JPH11258246A - 自動分析装置 - Google Patents
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Abstract
認識できる自動分析装置を提供すること。 【解決手段】 反応容器を特殊洗浄後に再使用する自動
分析装置においては、各反応容器に設けた所定の目印を
この自動分析装置が読み取り、その各反応容器がこの自
動分析装置に使用された使用回数を記録して管理する。
また、分析毎の反応容器の洗浄をこの装置内で行う自動
分析装置においては、分注機構、攪拌部、測定部及びこ
れらの制御部と共に自動洗浄機構を有し、各反応容器の
固有のIDに基づいてその容器の通過回数をメモリに記
録して管理し、洗浄して再使用できる容器と廃棄するも
のを分別できるように構成する。
Description
で洗浄する自動分析装置における反応容器の使用回数の
検出に関する。
化学分析する自動分析装置は種々の形式のものが実用化
されている。このような自動分析装置における試料と試
薬の反応は、装置内に設けられた反応容器で行われるも
のや装置外から供給された反応容器で行われるものがあ
る。これら反応容器は装置内で洗浄されるか又は装置外
でオペレータの手によって洗浄され、再び別の試料の反
応に使用される。このように反応容器を再使用すること
により生ずる反応容器の汚れやキズが測光に影響するこ
とで分析データが不正確になることや洗浄の手間を回避
するために反応容器自体を使捨て容器、所謂”ディスポ
ーザブル”として使用している装置がある。
常が認められた反応容器に関して警報を出すか、又は異
常が認められた反応容器を自動的に排除する等の技術も
あり、例えば特開平3−233362号公報には、分析
終了の後に毎回反応容器の汚れやキズを光学的に測定
し、所定値以上の場合にはその反応容器を再使用せずに
廃棄することを提案されている。特開平4−20438
0号公報には所定プログラムを用いて前分析と次分析の
組合せにより、次分析でコンタミネーション( 汚染) が
生じ得る反応容器又は外部入力を用いて破損を生じた反
応容器を廃棄する提案がなされている。また、反応容器
を装置内で洗浄する装置についての技術では、反応容器
の使用回数がある一定回数に達したら、その反応容器を
自動的に廃棄する技術が特開昭62−118258号公
報に提案されている。
器をディスポーザブルとして使用すると測定にかかるコ
ストが上昇したり廃棄物が増える等の問題点がある。ま
た反応容器のキズや汚れの検出方法においては、反応容
器のキズや汚れのように光学的に検出できるもの以外の
異常(例えば、光学的に検出できない汚れ、光学的に検
出できない材質の変化)を検出することができないとい
う問題点がある。
の場合、反応容器の使用回数がある一定回数に達した
ら、その反応容器を自動的に廃棄する方法においては、
反応容器を装置外で特殊な洗浄をしてから再使用する装
置の場合に反応容器が何回使用されたものか区別が付か
ないという問題点がある。そこで本発明の目的は、上記
課題を解決すべく、個々の反応容器の使用回数を認識で
きる自動分析装置を提供することにある。
て成されたものであり、上記課題を解決し目的を達成す
るために次のような手段を講じている。すなわち、本発
明の自動分析装置は、反応容器を分析に使用しその後に
特殊な洗浄をしてから再使用する方式のにおいては、あ
る反応容器がこの装置内で分析に使用された場合にそれ
を認識しておき、その反応容器が再度使用された場合に
は、その使用された回数を前回に累積して認識する方式
を有している。詳しくは、 [1] 上記反応容器のそれぞれに設けた所定の目印を
この自動分析装置が読み取り、上記反応容器のそれぞれ
がこの自動分析装置に使用された使用回数を記録して管
理するような自動分析装置を提供する。 [2] オペレータによって設定された所定の値に上記
使用回数が達したことを告知する告知手段を更に備え
る。 [3] 上記反応容器の使用状況の指標としての上記使
用回数をオペレータが規定するための入力手段を更に備
えて、入力された上記使用回数に応じて上記反応容器の
特殊洗浄または廃棄することの告知を行うように構成す
る。
を講ずることにより次のような作用を奏する。例えば、
各反応容器に設けられた容器固有の目印を識別標識とし
て読み取ることにより、この自動分析装置側がその反応
容器の使用されたことを逐次認識でき、次回にその反応
容器が再度使用された場合には、その使用回数を累積し
て記録する。この方式により自動分析装置側が個々の反
応容器を認識して一元管理できる。
