JPH11286940A - 山腹砂防ネット用リング及び該リングを用いた山腹砂防ネット工法 - Google Patents
山腹砂防ネット用リング及び該リングを用いた山腹砂防ネット工法Info
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Abstract
全体が一様な砂防ネットを形成する。 【解決手段】多数のリング4を縦横に連結することによ
って砂防ネットを形成する。このリング4は、金属線材
によって形成されていて、両端に互いに係合することに
よって該線材をリング状にするための係合部5,5を備
えているとともに、該線材の中間に間隔をおいて2つの
連結用環6,6を備えている。連結用環6は、別のリン
グ4をその一端の係合部5から通すことによりリング同
士を連結するためのものである。
Description
リング及び該リングを用いた山腹砂防ネット工法に関す
る。
がある。これは、山腹の砂防場所に多数のロープ(ワイ
ヤ)を縦横に張り、ロープ同士の交点を結合することに
よってネットを形成するとともに、各ロープの両端及び
中間の適宜の箇所を砂防場所の周囲に固定するものであ
る。また、ロープかけ工法は、上記ワイヤネットの上か
ら菱形金網を被せ、該金網の適宜の箇所をロープに結合
するようにしたものであり、ロープと金網とを併用した
ものである。
では、当該ネットの網目を細かくしないと小さな落石を
防ぐことができない。上記ロープかけ工法では、金網に
よって小さな落石を防ぐことができるが、菱形金網を砂
防場所に凹凸がある場合これに添わせて設けることが難
しい。これは、菱形金網はその列線方向に延びる折目が
つくように曲げることは容易であるものの、該列線と交
叉する方向に延びる折目がつくように曲げること曲げる
ことが難しいためである。また、このように菱形金網が
自由に曲がらないから、落石が発生した際に菱形金網の
落石発生箇所に応力が集中し易く、このため、山腹から
崩壊した石や岩が金網内に止まらずに金網を破壊して落
下するおそれがある。
金網をその部分で分断し、この分断した菱形金網を立ち
木の周囲で別途連結する必要がある。また、菱形金網の
場合は、その列線を長くするにも製造上の限界があるか
ら、砂防すべき場所が広い場合には、相隣る菱形金網同
士を部分的に重ね合わせて列線の長手方向に連結してい
く必要がある。しかし、このような重なり部を設けるこ
とは材料の浪費になるとともに、金網を山肌に添わせる
ことも難しくなり、さらにはネット全体としてみたとき
の強度が一様でなくなるから、落石時には強度の低い部
分に応力が集中し易くなる。
凹凸に応じて変形するような、しかも全体が一様な砂防
ネットを形成することができ、さらに必要に応じてネッ
トに立ち木のための孔空き部を簡単に形成することがで
きるリングを提供するとともに、このようなリングを用
いた山腹砂防ネット工法を提供するものである。
ット用リングは、山腹を砂防のために覆う砂防ネットを
形成するためのものであり、線材の両端に互いに係合す
ることによって該線材をリング状にするための係合部が
形成されているとともに、該線材の中間に別の当該リン
グをその一端から通し当該リング同士を連結するための
連結用環が少なくとも2つ間隔をおいて形成されている
ことを特徴とする。
両端の係合部を互いに係合させることによってリング状
にすることできる。2つのリングがあるとき、そのうち
の一方のリングをその端の係合部から他方のリングの連
結用環に通すことによって当該両リングを連結すること
ができる。1個のリングに注目すれば、この1個のリン
グには間隔をおいて2つの連結用環が設けられているか
ら、各連結用環に他のリングを通すことによって2つの
リングを連結することができ、また、当該リングを別の
リングの連結用環に通すことによってこの別のリングに
対して連結することができる。
りに例えば約90度、約120度又は約180度離れた
態様で配置することができる。ここに「約」とは例えば
±10度程度の差があっても支障はないことを意味す
る。
には、各リングのリング中心から見たときの連結用環の
存する方角を同じにして多数のリングを縦横に二次元的
に並べ、縦横に相隣るリング同士を連結用環によって連
結すれば砂防ネットを形成することができる。2つの連
結用環を約180度離した場合には、2つの連結用環を
縦に配置したリングと横に配置したリングとが交互にな
るように多数のリングを縦横に2次元的に配置し、縦横
に相隣るリング同士を連結用環によって連結すれば砂防
ネットを形成することができる。2つの連結用環を約1
20度離した場合には、6つ1組のリングが正六角形の
頂点に配置され且つこの六角形が上下左右に並んだ亀甲
形の砂防ネットを形成することができる。
も、楕円形であっても、あるいは角形であってもよい。
例えば、上記リング形状を矩形とし、上記連結用環を当
該矩形の角に設けるようにすることができる。もちろ
ん、リング形状は矩形以外の多角形状にすることもでき
る。
防ネットにあっては、相隣るリングは、互いの連結が固
定されたものではなく、一方のリングは他方のリングの
連結用環に対する連結位置を変えることができるととも
に、両リングは相手リングに対してある程度任意の方向
