[go: up one dir, main page]

JPH11267390A - ミシンのための糸通し装置 - Google Patents

ミシンのための糸通し装置

Info

Publication number
JPH11267390A
JPH11267390A JP7261698A JP7261698A JPH11267390A JP H11267390 A JPH11267390 A JP H11267390A JP 7261698 A JP7261698 A JP 7261698A JP 7261698 A JP7261698 A JP 7261698A JP H11267390 A JPH11267390 A JP H11267390A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
sewing machine
stand
thread
suction port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7261698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4140018B2 (ja
Inventor
Haruyoshi Uemoto
春好 上本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
STEP KK
Original Assignee
STEP KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by STEP KK filed Critical STEP KK
Priority to JP07261698A priority Critical patent/JP4140018B2/ja
Publication of JPH11267390A publication Critical patent/JPH11267390A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4140018B2 publication Critical patent/JP4140018B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】糸を運ぶ空気の流れ道を、ミシン針に対して進
退する吸引管10、案内壁20及び糸台30によって簡
単に形成することができて、これにより、糸を運ぶ空気
流がミシン針の針穴に直接向かうようにすることができ
て、糸通し作業を確実に行うことのできる糸通し装置1
00を、簡単な構成によって提供すること。 【解決手段】吸引口11がミシン針210の針穴に当接
するように一方から接近される吸引管10と、この吸引
管10の吸引口11の一側部に設けた案内壁20と、こ
の案内壁20と吸引口11端部とによって形成される空
間内であって、針穴の下端に向けて他方から接近される
糸台30とを備えて、吸引口11から吸引された空気
を、案内壁20及び糸台30上によって針穴内を流れる
ように案内し、この空気の流れによって糸台30上に載
せた糸を針穴内に通すようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縫製や刺繍を行うミシ
ンに付設されて、そのミシン針に糸を自動的に通すため
の糸通し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ミシン針に糸を通す作業は結構大変で、
特に、図1に示すようなミシン針を多数有する刺繍ミシ
ンにあっては、その糸通し作業は相当時間のかかるもの
であった。この糸通し作業は、ミシン針の小さな針穴に
対して行わなければならないから、手作業で行う場合、
視力の衰えた人にとってはキツイ作業となってもいたの
である。
【0003】このため、この糸通し作業を何んとか自動
的に行えないものかと、種々検討がなされてきているの
である。例えば、特開平7−88276号公報には、
「ミシンや刺繍機用針に瞬時に糸を通す」ことを目的と
して、「本装置1の本体2に針の挿入孔3と挿入孔3と
交わる吸引孔4を設け、針を挿入孔3に挿入して、吸引
部20から接続管15を介して吸引孔4から空気ととも
に糸を吸引して針に糸を通す」という構成を有した糸通
し装置が提案されている。
【0004】この従来の糸通し装置は、図10にも示し
たように、本体2に形成してある針挿入孔3内に挿入し
た針に対して、吸引孔4から吸引される空気によって糸
を通すようにしたものであり、正しく使用すれば糸通し
作業を瞬時に行えるものと考えられるが、本発明の発明
者の検討によると、次のような改善しなければならない
点が残っている。 当然のことながら、ミシン針の針孔は方向性のあるも
のであるため、ミシン針は挿入孔3に対して正しい位置
・高さで挿入しなければならない。正しい位置まで挿入
しないと、挿入孔3とミシン針との間に空間ができて、
確実な吸引が行えないからである。図10の従来装置で
はそのための対策が十分なされていないと考えられる。 挿入孔3の正しい位置にミシン針を通そうとすると、
ミシン針の先端を挿入孔3の底内面に当接させなければ
ならない。その場合のミシン針の降下を急激に行えば、
針先がつぶれてしまう可能性がある。ミシン針は、ミシ
ン台下まで降下して下糸との絡みを形成しなければなら
ないものであるため、その下死点は挿入孔3の底内面よ
りずっと下方になっているからである。 糸が通った針は本体2から引き上げなければならない
