JPH11279099A - エーテル化合物の製造方法 - Google Patents
エーテル化合物の製造方法Info
- Publication number
- JPH11279099A JPH11279099A JP11792998A JP11792998A JPH11279099A JP H11279099 A JPH11279099 A JP H11279099A JP 11792998 A JP11792998 A JP 11792998A JP 11792998 A JP11792998 A JP 11792998A JP H11279099 A JPH11279099 A JP H11279099A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- monoalcohol
- alkyl
- solvent
- reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- -1 ether compound Chemical class 0.000 title claims abstract description 33
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 18
- RTZKZFJDLAIYFH-UHFFFAOYSA-N ether Substances CCOCC RTZKZFJDLAIYFH-UHFFFAOYSA-N 0.000 title abstract description 3
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims abstract description 39
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 19
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims abstract description 17
- 239000002904 solvent Substances 0.000 claims abstract description 11
- 150000007514 bases Chemical class 0.000 claims abstract description 10
- KEAYESYHFKHZAL-UHFFFAOYSA-N Sodium Chemical compound [Na] KEAYESYHFKHZAL-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 5
- 125000005843 halogen group Chemical group 0.000 claims abstract description 5
- 229910000104 sodium hydride Inorganic materials 0.000 claims abstract description 5
- 239000012312 sodium hydride Substances 0.000 claims abstract description 5
- UTGFOWQYZKTZTN-UHFFFAOYSA-N hepta-1,6-dien-4-ol Chemical compound C=CCC(O)CC=C UTGFOWQYZKTZTN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 3
- 125000000217 alkyl group Chemical group 0.000 claims description 7
- 238000006959 Williamson synthesis reaction Methods 0.000 abstract description 10
- 229910052736 halogen Inorganic materials 0.000 abstract 1
- WYURNTSHIVDZCO-UHFFFAOYSA-N Tetrahydrofuran Chemical compound C1CCOC1 WYURNTSHIVDZCO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- WVDDGKGOMKODPV-UHFFFAOYSA-N Benzyl alcohol Chemical class OCC1=CC=CC=C1 WVDDGKGOMKODPV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- ZJPABYHCRAGFLO-UHFFFAOYSA-N 1-bromo-10-hepta-1,6-dien-4-yloxydecane Chemical compound BrCCCCCCCCCCOC(CC=C)CC=C ZJPABYHCRAGFLO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000006227 byproduct Substances 0.000 description 3
- 239000000543 intermediate Substances 0.000 description 3
