JPH11240171A - インク貯蔵容器 - Google Patents
インク貯蔵容器Info
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- JPH11240171A JPH11240171A JP6895098A JP6895098A JPH11240171A JP H11240171 A JPH11240171 A JP H11240171A JP 6895098 A JP6895098 A JP 6895098A JP 6895098 A JP6895098 A JP 6895098A JP H11240171 A JPH11240171 A JP H11240171A
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- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクを貯留するインク貯蔵容器内の負圧を
一定に保つ。 【解決手段】 インク貯蔵容器1のインク袋3の内部に
はバネ5が設けられている。バネ5はインク袋3の両側
面を外側に広げる方向に押圧する。バネ5の結合変形部
5cは、複数の帯状短片により受力部5a及びリンク部
5bを部分的に結合している。従って、結合変形部5c
は受力部5a及びリンク部5bに比べ剛性が弱くなって
おり、対向する受力部5aが互いに接近する方向に力が
加わると、各結合変形部5cに変形が集中するようにな
っている。
一定に保つ。 【解決手段】 インク貯蔵容器1のインク袋3の内部に
はバネ5が設けられている。バネ5はインク袋3の両側
面を外側に広げる方向に押圧する。バネ5の結合変形部
5cは、複数の帯状短片により受力部5a及びリンク部
5bを部分的に結合している。従って、結合変形部5c
は受力部5a及びリンク部5bに比べ剛性が弱くなって
おり、対向する受力部5aが互いに接近する方向に力が
加わると、各結合変形部5cに変形が集中するようにな
っている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部を負圧に保っ
てインクを保持するインク貯蔵容器に関する。
てインクを保持するインク貯蔵容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オンデマンド型インクジェットプ
リンタに備えられたインク貯蔵容器(以下、単に容器と
記す)においては、容器内を所定範囲内の負圧に保つ種
々の方法が提案されている。そして容器の容積を最も効
率良く使用できる方法としては、例えば、インク吸蔵体
等を容器内に設けてインク吸蔵体の負圧を用いる方法で
なく、容器内を外気に対して密閉して発生する負圧によ
りインクを保持する方法(負圧型の容器)である。
リンタに備えられたインク貯蔵容器(以下、単に容器と
記す)においては、容器内を所定範囲内の負圧に保つ種
々の方法が提案されている。そして容器の容積を最も効
率良く使用できる方法としては、例えば、インク吸蔵体
等を容器内に設けてインク吸蔵体の負圧を用いる方法で
なく、容器内を外気に対して密閉して発生する負圧によ
りインクを保持する方法(負圧型の容器)である。
【0003】容器に要求される種々の特性の中で重要な
ものの一つは、インク保持のための負圧の変化特性であ
る。容器内の負圧は、容器内のインク量及び外的環境
(温度変化や気圧の変化等)により変化する。そして負
圧型の容器においても種々の構造が提案されている。
ものの一つは、インク保持のための負圧の変化特性であ
る。容器内の負圧は、容器内のインク量及び外的環境
(温度変化や気圧の変化等)により変化する。そして負
圧型の容器においても種々の構造が提案されている。
【0004】例えば特開平6−226993号、発明の
名称「インクカートリッジのインク貯蔵容器」に開示さ
れる液体インクカートリッジは、可撓性を有する一対の
側壁を持つインク貯蔵容器を有しており、この容器内
に、容器の側壁内側を広げる方向に押す金属製のバネ等
を備えて容器内を密閉し負圧とする構造を提案してい
る。このような容器にあっては、可撓性を有する容器側
壁は、印刷動作に伴うインク供給に従い変形(又は変
位)してバネを縮める方向に押圧し、容器の容積を減少
させている。従って、容器内には外気が入らないので、
環境(温度や気圧)変化による容器内の負圧への影響を
かなり小さくすることができる。
名称「インクカートリッジのインク貯蔵容器」に開示さ
れる液体インクカートリッジは、可撓性を有する一対の
側壁を持つインク貯蔵容器を有しており、この容器内
に、容器の側壁内側を広げる方向に押す金属製のバネ等
を備えて容器内を密閉し負圧とする構造を提案してい
る。このような容器にあっては、可撓性を有する容器側
壁は、印刷動作に伴うインク供給に従い変形(又は変
位)してバネを縮める方向に押圧し、容器の容積を減少
させている。従って、容器内には外気が入らないので、
環境(温度や気圧)変化による容器内の負圧への影響を
かなり小さくすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の文献に開示され
る容器にあっては、バネは弾性変形をするのみであるの
で、バネが側壁の変形により縮む方向の力を受けると
き、側壁を広げる方向に押し返すバネの力は、バネ定数
により比例的に増加し、これに伴って容器内の負圧も増
加する。即ち、容器内のインク量に応じて容器内の負圧
が変化する際、その変化量が大きい場合、容器内負圧が
許容範囲を越えることがあり、するとインクが容器内方
向に引っ張られてしまい、インクジェットプリンタにお
いてはインク吐出が不安定又は不可となる。
る容器にあっては、バネは弾性変形をするのみであるの
で、バネが側壁の変形により縮む方向の力を受けると
き、側壁を広げる方向に押し返すバネの力は、バネ定数
により比例的に増加し、これに伴って容器内の負圧も増
加する。即ち、容器内のインク量に応じて容器内の負圧
が変化する際、その変化量が大きい場合、容器内負圧が
許容範囲を越えることがあり、するとインクが容器内方
向に引っ張られてしまい、インクジェットプリンタにお
いてはインク吐出が不安定又は不可となる。
【0006】また、バネ定数を落して、インク量による
負圧変化を小さくすることも考えられるが、この場合、
容器が持っている初期負圧を得る為に可撓性側壁に過大
な変形をさせておかなければならず、容器容積を効率良
く使用することができなくなってしまう。
負圧変化を小さくすることも考えられるが、この場合、
容器が持っている初期負圧を得る為に可撓性側壁に過大
な変形をさせておかなければならず、容器容積を効率良
く使用することができなくなってしまう。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明が講じた解決手段は、内部を負圧に保ってイ
ンクを保持するインク貯蔵容器において、インク貯蔵容
器に内蔵され、インクを外部へと供給する動作に伴い変
位する可撓性部材と、上記可撓性部材を変位方向と反対
方向へと押圧する弾性部材とを備え、上記弾性部材は、
主に塑性変形領域で使用されるものである。
に、本発明が講じた解決手段は、内部を負圧に保ってイ
ンクを保持するインク貯蔵容器において、インク貯蔵容
器に内蔵され、インクを外部へと供給する動作に伴い変
位する可撓性部材と、上記可撓性部材を変位方向と反対
方向へと押圧する弾性部材とを備え、上記弾性部材は、
主に塑性変形領域で使用されるものである。
【0008】上述の解決手段によれば、インクが外部へ
と供給されることにより可撓性部材が変位すると、可撓
性部材により弾性部材が押圧されて変形し、弾性部材は
塑性変形を起こす。そして、この状態からインクが更に
減少して弾性部材の変形が進んでも、塑性変形であるた
めインク貯蔵容器内の負圧はほぼ一定に保たれる。
と供給されることにより可撓性部材が変位すると、可撓
性部材により弾性部材が押圧されて変形し、弾性部材は
塑性変形を起こす。そして、この状態からインクが更に
減少して弾性部材の変形が進んでも、塑性変形であるた
めインク貯蔵容器内の負圧はほぼ一定に保たれる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面に共通す
る要素には同一の符号を付す。
を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面に共通す
る要素には同一の符号を付す。
【0010】第1の実施の形態 図1は本発明に係る第1の実施の形態におけるインク貯
蔵容器の分解斜視図である。図2は第1の実施の形態の
インク貯蔵容器の断面図であり、インクジェットヘッド
に取付前の状態を示す。図3は第1の実施の形態のイン
