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JPH11243224A - 光起電力素子モジュール及びその製造方法並びに非接触処理方法 - Google Patents

光起電力素子モジュール及びその製造方法並びに非接触処理方法

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Publication number
JPH11243224A
JPH11243224A JP10335077A JP33507798A JPH11243224A JP H11243224 A JPH11243224 A JP H11243224A JP 10335077 A JP10335077 A JP 10335077A JP 33507798 A JP33507798 A JP 33507798A JP H11243224 A JPH11243224 A JP H11243224A
Authority
JP
Japan
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photovoltaic element
medium
photovoltaic
element module
energy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP10335077A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshifumi Takeyama
祥史 竹山
Yoshimitsu Hayashi
芳光 林
Masayuki Kusakari
正幸 草苅
Koji Tsuzuki
幸司 都築
Koichi Shimizu
孝一 清水
Tsutomu Murakami
勉 村上
Yasunaga Satoi
庸修 里井
Shozo Kasai
省三 笠井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10335077A priority Critical patent/JPH11243224A/ja
Priority to US09/219,597 priority patent/US6388187B1/en
Publication of JPH11243224A publication Critical patent/JPH11243224A/ja
Priority to US09/840,888 priority patent/US6511861B2/en
Priority to US09/840,893 priority patent/US6984804B2/en
Abandoned legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10FINORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
    • H10F19/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one photovoltaic cell covered by group H10F10/00, e.g. photovoltaic modules
    • H10F19/90Structures for connecting between photovoltaic cells, e.g. interconnections or insulating spacers
    • H10F19/902Structures for connecting between photovoltaic cells, e.g. interconnections or insulating spacers for series or parallel connection of photovoltaic cells
    • H10F19/906Structures for connecting between photovoltaic cells, e.g. interconnections or insulating spacers for series or parallel connection of photovoltaic cells characterised by the materials of the structures
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10FINORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
    • H10F19/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one photovoltaic cell covered by group H10F10/00, e.g. photovoltaic modules
    • H10F19/90Structures for connecting between photovoltaic cells, e.g. interconnections or insulating spacers
    • H10F19/902Structures for connecting between photovoltaic cells, e.g. interconnections or insulating spacers for series or parallel connection of photovoltaic cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩留りが良く、自動化の容易な、光起電力素
子群の電気的接続方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも2つ以上の光起電力素子を電
気的に接続する際に、前記光起電力素子の電気的接続部
に波長0.4〜2.0μmの光を少なくとも10%以上
吸収する媒体を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光起電力素子モジュ
ール及びその製造方法並びに非接触処理方法に関し、特
に詳しくは、複数の光起電力素子が電気的に接続された
光起電力素子モジュール及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、温室効果すなわちCO2の増加に
よる地球の温暖化が問題となっており、CO2を排出し
ないクリーンなエネルギー源開発への要求がますます高
まっている。このようなエネルギー源の1つとして原子
力発電が挙げられるが、放射性廃棄物の問題等解決しな
ければならない問題が多く、より安全性の高いクリーン
なエネルギー源が望まれている。そして、将来期待され
ているクリーンなエネルギー源の中でも、太陽電池(光
起電力素子)は、そのクリーンさ、安全性の高さ、取り
扱いの容易さ、といった面から非常に注目されている。
【0003】現在、太陽電池は、単結晶シリコン或いは
多結晶シリコンを用いた結晶系、非晶質シリコンを用い
た非晶質系、化合物半導体系、に大別される。その中で
も、非晶質シリコン太陽電池は、変換効率こそ結晶系の
太陽電池に及ばないものの、大面積化が容易であり、光
吸収係数が大きいので薄膜で作動する等の結晶系太陽電
池にはない優れた特徴を有しており、将来有望視されて
いる太陽電池である。
【0004】太陽電池が注目されているにもかかわら
ず、その普及が遅れている理由の一つとして、太陽電池
の製造コストが高い点が挙げられる。太陽電池の製造コ
ストを下げるべく様々な方法が模索されている。その代
表的なアプローチとしては、 (1)光電変換層の製造費の節減 (2)発電領域の効率的利用 (3)接続個所を減らすことによる接続部材料費の節
減、及び接続の為の人件費の節減 (4)被覆材料の使用量の節減、及び材料費のコストダ
ウン 等が挙げられる。本発明は、上記アプローチのうち、特
に(3)に関するものである。太陽電池の接続工程は複
雑な上に高信頼性が要求される工程である反面、コスト
ダウンの為に簡略化を行い、部品点数を減らし、自動化
や高速化による大量生産可能な接続方法の提供が要求さ
れている工程でもある。
【0005】図11は、例えば特開平8−139349
号公報等に開示されている本発明者らが検討を行ってい
る光起電力素子の一例を示す模式図であり、図11
(a)は該光起電力素子を受光面側から見た平面図であ
り、図11(b)は図11(a)で示す光起電力素子の
X−X’断面図である。
【0006】図11に示した光起電力素子600は、ス
テンレス等の導電性を有する基板602の上に下部電極
層603、半導体層604、上部電極層605を順次積
層することによって作製されている。
【0007】上部電極層605としては、反射防止手段
と集電手段とを兼ねて酸化インジウム、酸化インジウム
錫(ITO)等からなる透明導電膜が用いられる。
【0008】FeCl3、AlCl3等を含むエッチング
ペーストをスクリーン印刷等の方法で塗布し加熱するこ
とによって、透明導電膜の一部は図中601(エッチン
グライン)に示す線状に除去されている。透明電極膜の
一部を除去する目的は、光起電力素子の外周切断時に基
板602と上部電極層605との短絡が発生しにくいよ
うにすることである。
【0009】また、上部電極層605の表面には、発電
された電力を効率よく集電するための集電電極606が
形成されている。集電電極606は、半導体層で発生し
た電力を損失なく取り出すために、予め導電性接着剤を
薄くコートした金属ワイヤー(例えば、カーボンペース
トをコートした銅ワイヤー)を上部電極層605上に接
着することにより形成している。銅ワイヤーを用いるの
は、電力損失を低減するためであり、他の導電率が高い
材料で代用することも可能である。
【0010】さらに、これらの集電電極606のさらな
る集電電極として、導電性箔体607が設けられてい
る。導電性箔体607の下部には、性能が保証されない
エッチングライン部による絶縁を確保するため、絶縁部
材608が設けられている。
【0011】そして、この光起電力素子600は、金属
箔体607と基板602とが両極の端子として機能し、
電力を取り出すことが出来る。
【0012】しかしながら上記光起電力素子は、これだ
けでは発電用途に使用することは難しい。通常は、単一
の光起電力素子では発電電力が低すぎるため、複数の光
起電力素子を直列又は並列に接続することによって所望
の電圧及び電流を得る必要がある。
【0013】図11(c)は直列接続した光起電力素子
(2直列の場合)の一例を示す模式図である。本図で
は、一つの光起電力素子の導電性箔体607とこれに隣
接する光起電力素子の基板602とを、接続部材611
を用いて電気的に接続し直列化している。接続には、半
田を使用し、半田付け後にMEK(メチルエチルケト
ン)等の溶剤で洗浄することにより直列化が完成する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光起電力素子の接続方法には、以下のような問題点があ
った。
【0015】(1)半田を用いて金属基板に導電箔体を
固定しようとすると、半田を溶融固定させるために基板
の一部を加熱する必要がある。しかしながら、加熱を行
うと、導熱性の金属基板を通じて熱が伝わり、広範囲に
半導体層を劣化させるなど、半導体固有の特性を下げる
ことがある。加えて、加熱温度、加熱時間によっては、
半導体層自体を故障させて、歩留まりを低下させてしま
うことがある。
【0016】(2)半田を溶融固定する際の加熱によ
り、半導体素子上に設けた導電性接着剤の劣化が発生
し、接着強度及び電気導電率が低下するおそれがあり、
信頼性が悪化することが懸念される。
【0017】(3)半田を溶融させるので、加熱冷却だ
けで少なくとも10秒前後の時間が必要となり、量産性
が悪い。
【0018】(4)大量生産するために自動機に導入す
る場合などに、均一に半田付けするための温度管理や半
田こて先の管理が難しく、自動化が困難である。
【0019】(5)MEKのような溶剤を用いて拭き取
ったとしても基板に付いたフラックスが取れにくく、高
温高湿下で錆が発生し易い。その結果、太陽電池の被覆