が、もし、糸のミシン針より手前側の部分に物が載って
いたり、何かに引っ掛っていたりすると、ミシン針を引
き上げると同時に、折角通した糸の先が針孔からすり抜
けてしまうことになる。
【0005】そこで、本発明者は、ミシン針に対する糸
通し作業を、より簡単かつ確実に行えるようにするには
どうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結
果、本発明を完成したのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この種糸通
し装置における上記実状に鑑みてなされたもので、その
解決しようとする課題は、糸通し作業をより一層確実に
行えるようにすることである。
【0007】すなわち、まず請求項1に係る発明の目的
とするところは、糸を運ぶ空気の流れ道を、ミシン針に
対して進退する吸引管10、案内壁20及び糸台30に
よって簡単に形成することができて、これにより、糸を
運ぶ空気流がミシン針の針穴に直接向かうようにするこ
とができて、糸通し作業を確実に行うことのできる糸通
し装置100を、簡単な構成によって提供することにあ
る。
【0008】また、請求項2及び請求項3に係る発明の
目的とするところは、上記請求項1に係る発明と同様な
目的を達成することができる他、吸引される空気の全て
が針穴を通り得るようにすることができて、糸通し作業
をより確実に行うことのできる糸通し装置100を提供
することにある。
【0009】さらに、請求項4に係る発明の目的とする
ところは、上記請求項1〜3の発明と同様な目的を達成
できる他、ミシン針210の近傍に布押さえ220が存
在していたとしても、この布押さえ220に邪魔される
ことなく糸通し作業を行えるようにすることのできる糸
通し装置100を提供することである。
【0010】そして、請求項5〜7に係る発明の目的と
するところは、上述した種々な目的を達成することがで
きて、既設のミシンに対して単に付設するのみで使用す
ることのでき、しかも全体構成を簡略化することのでき
る糸通し装置100を提供することにある。
【0011】さらにまた、請求項8に係る発明の目的と
するところは、上述した種々な目的を達成することがで
きる他、全体構成の簡略化をより一層推し進めることの
できる糸通し装置100を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、後述す
る実施の形態の説明中において使用する符号を付して説
明すると、「吸引口11がミシン針210の針穴211
に当接するように一方から接近される吸引管10と、こ
の吸引管10の吸引口11の一側部に設けた案内壁20
と、この案内壁20と吸引口11端部とによって形成さ
れる空間内であって、針穴211の下端に向けて他方か
ら接近される糸台30とを備えて、吸引口11から吸引
された空気を、案内壁20及び糸台30上によって針穴
211内を流れるように案内し、この空気の流れによっ
て糸台30上に載せた糸50を針穴211内に通すよう
にしたことを特徴とするミシン200のための糸通し装
置100」である。
【0013】すなわち、この糸通し装置100は、図1
に示したように、ミシン200のミシン針210近傍に
設置されるものであり、ミシン針210に対して進退す
る吸引管10と糸台30とを備えているものである。そ
して、これら吸引管10、この吸引管10と一体的な案
内壁20、及び糸台30とによって、図5〜図9に示す
ようにして、糸50の先端をミシン針210の針穴21
1内に通すための空気流を形成するのである。
【0014】図5には、これら吸引管10、案内壁20
及び糸台30のミシン針210に接近する前の位置関係
の概略が斜視的に示してあるが、この図5では、ミシン
針210及び布押さえ220は、吸引管10及び糸台3
0に対して実際よりも小さく描いてある。これらの吸引
管10及び糸台30は、後述の実施形態において示すよ
うに、図5中には図示していない支持台40によって、
ミシン針210の両方向から対向するように配置される
ものであり、これら吸引管10及び糸台30は、図7〜
図9に示すように、ミシン針210に向けて前進するこ
とによって、ミシン針210の先端部分を包み込むこと
になるものである。
【0015】図5に示した例では、ミシン針210の近
傍に布押さえ220を存在させてあるものであり、この
布押さえ220には、ミシン針210を通すための開口
221が形成してある。さらに、この図5に示した例で
は、吸引管10の先端に形成してある吸引口11を、図
6に示すように、開口221を通してミシン針210に
接近させるようにしているものである。
【0016】そして、各吸引管10及び糸台30が、ミ
シン針210に接近されてこれに当接すれば、図7〜図
9に示した状態となるのであるが、特に請求項2に係る
糸通し装置100の吸引管10の先端においては、「吸
引口11を、中央が開口となるように、上下の弾性部材
12・12を二枚の板材部13・13によって挟み込ん
で形成するとともに、各弾性部材12のミシン針210
側の端面12aを露出させて、ミシン針210と吸引口
11との当接を、弾力的かつ気密的に行えるようにした
こと」としてある。
【0017】すなわち、請求項2に係る糸通し装置10
0は、図9に示したように、その吸引口11の一側部に
案内壁20が一体的に形成してあるとともに、ゴム等の
材料からなる弾性部材12がその端面12aを露出させ
