JPH11280616A - アシストエア供給装置の診断装置 - Google Patents
アシストエア供給装置の診断装置Info
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- JPH11280616A JPH11280616A JP10084385A JP8438598A JPH11280616A JP H11280616 A JPH11280616 A JP H11280616A JP 10084385 A JP10084385 A JP 10084385A JP 8438598 A JP8438598 A JP 8438598A JP H11280616 A JPH11280616 A JP H11280616A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】アイドル制御装置を備えた内燃機関のアシスト
エア供給装置の機能診断精度を、高精度なものとするこ
と。 【解決手段】アシストエア供給装置の機能診断中は、ア
シストエア量分を補正するための補正量(ISCAAIHO
S) を0に設定する(S116,S118) 。このようにすると、
アイドル制御弁19の基本制御量(ISCON)に対するア
シストエア量の補正が行われなくなるから、診断のため
にアシストエア制御弁10の強制的な開閉を行って場合の
吸気圧変化ΔPBを大きくできるため、該吸気圧変化Δ
PBに基づくアシストエア供給装置の機能診断において
誤診断の発生を防止することができる。従って、アシス
トエア通路やアシストエア制御弁のつまり、アシストエ
ア制御弁の作動不良等の機能異常を高精度に診断するこ
とができる。
エア供給装置の機能診断精度を、高精度なものとするこ
と。 【解決手段】アシストエア供給装置の機能診断中は、ア
シストエア量分を補正するための補正量(ISCAAIHO
S) を0に設定する(S116,S118) 。このようにすると、
アイドル制御弁19の基本制御量(ISCON)に対するア
シストエア量の補正が行われなくなるから、診断のため
にアシストエア制御弁10の強制的な開閉を行って場合の
吸気圧変化ΔPBを大きくできるため、該吸気圧変化Δ
PBに基づくアシストエア供給装置の機能診断において
誤診断の発生を防止することができる。従って、アシス
トエア通路やアシストエア制御弁のつまり、アシストエ
ア制御弁の作動不良等の機能異常を高精度に診断するこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、内燃機関に備え
られるアシストエア供給装置の診断装置に関する。
られるアシストエア供給装置の診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子制御燃料噴射装置を有する内燃機関
においては、吸気マニホールドのブランチ部又は吸気ポ
ートに各気筒ごとに電磁式燃料噴射弁を設けて、燃料噴
射を行っているが、噴射燃料の微粒化(霧化)の促進等
のため、アシストエア供給装置を設けたものがある。
においては、吸気マニホールドのブランチ部又は吸気ポ
ートに各気筒ごとに電磁式燃料噴射弁を設けて、燃料噴
射を行っているが、噴射燃料の微粒化(霧化)の促進等
のため、アシストエア供給装置を設けたものがある。
【0003】このものは、アシストエア通路により、ス
ロットル弁上流より吸入空気の一部を導き、各燃料噴射
弁の噴孔近傍にアシストエアとして供給するもので、噴
射燃料へのアシストエアの衝突により噴射燃料を微粒化
し、これにより燃焼を改善して排気性能等の向上を図る
ようにしている。また、内燃機関のアイドル制御装置
(補助空気制御装置)として、スロットル弁をバイパス
するバイパス通路にアイドル制御弁(補助空気制御弁、
ISCバルブとも言う)を備え、このアイドル制御弁の
開度を制御することにより補助空気量を制御してアイド
ル回転速度等を制御(以下、ISC制御とも言う)する
ようにしたものがある(実開昭60−188840号公
報等参照)。
ロットル弁上流より吸入空気の一部を導き、各燃料噴射
弁の噴孔近傍にアシストエアとして供給するもので、噴
射燃料へのアシストエアの衝突により噴射燃料を微粒化
し、これにより燃焼を改善して排気性能等の向上を図る
ようにしている。また、内燃機関のアイドル制御装置
(補助空気制御装置)として、スロットル弁をバイパス
するバイパス通路にアイドル制御弁(補助空気制御弁、
ISCバルブとも言う)を備え、このアイドル制御弁の
開度を制御することにより補助空気量を制御してアイド
ル回転速度等を制御(以下、ISC制御とも言う)する
ようにしたものがある(実開昭60−188840号公
報等参照)。
【0004】アイドル制御弁は電磁式で、これに与えら
れるデューティ(一定周期で与える開弁用駆動パルス信
号のパルス巾を制御して開度を制御するに際し、周期に
対するパルス巾の時間割合%で表されるもの)に応じて
開度が制御される。アイドル制御弁へのデューティIS
Con(%)は、例えば下式により演算している。
れるデューティ(一定周期で与える開弁用駆動パルス信
号のパルス巾を制御して開度を制御するに際し、周期に
対するパルス巾の時間割合%で表されるもの)に応じて
開度が制御される。アイドル制御弁へのデューティIS
Con(%)は、例えば下式により演算している。
【0005】ISCON=ISCTW×ISCfb ここで、ISCTWは基本制御量で、例えば機関冷却水温
Twに基づきROM上のマップを参照して設定される。
ISCfbはフィードバック補正量で、アイドル回転速度
フィードバック(ISCフィードバック)制御条件下に
おいて、機関回転速度が目標アイドル回転速度となるよ
うに、比例(P)・積分(I)制御等により増減設定さ
れる。
Twに基づきROM上のマップを参照して設定される。
ISCfbはフィードバック補正量で、アイドル回転速度
フィードバック(ISCフィードバック)制御条件下に
おいて、機関回転速度が目標アイドル回転速度となるよ
うに、比例(P)・積分(I)制御等により増減設定さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そして、本願出願人等
は、前記アシストエア供給装置と前記アイドル制御装置
とを備えた場合において、アシストエア供給時は、アシ
ストエアによる吸入空気量増加分を、アイドル制御弁
(AAI/V)の基本制御量(ISCTW)から減算し、
迅速に機関吸入空気量のトータル量を、目標アイドル回
転速度を達成できる吸入空気量にマッチさせることがで
きるようにして、アイドル制御性の向上を図る技術を考
案した。
は、前記アシストエア供給装置と前記アイドル制御装置
とを備えた場合において、アシストエア供給時は、アシ
ストエアによる吸入空気量増加分を、アイドル制御弁
(AAI/V)の基本制御量(ISCTW)から減算し、
迅速に機関吸入空気量のトータル量を、目標アイドル回
転速度を達成できる吸入空気量にマッチさせることがで
きるようにして、アイドル制御性の向上を図る技術を考
案した。
【0007】しかし、上記のシステムにおいて、強制的
にアシストエア制御弁をON・OFFし、その時の吸気
圧差等に基づいてアシストエア供給装置の機能診断を行
わせた場合、該機能診断のための強制的なON・OFF
動作に応じてアイドル制御弁の基本制御量(ISCTW)
が補正されてしまうため、本来の吸気圧差が生じず、以
ってアシストエア供給装置は正常であっても、異常であ
ると誤診断されてしまう惧れがある。
にアシストエア制御弁をON・OFFし、その時の吸気
圧差等に基づいてアシストエア供給装置の機能診断を行
わせた場合、該機能診断のための強制的なON・OFF
動作に応じてアイドル制御弁の基本制御量(ISCTW)
が補正されてしまうため、本来の吸気圧差が生じず、以
ってアシストエア供給装置は正常であっても、異常であ
ると誤診断されてしまう惧れがある。
【0008】本発明は、かかる従来の実情に鑑みなされ
たもので、上記のようなアイドル制御装置を備えた内燃
機関のアシストエア供給装置においても、高精度に機能
診断を行えるようにすることを目的とする。
たもので、上記のようなアイドル制御装置を備えた内燃
機関のアシストエア供給装置においても、高精度に機能
診断を行えるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、図
1に示すように、スロットル弁下流に設けられた燃料噴
射弁の噴孔近傍にスロットル弁上流より吸入空気の一部
を導くアシストエア通路と、前記アシストエア通路に介
装されたアシストエア制御弁と、を含んで構成されたア
シストエア供給装置と、スロットル弁をバイパスして再
び吸気通路に合流する補助空気通路に介装された補助空
気制御弁の開度を制御してアイドル回転速度を目標回転
速度に制御するようにしたアイドル制御装置と、を含ん
で構成された内燃機関のアシストエア供給装置の診断装
置において、前記アイドル制御装置が、前記アシストエ
ア供給装置によるアシストエア供給に伴う吸入空気量変
化相当分を算出し、該算出された吸入空気量変化相当分
に基づいて前記補助空気制御弁の制御量を補正する制御
量補正手段を含んで構成されたものである場合に、前記
アシストエア制御弁を強制的に開閉させた際の機関運転
パラメータの変化量に基づいて、アシストエア供給装置
の異常を診断する診断手段と、前記診断手段による診断
中に、前記制御量補正手段による補正を禁止する補正禁
止手段と、を含んで構成した。
1に示すように、スロットル弁下流に設けられた燃料噴
射弁の噴孔近傍にスロットル弁上流より吸入空気の一部
を導くアシストエア通路と、前記アシストエア通路に介
装されたアシストエア制御弁と、を含んで構成されたア
シストエア供給装置と、スロットル弁をバイパスして再
び吸気通路に合流する補助空気通路に介装された補助空
気制御弁の開度を制御してアイドル回転速度を目標回転
速度に制御するようにしたアイドル制御装置と、を含ん
で構成された内燃機関のアシストエア供給装置の診断装
置において、前記アイドル制御装置が、前記アシストエ
ア供給装置によるアシストエア供給に伴う吸入空気量変
化相当分を算出し、該算出された吸入空気量変化相当分
に基づいて前記補助空気制御弁の制御量を補正する制御
量補正手段を含んで構成されたものである場合に、前記
アシストエア制御弁を強制的に開閉させた際の機関運転
パラメータの変化量に基づいて、アシストエア供給装置
の異常を診断する診断手段と、前記診断手段による診断
中に、前記制御量補正手段による補正を禁止する補正禁
止手段と、を含んで構成した。
【0010】かかる構成とすれば、アシストエア供給装
置の機能診断中は、アシストエア量分を補正するための
前記補助空気制御弁の制御量の補正制御が禁止されるこ
