JPH11267230A - 避難用の緩降具 - Google Patents
避難用の緩降具Info
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- JPH11267230A JPH11267230A JP7428698A JP7428698A JPH11267230A JP H11267230 A JPH11267230 A JP H11267230A JP 7428698 A JP7428698 A JP 7428698A JP 7428698 A JP7428698 A JP 7428698A JP H11267230 A JPH11267230 A JP H11267230A
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Landscapes
- Emergency Lowering Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】火災その他の緊急時に、高所から容易且つ安全
に地上に降りることを可能とする避難用の緩降具を提供
する。 【解決手段】この避難用の緩降具では、複数の避難者が
連続して使用しうるような構造を採用する。また、この
緩降具には、エンドレスチェーンを巻き付けたチェーン
ホイルを用い、このチェーンホイルの回転数が、予め定
めた回転数を越えた場合にその回転数を抑制するブレー
キ装置を設けることで、複数の避難者を安全且つ連続し
て避難させることを可能とする。
に地上に降りることを可能とする避難用の緩降具を提供
する。 【解決手段】この避難用の緩降具では、複数の避難者が
連続して使用しうるような構造を採用する。また、この
緩降具には、エンドレスチェーンを巻き付けたチェーン
ホイルを用い、このチェーンホイルの回転数が、予め定
めた回転数を越えた場合にその回転数を抑制するブレー
キ装置を設けることで、複数の避難者を安全且つ連続し
て避難させることを可能とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所からの降下に
適した避難用の緩降具に関し、特に、火災その他の災害
の場合に、ビル、マンション、航空機避難口等の低階層
レベルの高所から人間を安全に避難させるのに適した緩
降具に関する。
適した避難用の緩降具に関し、特に、火災その他の災害
の場合に、ビル、マンション、航空機避難口等の低階層
レベルの高所から人間を安全に避難させるのに適した緩
降具に関する。
【0002】
【従来の技術】火災が起きた場合には、何をおいてもそ
の建造物から避難することが必要である。もし火災が発
生した建造物が平屋の建造物であれば、避難を行うこと
は比較的容易である。しかし、火災が発生するのは必ず
しも平屋の建造物においてばかりではなく、ある程度の
高さを有する建造物においても火災が発生しうる。この
ような火災の場合、その建造物の高さが障害となり、避
難を行うことが困難となる。従って、火災の際に、建造
物から安全に降下できる避難具の開発が必要となる。特
に、近年においては、様々な事情から集合住宅が増加
し、その他の高層建造物も益々増加しているため、高所
から容易かつ安全に避難するための緩降具の必要性も益
々高くなっている。また、航空機の事故の際にも、比較
的高い場所から避難しなければならず、それに用いる緩
降具の必要性が生じる。
の建造物から避難することが必要である。もし火災が発
生した建造物が平屋の建造物であれば、避難を行うこと
は比較的容易である。しかし、火災が発生するのは必ず
しも平屋の建造物においてばかりではなく、ある程度の
高さを有する建造物においても火災が発生しうる。この
ような火災の場合、その建造物の高さが障害となり、避
難を行うことが困難となる。従って、火災の際に、建造
物から安全に降下できる避難具の開発が必要となる。特
に、近年においては、様々な事情から集合住宅が増加
し、その他の高層建造物も益々増加しているため、高所
から容易かつ安全に避難するための緩降具の必要性も益
々高くなっている。また、航空機の事故の際にも、比較
的高い場所から避難しなければならず、それに用いる緩
降具の必要性が生じる。
【0003】建造物から避難するための避難具として、
脱出用シュートが広く知られている。この脱出用シュー
トは、両端に入口用及び出口用の開口部が設けられ、脱
出する高さ以上の長さとされた円筒状の布袋である。そ
して、それを用いて脱出を行う場合には、ビルの窓等に
固定された入口部からその脱出用シュートに入り、滑り
台の要領で地上の出口に向かって滑り降りる。
脱出用シュートが広く知られている。この脱出用シュー
トは、両端に入口用及び出口用の開口部が設けられ、脱
出する高さ以上の長さとされた円筒状の布袋である。そ
して、それを用いて脱出を行う場合には、ビルの窓等に
固定された入口部からその脱出用シュートに入り、滑り
台の要領で地上の出口に向かって滑り降りる。
【0004】しかし、この脱出用シュートでは、脱出の
際の滑り降りる速度を調整することが難しい。そのた
め、脱出用シュートで地上に滑り降りてきたときに速度
が出過ぎていて避難者が怪我をすることがある。
際の滑り降りる速度を調整することが難しい。そのた
