JPH11273089A - 光ディスク、光ディスク記録再生装置、光ディスク記録再生方法、光ディスク原盤製造装置 - Google Patents
光ディスク、光ディスク記録再生装置、光ディスク記録再生方法、光ディスク原盤製造装置Info
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- JPH11273089A JPH11273089A JP10095450A JP9545098A JPH11273089A JP H11273089 A JPH11273089 A JP H11273089A JP 10095450 A JP10095450 A JP 10095450A JP 9545098 A JP9545098 A JP 9545098A JP H11273089 A JPH11273089 A JP H11273089A
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 データを高密度にかつ高精度に記録再生でき
る光ディスクを提供する。 【解決手段】 グルーブ幅及びランド幅が一定に形成さ
れ、CAVで回転させた時、一定の周波数で半径方向に
ウォブルするトラックを有する光ディスクにおいて、ト
ラックの左右側壁の一方あるいは両方に多重化マーク
を、アドレス情報のデータビットに対応させて重畳す
る。
る光ディスクを提供する。 【解決手段】 グルーブ幅及びランド幅が一定に形成さ
れ、CAVで回転させた時、一定の周波数で半径方向に
ウォブルするトラックを有する光ディスクにおいて、ト
ラックの左右側壁の一方あるいは両方に多重化マーク
を、アドレス情報のデータビットに対応させて重畳す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリグルーブをウ
ォブリングしてスピンドル回転制御情報とアドレス情報
とが記録されている記録可能型光ディスク、この光ディ
スクからスピンドル回転制御情報とアドレス情報とを読
み出してここにデータを高密度に記録再生する光ディス
ク記録再生装置、光ディスク記録再生方法、この光ディ
スクの原盤を製造する光ディスク原盤製造装置に関す
る。
ォブリングしてスピンドル回転制御情報とアドレス情報
とが記録されている記録可能型光ディスク、この光ディ
スクからスピンドル回転制御情報とアドレス情報とを読
み出してここにデータを高密度に記録再生する光ディス
ク記録再生装置、光ディスク記録再生方法、この光ディ
スクの原盤を製造する光ディスク原盤製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディスクにデータを記録する際には、デ
ータを所定の位置に記録することができるように、前も
ってアドレス情報をディスクに記録する必要がある。こ
のアドレス情報は、CD−RのATIP(Absolute Tim
e In Pregroove)のように周波数変調されたアドレス情
報に対応してトラックをウォブリング記録される場合が
ある。
ータを所定の位置に記録することができるように、前も
ってアドレス情報をディスクに記録する必要がある。こ
のアドレス情報は、CD−RのATIP(Absolute Tim
e In Pregroove)のように周波数変調されたアドレス情
報に対応してトラックをウォブリング記録される場合が
ある。
【0003】すなわち、図9に示すように、データを記
録するトラックがプリグルーブgとして予め形成される
が、このプリグルーブgの側壁wを周波数変調されたア
ドレス情報に対応してウォブリングする(蛇行させ
る)。このようにすると、このウォブリングからアドレ
ス情報を読み取ることができ、ディスクDの所望のトラ
ック位置にデータを記録することが可能となる。
録するトラックがプリグルーブgとして予め形成される
が、このプリグルーブgの側壁wを周波数変調されたア
ドレス情報に対応してウォブリングする(蛇行させ
る)。このようにすると、このウォブリングからアドレ
ス情報を読み取ることができ、ディスクDの所望のトラ
ック位置にデータを記録することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに周波数変調によるウォブリングによりアドレスを記
録するようにした場合、このプリグルーブトラックにデ
ータを記録する際は、アドレスを正確に読み取ることが
可能であり、正確な位置にデータを記録することができ
る。しかし、ランドトラックを走査した場合に、ランド
トラックに隣接する左右のグルーブトラックのウォブリ
ング信号が合成されるから、このランドトラックの走査
に対応したウォブリングを正しく再生することが困難に
なる課題があった。その結果、ディスクDを回転するた
めの回転制御情報やアドレス情報が読み取れず、ランド
トラックにもデータを記録することが困難になる課題が
あった。
うに周波数変調によるウォブリングによりアドレスを記
録するようにした場合、このプリグルーブトラックにデ
ータを記録する際は、アドレスを正確に読み取ることが
可能であり、正確な位置にデータを記録することができ
る。しかし、ランドトラックを走査した場合に、ランド
トラックに隣接する左右のグルーブトラックのウォブリ
ング信号が合成されるから、このランドトラックの走査
に対応したウォブリングを正しく再生することが困難に
なる課題があった。その結果、ディスクDを回転するた
めの回転制御情報やアドレス情報が読み取れず、ランド
トラックにもデータを記録することが困難になる課題が
あった。
【0005】この課題を解決する一つの方法として、回
転制御信号の基準となる同期信号はウォブリングにより
記録し、アドレス情報はプリピットで形成する方法が特
開平9−231580号公報に開示されている。情報記
録領域を半径方向に複数のゾーンに分割し、グルーブは
記録媒体を一定の角速度で回転させた時、複数のゾーン
の各ゾーン内ではそれぞれのゾーンに応じた所定の周波
数で半径方向にウォブルしており、ウォブルの空間周波
数は各ゾーン毎にほぼ一定にすることで、ランドトラッ
クでも単一周波数ウォブルを正しく再生できる。アドレ
ス情報はランドとグルーブの境界に予めプリピットとし
て刻んでおけばランドからもグルーブからもアドレス情
報が得られる。
転制御信号の基準となる同期信号はウォブリングにより
記録し、アドレス情報はプリピットで形成する方法が特
開平9−231580号公報に開示されている。情報記
録領域を半径方向に複数のゾーンに分割し、グルーブは
記録媒体を一定の角速度で回転させた時、複数のゾーン
の各ゾーン内ではそれぞれのゾーンに応じた所定の周波
数で半径方向にウォブルしており、ウォブルの空間周波
数は各ゾーン毎にほぼ一定にすることで、ランドトラッ