ク貯蔵容器の断面図であり、インクジェットヘッドに取
付後インク貯蔵容器内のインクを使った状態を示す。
蔵容器の分解斜視図である。図2は第1の実施の形態の
インク貯蔵容器の断面図であり、インクジェットヘッド
に取付前の状態を示す。図3は第1の実施の形態のイン
ク貯蔵容器の断面図であり、インクジェットヘッドに取
付後インク貯蔵容器内のインクを使った状態を示す。
【0011】インク貯蔵容器1(以下、容器1と記す)
はタンクカバー2及びこれに内蔵されるインク袋3、タ
ンクベース4を備えている。
はタンクカバー2及びこれに内蔵されるインク袋3、タ
ンクベース4を備えている。
【0012】インク袋3は、インク袋素材3a、3bの
周囲三辺を熱溶着等で貼り付けて形成され、その内部に
は板状のバネ5が設けられている。インク袋素材3a、
3bは、例えばフィルムにアルミを蒸着したもの或いは
複数のアルミを含むフィルムの層で形成されており、可
撓性を有している。バネ5は、後に詳述するが、インク
袋3と当接しそのバネ性によりインク袋3の両側面を外
側に広げる(膨らませる)方向に押圧する。インク袋3
の貼付されていない残りの周囲一辺は、タンクベース4
に接合される。
周囲三辺を熱溶着等で貼り付けて形成され、その内部に
は板状のバネ5が設けられている。インク袋素材3a、
3bは、例えばフィルムにアルミを蒸着したもの或いは
複数のアルミを含むフィルムの層で形成されており、可
撓性を有している。バネ5は、後に詳述するが、インク
袋3と当接しそのバネ性によりインク袋3の両側面を外
側に広げる(膨らませる)方向に押圧する。インク袋3
の貼付されていない残りの周囲一辺は、タンクベース4
に接合される。
【0013】タンクベース4は、インク袋3と接合した
時に、インク袋3の内部に配置される容器内側面4a
と、インク袋3の外側に露出する流路結合面4bを有し
ている。容器内側面4a上にはインク袋3と接合する図
1に示すインク袋接合部4c及びバネ5を支えるリブ4
dが設けられている。また、容器内側面4a及び流路結
合面4bには図2に示す穴4eが形成され、フィルタ6
が設けられている。流路結合面4bには、穴4eと連通
する図3に示すインクジェットヘッドのインク流路7が
接合される。穴4eは、流路結合面4bがインク流路7
に接合前、タブ8aが形成されたパッキン8により塞が
れており、パッキン8はパッキン押え4gにより穴4e
内に固定される。インク9はインク袋3内に封入されて
おり、フィルタ6を通過してインク流路7へ供給され
る。
時に、インク袋3の内部に配置される容器内側面4a
と、インク袋3の外側に露出する流路結合面4bを有し
ている。容器内側面4a上にはインク袋3と接合する図
1に示すインク袋接合部4c及びバネ5を支えるリブ4
dが設けられている。また、容器内側面4a及び流路結
合面4bには図2に示す穴4eが形成され、フィルタ6
が設けられている。流路結合面4bには、穴4eと連通
する図3に示すインクジェットヘッドのインク流路7が
接合される。穴4eは、流路結合面4bがインク流路7
に接合前、タブ8aが形成されたパッキン8により塞が
れており、パッキン8はパッキン押え4gにより穴4e
内に固定される。インク9はインク袋3内に封入されて
おり、フィルタ6を通過してインク流路7へ供給され
る。
【0014】なお、タブ8aを引っ張ることによりパッ
キン8を取り除くと、穴4eが開放される。
キン8を取り除くと、穴4eが開放される。
【0015】容器内側面4aと流路結合面4bとの間に
は、図1に示すように、タンクカバー2と接合されるタ
ンクカバー接合部4fが形成されている。またタンクカ
バー2の一側面には、インク袋3の収縮に伴い外気をタ
ンクカバー2内に取り込む連通穴2aが形成してある。
は、図1に示すように、タンクカバー2と接合されるタ
ンクカバー接合部4fが形成されている。またタンクカ
バー2の一側面には、インク袋3の収縮に伴い外気をタ
ンクカバー2内に取り込む連通穴2aが形成してある。
【0016】ここで、図4及び図5を加えてバネ5の構
成について詳述する。図4は第1の実施の形態のインク
貯蔵容器に内蔵されるバネの展開形状を示す説明図、図
5は第1の実施の形態のインク貯蔵容器に内蔵されるバ
ネの組立形状を示す説明図である。
成について詳述する。図4は第1の実施の形態のインク
貯蔵容器に内蔵されるバネの展開形状を示す説明図、図
5は第1の実施の形態のインク貯蔵容器に内蔵されるバ
ネの組立形状を示す説明図である。
【0017】バネ5は、上述したように、インク袋3に
インク9と共に内蔵されるので、インク袋3の容積を必
要以上に小さくせず且つ耐腐食性の高いステンレス材等
により形成されている。バネ5は、外気圧を受け且つそ
れに対向してインク袋3を押し広げる2枚の受力部5a
と、受力部5aの動きを伝達されるリンク部5b、受力
部5a及びリンク部5bを結合し且つインク9の消費
(減少)に伴って変形する結合変形部5cの3つの部分
(5a、5b、5c)から構成されている。そして、結
合変形部5cで曲げて図5に示すように組み立て、受力
部5aの一部であるバネ接合部5dをスポット溶接又は
レーザ溶接等により接合し、バネ5を形成する。
インク9と共に内蔵されるので、インク袋3の容積を必
要以上に小さくせず且つ耐腐食性の高いステンレス材等
により形成されている。バネ5は、外気圧を受け且つそ
れに対向してインク袋3を押し広げる2枚の受力部5a
と、受力部5aの動きを伝達されるリンク部5b、受力
部5a及びリンク部5bを結合し且つインク9の消費
(減少)に伴って変形する結合変形部5cの3つの部分
(5a、5b、5c)から構成されている。そして、結
合変形部5cで曲げて図5に示すように組み立て、受力
部5aの一部であるバネ接合部5dをスポット溶接又は
レーザ溶接等により接合し、バネ5を形成する。
【0018】結合変形部5cは、複数の帯状短片により
受力部5a及びリンク部5bを部分的に結合している。
従って、結合変形部5cは受力部5a及びリンク部5b
に比べ剛性が弱くなっている。バネ5を組み立てた状態
において、対向する受力部5aが互いに接近する方向に
力が加わると、各結合変形部5cに変形が集中するよう
になっている。
受力部5a及びリンク部5bを部分的に結合している。
従って、結合変形部5cは受力部5a及びリンク部5b
に比べ剛性が弱くなっている。バネ5を組み立てた状態
において、対向する受力部5aが互いに接近する方向に
力が加わると、各結合変形部5cに変形が集中するよう
になっている。
【0019】図6、図7は第1の実施の形態のバネの特
性を説明する図であり、図6、図7を加えて更にバネ5
の特性について説明する。図6はバネの一方の受力部を
固定してもう一方の受力部に力Fを加えている状態を示
す説明図、図7はバネ5に加える力Fと変位(変形)δ
との関係を説明する図である。
性を説明する図であり、図6、図7を加えて更にバネ5
の特性について説明する。図6はバネの一方の受力部を
固定してもう一方の受力部に力Fを加えている状態を示
す説明図、図7はバネ5に加える力Fと変位(変形)δ
との関係を説明する図である。
【0020】バネ5に図6に示すバネ59を押し付ける
力Fを加えていくと、図7に示す直線A及び曲線Bから
成る特性を表す。直線Aではバネ5は弾性変形をしてお
り、力Fと変位δとはバネ定数により比例関係(F=k
・δ k:バネ定数)となっている。曲線Bではバネ5
は塑性変形をしており、従って力Fをゼロにしてもバネ
5は元の状態には戻らない。
力Fを加えていくと、図7に示す直線A及び曲線Bから
成る特性を表す。直線Aではバネ5は弾性変形をしてお
り、力Fと変位δとはバネ定数により比例関係(F=k
・δ k:バネ定数)となっている。曲線Bではバネ5
は塑性変形をしており、従って力Fをゼロにしてもバネ
5は元の状態には戻らない。
【0021】曲線Bに示すように、塑性変形領域では、
力Fは変位δによらずほぼ一定である。また塑性変形領
域の途中B1点で力Fを除々に抜いたとき、一点鎖線C
に示す線で変位が小さくなっていくが、力Fがゼロとな
っても元の状態には戻らず、塑性変形Dが残る。即ち、
一点鎖線Cは、バネ5が塑性変形をしていてもバネ性が
完全に無くなってはいないことを示している。
力Fは変位δによらずほぼ一定である。また塑性変形領
域の途中B1点で力Fを除々に抜いたとき、一点鎖線C
に示す線で変位が小さくなっていくが、力Fがゼロとな
っても元の状態には戻らず、塑性変形Dが残る。即ち、
一点鎖線Cは、バネ5が塑性変形をしていてもバネ性が
完全に無くなってはいないことを示している。
【0022】更に塑性変形領域で、B1点近辺におい
て、変位δが大きくなるに連れて力Fが減少(変化量は
小さい)する傾向がある。これは、上述したように、変
