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JPH11261656A - データ通信方式 - Google Patents

データ通信方式

Info

Publication number
JPH11261656A
JPH11261656A JP10061302A JP6130298A JPH11261656A JP H11261656 A JPH11261656 A JP H11261656A JP 10061302 A JP10061302 A JP 10061302A JP 6130298 A JP6130298 A JP 6130298A JP H11261656 A JPH11261656 A JP H11261656A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
data communication
flip
flop
slave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10061302A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Mizutani
征爾 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP10061302A priority Critical patent/JPH11261656A/ja
Publication of JPH11261656A publication Critical patent/JPH11261656A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 あるデータブロックに同じ方向にかつ連続し
てジッタが生じた場合でも伝送エラーが発生しないよう
に改良したデータ通信方式を提供する。 【解決手段】 データ受信手段およびデータ送信手段を
それぞれ有するデータ通信装置を複数接続し、上記複数
のデータ通信装置間でブロック単位のデータをデータブ
ロックとして順次伝送するデータ通信システムにおける
データ通信方式において、各データ通信装置は、上記デ
ータ受信手段で受信したデータブロックとその前に受信
したデータブロックとの間が第1の時間以上である場合
は、上記データ受信手段による該データブロックの送信
タイミングを第1の所定時間早め、上記データ受信手段
で受信したデータブロックとその前のデータブロックと
の間が第2の時間以下である場合は、上記データ受信手
段による該データブロックの送信タイミングを第2の所
定時間遅らせる制御手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データ受信部お
よびデータ送信部をそれぞれ有するデータ通信装置を複
数接続し、上記複数のデータ通信装置間でブロック単位
のデータをデータブロックとして順次伝送するデータ通
信システムにおけるデータ通信方式に関し、詳しくは、
あるデータブロックに同じ方向にかつ連続してジッタが
生じた場合でも伝送エラーが発生しないように改良した
データ通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データ受信部およびデータ送信部
をそれぞれ有するデータ通信装置を複数接続し、上記複
数のデータ通信装置間でブロック単位のデータをデータ
ブロックとして順次伝送するデータ通信システムが各種
分野で用いられている。
【0003】かかるデータ通信システムでは、各データ
ブロック間に、例えば1ビットのアイドルビットを設け
て、各データ通信装置間でデータブロックを順次送信す
るように構成されている。
【0004】具体的は、上記データ通信システムにおい
て、各データ通信装置は、前段のデータ通信装置から送
信された送信データをデータ受信部で受信し、このデー
タ受信部で受信したデータをデータ送信部から後段のデ
ータ通信装置に送信するように構成されており、データ
受信部で前段のデータ通信装置から受信する受信データ
はデータブロックが連続し、各データブロック間には1
ビットのアイドルビットがそれぞれ挿入されている。
【0005】そして、各データブロックは先頭にスター
トビットを有し、後端にストップビットが配されてい
る。
【0006】図8は、上記従来のデータ通信システムに
おける各データ通信装置における動作を示す図である。
【0007】図8において、(a)は、前段のデータ通
信装置(通信ユニット−1)の送信データの一例を示す