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 3
- YLQBMQCUIZJEEH-UHFFFAOYSA-N tetrahydrofuran Natural products C=1C=COC=1 YLQBMQCUIZJEEH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- ACIAHEMYLLBZOI-ZZXKWVIFSA-N Unsaturated alcohol Chemical class CC\C(CO)=C/C ACIAHEMYLLBZOI-ZZXKWVIFSA-N 0.000 description 2
- 125000004432 carbon atom Chemical group C* 0.000 description 2
- GTQHJCOHNAFHRE-UHFFFAOYSA-N 1,10-dibromodecane Chemical compound BrCCCCCCCCCCBr GTQHJCOHNAFHRE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005160 1H NMR spectroscopy Methods 0.000 description 1
- WKBOTKDWSSQWDR-UHFFFAOYSA-N Bromine atom Chemical group [Br] WKBOTKDWSSQWDR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- DGAQECJNVWCQMB-PUAWFVPOSA-M Ilexoside XXIX Chemical compound C[C@@H]1CC[C@@]2(CC[C@@]3(C(=CC[C@H]4[C@]3(CC[C@@H]5[C@@]4(CC[C@@H](C5(C)C)OS(=O)(=O)[O-])C)C)[C@@H]2[C@]1(C)O)C)C(=O)O[C@H]6[C@@H]([C@H]([C@@H]([C@H](O6)CO)O)O)O.[Na+] DGAQECJNVWCQMB-PUAWFVPOSA-M 0.000 description 1
- 239000003905 agrochemical Substances 0.000 description 1
- 235000019445 benzyl alcohol Nutrition 0.000 description 1
- 239000007795 chemical reaction product Substances 0.000 description 1
- 239000007810 chemical reaction solvent Substances 0.000 description 1
- 229910052801 chlorine Inorganic materials 0.000 description 1
- 125000001309 chloro group Chemical group Cl* 0.000 description 1
- 238000004587 chromatography analysis Methods 0.000 description 1
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 125000004122 cyclic group Chemical group 0.000 description 1
- 238000005695 dehalogenation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004821 distillation Methods 0.000 description 1
- 239000003814 drug Substances 0.000 description 1
- 239000012776 electronic material Substances 0.000 description 1
- 238000006266 etherification reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000706 filtrate Substances 0.000 description 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 1
- 150000004678 hydrides Chemical class 0.000 description 1
- 125000002887 hydroxy group Chemical group [H]O* 0.000 description 1
- 229910017053 inorganic salt Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002480 mineral oil Substances 0.000 description 1
- 235000010446 mineral oil Nutrition 0.000 description 1
- 230000035484 reaction time Effects 0.000 description 1
- 230000009257 reactivity Effects 0.000 description 1