形は各結合変形部5cに集中するようになっているの
で、変位δが進むと結合変形部5cの変形が大きくな
り、これにより隣接するリンク部5bが形成する角度θ
(図6参照)が変わり、従って、弾性変形が起こってい
る場合と比べてバネ5の各部5a〜5cへの力の掛かり
具合が変化するからである。
て、変位δが大きくなるに連れて力Fが減少(変化量は
小さい)する傾向がある。これは、上述したように、変
形は各結合変形部5cに集中するようになっているの
で、変位δが進むと結合変形部5cの変形が大きくな
り、これにより隣接するリンク部5bが形成する角度θ
(図6参照)が変わり、従って、弾性変形が起こってい
る場合と比べてバネ5の各部5a〜5cへの力の掛かり
具合が変化するからである。
【0023】本実施の形態に示す形状のバネ5におい
て、弾性変形から塑性変形に移る変位量δやその時の力
Fは、バネ5の材質や、板厚、結合変形部5cの長さ及
び幅により変更自在である。例えば、直線Aの傾きを大
きくするには、即ち、少ない変位で弾性変形から塑性変
形に移行させるには、厚めのバネ材でバネ5を形成すれ
ばよい。
て、弾性変形から塑性変形に移る変位量δやその時の力
Fは、バネ5の材質や、板厚、結合変形部5cの長さ及
び幅により変更自在である。例えば、直線Aの傾きを大
きくするには、即ち、少ない変位で弾性変形から塑性変
形に移行させるには、厚めのバネ材でバネ5を形成すれ
ばよい。
【0024】上述した特性を有するバネ5を用いて容器
1のインク9を使用したときの、容器1の動作及び負圧
の変化を図8を加えて説明する。図8は実施の形態のイ
ンク使用量に伴って変化する容器内負圧変化を説明する
図である。
1のインク9を使用したときの、容器1の動作及び負圧
の変化を図8を加えて説明する。図8は実施の形態のイ
ンク使用量に伴って変化する容器内負圧変化を説明する
図である。
【0025】ところで、バネ5を内蔵したインク袋3に
インク9を注入した状態ではバネ5は変位しておらず、
本実施の形態では容器1を使用前、インク袋3からイン
ク9を少し抜き、これによりインク袋3を収縮する方向
に変形させてバネ5を変位させた後、容器1を使用可能
状態にしている。そして、このときの初期変位は図7に
示されているように、弾性変形から塑性変形に移る少し
前になっている。また、この時の容器1内の初期負圧
は、バネ5のバネ性により図8の直線Eに示すようにイ
ンク吐出可能範囲内にある。
インク9を注入した状態ではバネ5は変位しておらず、
本実施の形態では容器1を使用前、インク袋3からイン
ク9を少し抜き、これによりインク袋3を収縮する方向
に変形させてバネ5を変位させた後、容器1を使用可能
状態にしている。そして、このときの初期変位は図7に
示されているように、弾性変形から塑性変形に移る少し
前になっている。また、この時の容器1内の初期負圧
は、バネ5のバネ性により図8の直線Eに示すようにイ
ンク吐出可能範囲内にある。
【0026】容器1をインク流路7に接合し印刷を行う
と、インク9の減少に伴って、インク袋3が収縮方向に
変形して(図3参照)バネ5の2枚の受力部5aを互い
に接近する方向に押圧する。バネ5はそのバネ性により
インク袋3を膨らませる方向に押圧し、容器1内の負圧
を保つ。更に印刷を続けることによりインク9が減少
し、インク袋3が更に変形すると、バネ5は塑性変形を
起こす(図7の直線Aから曲線Bに移行する)。
と、インク9の減少に伴って、インク袋3が収縮方向に
変形して(図3参照)バネ5の2枚の受力部5aを互い
に接近する方向に押圧する。バネ5はそのバネ性により
インク袋3を膨らませる方向に押圧し、容器1内の負圧
を保つ。更に印刷を続けることによりインク9が減少
し、インク袋3が更に変形すると、バネ5は塑性変形を
起こす(図7の直線Aから曲線Bに移行する)。
【0027】曲線Bに移行したとき、バネ5の押圧力は
弾性変形領域にあるときよりも小さくなり、更に上述し
た特性(変位δによらず力Fはほぼ一定)により、容器
1内の負圧はインク9の量によらずほぼ一定に保たれる
(図8の直線E参照)。
弾性変形領域にあるときよりも小さくなり、更に上述し
た特性(変位δによらず力Fはほぼ一定)により、容器
1内の負圧はインク9の量によらずほぼ一定に保たれる
(図8の直線E参照)。
【0028】図8の直線Gは、バネ5の直線A(図7参
照)に示す性質を利用して、容器1内を負圧に保った場
合を示している。インク袋3の収縮が進むとバネ5の押
圧力もバネ定数により比例的に増加するので、直線Gに
示す場合では、容器1内の負圧の変化は直線Eより大き
くなっている。従って、インク袋3内のインク9を使い
切る前に、容器1内の負圧が許容範囲越えてしまい、使
用不可なインク量が多くなる。
照)に示す性質を利用して、容器1内を負圧に保った場
合を示している。インク袋3の収縮が進むとバネ5の押
圧力もバネ定数により比例的に増加するので、直線Gに
示す場合では、容器1内の負圧の変化は直線Eより大き
くなっている。従って、インク袋3内のインク9を使い
切る前に、容器1内の負圧が許容範囲越えてしまい、使
用不可なインク量が多くなる。
【0029】以上第1の実施の形態では、バネ5は主に
塑性変形領域で使用しているのでバネ5がインク9の使
用に伴って塑性変形すると、バネ特性により容器1内の
負圧の変化が小さくなり、容器1内の負圧をほぼ一定に
保つことができる。
塑性変形領域で使用しているのでバネ5がインク9の使
用に伴って塑性変形すると、バネ特性により容器1内の
負圧の変化が小さくなり、容器1内の負圧をほぼ一定に
保つことができる。
【0030】なお、一般に容器1の容積(大きさ)や外
的環境(温度変化や気圧の変化等)によりインク袋3に
よる力F及び容器1内の負圧の大きさが変るので、この
ような状況に合わせて本実施の形態では、結合変形部5
cの幅及び長さ、バネ5の材料の厚さ等を変え、即ちバ
ネ5の剛性を変え、容器1にとって最適な負圧を保つよ
うにする。
的環境(温度変化や気圧の変化等)によりインク袋3に
よる力F及び容器1内の負圧の大きさが変るので、この
ような状況に合わせて本実施の形態では、結合変形部5
cの幅及び長さ、バネ5の材料の厚さ等を変え、即ちバ
ネ5の剛性を変え、容器1にとって最適な負圧を保つよ
うにする。
【0031】ところで、バネ5の形状及び材質は、上述
した特性及び耐水性を有する形状及び材質であれば本実
施の形態に限られない。
した特性及び耐水性を有する形状及び材質であれば本実
施の形態に限られない。
【0032】第2の実施の形態 次に本発明における第2の実施の形態について説明す
る。図9は第2の実施の形態のインク貯蔵容器の分解斜
視図、図10は第2の実施の形態のバネの展開形状説明
図、図11は第2の実施の形態のバネの三面図、図1
2、図13は第2の実施の形態のバネの特性説明図であ
る。なお、図9の各部材はインク貯蔵容器51を組み立
てる前の形状となっている。
る。図9は第2の実施の形態のインク貯蔵容器の分解斜
視図、図10は第2の実施の形態のバネの展開形状説明
図、図11は第2の実施の形態のバネの三面図、図1
2、図13は第2の実施の形態のバネの特性説明図であ
る。なお、図9の各部材はインク貯蔵容器51を組み立
てる前の形状となっている。
【0033】図9において、インク貯蔵容器51(以下
容器51と記す)は複数の部材から構成されており、そ
の部材の一つとして容器51の周囲側壁を形成するため
のフレ−ム52がある。このフレ−ム52は相対する一
対の開口面を有し、また図示せぬインクジェットプリン
タ側のインク流路に対応する位置にインク供給孔53が
形成されている。更にフレーム52の外周部57にはイ
ンクジェットプリンタ装着時にインク貯蔵容器51を固
定する固定爪54が形成されている。
容器51と記す)は複数の部材から構成されており、そ
の部材の一つとして容器51の周囲側壁を形成するため
のフレ−ム52がある。このフレ−ム52は相対する一
対の開口面を有し、また図示せぬインクジェットプリン
タ側のインク流路に対応する位置にインク供給孔53が
形成されている。更にフレーム52の外周部57にはイ
ンクジェットプリンタ装着時にインク貯蔵容器51を固
定する固定爪54が形成されている。
【0034】上記フレーム52の一方の開口面側にはイ
ンク容器の一側面を形成する可撓性側壁55(以下側壁
55と記す)が設けられており、この側壁55は周囲部
分(固着部)56がフレーム52の外周部57に溶着等
により密閉を保つように固着されている。そしてこの側
壁55はポリプロピレン、アルミの蒸着層、ペットの3
層構造となっている。なお、この側壁55の上記周囲部
分56以外(非固着部)は、容器51内のインクがほぼ
全て吸い出された時に、フレーム52に沿って内面を覆
