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JPH11254188A - 板材加工機におけるワーク搬入出装置 - Google Patents

板材加工機におけるワーク搬入出装置

Info

Publication number
JPH11254188A
JPH11254188A JP10057101A JP5710198A JPH11254188A JP H11254188 A JPH11254188 A JP H11254188A JP 10057101 A JP10057101 A JP 10057101A JP 5710198 A JP5710198 A JP 5710198A JP H11254188 A JPH11254188 A JP H11254188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
loading
carry
unloading
processing machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10057101A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Miyama
英俊 美山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP10057101A priority Critical patent/JPH11254188A/ja
Publication of JPH11254188A publication Critical patent/JPH11254188A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 板材加工機とワーク収納棚との間においてパ
レットを用いずにワークや製品を直接搬入出することに
より、ワーク搬入出の自動化とコスト低下とワーク加工
の信頼性の向上を図る。 【解決手段】 ワーク貯蔵装置21の複数段のワーク収
納棚23に収納したワークWをワーク貯蔵装置21の一
側に昇降するエレベータ装置33により取り出す際に、
エレベータ装置33内に配設した複数の櫛歯状フォーク
37をワーク収納棚23上に設けた複数のスキッド片1
9Pの間隔に挿入しワークWを持ち上げ、エレベータ装
置33にワークWを載せる。このエレベータ装置33を
下降し、複数の櫛歯状フォーク37によりワークWをワ
ーク貯蔵装置21の下部の搬入出ステーションST0に
あるワーク搬送テーブル上の複数のスキッド片19P上
へ載置する。ワーク搬送テーブルを板材加工機1へ移動
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワーク収納棚を備
えたワーク貯蔵装置からワークをレーザ加工機やプラズ
マ加工機等の板材加工機へ搬入及び板材加工機で加工済
みの製品をワーク収納棚へ搬出する板材加工機における
ワーク搬入出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板材加工機としての例えばレーザ
加工機の近傍には、レーザ加工機へ搬入するためのワー
クが収納される収納棚を上下に複数段備えたワーク貯蔵
装置が設けられている。ワークはパレットと称するワー
ク支持部材に支持され、このパレットごと前記ワーク貯
蔵装置の各ワーク収納棚に収納され、パレットごとレー
ザ加工機へ搬入、搬出が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のレー
ザ加工機においては、少なくともワーク収納棚の段数分
あるいはワークの枚数分のパレットを必要とするので、
このパレットのコストが大きな割合を占める。この点が
むしろ大幅なコストアップの要因となるのであってコス
トダウンが困難であるという問題点があった。
【0004】また、レーザ加工時にはパレット自体もレ
ーザビームによるダメージを受けるので、パレット自体
の寿命、ワーク支持状態の信頼性等に問題が生じるもの
であった。
【0005】さらに、全てのパレットにはワークを原点
位置決めするためのロケートピンやワークをパレットに
把持固定するためのワーククランプ等のワーク原点位置
決め装置が個々に必要となるので、コストアップとなる
という問題点があった。
【0006】また、全てのパレットはワーク収納棚へ収
納されるので、パレット毎に上記の種々の装置、例えば