いて複数の実施形態例およびそれらの変形例を挙げて詳
しく説明する。 (第1実施形態例)図1には本発明の第1実施形態例と
して反応容器が装置外から供給されるような自動分析装
置の概要構成がブロック図で示されている。図示の如く
本自動分析装置は、この装置外から供給される反応容器
の内部の液体を分析する分析装置本体1と、この分析装
置本体1を制御する手段としてのパソコン2と、オペレ
ータにより分析内容やその他の情報を入力する入力手段
としてのキーボード3と、分析結果やその他の情報を記
録する手段としてのメモリ4と、所定の警報Aを発する
告知手段としての警報部5および、警報Bを発する警報
部6とから構成されている。なお、上記入力手段は少な
くともキーボードまたはタッチパネルであってもよい。
また、上記告知手段は少なくとも、CRT等で成る表示
画面またはブザー等の警報器であってもよい。
の本体を斜視図で示している。この分析装置本体1には
あらかじめ複数の反応容器50がセットされている。本
第1実施形態例の自動分析装置において反応容器として
はマイクロプレート50を用いており(詳細は図3を参
照)、分析装置本体1は、マイクロプレート50を1つ
ずつ所定の分析等を行うための通過経路7に沿って搬送
する機構を備え、この途中においてマイクロプレート5
0に対して測光するビデオカメラ8と、このマイクロプ
レート50が通過する際にそのプレート表面に設けられ
た固有なIDを読み取るためのIDリーダ10とを有し
ている。また、分析が終了したマイクロプレート50を
回収して保管しておくための空間をもつ2つの場所1
1、12を備えている。
成る装置本体の制御手段を有し、図2には示していない
が、各マイクロプレート50の通過回数を記録する手段
例えばメモリ4を備えている。また、通過回数が第1の
所定回数(a)の整数倍の値に達すると警報Aを発する
警告部5と、通過回数が第2の所定回数(b)に達する
と警報Bを発する警告部6とを有している。そして、警
報Aを発する対象となったマイクロプレート50を通常
の分析後の位置とは違う場所、例えば場所11に回収
し、一方、警報Bを発する対象となったマイクロプレー
ト50を通常の分析後の位置とは違う場所12に回収す
ることで分類して保管しておける。
動分析装置で使用する反応容器としてのマイクロプレー
ト50が拡大して示されている。このマイクロプレート
50は通常、この分析装置本体1を進行方向7に搬送さ
れながら分析される。詳しくはマイクロプレート50内
の液体は所定の試料、試薬等の分注過程を経た後、定量
分析等を行うために通過経路途中においてビデオカメラ
8で測光されて分析され、この際、IDリーダ10はそ
の反応容器50に付けられた例えばバーコード等で表わ
されたID9を光学的に読み取る。各マイクロプレート
50には固有のIDが割り当てられているので、パソコ
ンはその反応容器を個別に認識することができる。
1を通過した際、そのID9は目印として読み取られ、
そのマイクロプレート50が分析装置本体1を一度通過
したことがメモリ4に記録される。また再度そのマイク
ロプレート50が装置本体1を通過した場合には、通過
した回数を前回までに通過した回数に累積してその情報
が記録される。
かじめキーボード3から装置本体1に入力設定しておい
た所定回数(a)(例えばこの値は、特殊洗浄を行わず
に分析に再使用できる回数)未満の場合には、当該マイ
クロプレート50は通常の進行方向7に回収される。回
収されたこのマイクロプレート50は通常の洗浄(例え
ば水による洗浄)を実施した後に再度分析に使用され
る。
定回数(a)に達したときは、メモリ4に記録されてい
たその情報をパソコン2が認識しその旨を知らせる警報
Aまたはメッセージを警報部5から発し、この分析後、
そのマイクロプレート50は通常の分析後の位置とは違
う場所11に回収される。この場所11に回収されたマ
イクロプレート50は特殊な洗浄(例えば、洗剤による
洗浄)を実施した後、再度分析に使用される。その後、
このマイクロプレート50を複数回使用し、そのマイク
ロプレート50の使用回数がaの2倍の値に達したと
き、前述した方法にてその旨を知らせる警報Aまたはメ
ッセージを発し、分析後そのマイクロプレートは通常の
分析後の位置とは違う場所11に回収される。
ート50の使用回数が所定回数(b)に達したとき、メ
モリ4に記録されていたその情報をパソコン2が認識し
その旨を知らせる警報Bまたはメッセージを発し、所定
の分析後そのマイロプレート50は通常の分析後の位置
とは違う場所12に回収される。この場所12に回収さ