に向きを変える(回転する)ことができ、ネット形状を
比較的自由に変えることができる。
も、リング同士の回転等によって当該砂防ネットに凹凸
を簡単に形成することができ、砂防場所の凹凸に添わせ
て砂防ネットを張ることができる。また、山腹が部分的
に崩壊しても、その部分での石や岩の移動に応じて比較
的広い範囲でリング同士の回転やずれを生じ、特定のリ
ングへの応力集中を招くことなくネット形状が変化し
て、石や岩が落下する際の衝撃が吸収される。このた
め、石や岩は砂防ネット内に止まり、該ネットの破壊は
避けられる。
く、リング同士を例えば五輪マークの輪のように連結す
ることも考えられるが、各リングの自由度が高くなり過
ぎるため、砂防ネットとした場合にはネット形状が比較
的小さな力で変化し易くなり、落石を生じないように山
肌を押さえる拘束力が十分に得られない。また、各リン
グの連結用環同士を別の連結金具によって連結すること
も考えられるが、砂防ネットの部品点数が多くなるとと
もに、その連結作業が煩雑になる。
部は、例えば線材端部をU字状に曲げて折り返すことに
よって形成することができる。この場合は、U字状係合
部の折返し部を互いに相手側に掛けて結合することがで
きる。
の連結用環は、線材中間部に曲げ加工を施して該線材の
一部によって当該リングの外側に形成するようにし、且
つ該連結用環と当該リングとを互いに略直交させるよう
にすることが好適である。このようにすれば、連結用環
がリングの外側に突出しているから、リング同士の連結
が容易になるとともに、連結用環がリングに対して略直
交しているから、連結すべき各リング面を同一平面上に
配置された砂防ネットを得ることができる。
は、上述の如き山腹砂防ネット用リングを用いた方法で
ある。すなわち、それは、線材の両端に互いに係合する
ことによって該線材をリング状にするための係合部が形
成されているとともに、該線材の中間に連結用環が少な
くとも2つ間隔をおいて形成されている複数のリングを
準備し、一のリングの連結用環に他のリングをその一端
から通しその両端を係合部において係合させることによ
って当該リング同士を連結する、という作業を繰り返す
ことによって複数のリングが縦横に連結されてなるネッ
トを形成し、上記ネットを山腹の砂防場所に固定するこ
とを特徴とする。
リングを欠損させてネットを形成すればよい。
環が当該矩形の角に設けられている場合は、上記相隣る
リング同士は、その一方のリングの角に他方のリングの
連結用環を係合させて連結することになる。これによ
り、ネット形状が安定することになる。
る他の発明は、上述の如き山腹砂防ネット工法におい
て、上記ネットを形成する工程は、複数のリングを縦横
に連結して四角形の小ネットを形成するステップと、上
記小ネットの複数枚を山腹の砂防場所に縦横に敷き並
べ、且つこれらの小ネットの相隣るリング同士を同様の
リングによって連結していくことによって当該山腹を覆
う大ネットを形成するステップとを備え、上記ネットを
砂防場所に固定する工程では、複数本のロープの各々の
一端を上記砂防場所の周囲に所定間隔をおいて固定し、
各ロープをその一端の固定点より上記大ネットの縦又は
横に延びるリング列の各リングの連結用環に順次通して
上記砂防場所に縦横に張り、各ロープの他端を上記砂防
場所の周囲の反対側に固定するとともに、ロープ同士の
交点を結合し、さらに各ロープの中間部を上記砂防場所
に固定することによって、上記大ネットを山腹に固定す
ることを特徴とするものである。
トは、現場(山腹の砂防場所)付近で作製するようにし
ても、工場で作製して現場に運搬するようにしてもよ
い。砂防場所では、複数の小ネットを縦横に敷き並べて
相隣る小ネット同士をリングで連結するが、この連結用
のリングは小ネットを形成するリングと同じものである
から、大ネットは同じリングが縦横に並んだ一様なもの
になり、小ネット同士の重複部は生じないとともに、強
度も大ネット全体にわたって均一なものになる。砂防場
所に部分的に樹木がある場合には、この樹木を囲むよう
に小ネットを張ればよい。この樹木によって生ずるネッ
トの空きスペースは、該スペース周縁の小ネットのリン
グに別のリングを継ぎ足していくことによって、可及的
に狭くすることができる。
延びる適宜のリング列の各リングの連結用環に通すこと
によって大ネットと結合されるから、リングとロープと
を結合する専用の結合具を別途設ける必要がない。
ットを形成するための山腹砂防ネット用第1リングと山
腹砂防ネット用第2リングとの組合せに関するものであ
って、第1リングは、その全周にわたって等間隔に配設
され且つ外方へ突出した4つの連結用環を備えていて、
平面正方格子の各格子点に配置され且つ1つの単位格子
を構成する4つのリング各々の1つの連結用環が該単位
格子の中心に向かって突出した状態になるように配置さ
れるものであり、第2リングは、その線材の両端に互い
に係合することによって該線材をリング状にするための
係合部を備えていて、上記第1リングの配列によって構
成される各単位格子の中心に配置されて、該単位格子を
構成する4つの第1リングの互いに向かい合う4つの連
結用環に通されてこれら4つの第1リングを繋ぐもので
あることを特徴とする。
を覆う砂防ネットを形成するための山腹砂防ネット用第