ワーククランプに配管、配線をすることが困難であるた
めに、前記種々の装置は手動操作をせざるを得ず、この
点でワーク搬入装置の自動化を図ることが難しいという
問題点があった。
【0007】しかも、板材加工機の加工テーブルにもパ
レットを収納、位置決めするための種々の装置が必要と
なるので、この点でもコストアップやワーク加工の信頼
性低下の要因になるという問題点があった。
【0008】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、パレットを用いなくともワー
ク収納棚からワークを板材加工機へ搬入及び板材加工機
にて加工済みの製品をワーク収納棚へ搬出し、ワーク搬
入出の自動化とコスト低下とワーク加工の信頼性の向上
を図り得る板材加工機におけるワーク搬入出装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の板材加工機におけるワーク
搬入出装置は、板状のワークの加工を行う板材加工機に
対してワークの搬入出を行うワーク搬入出装置にして、
板材加工機へ搬入するワーク及び板材加工機にて加工さ
れた製品を収納する複数のワーク収納棚を上下に複数段
に備えたワーク貯蔵装置を設け、板材加工機の加工テー
ブルへワークを搬入並びに板材加工機で加工済みの製品
を搬出すべくワーク貯蔵装置の下部に設けた搬入出ステ
ーションにワーク搬送テーブルを設け、前記ワーク貯蔵
装置の適宜ワーク収納棚からワークを取出して前記搬入
出ステーションへ移送し、あるいは搬入出ステーション
の製品をワーク貯蔵装置の適宜のワーク収納棚へ移送す
べく前記搬入出ステーションの一側方に設けたワーク移
送ステーションにエレベータ装置を上下動自在に設け、
このエレベータ装置内にワーク収納棚の方向へ進退移動
自在なワーク移送装置を設けると共に前記ワーク移送装
置にフォークをほぼ水平方向に設け、前記複数の各ワー
ク収納棚並びに搬入出ステーションのワーク搬送テーブ
ルに、複数のスキッド片を備えたスキッドにワーク又は
製品を載置可能に設けてなることを特徴とするものであ
る。
【0010】したがって、パレットを用いなくともエレ
ベータ装置に設けたフォークの進退移動によりワーク収
納棚上のワークが引き出されたり、加工済の製品がワー
ク収納棚上へ収納されると共に、フォークの進退移動に
よりエレベータ装置内のワークがワーク搬送テーブル上
に載置されたり、ワーク搬送テーブル上の加工済みの製
品がエレベータ装置内へ載置されるので、パレットが不
要となるため、大幅なコストダウンが図られる。
【0011】また、従来のようにパレットへのダメージ
がなくなるので、板材加工機では長期間に亘り高精度で
安定した板材加工が行われる。
【0012】請求項2によるこの発明の板材加工機にお
けるワーク搬入出装置は、請求項1記載の板材加工機に
おけるワーク搬入出装置において、前記ワーク搬送テー
ブルにワークを原点位置決めするロケートピン並びにワ
ーククランプを設けてなることを特徴とするものであ
る。
【0013】したがって、ワークの原点位置決めをする
ためのロケートピン並びにワークを固定するためのワー
ククランプは、ワーク搬送テーブルに設けるだけで十分
であるので、ロケートピン並びにワーククランプを作動
するための配管や配線等が可能となるためにワーク搬入
出の自動化とコストダウンが図られる。
【0014】請求項3によるこの発明の板材加工機にお
けるワーク搬入出装置は、請求項1又は2記載の板材加
工機におけるワーク搬入出装置において、前記ワーク搬
送テーブルが、板材加工機のワークを加工する加工領域
と搬入出ステーションとを往復自在な加工テーブル、あ
るいは加工領域と搬入出ステーションとを往復自在並び
に交換自在に構成した加工テーブルとシャトルテーブル
とからなることを特徴とするものである。
【0015】したがって、加工テーブルに載置されたワ
ークは板材加工機の加工領域へ搬入されて効率よく板材
加工され、加工済みの製品は効率よく搬入出ステーショ
ンへ搬出される。また、加工テーブルとシャトルテーブ
ルからなるワーク搬送テーブルにあっては、加工テーブ
ルとシャトルテーブルのうちの一方が板材加工機の加工
領域で板材加工されているときに、他方が搬入出ステー
ションにて製品の搬出とワークの搬入が行われるので、
歩留まりの良い板材加工が行われる。
【0016】請求項4によるこの発明の板材加工機のお
けるワーク搬入出装置は、請求項1〜3のいずれか一つ