とになるから、診断のためにアシストエア制御弁の強制
的な開閉を行っても、機関運転パラメータ変化量(正常
であれば生じるであろう変化量)を十分大きくできるた
め、機関運転パラメータ変化量に基づくアシストエア供
給装置の機能診断での誤診断を防止することができる。
従って、例えばアシストエア通路やアシストエア制御弁
のつまり、アシストエア制御弁の作動不良等の機能異常
を高精度に診断することができる。
置の機能診断中は、アシストエア量分を補正するための
前記補助空気制御弁の制御量の補正制御が禁止されるこ
とになるから、診断のためにアシストエア制御弁の強制
的な開閉を行っても、機関運転パラメータ変化量(正常
であれば生じるであろう変化量)を十分大きくできるた
め、機関運転パラメータ変化量に基づくアシストエア供
給装置の機能診断での誤診断を防止することができる。
従って、例えばアシストエア通路やアシストエア制御弁
のつまり、アシストエア制御弁の作動不良等の機能異常
を高精度に診断することができる。
【0011】この一方、通常(アシストエア供給装置の
機能診断時以外)のアシストエア供給時には、アシスト
エア供給に伴うアシストエア量による吸入空気量変化相
当分により、前記補助空気制御弁の制御量を直接補正す
るので、迅速に、アシストエア供給に伴う吸入空気量変
化に見合った制御量を得ることができるため、従来装置
のようにフィードバック補正量ISCfb(延いてはP分
やI分)を可変設定してフィードバック制御の実行によ
り吸入空気量変化を徐々に補正するものに比べ、アシス
トエア供給を行っても(或いは供給→停止しても)アイ
ドル回転速度を目標アイドル回転速度に高い収束速度で
制御することができる。
機能診断時以外)のアシストエア供給時には、アシスト
エア供給に伴うアシストエア量による吸入空気量変化相
当分により、前記補助空気制御弁の制御量を直接補正す
るので、迅速に、アシストエア供給に伴う吸入空気量変
化に見合った制御量を得ることができるため、従来装置
のようにフィードバック補正量ISCfb(延いてはP分
やI分)を可変設定してフィードバック制御の実行によ
り吸入空気量変化を徐々に補正するものに比べ、アシス
トエア供給を行っても(或いは供給→停止しても)アイ
ドル回転速度を目標アイドル回転速度に高い収束速度で
制御することができる。
【0012】なお、前記機関運転パラメータは、吸入空
気流量、吸気管内圧力、機関回転速度、燃料噴射量、ア
イドル制御弁の開度制御量の何れかとすることができる
ものである。
気流量、吸気管内圧力、機関回転速度、燃料噴射量、ア
イドル制御弁の開度制御量の何れかとすることができる
ものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態
を、添付の図面に基づいて説明する。図2において、図
示しないエアクリーナからの空気は、吸入空気流量Qを
検出するエアフローメータ2を通過した後、アクセルペ
ダルに連動するスロットル弁3の制御を受けて吸入され
て、吸気マニホールド4、吸気ポート5を介して機関1
の燃焼室内に導入される。そして、吸気ポート5には、
各気筒毎に燃料噴射弁6が設けられている。
を、添付の図面に基づいて説明する。図2において、図
示しないエアクリーナからの空気は、吸入空気流量Qを
検出するエアフローメータ2を通過した後、アクセルペ
ダルに連動するスロットル弁3の制御を受けて吸入され
て、吸気マニホールド4、吸気ポート5を介して機関1
の燃焼室内に導入される。そして、吸気ポート5には、
各気筒毎に燃料噴射弁6が設けられている。
【0014】燃料噴射弁6は、電磁コイルに通電されて
開弁し通電停止されて閉弁する電磁式燃料噴射弁(イン
ジェクタ)であって、コントロールユニット50からの
駆動パルス信号により通電されて開弁し、図示しない燃
料ポンプにより圧送されプレッシャレギュレータにより
所定の圧力に調整された燃料を噴射するようになってい
る。なお、前記燃料噴射弁6は、吸気弁7を指向するよ
うに配設されている。
開弁し通電停止されて閉弁する電磁式燃料噴射弁(イン
ジェクタ)であって、コントロールユニット50からの
駆動パルス信号により通電されて開弁し、図示しない燃
料ポンプにより圧送されプレッシャレギュレータにより
所定の圧力に調整された燃料を噴射するようになってい
る。なお、前記燃料噴射弁6は、吸気弁7を指向するよ
うに配設されている。
【0015】そして、機関1の燃焼室には、点火栓が設
けられており、これにより火花点火して吸入混合気を着
火燃焼させる。コントロールユニット50は、CPU,
ROM,RAM,A/D変換器及び入出力インターフェ
ース等を含んで構成されるマイクロコンピュータを備
え、各種のセンサからの信号を受け、シリンダ吸入空気
流量に見合った燃料噴射量(TP)を演算して燃料噴射
弁6の駆動を制御する一方、機関負荷、機関回転速度な
どの運転状態に応じて点火時期を設定し、点火栓を駆動
制御するようになっている。
けられており、これにより火花点火して吸入混合気を着
火燃焼させる。コントロールユニット50は、CPU,
ROM,RAM,A/D変換器及び入出力インターフェ
ース等を含んで構成されるマイクロコンピュータを備
え、各種のセンサからの信号を受け、シリンダ吸入空気
流量に見合った燃料噴射量(TP)を演算して燃料噴射
弁6の駆動を制御する一方、機関負荷、機関回転速度な
どの運転状態に応じて点火時期を設定し、点火栓を駆動
制御するようになっている。
【0016】前記各種のセンサとしては、前記エアフロ
ーメータ2の他、以下のようなものが設けられている。
即ち、ディストリビュータ11には、クランク角センサ
12が内蔵されており、該クランク角センサ12から機
関回転と同期して出力されるクランク単位角信号を一定
時間カウントして、又は、クランク基準角信号の周期を
計測して機関回転速度Neを検出する。
ーメータ2の他、以下のようなものが設けられている。
即ち、ディストリビュータ11には、クランク角センサ
12が内蔵されており、該クランク角センサ12から機
関回転と同期して出力されるクランク単位角信号を一定
時間カウントして、又は、クランク基準角信号の周期を
計測して機関回転速度Neを検出する。
【0017】更に、機関1の冷却ジャケット内の冷却水
温度Twを検出する水温センサ13が設けられている。
また、吸気マニホールド4内の吸気圧(吸気管内圧力)
PBを検出するための吸気圧センサ14が設けられてい
る。そして、スロットル弁3の開度TVO(全閉時も含
む)を検出するスロットルセンサ15(或いはアイドル
スイッチ)が設けられると共に、車速Vを検出する車速
センサ16、トランスミッションのニュートラル位置で
ONとなるニュートラルスイッチ17等からの信号もコ
ントロールユニット50には入力されている。
温度Twを検出する水温センサ13が設けられている。
また、吸気マニホールド4内の吸気圧(吸気管内圧力)
PBを検出するための吸気圧センサ14が設けられてい
る。そして、スロットル弁3の開度TVO(全閉時も含
む)を検出するスロットルセンサ15(或いはアイドル
スイッチ)が設けられると共に、車速Vを検出する車速
センサ16、トランスミッションのニュートラル位置で
ONとなるニュートラルスイッチ17等からの信号もコ
ントロールユニット50には入力されている。
【0018】一方、アシストエア供給装置としては、図
2に示されるように、アシストエア通路8が設けられて
いる。アシストエア通路8は、エアフローメータ2下流
でかつスロットル弁3上流のアシストエア取入口9か
ら、吸入空気の一部を導き、上流側と下流側との圧力差
によりアシストエアを供給する構成(自然アシスト方
式)である。なお、アシストエア通路8の途中にはアシ
ストエア制御弁10が介装されると共に、アシストエア
通路8の下流側は、各燃料噴射弁5の噴孔付近にそれぞ
れ接続されている。
2に示されるように、アシストエア通路8が設けられて
いる。アシストエア通路8は、エアフローメータ2下流
でかつスロットル弁3上流のアシストエア取入口9か
ら、吸入空気の一部を導き、上流側と下流側との圧力差
によりアシストエアを供給する構成(自然アシスト方
式)である。なお、アシストエア通路8の途中にはアシ
ストエア制御弁10が介装されると共に、アシストエア
通路8の下流側は、各燃料噴射弁5の噴孔付近にそれぞ
れ接続されている。
【0019】アシストエア制御弁10は、アシストエア
通路8をON・OFF的に開閉制御する常閉型の電磁弁
を用いることができ、これを所定条件下で開弁させるこ
とで、アシストエアを燃料噴射弁5の噴孔付近に噴出さ
せて噴射燃料に衝突させ、噴射燃料の微粒化を促進す
る。即ち、アシストエア制御弁10は、コントロールユ
ニット50からの信号に基づいてON・OFF制御さ
れ、機関吸入混合気の一部を燃料噴射弁5の噴孔付近に
噴出されるアシストエアの供給・遮断を切り換え制御す
ることができるようになっている。
通路8をON・OFF的に開閉制御する常閉型の電磁弁
を用いることができ、これを所定条件下で開弁させるこ
とで、アシストエアを燃料噴射弁5の噴孔付近に噴出さ
せて噴射燃料に衝突させ、噴射燃料の微粒化を促進す
る。即ち、アシストエア制御弁10は、コントロールユ
ニット50からの信号に基づいてON・OFF制御さ
れ、機関吸入混合気の一部を燃料噴射弁5の噴孔付近に
噴出されるアシストエアの供給・遮断を切り換え制御す
ることができるようになっている。
【0020】なお、前記アシストエア通路8は、アシス
トエア取入口9とアシストエア制御弁10との間で2股
に分岐されており、分岐されたバイパス通路(補助空気
通路)18は、アイドル制御弁(補助空気制御弁,IS
Cバルブ)19が介装されスロットル弁3下流側で再び
吸気マニホールド4と合流するようになっている。前記
アイドル制御弁19は、付設された電磁コイルへの通電
がデューティ制御されることによって開度が調整される
開度制御弁であって、コントロールユニット50は所定
のアイドル運転時に目標回転速度に近づくように前記ア
イドル制御弁19の開度をフィードバック制御すること
ができるようになっている。
トエア取入口9とアシストエア制御弁10との間で2股
に分岐されており、分岐されたバイパス通路(補助空気
通路)18は、アイドル制御弁(補助空気制御弁,IS
Cバルブ)19が介装されスロットル弁3下流側で再び
吸気マニホールド4と合流するようになっている。前記
アイドル制御弁19は、付設された電磁コイルへの通電
がデューティ制御されることによって開度が調整される
開度制御弁であって、コントロールユニット50は所定
のアイドル運転時に目標回転速度に近づくように前記ア
イドル制御弁19の開度をフィードバック制御すること
ができるようになっている。
【0021】即ち、コントロールユニット50内のマイ
