JPH11284143A - トレンチコンデンサを形成する方法 - Google Patents
トレンチコンデンサを形成する方法Info
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- JPH11284143A JPH11284143A JP11046615A JP4661599A JPH11284143A JP H11284143 A JPH11284143 A JP H11284143A JP 11046615 A JP11046615 A JP 11046615A JP 4661599 A JP4661599 A JP 4661599A JP H11284143 A JPH11284143 A JP H11284143A
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- H10D1/045—Manufacture or treatment of capacitors having potential barriers, e.g. varactors
- H10D1/047—Manufacture or treatment of capacitors having potential barriers, e.g. varactors of conductor-insulator-semiconductor capacitors, e.g. trench capacitors
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B12/00—Dynamic random access memory [DRAM] devices
- H10B12/01—Manufacture or treatment
- H10B12/02—Manufacture or treatment for one transistor one-capacitor [1T-1C] memory cells
- H10B12/03—Making the capacitor or connections thereto
- H10B12/038—Making the capacitor or connections thereto the capacitor being in a trench in the substrate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トレンチ内に埋め込まれたプレートを含むD
RAMトレンチコンデンサを形成する改善された方法を
提供する。 【解決手段】 方法は、基板内にトレンチを形成するこ
とを含む。トレンチは、トレンチ内面を有する。方法
は、さらにトレンチ内に酸化物のカラーを形成すること
を含む。酸化物カラーは、トレンチ内面の第1の部分を
覆い、酸化物カラーによって覆われないトレンチ内面の
第2の部分を残す。プラズマ増強ドーピングプロセスを
利用して、第1のドーパントによってトレンチ内面の第
2の部分をドーピングすることも含まれている。プラズ
マ増強ドーピングプロセスは、第1のドーパントが、ト
レンチ内面に追加的な層を実質的に堆積することなく、
第2の部分内に拡散するように、構成されている。追加
的に埋め込まれたプレートを形成するために、高温プロ
セスを利用して、基板内に第1のドーパントを打込むこ
とが含まれている。
RAMトレンチコンデンサを形成する改善された方法を
提供する。 【解決手段】 方法は、基板内にトレンチを形成するこ
とを含む。トレンチは、トレンチ内面を有する。方法
は、さらにトレンチ内に酸化物のカラーを形成すること
を含む。酸化物カラーは、トレンチ内面の第1の部分を
覆い、酸化物カラーによって覆われないトレンチ内面の
第2の部分を残す。プラズマ増強ドーピングプロセスを
利用して、第1のドーパントによってトレンチ内面の第
2の部分をドーピングすることも含まれている。プラズ
マ増強ドーピングプロセスは、第1のドーパントが、ト
レンチ内面に追加的な層を実質的に堆積することなく、
第2の部分内に拡散するように、構成されている。追加
的に埋め込まれたプレートを形成するために、高温プロ
セスを利用して、基板内に第1のドーパントを打込むこ
とが含まれている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ベースの装
置の製造に関する。さらに特定すれば、本発明は、その
中にトレンチコンデンサを含むダイナミックランダムア
クセスメモリ(DRAM)集積回路の製造に関する。
置の製造に関する。さらに特定すれば、本発明は、その
中にトレンチコンデンサを含むダイナミックランダムア
クセスメモリ(DRAM)集積回路の製造に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAM回路における蓄積要素としてト
レンチコンデンサを利用することは、周知である。典型
的なトレンチコンデンサにおいて、トレンチコンデンサ
の底部に向かって配置された導電領域である埋め込まれ
たプレートは、しばしば隣接するトレンチコンデンサを
相互に接続するために利用される。従来の技術におい
て、埋め込まれたプレートは、しばしば適当なドーパン
トを含む層の通常の堆積プロセスによって形成され、こ
のドーパントを含む層は、トレンチの内面を覆ってい
る。それから堆積プロセスに続いて、堆積されたドーパ
ントを含む層からドーパントを基板に打込むドーパント
打込みステップが行なわれ、それにより埋め込まれたプ
レートとして作用する導電領域を構成する。
レンチコンデンサを利用することは、周知である。典型
的なトレンチコンデンサにおいて、トレンチコンデンサ
の底部に向かって配置された導電領域である埋め込まれ
たプレートは、しばしば隣接するトレンチコンデンサを
相互に接続するために利用される。従来の技術におい
て、埋め込まれたプレートは、しばしば適当なドーパン
トを含む層の通常の堆積プロセスによって形成され、こ
のドーパントを含む層は、トレンチの内面を覆ってい
る。それから堆積プロセスに続いて、堆積されたドーパ
ントを含む層からドーパントを基板に打込むドーパント
打込みステップが行なわれ、それにより埋め込まれたプ
レートとして作用する導電領域を構成する。
【0003】議論を容易にするために、図1は、トレン
チコンデンサを形成することができる基板をなす基板1
02を示している。図1及びここにおける図の例におい
て、基板102は、議論を容易にするために、一貫して
p−基板であるものと仮定するが、当該技術分野の専門
家には周知のように、トレンチコンデンサを形成するた
めにn−基板を使用することもできる。基板102に、
典型的には反応イオンエッチング(RIE)がその1つ
の例である乾式エッチングのような適当なエッチングプ
ロセスによって、トレンチ104が形成される。
チコンデンサを形成することができる基板をなす基板1
02を示している。図1及びここにおける図の例におい
て、基板102は、議論を容易にするために、一貫して
p−基板であるものと仮定するが、当該技術分野の専門
家には周知のように、トレンチコンデンサを形成するた
めにn−基板を使用することもできる。基板102に、
典型的には反応イオンエッチング(RIE)がその1つ
の例である乾式エッチングのような適当なエッチングプ
ロセスによって、トレンチ104が形成される。
【0004】基板102にトレンチ104を形成した後
に、ドーパントを含む層106が、基板102上及びト
レンチ104の内面上に全面的に堆積される。ドーパン
トを含む層106は、例えばひ素ドーピングされた又は
リンドーピングされたガラス層のようなn−タイプドー
パント(基板102がp−基板であれば)によってドー
ピングされた酸化物層をなすことができる。ひ素ドーピ
ングされた層は、拡散流出焼きなましを避けるために、
例えば窒化物/酸化物キャップを含むことができる。そ
の逆に基板102がn−基板である場合、ドーパントを
含む層106は、例えばほう素のようなp−タイプのド
ーパントを含んでいる。ドーパントを含む層106は、
例えば化学的蒸着(CVD)、低圧化学的蒸着(LPC
VD)又はプラズマ増強化学的蒸着(PECVD)を含
むあらゆる適当な堆積プロセスを利用して堆積すること
ができる。
に、ドーパントを含む層106が、基板102上及びト
レンチ104の内面上に全面的に堆積される。ドーパン
トを含む層106は、例えばひ素ドーピングされた又は
リンドーピングされたガラス層のようなn−タイプドー
パント(基板102がp−基板であれば)によってドー
ピングされた酸化物層をなすことができる。ひ素ドーピ
ングされた層は、拡散流出焼きなましを避けるために、
例えば窒化物/酸化物キャップを含むことができる。そ
の逆に基板102がn−基板である場合、ドーパントを
含む層106は、例えばほう素のようなp−タイプのド
ーパントを含んでいる。ドーパントを含む層106は、
例えば化学的蒸着(CVD)、低圧化学的蒸着(LPC
VD)又はプラズマ増強化学的蒸着(PECVD)を含
むあらゆる適当な堆積プロセスを利用して堆積すること
ができる。
【0005】図2及び3において、堆積されたドーパン
トを含む層106の一部のエッチングを容易にするため
に、トレンチ104内にフォトレジストプラグが形成さ
れる。堆積されたドーパントを含む層106の一部の除
去は、装置の範囲に隣接する基板領域(DRAMセルの
トランジスタのソース及び/又はドレイン、すなわちト
レンチ104の上側領域のような)に埋め込まれたプレ
ートのドーパントが拡散することが望ましくないので必
要である。したがってフォトレジスト充填ステップは、
図2において行なわれ、このステップは、トレンチ10
4にフォトレジスト材料(110)を充填する。図3に
おいて、フォトレジスト(110)は、第1に通常のフ
ォトレジストエッチングバックプロセスを利用して、参
照符号112によって示すレベルにまでエッチングバッ
クされる。それからドーパントを含む層106は、エッ
チングバックされたフォトレジストのレベルにまで(す
なわち図3にほぼ参照符号112によって示されたレベ
ルにまで)エッチングバックされる。
トを含む層106の一部のエッチングを容易にするため
に、トレンチ104内にフォトレジストプラグが形成さ
れる。堆積されたドーパントを含む層106の一部の除
去は、装置の範囲に隣接する基板領域(DRAMセルの
トランジスタのソース及び/又はドレイン、すなわちト
レンチ104の上側領域のような)に埋め込まれたプレ
ートのドーパントが拡散することが望ましくないので必
要である。したがってフォトレジスト充填ステップは、
図2において行なわれ、このステップは、トレンチ10
4にフォトレジスト材料(110)を充填する。図3に
おいて、フォトレジスト(110)は、第1に通常のフ
ォトレジストエッチングバックプロセスを利用して、参
照符号112によって示すレベルにまでエッチングバッ
クされる。それからドーパントを含む層106は、エッ
チングバックされたフォトレジストのレベルにまで(す
なわち図3にほぼ参照符号112によって示されたレベ
ルにまで)エッチングバックされる。
【0006】図4において、前にエッチングバックされ
たフォトレジストプラグ110Aは、除去され、かつ例
えば酸化物/窒化物/酸化物の3層サンドイッチ(ON
O)(1つの酸化物層は窒化物と基板材料との間の固着
促進層として作用する)又は2層窒化物/酸化物(N
O)からなるキャップ層114が、トレンチ104内及
び前にエッチングバックされたドーパントを含む層10
6A上に堆積される。キャップ層114の機能の1つ
は、ドーパントを含む層106からトレンチ104の底
部における基板領域にドーパントを打込むために高温ス
テップが利用される後続のドーパント打込みプロセスに
おいて、埋め込まれたプレートのドーパント(例えばひ
素)がトレンチから出ることを防止することにある。
たフォトレジストプラグ110Aは、除去され、かつ例
えば酸化物/窒化物/酸化物の3層サンドイッチ(ON
O)(1つの酸化物層は窒化物と基板材料との間の固着
促進層として作用する)又は2層窒化物/酸化物(N
O)からなるキャップ層114が、トレンチ104内及
び前にエッチングバックされたドーパントを含む層10
6A上に堆積される。キャップ層114の機能の1つ
は、ドーパントを含む層106からトレンチ104の底
部における基板領域にドーパントを打込むために高温ス
