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JPH11244010A - 繊維製面ファスナーとその製造方法 - Google Patents

繊維製面ファスナーとその製造方法

Info

Publication number
JPH11244010A
JPH11244010A JP10055049A JP5504998A JPH11244010A JP H11244010 A JPH11244010 A JP H11244010A JP 10055049 A JP10055049 A JP 10055049A JP 5504998 A JP5504998 A JP 5504998A JP H11244010 A JPH11244010 A JP H11244010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engaging element
loop
fastener
hook
monofilament
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10055049A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Ishihara
三利 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK Corp filed Critical YKK Corp
Priority to JP10055049A priority Critical patent/JPH11244010A/ja
Priority to US09/251,956 priority patent/US6202264B1/en
Priority to DE19908874A priority patent/DE19908874B4/de
Priority to TW089215414U priority patent/TW538691U/zh
Priority to ES009900444A priority patent/ES2165753B1/es
Priority to CNB991020766A priority patent/CN1183277C/zh
Publication of JPH11244010A publication Critical patent/JPH11244010A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】極めて薄手で且つ可撓性に富み、係合素子及び
基材を通して裏面側の模様などが明確に透視できると共
に、生産性が高く且つ合理的な価格設定が可能な織物製
面ファスナーを提供することにある。 【解決手段】地組織から構成される基材織物(1) の織成
と同時に織込まれ、同織物(1) の表面から突出する多数
の雌及び/又は雄の係合素子(4a,5a) を有する繊維織物
製の面ファスナーにあって、前記地組織を構成する経糸
(2) 、緯糸(3)及び前記係合素子を構成する糸条の全て
がモノフィラメントからなり、前記基材織物(1) の裏面
に付与される合成樹脂を、前記経糸(2) 、緯糸(3) 及び
前記係合素子を構成するモノフィラメント同士の交差部
分に集中的に付着させて、前記経糸(2) 、緯糸(3) 及び
係合素子を構成するモノフィラメントの織り組織間に間
隙を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は織成により得られる
織物の表面に、同織物の織成と同時に織り込まれる少な
くとも多数のループからなる雌係合素子を有する繊維製
面ファスナーに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の面ファスナーは、一般に平板状
基材の表面に立設される多数のフック状又はキノコ状の
雄係合素子を有する雄係合部材と、平板状基材の表面に
密接して立ち上がる多数のループ状の雌係合素子を有す
