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JPH11253193A - クレアチンキナーゼ活性測定用試験片 - Google Patents

クレアチンキナーゼ活性測定用試験片

Info

Publication number
JPH11253193A
JPH11253193A JP35747898A JP35747898A JPH11253193A JP H11253193 A JPH11253193 A JP H11253193A JP 35747898 A JP35747898 A JP 35747898A JP 35747898 A JP35747898 A JP 35747898A JP H11253193 A JPH11253193 A JP H11253193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test piece
creatine kinase
tetrazolium
diaphorase
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35747898A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Iwata
建 岩田
Kazue Kawahara
一恵 川原
Hiroshi Nakajima
中島  宏
Hitoshi Kondo
仁司 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP35747898A priority Critical patent/JPH11253193A/ja
Publication of JPH11253193A publication Critical patent/JPH11253193A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広範囲の測定領域で高感度に定量することが
でき、さらに、保存安定性に優れた試験片を提供する。 【解決手段】 少なくとも、デヒドロゲナーゼ、ジアホ
ラーゼ、NAD又はNADP、水溶性テトラゾリウム及
び担体からなることを特徴とするクレアチンキナーゼ活
性測定用試験片。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料中のクレアチ
ンキナーゼ活性を測定するための試験片に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、病態の検査、診断を行うための試
薬として、従来から用いられている有機化学試薬に代わ
って、酵素反応を利用した試薬が広く利用されている。
酵素反応を利用した試薬は、酵素が生体中の特定の成分
を特異的に検出可能物質に変換する性質を利用したもの
であり、通常、測定しようとする測定対象物質(A)
を、これに特異的な酵素(a)を用いて中間生成物(I
−1)に変換し、さらにこの中間生成物(I−1)に特
異的な酵素(i−1)を作用させて中間生成物(I−
2)に変換するという反応を繰り返して、最終的に検出
可能物質(F)に変換し、この検出可能物質(F)を分
光光度計などを用いて又は肉眼等による色調の変化から
定量するものである。
【0003】
【化1】
【0004】このような試薬において、検出可能物質
(F)としては、NADやその還元型(NADH)及び
これらの類縁化合物であるNADPやその還元型(NA
DPH)等が広く利用されており(以下、これらの化合
物を総称する場合、ニコチンヌクレオチド類と称す
る)、これらのニコチンヌクレオチド類は紫外部(34
0nm付近)で吸光度の変化が認められることから、生
成又は減少したニコチンヌクレオチド類を分光器を用い
て測定する試薬が提案されている。また、生成したNA
DH又はNADPHにジアホラーゼを作用させること
で、テトラゾリウムをホルマザンに変換させて可視領域
で測定する試薬も数多く報告されている〔例えば、胆汁
酸(特開昭60−214900号公報、臨床化学第19
巻、290〜299頁(1990))、トリグリセリド
(特開昭55−14899号公報)、アルコール(特公
平4−3947号公報)、アミラーゼ(特公昭63−3
7640号公報)、クレアチンキナーゼ(特開昭58−
16699号公報)、NAD(P)H(特公平4−70