れたプレートは再使用は不可能であるので廃棄する。な
お、ここで言う回数(b)は、特殊な洗浄を実施した回
数であってもよい。つまり、特殊な洗浄をn回実施した
後は、次に本分析装置内で回数(a)だけ使用したこと
を警報Bによってオペレータに告知する。
態例の方式によれば、マイクロプレートの分析装置本体
への通過回数を使用回数として管理するので、いつも反
応に支障のないマイクロプレートを使用することが可能
となる。またマイクロプレートの使用回数はオペレータ
側ではなくこの自動分析装置側で一元管理できるため、
従来のようにオペレータが使用回数をカウントし記録し
て管理する等の手間が一切かからなくなる。
した一例について説明する。 (第2実施形態例)この一例は、反応容器の使用回数が
所定の使用回数に達したら、特殊な洗浄をせずに廃棄す
ることを特徴とする実施形態例である。図4には本発明
の第2実施形態例としての自動分析装置の概略構成を示
している。また図5には同じく本自動分析装置が斜視図
で示されている。
供給される反応容器の内部の液体を分析する分析装置本
体13と、この分析装置本体13を制御するパソコン1
4と、オペレータにより分析内容やその他の情報を入力
するキーボード15と、所定の警報を発する警報部16
とから構成されている。
3外から供給されるこの自動分析装置においても、反応
容器としてはマイクロプレート50を用いており、セッ
トされたマイクロプレート50は通常、進行方向17に
従って装置本体内を搬送されながら分析される。詳しく
はマイクロプレート50内の液体は所定の試料、試薬等
の分注過程を経た後、定量分析等を行うために通過経路
途中においてビデオカメラ18で測光されて分析され
る。分析装置本体13はさらに、マイクロプレート50
が分析装置本体13を通過した際にそのプレート表面に
刻印する刻印機能19と、このマイクロプレート50が
装置本体13を通過した際に、刻印された位置を読み取
る刻印読取機能20とを備えている。また、図5には示
していないが、刻印の位置が一定の位置に達すると警報
を発する警報部16を備え、この警報を発する対象とな
ったマイクロプレートを通常の分析後の位置とは違う場
所に回収される位置21を有している。
体13を通過した際、刻印読取機能20により刻印の位
置が認識される。次にその刻印の位置の横に刻印機能1
9により所定の刻印を行う。この刻印の位置はプレート
の通過回数を示すものである。この刻印の位置がオペレ
ータが本分析装置に入力した一定の位置(例えば分析に
使用できる回数に相当する位置)に達したときにその旨
を知らせる警報またはメッセージを警報部16より発
し、分析後そのマイクロプレートは通常の分析後の位置
とは違う場所21に回収される。この場所21に回収さ
れたプレートは再使用できないので廃棄される。
は分析結果やその他の情報を記録するメモリを必要とし
ない簡素な構成であることが解る。メモリに記録するか
わりにプレート面に直接刻印をして記録とする方式であ
ることが解る。この様な刻印を用いる方式によれば、マ
イクロプレート上の刻印位置を使用回数として管理で
き、よって、いつも反応に支障の無いマイクロプレート
を使用することが可能となる。また、マイクロプレート
の使用回数を自動分析装置側のみで管理できるので、オ
ペレータが使用回数を管理する手間がかからない。
応容器の使用回数を示す目印を、別なものとした一例も
考えられる。 (第3実施形態例)図6には本発明に係わる第3実施形
態例の自動分析装置の構成が示されている。図示の如
く、この実施形態例も反応容器が装置外から供給される
自動分析装置であって、この分析装置外から供給される
反応容器の内部の液体を分析する分析装置本体22と、
この分析装置本体22を制御するパソコン23と、所定
の警報を発する警報部24とから構成されている。
置本体が示されている。また図8には使用する反応容器
としてのマイクロプレート60の形状が示されている。
分析装置本体22は前述の実施形態例と同じくマイクロ
プレート60を用いているが、ただしこのマイクロプレ
ート60は、そのマイクロプレートが使用可能な回数分
だけの突起27を側面に所定数だけ突出して有している
ことに特徴がある。また図7によれば、セットされたマ
イクロプレート60は通常、進行方向25に従って装置
本体内を搬送されながら前述同様に分析される。マイク
ロプレート50内の液体は所定の分析等を行うために所
定の経路を通過するが、この途中には測光して分析する
ビデオカメラ26が備えられている。
ロプレート60がこの分析装置本体22を通過した際
に、このマイクロプレート60の突起27の内の例えば