える大きさに設定されている。またフレーム52の外周
部57の側壁55固着側の一部には外気開放口58が形
成されている。なお、図9に示す組み立て前の側壁55
の形状は後述する図16に示す側壁55の形状と同じで
ある。
ンク容器の一側面を形成する可撓性側壁55(以下側壁
55と記す)が設けられており、この側壁55は周囲部
分(固着部)56がフレーム52の外周部57に溶着等
により密閉を保つように固着されている。そしてこの側
壁55はポリプロピレン、アルミの蒸着層、ペットの3
層構造となっている。なお、この側壁55の上記周囲部
分56以外(非固着部)は、容器51内のインクがほぼ
全て吸い出された時に、フレーム52に沿って内面を覆
える大きさに設定されている。またフレーム52の外周
部57の側壁55固着側の一部には外気開放口58が形
成されている。なお、図9に示す組み立て前の側壁55
の形状は後述する図16に示す側壁55の形状と同じで
ある。
【0035】上記フレーム52の他方の開口面側には弾
性部材であるバネ59が設けられており、このバネ59
は図10、図11に示すようにフレ−ム52の開口面に
対向する位置に設けられ、上記側壁55を押圧するバネ
平面部60と、バネ59を固定する際に利用されるバネ
固定孔61が形成されたバネ固定部62と、上記バネ平
面部60とバネ固定部62とを繋ぐバネ連結部63と、
バネ平面部60とバネ連結部63及びバネ固定部62と
バネ連結部63とをそれぞれ繋ぐバネ変形部64とから
構成されている。
性部材であるバネ59が設けられており、このバネ59
は図10、図11に示すようにフレ−ム52の開口面に
対向する位置に設けられ、上記側壁55を押圧するバネ
平面部60と、バネ59を固定する際に利用されるバネ
固定孔61が形成されたバネ固定部62と、上記バネ平
面部60とバネ固定部62とを繋ぐバネ連結部63と、
バネ平面部60とバネ連結部63及びバネ固定部62と
バネ連結部63とをそれぞれ繋ぐバネ変形部64とから
構成されている。
【0036】このバネ59は図10に示す形状から図1
1に示す形状に成形され、上記バネ59のバネ平面部6
0、バネ固定孔61、バネ固定部62、バネ連結部6
3、バネ変形部64の中では、複数の帯状短片により構
成されたバネ変形部64が最も剛性が弱くなっており、
また組み立てされた状態においてバネ平面部60にバネ
59を撓ませる方向の力が加わるとこのバネ変形部64
に変形が集中するようになっている。なお、このバネ変
形部64は細く加工される、あるいは薄く加工されるこ
とにより形成されてもよい。
1に示す形状に成形され、上記バネ59のバネ平面部6
0、バネ固定孔61、バネ固定部62、バネ連結部6
3、バネ変形部64の中では、複数の帯状短片により構
成されたバネ変形部64が最も剛性が弱くなっており、
また組み立てされた状態においてバネ平面部60にバネ
59を撓ませる方向の力が加わるとこのバネ変形部64
に変形が集中するようになっている。なお、このバネ変
形部64は細く加工される、あるいは薄く加工されるこ
とにより形成されてもよい。
【0037】そして上記バネ固定孔61が、バネ59の
更に外側に設けられる固定側壁65のバネ固定ポスト6
6に固着されることにより容器51にバネ59が内蔵さ
れる。上記固定側壁65には位置決めリブ67が形成さ
れており、フレーム52の他方の開口面側に対して位置
決めされ、密閉を保つように固着されている。
更に外側に設けられる固定側壁65のバネ固定ポスト6
6に固着されることにより容器51にバネ59が内蔵さ
れる。上記固定側壁65には位置決めリブ67が形成さ
れており、フレーム52の他方の開口面側に対して位置
決めされ、密閉を保つように固着されている。
【0038】ここで上記バネ59の特性について説明す
る。図12はバネ59の一方の受力部を固定してもう一
方の受力部に力Fを加えている状態を示す説明図、図1
3はバネ59に加える力Fと変位(変形)δとの関係を
説明する図である。
る。図12はバネ59の一方の受力部を固定してもう一
方の受力部に力Fを加えている状態を示す説明図、図1
3はバネ59に加える力Fと変位(変形)δとの関係を
説明する図である。
【0039】バネ59を図12に示す組み立てた状態に
おいて、このバネ59は図13に示す特性、すなわち直
線E、曲線G、直線Jから成る特性を持っている。直線
Eではバネ5は弾性変形をしており、バネ59を押し付
ける力F(以下単に力Fとする)と変位δとはバネ定数
により比例関係(F=k・δ k:バネ定数)となって
いる。曲線Gではバネ5は塑性変形をしており、従って
力Fをゼロにしてもバネ59は元の状態には戻らない。
更に直線Jにおいてはバネ64は極限までつぶれてい
る。
おいて、このバネ59は図13に示す特性、すなわち直
線E、曲線G、直線Jから成る特性を持っている。直線
Eではバネ5は弾性変形をしており、バネ59を押し付
ける力F(以下単に力Fとする)と変位δとはバネ定数
により比例関係(F=k・δ k:バネ定数)となって
いる。曲線Gではバネ5は塑性変形をしており、従って
力Fをゼロにしてもバネ59は元の状態には戻らない。
更に直線Jにおいてはバネ64は極限までつぶれてい
る。
【0040】曲線Gに示すように塑性変形領域では、力
Fは変位δによらずほぼ一定である。また塑性変形領域
の途中G3点で力Fを除々に抜いたとき、一点鎖線Hに
示す線で変位が小さくなっていくが、力Fがゼロとなっ
ても元の状態には戻らず、塑性変形Lが残る。即ち、一
点鎖線Hは、バネ5が塑性変形をしていてもバネ性が完
全に無くなってはいないことを示している。
Fは変位δによらずほぼ一定である。また塑性変形領域
の途中G3点で力Fを除々に抜いたとき、一点鎖線Hに
示す線で変位が小さくなっていくが、力Fがゼロとなっ
ても元の状態には戻らず、塑性変形Lが残る。即ち、一
点鎖線Hは、バネ5が塑性変形をしていてもバネ性が完
全に無くなってはいないことを示している。
【0041】バネ平面部60に図12に示す力Fが作用
した場合、他の部分に比較して十分に剛性が小さく変形
しやすいバネ変形部64が変形する。このバネ変形部6
4は弾性変形領域が小さく、力Fは変位δに伴って大き
くなり[図13(0点)−(G1点)参照]、更にバネ
変形部64に力が加わると容易に塑性変形領域に入る
[図13(G1点)−(G2点)−(G3点)−(G4
点)参照]。そして更に力が加わわりバネ変形部64が
極限までつぶれると力Fが急激に立ち上がる[図13
(G4点)−(J1点)参照]。
した場合、他の部分に比較して十分に剛性が小さく変形
しやすいバネ変形部64が変形する。このバネ変形部6
4は弾性変形領域が小さく、力Fは変位δに伴って大き
くなり[図13(0点)−(G1点)参照]、更にバネ
変形部64に力が加わると容易に塑性変形領域に入る
[図13(G1点)−(G2点)−(G3点)−(G4
点)参照]。そして更に力が加わわりバネ変形部64が
極限までつぶれると力Fが急激に立ち上がる[図13
(G4点)−(J1点)参照]。
【0042】なお、上記第1の実施の形態の図7におい
ては、塑性変形領域では変位δが大きくなるに連れて力
Fが下降する傾向があるが、一方第2の実施の形態の図
13においては塑性変形領域では変位δが大きくなるに
連れて力Fが上昇する傾向がある。これはバネの形状が
第1の実施の形態と第2の実施の形態とで異なっている
からである。
ては、塑性変形領域では変位δが大きくなるに連れて力
Fが下降する傾向があるが、一方第2の実施の形態の図
13においては塑性変形領域では変位δが大きくなるに
連れて力Fが上昇する傾向がある。これはバネの形状が
第1の実施の形態と第2の実施の形態とで異なっている
からである。
【0043】以上の構成により容器51の密閉されたイ
ンク貯蔵部が形成される。
ンク貯蔵部が形成される。
【0044】また、上記容器51の側壁55の保護のた
めに、側壁55の外側にカバー68が設けられており、
このカバー68は溶着等によりフレーム52の外周部5
7に固着されている。なお、カバー68と側壁55がフ
レーム52に固着された状態で、カバー68と側壁55
との間の空間に上記外気開放口58が設けられるように
なっている。そしてこの外気開放口58により側壁55
の変化に対応して外気が出入り可能となっている。
めに、側壁55の外側にカバー68が設けられており、
このカバー68は溶着等によりフレーム52の外周部5
7に固着されている。なお、カバー68と側壁55がフ
レーム52に固着された状態で、カバー68と側壁55
との間の空間に上記外気開放口58が設けられるように
なっている。そしてこの外気開放口58により側壁55
の変化に対応して外気が出入り可能となっている。
【0045】次に容器51のインク供給部について説明
