JPH11283569A - 高圧放電灯 - Google Patents
高圧放電灯Info
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- JPH11283569A JPH11283569A JP10083824A JP8382498A JPH11283569A JP H11283569 A JPH11283569 A JP H11283569A JP 10083824 A JP10083824 A JP 10083824A JP 8382498 A JP8382498 A JP 8382498A JP H11283569 A JPH11283569 A JP H11283569A
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Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J61/00—Gas-discharge or vapour-discharge lamps
- H01J61/02—Details
- H01J61/36—Seals between parts of vessels; Seals for leading-in conductors; Leading-in conductors
- H01J61/366—Seals for leading-in conductors
Landscapes
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】フリットシールの温度及び量を調整することな
くフリットシールを高圧放電灯のキャピラリ内の適切位
置まで降下させる。 【解決手段】キャピラリ16a中のフリットシール26
を埋め込むべき位置に、電極部材17aが貫通したスト
ッパー27を挿入する。ストッパー27を多孔質非導電
部材で構成し、キャピラリ16a、ストッパー27及び
電極部材22によって形成された隙間にフリットシール
26を埋め込んでいる。
くフリットシールを高圧放電灯のキャピラリ内の適切位
置まで降下させる。 【解決手段】キャピラリ16a中のフリットシール26
を埋め込むべき位置に、電極部材17aが貫通したスト
ッパー27を挿入する。ストッパー27を多孔質非導電
部材で構成し、キャピラリ16a、ストッパー27及び
電極部材22によって形成された隙間にフリットシール
26を埋め込んでいる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナトリウムラン
プ、メタルハライドランプ等のような高圧放電灯に関す
るものである。
プ、メタルハライドランプ等のような高圧放電灯に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図9に示すように、イオン化発光
物質及び始動ガスを充填すべき内部空間が形成されると
ともにこの内部空間の両端に開口部を有する非導電材料
(例えば、アルミナ)製の容器1と、この容器の一方の
端部における開口部の径とほぼ同一径を有する非導電材
料製のキャピラリ2と、このキャピラリ2の内径より小
さい径を有する電極部材3とを具える高圧放電灯が使用
されている。
物質及び始動ガスを充填すべき内部空間が形成されると
ともにこの内部空間の両端に開口部を有する非導電材料
(例えば、アルミナ)製の容器1と、この容器の一方の
端部における開口部の径とほぼ同一径を有する非導電材
料製のキャピラリ2と、このキャピラリ2の内径より小
さい径を有する電極部材3とを具える高圧放電灯が使用
されている。
【0003】このような高圧放電灯では、キャピラリ及
び電極部材3によって形成された隙間にフリットシール
4を埋め込んでいる。
び電極部材3によって形成された隙間にフリットシール
4を埋め込んでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな高圧放電灯では、図示したようにキャピラリ中のフ
リットシールの降下位置のばらつき(図9ではdで示
す。)が生じるおそれがある。このようなばらつきが生
じると、キャピラリ2中に流れ込むイオン化発光物質及
び始動ガスの量に変化が生じ、その結果、高圧放電灯の
特性に変化が生じる。また、イオン化発光物質として腐
食性のある物質を用いる場合、電極部材3のうち容器1
の放電空間に露出した部分が多くなると、電極部材3の
腐食が進行しやすくなる。
うな高圧放電灯では、図示したようにキャピラリ中のフ
