JPH1126584A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH1126584A JPH1126584A JP19512297A JP19512297A JPH1126584A JP H1126584 A JPH1126584 A JP H1126584A JP 19512297 A JP19512297 A JP 19512297A JP 19512297 A JP19512297 A JP 19512297A JP H1126584 A JPH1126584 A JP H1126584A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 歩留りと集積度との両方を同時に高めること
ができるトレンチ素子分離構造の半導体装置及びその製
造方法を提供する。 【解決手段】 層間絶縁膜であるSiO2 膜44とはエ
ッチング特性の異なるSiN膜42で少なくともトレン
チ32の開口部における内側面を覆う。このため、接続
孔45が素子分離領域上にまで広がっても、接続孔45
の形成に際して、トレンチ32に臨むSi基板31の側
面の露出を防止することができて、接続孔45内に形成
される配線とウェル34との間におけるリーク電流の発
生を防止することができ、また、拡散層43の面積を縮
小することができる。
ができるトレンチ素子分離構造の半導体装置及びその製
造方法を提供する。 【解決手段】 層間絶縁膜であるSiO2 膜44とはエ
ッチング特性の異なるSiN膜42で少なくともトレン
チ32の開口部における内側面を覆う。このため、接続
孔45が素子分離領域上にまで広がっても、接続孔45
の形成に際して、トレンチ32に臨むSi基板31の側
面の露出を防止することができて、接続孔45内に形成
される配線とウェル34との間におけるリーク電流の発
生を防止することができ、また、拡散層43の面積を縮
小することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、トレンチ素子
分離構造を有する半導体装置及びその製造方法に関する
ものである。
分離構造を有する半導体装置及びその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、トレンチ素子分離構造を有して
おり且つソース/ドレインに対する接続孔がゲート電極
に対して自己整合的に形成されているMISトランジス
タの一従来例を示している。この一従来例のMISトラ
ンジスタでは、Si基板11に素子分離用のトレンチ1
2が設けられており、このトレンチ12がSiO2 膜1
3で埋められている。
おり且つソース/ドレインに対する接続孔がゲート電極
に対して自己整合的に形成されているMISトランジス
タの一従来例を示している。この一従来例のMISトラ
ンジスタでは、Si基板11に素子分離用のトレンチ1
2が設けられており、このトレンチ12がSiO2 膜1
3で埋められている。
【0003】Si基板11にはウェル14が設けられて
おり、素子活性領域の表面にはSiO2 膜15等から成
るゲート絶縁膜が設けられている。SiO2 膜15、1
3等の上には多結晶Si膜16等から成るゲート電極が
設けられており、多結晶Si膜16上にはオフセット絶
縁膜としてのSiN膜17が積層されている。
おり、素子活性領域の表面にはSiO2 膜15等から成
るゲート絶縁膜が設けられている。SiO2 膜15、1
3等の上には多結晶Si膜16等から成るゲート電極が
設けられており、多結晶Si膜16上にはオフセット絶
縁膜としてのSiN膜17が積層されている。
【0004】多結晶Si膜16及びSiN膜17の両側
の素子活性領域には低濃度の拡散層21が設けられてお
り、多結晶Si膜16及びSiN膜17の側面にはSi
N膜22から成る側壁保護膜が設けられている。SiN
膜22及びSiO2 膜13に囲まれている素子活性領域
には高濃度の拡散層23が設けられており、拡散層2
1、23でLDD構造のソース/ドレインが構成されて
いる。
の素子活性領域には低濃度の拡散層21が設けられてお
り、多結晶Si膜16及びSiN膜17の側面にはSi
N膜22から成る側壁保護膜が設けられている。SiN
膜22及びSiO2 膜13に囲まれている素子活性領域
