JPH11236375A - 1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン誘導体 - Google Patents
1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン誘導体Info
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- JPH11236375A JPH11236375A JP10344758A JP34475898A JPH11236375A JP H11236375 A JPH11236375 A JP H11236375A JP 10344758 A JP10344758 A JP 10344758A JP 34475898 A JP34475898 A JP 34475898A JP H11236375 A JPH11236375 A JP H11236375A
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- dihydro
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- acid
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Abstract
(57)【要約】
【解決課題】MDRに高い親和性を有する新規化合物を
提供すること 【構成】式 【化1】 [式中、Arはピリジル基又は式 【化2】 (式中、X3及びX4は同一又は異なって水素原子、ハロ
ゲン原子、C1-5のアルキル基、C1-5のアルコキシ基、
水酸基又はトリフルオロメチル基を示す。)で表される
基を示し、Yは窒素原子、CH、又はC(OH)を示
す。R1及びR2は同一又は異なって水素原子、C1-10の
アルキル基、C3-15のアルコキシアルキル基若しくはC
3-15のアルキルアミノアルキル基を示すか、又はR1と
R2は隣接する窒素原子と共に環状アミノ基を形成す
る。X1及びX2は同一又は異なって水素原子、C1-5の
アルキル基、C1-5のアルコキシ基若しくはハロゲン原
子を示すか、又はX1、X2が一緒になってアルキレンジ
オキシ基を形成する。nは1〜3の整数を示す。]で表
される1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン誘導体又
はその医薬上許容される塩。
提供すること 【構成】式 【化1】 [式中、Arはピリジル基又は式 【化2】 (式中、X3及びX4は同一又は異なって水素原子、ハロ
ゲン原子、C1-5のアルキル基、C1-5のアルコキシ基、
水酸基又はトリフルオロメチル基を示す。)で表される
基を示し、Yは窒素原子、CH、又はC(OH)を示
す。R1及びR2は同一又は異なって水素原子、C1-10の
アルキル基、C3-15のアルコキシアルキル基若しくはC
3-15のアルキルアミノアルキル基を示すか、又はR1と
R2は隣接する窒素原子と共に環状アミノ基を形成す
る。X1及びX2は同一又は異なって水素原子、C1-5の
アルキル基、C1-5のアルコキシ基若しくはハロゲン原
子を示すか、又はX1、X2が一緒になってアルキレンジ
オキシ基を形成する。nは1〜3の整数を示す。]で表
される1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン誘導体又
はその医薬上許容される塩。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、mitochondrial di
azepam binding inhibitor receptor(MDR)に高い
親和性を有する化合物に関する。
azepam binding inhibitor receptor(MDR)に高い
親和性を有する化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】抗不安薬の作用部位の1つであるベンゾ
ジアゼピン(BZ)受容体は、GABAA受容体/クロ
ライドチャンネル複合体上に存在する central benzodi
azepinereceptor (CBR)と 中枢神経系(グリア細
胞)や副腎等に存在する MDRの2種類のサブタイプ
に分類される(Clin. Neuropharmacol., 16, 401-417, 1
993)。現在、ジアゼパムに代表されるCBRアゴニスト
が抗不安薬として広く用いられているが、CBRアゴニ
ストはGABAA受容体/クロライドチャンネル複合体
に直接的に作用するため、抗不安作用と同時に副作用で
ある精神依存性や過度の鎮静を発現する。一方、MDR
アゴニストは内因性のニュ−ロアクティブステロイド
(内因性抗不安物質)であるニュ−ロステロイドの合成
を介し、GABAA受容体/クロライドチャンネル複合
体に間接的に作用するため、抗不安作用は発現するが、
副作用である精神依存性や過度の鎮静は発現しない(J.
Pharmacol. Exp. Ther., 267, 462-471, 1993; ibid.,
265, 649-656, 1993)。
ジアゼピン(BZ)受容体は、GABAA受容体/クロ
ライドチャンネル複合体上に存在する central benzodi
azepinereceptor (CBR)と 中枢神経系(グリア細
胞)や副腎等に存在する MDRの2種類のサブタイプ
に分類される(Clin. Neuropharmacol., 16, 401-417, 1
993)。現在、ジアゼパムに代表されるCBRアゴニスト
が抗不安薬として広く用いられているが、CBRアゴニ
ストはGABAA受容体/クロライドチャンネル複合体
に直接的に作用するため、抗不安作用と同時に副作用で
ある精神依存性や過度の鎮静を発現する。一方、MDR
アゴニストは内因性のニュ−ロアクティブステロイド
(内因性抗不安物質)であるニュ−ロステロイドの合成
を介し、GABAA受容体/クロライドチャンネル複合
体に間接的に作用するため、抗不安作用は発現するが、
副作用である精神依存性や過度の鎮静は発現しない(J.
