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JPH11280732A - 樹脂製継手とその製造方法及び接続体 - Google Patents

樹脂製継手とその製造方法及び接続体

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Publication number
JPH11280732A
JPH11280732A JP8067698A JP8067698A JPH11280732A JP H11280732 A JPH11280732 A JP H11280732A JP 8067698 A JP8067698 A JP 8067698A JP 8067698 A JP8067698 A JP 8067698A JP H11280732 A JPH11280732 A JP H11280732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
main body
cylindrical main
joint
reinforcing material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8067698A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Mitsuma
正 三間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP8067698A priority Critical patent/JPH11280732A/ja
Publication of JPH11280732A publication Critical patent/JPH11280732A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】引張り強度の優れた樹脂製継手を提供する。 【構成】射出成形方式の樹脂製継手の筒状本体に、補強
材をインサート成形して、筒状本体と一体的に接合させ
る。又、FRP製継手において、筒状本体成形用の芯棒
に雄ネジを設けておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂製継手とその製
造方法及び接続体に関し、更に詳しくは、通常の樹脂射
出成形に係るナット型継手(雄ネジ装備部材を螺合接続
するための雌ネジ部を備えた継手を言う。以下同じ。)
に比較して著しく大きな引張り強度を実現した樹脂製継
手と、その製造方法、及び、かかる樹脂製継手によって
雄ネジ装備部材が螺合接続されてなる接続体に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の産業分野において、2以上の部材
を接続したい場合に、これらの部材に雄ネジを装備さ
せ、ナット型継手を介して接続することがある。その一
例として、トンネル等の掘削で用いる地山補強用のロッ
クボルトを、工期短縮化等の狙いから地山により深く打
設するために、その端部に雄ネジを形成してナット型継
手により長尺化する場合がある。
【0003】そして、ナット型継手には種々の理由から
しばしば大きな引張り強度が要求される。例えば、長尺
化ロックボルトにおいては地山からの抜け抵抗を要求さ
れ、従ってナット型継手にも、理想としてはロックボル
ト自体に劣らない引張り強度が求められることがある。
【0004】そこで従来、強度性の優れた金属製(代表
的には鉄製)のナット型継手が良く利用されて来た。し
かしながら、金属製のものは重量が大きく、一般的に切
削加工品であるため製造コストも高く、更にロックボル
ト用の如き特定用途の継手においては、土中での発錆に
よる強度劣化が問題になったり、使用法によってはトン
ネル掘削機を損傷させると言う不具合が起こったりして
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これに対し、射出成形
によって製造される樹脂製のナット型継手においては、
軽量で製造コストも安く、発錆や掘削機の損傷と言った
不具合がない。しかしながら材質上、引張り強度が不十
分なために、例えばロックボルト接続用等の用途に対し
ては実用性に不満が残る。
【0006】又近年、ガラス長繊維束に樹脂を含浸させ
て引抜き成形する、いわゆるFRP製の樹脂製品も提供
されている。これらは樹脂製品特有の軽量性,不錆性,
掘削機等を損傷させない程度の剛性と言った利点を備え