材の剥離が生じてしまうことがある。
【0020】(6)半田こてを用いて接続しているの
で、半田かすが発生し、歩留まりを低下させる要因にな
っている。例えば、半田かすが、直列接続されている隣
り合った光起電力素子間に入り込み、電気的にショート
させてしまう場合がある。
【0021】一方、レーザ光の照射、ハロゲン光照射、
電磁波照射による非接触処理方法はエッチング、溶接、
切断などの被処理材料の加工処理や、半導体材料の熱処
理などに広く利用されており、上記半田を用いた接続の
問題点をある程度解消できる。
【0022】しかし、このような非接触加工処理は、
光、熱、電磁波を効率よく吸収することが大切である。
例えば、電気部品、特に光起電力素子の電極として頻繁
に使用される金、銀、銅、アルニミウムなどの材料を使
用する場合では、これらのレーザ光に対する表面反射が
大きく、エネルギーの吸収効率が悪いため、吸収をよく
するための工夫が必要であり、余分な工程を必要とせず
にエネルギーの吸収効率を上げ、しかも安定かつ高速に
処理できる方法が望まれている。
【0023】本発明は、上記問題点を解決することによ
って、信頼性に富み、自動化が容易な、光起電力素子の
接続方法を提供することを目的としている。
【0024】さらに、本発明は、安定した処理ができる
と同時に、高速処理が可能で、非処理表面にエネルギー
吸収媒体が残らないレーザ処理方法、及び光起電力素子
の接続方法を提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した問題
点を一度に解決し、上述の目的を達成するものである。
すなわち、本発明は、少なくとも2つ以上の光起電力素
子が電気的に接続された光起電力素子モジュールにおい
て、前記光起電力素子の電気的接続部に、波長0.4〜
2.0μmの光を少なくとも10%以上吸収する媒体を
有することを特徴とする光起電力素子モジュールであ
る。
【0026】また、本発明は、少なくとも2つ以上の光
起電力素子を電気的に接続する工程を有する光起電力素
子モジュールの製造方法において、該工程が、第一の光
起電力素子の一部に波長0.4〜2.0μmの光を少な
くとも10%以上吸収する媒体を設け、該媒体に0.4
〜2.0μmのレーザー光を照射することによって、該
第一の光起電力素子と第二の光起電力素子とを電気的に
接続する工程であることを特徴とする光起電力素子モジ
ュールの製造方法である。
【0027】さらに、本発明は、少なくとも2つ以上の
光起電力素子を電気的に接続する工程を有する光起電力
素子モジュールの製造方法において、該光起電力素子
は、導電性基板と半導体層と透光性電極とを少なくとも
有し、該工程が、第一の光起電力素子の導電性基板と第
二の光起電力素子の透光性電極との間をレーザー溶接を
用いて電気的に接続する工程であることを特徴とする光
起電力素子モジュールの製造方法である。
【0028】さらに、本発明は、エネルギー供給手段に
よりエネルギーを与えることで処理を行なう非接触処理
方法であって、被処理材料上に、該エネルギーを吸収す
る非接着媒体を載置し、該エネルギーを前記非接着媒体
に照射することを特徴とする非接触処理方法である。
【0029】さらに、本発明は、少なくとも2つ以上の
光起電力素子を電気的に接続する工程を有する光起電力
素子モジュールの製造方法において、該工程が、第一の
光起電力素子の一部にエネルギーを吸収する非接着媒体
を載置し、該媒体にエネルギーを照射することによっ
て、該第一の光起電力素子と第二の光起電力素子とを電
気的に接続する工程であることを特徴とする光起電力素
子モジュールの製造方法である。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0031】(光起電力素子)本発明で用いられる光起
電力素子の一例の模式的な断面図を、図12に示す。図
12中、701は基板、702は下部電極層、703は
半導体層、704は上部電極層である。図12に示す光
起電力素子は、可撓性を有することが望まれる非晶質シ
リコン系太陽電池に好適に適用できるものである。しか
しながら、かかる構成は、非晶質系以外の、単結晶シリ
コン系、多結晶シリコン系、あるいはシリコン以外の半
導体を用いた太陽電池、ショットキー接合型の太陽電池
等にも適用可能である。
【0032】基板701は、非晶質シリコン系のような
薄型の太陽電池の場合に半導体層703を機械的に支持
する部材である。基板701の材料は導電性でも絶縁性
でもよいが、基板701に電極の役割も兼ねさせる場合
には、導電性である必要がある。基板701には半導体
層703等を設ける際の加熱温度に耐えうる耐久性が要
求される。
【0033】基板701を構成する導電性の材料として
は、例えばFe、Ni、Cr、Al、Mo、Au、N
b、Ta、V、Ti、Pt、Pb等の金属、又はこれら
の合金、例えば真ちゅう、ステンレス鋼、等の薄板及び
その複合体が挙げられる。
【0034】基板701を構成する電気絶縁性の材料と
しては、ポリエステル、ポリエチレン、ポリカーボネー
ト、セルロースアセテート、ポリプロピレン、ポリ塩化
ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミ
ド、ポリイミド、エポキシ樹脂等の耐熱性合成樹脂、又
はこれらとガラスファイバー、カーボンファイバー、ホ
ウ素ファイバー、金属繊維等との複合体、及び、ガラ
ス、セラミック等が挙げられる。
【0035】(下部電極層)下部電極層702は、半導
体層703で発生した電力を取り出すための一方の電極
であり、半導体などに対してオーミックコンタクトをと
るような仕事関数を持つことが要求される。
【0036】下部電極層702の材料としては、例え
ば、Al、Ag、Pt、Au、Ni、Ti、Mo、F
e、V、Cr、Cu、ステンレス、真ちゅう、ニクロ
ム、SnO2、In23、ZnO、ITO(インジウム
錫酸化物)等のいわゆる金属単体又は合金、あるいは透
明導電性酸化物(TCO)が用いられる。
【0037】下部電極層702の表面は平滑であること
が望ましいが、光の乱反射を生じさせる場合にはその表
面にテクスチャー処理を施してもよい。また、基板70
1を導電性基板とした場合には、下部電極層702を設
けなくてもよい。
【0038】下部電極層702は、メッキ、蒸着、スパ
ッタリング等の公知の方法で設けることができる。
【0039】(半導体層)本発明に用いられる光起電力
素子の半導体層703としては、薄膜太陽電池に一般的
に使用されている公知の半導体物質を使用することがで
きる。具体的には、pin接合非晶質シリコン層、pn
接合多結晶シリコン層、CuInSe2/CdS等の化
合物半導体からなる層、等を半導体層703として用い
ることができる。
【0040】半導体層703が非晶質シリコン層の場
合、例えば、シランガス等の薄膜を形成する原料ガス
を、プラズマ放電を発生させるプラズマCVD装置等に
導入することによって、半導体層703を形成すること
ができる。また、半導体層703がpn接合多結晶シリ
コン層の場合には、例えば、溶融シリコンから薄膜を形
成する方法によって形成することができる。半導体層7
03がCuInSe2/CdS等の化合物半導体からな
る場合には、電子ビーム蒸着法、スパッタリング法、電
析法等の方法で形成することができる。
【0041】(上部電極層)上部電極層704は半導体
層703で発生した起電力を取り出すための一方の電極
であり、下部電極層702と対になっている。上部電極
層704は、下部電極層702同様、半導体などに対し
てオーミックコンタクトをとるような仕事関数を持つこ
とが要求される。上部電極層704は非晶質シリコンの
ようにシート抵抗が高い半導体を半導体層703として
用いた場合に必要であり、結晶系の半導体を用いた場合
にはシート抵抗が低いため特に必要としない。
【0042】また、基板701として不透明なものを用
いた場合、必然的に上部電極層704が光入射側に位置
することとなる。この場合、上部電極層704は透光性
であることが必要であり、いわゆる透明電極である必要
がある。太陽や白色蛍光灯等からの光を半導体層703
内に効率よく吸収させるために、上部電極層704の光
透過率は85%以上であることが好ましい。また、半導
体層703で発生した光電流を、半導体層703に対し
て平行な方向に効率よく流すために、上部電極層704
のシート抵抗値は100Ω/□以下であることが好まし
い。このような特性を備えた上部電極層に好適な材料と
して、例えばSnO2、In23、ZnO、CdO、C
dSnO4、ITO(In23+SnO2)等の金属酸化
物が挙げられる。
【0043】(非接触処理及び光起電力素子モジュール
の製造方法)本発明にかかる非接触処理としては、電気
部品を始めとする各種部品や金属材料及び非金属材料を
問わない一般構造物のエネルギ照射による溶接や切断、
及び電気部品製造過程でのエッチング処理やパターンニ
ング、及び半導体材料の熱処理などに適用可能である。
【0044】本発明では、特に光起電力素子をレーザー
溶接する。以下、本発明で用いられるエネルギー供給手
段と、本発明の光起電力素子モジュールの特徴であるエ
ネルギーを吸収する媒体について説明する。
【0045】(エネルギー供給手段)本発明にかかるエ
ネルギー供給手段としては、光、熱、電磁波が適宜使用
可能であり、光としては、レーザ光、ハロゲン又は遠赤
外ランプ等の光照射による加熱等が挙げられる。
【0046】本発明のレーザー溶接において用いられる
レーザーとしては、ルビー(Cr3+:Al23)、YA
G(Nd3+:Y3Al512)、リン酸ガラス、ケイ酸ガ
ラス、YLF(Nd3+:LiYF4)、タイサファイア
(Ti3+:Al23)等の固体レーザー、及び、CO2
レーザー励起遠赤外、放電励起遠赤外、希ガスイオン等
の気体レーザーが挙げられる。
【0047】太陽電池等の大電流を流すシステムに使用
する金属材料としては、抵抗によるロスを少なくするた
め低抵抗の材料が好適である。しかしながら、図13に
示すように、波長0.4μm以上の光を金属に照射した
場合の反射率はかなり高いため、波長0.4μm以上の
レーザー光を金属の溶接に用いることは難しかった。一
方、波長0.4μm以下のレーザー光を用いると、例え
ばエキシマレーザーに見られるように、設備が高価にな
るなどの問題点がある。従って、波長0.4μm以下の
レーザー光の使用は、高付加価値製品に限定されてい
た。
【0048】本発明は、波長0.4μm以上のレーザー
光を光起電力素子などの金属溶接に用いることを可能に
したものである。
【0049】波長0.4μm以上のレーザーの中でも特
に固体レーザー(主な固体レーザーの波長は0.4〜
2.0μmの範囲にある)は気体レーザーと比べて高効
率で高出力のレーザー光が得られ易いという利点があ
り、装置を小型化することができるという利点も有す
る。さらに、その中でもとりわけYAGレーザーは、光
ファイバーによってレーザー光の伝達ができ、レーザー
発信器から離れたところでの溶接などの処理を行うこと
が可能であるといった優れた特性を有しており、光ファ
イバーと出射ユニットの選択によって溶接状態を変更す
ることも可能であり、更には、レーザー光を2〜10程
度に分岐することも可能である。
【0050】(エネルギーを吸収する媒体)光を金属に
照射した場合の反射特性は、金属の種類に依存し、図1
3に示したようになっている。光の波長にもよるが、特
に長波長側では、照射光の大部分は反射されてしまう。
例えば、ルビーレーザー光の波長(0.69μm)に近
い0.7μmにおける各金属の反射率は金:97.0
%、、銀:98.5%、銅:97.5%、アルミニウ
ム:89.8%である。また、YAGレーザーの波長
(1.06μm)における各金属の反射率は金:98.
2%、、銀:98.9%、銅:98.5%、アルミニウ
ム:93.9%である。従って、光起電力素子に使用さ
れる金、銀、銅、アルミニウム等の金属を、ルビーレー
ザー、YAGレーザー等を用いて溶接することは困難で
あった。
【0051】<波長0.4〜2.0μmのレーザー光を
少なくとも10%以上吸収する媒体>そこで、本発明で
は、レーザー光を10%以上吸収する媒体を溶接面に設
けたことによって、溶接不良を減らし、安定したレーザ
ー溶接を行うことを可能とした。特に、上記媒体として
は、上述した固体レーザーの波長域である0.4〜2.
