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JPH11251163A - 複合インダクタンス素子とそれを用いた電源回路 - Google Patents

複合インダクタンス素子とそれを用いた電源回路

Info

Publication number
JPH11251163A
JPH11251163A JP10064766A JP6476698A JPH11251163A JP H11251163 A JPH11251163 A JP H11251163A JP 10064766 A JP10064766 A JP 10064766A JP 6476698 A JP6476698 A JP 6476698A JP H11251163 A JPH11251163 A JP H11251163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
inductance element
winding
power supply
supply circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10064766A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsushi Otake
徹志 大竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toko Inc filed Critical Toko Inc
Priority to JP10064766A priority Critical patent/JPH11251163A/ja
Publication of JPH11251163A publication Critical patent/JPH11251163A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 背高の低い複合インダクタンス素子と、それ
を適用した低コスト、薄型の電源回路を提供する。 【解決手段】 端子ピン2が植設された端子台1の上に
磁性体製のドラム型コア3を搭載し、コア3の巻溝にト
ランスを形成する第1の巻線4a、4bを巻装する。第
1の巻線4a、4bの周囲を覆うように磁性体製のポッ
トコア5を被せ、ポットコア5の外周にチョークコイル
を形成する第2の巻線6を巻装し、複合インダクタンス
素子を構成する。この複合インダクタンス素子を、同一
回路内にトランスとチョークコイル等の2つのインダク
タンス回路要素を必要とする電源回路に適用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランス、チョー
クコイルなどの電力用インダクタンス素子において、複
数要素を一つの素子にまとめる複合化と、素子の低背化
を図るための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電子装置では、その装置を構成するのに
要する部品数によってコストが大きく変わってくる。そ
のため、製品のコストを削減する場合には、先ず使用す
る部品の数を減らすことが最先の課題となる。例えば、
電源回路などの機能回路では、同一回路内でトランス、
チョークコイルなど、複数のインダクタンス素子を使用
することが数多くある。トランスとチョークコイルは機
能的には互いに異なる回路要素ではあるが、磁性体製の
コア、巻線などを必要とする基本構造には大差が無い。
そこで、トランスとチョークコイルで部品を共有させ、
製品全体の部品点数を減らそうとして成されたのが、図
2(断面図)に示すような構造となっている複合インダ
クタンス素子である。
【0003】図2に示す複合インダクタンス素子は、端
子ピン2が植設された端子台1の上に、磁性体製で複数
の巻溝を有したコア7を搭載し、コア7のそれぞれの巻
溝にトランスを形成する第1の巻線8a、8bとチョー
クコイルを形成する第2の巻線10を巻装し、第1の巻
線8a、8bの周囲を覆うように磁性体製のポットコア
9を被せた構造としている。このような構成とすると、
第1の巻線8a、8bと第2の巻線10はコア7の中央
フランジ部7aによって磁路が分離され、第1の巻線8
a、8bについてはさらに、ポットコア9により磁気的
にシールドされる。その結果、第1の巻線8a、8bと
第2の巻線10はコア7を共用していながらも互いの磁
気的な結合は弱まり、第1、第2それぞれの巻線により
トランス、チョークコイルなどの2つの回路要素を一体
に形成することが可能となる。
【0004】またこのような構成では、トランス、チョ
ークコイルの2要素を1つの素子に統合するのに際して
コア、端子台、端子ピンなどを共用しているため、トラ
ンス、チョークコイルの2要素を別々の素子で形成する
場合に比べて部品点数は少なくて済み、コストを低減さ
せることが可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図2に示す複合インダ
クタンス素子では、第1の巻線8a、8bと第2の巻線