Pharmacol. Exp. Ther., 267, 462-471, 1993; ibid.,
265, 649-656, 1993)。
【0003】そのため、従来のBZ類では満足な治療効
果が得られていない症状(強迫性障害,パニック障害)
に対する治療薬、及び従来のBZ類で認められる副作用
が軽減された抗不安剤としてMDRアゴニストの開発が
望まれている。
果が得られていない症状(強迫性障害,パニック障害)
に対する治療薬、及び従来のBZ類で認められる副作用
が軽減された抗不安剤としてMDRアゴニストの開発が
望まれている。
【0004】また、MDRに作用する化合物は、GAB
AA受容体を介する点から、睡眠障害、てんかん、筋硬
直に伴う運動障害、摂食障害、循環障害、認知学習障
害、薬物依存症の治療薬になる可能性がある(Progress
in Neurobiology、38、379-395、1992;ibid, 49,73-9
7,1996, J.Neurochem.58,1589-1601;Neuropharmaco
l.30,1435-1440,1991))。さらに、MDRの生理機能
の点から、癌(Biochimica et BIOphysica Acta,124
1,453-470,1995)、脂質代謝障害(Eur.J.Pharmaco
l.,294,601-607, 1995)、精神分裂病(Neuropharmacol
ogy,35,1075-1079,1996)、脳梗塞(J.Neurosci.,15,
5263-5274,1995)、AIDS(Abstracts of thefifth in
ternational conference on AIDS,P458,1989),アルツ
ハイマー病(Alzheimer Dis.Assoc. Disotd.2,331-336,1
988)又はハンチントン舞踏病(Brain Res.,248, 396-40
1,1982)の治療薬になる可能性がある。現在、MDRに
親和性を有する化合物としては特表平6−501030
号公報に開示されたインドール系化合物が知られてい
る。
AA受容体を介する点から、睡眠障害、てんかん、筋硬
直に伴う運動障害、摂食障害、循環障害、認知学習障
害、薬物依存症の治療薬になる可能性がある(Progress
in Neurobiology、38、379-395、1992;ibid, 49,73-9
7,1996, J.Neurochem.58,1589-1601;Neuropharmaco
l.30,1435-1440,1991))。さらに、MDRの生理機能
の点から、癌(Biochimica et BIOphysica Acta,124
1,453-470,1995)、脂質代謝障害(Eur.J.Pharmaco
l.,294,601-607, 1995)、精神分裂病(Neuropharmacol
ogy,35,1075-1079,1996)、脳梗塞(J.Neurosci.,15,
5263-5274,1995)、AIDS(Abstracts of thefifth in
ternational conference on AIDS,P458,1989),アルツ
ハイマー病(Alzheimer Dis.Assoc. Disotd.2,331-336,1
988)又はハンチントン舞踏病(Brain Res.,248, 396-40
1,1982)の治療薬になる可能性がある。現在、MDRに
親和性を有する化合物としては特表平6−501030
号公報に開示されたインドール系化合物が知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、MD
Rに高い親和性を有する新規化合物を提供することにあ
る。
Rに高い親和性を有する新規化合物を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らはMDRに高
い親和性を有する化合物について鋭意検討した結果、特
定の1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン誘導体が当
該目的を達成することを見出し、本発明を完成した。既
に述べたようにインドール系化合物でMDRに親和性を
有する化合物は知られているが、本発明の1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソキノリン誘導体がMDRに対し高い親
和性を有する報告はない。
い親和性を有する化合物について鋭意検討した結果、特
定の1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン誘導体が当
該目的を達成することを見出し、本発明を完成した。既
に述べたようにインドール系化合物でMDRに親和性を
有する化合物は知られているが、本発明の1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソキノリン誘導体がMDRに対し高い親
和性を有する報告はない。
【0007】すなわち、本発明は、式[I]
【0008】
【化3】
【0009】[式中、Arはピリジル基又は式
【0010】
【化4】
【0011】(式中、X3及びX4は同一又は異なって水
素原子、ハロゲン原子、C1-5のアルキル基、C1-5のア
ルコキシ基、水酸基又はトリフルオロメチル基を示
す。)で表される基を示し、Yは窒素原子、CH、又は
C(OH)を示す。R1及びR2は同一又は異なって水素
原子、C1-10のアルキル基、C3-15のアルコキシアルキ
ル基若しくはC3-15のアルキルアミノアルキル基を示す
か、又はR1とR2は隣接する窒素原子と共に環状アミノ
基を形成する。X1及びX2は同一又は異なって水素原
子、C1-5のアルキル基、C1-5のアルコキシ基若しくは
ハロゲン原子を示すか、又はX1、X2が一緒になってア
ルキレンジオキシ基を形成する。nは1〜3の整数を示
す。]で表される1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリ
ン誘導体又はその医薬上許容される塩である。
素原子、ハロゲン原子、C1-5のアルキル基、C1-5のア
ルコキシ基、水酸基又はトリフルオロメチル基を示
す。)で表される基を示し、Yは窒素原子、CH、又は
C(OH)を示す。R1及びR2は同一又は異なって水素
原子、C1-10のアルキル基、C3-15のアルコキシアルキ
ル基若しくはC3-15のアルキルアミノアルキル基を示す
か、又はR1とR2は隣接する窒素原子と共に環状アミノ
基を形成する。X1及びX2は同一又は異なって水素原
子、C1-5のアルキル基、C1-5のアルコキシ基若しくは
ハロゲン原子を示すか、又はX1、X2が一緒になってア
ルキレンジオキシ基を形成する。nは1〜3の整数を示
す。]で表される1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリ
ン誘導体又はその医薬上許容される塩である。
【0012】本発明において、X3、X4のハロゲン原子
とはフッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子で
ある。X3、X4のC1-5のアルキル基とは、直鎖又は分
岐鎖状のアルキル基を示し、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基等を挙げることができ
る。X3、X4のC1-5のアルコキシ基とは、直鎖又は分
岐鎖上のアルコキシ基を示し、例えばメトキシ基、エト
キシ基等を挙げることができる。R1、R2のC1-10のア
ルキル基とは直鎖状、分岐鎖状又は環状のアルキル基を