一番左側の突起の位置を読み取る光学的センサ28と、
そのマイクロプレート60がこの分析装置本体22を通
過した際に突起27の内の例えば一番左の1本を折り取
る機能を有する突起回収部29とを備えると共に、図示
しないが、マイクロプレート60が分析装置本体22を
通過した際、突起回収部29によって折り取られるべき
突起が無かったときに所定の警報を発する機構を更に備
えている。即ちこの警告は、そのマイクロプレート60
が使用限度に達したことを意味し、このとき前述同様に
オペレータに対して所望により警告またはメッセージに
よってその旨を知らせる。
置本体22を通過する毎に、光学的センサ28によって
一番左側の突起32の位置を光学的に読み取り、パソコ
ン23を介して読み取った位置の突起を突起回収部29
が折り取るように指令を送る。詳しくは、折り取るべき
突起が突起切断部30の位置の真下にくるべきタイミン
グをプレート移送シーケンスから判断し、図10に示さ
れた下方31の下降動作の開始指令を送ると、この下降
動作によって突起の内の一番左の1本が折り取られる。
再度このマイクロプレート60がこの分析装置本体22
を通過した際にも同様の動作を繰り返す。
マイクロプレート60の使用可能回数を示す故に、オペ
レータは突起が残っていないプレートは容易に目視にて
確認できるのでそれを分析には用いない。しかし、仮に
この様な突起が1本も残っていないプレートが分析装置
本体22を通過した際には、突起回収部29により突起
が回収できないことを知らせる警報またはメッセージを
発する。この警報またはメッセージによりオペレータ
は、使用限度を過ぎて用いたそのプレートによる分析結
果を正しいものとしては扱わない。
本第3実施形態例の方式によれば、マイクロプレート上
の突起残数を使用可能回数としてだれからも容易に目視
でき、特別に記録や書込みをすること無く運用でき、常
に反応に支障のないマイクロプレートを使用することが
可能となる。また、マイクロプレートの上限使用回数を
分析装置本体側で管理できるので、オペレータが使用回
数を管理する必要がない。
応容器の洗浄はこの分析装置外で行うが、基本的に反応
容器の洗浄をこの自動分析装置内で行い定期的にはこの
分析装置外でも行うような自動分析装置の一例を次に示
す。
わる第4実施形態例の自動分析装置の概要構成が示さ
れ、図12には同じくこの分析装置本体が平面図で示さ
れている。自動分析装置は、この分析装置外から供給さ
れる反応容器内部の液体を分析する分析装置本体33
と、この分析装置本体33を制御するパソコン34と、
オペレータによりその分析内容やその他の情報を入力す
るキーボード35と、分析結果やその他の情報を記録す
るメモリ36と、所定の警報を発する警報部37とから
構成されている。
として特開昭49−129588号公報、特開昭50−
29092号公報及び特開平6−43163号公報に開
示の図13に示す様なU字状を成すプラスチック製の容
器(キュベット)70が用いられる。それぞれの反応容
器70には固有なIDナンバー40が例えばバーコード
のような光学的に読取り可能で”567”の如くのアラ
ビア数字(好ましくは3桁以上の数字)が付けられてい
る。
用する自動分析装置(図12)においては、複数個の反
応容器70が円形状に配置される円形機構38と、分析
中にこの円形機構38を1個の容器70毎に1ピッチず
つ矢印が示す右方向に回転させる回転機構39と、各反
応容器が分析中に41の位置を通過した際、IDナンバ
ー40を光学的に読み取るIDリーダ42と、図中の4
1の位置で反応容器に試料容器内の試料を分注する分注
器43と、試料を分注した反応容器に試薬容器内の試薬
を分析項目に応じて選択的に分注する分注機構と、反応
容器内の試料と試薬を混合する攪拌部と、反応容器内の
反応を測定する測定部とを有している。さらに、分析終
了後、反応容器を装置上で自動洗浄する自動洗浄機構4
4と、各反応容器の分析中の位置41の通過回数をパソ
コン34を介してメモリ36に記録する記録機構と、通
過回数が所定回数に達すると所定の警報を発する機構3
7とを備えている。
1を通過することは、位置41で試料が分注されること
よりその反応容器が分析に使用されたことを示す。この
ときその反応容器のIDナンバー40のうちの光学的読
取用コードをIDリーダ42が読み取り、パソコン34
を介し、その反応容器が分析に使用されたことを記録機
構36に記録する。記録後その位置で試料を分注する。
試料分注後に分析が開始され分析終了後に反応容器は自
動洗浄機構44で自動的に洗浄される。再度その反応容
