JPH11244937A - 線材レイイング装置 - Google Patents
線材レイイング装置Info
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- JPH11244937A JPH11244937A JP6472298A JP6472298A JPH11244937A JP H11244937 A JPH11244937 A JP H11244937A JP 6472298 A JP6472298 A JP 6472298A JP 6472298 A JP6472298 A JP 6472298A JP H11244937 A JPH11244937 A JP H11244937A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21C—MANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
- B21C47/00—Winding-up, coiling or winding-off metal wire, metal band or other flexible metal material characterised by features relevant to metal processing only
- B21C47/02—Winding-up or coiling
- B21C47/10—Winding-up or coiling by means of a moving guide
- B21C47/14—Winding-up or coiling by means of a moving guide by means of a rotating guide, e.g. laying the material around a stationary reel or drum
- B21C47/143—Winding-up or coiling by means of a moving guide by means of a rotating guide, e.g. laying the material around a stationary reel or drum the guide being a tube
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 線材および環状部材の前記内周壁部の摩耗を
均一にして、環状部材の寿命を向上し、ランニングコス
トおよび段替え工数を低減すること。 【解決手段】 線材レイイング装置において、基台に回
転自在に保持される線材レイイングヘッドパイプが、線
材が導入される小径の導入口と該線材が導出される大径
の導出口との間を結ぶ案内孔内で延在配置されるパイプ
本体3と、前記線材が供給される内周壁部101が形成
され、軸が交差自在に回転連結され、前記パイプ本体3
内の少なくとも一部に直列に介挿保持された環状部材1
と、前記パイプ本体3の少なくとも一部において回転を
付与することにより、前記環状部材1に回転を付与し
て、前記内周壁部101内を供給される前記線材Wをス
パイラルに曲げる回転機構とから成る線材レイイング装
置。
均一にして、環状部材の寿命を向上し、ランニングコス
トおよび段替え工数を低減すること。 【解決手段】 線材レイイング装置において、基台に回
転自在に保持される線材レイイングヘッドパイプが、線
材が導入される小径の導入口と該線材が導出される大径
の導出口との間を結ぶ案内孔内で延在配置されるパイプ
本体3と、前記線材が供給される内周壁部101が形成
され、軸が交差自在に回転連結され、前記パイプ本体3
内の少なくとも一部に直列に介挿保持された環状部材1
と、前記パイプ本体3の少なくとも一部において回転を
付与することにより、前記環状部材1に回転を付与し
て、前記内周壁部101内を供給される前記線材Wをス
パイラルに曲げる回転機構とから成る線材レイイング装
置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材が導入される
小径の導入口と該線材が導出される大径の導出口との間
を結ぶ案内孔内に延在配置されるパイプ本体内の少なく
とも一部において、前記線材が供給される内周壁部が形
成され、軸が交差自在に連結された環状部材が直列に介
挿保持され、前記導出口側において、回転機構によって
前記パイプ本体を前記導出口の軸芯からオフセットして
係止して回転させることにより、前記環状部材の前記内
周壁部内を供給される前記線材がスパイラルに曲げられ
る線材レイイング装置に関する。
小径の導入口と該線材が導出される大径の導出口との間
を結ぶ案内孔内に延在配置されるパイプ本体内の少なく
とも一部において、前記線材が供給される内周壁部が形
成され、軸が交差自在に連結された環状部材が直列に介
挿保持され、前記導出口側において、回転機構によって
前記パイプ本体を前記導出口の軸芯からオフセットして
係止して回転させることにより、前記環状部材の前記内
周壁部内を供給される前記線材がスパイラルに曲げられ
る線材レイイング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の第1の線材レイイング装置(特開
昭53−85750号公報)は、曲成する連続パイプで
あるレイイングヘッドパイプの内側に、突き合わせ状態
で挿入した複数のライナー部材を使用している。そのラ
イナー部材は、一方の端部には内方に向かってテーパを
有するノーズを設け、また他方の端部には外方に向かっ
て拡大する口部を設けた。本装置においては、複数のラ
イナー部材は連結されておらず、ライナー部材を回転さ
せる機構も有していない。
昭53−85750号公報)は、曲成する連続パイプで
あるレイイングヘッドパイプの内側に、突き合わせ状態
で挿入した複数のライナー部材を使用している。そのラ
イナー部材は、一方の端部には内方に向かってテーパを
有するノーズを設け、また他方の端部には外方に向かっ
て拡大する口部を設けた。本装置においては、複数のラ
イナー部材は連結されておらず、ライナー部材を回転さ
せる機構も有していない。
【0003】従来の第2の線材レイイング装置(特開昭
57−127522号公報)は、上記従来の第1の線材
レイイング装置の改良機構として、図16に示されるよ
うにレイイングヘッドパイプPの内側に挿入する複数の
ライナー部材の代わりに、長手方向に沿って介挿延在さ
れた螺旋形スプリングSを使用することにより、簡単
で、安価な装置を提案している。
57−127522号公報)は、上記従来の第1の線材
レイイング装置の改良機構として、図16に示されるよ
うにレイイングヘッドパイプPの内側に挿入する複数の
ライナー部材の代わりに、長手方向に沿って介挿延在さ
れた螺旋形スプリングSを使用することにより、簡単
で、安価な装置を提案している。
【0004】上記従来の第2の線材レイイング装置を示
す上記公報における発明の詳細な説明の欄には、「スプ
リングの内面の一部が、圧延材との接触で摩耗したら、
スプリングをチューブの中で回転し、摩耗した部分を圧
延材の通路から移動させ、未だ摩耗していない新鮮な部
分を圧延材に接触せしめればよい」との記述がある。し
かしながら、同公報の特許請求の範囲の欄には、スプリ
ングを回転させる機構に関する記載は含まれていない。
また、この装置では、複数のライナー部材の代わりにス
プリングを用いていることから、複数のライナー部材を
連結する連結機構に関する記載も含まれていない。
す上記公報における発明の詳細な説明の欄には、「スプ
リングの内面の一部が、圧延材との接触で摩耗したら、
スプリングをチューブの中で回転し、摩耗した部分を圧
延材の通路から移動させ、未だ摩耗していない新鮮な部
分を圧延材に接触せしめればよい」との記述がある。し
かしながら、同公報の特許請求の範囲の欄には、スプリ
ングを回転させる機構に関する記載は含まれていない。
また、この装置では、複数のライナー部材の代わりにス
プリングを用いていることから、複数のライナー部材を
連結する連結機構に関する記載も含まれていない。
【0005】従来の第3の線材レイイング装置(特開平
1−118330号公報、特開平1−288574号公
報)は、レイイングヘッドパイプの内側に潤滑性能を有
する単純形状の環状部材を複数配置し、上記従来装置の
問題点を解決しようとするものである。
1−118330号公報、特開平1−288574号公
報)は、レイイングヘッドパイプの内側に潤滑性能を有
する単純形状の環状部材を複数配置し、上記従来装置の
問題点を解決しようとするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の第1の線材
のレイイング装置は、連続パイプを、略円錐の略円錐斜