には高濃度の拡散層23が設けられており、拡散層2
1、23でLDD構造のソース/ドレインが構成されて
いる。
【0005】Si基板11上にはSiO2 膜24から成
る層間絶縁膜が設けられており、SiNの除去速度がS
iO2 の除去速度よりも遅い条件でSiO2 膜24がエ
ッチングされて、拡散層23に対する接続孔25が多結
晶Si膜16に対して自己整合的に形成されている。
る層間絶縁膜が設けられており、SiNの除去速度がS
iO2 の除去速度よりも遅い条件でSiO2 膜24がエ
ッチングされて、拡散層23に対する接続孔25が多結
晶Si膜16に対して自己整合的に形成されている。
【0006】つまり、接続孔25を形成するためのリソ
グラフィにおけるマスクの合わせずれ等によって拡散層
23に対する接続孔25の位置がずれて、側壁保護膜で
あるSiN膜22上やオフセット絶縁膜であるSiN膜
17上にまで接続孔25が広がっても、これらのSiN
膜22、17のエッチングが抑制されて、多結晶Si膜
16は露出しない。このため、接続孔25内に形成され
る配線(図示せず)とゲート電極である多結晶Si膜1
6との短絡が防止されている。
グラフィにおけるマスクの合わせずれ等によって拡散層
23に対する接続孔25の位置がずれて、側壁保護膜で
あるSiN膜22上やオフセット絶縁膜であるSiN膜
17上にまで接続孔25が広がっても、これらのSiN
膜22、17のエッチングが抑制されて、多結晶Si膜
16は露出しない。このため、接続孔25内に形成され
る配線(図示せず)とゲート電極である多結晶Si膜1
6との短絡が防止されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
拡散層23に対する接続孔25の位置がずれて接続孔2
5がトレンチ12上にまで広がると、トレンチ12を埋
めているSiO2 膜13と層間絶縁膜であるSiO2 膜
24とでは除去速度に差がないので、接続孔25を形成
する際のSiO2 膜24に対するオーバエッチングによ
ってSiO2 膜13もエッチングされて、トレンチ12
の拡散層23側の内側面を露出させる凹部26がSiO
2 膜13に形成される。
拡散層23に対する接続孔25の位置がずれて接続孔2
5がトレンチ12上にまで広がると、トレンチ12を埋
めているSiO2 膜13と層間絶縁膜であるSiO2 膜
24とでは除去速度に差がないので、接続孔25を形成
する際のSiO2 膜24に対するオーバエッチングによ
ってSiO2 膜13もエッチングされて、トレンチ12
の拡散層23側の内側面を露出させる凹部26がSiO
2 膜13に形成される。
【0008】そして、深い凹部26が形成されると、拡
散層23の側面のみならずウェル14の側面も露出す
る。このため、拡散層23とウェル14とが逆バイアス
されていても、接続孔25内に形成される配線とウェル
14との間でリーク電流が発生するので、歩留りが低く
なる。
散層23の側面のみならずウェル14の側面も露出す
る。このため、拡散層23とウェル14とが逆バイアス
されていても、接続孔25内に形成される配線とウェル
14との間でリーク電流が発生するので、歩留りが低く
なる。
【0009】そこで、従来は、拡散層23に対する接続
孔25の位置がずれてもトレンチ12上にまでは接続孔
25が広がらない様に、拡散層23の面積を広くしてい
た。しかし、この様に拡散層23の面積を広くすると、
MISトランジスタの集積度を高めることができない。
孔25の位置がずれてもトレンチ12上にまでは接続孔
25が広がらない様に、拡散層23の面積を広くしてい
た。しかし、この様に拡散層23の面積を広くすると、
MISトランジスタの集積度を高めることができない。
【0010】つまり、従来は、接続孔25内に形成され
る配線とウェル14との間におけるリーク電流の発生を
防止して歩留りを高めることと集積度を高めることとの
両方を同時には実現することができなかった。従って、
本願の発明は、歩留りと集積度との両方を同時に高める
ことができるトレンチ素子分離構造の半導体装置及びそ
の製造方法を提供することを目的としている。
る配線とウェル14との間におけるリーク電流の発生を
防止して歩留りを高めることと集積度を高めることとの
両方を同時には実現することができなかった。従って、
本願の発明は、歩留りと集積度との両方を同時に高める
