JPH11269064A - 胃・十二指腸付着性医薬組成物 - Google Patents
胃・十二指腸付着性医薬組成物Info
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- JPH11269064A JPH11269064A JP10072099A JP7209998A JPH11269064A JP H11269064 A JPH11269064 A JP H11269064A JP 10072099 A JP10072099 A JP 10072099A JP 7209998 A JP7209998 A JP 7209998A JP H11269064 A JPH11269064 A JP H11269064A
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- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/48—Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
- A61K9/50—Microcapsules having a gas, liquid or semi-solid filling; Solid microparticles or pellets surrounded by a distinct coating layer, e.g. coated microspheres, coated drug crystals
- A61K9/5005—Wall or coating material
- A61K9/5021—Organic macromolecular compounds
- A61K9/5026—Organic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. polyvinyl pyrrolidone, poly(meth)acrylates
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/0012—Galenical forms characterised by the site of application
- A61K9/0053—Mouth and digestive tract, i.e. intraoral and peroral administration
- A61K9/0065—Forms with gastric retention, e.g. floating on gastric juice, adhering to gastric mucosa, expanding to prevent passage through the pylorus
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 胃及び/又は十二指腸で作用する薬物と
ポリグリセリン脂肪酸エステル及び/又は脂質とを含有
する組成物を、酸性条件下において消化管粘膜表面に接
着能を有し中性又はアルカリ性において消化管粘膜より
脱離するポリマーでコーティングしたことを特徴とする
胃・十二指腸付着性医薬組成物。 【効果】 胃及び十二指腸の粘膜のみに付着し、薬物を
長時間にわたり放出するので、少ない薬物で十分な効果
が得られる。
ポリグリセリン脂肪酸エステル及び/又は脂質とを含有
する組成物を、酸性条件下において消化管粘膜表面に接
着能を有し中性又はアルカリ性において消化管粘膜より
脱離するポリマーでコーティングしたことを特徴とする
胃・十二指腸付着性医薬組成物。 【効果】 胃及び十二指腸の粘膜のみに付着し、薬物を
長時間にわたり放出するので、少ない薬物で十分な効果
が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、胃粘膜及び十二指
腸粘膜にのみ付着し、かつ薬物の放出が制御された医薬
組成物に関する。
腸粘膜にのみ付着し、かつ薬物の放出が制御された医薬
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】薬物の有効利用を考えた場合、製剤から
の薬物の放出を制御した製剤、特に持続性製剤は、長時
間の放出性の持続ができるため投薬回数の低減や、血中
濃度を一定時間保持できるなど大きな利点がある。そこ
で、持続性の製剤については、多様な面からの検討がさ
れている。
の薬物の放出を制御した製剤、特に持続性製剤は、長時
間の放出性の持続ができるため投薬回数の低減や、血中
濃度を一定時間保持できるなど大きな利点がある。そこ
で、持続性の製剤については、多様な面からの検討がさ
れている。
【0003】このような持続性製剤の多くは、薬物の主
な吸収部位が腸管であることから、製剤が消化管全体を
通過する間に徐々に薬物を放出するように設計されたも
のが多い。これに対し、腸管で吸収されてから薬効を発
揮するのでなく、胃や十二指腸の局所で薬効を発揮させ
るように設計された製剤は少ない。
な吸収部位が腸管であることから、製剤が消化管全体を
通過する間に徐々に薬物を放出するように設計されたも
のが多い。これに対し、腸管で吸収されてから薬効を発
揮するのでなく、胃や十二指腸の局所で薬効を発揮させ
るように設計された製剤は少ない。
【0004】薬物を胃内で作用させることを目的とした
製剤としては、製剤に浮遊性を持たせることで胃内滞留
性を高めた製剤(Daviss SS et al.P
harm.Res.1986:208−213)や比重
を上げることで粘膜面への接触率を向上させた製剤(D
evereux JE et al.Pharmaco
l 1990;42:500−501)などが報告され
ている。しかし、これらの製剤は滞留が十分ではなかっ
た。また、配合されたポリマーが、水によりゲル化する