め、脱出用シュートで地上に滑り降りてきたときに速度
が出過ぎていて避難者が怪我をすることがある。
【0005】また、この脱出用シュートは、本来一人ず
つ使用するものであり、先に滑り降りた避難者が出口か
ら出た後に、次の避難者が滑り降りるものである。しか
し、火災等のパニックが起き易い状況下では、先に滑り
降りた避難者が袋から出る前に、次の避難者が慌てた滑
り始めることがあり、数人の避難者が団子状態で袋の中
を滑り降り、出口付近で怪我をする場合があるという不
具合がある。
つ使用するものであり、先に滑り降りた避難者が出口か
ら出た後に、次の避難者が滑り降りるものである。しか
し、火災等のパニックが起き易い状況下では、先に滑り
降りた避難者が袋から出る前に、次の避難者が慌てた滑
り始めることがあり、数人の避難者が団子状態で袋の中
を滑り降り、出口付近で怪我をする場合があるという不
具合がある。
【0006】パニック状態にある避難者に怪我がないよ
うに高所からの避難を成功させるには、降下速度を自動
的に調整して適当な範囲内に保つことができ、且つ、必
ず一人ずつ使用できる緩降具を用いればよいとの考え方
を採ることも可能である。
うに高所からの避難を成功させるには、降下速度を自動
的に調整して適当な範囲内に保つことができ、且つ、必
ず一人ずつ使用できる緩降具を用いればよいとの考え方
を採ることも可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、個人用の避難
用緩降具の場合は、個々人の人数分の避難用緩降具の準
備が必要でコスト面から見ても高くなり、数百人、数千
人の規模の人数分の避難用緩降具の保管場所の確保も容
易ではなくなる。
用緩降具の場合は、個々人の人数分の避難用緩降具の準
備が必要でコスト面から見ても高くなり、数百人、数千
人の規模の人数分の避難用緩降具の保管場所の確保も容
易ではなくなる。
【0008】そこで、本発明の目的は、火災その他の緊
急時に、低階層レベルの高所から容易且つ安全に地上に
降りることを可能とし、複数の避難者が繰り返し使用す
ることのできる避難用の緩降具を提供することにある。
急時に、低階層レベルの高所から容易且つ安全に地上に
降りることを可能とし、複数の避難者が繰り返し使用す
ることのできる避難用の緩降具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本出願の出願人
は、緩降具について鋭意研究を続け、パニック状態にあ
る避難者に怪我がないように高所からの避難を成功させ
るため、降下速度を自動的に調整して適当な範囲内に保
つことができ、且つ、火災その他の緊急時に、低階層レ
ベルの高所から容易に、しかも安全に地上に降りること
を可能とし、複数の避難者が連続して繰り返し使用する
ことのできる避難用の緩降具を提供することにある。
は、緩降具について鋭意研究を続け、パニック状態にあ
る避難者に怪我がないように高所からの避難を成功させ
るため、降下速度を自動的に調整して適当な範囲内に保
つことができ、且つ、火災その他の緊急時に、低階層レ
ベルの高所から容易に、しかも安全に地上に降りること
を可能とし、複数の避難者が連続して繰り返し使用する
ことのできる避難用の緩降具を提供することにある。
【0010】本発明の避難用の緩降具の第一の特徴は、
チェーン溝を備えた回転自在なチェーンホイルと、チェ
ーンホイルに滑車状に転回設置するものであるループ状
としたチェーンであるエンドレスチェーンとを用いて、
火災その他の緊急時に、低階層レベルの高所から容易且
つ安全に地上に降りることを可能とし、複数の避難者が
繰り返し使用することのできるものとした点にある。
チェーン溝を備えた回転自在なチェーンホイルと、チェ
ーンホイルに滑車状に転回設置するものであるループ状
としたチェーンであるエンドレスチェーンとを用いて、
火災その他の緊急時に、低階層レベルの高所から容易且
つ安全に地上に降りることを可能とし、複数の避難者が
繰り返し使用することのできるものとした点にある。
【0011】本発明に係る避難用緩降具では、チェーン
溝を備えた回転自在なチェーンホイルと、チェーンホイ
ルに滑車状に転回設置するものであるループ状としたチ
ェーンであるエンドレスチェーンとを備えている。そし
て、この緩降具の使用時には、緩降具の固定端を避難用
緩降具の懸架台又は適当な建築物、構造物その他の固定
物に固定して、回転駆動するチェーンホイルに対して滑
車状に転回設置したエンドレスチェーンを利用して、所
定の方法で高所から降下する。
溝を備えた回転自在なチェーンホイルと、チェーンホイ
ルに滑車状に転回設置するものであるループ状としたチ
ェーンであるエンドレスチェーンとを備えている。そし
て、この緩降具の使用時には、緩降具の固定端を避難用
緩降具の懸架台又は適当な建築物、構造物その他の固定
物に固定して、回転駆動するチェーンホイルに対して滑
車状に転回設置したエンドレスチェーンを利用して、所
定の方法で高所から降下する。
【0012】このとき、チェーンホイルとエンドレスチ
ェーンとが駆動時にスリップすると、以下に説明するブ
レーキ装置の果たす役割を十分に引き出すことができ
ず、降下速度を一定に保てず、人命に影響を及ぼす場合
が考えられる。そこで、チェーンホイルのチェーン溝の
