JPH11236951A - 直動機構 - Google Patents
直動機構Info
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- JPH11236951A JPH11236951A JP4147698A JP4147698A JPH11236951A JP H11236951 A JPH11236951 A JP H11236951A JP 4147698 A JP4147698 A JP 4147698A JP 4147698 A JP4147698 A JP 4147698A JP H11236951 A JPH11236951 A JP H11236951A
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- Japan
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- linear motion
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- screw shaft
- motion mechanism
- shaft
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- BFKJFAAPBSQJPD-UHFFFAOYSA-N tetrafluoroethene Chemical group FC(F)=C(F)F BFKJFAAPBSQJPD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 撓み噛み合い式歯車装置を減速機構として利
用して、小型でコンパクトな直動機構を実現すること。 【解決手段】 直動機構11は、送りねじ軸31と、こ
の送りねじ軸31の回転により当該送りねじ軸31に沿
って直線往復移動可能なナット32と、送りねじ軸31
を減速回転させる撓み噛み合い式歯車装置2とを有し、
撓み噛み合い式歯車装置2のカップ状の可撓性外歯歯車
22が送りねじ軸31の軸端部分に一体成形されてい
る。カップリングが不要となるので、直動機構のねじり
剛性の低下や、軸心のずれが発生しない。さらには、直
動機構の軸線方向の長さを短くでき、設置スペースも少
なくて済む。
用して、小型でコンパクトな直動機構を実現すること。 【解決手段】 直動機構11は、送りねじ軸31と、こ
の送りねじ軸31の回転により当該送りねじ軸31に沿
って直線往復移動可能なナット32と、送りねじ軸31
を減速回転させる撓み噛み合い式歯車装置2とを有し、
撓み噛み合い式歯車装置2のカップ状の可撓性外歯歯車
22が送りねじ軸31の軸端部分に一体成形されてい
る。カップリングが不要となるので、直動機構のねじり
剛性の低下や、軸心のずれが発生しない。さらには、直
動機構の軸線方向の長さを短くでき、設置スペースも少
なくて済む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ等から得ら
れる出力回転を減速して直線運動に変換するために用い
られる直動機構に関するものである。更に詳しくは、減
速機構として撓み噛み合い式歯車装置を備えた直動機構
に関するものである。
れる出力回転を減速して直線運動に変換するために用い
られる直動機構に関するものである。更に詳しくは、減
速機構として撓み噛み合い式歯車装置を備えた直動機構
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に直動機構は、モータ等の回転駆動
源に対して減速機を介して連結され、回転運動を直線往
復運動に変換するものである。典型的な直動機構は、回
転運動を直線運動に変換する機構として送りねじ機構を
備えている。この送りねじ機構を構成している送りねじ
軸はカップリングを介して減速機の減速回転出力部材に
連結固定して使用される。
源に対して減速機を介して連結され、回転運動を直線往
復運動に変換するものである。典型的な直動機構は、回
転運動を直線運動に変換する機構として送りねじ機構を
備えている。この送りねじ機構を構成している送りねじ
軸はカップリングを介して減速機の減速回転出力部材に
連結固定して使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図2には、一般的に使
用されている撓み噛み合い式歯車装置を減速機として利
用して直動機構を構成した場合に考えられる構成を示し
てある。
用されている撓み噛み合い式歯車装置を減速機として利
用して直動機構を構成した場合に考えられる構成を示し
てある。
【0004】この直動機構1は、モータ等の回転駆動源
(図示せず)から出力される高速回転を減速する減速機