ことで、消化管粘膜上に付着する製剤が提案されている
(特開平5−132416号)。しかしながら、この製
剤は、付着する消化管の選択性がなく、胃及び十二指腸
の粘膜のみに付着させることはできない。
製剤としては、製剤に浮遊性を持たせることで胃内滞留
性を高めた製剤(Daviss SS et al.P
harm.Res.1986:208−213)や比重
を上げることで粘膜面への接触率を向上させた製剤(D
evereux JE et al.Pharmaco
l 1990;42:500−501)などが報告され
ている。しかし、これらの製剤は滞留が十分ではなかっ
た。また、配合されたポリマーが、水によりゲル化する
ことで、消化管粘膜上に付着する製剤が提案されている
(特開平5−132416号)。しかしながら、この製
剤は、付着する消化管の選択性がなく、胃及び十二指腸
の粘膜のみに付着させることはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、胃及び十二指腸の粘膜にのみ付着し、かつ薬物の放
出が制御され、胃及び十二指腸に対して選択的に優れた
薬理作用を有する製剤を提供することにある。
は、胃及び十二指腸の粘膜にのみ付着し、かつ薬物の放
出が制御され、胃及び十二指腸に対して選択的に優れた
薬理作用を有する製剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる実情に鑑み本発明
者は鋭意研究を行った結果、ポリグリセリン脂肪酸エス
テル及び/又は脂質により薬物の放出を制御すると共
に、酸性条件下において消化管粘膜表面に付着し、中性
又はアルカリ性条件下においては付着しないポリマーに
より胃又は十二指腸の粘膜のみの選択的付着能を付与す
れば、薬物が胃及び十二指腸の粘膜に長時間作用し、か
つ腸管では速やかに排出されるのでより低濃度の薬物で
高い薬理作用が得られる製剤が得られることを見出し本
発明を完成した。
者は鋭意研究を行った結果、ポリグリセリン脂肪酸エス
テル及び/又は脂質により薬物の放出を制御すると共
に、酸性条件下において消化管粘膜表面に付着し、中性
又はアルカリ性条件下においては付着しないポリマーに
より胃又は十二指腸の粘膜のみの選択的付着能を付与す
れば、薬物が胃及び十二指腸の粘膜に長時間作用し、か
つ腸管では速やかに排出されるのでより低濃度の薬物で
高い薬理作用が得られる製剤が得られることを見出し本
発明を完成した。
【0007】すなわち本発明は、胃及び/又は十二指腸
で作用する薬物とポリグリセリン脂肪酸エステル及び/
又は脂質とを含有する組成物を、酸性条件下において消
化管粘膜表面に接着能を有し中性又はアルカリ性におい
て消化管粘膜より脱離するポリマーでコーティングした
ことを特徴とする胃・十二指腸付着性医薬組成物を提供
するものである。
で作用する薬物とポリグリセリン脂肪酸エステル及び/
又は脂質とを含有する組成物を、酸性条件下において消
化管粘膜表面に接着能を有し中性又はアルカリ性におい
て消化管粘膜より脱離するポリマーでコーティングした
ことを特徴とする胃・十二指腸付着性医薬組成物を提供
するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いる酸性条件下におい
て胃及び/又は十二指腸粘膜表面に接着能を有し、中性
又はアルカリ性において消化管粘膜により脱離するポリ
マー(以下、「pH依存付着性ポリマー」という)は、特
に限定されないが、溶解pHが4以上であり、アニオン性
基を有するものが好ましい。このようなpH依存付着性ポ
リマーとしては、次のものが例示される。
て胃及び/又は十二指腸粘膜表面に接着能を有し、中性
又はアルカリ性において消化管粘膜により脱離するポリ
マー(以下、「pH依存付着性ポリマー」という)は、特
に限定されないが、溶解pHが4以上であり、アニオン性
基を有するものが好ましい。このようなpH依存付着性ポ
リマーとしては、次のものが例示される。
【0009】(1)天然高分子:精製セラック、白色セ
ラック。 (2)合成高分子: セルロース誘導体ポリマー:ヒドロキシプロピルメチル
セルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチ
ルセルロース、セルロースアセテートトリメリテート、
セルロースアセテートフタレートなど。 アクリル系ポリマー:アクリル酸及び/又はメタクリル
酸から得られるポリマー、アクリル酸及び/又はメタク
リル酸と、カルボン酸エステルとから得られるポリマー
など。 ポリビニルアルコール系ポリマー:ポリビニルアセテー
トフタレートなど。
ラック。 (2)合成高分子: セルロース誘導体ポリマー:ヒドロキシプロピルメチル
セルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチ
ルセルロース、セルロースアセテートトリメリテート、
セルロースアセテートフタレートなど。 アクリル系ポリマー:アクリル酸及び/又はメタクリル
酸から得られるポリマー、アクリル酸及び/又はメタク
リル酸と、カルボン酸エステルとから得られるポリマー
など。 ポリビニルアルコール系ポリマー:ポリビニルアセテー
トフタレートなど。
【0010】また、本発明に用いるpH依存付着性ポリマ
ーは、カルボキシル基を有するものが特に好ましく、特
にアクリル酸及び/又はメタクリル酸から得られるポリ
マーが好ましく、更にアクリル酸及び/又はメタクリル
酸と、カルボン酸エステルとから得られるポリマーが好
ましい。ここで用いるカルボン酸エステルとしては、ア
クリル酸エステル及びメタクリル酸エステル、例えばア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プ
ロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチル、ア
クリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロ
キシプロピル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロ
ピル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル
酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸n−ブチル、
メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル等が
挙げられる。
ーは、カルボキシル基を有するものが特に好ましく、特
にアクリル酸及び/又はメタクリル酸から得られるポリ
マーが好ましく、更にアクリル酸及び/又はメタクリル
酸と、カルボン酸エステルとから得られるポリマーが好
ましい。ここで用いるカルボン酸エステルとしては、ア
クリル酸エステル及びメタクリル酸エステル、例えばア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プ
ロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチル、ア
クリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロ
キシプロピル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロ
ピル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル
酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸n−ブチル、
メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル等が
挙げられる。
【0011】これらポリマーとしてはメタクリル酸−メ
タクリル酸メチルコポリマーが好ましく特に、メタクリ
ル酸含量が20〜60%のもの、例えばオイドラギット
L100又はS100が特に好ましい。
タクリル酸メチルコポリマーが好ましく特に、メタクリ
ル酸含量が20〜60%のもの、例えばオイドラギット
L100又はS100が特に好ましい。
【0012】本発明に用いるポリグリセリン脂肪酸エス
テルは、特に限定されず、ジ、トリ又はこれを超えるポ
リグリセリンであってもよい。ポリグリセリン脂肪酸エ
ステルの具体例としては、モノステアリン酸ジグリセリ
ル、モノステアリン酸テトラグリセリル、モノステアリ
ン酸ヘキサグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリ
ル、トリステアリン酸テトラグリセリル、トリステアリ
ン酸デカグリセリル、ペンタステアリン酸テトラグリセ
リル、ペンタステアリン酸ヘキサグリセリル、モノオレ
イン酸ヘキサグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリ
ル、ジオレイン酸トリグリセリル、ジオレイン酸テトラ
グリセリル、ペンタオレイン酸テトラグリセリル、ペン
タオレイン酸ヘキサグリセリル、ジリノール酸トリグリ
セリル、ジリノール酸テトラグリセリル、ジリノール酸
ヘキサグリセリル、モノパルミチン酸テトラグリセリ
ル、モノパルミチン酸ヘキサグリセリル、モノパルミチ
ン酸デカグリセリル、トリパルミチン酸テトラグリセリ
ル、トリパルミチン酸ヘキサグリセリルなどが挙げられ
る。本発明に用いる脂質としては、高級アルコール、脂
肪酸グリセリンエステル、ロウ類又は炭化水素類等が挙
げられる。脂質の具体例としては、飽和脂肪酸又はその
塩としては、例えば、ステアリン酸、ステアリン酸マグ
ネシウム、ステアリン酸アルミニウム、高級アルコール
としては、例えば、ステアリルアルコール、セチルアル
コール、脂肪酸グリセリンエステルとしては、脂肪酸と
のトリグリセリドのみならず、モノグリセリド、ジグリ
セリドであっても良い。ロウ類としては、例えばカルナ
バロウ、ミツロウ、炭化水素としては、例えば、マイク
ロクリスタリンワックス、パラフィン等が挙げられる。
テルは、特に限定されず、ジ、トリ又はこれを超えるポ
リグリセリンであってもよい。ポリグリセリン脂肪酸エ
ステルの具体例としては、モノステアリン酸ジグリセリ
ル、モノステアリン酸テトラグリセリル、モノステアリ
ン酸ヘキサグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリ
ル、トリステアリン酸テトラグリセリル、トリステアリ
ン酸デカグリセリル、ペンタステアリン酸テトラグリセ
リル、ペンタステアリン酸ヘキサグリセリル、モノオレ
イン酸ヘキサグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリ
ル、ジオレイン酸トリグリセリル、ジオレイン酸テトラ
グリセリル、ペンタオレイン酸テトラグリセリル、ペン
タオレイン酸ヘキサグリセリル、ジリノール酸トリグリ
セリル、ジリノール酸テトラグリセリル、ジリノール酸
ヘキサグリセリル、モノパルミチン酸テトラグリセリ
ル、モノパルミチン酸ヘキサグリセリル、モノパルミチ
ン酸デカグリセリル、トリパルミチン酸テトラグリセリ
ル、トリパルミチン酸ヘキサグリセリルなどが挙げられ
る。本発明に用いる脂質としては、高級アルコール、脂
肪酸グリセリンエステル、ロウ類又は炭化水素類等が挙
げられる。脂質の具体例としては、飽和脂肪酸又はその
塩としては、例えば、ステアリン酸、ステアリン酸マグ
ネシウム、ステアリン酸アルミニウム、高級アルコール
としては、例えば、ステアリルアルコール、セチルアル
コール、脂肪酸グリセリンエステルとしては、脂肪酸と
のトリグリセリドのみならず、モノグリセリド、ジグリ