クでも単一周波数ウォブルを正しく再生できる。アドレ
ス情報はランドとグルーブの境界に予めプリピットとし
て刻んでおけばランドからもグルーブからもアドレス情
報が得られる。
【0006】しかしながら、この方法では、図10にデ
ィスク形態を概念的に示す要部拡大図を示したように、
アドレスピットの専用領域IDが必要になり、さらに記
録データが分断されるのでデータ読み出しのためのPL
Lが同期しやすいようにアドレスピット領域の後(デー
タの先頭)にVFO(Variable Frequency Oscillato
r)を挿入する領域VFOが必要であり、ディスクの実
質的な記録容量が小さくなってしまうことになる。
ィスク形態を概念的に示す要部拡大図を示したように、
アドレスピットの専用領域IDが必要になり、さらに記
録データが分断されるのでデータ読み出しのためのPL
Lが同期しやすいようにアドレスピット領域の後(デー
タの先頭)にVFO(Variable Frequency Oscillato
r)を挿入する領域VFOが必要であり、ディスクの実
質的な記録容量が小さくなってしまうことになる。
【0007】従って、ランドにもグルーブにも記録する
ディスクにおいては、アドレス領域とデータ領域を物理
的に分離する必要があり、高密度記録することが困難で
ある課題があった。
ディスクにおいては、アドレス領域とデータ領域を物理
的に分離する必要があり、高密度記録することが困難で
ある課題があった。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、ランドにもグルーブにもデータを記録する
ディスクにおいて、アドレス領域とデータ領域を兼用に
して、高密度記録することができるようにするものであ
る。
ものであり、ランドにもグルーブにもデータを記録する
ディスクにおいて、アドレス領域とデータ領域を兼用に
して、高密度記録することができるようにするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、本発明は、下記(1)〜(6)の構成に
なる光ディスク、光ディスク記録再生装置、光ディスク
記録再生方法、光ディスク原盤製造装置を提供する。
の手段として、本発明は、下記(1)〜(6)の構成に
なる光ディスク、光ディスク記録再生装置、光ディスク
記録再生方法、光ディスク原盤製造装置を提供する。
【0010】(1) 図1に示すように、データを記録
するトラックがウォブルされて形成されている光ディス
クであって、前記トラックの溝幅及び溝間幅は各々略一
定であり、前記ウォブルは、光ディスクを角速度一定で
回転した時には、略一定の周波数が得られるように前記
トラックの両端部に形成されており、かつウォブリング
の周期より短い周期の多重化マークを、アドレス情報の
データビットの態様に応じて、前記トラックの一端部あ
るいは両端部に重畳してなることを特徴とする光ディス
ク。
するトラックがウォブルされて形成されている光ディス
クであって、前記トラックの溝幅及び溝間幅は各々略一
定であり、前記ウォブルは、光ディスクを角速度一定で
回転した時には、略一定の周波数が得られるように前記
トラックの両端部に形成されており、かつウォブリング
の周期より短い周期の多重化マークを、アドレス情報の
データビットの態様に応じて、前記トラックの一端部あ
るいは両端部に重畳してなることを特徴とする光ディス
ク。
【0011】(2) 図7に示すように、請求項1に記
載の光ディスクであって、前記アドレス情報は、少なく
とも、光ディスク上における前記トラックの位置を示す
トラック情報及び角度情報を含むことを特徴とする光デ
ィスク。
載の光ディスクであって、前記アドレス情報は、少なく
とも、光ディスク上における前記トラックの位置を示す
トラック情報及び角度情報を含むことを特徴とする光デ
ィスク。
【0012】(3) 図8に示すように、請求項1記載
の光ディスクであって、前記アドレス情報は、セクタ番
号あるいはブロック番号を示すアドレスであり、このア
ドレスの周期は、光ディスクの半径方向に亘り略一定で
あることを特徴とする光ディスク。
の光ディスクであって、前記アドレス情報は、セクタ番
号あるいはブロック番号を示すアドレスであり、このア
ドレスの周期は、光ディスクの半径方向に亘り略一定で
あることを特徴とする光ディスク。
【0013】(4) 図5に示すように、請求項1、請
求項2、請求項3のいずれかに記載の光ディスクにデー
タを記録再生する光ディスク記録再生装置であって、回
転する光ディスクを記録再生走査して得られた記録再生
信号から前記ウォブルに対応したウォブリング信号を検
出する検出手段と、このウォブリング信号から前記多重
化マークを復調して、前記アドレス情報を読み取るアド
レス情報読取手段とを備え、このアドレス情報に基づい
て、光ディスクの回転制御を、線速度一定あるいは角速
度一定で行うことを特徴とする光ディスク記録再生装
置。
求項2、請求項3のいずれかに記載の光ディスクにデー
タを記録再生する光ディスク記録再生装置であって、回
転する光ディスクを記録再生走査して得られた記録再生
信号から前記ウォブルに対応したウォブリング信号を検
出する検出手段と、このウォブリング信号から前記多重
化マークを復調して、前記アドレス情報を読み取るアド
レス情報読取手段とを備え、このアドレス情報に基づい
て、光ディスクの回転制御を、線速度一定あるいは角速
度一定で行うことを特徴とする光ディスク記録再生装
置。
【0014】(5) 請求項1、請求項2、請求項3の
いずれかに記載の光ディスクにデータを記録再生する光
ディスク記録再生方法であって、回転する光ディスクを
記録再生走査して得られた記録再生信号から前記ウォブ
ルに対応したウォブリング信号を検出する検出手順と、
このウォブリング信号から前記多重化マークを復調し
て、前記アドレス情報を読み取るアドレス情報読取手順
とを備え、このアドレス情報に基づいて、光ディスクの
回転制御を、線速度一定あるいは角速度一定で行うこと
を特徴とする光ディスク記録再生方法。
いずれかに記載の光ディスクにデータを記録再生する光
ディスク記録再生方法であって、回転する光ディスクを
記録再生走査して得られた記録再生信号から前記ウォブ
ルに対応したウォブリング信号を検出する検出手順と、
このウォブリング信号から前記多重化マークを復調し
て、前記アドレス情報を読み取るアドレス情報読取手順
とを備え、このアドレス情報に基づいて、光ディスクの
回転制御を、線速度一定あるいは角速度一定で行うこと
を特徴とする光ディスク記録再生方法。
【0015】(6) 図2に示すように、請求項1、請
求項2、請求項3のいずれかに記載の光ディスクの原盤
を製造する光ディスク原盤製造装置であって、請求項
1、請求項2、請求項3のいずれかに記載の光ディスク