テップが利用される後続のドーパント打込みプロセスに
おいて、埋め込まれたプレートのドーパント(例えばひ
素)がトレンチから出ることを防止することにある。
【0007】図5において、高温ドーパント打込みプロ
セスは、埋め込まれたプレートの前記の導電領域を形成
するように、ドーパントを含む層106における埋め込
まれたプレートドーパント材料を隣接する基板領域に拡
散させるために利用される。ドーパント打込みプロセス
は、例えば特定の期間にわたって基板を高温にさらす
(例えば第1にアルゴン又はN2の雰囲気においてほぼ
20秒にわたってほぼ1050°Cに)ことによって達
成することができる。ドーパントが、埋め込まれたプレ
ート(図5に埋め込まれたプレート116として示す)
を形成するために基板材料内に適当な距離だけ浸透した
後に、キャップ層114及びドーパントを含む層106
の両方は、後続のエッチングプロセス(例えば湿式エッ
チング)において除去される。図5は、埋め込まれたプ
レートの一部を示すだけであり、かつ埋め込まれたプレ
ートは、複数のトレンチコンデンサに接続されていても
よいことに注意する。その後、トレンチコンデンサのそ
の他の部品(領域120における酸化物カラーを含む)
及び関連するDRAMセルを形成するために、追加的な
通常のプロセスステップが利用される。
セスは、埋め込まれたプレートの前記の導電領域を形成
するように、ドーパントを含む層106における埋め込
まれたプレートドーパント材料を隣接する基板領域に拡
散させるために利用される。ドーパント打込みプロセス
は、例えば特定の期間にわたって基板を高温にさらす
(例えば第1にアルゴン又はN2の雰囲気においてほぼ
20秒にわたってほぼ1050°Cに)ことによって達
成することができる。ドーパントが、埋め込まれたプレ
ート(図5に埋め込まれたプレート116として示す)
を形成するために基板材料内に適当な距離だけ浸透した
後に、キャップ層114及びドーパントを含む層106
の両方は、後続のエッチングプロセス(例えば湿式エッ
チング)において除去される。図5は、埋め込まれたプ
レートの一部を示すだけであり、かつ埋め込まれたプレ
ートは、複数のトレンチコンデンサに接続されていても
よいことに注意する。その後、トレンチコンデンサのそ
の他の部品(領域120における酸化物カラーを含む)
及び関連するDRAMセルを形成するために、追加的な
通常のプロセスステップが利用される。
【0008】埋め込まれたプレートを形成するための従
来の技術は、トレンチの底部に導電領域を形成する作業
を過去において達成しているが、重大な欠点が存在す
る。例えば従来の技術のプロセスは、ドーパントを含む
層(例えば図1のドーパントを含む層106)の実際の
堆積を必要とする。比較的低密度の装置にとって、トレ
ンチは、比較的幅広いトレンチ開口を有し、かつこの堆
積の要求は、多くの困難を伴うことなく典型的に満たさ
れる。しかしながら現代の集積回路の密度は増大してい
るので、トレンチは、横断面においてさらに小さくな
り、かつ互いにさらに密にパッケージングされる。付随
してトレンチ開口は、著しく小さくなるが、蓄積セルと
して作用するため十分な蓄積容量を提供するために(例
えば40FF/DT)、トレンチは深いままであること
がある。例えば現代の高密度DRAM(例えば1ギガバ
イト又はそれ以上)は、トレンチが0.15ミクロンの
横断及び6ミクロンまでの深さ程度に小さいことを要求
することがある。
来の技術は、トレンチの底部に導電領域を形成する作業
を過去において達成しているが、重大な欠点が存在す
る。例えば従来の技術のプロセスは、ドーパントを含む
層(例えば図1のドーパントを含む層106)の実際の
堆積を必要とする。比較的低密度の装置にとって、トレ
ンチは、比較的幅広いトレンチ開口を有し、かつこの堆
積の要求は、多くの困難を伴うことなく典型的に満たさ
れる。しかしながら現代の集積回路の密度は増大してい
るので、トレンチは、横断面においてさらに小さくな
り、かつ互いにさらに密にパッケージングされる。付随
してトレンチ開口は、著しく小さくなるが、蓄積セルと
して作用するため十分な蓄積容量を提供するために(例
えば40FF/DT)、トレンチは深いままであること
がある。例えば現代の高密度DRAM(例えば1ギガバ
イト又はそれ以上)は、トレンチが0.15ミクロンの
横断及び6ミクロンまでの深さ程度に小さいことを要求
することがある。
【0009】狭いかつ/又は大きな縦横比のトレンチ
は、とくに丈夫な層及び狭い大きな縦横比のトレンチの
底部における構造の形成においてプロセスエンジニアに
追加的な挑戦を構成する。とくに狭いトレンチの利用
は、ドーパントを含む層(例えば図1のドーパントを含
む層106)を形成する堆積プロセスを信頼できないも
のにする。トレンチ断面積がある程度の寸法以下に減少
すると、トレンチ内に、とくに埋め込まれたプレートを
形成しようとするトレンチの底部の近くにおいてドーパ
ントを含む層内に、しばしば空所が形成される。ドーパ
ントを含む層106内に例示した空所202は、図1に
示されている。
は、とくに丈夫な層及び狭い大きな縦横比のトレンチの
底部における構造の形成においてプロセスエンジニアに
追加的な挑戦を構成する。とくに狭いトレンチの利用
は、ドーパントを含む層(例えば図1のドーパントを含
む層106)を形成する堆積プロセスを信頼できないも
のにする。トレンチ断面積がある程度の寸法以下に減少
すると、トレンチ内に、とくに埋め込まれたプレートを
形成しようとするトレンチの底部の近くにおいてドーパ
ントを含む層内に、しばしば空所が形成される。ドーパ
ントを含む層106内に例示した空所202は、図1に
示されている。
【0010】さらにドーパントを含む層の堆積は、トレ
ンチの内部がドーパントを含む材料の層によって適切に
コーティングされる前に、しばしばトレンチ開口をピン
チオフし、その結果、適当な量のドーパントを含む材料
がトレンチ内に存在することを妨げることによってドー
パントの欠乏が生じる。空所及び/又はドーパント欠乏
は、続いて形成される埋め込まれたプレートの電気的特
性に不利な影響を及ぼす。なぜなら空所は、埋め込まれ
たプレート内におけるドーパント濃度に不均一を引起こ
すことがあるが、一方ドーパント欠乏は、埋め込まれた
プレート内における不適切なドーパント濃度を結果とし
て生じることがあり、それにより埋め込まれたプレート
のインピーダンスを増加するからである。例えば図5の
埋め込まれたプレート116は、欠陥領域130を示し
ており、この領域は、図1の空所202によって引起こ
されている。十分に厳格に述べれば、これらの欠陥は、
形成されたDRAMセルを欠陥にすることがある。
ンチの内部がドーパントを含む材料の層によって適切に
コーティングされる前に、しばしばトレンチ開口をピン
チオフし、その結果、適当な量のドーパントを含む材料
がトレンチ内に存在することを妨げることによってドー
パントの欠乏が生じる。空所及び/又はドーパント欠乏
は、続いて形成される埋め込まれたプレートの電気的特
性に不利な影響を及ぼす。なぜなら空所は、埋め込まれ
たプレート内におけるドーパント濃度に不均一を引起こ
すことがあるが、一方ドーパント欠乏は、埋め込まれた
プレート内における不適切なドーパント濃度を結果とし
て生じることがあり、それにより埋め込まれたプレート
のインピーダンスを増加するからである。例えば図5の
埋め込まれたプレート116は、欠陥領域130を示し
ており、この領域は、図1の空所202によって引起こ
されている。十分に厳格に述べれば、これらの欠陥は、
形成されたDRAMセルを欠陥にすることがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記のことを考慮し
て、トレンチ内に埋め込まれたプレートを含むDRAM
トレンチコンデンサを形成する改善された方法が望まれ
ている。
て、トレンチ内に埋め込まれたプレートを含むDRAM
トレンチコンデンサを形成する改善された方法が望まれ
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】1つの実施態において本
発明は、基板内にトレンチコンデンサの埋め込まれたプ
レートを含む、トレンチコンデンサを形成する方法に関
する。方法は、基板内にトレンチを形成することを含ん
でいる。トレンチは、トレンチ内面を有する。さらに方
法は、トレンチ内に酸化物のカラーを形成することを含
む。酸化物カラーは、トレンチ内面の第1の部分を覆
い、酸化物カラーによって覆われないトレンチ内面の第
2の部分を残す。プラズマ増強ドーピングプロセスを利
用して、第1のドーパントによってトレンチ内面の第2
の部分をドーピングすることも含まれる。第1のドーパ
ントが、トレンチ内面に追加的な層を実質的に堆積する
ことなく、第2の部分内に拡散するように、プラズマ増
強ドーピングプロセスが構成されている。追加的に、埋
め込まれたプレートを形成するために、高温プロセスを
利用して、基板内に第1のドーパントを打込むことが含
まれている。
発明は、基板内にトレンチコンデンサの埋め込まれたプ
レートを含む、トレンチコンデンサを形成する方法に関
する。方法は、基板内にトレンチを形成することを含ん
でいる。トレンチは、トレンチ内面を有する。さらに方
法は、トレンチ内に酸化物のカラーを形成することを含
む。酸化物カラーは、トレンチ内面の第1の部分を覆
い、酸化物カラーによって覆われないトレンチ内面の第
2の部分を残す。プラズマ増強ドーピングプロセスを利
用して、第1のドーパントによってトレンチ内面の第2
の部分をドーピングすることも含まれる。第1のドーパ
ントが、トレンチ内面に追加的な層を実質的に堆積する
ことなく、第2の部分内に拡散するように、プラズマ増
強ドーピングプロセスが構成されている。追加的に、埋
め込まれたプレートを形成するために、高温プロセスを
利用して、基板内に第1のドーパントを打込むことが含
まれている。
【0013】別の実施態において本発明は、基板内にト
レンチコンデンサの埋め込まれたプレートを含む、トレ
ンチコンデンサを形成する方法に関する。方法は、基板
内にトレンチを形成することを含む。トレンチは、トレ
ンチ内面を有する。プラズマ増強ドーピングプロセスを
利用して、第1のドーパントによってトレンチ内面の少
なくとも第1の部分をドーピングすることも含まれてい
る。第1のドーパントが、トレンチ内面に追加的な層を
実質的に堆積することなく、第1の部分内に拡散するよ
うに、プラズマ増強ドーピングプロセスが構成されてい
る。第1のドーパントは、埋め込まれたプレートを形成
するために利用されるドーパントをなしている。
レンチコンデンサの埋め込まれたプレートを含む、トレ
ンチコンデンサを形成する方法に関する。方法は、基板
内にトレンチを形成することを含む。トレンチは、トレ
ンチ内面を有する。プラズマ増強ドーピングプロセスを
利用して、第1のドーパントによってトレンチ内面の少
なくとも第1の部分をドーピングすることも含まれてい
る。第1のドーパントが、トレンチ内面に追加的な層を
実質的に堆積することなく、第1の部分内に拡散するよ
うに、プラズマ増強ドーピングプロセスが構成されてい
る。第1のドーパントは、埋め込まれたプレートを形成
するために利用されるドーパントをなしている。
【0014】さらに別の実施態において本発明は、基板
内にダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)
回路のトレンチコンデンサを形成する方法に関する。ト
レンチコンデンサは、埋め込まれたプレートを含む。方
法は、基板内にトレンチを形成することを含む。トレン
チは、トレンチ内面を有する。プラズマ増強ドーピング
プロセスを利用して、第1のドーパントによってトレン
チ内面の少なくとも第1の部分をドーピングすることも
含まれている。プラズマ増強ドーピングプロセスは、プ
ラズマ浸漬イオン注入(PIII)プロセス又はプラズ
マドーピング(PLAD)プロセスのうちの1つであ
る。第1のドーパントが、トレンチ内面に追加的な層を
実質的に堆積することなく、第1の部分内に拡散するよ
うに、プラズマ増強ドーピングプロセスが構成されてい
る。第1のドーパントは、埋め込まれたプレートを形成
するために利用されるドーパントをなしている。
内にダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)
