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JPH11275623A - 移動無線通信システムにおける回線状況に応じたゾーン選択方法 - Google Patents

移動無線通信システムにおける回線状況に応じたゾーン選択方法

Info

Publication number
JPH11275623A
JPH11275623A JP10071868A JP7186898A JPH11275623A JP H11275623 A JPH11275623 A JP H11275623A JP 10071868 A JP10071868 A JP 10071868A JP 7186898 A JP7186898 A JP 7186898A JP H11275623 A JPH11275623 A JP H11275623A
Authority
JP
Japan
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zone
priority
condition
value
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10071868A
Other languages
English (en)
Inventor
Reiko Furusawa
礼子 古澤
武 ▼くぬぎ▲
Takeshi Kunugi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP10071868A priority Critical patent/JPH11275623A/ja
Priority to US09/198,207 priority patent/US6205335B1/en
Publication of JPH11275623A publication Critical patent/JPH11275623A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/02Access restriction performed under specific conditions
    • H04W48/06Access restriction performed under specific conditions based on traffic conditions

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、移動無線通信システムにおける回線
状況に応じたゾーン選択方法に関し、の発着信の接続先
や通話中切替え先がある特定のゾーンに集中しないよう
にすることを目的とする。 【解決手段】移動無線通信システムにおいて、呼の接続
先または通話中チャネルの切替え先のゾーンを選択する
にあたり、受信レベルの現状値に加えて、周辺ゾーンの
呼接続率と回線使用率の少なくとも一方を含む回線状況
の現状値も条件情報として反映させて自ゾーンと周辺ゾ
ーンに優先度を求め、この優先度に従ってゾーンを選択
するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動無線通信シス
テムにおける回線状況に応じたゾーン選択方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図32には移動無線通信システムの構成
概要が示される。図32において、移動網1は無線交換
機2によって構成される網であり、一般公衆網6と接続
している。無線交換機2は、無線移動機(加入者)5の
情報を管理する機能を有しており、基地局制御装置3か
らの発信接続依頼を処理したり、他の加入者からの接続
依頼のために該当移動機を呼び出したりする機能を備え
ている。基地局制御装置3は基地局装置4の監視、制御
を行うとともに、上位装置の無線交換機2と基地局装置
4との中継的役割を担っている。また通話無線回線の割
当てやトラヒック情報(回線使用率)の測定を行ってい
る。基地局装置4は、移動機との信号のやり取りや無線
回線の品質を監視する装置である。この基地局装置4配
下に無線ゾーン(またはセクタ)が構成される。移動機
5は移動無線機のことであり、加入者から発信または着
信をするために用いられる機器である。
【0003】かかる移動無線通信システムにおいては、
以下のような技術が知られている。 (a)回線選択論理の技術 移動機は待ち受け時のゾーン移行検出のために、報知
情報に含まれる周辺ゾーンのとまり木チャネルを監視
し、受信レベルを検出している。移動機は発信依頼また
は着信応答時に周辺ゾーン監視で得られた周辺ゾーンの
受信レベルを報告する。移動機から依頼または応答を受
信した無線交換局は、移動機が在圏するゾーンを優先的
に選択する。在圏ゾーンに空き通話チャネルが存在しな
いときには、上記で報告された受信レベルに基づいて接
続可能と判断されるゾーンに回線割当てが行われる。以
上は、文献1〔デジタル方式自動車電話システム 標準
規格(RCR−STD)〕を参照できる。
【0004】通話中の移動機は、ゾーン移行を検出す
るために、空きスロットを利用して周辺ゾーンの受信レ
ベルを測定する。周辺ゾーンの監視用のとまり木チャネ
ルの情報は無線状態報告情報にて与えられ、信号受信し
たら無線状態報告情報の確認を送信するとともに、受信
レベル検出を開始する(文献1を参照)。通話中にチャ
ネル切替えが必要となった場合、上記で報告された受信
レベルに基づいて切替え可能と判断されるゾーンを無線
交換局主動にて選択し、回線割当てが行われる。
【0005】それぞれの無線基地局の干渉エリア内に
位置する全ての近隣ゾーンの間で割当て可能なレベル条
件等にて選択ゾーンの枠を制限してしまう選択論理(フ
レキシブルリユース)もある。
【0006】上記〜項のいずれかにより選択され
たゾーンにて、空き回線を選択する方法として以下のも
のもある。すなわち、移動機には通話回線レートがフル
レートでのみ通信可能なタイプ(フルレート端末)とフ
ルレートでもハーフレートでも通信可能なタイプ(デュ
アルレート端末)とが存在する。この移動機のタイプに
より、割当て可能な通話回線の優先順位を判断して割り
当てることで、通話回線の使用効率を高める方法であ
る。
【0007】(b)通話中チャネル切替えの技術 通話中のチャネル切替え要因には現状で以下のようなも
のがある。 通話状態にて定期的に検出しているレベルの変化が規
定条件を満たした場合、移動機から切替えの依頼を無線
状態報告2にて無線交換局に依頼する方法(文献1を参