る雌係合部材とからなり、雄雌の各係合素子形成面を対
向して雄雌係合部材を押圧することにより、前記雄係合
素子と雌係合素子とが互いに係合して接合し、或いは雄
雌係合部材を引き剥がすことにより前記係合が外れるも
のである。
【0003】かかる構造からなる面ファスナーは、日用
品から産業用資材に到るまで極めて広い分野で使用され
ており、近年では、織物や編物からなる面ファスナーに
代わって微細形状の雄係合素子と平板状基材とを同時に
一体成形することにより得られる合成樹脂製の成形面フ
ァスナーが実用化され、直接人の肌に触れやすい各種の
おしめや衛生用品の留め具にまで使われるようになって
きている。
【0004】一方、この雄係合部材に係脱する雌係合部
材の最も一般的な構造としては、繊維製織物や編物の地
組織から立設する多数のループをもつ、いわゆるパイル
織編物であり、通常、そのパイル(ループ)はマルチフ
ィラメントをパイル織編物の地組織に織り込み或いは編
み込むことにより得ている。また、他の雌係合部材とし
ては、前述の一体成形面ファスナーの微細形状からなる
係合素子の実用化に伴い、表面に微細なパイルが密生す
る一般的な不織布が使われるようになってきている。
【0005】また、雄又は雌の前記係合素子を織り込ん
で固定支持する基材織物の構成糸条には、経緯ともにマ
ルチフィラメントの撚り糸か或いは通常の紡績糸が使わ
れる。これは、撚り糸の粗面による摩擦力と剪断方向の
変形のしやすさを利用して、前記雄又は雌の係合素子を
構成するモノフィラメント又はマルチフィラメントを経
糸と緯糸による織構造により強く把持し、係合素子が基
材から抜けることを防止するためであり、そのため基材
の織り密度もすべからく大きくしている。
【0006】一方、この種の面ファスナーの用途の多様
化は益々激しくなり、同一産業分野においても、例えば
ファッション性が求められる衣料分野では、その衣料素
材、構造、或いは彩色に適合した面ファスナーの要望が
強い。特に、近年では下着に限らず外衣についても面フ
ァスナーが多用されるようになってきており、例えばレ
ース地などの薄手の衣料にあっては、それらの衣料素材
又はその構造に対応して、面ファスナー自体を全体とし
て薄手で透視性をもつとともに、柔軟性にも富むことが
要求されてきている。更には、前述の要求に加えて、薄
手であると同時に大きな係合力を有する面ファスナー
が、例えば各種の外衣やバッグ類の脱着具などの広い分
野で要求されるようになっている。また、例えば各種の
スポーツ衣料やバッグ類などのファスナー部において、
厚手ではあっても本体に付されたロゴマーク等の各種の
模様や色彩が面ファスナーを通して視認できることが要
求されてきている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前述の公報
に開示された面ファスナーにあっても、その基材を構成
する経糸及び緯糸にマルチフィラメントの撚り糸、或い
は通常の紡績糸が使われており、基材自体の織り密度が
高く薄手で且つ柔軟性のある面ファスナーを得ることが
できないばかりでなく、この公報に開示された他の例か
らも明らかなように、従来の面ファスナー、特にその雌
係合部材に既述したとおりマルチフィラメントのループ
を分繊して平板状基材の表面に多数のパイルを密生させ
ており、如何に平板状基材に工夫を凝らしたとしても、
表面に密生するパイルのため面ファスナーの裏面側を透
視することができず、上述の不具合を解消することはで
きない。
【0008】そのため、従来は面ファスナーを取り付け
たのちに所望の模様や文字、マークなどをファスナー表
面を含めて製品の表面に施すようにするか、予め面ファ
スナー表面に所要の模様などを施している。前者の場合
には、面ファスナーと衣料などの取付部材との染色性の
差などに基づく様々な問題が生じやすく、しかも模様な
どを施すために2段階の手間がかかる。また後者の場合
には、工程数が増えるばかりでなく、面ファスナーの取
付時に模様合わせなどの煩雑さが増え、生産効率を著し
く低下させている。更に、前記パイル面の模様などは、