面に沿うように円錐の頂点から円錐の底面縁部まで連続
するように曲成することによって形成され、円錐の軸芯
を中心として連続パイプを高速で回転しつつ、連続パイ
プの導入口から線材を導入し、連続パイプの導入口から
導入される線材をコイル状に連続的に曲げるものである
ため、前記線材は連続パイプの内周壁で激しく擦られる
ので、線材の表面に焼付き、傷が生じるという問題があ
った。
のレイイング装置は、連続パイプを、略円錐の略円錐斜
面に沿うように円錐の頂点から円錐の底面縁部まで連続
するように曲成することによって形成され、円錐の軸芯
を中心として連続パイプを高速で回転しつつ、連続パイ
プの導入口から線材を導入し、連続パイプの導入口から
導入される線材をコイル状に連続的に曲げるものである
ため、前記線材は連続パイプの内周壁で激しく擦られる
ので、線材の表面に焼付き、傷が生じるという問題があ
った。
【0007】また上記従来の第2の線材レイイング装置
は、レイイングヘッドパイプの内側に長手方向に沿って
介挿延在された前記螺旋形スプリングSを使用するもの
であるため、前記螺旋形スプリングSをパイプ本体Pの
線材入口側あるいは出口側で回転させた場合、該螺旋形
スプリングSはねじれを生じ易いため、圧延材との接触
で摩耗した部分を未だ摩耗していない新鮮な部分に、確
実に回転移動させることが難しいという問題があった。
は、レイイングヘッドパイプの内側に長手方向に沿って
介挿延在された前記螺旋形スプリングSを使用するもの
であるため、前記螺旋形スプリングSをパイプ本体Pの
線材入口側あるいは出口側で回転させた場合、該螺旋形
スプリングSはねじれを生じ易いため、圧延材との接触
で摩耗した部分を未だ摩耗していない新鮮な部分に、確
実に回転移動させることが難しいという問題があった。
【0008】また上記従来の第2の線材レイイング装置
において、スプリングの内面から摩耗させた場合、コイ
ル径の半径以上摩耗すると、図16(B)に示されるよ
うに内部を通過する線材Wと摩耗した各螺旋形スプリン
グSとの接触角が鋭角となるため、前記線材Wに傷が発
生し易くなるという問題があり、したがって前記螺旋形
スプリングの寿命は前記螺旋形スプリングのコイル形の
半径部までとなり、寿命の向上割合は小さいという問題
があった。
において、スプリングの内面から摩耗させた場合、コイ
ル径の半径以上摩耗すると、図16(B)に示されるよ
うに内部を通過する線材Wと摩耗した各螺旋形スプリン
グSとの接触角が鋭角となるため、前記線材Wに傷が発
生し易くなるという問題があり、したがって前記螺旋形
スプリングの寿命は前記螺旋形スプリングのコイル形の
半径部までとなり、寿命の向上割合は小さいという問題
があった。
【0009】さらに上記従来の第2の線材レイイング装
置においては、前記螺旋形スプリングSを回転させる機
構については明記されていないのである。
置においては、前記螺旋形スプリングSを回転させる機
構については明記されていないのである。
【0010】さらに上記従来の第3の線材レイイング装
置は、レイイングヘッドパイプの内側に線材を供給する
穴部を有する単純形状の環状部材を単に複数配置するだ
けでは、前記線材の通過により、前記環状部材の内周の
一部分が局部的に摩耗し、早期に交換が必要になるとい
う問題があった。
置は、レイイングヘッドパイプの内側に線材を供給する
穴部を有する単純形状の環状部材を単に複数配置するだ
けでは、前記線材の通過により、前記環状部材の内周の
一部分が局部的に摩耗し、早期に交換が必要になるとい
う問題があった。
【0011】前記環状部材の交換は、レイイングヘッド
本体を取り外し、内部より環状部材を約140個取り出
し、新しい環状部材を挿入し、レイイングヘッド本体に
取付けることにより行われる。前記環状部材は、カーボ
ン繊維などの潤滑性を有した素材であり、寿命が短くか
つ非常に高価であるためランニングコストおよび段替え
工数の面からも、環状部材の寿命向上が望まれていた。
本体を取り外し、内部より環状部材を約140個取り出
し、新しい環状部材を挿入し、レイイングヘッド本体に
取付けることにより行われる。前記環状部材は、カーボ
ン繊維などの潤滑性を有した素材であり、寿命が短くか
つ非常に高価であるためランニングコストおよび段替え
工数の面からも、環状部材の寿命向上が望まれていた。
【0012】そこで本発明者は、線材が導入される小径
の導入口と該線材が導出される大径の導出口との間を結
ぶ案内孔内で延在配置されるパイプ本体の少なくとも一
部において、前記線材が供給される内周壁部が形成され
た環状部材がその軸が交差自在に回転連結されるととも
に、前記環状部材が直列に介挿保持され、前記導出口側
において、回転機構によって、前記パイプ本体の少なく
とも一部において前記環状部材に回転が付与されること
により、前記環状部材の前記内周壁部内を供給される前
記線材がスパイラルに曲げられるという本発明の技術的
思想に着眼し、更に研究開発を重ねた結果、環状部材が
その軸が交差自在に連結されているため、前記環状部材
の軸の交差角が変化する揺動を可能にし、前記線材およ
び環状部材の前記内周壁部の摩耗を均一にして、環状部
材の寿命を向上し、ランニングコストおよび段替え工数
を低減するという目的を達成する本発明に到達した。
の導入口と該線材が導出される大径の導出口との間を結
ぶ案内孔内で延在配置されるパイプ本体の少なくとも一
部において、前記線材が供給される内周壁部が形成され
た環状部材がその軸が交差自在に回転連結されるととも
に、前記環状部材が直列に介挿保持され、前記導出口側
において、回転機構によって、前記パイプ本体の少なく
とも一部において前記環状部材に回転が付与されること
により、前記環状部材の前記内周壁部内を供給される前
記線材がスパイラルに曲げられるという本発明の技術的
思想に着眼し、更に研究開発を重ねた結果、環状部材が
その軸が交差自在に連結されているため、前記環状部材
の軸の交差角が変化する揺動を可能にし、前記線材およ
び環状部材の前記内周壁部の摩耗を均一にして、環状部
材の寿命を向上し、ランニングコストおよび段替え工数
を低減するという目的を達成する本発明に到達した。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の線材レイイング装置は、線材レイイング
装置において、基台に回転自在に保持される線材レイイ
ングヘッドパイプが、線材が導入される小径の導入口と
該線材が導出される大径の導出口との間を結ぶ案内孔内
で延在配置されるパイプ本体と、前記線材が供給される
内周壁部が形成され、軸が交差自在に回転連結され、前
記パイプ本体内の少なくとも一部に直列に挿入保持され
た環状部材と、前記パイプ本体の少なくとも一部におい
て回転を付与するとともに、前記環状部材に回転を付与
して、前記内周壁部内を供給される前記線材をスパイラ
ルに曲げる回転機構と、から成るものである。
の第1発明)の線材レイイング装置は、線材レイイング
装置において、基台に回転自在に保持される線材レイイ
ングヘッドパイプが、線材が導入される小径の導入口と
該線材が導出される大径の導出口との間を結ぶ案内孔内
で延在配置されるパイプ本体と、前記線材が供給される
内周壁部が形成され、軸が交差自在に回転連結され、前
記パイプ本体内の少なくとも一部に直列に挿入保持され
た環状部材と、前記パイプ本体の少なくとも一部におい
て回転を付与するとともに、前記環状部材に回転を付与
して、前記内周壁部内を供給される前記線材をスパイラ
ルに曲げる回転機構と、から成るものである。
【0014】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
線材レイイング装置は、線材が導入される小径の導入口
と該線材が導出される大径の導出口との間を結ぶ案内孔
内で延在配置されるパイプ本体の少なくとも一部におい
て、前記線材が供給される内周壁部が形成された環状部
材がその軸が交差自在に回転連結されるとともに、前記
環状部材が直列に介挿保持され、前記回転機構によっ
て、前記パイプ本体の少なくとも一部において前記環状
部材に回転が付与されることにより、前記環状部材の前
記内周壁部内を供給される前記線材がスパイラルに曲げ
られるので、前記環状部材の軸が交差自在に連結されて
いるため、前記環状部材の軸の交差角が変化する揺動を
可能にし、前記線材および環状部材の前記内周壁部の摩
耗を均一にして、環状部材の寿命を向上し、ランニング
コストおよび段替え工数を低減するという効果を奏す
る。
線材レイイング装置は、線材が導入される小径の導入口
と該線材が導出される大径の導出口との間を結ぶ案内孔
内で延在配置されるパイプ本体の少なくとも一部におい
て、前記線材が供給される内周壁部が形成された環状部
材がその軸が交差自在に回転連結されるとともに、前記