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 description 1
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
- 239000011734 sodium Substances 0.000 description 1
- 229910052708 sodium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000001308 synthesis method Methods 0.000 description 1
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウイリアムソン合成法によりモノアルコール
化合物とジハロゲン化アルキル化合物を反応させ、高収
率でモノハロゲン化アルキルエーテル化合物を製造する
方法を提供すること。 【解決手段】 モノアルコール化合物とジハロゲン化ア
ルキル化合物を、モノアルコール化合物をアルコラート
にしうる塩基性化合物の存在下で反応させて、モノハロ
ゲン化アルキルエーテル化合物を製造する方法におい
て、当該反応を無溶剤下で行なう。
化合物とジハロゲン化アルキル化合物を反応させ、高収
率でモノハロゲン化アルキルエーテル化合物を製造する
方法を提供すること。 【解決手段】 モノアルコール化合物とジハロゲン化ア
ルキル化合物を、モノアルコール化合物をアルコラート
にしうる塩基性化合物の存在下で反応させて、モノハロ
ゲン化アルキルエーテル化合物を製造する方法におい
て、当該反応を無溶剤下で行なう。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウイリアムソン合
成法によりモノアルコール化合物とジハロゲン化アルキ
ル化合物を反応させ、医薬、農薬、食品、電子材料など
の各種の分野で有用な製造中間体となりうるモノハロゲ
ン化アルキルエーテル化合物を製造する方法に関する。
成法によりモノアルコール化合物とジハロゲン化アルキ
ル化合物を反応させ、医薬、農薬、食品、電子材料など
の各種の分野で有用な製造中間体となりうるモノハロゲ
ン化アルキルエーテル化合物を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】モノハロゲン化アルキルエーテル化合物
は、各種の分野において有機合成中間体として広く活用
されている。かかるモノハロゲン化アルキルエーテル化
合物の製造方法としては、たとえばアルコール化合物と
ハロゲン化化合物を、水素化ナトリウム等の塩基性化合
物の存在下に、テトラヒドロフラン等の溶媒中で反応さ
せてエーテル化合物を製造するウイリアムソン合成法を
応用して、ジハロゲンアルキル化合物の片末端のみをモ
ノアルコール化合物でエーテル化する方法が一般的に活
用されている。しかしながら、前記ウイリアムソン合成
法においては、反応点が2個あるジハロゲン化アルキル
化合物を原料に用いているため、ジハロゲン化アルキル
の両末端がエーテル化されたジエーテル化合物や、ジハ
ロゲン化アルキル化合物の脱ハロゲン化水素物等の多量
の副生物を生じ、目的とするモノハロゲン化アルキルエ
ーテル化合物の収率が低い。
は、各種の分野において有機合成中間体として広く活用
されている。かかるモノハロゲン化アルキルエーテル化
合物の製造方法としては、たとえばアルコール化合物と
ハロゲン化化合物を、水素化ナトリウム等の塩基性化合
物の存在下に、テトラヒドロフラン等の溶媒中で反応さ
せてエーテル化合物を製造するウイリアムソン合成法を
応用して、ジハロゲンアルキル化合物の片末端のみをモ
ノアルコール化合物でエーテル化する方法が一般的に活
用されている。しかしながら、前記ウイリアムソン合成
法においては、反応点が2個あるジハロゲン化アルキル
化合物を原料に用いているため、ジハロゲン化アルキル
の両末端がエーテル化されたジエーテル化合物や、ジハ
ロゲン化アルキル化合物の脱ハロゲン化水素物等の多量
の副生物を生じ、目的とするモノハロゲン化アルキルエ
ーテル化合物の収率が低い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ウイリアム
ソン合成法によりモノアルコール化合物とジハロゲン化
アルキル化合物を反応させ、高収率でモノハロゲン化ア
ルキルエーテル化合物を製造する方法を提供することを
目的とする。
ソン合成法によりモノアルコール化合物とジハロゲン化
アルキル化合物を反応させ、高収率でモノハロゲン化ア
ルキルエーテル化合物を製造する方法を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記課題を解
決すべく鋭意検討を重ねた結果、通常、テトラヒドロフ
ラン等の溶媒中で行なうことが常識とされているウイリ
アムソン合成法を、モノアルコール化合物とジハロゲン
化アルキル化合物を反応させるモノハロゲン化アルキル
エーテル化合物を製造するウイリアムソン合成法におい
ては、当該反応を無溶媒下で行うことにより副生成物が
減少し、目的のモノハロゲン化エーテル化合物を高効率
で得られることを見出した。本発明はかかる新たな知見
に基づいて完成されたものである。
決すべく鋭意検討を重ねた結果、通常、テトラヒドロフ
ラン等の溶媒中で行なうことが常識とされているウイリ