1リングと山腹砂防ネット用第2リングとの組合せであ
って、第1リングは、その全周にわたって等間隔に配設
され且つ外方へ突出した3つの連結用環を備えていて、
平面三角格子の各格子点に配置され且つ1つの三角単位
格子を構成する3つのリング各々の1つの連結用環が該
三角単位格子の中心に向かって突出した状態になるよう
に配置されるものであり、第2リングは、その線材の両
端に互いに係合することによって該線材をリング状にす
るための係合部を備えていて、上記第1リングの配列に
よって構成される各三角単位格子の中心に配置されて、
該三角単位格子を構成する3つの第1リングの互いに向
かい合う3つの連結用環に通されてこれら3つの第1リ
ングを繋ぐものであることを特徴とする。
を覆う砂防ネットを形成するための山腹砂防ネット用第
1リングと山腹砂防ネット用第2リングとの組合せであ
って、第1リングは、その全周にわたって等間隔に配設
され且つ外方へ突出した6つの連結用環を備えていて、
平面三角格子の各格子点に配置され且つ1つの三角単位
格子を構成する3つのリング各々の1つの連結用環が該
三角単位格子の中心に向かって突出した状態になるよう
に配置されるものであり、第2リングは、その線材の両
端に互いに係合することによって該線材をリング状にす
るための係合部を備えていて、上記第1リングの配列に
よって構成される正の各三角単位格子の中心と逆の各三
角単位格子の中心に配置されて、各三角単位格子を構成
する3つの第1リングの互いに向かい合う3つの連結用
環に通されてこれら3つの第1リングを繋ぐものである
ことを特徴とするものである。
係る発明の場合は、第1リングと第2リングとの組合せ
によって砂防ネットを形成することができ、最初に説明
した山腹砂防ネット用リングの場合と同様の効果が得ら
れる。また、第2リングは第1リング同士を繋ぐ繋ぎ専
用リングであって、この第2リングには連結用環を設け
る必要がないから、リング同士の連結が容易になる。さ
らに、第1リングは複数の連結用環が全周にわたって等
間隔に配置されていて等方性を有し、第2リングも単位
格子の中心にあって周囲の第1リングとの関係では等方
性を有するから、得られるネットはその全体にわたって
均質なものになり、耐久性が高くなる。
に固定するためのロープを通すことができる。この連結
用環については、最初に説明した山腹砂防ネット用リン
グの場合と同様に、当該リングに対して略直交させるよ
うにして、リング同士の連結を容易にすることができ
る。
ている各部位に角がある多角形リングとし、第2リング
を、第1リングの連結用環が係合する角部を備えた多角
形リングとすることができる。このようにすれば、多角
形リング同士を連結用環によって連結したようなネット
形状になり、見栄えが良くなるとともに、第1リングと
第2リングとの連結位置が定まって形状安定性の高い砂
防ネットが得られることになる。
々を円形リングにすることもでき、また、第1リングを
多角形リングとして第2リングを円形リングとするこ
と、あるいは第1リングを円形リングとして第2リング
を多角形リングとすることも可能である。
リングによれば、線材の両端に係合部を有し中間に連結
用環を少なくとも2つ間隔をおいて有するから、この連
結用環を利用して多数のリングを縦横に連結することに
よって、特別な連結具を用いることなく、適度に変形可
能な砂防ネットを形成することができ、凹凸を有する砂
防場所にもその山肌に添わせて砂防ネットを張ることが
できるとともに、山腹に多少の崩れを生じてもその際の
衝撃を当該ネットの変形によって吸収することができ、
ネットの破壊が免れ、落石防止に有利になる。
を当該矩形の角に設けるようにしたものによれば、リン
グ同士を連結するときに、その一方のリングの角に他方
のリングの連結用環を係合させて連結することができ、
連結作業が容易になるとともに、得られるネット形状が
安定することになる。
の連結用環は、線材中間部に曲げ加工を施して該線材の
一部によって当該リングの外側に形成するようにし、且
つ該連結用環と当該リングとを互いに略直交させるよう
にしたものによれば、リング同士の連結が容易になると
ともに、連結用環がリングに対して略直交しているか
ら、連結すべき各リング面を同一平面上に配置された砂
防ネットを得ることができる。
によれば、上述の如きリングを複数個準備し、一のリン
グの連結用環に他のリングをその一端から通しその両端
を係合部において係合させることによって当該リング同
士を連結する、という作業を繰り返すことによって複数
のリングが縦横に連結されてなるネットを形成し、この
ネットを山腹の砂防場所に固定するようにしたから、ネ
ットの形成が容易であるとともに、立木がある場合に
は、部分的に当該部位でリングを欠損させてネットを形
成することができる。
ットを作製してこれを砂防場所に縦横に並べてリングで
連結するようにした工法によれば、現場での作業工数を
少なくすることができるとともに、重複部のない一様な
広い、しかも全体にわたって強度の均一な大ネットを形
成することができ、また、樹木を避けてネットを張設す
ることが容易になり、さらに、ロープとネットとはロー
プをリングの連結用環に通すことによって結合するか
ら、特別な結合具も不要となる。