環状部材が直列に介挿保持され、前記回転機構によっ
て、前記パイプ本体の少なくとも一部において前記環状
部材に回転が付与されることにより、前記環状部材の前
記内周壁部内を供給される前記線材がスパイラルに曲げ
られるので、前記環状部材の軸が交差自在に連結されて
いるため、前記環状部材の軸の交差角が変化する揺動を
可能にし、前記線材および環状部材の前記内周壁部の摩
耗を均一にして、環状部材の寿命を向上し、ランニング
コストおよび段替え工数を低減するという効果を奏す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いてさらに詳細に説明する。
図面を用いてさらに詳細に説明する。
【0016】(第1実施形態)本第1実施形態の線材レ
イイング装置は、図1ないし図11に示されるように基
台と、略円錐状の円錐斜面33に沿うように該円錐斜面
の頂点から該円錐斜面の底面縁部まで連続し、該円錐斜
面の頂点に線材Wが導入される導入口31、該円錐斜面
の底面縁部に該線材Wが導出される導出口32、該導入
口31および該導出口32を結ぶ案内孔33が形成さ
れ、該円錐斜面の軸芯を中心として回転自在に該基台に
保持された線材レイイングヘッドパイプと、該線材レイ
イングヘッドパイプを回転させる駆動部とからなる。
イイング装置は、図1ないし図11に示されるように基
台と、略円錐状の円錐斜面33に沿うように該円錐斜面
の頂点から該円錐斜面の底面縁部まで連続し、該円錐斜
面の頂点に線材Wが導入される導入口31、該円錐斜面
の底面縁部に該線材Wが導出される導出口32、該導入
口31および該導出口32を結ぶ案内孔33が形成さ
れ、該円錐斜面の軸芯を中心として回転自在に該基台に
保持された線材レイイングヘッドパイプと、該線材レイ
イングヘッドパイプを回転させる駆動部とからなる。
【0017】前記線材レイイング装置において、該線材
レイイングヘッドパイプが、該導入口と該導出口とを結
ぶ前記案内孔33内で延在するパイプ本体3と、該パイ
プ本体内の少なくとも一部に直列に保持され、少なくと
も内周壁部101が潤滑性をもつ少なくとも1個または
2個以上の環状部材1で構成され、それらがガイドワイ
ヤー2あるいは、連結ピン10などにより、連結された
構造である。
レイイングヘッドパイプが、該導入口と該導出口とを結
ぶ前記案内孔33内で延在するパイプ本体3と、該パイ
プ本体内の少なくとも一部に直列に保持され、少なくと
も内周壁部101が潤滑性をもつ少なくとも1個または
2個以上の環状部材1で構成され、それらがガイドワイ
ヤー2あるいは、連結ピン10などにより、連結された
構造である。
【0018】前記レイイングヘッドパイプと環状部材1
との間に、軸が交差自在に連結され相対的なずれを生じ
させる方法として、1個または2個以上の前記環状部材
1は、少なくとも一部分が外部より歯車18、20、2
1、22、26、28あるいは、ベルト19などを介し
て強制的に回転できる機構を有し、環状部材回転用モー
タ17、27あるいは、レイイングヘッドの回転機構を
回転の動力源とし、歯車あるいは、ベルトなどの回転力
の伝達機構を介して、前記環状部材1および連結された
前記複数の環状部材の少なくとも一部が回転され、前記
環状部材1中を通過中、あるいは、待機中に強制的に環
状部材1および前記線材Wを回転させ得る機構とで構成
されているものである。
との間に、軸が交差自在に連結され相対的なずれを生じ
させる方法として、1個または2個以上の前記環状部材
1は、少なくとも一部分が外部より歯車18、20、2
1、22、26、28あるいは、ベルト19などを介し
て強制的に回転できる機構を有し、環状部材回転用モー
タ17、27あるいは、レイイングヘッドの回転機構を
回転の動力源とし、歯車あるいは、ベルトなどの回転力
の伝達機構を介して、前記環状部材1および連結された
前記複数の環状部材の少なくとも一部が回転され、前記
環状部材1中を通過中、あるいは、待機中に強制的に環
状部材1および前記線材Wを回転させ得る機構とで構成
されているものである。
【0019】上記構成より成る本第1実施形態の線材レ
イイング装置は、前記導出口側において、前記回転機構
によって、前記環状部材1の前記内周壁部101内を供
給される前記線材Wが、前記パイプ本体3の少なくとも
一部において、前記連結された環状部材の少なくとも一
部が係止され回転されることにより、前記環状部材1の
前記内周壁部101内を供給される前記線材Wがスパイ
ラルすなわちコイル状に曲げられる。
イイング装置は、前記導出口側において、前記回転機構
によって、前記環状部材1の前記内周壁部101内を供
給される前記線材Wが、前記パイプ本体3の少なくとも
一部において、前記連結された環状部材の少なくとも一
部が係止され回転されることにより、前記環状部材1の
前記内周壁部101内を供給される前記線材Wがスパイ
ラルすなわちコイル状に曲げられる。
【0020】上記作用を奏する本第1実施形態の線材レ
イイング装置は、前記環状部材1の回転に伴い前記内周
壁部101内を供給される前記線材Wがスパイラルすな
わちコイル状に曲げられるので、前記環状部材1がその
軸が交差自在に連結されているため、前記環状部材1の
軸の交差角が変化する回転および揺動を可能にし、潤滑
性能を有する前記環状部材の内周壁部101を均一に摩
耗させることにより、前記環状部材1の寿命を延長さ
せ、低いランニングコストで線材Wの表面に焼付き、傷
がない線材の供給を可能にするという効果を奏する。
イイング装置は、前記環状部材1の回転に伴い前記内周
壁部101内を供給される前記線材Wがスパイラルすな
わちコイル状に曲げられるので、前記環状部材1がその
軸が交差自在に連結されているため、前記環状部材1の
軸の交差角が変化する回転および揺動を可能にし、潤滑
性能を有する前記環状部材の内周壁部101を均一に摩
耗させることにより、前記環状部材1の寿命を延長さ
せ、低いランニングコストで線材Wの表面に焼付き、傷
がない線材の供給を可能にするという効果を奏する。
【0021】また本第1実施形態の線材レイイング装置
は、前記ガイドワイヤー2または連結ピン10などによ
る機械的な連結なため、隣り合う環状部材の軸が互いに
交差自在に連結され、要求される相対的なずれを生じさ
せ、確実に回転させ得るという効果を奏する。
は、前記ガイドワイヤー2または連結ピン10などによ
る機械的な連結なため、隣り合う環状部材の軸が互いに
交差自在に連結され、要求される相対的なずれを生じさ
せ、確実に回転させ得るという効果を奏する。
【0022】さらに本第1実施形態の線材レイイング装
置は、前記環状部材1に接触角が鈍角になるような導入
角が設けてあるとともに、前記環状部材1の摩耗し得る
半径方向の厚みを充分厚くすることがた出来るので、一
層の寿命向上が期待できるという効果を奏する。
置は、前記環状部材1に接触角が鈍角になるような導入
角が設けてあるとともに、前記環状部材1の摩耗し得る
半径方向の厚みを充分厚くすることがた出来るので、一
層の寿命向上が期待できるという効果を奏する。
【0023】また本第1実施形態の線材レイイング装置
は、前記回転機構によって、前記環状部材1の前記内周
壁部101内を供給される前記線材Wを、前記パイプ本
体3を少なくとも一部において回転させることにより、
前記パイプ本体3の全体を回転させ、前記環状部材1の
前記内周壁部101内を供給される前記線材Wのスパイ
ラルすなわちコイル状に曲げることを可能にするという
効果を奏する。
は、前記回転機構によって、前記環状部材1の前記内周
壁部101内を供給される前記線材Wを、前記パイプ本
体3を少なくとも一部において回転させることにより、
前記パイプ本体3の全体を回転させ、前記環状部材1の
前記内周壁部101内を供給される前記線材Wのスパイ
ラルすなわちコイル状に曲げることを可能にするという
効果を奏する。
【0024】(第2実施形態)本第2実施形態の線材レ
イイング装置は、図12に示されるようにレイイングヘ
ッドパイプ3と環状部材16との間に、相対的なずれを
生じさせる方法として、一個または連結された2個以上
の環状部材16の少なくとも一部が、外部からブレーキ
29などの機構によって係止することにより回転を付与
するようにした点が前記第1実施形態との相違点であ
り、以下相違点を中心に説明する。
イイング装置は、図12に示されるようにレイイングヘ
ッドパイプ3と環状部材16との間に、相対的なずれを
生じさせる方法として、一個または連結された2個以上
の環状部材16の少なくとも一部が、外部からブレーキ
29などの機構によって係止することにより回転を付与
するようにした点が前記第1実施形態との相違点であ
り、以下相違点を中心に説明する。
【0025】導入口31と導出口32とを結ぶ前記案内
孔33を形成するコーン25の大径の導出口側に連結環
状部材16を回転させる回転機構を構成するモータ26