アムソン合成法を、モノアルコール化合物とジハロゲン
化アルキル化合物を反応させるモノハロゲン化アルキル
エーテル化合物を製造するウイリアムソン合成法におい
ては、当該反応を無溶媒下で行うことにより副生成物が
減少し、目的のモノハロゲン化エーテル化合物を高効率
で得られることを見出した。本発明はかかる新たな知見
に基づいて完成されたものである。
【0005】すなわち、本発明は、モノアルコール化合
物とジハロゲン化アルキル化合物を、モノアルコール化
合物をアルコラートにしうる塩基性化合物の存在下で反
応させて、モノハロゲン化アルキルエーテル化合物を製
造する方法において、当該反応を無溶剤下で行なうこと
を特徴とするモノハロゲン化アルキルエーテル化合物の
製造方法に関する。
物とジハロゲン化アルキル化合物を、モノアルコール化
合物をアルコラートにしうる塩基性化合物の存在下で反
応させて、モノハロゲン化アルキルエーテル化合物を製
造する方法において、当該反応を無溶剤下で行なうこと
を特徴とするモノハロゲン化アルキルエーテル化合物の
製造方法に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の原料となるモノアルコー
ル化合物としては、ウイリアムソン合成法に供しうる分
子中に水酸基を1つ有する各種の化合物を使用できる。
モノアルコール化合物としては、たとえば、1級、2級
または3級のいずれのモノアルコール化合物を使用でき
るが反応性の点から1級または2級のモノアルコール化
合物が好ましい。またモノアルコール化合物としては、
直鎖、分岐鎖もしくは環状の飽和または不飽和アルコー
ル化合物、ベンジルアルコール等の芳香族アルコール化
合物を使用できる。モノアルコール化合物の炭素数は特
に制限されないが、炭素数5〜15程度のものを好まし
く使用できる。これらモノアルコール化合物のなかで
も、本発明の製造方法の適用は、1,6−ヘプタジエン
−4−オールのような不飽和アルコール化合物が、得ら
れるモノハロゲン化アルキルエーテル化合物の合成中間
体としての各種反応への多様な応用性に優れる点で好ま
しい。
ル化合物としては、ウイリアムソン合成法に供しうる分
子中に水酸基を1つ有する各種の化合物を使用できる。
モノアルコール化合物としては、たとえば、1級、2級
または3級のいずれのモノアルコール化合物を使用でき
るが反応性の点から1級または2級のモノアルコール化
合物が好ましい。またモノアルコール化合物としては、
直鎖、分岐鎖もしくは環状の飽和または不飽和アルコー
ル化合物、ベンジルアルコール等の芳香族アルコール化
合物を使用できる。モノアルコール化合物の炭素数は特
に制限されないが、炭素数5〜15程度のものを好まし
く使用できる。これらモノアルコール化合物のなかで
も、本発明の製造方法の適用は、1,6−ヘプタジエン
−4−オールのような不飽和アルコール化合物が、得ら
れるモノハロゲン化アルキルエーテル化合物の合成中間
体としての各種反応への多様な応用性に優れる点で好ま
しい。
【0007】本発明で用いるジハロゲン化アルキル化合
物は、ウイリアムソン法に供しうるハロゲン原子を分子
中に2個有するジハロゲン化アルキル化合物であれば本
質的にいずれでもよい。たとえば、ジハロゲン化アルキ
ル化合物としては、一般式(1):X(CH2)nX(式
中、Xは塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子、nは1
以上の整数)で表される化合物が好ましく用いられる。
前記一般式(1)で表されるジハロゲン化アルキル化合
物としては、nが5〜15程度のものが特に好ましい。
物は、ウイリアムソン法に供しうるハロゲン原子を分子
中に2個有するジハロゲン化アルキル化合物であれば本
質的にいずれでもよい。たとえば、ジハロゲン化アルキ
ル化合物としては、一般式(1):X(CH2)nX(式
中、Xは塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子、nは1
以上の整数)で表される化合物が好ましく用いられる。
前記一般式(1)で表されるジハロゲン化アルキル化合
物としては、nが5〜15程度のものが特に好ましい。
【0008】ジハロゲン化アルキル化合物の使用量は、
モノヒドロキシ化合物1モル部に対して少なくとも1モ
ル部以上使用するが、ジハロゲン化アルキル化合物はエ
ーテル化の原料としてだけでなく、反応溶媒としての機
能をもたすとともに、副生成物を減少させためにモノヒ
ドロキシ化合物1モル部に対して少なくとも1.5モル
部以上の過剰量を用いるのが好ましい。なお、使用量の
上限は特に制限されないが、2.5モル部以下とするの
が好ましい。
モノヒドロキシ化合物1モル部に対して少なくとも1モ
ル部以上使用するが、ジハロゲン化アルキル化合物はエ
ーテル化の原料としてだけでなく、反応溶媒としての機
能をもたすとともに、副生成物を減少させためにモノヒ
ドロキシ化合物1モル部に対して少なくとも1.5モル
部以上の過剰量を用いるのが好ましい。なお、使用量の
上限は特に制限されないが、2.5モル部以下とするの
が好ましい。
【0009】モノアルコール化合物をアルコラートにし
うる塩基性化合物は、通常、ウイリアムソン合成法に用
いられている各種の塩基性化合物を使用できる。たとえ
ば、水素化ナトリウム、金属ナトリウム等が好ましく用
いられる。当該塩基性化合物の使用量は、通常、モノア
ルコール化合物1モル部に対して、1モル部程度が使用
される。