グの組合せによれば、全周にわたって等間隔に配置した
複数の連結用環を有し所定の平面格子の格子点に配置さ
れる第1リングと、当該平面格子の単位格子の中心に配
置されて周囲の複数の第1リングを繋ぐ第2リングとを
組み合わせてなるものであるから、ネットの形成が容易
になるとともに、全体にわたって均質なネットが得ら
れ、強度及び耐久性の面でも有利になる。
場所に施工した砂防ネット1を示すものであり、この砂
防ネット1は、多数のリングよりなる大ネット2と、該
大ネット2を山腹に固定する縦横のロープ3とによって
構成されている。
を形成するための第1リング4が示されている。この第
1リング4は、金属線材の両端に互いに係合することに
よって該線材をリング状にするための係合部5,5が形
成されているとともに、該線材の中間に2つの連結用環
6,6が間隔をおいて形成されてなるものであり、図3
に示すように両端係合部5,5を互いに係合させると、
円形リング状態になる。
キ鉄線を含む)が好適である。両端の係合部5,5は、
線材端部をU字状に曲げて折り返すことによって形成さ
れていて、折返すときの線材端部の曲げ方向が互いに直
交している。従って、係合部5,5同士の係合は、互い
の直交する折返し部を掛けることによってなされる。
係合部5から通すことによりリング同士を連結するため
の、リング4のリング径よりも小さい円環(円形リン
グ)である。但し、連結用環6の内径は、上記係合部5
を通す必要から、該係合部5の横幅よりも大きい。ま
た、この連結用環6には必要に応じてロープ3が通され
るものであり、このため、その内径はリング4の他にロ
ープ3が通る大きさに形成されている。図3及び図4に
示すように、2つの連結用環6,6はリング中心回りに
90度離れた位置関係にある。また、上記係合部5,5
の係合位置は一方の連結用環6からリング中心回りに4
5度離れている。
部に曲げ加工を施すことにより、該線材の一部によって
当該リングの外側に形成されており、且つ該連結用環6
と当該リング4とは互いのリング孔の向き、換言すれば
互いのリング面が略直交している。また、図5に示すよ
うに、連結用環6の両端の隙間は、連結したリング4が
離脱しないように、リング4の線径よりも小さくする必
要がある。
例えば、その線径(直径)が5mm前後、リング4の内
径が200mm前後、連結用環6の内径が30mm前後
になるが、この線径、リング径及び連結用環径について
は、適宜変更することができる。
れている。すなわち、同図の中央に示す第1リング4
は、その上側及び右側に位置する各連結用環6,6に上
方の第1リング4、右方の第1リング4がそれぞれ通さ
れて、これらのリング4,4と連結されている。また、
この中央の第1リング4は、その左方に位置する第1リ
ングの右側の連結用環6に通されて該左側リング4と連
結され、その下方に位置する第1リング4の上側の連結
用環6に通されて該下側リング4と連結されている。ま
た、この中央の第1リング4の右側の連結用環6には右
側リング4と共にロープ3が通されている。
るための第2リング7が示されている。大ネット2はそ
の大部分が上記第1リング4によって形成されるもので
あるるが、大ネット2の端には必要に応じてこの第2リ
ング7を用いるものである。この点は後述する。第2リ
ング7は、基本的には第1リング4と同じであるが、連
結用環6を3つ備えている点が相違する。すなわち、3
つの連結用環6,6,6は、リング中心回りに順次90
度ずつ離れて設けられている。
7を用いた山腹砂防の一例を説明する。
数の小ネット8を第1リング4によって(必要に応じて
第2リング7を用いて)順次連結していくことによって
形成されている。この例では、大ネット2を構成する左
端縦一列のリング及び下端横一列のリングに第2リング
7が用いられ、他のリングに第1リング4が用いられて
いる。
6,6の一方が上方に突出し、他方が右方に突出するよ
うに配置され、左端の第2リング7はすべてその3つの
連結用環6,6,6のうちの一つが上方に、他の一つが
右方に、さらに他の一つが左方にそれぞれ突出するよう
に配置され、下端の第2リング7は左端のものを除いて
その3つの連結用環6,6,6のうちの一つが上方に、
他の一つが右方に、さらに他の一つが下方にそれぞれ突
出するように配置されている。
並ぶリングの上方へ突出した各連結用環6に上横ロープ
3が通され、下端において横一列に並ぶリングの下方へ
突出した各連結用環6に下横ロープ3が通され、中間に
も複数の横ロープ3が上下に間隔をおいて張設されてい
て、各中間横ロープ3は大ネット2の中間において横1
列に並ぶ適宜のリングの上方へ突出した連結用環6に通
されている。また、大ネット2の左端において縦1列に
並ぶリングの左方へ突出した各連結用環6に左縦ロープ
3が通され、右端において縦一列に並ぶリング(図8で
は図示省略)の右方へ突出した各連結用環に右縦ロープ
が通され、中間にも複数の縦ロープ3が左右に間隔をお
いて張設されていて、各中間縦ロープ3は大ネット2の
中間において縦1列に並ぶ適宜のリングの右方へ突出し
た連結用環6に通されている。
場所の周囲にアンカー9を打ち込んで固定され、また、
縦横のロープ3の交点10は互いに結合され、さらに、
各ロープ3の中間部は適宜の間隔をおいてその複数箇所