もので、各データブロックは、先頭にスタートビット
(Start-bit )が配され、後端にストップビット(Stop
-bit)が配され、その間に8ビットのデータが配された
計10ビットのシリアルデータから構成され、各データ
ブロックの間にはそれぞれ1ビットのアイドルビットが
配されている。
【0008】図8(b)は、前段のデータ通信装置(通
信ユニット−1)の送信データから送信された送信デー
タを受信するデータ通信装置(通信ユニット−2)にお
ける受信データを示している。この受信データはデータ
通信装置(通信ユニット−2)の受信部で作成される受
信サンプリングクロックに基づきサンプリングされて受
信される。
【0009】具体的には、データ通信装置(通信ユニッ
ト−2)の受信部において、受信データのスタートビッ
トを基準にして、受信サンプリングクロックを作成し、
この受信サンプリングクロックに基づき受信データの各
ビットデータをサンプリングすることにより受信データ
の受信を行う。なお、ここで、アイドルビットの論理の
チェックは行わない。
【0010】受信サンプリングクロックは、受信データ
のスタートビットを基準にして、該スタートビットの立
ち下がりから1/2ビット遅延した時点を1発目の受信
サンプリングクロックとし、この1発目の受信サンプリ
ングクロックから1ビットずつ遅れたタイミングをこれ
に続く受信サンプリングクロックとして生成する。
【0011】ところが、図8(b)に示すように、受信
データのスタートビットにノイズが乗り、スタートビッ
トの立ち下がりが遅れると、これに応じて受信サンプリ
ングクロックの生成タイミングも遅れ、データ通信装置
(通信ユニット−2)の受信部におけるサンプリングデ
ータは図8(c)に示すようになる。なお、図8(c)
においては、ぎりぎりのタイミングで受信データがサン
プリングできた場合を示している。
【0012】この場合、図8(c)に示すように、アイ
ドルビットの間隔は1ビット幅よりも短くなる。この図
8(c)に示すサンプリングデータ(受信データ)は、
データ通信装置(通信ユニット−2)の送信部に渡さ
れ、このデータ通信装置(通信ユニット−2)の送信出
力、すなわち、図8(d)に示すスレーブ#0の送信デ
ータとして後段のデータ通信装置に送信される。
【0013】ここで、このデータ通信装置(通信ユニッ
ト−2)の受信部におけるサンプリングデータが図8
(c)に示すように、アイドルビットの間隔が1ビット
幅よりも短くなっているため、図8(d)に示すこのデ
ータ通信装置(通信ユニット−2)の送信データも、ア
イドルビットの間隔が1ビット幅よりも短くなるが、こ
れによる次のブロックに対する影響はない。
【0014】すなわち、図8(d)に示すこのデータ通
信装置(通信ユニット−2)の送信データのジッタが1
ビット以内であればこのデータ通信装置(通信ユニット
−2)の送受信による伝送エラーは生じず、ストップビ
ットとアイドルビットを合わせた送信データのハイレベ
ルとなる期間が0.5ビット以上であればこの送信デー
タの送信は可能である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同じデ
ータブロックのスタートビットの立ち下がりエッジが同
じ方向に繰り返し移動するジッタが発生した場合は伝送
エラーとなる。
【0016】図9は、従来のデータ通信システムにおけ
る上記問題点を説明する図である。
【0017】図9においては、マスタデータ通信装置
(マスタ)、スレーブデータ通信装置(スレーブ#
0)、スレーブデータ通信装置(スレーブ#1)、スレ
ーブデータ通信装置(スレーブ#2)が縦列接続された
データ通信システムにおいて、マスタデータ通信装置
(マスタ)、スレーブデータ通信装置(スレーブ#
0)、スレーブデータ通信装置(スレーブ#1)で、同
じデータブロックのスタートビットにノイズが乗り、同
じデータブロックのスタートビットの立ち下がりエッジ
が同じ方向に繰り返し移動するジッタが発生した場合を
示している。
【0018】すなわち、図9(a)は、マスタデータ通
信装置(マスタ)の送信データを示し、図9(b)は、
上記ノイズにより生じるスレーブデータ通信装置(スレ
ーブ#0)における受信、送信による特定データブロッ
クの送信遅延を示しており、図9(c)は、上記ノイズ
により生じるスレーブデータ通信装置(スレーブ#1)
における受信、送信による特定データブロックの送信遅
延を示しており、図9(d)は、上記ノイズにより生じ
るスレーブデータ通信装置(スレーブ#2)における受
信、送信による特定データブロックの送信遅延を示して