クロコンピェータは、前記各種のセンサからの信号に基
づいて、図3〜図5のフローチャートに示すISCルー
チンに従って演算処理し、アイドル制御弁19の開度
を、以下のように制御する。なお、図3〜図5のISC
ルーチンは所定時間毎に実行される。ところで、本発明
に係る制御量補正手段、補正禁止手段としての機能は、
以下に説明するように、コントロールユニット50がソ
フトウェア的に備えることになる。
クロコンピェータは、前記各種のセンサからの信号に基
づいて、図3〜図5のフローチャートに示すISCルー
チンに従って演算処理し、アイドル制御弁19の開度
を、以下のように制御する。なお、図3〜図5のISC
ルーチンは所定時間毎に実行される。ところで、本発明
に係る制御量補正手段、補正禁止手段としての機能は、
以下に説明するように、コントロールユニット50がソ
フトウェア的に備えることになる。
【0022】図3〜図5において、ステップ(図では、
Sと記してある。以下、同様)101では、各種センサ
からの入力信号を取り込む。ステップ102では、水温
センサ13により検出される水温Twに基づきROM上
のマップを参照して基本制御量ISCTWを検索等により
設定する。
Sと記してある。以下、同様)101では、各種センサ
からの入力信号を取り込む。ステップ102では、水温
センサ13により検出される水温Twに基づきROM上
のマップを参照して基本制御量ISCTWを検索等により
設定する。
【0023】ステップ103では、図示しないエアコン
スイッチ等からの信号に基づいてエアコン作動中か否か
を判断し、エアコンON時には、予め記憶してあるエア
コン補正量ISCACを設定する。ステップ104では、
スロットル開度TVO,機関回転速度Ne等に基づき、
ROM上のマップを参照して加減速補正量ISCTR(=
TR×K)を設定する。
スイッチ等からの信号に基づいてエアコン作動中か否か
を判断し、エアコンON時には、予め記憶してあるエア
コン補正量ISCACを設定する。ステップ104では、
スロットル開度TVO,機関回転速度Ne等に基づき、
ROM上のマップを参照して加減速補正量ISCTR(=
TR×K)を設定する。
【0024】ステップ105では、アシストエア量分を
補正するためのISCAAI補正量ISCAAIHOSを読み
込む。 該ISCAAI補正量ISCAAIHOSは、例えば、
後述する図6のフローチャートを実行することで演算さ
れる。ステップ106では、アイドル回転数フィードバ
ック(F/B)制御条件(アイドル運転条件)が成立し
ているか否かを判定する。ここで、アイドル回転数フィ
ードバック制御条件とは、アイドルスイッチがON(ス
ロットル全閉)でニュートラルスイッチ17がON、又
はアイドルスイッチがONで車速センサ16により検出
される車速Vが所定値(例えば8km/h )以下であるこ
と等を条件とする。
補正するためのISCAAI補正量ISCAAIHOSを読み
込む。 該ISCAAI補正量ISCAAIHOSは、例えば、
後述する図6のフローチャートを実行することで演算さ
れる。ステップ106では、アイドル回転数フィードバ
ック(F/B)制御条件(アイドル運転条件)が成立し
ているか否かを判定する。ここで、アイドル回転数フィ
ードバック制御条件とは、アイドルスイッチがON(ス
ロットル全閉)でニュートラルスイッチ17がON、又
はアイドルスイッチがONで車速センサ16により検出
される車速Vが所定値(例えば8km/h )以下であるこ
と等を条件とする。
【0025】アイドル回転数フィードバック制御条件成
立(YES)の場合は、ステップ107へ進む。NOの
場合は、ステップ115へ進む。ステップ107では、
水温Twに基づきROM上のマップを参照等して目標ア
イドル回転速度Nsを設定する。ステップ108では、
クランク角センサ12に基づいて検出される機関回転速
度Neと、目標アイドル回転速度Nsと、を比較し、N
>Nsとなった初回のときはステップ109を経てステ
ップ110で比例制御によりフィードバック補正量IS
Cfbを前回値に対し所定の比例分P減少させ、初回でな
いときにはステップ111で積分制御によりフィードバ
ック補正量ISCfbを前回値に対し所定の積分分I減少
させる。
立(YES)の場合は、ステップ107へ進む。NOの
場合は、ステップ115へ進む。ステップ107では、
水温Twに基づきROM上のマップを参照等して目標ア
イドル回転速度Nsを設定する。ステップ108では、
クランク角センサ12に基づいて検出される機関回転速
度Neと、目標アイドル回転速度Nsと、を比較し、N
>Nsとなった初回のときはステップ109を経てステ
ップ110で比例制御によりフィードバック補正量IS
Cfbを前回値に対し所定の比例分P減少させ、初回でな
いときにはステップ111で積分制御によりフィードバ
ック補正量ISCfbを前回値に対し所定の積分分I減少
させる。
【0026】 一方、N<Nsとなった初回のときはステ
ップ112を経てステップ113で比例制御によりフィ
ードバック補正量ISCfbを前回値に対し所定の比例分
P増大させ、初回でないときにはステップ114で積分
制御によりフィードバック補正値ISCfbを前回値に対
し所定の積分分I増大させる。なお、ステップ115で
は、フィードバック補正値ISCfbを所定値(例えば
1.0)にクランプして、ステップ116へ進む。即
ち、アイドル回転数フィードバック制御中以外はISC
CLはクランプされる。
ップ112を経てステップ113で比例制御によりフィ
ードバック補正量ISCfbを前回値に対し所定の比例分
P増大させ、初回でないときにはステップ114で積分
制御によりフィードバック補正値ISCfbを前回値に対
し所定の積分分I増大させる。なお、ステップ115で
は、フィードバック補正値ISCfbを所定値(例えば
1.0)にクランプして、ステップ116へ進む。即
ち、アイドル回転数フィードバック制御中以外はISC
CLはクランプされる。
【0027】次のステップ116では、アシストエア供
給装置の診断条件か否か(診断中フラグF1=1か否
か)を判断する。YESであれば診断中であるので、誤
診断を防止するべく、ステップ118ヘ進む。NOであ
れば、診断中ではないので、ステップ117へ進む。ス
テップ117では、アシストエア制御弁10がONとな
っている条件であるか否かを判断する。
給装置の診断条件か否か(診断中フラグF1=1か否
か)を判断する。YESであれば診断中であるので、誤
診断を防止するべく、ステップ118ヘ進む。NOであ
れば、診断中ではないので、ステップ117へ進む。ス
テップ117では、アシストエア制御弁10がONとな
っている条件であるか否かを判断する。
【0028】アシストエア制御弁10をONとする条件
は、例えば、始動後所定時間以内であること、始動時水
温が所定範囲内であること、現在の水温が所定範囲内で
あること、減速判定回数が所定回未満であること、等と
することができる。そして、NOの場合は、アシストエ
アの供給はないので、ステップ118へ進む。
は、例えば、始動後所定時間以内であること、始動時水
温が所定範囲内であること、現在の水温が所定範囲内で
あること、減速判定回数が所定回未満であること、等と
することができる。そして、NOの場合は、アシストエ
アの供給はないので、ステップ118へ進む。
【0029】ステップ118では、アシストエア供給装
置の診断中、或いはアシストエアの供給が行われない状
態であるから、誤診断防止及び不必要なアイドル制御弁
19の開度補正を回避するために、ステップ105で読
み込んだ値をリセットする(ISCAAI補正量ISC
AAIHOS=0に設定する)。即ち、アシストエア供給装置
の診断中には、アシストエア供給装置の機能診断のため
の強制的なアシストエア制御弁10の開閉切換に応じ
て、ISC制御量ISCONが、アシストエア補正量IS
CAAIHOSで減算補正されてしまい、以って正常であれば
生じるであろう吸気圧差が生じなくなってしまい、正常
であっても異常であると誤診断してしまうと言った惧れ
を回避する。
置の診断中、或いはアシストエアの供給が行われない状
態であるから、誤診断防止及び不必要なアイドル制御弁
19の開度補正を回避するために、ステップ105で読
み込んだ値をリセットする(ISCAAI補正量ISC
AAIHOS=0に設定する)。即ち、アシストエア供給装置
の診断中には、アシストエア供給装置の機能診断のため
の強制的なアシストエア制御弁10の開閉切換に応じ
て、ISC制御量ISCONが、アシストエア補正量IS
CAAIHOSで減算補正されてしまい、以って正常であれば
生じるであろう吸気圧差が生じなくなってしまい、正常
であっても異常であると誤診断してしまうと言った惧れ
を回避する。
【0030】一方、YESであれば、そのままステップ
119へ進む。ステップ119では、ISC制御量IS
CONを、次式により求める。 ISCON=ISCTW×ISCAC×ISCTR×ISCfb−
ISCAAIHOS 続くステップ120では、カウント値Cと、所定値Cx
と、を比較し、C≧Cxであればステップ121へ進
み、C<Cxであればステップ123へ進む。
119へ進む。ステップ119では、ISC制御量IS
CONを、次式により求める。 ISCON=ISCTW×ISCAC×ISCTR×ISCfb−
ISCAAIHOS 続くステップ120では、カウント値Cと、所定値Cx
と、を比較し、C≧Cxであればステップ121へ進
み、C<Cxであればステップ123へ進む。
【0031】ステップ121では、カウント値Cをリセ
ットしてステップ122へ進む。ステップ122では、 ISCON =ISCON NOW ISCON 0=ISCON ISCON-1=ISCON 0 なる処理を行って、ステップ124へ進む。
ットしてステップ122へ進む。ステップ122では、 ISCON =ISCON NOW ISCON 0=ISCON ISCON-1=ISCON 0 なる処理を行って、ステップ124へ進む。
【0032】一方、ステップ123では、カウント値C
をカウントアップして、ステップ124へ進む。ステッ
プ124では、 ISCON =ISCON NOW なる処理を行って、ステップ125へ進む。
をカウントアップして、ステップ124へ進む。ステッ
プ124では、 ISCON =ISCON NOW なる処理を行って、ステップ125へ進む。
【0033】ステップ125では、ISCONに基づい
て、アイドル制御弁(ISCバルブ)19のステップ量
ISCSTEPを、ROM上のマップ等を検索等することで
求める。そして、ステップ126では、このステップ量
ISCSTEPをアイドル制御弁19に出力する。すると、
このステップ量ISCSTEPのパルス信号でアイドル制御
弁19の開弁用コイルが通電され、これにより開度が制