ことができるトレンチ素子分離構造の半導体装置及びそ
の製造方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体装
置は、半導体基板に素子分離用のトレンチが設けられて
おり、前記半導体基板上に層間絶縁膜が設けられている
半導体装置において、前記層間絶縁膜とはエッチング特
性の異なる絶縁膜で少なくとも前記トレンチの開口部に
おける内側面が覆われていることを特徴としている。
置は、半導体基板に素子分離用のトレンチが設けられて
おり、前記半導体基板上に層間絶縁膜が設けられている
半導体装置において、前記層間絶縁膜とはエッチング特
性の異なる絶縁膜で少なくとも前記トレンチの開口部に
おける内側面が覆われていることを特徴としている。
【0012】請求項1に係る半導体装置では、素子分離
用のトレンチの開口部における内側面を覆っている絶縁
膜と層間絶縁膜とでエッチング特性が互いに異なるの
で、半導体基板に対する接続孔を層間絶縁膜に形成する
際に、絶縁膜の除去速度が層間絶縁膜の除去速度よりも
遅い条件のエッチングを行えば、接続孔の位置がずれて
接続孔が素子分離領域上にまで広がっても、トレンチに
臨む半導体基板の側面の露出を防止することができる。
用のトレンチの開口部における内側面を覆っている絶縁
膜と層間絶縁膜とでエッチング特性が互いに異なるの
で、半導体基板に対する接続孔を層間絶縁膜に形成する
際に、絶縁膜の除去速度が層間絶縁膜の除去速度よりも
遅い条件のエッチングを行えば、接続孔の位置がずれて
接続孔が素子分離領域上にまで広がっても、トレンチに
臨む半導体基板の側面の露出を防止することができる。
【0013】請求項2に係る半導体装置は、前記絶縁膜
と同一層の絶縁膜から成る側壁保護膜が前記半導体基板
上の配線の側面に設けられていることを特徴としてい
る。
と同一層の絶縁膜から成る側壁保護膜が前記半導体基板
上の配線の側面に設けられていることを特徴としてい
る。
【0014】請求項2に係る半導体装置では、層間絶縁
膜とはエッチング特性の異なる絶縁膜から成る側壁保護
膜が配線の側面に設けられているので、絶縁膜の除去速
度が層間絶縁膜の除去速度よりも遅い条件のエッチング
を行えば、配線に対して自己整合的に接続孔を形成する
ことができる。
膜とはエッチング特性の異なる絶縁膜から成る側壁保護
膜が配線の側面に設けられているので、絶縁膜の除去速
度が層間絶縁膜の除去速度よりも遅い条件のエッチング
を行えば、配線に対して自己整合的に接続孔を形成する
ことができる。
【0015】しかも、素子分離用のトレンチの開口部に
おける内側面を覆っている絶縁膜と配線の側壁保護膜に
なっている絶縁膜とが同一層であるので、これらの絶縁
膜を同時に形成及び加工することができる。このため、
トレンチの開口部を半導体基板の表面よりも低くするた
めの工程を追加するだけで、接続孔を配線に対して自己
整合的に形成することとトレンチに臨む半導体基板の側
面の露出を防止することとの両方を実現することができ
る。
おける内側面を覆っている絶縁膜と配線の側壁保護膜に
なっている絶縁膜とが同一層であるので、これらの絶縁
膜を同時に形成及び加工することができる。このため、
トレンチの開口部を半導体基板の表面よりも低くするた
めの工程を追加するだけで、接続孔を配線に対して自己
整合的に形成することとトレンチに臨む半導体基板の側
面の露出を防止することとの両方を実現することができ
る。
【0016】請求項3に係る半導体装置の製造方法は、
半導体基板に素子分離用のトレンチが設けられており、
前記半導体基板上とこの半導体基板上の配線上とに層間
絶縁膜が設けられている半導体装置の製造方法におい
て、開口部が前記半導体基板の表面よりも低い前記トレ
ンチを形成する工程と、前記層間絶縁膜とはエッチング
特性の異なる絶縁膜で前記配線及び前記トレンチを覆う
工程と、前記絶縁膜を異方的にエッチングして、前記絶
縁膜から成る側壁保護膜を前記配線の側面に形成すると
共に前記トレンチのうちで少なくとも前記開口部の内側
面を覆う前記絶縁膜を残す工程とを具備することを特徴
としている。
半導体基板に素子分離用のトレンチが設けられており、
前記半導体基板上とこの半導体基板上の配線上とに層間
絶縁膜が設けられている半導体装置の製造方法におい
て、開口部が前記半導体基板の表面よりも低い前記トレ