構としての撓み噛み合い式歯車装置2と、この装置2か
ら出力される減速回転運動を直線往復運動に変換する送
りねじ機構3と、撓み噛み合い式歯車装置2と送りねじ
機構3を連結しているカップリング4とから基本的に構
成されている。
(図示せず)から出力される高速回転を減速する減速機
構としての撓み噛み合い式歯車装置2と、この装置2か
ら出力される減速回転運動を直線往復運動に変換する送
りねじ機構3と、撓み噛み合い式歯車装置2と送りねじ
機構3を連結しているカップリング4とから基本的に構
成されている。
【0005】撓み噛み合い式歯車装置2は、環状の剛性
内歯歯車21と、この内側に配置されているカップ状の
可撓性外歯歯車22と、この内側にはめ込まれている波
動発生器23とを備えている。カップ状の可撓性外歯歯
車22は、円筒状の胴部22aと、この胴部の一端に連
続して半径方向の内側に延びている環状のダイヤフラム
22bと、このダイヤフラム22bの中心部分に連続し
ている円盤状のボス22cとを備えている。波動発生器
23は、外歯22dが形成されている胴部22aの内側
にはめ込まれており、当該外歯22dが形成されている
部分を楕円状に撓めて、当該楕円の長軸方向の両端位置
で両歯車を噛み合い状態としている。この波動発生器は
不図示のモータ等の高速回転駆動源に連結されている。
内歯歯車21と、この内側に配置されているカップ状の
可撓性外歯歯車22と、この内側にはめ込まれている波
動発生器23とを備えている。カップ状の可撓性外歯歯
車22は、円筒状の胴部22aと、この胴部の一端に連
続して半径方向の内側に延びている環状のダイヤフラム
22bと、このダイヤフラム22bの中心部分に連続し
ている円盤状のボス22cとを備えている。波動発生器
23は、外歯22dが形成されている胴部22aの内側
にはめ込まれており、当該外歯22dが形成されている
部分を楕円状に撓めて、当該楕円の長軸方向の両端位置
で両歯車を噛み合い状態としている。この波動発生器は
不図示のモータ等の高速回転駆動源に連結されている。
【0006】波動発生器23が高速回転すると、両歯車
21、22の噛み合い位置が円周方向に移動する。両歯
車21、22には一般に2n枚(nは正の整数)の歯数
差があり、この歯数差に応じて大幅に減速された減速回
転が両歯車の一方から得られる。一般には、図に示すよ
うに、剛性内歯歯車21が直動機構ハウジング1aに固
定されるので、カップ状の可撓性外歯歯車22から減速
回転が出力される。
21、22の噛み合い位置が円周方向に移動する。両歯
車21、22には一般に2n枚(nは正の整数)の歯数
差があり、この歯数差に応じて大幅に減速された減速回
転が両歯車の一方から得られる。一般には、図に示すよ
うに、剛性内歯歯車21が直動機構ハウジング1aに固
定されるので、カップ状の可撓性外歯歯車22から減速
回転が出力される。
【0007】送りねじ機構3は、送りねじ軸31と、こ
の外周面に形成された送りねじ部に螺合しているナット
32と、ナット32に連結固定されている出力ロッド3
3と、出力ロッド33の直動案内部として機能するガイ
ドシャフト34および当該ガイドシャフト34がしゅう
動可能に貫通している出力ロッド33に開けたしゅう動
孔35とを備えている。
の外周面に形成された送りねじ部に螺合しているナット
32と、ナット32に連結固定されている出力ロッド3
3と、出力ロッド33の直動案内部として機能するガイ
ドシャフト34および当該ガイドシャフト34がしゅう
動可能に貫通している出力ロッド33に開けたしゅう動
孔35とを備えている。
【0008】一方、カップリング4は、撓み噛み合い式
歯車装置2の可撓性外歯歯車22のボス22cに対して
同軸状態に連結固定されている連結用の軸部材41と、
送りねじ軸31の軸端に形成された支持用軸部分35の
端に連続して一体成形されている連結用の軸部分42
と、これらの軸部分41、42を相互に連結固定してい
る連結部材43とを備えている。送りねじ軸31の支持
用軸部分35は、直動機構ハウジング1aの内周面に対
してボールベアリング44を介して、回転自在の状態で
支持されている。また、可撓性外歯歯車22のボス22
cに連結固定されている連結用の軸部分41は、当該ボ
ス22cに締結固定される大径のフランジ41aと、こ
のフランジ41aの反対側の面の中心から同軸状態で突
出している軸部分41bから構成されている。
歯車装置2の可撓性外歯歯車22のボス22cに対して
同軸状態に連結固定されている連結用の軸部材41と、
送りねじ軸31の軸端に形成された支持用軸部分35の
端に連続して一体成形されている連結用の軸部分42
と、これらの軸部分41、42を相互に連結固定してい
る連結部材43とを備えている。送りねじ軸31の支持
用軸部分35は、直動機構ハウジング1aの内周面に対