する。図14、図15は第2の実施の形態のインク供給
部を示す断面図である。
する。図14、図15は第2の実施の形態のインク供給
部を示す断面図である。
【0046】図9に示すインク供給部69は図14、図
15に示すように、フレーム52のインク供給孔53に
対応してフィルタ70、パッキン71、そして両者を保
持するキャップ72が密閉を保つようにフレーム52に
溶着等により固着されることにより構成されている。図
14に示す容器51開封前は内部に貯留されたインク8
9を封止するためにシールフィルム73がキャップ72
の端面に溶着等により固着されており、図15に示す容
器51使用時にはこのシールフィルム73が剥がされ
て、容器51がインクジェットヘッド側のインク流路7
4に結合する。
15に示すように、フレーム52のインク供給孔53に
対応してフィルタ70、パッキン71、そして両者を保
持するキャップ72が密閉を保つようにフレーム52に
溶着等により固着されることにより構成されている。図
14に示す容器51開封前は内部に貯留されたインク8
9を封止するためにシールフィルム73がキャップ72
の端面に溶着等により固着されており、図15に示す容
器51使用時にはこのシールフィルム73が剥がされ
て、容器51がインクジェットヘッド側のインク流路7
4に結合する。
【0047】上記部材及び構成により容器51が構成さ
れる。
れる。
【0048】次に上記特性を有するバネ59を用いて容
器51が図示せぬインクを供給するときの容器51の動
作及び負圧の変化を図16、図17、図18、図19を
加えて説明する。図16、図17、図18は第2の実施
の形態のインク貯蔵容器のインク供給時の動作を示す断
面図であり、図16から図18に向かって容器51内の
インク89の量が減少している。図19は第2の実施の
インク使用量に伴って変化する容器内負圧変化を説明す
る図である。
器51が図示せぬインクを供給するときの容器51の動
作及び負圧の変化を図16、図17、図18、図19を
加えて説明する。図16、図17、図18は第2の実施
の形態のインク貯蔵容器のインク供給時の動作を示す断
面図であり、図16から図18に向かって容器51内の
インク89の量が減少している。図19は第2の実施の
インク使用量に伴って変化する容器内負圧変化を説明す
る図である。
【0049】なお、図19において容器51からインク
89を供給できる、すなわちインク89使用可能範囲が
g1点からg4点までであり、またインク89を供給す
るのが可能な容器内の圧力範囲はg1点からg5点まで
である。そして、上記第1の実施の形態の図8において
横軸はインク使用量となっているが、これは図19にお
ける「インク使用可能範囲」と記載されている箇所に対
応しており、また図8における「初期負圧点M」は図1
9におけるg1点に対応している。すなわち図8はイン
ク89を供給することができる状態となった時点からグ
ラフが書かれているが、図19はまだ負圧が発生してい
ない状態からグラフが書かれている。
89を供給できる、すなわちインク89使用可能範囲が
g1点からg4点までであり、またインク89を供給す
るのが可能な容器内の圧力範囲はg1点からg5点まで
である。そして、上記第1の実施の形態の図8において
横軸はインク使用量となっているが、これは図19にお
ける「インク使用可能範囲」と記載されている箇所に対
応しており、また図8における「初期負圧点M」は図1
9におけるg1点に対応している。すなわち図8はイン
ク89を供給することができる状態となった時点からグ
ラフが書かれているが、図19はまだ負圧が発生してい
ない状態からグラフが書かれている。
【0050】上記バネ59は容器51の厚さに対して十
分に伸びた状態で装着されるが、その後カバー68がフ
レーム52に固着されるので、バネ59はバネ平面部6
0で側壁55をカバー68に押圧する状態となってい
る。この時のバネ59の状態は図13のG1点からG2
点にかけての状態となっている、すなわちこの状態です
でにバネ59は塑性変形状態となっている。なお、ここ
では必ずしも塑性変形状態になっている必要はなく、0
からG1点にかけても状態でもよい。そして容器51の
フレーム52の一部に設けられた図示せぬ注入口からほ
ぼ内部に空気が残っていない状態までインク89を注入
し、注入口を栓またはフィルム等で封止する。この時の
容器51内は外部大気圧と釣り合いインク保持のための
負圧はゼロの状態である(図13,0点)。
分に伸びた状態で装着されるが、その後カバー68がフ
レーム52に固着されるので、バネ59はバネ平面部6
0で側壁55をカバー68に押圧する状態となってい
る。この時のバネ59の状態は図13のG1点からG2
点にかけての状態となっている、すなわちこの状態です
でにバネ59は塑性変形状態となっている。なお、ここ
では必ずしも塑性変形状態になっている必要はなく、0
からG1点にかけても状態でもよい。そして容器51の
フレーム52の一部に設けられた図示せぬ注入口からほ
ぼ内部に空気が残っていない状態までインク89を注入
し、注入口を栓またはフィルム等で封止する。この時の
容器51内は外部大気圧と釣り合いインク保持のための
負圧はゼロの状態である(図13,0点)。
【0051】ここからインク保持のための負圧を立ち上
げる(発生させる)ために、図9に示すインク供給孔5
3からインク89をある量抜くことにより負圧を立ち上
げる(図16、図13,G2点)。この状態でインク抜
き治具を外すと、インク供給部69に満たされていたイ
ンクは図14に示すフィルタ70まで内部負圧により吸
い戻され、フィルタ70の表面張力と内部負圧がつり合
った状態でインク89が保持される。ここでシールフィ
ルム73で容器51が封止される。
げる(発生させる)ために、図9に示すインク供給孔5
3からインク89をある量抜くことにより負圧を立ち上
げる(図16、図13,G2点)。この状態でインク抜
き治具を外すと、インク供給部69に満たされていたイ
ンクは図14に示すフィルタ70まで内部負圧により吸
い戻され、フィルタ70の表面張力と内部負圧がつり合
った状態でインク89が保持される。ここでシールフィ
ルム73で容器51が封止される。
【0052】なお、インク89注入の手順としては、カ
バー68をフレーム52に固着せず、バネ59が容器5
1の幅より十分に伸びている状態でインク89を注入し
インク89を上記に示すように抜き、インク保持のため
の負圧を立ち上げてからカバー68をフレーム52に固
着してもよい。
バー68をフレーム52に固着せず、バネ59が容器5
1の幅より十分に伸びている状態でインク89を注入し
インク89を上記に示すように抜き、インク保持のため
の負圧を立ち上げてからカバー68をフレーム52に固
着してもよい。
【0053】そして容器51からインク89を供給する
場合には、オペレータがシートフィルム73を剥がし、
図15に示すようにインク流路74と結合させ、インク
流路74側から吸引することにより容器51内のインク
89が供給される。
場合には、オペレータがシートフィルム73を剥がし、
図15に示すようにインク流路74と結合させ、インク
流路74側から吸引することにより容器51内のインク
89が供給される。
【0054】インク89の供給動作に従いバネ59のバ
ネ力は図13に示すG2点−G3点−G4点に沿って塑
性変形していき、その間の容器51内の負圧特性は図1
9に示すg2点−g3点−g4点に沿って変化して行
く。また、容器51内の状態は図17に示すようにイン
ク89の減少に伴い側壁55が変位し、それによりバネ
59が変位する。
ネ力は図13に示すG2点−G3点−G4点に沿って塑
性変形していき、その間の容器51内の負圧特性は図1
9に示すg2点−g3点−g4点に沿って変化して行
く。また、容器51内の状態は図17に示すようにイン
ク89の減少に伴い側壁55が変位し、それによりバネ
59が変位する。
【0055】バネ59が更に変位しそれによりバネ変形
部64が折れ曲がって、バネ59が極限までつぶれると
(図18に示す状態)、バネ59を押し付ける力Fは図
13に示すG4点からJ1点まで繋がる直線Jに沿って
急激に大きくなり、容器51の負圧特性は図19のg4
点からj1点へと変化して要求圧力範囲を越えてインク
供給が不可能となり容器51は使用不可となる。なお、
このとき容器51内部にはほとんどインク89は残って
いない。
部64が折れ曲がって、バネ59が極限までつぶれると
(図18に示す状態)、バネ59を押し付ける力Fは図
13に示すG4点からJ1点まで繋がる直線Jに沿って
急激に大きくなり、容器51の負圧特性は図19のg4
点からj1点へと変化して要求圧力範囲を越えてインク
供給が不可能となり容器51は使用不可となる。なお、