内壁面に、スリップ防止手段を設けることが望ましい。
このスリップ防止手段としては、内壁面の形状を細かな
凹凸のある波状加工若しくは摩擦係数の大きな梨地加工
等である。
ェーンとが駆動時にスリップすると、以下に説明するブ
レーキ装置の果たす役割を十分に引き出すことができ
ず、降下速度を一定に保てず、人命に影響を及ぼす場合
が考えられる。そこで、チェーンホイルのチェーン溝の
内壁面に、スリップ防止手段を設けることが望ましい。
このスリップ防止手段としては、内壁面の形状を細かな
凹凸のある波状加工若しくは摩擦係数の大きな梨地加工
等である。
【0013】また、より確実に駆動時のチェーンホイル
とエンドレスチェーンとのスリップをより効果的に防止
しようとすれば、チェーン溝内部に歯を刻んだスプロケ
ットホイルをチェーンホイルとして使用するのが望まし
い。但し、スプロケットホイルを用いる場合は、エンド
レスチェーンに平打ちチェーン、ローラチェーン、板鎖
等の平面チェーンの如きタイプの使用が望ましい。
とエンドレスチェーンとのスリップをより効果的に防止
しようとすれば、チェーン溝内部に歯を刻んだスプロケ
ットホイルをチェーンホイルとして使用するのが望まし
い。但し、スプロケットホイルを用いる場合は、エンド
レスチェーンに平打ちチェーン、ローラチェーン、板鎖
等の平面チェーンの如きタイプの使用が望ましい。
【0014】更に、これらのエンドレスチェーンを、塩
化ビニールの如き材質のもので被覆しておけば、エンド
レスチェーンと避難者の身体とが接触した場合でも、避
難者の身体を傷つけることが無く、より安全性の高いも
のとなる。
化ビニールの如き材質のもので被覆しておけば、エンド
レスチェーンと避難者の身体とが接触した場合でも、避
難者の身体を傷つけることが無く、より安全性の高いも
のとなる。
【0015】次にチェーンホイルの回転制御について説
明する。チェーンホイルが単に回転自在となっているの
みであれば、避難者は、重力に引かれて加速しながら高
速で地面に激突してしまう。このような不具合を防止す
るために、本発明の緩降具には、チェーンホイルの回転
を伝達する伝達軸と、チェーンホイルの回転数が予め定
めた回転数を超えた場合に、その伝達軸を介してその回
転数を減少させブレーキを掛けるブレーキ装置が設けら
れている。
明する。チェーンホイルが単に回転自在となっているの
みであれば、避難者は、重力に引かれて加速しながら高
速で地面に激突してしまう。このような不具合を防止す
るために、本発明の緩降具には、チェーンホイルの回転
を伝達する伝達軸と、チェーンホイルの回転数が予め定
めた回転数を超えた場合に、その伝達軸を介してその回
転数を減少させブレーキを掛けるブレーキ装置が設けら
れている。
【0016】つまり、チェーンホイルの回転は伝達軸に
よりブレーキ装置に伝達され、伝達軸がある回転数以上
の回転数で回転した場合、即ち避難者がある速度以上の
速度で落下する場合には、伝達軸に組み合わせて設けら
れたブレーキ装置がはたらき、伝達軸の回転数を自動的
に減少させる。従って、チェーンホイルの回転数が一定
範囲内に調整されることとなり、避難者の降下速度が、
自動的に適切な範囲内に保たれることになる。従って、
本発明の避難用緩降具を用いれば、避難者は、たとえパ
ニック状態にあっても安全に地上に降下できることにな
る。尚、本緩降具を用いて降下を行う場合の降下速度
は、迅速な避難と避難者の安全とを考え併せると、1m
/秒程度とするのがよい。
よりブレーキ装置に伝達され、伝達軸がある回転数以上
の回転数で回転した場合、即ち避難者がある速度以上の
速度で落下する場合には、伝達軸に組み合わせて設けら
れたブレーキ装置がはたらき、伝達軸の回転数を自動的
に減少させる。従って、チェーンホイルの回転数が一定
範囲内に調整されることとなり、避難者の降下速度が、
自動的に適切な範囲内に保たれることになる。従って、
本発明の避難用緩降具を用いれば、避難者は、たとえパ
ニック状態にあっても安全に地上に降下できることにな
る。尚、本緩降具を用いて降下を行う場合の降下速度
は、迅速な避難と避難者の安全とを考え併せると、1m
/秒程度とするのがよい。
【0017】このブレーキ装置としては、例えば公知の
遠心クラッチブレーキを用いることが可能である。遠心
クラッチブレーキは、内周にブレーキライニングを施さ
れた中空円筒状の加圧部材と、制止時に、その外周面が
加圧部材との間に僅かに隙間を有するように、加圧部材
と同一の中心軸を持つようにして加圧部材の内部に配さ
れる円筒状の面を持つ回転子リングとからなる。そし
て、この回転子リングは、中心軸を含む複数の平面で分
割されており、さらに、伝達軸と接続されている。
遠心クラッチブレーキを用いることが可能である。遠心
クラッチブレーキは、内周にブレーキライニングを施さ
れた中空円筒状の加圧部材と、制止時に、その外周面が
加圧部材との間に僅かに隙間を有するように、加圧部材
と同一の中心軸を持つようにして加圧部材の内部に配さ
れる円筒状の面を持つ回転子リングとからなる。そし
て、この回転子リングは、中心軸を含む複数の平面で分
割されており、さらに、伝達軸と接続されている。
【0018】従って、伝達軸がある回転数を超える速さ
で回転すると、回転子リングが遠心力により外側に押し
出され、加圧部材に配されたブレーキライニングとの間