の原盤を製造する光ディスク原盤製造装置であって、略
一定の周波数を有するクロックを波形整形した同期ウォ
ブル信号で露光用レーザ光を光偏向して得た第1の光偏
向露光用レーザ光を出力する第1の光偏向手段と、前記
アドレス情報を前記クロックで変調した信号に、前記多
重化マークを重畳してなるアドレス情報ウォブル信号
で、前記第1の光偏向露光用レーザ光を光偏向して得た
第2の光偏向露光用レーザ光を出力する第2の光偏向手
段と、前記第2の光偏向露光用レーザ光を用いて、前記
原盤上に前記ウォブルを形成することを特徴とする光デ
ィスク原盤製造装置。
求項2、請求項3のいずれかに記載の光ディスクの原盤
を製造する光ディスク原盤製造装置であって、請求項
1、請求項2、請求項3のいずれかに記載の光ディスク
の原盤を製造する光ディスク原盤製造装置であって、略
一定の周波数を有するクロックを波形整形した同期ウォ
ブル信号で露光用レーザ光を光偏向して得た第1の光偏
向露光用レーザ光を出力する第1の光偏向手段と、前記
アドレス情報を前記クロックで変調した信号に、前記多
重化マークを重畳してなるアドレス情報ウォブル信号
で、前記第1の光偏向露光用レーザ光を光偏向して得た
第2の光偏向露光用レーザ光を出力する第2の光偏向手
段と、前記第2の光偏向露光用レーザ光を用いて、前記
原盤上に前記ウォブルを形成することを特徴とする光デ
ィスク原盤製造装置。
【0016】
【発明の実施の態様】以下、本発明の光ディスク、光デ
ィスク記録再生装置、光ディスク記録再生方法、光ディ
スク原盤製造装置について、図1〜図8、図11を用い
て説明する。図1は、本発明の光ディスクの構成を表し
ている。同図(A)に示すように、光ディスク1には、
データを記録するトラックであるプリグルーブ2がスパ
イラル状に内周から外周に向かって予め形成されてい
る。スパイラルの方向は外周から内周に向かって形成さ
れても構わないし、同心円状でも構わない。グルーブ
(案内溝)2の幅は一定であり、ランド(案内溝間)3
の幅も一定に形成されている。
ィスク記録再生装置、光ディスク記録再生方法、光ディ
スク原盤製造装置について、図1〜図8、図11を用い
て説明する。図1は、本発明の光ディスクの構成を表し
ている。同図(A)に示すように、光ディスク1には、
データを記録するトラックであるプリグルーブ2がスパ
イラル状に内周から外周に向かって予め形成されてい
る。スパイラルの方向は外周から内周に向かって形成さ
れても構わないし、同心円状でも構わない。グルーブ
(案内溝)2の幅は一定であり、ランド(案内溝間)3
の幅も一定に形成されている。
【0017】また、このグルーブ2には、同図(B)の
グルーブ及びランドの拡大図にも示すように、多重化マ
ークMがアドレス情報に対応して予め形成されている。
同期信号(図2に示す同期信号ウォブルS)に対応した
ウォブリング周期より短い周期でグルーブ2をウォブリ
ングすることで、アドレス情報のデータビットに対応し
た多重化マークMが形成されている。この多重化マーク
Mは、グルーブ2内にデータの記録に対応して形成され
るマークとは識別できる形態とされる。多重化マークM
は、図11に示すようにグルーブ2の側壁の一方でも良
い。
グルーブ及びランドの拡大図にも示すように、多重化マ
ークMがアドレス情報に対応して予め形成されている。
同期信号(図2に示す同期信号ウォブルS)に対応した
ウォブリング周期より短い周期でグルーブ2をウォブリ
ングすることで、アドレス情報のデータビットに対応し
た多重化マークMが形成されている。この多重化マーク
Mは、グルーブ2内にデータの記録に対応して形成され
るマークとは識別できる形態とされる。多重化マークM
は、図11に示すようにグルーブ2の側壁の一方でも良
い。
【0018】また、こうした構成の光ディスクに用いら
れる記録方法としては、データを記録すべきトラックと
してグルーブ及びランドを併用して、グルーブGとラン
ドLの両方にデータを記録することが可能である。ある
いはグルーブGだけを記録トラックとして使用してデー
タの記録を行うことも可能である。図1(B)、図2に
示すように、グルーブピッチ(ランドピッチ)は、例え
ば1.2μm程度であり、グルーブG(ランドL)は半
径方向に微小量ウォブリングしている。グルーブG(ラ
ンドL)のウォブリングの振幅は、例えば0.01μm
程度で、本来のトラッキングに影響を与えないように、
グルーブピッチ(ランドピッチ)に比べて十分に小さく
するのが好ましい。このようなウォブリングの繰り返し
周波数は、この光ディスク1を角速度一定で回転させた
時には、一定の周波数となるように設定する。
れる記録方法としては、データを記録すべきトラックと
してグルーブ及びランドを併用して、グルーブGとラン
ドLの両方にデータを記録することが可能である。ある
いはグルーブGだけを記録トラックとして使用してデー
タの記録を行うことも可能である。図1(B)、図2に
示すように、グルーブピッチ(ランドピッチ)は、例え
ば1.2μm程度であり、グルーブG(ランドL)は半
径方向に微小量ウォブリングしている。グルーブG(ラ
ンドL)のウォブリングの振幅は、例えば0.01μm
程度で、本来のトラッキングに影響を与えないように、
グルーブピッチ(ランドピッチ)に比べて十分に小さく
するのが好ましい。このようなウォブリングの繰り返し
周波数は、この光ディスク1を角速度一定で回転させた
時には、一定の周波数となるように設定する。
【0019】また、線速度一定で回転した時は、ウォブ
リングの繰り返し周波数は、光ディスク1の最内周から
最外周へ徐々に低下していく。この周波数も、本来のト
ラッキングに影響を与えないように、実際に記録回転数
で回転駆動したとき、トラッキングサーボ帯域(一般に
は数kHz)よりも十分に高い周波数になるようにする
のが好ましい。
リングの繰り返し周波数は、光ディスク1の最内周から
最外周へ徐々に低下していく。この周波数も、本来のト
ラッキングに影響を与えないように、実際に記録回転数
で回転駆動したとき、トラッキングサーボ帯域(一般に
は数kHz)よりも十分に高い周波数になるようにする
のが好ましい。
【0020】図2においては、隣接するグルーブウォブ
ルとランドウォブルの位相が一致して、ランドLの幅が
一定になるように形成される。図2に示すように、この
グルーブ2は、グルーブトラックの左右の側壁(両端
部)が、同期信号の周波数(例えば100kHz)でウ
ォブリングされ(同期信号ウォブルS)、トラックの左
右側壁の両方に、内周から外周まで連続したウォブリン
グが形成されており、また、トラックの左右側壁の両方
あるいは一方の側壁の同期信号ウォブルSに、多重化マ
ークMがアドレス情報のデータビットに対応させて高周
波ウォブルで重畳形成される構成となっている。例えば