示し、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基、シクロプロピル基、ブチル基、イソブチル
基、シクロブチル基、シクロプロピルメチル基、ペンチ
ル基、イソペンチル基、シクロペンチル基、シクロブチ
ルメチル基、1−エチルプロピル基、ヘキシル基、イソ
ヘキシル基、シクロヘキシル基、シクロペンチルメチル
基、1−エチルブチル基、ヘプチル基、イソヘプチル
基、シクロヘキシルメチル基、オクチル基、ノニル基、
デシル基等である。R1、R2のC 3-15のアルコキシアル
キル基とは、直鎖状、分岐鎖状又は環状のC1-13アルコ
キシ−C2-14アルキル基を示し、例えばメトキシエチル
基、メトキシプロピル基、メトキシブチル基、エトキシ
エチル基、エトキシプロピル基、エトキシブチル基、エ
トキシペンチル基、エトキシヘキシル基、エトキシヘプ
チル基、プロポキシエチル基、プロポキシプロピル基、
プロポキシブチル基、イソプロポキシエチル基、シクロ
プロピルメトキシエチル基等である。R1、R2のC3-15
のアルキルアミノアルキル基とは、直鎖状、分岐鎖状又
は環状のC1-13アルキルアミノ−C2-14アルキル基を示
し、例えばメチルアミノエチル基、ジメチルアミノエチ
ル基、メチルアミノプロピル基、ジメチルアミノプロピ
ル基、メチルアミノブチル基、エチルアミノエチル基、
エチルアミノプロピル基、エチルアミノブチル基、エチ
ルアミノペンチル基、エチルアミノヘキシル基、エチル
アミノヘプチル基、エチルアミノオクチル基、プロピル
アミノエチル基、プロピルアミノプロピル基、プロピル
アミノブチル基、イソプロピルアミノエチル基、シクロ
プロピルメチルアミノエチル基、ピロリジノエチル基等
である。R1、R2及び隣接する窒素原子と共に形成する
環状アミノ基とは、例えばピロリジノ基、ピペリジノ
基、ホモピペリジノ基、モルホリノ基、ピペラジノ基、
N−メチルピペラジノ基、3,5−ジメチルピペラジノ
基等である。X1、X2のC1-5のアルキル基とは、直鎖
状、分岐鎖状又は環状のアルキル基を示し、例えばメチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、ペンチル基等を示す。X1、X2のC
1-5のアルコキシ基とは、直鎖状、分岐鎖状又は環状の
アルコキシ基を示し、例えばメトキシ基、エトキシ基、
プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブ
トキシ基、シクロプロピルメトキシ基、ペントキシ基、
イソペントキシ基等である。X1、X2のハロゲン原子と
は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子で
ある。X1がX2一緒になって形成するC1-5のアルキレ
ンジオキシ基とは、例えばメチレンジオキシ基、エチレ
ンジオキシ基、n−プロピレンジオキシ基等を挙げるこ
とができる。また、本発明における医薬上許容される塩
とは、例えば硫酸、塩酸、リン酸等の鉱酸との塩、酢
酸、シュウ酸、乳酸、酒石酸、フマール酸、マレイン
酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸等の有機酸
との塩等である。
とはフッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子で
ある。X3、X4のC1-5のアルキル基とは、直鎖又は分
岐鎖状のアルキル基を示し、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基等を挙げることができ
る。X3、X4のC1-5のアルコキシ基とは、直鎖又は分
岐鎖上のアルコキシ基を示し、例えばメトキシ基、エト
キシ基等を挙げることができる。R1、R2のC1-10のア
ルキル基とは直鎖状、分岐鎖状又は環状のアルキル基を
示し、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基、シクロプロピル基、ブチル基、イソブチル
基、シクロブチル基、シクロプロピルメチル基、ペンチ
ル基、イソペンチル基、シクロペンチル基、シクロブチ
ルメチル基、1−エチルプロピル基、ヘキシル基、イソ
ヘキシル基、シクロヘキシル基、シクロペンチルメチル
基、1−エチルブチル基、ヘプチル基、イソヘプチル
基、シクロヘキシルメチル基、オクチル基、ノニル基、
デシル基等である。R1、R2のC 3-15のアルコキシアル
キル基とは、直鎖状、分岐鎖状又は環状のC1-13アルコ
キシ−C2-14アルキル基を示し、例えばメトキシエチル
基、メトキシプロピル基、メトキシブチル基、エトキシ
エチル基、エトキシプロピル基、エトキシブチル基、エ
トキシペンチル基、エトキシヘキシル基、エトキシヘプ
チル基、プロポキシエチル基、プロポキシプロピル基、
プロポキシブチル基、イソプロポキシエチル基、シクロ
プロピルメトキシエチル基等である。R1、R2のC3-15
のアルキルアミノアルキル基とは、直鎖状、分岐鎖状又
は環状のC1-13アルキルアミノ−C2-14アルキル基を示
し、例えばメチルアミノエチル基、ジメチルアミノエチ
ル基、メチルアミノプロピル基、ジメチルアミノプロピ
ル基、メチルアミノブチル基、エチルアミノエチル基、
エチルアミノプロピル基、エチルアミノブチル基、エチ
ルアミノペンチル基、エチルアミノヘキシル基、エチル
アミノヘプチル基、エチルアミノオクチル基、プロピル
アミノエチル基、プロピルアミノプロピル基、プロピル
アミノブチル基、イソプロピルアミノエチル基、シクロ
プロピルメチルアミノエチル基、ピロリジノエチル基等
である。R1、R2及び隣接する窒素原子と共に形成する
環状アミノ基とは、例えばピロリジノ基、ピペリジノ
基、ホモピペリジノ基、モルホリノ基、ピペラジノ基、
N−メチルピペラジノ基、3,5−ジメチルピペラジノ
基等である。X1、X2のC1-5のアルキル基とは、直鎖
状、分岐鎖状又は環状のアルキル基を示し、例えばメチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、ペンチル基等を示す。X1、X2のC
1-5のアルコキシ基とは、直鎖状、分岐鎖状又は環状の
アルコキシ基を示し、例えばメトキシ基、エトキシ基、
プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブ
トキシ基、シクロプロピルメトキシ基、ペントキシ基、
イソペントキシ基等である。X1、X2のハロゲン原子と
は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子で
ある。X1がX2一緒になって形成するC1-5のアルキレ
ンジオキシ基とは、例えばメチレンジオキシ基、エチレ
ンジオキシ基、n−プロピレンジオキシ基等を挙げるこ
とができる。また、本発明における医薬上許容される塩
とは、例えば硫酸、塩酸、リン酸等の鉱酸との塩、酢
酸、シュウ酸、乳酸、酒石酸、フマール酸、マレイン
酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸等の有機酸
との塩等である。
【0013】
【発明の実施の形態】式[I]の化合物は、以下の一般的
製造法1〜3によって製造することができる(以下の反
応式中、Ar、Y、R1、R2、X1、X2及びnは前記と
同様であり、Y1は窒素原子又はCHを示し、R3、R4
は同一又は異なってC1-5のアルキル基又はベンジル基
を示し、X5は塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を示
す。)。