照)。
【0008】通話状態にて上りの無線品質を無線基地
局にて監視し、規定条件を満たさない場合、無線交換局
から自律的に無線品質の良いゾーンまたは通話回線へ切
替えを行う方法。
【0009】呼接続はハーフレートに割り当てたが、
接続後データ通信を行うため、回線のレート種別をフル
レートへ変更する必要が発生した際に、無線交換局から
自律でフルレート回線へ切替えを行う方法。
【0010】制御チャネルの切替えを行うための追い
出しチャネル切替えの方法。
【0011】(c)運用中の保守方法 現状では、運用中の無線交換局、無線基地局の保守/変
更を行う場合、該当ゾーン(無線基地局)配下から加入
者を排除(追い出し)しなければならない。この方法と
して以下のようなものがある。
【0012】新規加入者は規制情報にて割当てを不可
とすることが可能である。 通話中の呼に対しては加入者が終話または他ゾーンへ
無線要因により切替えが行われるまで待機する。 無線交換局からオペレータ操作にて強制切断する。
【0013】このように、従来の移動無線通信システム
では、移動機が発着信する接続先のゾーン、移動機が通
話中チャネル切替えを行うときの切替え先のゾーンの選
択は、全て移動機・基地局間の無線通信の受信レベルに
基づいて行っている。すなわち、受信レベルの最も大き
いゾーンに移動機が在圏していると判断して、その在圏
ゾーンに対して発着信したり、通話中チャンネル切替え
を行うなどしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】移動機が密集している
ゾーンは、回線使用率が高くなる。このため、かかる密
集ゾーンでは、当然のこととして空通話回線が少なくな
るので、移動機が周辺ゾーンを選択できない条件がある
と、当該密集ゾーンでの新規呼に対する呼接続率(通話
回線割当て成功率)が低下する。
【0015】例えば、受信レベルだけでゾーン選択を行
う場合には、同一位置に複数の移動機が存在している
と、それらの移動機は受信レベル条件では同一であるた
め、何れの移動機も現在在圏している自ゾーンとして同
一ゾーンを選択してしまう。このため、周辺に通話可能
な受信レベルの隣接ゾーンがありその隣接ゾーンには空
き回線がある場合であっても、ある特定ゾーン(例えば
駅周辺のゾーンなど)に呼の割当てが集中してしまい、
通話ができないことも生じてしまう。
【0016】また、このように、回線使用率が高いゾー
ンでは、周波数や無線送受信機等の資源に負荷がかか
る。これに対処するため、回線使用率を周辺ゾーンと平
均化しようとする場合には、周波数や無線送受信機の資
源の増設を行うことが必要となる。
【0017】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、呼の発着信の接続先や通話中切替え先がある
特定のゾーンに集中しないようにすることを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段および作用】上述の課題を
解決するために、本発明にかかる移動無線通信システム
における回線状況に応じたゾーン選択方法は、第1の形
態として、移動無線通信システムにおいて、呼の接続先
または通話中チャネルの切替え先のゾーンを選択するに
あたり、受信レベルの現状値に加えて、周辺ゾーンの呼
接続率と回線使用率の少なくとも一方を含む回線状況の
現状値も条件情報として反映させて自ゾーンと周辺ゾー
ンに優先度を求め、この優先度に従ってゾーンを選択す
るようにしたものである。これにより、受信レベルだけ
でなく周辺ゾーンの呼接続率あるいは回線使用率もゾー
ン選択時の条件情報として反映されるので、例えば回線
使用率や呼接続率が自ゾーンで高く、周辺ゾーンで低い
場合には、周辺ゾーンを接続先等として選択して自ゾー
ンの回線使用率や呼接続率を下げるなどすることがで
き、それによりトラヒックの分散を図り、接続の失敗を
減少させることが可能となる。
【0019】この第1の形態のゾーン選択方法において
は、第2の形態として、ゾーンの優先度の算出方法とし
て、各条件情報の現状値が基準値に対してどのくらいの
比重値を持つかを求め、各条件情報に優先度指数を設定
した優先度指数テーブルを設け、該求められた比重値に
該優先度指数を乗じて優先度を求めるようにできる。
【0020】この第2の形態のゾーン選択方法は、各条
件情報についてゾーンを選択可能な値を条件値として登
録する条件登録テーブルを備え、この条件値を基準値と
して用いて比重値を計算するように構成できる。
【0021】また上述の第1の形態のゾーン選択方法に
おいては、第3の形態として、ゾーンの優先度の算出方
法として、各条件情報に優先順位に対する優先度指数を
優先度指数テーブルに設定しておき、条件情報の現状値
に基づき優先順位を決定し、その優先順位によって各条
件情報毎に各ゾーンに優先度指数を付けて優先度を求め
るようにできる。
【0022】この第3の形態のゾーン選択方法は、各条
件情報についてゾーンを選択可能な値を条件値として登
録する条件登録テーブルを備え、各条件情報のこの条件
値と現状値とに基づいてゾーンに優先順位を決定するよ
うに構成できる。
【0023】上述のゾーンの優先度の算出方法として、
回線使用率が低いゾーンを回線使用率が高いゾーンより
も優先度を高くする、あるいは回線使用率が高いゾーン
を回線使用率が低いゾーンよりも優先度を高くするなど
することができる。
【0024】上述の各ゾーン選択方法では、複数のゾー
ンについて優先度が同一となったときにいずれの条件情
報を優先させるかを定めた優先条件登録テーブルを備
え、優先度が同一の複数のゾーンが算出された時には該
優先条件登録テーブルから引いた条件情報に基づいてい
ずれのゾーンを優先させるかを決めるように構成でき
る。この優先条件登録テーブルは、対象ゾーンの受信レ
ベル差に応じて複数の条件登録を行えるようにも構成で
きる。
【0025】上述のゾーン選択方法では、移動機からの
無線状態報告2または基地局からの品質劣化通知に基づ
いてゾーン切替えを行うにあたっては、自ゾーンを選択
対象から除外するようにできる。
【0026】また上述のゾーン選択方法では、基地局か
らの誤り率劣化通知による無線要因に基づいてゾーン切
替えを行うにあたっては、自ゾーンを選択対象とするよ
うにできる。
【0027】また上述のゾーン選択方法では、自律切替
え要因に基づいてゾーン切替えを行うにあたっては、自
ゾーンの選択対象から除外するようにできる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。この実施形態が適用される移動無線