0μmでの吸収率が10%以上とすることが好ましい。
【0052】レーザー光を10%以上吸収する媒体を溶
接面に設けることによる効果を図14に示す。
【0053】図14は、レーザー光を照射する金属体と
して反射率の大きい銅箔体、銀メッキ銅箔体(それぞれ
厚さ100μm)を選び、金属体表面に媒体として塗料
を均一に塗布し、YAGレーザー(波長:1.06μ
m)を照射し溶接した場合の、媒体の光吸収率と溶接安
定性の関係をグラフ化したものである。ここで、塗料と
しては光吸収率が異なるものを複数用いて評価した。ま
た、溶接は各反射率に対し最適な条件(但し、銅と銀メ
ッキ銅との条件は同一)で行った。さらに、溶接安定性
は、溶接後のサンプルにサーマルサイクルテスト(90
℃〜−40℃を200サイクル)を施した後の接合力が
4.0kg以上であり、且つ光学顕微鏡による観察で溶
接部に穴あきやクラックが見受けられないものを良品と
判断し、その良品率によって評価した。
【0054】銅及び銀は、波長1.06μmのレーザー
光を98.0%以上反射させてしまうため、そのままで
は金属体の溶接安定性は40%以下であり、レーザー溶
接を導入するには無理があった。しかし、図14に示す
ように、金属体表面に光を吸収する媒体を設けることに
よって金属体の溶接安定性を向上させることができる。
特に、媒体の光吸収率を10%以上とすることによっ
て、溶接安定性を80%以上にすることができる。
【0055】ところで、金属をレーザー溶接するのに必
要なエネルギー(溶接エネルギー)は以下の式で表すこ
とができる。
【0056】(溶接エネルギー)=(レーザー出射エネ
ルギー)×(金属の光吸収率) 通常、金属をレーザー溶接する場合、金属の表面反射が
あるため、溶接エネルギーよりも大きいエネルギーのレ
ーザー光を照射する必要がある。例えば、金属の光反射
率が90%の場合には、反射がない金属を溶接する場合
の10倍のレーザー出射エネルギーが必要である。レー
ザー光が一旦金属内部に導入されると、金属溶融が起こ
り、一旦溶融した金属はレーザー光を吸収しやすくなる
ので、照射されたエネルギーの大部分が溶接エネルギー
となる。ところが、金属体が例えば光起電力素子に用い
られる薄い箔体等の場合、過剰なエネルギーによってレ
ーザー照射部分の温度が金属の融点を超え、金属体に穴
があくことがある。本発明では、レーザー光が照射され
る金属体表面に、波長0.4〜2.0μmのレーザー光
を吸収する媒体を設けることによって、金属体表面の反
射を抑え、金属体内部にレーザー光が導入され易くして
いる。例えば、5Jのエネルギーが必要な溶接を行う際
には、金属の反射率が90%の場合50Jの出射エネル
ギーが必要だったのが、媒体を設けることで表面反射率
を80%にすることができれば25Jの出射エネルギー
で溶接を行うことが可能になる。つまり、表面反射が大
きい金属体表面に光吸収媒体を設けることで、レーザー
光の出射エネルギーを大幅に低減することができる。そ
れにより、金属体に穴があくことを防ぐことができる。
【0057】上記検討では、光を吸収する媒体として塗
料を用いたが、本発明の媒体は、塗料には限られず、絶
縁性材料、導電性材料を問わず適宜選択して用いること
ができる。しかしながら、本発明の媒体に用いられる絶
縁性材料は、溶接時の熱によって溶けるなどして金属体
同士の導電性が確保される材料であることが必要であ
る。
【0058】具体的には、フェルトペンやインクジェッ
ト法等を用いて、金属体表面に色をつけることによって
も、充分本発明の目的を達成することができる。その際
の色としては、光吸収係数の大きい有色系統が望まし
い。溶接安定性を高めるためには、色ムラの少ないイン
ク塗布方法を用いることが好ましい。例えば、シルクス
クリーン印刷したインクを熱風乾燥炉で硬化するなどさ
まざまな方法を選択することが可能である。
【0059】また、インクを使用する以外に、例えば黒
PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム(例え
ば、東レ社製、商品名:ルミラーX30、ICI社製、
商品名:メリネックス427)等のフィルム材を金属体
表面に密着させ、フィルム側からレーザー光を照射する
ことにより、フィルムも含めて溶接してしまっても良
い。溶接後、このフィルムは取り除いた方が好ましい
が、使用するフィルムの材料によっては取り除かなくて
もよい場合もある。フィルムの厚さを5〜30μmとす
ることによって、溶接が安定するとともに、溶接後のフ
ィルム除去が容易になる。
【0060】さらに、媒体として導電性材料を用いる場
合、光吸収係数の大きい金属材料を適宜選択して用いる
ことができる。具体的には、ステンレスなどの鉄系材
料、Niや半田によりメッキを施した材料、強酸性液中
で処理を行い金属体表面を酸化又はエッチングした材
料、カーボンブラックをコーティングした材料、導電性
微粒子を分散した材料、等を金属体表面に配置し、導電
性材料も含めて溶接してしまう方法が挙げられる。溶接
後、この導電性材料は取り除いた方が好ましいが、使用
する材料により取り除かなくてよい場合もある。
【0061】また、金属体自体にNiや半田によるメッ
キを施し、Ni又は半田を光を吸収する媒体とすること
もできる。
【0062】上述した媒体を用いてYAGレーザーによ
る溶接を行なった場合の溶接安定性の例を図15に示
す。図15に示す媒体の詳細は以下の通りである。
【0063】 フェルトペン 油性マジックインキNo.500 手塗り 光吸収率:10% シルクスクリーン印刷 CT−5079−3A (Emerson&Cuming社製) 印刷機 光吸収率:60% インクジェットプリンター JP−K27(日立製作所製) 専用印字機 光吸収率:25% 黒PETテープ メリネックス427(ICI社製) (ルミラーX(東レ社製)、又はルミラーT(東レ社製)にブラック処理でも 可) 光吸収率:60% Niメッキ 厚さ2〜5μm 光吸収率:50% 表面酸化 電解処理 光吸収率:20% いずれの媒体を用いた場合も、溶接安定性70%以上と
いう良好な結果が得られている。
【0064】<非接着媒体>本発明にかかる非接着媒体
としては、以下に示す材料が適用可能である。
【0065】エネルギーの反射を抑える特性をもつ、
紙、布、皮、又はステンレス、鋼、ブラックアルマイト
などの金属薄箔、又はポリエチレンテレフタレートフィ
ルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリエチ
レンナフタレートフィルム、ポリシクロヘキシレンジメ
チレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンビスフェ
ノキシカルボキシレートフィルム等のポリエステル類フ
ィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン類フィルム、セルロースアセテートブチレ
ートフィルム、セルロースアセテートプロピオネート等
のセルロース誘導体フィルム、ポリ塩化ビニルフィル
ム、ポリ塩化ビニリデンフィルム等のビニル系樹脂フィ
ルム、或いはポリスチレンフィルム、ポリアミドフィル
ム、ポリイミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、
ポリスルフォンフィルム、ポリウレタン樹脂フィルム、
エポキシ樹脂フィルム、フッ素樹脂の高分子フィルム、
及びこれらの高分子フィルムにステンレス箔、鋼箔、ブ
ラックアルマイト箔などの金属薄箔をラミネートした複
合材料が挙げられる。
【0066】これらのうちでも、少なくとも高分子フィ
ルムを有する場合、薄体で高強度であるばかりでなくエ
ネルギー照射時に高分子フィルムが溶解及び揮発するの
で、エネルギー照射後さらに容易に取り除くことができ
る。また高分子フィルムは長尺で供給されることが多く
量産性に富む。
【0067】また、磁気テープである場合には、本発明
の効果を最も満足することができる。すなわち、安定し
た加工性、離型性、高速処理に優れている。さらに、磁
気テープの磁気面を被処理材料に密着させることによっ
て、より離型性を向上することができる。
【0068】更に、非接着媒体の被処理材料に密着する
面の、表面粗さが0.1〜5000nmであることが好
ましい。5000nm以下である場合、図21に示すよ
うに該非接着媒体が、例えばレーザ光を効率よく被処理
材料内へ導く。また該非接着媒体の被処理材料に密着す
る面が表面粗さが二乗平均で0.1nm以上である場
合、例えば、図22に示すようにレーザ処理時に該非接
着媒体の被処理材料への引っ付きが少なく、レーザ処理
後に該非接着媒体を容易に取り除くことができる。
【0069】少なくともエネルギー照射により処理され
る被処理材料に接する側に、表面粗さが二乗平均で0.
1乃至5000nmの凹凸を設ける方法として、材料自
体の持つ特性である場合や、エッチングや放電による表
面処理を行なう場合、プレスや引っ掻きによる表面形状
変形を行なう場合、高分子フィルムにカーボンブラック
や顔料等の有色材料を練り込場合、または、選択した材
料を塗布又は蒸着する場合などがある。
【0070】例えばポリエチレンテレフタレートフィル
ムを例にとると、特公昭30−5639号公報に開示さ
れるように、原料ポリマーの重合媒体の選択、あるいは
無機粒子を添加することでフィルム表面の突起を調整可
能である。具体的にはSiO2、TiO2、CaCO3
Al23等の酸化物、あるいは無機塩等を原料ポリマー
の重合段階又は延伸前のペレット溶融の段階で添加する
方法などが挙げられる。
【0071】また、塗布又は蒸着する材料としてはカー
ボンブラック、グラファイト、酸化チタン、硫酸バリウ
ム、硫化亜鉛、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸
化亜鉛、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、二硫化タ
ングステン、二硫化モリブデン、窒化ホウ素、二硫化
錫、二硫化珪素、酸化クロム、アルミナ、炭化珪素、酸
化セリウム、コランダム、人造ダイヤモンド、酸化鉄、
ザクロ石、ガーネット、ケイ石、窒化珪素、炭化モリブ
デン、炭化ホウ素、炭化タングステン、炭化チタン、ケ
イソウ土、ドロマイト、樹脂性の粉末などの潤滑剤、研
磨剤、帯電防止剤、分散剤、顔料、及び/或いは併用し
てフタロシアニン染料、アゾ染料、アントラキノン染
料、インジゴイド染料、ニトロおよびニトロソ染料、キ
ノリン染料、メチン染料、チアゾール染料、キノンイミ