御されて、所望の補助空気流量が得られる。
て、アイドル制御弁(ISCバルブ)19のステップ量
ISCSTEPを、ROM上のマップ等を検索等することで
求める。そして、ステップ126では、このステップ量
ISCSTEPをアイドル制御弁19に出力する。すると、
このステップ量ISCSTEPのパルス信号でアイドル制御
弁19の開弁用コイルが通電され、これにより開度が制
御されて、所望の補助空気流量が得られる。
【0034】即ち、上記によれば、アシストエア供給装
置の機能診断時には、アシストエア量分を補正するため
のISCAAI補正量ISCAAIHOSを0にセットして、
後述する図9〜図13のフローチャートに示すアシスト
エア供給装置の機能診断での誤診断を防止できる一方、
通常(機能診断時以外)のアシストエア供給時には、ア
シストエア供給に伴うアシストエア量による吸入空気量
変化相当分を求め、これにより、ISC制御量ISCON
を直接補正するようにしたので、迅速にアシストエア供
給に伴う吸入空気量変化に見合ったISC制御量ISC
ONを得ることができるから、従来のようにフィードバッ
ク補正量ISCfb(延いてはP分やI分)を可変設定し
てフィードバック制御の実行により前記変化相当分を徐
々に補正するものに比べ、アシストエア供給を行っても
(或いは供給→停止しても)アイドル回転速度を目標ア
イドル回転速度に高い収束速度で制御することができる
ことになる。
置の機能診断時には、アシストエア量分を補正するため
のISCAAI補正量ISCAAIHOSを0にセットして、
後述する図9〜図13のフローチャートに示すアシスト
エア供給装置の機能診断での誤診断を防止できる一方、
通常(機能診断時以外)のアシストエア供給時には、ア
シストエア供給に伴うアシストエア量による吸入空気量
変化相当分を求め、これにより、ISC制御量ISCON
を直接補正するようにしたので、迅速にアシストエア供
給に伴う吸入空気量変化に見合ったISC制御量ISC
ONを得ることができるから、従来のようにフィードバッ
ク補正量ISCfb(延いてはP分やI分)を可変設定し
てフィードバック制御の実行により前記変化相当分を徐
々に補正するものに比べ、アシストエア供給を行っても
(或いは供給→停止しても)アイドル回転速度を目標ア
イドル回転速度に高い収束速度で制御することができる
ことになる。
【0035】また、加減速時には、加減速補正量ISC
TRによって、ISC制御量ISCONを直接補正するよう
にしたので、加減速度合いに見合ったISC制御量IS
CONを得ることができるから、従来に比べて運転性を改
善することができる。従って、アシストエア供給を行っ
ても、従来のような減速感の低下と言った事態を回避す
ることができる。
TRによって、ISC制御量ISCONを直接補正するよう
にしたので、加減速度合いに見合ったISC制御量IS
CONを得ることができるから、従来に比べて運転性を改
善することができる。従って、アシストエア供給を行っ
ても、従来のような減速感の低下と言った事態を回避す
ることができる。
【0036】ここで、アシストエア量分を補正するため
のISCAAI補正量ISCAAIHOSの演算ルーチンを示
す図6のフローチャートについて説明する。ステップ2
01では、各種センサからの入力信号を取り込む。ステ
ップ202では、予め設定記憶してあるISCAAI基
本補正量KAAHOSを読み込む。
のISCAAI補正量ISCAAIHOSの演算ルーチンを示
す図6のフローチャートについて説明する。ステップ2
01では、各種センサからの入力信号を取り込む。ステ
ップ202では、予め設定記憶してあるISCAAI基
本補正量KAAHOSを読み込む。
【0037】ステップ203では、ROM上のマップ等
の検索により、外気温補正量TRを求める。なお、外気
温(吸気温)は、直接検出しても良いし、例えば、図7
のフローチャートを実行することで推定検出することも
できる。ステップ204では、ROM上のマップ等の検
索により、大気圧補正量KALTを求める。なお、大気
圧は、直接検出しても良いし、例えば、図8のフローチ
ャートを実行することで推定検出することもできる。
の検索により、外気温補正量TRを求める。なお、外気
温(吸気温)は、直接検出しても良いし、例えば、図7
のフローチャートを実行することで推定検出することも
できる。ステップ204では、ROM上のマップ等の検
索により、大気圧補正量KALTを求める。なお、大気
圧は、直接検出しても良いし、例えば、図8のフローチ
ャートを実行することで推定検出することもできる。
【0038】ステップ205では、ISCAAI補正量
ISCAAIHOSを、次式に従って算出する。 ISCAAIHOS=KAAHOS×TR×KALT そして、該ISCAAIHOSは、前記ステップ105におい
て読み込まれ、前記ステップ118におけるISC制御
量ISCONの演算に用いられることになる。
ISCAAIHOSを、次式に従って算出する。 ISCAAIHOS=KAAHOS×TR×KALT そして、該ISCAAIHOSは、前記ステップ105におい
て読み込まれ、前記ステップ118におけるISC制御
量ISCONの演算に用いられることになる。
【0039】次に、外気温を推定検出するための図7の
フローチャートについて説明する。ステップ301で
は、水温センサ13の出力(水温Tw)、或いは吸気温
センサ20、燃料温度センサ21等の各部温度センサを
備える場合には、これらの出力(吸気温TA,燃料温度
TF等)を取り出す。ステップ302では、始動時であ
るか否かを判断する。例えば、従来同様に、クランキン
グ中か否か、或いはキースイッチの位置の変化等によっ
て判断することができる。
フローチャートについて説明する。ステップ301で
は、水温センサ13の出力(水温Tw)、或いは吸気温
センサ20、燃料温度センサ21等の各部温度センサを
備える場合には、これらの出力(吸気温TA,燃料温度
TF等)を取り出す。ステップ302では、始動時であ
るか否かを判断する。例えば、従来同様に、クランキン
グ中か否か、或いはキースイッチの位置の変化等によっ
て判断することができる。
【0040】YESであれば、ステップ303へ進む。
NOであれば、始動時ではないので、誤検出を回避すべ
く、そのまま本フローを終了する。ステップ303で
は、始動時であるので、各部温度は外気温度まで低下し
ている可能性が高く、外気温の推定検出を比較的精度良
く行える条件であると判断して、外気温の推定検出を行
う。具体的には、ステップ301で取り込んだ水温T
w、吸気温TA,燃料温度TF等のうちで最も低い温度
を、外気温として推定する。
NOであれば、始動時ではないので、誤検出を回避すべ
く、そのまま本フローを終了する。ステップ303で
は、始動時であるので、各部温度は外気温度まで低下し
ている可能性が高く、外気温の推定検出を比較的精度良
く行える条件であると判断して、外気温の推定検出を行
う。具体的には、ステップ301で取り込んだ水温T
w、吸気温TA,燃料温度TF等のうちで最も低い温度
を、外気温として推定する。
【0041】このようにすると、各部温度のうち、外気
温に一番近い温度を、外気温として推定検出できること
になる。そして、外気温を推定検出できたら、本フロー
を終了する。なお、水温センサ13、吸気温センサ2
0、燃料温度センサ21等のうちの何れか1つを備える
場合には、やや推定精度は低下するものの、始動時にお
ける当該センサの出力に基づいて、外気温を推定検出す
るように構成することができるものである。
温に一番近い温度を、外気温として推定検出できること
になる。そして、外気温を推定検出できたら、本フロー
を終了する。なお、水温センサ13、吸気温センサ2
0、燃料温度センサ21等のうちの何れか1つを備える
場合には、やや推定精度は低下するものの、始動時にお
ける当該センサの出力に基づいて、外気温を推定検出す
るように構成することができるものである。
【0042】つづいて、大気圧を推定検出するための図
8のフローチャートについて説明する。即ち、図8に示
すように、ステップ401では、各種センサからの入力
信号を取り込む。ステップ402では、機関回転速度N
eと、所定値と、を比較し、Ne<所定値であればステ
ップ403へ進み、Ne≧所定値であればステップ40
4へ進む。
8のフローチャートについて説明する。即ち、図8に示
すように、ステップ401では、各種センサからの入力
信号を取り込む。ステップ402では、機関回転速度N
eと、所定値と、を比較し、Ne<所定値であればステ
ップ403へ進み、Ne≧所定値であればステップ40
4へ進む。
【0043】ステップ403では、吸気マニホールド4
内の吸気圧(吸気管内圧力)PBは略大気圧であるとし
て、吸気圧センサ14で検出された吸気圧PBを大気圧
として推定検出する。一方、ステップ404では、機関
回転速度Neが所定以上であるから、スロットル弁3の
開度TVOが所定値以下の場合には、スロットル弁3の
絞りの影響で吸気マニホールド4内の吸気圧(吸気管内
圧力)と大気圧との偏差が大きくなるため、大気圧の誤
検出を回避するべく、スロットル弁3の開度TVOと、
所定値と、を比較する。
内の吸気圧(吸気管内圧力)PBは略大気圧であるとし
て、吸気圧センサ14で検出された吸気圧PBを大気圧
として推定検出する。一方、ステップ404では、機関
回転速度Neが所定以上であるから、スロットル弁3の
開度TVOが所定値以下の場合には、スロットル弁3の
絞りの影響で吸気マニホールド4内の吸気圧(吸気管内
圧力)と大気圧との偏差が大きくなるため、大気圧の誤
検出を回避するべく、スロットル弁3の開度TVOと、
所定値と、を比較する。
【0044】そして、TVO>所定値であれば、吸気マ
ニホールド4内の吸気圧(吸気管内圧力)PBに対する
スロットル弁3の絞りの影響は小さいと判断して、ステ
ップ403へ進む。即ち、吸気マニホールド4内の吸気
圧(吸気管内圧力)PBには、略大気圧であるとして、
吸気圧センサ14で検出された吸気圧PBを大気圧とし
て推定検出する。
ニホールド4内の吸気圧(吸気管内圧力)PBに対する
スロットル弁3の絞りの影響は小さいと判断して、ステ
ップ403へ進む。即ち、吸気マニホールド4内の吸気
圧(吸気管内圧力)PBには、略大気圧であるとして、
吸気圧センサ14で検出された吸気圧PBを大気圧とし
て推定検出する。
【0045】これに対し、TVO≦所定値であれば、吸
気マニホールド4内の吸気圧(吸気管内圧力)PBに対
するスロットル弁3の絞りの影響が大きく、吸気マニホ
ールド4内の吸気圧(吸気管内圧力)と大気圧との偏差
が大きくなるため、大気圧の検出を行うことなく、本フ
ローを終了する。該図8のフローチャートによれば、別
個新たに大気圧センサを設けることなく、吸気圧センサ