回路のトレンチコンデンサを形成する方法に関する。ト
レンチコンデンサは、埋め込まれたプレートを含む。方
法は、基板内にトレンチを形成することを含む。トレン
チは、トレンチ内面を有する。プラズマ増強ドーピング
プロセスを利用して、第1のドーパントによってトレン
チ内面の少なくとも第1の部分をドーピングすることも
含まれている。プラズマ増強ドーピングプロセスは、プ
ラズマ浸漬イオン注入(PIII)プロセス又はプラズ
マドーピング(PLAD)プロセスのうちの1つであ
る。第1のドーパントが、トレンチ内面に追加的な層を
実質的に堆積することなく、第1の部分内に拡散するよ
うに、プラズマ増強ドーピングプロセスが構成されてい
る。第1のドーパントは、埋め込まれたプレートを形成
するために利用されるドーパントをなしている。
【0015】
【実施例】本発明のこれら及びその他の特徴を以下にお
いて発明の詳細な説明及び図面に関連してさらに詳細に
説明する。
いて発明の詳細な説明及び図面に関連してさらに詳細に
説明する。
【0016】本発明は、添付の図面の図において例とし
てであって、限定のためではなく示されており、かつこ
れらの図において類似の参照符号は、類似の要素を指し
示している。
てであって、限定のためではなく示されており、かつこ
れらの図において類似の参照符号は、類似の要素を指し
示している。
【0017】本発明を、添付の図面に示されたようなそ
の例示されたいくつかの実施例を参照して、詳細に説明
する。次の説明において、数値的に特定した詳細は、本
発明の全体的な理解を提供するために述べられている。
しかしながら本発明が、これらの特定の詳細のいくつか
又はすべてを用いることなく実施することができること
は、当該技術分野の専門家には明らかである。その他の
場合において、周知のプロセスステップ及び/又は構造
は、本発明を不必要に不明瞭にしないようにするため
に、詳細には説明されていない。
の例示されたいくつかの実施例を参照して、詳細に説明
する。次の説明において、数値的に特定した詳細は、本
発明の全体的な理解を提供するために述べられている。
しかしながら本発明が、これらの特定の詳細のいくつか
又はすべてを用いることなく実施することができること
は、当該技術分野の専門家には明らかである。その他の
場合において、周知のプロセスステップ及び/又は構造
は、本発明を不必要に不明瞭にしないようにするため
に、詳細には説明されていない。
【0018】本発明の1つの実施例によれば、埋め込ま
れたプレートの導電領域を形成するために利用される埋
め込まれたプレートのドーパントは、プラズマ増強ドー
ピングプロセスを利用して、トレンチ内面に直接ドーピ
ングされている。用語をここにおいて利用する場合、か
つ後に詳細に説明するように、プラズマ増強ドーピング
とは、ここにおける材料の別の層の実質的な堆積なし
に、既存のトレンチ内面にドーパントが導入される状況
を指し示している。このことは、埋め込まれたプレート
の形成を容易にするために、ひ素ガラス充填物の層が典
型的に堆積される従来の技術の堆積アプローチとは相違
しているる。プラズマ増強ドーピングプロセスによるト
レンチ内部におけるドーパントの導入は、トレンチ内面
における層の堆積を必要としないので、前記のピンチオ
フ(すなわちボトルネック)及び/又は空所の形成の問
題は、有利に避けられる。
れたプレートの導電領域を形成するために利用される埋
め込まれたプレートのドーパントは、プラズマ増強ドー
ピングプロセスを利用して、トレンチ内面に直接ドーピ
ングされている。用語をここにおいて利用する場合、か
つ後に詳細に説明するように、プラズマ増強ドーピング
とは、ここにおける材料の別の層の実質的な堆積なし
に、既存のトレンチ内面にドーパントが導入される状況
を指し示している。このことは、埋め込まれたプレート
の形成を容易にするために、ひ素ガラス充填物の層が典
型的に堆積される従来の技術の堆積アプローチとは相違
しているる。プラズマ増強ドーピングプロセスによるト
レンチ内部におけるドーパントの導入は、トレンチ内面
における層の堆積を必要としないので、前記のピンチオ
フ(すなわちボトルネック)及び/又は空所の形成の問
題は、有利に避けられる。
【0019】1つの実施例において、埋め込まれたプレ
ートドーパントは、プラズマ浸漬イオン注入(PII
I)プロセスを利用して、トレンチ内面に直接ドーピン
グされる。別の実施例において、ドーパントは、プラズ
マドーピング(PLAD)プロセスを利用して、トレン
チ内面にドーピングされる。このようなプラズマ増強ド
ーピングプロセスは、トレンチ内面におけるドーパント
材料のある種の累積の結果に至ることがあるとはいえ、
このような累積は、ドーピングプロセスに起こりがちな
ことであり、かつ典型的に従来の技術のドーピングされ
たドーパントを含む層程厚い層を形成しない。ドーパン
トプロセスが適当に管理された場合、ほとんどのドーパ
ントは、ドーピングステップの間に、トレンチ内面に拡
散し、有利にはトレンチ内面自体におけるドーパントの
わずかな又はいくらかの累積しか伴わない。
ートドーパントは、プラズマ浸漬イオン注入(PII
I)プロセスを利用して、トレンチ内面に直接ドーピン
グされる。別の実施例において、ドーパントは、プラズ
マドーピング(PLAD)プロセスを利用して、トレン
チ内面にドーピングされる。このようなプラズマ増強ド
ーピングプロセスは、トレンチ内面におけるドーパント
材料のある種の累積の結果に至ることがあるとはいえ、
このような累積は、ドーピングプロセスに起こりがちな
ことであり、かつ典型的に従来の技術のドーピングされ
たドーパントを含む層程厚い層を形成しない。ドーパン
トプロセスが適当に管理された場合、ほとんどのドーパ
ントは、ドーピングステップの間に、トレンチ内面に拡
散し、有利にはトレンチ内面自体におけるドーパントの
わずかな又はいくらかの累積しか伴わない。
【0020】本発明の1つの様相によれば、ドーパント
を含む層の堆積の排除は、有利にも現代の高密度集積回
路において典型的に利用される現代の狭い(かつ/又は
大きな縦横比の)トレンチの底部に信頼できる埋め込ま
れたプレートを形成することを可能にする。さらにドー
パントを含む層堆積のステップは必要ないので、本発明
は、埋め込まれたプレート形成のステップに先立って、
LOCOS酸化物カラー(すなわちシリコンの局所的な
酸化の基本方式にしたがって形成された酸化物カラー)
を形成することを可能にする。このことは、LOCOS
がシリコン酸化物材料の膨らみをプラズマ増強ドーピン
グステップの間にトレンチ内に存在させたとしても、こ
のLOCOSの膨らみがピンチオフのありそうなことを
増加しないためである。なぜなら本発明は、埋め込まれ
たプレートを形成するために、トレンチ内におけるその
他のドーパントを含む層の堆積を必要としないからであ
る。後に詳細に説明するように、埋め込まれたプレート
形成のステップの前にLOCOS酸化物カラーを形成す
る可能性は、さらに高品質の酸化物カラーの形成、及び
/又は自己整列するプラズマ増強ドーピング及び/又は
ドーパント打込みステップを行なうために酸化物カラー
を利用する可能性を含む多くの重要な利点を提供する。
を含む層の堆積の排除は、有利にも現代の高密度集積回
路において典型的に利用される現代の狭い(かつ/又は
大きな縦横比の)トレンチの底部に信頼できる埋め込ま
れたプレートを形成することを可能にする。さらにドー
パントを含む層堆積のステップは必要ないので、本発明
は、埋め込まれたプレート形成のステップに先立って、
LOCOS酸化物カラー(すなわちシリコンの局所的な
酸化の基本方式にしたがって形成された酸化物カラー)
を形成することを可能にする。このことは、LOCOS
がシリコン酸化物材料の膨らみをプラズマ増強ドーピン
グステップの間にトレンチ内に存在させたとしても、こ
のLOCOSの膨らみがピンチオフのありそうなことを
増加しないためである。なぜなら本発明は、埋め込まれ
たプレートを形成するために、トレンチ内におけるその
他のドーパントを含む層の堆積を必要としないからであ
る。後に詳細に説明するように、埋め込まれたプレート
形成のステップの前にLOCOS酸化物カラーを形成す
る可能性は、さらに高品質の酸化物カラーの形成、及び
/又は自己整列するプラズマ増強ドーピング及び/又は
ドーパント打込みステップを行なうために酸化物カラー
を利用する可能性を含む多くの重要な利点を提供する。
【0021】次に図を参照して本発明の特徴及び利点を
詳細に説明する。図6に、基板604内に配置されたト
レンチ602が示されている。前記のように、基板60
4は、p−基板であっても又はn−基板であってもよい
(その選択は、周知のように、埋め込まれたプレートを
形成するために続いて利用される埋め込まれたプレート
のドーパントタイプの選択を指定する)。議論を容易に
するために、基板604は、ここにおいてp−タイプで
あるものと仮定され、かつ埋め込まれたプレートを形成
するために利用されるドーパントは、ひ素であるものと
仮定されるが、前記のように、その他のタイプの基板又
はドーパントも良好に利用することができる。
詳細に説明する。図6に、基板604内に配置されたト
レンチ602が示されている。前記のように、基板60
4は、p−基板であっても又はn−基板であってもよい
(その選択は、周知のように、埋め込まれたプレートを
形成するために続いて利用される埋め込まれたプレート
のドーパントタイプの選択を指定する)。議論を容易に
するために、基板604は、ここにおいてp−タイプで
あるものと仮定され、かつ埋め込まれたプレートを形成
するために利用されるドーパントは、ひ素であるものと
仮定されるが、前記のように、その他のタイプの基板又
はドーパントも良好に利用することができる。
【0022】基板604の上面上に窒化物層608が示
されている。1つの実施例において、窒化物層608
は、NxOyの層をなしていてもよく、かつ例えば13
00オングストロームの厚さであってもよい。トレンチ
602内に例えばp−ウエルを埋め込まれたプレートの
n−ウエルから又はp−ウエルをコンデンサから電気的
に絶縁するために利用される酸化物カラーをなす酸化物
カラー606が配置されている。1つの実施例におい
て、酸化物カラー606は、LOCOS(シリコンの局
所的な酸化)プロセスによって形成されるが、酸化物カ
ラーは、別のなんらかの適当な酸化物形成プロセスによ
って良好に形成することができる。酸化物カラーが、埋
め込まれたプレートの形成の前にすでに形成されている
場合でさえ、本発明による埋め込まれたプレート形成プ
ロセスが動作することを示すために、酸化物カラーがト
レンチ602内に示されているとはいえ、埋め込まれた
プレートの形成の前における酸化物カラーの存在が、絶
対的に必要というわけではない(すなわち酸化物カラー
は、所望の場合、埋め込まれたプレートを形成した後に
形成してもよい)ことに注意する。
されている。1つの実施例において、窒化物層608
は、NxOyの層をなしていてもよく、かつ例えば13
00オングストロームの厚さであってもよい。トレンチ
602内に例えばp−ウエルを埋め込まれたプレートの
n−ウエルから又はp−ウエルをコンデンサから電気的
に絶縁するために利用される酸化物カラーをなす酸化物
カラー606が配置されている。1つの実施例におい
て、酸化物カラー606は、LOCOS(シリコンの局
所的な酸化)プロセスによって形成されるが、酸化物カ
ラーは、別のなんらかの適当な酸化物形成プロセスによ
って良好に形成することができる。酸化物カラーが、埋
め込まれたプレートの形成の前にすでに形成されている
場合でさえ、本発明による埋め込まれたプレート形成プ
ロセスが動作することを示すために、酸化物カラーがト
レンチ602内に示されているとはいえ、埋め込まれた
プレートの形成の前における酸化物カラーの存在が、絶
対的に必要というわけではない(すなわち酸化物カラー
は、所望の場合、埋め込まれたプレートを形成した後に
形成してもよい)ことに注意する。
【0023】一般に典型的なLOCOS酸化物カラー形
成プロセスは、ハードマスクによる基板表面の第1のコ
ーティング(図7Aにおける702)を含むことができ
る。ハードマスクは、窒化物層又は酸化物/窒化物/酸
化物の3層サンドイッチのような適当な誘電体層を含ん
でいてもよい。それからトレンチをエッチングした後