に記載の板材加工機におけるワーク搬入出装置におい
て、前記フォークが並列に設けた櫛歯状フォークで構成
してなることを特徴とするものである。
【0017】したがって、複数の櫛歯状フォークでワー
クおよび製品が容易にスキッド上に搬入出される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の板材加工機におけ
るワーク搬入出装置の実施の形態について、板材加工機
の一例としてのレーザ加工機を一例として図面を参照し
て説明する。
【0019】図1ないし図3を参照するに、本実施の形
態に係わるレーザ加工機1は、ワークWにレーザビーム
を照射しながら図1及び図3においてY軸方向へ移動す
るレーザ加工ヘッド3と、レーザ発振器5と、移動型の
NC装置7と、レーザ加工ヘッド3の下方に位置しワー
クWをX軸方向へ移動自在なワーク搬送テーブルとして
の加工テーブル9及びシャトルテーブル11とからな
り、加えて、前記加工テーブル9又はシャトルテーブル
11上でレーザ加工時に発生した粉塵を吸引して排出す
るための図示省略のダクト装置が備えられている。
【0020】なお、前記レーザ加工ヘッド3はY軸方向
に移動自在なレーザ加工アーム3Aに設けられており、
さらにレーザ加工ヘッド3は前記レーザ加工アーム3A
にX軸方向に走行可能に設けられている。
【0021】図3を参照するに、前記加工テーブル9及
びシャトルテーブル11についてより詳しくは、加工テ
ーブル9はテーブルベース13の側面に設けられた第1
ガイドレール15に沿ってX軸方向(図1)へ走行す
る。シャトルテーブル11は前記加工テーブル9の上方
に位置しており、加工テーブル9とは別に独立してテー
ブルベース13の側面に設けられた第2ガイドレール1
7に沿ってX軸方向(図1)へ走行する。
【0022】なお、加工テーブル9及びシャトルテーブ
ル11の移動制御は図示省略のボールねじや駆動モータ
等の駆動機構の正逆転駆動により、互いにワークWを交
互に加工領域へ移動位置決めすべく行われる。
【0023】また、加工テーブル9及びシャトルテーブ
ル11の上にはワークWを載置するためのスキッド19
が多数のスキッド片19Aから構成されており、交換可
能に設けられている。
【0024】より詳しくは、前記スキッド19は、図1
及び図3に示されているように上面が波状をなす幅狭で
Y軸方向に細長のスキッド片19Pが多数個、前記加工
テーブル9及びシャトルテーブル11の上にX軸方向に
等間隔に並列に配置固定されて構成されている。なお、
スキッド片19Pの数は、ワークWを載置可能な程度に
複数であればよいので特に限定されない。
【0025】また、前述したテーブルベース13は本実
施の形態では後述するワーク貯蔵装置21の最下段の搬
入出ステーションST0の位置まで延長されている。こ
の搬入出ステーションST0は、各ワーク収納棚23に
収納されたワークWを前記レーザ加工機1へ搬入すると
共にレーザ加工機1において加工された製品Gを搬出し
て各ワーク収納棚23に収納する領域である。
【0026】レーザ加工機1の加工領域では、加工テー
ブル9のスキッド19上に載置されたワークWは加工テ
ーブル9の移動によりX軸方向へ移動されると共に、レ
ーザ加工ヘッド3がY軸方向の加工領域へ移動位置決め
されて、加工テーブル9上のワークWにレーザ加工が行
われることになる。この間に、シャトルテーブル11は
ワーク貯蔵装置21の最下段に待機しており、シャトル
テーブル11のスキッド19上にワークWの搬入出が行
われる。
【0027】なお、シャトルテーブル11のワークWが
前記加工領域へ移動位置決めされるときは、加工テーブ
ル9はワーク貯蔵装置21の最下段の搬入出ステーショ
ンST0に待機している。
【0028】なお、加工テーブル9及びシャトルテーブ
ル11の図1において下方のY方向の端部にはそれぞ
れ、ワークWの位置決め部材としての出没自在なロケー
トピン25及びワーククランプ27が設けられている。
この場合、Y軸方向に挿入されたワークWの端部がロケ
ートピン25に突き当てられて位置決めされた後にワー
ククランプ27でクランプされる。
【0029】次に、上記の加工テーブル9及びシャトル
テーブル11に対してワークWを搬入すると共にレーザ
加工機1において加工された製品Gを搬出するワーク搬
入出装置を備えたワーク貯蔵装置21の詳細について説
明する。
【0030】図1ないし図3を参照するに、ワーク貯蔵
装置21はレーザ加工機1のテーブルベース13の一方