14を用いて比較的高精度に大気圧を推定検出すること
ができる。また、誤差が大きくなる惧れがある条件下で
は、大気圧検出を行わず、前回ルーチン実行時に推定検
出した大気圧をそのまま利用する構成としたので、大気
圧の誤検出が確実に排除されることになる。
気マニホールド4内の吸気圧(吸気管内圧力)PBに対
するスロットル弁3の絞りの影響が大きく、吸気マニホ
ールド4内の吸気圧(吸気管内圧力)と大気圧との偏差
が大きくなるため、大気圧の検出を行うことなく、本フ
ローを終了する。該図8のフローチャートによれば、別
個新たに大気圧センサを設けることなく、吸気圧センサ
14を用いて比較的高精度に大気圧を推定検出すること
ができる。また、誤差が大きくなる惧れがある条件下で
は、大気圧検出を行わず、前回ルーチン実行時に推定検
出した大気圧をそのまま利用する構成としたので、大気
圧の誤検出が確実に排除されることになる。
【0046】次に、本実施形態にかかるアシストエア供
給装置の機能診断ルーチンについて、図9〜図13のフ
ローチャートに従って説明する。なお、該機能診断制御
は、所定時間(例えば10msec)毎に実行されるルーチ
ンである。また、以下に説明するように、本発明に係る
診断手段としての機能は、コントロールユニット50が
ソフトウェア的に備えることになる。
給装置の機能診断ルーチンについて、図9〜図13のフ
ローチャートに従って説明する。なお、該機能診断制御
は、所定時間(例えば10msec)毎に実行されるルーチ
ンである。また、以下に説明するように、本発明に係る
診断手段としての機能は、コントロールユニット50が
ソフトウェア的に備えることになる。
【0047】図9〜図13に示すように、ステップ1で
は、ステップ122で記憶したISCon 0、ISCON-1
を読み込む。ステップ2では、ISC制御量偏差ΔIS
Cを、次式により算出する。ΔISC=ISCon 0−I
SCON-1ステップ3では、ΔISC≦所定値か否かを判
断する。即ち、ISC制御が、アシストエア供給装置の
機能診断において悪影響を及ぼさない程度に安定してい
るか否かを判断する。
は、ステップ122で記憶したISCon 0、ISCON-1
を読み込む。ステップ2では、ISC制御量偏差ΔIS
Cを、次式により算出する。ΔISC=ISCon 0−I
SCON-1ステップ3では、ΔISC≦所定値か否かを判
断する。即ち、ISC制御が、アシストエア供給装置の
機能診断において悪影響を及ぼさない程度に安定してい
るか否かを判断する。
【0048】YESであれば、安定であるとして、ステ
ップ4へ進む。NOであれば、ISC制御が安定してお
らず、誤検出の惧れがあるとして、ステップ32へ進ん
だ後、本フローを終了する。ステップ4では、各種セン
サからの入力信号を取り込む。ステップ5では、車両減
速中(例えば、惰行走行中など)か否かを判断する。例
えば、車速Vから前回の車速Vold を減算して、その差
ΔVに基づいて、或いはスロットル弁3の全閉信号等に
基づいて判断することができる。なお、車両の減速中
は、吸入空気流量が略一定の状態である。
ップ4へ進む。NOであれば、ISC制御が安定してお
らず、誤検出の惧れがあるとして、ステップ32へ進ん
だ後、本フローを終了する。ステップ4では、各種セン
サからの入力信号を取り込む。ステップ5では、車両減
速中(例えば、惰行走行中など)か否かを判断する。例
えば、車速Vから前回の車速Vold を減算して、その差
ΔVに基づいて、或いはスロットル弁3の全閉信号等に
基づいて判断することができる。なお、車両の減速中
は、吸入空気流量が略一定の状態である。
【0049】YESであればステップ6へ進む。NOで
あればステップ32へ進み、ΔPB1=0、ΔPB2=
0、ΔPB3=0、フラグF(ΔPB)=0、診断終了
フラグF1=0、PBon=0、PBoff =0、サンプン
グ回数カウンタC=0なる処理(リセット処理)を行っ
て、リターンする。ステップ6では、燃料カット(F/
C)中か否かを判断する。当該判断は、車速Vが所定
値以上であること、機関回転速度Neが、図14に示
すような冷却水温度Twで割り付けた機関回転速度以上
であること、などに基づいて行うことができる。
あればステップ32へ進み、ΔPB1=0、ΔPB2=
0、ΔPB3=0、フラグF(ΔPB)=0、診断終了
フラグF1=0、PBon=0、PBoff =0、サンプン
グ回数カウンタC=0なる処理(リセット処理)を行っ
て、リターンする。ステップ6では、燃料カット(F/
C)中か否かを判断する。当該判断は、車速Vが所定
値以上であること、機関回転速度Neが、図14に示
すような冷却水温度Twで割り付けた機関回転速度以上
であること、などに基づいて行うことができる。
【0050】YESであればステップ7へ進む。NOで
あればステップ32へ進み、前記同様の処理を行って、
リターンする。即ち、ステップ5及びステップ6におい
て、診断条件の成立の可否を判断するものである。な
お、ステップ5及びステップ6を一つにして、減速時燃
料カット条件(上記、とアイドルスイッチON)判
定でも良いものである。
あればステップ32へ進み、前記同様の処理を行って、
リターンする。即ち、ステップ5及びステップ6におい
て、診断条件の成立の可否を判断するものである。な
お、ステップ5及びステップ6を一つにして、減速時燃
料カット条件(上記、とアイドルスイッチON)判
定でも良いものである。
【0051】ステップ7では、診断中フラグF1=1と
して、ステップ8へ進む。ステップ8では、C(サンプ
リング回数カウンタ)=所定値Cxであるか否かを判断
する。即ち、吸気圧変化(ΔPB)を所定回数Cx(例
えば3回)サンプリング(検出)したか否かを判断す
る。C≠Cxであれば、所定回数サンプリングできてい
ないとして、ステップ9へ進む。一方、C=Cxであれ
ば、所定回数サンプリングできたとして、ステップ35
へ進む。
して、ステップ8へ進む。ステップ8では、C(サンプ
リング回数カウンタ)=所定値Cxであるか否かを判断
する。即ち、吸気圧変化(ΔPB)を所定回数Cx(例
えば3回)サンプリング(検出)したか否かを判断す
る。C≠Cxであれば、所定回数サンプリングできてい
ないとして、ステップ9へ進む。一方、C=Cxであれ
ば、所定回数サンプリングできたとして、ステップ35
へ進む。
【0052】ステップ9では、ΔPB1回検出済みフラ
グF(ΔPB)=1か否かを判断する。NOであれば、
ステップ10へ進み、YESであれば、ステップ24ヘ
進む。ステップ10では、アシストエア制御弁10に対
する開弁要求信号(AAI/V ON)を生成する。な
お、開弁要求信号をコントロールユニット50内で生成
はするが、未だ実際には、アシストエア制御弁10に対
しては開弁(ON)信号を出力しない。
グF(ΔPB)=1か否かを判断する。NOであれば、
ステップ10へ進み、YESであれば、ステップ24ヘ
進む。ステップ10では、アシストエア制御弁10に対
する開弁要求信号(AAI/V ON)を生成する。な
お、開弁要求信号をコントロールユニット50内で生成
はするが、未だ実際には、アシストエア制御弁10に対
しては開弁(ON)信号を出力しない。
【0053】ステップ11では、ディレイ時間Tdを設
定し、タイマT3をスタートさせる。次のステップ12
では、T3≦Tdであるか否かを判断する。YESであ
れば(ディレイ時間Td経過していなければ)、ステッ
プ21ヘ進み、ステップ21では、アシストエア制御弁
10に対する開弁(ON)信号を出力しない状態を維持
する。
定し、タイマT3をスタートさせる。次のステップ12
では、T3≦Tdであるか否かを判断する。YESであ
れば(ディレイ時間Td経過していなければ)、ステッ
プ21ヘ進み、ステップ21では、アシストエア制御弁
10に対する開弁(ON)信号を出力しない状態を維持
する。
【0054】ステップ22では、アシストエア制御弁1
0を閉弁維持して、ステップ23において、後述する図
13のフローチャートに示すPBon,PBoff 検出ルー
チンを実行して、アシストエア制御弁10の閉弁時(O
FF時)の吸気圧力PBoffを検出する。一方、ステッ
プ12でNO(ディレイ時間Td経過した)と判断され
た場合は、ステップ13へ進むが、該ステップ13で
は、アシストエア制御弁10に対する開弁(ON)信号
の出力を許可して、アシストエア制御弁10を開弁(O
N)させる。また、ディレイ時間Txを設定し、タイマ
T1をスタートさせると共に、ディレイ時間TBを設定
し、タイマT5をスタートさせる。
0を閉弁維持して、ステップ23において、後述する図
13のフローチャートに示すPBon,PBoff 検出ルー
チンを実行して、アシストエア制御弁10の閉弁時(O
FF時)の吸気圧力PBoffを検出する。一方、ステッ
プ12でNO(ディレイ時間Td経過した)と判断され
た場合は、ステップ13へ進むが、該ステップ13で
は、アシストエア制御弁10に対する開弁(ON)信号
の出力を許可して、アシストエア制御弁10を開弁(O
N)させる。また、ディレイ時間Txを設定し、タイマ
T1をスタートさせると共に、ディレイ時間TBを設定
し、タイマT5をスタートさせる。
【0055】続くステップ14では、T1≦Txである
か否かを判断する。YESであれば(ディレイ時間Tx
経過していなければ)、ステップ15ヘ進み、ステップ
15で、タイマーをカウントアップして、ステップ14
へ戻る。NO(ディレイ時間Tx経過した)と判断され
た場合は、ステップ16へ進み、タイマT1=0にリセ
ットし、ステップ17へ進む。
か否かを判断する。YESであれば(ディレイ時間Tx
経過していなければ)、ステップ15ヘ進み、ステップ
15で、タイマーをカウントアップして、ステップ14
へ戻る。NO(ディレイ時間Tx経過した)と判断され
た場合は、ステップ16へ進み、タイマT1=0にリセ
ットし、ステップ17へ進む。
【0056】ステップ17では、後述する図13のフロ
ーチャートに示すPBon,PBoff検出ルーチンを実行
して、アシストエア制御弁10の開弁時(ON時)の吸
気圧力PBonを検出する。ステップ18では、T5>T
Bであるか否かを判断する。NO(ディレイ時間TB経
過していない)と判断された場合は、ステップ17へ戻
り、YESであれば(ディレイ時間TB経過したら)、
ステップ19ヘ進む。
ーチャートに示すPBon,PBoff検出ルーチンを実行
して、アシストエア制御弁10の開弁時(ON時)の吸
気圧力PBonを検出する。ステップ18では、T5>T
Bであるか否かを判断する。NO(ディレイ時間TB経
過していない)と判断された場合は、ステップ17へ戻
り、YESであれば(ディレイ時間TB経過したら)、
ステップ19ヘ進む。
【0057】ステップ19では、吸気圧変化(ΔPB=