セリドであっても良い。ロウ類としては、例えばカルナ
バロウ、ミツロウ、炭化水素としては、例えば、マイク
ロクリスタリンワックス、パラフィン等が挙げられる。
【0013】また、製剤からの薬物の放出性を任意にコ
ントロールするために、水溶性又は酸性条件下で溶解す
るような高分子をポリグリセリン脂肪酸エステル及び/
又は脂質に任意の割合で配合してもよい。このような高
分子としては、次のものが例示される。 (1)水溶性高分子:ポリエチレングリコール、ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース
など (2)酸性溶解性高分子:アミノアルキルメタアクリレ
ートコポリマー、ポリビニルアセタールジエチルアミノ
アセテートなど
ントロールするために、水溶性又は酸性条件下で溶解す
るような高分子をポリグリセリン脂肪酸エステル及び/
又は脂質に任意の割合で配合してもよい。このような高
分子としては、次のものが例示される。 (1)水溶性高分子:ポリエチレングリコール、ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース
など (2)酸性溶解性高分子:アミノアルキルメタアクリレ
ートコポリマー、ポリビニルアセタールジエチルアミノ
アセテートなど
【0014】本発明における放出性を任意にコントロー
ルするためにポリグリセリン脂肪酸エステル及び/又は
脂質に配合する水溶性高分子の割合としては、0.1〜
60重量%の範囲が好ましい。
ルするためにポリグリセリン脂肪酸エステル及び/又は
脂質に配合する水溶性高分子の割合としては、0.1〜
60重量%の範囲が好ましい。
【0015】本発明に用いられる薬物としては、胃や十
二指腸で作用する薬物が好適である。このような薬物と
しては、制酸剤、胃粘膜保護剤、H2ブロッカー、PP
I、抗菌物質、ウレアーゼ阻害剤等が挙げられ、このう
ち抗菌物質が最適である。
二指腸で作用する薬物が好適である。このような薬物と
しては、制酸剤、胃粘膜保護剤、H2ブロッカー、PP
I、抗菌物質、ウレアーゼ阻害剤等が挙げられ、このう
ち抗菌物質が最適である。
【0016】本発明で用いる抗菌物質としては、例え
ば、抗ヘリコバクター・ピロリ活性物質、ビスマス塩、
キノロン系化合物などが挙げられる。このうち、抗ヘリ
コバクター・ピロリ活性物質が好ましい。抗ヘリコバク
ター・ピロリ活性物質としては、例えば、ペニシリン系
抗生物質(アモキシシリン、アンピシリン等)、マクロ
ライド系抗生物質(エリスロマイシン、クラリスロマイ
シン等)、テトラサイクリン系抗生物質(テトラサイク
リン、ミノサイクリン、ストレプトマイシン等)などが
挙げられる。本発明で用いる抗菌物質は、好ましくは、
ペニシリン系抗生物質であり、ヘリコバクター・ピロリ
に対し高い抗菌性を有するアモキシシリン(以下「AM
OX」という)が特に好ましい。
ば、抗ヘリコバクター・ピロリ活性物質、ビスマス塩、
キノロン系化合物などが挙げられる。このうち、抗ヘリ
コバクター・ピロリ活性物質が好ましい。抗ヘリコバク
ター・ピロリ活性物質としては、例えば、ペニシリン系
抗生物質(アモキシシリン、アンピシリン等)、マクロ
ライド系抗生物質(エリスロマイシン、クラリスロマイ
シン等)、テトラサイクリン系抗生物質(テトラサイク
リン、ミノサイクリン、ストレプトマイシン等)などが
挙げられる。本発明で用いる抗菌物質は、好ましくは、
ペニシリン系抗生物質であり、ヘリコバクター・ピロリ
に対し高い抗菌性を有するアモキシシリン(以下「AM
OX」という)が特に好ましい。
【0017】本発明組成物において、薬物の含量は、薬
物の種類、製剤により適宜決定すればよいが、一般的に
0.01〜95重量%程度が好ましく、特に0.1〜9
0重量%の範囲が好ましい。またポリグリセリン脂肪酸
エステル及び/又は脂質(以下「ポリグリセリン脂肪酸
エステル等」という)は、その種類や薬物の放出時間等
により、使用量を決定すればよいが、一般的に組成物中
0.1〜95重量%含有することが好ましく、特に1〜
60重量%含有することが好ましい。また、pH依存付着
性ポリマーは、組成物中0.1〜95重量%とすること
が好ましく、特に10〜90重量%とすることが好まし
い。
物の種類、製剤により適宜決定すればよいが、一般的に
0.01〜95重量%程度が好ましく、特に0.1〜9
0重量%の範囲が好ましい。またポリグリセリン脂肪酸
エステル及び/又は脂質(以下「ポリグリセリン脂肪酸
エステル等」という)は、その種類や薬物の放出時間等
により、使用量を決定すればよいが、一般的に組成物中
0.1〜95重量%含有することが好ましく、特に1〜
60重量%含有することが好ましい。また、pH依存付着
性ポリマーは、組成物中0.1〜95重量%とすること
が好ましく、特に10〜90重量%とすることが好まし
い。
【0018】本発明の組成物中には、固形医薬品の製造
に用いられる慣用の添加剤を使用してもよい。このよう
な添加剤としては、次のものが例示される。 (1)賦形剤:乳糖、コーンスターチ、タルク、粉糖、
形質無水ケイ酸、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムな
ど (2)結合剤:澱粉、ショ糖、ゼラチン、アラビアゴム
粉末、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチル
セルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、ポリビニルピロリドン、プルラン、デキストリ
ンなど (3)可塑剤:ポリエチレングリコール、クエン酸トリ
エチルなど その他に、着色剤;矯味剤;吸着剤;防腐剤;湿潤剤;
帯電防止剤などが挙げられる。これらの添加剤の添加量
は、pHに依存した胃粘膜への付着性を損なわず、薬物の