で摩擦力を受けて回転子リングの回転が妨げられ、これ
により、伝達軸の回転速度が自動的に一定範囲内に保た
れる。このとき、回転子リングはブレーキライニングと
の間で摩擦力を受け、いわゆる半クラッチ状態を保つ。
で回転すると、回転子リングが遠心力により外側に押し
出され、加圧部材に配されたブレーキライニングとの間
で摩擦力を受けて回転子リングの回転が妨げられ、これ
により、伝達軸の回転速度が自動的に一定範囲内に保た
れる。このとき、回転子リングはブレーキライニングと
の間で摩擦力を受け、いわゆる半クラッチ状態を保つ。
【0019】遠心クラッチブレーキ以外にも、伝達軸の
回転数がある回転数以上に上がったときに、その回転に
よる力で吸気を行い、そのときに発生する高圧の空気圧
を用いて伝達軸に圧力をかけるようなコンプレッサ装置
を上記ブレーキ装置として用いることができる。また、
油圧を用いて同様のブレーキ装置を構成することもでき
る。同様に、他の装置であって、回転数の上昇にともな
いその回転を妨げるような働きをする装置であれば、本
発明のブレーキ装置に用いることが可能であり、本明細
書で言うブレーキ装置に含まれる。
回転数がある回転数以上に上がったときに、その回転に
よる力で吸気を行い、そのときに発生する高圧の空気圧
を用いて伝達軸に圧力をかけるようなコンプレッサ装置
を上記ブレーキ装置として用いることができる。また、
油圧を用いて同様のブレーキ装置を構成することもでき
る。同様に、他の装置であって、回転数の上昇にともな
いその回転を妨げるような働きをする装置であれば、本
発明のブレーキ装置に用いることが可能であり、本明細
書で言うブレーキ装置に含まれる。
【0020】また、伝達軸と組み合わせて、チェーンホ
イルの回転数を増幅して伝達軸に伝える増幅装置を用い
ると更に好ましい。チェーンホイルの回転数を増幅して
伝達軸に伝えることにより伝達軸の回転数が上がり、ブ
レーキ装置が伝達軸に与える摩擦力が小さくても伝達軸
の回転数を抑えることができるようになるからである。
イルの回転数を増幅して伝達軸に伝える増幅装置を用い
ると更に好ましい。チェーンホイルの回転数を増幅して
伝達軸に伝えることにより伝達軸の回転数が上がり、ブ
レーキ装置が伝達軸に与える摩擦力が小さくても伝達軸
の回転数を抑えることができるようになるからである。
【0021】以上のような構成を持つ避難用の降下具
は、避難者がエンドレスチェーンを握る握力に頼る部分
が大きいため、それ程高くない、高さ10m前後の避難
に適している。例えば、ビルの3〜4階程度の高さ又は
大型の飛行機からの避難に特に最適なものであるといえ
る。
は、避難者がエンドレスチェーンを握る握力に頼る部分
が大きいため、それ程高くない、高さ10m前後の避難
に適している。例えば、ビルの3〜4階程度の高さ又は
大型の飛行機からの避難に特に最適なものであるといえ
る。
【0022】本発明の避難用緩降具の使用に際しては、
一端にエンドレスチェーンの環に取り付けることのでき
るフックと、その他端には1人の人間が握れる程度の大
きさのハンドルを備えた降下用補助具を用い、避難者が
このハンドル部を握るとすれば、素手でエンドレスチェ
ーンにぶら下がる場合に比べ、身体的負担を軽減し、容
易に降下し避難することが可能となる。しかも、この降
下用補助具を、足の位置に合わせてエンドレスチェーン
に取り付け、足掛けとして用いれば、腕の力の弱い者で
も楽に降下することができると共に、降下姿勢をより安
定させ、恐怖心を取り去ることができる。
一端にエンドレスチェーンの環に取り付けることのでき
るフックと、その他端には1人の人間が握れる程度の大
きさのハンドルを備えた降下用補助具を用い、避難者が
このハンドル部を握るとすれば、素手でエンドレスチェ
ーンにぶら下がる場合に比べ、身体的負担を軽減し、容
易に降下し避難することが可能となる。しかも、この降
下用補助具を、足の位置に合わせてエンドレスチェーン
に取り付け、足掛けとして用いれば、腕の力の弱い者で
も楽に降下することができると共に、降下姿勢をより安
定させ、恐怖心を取り去ることができる。
【0023】更に、降下用補助具として、一端にエンド
レスチェーンの環に取り付けることのできるフックと、
その他端には避難する人が降下する際に胴体巻き命綱を
取り付けることのできる手段を備れば、より一層降下す
る際の安全性を高めることが可能となる。胴体巻き命綱
を取り付けることのできる手段には、単なる環状のもの
で命綱を通して固定できるもの、フック状で命綱を引っ
かけることのできるもの等種々の方法が考えられる。前
述した2つの降下用補助具は、それぞれを単独で使用す
ることも、併用して使用することも、状況に応じて可能
である。
レスチェーンの環に取り付けることのできるフックと、
その他端には避難する人が降下する際に胴体巻き命綱を
取り付けることのできる手段を備れば、より一層降下す
る際の安全性を高めることが可能となる。胴体巻き命綱
を取り付けることのできる手段には、単なる環状のもの
で命綱を通して固定できるもの、フック状で命綱を引っ
かけることのできるもの等種々の方法が考えられる。前
述した2つの降下用補助具は、それぞれを単独で使用す
ることも、併用して使用することも、状況に応じて可能
である。
【0024】