ンチを形成する工程と、前記層間絶縁膜とはエッチング
特性の異なる絶縁膜で前記配線及び前記トレンチを覆う
工程と、前記絶縁膜を異方的にエッチングして、前記絶
縁膜から成る側壁保護膜を前記配線の側面に形成すると
共に前記トレンチのうちで少なくとも前記開口部の内側
面を覆う前記絶縁膜を残す工程とを具備することを特徴
としている。
【0017】請求項3に係る半導体装置の製造方法で
は、層間絶縁膜とはエッチング特性の異なる絶縁膜から
成る側壁保護膜を配線の側面に形成するので、半導体基
板に対する接続孔を層間絶縁膜に形成する際に、絶縁膜
の除去速度が層間絶縁膜の除去速度よりも遅い条件のエ
ッチングを行えば、配線に対して自己整合的に接続孔を
形成することができる。
は、層間絶縁膜とはエッチング特性の異なる絶縁膜から
成る側壁保護膜を配線の側面に形成するので、半導体基
板に対する接続孔を層間絶縁膜に形成する際に、絶縁膜
の除去速度が層間絶縁膜の除去速度よりも遅い条件のエ
ッチングを行えば、配線に対して自己整合的に接続孔を
形成することができる。
【0018】また、層間絶縁膜とはエッチング特性の異
なる絶縁膜で素子分離用のトレンチの開口部における内
側面を覆うので、半導体基板に対する接続孔を層間絶縁
膜に形成する際に、絶縁膜の除去速度が層間絶縁膜の除
去速度よりも遅い条件のエッチングを行えば、接続孔の
位置がずれて接続孔が素子分離領域上にまで広がって
も、トレンチに臨む半導体基板の側面の露出を防止する
ことができる。
なる絶縁膜で素子分離用のトレンチの開口部における内
側面を覆うので、半導体基板に対する接続孔を層間絶縁
膜に形成する際に、絶縁膜の除去速度が層間絶縁膜の除
去速度よりも遅い条件のエッチングを行えば、接続孔の
位置がずれて接続孔が素子分離領域上にまで広がって
も、トレンチに臨む半導体基板の側面の露出を防止する
ことができる。
【0019】しかも、同一層の絶縁膜を同時にエッチン
グすることによって、配線の側壁保護膜にする絶縁膜と
素子分離用のトレンチの開口部における内側面を覆う絶
縁膜とを形成するので、開口部が半導体基板の表面より
も低いトレンチを形成するだけで、接続孔を配線に対し
て自己整合的に形成することとトレンチに臨む半導体基
板の側面の露出を防止することとの両方を実現すること
ができる。
グすることによって、配線の側壁保護膜にする絶縁膜と
素子分離用のトレンチの開口部における内側面を覆う絶
縁膜とを形成するので、開口部が半導体基板の表面より
も低いトレンチを形成するだけで、接続孔を配線に対し
て自己整合的に形成することとトレンチに臨む半導体基
板の側面の露出を防止することとの両方を実現すること
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、トレンチ素子分離構造を有
しており且つソース/ドレインに対する接続孔がゲート
電極に対して自己整合的に形成されているMISトラン
ジスタ及びその製造方法に適用した本願の発明の一実施
形態を、図1〜3を参照しながら説明する。
しており且つソース/ドレインに対する接続孔がゲート
電極に対して自己整合的に形成されているMISトラン
ジスタ及びその製造方法に適用した本願の発明の一実施
形態を、図1〜3を参照しながら説明する。
【0021】本実施形態のMISトランジスタを製造す
るためには、図2(a)に示す様に、Si基板31上に
SiN膜(図示せず)を形成し、このSiN膜を貫通す
る素子分離用のトレンチ32をSi基板31に形成す
る。そして、トレンチ32内を含むSi基板31上の全
面にSiO2 膜33を堆積させ、SiN膜をストッパに
した化学的機械的研磨でSiO2 膜33をトレンチ32
内にのみ残す。
るためには、図2(a)に示す様に、Si基板31上に
SiN膜(図示せず)を形成し、このSiN膜を貫通す
る素子分離用のトレンチ32をSi基板31に形成す
る。そして、トレンチ32内を含むSi基板31上の全
面にSiO2 膜33を堆積させ、SiN膜をストッパに
した化学的機械的研磨でSiO2 膜33をトレンチ32
内にのみ残す。
【0022】その後、SiN膜を除去し、Si基板31
にウェル34を形成した後、ゲート絶縁膜としてのSi
O2 膜35等を素子活性領域の表面に形成する。そし
て、多結晶Si膜36とオフセット絶縁膜としてのSi