その形態が崩れやすく、時間の経過に伴って衣料本体の
模様などとの間にずれが生じたり、色彩の鮮明度などに
差が生じやすくなる。
【0009】本発明は、こうした不具合を解消すべくな
されたものであり、その第1の目的は極めて薄手で且つ
可撓性に富む繊維製面ファスナーを提供することにあ
り、第2の目的は係合素子及び基材を通して裏面側の模
様などが明確に透視できる面ファスナーを提供すること
にあり、第3の目的は面ファスナーの製造効率を向上さ
せて生産性を上げ、合理的な価格設定が可能となる面フ
ァスナーを提供することにある。
【0010】
【発明を解決するための手段及び作用効果】かかる目的
は、本件の請求項1〜請求項12に係る発明によって達
成できる。本発明者等は、上述の課題を踏まえて鋭意検
討した結果、繊維製面ファスナーとしては従来考慮の対
象外とされていた構成部材が前記課題を解決するにあた
って最適であることを知った。すなわち、従来の繊維製
面ファスナーにあっては可能な限り多数のパイルを密生
状態で形成することが、相手方の雄係合素子であるフッ
ク片などとの係合率が増加し、且つ剥離強度なども増加
すると考えられていた。
【0011】一方、雄雌の如何に関わらず係合素子を基
材に固定するには、基材の織り密度を高くして係合素子
の基端を経糸と緯糸でしっかりと拘束することが望まし
いとされていたが、前記係合素子の基端を基材に固定す
るのは基材の織り密度に依存するよりも、むしろバック
コーティングに依存することの方が大きいことが分かっ
た。さすれば、基材の構成材料となる経糸及び緯糸に撚
り糸を使用する必要もなくなる。
【0012】更に検討を加えたところ、前述のようにパ
イル形態が保持されるかぎり、平板状基材の表面に立設
されるループ(パイル)が単一糸条であっても十分に相
手方の雄係合素子との係合力及び剥離強度が確保される
ことも分かった。
【0013】しかして、前記パイル形態を維持した状態
でループを基材表面に安定的に保持しようとするには、
上記公報にも開示されているように、通常は、平板状基
材の裏面に合成樹脂を塗布して、ループの基端を基材に
固定すればよい。しかるに、この種の面ファスナーは係
合と剥離とが頻繁に繰り返されることが多く、前記合成
樹脂による固着が弱いと短期日のうちに固着機能が失わ
れかねない。これを避けるには、基材裏面に塗布する前
記合成樹脂の塗布量を増加させる必要がある。この樹脂
量の増加は、平板状基材の柔軟性を喪失させるばかりで
なく、例えば前記平板状基材自体を薄手に形成した場合
にも、その透視性が失われてしまう。このことは、既述
した面ファスナーの多様化に対応できず、その用途も限
られてしまうことを意味する。
【0014】そこで、本発明者等は更に検討を重ねたと
ころ、基材裏面に対する合成樹脂の塗布量を少なくして
も、塗布する合成樹脂及び面ファスナーを構成する各糸
条の材質とを適切に選択すること、更には基材裏面への
合成樹脂のコーティングが適切になされる場合には、十
分な耐久性をもってパイル形態を保持し得るループが形
成できることを知った。
【0015】本件請求項1に係る発明は、地組織から構
成される基材織物の織成と同時に織込まれ、同織物の表
面から突出する多数の係合素子を有する面ファスナーに
おいて、前記地組織を構成する経糸、緯糸及び前記係合
素子を構成する糸条の全てがモノフィラメントからなる
ことを特徴とする繊維製面ファスナーを主要な構成とし
ている。
【0016】ここで、本発明における繊維製面ファスナ
ーとは、全てが繊維糸条から構成され、その織物の一表
面に雄又は雌の係合素子がそれぞれ単独で多数立設され
ているか、或いは雄係合素子と雌係合素子とが混在し、
それ自体で係合・離脱できる、いわゆる自己係合型の面
ファスナーをも包含するものである。
【0017】そして、本発明にあって最も特徴とする点
は、前記地組織を構成する経糸及び緯糸は勿論、そこに
折り込まれる係合素子用の糸条も、全てがモノフィラメ
ントからなっていることである。このように、面ファス
ナーの全構成糸条としてモノフィラメントを使用するこ
とにより、製織準備工程が簡略化され、生産性が向上
し、また同時に各構成糸条の繊度を選択することにより
厚手の面ファスナーから極めて薄手の面ファスナーまで
任意に製造し得る。更に、その織り密度を低く設定すれ
ば、経糸、緯糸及び係合素子用のモノフィラメントによ
る織り組織間に空隙を形成することができ、たとえ雌の
面ファスナーであっても、その係合素子が同じくモノフ
ィラメントからなるため、透視性が確保できる。
【0018】請求項2に係る発明は、モノフィラメント
による係合素子を基材織物にしっかりと固着させると同
時に、前記透視性をも確保すべく、前記基材織物の裏面
に付与された合成樹脂が、前記経糸、緯糸及び前記係合
素子を構成するモノフィラメント同士の交差する部分に
集中的に付着され、前記経糸、緯糸及び係合素子を構成
するモノフィラメントによる織り組織間に間隙が形成さ
れている。
【0019】請求項3〜5は、前記係合素子の形態と機
能を規定しており、請求項3に係る発明は前記係合素子
がループからなる雌係合素子であり、その得られる面フ
ァスナーは雌の面ファスナーである。請求項4に係る発
明は、前記係合素子がフック状又はきのこ状の雄係合素
子であって、得られる面ファスナーが雄面ファスナーで
あることを規定している。また、請求項5に係る発明
は、前記多数の係合素子がループからなる雌係合素子と
フック状又はきのこ状の雄係合素子とからなり、それら
の係合素子が混在している、いわゆる自己係合型の面フ
ァスナーを規定している。
【0020】請求項6〜8に係る発明は、面ファスナー
の構成素材である各糸条の好適な繊度の範囲を規定して
いる。請求項6によれば、前記雌係合素子を構成するモ
ノフィラメントが2d〜70dであり、請求項7によっ
て前記雄係合素子を構成するモノフィラメントが100
d〜150dと規定し、更に請求項8では前記地組織を
構成する経糸が2d〜100d、緯糸が30d〜100
dのモノフィラメントからなると規定している。
【0021】かかる繊度の範囲にあれば、これらを適宜
組み合わせることにより、面ファスナーとしての所要の
係合強度及び剥離強度が得られるとともに、従来にない
薄手で可撓性があり、しかも表裏を透視できる面ファス
ナーが得られる。
【0022】請求項8に係る発明は、上記自己係合型の
面ファスナーを製造する場合の雄係合素子の繊度を規定
するものである。すなわち、前記地組織を構成する糸条
が2d〜100d、前記雌係合素子用のモノフィラメン
トが2d〜70d、雄係合素子用のモノフィラメントが
70d〜300dである。この発明にあって、雄係合素
子の構成糸条であるモノフィラメントの繊度を70d〜
300dと規定しているのは、雌係合素子との間に所要
の係合力を確保するためであり、それらの数値は面ファ
スナーの用途と雌係合素子の繊度により適宜決定される
ものである。
【0023】請求項9に係る発明は、前記面ファスナー
に更に透視性を高めることを意図してなされたものであ
り、前記全てのモノフィラメントが透明又は半透明の素
材から構成されている。
【0024】請求項10に係る発明は、上記請求項2記
載の繊維製面ファスナーを製造するのに特に適した製法
を規定しており、モノフィラメントからなる前記経糸及
び前記緯糸により地織物を製織すると同時に、その表面
にループを形成しつつ雌及び/又は雄の係合素子の構成
素材であるモノフィラメントを織り込むこと、製織を終
了した織物を熱セットして織り形態を固定すること、同
セットが終了した前記織物の裏面に合成樹脂材料を塗布
して薄い皮膜を形成すること、前記織物の裏面側から表
面側に向けて前記皮膜に気体を吹き付け、同皮膜を前記
織物の各構成糸条の各交差部に集束させることを含み、
前記集束により前記面ファスナーの各構成糸条間に表裏
が貫通する空隙を形成することを特徴としている。
【0025】前記係合素子としては雌及び雄の一方又は
双方を含んでおり、請求項11に係る発明は雄係合素子
が単独の場合又は雄雌係合素子が混在する場合であっ
て、最も典型的な雄係合素子の形成手法である前記雄係
合素子の構成素材である上記ループの一部を切断するこ
とを挙げている。
【0026】なお、雄係合素子の形態は、前述の製造法
により得られるフック状の雄係合素子に限定するもので
はなく、例えば上述のようにして織成された雄係合素子
用のループの頂点を溶融切断するとともに、その先端に
半球状の係合頭部をもつ、いわゆるきのこ状の雄係合素
子とすることもある。
【0027】
【発明の実施形態】以下、本発明の好適な実施の形態を
図示実施例に基づき具体的に説明する。図1は、本発明
に係る織成面ファスナーの織物構造を備えた第1実施例
を示す一部斜視図であり、同実施例は前記織成面ファス
ナーが地織物の一表面に多数のループが形成された雌面
ファスナーの例を挙げている。同図において、符号1は
地織物、2は経糸、3は緯糸、4は雌係合素子用のモノ
フィラメントである。
【0028】本実施例の雌係合部材にあって、地織物1
は経糸2と緯糸3とからなる平織組織により構成されて
おり、本発明の特徴部である前記経糸2として30dの
モノフィラメントが使用され、緯糸3としては同じく3
0dのモノフィラメントが使用されている。なお、図1
において緯糸3は2本のモノフィラメントからなる双糸
を示しているが、これは本実施例が緯入れがキャリアに
よるため1つの開口に往復の緯入れがなされるダブルピ
ックによるためであり、1回の緯入れには単一のモノフ
ィラメントが使われている。従って、通常織機による場
合には、各緯糸3が完全に単一のモノフィラメントによ
り構成されることになる。
【0029】また、本実施例にあっては、従来ではマル
チフィラメントが使用されている雌係合素子用の糸条に
しても、本発明の他の特徴部をなす前記地織物1に織り
込まれる雌係合素子用の糸条として単一のモノフィラメ
ント4が使用されており、同モノフィラメント4が前記
地織物1にループ4aを形成しながら織り込まれる。本
実施例によれば、同雌係合素子用のモノフィラメント4
の繊度は30dである。
【0030】なお、本実施例では前記経糸2、緯糸3及
び雌係合素子用のモノフィラメント4の全てにポリエス
テルを使用しているが、通常、この種の面ファスナーに
使用されるポリアミド、ポリプロピレンなどの熱可塑性
合成樹脂材料を、単独で、或いはそれらを組み合わせて
使用することができる。また、本実施例では面ファスナ
ーの透視性を確保すべく、各糸条の繊度を前述のように
設定するとともに、透明性の高いポリエステルを使用し
ている。なお、本発明は透視性を確保するだけを目的と
してなされたものではなく、生産性や経済性をも踏まえ
雌係合素子用の糸条としてモノフィラメントを使用する
ことを前提としている。
【0031】また、本実施例では織成がキャリヤを使っ
て緯糸3を織り込むため、経糸の同一開口内を一本の糸
条が往復することになり、緯糸3は常に2本が引き揃え
られた、いわゆる双糸の状態となる。そのため、上記緯
糸3の繊度は2倍となる。本実施例にあって、前記緯糸
3の1インチ当りの打ち込み数は57〜58であり、通
常の52回/inと比較すると相当多くなる。それにも関
わらず、透明性が確保されるのは、上述のごとく全ての
構成糸条の繊度が従来のそれに比べて極めて小さいモノ
フィラメントを使用しているがためであり、前記織り密
度であっても経緯糸間には空隙が存在するがためでもあ
る。なお、本実施例における経糸密度は、120〜13
0本/inであるが、前記緯糸密度及び経糸密度は、本発
明に係る面ファスナーの用途に応じて決定すればよい。
この繊度が小さいことから、得られる面ファスナーは、
全体として極めて薄手ものとなる。
【0032】次に、以上の構成をもつ糸条を使って織成
された本発明の面ファスナーの具体的な織物構造例を図
1に基づいて説明する。同図において、地織物1の構成
糸条である経糸2及び緯糸3、並びに雌係合素子の構成
糸条であるモノフィラメント4のいずれの糸条も30d
のモノフィラメントが使われている。従って、既述した
とおり緯糸3は双糸からなるため、60dとなってい
る。地織物1の組織は経糸2と緯糸3の平織組織からな
る。そして、隣合う2本の経糸2を一組とする経糸列w
の一列を飛ばすごとに雌係合素子用のループ4aを形成
するモノフィラメント4が織り込まれている。この場
合、前記モノフィラメント4のループ4aは、同図から
明らかなように1本の緯糸3を潜ったあとで、次回の緯
糸3を飛び越え、更に次の緯糸3を潜ったのち、隣りに
配された一組の経糸列wを跨いで、更に次の緯糸3を潜
らせながら順次形成されていく。かかる織物構造は、従
来の雄面ファスナーの一般的な織り構造であり、雌係合
素子の構成糸条であるモノフィラメント4が緯糸3の3
本に織り込まれたあとで経糸列wを跨ぎながら新たなル
ープ4aが形成されることになる。
【0033】勿論、ここに示す織り構造は本発明の一例
に過ぎず、例えば緯糸3の一本置きごとに前記モノフィ
ラメント4によるループを形成することもでき、この場
合にはループ密度が増加して相手方の雄係合素子との係
合率が増加する。また、この織り構造であれば、各ルー
プ4aを2本一組の経糸列wを挟んでジグザグ状に跨ぎ
ながら形成することが、ループに多様な方向性を与える
ため更に好ましい。
【0034】上述のようにして織製された織物に、常法
に従い織機上で熱セットして地織構造及びループ形態を
固定し、続いて裏面側に樹脂が塗布されてループ5の基
部を地織物1に固着するが、ループ形態の安定化に加え
て更に柔軟性と透明性を確保するためには、前記樹脂材
料を各構成糸条との接着性が高い同種の材料を使用する
と共に、その塗布量を可能な限り少量に且つループ4a
の突出基部と地織物1との接触部に集中させることが望
ましい。
【0035】そこで、本実施例では製織を終えた面ファ
スナーに前述のように合成樹脂材料を付与するため、図
2に示すように面ファスナーの織機10の織前部の近傍
に加熱域11を設けておき、その加熱域11の更に下流
部に、スクレーパ13を備えた面ファスナーの裏面に合
成樹脂材料を塗布するローラコーティング部12が設け
られ、更にその下流部に隣接してエアノズル14が面フ
ァスナーの裏面に向けて配設されている。前記織機10
には通常はテープ織機が用いられるが、通常の織機を使
うこともできる。
【0036】いま、織機10により織成された上記構成
をもつ面ファスナーは、加熱域にて加熱によりセットし
て織り形態が固定され、次いでその裏面に溶剤により希
釈された合成樹脂材料が塗工ローラ12aを介して塗布
される。スクレーパ13により塗膜厚が調整されて、面
ファスナーの裏面全体に薄膜が形成される。この状態で
面ファスナーがエアノズル14の設置部に達すると、面
ファスナーの裏面側から表面側に向けて前記薄膜にエア
が吹き付けられる。このエアにより、各構成糸条2,
3,4の間に存在する空隙部に形成された前記薄膜は破
断して、各構成糸条2,3,4の交差部に集まり、同交
差部を局部的に接合するとともに、前記空隙部を貫通さ
せる。
【0037】こうして合成樹脂材料が面ファスナーの構
成糸条である経糸2、緯糸3及び雌係合素子用のモノフ
ィラメント4の各交差部に集まり、同交差部において各
構成糸条を集中的に合成樹脂材料をもって接合するた
め、雌係合素子であるループ4aの形態が崩れることが
なくしっかりと固着され、しかも各構成糸条間に表裏が
貫通する空隙を形成することにより、全てのモノフィラ
メント2,3,4が透明であることと相まって、面ファ
スナーの表面から裏面側をより明確に透視できるように
なる。
【0038】このように透視性が確保されることで、本
実施例にあっては前記面ファスナーをバッグ類や外衣の
様々な模様や文字などが施されている部分に直接取り付
けても、前記面ファスナーにより前記模様などが同ファ
スナーの表面から透視できる。また、前記面ファスナー
の裏面に、例えばロゴマークや、各種の模様、文字、或
いはそれぞれに色彩等を施すことも可能である。一方、
従来の面ファスナーでは、前記透視性に欠けるため、色
彩等を施す場合には、面ファスナーの係合素子が形成さ
れている表面に直接施さざるを得ず、繰り返しの使用に
より彩色が落ちたり、係合素子が変形したりすること
で、周辺模様との間に鮮明度に差が生じ、或いは模様づ
れが生じたりしている。その点、本発明によれば面ファ
スナーの裏面、すなわち相手方物品の取付面に模様など
を施すため、前述の不具合が発生することはない。
【0039】図3は本発明の第2実施例である雄面ファ
スナーを示し、この実施例にあって、地織物1の経糸2
及び緯糸3の繊度は、上記第1実施例と同様に双方とも
30dのモノフィラメントからなり、雄係合素子の構成
糸条であるモノフィラメント5の繊度は150dであっ
て、他の糸条に比べると極めて太繊度であるが、従来の
雄係合素子用のモノフィラメントの繊度が200d〜3
50dであることを考えると、格段に細いことが理解で
きる。
【0040】この実施例では、雄係合素子用のモノフィ
ラメント5の繊度を前述のように他の構成糸条2,3の
繊度よりも大きくしているのは、係合力を確保するがた
めであるが、その繊度は用途により適宜決定し得るもの
である。但し、製品たる面ファスナーの透明性を確保す
るには、その繊度を150d以下とすることが望まし
く、同時に所要の係合力を確保するには、その繊度を1
00d以上にすることが望ましい。なお、本実施例に使
用する各糸条の材質は第1実施例と同様に透明性をもつ
ポリエステルである。
【0041】図4は本発明の自己係合型の面ファスナー
を示し、地織物1の同じ表面に雄雌の係合素子が混在す
る態様の面ファスナーである。この実施例にあって、地
織物1の経糸2及び緯糸3の繊度は、上記第1実施例と
同様に双方とも30dのモノフィラメントからなり、雌
係合素子の構成糸条であるモノフィラメント4の繊度も
同じく30d、また雄係合素子の構成糸条であるモノフ
ィラメント5の繊度は上記実施例と同様に150dであ
る。この実施例にあって、雄係合素子用のモノフィラメ
ント5の繊度を前述のように他の構成糸条2,3,4の
全ての繊度よりも大きくしているのは、上記実施例と同
様の理由による。
【0042】しかして、本実施例による織物構造は、上
記第1及び第2実施例と実質的に同一であるが、ただ雌
係合素子であるループ4aと雄係合素子であるループ5
aとが織幅方向に交互に配されている点で相違している
に過ぎない。すなわち、上記第1実施例における雌係合
素子用のモノフィラメント4のうち、1本おきに雄係合
素子用のモノフィラメント5に置き替えたものであり、
従って両モノフィラメント4,5の織り込み構造は前記
第1実施例及び第2実施例のそれと、全体として変わる
ところがない。
【0043】しかしながら、本実施例にあっては、前記
雌係合素子用のモノフィラメント4と雄係合素子用のモ
ノフィラメント5とは前述のように繊度が異なる以外に
も、最終的には前記雄係合素子の形態が雌係合部材と係
合し得る形態となる。ただ、本発明であっても、雄係合
素子は従来と異なる格別の形態や機能を有している必要
はなく、雄係合素子用のループ5aの一部を切断して得
られる通常のフック片や、前記ループ5aの上端を溶融
切断して、その先端に半球状の係合頭部を有する、いわ
ゆるキノコ状の係合素子であればよい。
【0044】前述の織り構造をもつループ織物が織成さ
れたのち、第1実施例と同様に熱セットと裏面に薄膜の
形成とがなされ、次いで常法にしたがって雄係合素子用
のループ5aだけが、その一部を切断されて雄係合素子
であるフック片6となる。本実施例にあっても、第1実
施例と同様に得られた面ファスナーは柔軟性と透明性が
確保され、当然に同一構造の面ファスナー同士の係合素
子面を対向させて押圧することにより、所要の係合強度
をもって接合し、容易に引き剥がすこともできる。
【0045】以上の説明は、本発明の好適な実施例を説
明したものであり、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではなく、例えば透明性や柔軟性に固執しない場
合には、地織物の経糸や緯糸の繊度を通常の繊度とする
ことも可能であり、織り密度も適宜選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である雌面ファスナーを部
分的に示す斜視図である。
【図2】本発明の面ファスナーの製造工程例を示す設備
配置図である。
【図3】本発明の第2実施例である雄面ファスナーを部
分的に示す斜視図である。
【図4】本発明の第3実施例である雄雌混在型の面ファ
スナーを部分的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1 地織物 2 経糸 3 緯糸 4 (雌係合素子用の)モノフィラメント 4a (雌係合素子としての)ループ 5 (雄係合素子用の)モノフィラメント 5a (雄係合素子用の)ループ 6 フック片 w 経糸列

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地組織から構成される基材織物(1) の織
    成と同時に織込まれ、同織物(1) の表面から突出する多
    数の係合素子を有する面ファスナーにおいて、 前記地組織を構成する経糸(2) 、緯糸(3) 及び前記係合
    素子を構成する糸条の全てがモノフィラメントからなる
    ことを特徴とする繊維製面ファスナー。
  2. 【請求項2】 前記基材織物(1) の裏面に付与された合
    成樹脂が、前記経糸(2) 、緯糸(3) 及び前記係合素子を
    構成するモノフィラメント同士が交差する部分に集中的
    に付着してなり、前記経糸(2) 、緯糸(3) 及び係合素子
    を構成するモノフィラメントの織り組織間に間隙が形成
    されてなる請求項1記載の繊維製面ファスナー。
  3. 【請求項3】 前記係合素子がループからなる雌係合素
    子(4) である請求項1記載の繊維製面ファスナー。
  4. 【請求項4】 前記係合素子がフック状又はきのこ状の
    雄係合素子(5) である請求項1記載の繊維製面ファスナ
    ー。
  5. 【請求項5】 前記多数の係合素子がループからなる雌
    係合素子(4) とフック状又はきのこ状の雄係合素子(5)
    とからなり、それらの係合素子(4,5) が混在してなる請
    求項1記載の繊維製面ファスナー。
  6. 【請求項6】 前記雌係合素子を構成するモノフィラメ
    ントが2d〜70dである請求項3又は5のいずれかに
    記載の繊維製面ファスナー。
  7. 【請求項7】 前記雄係合素子を構成するモノフィラメ
    ントが100d〜150dである請求項4又は5記載の
    繊維製面ファスナー。
  8. 【請求項8】 前記地組織を構成する経糸が2d〜10
    0d、緯糸が30d〜100dのモノフィラメントから
    なる請求項6記載の繊維製面ファスナー。
  9. 【請求項9】 前記全てのモノフィラメントが透明又は
    半透明の素材からなる請求項8記載の繊維製面ファスナ
    ー。
  10. 【請求項10】前記請求項2記載の繊維製面ファスナー
    の製造方法であって、 モノフィラメントからなる前記経糸(2) 及び前記緯糸
    (3) により地織物(1) を製織すると同時に、その表面に
    ループを形成しつつ雌及び/又は雄の係合素子(4,5) の
    構成素材であるモノフィラメントを織り込むこと、 製織を終了した織物を熱セットして織り形態を固定する
    こと、 セットが終了した前記織物の裏面に合成樹脂材料を塗布
    して薄い皮膜を形成すること、 前記織物の裏面側から表面側に向けて前記皮膜に気体を
    吹き付け、同皮膜を前記織物の各構成糸条の各交差部に
    集束させることを含み、 前記集束により前記面ファスナーの各構成糸条間に表裏
    が貫通する空隙を形成することを特徴とする繊維製面フ
    ァスナーの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記雄係合素子(5) の構成素材である
    上記ループの一部を切断することを含む請求項10記載
    の製造方法。
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