|PBon−PBoff |)を求める。ステップ20では、
ΔPB1回検出済みフラグF(ΔPB)=1にセットす
ると共に、タイマT5=0にリセットし、図12のフロ
ーチャートにおけるステップ33ヘ進む。ステップ33
では、サンプング回数カウンタCをカウントアップする
(C=C+1)。
|PBon−PBoff |)を求める。ステップ20では、
ΔPB1回検出済みフラグF(ΔPB)=1にセットす
ると共に、タイマT5=0にリセットし、図12のフロ
ーチャートにおけるステップ33ヘ進む。ステップ33
では、サンプング回数カウンタCをカウントアップする
(C=C+1)。
【0058】つづくステップ34では、ΔPB1=ΔP
B、ΔPB2=ΔPB1、ΔPB3=ΔPB2なる処理
を行って、リターンする。即ち、今回取得したΔPBを
ΔPB1に更新記憶する一方、記憶されていた前回値Δ
PB1、前々回値ΔPB2を、ΔPB2、ΔPB3とし
て更新記憶して、リターンする。一方、図10のフロー
チャートにおけるステップ9で、ΔPB1回検出済みフ
ラグF(ΔPB)=1であると判断されると、ステップ
24ヘ進むが、該ステップ24では、アシストエア制御
弁10に対する閉弁要求信号(AAI/V OFF)を
生成する。
B、ΔPB2=ΔPB1、ΔPB3=ΔPB2なる処理
を行って、リターンする。即ち、今回取得したΔPBを
ΔPB1に更新記憶する一方、記憶されていた前回値Δ
PB1、前々回値ΔPB2を、ΔPB2、ΔPB3とし
て更新記憶して、リターンする。一方、図10のフロー
チャートにおけるステップ9で、ΔPB1回検出済みフ
ラグF(ΔPB)=1であると判断されると、ステップ
24ヘ進むが、該ステップ24では、アシストエア制御
弁10に対する閉弁要求信号(AAI/V OFF)を
生成する。
【0059】ステップ25では、アシストエア制御弁1
0を閉弁(OFF)作動させる。そして、ディレイ時間
Txを設定し、タイマT2をスタートさせると共に、デ
ィレイ時間TAを設定し、タイマT4をスタートさせ
る。次のステップ26では、T2≦Txであるか否かを
判断する。YESであれば(ディレイ時間Tx経過して
いなければ)、ステップ27へ進み、ステップ27で、
タイマーをカウントアップして、ステップ26へ戻る。
0を閉弁(OFF)作動させる。そして、ディレイ時間
Txを設定し、タイマT2をスタートさせると共に、デ
ィレイ時間TAを設定し、タイマT4をスタートさせ
る。次のステップ26では、T2≦Txであるか否かを
判断する。YESであれば(ディレイ時間Tx経過して
いなければ)、ステップ27へ進み、ステップ27で、
タイマーをカウントアップして、ステップ26へ戻る。
【0060】NO(ディレイ時間Tx経過した)と判断
された場合は、ステップ28へ進むが、該ステップ28
では、、タイマT2=0にリセットし、ステップ29へ
進む。ステップ29では、後述する図13のフローチャ
ートに示すPBon,PBoff検出ルーチンを実行して、
アシストエア制御弁10の閉弁時(OFF時)の吸気圧
力PBoff を検出する。
された場合は、ステップ28へ進むが、該ステップ28
では、、タイマT2=0にリセットし、ステップ29へ
進む。ステップ29では、後述する図13のフローチャ
ートに示すPBon,PBoff検出ルーチンを実行して、
アシストエア制御弁10の閉弁時(OFF時)の吸気圧
力PBoff を検出する。
【0061】ステップ30では、T4<TAであるか否
かを判断する。YES(ディレイ時間TA経過していな
い)と判断された場合は、ステップ29へ戻り、YES
であれば(ディレイ時間TA経過したら)、ステップ3
1ヘ進む。ステップ31では、アシストエア制御弁10
に対する開弁要求信号(AAI/V ON)を生成する
と共に、タイマT4=0にリセットして、ステップ13
へ進み、既述したステップ13以降の処理を実行する。
かを判断する。YES(ディレイ時間TA経過していな
い)と判断された場合は、ステップ29へ戻り、YES
であれば(ディレイ時間TA経過したら)、ステップ3
1ヘ進む。ステップ31では、アシストエア制御弁10
に対する開弁要求信号(AAI/V ON)を生成する
と共に、タイマT4=0にリセットして、ステップ13
へ進み、既述したステップ13以降の処理を実行する。
【0062】即ち、本フローによれば、車両減速中で、
かつ、燃料カット中という診断条件が継続して成立して
おり、その間に、ΔPBを所定回数(例えば、3回)サ
ンプリングできた場合だけ、上記ステップ8で、図12
のフローチャートにおけるステップ35へ進むことが許
可されることになる。そして、ステップ35では、サン
プング回数カウンタCを0にリセットして、ステップ3
6へ進む。
かつ、燃料カット中という診断条件が継続して成立して
おり、その間に、ΔPBを所定回数(例えば、3回)サ
ンプリングできた場合だけ、上記ステップ8で、図12
のフローチャートにおけるステップ35へ進むことが許
可されることになる。そして、ステップ35では、サン
プング回数カウンタCを0にリセットして、ステップ3
6へ進む。
【0063】ステップ36では、ステップ34で更新記
憶したΔPB1、ΔPB2、ΔPB3を読み込む。ステ
ップ37では、ΔPB1<所定値Aであるか否かを判断
する。NO(ΔPB1≧所定値A)であれば、ステップ
44へ進み、アシストエア制御弁10の開閉動作によ
り、正常に吸気圧が変化したと判断して、アシストエア
供給装置は正常に機能している(目詰まりや作動不良等
はない)と判断する。
憶したΔPB1、ΔPB2、ΔPB3を読み込む。ステ
ップ37では、ΔPB1<所定値Aであるか否かを判断
する。NO(ΔPB1≧所定値A)であれば、ステップ
44へ進み、アシストエア制御弁10の開閉動作によ
り、正常に吸気圧が変化したと判断して、アシストエア
供給装置は正常に機能している(目詰まりや作動不良等
はない)と判断する。
【0064】YESであれば、ステップ38へ進む。ス
テップ38では、ΔPB2<所定値Aであるか否かを判
断する。NO(ΔPB2≧所定値A)であれば、ステッ
プ44へ進み、アシストエア制御弁10の開閉動作によ
り、正常に吸気圧が変化したと判断して、アシストエア
供給装置は正常に機能している(目詰まりや作動不良等
はない)と判断する。
テップ38では、ΔPB2<所定値Aであるか否かを判
断する。NO(ΔPB2≧所定値A)であれば、ステッ
プ44へ進み、アシストエア制御弁10の開閉動作によ
り、正常に吸気圧が変化したと判断して、アシストエア
供給装置は正常に機能している(目詰まりや作動不良等
はない)と判断する。
【0065】YESであれば、ステップ39へ進む。ス
テップ39では、ΔPB3<所定値Aであるか否かを判
断する。NO(ΔPB3≧所定値A)であれば、ステッ
プ44へ進み、アシストエア制御弁10の開閉動作によ
り、正常に吸気圧が変化したと判断して、アシストエア
供給装置は正常に機能している(目詰まりやアシストエ
ア制御弁10に作動不良等はない)と判断する。
テップ39では、ΔPB3<所定値Aであるか否かを判
断する。NO(ΔPB3≧所定値A)であれば、ステッ
プ44へ進み、アシストエア制御弁10の開閉動作によ
り、正常に吸気圧が変化したと判断して、アシストエア
供給装置は正常に機能している(目詰まりやアシストエ
ア制御弁10に作動不良等はない)と判断する。
【0066】YESであれば、ステップ40へ進む。ス
テップ40では、ΔPB1、ΔPB2、ΔPB3がすべ
て所定値Aより小さい場合であるので、アシストエア供
給装置は正常に機能できていない(目詰まりやアシスト
エア制御弁10に作動不良等が生じている)と判断す
る。そして、ステップ41で、警告灯(MIL)等を点
灯させて、運転者等に認知させて、修理等の処置を促
す。
テップ40では、ΔPB1、ΔPB2、ΔPB3がすべ
て所定値Aより小さい場合であるので、アシストエア供
給装置は正常に機能できていない(目詰まりやアシスト
エア制御弁10に作動不良等が生じている)と判断す
る。そして、ステップ41で、警告灯(MIL)等を点
灯させて、運転者等に認知させて、修理等の処置を促
す。
【0067】続くステップ42では、診断中フラグF1
を0(診断終了)にセットする。ステップ43では、Δ
PB1=0、ΔPB2=0、ΔPB3=0、F(ΔP
B)=0として、リターンする。なお、ここにおいて、
図13のフローチャートに示すPBon,PBoff 検出ル
ーチンについて説明する。
を0(診断終了)にセットする。ステップ43では、Δ
PB1=0、ΔPB2=0、ΔPB3=0、F(ΔP
B)=0として、リターンする。なお、ここにおいて、
図13のフローチャートに示すPBon,PBoff 検出ル
ーチンについて説明する。
【0068】まず、ステップ51では、吸気圧センサ1
4で検出される吸気圧PBを読み込む。ステップ52で
は、アシストエア制御弁10がONとなっているか否か
を判断する。YESであればステップ53へ進み、NO
であればステップ55へ進む。
4で検出される吸気圧PBを読み込む。ステップ52で
は、アシストエア制御弁10がONとなっているか否か
を判断する。YESであればステップ53へ進み、NO
であればステップ55へ進む。
【0069】ステップ53では、アシストエア制御弁1
0の開弁時(ON時)の吸気圧力PBonが、今回検出さ
れた吸気圧PBより大きいか否かを判断する。YESで
あればステップ54へ進み、NOであればリターンす
る。ステップ54では、PBon=PBなる処理を行っ
て、吸気圧PBon(ON時の最大値)を更新して、リタ
ーンする。
0の開弁時(ON時)の吸気圧力PBonが、今回検出さ
れた吸気圧PBより大きいか否かを判断する。YESで
あればステップ54へ進み、NOであればリターンす
る。ステップ54では、PBon=PBなる処理を行っ
て、吸気圧PBon(ON時の最大値)を更新して、リタ
ーンする。
【0070】一方、ステップ55では、アシストエア制
御弁10の閉弁時(OFF時)の吸気圧力PBonが、今
回検出された吸気圧PBより小さいか否かを判断する。
YESであればステップ56へ進み、NOであればリタ
ーンする。ステップ56では、PBoff =PBなる処理
を行って、吸気圧PBoff (OFF時の最小値)を更新
して、リターンする。
御弁10の閉弁時(OFF時)の吸気圧力PBonが、今
回検出された吸気圧PBより小さいか否かを判断する。
YESであればステップ56へ進み、NOであればリタ
ーンする。ステップ56では、PBoff =PBなる処理
を行って、吸気圧PBoff (OFF時の最小値)を更新
して、リターンする。
【0071】当該図9〜図13のフローチャートに示し
た機能診断制御によれば、所定の診断条件が継続して成
立している間において、ΔPB(吸気圧変化)を所定回