端側(図1において左方側)の上方に配置されている。
このワーク貯蔵装置21には、レーザ加工機1へ搬入す
る素材としてのワークWおよび加工済の製品Gを収納す
る複数のワーク収納棚23が上下に複数段に備えられて
いる。
【0031】より詳しくは、ワーク貯蔵装置21は例え
ばチャンネル材等よりなる複数本の支柱29が立設さ
れ、且つ各支柱29が複数本の水平なビーム部材31B
によって連結された枠体フレーム31に構成されてい
る。
【0032】また、図2および図3に示されているよう
に、枠体フレーム31の上側内部がワークW又は製品G
を収納する複数のワーク収納棚23に区画されており、
複数の各ワーク収納棚23の上側には、ワークW又は製
品Gを載置するためのスキッド19が交換可能に設けら
れている。
【0033】前記スキッド19は、前述した加工テーブ
ル9及びシャトルテーブル11の上面に設けられたスキ
ッド19と同様の構造で各スキッド片19Pの間隔も同
一に構成されており、上面が波状をなす幅狭でY軸方向
に細長のスキッド片19Pが多数個、各段のワーク収納
棚23の上側にX軸方向に等間隔に並列に配置固定され
て構成されている。
【0034】前記搬入出ステーションST0のY軸方向
の一側方(図1において下方側)に設けたワーク移送ス
テーションST1には、前記ワーク貯蔵装置21のワー
ク収納棚23から適宜のワークWを取り出して前記加工
テーブル9又はシャトルテーブル11上へ移送するため
に、あるいは加工テーブル9又はシャトルテーブル11
上のワークWをワーク収納棚23へ収納するために、エ
レベータ装置33が上下動自在に設けられている。
【0035】より詳細には、前記エレベータ装置33は
ワーク貯蔵装置21の支柱29に設けた垂直なガイドレ
ール(図示省略)に案内されて上下動するもので、この
エレベータ装置33には、ワーク貯蔵装置21の上部に
装着したウィンチ装置(図示省略)におけるスプロケッ
ト(図示省略)に掛回されて上下動するチェーン(図示
省略)が連結されている。
【0036】上記構成により、ウィンチ装置の駆動によ
りエレベータ装置33は適宜に上下動され、エレベータ
装置33は各ワーク収納棚23に対応した高さ位置およ
び加工テーブル9又はシャトルテーブル11に対してワ
ークWの送り出し等を行なう高さ位置に位置決めされ
る。
【0037】なお、エレベータ装置33としては、ワー
ク搬入出装置の設置場所がスペース的に問題なく或いは
作業上の不都合がなければ、上述した実施の形態のよう
に片持ちタイプでなく、両持ちタイプであっても構わな
い。
【0038】前記エレベータ装置33には、ワーク移送
装置としての例えばトラバーサ35が図3において左右
方向(Y軸方向)へ往復動自在に備えられており、この
トラバーサ35に備えたフォークの一例としての櫛歯状
フォーク37により前記ワーク収納棚23および加工テ
ーブル9又はシャトルテーブル11に対してワークWの
送り出しおよび引き込みが行われる。
【0039】より詳細には、トラバーサ35には図1に
示されているように前述したスキッド19における多数
の各スキッド片19Pの間隔に挿入可能な多数の櫛歯状
フォーク37がY軸方向に長く片持ち式に等間隔で並列
に配置固定されている。
【0040】上記構成により、トラバーサ35が図3に
おいて左右方向に移動されることにより、各ワーク収納
棚23又は搬入出ステーションST0の加工テーブル9
又はシャトルテーブル11に対してワークWの送り込み
及び引き出しが行なわれる。
【0041】また、ワーク移送ステーションST1の床
面には、多数の櫛歯状フォーク37の間隔から上方に突
出可能なフリーベア39を多数備えたフリーベアテーブ
ル41が設けられている。より詳しくは、エレベータ装
置33が最下降したときに多数のフリーベア39が多数
の櫛歯状フォーク37の間隔より上方へ突出することに
より、前記櫛歯状フォーク37上のワークWが多数のフ
リーベア39上へ載置される構造となっている。
【0042】以上のような構成において、先ず、エレベ
ータ装置33を適宜位置のワーク収納棚23の高さ位置
に上昇せしめて、トラバーサ35が前進すると、櫛歯状
フォーク37は所望の未加工のワークWが載置されてい
るワーク収納棚23の各スキッド片19Pの間隔内に挿
入される。エレベータ装置33が僅かに上昇して前記ワ
ーク収納棚23のスキッド19上のワークWが櫛歯状フ
ォーク37により持ち上げられる。トラバーサ35が後
退し、所望のワークWがエレベータ装置33内に引き出