うる塩基性化合物は、通常、ウイリアムソン合成法に用
いられている各種の塩基性化合物を使用できる。たとえ
ば、水素化ナトリウム、金属ナトリウム等が好ましく用
いられる。当該塩基性化合物の使用量は、通常、モノア
ルコール化合物1モル部に対して、1モル部程度が使用
される。
【0010】本発明のモノハロゲン化アルキルエーテル
化合物の製造は、通常のウイリアムソン法に準じて、モ
ノアルコール化合物とジハロゲン化アルキル化合物を、
前記塩基性化合物の存在下で反応を開始させる。ただ
し、当該反応は無溶剤下で行なう。反応温度は特に制限
されないが、反応時間や反応液の着色を考慮すれば、通
常、80〜90℃程度とするのが好ましい。反応終了後
は、反応で生成した無機塩類を濾過等の適宜の方法で除
去した反応液から蒸留法、クロマトグラフィー法等の方
法により、目的のモノハロゲン化アルキルエーテル化合
物を高純度で取得する。得られたモノハロゲン化アルキ
ルエーテル化合物はの収率は、モノアルコール化合物を
基準に、通常30〜65モル%程度である。
化合物の製造は、通常のウイリアムソン法に準じて、モ
ノアルコール化合物とジハロゲン化アルキル化合物を、
前記塩基性化合物の存在下で反応を開始させる。ただ
し、当該反応は無溶剤下で行なう。反応温度は特に制限
されないが、反応時間や反応液の着色を考慮すれば、通
常、80〜90℃程度とするのが好ましい。反応終了後
は、反応で生成した無機塩類を濾過等の適宜の方法で除
去した反応液から蒸留法、クロマトグラフィー法等の方
法により、目的のモノハロゲン化アルキルエーテル化合
物を高純度で取得する。得られたモノハロゲン化アルキ
ルエーテル化合物はの収率は、モノアルコール化合物を
基準に、通常30〜65モル%程度である。
【0011】
【発明の効果】本発明の製造方法によればモノハロゲン
化アルキルエーテル化合物を、簡便かつ高効率で製造で
きる。また、本発明の製造方法では、反応を無溶媒中で
行なうため、一般的なウイリアムソン合成法に比べて、
溶媒の除去工程が不要となり、製造工程を短縮できる。
化アルキルエーテル化合物を、簡便かつ高効率で製造で
きる。また、本発明の製造方法では、反応を無溶媒中で
行なうため、一般的なウイリアムソン合成法に比べて、
溶媒の除去工程が不要となり、製造工程を短縮できる。
【0012】
【実施例】以下本発明を実施例により詳細するが、本発
明がこれらによって限定されるものではない。
明がこれらによって限定されるものではない。
【0013】実施例1 60重量%水素化ナトリウム(ミネラルオイル中)41
7gと1,10−ジブロモデカン701gとを0℃にて
懸濁させ、次いで、これに1,6−ヘプタジエン−4−
オール131gを加えた。反応液を70℃に加熱し6時
間撹拌した。反応終了後、室温まで冷却し、副生した無
機塩を濾過した。濾液を減圧蒸留することにより10−
ブロモデカニル 1,6−ヘプタジエン−4−イル エー
テル(195g、収率50モル%)を得た。なお、10
−ブロモデカニル 1,6−ヘプタジエン−4−イル エ
ーテル、1H−NMR(CDCl3)により確認した。
7gと1,10−ジブロモデカン701gとを0℃にて
懸濁させ、次いで、これに1,6−ヘプタジエン−4−
オール131gを加えた。反応液を70℃に加熱し6時
間撹拌した。反応終了後、室温まで冷却し、副生した無
機塩を濾過した。濾液を減圧蒸留することにより10−
ブロモデカニル 1,6−ヘプタジエン−4−イル エー
テル(195g、収率50モル%)を得た。なお、10
−ブロモデカニル 1,6−ヘプタジエン−4−イル エ
ーテル、1H−NMR(CDCl3)により確認した。
【0014】比較例1 実施例1において、溶媒として、テトラヒドロフラン1
100mlを用いた以外は実施例1と同様の反応を行い
10−ブロモデカニル 1,6−ヘプタジエン−4−イ
ル エーテル(104g、収率27モル%)を得た。
100mlを用いた以外は実施例1と同様の反応を行い
10−ブロモデカニル 1,6−ヘプタジエン−4−イ
ル エーテル(104g、収率27モル%)を得た。
Claims (7)
- 【請求項1】 モノアルコール化合物とジハロゲン化ア
ルキル化合物を、モノアルコール化合物をアルコラート
にしうる塩基性化合物の存在下で反応させて、モノハロ
ゲン化アルキルエーテル化合物を製造する方法におい
て、当該反応を無溶剤下で行なうことを特徴とするモノ
ハロゲン化アルキルエーテル化合物の製造方法。 - 【請求項2】 モノヒドロキシ化合物1モル部に対し、
ジハロゲン化アルキル化合物を1.5モル部以上使用す
る請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 モノヒドロキシ化合物が、不飽和アルコ
ール化合物である請求項1または2記載の製造方法。 - 【請求項4】 モノヒドロキシ化合物が、1,6−ヘプ
タジエン−4−オールである請求項3記載の製造方法。 - 【請求項5】 ジハロゲン化アルキル化合物が、一般式
(1):X(CH2)nX(式中、Xはハロゲン原子、n
は1以上の整数)で表される化合物である請求項1〜4
のいずれかに記載の製造方法。 - 【請求項6】 ジハロゲン化アルキル化合物が、一般式
(1):X(CH2)nX(式中、Xはハロゲン原子、
nは5〜15の整数)で表される化合物である請求項5
記載の製造方法。 - 【請求項7】 塩基性化合物が水素化ナトリウムである