いる。
【0019】この場合、図9(d)に示すように、スレ
ーブデータ通信装置(スレーブ#2)における受信、送
信においては、この特定ブロックが次のブロックまで侵
入し、この結果伝送エラーとなる。
【0020】そこで、この発明は、あるデータブロック
に同じ方向にかつ連続してジッタが生じた場合でも伝送
エラーが発生しないように改良したデータ通信方式を提
供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、データ受信手段およびデー
タ送信手段をそれぞれ有するデータ通信装置を複数接続
し、上記複数のデータ通信装置間でブロック単位のデー
タをデータブロックとして順次伝送するデータ通信シス
テムにおけるデータ通信方式において、各データ通信装
置は、上記データ受信手段で受信したデータブロックと
その前に受信したデータブロックとの間が第1の時間以
上である場合は、上記データ受信手段による該データブ
ロックの送信タイミングを第1の所定時間早める第1の
制御手段、を設けたことを特徴とする。
【0022】また、請求項2の発明は、データ受信手段
およびデータ送信手段をそれぞれ有するデータ通信装置
を複数接続し、上記複数のデータ通信装置間でブロック
単位のデータをデータブロックとして順次伝送するデー
タ通信システムにおけるデータ通信方式において、各デ
ータ通信装置は、上記データ受信手段で受信したデータ
ブロックとその前のデータブロックとの間が第2の時間
以下である場合は、上記データ受信手段による該データ
ブロックの送信タイミングを第2の所定時間遅らせる第
2の制御手段、を設けたことを特徴とする。
【0023】また、請求項3の発明は、請求項1の発明
において、上記データ通信装置間で伝送されるデータブ
ロックは、各データブロック間に1ビットのアイドルビ
ットを有し、上記第1の時間は、1.5ビットに対応
し、上記第1の所定時間は1.0ビットに対応すること
を特徴とする。
【0024】また、請求項4の発明は、請求項2の発明
において、上記データ通信装置間で伝送されるデータブ
ロックは、各データブロック間に1ビットのアイドルビ
ットを有し、上記第2の時間は、0.5ビットに対応
し、上記第2の所定時間は、1.0ビットに対応するこ
とを特徴とする。
【0025】また、請求項5の発明は、請求項3の発明
において、上記第1の制御手段は、上記受信手段の出力
を受信サンプリングクロックに同期してサンプリングし
て出力する第1のフリップフロップと、上記第1のフリ
ップフロップの出力を上記受信サンプリングクロックに
同期してサンプリングして出力する第2のフリップフロ
ップと、上記第2のフリップフロップの出力を上記受信
サンプリングクロックに同期してサンプリングして出力
する第3のフリップフロップと、上記第3のフリップフ
ロップの出力を上記受信サンプリングクロックに同期し
てサンプリングして出力する第4のフリップフロップ
と、上記データ受信手段で受信したデータブロックとそ
の前に受信したデータブロックとの間が1.5ビット以
上である場合は、上記第2のフリップフロップを選択
し、それ以外の場合は、上記第3のフリップフロップの
出力を選択して出力する第1のセレクタと、を具備する
ことを特徴とする。
【0026】また、請求項6の発明は、請求項4の発明
において、上記第2の制御手段は、上記受信手段の出力
を受信サンプリングクロックに同期してサンプリングし
て出力する第1のフリップフロップと、上記第1のフリ
ップフロップの出力を上記受信サンプリングクロックに
同期してサンプリングして出力する第2のフリップフロ
ップと、上記第2のフリップフロップの出力を上記受信
サンプリングクロックに同期してサンプリングして出力
する第3のフリップフロップと、上記第3のフリップフ
ロップの出力を上記受信サンプリングクロックに同期し
てサンプリングして出力する第4のフリップフロップ
と、上記データ受信手段で受信したデータブロックとそ
の前に受信したデータブロックとの間が0.5ビット以
下である場合は、上記第4のフリップフロップの出力を
選択し、それ以外の場合は、上記第3のフリップフロッ
プの出力を選択して出力する第2のセレクタと、を具備
することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るデータ通信
方式の一実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明す
る。
【0028】図1は、この発明に係るデータ通信方式を