るように存在しているから、次のような案内及び緩衝が
なされることになる。
【0018】まず、後述する吸引空気の流れ方向を決定
するための案内壁20が吸引管10の吸引口11の一側
部に存在しているから、仮にミシン針210が吸引管1
0の前進方向に存在していないとしても、当該吸引管1
0がミシン針210に向けて前進する際の案内をこの案
内壁20が行うから、結果的にミシン針210は弾性部
材12の端面12a及び傾斜面12bに当接させられる
ことになる。この案内壁20によるミシン針210の案
内を行い易くするために、実施形態の案内壁20では、
図7に示すように、先端内面に案内面21が形成してあ
る。
【0019】また、ミシン針210が当接することにな
る弾性部材12は、文字通り、ゴム等の弾性材料を使用
して形成したものであるから、ミシン針210は、この
弾性部材12によって緩衝されながら当接するのであ
り、損傷を受けることがないことは当然として、異音の
発生もないのである。さらに、このミシン針210が当
接した弾性部材12の重要な機能は、後述する吸引空気
がミシン針210の針穴211からのみ吸引口11内に
吸引されるようにするための気密状態をその弾性変形に
よって形成することである。
【0020】以上のようにしてミシン針210に当接し
た吸引管10に対しては、その反対方向から糸台30が
接近されてきて、その先端が図7及び図9に示したよう
に、ミシン針210の針穴211より下方部分に当接す
ることになる。この場合も、吸引管10側に一体化され
た案内壁20の案内面21が当該糸台30の案内をも行
うことになり、この糸台30は、ミシン針210に対し
て図7で示した正しい位置で常に当接することになるの
である。
【0021】さて、以上のようにして、吸引管10の吸
引口11及び糸台30の各先端がミシン針210に当接
すれば、ミシン針210の針穴211の前方に、図7〜
図9に示したように、針穴211が最奥となる空間が形
成されることになる。ここで、吸引管10側からの空気
の吸引が行われれば、これによる負圧がミシン針210
の針穴211を通して上記空間内に及ぼされることにな
る。従って、吸引管10による空気の吸引が行われれ
ば、針穴211の近傍に存在していた空気は、案内壁2
0及び糸台30によって案内されながら針穴211内に
吸引されていくことになる。
【0022】ここで、糸50の先端を糸台30上に載せ
れば、この糸50は、糸台30上に形成されている上記
空気の流れによって針穴211から吸引管10内に吸引
されることになり、ミシン針210に対する糸通し作業
が完了するのである。
【0023】その後は、吸引管10及び糸台30をそれ
ぞれ後退させれば、糸50が通されたミシン針210
は、自由になるのであり、縫製や刺繍が行える状態とな
るのである。
【0024】なお、実施形態におけるミシン200は、
図1にも示したように、ミシン針210と布押さえ22
0との対を多数有するものであり、各ミシン針210は
ミシン台230上の針板231に形成してある1つの針
穴(ミシン針210をミシン台230の下側に挿通する
ための穴)上に向かうように回転されるものである。従
って、1本目のミシン針210への糸通しが済めば、当
該糸通し装置100の位置を変えなくても、次のミシン
針210が図7に示した位置に回り込んでくるから、次
のミシン針210に対する糸通しも、上述したように簡
単になされるのである。
【0025】上記課題を解決するための、請求項3に係
る糸通し装置100においては、上記請求項2に係る糸
通し装置100について、「弾性部材12のミシン針2
10側の端面12aに、ミシン針210の先端形状に合
わせた傾斜面12bを形成」したものであるが、この傾
斜面12bは、図9に示したように形成してある。
【0026】すなわち、図9の図示下側の弾性部材12
は、ミシン針210の先端部分(通常は図示したように
下端部分となる)に当接するものであり、ミシン針21
0の先端部分は下方になるに従って細くなるものである
から、下側の弾性部材12の露出面には、その形状に合
わせた傾斜面12bが形成してあるのである。
【0027】従って、この傾斜面12bを形成した弾性
部材12を使用している請求項3の糸通し装置100で
は、ミシン針210と吸引管10の吸引口11との間に
空気洩れを商事させるような隙間が全く存在しないこと
になって、針穴211に対する糸50の通しが確実にな
されるのである。
【0028】請求項4に係る糸通し装置100において
は、上述した吸引管10について、「ミシン針210の
近傍に位置する布押え220に形成された開口221内
を進退し得るように、11吸引口を扁平なもの」として
あるから、図6に示したように、ミシン針210の近傍
に布押さえ220が存在していても、吸引管10の吸引
口11は、この布押さえ220の開口221からミシン
針210に向けて前進させ得るのである。
【0029】勿論、以上の糸通し装置100において、
請求項5に規定するように、「吸引管10及び糸台30
を、流体圧シリンダ14・31によって往復動するよう
にして、これらを1つの支持台40に組付けたこと」す
れば、当該糸通し装置100を、図1〜図4に示すよう
な1つの装置として構成することができるのである。
【0030】この支持台40を、請求項6に係る発明の
ように、「支持台40をミシン台230上の針板231
の所定位置に取付けるようにしたこと」とすれば、当該
糸通し装置100は、既設したミシン200に何等の変
更を加えなくても付設することができ、図1に示したよ