通信システムの例は図32に示されたものと同じであ
る。
【0029】この実施形態では、新たな回線選択論理と
無線交換局からの自律切替え(追い出しチャネル切替
え)機能を採用し、各ゾーンのトラヒック(回線使用
率)を管理することで、新規呼の呼接続率(呼接続依頼
率)の向上と資源の有効利用を図るものである。なお、
ここで取り扱う各基地局(またはゾーン)の回線使用率
と呼接続率は、従来から基地局制御装置または無線交換
局にて計測されている情報である。
【0030】この回線選択論理は、ゾーン選択、回線割
当てが必要となる事象発生時(すなわち呼接続時と通話
中チャンネル切替え時)に用いられる。自律切替え機能
は、不要なゾーン切替え処理(切替え処理の頻発)を防
止するために、自律切替えが必要なゾーン条件であるか
否かをシステムデータとして持ち、対処する。
【0031】以下に、回線選択論理と自律切替え(追い
出しチャネル切替え)機能について順次説明する。
【0032】(A)回線選択論理 本発明における回線選択論理は、選択論理が必要となっ
た時点で移動機が通知してきた「受信レベル」と基地局
制御装置にて管理している条件情報(ここでは「呼接続
率」と「回線使用率」)をもとに現に在圏している自ゾ
ーンとその各周辺ゾーンの状況を把握し、その現状況に
基づいて、選択可能なゾーンの候補に各条件情報(「受
信レベル」「呼接続率」「回線使用率」)単位に優先度
を持たせ、全条件情報が満たされるゾーンでありかつ優
先度の高い順に接続先ゾーンとして選択するという論理
である。
【0033】よって、選択時における周辺ゾーンの状況
により、選択される周辺ゾーンの順位は自動的に変化す
る。また、同一優先度のゾーンが発生した場合には優先
度の判定処理を行う。
【0034】(A−1)ゾーン選択処理 図1に選択論理におけるゾーン選択処理フローを示す。
在圏している自ゾーンとその周辺ゾーンについて順次に
ゾーン選択可否の判定処理を行い、そのゾーンが通話回
線設定のために選択可能か、選択不可かを判定する。
【0035】まず、そのゾーンの各種の選択可能要因に
基づいて、そのゾーンが選択可能か否かの要因判定を行
う(ステップS2)。この要因としては、無線要因によ
るチャネル切替え要因、自律切替え要因、オンライン切
替え要因などがある。選択論理発生元のゾーンの要因に
より、各ゾーンの選択可否が異なる。例えばレベル切替
え要因の時は自ゾーンを選択不可と判定するなどであ
る。
【0036】次いで、受信レベルに基づいて選択可能か
否かを判定する(ステップS3)。この場合、次の2通
りがある。
【0037】無線要因による選択可否の判定は、無線
要因の種類により異なる。無線要因の種類としては、後
述する(i) 無線状態報告2/品質劣化( レベル) と(ii)
無線要因(誤り率)などが挙げられる。この判断内容は
現状の処理と同様である。
【0038】自律切替え要因による選択可否の判定
は、「自ゾーンの受信レベル+自律切替えレベル差」以
上かつ「割当て許可レベル」以上であれば選択可能、未
満であれば選択不可である。
【0039】次いで、呼接続率条件による選択可否の判
定を行う(ステップS4)。この場合、在圏ゾーンに設
定された該当ゾーンの規定条件値未満であれば選択可
能、規定条件値以上であれは選択不可である。
【0040】次いで、回線使用率条件による選択可否の
判定を行う(ステップS5)。この場合、在圏ゾーンに
設定された該当ゾーンの規定条件値未満であれば選択可
能、規定条件値以上であれば選択不可である。
【0041】(A−2)優先度の決定処理 優先度の決定は、基本的には、基準値となる値からどれ
だけ該当する情報に差があるかに基づきその順番に優先
度が決定される。この実施形態で説明する選択論理によ
る優先度の決定処理は、(i) 各条件情報の現状値が基準
値に対してどのくらいの比重(優先比重値)を持つかを
求め、さらに係数(優先度指数)を設定し、求められた
比重値にこの係数を乗じて優先度を調整する方法(以
下、比重方式という)、(ii)各条件情報に優先順位に対
する優先値(優先度指数)を予め設定しておき、条件情
報の現状値に基づき単純に優先順位を決定した後、その
優先順位によって各条件情報毎に各ゾーンの優先値(優
先度指数)を設定する方法(以下、順位方式という)、
の二通りがある。双方とも、各条件情報についての優先
度値を合計した値にて最終的な優先度が決定される。
【0042】まず、前者の優先比重と係数により決定処
理する比重方式を、図2に示す優先度決定処理フローを
参照して説明する。この比重方式では、まず、各条件情
報(ここでは「受信レベル」「呼接続率」「回線使用
率」の優先比重値を、 優先比重値=該当条件情報の現状値−基準値 で求め(ステップS11)、次いで、優先度値を、 優先度値=優先比重値×該当条件情報の優先度指数 により求め(ステップS12)、これら各条件情報の優
先度値を合計して、その合計値の大小に基づいて優先度
を決める(ステップS13)。ここで、各条件情報の優
先度指数は、図2に示すα、β、γ等のように予め規定
されている。
【0043】後者の、優先順位に応じた優先度指数によ
り優先度を決定する順位方式を、図3に示す優先度決定
処理フローを参照して説明する。この順位方式では、各
条件情報について、該当条件情報の現状値を優先順(受
信レベルの大きい順、あるいは呼接続率、回線使用率の
条件値からの差の大きい順)にソートして優先順位を求
める(ステップS21)。この優先順位に対して予め優
先度指数を規定しておき(ステップS3に示すα・・
σ)、上記求めた優先順位を優先度指数に変換して優先
度値を求め(ステップS22)、これら各条件情報の優
先度値を合計して、その合計値の大小に基づいて優先度
を決める(ステップS23)。
【0044】以下、上述の比重方式と順位方式の具体例
を示す。
【0045】(i)比重方式の優先度決定処理フロー
(図2)による優先度値の決定の具体例 図4には条件情報別の優先度指数テーブルの具体例が示
される。図示するように、条件情報として「受信レベ
ル」「呼接続率」「回線使用率」があり、「受信レベ
ル」に対しては「20」、「呼接続率」に対しては
「1」、「回線使用率」に対しては「2」がそれぞれ優
先度指数として設定される。以下、この具体例の値に基
づき各条件情報の優先度の求め方を説明する。
【0046】受信レベルの優先度 「受信レベル」の条件として、受信レベルが「自ゾーン
の受信レベル」+「自律切替えレベル差」までの範囲が
選択可能なゾーンである。よって、この値を「基準値」
として「周辺ゾーンの受信レベル」との差が優先度を求