に、トレンチ内部は、適当なライナ層(例えば窒化物
層)によってコーティングされる。ライナ層は、ライナ
層704として図7Aに示されている。その後、ライナ
層は、フォトレジストプラグプロセスを利用してエッチ
ングバックされるので、残りの窒化物ライナは、少なく
とも埋め込まれたプレートが場合によっては形成される
トレンチ内の領域を覆う。
成プロセスは、ハードマスクによる基板表面の第1のコ
ーティング(図7Aにおける702)を含むことができ
る。ハードマスクは、窒化物層又は酸化物/窒化物/酸
化物の3層サンドイッチのような適当な誘電体層を含ん
でいてもよい。それからトレンチをエッチングした後
に、トレンチ内部は、適当なライナ層(例えば窒化物
層)によってコーティングされる。ライナ層は、ライナ
層704として図7Aに示されている。その後、ライナ
層は、フォトレジストプラグプロセスを利用してエッチ
ングバックされるので、残りの窒化物ライナは、少なく
とも埋め込まれたプレートが場合によっては形成される
トレンチ内の領域を覆う。
【0024】ライナエッチングを容易にする適当なフォ
トレジストプロセスは、フォトレジストによるトレンチ
の充填(図7Aにおける706)、及びそれからここに
フォトレジストプラグを形成する将来の埋め込まれたプ
レートの頂部のレベルまでのトレンチ内におけるフォト
レジストのエッチングバック(図7Bにおける706
A)を含むことができる。その後、フォトレジストプラ
グによって覆われないトレンチ内におけるライナ材料を
除去するために、ライナエッチングプロセスが行なわれ
る。トレンチの底部においてフォトレジストプラグによ
って保護されるライナ材料は、ライナエッチングプロセ
スの間に、実質的に着手されずに残る。エッチングされ
ないライナ層は、図7Bにライナ層704Aとして示さ
れている。その後、フォトレジストプラグ自体は、(新
しく除去された)フォトレジストプラグのレベルにまで
トレンチ内部の一部を覆うライナコーティングを後に残
して、除去することができる。
トレジストプロセスは、フォトレジストによるトレンチ
の充填(図7Aにおける706)、及びそれからここに
フォトレジストプラグを形成する将来の埋め込まれたプ
レートの頂部のレベルまでのトレンチ内におけるフォト
レジストのエッチングバック(図7Bにおける706
A)を含むことができる。その後、フォトレジストプラ
グによって覆われないトレンチ内におけるライナ材料を
除去するために、ライナエッチングプロセスが行なわれ
る。トレンチの底部においてフォトレジストプラグによ
って保護されるライナ材料は、ライナエッチングプロセ
スの間に、実質的に着手されずに残る。エッチングされ
ないライナ層は、図7Bにライナ層704Aとして示さ
れている。その後、フォトレジストプラグ自体は、(新
しく除去された)フォトレジストプラグのレベルにまで
トレンチ内部の一部を覆うライナコーティングを後に残
して、除去することができる。
【0025】カラーを形成しようとするトレンチ内のシ
リコン領域(図7Bの710)は、ライナ材料によって
覆われていない(この領域におけるライナ材料は、図7
Bにおけるフォトレジストプラグ706Aによって覆わ
れておらず、かつさらに前のエッチングプロセスにおい
て除去されているので)。したがって図7Bの領域71
0におけるシリコン材料は、酸化物カラーを形成するた
めに酸化プロセスにおいて続いて酸化される(例えば湿
式又は乾式酸化プロセスを利用して)。LOCOS酸化
物カラーは、図7Cに酸化物カラー712として示され
ている。シリコン酸化物を形成するためのシリコン基板
内への酸素の吸収は、領域710をトレンチ内部へ膨ら
ませ、それによりここにおけるトレンチの断面積をいく
らか減少する。酸化物カラー712の厚さは、次に堆積
される埋め込まれたプレートのドーパントが酸化物カラ
ーに隣接する基板領域に通して浸透することを防止する
ように構成されている。例えばドーパントの浸透がほぼ
50ないし150オングストロームであるとわかった1
つの場合に、ほぼ100〜350オングストロームの酸
化物カラーの厚さが適当である。酸化物カラーが形成さ
れた後に、トレンチの底部におけるライナ材料は、適当
なエッチングプロセス(例えばライナ材料として窒化物
材料が利用された場合、緩衝したHF溶液における浸漬
のような湿式エッチング)を利用して、除去することが
できる。
リコン領域(図7Bの710)は、ライナ材料によって
覆われていない(この領域におけるライナ材料は、図7
Bにおけるフォトレジストプラグ706Aによって覆わ
れておらず、かつさらに前のエッチングプロセスにおい
て除去されているので)。したがって図7Bの領域71
0におけるシリコン材料は、酸化物カラーを形成するた
めに酸化プロセスにおいて続いて酸化される(例えば湿
式又は乾式酸化プロセスを利用して)。LOCOS酸化
物カラーは、図7Cに酸化物カラー712として示され
ている。シリコン酸化物を形成するためのシリコン基板
内への酸素の吸収は、領域710をトレンチ内部へ膨ら
ませ、それによりここにおけるトレンチの断面積をいく
らか減少する。酸化物カラー712の厚さは、次に堆積
される埋め込まれたプレートのドーパントが酸化物カラ
ーに隣接する基板領域に通して浸透することを防止する
ように構成されている。例えばドーパントの浸透がほぼ
50ないし150オングストロームであるとわかった1
つの場合に、ほぼ100〜350オングストロームの酸
化物カラーの厚さが適当である。酸化物カラーが形成さ
れた後に、トレンチの底部におけるライナ材料は、適当
なエッチングプロセス(例えばライナ材料として窒化物
材料が利用された場合、緩衝したHF溶液における浸漬
のような湿式エッチング)を利用して、除去することが
できる。
【0026】図8において、適当な埋め込まれたプレー
トドーパント(p−基板に対するひ素のような)は、図
6のトレンチ602内に直接ドーピングされる。1つの
有利な実施例において、埋め込まれたプレートドーパン
トのプラズマ増強ドーピングは、プラズマ浸漬イオン注
入(PIII)プロセスを利用して、プラズマ堆積チャ
ンバ内において達成される。プラズマ浸漬イオン注入
は、周知のプロセスである。しかしながらトレンチコン
デンサの深いトレンチドーピングを実行するためにPI
IIを利用することは、ドーピングの等方性及び異方性
の成分がトレンチ内部の垂直及び水平な表面に沿って所
望のドーピング均一性を達成するために容易に最適化で
きるということにより、多くの利点を提供する。
トドーパント(p−基板に対するひ素のような)は、図
6のトレンチ602内に直接ドーピングされる。1つの
有利な実施例において、埋め込まれたプレートドーパン
トのプラズマ増強ドーピングは、プラズマ浸漬イオン注
入(PIII)プロセスを利用して、プラズマ堆積チャ
ンバ内において達成される。プラズマ浸漬イオン注入
は、周知のプロセスである。しかしながらトレンチコン
デンサの深いトレンチドーピングを実行するためにPI
IIを利用することは、ドーピングの等方性及び異方性
の成分がトレンチ内部の垂直及び水平な表面に沿って所
望のドーピング均一性を達成するために容易に最適化で
きるということにより、多くの利点を提供する。
【0027】もちろんPIIIシステムのために多くの
構成が存在し、そのうちいくつかは、例えば“Plas
ma Immersion Ion Implamta
tion Of Semiconductors”、チ
ャン他、MaterialReserch Socie
ty Symposium Processing、第
279巻(1993)、米国特許第5607509号明
細書“High Impedance Plasma
Ion Implantation Apparatu
s”、同第5354381号明細書“Plasma I
mmersion Ion Implamtation
(PI3) Apparatus”、同第544992
0号明細書“Large Area Ion Impl
antation Process And Appa
ratus”、及び同第5558718号明細書“Pu
lsed Source Ion Implantat
ion Apparatus And Method”
に記載されており、これらのすべては、引用によってこ
こに組込まれる。
構成が存在し、そのうちいくつかは、例えば“Plas
ma Immersion Ion Implamta
tion Of Semiconductors”、チ
ャン他、MaterialReserch Socie
ty Symposium Processing、第
279巻(1993)、米国特許第5607509号明
細書“High Impedance Plasma
Ion Implantation Apparatu
s”、同第5354381号明細書“Plasma I
mmersion Ion Implamtation
(PI3) Apparatus”、同第544992
0号明細書“Large Area Ion Impl
antation Process And Appa
ratus”、及び同第5558718号明細書“Pu
lsed Source Ion Implantat
ion Apparatus And Method”
に記載されており、これらのすべては、引用によってこ
こに組込まれる。
【0028】1つの典型的なPIIIシステムにおい
て、基板をドーピングするために、ドーパントを含むソ
ースガス(例えばひ素ドーパントの場合AsH3)から
イオン化された高密度プラズマが利用される。ある種の
場合に、高密度プラズマは、磁界の近くに配置され、か
つ連続的に維持される。イオン化は、適当な放電ソース
に、例えばペニング放電ソースにエネルギーが供給され
たときに達成することができる。用語をここにおいて使
用する場合、高密度プラズマとは、一般的にほぼ1E
14ないし1E17/cm3の範囲のイオン密度を有す
るプラズマを指し示す。適当なダイオードベースのプラ
ズマ浸漬イオン注入システムの提供者は、例えばグロス
ター、MAのイートン・コープ.、及びパロ・アルト、
CAのヴァリアン・アソシエーツ・インク.を含む。
て、基板をドーピングするために、ドーパントを含むソ
ースガス(例えばひ素ドーパントの場合AsH3)から
イオン化された高密度プラズマが利用される。ある種の
場合に、高密度プラズマは、磁界の近くに配置され、か
つ連続的に維持される。イオン化は、適当な放電ソース
に、例えばペニング放電ソースにエネルギーが供給され
たときに達成することができる。用語をここにおいて使
用する場合、高密度プラズマとは、一般的にほぼ1E
14ないし1E17/cm3の範囲のイオン密度を有す
るプラズマを指し示す。適当なダイオードベースのプラ
ズマ浸漬イオン注入システムの提供者は、例えばグロス
ター、MAのイートン・コープ.、及びパロ・アルト、
CAのヴァリアン・アソシエーツ・インク.を含む。
【0029】基板は、PIIIチャンバ内に配置され、
かつ連続的にパルス化された又はDCの負の電圧が基板
に供給され、外装を広げ、かつさらに多くのイオンをプ
ラズマから抽出し、かつ基板に向けて加速して、追加的
な注入を引起こす(すなわち異方性の成分)。垂直の側
壁に沿ってドーピングを増加するために、チャンバ圧力
は、増加することができ、かつ/又は基板は、プラズマ
の近くに動かすことができる。有利な実施例において、
ドーピングは、ダイオードタイプのPIIIシステムに
おいて達成されるが、電子サイクロトロン共振(EC
R)システム、容量連結システム、誘導連結システム等
を含むあらゆるタイプのPIIIシステムが、著しく堆
積される層を形成することなく、トレンチ内部の垂直及
び水平面をドーピングするように構成されているかぎ
り、良好に利用することができる。ダイオードシステム
を利用する場合、中空のアノード放電グリッド(アース
接続されていてもよい)は、基板表面にわたるドーピン
グの均一性を改善するために、高電圧電極と基板との間
に配置することができる。
かつ連続的にパルス化された又はDCの負の電圧が基板
に供給され、外装を広げ、かつさらに多くのイオンをプ
ラズマから抽出し、かつ基板に向けて加速して、追加的
な注入を引起こす(すなわち異方性の成分)。垂直の側
壁に沿ってドーピングを増加するために、チャンバ圧力
は、増加することができ、かつ/又は基板は、プラズマ
の近くに動かすことができる。有利な実施例において、
ドーピングは、ダイオードタイプのPIIIシステムに