適用して構成したデータ通信システムの一実施の形態を
示すブロック図である。
【0029】図1において、このデータ通信システム
は、マスタデータ通信装置(マスタ)10、スレーブデ
ータ通信装置(スレーブ#0)20−1、スレーブデー
タ通信装置(スレーブ#1)20−2、スレーブデータ
通信装置(スレーブ#2)20−3が縦列接続されて構
成される。
【0030】すなわち、スレーブデータ通信装置(スレ
ーブ#0)20−1、スレーブデータ通信装置(スレー
ブ#1)20−2、スレーブデータ通信装置(スレーブ
#2)20−3は、マスタデータ通信装置(マスタ)1
0に対して下り回線を介して接続され、スレーブデータ
通信装置(スレーブ#2)20−3は、マスタデータ通
信装置(マスタ)10に対して上り回線を介して接続さ
れる。
【0031】そして、スレーブデータ通信装置(スレー
ブ#0)20−1、スレーブデータ通信装置(スレーブ
#1)20−2、スレーブデータ通信装置(スレーブ#
2)20−3は、それぞれ受信回路21および送信回路
22を具備している。
【0032】ここで、スレーブデータ通信装置(スレー
ブ#0)20−1は、マスタデータ通信装置(マスタ)
10から下り回線を介して送信された送信データを受信
回路21で受信し、この受信した受信データから2ビッ
ト(2B)のデータをこのスレーブデータ通信装置(ス
レーブ#0)20−1に出力して、この受信データを送
信回路22に渡し、送信回路22は、この受信データに
このスレーブデータ通信装置(スレーブ#0)20−1
から4ビット(4B)のデータを取り込んで、この受信
データを次段のスレーブデータ通信装置(スレーブ#
1)20−2に送信する。
【0033】また、スレーブデータ通信装置(スレーブ
#1)20−2は、スレーブデータ通信装置(スレーブ
#0)20−1から下り回線を介して送信された送信デ
ータを受信回路21で受信し、この受信した受信データ
を送信回路22に渡し、送信回路22は、この受信デー
タにこのスレーブデータ通信装置(スレーブ#1)20
−2から4ビット(4B)のデータを取り込んで、この
受信データを次段のスレーブデータ通信装置(スレーブ
#2)20−3に送信する。
【0034】また、スレーブデータ通信装置(スレーブ
#2)20−3は、スレーブデータ通信装置(スレーブ
#1)20−2から下り回線を介して送信された送信デ
ータを受信回路21で受信し、この受信した受信データ
から6ビット(6B)のデータをこのスレーブデータ通
信装置(スレーブ#2)20−3に出力して、この受信
データを送信回路22に渡し、送信回路22は、この受
信データを上り回線を介してマスタデータ通信装置(マ
スタ)10に送信する。
【0035】図2は、図1に示したデータ通信システム
で伝送される伝送データフレームの一例を示すフォーマ
ット図である。
【0036】図1に示したデータ通信システムにおい
て、マスタデータ通信装置(マスタ)、スレーブデータ
通信装置(スレーブ#0)、スレーブデータ通信装置
(スレーブ#1)、スレーブデータ通信装置(スレーブ
#2)間で伝送されるシリアルデータは、図2に示すよ
うに、アドレスブロック301、フレーム長ブロック3
02、コマンドブロック303、データブロック30
4、FCS305から構成される伝送データフレーム単
位で伝送され、図2においては、図示を省略している
が、この伝送データフレームの先端にはスタートビット
(Start-bit )が配され、後端にストップビット(Stop
-bit)が配されている。
【0037】そして、図2に示した伝送フレームの各ビ
ットデータは、マスタデータ通信装置(マスタ)、スレ
ーブデータ通信装置(スレーブ#0)、スレーブデータ
通信装置(スレーブ#1)、スレーブデータ通信装置
(スレーブ#2)でそれぞれ作られた送信サンプリング
クロックおよび受信サンプリングクロックに同期して送
受される。
【0038】さて、この発明においては、データ受信手
段およびデータ送信手段をそれぞれ有するデータ通信装
置を複数接続し、上記複数のデータ通信装置間でブロッ
ク単位のデータをデータブロックとして順次伝送するデ
ータ通信システムにおけるデータ通信方式において、各
データ通信装置は、上記データ受信手段で受信したデー
タブロックとその前に受信したデータブロックとの間が
第1の時間以上である場合は、上記データ受信手段によ
る該データブロックの送信タイミングを第1の所定時間
早め、上記データ受信手段で受信したデータブロックと
その前のデータブロックとの間が第2の時間以下である
場合は、上記データ受信手段による該データブロックの