器が分析中に41の位置を通過した場合、前述したと同
様な方法によって、通過回数を前回までに累積して記録
する。このような使用回数の記録を分析中に各反応容器
について実施する。
入力しておいた所定の回数(例えば特殊な洗浄を行なわ
ずに分析に使用できる回数)に達した場合はその旨を知
らせる警報またはメッセージを警報部37で発する。そ
の後、分析が継続して再度その反応容器が位置41を通
過した場合、IDナンバー40をIDリーダ42が読み
取り、その反応容器が分析に使用されようとしているこ
とをパソコン34が認識する。メモリ36からの記録情
報に基づいてパソコン34は当該反応容器が分析には用
いることができないことを認識後、この反応容器に試料
を分注せずに回転機構39によりその反応容器を1ピッ
チ送る動作を指令する。同様にして次の反応容器でも同
様なチェックを繰り返し、オペレータが入力した所定の
使用回数を越えていなければその反応容器で分析を実施
し、使用回数を累積して記録する。
いて分析を行う。分析終了後、オペレータは警報とエラ
ーメッセージおよび反応容器のIDナンバーを確認し、
警報発生の対象となった反応容器を分析装置本体から外
す。この反応容器はオペレータによる特殊な洗浄(例え
ば、洗剤溶液への浸漬後、水によるすすぎ)を実施した
後、再度分析装置本体にセットする。この装置にセット
後は、その反応容器の使用回数をキーボード35を介し
て" 0" にリセット入力する。この後また分析を開始し
て上記と同様な操作が繰り返される。
態例のように2種類の警報を設定し、その警報の種類に
基づいて特殊洗浄または廃棄を選択するように構成して
もよい。また、分析項目の組合せにより特殊洗浄または
廃棄を行うまでの使用回数を変更するようにすれば、分
析項目間の影響度に応じて効率良く再使用できる点で好
ましい。
示の如く、エンドレスの反応ライン上で通常の洗浄を行
う自動洗浄機構44と、特殊洗浄を行う特殊洗浄機構と
の両方を備えた分析装置にも、本発明の要旨を有効に適
用することもでき、この場合は、使用回数の所定の累積
値に達した反応容器を自動的に新しい反応容器と交換す
るように構成するのが好ましい。
反応容器はキュベットなどを想定した自動洗浄機構を有
する分析装置であり、この容器に固有なIDを付け、そ
のIDに基づいて分析装置側で記録、管理する方式であ
ることが解る。そして、各反応容器の分析装置本体上の
試料分注位置の通過回数を使用回数としてカウントする
ことで使用限度を越えた容器は排除するので、常に反応
が検出に支障のない反応容器を使用することが可能とな
る。また、反応容器の使用回数を分析装置本体側で管理
できるためオペレータが使用回数を管理する手間がかか
らない。
た各実施形態例の他にも、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々の変形実施が可能である。例えば、例示した自
動分析装置に係わる各部位の形状・寸法ならびに使用す
る反応容器等は、必要に応じて種々の変更が可能である
と共に、他の技術との適宜な組合せも可能である。ま
た、適宜な置き換えにより医療に限らず各種の分野の分
析への応用も可能となる。
発明を説明したが、本明細書中には次の発明が含まれ
る。すなわち、 [1] 所定の反応容器を特殊洗浄後に再使用する自動
分析装置において、前記反応容器のそれぞれに設けた所
定の目印を前記自動分析装置が読み取り、前記反応容器
のそれぞれが前記自動分析装置に使用された使用回数を
記録して管理することを特徴とする自動分析装置。 [2] 前記使用回数が、オペレータによって設定され
た所定の値に達したことを告知する告知手段を備えるこ
とを特徴とする[1]に記載の自動分析装置。 [3] 前記反応容器の使用状況の指標としての前記使
用回数をオペレータが規定するための入力手段を備え、
入力された前記使用回数に応じて前記反応容器の特殊洗
浄または廃棄することの告知を行うように構成したこと
を特徴とする[2]に記載の自動分析装置。
印された目印か、または折り取り可能に設けられた複数
の突起の残存数によって認識されることを特徴とする
[1]に記載の自動分析装置。 [5] 前記告知手段は、少なくとも表示画面または警
報器であることを特徴とする[2]又は[3]に記載の
自動分析装置。 [6] 前記入力手段は、少なくともキーボードまたは
タッチパネルであることを特徴とする[2]又は[3]
に記載の自動分析装置。 [7] 反応容器を装置内で自動洗浄する機能を有す自
動分析装置においては、少なくとも、分注部と攪拌部と
測定部と自動洗浄部とを一連の経路上に配置し、各反応