N膜37とをSiO2 膜35、33上に順次に堆積さ
せ、ゲート電極のパターンのレジスト38をマスクにし
てSiN膜37及び多結晶Si膜36をエッチングす
る。
にウェル34を形成した後、ゲート絶縁膜としてのSi
O2 膜35等を素子活性領域の表面に形成する。そし
て、多結晶Si膜36とオフセット絶縁膜としてのSi
N膜37とをSiO2 膜35、33上に順次に堆積さ
せ、ゲート電極のパターンのレジスト38をマスクにし
てSiN膜37及び多結晶Si膜36をエッチングす
る。
【0023】次に、図2(b)に示す様に、レジスト3
8を残したままRIEでSiO2 膜33、35を異方的
にエッチングして、トレンチ32内のSiO2 膜33の
表面をSi基板31の表面よりも低くする。
8を残したままRIEでSiO2 膜33、35を異方的
にエッチングして、トレンチ32内のSiO2 膜33の
表面をSi基板31の表面よりも低くする。
【0024】次に、図2(c)に示す様に、レジスト3
8を除去し、SiN膜37及びSiO2 膜33をマスク
にした不純物のイオン注入を行って、多結晶Si膜36
及びSiN膜37の両側の素子活性領域にLDD構造の
ソース/ドレイン用の低濃度の拡散層41を形成する。
そして、トレンチ32内を含むSi基板31上の全面に
SiN膜42をCVD法で堆積させる。
8を除去し、SiN膜37及びSiO2 膜33をマスク
にした不純物のイオン注入を行って、多結晶Si膜36
及びSiN膜37の両側の素子活性領域にLDD構造の
ソース/ドレイン用の低濃度の拡散層41を形成する。
そして、トレンチ32内を含むSi基板31上の全面に
SiN膜42をCVD法で堆積させる。
【0025】次に、図3(a)に示す様に、RIEでS
iN膜42の全面を異方的にエッチングして、多結晶S
i膜36及びSiN膜37の側面にSiN膜42から成
る側壁保護膜を形成すると同時に、SiO2 膜33より
も上部のトレンチ32をSiN膜42から成る側壁保護
膜で埋める。つまり、トレンチ32の内部はSiO2膜
33で埋め、SiO2 膜33よりも上部のトレンチ32
の開口部はSiN膜42で埋める。
iN膜42の全面を異方的にエッチングして、多結晶S
i膜36及びSiN膜37の側面にSiN膜42から成
る側壁保護膜を形成すると同時に、SiO2 膜33より
も上部のトレンチ32をSiN膜42から成る側壁保護
膜で埋める。つまり、トレンチ32の内部はSiO2膜
33で埋め、SiO2 膜33よりも上部のトレンチ32
の開口部はSiN膜42で埋める。
【0026】次に、図3(b)に示す様に、SiN膜3
7、42をマスクにした不純物のイオン注入を行って、
SiN膜42に囲まれている素子活性領域にLDD構造
のソース/ドレイン用の高濃度の拡散層43を形成す
る。そして、図3(c)に示す様に、CVD法でSi基
板31上にSiO2 膜44を堆積させて、層間絶縁膜を
形成する。
7、42をマスクにした不純物のイオン注入を行って、
SiN膜42に囲まれている素子活性領域にLDD構造
のソース/ドレイン用の高濃度の拡散層43を形成す
る。そして、図3(c)に示す様に、CVD法でSi基
板31上にSiO2 膜44を堆積させて、層間絶縁膜を
形成する。
【0027】次に、拡散層43に対する接続孔のパター
ンの開口を有するレジスト(図示せず)をリソグラフィ
でSiO2 膜44上に形成し、このレジストをマスクに
して、図1に示す様に、下記の条件のRIEでSiO2
膜44を異方的にエッチングして接続孔45を形成す
る。
ンの開口を有するレジスト(図示せず)をリソグラフィ
でSiO2 膜44上に形成し、このレジストをマスクに
して、図1に示す様に、下記の条件のRIEでSiO2
膜44を異方的にエッチングして接続孔45を形成す
る。
【0028】接続孔を形成するためのRIEの条件 ガス:C4 F8 /CO/Ar=10/200/200s
ccm 圧力:5Pa 高周波電力:1600W
ccm 圧力:5Pa 高周波電力:1600W
【0029】上記のRIEの条件ではSiNの除去速度
がSiO2 の除去速度よりも遅いので、拡散層43に対
する接続孔45が多結晶Si膜36及び素子分離領域の
両方に対して自己整合的に形成される。つまり、接続孔
45の位置がずれて、多結晶Si膜36や素子分離領域
上にまで接続孔45が広がっても、SiN膜37、42