請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11792998A JPH11279099A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | エーテル化合物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11792998A JPH11279099A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | エーテル化合物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11279099A true JPH11279099A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=14723707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11792998A Pending JPH11279099A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | エーテル化合物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11279099A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6466863B2 (en) | 2000-05-18 | 2002-10-15 | Denso Corporation | Traveling-path estimation apparatus for vehicle |
JP2007332060A (ja) * | 2006-06-13 | 2007-12-27 | Nippon Valqua Ind Ltd | フルオロ(アルキルビニルエーテル)およびその誘導体の製造方法 |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP11792998A patent/JPH11279099A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6466863B2 (en) | 2000-05-18 | 2002-10-15 | Denso Corporation | Traveling-path estimation apparatus for vehicle |
JP2007332060A (ja) * | 2006-06-13 | 2007-12-27 | Nippon Valqua Ind Ltd | フルオロ(アルキルビニルエーテル)およびその誘導体の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100458793B1 (ko) | 용매를 사용하지 않는 조건하에서의 글리시딜에테르화합물의 제조방법 | |
JP2000034239A (ja) | トリフルオロメチル化芳香族化合物の製造方法 | |
JPH11279099A (ja) | エーテル化合物の製造方法 | |
KR100619386B1 (ko) | 할로겐화 페닐말로네이트의 제조방법 | |
JPH06100487A (ja) | エーテル化合物の製造方法 | |
EP0260300A1 (en) | METHOD FOR PRODUCING STYROLED HYDROQUINONE. | |
JP4649733B2 (ja) | トリフルオロメチル基含有アセトフェノン化合物の製造方法 | |
JP4423717B2 (ja) | 3−置換−3−ハロメチルオキセタン化合物の合成法 | |
KR100203457B1 (ko) | 터르비나핀의 제조방법 | |
JP4188060B2 (ja) | 1−置換フェニル−ω−ブロモアルカンの製造法 | |
JP2706554B2 (ja) | 4―トリフルオロメチルアニリン誘導体及びその製造法 | |
AU590128B2 (en) | Synthesis of n-epoxypropyl lactams | |
JP2513490B2 (ja) | アルキルチオベンズアルデヒド類の製造方法 | |
JPH032146B2 (ja) | ||
JPH0159266B2 (ja) | ||
HU207984B (en) | Process for producing n-/n-propyl/-n-/2-phenoxy-ethyl/-amine | |
JP4243397B2 (ja) | 新規な不飽和2級アルコールおよびその製造法 | |
JPH0572895B2 (ja) | ||
JPH054387B2 (ja) | ||
KR20240069893A (ko) | 고순도 9-페닐카바졸 유도체의 신규한 제조방법 | |
WO1999058488A1 (en) | Improved process for the preparation of trifluoromethyl containing derivatives | |
JPH05985A (ja) | ジアルキルエーテル類の製造方法 | |
JPH07247267A (ja) | フェニルエーテル類の製造方法 | |
JP2001031595A (ja) | 1,3−シクロアルカジエンの製造法 | |
JPH0462314B2 (ja) |