がアンカー(図示省略)によって山腹に固定されてい
る。
ト2の上端及び左端に配置する小ネットを除く他の小ネ
ット8は、計25個の第1リング4を縦に5個、横に5
個並ぶように縦横に連結して形成する。一方、大ネット
2の左端に配置する小ネット8については、該小ネット
8の左端縦1列のリングには第2リング7を用い、ま
た、大ネット2の下端に配置する小ネット8について
は、該小ネット8の下端横1列のリングには第2リング
7を用いる。
横ロープ3の一端をアンカー9で山腹に固定する。この
上横ロープ3に必要数の小ネット8を順次通していき、
この上横ロープ3の他端及び中間部をアンカー(図示省
略)で山腹に固定する。左右に相隣る小ネット8,8同
士は、その間に5個の第1リング4を縦1列に配置し
て、この両小ネット8,8の相対する端一列の第1リン
グ4,4同士を連結する。
側)に2列目の小ネット8を配置し、この上下に相隣る
小ネット8,8同士を横一列に並ぶ5個の第1リング4
によって連結する。但し、左端の小ネット8の左端のリ
ングは第2リング7であるから、上下の第2リング7,
7の連結には第2リング7を用いる。この2列目の左右
に相隣る小ネット8,8同士も第1リング4を用いて連
結する。また、1列目の各小ネット8,8間に設けられ
た連結用の第1リング4と2列目の各小ネット8,8間
に設けられた連結用の第1リング4とも同様に第1リン
グ4によって連結する。
…と小ネット8をリングによって連結していくことによ
り、砂防場所の全体を覆う大ネット2を形成する。砂防
場所に樹木がある場合には、この樹木の存する部分を空
きスペースとして、この樹木を囲むように小ネット8を
張る。この空きスペースは、該スペース周縁の小ネット
8の第1リング4に別の第1リング4を順次継ぎ足して
いくことによって、可及的に狭くする。また、砂防場所
の最下端近くまで小ネット8を張った時点で、さらに小
ネット8を継ぎ足すとネットが余る場合には、小ネット
8を継ぎ足さずにリングを継ぎ足せばよい。但し、最下
端のリングは第2リング7にする必要がある。
で所定の間隔(例えば2m間隔)をおいて複数本の縦ロ
ープ3の各上端をアンカー9で固定するとともに、各縦
ロープ3と上記上横ロープ3との交点10を結合する。
そして、左端の縦ロープ3は大ネット2の左端に縦一列
に並ぶ各第2リング7の左方に突出した連結用環6に上
から順に通していく。中間及び右端の縦ロープ3も同様
にして縦一列に並ぶ第1リング4の連結用環6に通す。
これら縦ロープ3は、その下端をアンカー9によって砂
防場所下の山腹ないしは路肩等に固定し、また、その中
間部も山腹にアンカーによって固定する。
の外側に、中間横ロープ3及び下横ロープ3の一端をア
ンカー9によって固定するとともに、これら横ロープ3
と当該端の縦ロープ3との交点10を結合する。これら
横ロープ3を大ネット2の横一列に並ぶ中間のリング及
び下端のリングの各連結用環6に順次通し、他端を砂防
場所外側の山腹にアンカーによって固定し、中間の複数
箇所を山腹にアンカーによって固定し、また、他の縦ロ
ープ3との交点を結合する。
た後にロープ3を張るようにしたが、小ネット8をリン
グで他の小ネット8に連結するときに、同時に当該小ネ
ット8等のリングの連結用環8にロープ3を通すように
して、小ネット8の連結作業とロープ3の張設作業とを
並行的に行なうようにしてもよい。
の折返し部同士を係合させるようにしたが、図10に示
すように、線材端部の折返し長さを長めにし且つ折返し
のための曲げ方向を互いに逆向きにした係合部11,1
1であってもよい。このような係合部11,11にあっ
ては、ともがけによって両係合部11,11を締まり勝
手に係合させることができる。
5に示されており、山腹を覆う砂防ネットを形成するた
めの山腹砂防ネット用第1リング21と、山腹砂防ネッ
ト用第2リング22との組合せに関する。
正方形状のリング本体23の4つの頂点の各々より連結
用環24が外方へ突出したものである。この連結用環2
4は、図12に示すように、実施形態1の場合と同様に
線材の一部に曲げ加工を施すことによって形成されたも
のであり、リング本体23とは略直交している。
その線材の両端に互いに係合することによって該線材を
リング状にするための係合部25,25を備えたもので
あり、正方形リングである。係合部25は実施形態1の
リング4の係合部5と同じ構成である。
の金属線材によって形成することができ、第1リング2
1は線材の両端を溶接することによってリングを完成す
ることができる。もちろん、2つの連結用環24,24
を有するコ字状リング部材を形成し、2つのコ字状リン
グ部材の端同士を溶接して1つの第1リング21を完成
するようにしてもよい。
4に示すように、上記第1リング21を平面正方格子2
6の各格子点に配置し、且つ1つの単位格子を構成する
4つの第1リング21の各々の1つの連結用環24が該
単位格子の中心に向かって突出した状態になるように配
置する。第2リング22については、上記第1リング2
1の配列によって構成される各単位格子の中心に配置す
る。
5,25の係合を解除した状態で、上記単位格子を構成
する4つの第1リング21の互いに向かい合う4つの連