うな刺繍ミシンに対しても有効な装置とすることができ
るのである。
【0031】また、上記支持台40を、請求項7に係る
発明のように、「支持台40を、ミシンフレーム240
の上部側に取付けて、吸引管10及び糸台30が、ミシ
ン台230より上方でミシン針210に接近するように
したこと」とすれば、例えば布押さえ220を避けて当
該糸通し装置100を設置することができるのであり、
図9に示したような開口221を有さない布押さえ22
0を備えたミシン200に対しても本発明を適用するこ
とができることになる。
【0032】さらに、上記課題を解決するために、請求
項8に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項
7のいずれかに記載の糸通し装置100について、「糸
台30を一体化した回動軸33を、吸引管10の組付台
15側に回動可能に組み付けて、この回動軸33を回動
させることにより、案内壁20と吸引口11端部とによ
って形成される空間内に、糸台30を、針穴211の下
端に向けて他方から接近させるようにしたこと」であ
る。
【0033】すなわち、この請求項8に係る糸通し装置
100は、図7及び図8に示したように、吸引管10の
組付台15側に回動可能に組み付けた回動軸33の先端
に、糸台30を一体化しておき、この回動軸33を回動
させることにより、図8中の仮想線から実線にて示した
糸台30のように、案内壁20と吸引口11端部とによ
って形成される空間内に、糸台30の他方からの接近
を、糸台30の針穴211の下端に向かう回動によって
行うようにしたものである。
【0034】この請求項8の糸通し装置100は、ミシ
ン針210の近傍に布押さえ220が全く存在しない
か、あるいは図8に示したミシン針210の図示右方に
この布押さえ220が存在しないミシン200に提供す
る場合に有利なものである。何故なら、吸引管10、案
内壁20、及び糸台30の全てを支持台40に一体化し
ておき、ミシン針210に、同一方向から同時に接近さ
せることができるからである。このような請求項8の糸
通し装置100は、糸台30を吸引管と平行に配置でき
るから、その全体構成をより一層簡略化することができ
るものである。
【0035】
【発明の実施の形態】以上のように各請求項に係る発明
を、図面に示した実施の形態に係る糸通し装置100に
ついて説明するが、この糸通し装置100は、上記各請
求項に係る発明を実質的に含むものであるため、以下で
は、この糸通し装置100を中心にして説明していくこ
とにする。
【0036】まず、図1には、本発明に係る糸通し装置
100を適用したミシン200の一部が斜視的に示して
あるが、このミシン200は、図示したように、ミシン
針210とその近傍にある布押さえ220とを1組とし
て、この組を10組前後1つの垂直軸の回りに回動可能
に組付けておき、各ミシン針210に色の異なる糸50
をそれぞれ通しておくことにより、刺繍を施すようにし
たものである。
【0037】そして、このようなミシン200のさらに
複数が、1つの横に長いミシン台230上の支持梁(こ
れも当然横に長い)に組付けられて、所謂「多頭式刺繍
機」を構成することになるものである。従って、1台の
多頭式刺繍機を作動させるためには、数十本〜百数十本
のミシン針210に対して色糸50をそれぞれ通さなけ
ればならないことになり、自動的に糸通しを行うように
することは緊急課題ともなっており、単なる机上論では
満足できない実状にあるのである。
【0038】この図1に示したミシン200では、図中
の矢印で示した方向が手前側になるのであり、この手前
側に作業者が立つことになるものである。そして、ミシ
ン針210と布押さえ220との組は、図中に示した垂
直軸を中心にしながら、どれかが手前となるように回転
することになるもので、各ミシン針210は、ミシン台
230上の針板231に形成してある1つの穴からミシ
ン台230の下方に降下することになるものである。
【0039】このミシン200における各ミシン針21
0は、手前側に回動されてきたとき、その針穴211が
手前に向くように取付けられるものであり、この針穴2
11と糸台30との関係が、常に図7及び図8に示した
ようになるものである。また、各ミシン針210によっ
て刺繍がなされると、このミシン針210はミシン台2
30の少し上方に引き抜かれることになるが、その時に
刺繍が施されるべき布をミシン台230上に押さえてお
かなければならない。その役目を果たすのが、各ミシン
針210の近傍に配置されている布押さえ220なので
ある。
【0040】本実施形態のミシン200において使用さ
れている布押さえ220は、図5及び図6に示したよう
な形状を有しているものであり、ミシン針210を通過
させるための開口に連続する開口221が縦方向の部分
にも形成してあるものである。この開口221内に、本
発明に係る糸通し装置100を構成している吸引管10
の吸引口11が、図6に示したように、挿通されること
になるのである。
【0041】そして、各ミシン針210に糸を通す際に
は、この針板231上に、本発明に係る糸通し装置10
0が載置されて固定されるのである。勿論、この糸通し
装置100は、ミシン200を構成しているミシンフレ
ーム240の一部(例えば図1中の仮想線にて示したよ
うな位置)に取付けるようにして実施されることもあ
る。この仮想線にて示した糸通し装置100は請求項7
に係るものであるが、このようにした場合には、各ミシ
ン針210や布押さえ220の動きに邪魔になることが