図6(A)に示すディスクトラックのように、アドレス
情報のデータビットが”1”の区間はウォブリングの3
周期分だけ多重化マークMが重畳して形成され、アドレ
ス情報のデータビットが”0”の区間にはこの多重化マ
ークMは重畳されない。
ルとランドウォブルの位相が一致して、ランドLの幅が
一定になるように形成される。図2に示すように、この
グルーブ2は、グルーブトラックの左右の側壁(両端
部)が、同期信号の周波数(例えば100kHz)でウ
ォブリングされ(同期信号ウォブルS)、トラックの左
右側壁の両方に、内周から外周まで連続したウォブリン
グが形成されており、また、トラックの左右側壁の両方
あるいは一方の側壁の同期信号ウォブルSに、多重化マ
ークMがアドレス情報のデータビットに対応させて高周
波ウォブルで重畳形成される構成となっている。例えば
図6(A)に示すディスクトラックのように、アドレス
情報のデータビットが”1”の区間はウォブリングの3
周期分だけ多重化マークMが重畳して形成され、アドレ
ス情報のデータビットが”0”の区間にはこの多重化マ
ークMは重畳されない。
【0021】グルーブ2を以上のように形成すること
で、ランドトラックを走査するときでも、ランド3上で
もグルーブ2上を走査するときと同様に、同期信号ウォ
ブルS及び多重化マークMが安定して検出され、グルー
ブと兼用のアドレス情報がグルーブ上と同様に安定して
得られる。
で、ランドトラックを走査するときでも、ランド3上で
もグルーブ2上を走査するときと同様に、同期信号ウォ
ブルS及び多重化マークMが安定して検出され、グルー
ブと兼用のアドレス情報がグルーブ上と同様に安定して
得られる。
【0022】図3は、プリグルーブ2を有する光ディス
ク1の原盤を製造するための光ディスク原盤製造装置A
の構成例を表している。マスタークロックを分周器A1
で分周して、例えば1周期が3μsの連続信号を生成
し、LPF(Low Pass Filter)などから構成される低周
波ウォブリング信号発生回路A2で正弦波に整形された
同期信号用ウォブリング信号(同期ウォブル信号)は、
光偏向器駆動用アンプA3を介して第1の光偏向器A4
を駆動する。第1の光偏向器A4はレーザ光を同期ウォ
ブル信号で光偏向して得た第1の光偏向露光用レーザ光
を第2の光偏向器A8へ出力する。
ク1の原盤を製造するための光ディスク原盤製造装置A
の構成例を表している。マスタークロックを分周器A1
で分周して、例えば1周期が3μsの連続信号を生成
し、LPF(Low Pass Filter)などから構成される低周
波ウォブリング信号発生回路A2で正弦波に整形された
同期信号用ウォブリング信号(同期ウォブル信号)は、
光偏向器駆動用アンプA3を介して第1の光偏向器A4
を駆動する。第1の光偏向器A4はレーザ光を同期ウォ
ブル信号で光偏向して得た第1の光偏向露光用レーザ光
を第2の光偏向器A8へ出力する。
【0023】バイフェイズ変調回路A5には、マスター
クロックを分周器A6で分周して分周した信号とアドレ
ス情報が供給されている。バイフェイズ変調回路A5は
アドレス情報の変調データビット(”1”,”0”で表
されるアドレスデータビット。図4(D)に示すNRZ
変調されたアドレス情報)に応じて、多重化マークMに
相当する高周波ウォブルの有無を決定し、アドレス用ウ
ォブリング信号(図4(C)に示すバイフェイズ変調さ
れたアドレス情報)を出力する。アドレス用ウォブリン
グ信号はLPFなどから構成される多重化マークパルス
発生回路A7で正弦波に整形され、多重化マークパルス
信号が高周波重畳された多重化マーク重畳アドレス用ウ
ォブリング信号(アドレス情報ウォブル信号。図4
(A)に図示)をアンプA8を介して、第2の光偏向器
A9を駆動する。第2の偏向器A9は、第1の偏向器A
4から供給される第1の光偏向露光用レーザ光をアドレ
ス情報ウォブル信号で光偏向して得た第2の光偏向露光
用レーザ光をミラーAM側に出力する。第2の光偏向露
光用レーザ光(図4(B)に図示)は、グルーブトラッ
クの左右側壁を形成するよう対物レンズA9を介して、
原盤AD上に半径方向に照射露光される。スピンドルモ
ータA11は、原盤ADを所定の速度で回転させるよう
になされている。
クロックを分周器A6で分周して分周した信号とアドレ
ス情報が供給されている。バイフェイズ変調回路A5は
アドレス情報の変調データビット(”1”,”0”で表
されるアドレスデータビット。図4(D)に示すNRZ
変調されたアドレス情報)に応じて、多重化マークMに
相当する高周波ウォブルの有無を決定し、アドレス用ウ
ォブリング信号(図4(C)に示すバイフェイズ変調さ
れたアドレス情報)を出力する。アドレス用ウォブリン
グ信号はLPFなどから構成される多重化マークパルス
発生回路A7で正弦波に整形され、多重化マークパルス
信号が高周波重畳された多重化マーク重畳アドレス用ウ
ォブリング信号(アドレス情報ウォブル信号。図4
(A)に図示)をアンプA8を介して、第2の光偏向器
A9を駆動する。第2の偏向器A9は、第1の偏向器A
4から供給される第1の光偏向露光用レーザ光をアドレ
ス情報ウォブル信号で光偏向して得た第2の光偏向露光
用レーザ光をミラーAM側に出力する。第2の光偏向露
光用レーザ光(図4(B)に図示)は、グルーブトラッ
クの左右側壁を形成するよう対物レンズA9を介して、
原盤AD上に半径方向に照射露光される。スピンドルモ
ータA11は、原盤ADを所定の速度で回転させるよう
になされている。
【0024】図4(A),(B)に示すように、前記し
たアドレス用ウォブル信号は、例えばアドレスビットデ
ータが”1”の時は正弦波信号が3周期分だけ出力され
るように、ウォブルアドレス信号のビットデータに応じ
て信号の有無が決定される。
たアドレス用ウォブル信号は、例えばアドレスビットデ
ータが”1”の時は正弦波信号が3周期分だけ出力され
るように、ウォブルアドレス信号のビットデータに応じ
て信号の有無が決定される。
【0025】原盤ADを現像し、この原盤ADからスタ
ンパを作成し、スタンパから多数のレプリカとしての光
ディスク1(図1(A))を形成する。これにより、上
述したアドレス情報のデータビットに対応して多重化マ
ークMが形成されたプリグルーブ2を有する光ディスク
1が得られることになる。図1(B)、図2に示すよう
に、光ディスク1のプリグルーブ2の左右側壁は、多重
化マークMが高周波多重された同期信号ウォブルSに対
応してウォブルされる。一方、光ディスク1のプリグル
ーブ2の左右側壁の一方の側壁にあるウォブルにしか多
重化マークMを高周波多重しない場合には、その他方の
側壁には同期信号ウォブルSだけが連続して形成され
る。
ンパを作成し、スタンパから多数のレプリカとしての光
ディスク1(図1(A))を形成する。これにより、上