製造法1〜3によって製造することができる(以下の反
応式中、Ar、Y、R1、R2、X1、X2及びnは前記と
同様であり、Y1は窒素原子又はCHを示し、R3、R4
は同一又は異なってC1-5のアルキル基又はベンジル基
を示し、X5は塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を示
す。)。
【0014】[一般的製造法1]
【0015】
【化5】
【0016】工程A:1,2−ジヒドロ−2−オキソキ
ノリンカルボン酸エステル誘導体(1)はアリールアル
キルハライド誘導体(2)と不活性溶媒中、必要に応じ
相間移動触媒を用い、塩基の存在下反応することによっ
て、1−アリールアルキル−1,2−ジヒドロ−2−オ
キソキノリンカルボン酸エステル誘導体(3)を得るこ
とができる。ここで不活性溶媒とは、例えばメタノー
ル、エタノール等のアルコール類、1,2−ジメトキシ
エタン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、トルエ
ン、ベンゼン等の炭化水素類、クロロホルム、ジクロロ
メタン等のハロゲン系溶媒、アセトニトリル、N,N−
ジメチルホルムアミド、水又はこれらの混合溶媒等であ
る。相間移動触媒とは、例えばベンジルトリエチルアン
モニウムブロミド等の四級アンモニウム塩、18−クラ
ウン−6−エーテル等のクラウンエーテル類等である。
塩基とは、例えば炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水
素化ナトリウム、金属ナトリウム等の無機塩基類、カリ
ウムt−ブトキシド、ナトリウムエトキシド等のアルコ
ラート類等である。
ノリンカルボン酸エステル誘導体(1)はアリールアル
キルハライド誘導体(2)と不活性溶媒中、必要に応じ
相間移動触媒を用い、塩基の存在下反応することによっ
て、1−アリールアルキル−1,2−ジヒドロ−2−オ
キソキノリンカルボン酸エステル誘導体(3)を得るこ
とができる。ここで不活性溶媒とは、例えばメタノー
ル、エタノール等のアルコール類、1,2−ジメトキシ
エタン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、トルエ
ン、ベンゼン等の炭化水素類、クロロホルム、ジクロロ
メタン等のハロゲン系溶媒、アセトニトリル、N,N−
ジメチルホルムアミド、水又はこれらの混合溶媒等であ
る。相間移動触媒とは、例えばベンジルトリエチルアン
モニウムブロミド等の四級アンモニウム塩、18−クラ
ウン−6−エーテル等のクラウンエーテル類等である。
塩基とは、例えば炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水
素化ナトリウム、金属ナトリウム等の無機塩基類、カリ
ウムt−ブトキシド、ナトリウムエトキシド等のアルコ
ラート類等である。
【0017】工程B:1−アリールアルキル−1,2−
ジヒドロ−2−オキソキノリンカルボン酸エステル誘導
体(3)は不活性溶媒中、塩基又は酸によって加水分解
し、1−アリールアルキル−1,2−ジヒドロ−2−オ
キソキノリンカルボン酸誘導体(4)を与える。ここで
不活性溶媒とは、例えばメタノール、エタノール等のア
ルコール類、アセトン等のケトン類、1,2−ジメトキ
シエタン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、トルエ
ン、ベンゼン等の炭化水素類、クロロホルム、ジクロロ
メタン等のハロゲン系溶媒、アセトニトリル、N,N−
ジメチルホルムアミド等、又はこれら溶媒と水との混合
溶媒である。塩基とは、例えば炭酸カリウム、炭酸ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等の無機塩
基類を示し、酸とは、例えば塩酸、硫酸、リン酸等であ
る。 工程C:本発明化合物(6)は、1−アリールアルキル
−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリンカルボン酸誘
導体(4)から酸ハライド又は混合酸無水物を経由し、
合成することができる。
ジヒドロ−2−オキソキノリンカルボン酸エステル誘導
体(3)は不活性溶媒中、塩基又は酸によって加水分解
し、1−アリールアルキル−1,2−ジヒドロ−2−オ
キソキノリンカルボン酸誘導体(4)を与える。ここで
不活性溶媒とは、例えばメタノール、エタノール等のア
ルコール類、アセトン等のケトン類、1,2−ジメトキ
シエタン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、トルエ
ン、ベンゼン等の炭化水素類、クロロホルム、ジクロロ
メタン等のハロゲン系溶媒、アセトニトリル、N,N−
ジメチルホルムアミド等、又はこれら溶媒と水との混合
溶媒である。塩基とは、例えば炭酸カリウム、炭酸ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等の無機塩
基類を示し、酸とは、例えば塩酸、硫酸、リン酸等であ
る。 工程C:本発明化合物(6)は、1−アリールアルキル
−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリンカルボン酸誘
導体(4)から酸ハライド又は混合酸無水物を経由し、
合成することができる。
【0018】ここで酸ハライドとは、酸クロリド、酸ブ
ロミド等を示し、例えば塩化チオニル、臭化チオニル、
塩化オギザリル、四塩化炭素−トリフェニルホスフィ
ン、四臭化炭素−トリフェニルホスフィン等のハロゲン
化剤を不活性溶媒中反応することによって得られる。こ
こに示した不活性溶媒とは、例えばテトラヒドロフラン
等のエーテル類、トルエン、ベンゼン等の炭化水素類、
クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン系溶媒、ア
セトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド等であ
る。
ロミド等を示し、例えば塩化チオニル、臭化チオニル、
塩化オギザリル、四塩化炭素−トリフェニルホスフィ
ン、四臭化炭素−トリフェニルホスフィン等のハロゲン
化剤を不活性溶媒中反応することによって得られる。こ
こに示した不活性溶媒とは、例えばテトラヒドロフラン
等のエーテル類、トルエン、ベンゼン等の炭化水素類、
クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン系溶媒、ア
セトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド等であ
る。
【0019】混合酸無水物とは、カルボン酸と炭酸との
無水物等を示し、例えばクロロ炭酸エチル、クロロ炭酸
イソブチル等のハロ炭酸エステルをトリエチルアミン、
ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、
ピリジン等の有機塩基又は水素化ナトリウム等の無機塩
基の存在下、不活性溶媒中反応することによって得られ
る。ここに示した不活性溶媒とは、例えばテトラヒドロ
フラン等のエーテル類、トルエン、ベンゼン等の炭化水
素類、クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン系溶
媒、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド等
である。
無水物等を示し、例えばクロロ炭酸エチル、クロロ炭酸
イソブチル等のハロ炭酸エステルをトリエチルアミン、
ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、
ピリジン等の有機塩基又は水素化ナトリウム等の無機塩
基の存在下、不活性溶媒中反応することによって得られ
る。ここに示した不活性溶媒とは、例えばテトラヒドロ
フラン等のエーテル類、トルエン、ベンゼン等の炭化水
素類、クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン系溶
媒、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド等
である。
【0020】また、本発明化合物(6)は、1−アリー
ルアルキル−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリンカ
ルボン酸誘導体を、縮合剤と共にアミン(5)と不活性
溶媒中反応させることによっても得ることができる。こ
こで縮合剤とは、通常用いられるアミド化試薬を示し、
例えばジフェニルホスホリルアジド、シアノリン酸ジエ
チル、カルボニルジイミダゾールや、N,N’−ジシク
ロヘキシルカルボジイミド、N−エチル−N’−ジメチ
ルアミノプロピルカルボジイミド塩酸塩に代表されるカ
ルボジイミド類等を挙げることができる。不活性溶媒と
は、例えば1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフ
ラン等のエーテル類、トルエン、ベンゼン等の炭化水素
類、クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン系溶
媒、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド等
を挙げることができる。また、本反応は、必要に応じN
−ヒドロキシスクシンイミド、1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール、3−ヒドロキシ−4−オキソ−3,4−ジ
ヒドロ−1,2,3−ベンゾトリアジン等を活性化剤と
して添加することも出来る。
ルアルキル−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリンカ
ルボン酸誘導体を、縮合剤と共にアミン(5)と不活性
溶媒中反応させることによっても得ることができる。こ
こで縮合剤とは、通常用いられるアミド化試薬を示し、
例えばジフェニルホスホリルアジド、シアノリン酸ジエ
チル、カルボニルジイミダゾールや、N,N’−ジシク
ロヘキシルカルボジイミド、N−エチル−N’−ジメチ
ルアミノプロピルカルボジイミド塩酸塩に代表されるカ
ルボジイミド類等を挙げることができる。不活性溶媒と
は、例えば1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフ
ラン等のエーテル類、トルエン、ベンゼン等の炭化水素
類、クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン系溶
媒、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド等
を挙げることができる。また、本反応は、必要に応じN
−ヒドロキシスクシンイミド、1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール、3−ヒドロキシ−4−オキソ−3,4−ジ
ヒドロ−1,2,3−ベンゾトリアジン等を活性化剤と
して添加することも出来る。
【0021】[一般的製造法2]
【0022】
【化6】
【0023】1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリンカ
ルボン酸誘導体(7)を工程Cによりアミド化し、本発
明化合物(8)が得られ、さらに、工程Aにより1−ア
リールアルキル化することで、本発明化合物(6)が得
られる。
ルボン酸誘導体(7)を工程Cによりアミド化し、本発
明化合物(8)が得られ、さらに、工程Aにより1−ア
リールアルキル化することで、本発明化合物(6)が得
られる。
【0024】[一般的製造法3]
【0025】
【化7】
【0026】工程D:無水イサト酸誘導体(9)をマロ
ン酸エステル(10)と不活性溶媒中、塩基の存在下反
応することにより、4−ヒドロキシ−1,2−ジヒドロ
−2−オキソキノリンカルボン酸エステル誘導体(1
1)が得られる。
ン酸エステル(10)と不活性溶媒中、塩基の存在下反
応することにより、4−ヒドロキシ−1,2−ジヒドロ
−2−オキソキノリンカルボン酸エステル誘導体(1
1)が得られる。
【0027】ここで不活性溶媒とは、例えばメタノー
ル、エタノール等のアルコール類、1,2−ジメトキシ
エタン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、トルエ
ン、ベンゼン等の炭化水素類、クロロホルム、ジクロロ
メタン等のハロゲン系溶媒、アセトニトリル、N,N−
ジメチルホルムアミド、水又はこれらの混合溶媒等であ
る。塩基とは、例えば炭酸カリウム、水酸化ナトリウ
ム、水素化ナトリウム、金属ナトリウム等の無機塩基
類、カリウムt−ブトキシド、ナトリウムエトキシド等
のアルコラート類等である。
ル、エタノール等のアルコール類、1,2−ジメトキシ
エタン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、トルエ
ン、ベンゼン等の炭化水素類、クロロホルム、ジクロロ
メタン等のハロゲン系溶媒、アセトニトリル、N,N−
ジメチルホルムアミド、水又はこれらの混合溶媒等であ
る。塩基とは、例えば炭酸カリウム、水酸化ナトリウ
ム、水素化ナトリウム、金属ナトリウム等の無機塩基
類、カリウムt−ブトキシド、ナトリウムエトキシド等
のアルコラート類等である。
【0028】工程E:4−ヒドロキシ−1,2−ジヒド
ロ−2−オキソキノリンカルボン酸エステル誘導体(1
1)を不活性溶媒中、アミン誘導体(5)と反応するこ
とによって、本発明化合物(12)を得ることができ
る。ここで不活性溶媒とは、例えばメタノール、エタノ
ール等のアルコール類、1,2−ジメトキシエタン、テ
トラヒドロフラン等のエーテル類、トルエン、ベンゼン
等の炭化水素類、クロロホルム、ジクロロメタン等のハ
ロゲン系溶媒、アセトニトリル、N,N−ジメチルホル
ムアミド、水又はこれらの混合溶媒等である。
ロ−2−オキソキノリンカルボン酸エステル誘導体(1
1)を不活性溶媒中、アミン誘導体(5)と反応するこ
とによって、本発明化合物(12)を得ることができ
る。ここで不活性溶媒とは、例えばメタノール、エタノ
ール等のアルコール類、1,2−ジメトキシエタン、テ
トラヒドロフラン等のエーテル類、トルエン、ベンゼン
等の炭化水素類、クロロホルム、ジクロロメタン等のハ
ロゲン系溶媒、アセトニトリル、N,N−ジメチルホル
ムアミド、水又はこれらの混合溶媒等である。
【0029】
【発明の効果】本発明の化合物は、MDRに高い親和性
を有する。従って、不安若しくはその関連疾患、うつ
病、てんかん、睡眠障害、認知学習障害、精神分裂病等
の中枢性疾患、筋硬直に伴う運動障害、摂食障害、循環
障害、薬物依存症、癌、脂質代謝障害、脳梗塞、AID
S、アルツハイマー病又はハンチントン舞踏病の治療.
予防薬として有用である。
を有する。従って、不安若しくはその関連疾患、うつ
病、てんかん、睡眠障害、認知学習障害、精神分裂病等
の中枢性疾患、筋硬直に伴う運動障害、摂食障害、循環
障害、薬物依存症、癌、脂質代謝障害、脳梗塞、AID
S、アルツハイマー病又はハンチントン舞踏病の治療.