なくなるから、例えば刺繍途中の布をミシン台230上
に載せたまま糸通しが行えることになる。
【0042】さて、本実施形態の糸通し装置100であ
るが、この糸通し装置100は、図2〜図4に示したよ
うに、上述した針板231上の所定位置に固定される支
持台40に、吸引管10、そのための流体圧シリンダ1
4、糸台30及びそのための流体圧シリンダ31を組付
けたものであり、この支持台40によって糸通し装置1
00を1つのまとまったものとしているものである。支
持台40は、針板231上に固定されるのであればどの
ような形式のものであってもよいが、本実施形態の支持
台40では、図2に示したように、吸引管10の吸引口
11及び糸台30の各ミシン針210に対する高さ調整
を行うためと、針板231に吸着する永久磁石60を収
納するスペースを確保するために、三層構造にしたもの
である。
【0043】この支持台40には、図3にも示したよう
に、互いに平行な2本のガイド41が設けてあり、これ
らのガイド41に対して、吸引管10側の組付台15
と、糸台30側の組付台32とが摺動自在に組付けてあ
る。これらの組付台15及び組付台32には、図2及び
図3に示したように、各流体圧シリンダ14・31の例
えばピストンロッドが連結してあって、これら各流体圧
シリンダ14・31の作動により、各組付台15及び組
付台32はガイド41上を前後動することになるもので
ある。勿論、各流体圧シリンダ14・31のシリンダ等
は、支持台40側に固定してある。
【0044】各流体圧シリンダ14・31は、本実施形
態のものの場合、図示しないエア装置によって供給され
る流体の圧力、具体的には空気の負圧が付与されるもの
であり、その図示しないエア装置は、吸引管10内の負
圧をも作り出すものとして共通して使用されるものであ
る。
【0045】吸引管10は、文字通り管状のものとした
もので、図2及び図3の図示右端側は、図示しないエア
ホースによって上述したエア装置に接続されるものであ
り、その図示左側の端部は、次に述べるように、吸引口
11として形成してある。この吸引口11は、前述した
布押さえ220の開口221内に挿通する場合には、図
6に示したように偏平なものとして形成されるのである
が、これが請求項4に係る糸通し装置100となる。
【0046】本実施形態に係る吸引管10の吸引口11
は、まずパイプ材の先端を2つに割ってそれぞれを平ら
なものにすることにより、一方を少し長いままとするこ
とにより、この長い部分を案内壁20とするものであ
る。この案内壁20以外の部分は、互いに対向すること
になる2つの板材部13とするものである。
【0047】つまり、この吸引口11は、吸引管10の
先端を二つ割りして、その一方を先端に案内壁20を一
体化した板材部13とし、他方を案内壁20のない板材
部13として、一つの案内壁20が両板材部13から突
出するようにしたものである。案内壁20には、図7に
示したように、後述する糸台30や空気を案内する案内
面21が形成してあり、この案内面21の先端は糸台3
0の案内がし易くなるように薄くしてある。
【0048】また、二枚の板材部13間には、図5及び
図9に示したように、上下の弾性部材12が挟み込んで
あり、これらの弾性部材12の間には吸引管10内に外
気を通すための開口が形成してある。図示上側の弾性部
材12では、図9の図示左端面が端面12aとしてあ
り、この端面12aにミシン針210の側面が緩衝され
ながら気密的に当接することになるのである。一方、図
9の図示下側の弾性部材12については、その左側面に
傾斜面12bが形成してある。この傾斜面12bは、ミ
シン針210の針先形状に対応しているもので、当該吸
引管10の吸引口11がミシン針210に接近して当接
したとき、この下側の板材部13とミシン針210との
当接を気密的に行うものである。
【0049】以上のように、吸引口11の先端の二つの
板材部13に挟まれた上下の弾性部材12によって、吸
引管10内に通ずる開口が形成されるのであり、この開
口は、当該吸引口11にミシン針210が当接したと
き、各弾性部材12がミシン針210の側面に気密状態
を維持しながら当接することになるから、ミシン針21
0の布押さえ220を通してのみ外部に連通することに
なるのである。従って、吸引管10内の空気が吸引され
れば、外気は、ミシン針210の布押さえ220のみか
ら吸引管10内に吸引されることになるのである。
【0050】勿論、これらの吸引管10、これと一体的
な案内壁20は、流体圧シリンダ14の作動により前後
動される組付台15とともに前後動するものであり、そ
の前後動が常に一定の位置でなされるように、当該吸引
管10側の組付台15は、上述した支持台40のガイド
41によって案内されているのである。
【0051】糸台30は、例えば図5または図9に示し
たような形状のものであり、先端部(図5の上側)に
は、当該糸台30がミシン針210に向けて前進したと
き、吸引口11の一側部に突出形成してある案内壁20
に案内されるようにした面取り部が形成してある。ま
た、この糸台30の先端は、ミシン針210の布押さえ
220の直下部分を吸引管10の吸引口11側に確実に
押圧できるようにするために、前進方向に対して直交す
るような面にとして形成してある。そして、糸台30
は、この上に糸50の先を簡単に載せられる程度の大き
さのものとしてあり、またこの糸台30上に載せられた
糸50がよく見えるようにするための着色が施してあ
る。
【0052】勿論、この糸台30は、流体圧シリンダ3