ン染料、アジン染料、オキサジン染料、チアジン染料、
アゾイック染料、ジフェニルメタン染料、トリフェニル
メタン染料、キサンテン染料、アクリジン染料、酸化染
料、硫化染料、フタレイン染料、アミノケトン染料、オ
キシケトン染料等を含有させた場合が挙げられる。
【0072】例えば、紙、布、又はカーボンブラック等
の顔料をノズル式コーターにて塗布した材料などは、例
えばレーザ処理時の熱により融けた「かす」が被処理材
料に引っ付きにくいので、非接着の反射防止材料とし
て、より好意的に使用される。
【0073】上記非接着媒体の供給手段としては、シー
ト状又はロール状など特に限定はないが、着脱可能で供
給されることが望ましく、また、量産性を考慮する場合
には連続で供給されることが望ましい。
【0074】シート状で供給される場合は、処理終了ご
とに交換が必要であったり、再度同じ位置にエネルギが
照射されないように位置をずらす手段が必要であったり
する為、より好ましくはロール状で供給され、かつ処理
後に巻き取られることが望ましい。ロール状の場合に
は、簡単な送り出し機構と巻き取り機構で連続的に供給
でき、量産性を向上することができる。
【0075】(被処理材料)被処理材料としては、各種
の金属材料及び非金属材料が適用可能であり制限はない
が、特に使用するエネルギに対する吸収特性が低い材料
に対して有効である。より具体的には、使用するエネル
ギに対して40%以上の反射率を有する高反射材料、も
しくは40%以上の透過率を有する材料に対して有効で
ある。
【0076】具体的な金属材料としてFe、Ni、C
r、Al、Mo、Au、Nb、Ta、V、Ti、Pt、
Pb、Ag、Cu等のいわゆる金属、又はこれらの合
金、例えばステンレス鋼、真ちゅう、ニクロムなどが用
いられる。特に、電気部品などの電流を流す電極に使用
する金属材料としては抵抗ロスを少なくするため低抵抗
な金、銀、銅、アルミニウムなどの材料が好ましく使わ
れるが、前述したように、これらの各金属に対するレー
ザ光の反射特性が高く(図13)、波長0.4μm以上
のレーザ光を直接金属に照射しレーザ加工することは難
しかった。しかし、波長0.4μm以下のレーザ光は例
えばエキシマレーザに見受けられるように設備が高価に
なることや、溶接、切断などに必要な高エネルギーが得
られにくいなど使用範囲限定されてきた。
【0077】また、非金属材料として、ポリエステル、
ポリエチレン、ポリカーボネート、セルロースアセテー
ト、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、エポキ
シ樹脂、フッ素樹脂の合成樹脂、又はこれらとガラスフ
ァイバー、カーボンファイバー、ホウ素ファイバー、及
びガラス、セラミック等が挙げられる。
【0078】電気部品製造過程でのエッチング処理やパ
ターンニングなどでレーザ光により除去される材料、及
び熱処理される半導体材料などは、例えば単結晶シリコ
ン、多結晶シリコン、アモルファスシリコン、CuIn
Se2/CdS等の化合物シリコン、及びSnO2、In
23、ZnO、ITO(インジウム錫酸化物)が挙げら
れる。
【0079】本発明の接続方法は、少なくとも2つ以上
の光起電力素子を電気的に直列又は並列に接続して光起
電力素子モジュールを製造する際に、信頼性が高く、自
動化が容易な接続方法についての本発明者の実験及び詳
細な検討によって実現されたものであり、以下のような
作用を奏する。
【0080】(1)従来法と比較して、短時間で作業が
完了することに加え、溶接点が極小であるので、熱によ
り悪影響を受ける部分が少ない。それにより、半導体固
有の特性分の電力をほぼ完全に取り出すことができる。
かかる作用は、レーザー溶接される一部分をエッチング
ラインなどにより有効域と分離しておくことによりさら
に高めることができる。
【0081】(2)金属基板上に半導体素子を設けた光
起電力素子の接続においては、エッチングラインなどに
より有効域と分離しておいた金属基板を直接端子取り出
し電極として利用できるので、端子形成の工程を省くこ
とができ、非発電領域を少なくする事ができる。この
点、金属基板以外の導電性基板を用いても同様である。
【0082】(3)隣接する光起電力素子同士を電気的
に接続する際に、半導体素子の電極部に金属体を設け、
隣接する光起電力素子の金属体同士をレーザー溶接を用
いて電気的に接続するので、半導体が受ける熱の悪影響
を殆ど心配する必要がなくなるばかりでなく、接続形態
の制約がなくなり、任意の設計が可能となる。
【0083】(4)光起電力素子の半導体層と集電電
極、及び光起電力素子の集電電極と電極部に設ける金属
体の接合、等を導電性接着剤を用いて行うことで工程の
簡略化ができる。この点、従来のように半田を用いた場
合には、半田を溶融固定する際の加熱により導電性接着
剤が劣化し歩留まりが低下するという問題が発生してい
たが、本発明によってかかる問題点は解決され、光起電
力素子モジュールの製造工程に導電接着剤を用いること
が可能となった。
【0084】(5)レーザー光を用いて金属体同士を溶
接する場合には、金属材料により図13に示すような反
射特性があり、金属の表面反射ロス分、実際に溶接に必
要なエネルギーよりも大きいエネルギーのレーザー光を
照射する必要がある。しかし一旦金属内部にレーザー光
が導入されると金属溶融が起こり、一旦溶融した金属は
レーザー光を吸収しやすくなるので、照射されたエネル
ギーの大部分が溶接エネルギーとなる。この時、金属体
が例えば薄膜の光起電力素子に用いられる薄い箔体など
の場合に、過剰なエネルギーによりレーザー照射部分の
温度が金属の沸点を超え、金属体に穴があくことがあ
る。本発明では、金属体表面に波長0.4〜2.0μm
のレーザー光を10%以上吸収する媒体を設けること
で、金属体表面の反射を抑え、金属体内部にレーザー光
が導入され易いようにすることができる。それにより、
レーザーの出射エネルギーを抑える事ができ表面反射の
大きな金属の溶接を簡便にすることができるのに加えて
溶接強度が安定して得られるので、高信頼性の光起電力
素子モジュールを提供することができる。また、出射エ
ネルギーを抑えることができることによって高価な出射
ランプの寿命を延ばすことができるので、ランニングコ
ストを抑えることができる。
【0085】(6)金属体を金、銀、銅、ステンレス、
アルミニウムのうち少なくとも一つを主成分とすること
により、優れた太陽電池を提供することができる。光起
電力素子により発生した電力を外部に取り出す部材であ
る金属体は、取り出しロスを最小にするために導電性の
良い材料であることが要求されるのに加えて、長期にわ
たって安定しているなどの耐候性の優れた材料であるこ
とが求められている。即ち、金、銀、銅、ステンレス、
アルミニウムのいずれかを使用することにより、高導電
性で抵抗損失の少ない光起電力素子モジュールを提供す
ることができる。中でも、ステンレスを使用することに
より、防錆性が高く、高耐候性の光起電力素子モジュー
ルを比較的安価に提供することができる。
【0086】(7)レーザー光が照射される金属体表面
に、波長0.4μm〜2.0μmのレーザー光を10%
以上吸収する媒体を設ける手段として、光起電力素子に
使用する金属体部品自体の一部を媒体としてしまう方法
と、製造工程で補助的に媒体を供給する方法とがあり、
適宜選択して用いることができる。金属体自体の一部を
媒体としてしまう方法としては、強酸性液中で処理を行
い金属体表面を酸化又はエッチングする方法、金属体表
面にメッキを施す方法、金属体表面にカーボンブラック
をコーティングする方法、等を用いることができる。ま
た、媒体を製造過程で補助的に供給する方法としては、
表面反射率の低い材料を金属体表面に密着させ、この表
面反射の低い材料側からレーザー光を照射し、この表面
反射の低い材料とも溶接してしまう方法がある。溶接
後、この表面反射の材料側は取り除く方が好ましいが、
材質によっては取り除かなくてもよいこともある。
【0087】(8)金属体表面に設けるレーザー光を吸
収する媒体が有色インクである場合、最も簡便に媒体を
設けることができるといえる。有色インクを設ける方法
としては、フェルトペンで塗布する方法、インクジェッ
トによりインクを飛ばす方法、シルクスクリーン印刷に
より印刷する方法、等を適宜使用することができる。レ
ーザー光を反射し易い金属であっても表面に着色インク
を設けることで、金属内部にレーザー光を容易に導入で
き、安定した溶接強度を得ることができるので、高信頼
性の光起電力素子モジュールを形成できる。
【0088】(9)金属体表面に設けるレーザー光を吸
収する媒体を厚さ5〜30μmのフィルムとした場合
に、最も安定した溶接強度が得られる。フィルム特性に
より使用するレーザーの波長にあわせてフィルム材料を
選べるだけでなく、厚みなどの品質管理上においても有
利である。また、フィルム側からレーザー光を照射しフ
ィルムと金属体とを同時に溶接してしまう場合に、フィ
ルムの厚みを5〜30μmとすることで溶接後にフィル
ムを簡単に引き剥がすことができる。
【0089】(10)金属体表面に設けるレーザー光を
吸収する媒体が少なくともFe、Niもしくは半田から
なる場合には、溶接強度安定性が得られるばかりでな
く、予め金属体表面にFe,Niもしくは半田をメッキ
などの手段を用いて設けておくことによって、作業数を
減らすことができる。また、光起電力素子により発生し
た電力を外部に取り出す部品である金属体に付帯する材
料は、取り出しロスを最小限にするために導電性の良い
材料が求められていることと、長期にわたって安定して
いるなどの耐候性に優れた材料が求められていることか
ら、例えば金属体として銅を用いる時にはFeメッキ、
Niメッキ、半田メッキ等の処理をした材料を用いるこ
とが好ましい。
【0090】本発明の非接触処理は、例えば光起電力素
子などの電気部品に良く使われる金、銀、銅、アルミニ
ウムなどの高反射材料へ、例えばレーザ光や、ハロゲン
光を用いて切断又は溶接等を行なう非接触処理を行なう
際に、本発明者らの実験により得た知見をさらに詳細に
検討を加えたものであり、上記(1)〜(6)の作用に
加え、以下の作用が奏される。
【0091】(11)エネルギー供給手段よりエネルギ
ーを与えることで処理を行なう非接触処理方法であっ
て、被処理材料上に、該エネルギーを吸収する非接着媒
体を載置し、該エネルギーを前記非接着媒体に照射する
方法は、載置する媒体の物理的特性により反射率が決ま
るので安定的に非接触処理が行なえことに加え、さらに
非接触処理後、該非接着の反射防止材料を容易に取り除