および歯車22、28が配設される。
孔33を形成するコーン25の大径の導出口側に連結環
状部材16を回転させる回転機構を構成するモータ26
および歯車22、28が配設される。
【0026】前記コーン25の小径の導入口側におい
て、図9に示す様にブレーキ29を用いてパイプ本体3
を挾着することにより、パイプ本体3と連結環状部材1
6との間に相対的な回転速度を与えることにより、前記
線材Wに対して前記連結環状部材16中を通過中、ある
いは、待機中に強制的に回転が与えられる。
て、図9に示す様にブレーキ29を用いてパイプ本体3
を挾着することにより、パイプ本体3と連結環状部材1
6との間に相対的な回転速度を与えることにより、前記
線材Wに対して前記連結環状部材16中を通過中、ある
いは、待機中に強制的に回転が与えられる。
【0027】本第2実施形態の線材レイイング装置は、
前記ブレーキ29を用いてパイプ本体3の一端を挾着し
て係止した状態において、前記パイプ本体3の他端にお
いて前記回転機構によって前記パイプ本体3と連結環状
部材16との間に相対的な回転速度を与えることによ
り、前記線材Wに対して強制的に回転を与えるものであ
るので、前記線材に対して有効に回転を付与することが
出来るという効果を奏する。
前記ブレーキ29を用いてパイプ本体3の一端を挾着し
て係止した状態において、前記パイプ本体3の他端にお
いて前記回転機構によって前記パイプ本体3と連結環状
部材16との間に相対的な回転速度を与えることによ
り、前記線材Wに対して強制的に回転を与えるものであ
るので、前記線材に対して有効に回転を付与することが
出来るという効果を奏する。
【0028】(実施例)以下本発明をさらに具体化した
実施例につき、図面を用いてさらに詳細に説明する。
実施例につき、図面を用いてさらに詳細に説明する。
【0029】(第1実施例)本第1実施例の線材レイイ
ング装置は、図1および図2に示されるように線材Wが
供給される両端にテーパ部を備えた内周壁部101が形
成され、パイプ本体3内に直列に介挿保持された多数の
環状部材1が、ワイヤー2によって回転可能に連結され
ている点に特徴がある。
ング装置は、図1および図2に示されるように線材Wが
供給される両端にテーパ部を備えた内周壁部101が形
成され、パイプ本体3内に直列に介挿保持された多数の
環状部材1が、ワイヤー2によって回転可能に連結され
ている点に特徴がある。
【0030】図1および図2に示されるようにカーボン
のような潤滑性能を有する材料より成る中空円筒体の環
状部材1の長手方向に延在する小径のワイヤー挿入穴4
を、たとえば外周部近傍に90度間隔で4個所形成して
おき、該ワイヤー挿入穴4にワイヤー2が挿入されてい
る。
のような潤滑性能を有する材料より成る中空円筒体の環
状部材1の長手方向に延在する小径のワイヤー挿入穴4
を、たとえば外周部近傍に90度間隔で4個所形成して
おき、該ワイヤー挿入穴4にワイヤー2が挿入されてい
る。
【0031】前記ワイヤー2によって前記各環状部材1
を連結させることにより、湾曲したパイプ本体3の中に
おいても、連結した前記環状部材1の一部分のみを回転
させることにより、隣り合う環状部材1の軸が交差する
ように揺動させることにより、各環状部材1は全て回転
して、湾曲した前記パイプ本体3の曲率に沿う前記環状
部材1の姿勢を可能にするものである。
を連結させることにより、湾曲したパイプ本体3の中に
おいても、連結した前記環状部材1の一部分のみを回転
させることにより、隣り合う環状部材1の軸が交差する
ように揺動させることにより、各環状部材1は全て回転
して、湾曲した前記パイプ本体3の曲率に沿う前記環状
部材1の姿勢を可能にするものである。
【0032】上記構成および作用より成る第1実施例の
線材レイイング装置は、前記環状部材1は、前記線材W
の通過に伴い摩耗を生じるが、前記パイプ本体3内にお
いて前記環状部材1を徐々に回転させることにより、湾
曲した前記パイプ本体3に沿って前記環状部材1を揺動
させ、湾曲した前記パイプ本体3の曲率に沿う前記環状
部材1の姿勢を可能にするため、前記環状部材1の前記
内周壁面101を均一に摩耗させ、該内周壁面101が
前記ワイヤー挿入穴4の近傍に到達するまで環状部材1
を長期に亘り使用することができるとともに、前記環状
部材1の寿命を向上させることができるという効果を奏
する。
線材レイイング装置は、前記環状部材1は、前記線材W
の通過に伴い摩耗を生じるが、前記パイプ本体3内にお
いて前記環状部材1を徐々に回転させることにより、湾
曲した前記パイプ本体3に沿って前記環状部材1を揺動
させ、湾曲した前記パイプ本体3の曲率に沿う前記環状
部材1の姿勢を可能にするため、前記環状部材1の前記
内周壁面101を均一に摩耗させ、該内周壁面101が
前記ワイヤー挿入穴4の近傍に到達するまで環状部材1
を長期に亘り使用することができるとともに、前記環状
部材1の寿命を向上させることができるという効果を奏
する。
【0033】(第2実施例)本第2実施例の線材レイイ
ング装置は、図3に示されるように線材が供給される内
周壁部が形成され、パイプ本体3内に直列に介挿保持さ
れた多数の環状部材5が、外周に配設されたワイヤー2
によって軸が交差自在であって回転可能に連結されてい
る点に特徴がある。
ング装置は、図3に示されるように線材が供給される内
周壁部が形成され、パイプ本体3内に直列に介挿保持さ
れた多数の環状部材5が、外周に配設されたワイヤー2
によって軸が交差自在であって回転可能に連結されてい
る点に特徴がある。
【0034】図3に示されるように潤滑性能を有する環
状部材5の外周部長手方向に、ワイヤー挿入溝7をたと
えば4個所形成させておき、また該環状部材5に対して
一定の関係の長さ(例えば同一長さ)の環状部材補助リ
ング6をパイプ本体3と環状部材5の間に介挿し、その
環状部材補助リング6の内径面には環状部材5の外周部
に設けたワイヤー挿入溝7と同じ数のワイヤー挿入溝8
が設けられている。
状部材5の外周部長手方向に、ワイヤー挿入溝7をたと
えば4個所形成させておき、また該環状部材5に対して
一定の関係の長さ(例えば同一長さ)の環状部材補助リ
ング6をパイプ本体3と環状部材5の間に介挿し、その
環状部材補助リング6の内径面には環状部材5の外周部
に設けたワイヤー挿入溝7と同じ数のワイヤー挿入溝8
が設けられている。
【0035】前記ワイヤー挿入溝7、8にワイヤー2を
通し、各環状部材5を連結させることにより、湾曲した
パイプ本体3の中においても、連結した環状部材5の一
部分のみを回転させることにより、前記環状部材5を全
て回転させ、湾曲した前記パイプ本体3の曲率に沿う前
記環状部材5の姿勢を可能にするものである。
通し、各環状部材5を連結させることにより、湾曲した
パイプ本体3の中においても、連結した環状部材5の一
部分のみを回転させることにより、前記環状部材5を全
て回転させ、湾曲した前記パイプ本体3の曲率に沿う前
記環状部材5の姿勢を可能にするものである。
【0036】上記構成および作用より成る第2実施例の
線材レイイング装置は、前記環状部材補助リング6はリ
サイクル可能であり、高価な環状部材5の外径を小さ
く、即ち体積を小さくすることができるため、環状部材
5を安価に入手することができるとともに、該環状部材
5の残材も少なくでき、無駄なく環状部材5を使用する
ことができるという効果を奏する。
線材レイイング装置は、前記環状部材補助リング6はリ
サイクル可能であり、高価な環状部材5の外径を小さ
く、即ち体積を小さくすることができるため、環状部材
5を安価に入手することができるとともに、該環状部材
5の残材も少なくでき、無駄なく環状部材5を使用する
ことができるという効果を奏する。
【0037】(第3実施例)本第3実施例の線材レイイ
ング装置は、図4および図5に示されるように線材が供
給される内周壁部が形成され、パイプ本体3内に直列に
介挿保持された多数の環状部材9が、一端に配設された
連結ピン10によって軸が交差自在であって回転可能に
連結されている点に特徴がある。
ング装置は、図4および図5に示されるように線材が供
給される内周壁部が形成され、パイプ本体3内に直列に
介挿保持された多数の環状部材9が、一端に配設された
連結ピン10によって軸が交差自在であって回転可能に
連結されている点に特徴がある。
【0038】図4および図5に示されるように潤滑性能
を有する環状部材9は、一端に4本の連結ピン10が半
径方向に突設される段付き小径部が形成され、他端には
中央部に軸方向の円形の穴部が穿設されるとともに、外
周突出部には前記連結ピン10が挿入される長穴形状の
切り欠き部91が設けられている。
を有する環状部材9は、一端に4本の連結ピン10が半
径方向に突設される段付き小径部が形成され、他端には
中央部に軸方向の円形の穴部が穿設されるとともに、外