000号公報)、ポリアミン(特公平6−68490号
公報)、グルコース(特公平7−34757号公報)、
ベンジルアミン(特開平7−184693号公報)〕。
また、クレアチンキナーゼ活性測定用の試験片について
も報告されている(特開昭63−283600号公報、
特公平6−95959号公報、特開平1−320999
号公報)。
【0005】しかし、これらの試薬には、発色試薬とし
てジクロロフェノールインドフェノール(以下、DCI
Pと略す。)や、テトラゾリウムブルー、ネオテトラゾ
リウムブルー、MTT、INT、ニトロテトラゾリウム
ブルーを用いている。上記発色試薬のうちDCIPはジ
アホラーゼの作用で着色した状態から無色の状態となる
ため、試験片の作製には不適当である。また、その他の
発色試薬として用いられているテトラゾリウムは水に対
する溶解性が低いため、試験片の作成が容易ではなく
(比較例参照)、さらに、試験片の形に加工した場合で
も、十分な測定域を得ることができず、このため測定す
る試料を希釈する等の操作が必要であった(例えば、メ
ディカルテクノロジー誌、11巻、6号、496〜50
5頁には、クレアチンキナーゼ活性を測定する場合、試
料を9倍に希釈しても1000ユニット/lまでしか活
性を測定できないことが記載されている。)。また、こ
れらの試験片では、被検体である血液や尿等が水性であ
るため、被検体を試験片に直接添加して反射光を測定し
ても、高感度かつ再現性よく活性を測定することが極め
て困難であるという問題点があった。
【0006】一方、クレアチンキナーゼのような酵素以
外の例では、無機物であるマグネシウムの測定用試験片
に還元系発色剤を用いた例があり、還元系発色剤の例と
してテトラゾリウム塩を挙げているものがあるが(例え
ば、特開平9−266796号公報、特開平9−266
797号公報)、例示されているテトラゾリウム塩とし
てはテトラゾリウムバイオレットのみが水溶性の高いテ
トラゾリウム塩であり、他はいずれも水に対する溶解性
が低いものである。また、この試験片では他の代表的な
水溶性テトラゾリウムを発色剤として用いた場合、自発
的な着色がおこることから、試験片に発色試薬として水
溶性テトラゾリウムを使用するのは不適当であるものと
考えられた。
【0007】本発明は、反射光を測定することで、広範
囲の測定領域で高感度にクレアチンキナーゼ活性を測定
することのできる試験片を提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討の結果、試験片には不適当と
考えられた水溶性テトラゾリウムを用いたクレアチンキ
ナーゼ活性測定用試験片を作製することができ、さら
に、該試験片は水溶性テトラゾリウムを用いることによ
り、広範囲の測定領域で高感度で、クレアチンキナーゼ
活性を測定することができるということを見い出し、本
発明に到達した。すなわち、第1の発明は、少なくと
も、デヒドロゲナーゼ、ジアホラーゼ、NAD又はNA
DP、水溶性テトラゾリウム及び担体からなることを特
徴とするクレアチンキナーゼ活性測定用試験片を要旨と
するものである。また、第2の発明は、水溶性テトラゾ
リウムが2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニト
ロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2
H−テトラゾリウム、2−(4−ニトロ,2−メトキシ
フェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,
4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム、2,
3,5−トリフェニル−2H−テトラゾリウム又は2,
5−ジフェニル−3−(1−ナフチル)−2H−テトラ
ゾリウムである上記の試験片を要旨とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられるデヒドロゲナーゼとしては、グルコ
ース6−リン酸に特異的に作用するデヒドロゲナーゼで
あれば特に限定はなく、例えば、グルコース6−リン酸
デヒドロゲナーゼが挙げられる。その供給源となる生物
種等は特に限定されるものではなく、例えば、乳酸菌や
ザイモモナス属等の微生物由来のもの等が挙げられる。