放出性に影響を及ぼさない範囲において、適宜選択され
る。
に用いられる慣用の添加剤を使用してもよい。このよう
な添加剤としては、次のものが例示される。 (1)賦形剤:乳糖、コーンスターチ、タルク、粉糖、
形質無水ケイ酸、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムな
ど (2)結合剤:澱粉、ショ糖、ゼラチン、アラビアゴム
粉末、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチル
セルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、ポリビニルピロリドン、プルラン、デキストリ
ンなど (3)可塑剤:ポリエチレングリコール、クエン酸トリ
エチルなど その他に、着色剤;矯味剤;吸着剤;防腐剤;湿潤剤;
帯電防止剤などが挙げられる。これらの添加剤の添加量
は、pHに依存した胃粘膜への付着性を損なわず、薬物の
放出性に影響を及ぼさない範囲において、適宜選択され
る。
【0019】本発明組成物は、薬物、必要により添加剤
及びポリグリセリン脂肪酸エステル等を含有する組成物
にpH依存付着性ポリマーをコーティングしたものであ
る。ここで薬物、必要な添加剤及びポリグリセリン脂肪
酸エステル等を含有する組成物は、薬物又はこれと添加
剤の混合物にポリグリセリン脂肪酸エステル等をコーテ
ィングしたものでもよいし、薬物、必要な添加剤及びポ
リグリセリン脂肪酸エステル等を混合したマトリックス
であってもよいが、前者の方が好ましい。なお、「コー
ティング」とは、コーティング剤により、粒子表面全体
が均一にコーティングされている場合に限らず、粒子表
面が部分的にコーティングされている場合も含む。
及びポリグリセリン脂肪酸エステル等を含有する組成物
にpH依存付着性ポリマーをコーティングしたものであ
る。ここで薬物、必要な添加剤及びポリグリセリン脂肪
酸エステル等を含有する組成物は、薬物又はこれと添加
剤の混合物にポリグリセリン脂肪酸エステル等をコーテ
ィングしたものでもよいし、薬物、必要な添加剤及びポ
リグリセリン脂肪酸エステル等を混合したマトリックス
であってもよいが、前者の方が好ましい。なお、「コー
ティング」とは、コーティング剤により、粒子表面全体
が均一にコーティングされている場合に限らず、粒子表
面が部分的にコーティングされている場合も含む。
【0020】本発明における製剤からの薬物の放出時間
は、選択される薬物の性質等を考慮し任意に設定すれば
よいが、製剤が胃粘膜に付着し直接的に薬物を作用させ
る性質を充分に発揮させるためには、連続的かつ長時間
であることが望ましい。また、胃液及び胃上皮細胞の代
謝や食事等の影響も考慮し、胃粘膜に付着滞留している
時間内に薬物の放出が終了することが望ましい。以上の
点を考慮し、製剤からの薬物の放出時間は、2〜8時間
であることが望ましい。放出時間のコントロールは、ポ
リグリセリン脂肪酸エステル等と水溶性ポリマーの比、
ポリグリセリン脂肪酸エステル等の量等により調整すれ
ばよい。
は、選択される薬物の性質等を考慮し任意に設定すれば
よいが、製剤が胃粘膜に付着し直接的に薬物を作用させ
る性質を充分に発揮させるためには、連続的かつ長時間
であることが望ましい。また、胃液及び胃上皮細胞の代
謝や食事等の影響も考慮し、胃粘膜に付着滞留している
時間内に薬物の放出が終了することが望ましい。以上の
点を考慮し、製剤からの薬物の放出時間は、2〜8時間
であることが望ましい。放出時間のコントロールは、ポ
リグリセリン脂肪酸エステル等と水溶性ポリマーの比、
ポリグリセリン脂肪酸エステル等の量等により調整すれ
ばよい。
【0021】本発明の医薬組成物の粒子径は、胃及び/
又は十二指腸粘膜への付着性の点で30〜300μmの
範囲とすることが好ましく、特に75〜300μm、更
に100〜250μmの範囲とすることが好ましい。
又は十二指腸粘膜への付着性の点で30〜300μmの
範囲とすることが好ましく、特に75〜300μm、更
に100〜250μmの範囲とすることが好ましい。
【0022】本発明の医薬は、例えばポリグリセリン脂
肪酸エステル等をコーティングした製剤の場合、慣用の
造粒機などを用いて薬物を含む粒子を調製した後、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル等及びpH依存付着性ポリマー
を順次コーティングを行うことにより製造できる。造粒
には、流動造粒法、転動造粒法などが採用できる。コー
ティングには、慣用の方法、例えば、パンコーティング
法、流動コーティング法、転動コーティング法などが採
用できる。コーティング剤が、水や有機溶剤を含む溶液
又は分散液である場合には、スプレーコーティング法も
採用できる。また、薬物等とポリグリセリン脂肪酸エス
テル等とを含む組成物がマトリックスの場合、薬物等を
含む水不溶性高分子を適当な有機溶媒に溶解させた後、
練合・粉砕により調製するか、もしくは、溶媒と混和し
ないような溶液中に分散させ、加温により溶媒を蒸発さ
せることにより粒子を調製した後、pH依存付着性ポリマ
ーのコーティングを行ってもよい。なお、有機溶媒の種
類は特に制限されず、例えば、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール等のアルコール類、アセトン等の
ケトン類、クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン
化炭化水素類などが挙げられる。また、コーティング剤
及びマトリックス中には、前記の添加物等を含有しても
よい。
肪酸エステル等をコーティングした製剤の場合、慣用の
造粒機などを用いて薬物を含む粒子を調製した後、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル等及びpH依存付着性ポリマー