リットシールの降下位置のばらつき(図9ではdで示
す。)が生じるおそれがある。このようなばらつきが生
じると、キャピラリ2中に流れ込むイオン化発光物質及
び始動ガスの量に変化が生じ、その結果、高圧放電灯の
特性に変化が生じる。また、イオン化発光物質として腐
食性のある物質を用いる場合、電極部材3のうち容器1
の放電空間に露出した部分が多くなると、電極部材3の
腐食が進行しやすくなる。
【0005】このようなばらつきをなくすためには、す
なわち、フリットシールをキャピラリ内の適正位置まで
降下させるためには、埋め込むべきフリットシールの量
及び粘度(すなわち、温度)を調整すればよいが、実際
にはこれらの調整は困難である。
なわち、フリットシールをキャピラリ内の適正位置まで
降下させるためには、埋め込むべきフリットシールの量
及び粘度(すなわち、温度)を調整すればよいが、実際
にはこれらの調整は困難である。
【0006】本発明の目的は、これらの調整を行うこと
なくフリットシールをキャピラリ内の適切位置まで降下
させることができる高圧放電灯を提供することである。
なくフリットシールをキャピラリ内の適切位置まで降下
させることができる高圧放電灯を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の高圧放電灯は、イオン化発光物質及び始動ガスを充
填すべき内部空間が形成されるとともにこの内部空間の
両端に開口部を有する非導電材料製の容器と、この容器
の一方の端部における開口部の径とほぼ同一径を有する
管状部材と、この管状部材の内径より小さい径を有する
電極部材と、前記管状部材の外径とほぼ同一の径を有す
るとともに前記電極部材を挿入すべき孔を有するストッ
パーとを具え、前記管状部材を前記開口部に挿入し、前
記ストッパーを前記管状部材中のフリットシールを埋め
込むべき位置まで挿入し、前記ストッパーの孔に前記電
極部材を挿入し、前記管状部材、ストッパー及び電極部
材によって形成された隙間にフリットシールを埋め込ん
だことを特徴とするものである。
載の高圧放電灯は、イオン化発光物質及び始動ガスを充
填すべき内部空間が形成されるとともにこの内部空間の
両端に開口部を有する非導電材料製の容器と、この容器
の一方の端部における開口部の径とほぼ同一径を有する
管状部材と、この管状部材の内径より小さい径を有する
電極部材と、前記管状部材の外径とほぼ同一の径を有す
るとともに前記電極部材を挿入すべき孔を有するストッ
パーとを具え、前記管状部材を前記開口部に挿入し、前
記ストッパーを前記管状部材中のフリットシールを埋め
込むべき位置まで挿入し、前記ストッパーの孔に前記電
極部材を挿入し、前記管状部材、ストッパー及び電極部
材によって形成された隙間にフリットシールを埋め込ん
だことを特徴とするものである。
【0008】本発明のうち請求項1記載の高圧放電灯に
よれば、ストッパーを管状部材中のフリットシールを埋
め込むべき位置まで挿入し、管状部材、ストッパー及び
電極部材によって形成された隙間にフリットシールを埋
め込んでいる。このようなストッパーによって、フリッ
トシールの温度の調整を行うことなくフリットシールを
適正な位置まで降下させることができる。
よれば、ストッパーを管状部材中のフリットシールを埋
め込むべき位置まで挿入し、管状部材、ストッパー及び
電極部材によって形成された隙間にフリットシールを埋
め込んでいる。このようなストッパーによって、フリッ
トシールの温度の調整を行うことなくフリットシールを
適正な位置まで降下させることができる。
【0009】本発明のうち請求項2記載の高圧放電灯
は、前記ストッパーを多孔質非導電部材で構成したこと
を特徴とするものである。
は、前記ストッパーを多孔質非導電部材で構成したこと
を特徴とするものである。
【0010】このようにストッパーを多孔質非導電部材
で構成することによって、必要以上の量のフリットシー
ルが隙間に埋め込まれた場合でも、多孔質部材によって
余分なフリットシールが吸収されるので、フリットシー
ルの量の調整を行うことなくフリットシールを適正な位
置まで降下させることができる。なお、本明細書中、
「多孔質部材」とは、径が1〜10μmの複数の孔を有
し、気孔率が30%以上の非導電部材を意味するものと
する。
で構成することによって、必要以上の量のフリットシー
ルが隙間に埋め込まれた場合でも、多孔質部材によって
余分なフリットシールが吸収されるので、フリットシー
ルの量の調整を行うことなくフリットシールを適正な位
置まで降下させることができる。なお、本明細書中、