10は共用されたコア7に共に巻かれており、コア7に
は各巻線間の磁気的結合を弱めるために中央フランジ部
7aが設けられている。この構成によれば、磁気的結合
の弱い2つのインダクタンス要素を一体に形成すること
が可能となるが、そのコア7の形状からどうしても、素
子全体の背高が高くなってしまう。近年の電子装置は軽
量、薄型化の方向に発展しており、そこで電源回路にも
薄型のものが要求される。ところがこのような背高が高
い素子は、たとえコスト低減が可能であっても電源回路
の形状が厚くなるため実用的ではなかった。そこで本発
明は、背高の低い複合インダクタンス素子を提供し、も
って電源回路の薄型化を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1のコア
と、少なくとも第1のコアの巻線が巻回される部分の周
囲を覆う第2のコアとを有し、第1のコアの巻溝に第1
のインダクタンス要素を形成する第1の巻線を巻装し、
第2のコアの周囲に第2のインダクタンス要素を形成す
る第2の巻線を巻装し、第2のコアの磁気シールド作用
により磁気的な結合を弱めた第1と第2のインダクタン
ス要素を一体に形成する。こうして得られた複合インダ
クタンス素子を電源回路の回路要素として使用する。
【0007】
【発明の実施の形態】端子台の上に磁性体製の第1のコ
アを搭載し、第1のコアの巻溝に第1のインダクタンス
要素を形成する第1の巻線を巻装する。そして、第1の
コアとそこに巻装された第1の巻線の周囲を覆うように
磁性体製の第2のコアを被せ、第2のコアの外周に第2
のインダクタンス要素を形成する第2の巻線を巻装す
る。ここで具体的には、第1のコアはドラム型コアと
し、第2のコアはポット型コアとする。このようにして
構成した複合インダクタンスを、例えば、同一回路内に
トランスとチョークコイルの2つのインダクタンス回路
要素を必要とする電源回路に適用する。
【0008】
【実施例】背高を低くした本発明による複合インダクタ
ンス素子の実施例の断面図を図1に示した。本発明によ
る複合インダクタンス素子は、端子ピン2が植設された
端子台1の上に磁性体製のごく一般的なドラム型コア3
を搭載し、コア3の巻溝にトランスを形成する第1の巻
線4a、4bを巻装する。そして、第1の巻線4a、4
bの周囲を覆うように磁性体製のポットコア5を被せ、
ポットコア5の外周にチョークコイルを形成する第2の
巻線6を巻装した構造としている。このような構成とす
ると、ポットコア5により第1の巻線4a、4bは磁気
的にシールドされ、第2の巻線6との磁気的結合は弱く
なる。これにより、図2に示す従来の素子と同様、第1
の巻線4a、4bと第2の巻線6とで磁気的結合の弱い
2つのインダクタンス要素を形成することが可能とな
る。
【0009】図2に示す複合インダクタンス素子では、
第1の巻線8a、8bと第2の巻線10はコア7に上下
並列に巻装されていた。しかし本発明の複合インダクタ
ンス素子では、ポットコア5を利用して第1の巻線4
a、4bと第2の巻線6がコア3の中心軸に対して同心
円状になるよう各巻線を巻装している。このような巻線
の巻装構造により、少なくとも図2の従来の素子におけ
る第2の巻線10の巻装幅と中央フランジ部7aの幅の
分は、複合インダクタンス素子の背高を低くすることが
できる。また、図1の複合インダクタンス素子におい
て、第2の巻線6が巻装されるポットコア5の代わりに
図2のような通常のポットコア9をドラム型コア3に被
せれば通常のトランスの構造となる。そのため、本発明
の複合インダクタンス素子は、ポットコア5、第2の巻
線6以外の部分を通常のトランスと互いに融通すること
ができ、製造コストを一層低減することも可能となる。
【0010】図3には直流電圧を交流電圧に変換する電
源回路の一例の回路図を示した。図3の電源回路はトラ
ンスTの1次巻線N1の端子間に、共振用の容量素子と
してコンデンサC1、C2、C3を直列に接続し、1次
巻線N1の中間タップをアースに接続している。そし
て、1次巻線N1の端子間にはさらにエミッタを共通接
続したトランジスタQ1、Q2を接続し、共通接続した
エミッタをチョークコイルLを介して入力端子に接続
し、共振型のプッシュプルインバータ回路を形成してい
る。なお、トランジスタQ1、Q2の各ベースとコンデ
ンサC3の一端および他端の間に、それぞれたすき掛け
の形で接続されたR1、R2は、ベース電流制限用の抵
抗である。
【0011】このような構成の電源回路では、トランジ
スタQ1あるいはQ2がオン状態となった時に1次巻線
N1に過大な電流が流入するのを防止するために、電流
制限用のチョークコイルLが欠かせない。このように同
一回路内にトランスとチョークコイルの2つのインダク
タンス素子が要求される電源回路では、前述の本発明に
よる複合インダクタンス素子を有効に利用できる。すな
わち、トランスTとチョークコイルLを一体に形成する
複合インダクタンス素子の使用により製造コストが削減
でき、しかも、背高の低い複合インダクタンス素子の使
用により装置の薄型化も可能となる。なお、図3の電源
回路はチョークコイルLがトランスより入力側に有る
が、例えば直流コンバータなどのようにチョークコイル