予防薬として有用である。
【0030】
【実施例】以下に実施例および試験例を示し本発明を具
体的に説明する。
体的に説明する。
【0031】実施例1 (1)N,N−ジヘキシル−1−ベンジル−1,2−ジ
ヒドロ−2−オキソキノキサリン−3−カルボキサミド
の製造 1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン−3−カル
ボン酸 エチルエステル3.90gをN,N−ジメチル
ホルムアミド25mlに溶解し、これを60%水素化ナ
トリウム/オイル0.79gのN,N−ジメチルホルム
アミド10mlの懸濁溶液に室温で30分間で滴下し
た。更に30分間室温で攪拌後、臭化ベンジル3.36
gを10分間で滴下し、更に室温で一夜攪拌した。反応
混合物を減圧下濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、水、
1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、乾燥剤を
濾別し、濾液を減圧下濃縮した。残渣をクロマトグラフ
ィー(シリカゲル:ワコウゲルC200(和光純薬
製)、展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=10:1〜
2:1)で精製後、酢酸エチル−ヘキサンより再結晶
し、1−ベンジル−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノ
キサリン−3−カルボン酸 エチルエステル3.77g
を得た。
ヒドロ−2−オキソキノキサリン−3−カルボキサミド
の製造 1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン−3−カル
ボン酸 エチルエステル3.90gをN,N−ジメチル
ホルムアミド25mlに溶解し、これを60%水素化ナ
トリウム/オイル0.79gのN,N−ジメチルホルム
アミド10mlの懸濁溶液に室温で30分間で滴下し
た。更に30分間室温で攪拌後、臭化ベンジル3.36
gを10分間で滴下し、更に室温で一夜攪拌した。反応
混合物を減圧下濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、水、
1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、乾燥剤を
濾別し、濾液を減圧下濃縮した。残渣をクロマトグラフ
ィー(シリカゲル:ワコウゲルC200(和光純薬
製)、展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=10:1〜
2:1)で精製後、酢酸エチル−ヘキサンより再結晶
し、1−ベンジル−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノ
キサリン−3−カルボン酸 エチルエステル3.77g
を得た。
【0032】(2)1−ベンジル−1,2−ジヒドロ−
2−オキソキノキサリン−3−カルボン酸 エチルエス
テル2.00gにエタノール10mlと10%水酸化ナ
トリウム水溶液20mlを加え、室温で1時間攪拌し
た。反応溶液に3規定塩酸を滴下し、酸性(pH=3.
0)とし、析出した結晶を濾取した。この結晶を水、ジ
エチルエーテルで洗浄し、1−ベンジル−1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソキノキサリン−3−カルボン酸1.7
3gを得た。
2−オキソキノキサリン−3−カルボン酸 エチルエス
テル2.00gにエタノール10mlと10%水酸化ナ
トリウム水溶液20mlを加え、室温で1時間攪拌し
た。反応溶液に3規定塩酸を滴下し、酸性(pH=3.
0)とし、析出した結晶を濾取した。この結晶を水、ジ
エチルエーテルで洗浄し、1−ベンジル−1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソキノキサリン−3−カルボン酸1.7
3gを得た。
【0033】(3)1−ベンジル−1,2−ジヒドロ−
2−オキソキノキサリン−3−カルボン酸0.50gと
トリエチルアミン0.87mlをテトラヒドロフラン3
0mlに溶解し、−40℃に冷却し、クロロ炭酸エチル
0.19mlを5分間で滴下した。−40℃で10分間
攪拌後、ジヘキシルアミン0.46mlを5分間で滴下
した。−40℃で1時間攪拌後、1時間かけて室温まで
昇温し、更に室温で一夜攪拌した。反応混合物を減圧下
濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、水、1規定塩酸、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸ナトリウムにて乾燥後、乾燥剤を濾別し、濾液を
減圧下濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲ
ル:ワコウゲルC200(和光純薬製)、展開溶媒:ク
ロロホルム)で精製後、ヘキサンより再結晶し、N,N
−ジヘキシル−1−ベンジル−1,2−ジヒドロ−2−
オキソキノキサリン−3−カルボキサミド0.53gを
得た。
2−オキソキノキサリン−3−カルボン酸0.50gと
トリエチルアミン0.87mlをテトラヒドロフラン3
0mlに溶解し、−40℃に冷却し、クロロ炭酸エチル
0.19mlを5分間で滴下した。−40℃で10分間
攪拌後、ジヘキシルアミン0.46mlを5分間で滴下
した。−40℃で1時間攪拌後、1時間かけて室温まで
昇温し、更に室温で一夜攪拌した。反応混合物を減圧下
濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、水、1規定塩酸、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸ナトリウムにて乾燥後、乾燥剤を濾別し、濾液を
減圧下濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲ
ル:ワコウゲルC200(和光純薬製)、展開溶媒:ク
ロロホルム)で精製後、ヘキサンより再結晶し、N,N
−ジヘキシル−1−ベンジル−1,2−ジヒドロ−2−
オキソキノキサリン−3−カルボキサミド0.53gを
得た。
【0034】本化合物及び同様にして得た化合物の構造
と物性データを表1、2に示した。
と物性データを表1、2に示した。
【0035】実施例2 N,N−ジヘキシル−1−(3−ピコリル)−1,2−
ジヒドロ−2−オキソキノリン−3−カルボキサミドの
製造 (1)1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸9.46gとN−メチルモルホリン5.06g
のテトラヒドロフラン50mlとN,N−ジメチルホル
ムアミド250mlの混合溶媒に溶解し、−15℃に冷
却し、クロロ炭酸イソブチル6.83gを10分間で滴
下した。−15℃で10分間攪拌後、ジヘキシルアミン
9.73gを5分間で滴下した。−15℃で4時間、更
に室温で一夜攪拌後、反応混合物を減圧下濃縮し、残渣
に酢酸エチルを加え、水、1規定塩酸、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムにて乾燥後、乾燥剤を濾別し、濾液を減圧下濃縮し
た。残渣をヘキサンより再結晶し、N,N−ジヘキシル
−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン−3−カルボ
キサミド13.51gを得た。
ジヒドロ−2−オキソキノリン−3−カルボキサミドの
製造 (1)1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸9.46gとN−メチルモルホリン5.06g
のテトラヒドロフラン50mlとN,N−ジメチルホル
ムアミド250mlの混合溶媒に溶解し、−15℃に冷
却し、クロロ炭酸イソブチル6.83gを10分間で滴
下した。−15℃で10分間攪拌後、ジヘキシルアミン