おいて達成されるが、電子サイクロトロン共振(EC
R)システム、容量連結システム、誘導連結システム等
を含むあらゆるタイプのPIIIシステムが、著しく堆
積される層を形成することなく、トレンチ内部の垂直及
び水平面をドーピングするように構成されているかぎ
り、良好に利用することができる。ダイオードシステム
を利用する場合、中空のアノード放電グリッド(アース
接続されていてもよい)は、基板表面にわたるドーピン
グの均一性を改善するために、高電圧電極と基板との間
に配置することができる。
【0030】一般にPIIIチャンバ内におけるドーピ
ングは、異方性成分(すなわちドーピングは、トレンチ
の底部に向かって単一指向性である)及び等方性成分
(すなわちドーピングは、全方向性である)の両方を有
する。ドーピングプロセスパラメータ(チャンバ圧力、
プレート間の距離及び/又はプレートと基板との間の距
離及び/又はその他の適当なパラメータのような)の変
更は、2つの成分の間のバランスに影響を及ぼす傾向を
有する。これらのプロセスパラメータは、トレンチの垂
直及び水平面における所望のドーピングを達成するため
にプラズマ増強ドーピングプロセスを最適化するよう
に、プロセスエンジニアによって設定することができ
る。
ングは、異方性成分(すなわちドーピングは、トレンチ
の底部に向かって単一指向性である)及び等方性成分
(すなわちドーピングは、全方向性である)の両方を有
する。ドーピングプロセスパラメータ(チャンバ圧力、
プレート間の距離及び/又はプレートと基板との間の距
離及び/又はその他の適当なパラメータのような)の変
更は、2つの成分の間のバランスに影響を及ぼす傾向を
有する。これらのプロセスパラメータは、トレンチの垂
直及び水平面における所望のドーピングを達成するため
にプラズマ増強ドーピングプロセスを最適化するよう
に、プロセスエンジニアによって設定することができ
る。
【0031】例えば異方性成分(トレンチの底部におけ
るイオン注入を制御する)は、チャンバ圧力を増加した
ときに、改善される傾向を有する。その逆に等方性成分
(トレンチ側壁に沿ったドーピングを制御する)は、チ
ャンバ圧力を増加したときに、改善される傾向を有す
る。別の例として、ダイオードシステムにおいてプレー
トの間の距離を増加したとき、ドーピングプロセスの異
方性成分が、増加する傾向を有する。その逆にダイオー
ドシステムにおいてプレートの間の距離を減少すると、
ドーピングプロセスの異方性成分は、減少する傾向を有
する。
るイオン注入を制御する)は、チャンバ圧力を増加した
ときに、改善される傾向を有する。その逆に等方性成分
(トレンチ側壁に沿ったドーピングを制御する)は、チ
ャンバ圧力を増加したときに、改善される傾向を有す
る。別の例として、ダイオードシステムにおいてプレー
トの間の距離を増加したとき、ドーピングプロセスの異
方性成分が、増加する傾向を有する。その逆にダイオー
ドシステムにおいてプレートの間の距離を減少すると、
ドーピングプロセスの異方性成分は、減少する傾向を有
する。
【0032】一般に現実の堆積は、プラズマ増強ドーピ
ングの結果として、シリコンの表面にほとんど累積しな
い。1つの例において、ドーパント材料のほぼ1〜3原
子の層がPIIIチャンバにおけるドーピングの後に、
シリコン表面に存在することがあることが観察されてい
る。しかしながらこれは、従来の技術のプロセスによっ
て堆積されるドーパントを含む層の厚さより実質的に薄
い。
ングの結果として、シリコンの表面にほとんど累積しな
い。1つの例において、ドーパント材料のほぼ1〜3原
子の層がPIIIチャンバにおけるドーピングの後に、
シリコン表面に存在することがあることが観察されてい
る。しかしながらこれは、従来の技術のプロセスによっ
て堆積されるドーパントを含む層の厚さより実質的に薄
い。
【0033】その代わりに、埋め込まれたプレートドー
パントのプラズマ増強ドーピングは、プラズマドーピン
グ(PLAD)システムを利用して達成することができ
る。プラズマドーピング(PLAD)は、周知のプロセ
スである。1つの例において、プラズマドーピングは、
専用のHVパルス電源が、等方性及び異方性(すなわち
注入)ドーピングを同時に行なうためにプラズマを点火
するときに達成される。もちろん多くのPLADシステ
ム構成が存在し、そのうちいくつかは、例えば“Pla
sma Doping for Silicon”、ミ
ズノ他、Surface and Coating T
echnology(エルセビー・サイエンス・S.
A.1996)、米国特許第4912065号明細書
“Plzsma Doping Method”、同第
4937205号明細書“Plasma Doping
Process and Apparatus Th
erefor”において議論されており、これらすべて
は、引用によってここに組込まれる。適当なPLADシ
ステムの提供者は、例えばサンタ・クララ、CAのアプ
ライド・マテリアル・インク.及びフレモント、CAの
ラム・リサーチ・コープ.を含む。
パントのプラズマ増強ドーピングは、プラズマドーピン
グ(PLAD)システムを利用して達成することができ
る。プラズマドーピング(PLAD)は、周知のプロセ
スである。1つの例において、プラズマドーピングは、
専用のHVパルス電源が、等方性及び異方性(すなわち
注入)ドーピングを同時に行なうためにプラズマを点火
するときに達成される。もちろん多くのPLADシステ
ム構成が存在し、そのうちいくつかは、例えば“Pla
sma Doping for Silicon”、ミ
ズノ他、Surface and Coating T
echnology(エルセビー・サイエンス・S.
A.1996)、米国特許第4912065号明細書
“Plzsma Doping Method”、同第
4937205号明細書“Plasma Doping
Process and Apparatus Th
erefor”において議論されており、これらすべて
は、引用によってここに組込まれる。適当なPLADシ
ステムの提供者は、例えばサンタ・クララ、CAのアプ
ライド・マテリアル・インク.及びフレモント、CAの
ラム・リサーチ・コープ.を含む。
【0034】1つの典型的なPLADシステムにおい
て、ドーピングすべき基板は、チャンバ内に導入され、
かつその後、プラズマが、高電圧電源(RF電源のよう
な)を利用して、埋め込まれたプレートドーパントソー
スガス(AsH3を含むものの1つのような)から点火
される。同時に注入を容易にするために、イオンが抽出
される。再びドーピングプロセスの異方性及び等方性の
成分は、種々のパラメータ設定によって影響を及ぼすこ
とができる。もちろん正確な設定は、トレンチ(垂直ト
レンチ側壁及びトレンチ底部を含む)内の所望のドーピ
ング効果を達成するために望ましい異方性/等方性バラ
ンス、チャンバの寸法、基板の寸法、基板層の組成、プ
ラズマシステムの固有の構成及び/又はその他の要因に
依存している。しかしながらこのような設定の実行は、
この開示内容を仮定して当該技術分野の専門家の技術の
枠内にある。
て、ドーピングすべき基板は、チャンバ内に導入され、
かつその後、プラズマが、高電圧電源(RF電源のよう
な)を利用して、埋め込まれたプレートドーパントソー
スガス(AsH3を含むものの1つのような)から点火
される。同時に注入を容易にするために、イオンが抽出
される。再びドーピングプロセスの異方性及び等方性の
成分は、種々のパラメータ設定によって影響を及ぼすこ
とができる。もちろん正確な設定は、トレンチ(垂直ト
レンチ側壁及びトレンチ底部を含む)内の所望のドーピ
ング効果を達成するために望ましい異方性/等方性バラ
ンス、チャンバの寸法、基板の寸法、基板層の組成、プ
ラズマシステムの固有の構成及び/又はその他の要因に
依存している。しかしながらこのような設定の実行は、
この開示内容を仮定して当該技術分野の専門家の技術の
枠内にある。
【0035】プラズマドーピングステップの後における
埋め込まれたプレートドーパントの拡散深さは、図8に
破線によって示されている。埋め込まれたプレートドー
パントのいくらかは、窒化物層608の表面に導入され
るが、窒化物層608は典型的に後に除去されるので、
ここにおけるこのドーパントの存在は有害ではないこと
に注意されたい。注入の量は、ドーパントの重大な量が
所望の埋め込まれたプレートを形成する後続のドーパン
ト打込みステップの間に基板604内に十分に浸透する
ように構成されている。もちろん種々のDRAM回路
は、埋め込まれたプレートの電気的特性に関して種々の
要求を有することがあり、かつしたがって正確な寸法及
び/又は埋め込まれたプレート内におけるドーパント濃
度は変化することがある。
埋め込まれたプレートドーパントの拡散深さは、図8に
破線によって示されている。埋め込まれたプレートドー
パントのいくらかは、窒化物層608の表面に導入され
るが、窒化物層608は典型的に後に除去されるので、
ここにおけるこのドーパントの存在は有害ではないこと
に注意されたい。注入の量は、ドーパントの重大な量が
所望の埋め込まれたプレートを形成する後続のドーパン
ト打込みステップの間に基板604内に十分に浸透する
ように構成されている。もちろん種々のDRAM回路
は、埋め込まれたプレートの電気的特性に関して種々の
要求を有することがあり、かつしたがって正確な寸法及
び/又は埋め込まれたプレート内におけるドーパント濃
度は変化することがある。
【0036】図8においてドーピングされたドーパント
は、図9において、ドーパント打込みプロセスを利用し
て、基板内に打込まれている。1つの例においてドーパ
ント打込みプロセスは、基板を高温にさらす(例えばま
ずアルゴン又はN2の雰囲気においてほぼ20秒にわた
ってほぼ1050°Cに対して)ことによって行なうこ
とができる。ドーパント打込みプロセスは、前にプラズ
マ増強ドーピングプロセスを介してドーピングされたド
ーパントを埋め込まれたプレートの導電領域を形成する
ために基板内にさらに拡散させる(図9に埋め込まれた
プレート630として示す)。
は、図9において、ドーパント打込みプロセスを利用し
て、基板内に打込まれている。1つの例においてドーパ
ント打込みプロセスは、基板を高温にさらす(例えばま
ずアルゴン又はN2の雰囲気においてほぼ20秒にわた
ってほぼ1050°Cに対して)ことによって行なうこ
とができる。ドーパント打込みプロセスは、前にプラズ
マ増強ドーピングプロセスを介してドーピングされたド
ーパントを埋め込まれたプレートの導電領域を形成する
ために基板内にさらに拡散させる(図9に埋め込まれた
プレート630として示す)。
【0037】前に述べたように、本発明は、有利にも埋
め込まれたプレートドーパントをトレンチ内に導入する
ときに、追加的な堆積を最小にするためにプラズマ増強
ドーピングプロセス(例えば前記のPIII又はPLA
Dプロセス又は同様に適当なプロセス)を利用する。こ
れは、ドーパントを含む材料の層を現実にトレンチの内
側に堆積する従来の技術のアプローチと鋭い対比をなし
ている。そのため、このドーピングプロセスは、現代の
高密度ICにおけるトレンチの減少した横断面にあまり
影響を受けず、かつ確実な堆積(ドーパントを含む層
の)のためには狭すぎるかもしれないトレンチにおいて
利用することができる。
め込まれたプレートドーパントをトレンチ内に導入する
ときに、追加的な堆積を最小にするためにプラズマ増強
ドーピングプロセス(例えば前記のPIII又はPLA
Dプロセス又は同様に適当なプロセス)を利用する。こ
れは、ドーパントを含む材料の層を現実にトレンチの内
側に堆積する従来の技術のアプローチと鋭い対比をなし
ている。そのため、このドーピングプロセスは、現代の
高密度ICにおけるトレンチの減少した横断面にあまり
影響を受けず、かつ確実な堆積(ドーパントを含む層
の)のためには狭すぎるかもしれないトレンチにおいて
利用することができる。
【0038】さらに本発明のプラズマ増強ドーピングプ
ロセスは、トレンチ開口の寸法にあまり影響を受けない
ので、埋め込まれたプレートの形成の前にあらかじめ酸
化物カラー606を形成する(例えばLOCOSプロセ
スを利用して)ことが可能である。従来の技術におい
て、トレンチ開口における酸化物カラーの先行する形成
及び付随した還元(LOCOS酸化物材料による)は、
しばしば次に堆積されるドーパントを含む材料によるト