める基本値となる。ここで、条件として「自律切替えレ
ベル差:−5dB」とする。
【0047】図5に図2の処理フローを用いて「受信レ
ベル」の優先度を求めた処理の流れを示す。図5におい
て、移動機が現に在圏しているゾーンを自ゾーンとし、
周辺のゾーンをゾーン2〜ゾーン5とする。図6中の
(a)は自ゾーンの移動機から通知された各ゾーンの受
信レベルの現状値を示し、(b)は下記計算式 基準値=自ゾーンの受信レベルの現状値−自律切替えレ
ベル差 〔具体例では基準値=38dB+(−5dB)=33dB〕 にて求められた基準値を示し、(c)は各周辺ゾーンの
受信レベルの現状値から基準値を差し引いた優先比重
値、すなわち 優先比重値=周辺ゾーンの受信レベルの現状値−基準値 を示し、(d)は図4に示した受信レベルの優先度指数
(=20)を示し、(e)は下記計算式 優先度値=優先比重値×優先度指数 にて最終的に求められた受信レベルの優先度値を示す。
【0048】この結果から、受信レベルに基づく優先度
は、受信レベルが高い順に優先度値が大きいことが分か
る。
【0049】呼接続率の優先度 図2の比重方式の優先度決定処理フローによる呼接続率
の優先度値の決定処理を説明する。呼接続率は、各ゾー
ンにより選択可能な呼接続率が異なる。よって、呼接続
率の条件の最大値(条件値:選択不可となる値)が基準
値として最低の値となる。各ゾーンについて呼接続率の
条件値の具体例を図6(b)に示す。
【0050】図6に図2の処理フローを用いた「呼接続
率」の優先度値を求める流れを示す。図6において、
(a)は無線交換局にて測定した各ゾーンの呼接続率の
現状値を示し、(b)は自ゾーンと各周辺ゾーンの条件
値を示し、(c)は下記計算式 優先比重値=100−〔(現状値÷条件値)×100〕 にて求められた優先比重値を示し、(d)は図4にて示
した呼接続率の優先度指数(=1)を示し、(e)は下
記計算式 優先度値=優先比重値×優先度指数 で求めた呼接続率の優先度値を示す。
【0051】回線使用率の優先度 図2の比重方式の優先度決定処理フローによる回線使用
率の優先度値の決定処理を説明する。回線使用率は、各
ゾーンにより選択可能な回線使用率が異なる。よって、
回線使用率の条件の最大値(条件値:選択不可となる
値)が基準値として最低の値となる。各ゾーンについて
回線使用率の条件値の具体例を図7(b)に示す。
【0052】図7に図2の処理フローを用いた「回線使
用率」の優先度を求める流れを示す。図7において、
(a)は無線交換局にて測定した各ゾーンの回線使用率
の現状値を示し、(b)は自ゾーンと各周辺ゾーンにつ
いての回線使用率の条件値を示し、(c)は下記計算式 優先比重値=100−〔(現状値÷条件値)×100〕 にて求められた優先比重値を示し、(d)は図4にて示
した回線使用率についての優先度指数(=2)を示し、
(e)は下記計算式 優先度値=優先比重値×優先度指数 で求めた回線使用率の優先度値を示す。
【0053】図8には、上記の比重方式の優先度決定処
理フローにて求められた各条件情報についての優先度値
の処理結果と選択順位とが示される。図示するように、
各条件情報の優先度値の合計値の大小により、選択順位
がゾーン2、ゾーン4、ゾーン3、ゾーン5の順番に決
まり、自ゾーンは呼接続率に基づいて選択不可とされ
る。ここで、従来方式に従って単純に受信レベルだけで
選択順位を決めると、ゾーン3、ゾーン2、ゾーン4、
自ゾーン、ゾーン5となる。比較すると、本方式では、
回線使用率、呼接続率も考慮されてゾーンに優先度が付
されていることが分かる。
【0054】(ii)図3の順位方式の処理フローによ
る優先度値の決定の具体例 図9には優先順位の優先度指数テーブルの具体例を示
す。この図9には、「受信レベル」「呼接続率」「回線
使用率」の各条件情報に対して、その優先順位に従って
優先度指数が規定されている。優先順位は、「受信レベ
ル」については受信レベルの現状値が大きい順に付けら
れ、マイナス指数は選択除外となることを意味する。
【0055】この具体例では、「受信レベル」の優先度
指数は、受信レベル差が高い順に3ゾーンのみに対して
選択可能な指数を指定し、それ以下のゾーンの選択は不
可となるような優先度指数を指定しており、これによ
り、選択の対象とするゾーン数を制限できるようにして
いるが、もちろん3ゾーン以外の他のゾーンも選択可能
となるように優先度指数を割り当ててもよい。あるい
は、優先度指数の比重をどこに置くかで、一番よい受信
レベルではないゾーンが優先して選択されるようにする
ことも可能でる。例えば、受信レベルの優先度数を、優
先順1=15、優先順2=20とするなどである。
【0056】また「呼接続率」と「回線使用率」につい
ては現状値と所定の条件値との差が大きい順に優先順位
が付けられる。この優先度指数の具体例に基づく各条件
情報の優先度の求め方を以下に示す。
【0057】受信レベルの優先度 前述同様、「受信レベル」の条件として「自ゾーンの受
信レベル」+「自律切替えレベル差」までが選択可能な
ゾーンであり、この値を「基準値」として「周辺ゾーン
の受信レベル」との差が優先度を求める基本値となる。
この条件として、「自律切替えレベル差:−5dB」とす
る。
【0058】図3に示す順位方式の優先度決定処理フロ
ーによる優先度値の決定 図10には順位方式の処理フローを用いた「受信レベ
ル」の優先度値を求める処理の流れを示す。図10にお
いて、(a)は移動機から通知された受信レベルの現状
値を、(b)は各ゾーンの受信レベルの現状値をレベル
順に並べた優先順位を、(c)は図9に示した受信レベ
ルの優先度指数に基づいて(b)の優先順位を優先度指
数に変換したもの(優先度値)を示す。上記からも分か
るように、ゾーン3、ゾーン2、ゾーン4の順に優先順
位が付けられ、自ゾーンとゾーン5については選択除外
とされ、選択するゾーン数が制限されている。
【0059】呼接続率の優先度 順位方式の優先度決定処理フロー(図3)による呼接続
率の優先度値の決定処理について以下に説明する。前述
同様、呼接続率は、各ゾーンにより選択可能な呼接続率
が異なり、呼接続率の条件の最大値(=条件値:選択不
可となる値)が基準値として最低の値となる。この呼接
続率の条件値の具体例は、前述の図6(b)に示したも
のと同じとする。
【0060】図11に図3の順位方式の優先度決定処理
フローを用いた「呼接続率」の優先度値を求める処理の
流れを示す。図11において、(a)は無線交換局にて
測定した呼接続率の現状値を示し、(b)は(a)の現
状値を図6(b)の呼接続率の条件値との差が大きい順