周突出部には前記連結ピン10が挿入される長穴形状の
切り欠き部91が設けられている。
【0039】上述した様な形状の多数の前記環状部材9
を前記連結ピン10によって連結させることにより、湾
曲したパイプ本体3の中においても、連結した環状部材
9を揺動回転させることにより、前記環状部材9を全て
回転させ、湾曲した前記パイプ本体3の曲率に沿う前記
環状部材5の姿勢を可能にするものである。
を前記連結ピン10によって連結させることにより、湾
曲したパイプ本体3の中においても、連結した環状部材
9を揺動回転させることにより、前記環状部材9を全て
回転させ、湾曲した前記パイプ本体3の曲率に沿う前記
環状部材5の姿勢を可能にするものである。
【0040】上記構成および作用より成る第3実施例の
線材レイイング装置は、前記環状部材9は、前記線材の
通過に伴い摩耗を生じるが、前記パイプ本体3内におい
て前記環状部材9を徐々に回転させることにより、湾曲
した前記パイプ本体3の曲率に沿う前記環状部材9の姿
勢を可能にするため、前記環状部材9の内周壁面を均一
に摩耗させ、該内周壁面が前記連結ピン10の挿入穴の
近傍に到達するまで環状部材9を長期に亘り使用するこ
とができるとともに、前記環状部材9の寿命を向上させ
ることができるという効果を奏する。
線材レイイング装置は、前記環状部材9は、前記線材の
通過に伴い摩耗を生じるが、前記パイプ本体3内におい
て前記環状部材9を徐々に回転させることにより、湾曲
した前記パイプ本体3の曲率に沿う前記環状部材9の姿
勢を可能にするため、前記環状部材9の内周壁面を均一
に摩耗させ、該内周壁面が前記連結ピン10の挿入穴の
近傍に到達するまで環状部材9を長期に亘り使用するこ
とができるとともに、前記環状部材9の寿命を向上させ
ることができるという効果を奏する。
【0041】(第4実施例)本第4実施例の線材レイイ
ング装置は、図6に示されるように線材が供給される内
周壁部が形成され、パイプ本体3内に直列に介挿保持さ
れた多数の環状部材11が、一端に形成されたアームを
隣り合う環状部材11の他端に形成された切欠に係合さ
せる点に特徴がある。
ング装置は、図6に示されるように線材が供給される内
周壁部が形成され、パイプ本体3内に直列に介挿保持さ
れた多数の環状部材11が、一端に形成されたアームを
隣り合う環状部材11の他端に形成された切欠に係合さ
せる点に特徴がある。
【0042】図6に示されるように前記第3実施例の連
結ピンの代わりに、前記環状部材11自体に連結機構を
一体的に形成したものである。本第4実施例では、前記
環状部材11の一方の端部には前記連結ピンに相当する
アーム12がたとえば4個所設けてあり、反対側の端部
にはアーム12が挿入できる長穴形状の切り欠き部11
1が形成されている。
結ピンの代わりに、前記環状部材11自体に連結機構を
一体的に形成したものである。本第4実施例では、前記
環状部材11の一方の端部には前記連結ピンに相当する
アーム12がたとえば4個所設けてあり、反対側の端部
にはアーム12が挿入できる長穴形状の切り欠き部11
1が形成されている。
【0043】上述したように連結した前記環状部材11
は、湾曲したパイプ本体3の中においても、連結した環
状部材11を揺動回転させることにより、前記環状部材
11を全て回転させ、湾曲した前記パイプ本体3の曲率
に沿う前記環状部材5の姿勢を可能にするものである。
は、湾曲したパイプ本体3の中においても、連結した環
状部材11を揺動回転させることにより、前記環状部材
11を全て回転させ、湾曲した前記パイプ本体3の曲率
に沿う前記環状部材5の姿勢を可能にするものである。
【0044】上記構成および作用より成る第4実施例の
線材レイイング装置は、前記環状部材11は、前記線材
の通過に伴い摩耗を生じるが、前記パイプ本体3内にお
いて前記環状部材11を徐々に回転させることにより、
湾曲した前記パイプ本体3の曲率に沿う前記環状部材9
の姿勢を可能にするため、前記環状部材11の内周壁面
を均一に摩耗させ、該内周壁面が前記アーム12および
前記切り欠き部111の近傍に到達するまで環状部材1
1を長期に亘り使用することができるとともに、前記環
状部材9の寿命を向上させることができるという効果を
奏する。
線材レイイング装置は、前記環状部材11は、前記線材
の通過に伴い摩耗を生じるが、前記パイプ本体3内にお
いて前記環状部材11を徐々に回転させることにより、
湾曲した前記パイプ本体3の曲率に沿う前記環状部材9
の姿勢を可能にするため、前記環状部材11の内周壁面
を均一に摩耗させ、該内周壁面が前記アーム12および
前記切り欠き部111の近傍に到達するまで環状部材1
1を長期に亘り使用することができるとともに、前記環
状部材9の寿命を向上させることができるという効果を
奏する。
【0045】(第5実施例)本第5実施例の線材レイイ
ング装置は、図7に示されるように線材が供給される内
周壁部が形成され、パイプ本体3内に直列に介挿保持さ
れた多数の環状部材13が、外周部に半径方向外方に突
設された連結ピン10によって軸が交差自在であって回
転可能に連結されている点に特徴がある。
ング装置は、図7に示されるように線材が供給される内
周壁部が形成され、パイプ本体3内に直列に介挿保持さ
れた多数の環状部材13が、外周部に半径方向外方に突
設された連結ピン10によって軸が交差自在であって回
転可能に連結されている点に特徴がある。
【0046】図7に示されるように潤滑性能を有する環
状部材13の外周部に連結ピン15が設置できる穴が、
たとえば4個所半径方向に穿設されており、前記環状部
材13とパイプ本体3との間にたとえば金網チューブの
ように自由に変形可能なフレキシブルガイドチューブ1
4を介挿し、該環状部材13とフレキシブルガイドチュ
ーブ14を前記連結ピン15で連結させるものである。
状部材13の外周部に連結ピン15が設置できる穴が、
たとえば4個所半径方向に穿設されており、前記環状部
材13とパイプ本体3との間にたとえば金網チューブの
ように自由に変形可能なフレキシブルガイドチューブ1
4を介挿し、該環状部材13とフレキシブルガイドチュ
ーブ14を前記連結ピン15で連結させるものである。
【0047】湾曲したパイプ本体3の中においても、連
結したフレキシブルガイドチューブ14の一部分を回転
させて、連結した環状部材13を回転させることによ
り、前記環状部材13の全体を回転させ、湾曲した前記
パイプ本体3の曲率に沿う前記環状部材5の姿勢を可能
にするものである。
結したフレキシブルガイドチューブ14の一部分を回転
させて、連結した環状部材13を回転させることによ
り、前記環状部材13の全体を回転させ、湾曲した前記
パイプ本体3の曲率に沿う前記環状部材5の姿勢を可能
にするものである。
【0048】上記構成および作用より成る第5実施例の
線材レイイング装置は、前記環状部材11は、前記線材
の通過に伴い摩耗を生じるが、前記パイプ本体3内にお
いて前記環状部材13を徐々に回転させることにより、
湾曲した前記パイプ本体3の曲率に沿う前記環状部材1
3の姿勢を可能にするため、前記環状部材13の内周壁
面を均一に摩耗させ、該内周壁面が前記連結ピン15が
設置できる穴の近傍に到達するまで環状部材1を長期に
亘り使用することができるとともに、前記環状部材9の
寿命を向上させることができるという効果を奏する。
線材レイイング装置は、前記環状部材11は、前記線材
の通過に伴い摩耗を生じるが、前記パイプ本体3内にお
いて前記環状部材13を徐々に回転させることにより、
湾曲した前記パイプ本体3の曲率に沿う前記環状部材1
3の姿勢を可能にするため、前記環状部材13の内周壁
面を均一に摩耗させ、該内周壁面が前記連結ピン15が
設置できる穴の近傍に到達するまで環状部材1を長期に
亘り使用することができるとともに、前記環状部材9の
寿命を向上させることができるという効果を奏する。
【0049】(第6実施例)本第6実施例の線材レイイ
ング装置は、図8に示されるようにパイプ本体3の少な
くとも1個所において、駆動用モータ17を用いて連結
環状部材16を回転させる点に特徴がある。
ング装置は、図8に示されるようにパイプ本体3の少な
くとも1個所において、駆動用モータ17を用いて連結
環状部材16を回転させる点に特徴がある。
【0050】所定の曲率で湾曲された前記パイプ本体3
の少なくとも1個所において、図8に示される前記駆動
用モータ17を用いて、前記連結環状部材16に取付け
られた歯車18を回転させることにより、線材が連結環
状部材16中を通過中、あるいは待機中に強制的に連結
環状部材16を回転させるものである。回転速度は、線
材通過により前記連結環状部材16の内面に摩耗溝が形
成されない範囲内に設定される。本第6実施例において
は、後述する第8または第9実施例と同様の回転機構