送信タイミングを第2の所定時間遅らせる制御手段、を
設けるように構成される。
【0039】以下、この発明の理解を容易にするため
に、マスタデータ通信装置(マスタ)、スレーブデータ
通信装置(スレーブ#0)、スレーブデータ通信装置
(スレーブ#1)、スレーブデータ通信装置(スレーブ
#2)間で伝送されるデータ、すなわち、図2に示した
伝送データフレームで伝送されるデータが、先頭にスタ
ートビット(Start-bit )が配され、後端にストップビ
ット(Stop-bit)が配され、その間に8ビットのデータ
が配された計10ビットのシリアルデータから構成され
ているとして説明する。
【0040】図3は、図1に示したデータ通信システム
において、同じデータブロックのスタートビットにノイ
ズが乗り、同じデータブロックのスタートビットの立ち
下がりエッジが遅れる方向に繰り返し移動するジッタが
発生した場合の処理を説明する図である。
【0041】図3において、(a)は、マスタデータ通
信装置(マスタ)10において特定のブロックにノイズ
が乗った送信データを示し、(b)は、特定のブロック
にノイズ乗ったノイズにより生じるスレーブデータ通信
装置(スレーブ#0)20−1における受信、送信によ
る特定データブロックの送信遅延を示しており、(c)
は、特定のブロックにノイズ乗ったノイズにより生じる
スレーブデータ通信装置(スレーブ#1)20−2にお
ける受信、送信による特定データブロックの送信遅延を
示しており、(d)は、この発明の処理により修正され
たスレーブデータ通信装置(スレーブ#2)20−3に
おける受信、送信による特定データブロックの送信遅延
を示している。
【0042】すなわち、この発明においては、図3
(c)に示すように、特定のデータブロックのスタート
ビットの前のアイドルの時間が1.5ビット以上である
場合には、図3(d)に示すように、このデータブロッ
クのスレーブデータ通信装置(スレーブ#2)20−3
内における遅延時間、すなわち、前段のスレーブデータ
通信装置(スレーブ#1)20−2から送信されたデー
タをスレーブデータ通信装置(スレーブ#2)20−3
の受信回路21で受信してから、スレーブデータ通信装
置(スレーブ#2)20−3の送信回路22から送信す
るまでの遅延時間を1ビット縮める。
【0043】これにより、この特定データブロックは1
ビット早くなり、スレーブデータ通信装置(スレーブ#
2)20−3における受信、送信動作による伝送エラー
は発生しない。
【0044】図4は、図1に示したデータ通信システム
において、同じデータブロックのスタートビットにノイ
ズが乗り、同じデータブロックのスタートビットの立ち
下がりエッジが早まる方向に繰り返し移動するジッタが
発生した場合の処理を説明する図である。
【0045】図4において、(a)は、マスタデータ通
信装置(マスタ)10において特定のブロックにノイズ
が乗った送信データを示し、(b)は、特定のブロック
にノイズ乗ったノイズにより生じるスレーブデータ通信
装置(スレーブ#0)20−1における受信、送信によ
る特定データブロックの送信遅延を示しており、(c)
は、特定のブロックにノイズ乗ったノイズにより生じる
スレーブデータ通信装置(スレーブ#1)20−2にお
ける受信、送信による特定データブロックの送信遅延を
示しており、(d)は、この発明の処理により修正され
たスレーブデータ通信装置(スレーブ#2)20−3に
おける受信、送信による特定データブロックの送信遅延
を示している。
【0046】すなわち、この発明においては、図4
(c)に示すように、特定のデータブロックのスタート
ビットの前のアイドルの時間が0.5ビット以下である
場合には、図4(d)に示すように、このデータブロッ
クのスレーブデータ通信装置(スレーブ#2)20−3
内における遅延時間、すなわち、前段のスレーブデータ
通信装置(スレーブ#1)20−2から送信されたデー
タをスレーブデータ通信装置(スレーブ#2)20−3
の受信回路21で受信してから、スレーブデータ通信装
置(スレーブ#2)20−3の送信回路22から送信す
るまでの遅延時間を1ビット延ばす。
【0047】これにより、この特定データブロックは1
ビット遅れ、スレーブデータ通信装置(スレーブ#2)
20−3における受信、送信動作による伝送エラーは発
生しない。
【0048】図5は、図3および図4に示した処理を説
明するフローチャートである。
【0049】図5において、まず、ストップビット待ち
となり(ステップ401)、ストップビットを検知する
と、前回のアイドルは0.5ビット以下か若しくは1.