くことができるので、高速処理が可能である。
【0092】(12)該非接着媒体の被処理材料に密着
する面の表面粗さが二乗平均で0.1乃至5000nm
であることによって、より安定した溶接が得られると同
時に、非接着の反射防止材料を取り除くことが容易にな
る。すなわち、5000nm以上である場合、両者の密
着性が悪くエネルギを効率よく被処理材料内へ導くこと
ができず、安定した処理を行なえない。また0.1nm
以下である場合、密着性は良くなるが、逆にエネルギ照
射時に該非接着媒体の被処理材料への引っ付きが激しく
なり、処理後に該非接着媒体を容易に取り除くことがで
きなくなる。
【0093】(13)前記非接着媒体が、少なくとも高
分子フィルムを有する場合、例えばカーボンブラックを
練り込んだポリエチレンテレフタレートフィルムや、ポ
リエチレンナフタレートフィルムの表面にカーボンブラ
ックを塗布又は蒸着したものや、ステンレス箔をラミネ
ートした材料が挙げられるが、このような材料は薄体で
高強度であるばかりでなくエネルギ照射時に高分子フィ
ルムが溶解及び揮発するので、エネルギ照射後さらに容
易に取り除くことができる。また高分子フィルムは長尺
で供給されることが多く量産性に富む。
【0094】(14)前記非接着媒体が磁気テープであ
る場合には、本発明の効果を最も満足することができ
る。すなわち、安定した加工性、離型性、高速処理に優
れている。さらに、磁気テープの磁気面を被処理材料に
密着させることによって、より離型性を向上することが
できる。
【0095】(15)本発明の、処理方法は非接触のエ
ネルギを効率よく被処理材料に導くことを目的としたも
のであり、特にそのエネルギとしては光、熱、電磁波に
適している。
【0096】(16)非接着媒体を被処理材料を押えな
がら、エネルギを前記反射防止材料に照射するので、両
者の安定した密着性が得られ、処理が安定する。
【0097】(17)エネルギ照射により非接着媒体が
除去されることで、または/かつ非接触処理後に非接着
媒体が取り除かれるので、非接触処理後に被処理部に該
非接着媒体が残らない、よって外観上の不都合及び後工
程の不具合を未然に防ぐことができる。
【0098】(18)非接着媒体がロール状で供給さ
れ、エネルギ照射後に巻き取られることによっては、連
続的に非接着媒体を供給することができる為、量産性に
富み、かつ処理速度が向上する。
【0099】(19)また、本発明の非接触処理は、安
定した処理を目的としたものである為、特にその処理と
しては、溶接、切断に適している。
【0100】(20)被処理材料が電気部品の電極であ
ることによっては、安定で確実な接合が可能であり、特
に光起電力素子の電極である場合には、電極部に非接着
の反射防止材料の残存がなく、外観性が向上し、また、
パッケージ材料との相性を気にしなくてよいという利点
がある。
【0101】
【実施例】以下、本発明の実施例を示す。
【0102】(実施例1)図1、図2は、本発明の実施
例1にかかる光起電力素子モジュールの外観を示す模式
図である。図1(a)は光起電力素子を受光面側から見
た平面図であり、図1(b)は図1(a)で示す光起電
力素子のX−X’断面図である。また、図2(a)は2
つの光起電力素子を直列に接続したものを受光面側から
見た平面図であり、図2(b)は図2(a)の直列接続
部分の拡大図であり、図2(c)は図2(b)の断面図
である。
【0103】図1(a)中、100は、基板102、下
部電極層103、光起電力機能を有する非晶質シリコン
からなる半導体層104、上部電極層105を含む30
0mm×280mmの光起電力素子である。
【0104】本実施例では、光起電力素子全体を支える
基板102としては厚さ150μmのステンレス板を用
いた。基板102上には、下部電極層103として、厚
さ約2000ÅのAl層、厚さ約13000ÅのZnO
層をスパッタリング法によって順次形成した。また、半
導体層104は、プラズマCVD法により、基板側から
n型、i型、p型、n型、i型、p型の各層を順次積層
して形成した。厚さは順に、150、4000、10
0、100、800、100Å程度とした。また、上部
電極層105は、厚さ約700Åの酸化インジウム薄膜
からなる透明電極層であって、O2雰囲気中でInを抵
抗加熱法を用いて蒸着することにより形成した。さら
に、光起電力素子の外周切断時に発生しうる基板と透明
電極との短絡の悪影響が有効受光領域に及ばないように
するため、上部電極層105上にFeCl3、AlCl3
等を含むエッチングペーストをスクリーン印刷によって
塗布し、加熱後洗浄することによって、該上部電極層1
05の一部を線状に除去し、エッチングライン101を
形成した。
【0105】その後、該光起電力素子の裏面側(基板1
02側)端部一辺(280mmの辺)の近傍に、幅10
mm、長さ285mm、厚さ100μmの銅箔ストリッ
プを特開平8−139349号に記載の方法を用いて形
成し、裏面側導電性箔体109とした。この時、図1
(a)に示すように銅箔ストリップの片側が光起電力素
子100の外側に延びるようにしておいた。
【0106】その後、光起電力素子の表面側(上部電極
層105側)端部一辺に、前記裏面側導電性箔体109
と対向するように、幅10mm、長さ280mm、厚さ
50μmのポリイミドを基材とする絶縁接着性テープ1
08を貼った。
【0107】続いて、予めカーボンペーストを100μ
m径の銅ワイヤーにコートしたカーボンコートワイヤー
を光起電力素子の表面側に形成して集電電極106とし
た。その際、カーボンコートワイヤーは、前記絶縁性テ
ープと直交するように、14mmピッチで、上部電極層
105及び絶縁接着テープ108上に連続的に形成し
た。
【0108】更に、前記絶縁接着テープ108上に、集
電電極106のさらなる集電電極である表面側導電性箔
体107を形成した。ここで、表面側導電性箔体107
は、幅20mm、長さ285mm、厚さ100μmの銅
箔ストリップを、絶縁接着テープ108上に、集電電極
106の一部を挟むような状態で配置し、200℃、3
kg/cm2、180秒の条件で加熱加圧固定すること
により形成した。この時、図1(a)に示すように銅箔
ストリップの片側が、裏面側導電性箔体109と反対側
に、光起電力素子100の外側に延びるようにしておい
た。
【0109】このようにして作製した光起電力素子を発
電用途に使用するために、複数の光起電力素子を電気的
に直列接続して光起電力素子モジュールを作成した。接
続方法を、図2(a)〜(c)を用いて説明する。
【0110】まず、図2(a)〜(c)に示すように、
隣りあう二つの光起電力素子を、光起電力素子1の表面
側導電性箔体107の一部と光起電力素子2の裏面側導
電性箔体109の一部とが3mmの長さでオーバーラッ
プするように配置した。
【0111】次に、光起電力素子1の表面側導電性箔体
107と光起電力素子2の裏面側導電性箔体109とが
重なり合った部分にレーザー光を照射し溶接すること
で、両者を機械的且つ電気的に接続した。ここで110
は溶接点である。金属を溶接するような高出力のエネル
ギーを照射できるレーザーとしては、波長0.4μm以
上のレーザーが好ましく、波長0.4〜2.0μmの固
体レーザーが特に好ましい。用いうるレーザーとして
は、YAGレーザー、リン酸ガラスレーザー、ケイ酸ガ
ラスレーザー、CO2レーザー等が挙げられるが、本実
施例ではYAGレーザー(波長:1.06μm)を用い
て、出射エネルギー15.0J、パルス幅5.0ms、
溶接点径0.5mm、溶接点数6点の条件で溶接を行な
った。
【0112】その後、レーザー溶接部の電気抵抗を測定
すると0.013Ωであった。光起電力素子100の性
能は、有効面積809.0cm2、発生電流密度5.3
8A、発生電流5.38A、発生電圧1.2V、発生電
力6.45Wであることから、レーザー溶接部における
抵抗損失は0.9mWである。これは、光起電力素子1
00の発生電力のわずか0.015%にすぎない。
【0113】また、レーザー溶接部の引っ張り破断強度
を測定したところ8〜15kgであった。
【0114】本実施例において、レーザー溶接の所要時
間は、光起電力素子1、2の搬入及び位置決めに2.0
秒、溶接(レーザー光出射端の移動を含む)に3.5
秒、排出に1.0秒であり、計6.5秒で2つの光起電
力素子の接続が完了した。
【0115】即ち、本実施例によれば、従来例に比べ高
速で信頼性の高い直列型光起電力素子モジュール及びそ
の製造方法を提供することができる。
【0116】(実施例2)図3、図4は、本発明の実施
例2にかかる光起電力素子モジュールの外観を示す模式
図である。図3(a)は光起電力素子を受光面側から見
た平面図であり、図3(b)は図3(a)で示す光起電
力素子のX−X’断面図である。また、図4(a)は2
つの光起電力素子を直列に接続したものを受光面側から
見た平面図であり、図4(b)は図4(a)の直列接続
部分の拡大図であり、図4(c)は図4(b)の断面図
である。
【0117】本実施例は、レーザー光が照射される部分
に、光を吸収する媒体として予めNiメッキを施した材
料を用いる例である。
【0118】図3(a)中、200は、基板202、下
部電極層203、光起電力機能を有する非晶質シリコン
からなる半導体層204、上部電極層205を含む30
0mm×280mmの光起電力素子である。また、20
1はエッチングライン、206は集電電極、207は集
電電極206のさらなる集電電極である表面側導電性箔
体、208は絶縁接着性テープ、209は裏面側導電性
箔体である。これらは、実施例1と同一の材料を用い、
同様の手法で作製した。但し、表面側導電性箔体20
7、及び裏面側導電性箔体209は、光起電力素子20
0からはみ出さないような大きさに形成した。
【0119】上記光起電力素子を複数、電気的に直列接
続した。接続方法を、図4(a)〜(c)を用いて説明
する。
【0120】本実施例では、接続部材211を用いて接
続を行った。まず、接続部材である金属体211を図4
(c)に示すように、光起電力素子1と光起電力素子2
に接触するように配置した。次に、出射エネルギーを
6.0Jとした以外は実施例1同様にしてYAGレーザ
ーを照射(図4(c)の矢印参照)して溶接を行なっ
た。210は溶接点である。金属体211としては、安
価で導電性の優れた銅材に、YAGレーザーの波長
(1.06μm)における光吸収率が50%程度のNi
材を2μmの厚さでメッキしたNiメッキ銅材料(幅1
0mm、長さ275mm、厚さ100μm)を使用し