に並べた順位を示し、(c)は図9に示した呼接続率の
優先度指数に基づいて(b)の優先順位を優先度指数に
変換したもの(優先度値)を示す。
【0061】回線使用率の優先度 図3の順位方式の優先度決定処理フローによる回線使用
率の優先度値の決定処理について以下に説明する。前述
同様、回線使用率は、各ゾーンにより選択可能な回線使
用率が異なり、回線使用率の条件の最大値(=条件値:
選択不可となる値)が基準値として最低の値となる。こ
の回線使用率の条件値の具体例は、前述の図7(b)に
示したものと同じとする。
【0062】図12に図3の順位方式による優先度決定
処理フローを用いた「回線使用率」の優先度数を求める
処理の流れを示す。図12において、(a)は無線交換
局にて測定した回線使用率の現状値を示し、(b)は
(a)の現状値を図7(b)の回線使用率の条件値との
差が大きい順に並べた順位を示し、(c)は図9に示し
た回線使用率の優先順位に基づいて(b)の優先順位を
優先度指数に変換したもの(優先度値)を示す。
【0063】図13には、上記の順位方式の優先度決定
処理フローにて求められた各条件情報についての優先度
値の処理結果と選択順位とが示される。図示するよう
に、各条件情報の優先度値の合計値の大小により、選択
順位がゾーン3、4が同順の第1番目で、ゾーン2が3
番目の順番に決まり、自ゾーンとゾーン5は受信レベル
に基づいて選択除外とされる。ここで、従来方式に従っ
て単純に受信レベルだけで選択順位を決めると、ゾーン
3、ゾーン2、ゾーン4、自ゾーン、ゾーン5となり、
相違で生じることが分かる。
【0064】ここで、ゾーン3、4は優先順位が同一と
なっているが、この場合にいずれを選択するかの選択処
理の仕方を以下に説明する。
【0065】(A−3)同一優先度時の選択処理 この同一優先度時の選択処理は図2に示す比重方式、図
3に示す順位方式の双方に適用可能である。優先度値が
同一となった場合の選択処理として、優先条件登録テー
ブルを設け、どの条件情報を優先するかをシステム管理
者が任意に設定できるようにする。この優先条件登録テ
ーブルの構成について以下に説明する。この優先条件登
録テーブルには、 優先させる条件情報を単に設定する場合 論理式を組み込む場合 との2通りの方法がある。
【0066】ゾーン単位の優先条件登録(単発) 図14にゾーン単位の優先条件登録テーブルの構成例を
示す。この優先条件登録テーブルは、各ゾーン毎に、選
択時の優先度値が同一となった場合の優先条件を登録
し、自ゾーンの登録条件に基づいて、同順のゾーンのう
ちから優先して選択するゾーンを判定する。
【0067】例えば、図14に示すように、ゾーン1が
自ゾーンである場合には、同順のゾーンがあった場合、
第1条件としてはそれら同順のゾーンの受信レベルを参
照して受信レベルのよい方を選択し、それでも順位が決
まらない場合には、第2条件としてそれら同順のゾーン
の回線使用率を参照して回線使用率の低い方を選択し、
それでも順位が決まらない場合には、第3条件としてそ
れら同順のゾーンの呼接続率を参照して呼接続率の良い
方を選択するというものである。
【0068】例えば前述の図13の優先順位が同一であ
る例を、図14のゾーン単位の優先条件登録テーブルに
基づいて説明すると、在圏ゾーン(自ゾーン)はゾーン
1であるため、図14のゾーン1の優先条件に従って優
先順位を決定する。これにより、図13の「受信レベ
ル」の現状値を参照して受信レベルがよい方を優先する
よう処理する。よって、図13の優先順位はゾーン4、
ゾーン3の順になる。
【0069】条件付きの優先条件登録 図15に条件付きの優先条件登録テーブルの構成例を示
す。複数のゾーンが同一の優先度値の場合でも、移動機
が在圏するゾーンと選択先ゾーンの状況を把握し、無線
品質がよい、または切替え動作が頻発しないよう考慮し
て優先条件を決定することが望ましい。よって、同一優
先度値のゾーンの受信レベル差が大きい場合には、在圏
ゾーンから受信する受信レベルがよい方のゾーンを重視
することが望ましい(このような場合、移動機がそのゾ
ーンに向かって移動している可能性が高いから)。しか
し、レベル差が余りない(指定範囲)なら、空き回線が
多数あるゾーン(回線使用率)を優先する方が望まし
い。
【0070】図15の条件付きの優先条件登録テーブル
はこれらの条件を考慮したものである。すなわち、受信
レベル差が小さい場合(5dB未満)には、優先条件を
「回線使用率」「受信レベル」「呼接続率」の順とする
が、受信レベル差が大きい場合(5dB以上)には、「受
信レベル」「回線使用率」「呼接続率」の順とする。
【0071】例えば、図16に示す条件にてゾーン2と
ゾーン3が同一優先度の場合、ゾーン3とゾーン3とで
は受信レベル差が大きく14dBある。この場合、回線使
用率を優先してゾーン3に接続しても、ゾーン3は在圏
ゾーンからの受信レベルが低いため直ぐに切替え処理が
発生(無線品質の低下)するおそれがある。よって、上
記の優先条件登録テーブルに基づいて優先ゾーンを判定
すると、レベル差が5dB以上あるため、受信レベルを優
先して選択先ゾーンを選択することになり、よってゾー
ン2が選択されることになる。
【0072】(B)選択論理を用いた選択動作の実施例 この実施例では、図17に示したようなゾーン構成にお
いて、ゾーン1にて通話している移動機がゾーン3方向
へ移動していく間の通話中チャネル切替え動作について
説明する。但し、この選択論理は通話中チャネル切替え
動作のみならず、呼接続時にも適用できる。
【0073】図18にゾーン1の条件登録テーブルを示
し、図19に優先度指数テーブル(この場合、図5の順
位方式にて説明する)の例を示す。図18の条件登録テ
ーブルで登録された条件としては、「呼接続率」と「回
線使用率」の条件値が各ゾーン毎に示され、「自律切替
えレベル差」は−5dB、「割当て許可レベル」は26d
B、報告判定しきい値は6dBにそれぞれ条件設定され
る。また図19の優先度指数テーブルでは優先順位に対
して「受信レベル」「呼接続率」「回線使用率」に対し
て同じ優先度指数が割り付けられている。以下に示す実
施例では、これらのテーブルの情報と以下に示す各実施
例における現状値をもとに本発明の選択論理を説明す
る。
【0074】(i)無線要因によるチャネル切替え 移動機または基地局装置が測定している無線品質条件に
基づいてチャネル切替えが必要となった場合の例を以下
に示す。この無線品質条件としては、以下に示す無線状
態報告2/品質劣化(レベル)と誤り率劣化との二つが
ある。
【0075】 無線状態報告2、品質劣化(レベル)