1の作動により前後動される組付台32とともに前後動
するものであり、その前後動が常に一定の位置でなされ
るように、当該糸台30側の組付台32は、上述した支
持台40のガイド41によって案内されているのであ
る。
【0053】図7及び図8には、請求項8に係る糸通し
装置100が示してあるが、この装置100は、糸台3
0を一体化した回動軸33を、吸引管10の組付台15
側に回動可能に組み付けて、この回動軸33を回動させ
ることにより、案内壁20と吸引口11端部とによって
形成される空間内に、糸台30を、針穴211の下端に
向けて他方から接近させるようにしたものである。
【0054】すなわち、この請求項8に係る糸通し装置
100は、図7及び図8に示したように、吸引管10の
組付台15側に回動可能に組み付けた回動軸33の先端
に、糸台30を一体化しておき、この回動軸33を回動
させることにより、図8中の仮想線から実線にて示した
糸台30のように、針穴211の下端に向かって回動す
るようにしたものである。勿論、糸通し作業が終われ
ば、回動軸33が回動されて、糸台30は、図8中の実
線から仮想線にて示した位置に戻されることになるので
ある。
【0055】この請求項8の糸通し装置100は、ミシ
ン針210の近傍に布押さえ220が全く存在しない
か、あるいは図8に示したミシン針210の図示右方に
この布押さえ220が存在しないミシン200に提供す
る場合に、吸引管10、案内壁20、及び糸台30の全
てを支持台40に一体化しておき、ミシン針210に、
同一方向から同時に接近させることができる。このよう
な請求項8の糸通し装置100は、糸台30を吸引管と
平行に配置できるから、その全体構成をより一層簡略化
することができるものである。
【0056】
【発明の効果】以上、詳述した通り、請求項1に係る発
明においては、上記実施の形態にて例示した如く、「吸
引口11がミシン針210の針穴211に当接するよう
に一方から接近される吸引管10と、この吸引管10の
吸引口11の一側部に設けた案内壁20と、この案内壁
20と吸引口11端部とによって形成される空間内であ
って、針穴211の下端に向けて他方から接近される糸
台30とを備えて、吸引口11から吸引された空気を、
案内壁20及び糸台30上によって針穴211内を流れ
るように案内し、この空気の流れによって糸台30上に
載せた糸50を針穴211内に通すようにしたこと」に
その構成上の特徴があり、これにより、糸を運ぶ空気の
流れ道を、ミシン針に対して進退する吸引管10、案内
壁20及び糸台30によって簡単に形成することができ
て、これにより、糸を運ぶ空気流がミシン針の針穴に直
接向かうようにすることができて、糸通し作業を確実に
行うことのできる糸通し装置100を、簡単な構成によ
って提供することができるのである。
【0057】また、請求項2及び請求項3に係る発明に
おいては、上記請求項1に係る糸通し装置100につい
て、それぞれ、「吸引口11を、中央が開口となるよう
に、上下の弾性部材12・12を二枚の板材部13・1
3によって挟み込んで形成するとともに、各弾性部材1
2のミシン針210側の端面12aを露出させて、ミシ
ン針210と吸引口11との当接を、弾力的かつ気密的
に行えるようにしたこと」及び、「弾性部材12のミシ
ン針210側の端面12aに、ミシン針210の先端形
状に合わせた傾斜面12bを形成したこと」に特徴があ
り、これにより、上記請求項1に係る発明と同様な目的
を達成することができる他、吸引される空気の全てが針
穴を通り得るようにすることができて、糸通し作業をよ
り確実に行うことのできる糸通し装置100を提供する
ことができるのである。
【0058】さらに、請求項4に係る糸通し装置100
においては、上記請求項1〜3に係る糸通し装置100
について、「ミシン針210の近傍に位置する布押え2
20に形成された開口221内を進退し得るように、1
1吸引口を扁平なものとしたこと」にその構成上の特徴
があり、これにより、上記請求項1〜3の発明と同様な
目的を達成できる他、ミシン針210の近傍に布押さえ
220が存在していたとしても、この布押さえ220に
邪魔されることなく糸通し作業を行えるようにすること
のできる糸通し装置100を提供することができるので
ある。
【0059】そして、請求項5〜7に係る糸通し装置1
00においては、上述した各糸通し装置100につい
て、「吸引管10及び糸台30を、流体圧シリンダ14
・31によって往復動するようにして、これらを1つの
支持台40に組付けたこと」また、「支持台40をミシ
ン台230上の針板231の所定位置に取付けるように
したこと」及び、「支持台40を、ミシンフレーム24
0の上部側に取付けて、吸引管10及び糸台30が、ミ
シン台230より上方でミシン針210に接近するよう
にしたこと」にその特徴があり、これにより、上述した
種々な目的を達成することができて、既設のミシンに対
して単に付設するのみで使用することのでき、しかも全
体構成を簡略化することのできる糸通し装置100を提
供することができるのである。
【0060】そして、請求項8に係る糸通し装置100
においては、上述した各糸通し装置100について、
「糸台30を一体化した回動軸33を、吸引管10の組
付台15側に回動可能に組み付けて、この回動軸33を
回動させることにより、案内壁20と吸引口11端部と
によって形成される空間内に、糸台30を、針穴211
の下端に向けて他方から接近させるようにしたこと」に
その構成上の特徴があり、これにより、上述した種々な