(図示せず)によって前記パイプ本体3が回転駆動され
る。
の少なくとも1個所において、図8に示される前記駆動
用モータ17を用いて、前記連結環状部材16に取付け
られた歯車18を回転させることにより、線材が連結環
状部材16中を通過中、あるいは待機中に強制的に連結
環状部材16を回転させるものである。回転速度は、線
材通過により前記連結環状部材16の内面に摩耗溝が形
成されない範囲内に設定される。本第6実施例において
は、後述する第8または第9実施例と同様の回転機構
(図示せず)によって前記パイプ本体3が回転駆動され
る。
【0051】上記構成および作用の本第6実施例の線材
レイイング装置は、前記駆動用モータ17を用いて、前
記歯車18を介して前記連結環状部材16の1個所を回
転させることにより、前記環状部材13の全体を回転さ
せることを可能にするという効果を奏する。
レイイング装置は、前記駆動用モータ17を用いて、前
記歯車18を介して前記連結環状部材16の1個所を回
転させることにより、前記環状部材13の全体を回転さ
せることを可能にするという効果を奏する。
【0052】また本第6実施例の線材レイイング装置
は、湾曲した前記パイプ本体3の曲率に沿う前記環状部
材5の姿勢を可能にして、供給される前記線材を曲げ成
形する前記環状部材13の内周壁面を均一に摩耗させ、
前記連結環状部材16を長期に亘り使用することが出来
るとともに、前記連結環状部材16の寿命を向上させる
ことができるという効果を奏する。
は、湾曲した前記パイプ本体3の曲率に沿う前記環状部
材5の姿勢を可能にして、供給される前記線材を曲げ成
形する前記環状部材13の内周壁面を均一に摩耗させ、
前記連結環状部材16を長期に亘り使用することが出来
るとともに、前記連結環状部材16の寿命を向上させる
ことができるという効果を奏する。
【0053】(第7実施例)本第7実施例の線材レイイ
ング装置は、図9に示されるようにパイプ本体3の少な
くとも1個所において、駆動用モータ17によってベル
ト19を介して連結環状部材16を回転させる点に特徴
がある。
ング装置は、図9に示されるようにパイプ本体3の少な
くとも1個所において、駆動用モータ17によってベル
ト19を介して連結環状部材16を回転させる点に特徴
がある。
【0054】所定の曲率で湾曲された前記パイプ本体3
の少なくとも1個所において、図9に示されるように駆
動用モータ17によって前記ベルト19を介して前記連
結環状部材16に取付けられたプーリ20を回転させる
ことにより、線材が連結環状部材16中を通過中、ある
いは、待機中に強制的に前記連結環状部材16を回転さ
せるものである。回転速度は、線材通過により連結環状
部材16の内面に摩耗溝が形成されない範囲内に設定さ
れる。本第7実施例においては、後述する第8または第
9実施例と同様の回転機構(図示せず)によって、前記
パイプ本体3が回転駆動される。
の少なくとも1個所において、図9に示されるように駆
動用モータ17によって前記ベルト19を介して前記連
結環状部材16に取付けられたプーリ20を回転させる
ことにより、線材が連結環状部材16中を通過中、ある
いは、待機中に強制的に前記連結環状部材16を回転さ
せるものである。回転速度は、線材通過により連結環状
部材16の内面に摩耗溝が形成されない範囲内に設定さ
れる。本第7実施例においては、後述する第8または第
9実施例と同様の回転機構(図示せず)によって、前記
パイプ本体3が回転駆動される。
【0055】上記構成および作用の本第7実施例の線材
レイイング装置は、前記駆動用モータ17を用いて、前
記ベルト19を介して前記連結環状部材16の1個所を
回転させることにより、前記環状部材13の全体を回転
させることを可能にするという効果を奏する。
レイイング装置は、前記駆動用モータ17を用いて、前
記ベルト19を介して前記連結環状部材16の1個所を
回転させることにより、前記環状部材13の全体を回転
させることを可能にするという効果を奏する。
【0056】また本第7実施例の線材レイイング装置
は、湾曲した前記パイプ本体3の曲率に沿う前記環状部
材5の姿勢を可能にして、供給される前記線材を曲げ成
形する前記環状部材13の内周壁面を均一に摩耗させ、
前記連結環状部材16を長期に亘り使用することができ
るとともに、前記連結環状部材16の寿命を向上させる
ことができるという効果を奏する。
は、湾曲した前記パイプ本体3の曲率に沿う前記環状部
材5の姿勢を可能にして、供給される前記線材を曲げ成
形する前記環状部材13の内周壁面を均一に摩耗させ、
前記連結環状部材16を長期に亘り使用することができ
るとともに、前記連結環状部材16の寿命を向上させる
ことができるという効果を奏する。
【0057】さらに本第7実施例の線材レイイング装置
は、前記駆動用モータ17の回転駆動力を前記ベルト1
9を介して前記連結環状部材16に取付けられたプーリ
20に伝達するものであるため、前記駆動用モータ17
と前記プーリとの間にベルト19の長さの設定によって
任意の距離をおくことが出来るという効果を奏する。
は、前記駆動用モータ17の回転駆動力を前記ベルト1
9を介して前記連結環状部材16に取付けられたプーリ
20に伝達するものであるため、前記駆動用モータ17
と前記プーリとの間にベルト19の長さの設定によって
任意の距離をおくことが出来るという効果を奏する。
【0058】(第8実施例)本第8実施例の線材レイイ
ング装置は、図10および図11に示されるようにパイ
プ本体3の少なくとも1個所において、駆動用モータ2
7によって連結環状部材16を回転させるとともにリン
グ23の軸心回りに公転させる点に特徴がある。
ング装置は、図10および図11に示されるようにパイ
プ本体3の少なくとも1個所において、駆動用モータ2
7によって連結環状部材16を回転させるとともにリン
グ23の軸心回りに公転させる点に特徴がある。
【0059】前記連結環状部材16を回転させる方法
は、図10および図11に示されるように前記連結環状
部材16に取付けられた歯車21は、リング23の内歯
歯車22と常時噛み合わされており、またリング23は
コーン25の外周端に取付けられたベアリング24上に
相対回転自在に設置してあり、前記パイプ本体3と前記
リング23は相対的に回転可能な構造となっている。
は、図10および図11に示されるように前記連結環状
部材16に取付けられた歯車21は、リング23の内歯
歯車22と常時噛み合わされており、またリング23は
コーン25の外周端に取付けられたベアリング24上に
相対回転自在に設置してあり、前記パイプ本体3と前記
リング23は相対的に回転可能な構造となっている。
【0060】前記リング23の外周壁には外歯歯車26
が形成され、可変速モータ27に取付けた歯車28と噛
み合っている。通常、前記コーン25及び前記パイプ本
体3は一体となって回転しているが、この場合は、連結
環状部材16及び連結環状部材16に取付けられた歯車
21は、リング23、ベアリング24、コーン25、パ
イプ本体3が一体となって回転する。
が形成され、可変速モータ27に取付けた歯車28と噛
み合っている。通常、前記コーン25及び前記パイプ本
体3は一体となって回転しているが、この場合は、連結
環状部材16及び連結環状部材16に取付けられた歯車
21は、リング23、ベアリング24、コーン25、パ
イプ本体3が一体となって回転する。
【0061】ここで、前記可変速モータ27を減速ある
いは、加速することにより前記リング23と前記コーン
25との間に相対的な速度差が生じるため、前記リング
23の前記内歯歯車22は、前記連結環状部材16に取
付けられた歯車21を回転させることができるので、前
記線材が供給される所定の曲率で湾曲した前記パイプ本
体3および前記連結環状部材16が前記導出口32の軸
芯からオフセットして係止され、回転および公転され
る。
いは、加速することにより前記リング23と前記コーン
25との間に相対的な速度差が生じるため、前記リング
23の前記内歯歯車22は、前記連結環状部材16に取
付けられた歯車21を回転させることができるので、前
記線材が供給される所定の曲率で湾曲した前記パイプ本
体3および前記連結環状部材16が前記導出口32の軸
芯からオフセットして係止され、回転および公転され
る。
【0062】上記構成および作用の本第8実施例の線材
レイイング装置は、前記駆動用モータ27を用いて、前
記リング23の前記内歯歯車22を介して前記歯車21
および前記連結環状部材16の1個所を回転および公転
させることにより、前記環状部材13の全体を効率良く
回転させることを可能にするという効果を奏する。
レイイング装置は、前記駆動用モータ27を用いて、前
記リング23の前記内歯歯車22を介して前記歯車21
および前記連結環状部材16の1個所を回転および公転
させることにより、前記環状部材13の全体を効率良く