【発明の実施の形態】図1〜図9を参考にして、本発明
に係わる避難用の緩降具の実施形態を説明する。
に係わる避難用の緩降具の実施形態を説明する。
【0025】この緩降具1では、図1から分かるよう
に、ケース2には、開口部3が設けられていて、そこか
ら、回転自在にケース2に固定されたチェーンホイル4
が覗いている。また、チェーンホイル4にはエンドレス
チェーン5が転回設置され、滑車状に巻き付けられてい
る。
に、ケース2には、開口部3が設けられていて、そこか
ら、回転自在にケース2に固定されたチェーンホイル4
が覗いている。また、チェーンホイル4にはエンドレス
チェーン5が転回設置され、滑車状に巻き付けられてい
る。
【0026】次に図2に示すように、チェーンホイル4
は、回転軸Aにベアリング6を介して取り付けられてい
る。また、このチェーンホイル4と一体として歯車7が
形成されており、回転軸Aをチェーンホイル4と共有し
ている。尚、この歯車7の歯の枚数は100枚とされて
いる。
は、回転軸Aにベアリング6を介して取り付けられてい
る。また、このチェーンホイル4と一体として歯車7が
形成されており、回転軸Aをチェーンホイル4と共有し
ている。尚、この歯車7の歯の枚数は100枚とされて
いる。
【0027】そして、この歯車7を含む一連の歯車機構
は、以下に説明する歯車8、9、10と共同してチェー
ンホイル4の回転数を増幅する増幅装置を形成してい
る。この増幅装置の機構を説明するために、図2に加え
て図3を参照して以下説明する。歯車7は、歯車8と噛
み合うように配置している。この歯車8の歯の枚数は3
0枚である。また、歯車8と一体として、歯の枚数が1
00枚の歯車9が、設けられている。そして、この増幅
装置を構成する歯車8及び歯車9は、同一の回転軸Bを
共有している。
は、以下に説明する歯車8、9、10と共同してチェー
ンホイル4の回転数を増幅する増幅装置を形成してい
る。この増幅装置の機構を説明するために、図2に加え
て図3を参照して以下説明する。歯車7は、歯車8と噛
み合うように配置している。この歯車8の歯の枚数は3
0枚である。また、歯車8と一体として、歯の枚数が1
00枚の歯車9が、設けられている。そして、この増幅
装置を構成する歯車8及び歯車9は、同一の回転軸Bを
共有している。
【0028】上記歯車9は、伝達軸としての回転軸Aに
設けられた歯車10と噛み合っている。そして、伝達軸
の歯車10の反対側には、この伝達軸としての回転軸C
と組み合わせるようにして、ブレーキ装置としての遠心
クラッチブレーキ11が設けられている。
設けられた歯車10と噛み合っている。そして、伝達軸
の歯車10の反対側には、この伝達軸としての回転軸C
と組み合わせるようにして、ブレーキ装置としての遠心
クラッチブレーキ11が設けられている。
【0029】この遠心クラッチブレーキ11の構造は、
図4及び図5に示すとおりである。即ち、遠心クラッチ
ブレーキ11は、主に、中空円筒状の加圧部材12及び
クラッチボス13に連結されたクラッチシューとしての
4つの回転子リング14からなっている。
図4及び図5に示すとおりである。即ち、遠心クラッチ
ブレーキ11は、主に、中空円筒状の加圧部材12及び
クラッチボス13に連結されたクラッチシューとしての
4つの回転子リング14からなっている。
【0030】この加圧部材12の内周面上には、ブレー
キライニング15が施されている。そして、静止時に
は、このブレーキライニング15の内周面と、回転子リ
ング14の外周面の間には、僅かな間隙16ができるよ
うに配されている。
キライニング15が施されている。そして、静止時に
は、このブレーキライニング15の内周面と、回転子リ
ング14の外周面の間には、僅かな間隙16ができるよ
うに配されている。
【0031】また、この回転子リング14とクラッチボ
ス13とには、凹部17、18がそれぞれ設けられてお
り、その両凹部に差し込まれるようにしてキーピン19
が設けられている。このキーピン19は、回転子リング
14と固定されているが、クラッチボス13に設けられ
た凹部18の内部で遊びを有しており、従って、回転子
リング14は、クラッチボス13の半径方向にスライド
可能となっている。そして、クラッチボス13は、キー
20を介して回転軸Aに固定されている。
ス13とには、凹部17、18がそれぞれ設けられてお
り、その両凹部に差し込まれるようにしてキーピン19
が設けられている。このキーピン19は、回転子リング
14と固定されているが、クラッチボス13に設けられ
た凹部18の内部で遊びを有しており、従って、回転子
リング14は、クラッチボス13の半径方向にスライド
可能となっている。そして、クラッチボス13は、キー
20を介して回転軸Aに固定されている。
【0032】次に図6に従って、この緩降具を用いた高
所からの降下方法を説明する。尚、この図では、ビルの
屋上からの降下の場合を示している。
所からの降下方法を説明する。尚、この図では、ビルの
屋上からの降下の場合を示している。
【0033】降下を開始する前に、緩降具1の固定端2
1を、安全な降下の可能な固定物に懸架する。避難を行
う場合、このエンドレスチェーン5はかなりの張力を受
けるので、この懸架は確実に行う必要がある。もちろ
ん、ビルの柵や鉄扉等を利用して緩降具1を懸架しても