5ビット以上かを調べる(ステップ402)。
【0050】ここで、アイドルが0.5ビット以下か若
しくは1.5ビット以上かのいずれかの場合は(YE
S)、何もせずにステップ401に戻るが、0.5ビッ
ト以下か若しくは1.5ビット以上かのいずれでもない
場合は(NO)、アイドル期間を計測するためのカウン
タを起動し(ステップ403)、スタートビットを待つ
(ステップ404)。
【0051】そして、スタートビットを検知した時点に
おけるカウンタの計数値からアイドルが1.5ビット以
上の場合はそのデータブロックを早くするために送信部
にそのデータブロックの遅延時間を通常の遅延時間より
1ビット縮める通知を行い、0.5ビット以下の場合は
そのデータブロックを遅くするために送信部にそのデー
タブロックの遅延時間を通常の遅延時間より1ビット延
ばす通知を行い、1.5ビット以上か若しくは0.5ビ
ット以下かのいずれでもない場合は、そのデータブロッ
クが通常であるとして送信部にそのデータブロックの遅
延時間を通常の遅延時間に保持する通知を行い(ステッ
プ405)、ステップ401に戻る。
【0052】なお、ステップ402でアイドルが0.5
ビット以下か若しくは1.5ビット以上かのいずれかの
場合は(YES)何もせずにステップ401に戻るの
は、前回アイドルが0.5ビット以下か若しくは1.5
ビット以上の場合は、ステップ405の処理で前回処理
時データブロックの調整をしているからである。
【0053】図6は、図5のフローチャートにより受信
部から通知される情報により送信部において遅延時間を
切換える構成を示すブロック図である。
【0054】受信部から通知される情報により送信部に
おいて遅延時間を切換える構成は、図6に示すように、
受信データ(RXD)を受信サンプリングクロック(受
信サンプリングCK)に同期してサンプリングして出力
するフリップフロップ501、フリップフロップ501
の出力を受信サンプリングクロックに同期してサンプリ
ングして出力するフリップフロップ502、フリップフ
ロップ502の出力を受信サンプリングクロックに同期
してサンプリングして出力するフリップフロップ50
3、フリップフロップ503の出力を受信サンプリング
クロックに同期してサンプリングして出力するフリップ
フロップ504、セレクタ505を具備して構成され
る。
【0055】そして、セレクタ505は、受信部からそ
のデータブロックの遅延時間を通常の遅延時間より1ビ
ット縮める通知を受けた場合は、フリップフロップ50
2の出力を選択して送信データとして出力し、そのデー
タブロックの遅延時間を通常の遅延時間より1ビット延
ばす通知を受けた場合は、フリップフロップ504の出
力を選択して送信データとして出力し、そのデータブロ
ックの遅延時間を通常の遅延時間に保持する通知を受け
た場合は、フリップフロップ503の出力を選択して送
信データとして出力する。
【0056】図7は、図6に示した回路の動作を説明す
るタイミングチャートである。
【0057】図7において、(a)は、受信データ、す
なわち下りRXD0を示し、(b)は、受信同期クロッ
クを示し、(c)は、受信サンプリングデータ(R0C
ON→S0CON)を示し、(d)は、フリップフロッ
プ501、すなわちP/S初段F/FのQの出力を示
し、(e)は、フリップフロップ502、すなわちP/
S次段F/FのQの出力を示し、(f)は、フリップフ
ロップ503、すなわちP/S次段F/FのQの出力を
示し、(g)は、フリップフロップ504、すなわちP
/S次段F/FのQの出力を示す。
【0058】ここで、アイドルが1.5ビット以上の場
合はそのデータブロックを早めるためにフリップフロッ
プ502の出力を選択して送信データとして出力し、
0.5ビット以下の場合はそのデータブロックを遅らせ
るためにフリップフロップ504の出力を選択して送信
データとして出力し、1.5ビット以上か若しくは0.