述したアドレス情報のデータビットに対応して多重化マ
ークMが形成されたプリグルーブ2を有する光ディスク
1が得られることになる。図1(B)、図2に示すよう
に、光ディスク1のプリグルーブ2の左右側壁は、多重
化マークMが高周波多重された同期信号ウォブルSに対
応してウォブルされる。一方、光ディスク1のプリグル
ーブ2の左右側壁の一方の側壁にあるウォブルにしか多
重化マークMを高周波多重しない場合には、その他方の
側壁には同期信号ウォブルSだけが連続して形成され
る。
【0026】図5は、このようにして得られた光ディス
ク1に対して、データを記録再生する光ディスク記録再
生装置の構成例を表している。光ディスク記録再生装置
Bの光ヘッドB1は、光ディスク1に対してレーザ光を
照射して、光ディスク1に対して記録データを記録し、
また,その反射光から再生データを再生する。記録再生
回路B2は、所定の方式でデータを変調するなどして、
光ヘッドB1へ記録データを出力し、また、光ヘッドB
1より入力された再生データを適宜復調して外部装置へ
出力するようになされている。
ク1に対して、データを記録再生する光ディスク記録再
生装置の構成例を表している。光ディスク記録再生装置
Bの光ヘッドB1は、光ディスク1に対してレーザ光を
照射して、光ディスク1に対して記録データを記録し、
また,その反射光から再生データを再生する。記録再生
回路B2は、所定の方式でデータを変調するなどして、
光ヘッドB1へ記録データを出力し、また、光ヘッドB
1より入力された再生データを適宜復調して外部装置へ
出力するようになされている。
【0027】ウォブル検出回路B3は、光ヘッドB1が
出力する再生信号(RF信号)からウォブル信号を検出
している。アドレス復調回路B4は、このウォブル信号
から同期信号及び多重化マーク信号を復調する。そし
て、復調したこの同期信号と多重化マーク信号とからア
ドレス情報を読み取り、その読取結果を送り制御回路B
5に出力している。送り制御回路B5は送りモータB9
に対して、アドレス情報に応じた光ヘッド1の半径方向
への送り信号を出力する。一方、送り制御回路B5は記
録再生回路B2からの、光ヘッド1が現在記録再生走査
している走査アドレス情報が供給される。こうして、記
録再生回路Bは光ヘッド1が現在記録再生走査している
セクタの正確な位置を検出確認して、記録データの光ヘ
ッド1への出力、復調した再生データの外部装置への出
力を行なう。上述したウォブル検出回路B3から出力す
るウォブル信号は、ランド3でもグルーブ2でも同様に
再生され、常に安定な同期信号(同期信号ウォブルS)
とアドレス情報(多重化マークM)とを得ることができ
る。CLV基準信号生成回路B6はアドレス復調回路B
5から供給されるアドレス情報、例えばトラック情報、
セクタアドレス等により、光ヘッドB1が現在走査して
いる記録再生位置の半径値を算出し、所定の線速度に比
例し半径値に反比例するモータ制御基準信号を生成して
モータ制御回路B7へ出力する。こうして、スピンドル
モータB8はCLV(Constant Linear Velocity:線速
度一定)で回転制御される。
出力する再生信号(RF信号)からウォブル信号を検出
している。アドレス復調回路B4は、このウォブル信号
から同期信号及び多重化マーク信号を復調する。そし
て、復調したこの同期信号と多重化マーク信号とからア
ドレス情報を読み取り、その読取結果を送り制御回路B
5に出力している。送り制御回路B5は送りモータB9
に対して、アドレス情報に応じた光ヘッド1の半径方向
への送り信号を出力する。一方、送り制御回路B5は記
録再生回路B2からの、光ヘッド1が現在記録再生走査
している走査アドレス情報が供給される。こうして、記
録再生回路Bは光ヘッド1が現在記録再生走査している
セクタの正確な位置を検出確認して、記録データの光ヘ
ッド1への出力、復調した再生データの外部装置への出
力を行なう。上述したウォブル検出回路B3から出力す
るウォブル信号は、ランド3でもグルーブ2でも同様に
再生され、常に安定な同期信号(同期信号ウォブルS)
とアドレス情報(多重化マークM)とを得ることができ
る。CLV基準信号生成回路B6はアドレス復調回路B
5から供給されるアドレス情報、例えばトラック情報、
セクタアドレス等により、光ヘッドB1が現在走査して
いる記録再生位置の半径値を算出し、所定の線速度に比
例し半径値に反比例するモータ制御基準信号を生成して
モータ制御回路B7へ出力する。こうして、スピンドル
モータB8はCLV(Constant Linear Velocity:線速
度一定)で回転制御される。
【0028】図6に再生するトラックと再生信号波形の
一例を示した。ウォブル検出回路B3から出力するウォ
ブル信号は、同期信号である低周波ウォブル検出信号
(同図(B))及び、多重化マーク信号である高周波ウ
ォブル検出信号(同図(C))を含む。この高周波ウォ
ブル検出信号における高周波ウォブルの3周期が、復調
されたアドレス情報である復調信号(同図(D))のア
ドレスデータビットが”1”に相当する区間である。
一例を示した。ウォブル検出回路B3から出力するウォ
ブル信号は、同期信号である低周波ウォブル検出信号
(同図(B))及び、多重化マーク信号である高周波ウ
ォブル検出信号(同図(C))を含む。この高周波ウォ
ブル検出信号における高周波ウォブルの3周期が、復調
されたアドレス情報である復調信号(同図(D))のア
ドレスデータビットが”1”に相当する区間である。
【0029】図7は、本発明の光ディスク1のアドレス
の形成例を表している。同図に示すように、光ディスク
1の内周から外周に向かって多数形成されているトラッ
クのうちの特定のトラックの位置を示すトラック情報
R、及び、光ディスク1の内周から外周に向かって等角
度間隔で形成された多数の放射角度のうちの特定の放射
角度範囲を示す角度情報θを含むアドレス(アドレス情
報)は等角度間隔周期で形成されるので、1つのアドレ
スのウォブルサイクル総数は光ディスク1の内周と外周
で同一であるが、物理長は異なることになる。
の形成例を表している。同図に示すように、光ディスク
1の内周から外周に向かって多数形成されているトラッ
クのうちの特定のトラックの位置を示すトラック情報
R、及び、光ディスク1の内周から外周に向かって等角
度間隔で形成された多数の放射角度のうちの特定の放射
角度範囲を示す角度情報θを含むアドレス(アドレス情
報)は等角度間隔周期で形成されるので、1つのアドレ
スのウォブルサイクル総数は光ディスク1の内周と外周
で同一であるが、物理長は異なることになる。
【0030】トラック番号を示すこのトラック情報R及
び角度情報θ、そして前記した多重化マークMを用いる
ことによって、容易に、光ディスク1のCAVの高精度