のエッチングが抑制されて、多結晶Si膜36のみなら
ずSiO2 膜33も露出しない。
がSiO2 の除去速度よりも遅いので、拡散層43に対
する接続孔45が多結晶Si膜36及び素子分離領域の
両方に対して自己整合的に形成される。つまり、接続孔
45の位置がずれて、多結晶Si膜36や素子分離領域
上にまで接続孔45が広がっても、SiN膜37、42
のエッチングが抑制されて、多結晶Si膜36のみなら
ずSiO2 膜33も露出しない。
【0030】このため、図4に示した一従来例の様には
トレンチ32の拡散層43側の内側面を露出させる凹部
がトレンチ32内のSiN膜42に形成されず、接続孔
45内に形成される配線(図示せず)とウェル34との
短絡が防止される。
トレンチ32の拡散層43側の内側面を露出させる凹部
がトレンチ32内のSiN膜42に形成されず、接続孔
45内に形成される配線(図示せず)とウェル34との
短絡が防止される。
【0031】ところで、以上の実施形態では、SiN膜
37及び多結晶Si膜36をゲート電極のパターンにエ
ッチングした後で且つ低濃度の拡散層41を形成する前
に、トレンチ32内のSiO2 膜33をエッチングして
いるが、SiO2 膜33のエッチングは、SiN膜37
及び多結晶Si膜36をゲート電極のパターンにエッチ
ングした後で且つSiN膜42の堆積前であればいつで
もよく、例えば、低濃度の拡散層41を形成した後に行
ってもよい。
37及び多結晶Si膜36をゲート電極のパターンにエ
ッチングした後で且つ低濃度の拡散層41を形成する前
に、トレンチ32内のSiO2 膜33をエッチングして
いるが、SiO2 膜33のエッチングは、SiN膜37
及び多結晶Si膜36をゲート電極のパターンにエッチ
ングした後で且つSiN膜42の堆積前であればいつで
もよく、例えば、低濃度の拡散層41を形成した後に行
ってもよい。
【0032】なお、SiN膜37及び多結晶Si膜36
をゲート電極のパターンにエッチングした後にトレンチ
32内のSiO2 膜33をエッチングするのは、トレン
チ32内のSiO2 膜33をエッチングした後に多結晶
Si膜36等の堆積及びエッチングを行うと、トレンチ
32と素子活性領域との境界部で多結晶Si膜36に段
差部が形成され、この段差部において電界集中が生じ
て、狭チャネル効果等による特性の異常が生じるからで
ある。
をゲート電極のパターンにエッチングした後にトレンチ
32内のSiO2 膜33をエッチングするのは、トレン
チ32内のSiO2 膜33をエッチングした後に多結晶
Si膜36等の堆積及びエッチングを行うと、トレンチ
32と素子活性領域との境界部で多結晶Si膜36に段
差部が形成され、この段差部において電界集中が生じ
て、狭チャネル効果等による特性の異常が生じるからで
ある。
【0033】また、以上の実施形態では、トレンチ32
の内部をSiO2 膜33で埋め、SiO2 膜33よりも
上部のトレンチ32の開口部のみをSiN膜42で埋め
ているが、トレンチ32の全体をSiN膜42で埋めて
もよく、また、CVD法や熱酸化法等でトレンチ32の
内面に絶縁膜を形成した後に多結晶Si膜等の導電膜や
絶縁膜でトレンチ32を埋めてもよい。
の内部をSiO2 膜33で埋め、SiO2 膜33よりも
上部のトレンチ32の開口部のみをSiN膜42で埋め
ているが、トレンチ32の全体をSiN膜42で埋めて
もよく、また、CVD法や熱酸化法等でトレンチ32の
内面に絶縁膜を形成した後に多結晶Si膜等の導電膜や
絶縁膜でトレンチ32を埋めてもよい。
【0034】更に、以上の実施形態では、トレンチ32
の開口部をSiN膜42で埋めているが、必ずしもトレ
ンチ32の開口部の全面がSiN膜42で埋められてい
る必要はなく、少なくともトレンチ32の開口部におけ
る内側面が、SiN膜42から成る側壁保護膜で覆われ
ていればよい。また、以上の実施形態は、MISトラン
ジスタ及びその製造方法に本願の発明を適用したもので
あるが、本願の発明はMISトランジスタ以外の半導体
装置及びその製造方法にも適用することができる。
の開口部をSiN膜42で埋めているが、必ずしもトレ
ンチ32の開口部の全面がSiN膜42で埋められてい
る必要はなく、少なくともトレンチ32の開口部におけ
る内側面が、SiN膜42から成る側壁保護膜で覆われ