を順次コーティングを行うことにより製造できる。造粒
には、流動造粒法、転動造粒法などが採用できる。コー
ティングには、慣用の方法、例えば、パンコーティング
法、流動コーティング法、転動コーティング法などが採
用できる。コーティング剤が、水や有機溶剤を含む溶液
又は分散液である場合には、スプレーコーティング法も
採用できる。また、薬物等とポリグリセリン脂肪酸エス
テル等とを含む組成物がマトリックスの場合、薬物等を
含む水不溶性高分子を適当な有機溶媒に溶解させた後、
練合・粉砕により調製するか、もしくは、溶媒と混和し
ないような溶液中に分散させ、加温により溶媒を蒸発さ
せることにより粒子を調製した後、pH依存付着性ポリマ
ーのコーティングを行ってもよい。なお、有機溶媒の種
類は特に制限されず、例えば、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール等のアルコール類、アセトン等の
ケトン類、クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン
化炭化水素類などが挙げられる。また、コーティング剤
及びマトリックス中には、前記の添加物等を含有しても
よい。
【0023】
【実施例】以下に、実施例及び実験例により本発明をよ
り詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限
定されるものではない。
り詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限
定されるものではない。
【0024】実施例1 エタノール20mL中に、メタクリル酸−メタクリル酸コ
ポリマー6g及びクエン酸トリエチル1.2gを入れよ
く溶解させた後、モノステアリン酸テトラグリセリル8
gを入れ混合し、乾燥させた後、粉砕・分級操作を行い
150μmの製剤を得た。
ポリマー6g及びクエン酸トリエチル1.2gを入れよ
く溶解させた後、モノステアリン酸テトラグリセリル8
gを入れ混合し、乾燥させた後、粉砕・分級操作を行い
150μmの製剤を得た。
【0025】比較例1 モノステアリン酸テトラグリセリル12gを85℃に加
温し溶解させた後、カルボキシビニルポリマー4gを添
加しよく混合した後、固化させ、粉砕・分級操作を行
い、150μmの製剤を得た。
温し溶解させた後、カルボキシビニルポリマー4gを添
加しよく混合した後、固化させ、粉砕・分級操作を行
い、150μmの製剤を得た。
【0026】実施例2 エタノール20mL中に、メタクリル酸−メタクリル酸コ
ポリマー6g及びクエン酸トリエチル1.2gを入れよ
く溶解させた後、ステアリン酸8gを入れ混合し、乾燥
させた後、粉砕・分級操作を行い150μmの製剤を得
た。
ポリマー6g及びクエン酸トリエチル1.2gを入れよ
く溶解させた後、ステアリン酸8gを入れ混合し、乾燥
させた後、粉砕・分級操作を行い150μmの製剤を得
た。
【0027】比較例2 ステアリン酸7.5gを85℃に加温し溶解させた後、
カルボキシビニルポリマー2.5gを添加しよく混合し
た後、固化させ、粉砕・分級操作を行い、150μmの
製剤を得た。
カルボキシビニルポリマー2.5gを添加しよく混合し
た後、固化させ、粉砕・分級操作を行い、150μmの
製剤を得た。
【0028】試験例1 実施例1で調製したメタクリル酸−メタクリル酸メチル
コポリマーを含有する製剤と、比較例1で調製したアク
リル酸系ポリマーを含有する製剤をpHの異なる溶液中に
10%(W/V)で懸濁し、プラスチックスリップ上に
コンフレント状態に培養したヒト線維芽細胞へ2mL投与
し、1分間静止させ製剤を細胞に付着させた。付着後、
プラスチックスリップを溶液で洗浄し、洗浄後、プラス
チックスリップ上に残った製剤重量を測定し、製剤の付
着量を算出した。結果を図1に示す。結果より、メタク
リル酸−メタクリル酸メチルコポリマーを含有する製剤
は、JP1(pH1.2)中では良好な付着性を示すが、
pH6に調製した生理食塩水中での付着性は認められなか
った。一方、アクリル酸系ポリマーを含有する製剤で
は、pHによる大きな付着性の相違は認められなかった。
このことから、メタクリル酸−メタクリル酸メチルコポ
リマーを含有する製剤の付着性は、pH依存的であり局所
選択制が高いことが認められた。
コポリマーを含有する製剤と、比較例1で調製したアク
リル酸系ポリマーを含有する製剤をpHの異なる溶液中に
10%(W/V)で懸濁し、プラスチックスリップ上に
コンフレント状態に培養したヒト線維芽細胞へ2mL投与
し、1分間静止させ製剤を細胞に付着させた。付着後、
プラスチックスリップを溶液で洗浄し、洗浄後、プラス
チックスリップ上に残った製剤重量を測定し、製剤の付
着量を算出した。結果を図1に示す。結果より、メタク
リル酸−メタクリル酸メチルコポリマーを含有する製剤
は、JP1(pH1.2)中では良好な付着性を示すが、
pH6に調製した生理食塩水中での付着性は認められなか
った。一方、アクリル酸系ポリマーを含有する製剤で
は、pHによる大きな付着性の相違は認められなかった。
このことから、メタクリル酸−メタクリル酸メチルコポ
リマーを含有する製剤の付着性は、pH依存的であり局所
選択制が高いことが認められた。
【0029】試験例2 実施例2で調製した製剤と比較例2で調製した製剤を用
いて、試験例1と同様にヒト線維芽細胞への付着量を検
討した。結果を図2に示す。結果から、各製剤の付着性
は試験例1と同様であった。
いて、試験例1と同様にヒト線維芽細胞への付着量を検
討した。結果を図2に示す。結果から、各製剤の付着性
は試験例1と同様であった。
【0030】
【発明の効果】本発明の胃・十二指腸粘膜付着性医薬組
成物は、pH依存的な付着性を有し、酸性条件下において
消化管粘膜上に直接付着し、消化管内での滞留性が高い