「多孔質部材」とは、径が1〜10μmの複数の孔を有
し、気孔率が30%以上の非導電部材を意味するものと
する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明による高圧放電灯を、図面
を参照して詳細に説明する。なお、同一部材には同一符
号を付すものとする。図1は、本発明による高圧放電灯
の実施の形態を示す図である。石英ガラス又は硬質ガラ
スによって構成された外管11内に、セラミック放電管
12が収容されており、外管11の中心軸線及びセラミ
ック放電管12の中心軸線とは一致している。
を参照して詳細に説明する。なお、同一部材には同一符
号を付すものとする。図1は、本発明による高圧放電灯
の実施の形態を示す図である。石英ガラス又は硬質ガラ
スによって構成された外管11内に、セラミック放電管
12が収容されており、外管11の中心軸線及びセラミ
ック放電管12の中心軸線とは一致している。
【0012】外管11の両端は、口金13a,13bに
よって密閉されている。セラミック放電管12は、アル
ミナ製の管状の容器14と、この容器14の端部15a
及び15bの開口部にそれぞれ挿入したキャピラリ16
a及び16bと、これらキャピラリ16a及び16bに
それぞれ挿入した電極部材17a及び17bとを具え
る。セラミック放電容器12を、二つのリード線18
a,18bを介して外管11によって保持し、これらリ
ード線18a,18bをそれぞれ、ホイル19a,19
bを介して口金13a,13bに接続する。
よって密閉されている。セラミック放電管12は、アル
ミナ製の管状の容器14と、この容器14の端部15a
及び15bの開口部にそれぞれ挿入したキャピラリ16
a及び16bと、これらキャピラリ16a及び16bに
それぞれ挿入した電極部材17a及び17bとを具え
る。セラミック放電容器12を、二つのリード線18
a,18bを介して外管11によって保持し、これらリ
ード線18a,18bをそれぞれ、ホイル19a,19
bを介して口金13a,13bに接続する。
【0013】図2は、図1に示す容器の端部の第1例の
周辺を拡大して示す断面図である。図2において、容器
14は円筒状の本体20及びディスク21を有する。電
極部材17aは、ニオブ製の円柱部材22と、容器14
外部に露出しない側の円柱部材22の底面に接合したモ
リブデン/導電サーメット製の円柱部材23と、容器1
4の内部空間に露出する側の円柱部材23の底面に接合
した電極24とを有する。この電極24はコイル25を
有する。
周辺を拡大して示す断面図である。図2において、容器
14は円筒状の本体20及びディスク21を有する。電
極部材17aは、ニオブ製の円柱部材22と、容器14
外部に露出しない側の円柱部材22の底面に接合したモ
リブデン/導電サーメット製の円柱部材23と、容器1
4の内部空間に露出する側の円柱部材23の底面に接合
した電極24とを有する。この電極24はコイル25を
有する。
【0014】キャピラリ16a中のフリットシール26
を埋め込むべき位置に、電極部材17aが貫通したスト
ッパー27を挿入する。この場合、ストッパー27を多
孔質部材で構成し、キャピラリ16a、ストッパー27
及び電極部材22によって形成された隙間にフリットシ
ール26を埋め込んでいる。
を埋め込むべき位置に、電極部材17aが貫通したスト
ッパー27を挿入する。この場合、ストッパー27を多
孔質部材で構成し、キャピラリ16a、ストッパー27
及び電極部材22によって形成された隙間にフリットシ
ール26を埋め込んでいる。
【0015】本実施の形態では、ストッパー27によっ
て、フリットシール26の温度の調整を行うことなくフ
リットシール26を適正な位置まで降下させることがで
きる。また、ストッパー27を多孔質部材で構成するこ
とによって、必要以上の量のフリットシール26が隙間
に埋め込まれた場合でも、多孔質部材によって余分なフ
リットシール26が吸収されるので、フリットシール2
6の量の調整を行うことなくフリットシールを適正な位
置まで降下させることができる。その結果、フリットシ
ールの降下位置のばらつきが生じて高圧放電灯の特性に
変化が生じるおそれがなく、かつ、イオン化発光物質と
して腐食性のある物質を用いた場合でも電極部材3の腐
食が進行するおそれがなくなる。
て、フリットシール26の温度の調整を行うことなくフ
リットシール26を適正な位置まで降下させることがで
きる。また、ストッパー27を多孔質部材で構成するこ
とによって、必要以上の量のフリットシール26が隙間