よいが、予め図6で示したような懸架台22をビルの屋
上の形状に合わせて設置しておき、その懸架台22の天
板23からせり出した緩降具懸架部24に緩降具1の固
定端21を取り付けた。このとき、緩降具懸架部24を
窪みを付けた形状とする等して、緩降具1の固定端21
をより安定した保持を可能することが好ましい。懸架台
22には梯子面25とその対称位置にもう一つの図示せ
ぬ梯子面を形成し、この両梯子面は緩降具1を懸架台2
2に取り付ける際に使用した。
1を、安全な降下の可能な固定物に懸架する。避難を行
う場合、このエンドレスチェーン5はかなりの張力を受
けるので、この懸架は確実に行う必要がある。もちろ
ん、ビルの柵や鉄扉等を利用して緩降具1を懸架しても
よいが、予め図6で示したような懸架台22をビルの屋
上の形状に合わせて設置しておき、その懸架台22の天
板23からせり出した緩降具懸架部24に緩降具1の固
定端21を取り付けた。このとき、緩降具懸架部24を
窪みを付けた形状とする等して、緩降具1の固定端21
をより安定した保持を可能することが好ましい。懸架台
22には梯子面25とその対称位置にもう一つの図示せ
ぬ梯子面を形成し、この両梯子面は緩降具1を懸架台2
2に取り付ける際に使用した。
【0034】この緩降具を用いて避難を行う場合、先
ず、図7に示す降下用補助具27のフック部28を緩降
具1のエンドレスチェーン5の環に取り付ける。このと
きの取り付け位置は、降下用補助具27のハンドル部2
9を避難者がしっかりと握ることのできる箇所とする。
また、降下用補助具27の取り付け位置を、避難者の足
を掛けられる位置とし、手はエンドレスチェーン5を直
接握っても良い。より安全に降下することを考えれば、
降下用補助具27を前述の2カ所に同時に取り付けて使
用しても良い。
ず、図7に示す降下用補助具27のフック部28を緩降
具1のエンドレスチェーン5の環に取り付ける。このと
きの取り付け位置は、降下用補助具27のハンドル部2
9を避難者がしっかりと握ることのできる箇所とする。
また、降下用補助具27の取り付け位置を、避難者の足
を掛けられる位置とし、手はエンドレスチェーン5を直
接握っても良い。より安全に降下することを考えれば、
降下用補助具27を前述の2カ所に同時に取り付けて使
用しても良い。
【0035】また、本実施例では、人命を確実に救助す
ることを考え、図8に示す胴巻き命綱を通すことのでき
る環31を備えた降下用補助具30を使用して、避難者
の体が降下中に落下することの無いようにした。
ることを考え、図8に示す胴巻き命綱を通すことのでき
る環31を備えた降下用補助具30を使用して、避難者
の体が降下中に落下することの無いようにした。
【0036】そして、避難者は、降下用補助具27のハ
ンドル部29を避難者がしっかりと握り、避難者の足を
掛けられる位置にも降下用補助具29を取り付け、胴巻
き命綱を用いて降下を開始した。
ンドル部29を避難者がしっかりと握り、避難者の足を
掛けられる位置にも降下用補助具29を取り付け、胴巻
き命綱を用いて降下を開始した。
【0037】降下を開始すると、避難者に働く重力によ
りエンドレスチェーン5が動き始め、これに伴い、チェ
ーンホイル4と一体に形成された歯車7が回動する。
りエンドレスチェーン5が動き始め、これに伴い、チェ
ーンホイル4と一体に形成された歯車7が回動する。
【0038】この歯車7の回転数は、一連の歯車8、9
及び10によって増幅される。前述したことから具体的
に換算すると、(100/30)×(100/30)
倍、即ち、およそ11倍の回転数に増幅されて伝達軸と
しての回転軸Aに伝達される。
及び10によって増幅される。前述したことから具体的
に換算すると、(100/30)×(100/30)
倍、即ち、およそ11倍の回転数に増幅されて伝達軸と
しての回転軸Aに伝達される。
【0039】伝達軸Aは、歯車10を通じて伝達された
回転数で回転する。そして、避難者の落下速度の増大に
伴い、この軸Aの回転数も増大していく。軸Aの回転数
がある回転数に達すると、クラッチボス13にキーピン
19で連結された4つの回転子が遠心力により外側に孕
む。そして、この回転子リング14が加圧部材12に施
されたブレーキライニング15の内周から摩擦力を受
け、軸Aの回転数が減少する。これによりチェーンホイ
ル4の回転数が減少し、その結果、避難者の降下速度が
一定範囲に保たれる。尚、このとき、軸Aの回転数は、
チェーンホイル4の回転数の約11倍の大きさとなって
おり、ブレーキライニング15が回転子リング14に与
える摩擦力が、増幅装置を構成しないときと比べると、
11分の1で済む。
回転数で回転する。そして、避難者の落下速度の増大に
伴い、この軸Aの回転数も増大していく。軸Aの回転数
がある回転数に達すると、クラッチボス13にキーピン
19で連結された4つの回転子が遠心力により外側に孕
む。そして、この回転子リング14が加圧部材12に施
されたブレーキライニング15の内周から摩擦力を受
け、軸Aの回転数が減少する。これによりチェーンホイ
ル4の回転数が減少し、その結果、避難者の降下速度が
一定範囲に保たれる。尚、このとき、軸Aの回転数は、
チェーンホイル4の回転数の約11倍の大きさとなって
おり、ブレーキライニング15が回転子リング14に与