目的を達成することができる他、全体構成の簡略化をよ
り一層推し進めることのできる糸通し装置100を提供
することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る糸通し装置を刺繍ミシンに適用し
た例を示した斜視図である。
【図2】同糸通し装置の、図1中の矢印1方向から見
た、拡大側面図である。
【図3】同糸通し装置の拡大平面図である。
【図4】同糸通し装置の拡大背面図である。
【図5】同糸通し装置を構成する主要部品である吸引
管、案内壁及び糸台の、ミシン針に対する位置関係を示
す概略斜視図である。
【図6】図5に示した布押さえの開口中に、吸引管の吸
引口を挿入したときの状態を示す部分拡大斜視図であ
る。
【図7】本発明に係る糸通し装置の吸引管、案内壁及び
糸台によって、糸を通したいミシン針を包み込んだ状態
の斜視図である。
【図8】図7に示した状態を、ミシン台の手前側から見
た正面図である。
【図9】図7に示した状態のミシン針を中心にして見た
部分縦断側面図である。
【図10】従来の技術を示す拡大縦断面図である。
【符号の説明】
100 糸通し装置 10 吸引管 11 吸引口 12 弾性部材 12a 端面 12b 傾斜面 13 板材部 14 流体圧シリンダ 15 組付台 20 案内壁 21 案内面 30 糸台 31 流体圧シリンダ 32 組付台 33 回動軸 40 支持台 41 ガイド 50 糸 200 ミシン 210 ミシン針 211 針穴 220 布押さえ 221 開口 230 ミシン台 231 針板 240 ミシンフレーム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸引口がミシン針の針穴に当接するよう
    に一方から接近される吸引管と、この吸引管の前記吸引
    口の一側部に設けた案内壁と、この案内壁と前記吸引口
    端部とによって形成される空間内であって、前記針穴の
    下端に向けて他方から接近される糸台とを備えて、 前記吸引口から吸引された空気を、前記案内壁及び糸台
    上によって前記針穴内を流れるように案内し、この空気
    の流れによって前記糸台上に載せた糸を前記針穴内に通
    すようにしたことを特徴とするミシンのための糸通し装
    置。
  2. 【請求項2】 前記吸引口を、中央が開口となるよう
    に、上下の弾性部材を二枚の板材部によって挟み込んで
    形成するとともに、各弾性部材の前記ミシン針側の端面
    を露出させて、前記ミシン針と吸引口との当接を、弾力
    的かつ気密的に行えるようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の糸通し装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材のミシン針側の端面に、ミ
    シン針の先端形状に合わせた傾斜面を形成したことを特
    徴とする請求項2に記載の糸通し装置。
  4. 【請求項4】 前記ミシン針の近傍に位置する布押えに
    形成された開口内を進退し得るように、前記吸引口を扁
    平なものとしたことを特徴とする請求項1〜請求項3の
    いずれかに記載の糸通し装置。
  5. 【請求項5】 前記吸引管及び糸台を、流体圧シリンダ
    によって往復動するようにして、これらを1つの支持台
    に組付けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいず
    れかに記載の糸通し装置。
  6. 【請求項6】 前記支持台をミシン台上の針板の所定位
    置に取付けるようにしたことを特徴とする請求項5に記
    載の糸通し装置。
  7. 【請求項7】 前記支持台を、ミシンフレームの上部側
    に取付けて、前記吸引管及び糸台が、ミシン台より上方
    で前記ミシン針に接近するようにしたことを特徴とする
    請求項5に記載の糸通し装置。
  8. 【請求項8】 前記糸台を一体化した回動軸を、前記吸
    引管の組付台側に回動可能に組み付けて、この回動軸を
    回動させることにより、前記案内壁と前記吸引口端部と
    によって形成される空間内に、前記糸台を、前記針穴の
    下端に向けて他方から接近させるようにしたことを特徴
    とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の糸通し装
    置。
JP07261698A 1998-03-20 1998-03-20 ミシンのための糸通し装置 Expired - Fee Related JP4140018B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07261698A JP4140018B2 (ja) 1998-03-20 1998-03-20 ミシンのための糸通し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07261698A JP4140018B2 (ja) 1998-03-20 1998-03-20 ミシンのための糸通し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11267390A true JPH11267390A (ja) 1999-10-05
JP4140018B2 JP4140018B2 (ja) 2008-08-27