される。
【0043】エレベータ装置33が搬入出ステーション
ST0に待機している加工テーブル9又はシャトルテー
ブル11のスキッド19の高さ位置まで下降する。この
とき、櫛歯状フォーク37上のワークWの高さ位置が前
記加工テーブル9又はシャトルテーブル11のスキッド
19の高さより僅かに上方に位置している。
【0044】説明の便宜上、搬入出ステーションST0
には加工テーブル9が待機しており、シャトルテーブル
11が加工領域にあり、シャトルテーブル11上のワー
クWがレーザ加工機1でレーザ加工されているものとす
る。
【0045】エレベータ装置33のトラバーサ35が前
進すると、櫛歯状フォーク37が加工テーブル9の各ス
キッド片19Pの間隔内に挿入されながら前進し、櫛歯
状フォーク37上のワークWが加工テーブル9のスキッ
ド19の上方に位置する。ロケートピン25が上昇し、
トラバーサ35が後退してワークWが前記ロケートピン
25に突き当てられた後に、エレベータ装置33が僅か
に下降する。櫛歯状フォーク37上のワークWが加工テ
ーブル9のスキッド19上に載置され、ワーククランプ
27によりクランプされて位置決めされる。
【0046】エレベータ装置33のトラバーサ35が後
退し、櫛歯状フォーク37が各スキッド片19Pの間隔
から抜脱される。
【0047】上記構成から、ワークの原点位置決めする
ためのロケートピン25並びにワークWを固定するため
のワーククランプ27がそれぞれ加工テーブル9及びシ
ャトルテーブル11に設けたことにより、ワーク収納棚
23の全てのワークWが位置決めされることになる。し
たがって、加工テーブル9及びシャトルテーブル11で
はそれぞれ、ロケートピン25並びにワーククランプ2
7を作動するための配管や配線等を設けることが可能と
なるので、ワーク搬入出の自動化とコストダウンが図ら
れる。
【0048】シャトルテーブル11上のワークWがレー
ザ加工機1でレーザ加工完了後、シャトルテーブル11
が加工領域から搬入出ステーションST0までX軸方向
に移動されると同時に、加工テーブル9が搬入出ステー
ションST0から加工領域へ移動されて加工テーブル9
上のワークWがレーザ加工機1によりレーザ加工され
る。
【0049】以上のように、加工テーブル9とシャトル
テーブル11のうちの一方がレーザ加工機1の加工領域
でレーザ加工されている間に、加工テーブル9とシャト
ルテーブル11のうちの他方が搬入出ステーションST
0にて製品Gの搬出とワークWの搬入が行なわれる。こ
れにより、一方の作業が行われている間に他方の作業が
待機、例えばレーザ加工時にはワークの搬入出ができず
に待機するという無駄な時間をなくすことができるの
で、歩留まりのよいレーザ加工を行なえる。
【0050】また、上述した実施の形態ではワーク搬送
テーブルとしてはレーザ加工機1の加工領域と搬入出ス
テーションST0とを往復移動自在並びに交換可能に構
成した加工テーブル9とシャトルテーブル11とからな
るが、シャトルテーブル11がなく加工テーブル9だけ
であっても構わない。
【0051】次に、搬入出ステーションST0へ移動さ
れたシャトルテーブル11上の製品Gがワーク収納棚2
3へ収納されるには、エレベータ装置33が前記シャト
ルテーブル11のスキッド19の高さ位置まで上昇す
る。このとき、櫛歯状フォーク37の高さ位置が前記シ
ャトルテーブル11のスキッド19上の製品Gの高さよ
り僅かに下方に位置している。
【0052】トラバーサ35が前進して櫛歯状フォーク
37が前記シャトルテーブル11の各スキッド片19P
の間隔内に挿入される。エレベータ装置33が僅かに上
昇して前記シャトルテーブル11のスキッド19上の製
品Gが櫛歯状フォーク37により持ち上げられる。トラ
バーサ35が後退し、ワークWがエレベータ装置33内
に引き込まれる。
【0053】なお、製品Gを予めワーク収納棚23の所
定の位置に収納しておく場合は、エレベータ装置33を
最下端位置まで下降することにより、多数のフリーベア
39が多数の櫛歯状フォーク37の間隔より上方へ突出
し、前記櫛歯状フォーク37上のワークWが多数のフリ
ーベア39上へ載置される。
【0054】この製品Gを移動して所定の位置に位置決
めされた後に、収納すべき所望のワーク収納棚23の段
を指令することによりエレベータ装置33が上昇し、上
述したようなワーク収納棚23からワークWを引き出す
場合と逆の動作で、エレベータ装置33内の製品Gがト