える摩擦力が、増幅装置を構成しないときと比べると、
11分の1で済む。
【0040】尚、避難者の降下速度は、秒速1m程度と
なるようにしてある。即ち、リールドラムの回転が秒速
1m程度の降下速度に対応する回転数となったときに、
ブレーキ装置11がはたらき、降下速度がそれ以上にな
らないように、増幅装置としての歯車8、9、10、及
び11の回転比、回転子14とブレーキライニング15
の間の間隙16の大きさ、ブレーキライニング15の素
材等の選択を行ってある。
なるようにしてある。即ち、リールドラムの回転が秒速
1m程度の降下速度に対応する回転数となったときに、
ブレーキ装置11がはたらき、降下速度がそれ以上にな
らないように、増幅装置としての歯車8、9、10、及
び11の回転比、回転子14とブレーキライニング15
の間の間隙16の大きさ、ブレーキライニング15の素
材等の選択を行ってある。
【0041】実際に、本発明者がこの装置を試作してみ
たところ、秒速1m程度のスピードで、怪我なく高所か
ら降下できた。
たところ、秒速1m程度のスピードで、怪我なく高所か
ら降下できた。
【0042】本発明に係る緩降具1を用いて、大型旅客
機32からの降下を考えると、図9に示すようになり、
その降下する高さはおよそ5〜6mである。
機32からの降下を考えると、図9に示すようになり、
その降下する高さはおよそ5〜6mである。
【0043】この緩降具1を用いて飛行機32から降下
するには、脱出用ハッチを開放し、脱出用ハッチ上部の
機体に、この緩降具の固定端25を懸架若しくは固定す
ることが必要である。そして、降下に際しては、滑り台
状の避難具30を用いて、その上を腹這いか仰向けで滑
り降りるか、単に、前述したビルから降下するのと同様
の降下姿勢でエンドレスチェーン5にぶら下がりながら
降下を行う。特に、この緩降具1を滑り台状の公知の避
難具30と合わせて使用する場合には、避難者の負担が
少なくなり、安全な降下が可能となる。
するには、脱出用ハッチを開放し、脱出用ハッチ上部の
機体に、この緩降具の固定端25を懸架若しくは固定す
ることが必要である。そして、降下に際しては、滑り台
状の避難具30を用いて、その上を腹這いか仰向けで滑
り降りるか、単に、前述したビルから降下するのと同様
の降下姿勢でエンドレスチェーン5にぶら下がりながら
降下を行う。特に、この緩降具1を滑り台状の公知の避
難具30と合わせて使用する場合には、避難者の負担が
少なくなり、安全な降下が可能となる。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、高所からの降下を安全に行うことを可能とし、特
に、火災の際の高所からの避難を行う際に、たとえその
避難者がパニック状態にあったとしても、安全確実に降
下を行うことができる。また、この緩降具は、若干の仕
様の変更により、大型飛行機からの脱出や、登山等の広
い分野で使用できる。
で、高所からの降下を安全に行うことを可能とし、特
に、火災の際の高所からの避難を行う際に、たとえその
避難者がパニック状態にあったとしても、安全確実に降
下を行うことができる。また、この緩降具は、若干の仕
様の変更により、大型飛行機からの脱出や、登山等の広
い分野で使用できる。
【図1】この発明による避難用の緩降具の第1実施形態
を表す全体斜視図。
を表す全体斜視図。
【図2】この発明による避難用の緩降具の第1実施形態
を表す断面図。
を表す断面図。
【図3】この発明による回転数増幅装置を構成する歯車
の配置概念図。
の配置概念図。
【図4】この発明による第1実施形態の避難用の緩降具
のブレーキ装置を表した断面図。
のブレーキ装置を表した断面図。
【図5】この発明による第1実施形態の避難用の緩降具
のブレーキ装置を表した側面図。
のブレーキ装置を表した側面図。
【図6】この発明による避難用緩降具を用いたビルから
の降下概念図。
の降下概念図。
【図7】この発明による避難用緩降具を用いて降下する
際に使用する降下用補助具。
際に使用する降下用補助具。
【図8】この発明による避難用緩降具を用いて降下する
際に使用する降下用補助具。
際に使用する降下用補助具。
【図9】この発明による避難用の緩降具を用いた飛行機
からの降下概念図。
からの降下概念図。
1 緩降具 2 ケース 3 開口部 4 チェーンホイル 5 エンドレスチェーン 6 ベアリング 7、8、9、10 歯車 11 遠心クラッチブレーキ 12 加圧部材 13 クラッチボス 14 回転子リング 15 ブレーキライニング 16 隙間 17、18 凹部 19 キーピン 20 キー 21 固定端 22 懸架台 23 天板 24 緩降具懸架部 25、26 梯子面 27 降下用補助具 28 フック部 29 ハンドル部 30 降下用補助具 32 飛行機 A、B 回転軸
Claims (6)
- 【請求項1】 チェーン溝を備えた回転自在なチェー
ンホイルと、 チェーンホイルに滑車状に転回設置するものであるルー
プ状としたチェーンであるエンドレスチェーンと、 エンドレスチェーンと共に回転するチェーンホイルの回
転を伝達する伝達軸と、 チェーンホイルの回転数が予め定めた回転数を超えた場
合に伝達軸を介してチェーンホイルにブレーキを掛ける
ブレーキ装置と、そして構造物への固定端とを備えてな