このとき容器51内部にはほとんどインク89は残って
いない。
【0056】またバネ59はインク供給に伴い塑性変形
して縮んでしまうため、容器51に再度インク89を注
入しても容器51の負圧を再発生させることはできな
い。
して縮んでしまうため、容器51に再度インク89を注
入しても容器51の負圧を再発生させることはできな
い。
【0057】以上第2の実施の形態においては、インク
供給時のバネ59は塑性変形状態となっているので、容
器51内部のインク量の変化(減少)に対して、容器5
1内の負圧変化を抑えることが可能である。従ってイン
ク供給動作を終了するまで容器51内の負圧をほぼ一定
に保つことができる。また上記負圧はバネ59の形状に
より容易に設定可能であり、初期インク量に対するイン
ク使用効率の高い容器51を提供することができる。
供給時のバネ59は塑性変形状態となっているので、容
器51内部のインク量の変化(減少)に対して、容器5
1内の負圧変化を抑えることが可能である。従ってイン
ク供給動作を終了するまで容器51内の負圧をほぼ一定
に保つことができる。また上記負圧はバネ59の形状に
より容易に設定可能であり、初期インク量に対するイン
ク使用効率の高い容器51を提供することができる。
【0058】また容器51は一旦使用するとインク89
の再注入が不可能であるため、不良インク89等の使用
を防止でき、不良インク使用による印字ヘッド障害を防
止することができる。
の再注入が不可能であるため、不良インク89等の使用
を防止でき、不良インク使用による印字ヘッド障害を防
止することができる。
【0059】更に、本実施の形態の容器51は各部材を
順次組み立てていけば成形することができるので、上記
第1の実施の形態の容器1と比べて製造が容易である。
順次組み立てていけば成形することができるので、上記
第1の実施の形態の容器1と比べて製造が容易である。
【0060】なお、この第2の実施の形態においては、
初めてのインク供給動作を開始する前にすでにバネ59
は塑性変形状態となっているが、インク89を容器51
内部に保持することができる負圧となっていれば、上記
第1の実施の形態と同様にインク供給動作を開始した時
点ではまだバネ59が弾性変形状態であるようにしても
よい。
初めてのインク供給動作を開始する前にすでにバネ59
は塑性変形状態となっているが、インク89を容器51
内部に保持することができる負圧となっていれば、上記
第1の実施の形態と同様にインク供給動作を開始した時
点ではまだバネ59が弾性変形状態であるようにしても
よい。
【0061】第3の実施の形態 次に本発明における第3の実施の形態について説明す
る。なお、上記第2の実施の形態と同様の箇所は同一符
号を付してその説明は省略する。図20は第3の実施の
形態のインク貯蔵容器の一部を示す説明図、図21は第
3の実施の形態のインク貯蔵容器を示す断面図である。
なお、図21においてはカバー68は外した状態となっ
ている。
る。なお、上記第2の実施の形態と同様の箇所は同一符
号を付してその説明は省略する。図20は第3の実施の
形態のインク貯蔵容器の一部を示す説明図、図21は第
3の実施の形態のインク貯蔵容器を示す断面図である。
なお、図21においてはカバー68は外した状態となっ
ている。
【0062】ここで、上記第2の実施の形態に示す容器
51においては本来平面シート状である側壁55の素材
を図9に示すように立体的に成形し、フレーム52の外
周部57に溶着等で固着している。このため側壁55の
コーナー部には皺75がよってしまい、この皺75が図
16から図18に示すように側壁55が変位していくと
きの抵抗となり、負圧変化の原因となる。そこで皺75
の影響を減らすためにはフレーム52の内壁88とバネ
平面部60との間隔を大きくとれば良いが、インク容量
が減少してしまう。
51においては本来平面シート状である側壁55の素材
を図9に示すように立体的に成形し、フレーム52の外
周部57に溶着等で固着している。このため側壁55の
コーナー部には皺75がよってしまい、この皺75が図
16から図18に示すように側壁55が変位していくと
きの抵抗となり、負圧変化の原因となる。そこで皺75
の影響を減らすためにはフレーム52の内壁88とバネ
平面部60との間隔を大きくとれば良いが、インク容量
が減少してしまう。
【0063】そこで第3実施の形態においては、フレー
ム52の内壁88のコーナー半径R1に対してバネ平面
部60のコーナー半径R2を以下に示す数式1となるよ
うに設定する。
ム52の内壁88のコーナー半径R1に対してバネ平面
部60のコーナー半径R2を以下に示す数式1となるよ
うに設定する。
【0064】R2≧R1・・・(1) このようにすることで図21に示す、バネ平面部60の
エッジ60aとこのエッジ60aが対向しているフレー
ム52のエッジ52aとの間隔を広げることができる。
エッジ60aとこのエッジ60aが対向しているフレー
ム52のエッジ52aとの間隔を広げることができる。
【0065】その他の構成は上記第2の実施の形態と同
様である。
様である。
【0066】次に上記構成における側壁55のインク供
給時の動作について説明する。
給時の動作について説明する。
【0067】容器51内のインク89が供給され容量が
減少すると、側壁55は図16から図18に示すように
変位していく。この時上記数式1により側壁55の皺7
5が変形する領域を広くとることができるので皺75の
変形による負圧変化への影響を小さくすることができ
る。
減少すると、側壁55は図16から図18に示すように
変位していく。この時上記数式1により側壁55の皺7
5が変形する領域を広くとることができるので皺75の
変形による負圧変化への影響を小さくすることができ
る。
【0068】以上第3の実施の形態においては、フレー
ム52の内壁88のコーナー半径R1に対してバネ平面
部60のコーナー半径R2を上記数式1となるように設
定することにより、フレーム52のエッジ52aとそれ
に対向するバネ平面部60のエッジ60aとの間隔を特
に広げること無しに側壁55のコーナーに発生する皺7
5による負圧変化への影響を減少させることができる。
ム52の内壁88のコーナー半径R1に対してバネ平面
部60のコーナー半径R2を上記数式1となるように設
定することにより、フレーム52のエッジ52aとそれ
に対向するバネ平面部60のエッジ60aとの間隔を特
に広げること無しに側壁55のコーナーに発生する皺7
5による負圧変化への影響を減少させることができる。
【0069】また、同様の効果を得る構造としてバネ平
面部60のコーナー形状を円弧ではなく面取り形状とし
ても良いし、鈍角を組み合わせた形状としてもよい。更
にこれらの組み合わせでもよい。
面部60のコーナー形状を円弧ではなく面取り形状とし
ても良いし、鈍角を組み合わせた形状としてもよい。更
にこれらの組み合わせでもよい。
【0070】第4の実施の形態 次に本発明における第4の実施の形態について説明す
る。なお、上記第2の実施の形態と同様の箇所は同一符
号を付してその説明は省略する。図22は第4の実施の
形態のインク貯蔵容器の分解斜視図、図23は第4の実
施の形態のバネの展開形状説明、図24は第4の実施の
形態のバネの三面図である。
る。なお、上記第2の実施の形態と同様の箇所は同一符
号を付してその説明は省略する。図22は第4の実施の
形態のインク貯蔵容器の分解斜視図、図23は第4の実
施の形態のバネの展開形状説明、図24は第4の実施の
形態のバネの三面図である。
【0071】上記第2の実施の形態に示す容器51にお
いては内部負圧により側壁55がバネ平面部60の周囲
エッジやバネ変形部64のエッジに押し付けられている
ので、振動や長期保存により側壁55の破れが発生する
恐れがある。
いては内部負圧により側壁55がバネ平面部60の周囲
エッジやバネ変形部64のエッジに押し付けられている
ので、振動や長期保存により側壁55の破れが発生する
恐れがある。
【0072】そこで第4の実施の形態においてはバネ7
6の形状を図22、図23、図24に示す形状としてあ
る。すなわち、バネ76においてはバネ平面部77に接
続している第1のバネ変形部78が図23に示すように
バネ平面部77の外周よりも内側に入り込むようにバネ
平面部77と第1のバネ変形部78が形成されている。
それ故バネ76を折り曲げて成形したときにバネ平面部
77の平面側からバネ変形部77を見ると、第1のバネ
変形部78がバネ平面部77の外周稜線よりも内側に入
り込んでいる。
6の形状を図22、図23、図24に示す形状としてあ
る。すなわち、バネ76においてはバネ平面部77に接
続している第1のバネ変形部78が図23に示すように
バネ平面部77の外周よりも内側に入り込むようにバネ