がトランスより出力側に有る場合にも複合インダクタン
ス素子を適用できる。
【0012】
【発明の効果】以上に述べたように本発明による複合イ
ンダクタンス素子は、端子台の上に磁性体製のドラム型
の第1のコアを搭載し、第1のコアの巻溝にトランスを
形成する第1の巻線を巻装する。そして、第1の巻線の
周囲を覆うように磁性体製のポット型の第2のコアを被
せ、第2のコアの外周にチョークコイルを形成する第2
の巻線を巻装する構成を特徴としている。このような構
成とすることにより、2つのインダクタンス要素を形成
しながらも背高の低い複合インダクタンス子を提供する
ことが可能となる。そしてこの複合インダクタンス素子
を使用することにより、電源回路のコスト低減と薄型化
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による複合インダクタンス素
子の断面図。
【図2】 従来の複合インダクタンス素子の一例の断面
図。
【図3】 複合インダクタンス素子が適用される電源回
路の一例の回路図。
【符号の説明】
1 端子台 2 端子ピン 3 第1のコア(ドラム型) 4a、4b 第1の巻線(トランス巻線) 5 第2のコア(ポット型) 6 第2の巻線(チョークコイル巻線) T トランス L チョークコイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01F 37/00 H01F 37/00 N H02M 7/48 A H02M 7/48 7/538 Z 7/538 H01F 27/24 E 31/00 R C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のコアと、該第1のコアの巻線が巻
    回される部分の周囲を覆う第2のコアとを有し、該第1
    のコアの巻溝に第1のインダクタンス要素を形成する第
    1の巻線を巻装し、該第2のコアの周囲に第2のインダ
    クタンス要素を形成する第2の巻線を巻装し、該第2の
    コアの磁気シールド作用により磁気的な結合を弱めた第
    1と第2のインダクタンス要素を一体に形成することを
    特徴とする複合インダクタンス素子。
  2. 【請求項2】 前記第1のコアがドラム形コア、前記第
    2のコアがポット形コアであることを特徴とする複合イ
    ンダクタンス素子。
  3. 【請求項3】 少なくとも、スイッチング素子と共に電
    圧変換部を構成する第1のインダクタンス要素と、該第
    1のインダクタンス要素を流れる電流に対して作用する
    第2のインダクタンス要素とを有し、該スイッチング素
    子の動作に伴って該第1のインダクタンス要素の所定の
    巻線に流れる電流を変化させ、所望の出力電圧を得る電
    源回路において、該第1と第2のインダクタンス要素
    が、 第1のコアと、該第1のコアの巻線が巻回される部分の
    周囲を覆う第2のコアとを有し、該第1のコアの巻溝に
    第1のインダクタンス要素を形成する第1の巻線を巻装
    し、該第2のコアの周囲に第2のインダクタンス要素を
    形成する第2の巻線を巻装し、該第2のコアの磁気シー
    ルド作用により第1と第2のインダクタンス要素の磁気
    的な結合を弱くした複合インダクタンス素子により提供
    されることを特徴とする電源回路。
JP10064766A 1998-02-27 1998-02-27 複合インダクタンス素子とそれを用いた電源回路 Pending JPH11251163A (ja)

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JP10064766A JPH11251163A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 複合インダクタンス素子とそれを用いた電源回路

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JP (1) JPH11251163A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007335805A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Nippon Makisen Kogyo Kk 電源トランス
JP2016515764A (ja) * 2013-03-29 2016-05-30 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. マルチプル誘導素子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007335805A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Nippon Makisen Kogyo Kk 電源トランス
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