ことから、製剤から胃及び/又は十二指腸粘膜に対し薬
物を直接放出でき、かつ放出制御性を併せ持つことによ
り、持続的な放出が得られ、薬効成分を胃及び/又は十
二指腸粘膜中へ効率的に移行することができる。そのた
め、低容量で充分な効果が得られるため、安全性が高
く、薬効成分を有効に利用できる。
成物は、pH依存的な付着性を有し、酸性条件下において
消化管粘膜上に直接付着し、消化管内での滞留性が高い
ことから、製剤から胃及び/又は十二指腸粘膜に対し薬
物を直接放出でき、かつ放出制御性を併せ持つことによ
り、持続的な放出が得られ、薬効成分を胃及び/又は十
二指腸粘膜中へ効率的に移行することができる。そのた
め、低容量で充分な効果が得られるため、安全性が高
く、薬効成分を有効に利用できる。
【図1】pHと付着性の関係を示す図面である。
【図2】pHと付着性の関係を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 胃及び/又は十二指腸で作用する薬物と
ポリグリセリン脂肪酸エステル及び/又は脂質とを含有
する組成物を、酸性条件下において消化管粘膜表面に接
着能を有し中性又はアルカリ性において消化管粘膜より
脱離するポリマーでコーティングしたことを特徴とする
胃・十二指腸付着性医薬組成物。 - 【請求項2】 胃及び/又は十二指腸で作用する薬物と
ポリグリセリン脂肪酸エステル及び/又は脂質とを含有
する組成物が、該薬物をポリグリセリン脂肪酸エステル
及び/又は脂質でコーティングしたものである請求項1
記載の医薬組成物。
Priority Applications (20)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10072099A JPH11269064A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 胃・十二指腸付着性医薬組成物 |
YU51300A YU51300A (sh) | 1998-03-20 | 1999-03-17 | Adhezivna farmaceutska kompozicija za želudac i/ili dvanaestopalačno crevo |
EP99909193A EP1062955A1 (en) | 1998-03-20 | 1999-03-17 | Medicinal compositions adhering to stomach/duodenum |
CN99804193A CN1293576A (zh) | 1998-03-20 | 1999-03-17 | 胃和/或十二指肠粘附性药物组合物 |
PCT/JP1999/001311 WO1999048532A1 (fr) | 1998-03-20 | 1999-03-17 | Compositions medicinales adherant a l'estomac/au duodenum |
PL99342971A PL342971A1 (en) | 1998-03-20 | 1999-03-17 | Medicinal compositions adhering to stomach/duodenum |
IDW20001880A ID26247A (id) | 1998-03-20 | 1999-03-17 | Komposisi farmasi perekat lambung dan/atau usus dua belas jari |
BR9908616-6A BR9908616A (pt) | 1998-03-20 | 1999-03-17 | Composição farmacêutica adesiva gástrica e/ou duodenal. |
CA002320387A CA2320387A1 (en) | 1998-03-20 | 1999-03-17 | Medicinal compositions adhering to stomach/duodenum |
NZ506280A NZ506280A (en) | 1998-03-20 | 1999-03-17 | Medicinal compositions adhering to stomach/duodenum |
TR2000/02465T TR200002465T2 (tr) | 1998-03-20 | 1999-03-17 | Mideye ve/veya on iki parmak bağırsağına yapışan bir eczacılık komposizyonu |
EA200000973A EA003512B1 (ru) | 1998-03-20 | 1999-03-17 | Желудочная и/или дуоденальная клейкая лекарственная форма |
KR1020007009050A KR20010041019A (ko) | 1998-03-20 | 1999-03-17 | 위 및/또는 십이지장 부착성 의약 조성물 |
HU0101248A HUP0101248A2 (hu) | 1998-03-20 | 1999-03-17 | Gyomor- és/vagy nyombél-adhezív gyógyászati készítmények |
AU28524/99A AU748299B2 (en) | 1998-03-20 | 1999-03-17 | Medicinal compositions adhering to stomach/duodenum |
US09/600,885 US6582720B1 (en) | 1998-03-20 | 1999-03-17 | Medicinal compositions adhering to stomach/duodenum |