た。YAGレーザーを照射した際の光吸収率は、Niの
方が銅よりも格段に高い(金属表面での反射によるロス
が少ない)ため、YAGレーザーの出射エネルギーを抑
えることができた。そこで、本実施例では、YAGレー
ザーの出射エネルギーを6.0Jとしたが、この条件で
も実施例1同様に良好な溶接結果が得られた。
【0121】本実施例においては、金属材料(銅材料)
にメッキ(Niメッキ)することによって媒体を設けた
が、カーボンブラックでコーティングした金属体を用い
ることによっても、前述したとおり図15に示す効果が
得られた。
【0122】即ち、本実施例によれば、実施例1よりも
低コストで、従来例に比べ高速で信頼性の高い直列型光
起電力素子モジュール及びその製造方法を提供すること
ができる。
【0123】(実施例3)図5、図6は、本発明の実施
例3にかかる光起電力素子モジュールの外観を示す模式
図である。図5(a)は光起電力素子を受光面側から見
た平面図であり、図5(b)は図5(a)で示す光起電
力素子のX−X’断面図である。また、図6(a)は2
つの光起電力素子を直列に接続したものを受光面側から
見た平面図であり、図6(b)は図6(a)の直列接続
部分の拡大図であり、図6(c)は図6(b)の断面図
である。
【0124】本実施例は、レーザー光が照射される部分
に、光を吸収する媒体として予め有色インクを塗布した
例である。
【0125】図5(a)中、300は、基板302、下
部電極層303、光起電力機能を有する非晶質シリコン
からなる半導体層304、上部電極層305を含む30
0mm×280mmの光起電力素子である。また、30
1はエッチングライン、306は集電電極、307は集
電電極306のさらなる集電電極である表面側導電性箔
体、308は絶縁接着性テープ、309は裏面側導電性
箔体である。これらは、実施例1と同一の材料を用い、
同様の手法で作製した。
【0126】上記光起電力素子を複数、電気的に直列接
続した。接続方法を、図6(a)〜(c)を用いて説明
する。
【0127】まず、図6(a)〜(c)に示すように、
隣りあう二つの光起電力素子を、光起電力素子1の表面
側導電性箔体307の一部と光起電力素子2の裏面側導
電性箔体309の一部とが3mmの長さでオーバーラッ
プするように配置した。
【0128】次に、光起電力素子1の表面側導電性箔体
307と光起電力素子2の裏面側導電性箔体309とが
重なり合った部分に光を吸収する媒体として有色インク
313(波長1.06μmにおける吸光率30%)を青
色フェルトペン(油性マジックインキNo.500)を
用いて塗布した。その後、有色インク313が塗布され
た領域中の溶接点310に実施例2と同様の条件でYA
Gレーザーを照射し、両導電性箔体を機械的且つ電気的
に接続した。ここで、YAGレーザーの代わりに、例え
ば、波長0.4〜2.0μmの固体レーザーを用いても
よい。
【0129】本実施例によれば、実施例2と同様に良好
な結果が得られた。
【0130】また、本実施例の有色インク313として
吸光率10%の有色インク(水色フェルトペン)を用い
ても同様の結果が得られた。さらに、フェルトペンを用
いる代わりに、インクジェットやシルクスクリーン印刷
を用いても同様の効果が得られた。
【0131】(実施例4)図7、図8は、本発明の実施
例4にかかる光起電力素子モジュールの外観を示す模式
図である。図7(a)は光起電力素子を受光面側から見
た平面図であり、図7(b)は図7(a)で示す光起電
力素子のX−X’断面図である。また、図8(a)は2
つの光起電力素子を並列に接続したものを受光面側から
見た平面図であり、図8(b)は図8(a)の並列接続
部分の拡大図であり、図8(c)は図8(b)の断面図
である。
【0132】本実施例は、金属基板同士を、レーザー溶
接によって並列接続した例である。図7(a)中、40
0は、基板402、下部電極層403、光起電力機能を
有する非晶質シリコンからなる半導体層404、上部電
極層405を含む300mm×280mmの光起電力素
子である。また、401はエッチングライン、406は
集電電極、407は集電電極406のさらなる集電電極
である表面側導電性箔体、408は絶縁接着性テープで
ある。これらは、実施例1と同一の材料を用い、同様の
手法で作製した。但し、金属基板402自体を裏面側の
端子として用いるので、裏面側導電性箔体は特に設けな
かった。また、表面側導電性箔体407は、光起電力素
子400からはみ出さないような大きさに形成した。
【0133】上記光起電力素子を複数、電気的に並列接
続した。接続方法を、図8(a)〜(c)を用いて説明
する。
【0134】まず、図8(a)〜(c)に示すように、
隣り合う二つの光起電力素子を、光起電力素子1の基板
400と光起電力素子2の基板400とが密着するよう
に配置した。そして、YAGレーザーを用いて該両基板
が密着する部分にレーザー光を照射し、基板同士を溶接
接続した。本実施例ではYAGレーザーを用いたが、前
述した他のレーザーを用いることも可能である。本実施
例では、基板400としてFeを主成分とするステンレ
ス鋼(波長1.06μmにおける光吸収率約30%)を
用いたので、低エネルギーで安定した溶接ができた。
【0135】続いて、光起電力素子1の表面側導電性箔
体407と光起電力素子2の表面側導電性箔体407と
に接するように接続部材である金属体411を配置し、
YAGレーザーを照射することによって溶接を行ない並
列接続した。410は溶接点である。金属体411は実
施例2の金属体211同様のものであり、溶接条件も実
施例2同様とした。
【0136】本実施例によれば、低コストで、表面側も
裏面側も安定した溶接を行うことができ、良好な接続安
定性を有する並列型光起電力素子モジュール及びその製
造方法を提供することができる。
【0137】(実施例5)図9、図10は、本発明の実
施例5にかかる光起電力素子モジュールの外観を示す模
式図である。図9(a)は光起電力素子を受光面側から
見た平面図であり、図9(b)は図9(a)で示す光起
電力素子のX−X’断面図である。また、図10(a)
は2つの光起電力素子を直列に接続したものを受光面側
から見た平面図であり、図10(b)は図10(a)の
直列接続部分の拡大図であり、図10(c)は図10
(b)の断面図である。
【0138】本実施例は、レーザー光が照射される部分
に、光を吸収する媒体として予めフィルムを配置した例
である。
【0139】図9(a)中、500は、基板502、下
部電極層503、光起電力機能を有する非晶質シリコン
からなる半導体層504、上部電極層505を含む30
0mm×280mmの光起電力素子である。また、50
1はエッチングライン、506は集電電極、507は集
電電極506のさらなる集電電極である表面側導電性箔
体、508は絶縁接着性テープ、509は裏面側導電性
箔体である。これらは、実施例1と同一の材料を用い、
同様の手法で作製した。但し、裏面側導電性箔体509
は、光起電力素子500からはみ出さないような大きさ
に形成した。また、表面側導電性箔体507は、幅10
mm、長さ285mm、厚さ100μmで、その片側が
光起電力素子500から外側に延びるように配置した。
【0140】上記光起電力素子を複数、電気的に直列接
続した。接続方法を、図10(a)〜(c)を用いて説
明する。
【0141】まず、図10(a)〜(c)に示すよう
に、隣りあう二つの光起電力素子を、光起電力素子1の
表面側導電性箔体507の一部と光起電力素子2の裏面
側導電性箔体509の一部とが3mmの長さでオーバー
ラップするように配置した。この時、光起電力素子1と
光起電力素子2との間隔は2mmとなった。
【0142】次に、光起電力素子1の表面側導電性箔体
507と光起電力素子2の裏面側導電性箔体509とが
重なり合った部分に光を吸収する媒体としてフィルム5
13を配置した。本実施例では、フィルム513として
黒PET(ポリエチレンテレフタレート)テープ(IC
I社製メリネックス427:波長1.06μmにおける
吸光率65%、厚さ20μm、幅13mm)を使用し
た。フィルム513表面の溶接点(図示省略)に図10
(c)の矢印で示すようにYAGレーザーを照射し、両
導電性箔体を機械的且つ電気的に接続した。ここで、Y
AGレーザーの代わりに、例えば、波長0.4〜2.0
μmの固体レーザーを用いてもよい。
【0143】本実施例によれば、実施例2と同様に良好
な結果が得られた。
【0144】本実施例のように媒体としてフィルムを用
いる場合、フィルムの厚さは5〜30μmとすると溶接
後にフィルムを除去するのが容易になるので好ましい。
フィルムの厚さが5μm未満の場合フィルムを引き剥が
す際にフィルムが裂けてしまうというトラブルが発生し
易い。また、フィルムが30μmより厚い場合には図1
6に示すようにフィルムの接着力が大きくなりすぎるた
め、引き剥がすのに大きな力が必要となり、溶接した金
属体を変形させてしまったりフィルムを裂けさせてしま
ったりすることがある。なお、図16中、はルミラー
X(東レ社製)、はメリネックス427(ICI社
製)、はOPPシリコン(パナック社製)をそれぞれ
フィルムとして用いたときの結果である。このような接
着力の増大は一定の径のレーザー光により溶融されたフ
ィルム基材(媒体)が金属体に接着されることに起因す
る。これは、フィルム基材が薄く溶融量が少ない場合は
問題にならないが、フィルム基材が一定以上厚くなる
と、溶け出す基材量と接着力とが正の相関を有するよう
になるため問題となる。
【0145】なお、本発明は上記実施の形態及び実施例
によって限定されるものではない。
【0146】(実施例6)本実施例は電気部品の電極と
なるアルミニウム薄板をレーザ光により切断を行なっ
た。図17は本発明の実施例6にかかるレーザ処理方法
を示す模式図である。
【0147】図17中、800はCO2レーザ励起遠赤
外光の照射を表し、801は幅10mm、長さ13c
m、厚さ0.3mmの黒色ポリエチレンテレフタレート
フィルムからなる非接着媒体である。本実施例では非接
着媒体801としてICI製:メリネックス427フィ
ルムを使用したが本発明者らの実験により東レ製:ルミ
ラーX30を使用しても本実施例と同様の性能が確認さ
れている。これら非接着媒体801の表面粗さを非接触
光学式の3次元表面組さ計をもちいて測定すると二乗平
均で0.1乃至2nmであった。また、802は長さ1
0cm、厚さ0.5mmのアルミニウム薄板からなる被
処理材料である。
【0148】被処理材料802はレーザ光照射位置に溝