ていればよい。また、以上の実施形態は、MISトラン
ジスタ及びその製造方法に本願の発明を適用したもので
あるが、本願の発明はMISトランジスタ以外の半導体
装置及びその製造方法にも適用することができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1に係る半導体装置では、半導体
基板に対する接続孔の位置がずれて接続孔が素子分離領
域上にまで広がっても、素子分離用のトレンチに臨む半
導体基板の側面の露出を防止することができるので、接
続孔内に形成される配線と半導体基板との間におけるリ
ーク電流の発生を防止することができて、歩留りを高め
ることができる。
基板に対する接続孔の位置がずれて接続孔が素子分離領
域上にまで広がっても、素子分離用のトレンチに臨む半
導体基板の側面の露出を防止することができるので、接
続孔内に形成される配線と半導体基板との間におけるリ
ーク電流の発生を防止することができて、歩留りを高め
ることができる。
【0036】また、この様に、半導体基板に対する接続
孔が素子分離領域上にまで広がっても、接続孔内に形成
される配線と半導体基板との間におけるリーク電流の発
生を防止することができるので、接続孔内に形成される
配線と接続されるべき半導体基板の領域を縮小すること
ができて、集積度を高めることができる。
孔が素子分離領域上にまで広がっても、接続孔内に形成
される配線と半導体基板との間におけるリーク電流の発
生を防止することができるので、接続孔内に形成される
配線と接続されるべき半導体基板の領域を縮小すること
ができて、集積度を高めることができる。
【0037】請求項2に係る半導体装置では、トレンチ
の開口部を半導体基板の表面よりも低くするための工程
を追加するだけで、接続孔を配線に対して自己整合的に
形成することとトレンチに臨む半導体基板の側面の露出
を防止することとの両方を実現することができるので、
製造コストの増大を抑制しつつ歩留りの向上と集積度の
更なる向上とを達成することができる。
の開口部を半導体基板の表面よりも低くするための工程
を追加するだけで、接続孔を配線に対して自己整合的に
形成することとトレンチに臨む半導体基板の側面の露出
を防止することとの両方を実現することができるので、
製造コストの増大を抑制しつつ歩留りの向上と集積度の
更なる向上とを達成することができる。
【0038】請求項3に係る半導体装置の製造方法で
は、開口部が半導体基板の表面よりも低いトレンチを形
成するだけで、接続孔を配線に対して自己整合的に形成
することとトレンチに臨む半導体基板の側面の露出を防
止することとの両方を実現することができるので、製造
コストの増大を抑制しつつ集積度及び歩留りの高い半導
体装置を製造することができる。
は、開口部が半導体基板の表面よりも低いトレンチを形
成するだけで、接続孔を配線に対して自己整合的に形成
することとトレンチに臨む半導体基板の側面の露出を防
止することとの両方を実現することができるので、製造
コストの増大を抑制しつつ集積度及び歩留りの高い半導
体装置を製造することができる。
【図1】本願の発明の一実施形態としてのMISトラン
ジスタの側断面図である。
ジスタの側断面図である。
【図2】一実施形態としてのMISトランジスタの製造
方法の前半を工程順に示す側断面図である。
方法の前半を工程順に示す側断面図である。
【図3】一実施形態としてのMISトランジスタの製造
方法の後半を工程順に示す側断面図である。
方法の後半を工程順に示す側断面図である。
【図4】本願の発明の一従来例としてのMISトランジ
スタの側断面図である。
スタの側断面図である。
31…Si基板(半導体基板)、32…トレンチ、36
…多結晶Si膜(配線)、42…SiN膜(絶縁膜)、
44…SiO2 膜(層間絶縁膜)
…多結晶Si膜(配線)、42…SiN膜(絶縁膜)、
44…SiO2 膜(層間絶縁膜)
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体基板に素子分離用のトレンチが設
けられており、前記半導体基板上に層間絶縁膜が設けら
れている半導体装置において、 前記層間絶縁膜とはエッチング特性の異なる絶縁膜で少
なくとも前記トレンチの開口部における内側面が覆われ
ていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記絶縁膜と同一層の絶縁膜から成る側
壁保護膜が前記半導体基板上の配線の側面に設けられて
いることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 半導体基板に素子分離用のトレンチが設
けられており、前記半導体基板上とこの半導体基板上の
配線上とに層間絶縁膜が設けられている半導体装置の製
造方法において、 開口部が前記半導体基板の表面よりも低い前記トレンチ
を形成する工程と、 前記層間絶縁膜とはエッチング特性の異なる絶縁膜で前
記配線及び前記トレンチを覆う工程と、 前記絶縁膜を異方的にエッチングして、前記絶縁膜から
成る側壁保護膜を前記配線の側面に形成すると共に前記
トレンチのうちで少なくとも前記開口部の内側面を覆う
前記絶縁膜を残す工程とを具備することを特徴とする半
導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19512297A JPH1126584A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19512297A JPH1126584A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1126584A true JPH1126584A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16335865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19512297A Pending JPH1126584A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1126584A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010232677A (ja) * | 2010-06-18 | 2010-10-14 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置の製造方法 |
JP2012028789A (ja) * | 2011-08-15 | 2012-02-09 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置 |
US9322939B2 (en) | 2009-09-08 | 2016-04-26 | Koninklijke Philips N.V. | Imaging measurement system with a printed photodetector array |
JP2020524907A (ja) * | 2017-06-22 | 2020-08-20 | 東京エレクトロン株式会社 | 埋め込み型電力レール |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP19512297A patent/JPH1126584A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9322939B2 (en) | 2009-09-08 | 2016-04-26 | Koninklijke Philips N.V. | Imaging measurement system with a printed photodetector array |
JP2010232677A (ja) * | 2010-06-18 | 2010-10-14 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置の製造方法 |
JP2012028789A (ja) * | 2011-08-15 | 2012-02-09 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置 |
JP2020524907A (ja) * | 2017-06-22 | 2020-08-20 | 東京エレクトロン株式会社 | 埋め込み型電力レール |
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