つつ、ガラス長繊維束の配列方向には樹脂射出成形品に
比較して著しく大きな引張り強度を持つ。しかしながら
引抜き成形法は、芯棒を用いて筒状体を成形する場合も
含めて、雌ネジ部のように軸方向に凹凸を伴う形状の成
形には不向きとされている。FRP製品に別工程の中グ
リ加工で雌ネジ部を形成することも、コスト面や強度低
下面のデメリットが大きい。
【0007】そこで本発明は、大きな引張り強度を有す
る樹脂製のナット型継手とその製造方法、及びこれを利
用した雄ネジ装備部材の接続体を、低コストに提供する
ことを、解決すべき課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(第1発明の構成)上記
課題を解決するための本願第1発明(請求項1に記載の
発明)の構成は、筒状本体に雌ネジ部を備えた樹脂製継
手であって、前記筒状本体の肉厚部あるいは外周部に
は、一体的接合状態を以て軸方向沿いに、補強材が設け
られている、樹脂製継手である。
【0009】(第2発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第2発明(請求項2に記載の発明)の構成は、
第1発明に記載の樹脂製継手を射出成形する成形型のキ
ャビティ内における、筒状本体の肉厚部あるいは外周部
に相当するインサート位置に前記補強材を保持したもと
で、前記キャビティに溶融樹脂を射出して第1発明の樹
脂製継手を製造する、樹脂製継手の製造方法である。
【0010】(第3発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第3発明(請求項3に記載の発明)の構成は、
筒状本体に雌ネジ部を備えたFRP製継手であって、前
記雌ネジ部が前記筒状本体成形用の芯棒に設けた雄ネジ
によって形成されている、樹脂製継手である。
【0011】(第4発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第4発明(請求項4に記載の発明)の構成は、
ガラス長繊維束に樹脂を含浸させ、芯棒を利用して第3
発明のFRP製筒状本体を引抜き成形するに当たり、前
記芯棒には雄ネジを設けて回転抜取り式とする、樹脂製
継手の製造方法である。
【0012】(第5発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第5発明(請求項5に記載の発明)の構成は、
第1発明又は第3発明のいずれかに記載の樹脂製継手に
よって雄ネジ装備部材を螺合接続してなる、接続体であ
る。
【0013】(第6発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第6発明(請求項6に記載の発明)の構成は、
第5発明の雄ネジ装備部材がロックボルトである、接続
体である。
【0014】
【発明の作用・効果】(第1発明の作用・効果)第1発
明において、筒状本体の肉厚部あるいは外周部に、一体
的接合状態を以て軸方向沿いに補強材が設けられている
ので、筒状本体固有の強度に補強材の強度が加わって、
樹脂製継手の大きな引張り強度を実現する。補強材の選
択によって容易に引張り強度を調整できる。しかもその
際、軽量性,不錆性,掘削機を損傷させない程度の剛性
と言った樹脂製品特有の利点を犠牲にしない。
【0015】補強材を筒状本体の肉厚部に設ける場合に
は、外部に露出しないので、発錆性の金属補強材を用い
ても発錆による強度低下の恐れがない。
【0016】(第2発明の作用・効果)第2発明におい
ては、補強材のインサートを伴う他は通常の樹脂射出成
形方法によるので、低コストかつ簡易と言う射出成形方
式の利点を活かして第1発明の樹脂製継手を製造するこ
とができる。
【0017】(第3発明及び第4発明の作用・効果)第
3発明及び第4発明においては、FRP製筒状本体成形
用の芯棒に雄ネジを設けて回転抜取り式としたため、従
来から引抜き成形方法では困難とされていた雌ネジ部を
無理なく成形できる。しかも筒状本体成形用に元々必要
な芯棒を利用するので所要設備や工程の面でもコストア
ップせず、かつ切削加工方式のような強度低下を伴わな
い。
【0018】(第5発明の作用・効果)第5発明によっ
て、接続部においても引張り強度の優れた接続体を低コ
ストで簡易に提供することができる。
【0019】(第6発明の作用・効果)第6発明によっ
て、接続部においても引張り強度の優れた長尺化ロック
ボルトを低コストで簡易に提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、第1発明〜第6発明の実施