Family

ID=13494504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07261698A Expired - Fee Related JP4140018B2 (ja) 1998-03-20 1998-03-20 ミシンのための糸通し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4140018B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103046247A (zh) * 2012-12-18 2013-04-17 苏州展华纺织有限公司 一种针孔捕线器
CN105113156A (zh) * 2015-09-18 2015-12-02 桑建国 一种穿针器
US10472754B2 (en) * 2016-02-10 2019-11-12 Suzuki Manufacturing, Ltd. Sewing machine threading device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103046247A (zh) * 2012-12-18 2013-04-17 苏州展华纺织有限公司 一种针孔捕线器
CN105113156A (zh) * 2015-09-18 2015-12-02 桑建国 一种穿针器
US10472754B2 (en) * 2016-02-10 2019-11-12 Suzuki Manufacturing, Ltd. Sewing machine threading device

Also Published As

Publication number Publication date
JP4140018B2 (ja) 2008-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101168889B (zh) 缝纫机穿线装置
CN101171380A (zh) 刺绣框架支承装置
JP6045392B2 (ja) ミシン
US2413014A (en) Means for threading needles
JPH11267390A (ja) ミシンのための糸通し装置
CN111936686A (zh) 缝制装置、工件保持夹具以及缝制方法
CN109385765A (zh) 一种绷缝机的线环稳定结构
JP3054818B2 (ja) ミシンのための糸通し装置
CN101173425A (zh) 纽扣锁眼缝纫机
US11511452B2 (en) Punching device
WO2020026667A1 (ja) 縫製装置及び縫製方法
US10344412B2 (en) Threading device of sewing machine
TWM599819U (zh) 用於車縫鍊縫殘線的縫紉機
CN208121334U (zh) 缝纫机的通用型压布脚
CN101845719B (zh) 摆梭主体、摆梭的供油机构以及缝纫机
KR940010383B1 (ko) 미싱의 루퍼(Looper)
JP4310289B2 (ja) 環縫いミシン
JPH04336095A (ja) ミシンにおける糸通し装置
KR100374490B1 (ko) 실꿰기장치
JP2018130456A (ja) ミシン
CN219772439U (zh) 一种改进型缝纫机构
CN113106648B (zh) 一种带动态保持机构的电脑刺绣机及其工作方法
JP3668457B2 (ja) 自動刺繍機用上糸供給装置
JP2007105283A (ja) 糸通し装置及びミシン
US1389000A (en) Sewing-machine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050316

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070412

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20071221

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080129

RD12 Notification of acceptance of power of sub attorney

Effective date: 20080129

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7432

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080129

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080324

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080430

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20080529

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees