JPH11244851A - 浄化装置および造水方法 - Google Patents
浄化装置および造水方法Info
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- JPH11244851A JPH11244851A JP10045155A JP4515598A JPH11244851A JP H11244851 A JPH11244851 A JP H11244851A JP 10045155 A JP10045155 A JP 10045155A JP 4515598 A JP4515598 A JP 4515598A JP H11244851 A JPH11244851 A JP H11244851A
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- Japan
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- Physical Water Treatments (AREA)
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】煩雑な設定をせずに緊急時などにも容易に浄水
を供給することのできる、浄化装置および造水方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】浄化装置において、プール水を濾過する濾
過機と、その濾過機による濾過水を殺菌処理して殺菌水
を得る殺菌手段と、殺菌水の少なくとも一部を浄化して
浄水を得る中空糸膜モジュールと、浄水を系外に供給す
る給水手段と、浄水を残余の殺菌水とともにプールへ循
環する手段とを設ける。
を供給することのできる、浄化装置および造水方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】浄化装置において、プール水を濾過する濾
過機と、その濾過機による濾過水を殺菌処理して殺菌水
を得る殺菌手段と、殺菌水の少なくとも一部を浄化して
浄水を得る中空糸膜モジュールと、浄水を系外に供給す
る給水手段と、浄水を残余の殺菌水とともにプールへ循
環する手段とを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は浄化装置および造
水方法に関する。詳しくは、地震等の緊急時にプール水
を用いて飲料水や生活用水を造水するのに好適な浄化装
置および造水方法に関する。
水方法に関する。詳しくは、地震等の緊急時にプール水
を用いて飲料水や生活用水を造水するのに好適な浄化装
置および造水方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地震等の災害時に飲料水や生活用
水を供給する装置として、特開平9−122654号公
報や特開平9−220558号公報に記載されているよ
うな可般式の造水機がある。これらの造水機は、水源か
ら取り入れた原水を浄化して飲料水や生活用水を提供す
る。水源としてプールを用いることができる。
水を供給する装置として、特開平9−122654号公
報や特開平9−220558号公報に記載されているよ
うな可般式の造水機がある。これらの造水機は、水源か
ら取り入れた原水を浄化して飲料水や生活用水を提供す
る。水源としてプールを用いることができる。
【0003】プールの水は、泥やシリカ、化粧品パウダ
ー等の微粒子成分や、人体から発生する汗、糞尿、唾液
や藻類に起因する有機物の溶解成分が含まれている。そ
のためプールには、通常、それらを除去する浄化装置が
設けられている。たとえば、酸化処理を施すものや中空
糸膜を用いたものである。
ー等の微粒子成分や、人体から発生する汗、糞尿、唾液
や藻類に起因する有機物の溶解成分が含まれている。そ
のためプールには、通常、それらを除去する浄化装置が
設けられている。たとえば、酸化処理を施すものや中空
糸膜を用いたものである。
【0004】しかし、このような装置で浄化されるプー
ル水を造水機の水源とするためには、造水機をプールの
側へ運搬して設定しなければならない。そのため、災害
時などの緊急の場合にも準備に手間がかかり、容易に飲
料水等を得ることができない。
ル水を造水機の水源とするためには、造水機をプールの
側へ運搬して設定しなければならない。そのため、災害
時などの緊急の場合にも準備に手間がかかり、容易に飲
料水等を得ることができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、煩雑な設定
をせずに緊急時などにも容易に浄水を供給することので
きる、浄化装置および造水方法を提供することを目的と
する。
をせずに緊急時などにも容易に浄水を供給することので
きる、浄化装置および造水方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、プール水を濾過する濾過機と、その濾過機
による濾過水を殺菌処理して殺菌水を得る殺菌手段と、
殺菌水の少なくとも一部を浄化して浄水を得る中空糸膜
モジュールと、浄水を系外に供給する給水手段と、浄水
と残余の殺菌水とをプールへ循環する手段とを設けた浄
化装置を特徴とするものである。
の本発明は、プール水を濾過する濾過機と、その濾過機
による濾過水を殺菌処理して殺菌水を得る殺菌手段と、
殺菌水の少なくとも一部を浄化して浄水を得る中空糸膜
モジュールと、浄水を系外に供給する給水手段と、浄水
と残余の殺菌水とをプールへ循環する手段とを設けた浄
化装置を特徴とするものである。
【0007】ここで、濾過機が回転ドラム式濾過機であ
ること、給水手段が水栓を含んでいること、そして、そ
の給水手段が、活性炭と中空糸膜とを含む浄水器を有す
る飲料水給水口と、生活用水給水口とを含んでいること
が好ましい。また、殺菌手段が、塩素の存在下に紫外線
を照射する手段を含んでいること、そして、濾過機の前
段にヘアキャッチャを設けることも好ましい。
ること、給水手段が水栓を含んでいること、そして、そ
の給水手段が、活性炭と中空糸膜とを含む浄水器を有す
る飲料水給水口と、生活用水給水口とを含んでいること
が好ましい。また、殺菌手段が、塩素の存在下に紫外線
を照射する手段を含んでいること、そして、濾過機の前
段にヘアキャッチャを設けることも好ましい。
【0008】また、上記課題を達成するための本発明
は、プール水を濾過し、濾過水を殺菌し、殺菌水の少な
くとも一部を中空糸膜で濾過して浄水を得た後、浄水を
系外に給水するか残余の殺菌水とともにプールへ循環す
る造水方法を特徴とするものである。
は、プール水を濾過し、濾過水を殺菌し、殺菌水の少な
くとも一部を中空糸膜で濾過して浄水を得た後、浄水を
系外に給水するか残余の殺菌水とともにプールへ循環す
る造水方法を特徴とするものである。
【0009】このとき、プール水の濾過に回転ドラム式
濾過機を用いること、系外に給水する浄水の少なくとも
一部を活性炭と中空糸膜とで濾過して飲料水とし、残余
を生活用水とすることが好ましい。また、濾過水に塩素
を添加し、かつ、紫外線を照射することによって殺菌す
ることや、プール水をそのプール水中の髪の毛を除去し
た後濾過することも好ましい。
濾過機を用いること、系外に給水する浄水の少なくとも
一部を活性炭と中空糸膜とで濾過して飲料水とし、残余
を生活用水とすることが好ましい。また、濾過水に塩素
を添加し、かつ、紫外線を照射することによって殺菌す
ることや、プール水をそのプール水中の髪の毛を除去し
た後濾過することも好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に示す本発明の造水装置は、
プール1の底部から抜き出したプール水を濾過する回転
ドラム式濾過機3と、その濾過水の殺菌処理を行い殺菌
水を得る紫外線照射装置6と、その殺菌水の少なくとも
一部を浄化する中空糸膜濾過装置9と、その中空糸膜濾
過装置9によって得られる浄水を系外へ供給する水栓2
2を有する給水口を備えている。
プール1の底部から抜き出したプール水を濾過する回転
ドラム式濾過機3と、その濾過水の殺菌処理を行い殺菌
水を得る紫外線照射装置6と、その殺菌水の少なくとも
一部を浄化する中空糸膜濾過装置9と、その中空糸膜濾
過装置9によって得られる浄水を系外へ供給する水栓2
2を有する給水口を備えている。
【0011】そして、回転ドラム式濾過機3の前段に
は、流量を調節するバタフライ弁13と、髪の毛や糸
屑、絆創膏などの比較的大きな夾雑物を金網によって除
去するヘアキャッチャ2が備えられている。
は、流量を調節するバタフライ弁13と、髪の毛や糸
屑、絆創膏などの比較的大きな夾雑物を金網によって除
去するヘアキャッチャ2が備えられている。
【0012】濾過機としての回転ドラム式濾過機3は、
供給されるプール水中の5μm以上の固形成分を濾過す
る、濾布を巻回した回転ドラム4と、その濾布を通過し
た濾過水の受槽5と、分離した固形成分を排出するため
に濾過水の一部を循環させるポンプ14およびノズル1
5と、固形成分の排水管16とから構成されている。回
転ドラム式濾過機3を用いると、濾布の目詰まりを防い
で長期間連続運転することができるので好ましい。
供給されるプール水中の5μm以上の固形成分を濾過す
る、濾布を巻回した回転ドラム4と、その濾布を通過し
た濾過水の受槽5と、分離した固形成分を排出するため
に濾過水の一部を循環させるポンプ14およびノズル1
5と、固形成分の排水管16とから構成されている。回
転ドラム式濾過機3を用いると、濾布の目詰まりを防い
で長期間連続運転することができるので好ましい。
【0013】紫外線照射装置6は、回転ドラム式濾過機
3から得られる濾過水を塩素の存在下で紫外線を照射し
て殺菌するために、塩素供給装置7と紫外線ランプ17
とを備えており、開放系の槽体や密閉系の反応管に紫外
線ランプを浸漬している。そして、塩素供給装置7は、
プール水における塩素濃度を規定濃度に維持するよう
に、後述する還流管中の塩素濃度を検知して自動添加す
るものである。この紫外線照射装置6の後段には、殺菌
水を中空糸膜濾過装置9とプールへ送水するためのポン
プ8が設けられている。
3から得られる濾過水を塩素の存在下で紫外線を照射し
て殺菌するために、塩素供給装置7と紫外線ランプ17
とを備えており、開放系の槽体や密閉系の反応管に紫外
線ランプを浸漬している。そして、塩素供給装置7は、
プール水における塩素濃度を規定濃度に維持するよう
に、後述する還流管中の塩素濃度を検知して自動添加す
るものである。この紫外線照射装置6の後段には、殺菌
水を中空糸膜濾過装置9とプールへ送水するためのポン
プ8が設けられている。
【0014】中空糸膜濾過装置9は、化粧品に含まれる
微細な固形成分や藻の胞子等、0.3μm程度以上の精
密濾過を行う中空糸膜を備え、また、一定時間ごとに精
密濾過された浄水を逆流させて中空糸膜を洗浄できるよ
うに逆洗機構を備えている。逆洗機構は、中空糸膜によ
って精密濾過された浄水を貯えるタンク19と、その浄
水を一定時間ごとに中空糸膜に送水して逆洗するポンプ
20とを含んでいる。
微細な固形成分や藻の胞子等、0.3μm程度以上の精
密濾過を行う中空糸膜を備え、また、一定時間ごとに精
密濾過された浄水を逆流させて中空糸膜を洗浄できるよ
うに逆洗機構を備えている。逆洗機構は、中空糸膜によ
って精密濾過された浄水を貯えるタンク19と、その浄
水を一定時間ごとに中空糸膜に送水して逆洗するポンプ
20とを含んでいる。
【0015】この中空糸膜濾過装置9の後段には、給水
口とプールへの流路を切り換える三方弁10と、中空糸
膜濾過装置9で得られる浄水を供給する給水口を備えた
分岐管11と、浄水を給水口へは供給せずに殺菌水とと
もにプールへ循環させる還流管12が設けられている。
給水口は、浄水を生活用水として提供する生活用水給水
口と、浄水の塩素臭を除去して飲料水として提供する浄
水器23を備えた飲料水給水口がある。浄水器23とし
ては、塩素やかび臭さ、その他有機塩素系化合物などの
不純物や微粒子成分を除去するために、活性炭と中空糸
膜からなる濾過材をカートリッジとしたものが好まし
い。
口とプールへの流路を切り換える三方弁10と、中空糸
膜濾過装置9で得られる浄水を供給する給水口を備えた
分岐管11と、浄水を給水口へは供給せずに殺菌水とと
もにプールへ循環させる還流管12が設けられている。
給水口は、浄水を生活用水として提供する生活用水給水
口と、浄水の塩素臭を除去して飲料水として提供する浄
水器23を備えた飲料水給水口がある。浄水器23とし
ては、塩素やかび臭さ、その他有機塩素系化合物などの
不純物や微粒子成分を除去するために、活性炭と中空糸
膜からなる濾過材をカートリッジとしたものが好まし
い。
【0016】プール水を処理して得られる浄水の給水口
とプールへの還流管とを設けたことで、造水機を別途用
意しなくてもプール水から飲料水や生活用水を簡単に得
ることができ、また、給水口を2つにわけ、一方に浄水
器23を設けることで、緊急時などでも生活用水と塩素
臭を除去した飲料水とをそれぞれ分けて得ることができ
る。また、必要なときに所望量の浄水を得ることができ
るように、給水口には水栓22が取り付けられているこ
とが好ましい。
とプールへの還流管とを設けたことで、造水機を別途用
意しなくてもプール水から飲料水や生活用水を簡単に得
ることができ、また、給水口を2つにわけ、一方に浄水
器23を設けることで、緊急時などでも生活用水と塩素
臭を除去した飲料水とをそれぞれ分けて得ることができ
る。また、必要なときに所望量の浄水を得ることができ
るように、給水口には水栓22が取り付けられているこ
とが好ましい。
【0017】このような浄化装置において、プール1の
底部から引き抜かれたプール水は、ヘアキャッチャ2に
よって髪の毛や糸屑などの比較的大きな夾雑物が除去さ
れた後に、回転ドラム式濾過機3の回転しているドラム
4の内側に連続的に送られる。この送られたプール水
は、ドラム4に装着した濾布と水頭差によって、5μm
以上の固形成分と濾過水に分離される。固形成分は濾布
に付着し、濾過水は濾布を通過して受槽5に受け入れら
れる。
底部から引き抜かれたプール水は、ヘアキャッチャ2に
よって髪の毛や糸屑などの比較的大きな夾雑物が除去さ
れた後に、回転ドラム式濾過機3の回転しているドラム
4の内側に連続的に送られる。この送られたプール水
は、ドラム4に装着した濾布と水頭差によって、5μm
以上の固形成分と濾過水に分離される。固形成分は濾布
に付着し、濾過水は濾布を通過して受槽5に受け入れら
れる。
【0018】この固形成分の付着した濾布は、濾過水の
一部を用いて定期的に洗浄される。受槽5で受け入れた
濾過水の一部を定期的にポンプ14で汲み上げ、その濾
過水をノズル15から回転するドラム4に装着した濾布
に噴射して固形成分を洗い流す。洗浄排水は排水管16
から系外に排出される。
一部を用いて定期的に洗浄される。受槽5で受け入れた
濾過水の一部を定期的にポンプ14で汲み上げ、その濾
過水をノズル15から回転するドラム4に装着した濾布
に噴射して固形成分を洗い流す。洗浄排水は排水管16
から系外に排出される。
【0019】洗浄に用いられない濾過水は、受槽5から
紫外線照射装置6に送られ、塩素の存在下で紫外線が照
射される。紫外線を照射することによって、濾過水中に
残存している有機物の溶解成分や硝酸性窒素、亜硝酸性
窒素などを酸化分解し、水質規制項目で汚染指標である
濾過水の過マンガン酸消費量を低下させると共に殺菌す
る。このとき塩素が分解を促進するが、プール水におけ
る塩素濃度を規定濃度に維持するように、還流管中の塩
素濃度を自動測定して塩素の添加量を決定・添加する。
一方紫外線は、有機物の分解と殺菌を効果的に行うため
に、波長が184.9nmまたは253.7nm、照射
量が5,000〜100,000μW・sec/cm2
程度であることが好ましい。
紫外線照射装置6に送られ、塩素の存在下で紫外線が照
射される。紫外線を照射することによって、濾過水中に
残存している有機物の溶解成分や硝酸性窒素、亜硝酸性
窒素などを酸化分解し、水質規制項目で汚染指標である
濾過水の過マンガン酸消費量を低下させると共に殺菌す
る。このとき塩素が分解を促進するが、プール水におけ
る塩素濃度を規定濃度に維持するように、還流管中の塩
素濃度を自動測定して塩素の添加量を決定・添加する。
一方紫外線は、有機物の分解と殺菌を効果的に行うため
に、波長が184.9nmまたは253.7nm、照射
量が5,000〜100,000μW・sec/cm2
程度であることが好ましい。
【0020】紫外線を照射して得られた殺菌水の大部分
は、ポンプ8により還流管12をとおってプールへ還流
する。そして殺菌水の残り一部は、中空糸膜濾過装置9
に送られ、たとえば化粧品に含まれる微細な固形成分や
藻の胞子等、0.3μmを超えるものが除去される。
は、ポンプ8により還流管12をとおってプールへ還流
する。そして殺菌水の残り一部は、中空糸膜濾過装置9
に送られ、たとえば化粧品に含まれる微細な固形成分や
藻の胞子等、0.3μmを超えるものが除去される。
【0021】除去された微細な固形成分などが付着した
中空糸膜は、浄水をタンク19に貯えて、その浄水をポ
ンプ20で定期的に中空糸膜に送水することで逆洗す
る。逆洗に用いた水は、排水管21から系外へ排出す
る。
中空糸膜は、浄水をタンク19に貯えて、その浄水をポ
ンプ20で定期的に中空糸膜に送水することで逆洗す
る。逆洗に用いた水は、排水管21から系外へ排出す
る。
【0022】中空糸膜濾過装置9で処理して得られた浄
水は、三方弁10を切り換えることで、生活用水や飲料
水として系外への給水やプールへの還流を選択する。飲
料水として系外へ提供する場合、浄水器23で処理を行
ってもよいが、15分間程度煮沸してもよい。
水は、三方弁10を切り換えることで、生活用水や飲料
水として系外への給水やプールへの還流を選択する。飲
料水として系外へ提供する場合、浄水器23で処理を行
ってもよいが、15分間程度煮沸してもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明は、プール水を処理して得られた
浄水を、系外に供給する給水手段と、殺菌水とともにプ
ールへ循環する手段とを設けた浄化装置とすることで、
災害時などに水道水の供給が止まっても、煩雑な設定を
することなく簡単にプール水を浄化して生活用水や飲料
水として供給することができる。そのため、別途災害用
造水機を設置する必要がなく、かつ、浄化装置として特
別な管理を必要としない。
浄水を、系外に供給する給水手段と、殺菌水とともにプ
ールへ循環する手段とを設けた浄化装置とすることで、
災害時などに水道水の供給が止まっても、煩雑な設定を
することなく簡単にプール水を浄化して生活用水や飲料
水として供給することができる。そのため、別途災害用
造水機を設置する必要がなく、かつ、浄化装置として特
別な管理を必要としない。
【0024】このとき、給水手段に水栓を設ける場合に
は、必要なときに所望量の浄水を供給することができ、
有限なプール水を有効に利用することができる。また、
活性炭と中空糸膜を濾材とした浄水器を取り付けた飲料
水給水口と、生活用水給水口とに給水手段を分ける場合
には、用途に合わせて浄水を選択することができる。
は、必要なときに所望量の浄水を供給することができ、
有限なプール水を有効に利用することができる。また、
活性炭と中空糸膜を濾材とした浄水器を取り付けた飲料
水給水口と、生活用水給水口とに給水手段を分ける場合
には、用途に合わせて浄水を選択することができる。
【0025】そして、プール水の濾過を回転ドラム式濾
過機で行う場合には、濾布の目詰まりを防ぎ長時間の連
続運転が可能になり、また、濾過水に塩素を添加して紫
外線照射する場合には、濾過水中に残存している有機物
の溶解成分や硝酸性窒素、亜硝酸性窒素などを迅速に酸
化分解し、濾過水の過マンガン酸消費量を低下させると
共に殺菌することができる。
過機で行う場合には、濾布の目詰まりを防ぎ長時間の連
続運転が可能になり、また、濾過水に塩素を添加して紫
外線照射する場合には、濾過水中に残存している有機物
の溶解成分や硝酸性窒素、亜硝酸性窒素などを迅速に酸
化分解し、濾過水の過マンガン酸消費量を低下させると
共に殺菌することができる。
【0026】さらに、濾過機の前にヘアキャッチャを設
けることで髪の毛などの比較的大きな夾雑物を除去する
ことができ、濾布の目詰まりを防ぐことができる。
けることで髪の毛などの比較的大きな夾雑物を除去する
ことができ、濾布の目詰まりを防ぐことができる。
【図1】本発明の一実施態様に係る浄化装置の概略フロ
ー図である。
ー図である。
1 : プール 2 : ヘアキャッチャ 3 : 回転ドラム式濾過機 4 : ドラム 5 : 受槽 6 : 紫外線照射装置 7 : 塩素供給装置 8 : ポンプ 9 : 中空糸膜濾過装置 10 : 三方弁 11 : 分岐管 12 : 還流管 13 : バタフライ弁 14 : ポンプ 15 : ノズル 16 : 排水管 17 : 紫外線ランプ 18 : 逆止弁 19 : タンク 20 : ポンプ 21 : 排水管 22 : 水栓 23 : 浄水器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/50 520 C02F 1/50 531M 531 550H 550 560B 560 560C 560E 560Z 1/76 A 1/76 9/00 502D 9/00 502 502E 502N 504E 504 B01D 35/02 Z
Claims (11)
- 【請求項1】プール水を濾過する濾過機と、その濾過機
による濾過水を殺菌処理して殺菌水を得る殺菌手段と、
殺菌水の少なくとも一部を浄化して浄水を得る中空糸膜
モジュールと、浄水を系外に供給する給水手段と、浄水
を残余の殺菌水とともにプールへ循環する手段とを設け
たことを特徴とする浄化装置。 - 【請求項2】濾過機が回転ドラム式濾過機である、請求
項1に記載の浄化装置。 - 【請求項3】給水手段が水栓を含んでいる、請求項1ま
たは2に記載の浄化装置。 - 【請求項4】給水手段が、活性炭と中空糸膜とを含む浄
水器を有する飲料水給水口と、生活用水給水口とを含ん
でいる、請求項1〜3のいずれかに記載の浄化装置。 - 【請求項5】殺菌手段が、塩素の存在下に紫外線を照射
する手段を含んでいる、請求項1〜4のいずれかに記載
の浄化装置。 - 【請求項6】濾過機の前段にヘアキャッチャを設けた、
請求項1〜5のいずれかに記載の浄化装置。 - 【請求項7】プール水を濾過し、濾過水を殺菌し、殺菌
水の少なくとも一部を中空糸膜で濾過して浄水を得た
後、その浄水を系外に給水するか残余の殺菌水とともに
プールへ循環することを特徴とする造水方法。 - 【請求項8】プール水の濾過に回転ドラム式濾過機を用
いる、請求項7に記載の造水方法。 - 【請求項9】系外に給水する浄水の少なくとも一部を活
性炭と中空糸膜とで濾過して飲料水とし、残余を生活用
水とする、請求項7または8に記載の造水方法。 - 【請求項10】濾過水に塩素を添加し、かつ、紫外線を
照射することによって殺菌する、請求項7〜9のいずれ
かに記載の造水方法。 - 【請求項11】プール水をそのプール水中の髪の毛を除
去した後濾過する、請求項7〜10のいずれかに記載の
造水方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10045155A JPH11244851A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 浄化装置および造水方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10045155A JPH11244851A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 浄化装置および造水方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11244851A true JPH11244851A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12711388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10045155A Pending JPH11244851A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 浄化装置および造水方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11244851A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008161807A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Kuraray Co Ltd | ろ過装置 |
FR2954174A1 (fr) * | 2009-12-17 | 2011-06-24 | Otvs A | Procede de potabilisation et/ou d'epuration d'eau comprenant l'elimination d'un compose cible et une filtration au sein d'un tambour filtrant |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP10045155A patent/JPH11244851A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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FR2954174A1 (fr) * | 2009-12-17 | 2011-06-24 | Otvs A | Procede de potabilisation et/ou d'epuration d'eau comprenant l'elimination d'un compose cible et une filtration au sein d'un tambour filtrant |
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