結用環24に順次通して両端の係合部25,25を互い
に係合させる。この作業を繰り返すことによって図15
に示す砂防ネット27を得ることができる。また、第1
リング21及び第2リング22を部分的に欠如すること
によって立ち木のための孔空きネットを形成することも
できる。第1リング21の連結用環24には当該ネット
27を山腹に固定するためのロープ3を通すことができ
る。
ており、山腹を覆う砂防ネットを形成するための山腹砂
防ネット用第1リング31と、山腹砂防ネット用第2リ
ング32との組合せに関する。
33の3つの頂点の各々より連結用環34が外方へ突出
したものである。この連結用環34は、先の実施形態と
同様に線材の一部に曲げ加工を施すことによって形成さ
れたものであり、リング本体33とは略直交している。
第2リング32は、その線材の両端に互いに係合するこ
とによって該線材をリング状にするための係合部(図示
省略)を備えたものであり、三角形リングである。この
係合部は実施形態2のものと同じ構成である。第1リン
グ31及び第2リング32は実施形態2と同様にして形
成することができる。
リング31を平面三角格子36の各格子点に配置し、且
つ1つの三角単位格子を構成する3つの第1リング31
の各々の1つの連結用環34が該三角単位格子の中心に
向かって突出した状態になるように配置する。第2リン
グ32は、上記第1リング31の配列によって構成され
る各三角単位格子の中心に配置し、上記単位格子を構成
する3つの第1リング31の互いに向かい合う3つの連
結用環34に順次通して両端の係合部を互いに係合させ
る。この作業を繰り返すことによって砂防ネット37を
得ることができる。また、第1リング31及び第2リン
グ32を部分的に欠如することによって立ち木のための
孔空きネットを形成することもできる。第1リング31
の連結用環34には当該ネット37を山腹に固定するた
めのロープ3を通すことができる。
ており、山腹を覆う砂防ネットを形成するための山腹砂
防ネット用第1リング41と、山腹砂防ネット用第2リ
ング42との組合せに関する。
43の6つの頂点の各々より連結用環44が外方へ突出
したものである。この連結用環44は、先の実施形態と
同様に線材の一部に曲げ加工を施すことによって形成さ
れたものであり、リング本体43とは略直交している。
第2リング42は、その線材の両端に互いに係合するこ
とによって該線材をリング状にするための係合部(図示
省略)を備えたものであり、三角形リングである。この
係合部は実施形態2のものと同じ構成である。第1リン
グ41及び第2リング42は実施形態2と同様にして形
成することができる。
リング41を平面三角格子46の各格子点に配置し、且
つ1つの三角単位格子を構成する3つの第1リング41
の各々の1つの連結用環44が該三角単位格子の中心に
向かって突出した状態になるように配置する。第2リン
グ42は、上記第1リング41の配列によって構成され
る正の各三角単位格子の中心及び逆の各三角形単位格子
の中心に配置し、上記単位格子を構成する3つの第1リ
ング41の互いに向かい合う3つの連結用環44に順次
通して両端の係合部を互いに係合させる。この作業を繰
り返すことによって砂防ネット47を得ることができ
る。また、第1リング41及び第2リング42を部分的
に欠如することによって立ち木のための孔空きネットを
形成することもできる。第1リング41の連結用環44
には当該ネット47を山腹に固定するためのロープ3を
通すことができる。
に示されており、図18に示す第1リング51と、図2
0に示す第2リング52と、図21に示す第3リング5
3とを用いて、図23に示すような砂防ネット54を形
成するものである。
は、1本の線材によって形成されたものであって、その
両端に形成された係合部55,55同士を係合させるこ
とによって矩形のリングを形成するものである。一端の
係合部55は線材端部を折り返すによって予め環状に形
成しておき、他端の係合部55は、線材端部を予めU字
状に折り返しておいて、この折り返された末端から上記
他端の環状係合部55に差し込む。この他端の係合部5
5は、当該差し込み後、必要に応じて工具で強く曲げる
ことによって環状係合部として係合部55,55の係合
の外れを防止することができる(この点は先の実施形態
も同じである。)。そして、この矩形リングの相隣る2
つの角に連結用環56,56がリング外方へ突出させて
形成されている。図19にも示すように連結用環56の
面は当該リング面に対して90度捻られている。また、
上記係合部55,55は矩形リングの一つの角に配置さ
れている。
リング51と同形の矩形リングであり、同様の係合部5
5,55を備えているが、連結用環56が3つの角に設
けられている点が相違する。図21に示す第3リング5
3は、上記第1リング51と同形の矩形リングであり、
同様の係合部55,55を備えているが、係合部55,
55は矩形の一辺の中間に配置されている点、並びに4
つの角に連結用環56が設けられている点が相違する。
また、第3リング53はその両端の係合部55,55を
予め係合させておくことができる。これは、第3リング
53は、その連結用環56に他のリングが通されるもの
であって、第3リング53自体を他のリングの連結用環