に埋め込まれた場合でも、多孔質部材によって余分なフ
リットシール26が吸収されるので、フリットシール2
6の量の調整を行うことなくフリットシールを適正な位
置まで降下させることができる。その結果、フリットシ
ールの降下位置のばらつきが生じて高圧放電灯の特性に
変化が生じるおそれがなく、かつ、イオン化発光物質と
して腐食性のある物質を用いた場合でも電極部材3の腐
食が進行するおそれがなくなる。
【0016】図3は、図1に示す容器の端部の第2例の
周辺を拡大して示す断面図である。図3において、容器
14aは円筒状の本体28のみを有する。電極部材17
cは、モリブデン製の円柱部材29と、容器14aの内
部空間に露出した側の端部に接続した電極24とを有す
る。
周辺を拡大して示す断面図である。図3において、容器
14aは円筒状の本体28のみを有する。電極部材17
cは、モリブデン製の円柱部材29と、容器14aの内
部空間に露出した側の端部に接続した電極24とを有す
る。
【0017】このように、容器14aを単一部材で構成
した場合や、複合電極の電極部材17cを用いた場合で
も、キャピラリ16a中のフリットシール26を埋め込
むべき位置にストッパー27を挿入することができる。
した場合や、複合電極の電極部材17cを用いた場合で
も、キャピラリ16a中のフリットシール26を埋め込
むべき位置にストッパー27を挿入することができる。
【0018】図4は、図1に示す容器の端部の第3例の
周辺を拡大して示す断面図である。図4において、容器
14bは、内部空間を形成するとともに両端に開口部を
有する円柱形状の本体30のみを有する。電極部材17
dは、細長い管状の電極保持材31と、容器14bの内
部空間に露出する側の電極保持材31の端部に溶接によ
って気密に接続された電極24とを有する。電極保持材
31を通じて容器14bの内部にイオン化発光物質を封
入した場合には、この封入後に電極保持材31の先端を
レーザ溶接又はTIG溶接によって閉塞させる。
周辺を拡大して示す断面図である。図4において、容器
14bは、内部空間を形成するとともに両端に開口部を
有する円柱形状の本体30のみを有する。電極部材17
dは、細長い管状の電極保持材31と、容器14bの内
部空間に露出する側の電極保持材31の端部に溶接によ
って気密に接続された電極24とを有する。電極保持材
31を通じて容器14bの内部にイオン化発光物質を封
入した場合には、この封入後に電極保持材31の先端を
レーザ溶接又はTIG溶接によって閉塞させる。
【0019】図5は、図1に示す容器の端部の第4例の
周辺を拡大して示す断面図である。図5において、電極
部材17eは、底面に電極24が溶接された電極保持材
32を電極24が容器14aの内部空間に露出するよう
に管状部材33に挿入したものとする。
周辺を拡大して示す断面図である。図5において、電極
部材17eは、底面に電極24が溶接された電極保持材
32を電極24が容器14aの内部空間に露出するよう
に管状部材33に挿入したものとする。
【0020】図6は、図1に示す容器の端部の第5例の
周辺を拡大して示す断面図である。図6において、電極
部材17fは、非導電材料(例えば、アルミナ)製の略
円柱部材に金属(例えば、モリブデン)及び非導電材料
(例えば、アルミナ)の混合物を被覆した略円柱部材3
4と、容器14aの内部空間に露出する側の略円柱部材
34の底面に接続した電極24とを有する。
周辺を拡大して示す断面図である。図6において、電極
部材17fは、非導電材料(例えば、アルミナ)製の略
円柱部材に金属(例えば、モリブデン)及び非導電材料
(例えば、アルミナ)の混合物を被覆した略円柱部材3
4と、容器14aの内部空間に露出する側の略円柱部材
34の底面に接続した電極24とを有する。
【0021】図7は、図1に示す容器の端部の第6例の
周辺を拡大して示す断面図である。図7に示すように、
電極部材17gを単一の電極24で構成することもでき
る。
周辺を拡大して示す断面図である。図7に示すように、
電極部材17gを単一の電極24で構成することもでき
る。
【0022】次に、本発明による高圧放電灯の製造プロ
セスを説明する。図8は、本発明による高圧放電灯の製
造工程のフローチャートである。先ず、スプレードライ
ヤー等で造粒したアルミナ又はサーメット粉末を、20
00〜3000Kgf/cm2 の圧力でプレス成形し
て、キャピラリの成形体を得るようにする。これと同時
に、スプレードライヤー等で造粒したアルミナ又はサー
メット粉末を、キャピラリ成形の際に用いた圧力の0.