【0010】本発明に用いられる水溶性テトラゾリウム
としては、水に対する溶解度が5mM以上であり、かつ
NADH又はNADPHの存在下、ジアホラーゼの作用
により、還元されて発色するものであれば特に限定され
るものではなく、例えば、2−(4−ヨードフェニル)
−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスル
ホフェニル)−2H−テトラゾリウム、2−(4−ニト
ロ,2−メトキシフェニル)−3−(4−ニトロフェニ
ル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テト
ラゾリウム、2,3,5−トリフェニル−2H−テトラ
ゾリウム又は2,5−ジフェニル−3−(1−ナフチ
ル)−2H−テトラゾリウム、2−(4−ヨードフェニ
ル)−3−(2,4−ジニトロフェニル)−5−(2,
4−ジスルホフェニル−2H−テトラゾリウム、2−
(2−メトキシ,4−カルボキシフェニル)−3−ベン
ゾチアジル−5−(4−スルフォエチルアミノカルボニ
ルフェニル)−2H−テトラゾリウム、3,3’−
[3,3’−ジメトキシ−(1,1’−ビフェニル)−
4,4’−ジイル]−ビス[2−ベンゾチアジル−4−
(4−ジスルフォエチルアミノカルボニルフェニル)−
テトラゾリウム]等が挙げられる。これらの水溶性テト
ラゾリウムは、それぞれWST−1、WST−8、テト
ラゾリウム・レッド(以下、TRと略す。)、テトラゾ
リウム・バイオレット(以下、TVと略す。)、WST
−3、WST−4、WST−5という商品名で、同人化
学研究所又はシグマ・アルドリッチ社から市販もしくは
サンプル供給されている。これらの水溶性テトラゾリウ
ムの中でもWST−1、WST−8、TR、TVは試験
片に均一に固定することができるので好ましい。また、
WST−1、WST−8、TRは溶液や溶媒に容易に溶
解し、さらに、試験片上に十分な量保持させることがで
きるので特に好ましい。以下に、WST−1、WST−
8、TR、TVの構造式を示す。
【0011】
【化2】
【0012】
【化3】
【0013】
【化4】
【0014】
【化5】
【0015】本発明に用いられるにジアホラーゼとして
は、上述の反応を触媒するものであれば、その供給源と
なる生物種等は特に限定されるものではなく、例えば、
バチルス・ステアロサーモフィルス、クロストリジウム
・クルイベリ等の微生物由来のものや、ブタ心臓由来の
もの等が挙げられる。なかでも、好熱性微生物由来のジ
アホラーゼは保存安定性に優れていることから好まし
く、具体的には、バチルス・ステアロサーモフィルス由
来のジアホラーゼを用いることが好ましい。
【0016】また、本発明に用いられるジアホラーゼと
しては、クレアチンキナーゼ活性測定の精度を向上させ
るために、下式で算出されるテトラゾリウムと還元型ニ
コチンヌクレオチド(NADH又はNADPH)からホ
ルマザンと酸化型ニコチンヌクレオチド(NAD又はN
ADP)への方向の反応平衡定数(K値)が1以上、好
ましくは10以上、さらに好ましくは100以上のもの
を用いることが好ましく、例えば、バチルス・ステアロ
サーモフィルス由来のジアホラーゼI又はジアホラーゼ
IIを用いることが好ましい。
【0017】
【化6】
【0018】これらの成分は、クレアチンキナーゼの関
与する反応からホルマザンへの酵素反応が70%以上、
好ましくは90%以上、さらに好ましくは95%以上進
行するように配合することが好ましく、ジアホラーゼと
しては、0.1〜100万ユニット/l、好ましくは
0.1〜1万ユニット/l、さらに好ましくは1〜10
00ユニット/lの濃度の酵素液を試験片100cm2
当り0.1〜1万μl、好ましくは1〜1000μl、
さらに好ましくは1〜100μl含有させればよい。ま
た、デヒドロゲナーゼとしては、ジアホラーゼの濃度と
同じ程度でよい。NAD又はNADPとしては、0.0
01nM〜200mM、さらに好ましくは0.1nM〜
50mMの溶液を、試験片100cm2 当り0.1〜1
万μl、好ましくは1〜1000μl、さらに好ましく
は1〜100μl含有させればよい。
【0019】水溶性テトラゾリウムの量としては、試験
片100cm2 当り0.01〜500mg、好ましくは
0.1〜100mg、さらに好ましくは0.1〜50m
g含有させればよい。このとき、水溶性テトラゾリウム
の量が少なすぎると発色が低くなり、過剰であると不溶