平面部77と第1のバネ変形部78が形成されている。
それ故バネ76を折り曲げて成形したときにバネ平面部
77の平面側からバネ変形部77を見ると、第1のバネ
変形部78がバネ平面部77の外周稜線よりも内側に入
り込んでいる。
【0073】また加えて、バネ平面部77の外周部の周
囲エッジに側壁55を支えるダレ79が絞り加工等によ
り形成されている。なお、バネ76には更にバネ固定孔
80、バネ連結部81、第2のバネ変形部82、バネ固
定部83が設けられているがこれは上記第2の実施の形
態のバネ59の構成と同様であるので説明は省略する。
また、その他の容器51の構成も上記第2の実施の形態
と同様であるので説明は省略する。
囲エッジに側壁55を支えるダレ79が絞り加工等によ
り形成されている。なお、バネ76には更にバネ固定孔
80、バネ連結部81、第2のバネ変形部82、バネ固
定部83が設けられているがこれは上記第2の実施の形
態のバネ59の構成と同様であるので説明は省略する。
また、その他の容器51の構成も上記第2の実施の形態
と同様であるので説明は省略する。
【0074】次にインク供給時の容器51の動作につい
て説明する。図25、図26、図27は第4の実施の形
態のインク貯蔵容器のインク供給時の動作を示す断面図
である。なお、インク供給時の動作において第2の実施
の形態と異なる点のみ説明する。
て説明する。図25、図26、図27は第4の実施の形
態のインク貯蔵容器のインク供給時の動作を示す断面図
である。なお、インク供給時の動作において第2の実施
の形態と異なる点のみ説明する。
【0075】図25、図26、図27に示すようにイン
ク89の供給が開始されてから終了まで側壁55はバネ
76のダレ79に支えられるので、バネ平面部77の外
周部の周囲エッジに押し付けられることがなくなる。ま
たこのとき第1のバネ変形部78のエッジはバネ平面部
77の内側にあるので側壁55が上記バネ変形部78の
エッジに押し付けられることはない。
ク89の供給が開始されてから終了まで側壁55はバネ
76のダレ79に支えられるので、バネ平面部77の外
周部の周囲エッジに押し付けられることがなくなる。ま
たこのとき第1のバネ変形部78のエッジはバネ平面部
77の内側にあるので側壁55が上記バネ変形部78の
エッジに押し付けられることはない。
【0076】以上第4の実施の形態においては、バネ平
面部77の平面側からバネ76を見ると第1のバネ変形
部78がバネ平面部77の外周稜線よりも内側に入り込
んでいる関係にバネ平面部77と第1のバネ変形部78
を成形し、更にバネ平面部77の外周部の周囲エッジに
側壁55を支えるダレ79を形成し、このダレ79で側
壁55を支持することにより、バネ平面部77の周囲エ
ッジ及び第1のバネ変形部78のエッジに側壁55が押
し付けられることがなくなるので、振動や長期保存によ
る側壁55の破れを防止することができる。
面部77の平面側からバネ76を見ると第1のバネ変形
部78がバネ平面部77の外周稜線よりも内側に入り込
んでいる関係にバネ平面部77と第1のバネ変形部78
を成形し、更にバネ平面部77の外周部の周囲エッジに
側壁55を支えるダレ79を形成し、このダレ79で側
壁55を支持することにより、バネ平面部77の周囲エ
ッジ及び第1のバネ変形部78のエッジに側壁55が押
し付けられることがなくなるので、振動や長期保存によ
る側壁55の破れを防止することができる。
【0077】第5の実施の形態 次に第5の実施の形態について説明する。なお、上記第
2の実施の形態と同様の箇所は同一符号を付してその説
明は省略する。図28は第5の実施の形態のインク貯蔵
容器を示す分解斜視図、図29は第5の実施の形態のイ
ンク供給部を示す断面図である。
2の実施の形態と同様の箇所は同一符号を付してその説
明は省略する。図28は第5の実施の形態のインク貯蔵
容器を示す分解斜視図、図29は第5の実施の形態のイ
ンク供給部を示す断面図である。
【0078】上記第2の実施の形態に示す容器51にお
いては容器51の幅とインク供給孔53の位置によって
はインク89が減少し、図15に示すように側壁55が
変位してフレーム52の内側を覆うようになったときに
同時にインク供給孔53も覆ってしまいインク供給を妨
げてしまう恐れがある。
いては容器51の幅とインク供給孔53の位置によって
はインク89が減少し、図15に示すように側壁55が
変位してフレーム52の内側を覆うようになったときに
同時にインク供給孔53も覆ってしまいインク供給を妨
げてしまう恐れがある。
【0079】そこで第5の実施の形態においては、図2
8、図29に示すようにフレーム84においてインク供
給孔85の周囲に側壁55の変位方向に伸びた複数のリ
ブ86を形成し、フレーム84に段差を形成している。
8、図29に示すようにフレーム84においてインク供
給孔85の周囲に側壁55の変位方向に伸びた複数のリ
ブ86を形成し、フレーム84に段差を形成している。
【0080】なお、バネ76の形状は第4の実施の形態
であり、フレーム52の内壁88のコーナー半径R1に
対するバネ平面部77のコーナー半径R2は上記第3の
実施の形態に示す数式1とし、それ以外の構成は上記第
2の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
であり、フレーム52の内壁88のコーナー半径R1に
対するバネ平面部77のコーナー半径R2は上記第3の
実施の形態に示す数式1とし、それ以外の構成は上記第
2の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
【0081】次に上記構成におけるインク供給時の容器
51の動作について説明する。図29に示すようにイン
ク供給動作に伴い側壁55が変位し、インク供給孔85
を覆おうとしても、その周囲に形成されたリブ86によ
り側壁55が支持されるのでインク89の通路が確保さ
れる。これにより容器51内部のインク89は最後まで
スムーズにインク供給孔85へと到達し、容器51外へ
と供給される。
51の動作について説明する。図29に示すようにイン
ク供給動作に伴い側壁55が変位し、インク供給孔85
を覆おうとしても、その周囲に形成されたリブ86によ
り側壁55が支持されるのでインク89の通路が確保さ
れる。これにより容器51内部のインク89は最後まで
スムーズにインク供給孔85へと到達し、容器51外へ
と供給される。
【0082】以上第5の実施の形態においては、インク
供給孔85の周囲に側壁55の変位方向に伸びた複数の
リブ86が形成されていることにより、最後までスムー
ズなインク供給が可能となり、確実なインク供給を行う
ことができるようになる。
供給孔85の周囲に側壁55の変位方向に伸びた複数の
リブ86が形成されていることにより、最後までスムー
ズなインク供給が可能となり、確実なインク供給を行う
ことができるようになる。
【0083】また、リブ86の代わりに側壁55の変位
方向に伸びた溝を形成したり、複数の突起を設けること
により、インク89のインク供給孔85への通路を形成
してもよい。
方向に伸びた溝を形成したり、複数の突起を設けること
により、インク89のインク供給孔85への通路を形成
してもよい。
【0084】以上第1の実施の形態から第5の実施の形
態においては、主にインクジェットプリンタで使用され
るインクジェットヘッドのインク貯蔵容器を想定して説
明してきたが、液体を内部に貯留・保持し、外部からの
液体吸引動作に対応して液体を供給するような容器に使
用される液体貯蔵容器に対しても、本願発明を利用する
ことができる。
態においては、主にインクジェットプリンタで使用され
るインクジェットヘッドのインク貯蔵容器を想定して説
明してきたが、液体を内部に貯留・保持し、外部からの
液体吸引動作に対応して液体を供給するような容器に使
用される液体貯蔵容器に対しても、本願発明を利用する
ことができる。
【0085】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
インク貯蔵容器に内蔵され、インクを外部へと供給する
動作に伴い変位する可撓性部材と、上記可撓性部材を変
位方向と反対方向へと押圧する弾性部材とを備え、上記
弾性部材は、主に塑性変形領域で使用されることによ
り、インクが容器外へと供給され続け、可撓性部材の変
位に伴い弾性部材の変形が大きくなっても弾性部材の押
圧力は増加しない。それ故、容器内の負圧を一定に保つ
ことができるので、インクジェットプリンタに備えた場
合には、インク吐出を安定して行える。
インク貯蔵容器に内蔵され、インクを外部へと供給する
動作に伴い変位する可撓性部材と、上記可撓性部材を変
位方向と反対方向へと押圧する弾性部材とを備え、上記