9.73gを5分間で滴下した。−15℃で4時間、更
に室温で一夜攪拌後、反応混合物を減圧下濃縮し、残渣
に酢酸エチルを加え、水、1規定塩酸、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムにて乾燥後、乾燥剤を濾別し、濾液を減圧下濃縮し
た。残渣をヘキサンより再結晶し、N,N−ジヘキシル
−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン−3−カルボ
キサミド13.51gを得た。
【0036】(2)N,N−ジヘキシル−1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソキノリン−3−カルボキサミド1.0
1gのN,N−ジメチルホルムアミド13mlの溶液に
60%水素化ナトリウム/オイル136mgを加え、室
温で1時間攪拌した。この反応溶液に3−ピコリルクロ
リド434mgを加え、4時間室温で攪拌した。反応混
合物を水に注ぎ、酢酸エチル抽出し、水、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムにて乾燥後、乾燥剤を濾別し、濾液を減圧下濃縮
した。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル:ワコウ
ゲルC200(和光純薬製)、展開溶媒:ヘキサン−酢
酸エチル=7:13〜1:19)で精製後、酢酸エチル
にて再結晶し、N,N−ジヘキシル−1−(3−ピコリ
ル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン−3−カ
ルボキサミド0.47gを得た。
ドロ−2−オキソキノリン−3−カルボキサミド1.0
1gのN,N−ジメチルホルムアミド13mlの溶液に
60%水素化ナトリウム/オイル136mgを加え、室
温で1時間攪拌した。この反応溶液に3−ピコリルクロ
リド434mgを加え、4時間室温で攪拌した。反応混
合物を水に注ぎ、酢酸エチル抽出し、水、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムにて乾燥後、乾燥剤を濾別し、濾液を減圧下濃縮
した。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル:ワコウ
ゲルC200(和光純薬製)、展開溶媒:ヘキサン−酢
酸エチル=7:13〜1:19)で精製後、酢酸エチル
にて再結晶し、N,N−ジヘキシル−1−(3−ピコリ
ル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン−3−カ
ルボキサミド0.47gを得た。
【0037】本化合物及び同様にして得た化合物の構造
と物性データを表1、2に示した。
と物性データを表1、2に示した。
【0038】実施例3 N,N−ジヘキシル−1−ベンジル−4−ヒドロキシ−
1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン−3−カルボキ
サミドの製造 (1)マロン酸ジエチル4.50gをN,N−ジメチル
ホルムアミド20mlに溶解し、62.4%水素化ナト
リウム1.10gを室温にて少しづつ加えた。水素の発
生が止むまで室温で攪拌した後、反応液を80℃に加熱
し、N−ベンジル無水イサト酸6.70gのN,N−ジ
メチルホルムアミド20mlに溶解した溶液を滴下し
た。滴下後反応混合物を120℃にて7時間加熱攪拌し
た。室温まで冷却後、反応混合物を氷水に注ぎ、酢酸エ
チルにより洗浄した。水相を1規定塩酸にて酸性にした
後、酢酸エチル抽出した。有機相を飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸マグネシウムにて乾燥し、乾燥剤を濾別
し、濾液を減圧下濃縮した。残渣にエタノールを加えて
結晶化し、1−ベンジル−4−ヒドロキシ−1,2−ジ
ヒドロ−2−オキソキノリン−3−カルボン酸 エチル
エステル5.88gを得た。
1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン−3−カルボキ
サミドの製造 (1)マロン酸ジエチル4.50gをN,N−ジメチル
ホルムアミド20mlに溶解し、62.4%水素化ナト
リウム1.10gを室温にて少しづつ加えた。水素の発
生が止むまで室温で攪拌した後、反応液を80℃に加熱
し、N−ベンジル無水イサト酸6.70gのN,N−ジ
メチルホルムアミド20mlに溶解した溶液を滴下し
た。滴下後反応混合物を120℃にて7時間加熱攪拌し
た。室温まで冷却後、反応混合物を氷水に注ぎ、酢酸エ
チルにより洗浄した。水相を1規定塩酸にて酸性にした
後、酢酸エチル抽出した。有機相を飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸マグネシウムにて乾燥し、乾燥剤を濾別
し、濾液を減圧下濃縮した。残渣にエタノールを加えて
結晶化し、1−ベンジル−4−ヒドロキシ−1,2−ジ
ヒドロ−2−オキソキノリン−3−カルボン酸 エチル
エステル5.88gを得た。
【0039】(2)1−ベンジル−4−ヒドロキシ−
1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン−3−カルボン
酸 エチルエステル0.30g及びジヘキシルアミン2
mlの混合物を130℃にて2時間加熱攪拌した。室温
まで冷却後、反応液にクロロホルム及び1規定塩酸を加
え、分取した有機相を1規定塩酸、水にて洗浄した。有
機相を無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、乾燥剤を濾別
し、濾液を減圧下濃縮した。残渣をクロマトグラフィー
(シリカゲル:メルクシリカゲル230−4000メッ
シュ(メルク社)、展開溶媒:クロロホルム)で精製
後、放置し結晶化として、N,N−ジヘキシル−1−ベ
ンジル−4−ヒドロキシ−1,2−ジヒドロ−2−オキ
ソキノリン−3−カルボキサミド0.36gを得た。
1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン−3−カルボン
酸 エチルエステル0.30g及びジヘキシルアミン2
mlの混合物を130℃にて2時間加熱攪拌した。室温
まで冷却後、反応液にクロロホルム及び1規定塩酸を加
え、分取した有機相を1規定塩酸、水にて洗浄した。有
機相を無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、乾燥剤を濾別
し、濾液を減圧下濃縮した。残渣をクロマトグラフィー
(シリカゲル:メルクシリカゲル230−4000メッ
シュ(メルク社)、展開溶媒:クロロホルム)で精製
後、放置し結晶化として、N,N−ジヘキシル−1−ベ
ンジル−4−ヒドロキシ−1,2−ジヒドロ−2−オキ
ソキノリン−3−カルボキサミド0.36gを得た。
【0040】本化合物及び同様にして得た化合物の構造
と物性データを表2に示した。
と物性データを表2に示した。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】[試験例]MDR受容体結合実験 受容体標品としてラット大脳皮質から調製した粗ミトコ
ンドリア画分を用いた。
ンドリア画分を用いた。
【0044】[3H]標識リガンドとして[3H]PK1
1195を用いた。
1195を用いた。
【0045】[3H]標識リガンドを用いた結合実験
は、Journal of Pharmacology and Experimental Thera
peutics, 262, 971(1992年)に記載された以下の方法で
行った。
は、Journal of Pharmacology and Experimental Thera
peutics, 262, 971(1992年)に記載された以下の方法で
行った。
【0046】受容体標品の調製:ラット大脳皮質をテフ
ロンホモジナイザーを用い、湿重量の10倍容量の0.