による切替え この切替えは、図20に示すように、移動機から基地局
制御装置に通知される無線状態報告2または基地局から
基地局制御装置に通知される品質劣化(レベル)通知に
基づいてゾーンの切替えが行われる。この無線状態報告
2は、通話状態にて定期的に検出しているレベルの変化
が規定条件を満たした場合に、移動機から切替えの依頼
を無線状態報告2にて無線交換局に依頼するものであ
る。また、品質劣化(レベル)は、通話状態にて上りの
無線品質を無線基地局にて監視し、規定条件を満たさな
い場合に、無線基地局から切替えの依頼を無線交換局に
依頼するものである。これらの無線要因による切替えの
場合には、自ゾーンは選択候補から外される。
【0076】図21に移動機が無線状態報告2にて基地
局制御装置に通知してきた周辺ゾーンを含む「受信レベ
ル」と、基地局制御装置にて測定している各ゾーン単位
の回線状況(呼接続率、回線使用率)との具体例を示
す。
【0077】図1のゾーン選択処理のフローによって図
21に示す具体例の内容を処理すると、まず、ステップ
S2の要因判定において、無線要因(i)の切替えであ
るので自ゾーンは選択除外の対象となる。
【0078】ステップS3の受信レベル判定において
は、無線要因のため、選択可能ゾーンは、「自ゾーンの
受信レベル+報告判定しきい値」以上かつ「チャネル割
当許可レベル」以上であることから、下記計算式値を満
たしているゾーンのみ有効となる。 〔受信レベル計算式〕 「自ゾーンの受信レベル+報告判定しきい値=38dB+
6dB=44dB以上」&「割当許可レベル=26dB以上」
を満たすゾーン 従って、図21からも分かるように、選択除外の自ゾー
ンはもちろん、ゾーン4も受信レベルが39dBであるの
で選択不可とされる。
【0079】ステップS4、ステップS5の呼接続率、
回線使用率の判定は、各々図18の条件値を満たしてい
るかによって決定される。図21の具体例では、ゾーン
2、ゾーン3は共に図18に示す条件値を満たしている
ので、選択可能のゾーンとすることができる。
【0080】さらに、順位方式の優先度決定処理(図
3)に図19の優先度指数テーブルを適用して図21に
示す具体例を処理すると、図22に示すような結果とな
り、ゾーン2が第1番目、ゾーン2が2番目に選択され
るよう優先度が付けられる。
【0081】 無線要因(誤り率)による切替え この切替えは、図23に示すように、無線基地局から基
地局制御装置に通知される無線要因(誤り率)に基づい
てゾーンの切替えが行われる。この要因(ii)では自
ゾーンも選択の候補となる。図24に移動機が基地局制
御装置に通知してきた周辺ゾーンを含む「受信レベル」
と、基地局制御装置にて測定している各ゾーン単位の回
線状況(呼接続率、回線使用率)との具体例を示す。
【0082】図1のゾーン選択処理のフローにて図24
の具体例の内容を処理すると、ステップS2の要因判定
において、この無線要因(ii)では、自ゾーンは選択
の対象となる。
【0083】ステップS3の受信レベル判定において
は、「チャネル割当許可レベル」以上のレベルを持つゾ
ーンが有効となる。図18の条件登録テーブルより、
「チャネル割当許可レベル」は26dBであるので、図2
3の具体例では、自ゾーン、ゾーン2〜ゾーン4は全て
選択可能なゾーンである。
【0084】ステップS4、ステップS5の呼接続率、
回線使用率の判定では、図24の具体例では、自ゾーン
は呼接続率が条件値70%であるため、またゾーン3は
回線使用率が条件値70%以上であるため、それぞれ選
択不可と判定される。
【0085】さらに、順位方式による優先度決定処理
(図3)を、図24に示す残りの選択可能なゾーン2、
ゾーン4について処理すると、図25のような結果とな
る。この図25の結果では、ゾーン2とゾーン4が同一
優先度となるため、図15に示した条件付きの優先条件
登録テーブルに従って処理すると、ゾーン2とゾーン4
の受信レベル差が5dB以上のため「受信レベル」を優先
して優先度を決定する。よって、ゾーン2、ゾーン4の
順にてゾーンの優先度が決定される。
【0086】(ii)自律切替え(追い出しチャネル切
替え) 移動機または無線交換局の定期的要因による切替え 自律切替えが開始される要因としては、図26に示すよ
うに、移動機からの「無線状態報告1」受信時または無
線交換局の定期的要因受信時である。
【0087】要因発生後、自律切替えを行うためには、
無線要因切替えとならないこと(報告判定しきい値以上
の周辺ゾーンが存在しないこと)、そして無駄な切替え
が頻発するのを防止するため、在圏ゾーンの自律切替え
条件が切替え必要となっているか(回線状況が切替えを
必要とするような状態か否か)を判断し、処理を行う。
【0088】現状では「無線状態報告1」については、
「無線状態報告1」を受信し、自ゾーンレベルと周辺ゾ
ーンレベルに「報告判定しきい値」以上の差があった場
合に無線切替え要因として切替え動作を行う。上記条件
とならない(すなわち「報告判定しきい値」以上の差が
ない)場合には、自律切替え要因として切替え条件判定
を行い、切替え可能であるならば、切替え先のゾーン、
回線を選択して切替え処理を行う。
【0089】また「無線交換局の定期的要因による切替
え」では、無線交換局にて定期的に切替えを行うタイミ
ングを持ち、そのタイミング発生時に自律切替え要因と
して切替え条件判定を行う。この判定の結果、切替えが
必要であるならば、切替え先のゾーン、回線を選択し、
切替え処理を行う。
【0090】図27に自律切替え処理における処理フロ
ーを示す。この要因(無線状態報告1または定期的要
因)を受信すると、受信レベルが報告判定しきい値以上
の周辺ゾーンが有るかを調べ(ステップS31)、有れ
ば、それに応じて前述の無線要因切替え処理を行う(ス
テップS36)。無ければ、次には在圏ゾーンが自律切
替えを必要としているかを調べ(ステップS32)、必
要としていなければ、この自律切替え処理のフローを終
了する。自律切替えを必要としていれば、前述した本発
明の選択論理を実行し(ステップS33)、その結果と
して求められる切替え先ゾーンがあるかを調べ(ステッ
プS34)、有れば、その切替え先ゾーンに無線回線の
切替えを行う(ステップS35)。切替え先ゾーンがな
ければ、この自律切替え処理のフローを終了する。
【0091】図28に移動機が基地局制御装置に通知し
てきた周辺ゾーンを含む「受信レベル」と、基地局制御
装置にて測定している各ゾーン単位の回線状況(呼接続
率、回線使用率)との具体例を示す。
【0092】図27の自律切替え処理フローにて図24
の具体例の内容を、図18に示す条件登録テーブルの内