弾性部材は、主に塑性変形領域で使用されることによ
り、インクが容器外へと供給され続け、可撓性部材の変
位に伴い弾性部材の変形が大きくなっても弾性部材の押
圧力は増加しない。それ故、容器内の負圧を一定に保つ
ことができるので、インクジェットプリンタに備えた場
合には、インク吐出を安定して行える。
【図1】本発明に係る第1の実施の形態のインク貯蔵容
器の分解斜視図である。
器の分解斜視図である。
【図2】第1の実施の形態のインク貯蔵容器の断面図で
ある。
ある。
【図3】第1の実施の形態のインク貯蔵容器の断面図で
ある。
ある。
【図4】第1の実施の形態のバネの展開形状説明図であ
る。
る。
【図5】第1の実施の形態のバネの組立形状説明図であ
る。
る。
【図6】第1の実施の形態のバネの特性説明図である。
【図7】第1の実施の形態のバネの特性説明図である。
【図8】第1の実施の形態の容器内の負圧変化説明図で
ある。
ある。
【図9】第2の実施の形態のインク貯蔵容器の分解斜視
図である。
図である。
【図10】第2の実施の形態のバネの展開形状説明図で
ある。
ある。
【図11】第2の実施の形態のバネの三面図である。
【図12】第2の実施の形態のバネの特性説明図であ
る。
る。
【図13】第2の実施の形態のバネの特性説明図であ
る。
る。
【図14】第2の実施の形態のインク供給部を示す断面
図である。
図である。
【図15】第2の実施の形態のインク供給部を示す断面
図である。
図である。
【図16】第2の実施の形態のインク貯蔵容器の動作を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図17】第2の実施の形態のインク貯蔵容器の動作を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図18】第2の実施の形態のインク貯蔵容器の動作を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図19】第2の実施の形態の容器内の負圧変化説明図
である。
である。
【図20】第3の実施の形態のインク貯蔵容器の一部を
説明図である。
説明図である。
【図21】第3の実施の形態のインク貯蔵容器を示す断
面図である。
面図である。
【図22】第4の実施の形態のインク貯蔵容器の分解斜
視図である。
視図である。
【図23】第4の実施の形態のバネの展開形状説明図で
ある。
ある。
【図24】第4の実施の形態のバネの三面図である。
【図25】第4の実施の形態のインク貯蔵容器の動作を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図26】第4の実施の形態のインク貯蔵容器の動作を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図27】第4の実施の形態のインク貯蔵容器の動作を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図28】第5の実施の形態のインク貯蔵容器の分解斜
視図である。
視図である。
【図29】第5の実施の形態のインク供給部を示す断面
図である。
図である。
1 インク貯蔵容器 3 インク袋 5 バネ 9 インク 51 インク貯蔵容器 52 フレーム 55 可撓性側壁 59 バネ 60 バネ平面部 64 バネ変形部 76 バネ 78 第1のバネ変形部 79 ダレ 84 フレーム 86 リブ 89 インク
Claims (8)
- 【請求項1】 内部を負圧に保ってインクを保持するイ
ンク貯蔵容器において、 インク貯蔵容器に内蔵され、インクを外部へと供給する
動作に伴い変位する可撓性部材と、 上記可撓性部材を変位方向と反対方向へと押圧する弾性
部材とを備え、 上記弾性部材は、主に塑性変形領域で使用されることを
特徴とするインク貯蔵容器。 - 【請求項2】 内部を負圧に保ってインクを保持するイ
ンク貯蔵容器において、 インク貯蔵容器に内蔵され、内部に上記インクを貯留す
る可撓性のインク袋と、 上記インク袋内でインク袋と当接してインク袋を膨らま
せる方向に押圧する弾性部材とを備え、 上記弾性部材は、主に塑性変形領域で使用されることを
特徴とするインク貯蔵容器。 - 【請求項3】 上記弾性部材は板状のバネであり、その
一部の剛性を小さくして、上記インク袋の収縮によるバ
ネ変形が集中する構造とした請求項2記載のインク貯蔵
容器。 - 【請求項4】 内部を負圧に保ってインクを保持するイ
ンク貯蔵容器において、 インク貯蔵容器に内蔵され、開放側面を備え、内部にイ
ンクを保持するフレームと、 上記フレームの開放側面に固着され、インクを外部へと
供給する動作に伴い変位する可撓性側壁と、 上記フレーム内で上記可撓性側壁に当接して該可撓性側
壁を変位方向と反対方向へと押圧する弾性部材とを備
え、 上記弾性部材は主に塑性変形領域で使用されることを特
徴とするインク貯蔵容器。 - 【請求項5】 上記弾性部材は板状のバネであり、その
一部の剛性を小さくして、上記可撓性側壁の変位による
バネ変形が集中する構造とした請求項4記載のインク貯
蔵容器。 - 【請求項6】 上記弾性部材のコーナーの半径の大きさ
は、該コーナーに対応する上記フレームのコーナーの半
径の大きさ以上である請求項4記載のインク貯蔵容器。 - 【請求項7】 上記可撓性側壁が変位するときに該可撓
性側壁が当接する上記弾性部材のエッジの形状が湾曲形
状である請求項4記載のインク貯蔵容器。 - 【請求項8】 上記フレームには外部へのインク供給用
の供給孔が形成されると共に、 上記フレームに上記可撓性側壁の変位方向に伸び、上記
供給孔と他の箇所とに段差を付ける段差部が形成された
請求項4記載のインク貯蔵容器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6895098A JPH11240171A (ja) | 1997-12-22 | 1998-03-18 | インク貯蔵容器 |
EP98124023A EP0924081A3 (en) | 1997-12-22 | 1998-12-17 | Ink container |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35282297 | 1997-12-22 | ||
JP9-352822 | 1997-12-22 | ||
JP6895098A JPH11240171A (ja) | 1997-12-22 | 1998-03-18 | インク貯蔵容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11240171A true JPH11240171A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=26410134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6895098A Withdrawn JPH11240171A (ja) | 1997-12-22 | 1998-03-18 | インク貯蔵容器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0924081A3 (ja) |
JP (1) | JPH11240171A (ja) |
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JP2018096373A (ja) * | 2016-12-09 | 2018-06-21 | 船井電機株式会社 | 流体分注装置 |
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JP2004268575A (ja) | 2003-02-19 | 2004-09-30 | Seiko Epson Corp | 液体貯留手段及び液体噴射装置 |
US8091993B2 (en) * | 2008-05-22 | 2012-01-10 | Videojet Technologies Inc. | Ink containment system and ink level sensing system for an inkjet cartridge |
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-
1998
- 1998-03-18 JP JP6895098A patent/JPH11240171A/ja not_active Withdrawn
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