回転させることを可能にするという効果を奏する。
【0063】また本第8実施例の線材レイイング装置
は、湾曲した前記パイプ本体3の曲率に沿う前記連結環
状部材16の姿勢を可能にして、前記内周壁部内を供給
される前記線材を曲げ成形する前記連結環状部材16の
内周壁面を均一に摩耗させ、前記連結環状部材16を長
期に亘り使用することができるとともに、前記連結環状
部材16の寿命を向上させることができるという効果を
奏する。
は、湾曲した前記パイプ本体3の曲率に沿う前記連結環
状部材16の姿勢を可能にして、前記内周壁部内を供給
される前記線材を曲げ成形する前記連結環状部材16の
内周壁面を均一に摩耗させ、前記連結環状部材16を長
期に亘り使用することができるとともに、前記連結環状
部材16の寿命を向上させることができるという効果を
奏する。
【0064】(第9実施例)本第9実施例の線材レイイ
ング装置は、図12に示されるようにパイプ本体3の一
端において連結環状部材16を挾着して係止させるとと
もに、他端において連結環状部材16を回転およびリン
グ23の軸心回りに公転させる点に特徴がある。
ング装置は、図12に示されるようにパイプ本体3の一
端において連結環状部材16を挾着して係止させるとと
もに、他端において連結環状部材16を回転およびリン
グ23の軸心回りに公転させる点に特徴がある。
【0065】本第9実施例における前記連結環状部材1
6を回転させる方法は、湾曲した前記パイプ本体3の線
材の入口部分である導入口31において、図12に示さ
れるようにブレーキ29を用いて前記パイプ本体3を挾
着した状態において、線材の出口部分であるコーン25
の大径部において、前記連結環状部材16が前記リング
23の内歯歯車22によって回転およびリング23の軸
心回りに公転させることにより、前記連結環状部材16
との間に相対的な回転速度を、前記線材が前記連結環状
部材16中を通過中あるいは待機中に強制的に与える。
回転速度は、線材通過により連結環状部材16の内面に
摩耗溝が形成されない範囲内に設定される。
6を回転させる方法は、湾曲した前記パイプ本体3の線
材の入口部分である導入口31において、図12に示さ
れるようにブレーキ29を用いて前記パイプ本体3を挾
着した状態において、線材の出口部分であるコーン25
の大径部において、前記連結環状部材16が前記リング
23の内歯歯車22によって回転およびリング23の軸
心回りに公転させることにより、前記連結環状部材16
との間に相対的な回転速度を、前記線材が前記連結環状
部材16中を通過中あるいは待機中に強制的に与える。
回転速度は、線材通過により連結環状部材16の内面に
摩耗溝が形成されない範囲内に設定される。
【0066】本第9実施例の線材レイイング装置は、前
記ブレーキ29を用いてパイプ本体3の一端を挾着して
係止した状態において、湾曲した前記パイプ本体3の他
端において前記回転機構によって前記パイプ本体3と連
結環状部材16との間に相対的な回転速度を与えること
により、一端が係止拘束された前記線材に対して強制的
に回転を与えるものであるので、湾曲された前記パイプ
本体3および挿入された前記連結環状部材16によって
曲げ成形された前記線材に対して有効に回転を付与する
ことが出来るという効果を奏する。
記ブレーキ29を用いてパイプ本体3の一端を挾着して
係止した状態において、湾曲した前記パイプ本体3の他
端において前記回転機構によって前記パイプ本体3と連
結環状部材16との間に相対的な回転速度を与えること
により、一端が係止拘束された前記線材に対して強制的
に回転を与えるものであるので、湾曲された前記パイプ
本体3および挿入された前記連結環状部材16によって
曲げ成形された前記線材に対して有効に回転を付与する
ことが出来るという効果を奏する。
【0067】(第10実施例)本第10実施例の線材レ
イイング装置は、図13に示されるようにパイプ本体3
内に連結して介挿される連結環状部材16の両端にハの
字状のテーパ部を形成する点に特徴がある。
イイング装置は、図13に示されるようにパイプ本体3
内に連結して介挿される連結環状部材16の両端にハの
字状のテーパ部を形成する点に特徴がある。
【0068】本第10実施例の線材レイイング装置は、
前記パイプ本体3内において前記環状部材16を徐々に
回転させることにより、湾曲した前記パイプ本体3に沿
って前記連結環状部材16を揺動させる時、連結環状部
材16の両端にハの字状のテーパ部が形成されているの
で、図1に示される前記第1実施例に比べて隣り合う前
記連結環状部材16の外方の隙間を小さくして軸方向の
位置ズレを抑制して、前記連結環状部材16の回転連絡
の効率を高め、図14に示されるようなレイイング巻取
装置の曲げ成形および巻取の効率を高めるという効果を
奏する。
前記パイプ本体3内において前記環状部材16を徐々に
回転させることにより、湾曲した前記パイプ本体3に沿
って前記連結環状部材16を揺動させる時、連結環状部
材16の両端にハの字状のテーパ部が形成されているの
で、図1に示される前記第1実施例に比べて隣り合う前
記連結環状部材16の外方の隙間を小さくして軸方向の
位置ズレを抑制して、前記連結環状部材16の回転連絡
の効率を高め、図14に示されるようなレイイング巻取
装置の曲げ成形および巻取の効率を高めるという効果を
奏する。
【0069】また本第10実施例の線材レイイング装置
は、図1に示されるように外方に突出して湾曲した前記
パイプ本体3内に介挿されている隣り合う前記連結環状
部材16の内方側のテーパ部161全体で当接するた
め、図1に示される前記第1実施例に比べて面圧を低減
して、摩耗を抑制するという効果を奏する。
は、図1に示されるように外方に突出して湾曲した前記
パイプ本体3内に介挿されている隣り合う前記連結環状
部材16の内方側のテーパ部161全体で当接するた
め、図1に示される前記第1実施例に比べて面圧を低減
して、摩耗を抑制するという効果を奏する。
【0070】また本第10実施例装置は、湾曲した前記
パイプ本体3の曲率に滑らかに沿う前記環状部材1の姿
勢を可能にするため、前記線材を曲げ成形する前記環状
部材1の内周壁面を均一に摩耗させるとともに、前記第
1実施例と同様に該内周壁面が前記ワイヤー挿入穴4の
近傍に到達するまで環状部材1を長期に亘り使用するこ
とができるとともに、前記連結環状部材16の寿命を向
上させることができるという効果を奏する。
パイプ本体3の曲率に滑らかに沿う前記環状部材1の姿
勢を可能にするため、前記線材を曲げ成形する前記環状
部材1の内周壁面を均一に摩耗させるとともに、前記第
1実施例と同様に該内周壁面が前記ワイヤー挿入穴4の
近傍に到達するまで環状部材1を長期に亘り使用するこ
とができるとともに、前記連結環状部材16の寿命を向
上させることができるという効果を奏する。
【0071】上述の実施形態および実施例は、説明のた
めに例示したもので、本発明としてはそれらに限定され
るものでは無く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明お
よび図面の記載から当業者が認識することができる本発
明の技術的思想に反しない限り、変更および付加が可能
である。
めに例示したもので、本発明としてはそれらに限定され
るものでは無く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明お
よび図面の記載から当業者が認識することができる本発
明の技術的思想に反しない限り、変更および付加が可能
である。
【0072】前記第1実施例においては、一例として4
本のワイヤによって環状部材を連結する例について説明
したが、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、図15に示されるように上下2個のワイヤ挿入穴4
に挿入された2本のワイヤによって環状部材1を連結し
ても良く、また3本のワイヤによって環状部材を連結し
ても良く(図示せず)、さらに5本以上のワイヤによっ
て環状部材を連結しても良いものである。
本のワイヤによって環状部材を連結する例について説明
したが、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、図15に示されるように上下2個のワイヤ挿入穴4
に挿入された2本のワイヤによって環状部材1を連結し
ても良く、また3本のワイヤによって環状部材を連結し
ても良く(図示せず)、さらに5本以上のワイヤによっ
て環状部材を連結しても良いものである。
【0073】前記第10実施例においては、一例として
連結環状部材16の両端にハの字状のテーパ部を形成す
る例について説明したが、本発明としてはそれらに限定
されるものでは無く、両端にハの字状のテーパ部を形成
した連結環状部材16を適当なピッチで直列の連結環状