32Mスクロースを含む10mMヘペス緩衝液(pH
7.4)でホモジナイズした。ホモジネートを900×
gで10分間遠心分離し、得られた上清を9,000×
gで10分間遠心分離した。沈渣をヘペス緩衝液に、タ
ンパク質濃度1mg/mlになるように懸濁し、12,
000×gで10分間遠心分離した。得られた沈渣を5
0mMヘペス緩衝液(pH7.4)に懸濁し、粗ミトコ
ンドリア画分とした。
ロンホモジナイザーを用い、湿重量の10倍容量の0.
32Mスクロースを含む10mMヘペス緩衝液(pH
7.4)でホモジナイズした。ホモジネートを900×
gで10分間遠心分離し、得られた上清を9,000×
gで10分間遠心分離した。沈渣をヘペス緩衝液に、タ
ンパク質濃度1mg/mlになるように懸濁し、12,
000×gで10分間遠心分離した。得られた沈渣を5
0mMヘペス緩衝液(pH7.4)に懸濁し、粗ミトコ
ンドリア画分とした。
【0047】MDR結合実験:ミトコンドリア標品
(1.0mgタンパク質/ml)、[3H]PK111
95(2nM)および被験薬を、4℃で90分間反応さ
せた。
(1.0mgタンパク質/ml)、[3H]PK111
95(2nM)および被験薬を、4℃で90分間反応さ
せた。
【0048】反応終了後、0.3%ポリエチレンイミン
処理したガラスフィルター(GF/B)に吸引濾過し、
濾紙の放射能を液体シンチレーションスペクトロメータ
ーにて測定した。
処理したガラスフィルター(GF/B)に吸引濾過し、
濾紙の放射能を液体シンチレーションスペクトロメータ
ーにて測定した。
【0049】10μMPK11195存在下で反応させ
た時の結合を、[3H]PK11195の非特異結合と
し、総結合と非特異結合との差を特異的結合とした。一
定濃度の[3H]PK11195(2nM)と濃度を変
えた被験薬を上記の条件で反応させることで抑制曲線を
得、この抑制曲線から[3H]PK11195結合を5
0%抑制する被験薬の濃度(IC50)を求め、結果を表
3に示した。
た時の結合を、[3H]PK11195の非特異結合と
し、総結合と非特異結合との差を特異的結合とした。一
定濃度の[3H]PK11195(2nM)と濃度を変
えた被験薬を上記の条件で反応させることで抑制曲線を
得、この抑制曲線から[3H]PK11195結合を5
0%抑制する被験薬の濃度(IC50)を求め、結果を表
3に示した。
【0050】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/00 626 A61K 31/00 626K 626H 643 643D 31/47 601 31/47 601 603 603 (72)発明者 熊谷 利仁 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 茶木 茂之 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 冨沢 一雪 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 永峰 政志 大阪府河内長野市小山田町345 日本農薬 株式会社総合研究所内 (72)発明者 後藤 誠 大阪府河内長野市小山田町345 日本農薬 株式会社総合研究所内 (72)発明者 吉田 正徳 大阪府河内長野市小山田町345 日本農薬 株式会社総合研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】式 【化1】 [式中、Arはピリジル基又は式 【化2】 (式中、X3及びX4は同一又は異なって水素原子、ハロ
ゲン原子、C1-5のアルキル基、C1-5のアルコキシ基、
水酸基又はトリフルオロメチル基を示す。)で表される
基を示し、Yは窒素原子、CH、又はC(OH)を示
す。R1及びR2は同一又は異なって水素原子、C1-10の
アルキル基、C3-15のアルコキシアルキル基若しくはC
3-15のアルキルアミノアルキル基を示すか、又はR1と
R2は隣接する窒素原子と共に環状アミノ基を形成す
る。X1及びX2は同一又は異なって水素原子、C1-5の
アルキル基、C1-5のアルコキシ基若しくはハロゲン原
子を示すか、又はX1、X2が一緒になってアルキレンジ
オキシ基を形成する。nは1〜3の整数を示す。]で表
される1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン誘導体又
はその医薬上許容される塩。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10344758A JPH11236375A (ja) | 1997-12-03 | 1998-12-03 | 1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン誘導体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-332539 | 1997-12-03 | ||
JP33253997 | 1997-12-03 | ||
JP10344758A JPH11236375A (ja) | 1997-12-03 | 1998-12-03 | 1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン誘導体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11236375A true JPH11236375A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=26574218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10344758A Pending JPH11236375A (ja) | 1997-12-03 | 1998-12-03 | 1,2−ジヒドロ−2−オキソキノリン誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11236375A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000001470A (ja) * | 1998-06-15 | 2000-01-07 | Nippon Nohyaku Co Ltd | アリールチオアニリン誘導体 |
WO2009016841A1 (ja) * | 2007-08-01 | 2009-02-05 | Kumiai Chemical Industry Co., Ltd. | オキソピラジン誘導体及び除草剤 |
-
1998
- 1998-12-03 JP JP10344758A patent/JPH11236375A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000001470A (ja) * | 1998-06-15 | 2000-01-07 | Nippon Nohyaku Co Ltd | アリールチオアニリン誘導体 |
WO2009016841A1 (ja) * | 2007-08-01 | 2009-02-05 | Kumiai Chemical Industry Co., Ltd. | オキソピラジン誘導体及び除草剤 |
US8389523B2 (en) | 2007-08-01 | 2013-03-05 | Kumiai Chemical Industry Co., Ltd. | Substituted quinoxaline and an agrochemical composition thereof |
EA017807B1 (ru) * | 2007-08-01 | 2013-03-29 | Кумиай Кемикал Индастри Ко., Лтд. | Производное оксопиразина и гербицид |
JP5291624B2 (ja) * | 2007-08-01 | 2013-09-18 | クミアイ化学工業株式会社 | オキソピラジン誘導体及び除草剤 |
US8648075B2 (en) | 2007-08-01 | 2014-02-11 | Kumiai Chemical Industry Co., Ltd. | Substituted pyrido[2,3-b]pyrazines and an agrochemical composition thereof |
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