してボールベアリング44を介して、回転自在の状態で
支持されている。また、可撓性外歯歯車22のボス22
cに連結固定されている連結用の軸部分41は、当該ボ
ス22cに締結固定される大径のフランジ41aと、こ
のフランジ41aの反対側の面の中心から同軸状態で突
出している軸部分41bから構成されている。
【0009】このようにして直動機構1を構成した場合
には次のような解決すべき課題が発生する。
には次のような解決すべき課題が発生する。
【0010】まず、カップリング4を介して、回転出力
側と送りねじ機構の間が連結されているので、このカッ
プリング4を介在させることに起因して、直動機構1の
ねじり剛性が低下するおそれがある。
側と送りねじ機構の間が連結されているので、このカッ
プリング4を介在させることに起因して、直動機構1の
ねじり剛性が低下するおそれがある。
【0011】また、カップリング4を介して連結されて
いる撓み噛み合い式歯車装置2と送りねじ機構3の間に
発生する軸心のずれが大きいと、無視しえない偏心回転
が発生し、その結果、送りねじ軸31を支持しているベ
アリング44に当該偏心回転に起因した繰り返し応力が
作用する。このために、ベアリング44の疲れ寿命が低
下するおそあれがある。
いる撓み噛み合い式歯車装置2と送りねじ機構3の間に
発生する軸心のずれが大きいと、無視しえない偏心回転
が発生し、その結果、送りねじ軸31を支持しているベ
アリング44に当該偏心回転に起因した繰り返し応力が
作用する。このために、ベアリング44の疲れ寿命が低
下するおそあれがある。
【0012】さらに、撓み噛み合い式歯車装置2と送り
ねじ機構3を連結するために、それぞれに、連結用の軸
部分41、42を配置し、これらの軸部分を連結部材4
3を介して軸線方向に連結しているので、直動機構1が
全体として軸線10の方向に長くなり、大きな設置スペ
ースが必要となってしまう。
ねじ機構3を連結するために、それぞれに、連結用の軸
部分41、42を配置し、これらの軸部分を連結部材4
3を介して軸線方向に連結しているので、直動機構1が
全体として軸線10の方向に長くなり、大きな設置スペ
ースが必要となってしまう。
【0013】一方、送りねじ機構3の側においては、そ
のナット32の直動案内部として機能するしゅう動孔3
5は、ナット32に連結された出力ロッド33における
大径のフランジ部分に形成されるのが一般的である。ま
た、しゅう動孔35のしゅう動抵抗を低減するためにリ
ニアブッシュ等が当該孔に組み込まれる。しかし、この
ような直動案内部は、径方向の寸法が大きく、直動機構
自体が大型化してしまい、やはり、設置スペースを多く
必要としてしまうという弊害が発生する。
のナット32の直動案内部として機能するしゅう動孔3
5は、ナット32に連結された出力ロッド33における
大径のフランジ部分に形成されるのが一般的である。ま
た、しゅう動孔35のしゅう動抵抗を低減するためにリ
ニアブッシュ等が当該孔に組み込まれる。しかし、この
ような直動案内部は、径方向の寸法が大きく、直動機構
自体が大型化してしまい、やはり、設置スペースを多く
必要としてしまうという弊害が発生する。
【0014】本発明の課題は、このような点を解消する
ことの可能な小型でコンパクトな構成の直動機構を提案
することにある。
ことの可能な小型でコンパクトな構成の直動機構を提案
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1には、本発明を適用
した直動機構を示してある。この直動機構11におい
て、図2に示す直動機構1の各部分に対応する部位には
同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
した直動機構を示してある。この直動機構11におい
て、図2に示す直動機構1の各部分に対応する部位には
同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
【0016】本発明による直動機構11は、送りねじ軸
31と、この送りねじ軸31の回転により当該送りねじ
軸31に沿って直線往復移動可能なナット32と、送り
ねじ軸31を減速回転させる撓み噛み合い式歯車装置2
とを有し、撓み噛み合い式歯車装置2が、環状の剛性内
歯歯車21と、この内側に配置されたカップ状の可撓性
外歯歯車22と、この可撓性外歯歯車22を半径方向に
撓めて部分的に剛性内歯歯車21に噛み合わせると共に
両歯車21、22の噛み合い位置を円周方向に移動させ
る波動発生器23とを備えている。
31と、この送りねじ軸31の回転により当該送りねじ
軸31に沿って直線往復移動可能なナット32と、送り
ねじ軸31を減速回転させる撓み噛み合い式歯車装置2