る避難用の緩降具。 - 【請求項2】回転自在なチェーンホイルのチェーン溝
は、その内壁面にチェーンホイルとエンドレスチェーン
とのスリップ防止用の波状加工を施したものである請求
項1に記載の避難用の緩降具。 - 【請求項3】回転自在なチェーンホイルはチェーン溝に
エンドレスチェーンとのスリップ防止用の歯を刻んだス
プロケットホイルであり、エンドレスチェーンには平打
チェーンを用いてチェーン駆動するものとした請求項1
に記載の避難用の緩降具。 - 【請求項4】請求項1〜請求項3に記載の避難用の緩降
具を用いて避難する際に使用する補助具であり、端部に
エンドレスチェーンの環に取り付けることのできるフッ
クと他端に避難する人が降下する際に握るハンドルとを
備えてなる降下用補助具。 - 【請求項5】請求項1〜請求項3に記載の避難用の緩降
具を用いて避難する際に使用する補助具であり、端部に
エンドレスチェーンの環に取り付けることのできるフッ
クと他端に避難する人が降下する際に胴体巻き命綱を取
り付けることのできる手段を設けてなる降下用補助具。 - 【請求項6】請求項1〜請求項3に記載の避難用の緩降
具を取り付ける懸架台であり、避難用緩降具を懸架フッ
クに取り付ける際に人間の昇降可能な梯子面を有するこ
とを特徴とする避難用緩降具の懸架台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7428698A JPH11267230A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 避難用の緩降具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7428698A JPH11267230A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 避難用の緩降具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11267230A true JPH11267230A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13542740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7428698A Pending JPH11267230A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 避難用の緩降具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11267230A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100778051B1 (ko) | 2006-12-28 | 2007-11-21 | 권경해 | 박스형 완강기 설치대 |
KR100806335B1 (ko) | 2007-01-22 | 2008-02-27 | 권경해 | 박스형 완강기 설치대 |
CN103656882A (zh) * | 2013-12-20 | 2014-03-26 | 陈洪灿 | 共用式可调速缓降器 |
CN103736213A (zh) * | 2014-01-26 | 2014-04-23 | 高军 | 一种匀速救生器 |
CN109310892A (zh) * | 2016-03-31 | 2019-02-05 | 克拉斯·兹瓦尔特 | 借助绳索下降的装置 |
CN115089899A (zh) * | 2022-03-31 | 2022-09-23 | 国网浙江省电力有限公司龙游县供电公司 | 一种高压线作业跌落自救装置及方法 |
-
1998
- 1998-03-23 JP JP7428698A patent/JPH11267230A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100778051B1 (ko) | 2006-12-28 | 2007-11-21 | 권경해 | 박스형 완강기 설치대 |
KR100806335B1 (ko) | 2007-01-22 | 2008-02-27 | 권경해 | 박스형 완강기 설치대 |
CN103656882A (zh) * | 2013-12-20 | 2014-03-26 | 陈洪灿 | 共用式可调速缓降器 |
CN103736213A (zh) * | 2014-01-26 | 2014-04-23 | 高军 | 一种匀速救生器 |
CN109310892A (zh) * | 2016-03-31 | 2019-02-05 | 克拉斯·兹瓦尔特 | 借助绳索下降的装置 |
EP3436159A1 (en) * | 2016-03-31 | 2019-02-06 | Klaas Zwart | An abseiling device |
CN115089899A (zh) * | 2022-03-31 | 2022-09-23 | 国网浙江省电力有限公司龙游县供电公司 | 一种高压线作业跌落自救装置及方法 |
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