数サンプリングし、そのうち1回でもΔPBが所定値以
上となったらアシストエア供給装置に故障等の異常はな
いと診断し、所定回数サンプリングしたΔPBが全て所
定値より小さい場合のみアシストエア供給装置に機能異
常等があると診断するようにしたので、従来のような誤
診断を極力排除することができ、以って簡単な構成で精
度良くアシストエア供給装置の機能診断が行えるように
なる。
た機能診断制御によれば、所定の診断条件が継続して成
立している間において、ΔPB(吸気圧変化)を所定回
数サンプリングし、そのうち1回でもΔPBが所定値以
上となったらアシストエア供給装置に故障等の異常はな
いと診断し、所定回数サンプリングしたΔPBが全て所
定値より小さい場合のみアシストエア供給装置に機能異
常等があると診断するようにしたので、従来のような誤
診断を極力排除することができ、以って簡単な構成で精
度良くアシストエア供給装置の機能診断が行えるように
なる。
【0072】しかも、車両減速中(惰行走行中など)
に、強制的にアシストエア制御弁10を開閉させて診断
するから、運転性への影響を極力抑制できると共に、排
気性能等の悪化も最小に留めることができる。なお、上
記のように、車両減速中で、なおかつ、燃料カット中に
診断を行う構成とすれば、車両減速中を条件に診断行う
ようにした場合に比べて、より一層、運転性や排気性
能、燃費性能等への悪影響を抑制することが可能とな
る。
に、強制的にアシストエア制御弁10を開閉させて診断
するから、運転性への影響を極力抑制できると共に、排
気性能等の悪化も最小に留めることができる。なお、上
記のように、車両減速中で、なおかつ、燃料カット中に
診断を行う構成とすれば、車両減速中を条件に診断行う
ようにした場合に比べて、より一層、運転性や排気性
能、燃費性能等への悪影響を抑制することが可能とな
る。
【0073】なお、図9〜図13のフローチャートで
は、3回ΔPBを検出して、3回ともΔPBが所定値A
以上となったときに、正常と診断する構成としたが、や
や精度は低下するものの、検出された全てのΔPBのう
ち、ΔPBが所定値A以上となる状態が所定回以上であ
ったことに基づいて正常と診断することも可能である。
更に、検出された全てのΔPBのうち、連続して所定回
数、ΔPBが所定値A以上となったことに基づいて正常
と診断することも可能である。
は、3回ΔPBを検出して、3回ともΔPBが所定値A
以上となったときに、正常と診断する構成としたが、や
や精度は低下するものの、検出された全てのΔPBのう
ち、ΔPBが所定値A以上となる状態が所定回以上であ
ったことに基づいて正常と診断することも可能である。
更に、検出された全てのΔPBのうち、連続して所定回
数、ΔPBが所定値A以上となったことに基づいて正常
と診断することも可能である。
【0074】また、図9〜図13のフローチャートで
は、1診断サイクルで3回ΔPBを検出する構成とした
が、3回に限定するものではなく、2回以上の所定回数
とすることができるものである。ところで、図9〜図1
3のフローチャートでは、ΔPB(機関運転パラメータ
変化量)が所定値より大きくなる状態が1回検出された
ら、直ちに機能診断制御を中止するようにしているの
で、診断のためのアシストエア制御弁10の開閉が必要
以上に行われることがないので、運転性、排気性能、燃
費等への悪影響を極力回避することができると言う利点
がある。
は、1診断サイクルで3回ΔPBを検出する構成とした
が、3回に限定するものではなく、2回以上の所定回数
とすることができるものである。ところで、図9〜図1
3のフローチャートでは、ΔPB(機関運転パラメータ
変化量)が所定値より大きくなる状態が1回検出された
ら、直ちに機能診断制御を中止するようにしているの
で、診断のためのアシストエア制御弁10の開閉が必要
以上に行われることがないので、運転性、排気性能、燃
費等への悪影響を極力回避することができると言う利点
がある。
【0075】また、本実施形態では、ディレイ時間T
d、Txを設定するようにして、吸気圧PBが安定して
いるときに、アシストエア制御弁10の閉弁時或いは開
弁時における吸気圧PBoff 或いはPBonを検出するよ
うにしたので(図16のタイミングチャート参照)、吸
気圧PBoff 或いはPBonの誤検知を抑制でき、以って
誤診断を一層確実に回避でき、延いては一層高精度にア
シストエア供給装置の機能診断を行うことができる。
d、Txを設定するようにして、吸気圧PBが安定して
いるときに、アシストエア制御弁10の閉弁時或いは開
弁時における吸気圧PBoff 或いはPBonを検出するよ
うにしたので(図16のタイミングチャート参照)、吸
気圧PBoff 或いはPBonの誤検知を抑制でき、以って
誤診断を一層確実に回避でき、延いては一層高精度にア
シストエア供給装置の機能診断を行うことができる。
【0076】そして、前記診断条件には、機関水温Tw
が所定範囲内にあること、機関回転速度Nが所定範囲内
にあること、車速Vが所定範囲内にあること、大気圧が
所定以上であること等を、診断精度向上等のために含め
ることができる。なお、診断条件を、定常の機関運転状
態であり、かつ、スロットル弁を通過する吸入空気の流
速が音速以上となる運転状態とすることができる。この
条件は、例えばスロットル弁3の前後差圧が大きい状態
(所定の低負荷)であるから、アシストエア制御弁10
の開閉切換に伴う吸気圧変化(ΔPB)を大きくできる
ため、診断精度を向上させることができることになる。
そして、スロットル弁を通過する吸入空気の流速が音速
以上となる運転状態は、例えば、吸気圧、吸入空気流
量、基本燃料噴射量の1つから検出することができる
(図15参照)。
が所定範囲内にあること、機関回転速度Nが所定範囲内
にあること、車速Vが所定範囲内にあること、大気圧が
所定以上であること等を、診断精度向上等のために含め
ることができる。なお、診断条件を、定常の機関運転状
態であり、かつ、スロットル弁を通過する吸入空気の流
速が音速以上となる運転状態とすることができる。この
条件は、例えばスロットル弁3の前後差圧が大きい状態
(所定の低負荷)であるから、アシストエア制御弁10
の開閉切換に伴う吸気圧変化(ΔPB)を大きくできる
ため、診断精度を向上させることができることになる。
そして、スロットル弁を通過する吸入空気の流速が音速
以上となる運転状態は、例えば、吸気圧、吸入空気流
量、基本燃料噴射量の1つから検出することができる
(図15参照)。
【0077】また、本実施形態では、機関運転パラメー
タ変化量である吸気圧PBの変化(ΔPB)に基づいて
診断する構成として説明したが、本発明の機関運転パラ
メータ変化量は、これに限定されるものではなく、吸入
空気流量Qの変化(ΔQ)、機関回転速度の変化(Δ
N)、燃料噴射量変化(ΔTP)、所定のアイドル運転
時に目標回転速度に近づくようにアイドル回転速度のフ
ィードバック制御を行っている場合における前記アイド
ル制御弁19の開度制御量の変化等とすることも可能で
ある。
タ変化量である吸気圧PBの変化(ΔPB)に基づいて
診断する構成として説明したが、本発明の機関運転パラ
メータ変化量は、これに限定されるものではなく、吸入
空気流量Qの変化(ΔQ)、機関回転速度の変化(Δ
N)、燃料噴射量変化(ΔTP)、所定のアイドル運転
時に目標回転速度に近づくようにアイドル回転速度のフ
ィードバック制御を行っている場合における前記アイド
ル制御弁19の開度制御量の変化等とすることも可能で
ある。
【0078】このように、本実施形態によれば、アシス
トエア供給装置の機能診断時には、アシストエア量分を
補正するためのISCAAI補正量ISCAAIHOSを0に
セットして、該機能診断に伴うアシストエア制御弁10
の強制的な開閉切換による吸気圧差(正常であれば生じ
るであろう吸気圧差)を確保できるようにしたので、ア
シストエア供給装置の機能診断での誤診断の発生を防止
することができる。
トエア供給装置の機能診断時には、アシストエア量分を
補正するためのISCAAI補正量ISCAAIHOSを0に
セットして、該機能診断に伴うアシストエア制御弁10
の強制的な開閉切換による吸気圧差(正常であれば生じ
るであろう吸気圧差)を確保できるようにしたので、ア
シストエア供給装置の機能診断での誤診断の発生を防止
することができる。
【0079】従って、例えばアシストエア通路やアシス
トエア制御弁のつまり、アシストエア制御弁の作動不良
等の機能異常を高精度に診断することができる。この一
方、通常(アシストエア供給装置の機能診断時以外)の
アシストエア供給時には、アシストエア供給に伴うアシ
ストエア量による吸入空気量変化相当分(アシストエア
補正量ISCAAIHOS)により、ISC制御量ISCONを
直接補正するようにしたので、迅速に、アシストエア供
給に伴う吸入空気量変化に見合ったISC制御量ISC
ONを得ることができるから、従来のようにフィードバッ
ク補正量ISCfb(延いてはP分やI分)を可変設定し
てフィードバック制御の実行により前記変化相当分を徐
々に補正するものに比べ、アシストエア供給を行っても
(或いは供給→停止しても)アイドル回転速度を目標ア
イドル回転速度に高い収束速度で制御することができ
る。
トエア制御弁のつまり、アシストエア制御弁の作動不良
等の機能異常を高精度に診断することができる。この一
方、通常(アシストエア供給装置の機能診断時以外)の
アシストエア供給時には、アシストエア供給に伴うアシ
ストエア量による吸入空気量変化相当分(アシストエア
補正量ISCAAIHOS)により、ISC制御量ISCONを
直接補正するようにしたので、迅速に、アシストエア供
給に伴う吸入空気量変化に見合ったISC制御量ISC
ONを得ることができるから、従来のようにフィードバッ
ク補正量ISCfb(延いてはP分やI分)を可変設定し
てフィードバック制御の実行により前記変化相当分を徐
々に補正するものに比べ、アシストエア供給を行っても
(或いは供給→停止しても)アイドル回転速度を目標ア
イドル回転速度に高い収束速度で制御することができ
る。
【0080】また、加減速時には、加減速補正量ISC
TRによって、ISC制御量ISCONを直接補正するよう
にしたので、加減速度合いに見合ったISC制御量IS
CONを得ることができるから、運転性を改善することが
できる。従って、アシストエア供給を行っても、従来の
ような減速感の低下と言った事態を回避することができ
る。
TRによって、ISC制御量ISCONを直接補正するよう
にしたので、加減速度合いに見合ったISC制御量IS
CONを得ることができるから、運転性を改善することが
できる。従って、アシストエア供給を行っても、従来の
ような減速感の低下と言った事態を回避することができ
る。