記録再生が可能であることは勿論である。すなわち、図
5に示した光ディスク記録再生装置Bの構成中、CLV
基準信号生成回路B6をCAV基準信号生成回路(図示
せず)に変更すると共に、CAV基準信号生成回路とア
ドレス情報読取回路B4との間を遮断する。こうして、
アドレス情報読取回路B4においてアドレス情報から読
み取った多重化マークM(トラック情報R及び角度情報
θを含むその読取結果)を送り制御回路B5へ出力す
る。CAV基準信号生成回路は、光ヘッドB1の記録再
生位置に無関係に、角速度一定でスピンドルモータB8
を回転する旨のモータ制御基準信号をモータ制御回路B
7へ生成出力する。これにより、スピンドルモータB8
はCAVで回転制御されるので、光ディスク1をCAV
で回転することができる。
び角度情報θ、そして前記した多重化マークMを用いる
ことによって、容易に、光ディスク1のCAVの高精度
記録再生が可能であることは勿論である。すなわち、図
5に示した光ディスク記録再生装置Bの構成中、CLV
基準信号生成回路B6をCAV基準信号生成回路(図示
せず)に変更すると共に、CAV基準信号生成回路とア
ドレス情報読取回路B4との間を遮断する。こうして、
アドレス情報読取回路B4においてアドレス情報から読
み取った多重化マークM(トラック情報R及び角度情報
θを含むその読取結果)を送り制御回路B5へ出力す
る。CAV基準信号生成回路は、光ヘッドB1の記録再
生位置に無関係に、角速度一定でスピンドルモータB8
を回転する旨のモータ制御基準信号をモータ制御回路B
7へ生成出力する。これにより、スピンドルモータB8
はCAVで回転制御されるので、光ディスク1をCAV
で回転することができる。
【0031】図8は、本発明の光ディスク1のアドレス
の別の形成例を表している。同図に示すように、1セク
タを構成するセクタ番号情報Sを含むセクタアドレス
(あるいはブロック番号情報を含むブロックアドレス)
は、一定のウォブルサイクル数で形成されるので、光デ
ィスク1の内周と外周でアドレス領域の物理長は異な
る。しかし、1セクタは一定の物理長周期で形成される
から、光ディスク1の内周と外周とに無関係に光ディス
ク1の全面にわたり一定である。セクタアドレス領域以
外のセクタ内では蛇行を連続して形成する。
の別の形成例を表している。同図に示すように、1セク
タを構成するセクタ番号情報Sを含むセクタアドレス
(あるいはブロック番号情報を含むブロックアドレス)
は、一定のウォブルサイクル数で形成されるので、光デ
ィスク1の内周と外周でアドレス領域の物理長は異な
る。しかし、1セクタは一定の物理長周期で形成される
から、光ディスク1の内周と外周とに無関係に光ディス
ク1の全面にわたり一定である。セクタアドレス領域以
外のセクタ内では蛇行を連続して形成する。
【0032】このように、上述した光ディスク1は、ア
ドレス領域とデータ領域が兼用でき、ランドでもグルー
ブでもCLV(線速度一定)回転制御情報及びアドレス
情報が安定して得られるので、データを高密度高精度に
記録することが可能になる。
ドレス領域とデータ領域が兼用でき、ランドでもグルー
ブでもCLV(線速度一定)回転制御情報及びアドレス
情報が安定して得られるので、データを高密度高精度に
記録することが可能になる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明の光ディスクは、
トラックがウォブルされて形成されており、このウォブ
ルにはアドレス情報のデータビットに対応して多重化マ
ークが高周波重畳されているので、この光ディスクを用
いたデータの記録再生時、読み出したこの多重化マーク
に基づいてアドレス情報を常時良好に得ることができる
ので、光ディスクの回転制御及び、現在走査中のトラッ
ク位置、セクタ位置(CLV方式時)あるいは角度位置
(CAV方式時)を正確に読み取ることができるから、
データを高密度高精度に記録再生することができる。ま
た、前記トラックとしてはグルーブトラックだけではな
く、グルーブトラックとランドトラックとの両トラック
を併用することによっても、前記多重化マークに基づい
てアドレス情報を常時良好に得ることができるので、光
ディスクの回転制御及び、現在走査中のトラック位置、
セクタ位置あるいは角度位置を正確に読み取ることがで
き、グルーブトラックだけを用いた記録再生時と同様
に、グルーブトラックとランドトラックとの両トラック
にデータを高密度に記録再生することができる。さら
に、前記アドレス情報が前記トラックの位置を示すトラ
ック情報(トラック番号情報)及び角度情報を含むもの
である場合には容易にCAV記録再生が可能である。さ
らに、この角度情報とトラック番号情報から記録再生位
置の半径値を算出すれば容易にCLV記録再生も可能で
ある。さらに、このアドレス情報が光ディスク上におけ
るセクタ番号あるいはブロック番号のアドレスを含むも
のである場合には容易にCLV記録が可能である。さら
に、本発明の光ディスク原盤製造装置によれば、上記し
た効果を奏する光ディスクを複製するための光ディスク
原盤を作成することができる。
トラックがウォブルされて形成されており、このウォブ
ルにはアドレス情報のデータビットに対応して多重化マ
ークが高周波重畳されているので、この光ディスクを用
いたデータの記録再生時、読み出したこの多重化マーク
に基づいてアドレス情報を常時良好に得ることができる
ので、光ディスクの回転制御及び、現在走査中のトラッ
ク位置、セクタ位置(CLV方式時)あるいは角度位置
(CAV方式時)を正確に読み取ることができるから、
データを高密度高精度に記録再生することができる。ま
た、前記トラックとしてはグルーブトラックだけではな
く、グルーブトラックとランドトラックとの両トラック
を併用することによっても、前記多重化マークに基づい
てアドレス情報を常時良好に得ることができるので、光
ディスクの回転制御及び、現在走査中のトラック位置、
セクタ位置あるいは角度位置を正確に読み取ることがで
き、グルーブトラックだけを用いた記録再生時と同様
に、グルーブトラックとランドトラックとの両トラック
にデータを高密度に記録再生することができる。さら
に、前記アドレス情報が前記トラックの位置を示すトラ
ック情報(トラック番号情報)及び角度情報を含むもの
である場合には容易にCAV記録再生が可能である。さ
らに、この角度情報とトラック番号情報から記録再生位
置の半径値を算出すれば容易にCLV記録再生も可能で
ある。さらに、このアドレス情報が光ディスク上におけ
るセクタ番号あるいはブロック番号のアドレスを含むも
のである場合には容易にCLV記録が可能である。さら
に、本発明の光ディスク原盤製造装置によれば、上記し
た効果を奏する光ディスクを複製するための光ディスク
原盤を作成することができる。