が形成されている治具(図示せず)に固定され、さらに
被処理材料802上のレーザ光が照射される位置に非接
着媒体801が載置される。続いて切断位置にレーザ光
を貫通されるために溝を設けた押え治具(図示せず)に
よって、非接着媒体801を被処理材料802に1kg
/cm2の圧力で密着させる。その後、シールドガスと
してArを用い、前記押え治具のレーザ光を貫通させる
溝に沿ってレーザ光800を照射し、被処理材料802
を切断した。レーザ光800の照射条件は、出射エネル
ギー:25J、パルス幅:3ms、パルス繰返し速度:
15PPS、レーザビーム径:φ0.5mmで行なっ
た。
【0149】前記非接着媒体801のレーザ光照射部分
はレーザ光の照射により溶融蒸発してなくなる。レーザ
光による切断完了後、押え治具を開放し、さらに残った
非接着媒体801をピンセットなどを用いて取り除くこ
とで一連の動作が完了する。本実施例においては、非接
着媒体801はピンセットを用いて取り除いたが、例え
ばシールドガスにより吹き飛ばす方法などが適宜用いら
れる。
【0150】本実施例において、被処理材料のレーザ光
照射面に非接着媒体801を載置するので、切断に必要
なエネルギーを大幅に低減することができた。更に非接
着媒体801をレーザ照射後に取り除くので、一連の動
作終了後に該非接着媒体801が残ることもなく外観上
や後工程で問題となるようなこともない。
【0151】即ち本実施例によれば、従来例に比べ小さ
いエネルギーで所望のレーザ処理が可能となるばかりで
なく、載置する非接着媒体の物理的特性により反射率が
決まるので、安定的にレーザ処理が行なえる。また、非
接着媒体押さえながら処理を行なうので、安定した密着
性が得られ、レーザ処理が安定する。さらに非接着媒体
を載置するだけなので高速処理が可能である。また、レ
ーザ処理後に非接着媒体を容易に取り除くことができる
ので、外観上及び後工程上問題となることもないレーザ
処理方法を提供することができる。
【0152】(実施例7)本実施例は光起電力素子の銅
箔材料からなる電極をレーザ光により溶接を行なった場
合である。
【0153】図18、図19は本発明の実施例7にかか
る光起電力素子モジュールのレーザ処理方法を示す模式
図である。図18(a)は光起電力素子を受光面側から
見た図であり、図18(b)は図18(a)で示す光起
電力素子のX−X’断面図である。また、図19(a)
は2つの光起電力素子を直列したものを受光面側から見
た平面図であり、図19(b)は図19(a)の直列接
続部分の拡大図であり、図19(c)は図19(b)の
断面図である。又図20は本実施例にかかる非接着の反
射防止材料の供給方法を示す模式図である。
【0154】図18(a)中900は、基板902、下
部電極層903、光起電力機能を有する非晶質シリコン
からなる半導体層904、上部電極層905を含む30
0mm×280mm光起電力素子である。
【0155】本実施例では、光起電力素子全体を支える
基板902としては厚さ150μmのステンレス板を用
いた。基板902上には、下部電極層903として、厚
さ約2000ÅのAl層、厚さ約13000ÅのZnO
層をスパッタリング法によって順次形成した。また、半
導体層904は、プラズマCVD法により、基板側から
n型、i型、p型、n型、i型、p型の各層を順次積層
して形成した。厚さは順に150、4000、100、
100、800、100Å程度とした。また上部電極層
905は、厚さ約700Åの酸化インジウム薄膜からな
る透明電極膜であって、O2雰囲気中Inを抵抗加熱法
にて蒸着することによって形成した。さらに、光起電力
素子の外周切断時に発生しうる基板と透明電極との短絡
の悪影響が有効受光領域に及ばないようにするため、上
部電極層905上にFeCl3、AlCl3等を含むエッ
チングペーストをスクリーン印刷によって塗布し、加熱
後洗浄することによって、該上部電極層905の一部を
線状に除去し、エッチングライン901を形成した。
【0156】その後、該光起電力素子の裏面側(基板9
02側)端部一辺(280mmの辺)の近傍に、幅10
mm、長さ285mm、厚さ100μmの銅箔ストリッ
プを特開平8−139349号公報に開示する方法を用
いて形成し、裏面側導電性箔体909とした。この時、
図18(a)に示すように銅箔ストリップの片側が光起
電力素子の外側に延びるようにしておいた。
【0157】その後、光起電力素子の表面側(上部電極
層905側)端部一辺に、前記裏面側導電性箔体909
と対向するように、幅10mm、長さ280mm、厚さ
50μmのポリイミドを基材とする絶縁接着性テープ9
08を貼った。
【0158】続いて、予めカーボンペーストを100μ
m径の銅ワイヤーにコートしたカーボンコートワイヤー
を光起電力素子の表面側に形成して集電電極906とし
た。その際、カーボンコートワイヤーは、前記絶縁性テ
ープと直交するように、14mmピッチで、上部電極層
905及び絶縁接着性テープ908上に連続的に形成し
た。
【0159】更に、前記絶縁性テープ908上に、集電
電極906のさらなる集電電極である表面側導電性箔体
907を形成した。ここで、表面側導電性箔体907
は、幅10mm、長さ285mm、厚さ100μmの銅
箔ストリップを、絶縁接着性テープ908上に、集電電
極906の一部を挟むような状態で配置し、200℃、
1kg/cm2、60秒の条件で加熱加圧固定すること
により形成した。この時、図18(a)に示すように銅
箔ストリップの片側が、裏面側導電性箔体909と反対
側に、光起電力素子900の外側に延びるようにしてお
いた。
【0160】このようにして作製した光起電力素子を発
電用途に使用するためには、複数の光起電力素子を電気
的に直列接続して光起電力素子モジュールを作製した。
接続方法を図19(a)乃至(c)を用いて説明する。
【0161】まず、図19(a)乃至(c)に示すよう
に、隣りあう2つの光起電力素子を、光起電力素子1の
表面側導電性箔体907の一部と光起電力素子2の裏面
側導電性箔体909の一部とが3mmの長さでオーバー
ラップ量するように配置した。
【0162】その後、前記光起電力素子1の表面側導電
性箔体907の一部と光起電力素子2の裏面側導電性箔
体909の一部とがオーバーラップしたレーザ溶接部分
に非接着媒体913を載置する。非接着媒体913とし
て、ポリエチレンテレフタレート又はポリエチレンナフ
タレートの片面にカーボンブラックなどの磁性体が塗布
又は蒸着され、一般に上市されている磁気テープを使用
した。本実施例ではソニー製:T−120VFを使用し
たが、本発明者らの実験によってソニー製:P6−12
0HMP2、VXST−120VFや松下電器産業製:
NV−ST120XPZ、NV−TTC40HGKなど
の他の磁気テープ、又はキングジム製TL−12K、松
下電器産業製:CF−PR190、東芝製:JW−Z1
80などの熱転写リボンを使用しても本実施例と同様な
性能が確認されている。これら磁気テープはロール状で
供給されるので、レーザ光処理後、押さえ治具を開放し
テープを送ることで次のレーザ処理に向けた準備が完了
する。また、これら磁気テープの磁性面の表面粗さを測
定したところ二乗平均で5乃至20nmであった。
【0163】更に、非接着媒体913である磁気テープ
を、磁性面を被処理材料である光起電力素子1の表面側
導電性箔体907側に向けて、押え治具(図示せず)に
より圧力:10kg/cm2で密接する。
【0164】次に、押え治具により押さえられた、光起
電力素子1の表面側導電性箔体907と光起電力素子2
の裏面側導電性箔体909とが重なりあった部分にレー
ザ光を照射し溶接することで、両者を機械的且つ電気的
に接続した。ここで910は溶接点である。金属を溶接
するような高出力のエネルギーを照射できるレーザ光と
してはYAGレーザ、リン酸ガラスレーザ、ケイ酸ガラ
スレーザやCO2レーザ励起遠赤外レーザが一般的に用
いられるが、その中でもとりわけYAGレーザは光ファ
イバーにより、レーザビームが伝達でき、レーザ発振器
から離れた場所で加工できるといった優れた特性を持っ
ており、光ファイバーと出射ユニットの選択により溶接
状態を変更することも可能であり、更には、レーザビー
ムを2乃至10程度まで分岐することもできるといった
優れた特徴を持っている。
【0165】本実施例ではYAGレーザを用いて、出射
エネルギー:6J、パルス幅:5ms、レーザ径:0.
6mm、溶接点数:12点の条件で溶接を行なった。
【0166】図20をもちいて本実施例にかかる非接着
媒体913である磁気テープの供給方法を説明する。図
20中、920はカセットに収納された磁気テープ、9
21はレーザ光が照射された磁気テープを巻き取るリー
ル、922は磁気テープ913を、被処理材料である光
起電力素子1の表面側導電性箔体907と光起電力素子
2の裏面側導電性箔体909の接合部に押さえつける押
え部材である。搬送手段(図示せず)により光起電力素
子1、2の表面側導電性箔体907と裏面側導電性箔体
909はレーザ処理位置に搬送される。次に、押え治具
922により磁気テープ913は被処理材料である光起
電力素子1の表面側導電性箔体907と光起電力素子2
の裏面側導電性箔体909の接合部に押さえつけられ
る。その後、レーザ光930を照射し所定のレーザ処理
を行なう。
【0167】磁気テープ913のレーザ光の照射された
部分は、該溶接の熱により溶融・蒸発する。さらに、磁
気テープ913の光起電力素子1の表面側導電性箔体9
07との密接面に表面粗さが二乗平均で5乃至20nm
の磁性体が塗布又は蒸着されているので、溶接終了後、
大部分の磁気テープ913は押さえ治具を開放するだけ
で取り除くことが可能である。場合により磁気テープ9
13が表面側導電性箔体907に接着している場合があ
るが、このような場合でも軽く引き離す力を加えれば
(図示せず)、容易に取り除くことが可能である。
【0168】その後、磁気テープ913を3cm程送
り、巻き取りリール921に巻き取り、磁気テープカセ
ット920から未使用の磁気テープを供給するだけで次
のレーザ処理に向けた準備が完了する。また被処理材料
である光起電力素子1、2はレーザ処理終了後直ちに搬
送手段(図示せず)により排出される。
【0169】その後、レーザ溶接部の電気抵抗を測定す
ると0.013Ωであった。光起電力素子900の性能
は、有効面積:809.0cm2、発生電流:5.38
A、発生電圧:1.2V、発生電力:6.45Wである
ことから、レーザ溶接部における抵抗損失は0.9mW
である。これは、光起電力素子900の発生電力:6.