ラバーサ35及び櫛歯状フォーク37により前進して所
望のワーク収納棚23のスキッド19上へ収納される。
トラバーサ35は後退して収納動作が完了する。
【0055】以上のことから、パレットを用いなくとも
エレベータ装置33に設けたトラバーサ35の複数の櫛
歯状フォーク37が進退移動することにより、ワーク収
納棚23上のワークWがエレベータ装置33へ引き出さ
れたり、エレベータ装置33内の加工済の製品Gがワー
ク収納棚23上へ収納される。また、複数の櫛歯状フォ
ーク37が進退移動することにより、エレベータ装置3
3内のワークWがワーク搬送テーブル上に載置された
り、ワーク搬送テーブル上の加工済みの製品はエレベー
タ装置内へ搬出される。したがって、従来では多く必要
とされていたパレットが不要となるので、大幅なコスト
ダウンを図ることができる。
【0056】また、従来必要とされていたパレットの引
き込みや位置決めするための種々の装置も不要となるの
で、コストダウンと信頼性の向上を図ることができる。
【0057】また、従来のようにパレットへのダメージ
がなくなるので、レーザ加工機1にあっては長期間にレ
ーザ加工を高精度で安定使用することができる。
【0058】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。本実施の形態では板材
加工機としてレーザ加工装置を例にとって説明したがプ
ラズマ加工機やパンチプレスおよびその他の板材加工機
であっても構わない。
【0059】また、前述した実施の形態ではワーク貯蔵
装置21が加工テーブル9又はシャトルテーブル11等
のワーク搬送テーブルを走行自在に設けたテーブルベー
ス13の一方端側の上方に位置して設けられているが、
ワーク貯蔵装置21の位置はこれに限定されるものでは
なく、例えばワーク搬送テーブルの一側方に隣接して設
けることができ、この場合はエレベータ装置33のトラ
バーサ35がワーク貯蔵装置21の下部の搬入出ステー
ションST0まで走行可能に設けられ、ワークをWワー
ク搬送テーブル上に搬入されるように構成しても構わな
い。
【0060】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態から理解
されるように、請求項1の発明によれば、パレットを用
いなくともエレベータ装置に設けたフォークの進退移動
によりワーク収納棚上のワークを引き出したり、加工済
の製品をワーク収納棚上へ収納できる。さらに、フォー
クの進退移動によりエレベータ装置内のワークをワーク
搬送テーブル上に載置したり、ワーク搬送テーブル上の
加工済みの製品をエレベータ装置内へ載置できるので、
従来多く必要とされていたパレットを不要にできるた
め、大幅なコストダウンを図ることができる。
【0061】また、従来必要とされていたパレットの引
き込みや位置決めするための種々の装置を不要にできる
ので、コストダウンと信頼性の向上を図ることができ
る。
【0062】また、従来のようにパレットへのダメージ
がなくなるので、板材加工機では長期間に亘り高精度で
安定した板材加工を実施できる。
【0063】請求項2の発明によれば、ワークを原点位
置決めするためのロケートピン並びにワークを固定する
ためのワーククランプは、ワーク搬送テーブルに設ける
だけで十分であるので、ロケートピン並びにワーククラ
ンプを作動するための配管や配線等が可能となるために
ワーク搬入出の自動化とコストダウンを図ることができ
る。
【0064】請求項3の発明によれば、加工テーブルに
載置されたワークを板材加工機の加工領域へ搬入して効
率よく板材加工でき、加工済みの製品を効率よく搬入出
ステーションへ搬出できる。また、加工テーブルとシャ
トルテーブルからなるワーク搬送テーブルにあっては、
加工テーブルとシャトルテーブルのうちの一方を板材加
工機の加工領域に移動して板材加工すると同時に、加工
テーブルとシャトルテーブルのうちの他方を搬入出ステ
ーションに移動して製品の搬出とワークの搬入を行なう
ことができるので、歩留まりのよい板材加工を行うこと
ができる。
【0065】請求項4の発明によれば、複数の櫛歯状フ
ォークでワークおよび製品を容易にスキッド上に搬入せ
しめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、レーザ加工
機及びワーク貯蔵装置の平面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すもので、エレベータ