レンチ開口のピンチオフを引起こす。本発明によれば、
実質的に追加的な堆積は起こらないので、埋め込まれた
プレートドーパントをトレンチに導入するときに、トレ
ンチ開口のピンチオフの危険は実質的に除去されてい
る。
ロセスは、トレンチ開口の寸法にあまり影響を受けない
ので、埋め込まれたプレートの形成の前にあらかじめ酸
化物カラー606を形成する(例えばLOCOSプロセ
スを利用して)ことが可能である。従来の技術におい
て、トレンチ開口における酸化物カラーの先行する形成
及び付随した還元(LOCOS酸化物材料による)は、
しばしば次に堆積されるドーパントを含む材料によるト
レンチ開口のピンチオフを引起こす。本発明によれば、
実質的に追加的な堆積は起こらないので、埋め込まれた
プレートドーパントをトレンチに導入するときに、トレ
ンチ開口のピンチオフの危険は実質的に除去されてい
る。
【0039】さらに存在する酸化物カラー606(及び
窒化物層608)は、プラズマ増強ドーピングプロセス
及びドーパント打込みプロセスが基本的に自己整列する
ことを可能にするために“マスク”として機能すること
もできる。すなわち酸化物カラー606は、ドーパント
がトレンチ内における隣接するその基板内に導入しかつ
/又は拡散することを防止する。その結果、ドーピング
は、埋め込まれたプレートに関して自己整列する。さら
にLOCOS酸化物カラーの存在は、コンデンサ及び埋
め込まれたプレートをトランジスタのウエルに関して絶
縁させる。図6に見ることができるように、窒化物層6
08は、ドーパントが上から基板内に導入しかつ/又は
拡散することを有利に防止する。
窒化物層608)は、プラズマ増強ドーピングプロセス
及びドーパント打込みプロセスが基本的に自己整列する
ことを可能にするために“マスク”として機能すること
もできる。すなわち酸化物カラー606は、ドーパント
がトレンチ内における隣接するその基板内に導入しかつ
/又は拡散することを防止する。その結果、ドーピング
は、埋め込まれたプレートに関して自己整列する。さら
にLOCOS酸化物カラーの存在は、コンデンサ及び埋
め込まれたプレートをトランジスタのウエルに関して絶
縁させる。図6に見ることができるように、窒化物層6
08は、ドーパントが上から基板内に導入しかつ/又は
拡散することを有利に防止する。
【0040】1つの実施例において、ドーパント打込み
ステップは、ひ素の雰囲気(例えばひ素ガラス層をキャ
ップしていない場合に)中において行なわれる。別の実
施例において、ドーパント打込みステップは、例えば窒
素及び10%の酸素の雰囲気において行なうことができ
る。ドーパント材料は、プラズマ増強ドーピングの後
に、ドーパント打込みステップの前に、適当なキャップ
層によってキャップすることができる。キャップ材料
は、例えばSiO2、窒化物、又は酸素/窒素/酸素の
前記の3層サンドイッチ(ONO)又は窒素/酸素の2
層サンドイッチ(NO)のような適当な誘電体材料であ
ることができる。キャップは、トレンチの内側のドーパ
ントを保護し、かつチャンバが後続のプロセスの間にド
ーパント材料によって汚染されることを防止するため
に、ドーパント材料をカプセル封入する。キャップ材料
は、適当なエッチングプロセス(湿式エッチング)によ
って後に除去することができる。
ステップは、ひ素の雰囲気(例えばひ素ガラス層をキャ
ップしていない場合に)中において行なわれる。別の実
施例において、ドーパント打込みステップは、例えば窒
素及び10%の酸素の雰囲気において行なうことができ
る。ドーパント材料は、プラズマ増強ドーピングの後
に、ドーパント打込みステップの前に、適当なキャップ
層によってキャップすることができる。キャップ材料
は、例えばSiO2、窒化物、又は酸素/窒素/酸素の
前記の3層サンドイッチ(ONO)又は窒素/酸素の2
層サンドイッチ(NO)のような適当な誘電体材料であ
ることができる。キャップは、トレンチの内側のドーパ
ントを保護し、かつチャンバが後続のプロセスの間にド
ーパント材料によって汚染されることを防止するため
に、ドーパント材料をカプセル封入する。キャップ材料
は、適当なエッチングプロセス(湿式エッチング)によ
って後に除去することができる。
【0041】埋め込まれたプレートを形成した後に、ト
レンチコンデンサ内における部品を含む残りのDRAM
セルは、通常のDRAMプロセス技術を利用して、完成
することができる。それからその結果得られるDRAM
は、コンピュータを含む種々の商用及び消費者電子装置
に利用することができる。
レンチコンデンサ内における部品を含む残りのDRAM
セルは、通常のDRAMプロセス技術を利用して、完成
することができる。それからその結果得られるDRAM
は、コンピュータを含む種々の商用及び消費者電子装置
に利用することができる。
【0042】図10Aは、本発明の1つの実施例にした
がって、埋め込まれたプレートを含むDRAMセルの関
連する部分を形成する関連するステップを示している。
ステップ902において、トレンチコンデンサを形成す
るために適した基板(シリコンウエーハのような)が設
けられる。ステップ904において、前記の乾式エッチ
ング(例えばRIEエッチング)を含むなんらかの適当
なエッチングプロセスを利用して、基板内にトレンチが
エッチングされる。
がって、埋め込まれたプレートを含むDRAMセルの関
連する部分を形成する関連するステップを示している。
ステップ902において、トレンチコンデンサを形成す
るために適した基板(シリコンウエーハのような)が設
けられる。ステップ904において、前記の乾式エッチ
ング(例えばRIEエッチング)を含むなんらかの適当
なエッチングプロセスを利用して、基板内にトレンチが
エッチングされる。
【0043】ステップ906において、埋め込まれたプ
レートドーパント(例えば1つの例においてひ素)によ
ってトレンチ内面をドーピングするために、プラズマ増
強ドーピングプロセスが利用される。プラズマ増強ドー
ピングプロセスは、トレンチ表面全体をドーピングする
傾向を有するとはいえ、ドーパントが望まれないトレン
チの領域は、適当な保護マスクを利用して有利に保護さ
れていることに注意されたい。LOCOS酸化物カラー
が設けられている場合、LOCOS酸化物カラーは、埋
め込まれたプレートドーパントがLOCOS酸化物カラ
ーに隣接する基板領域(例えば図6における領域65
0)内に拡散することを防止する保護形状として有利に
機能する。その後、追加的な通常のプロセスステップ
が、DRAMセルの製造を完了するために利用すること
ができる。
レートドーパント(例えば1つの例においてひ素)によ
ってトレンチ内面をドーピングするために、プラズマ増
強ドーピングプロセスが利用される。プラズマ増強ドー
ピングプロセスは、トレンチ表面全体をドーピングする
傾向を有するとはいえ、ドーパントが望まれないトレン
チの領域は、適当な保護マスクを利用して有利に保護さ
れていることに注意されたい。LOCOS酸化物カラー
が設けられている場合、LOCOS酸化物カラーは、埋
め込まれたプレートドーパントがLOCOS酸化物カラ
ーに隣接する基板領域(例えば図6における領域65
0)内に拡散することを防止する保護形状として有利に
機能する。その後、追加的な通常のプロセスステップ
が、DRAMセルの製造を完了するために利用すること
ができる。
【0044】図10Bは、本発明の別の実施例にしたが
って、埋め込まれたプレートを含むDRAMセルの関連
する部分を形成する関連するステップを示している。図
10Bにおいて、ステップ902、904及び906
は、図8に関連して行なわれたものと実質的に同じであ
る。しかしながら図10Bにおけるプロセスは、プラズ
マ増強ドーピングステップ906の前におけるLOCO
S酸化物カラーの形成(ステップ905)も含んでい
る。このLOCOS酸化物カラーは、プラズマ増強ドー
ピングステップ906の間に、かつドーパントがさらに
基板内に打込まれる後続のドーパント打込みステップ
(ステップ907)において存在する。これらの2つの
ステップの間に、LOCOS酸化物カラーは、前記のよ
うに、プラズマ増強ドーピングプロセス及びドーパント
打込みプロセスが基本的に自己整列できるように、“マ
スク”として有利に作用する。この役割において機能す
るために、LOCOSカラーは、ドーパントがプラズマ
増強ドーピング及び/又はドーパント打込みプロセスの
間にLOCOS酸化物カラーを通してずっと浸透するこ
とを防止するために、有利には十分に厚い。このステッ
プ907において、ドーパントは、前記のように高温プ
ロセスを利用して、埋め込まれたプレートを形成するた
めに基板内に打込まれることができる。その後、追加的
な通常のプロセスステップが、DRAMセルの製造を完
了するために利用することができる。
って、埋め込まれたプレートを含むDRAMセルの関連
する部分を形成する関連するステップを示している。図
10Bにおいて、ステップ902、904及び906
は、図8に関連して行なわれたものと実質的に同じであ
る。しかしながら図10Bにおけるプロセスは、プラズ
マ増強ドーピングステップ906の前におけるLOCO
S酸化物カラーの形成(ステップ905)も含んでい
る。このLOCOS酸化物カラーは、プラズマ増強ドー
ピングステップ906の間に、かつドーパントがさらに
基板内に打込まれる後続のドーパント打込みステップ
(ステップ907)において存在する。これらの2つの
ステップの間に、LOCOS酸化物カラーは、前記のよ
うに、プラズマ増強ドーピングプロセス及びドーパント
打込みプロセスが基本的に自己整列できるように、“マ
スク”として有利に作用する。この役割において機能す
るために、LOCOSカラーは、ドーパントがプラズマ
増強ドーピング及び/又はドーパント打込みプロセスの
間にLOCOS酸化物カラーを通してずっと浸透するこ
とを防止するために、有利には十分に厚い。このステッ
プ907において、ドーパントは、前記のように高温プ
ロセスを利用して、埋め込まれたプレートを形成するた
めに基板内に打込まれることができる。その後、追加的
な通常のプロセスステップが、DRAMセルの製造を完
了するために利用することができる。
【0045】例1:プラズマ浸漬イオン注入(PII
I)1つの例において、その上にハードマスク(SiO
2/窒化物)を有する8インチウエーハは、イートンP
IIIシステム内に配置される。AsH3又はPH 3プ
ラズマは、誘導連結されたプラズマソースによって発生
される(MHz範囲において)。しかしながら埋め込ま
れたプレートの形成に適したあらゆるSi技術のドーパ
ントが良好に利用できることが考えられる。
I)1つの例において、その上にハードマスク(SiO
2/窒化物)を有する8インチウエーハは、イートンP
IIIシステム内に配置される。AsH3又はPH 3プ
ラズマは、誘導連結されたプラズマソースによって発生
される(MHz範囲において)。しかしながら埋め込ま
れたプレートの形成に適したあらゆるSi技術のドーパ
ントが良好に利用できることが考えられる。
【0046】チャンバ内の圧力は、ほぼ5mトルであ
る。しかしながら圧力が、この又は別のPIIIシステ
ムにおいて、ほぼ1mトルからほぼ500mトル、かつ
さらに有利にはほぼ1mトルからほぼ20mトルの範囲
にあってもよいことが考えられる。ドーピングエネルギ
ーは、ほぼ1keVである。しかしながらドーピングエ
ネルギーは、この又は別のPIIIシステムにおいて、
ほぼ0.1keVからほぼ30keV、かつさらに有利
にはほぼ0.1keVからほぼ10keVまでの範囲に
あってもよいことが考えられる。
る。しかしながら圧力が、この又は別のPIIIシステ
ムにおいて、ほぼ1mトルからほぼ500mトル、かつ
さらに有利にはほぼ1mトルからほぼ20mトルの範囲
にあってもよいことが考えられる。ドーピングエネルギ
ーは、ほぼ1keVである。しかしながらドーピングエ
ネルギーは、この又は別のPIIIシステムにおいて、
ほぼ0.1keVからほぼ30keV、かつさらに有利
にはほぼ0.1keVからほぼ10keVまでの範囲に
あってもよいことが考えられる。
【0047】チャンバの寸法及び構成に依存して、前記
の範囲の圧力を維持するために、十分な埋め込まれたプ
レートドーパントソースガスが流される。所望の場合
に、イオンフラックス密度を減少するために、H2又は
Heのような適当なキャリヤガスを利用してもよい(例
えばドーパントソースガス流のほぼ10%ないしほぼ5