6〜0.8倍の圧力でプレス成形して、多孔質部材のス
トッパーを得る。好適には、得られたこれら成形体を別
々に、600〜800℃の温度で加熱することによって
脱脂処理するとともに、1200〜1400℃の温度の
水素還元雰囲気下での加熱によって仮焼処理を行う。こ
の仮焼処理によって、これら成形体に対してある程度の
強度を与えるとともに、キャピラリ及びストッパーのハ
ンドリング性を高めることができる。
セスを説明する。図8は、本発明による高圧放電灯の製
造工程のフローチャートである。先ず、スプレードライ
ヤー等で造粒したアルミナ又はサーメット粉末を、20
00〜3000Kgf/cm2 の圧力でプレス成形し
て、キャピラリの成形体を得るようにする。これと同時
に、スプレードライヤー等で造粒したアルミナ又はサー
メット粉末を、キャピラリ成形の際に用いた圧力の0.
6〜0.8倍の圧力でプレス成形して、多孔質部材のス
トッパーを得る。好適には、得られたこれら成形体を別
々に、600〜800℃の温度で加熱することによって
脱脂処理するとともに、1200〜1400℃の温度の
水素還元雰囲気下での加熱によって仮焼処理を行う。こ
の仮焼処理によって、これら成形体に対してある程度の
強度を与えるとともに、キャピラリ及びストッパーのハ
ンドリング性を高めることができる。
【0023】キャピラリ及びストッパーの成形、脱脂及
び仮焼に平行して、電極部材の加工・組立を行う。ま
た、セラミック放電管の容器を成形し、その容器を脱脂
し、仮焼して容器の仮焼体を得る。このようにして得ら
れた仮焼体の両端に、キャピラリをそれぞれ所定の深さ
まで挿入し、その後、ストッパーをキャピラリー内にそ
れぞれ挿入し、導電性棒材によってフリットシールを埋
め込むべき位置にセットし、露点−15〜15℃の還元
雰囲気下で、1600〜1900℃の温度で本焼する。
その後、キャピラリ内に電極部材をそれぞれ挿入し、キ
ャピラリ、ストッパー及び電極部材によって形成された
隙間にフリットシールを埋め込んで、本発明による高圧
放電灯を得る。
び仮焼に平行して、電極部材の加工・組立を行う。ま
た、セラミック放電管の容器を成形し、その容器を脱脂
し、仮焼して容器の仮焼体を得る。このようにして得ら
れた仮焼体の両端に、キャピラリをそれぞれ所定の深さ
まで挿入し、その後、ストッパーをキャピラリー内にそ
れぞれ挿入し、導電性棒材によってフリットシールを埋
め込むべき位置にセットし、露点−15〜15℃の還元
雰囲気下で、1600〜1900℃の温度で本焼する。
その後、キャピラリ内に電極部材をそれぞれ挿入し、キ
ャピラリ、ストッパー及び電極部材によって形成された
隙間にフリットシールを埋め込んで、本発明による高圧
放電灯を得る。
【0024】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、幾多の変更及び変形が可能である。例え
ば、容器及びキャピラリの材料として、アルミナ以外の
非導電材料(例えば、サーメット)を用いることもでき
る。また、容器及びアルミナを同一材料としたが、これ
ら材料が相違してもよい(例えば、容器をアルミナ製と
し、キャピラリをサーメット製とする。)
のではなく、幾多の変更及び変形が可能である。例え
ば、容器及びキャピラリの材料として、アルミナ以外の
非導電材料(例えば、サーメット)を用いることもでき
る。また、容器及びアルミナを同一材料としたが、これ
ら材料が相違してもよい(例えば、容器をアルミナ製と
し、キャピラリをサーメット製とする。)
【0025】また、容器の形状を、管状以外に樽状、球
状等の他の任意の形状にすることができ、電極は必ずし
もコイルを有しなくてもよい。また、図2のおいて、円
柱部材23をモリブデン/導電サーメットで構成した
が、タングステン/導電サーメットで構成することもで
きる。
状等の他の任意の形状にすることができ、電極は必ずし
もコイルを有しなくてもよい。また、図2のおいて、円
柱部材23をモリブデン/導電サーメットで構成した
が、タングステン/導電サーメットで構成することもで
きる。
【0026】さらに、高圧放電灯を製造するに当たり、
容器、キャピラリ及びストッパーを一体焼成してから電
極部材をキャピラリ内に挿入したが、電極部材にストッ
パーを挿入した後に容器、キャピラリー、ストッパー及
び電極部材を組み立て、これらを一体焼成してもよい。
容器、キャピラリ及びストッパーを一体焼成してから電
極部材をキャピラリ内に挿入したが、電極部材にストッ
パーを挿入した後に容器、キャピラリー、ストッパー及
び電極部材を組み立て、これらを一体焼成してもよい。
【図1】本発明による高圧放電灯の実施の形態を示す図
である。
である。
【図2】図1に示す容器の端部の第1例の周辺を拡大し
て示す断面図である。
て示す断面図である。
【図3】図1に示す容器の端部の第2例の周辺を拡大し
て示す断面図である。
て示す断面図である。
【図4】図1に示す容器の端部の第3例の周辺を拡大し
て示す断面図である。
て示す断面図である。
【図5】図1に示す容器の端部の第4例の周辺を拡大し
て示す断面図である。
て示す断面図である。
【図6】図1に示す容器の端部の第5例の周辺を拡大し
て示す断面図である。
て示す断面図である。