の形態について説明する。以下において単に「本発明」
と言うときは、第1発明〜第6発明を一括して指してい
る。
【0021】〔樹脂製継手〕本発明の樹脂製継手は筒状
本体に雌ネジ部を備えた継手であって、第2発明のよう
に射出成形によるものと、第4発明のように引抜き成形
によるFRP製のものとを含む。
【0022】これらの樹脂製継手を構成する樹脂の種類
は限定されず、塩化ビニル樹脂,ポリカーボネート樹
脂,ポリプロピレン樹脂等の任意の熱可塑性樹脂や、エ
ポキシ系樹脂,フェノール樹脂,不飽和ポリエステル樹
脂等の任意の熱硬化性樹脂を用いたもの、あるいはこれ
らにガラス短繊維その他の補強材や各種添加剤を含んだ
ものを利用できる。
【0023】継手としての本質上、雌ネジ部は通常2個
以上形成されるが、両側から別々の雄ネジ装備部材を螺
合できる雌ネジ部を備える場合や、一方の被接続部材に
対しては螺合以外の手段で結合する場合等のように、雌
ネジ部が単一である場合もあり得る。
【0024】筒状本体の形状は、例えばロックボルト用
継手のように、2個の雄ネジ装備部材を直線的に接続す
るリニアな筒状のものが代表的であるが、2個の雄ネジ
装備部材をオフセットして平行に接続できる形状や、直
角その他の所定角度方向に接続できるL字状のもの、3
個を平面内で接続できるT字状のものや3次元方向に接
続できる三叉状のもの、4個を接続できる十字状のも
の、等もあり得る。
【0025】〔第1発明及び第2発明の樹脂製継手〕第
1発明の樹脂製継手は、筒状本体の肉厚部あるいは外周
部に、一体的接合状態を以て軸方向沿いに、補強材が設
けられている。
【0026】ここに「肉厚部」とは、筒状本体の内周面
と外周面の中間部を意味し、肉厚部に設けられた補強材
は筒状本体に埋め込まれた状態となって、内周面にも外
周面にも露出しないので、鉄製等の補強材でも発錆の心
配なく使用できる。その場合、補強材の一端又は両端が
筒状本体より軸方向へ若干露出しても、その部分の発錆
は強度に影響しないため、構わない。
【0027】次に、「一体的接合状態」とは、筒状本体
に作用する引張り力に対して樹脂材料と補強材とが単一
部材のように負荷を負担することができる接合状態を言
い、次の〜のような接合形態を例示することができ
る。これらの接合形態を2以上組合せることにより、更
に効果的な接合状態とすることもできる。
【0028】樹脂材料と補強材(特に樹脂製補強材)
とが、樹脂材料の射出成形により、隙間のない状態で面
接着している。この接合形態は、筒状の補強材を継手の
筒状本体の肉厚部あるいは外周部(とりわけ肉厚部)に
設けることにより、接合面積を大きくした場合に特に効
果的である。又、FRP製等の樹脂製補強材(とりわけ
樹脂材料と同種の樹脂を用いたFRP製)である場合に
は、樹脂材料との界面が実質的に消失することにより、
特に大きな効果を期待できる。
【0029】樹脂材料と補強材とが、少なくとも一部
において径方向への凹凸によって噛み合っている。この
接合形態の代表的な例として、補強材に径方向に切断面
のある孔あるいは切欠きを設けて、ここに射出樹脂を侵
入させる形態や、補強材に径方向への凹凸や突起を設け
る形態が考えられる。前記筒状の補強材を用いる場合に
おいて、上記の孔あるいは切欠きを設けることは、補強
材が樹脂の充填を妨げないためにも必要とされる場合が
ある。
【0030】補強材が多孔質材料あるいは繊維集合体
等の空隙に富む構造体であるため、この空隙に樹脂材料
が充満して、補強材と樹脂材料が一体的組織構造を形成
している。
【0031】補強材は少なくとも、筒状本体において実
質的に負荷のかかる部分をカバーする長さに設ければ足
りるが、筒状本体の軸方向両端にわたり設けた場合が最
も補強効果が大きい。
【0032】補強効果が認められる限りにおいて、補強
材の材質及び形状は限定されない。代表的な補強材の
2,3の材質例として、金属,FRP,ガラス繊維製の
編織物等を挙げることができる。補強材の形状例とし
て、棒状,板状,断面が任意の角度にわたる円弧形を呈
する湾曲板状,筒状等を挙げることができる。これらの
形状において、上記の射出樹脂侵入用の孔や切欠きを設
けたものも、特に好ましい。
【0033】第2発明において、補強材はインサート成
形によって樹脂製継手に組込まれる。インサート成形型
において、補強材をインサート位置に保持するために、
その両端を保持しても良いし、片持ち状に一端を保持し
ても良い。通常、成形時にはインサートされた補強材の
他に雌ネジ形成用の雄ネジ状中子も使用されるが、他の