5ビット以下かのいずれでもない場合は、そのデータブ
ロックが通常であるとしてフリップフロップ503の出
力を選択して送信データとして出力する。
【0059】このように、この発明では、データ受信手
段およびデータ送信手段をそれぞれ有するデータ通信装
置を複数接続し、上記複数のデータ通信装置間でブロッ
ク単位のデータをデータブロックとして順次伝送するデ
ータ通信システムにおけるデータ通信方式において、各
データ通信装置は、上記データ受信手段で受信したデー
タブロックとその前に受信したデータブロックとの間が
第1の時間以上である場合は、上記データ受信手段によ
る該データブロックの送信タイミングを第1の所定時間
早め、上記データ受信手段で受信したデータブロックと
その前のデータブロックとの間が第2の時間以下である
場合は、上記データ受信手段による該データブロックの
送信タイミングを第2の所定時間遅らせる制御手段、を
設けて構成したので、あるデータブロックに同じ方向に
かつ連続してジッタが生じた場合でも伝送エラーが発生
しないようになる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、データ受信手段およびデータ送信手段をそれぞれ有
するデータ通信装置を複数接続し、上記複数のデータ通
信装置間でブロック単位のデータをデータブロックとし
て順次伝送するデータ通信システムにおけるデータ通信
方式において、各データ通信装置は、上記データ受信手
段で受信したデータブロックとその前に受信したデータ
ブロックとの間が第1の時間以上である場合は、上記デ
ータ受信手段による該データブロックの送信タイミング
を第1の所定時間早め、上記データ受信手段で受信した
データブロックとその前のデータブロックとの間が第2
の時間以下である場合は、上記データ受信手段による該
データブロックの送信タイミングを第2の所定時間遅ら
せる制御手段、を設けて構成したので、あるデータブロ
ックに同じ方向にかつ連続してジッタが生じた場合でも
伝送エラーが発生しないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るデータ通信方式を適用して構成
したデータ通信システムの一実施の形態を示すブロック
図。
【図2】図1に示したデータ通信システムで伝送される
伝送データフレームの一例を示すフォーマット図。
【図3】図1に示したデータ通信システムにおいて、同
じデータブロックのスタートビットにノイズが乗り、同
じデータブロックのスタートビットの立ち下がりエッジ
が遅れる方向に繰り返し移動するジッタが発生した場合
の処理を説明する図。
【図4】図1に示したデータ通信システムにおいて、同
じデータブロックのスタートビットにノイズが乗り、同
じデータブロックのスタートビットの立ち下がりエッジ
が早まる方向に繰り返し移動するジッタが発生した場合
の処理を説明する図。
【図5】図3および図4に示した処理を説明するフロー
チャート。
【図6】図5のフローチャートにより受信部から通知さ
れる情報により送信部において遅延時間を切換える構成
を示すブロック図。
【図7】図6に示した回路の動作を説明するタイミング
チャート。
【図8】従来のデータ通信システムにおける各データ通
信装置における動作を示す図。
【図9】従来のデータ通信システムにおける上記問題点
を説明する図。
【符号の説明】
10 マスタデータ通信装置(マスタ) 20−1 スレーブデータ通信装置(スレーブ#0) 20−2 スレーブデータ通信装置(スレーブ#1) 20−3 スレーブデータ通信装置(スレーブ#2) 501、502、503、504 フリップフロップ 505 セレクタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ受信手段およびデータ送信手段を
    それぞれ有するデータ通信装置を複数接続し、上記複数
    のデータ通信装置間でブロック単位のデータをデータブ
    ロックとして順次伝送するデータ通信システムにおける
    データ通信方式において、 各データ通信装置は、 上記データ受信手段で受信したデータブロックとその前