【図7】図1に示す容器の端部の第6例の周辺を拡大し
て示す断面図である。
て示す断面図である。
【図8】本発明による高圧放電灯の製造工程のフローチ
ャートである。
ャートである。
【図9】従来の高圧放電灯の容器の端部の周辺を拡大し
て示す断面図である。
て示す断面図である。
1 容器、2 キャピラリ、3 電極部材、4 フリッ
トシール、11 外管、12 セラミック放電管、13
a,13b 口金、14,14a,14b 容器、15
a,15b 端部、16a,16b キャピラリ、17
a,17b,17c,17d,17e,17f 電極部
材、18a,18b リード線、19a,19b ホイ
ル、20,28,30 本体、21 ディスク、22,
23,29 円柱部材、24 電極、25 コイル、2
6 フリットシール 27 ストッパー、31,32
電極保持材 33 管状部材 34 略円柱部材
トシール、11 外管、12 セラミック放電管、13
a,13b 口金、14,14a,14b 容器、15
a,15b 端部、16a,16b キャピラリ、17
a,17b,17c,17d,17e,17f 電極部
材、18a,18b リード線、19a,19b ホイ
ル、20,28,30 本体、21 ディスク、22,
23,29 円柱部材、24 電極、25 コイル、2
6 フリットシール 27 ストッパー、31,32
電極保持材 33 管状部材 34 略円柱部材
Claims (2)
- 【請求項1】イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべ
き内部空間が形成されるとともにこの内部空間の両端に
開口部を有する非導電材料製の容器と、この容器の一方
の端部における開口部の径とほぼ同一径を有する管状部
材と、この管状部材の内径より小さい径を有する電極部
材と、前記管状部材の外径とほぼ同一の径を有するとと
もに前記電極部材を挿入すべき孔を有するストッパーと
を具え、 前記管状部材を前記開口部に挿入し、前記ストッパーを
前記管状部材中のフリットシールを埋め込むべき位置ま
で挿入し、前記ストッパーの孔に前記電極部材を挿入
し、前記管状部材、ストッパー及び電極部材によって形
成された隙間にフリットシールを埋め込んだことを特徴
とする高圧放電灯。 - 【請求項2】前記ストッパーを多孔質部材で構成したこ
とを特徴とする請求項1記載の高圧放電灯。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10083824A JPH11283569A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 高圧放電灯 |
US09/272,010 US6392345B1 (en) | 1998-03-30 | 1999-03-18 | High pressure discharge lamp having stopper arranged between tubular member and electrode unit |
DE69913410T DE69913410T2 (de) | 1998-03-30 | 1999-03-24 | Hochdruckentladungslampe |
EP99302297A EP0948029B1 (en) | 1998-03-30 | 1999-03-24 | High pressure discharge lamp |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10083824A JPH11283569A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 高圧放電灯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11283569A true JPH11283569A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13813449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10083824A Pending JPH11283569A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 高圧放電灯 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6392345B1 (ja) |
EP (1) | EP0948029B1 (ja) |
JP (1) | JPH11283569A (ja) |
DE (1) | DE69913410T2 (ja) |
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JP4613408B2 (ja) * | 1999-10-15 | 2011-01-19 | 日本碍子株式会社 | 高圧放電灯用発光管の製造方法 |
US20020033670A1 (en) * | 2000-07-03 | 2002-03-21 | Ngk Insulators, Ltd. | Joined body and a high pressure discharge lamp |