とを有し、撓み噛み合い式歯車装置2が、環状の剛性内
歯歯車21と、この内側に配置されたカップ状の可撓性
外歯歯車22と、この可撓性外歯歯車22を半径方向に
撓めて部分的に剛性内歯歯車21に噛み合わせると共に
両歯車21、22の噛み合い位置を円周方向に移動させ
る波動発生器23とを備えている。
【0017】この直動機構11の特徴は、可撓性外歯歯
車22が送りねじ軸31の軸端部分に一体成形されてい
ることである。すなわち、当該可撓性外歯歯車22は、
送りねじ軸31の軸端部分に同軸状態に一体成形された
円盤状のボス22cと、このボス22cの外周縁から半
径方向の外側に広がっている環状のダイヤフラム22b
と、このダイヤフラム22bの外周縁に連続して装置軸
線10の方向に延びている円筒状の胴部22aと、この
胴部22aの外周面に形成されている外歯22dとを備
えている。
車22が送りねじ軸31の軸端部分に一体成形されてい
ることである。すなわち、当該可撓性外歯歯車22は、
送りねじ軸31の軸端部分に同軸状態に一体成形された
円盤状のボス22cと、このボス22cの外周縁から半
径方向の外側に広がっている環状のダイヤフラム22b
と、このダイヤフラム22bの外周縁に連続して装置軸
線10の方向に延びている円筒状の胴部22aと、この
胴部22aの外周面に形成されている外歯22dとを備
えている。
【0018】また、本発明の直動機構11は、ナット3
2の回り止めとして機能すると共に当該ナット32の案
内部材として機能するガイドシャフト34を有してい
る。本発明による特徴は、このナット32に、当該ガイ
ドシャフト34がしゅう動可能に貫通している直動案内
用の孔32aが形成されている点である。
2の回り止めとして機能すると共に当該ナット32の案
内部材として機能するガイドシャフト34を有してい
る。本発明による特徴は、このナット32に、当該ガイ
ドシャフト34がしゅう動可能に貫通している直動案内
用の孔32aが形成されている点である。
【0019】さらに、本発明の特徴は、直動案内用の孔
32aの内周面には、ガイドシャフト34と当該孔32
aの内周面の間のしゅう動抵抗を低減させるための樹脂
コーティング36(図において斜線で示してある。)が
施されている点である。このような樹脂コーティングと
しては、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)コーティン
グを挙げることができる。
32aの内周面には、ガイドシャフト34と当該孔32
aの内周面の間のしゅう動抵抗を低減させるための樹脂
コーティング36(図において斜線で示してある。)が
施されている点である。このような樹脂コーティングと
しては、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)コーティン
グを挙げることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明の直動機構11では、送りねじ軸
31とカップ状の可撓性外歯歯車22とが一体成形され
ている。すなわち、単一の金属素材を加工して、送りね
じ軸31の部分と、可撓性外歯歯車22の部分とが形成
されている。従って、カップリング4(図2参照)を構
成する必要がない。この結果、カップリングによる直動
機構のねじり剛性の低下を解消できる。また、カップリ
ングによる軸心のずれが発生しないので、無視しえない
大きな偏心回転が発生することもなく、それに伴って発
生する弊害も解消できる。さらには、カップリングが不
要となるので、その分直動機構の軸線方向の長さを短く
できるので、設置スペースも少なくて済む。
31とカップ状の可撓性外歯歯車22とが一体成形され
ている。すなわち、単一の金属素材を加工して、送りね
じ軸31の部分と、可撓性外歯歯車22の部分とが形成
されている。従って、カップリング4(図2参照)を構
成する必要がない。この結果、カップリングによる直動
機構のねじり剛性の低下を解消できる。また、カップリ
ングによる軸心のずれが発生しないので、無視しえない
大きな偏心回転が発生することもなく、それに伴って発
生する弊害も解消できる。さらには、カップリングが不
要となるので、その分直動機構の軸線方向の長さを短く
できるので、設置スペースも少なくて済む。
【0021】これに加えて、組み付け部品点数、その組
み付け作業手間がそれぞれ少なくなるという利点も得ら
れる。
み付け作業手間がそれぞれ少なくなるという利点も得ら
れる。
【0022】また、本発明では、ナット自体に直動案内
部を構成する直動案内用の孔を形成してあり、また、樹
脂コーティングを用いて当該孔の部分のしゅう動抵抗を
低減している。従って、ナットの外径よりも大きなフラ
ンジを出力ロッドに形成し、そのフランジに同様なしゅ