    に受信したデータブロックとの間が第1の時間以上であ
    る場合は、上記データ受信手段による該データブロック
    の送信タイミングを第1の所定時間早める第1の制御手
    段、 を設けたことを特徴とするデータ通信方式。
  2. 【請求項2】 データ受信手段およびデータ送信手段を
    それぞれ有するデータ通信装置を複数接続し、上記複数
    のデータ通信装置間でブロック単位のデータをデータブ
    ロックとして順次伝送するデータ通信システムにおける
    データ通信方式において、 各データ通信装置は、 上記データ受信手段で受信したデータブロックとその前
    のデータブロックとの間が第2の時間以下である場合
    は、上記データ受信手段による該データブロックの送信
    タイミングを第2の所定時間遅らせる第2の制御手段、 を設けたことを特徴とするデータ通信方式。
  3. 【請求項3】 上記データ通信装置間で伝送されるデー
    タブロックは、 各データブロック間に1ビットのアイドルビットを有
    し、 上記第1の時間は、1.5ビットに対応し、 上記第1の所定時間は1.0ビットに対応することを特
    徴とする請求項1記載のデータ通信方式。
  4. 【請求項4】 上記データ通信装置間で伝送されるデー
    タブロックは、 各データブロック間に1ビットのアイドルビットを有
    し、 上記第2の時間は、0.5ビットに対応し、 上記第2の所定時間は、1.0ビットに対応することを
    特徴とする請求項2記載のデータ通信方式。
  5. 【請求項5】 上記第1の制御手段は、 上記受信手段の出力を受信サンプリングクロックに同期
    してサンプリングして出力する第1のフリップフロップ
    と、 上記第1のフリップフロップの出力を上記受信サンプリ
    ングクロックに同期してサンプリングして出力する第2
    のフリップフロップと、 上記第2のフリップフロップの出力を上記受信サンプリ
    ングクロックに同期してサンプリングして出力する第3
    のフリップフロップと、 上記第3のフリップフロップの出力を上記受信サンプリ
    ングクロックに同期してサンプリングして出力する第4
    のフリップフロップと、 上記データ受信手段で受信したデータブロックとその前
    に受信したデータブロックとの間が1.5ビット以上で
    ある場合は、上記第2のフリップフロップを選択し、そ
    れ以外の場合は、上記第3のフリップフロップの出力を
    選択して出力する第1のセレクタと、 を具備することを特徴とする請求項3記載のデータ通信
    方式。
  6. 【請求項6】 上記第2の制御手段は、 上記受信手段の出力を受信サンプリングクロックに同期
    してサンプリングして出力する第1のフリップフロップ
    と、 上記第1のフリップフロップの出力を上記受信サンプリ
    ングクロックに同期してサンプリングして出力する第2
    のフリップフロップと、 上記第2のフリップフロップの出力を上記受信サンプリ
    ングクロックに同期してサンプリングして出力する第3
    のフリップフロップと、 上記第3のフリップフロップの出力を上記受信サンプリ
    ングクロックに同期してサンプリングして出力する第4
    のフリップフロップと、 上記データ受信手段で受信したデータブロックとその前
    に受信したデータブロックとの間が0.5ビット以下で
    ある場合は、上記第4のフリップフロップの出力を選択
    し、それ以外の場合は、上記第3のフリップフロップの
    出力を選択して出力する第2のセレクタと、 を具備することを特徴とする請求項4記載のデータ通信
    方式。
JP10061302A 1998-03-12 1998-03-12 データ通信方式 Withdrawn JPH11261656A (ja)

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