性となって精度低下をきたすことがあるので好ましくな
い。
【0020】具体的に、クレアチンキナーゼ活性を測定
する場合には、例えば以下の反応式(1)に従ってクレ
アチンキナーゼ活性が測定できるように酵素類や基質類
を含有させればよい。
【0021】
【化7】
【0022】本発明の試験片は、少なくとも、酵素類と
してはデヒドロゲナーゼ、ジアホラーゼ、基質類として
はNAD又はNADP、水溶性テトラゾリウムを含むも
のであるので、他の酵素類であるヘキソキナーゼ又はグ
ルコキナーゼや、他の基質類であるクレアチンリン酸、
グルコース、ADPは必要に応じて含めさせればよい。
また、上記酵素類、基質類以外のものとして、必要に応
じて、アスコルビン酸オキシダーゼ、N−アセチルシス
テイン、マグネシウムイオン等を共存させてもよい。
【0023】本発明の試験片に上記の酵素類、基質類等
を含める場合、試験片を構成する担体に必要な酵素類、
基質類等をすべて含浸させればよい。含浸させる際、試
験片を構成する担体の同じ部分にすべての必要な酵素
類、基質類等を含浸させてもよく、また、必要な酵素
類、基質類等のうちの一部を試験片を構成する担体の一
部分に含浸させ、残りの必要な酵素類、基質類等を試験
片を構成する担体の他の部分に分けて含浸させてもよ
い。
【0024】上記の酵素類、基質類等のうち、保存時の
安定性の点からN−アセチルシステインと水溶性テトラ
ゾリウムとは試験片を構成する担体の異なる部分に含浸
させる方が好ましい場合がある。また、デヒドロゲナー
ゼとしてグルコース−6−リン酸デヒドロゲナーゼを用
いる際、同様の理由でグルコースとグルコース−6−リ
ン酸デヒドロゲナーゼとは担体の異なる部分に含浸させ
る方が好ましい場合がある。さらに、マグネシウムイオ
ンとデヒドロゲナーゼ、NADとクレアチンリン酸も同
様の理由でそれぞれ担体の異なる部分に含浸させる方が
好ましい場合がある。
【0025】この場合、試験片に共存させる各酵素の濃
度としては、ジアホラーゼの濃度と同じ範囲でよい。ま
た、NAD又はNADPやADP等の基質類の濃度とし
ては、0.1〜100mM、好ましくは0.1〜20m
Mの範囲の溶液を、試験片100cm2 当り0.1〜1
万μl、好ましくは1〜1000μl、さらに好ましく
は1〜100μl含有させればよい。
【0026】本発明においては、pHを調整するための
緩衝剤、活性化剤、安定化剤、増粘剤その他添加剤を試
験片に含有させてもよい。緩衝剤としては、リン酸カリ
ウム、イミダゾール等が挙げられ、項目によっては、2
−モルホリンエタンスルホン酸(MES)、N,N−ビ
ス−(2−ヒドロキシエチル)−2−アミノエタンスル
ホン酸(BES)等のグッド緩衝液が挙げられる。
【0027】活性化剤としては、例えばトリトンX−1
00、ツイン20等のノニオン系又はアニオン系、カチ
オン系の界面活性剤が用いられる。このような活性化剤
は、試験片の保存安定性やブランク値の低下に寄与す
る。これらの活性化剤の濃度としては、0.001〜2
0%、好ましくは0.01〜5%の溶液を、試験片10
0cm2 当り0.1〜1万μl、好ましくは1〜100
0μl、さらに好ましくは1〜100μl含有させれば
よい。
【0028】また、安定化剤としては、例えばウシ血清
アルブミン等のタンパク質やマルトース、グルコース、
スクロース等の糖類、ポリエチレングリコール等の高分
子化合物、マグネシウム、カリウム、カルシウム等の金
属イオンが用いられる。また金属イオンは酵素の活性化
剤としても働く。さらに、エチレンジアミン四酢酸(E
DTA)、エチレングリコール(β−アミノエチルエー
テル)四酢酸(EGTA)等を用いることもできる。こ
れらの安定化剤の濃度としては、糖は0.1〜50重量
%、好ましくは1〜25重量%の範囲、タンパク質は
0.001〜50重量%、好ましくは0.1〜25重量
%の範囲、金属イオンは0.001〜10mM、好まし
くは0.1〜10mMの範囲、EDTAやEGTAは
0.001〜10mM、好ましくは0.1〜2mMの範
囲の溶液を、試験片100cm2 当り0.1〜1万μ
l、好ましくは1〜1000μl、さらに好ましくは1
〜100μl含有させればよい。
【0029】本発明の試験片に上記の活性化剤、安定化
剤等の添加剤を含有させる場合、必要な酵素類、基質類
等と共に添加剤を、試験片を構成する担体に含浸させれ