う動孔を形成し、そこにしゅう動抵抗低減用のブッシュ
等を組み込む構成に比べて、直動機構の径方向の寸法を
小さくできる。よって、その分、直動機構の設置スペー
スが少なくて済む。
部を構成する直動案内用の孔を形成してあり、また、樹
脂コーティングを用いて当該孔の部分のしゅう動抵抗を
低減している。従って、ナットの外径よりも大きなフラ
ンジを出力ロッドに形成し、そのフランジに同様なしゅ
う動孔を形成し、そこにしゅう動抵抗低減用のブッシュ
等を組み込む構成に比べて、直動機構の径方向の寸法を
小さくできる。よって、その分、直動機構の設置スペー
スが少なくて済む。
【0023】これと共に、本発明によれば、カップリン
グが不要となり、しかも、径方向の寸法が小さくですむ
ので、その分、直動機構全体の慣性が小さくなり、直動
機構の応答性が改善されるという利点も得られる。
グが不要となり、しかも、径方向の寸法が小さくですむ
ので、その分、直動機構全体の慣性が小さくなり、直動
機構の応答性が改善されるという利点も得られる。
【図1】本発明を適用した直動機構を示す概略構成図で
ある。
ある。
【図2】カップリングを用いた構成の直動機構を示す概
略構成図である。
略構成図である。
11 直動機構 2 撓み噛み合い式歯車装置 21 剛性内歯歯車 22 カップ状の可撓性外歯歯車 22c ボス 23 波動発生器 3 ねじ送り機構 31 ねじ送り軸 32 ナット 32a 直動案内用の孔 34 ガイドシャフト 36 樹脂コーティング 4 カップリング 10 軸線
Claims (3)
- 【請求項1】 送りねじ軸と、この送りねじ軸の回転に
より当該送りねじ軸に沿って直線往復移動可能なナット
と、前記送りねじ軸を減速回転させる撓み噛み合い式歯
車装置とを有し、前記撓み噛み合い式歯車装置は、環状
の剛性内歯歯車と、この内側に配置されたカップ状の可
撓性外歯歯車と、この可撓性外歯歯車を半径方向に撓め
て部分的に前記剛性内歯歯車に噛み合わせると共に両歯
車の噛み合い位置を円周方向に移動させる波動発生器と
を備えている直動機構において、 前記可撓性外歯歯車は前記送りねじ軸の軸端部分に一体
成形されており、 当該可撓性外歯歯車は、前記送りねじ軸の軸端部分に同
軸状態に一体成形された円盤状のボスと、このボスの外
周縁から半径方向の外側に広がっている環状のダイヤフ
ラムと、このダイヤフラムの外周縁に連続して装置軸線
方向に延びている円筒状の胴部と、この胴部の外周面に
形成されている外歯とを備えていることを特徴とする直
動機構。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ナットの回り止
めとして機能すると共に当該ナットの案内部材として機
能するガイドシャフトを有しており、 前記ナットには、当該ガイドシャフトがしゅう動可能に
貫通している直動案内用の孔が形成されていることを特
徴とする直動機構。 - 【請求項3】 請求項2において、前記直動案内用の孔
の内周面には、前記ガイドシャフトと当該孔の内周面の
間のしゅう動抵抗を低減させるための樹脂コーティング
が施されていることを特徴とする直動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4147698A JPH11236951A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 直動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4147698A JPH11236951A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 直動機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11236951A true JPH11236951A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=12609420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4147698A Pending JPH11236951A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 直動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11236951A (ja) |
-
1998
- 1998-02-24 JP JP4147698A patent/JPH11236951A/ja active Pending
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