0%)。
の範囲の圧力を維持するために、十分な埋め込まれたプ
レートドーパントソースガスが流される。所望の場合
に、イオンフラックス密度を減少するために、H2又は
Heのような適当なキャリヤガスを利用してもよい(例
えばドーパントソースガス流のほぼ10%ないしほぼ5
0%)。
【0048】典型的な量は、ほぼ1E19イオン/cm
3である。しかしながら量は、ある種の場合、ほぼ5E
18イオン/cm3からほぼ5E19イオン/cm3ま
で、かつさらに有利にはほぼ8E18イオン/cm3か
らほぼ2E19イオン/cm 3までの範囲にあってもよ
いことが考えられる。典型的なドーピング時間は、ほぼ
60秒である。しかしながらドーピング時間は、この又
は別のPIIIシステムにおいて、ほぼ10秒からほぼ
10分まで、かつさらに有利にはほぼ50秒からほぼ7
0秒までの範囲にあってもよいことが考えられる。パル
ス速度は、ほぼ10kHzである。しかしながらパルス
速度は、ある種の場合、ほぼ500Hzからほぼ30k
Hzまで、かつさらに有利にはほぼ1kHzからほぼ5
kHzの範囲にあってもよいことが考えられる。
3である。しかしながら量は、ある種の場合、ほぼ5E
18イオン/cm3からほぼ5E19イオン/cm3ま
で、かつさらに有利にはほぼ8E18イオン/cm3か
らほぼ2E19イオン/cm 3までの範囲にあってもよ
いことが考えられる。典型的なドーピング時間は、ほぼ
60秒である。しかしながらドーピング時間は、この又
は別のPIIIシステムにおいて、ほぼ10秒からほぼ
10分まで、かつさらに有利にはほぼ50秒からほぼ7
0秒までの範囲にあってもよいことが考えられる。パル
ス速度は、ほぼ10kHzである。しかしながらパルス
速度は、ある種の場合、ほぼ500Hzからほぼ30k
Hzまで、かつさらに有利にはほぼ1kHzからほぼ5
kHzの範囲にあってもよいことが考えられる。
【0049】例2:プラズマドーピング(PLAD)1
つの例において、その上にハードマスク(SiO2/窒
化物)又はフォトレジストを有する8インチウエーハ
は、ヴァリアンPLADシステム(グロスター、MA)
内に配置される。能力と便宜のために、テストドーパン
トソースガスとしてBF3が利用される。しかしながら
埋め込まれたプレートの形成に適したあらゆるSi技術
のドーパント(例えばひ素、リン等)が良好に利用でき
ることが考えられる。
つの例において、その上にハードマスク(SiO2/窒
化物)又はフォトレジストを有する8インチウエーハ
は、ヴァリアンPLADシステム(グロスター、MA)
内に配置される。能力と便宜のために、テストドーパン
トソースガスとしてBF3が利用される。しかしながら
埋め込まれたプレートの形成に適したあらゆるSi技術
のドーパント(例えばひ素、リン等)が良好に利用でき
ることが考えられる。
【0050】チャンバ内の圧力は、ほぼ<10mトルで
ある。しかしながら圧力が、この又は別のPLADシス
テムにおいて、ほぼ<1mトルからほぼ500mトル、
かつさらに有利にはほぼ<1mトルからほぼ10mトル
の範囲にあってもよいことが考えられる。ドーピングエ
ネルギーは、ほぼ1keVである。しかしながらドーピ
ングエネルギーは、この又は別のPLADシステムにお
いて、ほぼ0.1keVからほぼ10keV、かつさら
に有利にはほぼ0.5keVからほぼ5keVまでの範
囲にあってもよいことが考えられる。
ある。しかしながら圧力が、この又は別のPLADシス
テムにおいて、ほぼ<1mトルからほぼ500mトル、
かつさらに有利にはほぼ<1mトルからほぼ10mトル
の範囲にあってもよいことが考えられる。ドーピングエ
ネルギーは、ほぼ1keVである。しかしながらドーピ
ングエネルギーは、この又は別のPLADシステムにお
いて、ほぼ0.1keVからほぼ10keV、かつさら
に有利にはほぼ0.5keVからほぼ5keVまでの範
囲にあってもよいことが考えられる。
【0051】チャンバの寸法及び構成に依存して、前記
の範囲の圧力を維持するために、十分な埋め込まれたプ
レートドーパントソースガスが流される。所望の場合
に、イオンフラックス密度を減少するために、H2又は
Heのような適当なキャリヤガスを利用してもよい(例
えばドーパントソースガス流のほぼ10%ないしほぼ5
0%)。
の範囲の圧力を維持するために、十分な埋め込まれたプ
レートドーパントソースガスが流される。所望の場合
に、イオンフラックス密度を減少するために、H2又は
Heのような適当なキャリヤガスを利用してもよい(例
えばドーパントソースガス流のほぼ10%ないしほぼ5
0%)。
【0052】典型的な量は、ほぼ1E19イオン/cm
3である。しかしながら量は、ある種の場合、ほぼ5E
18イオン/cm3からほぼ5E19イオン/cm3ま
で、かつさらに有利にはほぼ8E18イオン/cm3か
らほぼ2E19イオン/cm 3までの範囲にあってもよ
いことが考えられる。典型的なドーピング時間は、ほぼ
100秒である。しかしながらドーピング時間は、この
又は別のPLADシステムにおいて、ほぼ10秒からほ
ぼ10分まで、かつさらに有利にはほぼ80秒からほぼ
120秒までの範囲にあってもよいことが考えられる。
デューティレシオ(すなわちプラズマが所定のパルス速
度に対してウエーハに作用する時間)は、全パルス速度
に対してほぼ1/20である。1つの例においてデュー
ティレシオは、10kHz以下のパルス周波数によりほ
ぼ20%である。
3である。しかしながら量は、ある種の場合、ほぼ5E
18イオン/cm3からほぼ5E19イオン/cm3ま
で、かつさらに有利にはほぼ8E18イオン/cm3か
らほぼ2E19イオン/cm 3までの範囲にあってもよ
いことが考えられる。典型的なドーピング時間は、ほぼ
100秒である。しかしながらドーピング時間は、この
又は別のPLADシステムにおいて、ほぼ10秒からほ
ぼ10分まで、かつさらに有利にはほぼ80秒からほぼ
120秒までの範囲にあってもよいことが考えられる。
デューティレシオ(すなわちプラズマが所定のパルス速
度に対してウエーハに作用する時間)は、全パルス速度
に対してほぼ1/20である。1つの例においてデュー
ティレシオは、10kHz以下のパルス周波数によりほ
ぼ20%である。
【0053】前記のことから明らかなように、本発明
は、狭いトレンチ(例えばこれらは、0.25ミクロン
又はそれ以下の横断面を有する)においてさえ、かつ埋
め込まれたプレート形成プロセスの前に、LOCOS酸
化物カラーが形成される(ボトルネック形)場合でさ
え、埋め込まれたプレートを含むDRAMトレンチコン
デンサの形成を有利に促進する。従来の技術のドーパン
トを含む層の堆積ステップは除去されているので、本発
明は、これに結び付いた欠点、例えばトレンチ内におけ
るドーパントを含む層内の空所の形成、及び/又はトレ
ンチ開口がピンチオフするようなドーパントの欠乏とい
う従来の技術において本来の可能性を除去する。プラズ
マ増強ドーピングプロセスが、適当な最適化によって、
トレンチの底部の真下においてトレンチ内面における均
一なドーピングを有することを可能にするとわかった。
とくにトレンチの底部において狭いトレンチにおける堆
積を正確に管理することは困難なので、本発明は、従来
の技術の堆積オリエンテッドのアプローチを越える重要
な進歩である。本発明は、ボトル形の(すなわち基板に
おけるトレンチ横断面よりも狭いトレンチ開口を有す
る)トレンチにおいてさえ、現代の高密度ICにおける
トレンチコンデンサの製造に利用するためにとくに適し
ている。
は、狭いトレンチ(例えばこれらは、0.25ミクロン
又はそれ以下の横断面を有する)においてさえ、かつ埋
め込まれたプレート形成プロセスの前に、LOCOS酸
化物カラーが形成される(ボトルネック形)場合でさ
え、埋め込まれたプレートを含むDRAMトレンチコン
デンサの形成を有利に促進する。従来の技術のドーパン
トを含む層の堆積ステップは除去されているので、本発
明は、これに結び付いた欠点、例えばトレンチ内におけ
るドーパントを含む層内の空所の形成、及び/又はトレ
ンチ開口がピンチオフするようなドーパントの欠乏とい
う従来の技術において本来の可能性を除去する。プラズ
マ増強ドーピングプロセスが、適当な最適化によって、
トレンチの底部の真下においてトレンチ内面における均
一なドーピングを有することを可能にするとわかった。
とくにトレンチの底部において狭いトレンチにおける堆
積を正確に管理することは困難なので、本発明は、従来
の技術の堆積オリエンテッドのアプローチを越える重要
な進歩である。本発明は、ボトル形の(すなわち基板に
おけるトレンチ横断面よりも狭いトレンチ開口を有す
る)トレンチにおいてさえ、現代の高密度ICにおける
トレンチコンデンサの製造に利用するためにとくに適し
ている。
【0054】さらにLOCOS酸化物カラーは、あらか
じめ形成することができるので、本発明は、プラズマ増
強ドーピング及びドーパント打込みプロセスの間に、こ
のLOCOS酸化物カラーを“マスク”として有利に利
用し、それによりこれらのプロセスを基本的に自己整列
にする。当該技術分野の専門家には明らかなように、本
発明によるDRAMトレンチコンデンサ形成技術により
節約されるステップは、非凡な様式で、DRAMセルを
製造するために必要な時間及び複雑さを減少する。
じめ形成することができるので、本発明は、プラズマ増
強ドーピング及びドーパント打込みプロセスの間に、こ
のLOCOS酸化物カラーを“マスク”として有利に利
用し、それによりこれらのプロセスを基本的に自己整列
にする。当該技術分野の専門家には明らかなように、本
発明によるDRAMトレンチコンデンサ形成技術により
節約されるステップは、非凡な様式で、DRAMセルを
製造するために必要な時間及び複雑さを減少する。
【0055】追加的にLOCOS酸化物カラーは、今や
容易に形成することができるので、LOCOS酸化物カ
ラーが形成されるトレンチ内面は、LOCOS酸化物カ
ラーを形成するときに、いぜんとして比較的なめらかで
ある。このようにしてさらに高い品質のLOCOS酸化
物カラーを形成することができ、これは、隣接する基板
領域へのドーパント材料の浸透の遅れを助長する。酸化
物カラーの厚さは、酸化物カラーをドーパント浸透に対
してさらに抗するようにすることによって、さらに薄く
することができる。さらに薄い酸化物カラーを容易にす
るために(又は埋め込まれたプレートドーパントのドー
ピングの前に酸化物カラーを全く不要にするために)、
酸化物カラー領域に窒化物を導入するために、窒化物ド
ーピングプロセスを利用してもよい(LOCOSの前又
は後のいずれか)。その代わりに又は追加的に、酸化物
カラー領域は、逆ドーピングしてもよい(すなわち続い
て導入される埋め込まれたプレートドーパントを無効に
するように構成されたドーパントによってあらかじめド
ーピングする)。1つの例において、インジウム又はホ
ウ素(例えばBF2)のような適当なp−ドーパント
が、LOCOSの前に、逆ドーパントとして利用するこ
とができる。適当なn−タイプの逆ドーパントは、例え
ばひ素、アンチモン又はりんを含む。
容易に形成することができるので、LOCOS酸化物カ
ラーが形成されるトレンチ内面は、LOCOS酸化物カ
ラーを形成するときに、いぜんとして比較的なめらかで
ある。このようにしてさらに高い品質のLOCOS酸化
物カラーを形成することができ、これは、隣接する基板
領域へのドーパント材料の浸透の遅れを助長する。酸化
物カラーの厚さは、酸化物カラーをドーパント浸透に対
してさらに抗するようにすることによって、さらに薄く
することができる。さらに薄い酸化物カラーを容易にす
るために(又は埋め込まれたプレートドーパントのドー
ピングの前に酸化物カラーを全く不要にするために)、
酸化物カラー領域に窒化物を導入するために、窒化物ド
ーピングプロセスを利用してもよい(LOCOSの前又
は後のいずれか)。その代わりに又は追加的に、酸化物
カラー領域は、逆ドーピングしてもよい(すなわち続い
て導入される埋め込まれたプレートドーパントを無効に
するように構成されたドーパントによってあらかじめド
ーピングする)。1つの例において、インジウム又はホ
ウ素(例えばBF2)のような適当なp−ドーパント
が、LOCOSの前に、逆ドーパントとして利用するこ
とができる。適当なn−タイプの逆ドーパントは、例え
ばひ素、アンチモン又はりんを含む。