容器がこれらの部位を連続的に通過して処理されるよう
に制御する制御部とを有し、前記反応容器それぞれに付
けられた固有のIDに基づいて前記反応容器が所定の位
置を通過する回数を認識してメモリに記録し使用限度を
管理し、この装置内で洗浄して再使用できる反応容器と
廃棄する反応容器を分別できるように構成されて成るこ
とを特徴とする自動分析装置。
基づく説明の如く、本発明の自動分析装置によれば次の
ような効果が得られる。用いる反応容器の使用回数を分
析装置側で管理することによって、使用回数が限定され
た反応容器の使用回数を手作業で管理する手間と使用回
数カウントのミスが無くなる。
置側で管理することによって、目視や光学的な手段によ
って検出できない異常を推測することが可能となる。反
応容器の使用回数を分析装置側で管理し、その使用回数
により反応容器を新しいものと入れ換えることにより正
確な分析データが得られる自動分析装置が提供できる。
し、その使用回数により反応容器を新しいものと入れ換
えることにより、反応容器をディスポーザブルとした場
合に比べて経済性の高い自動分析装置が提供できる。反
応容器の使用回数を分析装置側で管理し、その使用回数
により反応容器を新しいものと入れ換えることにより、
反応容器をディスポーザブルとした場合に比べ廃棄物の
少ない自動分析装置が提供できる。
置の構成を示すブロック構成図。
図。
反応容器を示す斜視図。
置の構成を示すブロック構成図。
図。
置の構成を示すブロック構成図。
図。
反応容器を示す斜視図。
図。
装置の構成を示すブロック構成図。
図。
る反応容器を示す斜視図。
図。
Claims (3)
- 【請求項1】 所定の反応容器を特殊洗浄後に再使用す
る自動分析装置において、 前記反応容器のそれぞれに設けた所定の目印を前記自動
分析装置が読み取り、前記反応容器のそれぞれが前記自
動分析装置に使用された使用回数を記録して管理するこ
とを特徴とする自動分析装置。 - 【請求項2】 前記使用回数が、オペレータによって設
定された所定の値に達したことを告知する告知手段を備
えることを特徴とする、請求項1に記載の自動分析装
置。 - 【請求項3】 前記反応容器の使用状況の指標としての
前記使用回数をオペレータが規定するための入力手段を
備え、 入力された前記使用回数に応じて前記反応容器の特殊洗
浄または廃棄することの告知を行うように構成したこと
を特徴とする、請求項2に記載の自動分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6537698A JPH11258246A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 自動分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6537698A JPH11258246A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 自動分析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11258246A true JPH11258246A (ja) | 1999-09-24 |
Family
ID=13285200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6537698A Pending JPH11258246A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 自動分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11258246A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-03-16 JP JP6537698A patent/JPH11258246A/ja active Pending
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A977 | Report on retrieval |
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A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
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