【0081】更に、本実施形態では、アシストエア補正
量ISCAAIHOSを求める際には、外気温度や大気圧等の
環境変化を加味できるようにしたので、環境変化延いて
は空気密度変化等によるアシストエア量変化分を補償す
ることができるので、より一層高精度にアシストエア補
正量ISCAAIHOSを設定でき、延いては一層高精度にア
イドル回転速度を目標アイドル回転速度に制御すること
ができる。
量ISCAAIHOSを求める際には、外気温度や大気圧等の
環境変化を加味できるようにしたので、環境変化延いて
は空気密度変化等によるアシストエア量変化分を補償す
ることができるので、より一層高精度にアシストエア補
正量ISCAAIHOSを設定でき、延いては一層高精度にア
イドル回転速度を目標アイドル回転速度に制御すること
ができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アシストエア供給装置の機能診断中は、アシストエア量
分を補正するための前記補助空気制御弁の制御量の補正
制御を禁止するようにしたので、診断のためにアシスト
エア制御弁の強制的な開閉を行っても、機関運転パラメ
ータ変化量(正常であれば生じるであろう変化量)を十
分大きくできるため、機関運転パラメータ変化量に基づ
くアシストエア供給装置の機能診断での誤診断を防止す
ることができる。このため、例えばアシストエア通路や
アシストエア制御弁のつまり、アシストエア制御弁の作
動不良等の機能異常を高精度に診断することができる。
アシストエア供給装置の機能診断中は、アシストエア量
分を補正するための前記補助空気制御弁の制御量の補正
制御を禁止するようにしたので、診断のためにアシスト
エア制御弁の強制的な開閉を行っても、機関運転パラメ
ータ変化量(正常であれば生じるであろう変化量)を十
分大きくできるため、機関運転パラメータ変化量に基づ
くアシストエア供給装置の機能診断での誤診断を防止す
ることができる。このため、例えばアシストエア通路や
アシストエア制御弁のつまり、アシストエア制御弁の作
動不良等の機能異常を高精度に診断することができる。
【0083】また、通常(アシストエア供給装置の機能
診断時以外)のアシストエア供給時には、アシストエア
供給に伴うアシストエア量による吸入空気量変化相当分
により、前記補助空気制御弁の制御量を直接補正するの
で、迅速に、アシストエア供給に伴う吸入空気量変化に
見合った制御量を得ることができるため、アシストエア
供給を行っても(或いは供給→停止しても)、アイドル
回転速度を目標アイドル回転速度に高い収束速度で制御
することができる。
診断時以外)のアシストエア供給時には、アシストエア
供給に伴うアシストエア量による吸入空気量変化相当分
により、前記補助空気制御弁の制御量を直接補正するの
で、迅速に、アシストエア供給に伴う吸入空気量変化に
見合った制御量を得ることができるため、アシストエア
供給を行っても(或いは供給→停止しても)、アイドル
回転速度を目標アイドル回転速度に高い収束速度で制御
することができる。
【0084】なお、前記機関運転パラメータは、吸入空
気流量、吸気管内圧力、機関回転速度、燃料噴射量、ア
イドル制御弁の開度制御量の何れかとすることができる
ものである。
気流量、吸気管内圧力、機関回転速度、燃料噴射量、ア
イドル制御弁の開度制御量の何れかとすることができる
ものである。
【図1】本発明の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すシステム図である。
【図3】同上実施形態に係るISC制御内容を示すフロ
ーチャートである(その1)。
ーチャートである(その1)。
【図4】同上実施形態に係るISC制御内容を示すフロ
ーチャートである(その2)。
ーチャートである(その2)。
【図5】同上実施形態に係るISC制御内容を示すフロ
ーチャートである(その3)。
ーチャートである(その3)。
【図6】同上実施形態に係るアシストエア補正量を求め
るルーチンを示すフローチャートである。
るルーチンを示すフローチャートである。
【図7】同上実施形態に係る外気温補正量TRを求める
ルーチンを示すフローチャートである。
ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】同上実施形態に係る大気圧補正量KALTを求
めるルーチンを示すフローチャートである。
めるルーチンを示すフローチャートである。
【図9】同上実施形態に係るアシストエア供給装置の機
能診断ルーチンを示すフローチャートである(その
1)。
能診断ルーチンを示すフローチャートである(その
1)。
【図10】同上実施形態におけるアシストエア供給装置の
機能診断ルーチンを説明するフローチャートである(そ
の2)。
機能診断ルーチンを説明するフローチャートである(そ
の2)。
【図11】同上実施形態におけるアシストエア供給装置の
機能診断ルーチンを説明するフローチャートである(そ
の3)。
機能診断ルーチンを説明するフローチャートである(そ
の3)。
【図12】同上実施形態におけるアシストエア供給装置の
機能診断ルーチンを説明するフローチャートである(そ
の4)。
機能診断ルーチンを説明するフローチャートである(そ
の4)。
【図13】同上実施形態における吸気圧PBon,PBoff
の検出ルーチンを説明するフローチャートである。
の検出ルーチンを説明するフローチャートである。
【図14】同上実施形態における燃料カット(F/C)領
域を説明するテーブルの一例である。
域を説明するテーブルの一例である。
【図15】同上実施形態における吸入空気の流速が音速以
上となる運転領域を説明するテーブルの一例である。
上となる運転領域を説明するテーブルの一例である。
【図16】同上実施形態における診断方法(ディレイ時間
等)を説明するタイミングチャートである。
等)を説明するタイミングチャートである。
【図17】本発明の作用効果を説明するタイミングチャー
トである。
トである。
1 機関(エンジン) 3 スロットル弁 6 燃料噴射弁 8 アシストエア通路 10 アシストエア制御弁 12 クランク角センサ 13 水温センサ 18 補助空気通路(バイパス通路) 19 補助空気制御弁(アイドル制御弁) 20 吸気温センサ 21 燃料温度センサ 50 コントロールユニット
Claims (2)
- 【請求項1】スロットル弁下流に設けられた燃料噴射弁
の噴孔近傍にスロットル弁上流より吸入空気の一部を導
くアシストエア通路と、前記アシストエア通路に介装さ
れたアシストエア制御弁と、を含んで構成されたアシス
トエア供給装置と、 スロットル弁をバイパスして再び吸気通路に合流する補
助空気通路に介装された補助空気制御弁の開度を制御し
てアイドル回転速度を目標回転速度に制御するようにし
たアイドル制御装置と、 を含んで構成された内燃機関のアシストエア供給装置の
診断装置であって、 前記アイドル制御装置が、前記アシストエア供給装置に
よるアシストエア供給に伴う吸入空気量変化相当分を算
出し、該算出された吸入空気量変化相当分に基づいて前
記補助空気制御弁の制御量を補正する制御量補正手段を
含んで構成されたものである場合に、 前記アシストエア制御弁を強制的に開閉させた際の機関
運転パラメータの変化量に基づいて、アシストエア供給
装置の異常を診断する診断手段と、 前記診断手段による診断中に、前記制御量補正手段によ
る補正を禁止する補正禁止手段と、 を含んで構成したことを特徴とするアシストエア供給装
置の診断装置。 - 【請求項2】前記機関運転パラメータが、吸入空気流
量、吸気管内圧力、機関回転速度、燃料噴射量、アイド
ル制御弁の開度制御量の何れかであることを特徴とする
請求項1に記載のアシストエア供給装置の診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10084385A JPH11280616A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | アシストエア供給装置の診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10084385A JPH11280616A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | アシストエア供給装置の診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11280616A true JPH11280616A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13829105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10084385A Pending JPH11280616A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | アシストエア供給装置の診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11280616A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1098081A3 (en) * | 1999-11-05 | 2002-04-17 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Diagnostic apparatus for assist air supply system of engine |
-
1998
- 1998-03-30 JP JP10084385A patent/JPH11280616A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1098081A3 (en) * | 1999-11-05 | 2002-04-17 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Diagnostic apparatus for assist air supply system of engine |
AU772106B2 (en) * | 1999-11-05 | 2004-04-08 | Fuji Jukogyo K.K. | Diagnostic apparatus for assist air supply system of engine |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040406 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040824 |