TW088104140A TW585770B (en) | 1998-03-20 | 1999-03-17 | Gastric and/or duodenal adhestive pharmaceutical composition |
MYPI99001044A MY120798A (en) | 1998-03-20 | 1999-03-19 | Medicinal compositions adhering to stomach/duodenum |
NO20004049A NO20004049L (no) | 1998-03-20 | 2000-08-11 | Medisinske blandinger adhererende til mage/duodenum |
BG104733A BG64499B1 (bg) | 1998-03-20 | 2000-08-29 | Фармацевтичен адхезивен състав за стомаха и/или дуоденума |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10072099A JPH11269064A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 胃・十二指腸付着性医薬組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11269064A true JPH11269064A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13479634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10072099A Pending JPH11269064A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 胃・十二指腸付着性医薬組成物 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11269064A (ja) |
BG (1) | BG64499B1 (ja) |
WO (1) | WO1999048532A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005527572A (ja) * | 2002-04-09 | 2005-09-15 | フラメル・テクノロジー | アモキシシリンの改変された放出のための、マイクロカプセルの水性懸濁液形態での経口医薬品製剤 |
JP2021054737A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | ハウスウェルネスフーズ株式会社 | 粘膜上皮適用組成物 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DK152744C (da) * | 1982-08-13 | 1988-10-31 | Benzon As Alfred | Fremgangsmaade til fremstilling af et farmaceutisk peroralt polydepotpraeparat |
DE4036757A1 (de) * | 1990-11-17 | 1992-05-21 | Bayer Ag | Antazida-zubereitung mit verlaengerter magenverweilzeit |
IT1250421B (it) * | 1991-05-30 | 1995-04-07 | Recordati Chem Pharm | Composizione farmaceutica a rilascio controllato con proprieta' bio-adesive. |
JPH05331074A (ja) * | 1992-05-27 | 1993-12-14 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 薬物運搬体 |
-
1998
- 1998-03-20 JP JP10072099A patent/JPH11269064A/ja active Pending
-
1999
- 1999-03-17 WO PCT/JP1999/001311 patent/WO1999048532A1/ja not_active Application Discontinuation
-
2000
- 2000-08-29 BG BG104733A patent/BG64499B1/bg unknown
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005527572A (ja) * | 2002-04-09 | 2005-09-15 | フラメル・テクノロジー | アモキシシリンの改変された放出のための、マイクロカプセルの水性懸濁液形態での経口医薬品製剤 |
JP4698950B2 (ja) * | 2002-04-09 | 2011-06-08 | フラメル・テクノロジー | アモキシシリンの改変された放出のための、マイクロカプセルの水性懸濁液形態での経口医薬品製剤 |
JP2021054737A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | ハウスウェルネスフーズ株式会社 | 粘膜上皮適用組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BG64499B1 (bg) | 2005-05-31 |
BG104733A (en) | 2001-07-31 |
WO1999048532A1 (fr) | 1999-09-30 |
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