用い、これ
をアッパコラム4のインナチューブ37に圧入や鋳込み
等により外嵌・固着させるようにしてもよいし、インナ
チューブとコラム側カプラとをプレス成形あるいは鋳造
によって一体に形成するようにしてもよい。また、上記
実施形態では連結軸としてリベット61を用いたが、ボ
ルトおよびナットあるいはピンおよびC型止め輪等を用
いるようにしてもよい。更に、電動アシスト機構やチル
ト機構の具体的構成やステアリングシャフトやステアリ
ングコラム等の具体的形状等についても、本発明の主旨
を逸脱しない範囲であれば、適宜変更可能である。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る電動パ
ワーステアリング装置によれば、上端部にステアリング
ホイールが装着されるステアリングシャフトと、このス
テアリングシャフトを回動自在に支持するステアリング
コラムと、このステアリングコラムに取り付けられ、前
記ステアリングホイールの操舵力補助に供される電動モ
ータと、前記ステアリングシャフトおよび前記ステアリ
ングコラムを前記ステアリングホイールと前記電動モー
タとの間で上方揺動部と下方固定部とにそれぞれ分割す
ると共に、当該上方揺動部の揺動支点となるチルトピボ
ットとを有する電動パワーステアリング装置において、
前記ステアリングコラムの上方揺動部から前記チルトピ
ボットに向けて延設され、当該チルトピボットと同心の
連結軸を介して前記下方固定部から延設されたカプラと
連結されると共に、当該連結軸の貫通部位近傍に平坦面
を有するカプラを備えるようにしたため、ステアリング
コラムの上方揺動部は、両カプラを連結する連結軸によ
りチルトピボットを揺動中心として揺動自在に支持さ
れ、チルトピボット側の端部がステアリングシャフト等
と接触しなくなる他、カプラにおける連結軸の貫通部位
近傍が平坦面となっているため、連結軸にリベット等を
用いることも容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステアリング装置の車室側におけ
る構造を示す説明図である。
【図2】図1中のA部拡大断面図である。
【図3】図2中のB−B断面図である。
【図4】図1中のA部拡大図である。
【図5】図4中のC矢視図である。
【図6】ハウジング側カプラやコラム側カプラ等の分解
斜視図である。
【図7】図4中のD−D断面図である。
【図8】構成を一部変形した実施形態を示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
1‥‥ステアリングコラム 2‥‥アジャスティングブラケット 4‥‥アッパコラム 5‥‥ロアコラム 6‥‥アッパステアリングシャフト 7‥‥センサアウトプットシャフト 8‥‥ステアリングホイール 11‥‥モータハウジング 12‥‥電動モータ 13‥‥チルトレバー 35‥‥インナシャフト 37‥‥インナコラム 41‥‥ハウジング側カプラ 43‥‥ブラケット 51‥‥コラム側カプラ 52‥‥アーム 61‥‥リベット SP‥‥揺動ポイント TP‥‥チルトピボット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部にステアリングホイールが装着さ
    れるステアリングシャフトと、 このステアリングシャフトを回動自在に支持するステア
    リングコラムと、 このステアリングコラムに取り付けられ、前記ステアリ
    ングホイールの操舵力補助に供される電動モータと、 前記ステアリングシャフトおよび前記ステアリングコラ
    ムを前記ステアリングホイールと前記電動モータとの間
    で上方揺動部と下方固定部とにそれぞれ分割すると共
    に、当該上方揺動部の揺動支点となるチルトピボットと
    を有する電動パワーステアリング装置において、 前記ステアリングコラムの上方揺動部から前記チルトピ
    ボットに向けて延設され、当該チルトピボットと同心の
    連結軸を介して前記下方固定部から延設されたカプラと
    連結されると共に、当該連結軸の貫通部位近傍に平坦面
    を有するカプラを備えたことを特徴とする電動パワース
    テアリング装置。
JP11284598A 1998-04-09 1998-04-09 電動パワーステアリング装置 Pending JPH11291920A (ja)

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