ばよい。含浸させる際、すべての必要な酵素類、基質
類、添加剤等を、試験片を構成する担体の同じ部分に含
浸させてもよく、また、必要な酵素類、基質類、添加剤
等のうちの一部を試験片を構成する担体の一部分に含浸
させ、残りの必要な酵素類、基質類、添加剤等を試験片
を構成する担体の他の部分に分けて含浸させてもよい。
【0030】また、本発明の試験片にEDTAを含有さ
せる際、他にクレアチンリン酸又はN−アセチルシステ
インも含有させるのであれば、保存時の安定性の点か
ら、EDTAとクレアチンリン酸又はN−アセチルシス
テインとは試験片を構成する担体の異なる部分に含浸さ
せる方が好ましい場合がある。
【0031】本発明の試験片に用いられる担体として
は、高分子素材からなる公知の担体を用いることがで
き、具体的には、天然繊維や合成繊維からなる抄紙や不
織布、メンブレンフィルター等が挙げられる。メンブレ
ンフィルターとしては、孔径が0.1〜0.5ミクロン
程度のニトロセルロース系の膜、酢酸セルロース系の膜
やポリビニルアルコール系の膜等が挙げられる。
【0032】本発明の試験片は、例えば、次のようにし
て作製すればよい。すなわち、上記の成分を水や緩衝液
等に溶解して担体に含浸させた後、凍結乾燥等によって
担体の水分を十分に除くことにより作製することができ
る。
【0033】このようにして作製した試験片は、小片に
カットして用いることもできるし、また、別の担体上に
貼付してカセットのような形状にして用いることもでき
る。さらに、パッド上に加工することも可能である。
【0034】本発明の試験片の被検体は、特に限定され
るものではない。生体成分中のクレアチンキナーゼ活性
を測定する際には、検体として血液、血漿、血清、尿等
の生体試料を用いればよい。
【0035】本発明の試験片を用いて生体成分中のクレ
アチンキナーゼ活性を測定するには、例えば以下のよう
にして行うことができる。すなわち、(1)測定対象物
質を含む検体の一定量を試験片上へ滴下する。(2)検
体滴下から一定時間経過した後、十分に検体が試験片に
染み込むことを確認し、適当な反射光測定装置を用い
て、一定の波長の光を照射し、反射強度を測定する。
(3)標準となる量の測定対象物質を同様に測定して検
量線を作成し、この検量線から検体中の測定対象物質の
濃度を算出する。
【0036】
【実施例】次に、本発明を実施例によって具体的に説明
する。本発明で使用したバチルス・ステアロサーモフィ
ルス由来のジアホラーゼI(製品番号100436)、
II(製品番号100437)及びグルコキナーゼ(製
品番号120387)は生化学工業社より購入した。ク
ロストリジウム・クルイベリ由来のジアホラーゼ(製品
番号D5540)及びブタ心臓由来のジアホラーゼ(製
品番号D3752)はシグマ社より購入した。
【0037】ヘキソキナーゼ(製品番号142636
2)、グルコース6−リン酸デヒドロゲナーゼ(以下、
G6PDHと略す、製品番号737208)、クレアチ
ンキナーゼ(製品番号126969)はベーリンガー・
マンハイム社より購入した。それぞれの酵素活性は、購
入時の添付書又はラベルに記載してある値をそのまま用
いた。
【0038】テトラゾリウムブルー(以下、TBと略
す、製品番号1871−22−3)、ネオテトラゾリウ
ムブルー(以下、NeoTBと略す、製品番号298−
95−3)、MTT(製品番号2348−71−2)、
INT(製品番号146−68−9)、ニトロテトラゾ
リウムブルー(以下、NTBと略す、製品番号298−
83−9)、WST−1(製品番号150849−52
−8)は同仁化学研究所社より購入した。WST−8は
同仁化学研究所からサンプルとして入手した。ニトロブ
ルーテトラゾリウム(以下、NBTと略す、製品番号N
6876)、TV(製品番号T0174)、TR(製品
番号T84859)はシグマ・アルドリッチ社より購入
した。セルロース粉末(製品番号075−41)はナカ
ライテスク社より購入した。その他の試薬は市販の特級
を用いた。
【0039】参考例1500mMのイミダゾール緩衝液
(pH6.7)に、最終濃度で50mMのWST−8と
クロストリジウム・クルイベリ由来のジアホラーゼ10
ユニット/mlとを含む溶液を調製し、この溶液をペリ
スタリックポンプを用いて5mm幅のポリウレタン製フ
ィルム上に約1cm間隔で1滴(約20μl)ずつ滴下
した。このフィルムを、約50℃の熱風乾燥ゾーンを通