US6774185B2 (en) | 2001-04-04 | 2004-08-10 | Bridgestone Corporation | Metal hydroxide filled rubber compositions and tire components |
US6856079B1 (en) | 2003-09-30 | 2005-02-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Ceramic discharge lamp arc tube seal |
JP4772050B2 (ja) * | 2004-06-14 | 2011-09-14 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | セラミックメタルハライド放電ランプ |
US20060001346A1 (en) * | 2004-06-30 | 2006-01-05 | Vartuli James S | System and method for design of projector lamp |
US7164232B2 (en) * | 2004-07-02 | 2007-01-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Seal for ceramic discharge lamp arc tube |
US7358674B2 (en) * | 2004-07-27 | 2008-04-15 | General Electric Company | Structure having electrodes with metal core and coating |
US7511429B2 (en) | 2006-02-15 | 2009-03-31 | Panasonic Corporation | High intensity discharge lamp having an improved electrode arrangement |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE9207816U1 (de) | 1992-06-10 | 1992-08-20 | Patent-Treuhand-Gesellschaft für elektrische Glühlampen mbH, 8000 München | Hochdruckentladungslampe |
JPH06283141A (ja) | 1993-02-01 | 1994-10-07 | Toto Ltd | 高輝度放電灯の封止部構造 |
DE69324790T2 (de) * | 1993-02-05 | 1999-10-21 | Ngk Insulators, Ltd. | Keramisches Entladungsgefäss für Hochdruckentladungslampe und Herstellungsverfahren derselben und damit verbundene Dichtungsmaterialien |
DE69629336T2 (de) * | 1995-01-13 | 2004-06-24 | Ngk Insulators, Ltd., Nagoya | Hochdruckentladungslampe und ihr herstellungsverfahren |
-
1998
- 1998-03-30 JP JP10083824A patent/JPH11283569A/ja active Pending
-
1999
- 1999-03-18 US US09/272,010 patent/US6392345B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-03-24 DE DE69913410T patent/DE69913410T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1999-03-24 EP EP99302297A patent/EP0948029B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0948029B1 (en) | 2003-12-10 |
DE69913410T2 (de) | 2004-10-28 |
EP0948029A2 (en) | 1999-10-06 |
DE69913410D1 (de) | 2004-01-22 |
US6392345B1 (en) | 2002-05-21 |
EP0948029A3 (en) | 1999-10-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040610 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040615 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041019 |