任意の手段により雌ネジを形成する場合には雄ネジ状中
子は不要である。
【0034】〔第3発明及び第4発明の樹脂製継手〕第
3発明及び第4発明の樹脂製継手は、ガラス長繊維束に
樹脂を含浸させて引抜き成形したFRP製であって、そ
の筒状本体に雌ネジ部を備えている。そして本体の筒状
内周部形成用の芯棒には上記雌ネジ部を形成するための
雄ネジが設けられ、この芯棒は、引抜き成形後に芯棒又
は樹脂製継手を螺溝に沿って回転しながら抜取る方式と
されている。
【0035】この方式によって、FRP製の筒状本体及
び雌ネジ部における強度低下を伴わずに、精度良く雌ネ
ジ部を形成することが可能となる。芯棒の回転抜取りは
人為的に行っても良いし、引抜き成形ラインに芯棒の回
転抜取り装置を連設して自動化しても良い。
【0036】〔第5発明及び第6発明の接続体〕接続体
の代表的な例の一つが、雄ネジ部を備えた樹脂製又は金
属製の棒状又はパイプ状ロックボルトを本発明の樹脂製
継手で直線的に2本以上接続した長尺化ロックボルトで
ある。
【0037】但し、雄ネジ部装備部材の種類は限定され
ず、又、雄ネジ部装備部材が必ずしも直線的形状を備え
ている必要もない。前記した樹脂製継手の筒状本体のL
字状,T字状,三叉状,十字状等の実施形態に従い、雄
ネジ部装備部材の接続個数及び接続方向も様々である。
【0038】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0039】(実施例1)図1(a),図1(b)に示
す継手1は、その樹脂製の筒状本体2の軸方向に1対の
雌ネジ部3を備え、かつ筒状本体2の肉厚部には、その
両端にわたり軸方向沿いに筒状の補強材4が埋込み状態
で設けられている。この補強材4は、少なくとも筒状本
体2を構成する樹脂材料よりも軸方向への引張り強度が
大きな固形材料(鉄,アルミニウム又はFRP等)を用
いてなるものである。補強材4の両端部は射出成形時に
成形型によってクランプされていた部分であるため、筒
状本体2から若干突出している。
【0040】このような筒状補強材には、例えば、図2
に示す鉄又はアルミニウム製の補強材5の周壁部に設け
た切欠き6のような、射出樹脂の通路となる空隙部が設
けられる。樹脂の射出後には空隙部が樹脂材料で充満さ
れるため、樹脂と補強材が強力に一体化する。図3に示
すFRP製の補強材7は筒状の周壁部に孔8が設けられ
ている。孔8の作用、効果は上記切欠き6と同様であ
る。
【0041】(実施例2)図4は、実施例1と同様に構
成される樹脂製の筒状本体2の肉厚部に、その両端にわ
たり軸方向沿いに筒状の補強材9が埋込み状態で設けら
れる、継手1の製造状態を示している。この補強材9
は、図5に示すように、ガラス繊維を筒状に編織したも
のであり、その両端部はインサート成形型によって矢印
方向から押圧力を受けてクランプされている。射出され
た溶融樹脂は補強材9の内部まで浸透するので、樹脂と
補強材が強力に一体化する。
【0042】又、補強材9は上記のように圧縮状態でク
ランプされるので、その部分から成形型外へ溶融樹脂が
浸出することはない。成形型の射出孔が補強材9の内周
側か外周側の一方のみに存在する場合には、補強材9に
射出樹脂の通路となる孔を設けることがある。
【0043】(実施例3)図6には、実施例1と同様に
構成される樹脂製の筒状本体2の外周部に、その両端に
わたり軸方向沿いに筒状の補強材10が一体的接合状態
で設けられた継手1を示す。この補強材10は成形型の
キャビティの内周壁部にインサートされたものである。
そして補強材10はFRP製であり、射出された溶融樹
脂となじみが良いために、筒状本体2との界面が実質的
に消失した接合状態を以て強力に一体化している。
【0044】(実施例4)図7〜図9は引抜き成形にか
かる継手11の実施例を示し、FRP製にかかる筒状本
体12の内周部に、軸方向両端にわたる単一の雌ネジ部
13が形成されている。そして図示省略の1対の雄ネジ
装備部材が、雌ネジ部13の両端から適当な深さまで螺
入されるようになっている。
【0045】この継手11の製造方法は図8に示す通り
であって、まず多数のガラス長繊維ロービング14を溶
融樹脂槽15に通して熱硬化性の溶融樹脂を含浸させ、
スクイーズ16等にて含浸樹脂量を調節した後、全長に
わたり同一ピッチの雄ネジを備えて固定位置で間欠的に
駆動回転する芯棒17の周囲を取り囲むように、ガイド
18の案内により配置して、芯棒17の外周部を被覆す
る状態で、図9に詳細を示す加熱式プレス型19の丸孔
形のプレス溝20に導入する。
【0046】そして、プレス型19の加熱プレス作用に