部材16内に介挿しても良いものである。
連結環状部材16の両端にハの字状のテーパ部を形成す
る例について説明したが、本発明としてはそれらに限定
されるものでは無く、両端にハの字状のテーパ部を形成
した連結環状部材16を適当なピッチで直列の連結環状
部材16内に介挿しても良いものである。
【図1】本発明の第1実施形態および第1実施例の線材
レイイング装置の環状部材の連結態様を示す部分断面図
である。
レイイング装置の環状部材の連結態様を示す部分断面図
である。
【図2】本第1実施形態および第1実施例の線材レイイ
ング装置の環状部材の連結態様を示す図1中のA−A線
に沿う横断面図およびB部拡大断面図である。
ング装置の環状部材の連結態様を示す図1中のA−A線
に沿う横断面図およびB部拡大断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態および第2実施例の線材
レイイング装置の環状部材の連結態様を示す横断面図お
よびC部拡大断面図である。
レイイング装置の環状部材の連結態様を示す横断面図お
よびC部拡大断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態および第3実施例の線材
レイイング装置の環状部材の連結態様を示す部分断面図
である。
レイイング装置の環状部材の連結態様を示す部分断面図
である。
【図5】本第1実施形態および第3実施例の線材レイイ
ング装置の環状部材の連結態様を示す図4中のB−B線
に沿う横断面図である。
ング装置の環状部材の連結態様を示す図4中のB−B線
に沿う横断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態および第4実施例の線材
レイイング装置の環状部材の連結態様を示す部分欠截断
面図である。
レイイング装置の環状部材の連結態様を示す部分欠截断
面図である。
【図7】本発明の第1実施形態および第5実施例の線材
レイイング装置の環状部材の連結態様を示す部分欠截断
面図である。
レイイング装置の環状部材の連結態様を示す部分欠截断
面図である。
【図8】本発明の第1実施形態および第6実施例の線材
レイイング装置の回転機構を示す要部断面図である。
レイイング装置の回転機構を示す要部断面図である。
【図9】本発明の第1実施形態および第7実施例の線材
レイイング装置の回転機構を示す要部断面図である。
レイイング装置の回転機構を示す要部断面図である。
【図10】本発明の第1実施形態および第8実施例の線
材レイイング装置の回転機構を示す側面図である。
材レイイング装置の回転機構を示す側面図である。
【図11】本第1実施形態および第8実施例の線材レイ
イング装置および回転機構を示す断面図である。
イング装置および回転機構を示す断面図である。
【図12】本発明の第2実施形態および第9実施例の線
材レイイング装置および回転機構を示す断面図である。
材レイイング装置および回転機構を示す断面図である。
【図13】本発明の第10実施例の線材レイイング装置
の環状部材を示す正面図である。
の環状部材を示す正面図である。
【図14】本第10実施例の環状部材を用いたレイイン
グ巻取装置示す断面図である。
グ巻取装置示す断面図である。
【図15】本発明の線材レイイング装置のその他の実施
例の環状部材を示す正面図および側面図である。
例の環状部材を示す正面図および側面図である。
【図16】従来の線材レイイング装置のパイプ本体の一
部における螺旋形スプリングの摩耗の前後の状態を示す
断面図である。
部における螺旋形スプリングの摩耗の前後の状態を示す
断面図である。
1 環状部材 3 パイプ本体 17、18 回転機構 31 導入口 32 導出口 33 案内孔 101 内周壁部 W 線材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松江 活人 愛知県東海市荒尾町ワノ割1番地 愛知製 鋼株式会社内 (72)発明者 黒田 英晃 愛知県東海市荒尾町ワノ割1番地 愛知製 鋼株式会社内 (72)発明者 花田 健 愛知県東海市荒尾町ワノ割1番地 愛知製 鋼株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 線材レイイング装置において、 基台に回転自在に保持される線材レイイングヘッドパイ
プが、 線材が導入される小径の導入口と該線材が導出される大
径の導出口との間を結ぶ案内孔内で延在配置されるパイ
プ本体と、 前記線材が供給される内周壁部が形成され、軸が交差自
在に回転連結され、前記パイプ本体内の少なくとも一部
に直列に挿入保持された環状部材と、 前記パイプ本体の少なくとも一部において回転を付与す
るとともに、前記環状部材に回転を付与して、前記内周
壁部内を供給される前記線材をスパイラルに曲げる回転
機構と、から成ることを特徴とする線材レイイング装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6472298A JPH11244937A (ja) | 1998-02-28 | 1998-02-28 | 線材レイイング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6472298A JPH11244937A (ja) | 1998-02-28 | 1998-02-28 | 線材レイイング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11244937A true JPH11244937A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=13266341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6472298A Pending JPH11244937A (ja) | 1998-02-28 | 1998-02-28 | 線材レイイング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11244937A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002219511A (ja) * | 2001-01-26 | 2002-08-06 | Fujiki Kosan Kk | 熱間圧延材の誘導ガイド部材、誘導ガイド及びレイイングパイプ |
KR100928581B1 (ko) | 2007-10-12 | 2009-11-25 | 주식회사 포스코 | 선재 권취기의 분할 곡선 가이드 |
CN103008396A (zh) * | 2011-09-26 | 2013-04-03 | 西门子工业公司 | 具有模块化结构的轧机吐丝管 |
KR101652855B1 (ko) * | 2015-02-24 | 2016-09-01 | 김용호 | 레잉 헤드 파이프 |
-
1998
- 1998-02-28 JP JP6472298A patent/JPH11244937A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002219511A (ja) * | 2001-01-26 | 2002-08-06 | Fujiki Kosan Kk | 熱間圧延材の誘導ガイド部材、誘導ガイド及びレイイングパイプ |
KR100928581B1 (ko) | 2007-10-12 | 2009-11-25 | 주식회사 포스코 | 선재 권취기의 분할 곡선 가이드 |
CN103008396A (zh) * | 2011-09-26 | 2013-04-03 | 西门子工业公司 | 具有模块化结构的轧机吐丝管 |
CN103008395A (zh) * | 2011-09-26 | 2013-04-03 | 西门子工业公司 | 轧机线圈成型吐丝机 |
CN103008397A (zh) * | 2011-09-26 | 2013-04-03 | 西门子工业公司 | 包括具有嵌套层构造的路径或管道的轧机线圈成型吐丝机 |
WO2013048800A1 (en) * | 2011-09-26 | 2013-04-04 | Siemens Industry, Inc. | Rolling mill coil-forming laying head with path or pipe having laterally joined segmented construction |
KR101652855B1 (ko) * | 2015-02-24 | 2016-09-01 | 김용호 | 레잉 헤드 파이프 |
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