【図1】本発明の光ディスクの構成を説明するための図
である。
である。
【図2】本発明の光ディスクの構成を説明するための図
である。
である。
【図3】本発明の光ディスク原盤製造装置を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図4】第1及び第2の光偏向回路の動作を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図5】本発明の光ディスク再生装置を説明するための
図である。
図である。
【図6】光ディスクの再生個所と再生波形の関係を説明
するための図である。
するための図である。
【図7】光ディスクのセクタアドレスの形成例を示す図
である。
である。
【図8】光ディスクのセクタアドレスの形成例を示す図
である。
である。
【図9】ウォブリングによるアドレスの記録を説明する
図である。
図である。
【図10】従来例のディスク形態を概念的に示す要部拡
大図を示す。
大図を示す。
【図11】本発明の光ディスクの別の構成を説明するた
めの図である。
めの図である。
1 光ディスク 2 グルーブ 3 ランド A 光ディスク原盤製造装置 A4 第1の光偏向器(第1の光偏向手段) A8 第2の光偏向器(第2の光偏向手段) B 光ディスク再生装置 B3 ウォブル検出回路(検出手段) B4 AM復調回路(ウォブリング信号抽出手段) B5 アドレス情報読取回路(アドレス情報読取手段) M 多重化マーク R トラック情報 Θ 角度情報
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 19/247 G11B 19/247 R (72)発明者 植木 泰弘 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】データを記録するトラックがウォブルされ
て形成されている光ディスクであって、 前記トラックの溝幅及び溝間幅は各々略一定であり、 前記ウォブルは、光ディスクを角速度一定で回転した時
には、略一定の周波数が得られるように前記トラックの
両端部に形成されており、かつウォブリングの周期より
短い周期の多重化マークを、アドレス情報のデータビッ
トの態様に応じて、前記トラックの一端部あるいは両端
部に重畳してなることを特徴とする光ディスク。 - 【請求項2】請求項1に記載の光ディスクであって、 前記アドレス情報は、少なくとも、光ディスク上におけ
る前記トラックの位置を示すトラック情報及び角度情報
を含むことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項3】請求項1記載の光ディスクであって、 前記アドレス情報は、セクタ番号あるいはブロック番号
を示すアドレスであり、 このアドレスの周期は、光ディスクの半径方向に亘り略
一定であることを特徴とする光ディスク。 - 【請求項4】請求項1、請求項2、請求項3のいずれか
に記載の光ディスクにデータを記録再生する光ディスク
記録再生装置であって、 回転する光ディスクを記録再生走査して得られた記録再
生信号から前記ウォブルに対応したウォブリング信号を
検出する検出手段と、 このウォブリング信号から前記多重化マークを復調し
て、前記アドレス情報を読み取るアドレス情報読取手段
とを備え、 このアドレス情報に基づいて、光ディスクの回転制御
を、線速度一定あるいは角速度一定で行うことを特徴と
する光ディスク記録再生装置。 - 【請求項5】請求項1、請求項2、請求項3のいずれか
に記載の光ディスクにデータを記録再生する光ディスク
記録再生方法であって、 回転する光ディスクを記録再生走査して得られた記録再
生信号から前記ウォブルに対応したウォブリング信号を
検出する検出手順と、 このウォブリング信号から前記多重化マークを復調し
て、前記アドレス情報を読み取るアドレス情報読取手順
とを備え、 このアドレス情報に基づいて、光ディスクの回転制御
を、線速度一定あるいは角速度一定で行うことを特徴と
する光ディスク記録再生方法。 - 【請求項6】請求項1、請求項2、請求項3のいずれか
に記載の光ディスクの原盤を製造する光ディスク原盤製
造装置であって、 略一定の周波数を有するクロックを波形整形した同期ウ
ォブル信号で露光用レーザ光を光偏向して得た第1の光
偏向露光用レーザ光を出力する第1の光偏向手段と、 前記アドレス情報を前記クロックで変調した信号に、前
記多重化マークを重畳してなるアドレス情報ウォブル信
号で、前記第1の光偏向露光用レーザ光を光偏向して得
た第2の光偏向露光用レーザ光を出力する第2の光偏向
手段と、 前記第2の光偏向露光用レーザ光を用いて、前記原盤上
に前記ウォブルを形成することを特徴とする光ディスク
原盤製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10095450A JPH11273089A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 光ディスク、光ディスク記録再生装置、光ディスク記録再生方法、光ディスク原盤製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10095450A JPH11273089A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 光ディスク、光ディスク記録再生装置、光ディスク記録再生方法、光ディスク原盤製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11273089A true JPH11273089A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=14138042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10095450A Pending JPH11273089A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 光ディスク、光ディスク記録再生装置、光ディスク記録再生方法、光ディスク原盤製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11273089A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001052250A1 (fr) * | 2000-01-14 | 2001-07-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Disque optique et dispositif de lecture d'adresses de disque optique et procede associe |