よって芯棒17の外周に、雌ネジ部13を備えたFRP
製の継手11を成形し、かつ、溶融樹脂の熱硬化によっ
て固化させる。そして前記芯棒17が駆動回転する時、
プレス型19の上型21が上昇しかつ、引取り装置22
が芯棒17の回転速度に同調した速度で継手11を成形
完了分の長さだけ引取る。
【0047】最後に、引取り装置22を通過した継手1
1を、旋回カッター23で輪切りにして、人為的に又は
適当な機械的手段で回転させながら芯棒17より抜取る
のである。芯棒17が駆動回転することは、FRP製材
料に形状精度及び寸法精度の高い雌ネジを形成させる上
でも、極めて有効である。
【0048】(実施例5)図10は、上記の継手1又は
継手11を用いて雄ネジ24付きの2本のロックボルト
25を接続した長尺化ロックボルト26を示す。図11
は図10のA−A線断面を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)と図1(b)は実施例にかかる樹脂
製継手を示し、図1(a)はその半断面を示す図、図1
(b)は図1(a)の中央縦半断面を示す図である。
【図2】実施例にかかる補強材の斜視図である。
【図3】実施例にかかる補強材の斜視図である。
【図4】実施例にかかる樹脂製継手の製造状態を示す半
断面図である。
【図5】実施例にかかる補強材の斜視図である。
【図6】実施例にかかる樹脂製継手の半断面図である。
【図7】実施例にかかる樹脂製継手の半断面図である。
【図8】実施例にかかる樹脂製継手の製造工程を示す図
である。
【図9】実施例で使用するプレス成形型の斜視図であ
る。
【図10】実施例にかかる長尺化ロックボルトを一部断
面状態で示す図である。
【図11】図10のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1,11 継手 2,12 筒状本体 3,13 雌ネジ部 4,5,7,9,10 補強材 17 芯棒 26 長尺化ロックボルト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状本体に雌ネジ部を備えた樹脂製継手
    であって、前記筒状本体の肉厚部あるいは外周部には、
    一体的接合状態を以て軸方向沿いに、補強材が設けられ
    ていることを特徴とする樹脂製継手。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の樹脂製継手を射出成形
    する成形型のキャビティ内における、筒状本体の肉厚部
    あるいは外周部に相当するインサート位置に前記補強材
    を保持したもとで、前記キャビティに溶融樹脂を射出し
    て請求項1に記載の樹脂製継手を製造することを特徴と
    する樹脂製継手の製造方法。
  3. 【請求項3】 筒状本体に雌ネジ部を備えたFRP製継
    手であって、前記雌ネジ部が前記筒状本体成形用の芯棒
    に設けた雄ネジによって形成されていることを特徴とす
    る樹脂製継手。
  4. 【請求項4】 ガラス長繊維束に樹脂を含浸させ、芯棒
    を利用して請求項3に記載のFRP製筒状本体を引抜き
    成形するに当たり、前記芯棒には雄ネジを設けて回転抜
    取り式とすることを特徴とする樹脂製継手の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項3のいずれかに記載
    の樹脂製継手によって雄ネジ装備部材を螺合接続してな
    ることを特徴とする接続体。
  6. 【請求項6】 前記雄ネジ装備部材がロックボルトであ
    ることを特徴とする請求項5に記載の接続体。
JP8067698A 1998-03-27 1998-03-27 樹脂製継手とその製造方法及び接続体 Pending JPH11280732A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018533497A (ja) * 2015-06-01 2018-11-15 エプシロン・コンポジットEpsilon Composite 熱硬化性の複合材料でできた管のような中空プロフィール部材および対応する方法
JP2019065949A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 積水化学工業株式会社 継手、配管構造、及び、継手の製造方法

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