装置の図示を省略した状態のレーザ加工機及びワーク貯
蔵装置の正面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【符号の説明】
1 レーザ加工機 3 レーザ加工ヘッド 9 加工テーブル 11 シャトルテーブル 13 テーブルベース 19 スキッド 19P スキッド片 21 ワーク貯蔵装置 23 ワーク収納棚 25 ロケートピン 27 ワーククランプ 33 エレベータ装置 35 トラバーサ(ワーク移送装置) 37 櫛歯状フォーク(フォーク)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状のワークの加工を行う板材加工機に
    対してワークの搬入出を行うワーク搬入出装置にして、
    板材加工機へ搬入するワーク及び板材加工機にて加工さ
    れた製品を収納する複数のワーク収納棚を上下に複数段
    に備えたワーク貯蔵装置を設け、 板材加工機の加工テーブルへワークを搬入並びに板材加
    工機で加工済みの製品を搬出すべくワーク貯蔵装置の下
    部に設けた搬入出ステーションにワーク搬送テーブルを
    設け、 前記ワーク貯蔵装置の適宜ワーク収納棚からワークを取
    出して前記搬入出ステーションへ移送し、あるいは搬入
    出ステーションの製品をワーク貯蔵装置の適宜のワーク
    収納棚へ移送すべく前記搬入出ステーションの一側方に
    設けたワーク移送ステーションにエレベータ装置を上下
    動自在に設け、 このエレベータ装置内にワーク収納棚の方向へ進退移動
    自在なワーク移送装置を設けると共に前記ワーク移送装
    置にフォークをほぼ水平方向に設け、 前記複数の各ワーク収納棚並びに搬入出ステーションの
    ワーク搬送テーブルに、複数のスキッド片を備えたスキ
    ッドにワーク又は製品を載置可能に設けてなることを特
    徴とする板材加工機におけるワーク搬入出装置。
  2. 【請求項2】 前記ワーク搬送テーブルにワークを原点
    位置決めするロケートピン並びにワーククランプを設け
    てなることを特徴とする請求項1記載の板材加工機にお
    けるワーク搬入出装置。
  3. 【請求項3】 前記ワーク搬送テーブルが、板材加工機
    のワークを加工する加工領域と搬入出ステーションとを
    往復自在な加工テーブル、あるいは加工領域と搬入出ス
    テーションとを往復自在並びに交換自在に構成した加工
    テーブルとシャトルテーブルとからなることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の板材加工機におけるワーク搬入
    出装置。
  4. 【請求項4】 前記フォークが、並列に設けた複数の櫛
    歯状フォークで構成してなることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか一つに記載の板材加工機におけるワーク
    搬入出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007132324A3 (en) * 2006-05-09 2008-01-24 Mec Saroglia S R L Plant for laser processing sheet-like materials with automatic means for feeding/unloading the sheets and one device for containing and directing said sheets towards a laser apparatus
JP2014018817A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Free Space Engineering Co Ltd ワーク加工搬送システム
JP2022547547A (ja) * 2019-09-10 2022-11-14 トルンプフ レーザー- ウント ジュステームテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング レーザ加工設備の加工ヘッドを位置決めする方法及び関連するレーザ加工設備及びコンピュータプログラム製品

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