過させて(通過時間約2分)乾燥した後、滴下した箇所
を中心として5×5mmの大きさに切断して試験片を得
た。この試験片を3×3mmの大きさの窓をあけた型枠
基板に両端で接着した。
【0040】得られた試験片に所定の濃度のNADHを
含む水溶液2μlを滴下し、5分後に色彩色差計(ミノ
ルタ社製、CR−200)を用いて550nmの反射率
を測定した。その結果を図1に示す。図1はNADH濃
度と反射率の関係を示す図である。この図から、上記の
試験片を用いることにより、NADHを反射率から正確
に定量できることがわかる。また、この結果より、明細
書中に記載したような各種デヒドロゲナーゼを共存させ
た試験片を作製することで、任意の被測定物質の定量が
可能であることがわかる。
【0041】実施例1 以下のようにしてクレアチンキナーゼ定量用試験片を作
製した。すなわち、100mMのイミダゾール酢酸緩衝
液(pH6.7)に、最終濃度で30mMのクレアチン
リン酸、50mMのグルコース、5mMのNAD、5m
MのADP、10mMの酢酸マグネシウム、2mMのE
DTA−2Na、25mMのNAC、4重量%のWST
−1を溶解した。この溶液約350μlに約30000
U/mlのブタ心臓由来のジアホラーゼ溶液2μlと1
650ユニット/mlのG6PDH10μl、3600
ユニット/mlのヘキソキナーゼ1μlを添加した。こ
の溶液をピペットマンを用いて、ポリエチレンテレフタ
レート膜上に滴下し、風乾後、ビニルピロリドン酢酸ビ
ニルコポリマー(重量比で20:80)の1容量%メタ
ノールを塗布し、速やかにセルロース粉末を50容量%
メタノールに懸濁し、小量塗布した。これを40〜50
℃で乾燥してポリエチレンテレフタレート支持膜の試験
片を得た。この試験片にクレアチンキナーゼの溶液を5
μl滴下し、30秒ごとに反射率を測定した。
【0042】WST−8に代えてWST−1を用いた以
外は参考例1と同様にしてNADH濃度と反射率の関係
を示す検量線を作成し、この検量線を用いて、反射率よ
り、単位時間当りのNADHに相当する変化量を計算し
た。その結果を図2に示す。図2は、クレアチンキナー
ゼの活性測定の結果を示す図であり、縦軸にNADHに
相当する変化量を、横軸にクレアチンキナーゼ活性を示
している。この図から、本発明の試験片を用いることに
より少なくとも3000ユニット/lのクレアチンキナ
ーゼの定量が可能であることがわかる。
【0043】実施例2 以下のようにしてクレアチンキナーゼ定量用試験片を作
製した。すなわち、100mMのイミダゾール酢酸緩衝
液(pH6.7)に、最終濃度で30mMのクレアチン
リン酸、50mMのグルコース、20mMのNAD、1
0mMのADP、10mMの酢酸マグネシウム、2mM
のEDTA−2Na、25mMのNAC、5重量%のT
Rを溶解した。この溶液約350μlに約30000ユ
ニット/mlのバチルス・ステアロサーモフィルス由来
のジアホラーゼI溶液2μlと1650ユニット/ml
のG6PDH10μl、2500ユニット/mlのグル
コキナーゼ2μlを添加した。この溶液をアドバンテッ
ク社製のポリフロン濾紙(PF050)の3×3mmの
小片にピペットマンを用いて2μl滴下し、凍結乾燥し
て試験片を得た。この試験片を台紙に両面テープで張り
つけた。この試験片にクレアチンキナーゼの溶液を5μ
l滴下し、15秒毎に反射率を測定した。
【0044】WST−8に代えてTRを用いた以外は参
考例1と同様にしてNADH濃度と反射率の関係を示す
検量線を作成し、この検量線を用いて、反射率より、単
位時間当りのNADHに相当する変化量を計算した。ま
た、この試験片(クレアチンキナーゼの希釈液を滴下す
る前のもの)にアルミホイルを巻いて、37℃のドライ
オーブン中に1か月間放置した後、同様にしてクレアチ
ンキナーゼの濃度と、単位時間当たりのNADHに相当
する変化量の関係を調べた。その結果を図3に示す。図
3は、作製直後及び1か月放置後の試験片を用いてクレ
アチンキナーゼの活性を測定した結果を示す図であり、
図3中の●は、作製後すぐにクレアチンキナーゼを滴下
したときの結果を、○は1か月間放置した後に測定した
ときの結果を示している。図3から、本発明の試験片を
用いることにより少なくとも3000ユニット/lのク
レアチンキナーゼの定量が可能であることがわかる。ま
た、本発明の試験片は保存安定性に優れていることがわ
かる。