45Wのわずか0.015%にすぎない。
【0170】また、レーザ溶接部分の引っ張り破断強度
を測定したところ8乃至15kgであった。
【0171】本実施例において、レーザ溶接の所用時間
は、光起電力素子1、2の搬入及び位置決めに2.0
秒、溶接(レーザ光出射端の移動を含む)に3.5秒、
排出に1.0秒であり、計6.5秒で2つの光起電力素
子の接続が完了した。
【0172】即ち、本実施例によれば、従来例に比べ低
いエネルギーでレーザ溶接ができるとともに、高速加工
が可能で、外観上及び後工程上問題ない光起電力素子の
直列方法を提供できる。
【0173】
【発明の効果】本発明によれば、光起電力素子群の接続
のための加熱が短時間且つ極小的なので、広範囲な加熱
によって半導体層や導電性接着剤などの光起電力素子の
構成部材が劣化することが防止される。
【0174】また、短時間で一つの作業が終了するた
め、大量生産が可能である。さらに、半田を用いないの
で、半田かす発生による歩留まり低下やフラックス残り
による被覆材料への悪影響が取り除ける。
【0175】加えて、有色インクやフィルムを利用する
ことにより、レーザーの吸収効率を容易に上げることが
でき、安価で生産効率の高い光起電力素子モジュールの
製造方法を提供することができる。
【0176】さらに、被処理材料のレーザ光照射面に非
接着媒体を載置し、該非接着媒体と前記被処理材料を押
えながら、レーザ光を前記非接着媒体に照射する非接触
処理方法は、載置する材料の物理的特性により反射率が
決まるので安定的にレーザ処理が行なえる。また、押さ
えながら処理をするので、非接着媒体と被処理材料の安
定した密着が得られ、レーザ処理が安定する。さらに、
材料を載置するだけなので高速処理が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1にかかる光起電力素子モジュ
ールの外観を示す模式図であり、(a)は光起電力素子
を受光面側から見た平面図、(b)は(a)に示す光起
電力素子のX−X’断面図。
【図2】(a)は図1に示す光起電力素子を二つ直列接
続したものを受光面側から見た平面図、(b)は(a)
の直列接続部分の拡大図、(c)は(b)の断面図。
【図3】本発明の実施例2にかかる光起電力素子モジュ
ールの外観を示す模式図であり、(a)は光起電力素子
を受光面側から見た平面図、(b)は(a)に示す光起
電力素子のX−X’断面図。
【図4】(a)は図3に示す光起電力素子を二つ直列接
続したものを受光面側から見た平面図、(b)は(a)
の直列接続部分の拡大図、(c)は(b)の断面図。
【図5】本発明の実施例3にかかる光起電力素子モジュ
ールの外観を示す模式図であり、(a)は光起電力素子
を受光面側から見た平面図、(b)は(a)に示す光起
電力素子のX−X’断面図。
【図6】(a)は図5に示す光起電力素子を二つ直列接
続したものを受光面側から見た平面図、(b)は(a)
の直列接続部分の拡大図、(c)は(b)の断面図。
【図7】本発明の実施例4にかかる光起電力素子モジュ
ールの外観を示す模式図であり、(a)は光起電力素子
を受光面側から見た平面図、(b)は(a)に示す光起
電力素子のX−X’断面図。
【図8】(a)は図7に示す光起電力素子を二つ並列接
続したものを受光面側から見た平面図、(b)は(a)
の並列接続部分の拡大図、(c)は(b)の断面図。
【図9】本発明の実施例5にかかる光起電力素子モジュ
ールの外観を示す模式図であり、(a)は光起電力素子
を受光面側から見た平面図、(b)は(a)に示す光起
電力素子のX−X’断面図。
【図10】(c)は図9に示す光起電力素子を二つ直列
接続したものを受光面側から見た平面図、(b)は
(a)の直列接続部分の拡大図、(c)は(b)の断面
図。
【図11】従来の光起電力素子モジュールの外観を示す
模式図であり、(a)は光起電力素子を受光面側から見
た平面図、(b)は(a)に示す光起電力素子のX−
X’断面図、(c)は二つの光起電力素子を直列接続し
たものを受光面側から見た平面図。
【図12】光起電力素子の構成の概略を示す断面図。
【図13】金属の反射特性を示すグラフ。
【図14】媒体の光吸収率と溶接安定性との関係を示す
グラフ。
【図15】光吸収媒体の溶接安定性を示すグラフ。
【図16】フィルムの厚さと溶接後のフィルム接着力と
の関係を示すグラフ。
【図17】実施例6にかかるレーザ処理方法を示す模式
図。
【図18】本発明の実施例7にかかる光起電力素子モジ
ュールの外観を示す模式図であり、(a)は光起電力素
子を受光面側から見た平面図、(b)は(a)に示す光
起電力素子のX−X’断面図。
【図19】(a)は図18に示す光起電力素子を二つ直
列接続したものを受光面側から見た平面図、(b)は
(a)の直列接続部分の拡大図、(c)は(b)の断面
図。
【図20】実施例7の非接触媒体の供給方法を示す模式
図。
【図21】非接触媒体の二乗平均表面粗さと、溶接の確
実性との関係を示すグラフ。
【図22】非接触媒体の二乗平均表面粗さと、被処理材
料への接着力との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
200、300、400、500、600、900
光起電力素子 201、301、401、501、601、901
エッチングライン 202、302、402、502、602、701、9
02 基板 203、303、403、503、603、702、9
03 下部電極層 204、304、404、504、604、703、9
04 半導体層 205、305、405、505、605、704、9
05 上部電極層 206、306、406、506、606、906
集電電極 207、307、407、507、607、907
表面側導電性箔体 208、308、408、508、608、908
絶縁接着性テープ 209、309、509、609、909 裏面側
導電性箔体 210、310、410、910 溶接点 411、611 接続部材 513 光を吸収する媒体 800、930 レーザー光 801、913 非接着媒体 802 被処理材料 920 磁気テープカセット 921 磁気テープ巻き取りリール 922 押え治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 都築 幸司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 清水 孝一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 村上 勉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 里井 庸修 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 笠井 省三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つ以上の光起電力素子が電
    気的に接続された光起電力素子モジュールにおいて、前
    記光起電力素子の電気的接続部に、波長0.4〜2.0
    μmの光を少なくとも10%以上吸収する媒体を有する
    ことを特徴とする光起電力素子モジュール。
  2. 【請求項2】 前記光起電力素子が導電性基板と半導体
    層とを少なくとも有することを特徴とする請求項1記載
    の光起電力素子モジュール。
  3. 【請求項3】 前記媒体が有色インクである請求項1又
    は2に記載の光起電力素子モジュール。
  4. 【請求項4】 前記媒体が厚さ5〜30μmのフィルム
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光起電
    力素子モジュール。
  5. 【請求項5】 前記媒体がFe、Ni、半田から選ばれ
    る少なくとも一種からなることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の光起電力素子モジュール。
  6. 【請求項6】 前記媒体が波長1.06μmのレーザー
    光を10%以上吸収することを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載の光起電力素子モジュール。
  7. 【請求項7】 前記電気的接続部において、前記光起電
    力素子のそれぞれに設けられた金属体同士が電気的に接
    続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    に記載の光起電力素子モジュール。
  8. 【請求項8】 前記金属体が金、銀、銅、ステンレス、
    アルミニウムのうち少なくとも一つが主成分であること
    を特徴とする請求項7記載の光起電力素子モジュール。
  9. 【請求項9】 少なくとも2つ以上の光起電力素子を電
    気的に接続する工程を有する光起電力素子モジュールの
    製造方法において、 該工程が、第一の光起電力素子の一部に波長0.4〜
    2.0μmの光を少なくとも10%以上吸収する媒体を
    設け、該媒体に0.4〜2.0μmのレーザー光を照射
    することによって、該第一の光起電力素子と第二の光起
    電力素子とを電気的に接続する工程であることを特徴と
    する光起電力素子モジュールの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記媒体が、有色インクである請求項
    9記載の光起電力素子モジュールの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記媒体が厚さ5〜30μmのフィル
    ムであることを特徴とする請求項9記載の光起電力素子
    モジュールの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記媒体がFe、Ni、半田から選ば
    れる少なくとも一種からなることを特徴とする請求項9
    記載の光起電力素子モジュールの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記光起電力素子の電極部に金属体を
    設け、該金属体表面に前記媒体を設けることを特徴とす
    る請求項9〜11のいずれかに記載の光起電力素子モジ
    ュールの製造方法。
  14. 【請求項14】 少なくとも2つ以上の光起電力素子を
    電気的に接続する工程を有する光起電力素子モジュール
    の製造方法において、 該光起電力素子は、導電性基板と半導体層と透光性電極
    とを少なくとも有し、該工程が、第一の光起電力素子の
    導電性基板と第二の光起電力素子の透光性電極との間を
    レーザー溶接を用いて電気的に接続する工程であること
    を特徴とする光起電力素子モジュールの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記第一の光起電力素子の導電性基
    板、及び/又は、前記第二の光起電力素子の透光性電極
    に、金属体が設けられており、該金属体に前記レーザー
    光を吸収する媒体を設け、該媒体にレーザー光を照射す
    ることによって前記レーザー溶接を行うことを特徴とす
    る請求項14記載の光起電力素子モジュールの製造方
    法。
  16. 【請求項16】 前記媒体が波長0.4〜2.0μmの
    光を10%以上吸収することを特徴とする請求項15記
    載の光起電力素子モジュールの製造方法。
  17. 【請求項17】 エネルギー供給手段によりエネルギー
    を与えることで処理を行なう非接触処理方法であって、
    被処理材料上に、該エネルギーを吸収する非接着媒体を
    載置し、該エネルギーを前記非接着媒体に照射すること
    を特徴とする非接触処理方法。
  18. 【請求項18】 前記非接着媒体の、前記被処理材料に
    密着する面の表面粗さが二乗平均で0.1乃至5000
    nmであることを特徴とする請求項17記載の非接触処
    理方法。
  19. 【請求項19】 前記非接着媒体が、少なくとも高分子
    フィルムを有することを特徴とする請求項17又は18
    に記載の非接触処理方法。
  20. 【請求項20】 前記非接着媒体が、磁気テープである
    ことを特徴とする請求項17〜19のいずれかに記載の
    非接触処理方法。
  21. 【請求項21】 前記磁気テープの磁気面を前記被処理
    材料に密着させることを特徴とする請求項20記載の非
    接触処理方法。
  22. 【請求項22】 前記非接着媒体が、波長0.4〜2.
    0μmの光を10%以上吸収することを特徴とする請求
    項17〜21のいずれかに記載の非接触処理方法。
  23. 【請求項23】 前記エネルギーが、光、熱、または電
    磁波のいずれかであることを特徴とする請求項17〜2
    2のいずれかに記載の非接触処理方法。
  24. 【請求項24】 前記非接着媒体を、前記被処理材料に
    押えながら、該エネルギーを前記非接着媒体に照射する
    ことを特徴とする請求項17〜23のいずれかに記載の
    非接触処理方法。
  25. 【請求項25】 前記非接着媒体が、前記エネルギーの
    照射により除去されることを特徴とする請求項17〜2
    4のいずれかに記載の非接触処理方法。
  26. 【請求項26】 前記非接着媒体を、エネルギー照射後
    に、取り除くことを特徴とする請求項17〜25のいず
    れかに記載の非接触処理方法。
  27. 【請求項27】 前記処理が、切断又は溶接処理である
    ことを特徴とする請求項17〜26のいずれかに記載の
    非接触処理方法。
  28. 【請求項28】 前記非接着媒体を、ロール状で供給
    し、エネルギー照射後に巻き取ることを特徴とする請求
    項17〜27に記載の非接触処理方法。
  29. 【請求項29】 前記被処理材料が、電気部品の電極で
    あることを特徴とする請求項17〜28のいずれかに記
    載の非接触処理方法。
  30. 【請求項30】 前記被処理材料が、光起電力素子の電
    極であることを特徴とする請求項17〜29のいずれか
    に記載の非接触処理方法。
  31. 【請求項31】 前記被処理材料が、エネルギーの照射
    に対して高反射材料であることを特徴とする請求項17
    〜30のいずれかに記載の非接触処理方法。
  32. 【請求項32】 少なくとも2つ以上の光起電力素子を
    電気的に接続する工程を有する光起電力素子モジュール
    の製造方法において、 該工程が、第一の光起電力素子の一部にエネルギーを吸
    収する非接着媒体を載置し、該媒体にエネルギーを照射
    することによって、該第一の光起電力素子と第二の光起
    電力素子とを電気的に接続する工程であることを特徴と
    する光起電力素子モジュールの製造方法。
  33. 【請求項33】 前記非接着媒体の、前記被処理材料に
    密着する面の表面粗さが二乗平均で0.1乃至5000
    nmであることを特徴とする請求項32記載の光起電力
    素子モジュールの製造方法。
  34. 【請求項34】 前記非接着媒体が、少なくとも高分子
    フィルムを有することを特徴とする請求項32又は33
    に記載の光起電力素子モジュールの製造方法。
  35. 【請求項35】 前記非接着媒体が、磁気テープである
    ことを特徴とする請求項32〜34のいずれかに記載の
    光起電力素子モジュールの製造方法。
  36. 【請求項36】 前記磁気テープの磁気面を前記第一の
    光起電力素子の一部に密着させることを特徴とする請求
    項35記載の光起電力素子モジュールの製造方法。
  37. 【請求項37】 前記非接着媒体が、波長0.4〜2.
    0μmの光を10%以上吸収することを特徴とする請求
    項32〜36のいずれかに記載の光起電力素子モジュー
    ルの製造方法。
  38. 【請求項38】 前記光起電力素子の電極部に金属体を
    設け、該金属体表面に前記非接着媒体を載置することを
    特徴とする請求項32〜37のいずれかに記載の光起電
    力素子モジュールの製造方法。
  39. 【請求項39】 請求項32〜38のいずれかに記載の
    製造方法により製造されたことを特徴とする光起電力素
    子モジュール。
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