56に通すことがないからである。
例で図22に示されている。すなわち、一のリング51
の両端の係合部55,55を非係合状態にしておいて、
その一端の係合部55を隣接する2つのリング51,5
1の各連結用環56,56に順に通して他端の係合部5
5に係合させるものである。この隣接するリング51,
51の連結用環56,56は、当該一のリング51の連
結用環56が存在しないリング角部に係合させる。第1
リング51と第2リング52との連結、第2リング5
2,52同士の連結、第2リング52と第3リング53
との連結も同様である。
に連結すれば、図23に示す砂防ネット54が得られ
る。同ネット54においては、右下角部に配置されてい
るリングが第3リング53であり、右側辺の残り5つの
リング及び下辺の残り5つのリングが第2リング52で
あり、残りのリングは全て第1リング51である。
図。
正面図。
図。
図。
図。
Claims (11)
- 【請求項1】 山腹を覆う砂防ネットを形成するための
山腹砂防ネット用リングであって、 線材の両端に互いに係合することによって該線材をリン
グ状にするための係合部が形成されているとともに、該
線材の中間に別の当該リングをその一端から通し当該リ
ング同士を連結するための連結用環が少なくとも2つ間
隔をおいて形成されていることを特徴とする山腹砂防ネ
ット用リング。 - 【請求項2】 請求項1に記載されている山腹砂防ネッ
ト用リングにおいて、 上記リング形状が矩形であり、上記連結用環が当該矩形
の角に設けられていることを特徴とする山腹砂防ネット
用リング。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載されている
山腹砂防ネット用リングにおいて、 上記両端の係合部は、線材端部をU字状に曲げて折り返
すことによって形成され、 上記中間の連結用環は、線材中間部に曲げ加工を施すこ
とによって該線材の一部によって形成されており、該連
結用環は当該リングの外側に設けられ且つ該連結用環と
当該リングとは互いに略直交していることを特徴とする
山腹砂防ネット用リング。 - 【請求項4】 線材の両端に互いに係合することによっ
て該線材をリング状にするための係合部が形成されてい
るとともに、該線材の中間に連結用環が少なくとも2つ
間隔をおいて形成されている複数のリングを準備し、 一のリングの連結用環に他のリングをその一端から通し
その両端を係合部において係合させることによって当該
リング同士を連結する、という作業を繰り返すことによ
って複数のリングが縦横に連結されてなるネットを形成
し、 上記ネットを山腹の砂防場所に固定することを特徴とす
る山腹砂防ネット工法。 - 【請求項5】 請求項4に記載されている山腹砂防ネッ
ト工法において、 上記リングは、そのリング形状が矩形であり、上記連結
用環が当該矩形の角に設けられており、 上記相隣るリング同士は、その一方のリングの角に他方
のリングの連結用環を係合させて連結することを特徴と
する山腹砂防ネット工法。 - 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載されている
山腹砂防ネット工法において、 上記ネットを形成する工程は、複数のリングを縦横に連
結して四角形の小ネットを形成するステップと、 上記小ネットの複数枚を山腹の砂防場所に縦横に敷き並
べ、且つこれらの小ネットの相隣るリング同士を同様の
リングによって連結していくことによって当該山腹を覆
う大ネットを形成するステップとを備え、 上記ネットを砂防場所に固定する工程では、複数本のロ
ープの各々の一端を上記砂防場所の周囲に所定間隔をお
いて固定し、各ロープをその一端の固定点より上記大ネ
ットの縦又は横に延びるリング列の各リングの連結用環
に順次通して上記砂防場所に縦横に張り、各ロープの他
端を上記砂防場所の周囲の反対側に固定するとともに、
ロープ同士の交点を結合し、さらに各ロープの中間部を
上記砂防場所に固定することによって、上記大ネットを
山腹に固定することを特徴とする山腹砂防ネット工法。 - 【請求項7】 山腹を覆う砂防ネットを形成するための
山腹砂防ネット用第1リングと山腹砂防ネット用第2リ
ングとの組合せであって、 第1リングは、その全周にわたって等間隔に配設され且
つ外方へ突出した4つの連結用環を備えていて、平面正
方格子の各格子点に配置され且つ1つの単位格子を構成
する4つのリング各々の1つの連結用環が該単位格子の
中心に向かって突出した状態になるように配置されるも
のであり、 第2リングは、その線材の両端に互いに係合することに
よって該線材をリング状にするための係合部を備えてい
て、上記第1リングの配列によって構成される各単位格
子の中心に配置されて、該単位格子を構成する4つの第
1リングの互いに向かい合う4つの連結用環に通されて
これら4つの第1リングを繋ぐものであることを特徴と
する山腹砂防ネット用リングの組合せ。 - 【請求項8】 山腹を覆う砂防ネットを形成するための
山腹砂防ネット用第1リングと山腹砂防ネット用第2リ
ングとの組合せであって、 第1リングは、その全周にわたって等間隔に配設され且
つ外方へ突出した3つの連結用環を備えていて、平面三
角格子の各格子点に配置され且つ1つの三角単位格子を