【0045】参考例2〜5、比較例1〜6 100mMのイミダゾール緩衝液(pH6.7)に、最
終濃度で30mMの表1に示す各テトラゾリウムとバチ
ルス・ステアロサーモフィルス由来のジアホラーゼII1
0ユニット/mlを含む溶液を調製し、これを直径6m
mのワットマン社製のろ紙(No.2)に3μl滴下
し、乾燥させて試験片を作製した。この試験片に、5m
MのNADH溶液に浸した直径8mmのペーパーディス
ク(アドバンテック社製、製品番号49005010)
を水平にすばやく接触させ、およそ1分後の試験片の発
色の状態を目視により観察した。その結果を表1に示
す。
【0046】
【表1】
【0047】表1から明らかなように、水溶性テトラゾ
リウムであるWST−1、WST−8、TR、TVを用
いた場合には、色素が試験片に均一に固定化されている
ことがわかる。また、試験片の作製の容易さの点では、
参考例の試験片の方が比較例の試験片より容易であっ
た。
【0048】実施例3 以下のようにしてクレアチンキナーゼ定量用試験片を作
製した。すなわち、150mMのイミダゾール酢酸緩衝
液(pH6.6)に、最終濃度で25mMのクレアチン
リン酸、25mMのグルコース、2mMのNADP、2
mMのADP、5mMの酢酸マグネシウム、2mMのE
DTA−2K、30mMのNAC、12重量%のツイン
20、1重量%のWST−1を溶解した。この溶液約3
50μlにバチルス・ステアロサーモフィルス由来のジ
アホラーゼI溶液、G6PDH、グルコキナーゼを、最
終濃度がそれぞれ約500ユニット/ml、10ユニッ
ト/ml、10ユニット/mlとなるように添加した。
この溶液を直径6mmのアドバンテック社製の酢酸セル
ロース膜(製品番号A045A090C)にピペットマ
ンを用いて2μl滴下し、凍結乾燥させて試験片を作製
した。この試験片に、約3000ユニット/lのクレア
チンキナーゼの溶液に浸した直径8mmのペーパーディ
スク(アドバンテック社製、製品番号4900501
0)を水平にすばやく接触させ、以下のごとく経時的に
反射率を測定し、クレアチンキナーゼの活性値を測定し
た。
【0049】WST−8に代えてWST−1を用いた以
外は参考例1と同様にしてNADH濃度と反射率の関係
を示す検量線を作成し、この検量線を用いて、反射率よ
り、単位時間当りのNADHに相当する変化量の関係を
調べ、クレアチンキナーゼの活性値を計算した。測定は
4度行い、その再現性を確認した。測定の結果、クレア
チンキナーゼの活性値は3176±0ユニット/lであ
った。
【0050】実施例4 WST−1に代えてWST−8を用いた以外は実施例3
と同様にしてクレアチンキナーゼの活性値を計算し、そ
の再現性を確認した。測定の結果、クレアチンキナーゼ
の活性値は2948±61ユニット/lであった。
【0051】実施例5 WST−1に代えてTRを用いた以外は実施例3と同様
にしてクレアチンキナーゼの活性値を計算し、その再現
性を確認した。測定の結果、クレアチンキナーゼの活性
値は2906±109ユニット/lであった。
【0052】実施例6 WST−1に代えてTVを用いた以外は実施例3と同様
にしてクレアチンキナーゼの活性値を計算し、その再現
性を確認した。測定の結果、クレアチンキナーゼの活性
値は2948±61ユニット/lであった。
【0053】比較例7 WST−1に代えてTBを用いた以外は実施例3と同様
にしてクレアチンキナーゼの活性値を計算し、その再現
性を確認した。その結果、試薬に沈殿が生じて試験片を
作製することができなかった。
【0054】比較例8 WST−1に代えてNeoTBを用いた以外は実施例3
と同様にしてクレアチンキナーゼの活性値を計算し、そ
の再現性を確認した。測定の結果、クレアチンキナーゼ
の活性値は1623±524ユニット/lであり、測定
値のバラツキが大きかった。また、試験片の発色の状態
を目視により観察すると、ムラになっていた。
【0055】比較例9 WST−1に代えてINTを用いた以外は実施例3と同
様にしてクレアチンキナーゼの活性値を計算し、その再
現性を確認した。測定の結果、クレアチンキナーゼの活
性値は1514±46ユニット/lであり、測定値のバ
ラツキが大きかった。また、試験片の発色の状態を目視
により観察すると、着色が非常に薄く、かつムラになっ
ていた。
【0056】比較例10 WST−1に代えてNTBを用いた以外は実施例3と同
様にしてクレアチンキナーゼの活性値を計算し、その再