容に従って処理する。ステップS31では無線要因切替
え処理となるような周辺ゾーンの受信レベルはないは判
断される。かつ、ステップS32では在圏ゾーンの回線
状況が切替えを必要とすると判断される。よって、ステ
ップS33では選択論理を行うため図1のゾーン選択処
理を行う。
【0093】この図1のゾーン選択処理では、ステップ
S2の要因判定において、要因は自律切替え要因となる
ため、自ゾーンは、選択除外の対象となる。 〔無線要因切替え値〕自ゾーンの受信レベル+報告判定
しきい値(=52dB+6dB=58dB)以上の周辺ゾーン
【0094】ステップS3の受信レベル判定において
は、自律切替え要因であるため、「自ゾーンの受信レベ
ル+自律切替えレベル差」以上かつ「割当許可レベル」
以上であることから、下記計算式の値 〔受信レベル計算式〕 「52dB+(−5dB)=47dB以上」&「26dB以上」
を満たすゾーン を満たしているゾーンのみ選択可能な対象となる。図2
8の具体例では、ゾーン2とゾーン3が選択可能となる
が、ゾーン4は選択不可となる。
【0095】ステップS4、S5の呼接続率、回線使用
率の判定は、図18の各々条件値を満たしているかを判
定する。ゾーン3は回線使用率の条件値70%に対して
現状値80%であるから、ゾーン3は選択不可であり、
選択可能なゾーンはゾーン2だけと決定される。
【0096】さらに、順位方式の優先度決定処理(図
3)を図19の優先度指数テーブルに基づいて行うと、
図29のような結果となる。すなわち、自ゾーンは選択
除外であり、ゾーン4は受信レベルに基づき選択不可で
あり、ゾーン3は回線使用率条件に基づき選択不可であ
り、ゾーン2だけが切替え先ゾーンとして選択可能であ
る。
【0097】 オンライン切替え指示による切替え オンライン切替えが開始される要因としては、図30に
示すように、上位装置または無線基地局制御装置外から
オンライン切替え指示(制御卓等で入力)を受信した場
合である。この要因発生後、切替え条件判定を行い、条
件登録テーブルに登録されている条件値に合うまで、す
なわち該当ゾーンの指示条件(回線状況「呼接続率」
「回線使用率」等)が満たされるまで、自ゾーン内にい
る移動機の切替え処理(追い出し切替え)を行うととも
に、新規呼に対しては選択論理にて割当て除外ゾーンと
して新規呼の接続を規制したりする。このオンライン指
示は常時機能するのではなく、要因受信時に動作して条
件登録テーブルの登録値が満たした時点で解除される。
【0098】例えば、条件登録テーブルに回線使用率が
60%、呼接続率(新規呼の受付率)が70%と登録さ
れているとする。現状値としは、該当ゾーンの回線使用
率が80%、呼接続率が90%とする。このゾーンに対
してオンラインにて自律切替え指示を行った場合、回線
使用率が60%、呼接続率が70%となるまで、自律切
替えや回線の割当てを拒否する。
【0099】図31にオンライン切替え処理(追い出し
切替え)による処理フローを示す。まず、自ゾーンが、
受信した切替え指示の指示条件を満たしているかを判定
し(ステップS41)、満たしていれば、このオンライ
ン切替え処理フローを終了し、満たしていなければ、前
述した本発明の選択論理を実行して(ステップS4
2)、その結果として切替え先ゾーンの有無を調べ(ス
テップS43)、有れば、無線回線切替えの処理を行い
(ステップS44)、無ければ、このオンライン切替え
処理フローを終了する。
【0100】この自律切替えを行うことで、無線基地
局、無線交換局の保守を行う際に、対象ゾーン内の通話
呼の追い出しが通話を維持しつつスムーズに行える。ま
た、条件登録テーブルの値をオンラインにて変更するこ
とで、規制制御を行わずに該当ゾーンへの割当てを回避
することができる。
【0101】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明では、例
えば基地局制御装置が各無線基地局装置の回線状況(制
御回線の「呼接続率」、通話回線の「回線使用率」な
ど)を逐次測定し、選択論理が必要な要因発生時に現状
況を認識し、現状況にあった基地局制御装置配下のゾー
ンを、移動機が通信可能でありかつ登録された条件に合
うように自動的に選択する。
【0102】また、自律切替えすることにより、新規呼
の接続または通話中のチャネル切替え時における通話チ
ャネルの割当ての失敗率を減らすことができる。これら
により、各基地局のトラヒック分散を各ゾーンの刻々変
化する状況に合わせて自動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における回線選択論理のゾー
ン選択処理のフローチャートである。
【図2】本発明の実施形態における比重方式の優先度決
定処理のフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態における順位方式の優先度決
定処理のフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態における比重方式の優先度指
数テーブルの例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態における比重方式の「受信レ
ベル」の優先度を求める処理を説明する図である。
【図6】本発明の実施形態における比重方式の「呼接続
率」の優先度を求める処理を説明する図である。
【図7】本発明の実施形態における比重方式の「回線使
用率」の優先度を求める処理を説明する図である。
【図8】本発明の実施形態における比重方式の総合結果
としての優先度を説明する図である。
【図9】本発明の実施形態における順位方式の優先度指
数テーブルを示す図である。
【図10】本発明の実施形態における順位方式の「受信
レベル」の優先度を求める処理を説明する図である。
【図11】本発明の実施形態における順位方式の「呼接
続率」の優先度を求める処理を説明する図である。
【図12】本発明の実施形態における順位方式の「回線
使用率」の優先度を求める処理を説明する図である。
【図13】本発明の実施形態における順位方式の総合結
果としての優先度を説明する図である。
【図14】本発明の実施形態における同一優先度時の選
択処理に用いる優先条件登録テーブルの例を示す図であ
る。
【図15】本発明の実施形態における同一優先度時の選
択処理に用いる条件付き優先条件登録テーブルの例を示
す図である。
【図16】本発明の実施形態における同一優先度時の選
択処理を説明するためのゾーン現状値の具体例を示す図
である。
【図17】本発明の実施形態における選択動作を説明す