構成する3つのリング各々の1つの連結用環が該三角単
位格子の中心に向かって突出した状態になるように配置
されるものであり、 第2リングは、その線材の両端に互いに係合することに
よって該線材をリング状にするための係合部を備えてい
て、上記第1リングの配列によって構成される各三角単
位格子の中心に配置されて、該三角単位格子を構成する
3つの第1リングの互いに向かい合う3つの連結用環に
通されてこれら3つの第1リングを繋ぐものであること
を特徴とする山腹砂防ネット用リングの組合せ。 - 【請求項9】 山腹を覆う砂防ネットを形成するための
山腹砂防ネット用第1リングと山腹砂防ネット用第2リ
ングとの組合せであって、 第1リングは、その全周にわたって等間隔に配設され且
つ外方へ突出した6つの連結用環を備えていて、平面三
角格子の各格子点に配置され且つ1つの三角単位格子を
構成する3つのリング各々の1つの連結用環が該三角単
位格子の中心に向かって突出した状態になるように配置
されるものであり、 第2リングは、その線材の両端に互いに係合することに
よって該線材をリング状にするための係合部を備えてい
て、上記第1リングの配列によって構成される正の各三
角単位格子の中心と逆の各三角単位格子の中心に配置さ
れて、各三角単位格子を構成する3つの第1リングの互
いに向かい合う3つの連結用環に通されてこれら3つの
第1リングを繋ぐものであることを特徴とする山腹砂防
ネット用リングの組合せ。 - 【請求項10】 請求項7乃至請求項9のいずれか一に
記載されている山腹砂防ネット用リングの組合せにおい
て、 上記第1リングの連結用環が当該リングと略直交してい
ることを特徴とする山腹砂防ネット用リングの組合せ。 - 【請求項11】 請求項7乃至請求項9のいずれか一に
記載されている山腹砂防ネット用リングの組合せにおい
て、 第1リングは、連結用環が設けられている各部位に角が
ある多角形リングであり、第2リングは、第1リングの
連結用環が係合する角部を備えた多角形リングであるこ
とを特徴とする山腹砂防ネット用リングの組合せ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08983998A JP3789224B2 (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 山腹砂防ネット用リング及び該リングを用いた山腹砂防ネット工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08983998A JP3789224B2 (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 山腹砂防ネット用リング及び該リングを用いた山腹砂防ネット工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11286940A true JPH11286940A (ja) | 1999-10-19 |
JP3789224B2 JP3789224B2 (ja) | 2006-06-21 |
Family
ID=13981941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08983998A Expired - Lifetime JP3789224B2 (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 山腹砂防ネット用リング及び該リングを用いた山腹砂防ネット工法 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3789224B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002212953A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-07-31 | Chuko Sangyo Kk | 斜面安定化工法 |
KR100854138B1 (ko) * | 2000-11-13 | 2008-08-26 | 파처 아게 | 낙석방지시스템을 위한 낙석방지네트 |
JP2009249825A (ja) * | 2008-04-01 | 2009-10-29 | Toa Grout Kogyo Co Ltd | 覆網式斜面保護工法 |
JP2014001584A (ja) * | 2012-06-20 | 2014-01-09 | Yoshika Engineering Kk | 落石防護柵 |
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KR20230060657A (ko) * | 2021-10-28 | 2023-05-08 | 조경석 | 낙석방지망 지지체 |
-
1998
- 1998-04-02 JP JP08983998A patent/JP3789224B2/ja not_active Expired - Lifetime
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