US7116624B2 (en) | 2000-08-31 | 2006-10-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical disc and physical address format |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP10095450A patent/JPH11273089A/ja active Pending
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE40639E1 (en) | 2000-01-14 | 2009-02-17 | Panasonic Corporation | Optical disc and optical disc address reading apparatus and method |
WO2001052250A1 (fr) * | 2000-01-14 | 2001-07-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Disque optique et dispositif de lecture d'adresses de disque optique et procede associe |
US6898175B2 (en) | 2000-01-14 | 2005-05-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical disc having positive marks and negative marks in a sector block |
US6912185B2 (en) | 2000-01-14 | 2005-06-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical disc and optical disc address reading apparatus and method |
US6999404B2 (en) | 2000-01-14 | 2006-02-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical disc and optical disc address reading apparatus and method |
US7035189B2 (en) | 2000-01-14 | 2006-04-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical disc and optical disc address reading apparatus and method |
US7068589B2 (en) | 2000-01-14 | 2006-06-27 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical disc and optical disc address reading apparatus and method |
JP2010061804A (ja) * | 2000-01-14 | 2010-03-18 | Panasonic Corp | 光ディスク並びに光ディスクのアドレス読取装置及び方法 |
US6738342B2 (en) | 2000-01-14 | 2004-05-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical disc and optical disc address reading apparatus and method |
US7269116B2 (en) | 2000-08-31 | 2007-09-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical disc and physical address format |
US7269117B2 (en) | 2000-08-31 | 2007-09-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical disc and physical address format |
US7327660B2 (en) | 2000-08-31 | 2008-02-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical disc and physical address format |
US7257073B2 (en) | 2000-08-31 | 2007-08-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical disc and physical address format |
US7593314B2 (en) | 2000-08-31 | 2009-09-22 | Panasonic Corporation | Optical disc and physical address format |
US7593313B2 (en) | 2000-08-31 | 2009-09-22 | Panasonic Corporation | Optical disc and physical address format |
US7596076B2 (en) | 2000-08-31 | 2009-09-29 | Panasonic Corporation | Optical disc and physical address format |
US7116624B2 (en) | 2000-08-31 | 2006-10-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical disc and physical address format |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040330 |
|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050729 |
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A02 | Decision of refusal |
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