るためのゾーン構成例を示す図である。
【図18】本発明の実施形態における選択動作を説明す
るための条件登録テーブルの例を示す図である。
【図19】本発明の実施形態における選択動作を説明す
るための優先度指数テーブルの例を示す図である。
【図20】本発明の実施形態における無線要因(無線状
態報告2/品質劣化)によるチャネル切替えを説明する
ための図である。
【図21】本発明の実施形態における無線要因(無線状
態報告2/品質劣化)によるチャネル切替え時の各条件
情報の具体例を示す図である。
【図22】本発明の実施形態における無線要因(無線状
態報告2/品質劣化)によるチャネル切替え時の優先度
処理結果を示す図である。
【図23】本発明の実施形態における無線要因(誤り
率)によるチャネル切替えを説明するための図である。
【図24】本発明の実施形態における無線要因(誤り
率)によるチャネル切替え時の各条件情報の具体例を示
す図である。
【図25】本発明の実施形態における無線要因(誤り
率)によるチャネル切替え時の優先度処理結果を示す図
である。
【図26】本発明の実施形態における自律切替え(無線
状況報告1/装置内定期要因)を説明するための図であ
る。
【図27】本発明の実施形態における自律切替え(無線
状況報告1/装置内定期要因)における自律切替え処理
のフローチャートである。
【図28】本発明の実施形態における自律切替え(無線
状況報告1/装置内定期要因)における各条件情報の現
状値を示す図である。
【図29】本発明の実施形態における自律切替え(無線
状況報告1/装置内定期要因)における各優先度処理結
果を示す図である。
【図30】本発明の実施形態における自律切替え(オン
ライン切替え)を説明するための図である。
【図31】本発明の実施形態における自律切替え(オン
ライン切替え)におけるオンライン切替え処理のフロー
チャートである。
【図32】本発明が適用される移動無線通信システムの
構成概要を示す図である。
【符号の説明】
1 移動網 2 移動交換機 3 基地局制御装置 4 基地局装置 5 移動機 6 一般公衆網 7 一般加入者交換機

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動無線通信システムにおいて、呼の接続
    先または通話中チャネルの切替え先のゾーンを選択する
    にあたり、受信レベルの現状値に加えて、周辺ゾーンの
    呼接続率と回線使用率の少なくとも一方を含む回線状況
    の現状値も条件情報として反映させて自ゾーンと周辺ゾ
    ーンに優先度を求め、この優先度に従ってゾーンを選択
    するようにした移動無線通信システムにおける回線状況
    に応じたゾーン選択方法。
  2. 【請求項2】ゾーンの優先度の算出方法として、各条件
    情報の現状値が基準値に対してどのくらいの比重値を持
    つかを求め、各条件情報に優先度指数を設定した優先度
    指数テーブルを設け、該求められた比重値に該優先度指
    数を乗じて優先度を求める請求項1記載の移動無線通信
    システムにおける回線状況に応じたゾーン選択方法。
  3. 【請求項3】ゾーンの優先度の算出方法として、各条件
    情報に優先順位に対する優先度指数を優先度指数テーブ
    ルに設定しておき、条件情報の現状値に基づき優先順位
    を決定し、その優先順位によって各条件情報毎に各ゾー
    ンに優先度指数を付けて優先度を求める請求項1記載の
    移動無線通信システムにおける回線状況に応じたゾーン
    選択方法。
  4. 【請求項4】各条件情報についてゾーンを選択可能な値
    を条件値として登録する条件登録テーブルを備え、この
    条件値を基準値として用いて比重値を計算する請求項2
    記載の移動無線通信システムにおける回線状況に応じた
    ゾーン選択方法。
  5. 【請求項5】各条件情報についてゾーンを選択可能な値
    を条件値として登録する条件登録テーブルを備え、各条
    件情報のこの条件値と現状値とに基づいてゾーンに優先
    順位を決定する請求項3記載の移動無線通信システムに
    おける回線状況に応じたゾーン選択方法。
  6. 【請求項6】ゾーンの優先度の算出方法として、回線使
    用率が低いゾーンを回線使用率が高いゾーンよりも優先
    度を高くするようにした請求項1〜5のいずれかに記載
    の移動無線通信システムにおける回線状況に応じたゾー
    ン選択方法。
  7. 【請求項7】ゾーンの優先度の算出方法として、回線使
    用率が高いゾーンを回線使用率が低いゾーンよりも優先
    度を高くするようにした請求項1〜5のいずれかに記載
    の移動無線通信システムにおける回線状況に応じたゾー
    ン選択方法。
  8. 【請求項8】複数のゾーンについて優先度が同一となっ
    たときにいずれの条件情報を優先させるかを定めた優先
    条件登録テーブルを備え、優先度が同一の複数のゾーン
    が算出された時には該優先条件登録テーブルから引いた
    条件情報に基づいていずれのゾーンを優先させるかを決
    めるようにした請求項1〜7のいずれかに記載の移動無
    線通信システムにおける回線状況に応じたゾーン選択方
    法。
  9. 【請求項9】該優先条件登録テーブルを、対象ゾーンの
    受信レベル差に応じて複数の条件登録を行えるようにし
    た請求項8記載の移動無線通信システムにおける回線状
    況に応じたゾーン選択方法。
  10. 【請求項10】移動機からの無線状態報告2または基地
    局からの品質劣化通知に基づいてゾーン切替えを行うに
    あたっては、自ゾーンを選択対象から除外するようにし
    た請求項1〜9のいずれかに記載の移動無線通信システ
    ムにおける回線状況に応じたゾーン選択方法。
  11. 【請求項11】基地局からの誤り率劣化通知による無線
    要因に基づいてゾーン切替えを行うにあたっては、自ゾ
    ーンを選択対象とするようにした請求項1〜9のいずれ
    かに記載の移動無線通信システムにおける回線状況に応
    じたゾーン選択方法。
  12. 【請求項12】自律切替え要因に基づいてゾーン切替え
    を行うにあたっては、自ゾーンの選択対象から除外する
    ようにした請求項1〜9のいずれかに記載の移動無線通
    信システムにおける回線状況に応じたゾーン選択方法。
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