現性を確認した。その結果、試薬に沈殿が生じて試験片
を作製することができなかった。
【0057】比較例11 WST−1に代えてNBTを用いた以外は実施例3と同
様にしてクレアチンキナーゼの活性値を計算し、その再
現性を確認した。その結果、試薬に沈殿が生じて試験片
を作製することができなかった。
【0058】比較例12 WST−1に代えてMTTを用いた以外は実施例3と同
様にしてクレアチンキナーゼの活性値を計算し、その再
現性を確認した。その結果、測定値のバラツキが非常に
大きく測定することができなかった。また、試験片の発
色の状態を目視により観察すると、ムラになっていた。
【0059】実施例3〜実施例6、比較例7〜比較例1
2の結果より、水溶性テトラゾリウムを用いた本発明の
試験片ではクレアチンキナーゼの活性を測定することが
できたのに対して、他のテトラゾリウムを用いた場合で
は、試薬に沈殿が生じ、試験片を作製することができな
かったり、また、試験片を作製できても、反応が阻害さ
れるか、発色のムラが大きく、クレアチンキナーゼの活
性を測定することができないものであった。また、試験
片の作製の容易さの点では、本発明の試験片の方が比較
例の試験片より容易であった。
【0060】
【発明の効果】本発明の試験片は、広範囲の測定領域で
測定することができる。また、本発明の試験片は保存安
定性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】テトラゾリウムとしてWST−8を添加した試
験片を用いてNADHの濃度を測定したときのNADH
濃度と反射率の関係を示す図である。
【図2】本発明の試験片を用いてクレアチンキナーゼの
活性を測定したときの結果を示す図である。
【図3】作製直後及び1か月放置後の試験片を用いてク
レアチンキナーゼの活性を測定したときの結果を示す図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 仁司 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、デヒドロゲナーゼ、ジアホ
    ラーゼ、NAD又はNADP、水溶性テトラゾリウムを
    含むことを特徴とする、クレアチンキナーゼ活性測定用
    試験片。
  2. 【請求項2】 水溶性テトラゾリウムが2−(4−ヨー
    ドフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−
    (2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウ
    ム、2−(4−ニトロ,2−メトキシフェニル)−3−
    (4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェ
    ニル)−2H−テトラゾリウム、2,3,5−トリフェ
    ニル−2H−テトラゾリウム又は2,5−ジフェニル−
    3−(1−ナフチル)−2H−テトラゾリウムである請
    求項1記載の試験片。
JP35747898A 1997-12-19 1998-12-16 クレアチンキナーゼ活性測定用試験片 Pending JPH11253193A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7879567B2 (en) 2004-10-05 2011-02-01 Asahi Kasei Pharma Corporation Method for stabilizing coenzyme and composition therefor
JP2012183034A (ja) * 2011-03-07 2012-09-27 Toyobo Co Ltd 生化学分析のための酵素反応を促進する発熱試験片
JP2013126410A (ja) * 2011-11-15 2013-06-27 Eiken Chemical Co Ltd 酵素活性の検出、測定方法およびこれを利用したキット
JP2014143942A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Toyobo Co Ltd ジアホラーゼ組成物

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