【0056】本発明をいくつかの例示的な実施例の表現
で説明したが、本発明の権利範囲内に入る代案、置き換
え及び均等物が存在する。例えばここにおいて理解の容
易さを促進するために、ひ素ドーパントを議論したが、
シリコン技術において利用されかつ埋め込まれたプレー
トの形成に適したあらゆるタイプのドーパントが利用で
きる。それ故に添付の特許請求の範囲は、本発明の真の
精神及び権利範囲内に入る場合、このようなあらゆる代
案、置き換え及び均等物を含むと解釈するものとする。
で説明したが、本発明の権利範囲内に入る代案、置き換
え及び均等物が存在する。例えばここにおいて理解の容
易さを促進するために、ひ素ドーパントを議論したが、
シリコン技術において利用されかつ埋め込まれたプレー
トの形成に適したあらゆるタイプのドーパントが利用で
きる。それ故に添付の特許請求の範囲は、本発明の真の
精神及び権利範囲内に入る場合、このようなあらゆる代
案、置き換え及び均等物を含むと解釈するものとする。
【図1】議論を容易にするために、トレンチ内面に配置
された堆積されたドーパントを含む層を含む基板におけ
るトレンチを示す図である。
された堆積されたドーパントを含む層を含む基板におけ
るトレンチを示す図である。
【図2】フォトレジスト充填プロセスを行なった後にお
ける図1のトレンチを示す図である。
ける図1のトレンチを示す図である。
【図3】フォトレジスト充填及びドーパントを含む層を
エッチングバックした後における図2のトレンチを示す
図である。
エッチングバックした後における図2のトレンチを示す
図である。
【図4】キャップ層を同形に堆積した後における図3の
トレンチを示す図である。
トレンチを示す図である。
【図5】ドーパントを含む層におけるドーパントを基板
内に拡散した後における形成された埋め込まれたプレー
トを示す図である。
内に拡散した後における形成された埋め込まれたプレー
トを示す図である。
【図6】本発明の1つの実施例にしたがってプラズマ増
強ドーピングの前にここに酸化物カラー領域を有するト
レンチを示す図である。
強ドーピングの前にここに酸化物カラー領域を有するト
レンチを示す図である。
【図7】本発明の1つの様相にしたがってシリコンの局
所的酸化(LOCOS)酸化物カラー形成プロセスを示
す図である。
所的酸化(LOCOS)酸化物カラー形成プロセスを示
す図である。
【図8】本発明の1つの実施例にしたがってトレンチに
埋め込まれたプレートドーパントを導入するためにプラ
ズマ増強ドーピングプロセスを行なった後における図6
のトレンチを示す図である。
埋め込まれたプレートドーパントを導入するためにプラ
ズマ増強ドーピングプロセスを行なった後における図6
のトレンチを示す図である。
【図9】ドーパントを含む層におけるドーパントが基板
内に拡散した後における形成された埋め込まれたプレー
トを含む図9のトレンチを示す図である。
内に拡散した後における形成された埋め込まれたプレー
トを含む図9のトレンチを示す図である。
【図10】本発明の1つの及び別の実施例にしたがって
トレンチコンデンサ内に埋め込まれたプレートを形成す
るために利用されるいくつかの関連するステップを示す
図である。
トレンチコンデンサ内に埋め込まれたプレートを形成す
るために利用されるいくつかの関連するステップを示す
図である。
602 トレンチ、 604 基板、 606 酸化物
カラー、 608 窒化物層、 702 ハードマス
ク、 704 ライナ層、 706 フォトレジスト、
710 領域、 712 酸化物カラー
カラー、 608 窒化物層、 702 ハードマス
ク、 704 ライナ層、 706 フォトレジスト、
710 領域、 712 酸化物カラー
Claims (24)
- 【請求項1】 基板内にトレンチコンデンサの埋め込ま
れたプレートを含む、トレンチコンデンサを形成する方
法において:前記の基板内にトレンチを形成し、前記の
トレンチが、トレンチ内面を有し;前記のトレンチ内に
酸化物のカラーを形成し、前記の酸化物カラーが、前記
のトレンチ内面の第1の部分を覆い、前記の酸化物カラ
ーによって覆われない前記のトレンチ内面の第2の部分
を残し;その後、プラズマ増強ドーピングプロセスを利
用して、第1のドーパントによって前記のトレンチ内面
の前記の第2の部分をドーピングし、前記の第1のドー
パントが、前記のトレンチ内面に追加的な層を実質的に
堆積することなく、前記の第2の部分内に拡散するよう
に、前記のプラズマ増強ドーピングプロセスを構成し;
かつ前記の埋め込まれたプレートを形成するために、高
温プロセスを利用して、前記の基板内に前記の第1のド
ーパントを打込むことを含むことを特徴とする、トレン
チコンデンサを形成する方法。 - 【請求項2】 シリコンの局所的な酸化(LOCOS)
プロセスを利用して、前記の酸化物カラーの前記の形成
を達成する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記の基板がp−タイプの基板をなし、
前記の第1のドーパントがn−タイプのドーパントをな
す、請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 前記の基板がn−タイプの基板をなし、
前記の第1のドーパントがp−タイプのドーパントをな
す、請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 前記の第1のドーパントがひ素ドーパン
トをなす、請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】 前記のプラズマドーピングプロセスが、
プラズマ浸漬イオン注入(PIII)プロセスを含む、
請求項1に記載の方法。 - 【請求項7】 前記のプラズマドーピングプロセスが、
プラズマドーピング(PLAD)プロセスを含む、請求
項1に記載の方法。 - 【請求項8】 前記の打込みの前に、前記の第1のドー
パントの上にキャップ層を形成し、前記の第1のドーパ
ントが、前記の打込みの間に利用されるチャンバを汚染
することを防止するように、前記のキャップ層を構成す
ることをさらに含む、請求項1に記載の方法。 - 【請求項9】 前記のトレンチがボトル形トレンチをな
し、前記のボトル形トレンチが、前記のボトル形トレン
チの内部領域の横断面よりも小さいトレンチ開口を有す
る、請求項1に記載の方法。 - 【請求項10】 ダイナミックランダムアクセスメモリ
(DRAM)回路の製造に、前記のボトル形トレンチを
利用する、請求項9に記載の方法。 - 【請求項11】 基板内にトレンチコンデンサの埋め込
まれたプレートを含む、トレンチコンデンサを形成する
方法において:前記の基板内にトレンチを形成し、前記
のトレンチが、トレンチ内面を有し;かつプラズマ増強
ドーピングプロセスを利用して、第1のドーパントによ
って前記のトレンチ内面の少なくとも第1の部分をドー
ピングし、前記の第1のドーパントが、前記のトレンチ
内面に追加的な層を実質的に堆積することなく、前記の
第1の部分内に拡散するように、前記のプラズマ増強ド
ーピングプロセスを構成し、前記の第1のドーパント
が、前記の埋め込まれたプレートを形成するために利用
されるドーパントをなすことを含むことを特徴とする、
トレンチコンデンサを形成する方法。 - 【請求項12】 前記のプラズマ増強ドーピングプロセ
スが、プラズマ浸漬イオン注入(PIII)プロセス及
びプラズマドーピング(PLAD)プロセスのうちの1
つである、請求項11に記載の方法。 - 【請求項13】 前記のドーピングの前に、前記のトレ
ンチ内に酸化物カラーを形成し、前記の酸化物カラー
が、前記のトレンチ内面の第2の部分を覆い、前記の酸
化物カラーによって覆われない前記のトレンチ内面の前
記の第1の部分を残す、請求項12に記載の方法。 - 【請求項14】 前記のドーピングの間に、前記の酸化
物カラーに隣接する基板領域を前記の第1のドーパント
のドーパント浸透から保護するために、前記の酸化物カ
ラーをマスクとして利用する、請求項13に記載の方
法。 - 【請求項15】 シリコンの局所的な酸化(LOCO
S)プロセスを利用して、前記の酸化物カラーの前記の
形成を達成する、請求項13に記載の方法。 - 【請求項16】 前記の基板がp−タイプの基板をな
し、前記の第1のドーパントがn−タイプのドーパント
をなす、請求項13に記載の方法。 - 【請求項17】 前記の基板がn−タイプの基板をな
し、前記の第1のドーパントがp−タイプのドーパント
をなす、請求項13に記載の方法。 - 【請求項18】 前記の第1のドーパントがひ素ドーパ
ントをなす、請求項17に記載の方法。 - 【請求項19】 前記の打込みの前に、前記の第1のド
ーパントの上にキャップ層を形成し、前記の第1のドー
パントが、前記の打込みの間に利用されるチャンバを汚
染することを防止するように、前記のキャップ層を構成
することをさらに含む、請求項11に記載の方法。 - 【請求項20】 前記のトレンチがボトル形トレンチを
なし、前記のボトル形トレンチが、前記のボトル形トレ
ンチの内部領域の横断面よりも小さいトレンチ開口を有
する、請求項11に記載の方法。 - 【請求項21】 ダイナミックランダムアクセスメモリ
(DRAM)回路の製造に、前記のトレンチコンデンサ
を利用する、請求項11に記載の方法。 - 【請求項22】 トレンチコンデンサが、埋め込まれた
プレートを含む、基板内にダイナミックランダムアクセ
スメモリ(DRAM)回路のトレンチコンデンサを形成
する方法において:前記の基板内にトレンチを形成し、
前記のトレンチが、トレンチ内面を有し;かつプラズマ
増強ドーピングプロセスを利用して、第1のドーパント
によって前記のトレンチ内面の少なくとも第1の部分を
ドーピングし、前記のプラズマ増強ドーピングプロセス
が、プラズマ浸漬イオン注入(PIII)プロセス及び
プラズマドーピング(PLAD)プロセスのうちの1つ
であり、前記の第1のドーパントが、前記のトレンチ内
面に追加的な層を実質的に堆積することなく、前記の第
1の部分内に拡散するように、前記のプラズマ増強ドー
ピングプロセスを構成し、前記の第1のドーパントが、
前記の埋め込まれたプレートを形成するために利用され
るドーパントをなすことを含むことを特徴とする、トレ
ンチコンデンサを形成する方法。 - 【請求項23】 前記のドーピングの前に、シリコンの
局所的な酸化(LOCOS)プロセスを利用して、前記
のトレンチ内に酸化物カラーを形成し、前記の酸化物カ
ラーが、前記のトレンチ内面の第2の部分を覆い、前記
の酸化物カラーによって覆われない前記のトレンチ内面
の前記の第1の部分を残す、請求項22に記載の方法。 - 【請求項24】 前記のドーピングの間に、前記の酸化
物カラーに隣接する基板領域を前記の第1のドーパント
のドーパント浸透から保護するために、前記の酸化物カ
ラーをマスクとして利用することをさらに含む、請求項
23に記載の方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/031,995 US6008103A (en) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | Method for forming trench capacitors in an integrated circuit |
US09/031995 | 1998-02-27 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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- 1999-02-01 TW TW088101490A patent/TW407347B/zh active
- 1999-02-11 CN CN99102190A patent/CN1227408A/zh active Pending
- 1999-02-22 KR KR10-1999-0005743A patent/KR100524476B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1999-02-24 JP JP11046615A patent/JPH11284143A/ja active Pending
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