JPH11234364A - 通信制御方法及び通信モジュール - Google Patents
通信制御方法及び通信モジュールInfo
- Publication number
- JPH11234364A JPH11234364A JP10036066A JP3606698A JPH11234364A JP H11234364 A JPH11234364 A JP H11234364A JP 10036066 A JP10036066 A JP 10036066A JP 3606698 A JP3606698 A JP 3606698A JP H11234364 A JPH11234364 A JP H11234364A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- command
- communication module
- status
- password
- receiving
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置構成の複雑化を回避しつつ、通信の信頼
性を向上させる。 【解決手段】 マスターモジュールは、コマンドの送信
と並行して、スレーブモジュールから送られてくる第1
のパスワードを受信し(102)、受信された第1のパ
スワードが予め設定された第1のパスワードに一致する
か否かを判定する(104)。ここで不一致であれば、
通信エラーが発生したと判断し、1コマンドの送信時間
だけ経過した後、コマンドを再送する(102)。その
後、マスターモジュールは、コマンドの応答として先頭
ビットが0に設定されたステータスを受信し(10
8)、受信されたステータスの先頭ビットが0でなけれ
ば、通信エラーが発生したと判断し、ステータスを再受
信する(108)。このように比較的簡単な処理によ
り、通信エラーを正確且つ速やかに検知し、エラー対応
を迅速に行う。
性を向上させる。 【解決手段】 マスターモジュールは、コマンドの送信
と並行して、スレーブモジュールから送られてくる第1
のパスワードを受信し(102)、受信された第1のパ
スワードが予め設定された第1のパスワードに一致する
か否かを判定する(104)。ここで不一致であれば、
通信エラーが発生したと判断し、1コマンドの送信時間
だけ経過した後、コマンドを再送する(102)。その
後、マスターモジュールは、コマンドの応答として先頭
ビットが0に設定されたステータスを受信し(10
8)、受信されたステータスの先頭ビットが0でなけれ
ば、通信エラーが発生したと判断し、ステータスを再受
信する(108)。このように比較的簡単な処理によ
り、通信エラーを正確且つ速やかに検知し、エラー対応
を迅速に行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信制御方法及び
通信モジュールに係り、より詳しくは、マイクロコンピ
ュータ等に内蔵され、コマンドを他の通信モジュールに
送信し該他の通信モジュールからコマンドの応答として
のステータスを受信する機能、他の通信モジュールから
コマンドを受信し該他の通信モジュールにステータスを
送信する機能、及び送受信動作の同期をとるためのクロ
ックを8進カウンタでカウントする機能を有する複数の
通信モジュール間での通信を制御する通信制御方法、及
び当該通信モジュールに関する。
通信モジュールに係り、より詳しくは、マイクロコンピ
ュータ等に内蔵され、コマンドを他の通信モジュールに
送信し該他の通信モジュールからコマンドの応答として
のステータスを受信する機能、他の通信モジュールから
コマンドを受信し該他の通信モジュールにステータスを
送信する機能、及び送受信動作の同期をとるためのクロ
ックを8進カウンタでカウントする機能を有する複数の
通信モジュール間での通信を制御する通信制御方法、及
び当該通信モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタ等の機器においてオ
プション装置を駆動する場合、機器内の各種の駆動回路
間で双方向のシリアル通信を繰り返しながら、駆動動作
に関する各種コマンドやステータス等の情報をやりとり
していた。
プション装置を駆動する場合、機器内の各種の駆動回路
間で双方向のシリアル通信を繰り返しながら、駆動動作
に関する各種コマンドやステータス等の情報をやりとり
していた。
【0003】このとき、コマンドを送信して処理要求す
る回路(以下、マスターモジュールと称する)は、コマ
ンドを受信して処理実行する回路(以下、スレーブモジ
ュールと称する)にコマンドを送信し、スレーブモジュ
ールはマスターモジュールにコマンドの応答としてのス
テータスを返送する。図9に、上記送受信の様子を示
す。図9のタイムチャートでは、マスターモジュールか
ら送信されるデータをTxD、スレーブモジュールから
送信されるデータをRxDと表しており(以後のタイム
チャートでも同様)、上記送受信動作はマスターモジュ
ールから発行されるクロック(CLK)に同期して実行
される。
る回路(以下、マスターモジュールと称する)は、コマ
ンドを受信して処理実行する回路(以下、スレーブモジ
ュールと称する)にコマンドを送信し、スレーブモジュ
ールはマスターモジュールにコマンドの応答としてのス
テータスを返送する。図9に、上記送受信の様子を示
す。図9のタイムチャートでは、マスターモジュールか
ら送信されるデータをTxD、スレーブモジュールから
送信されるデータをRxDと表しており(以後のタイム
チャートでも同様)、上記送受信動作はマスターモジュ
ールから発行されるクロック(CLK)に同期して実行
される。
【0004】また、図9に示すように、マスターモジュ
ールはコマンド送信と並行して、特に意味を持たないダ
ミーデータをスレーブモジュールから受信し、スレーブ
モジュールはステータス送信と並行してダミーデータを
マスターモジュールから受信する。
ールはコマンド送信と並行して、特に意味を持たないダ
ミーデータをスレーブモジュールから受信し、スレーブ
モジュールはステータス送信と並行してダミーデータを
マスターモジュールから受信する。
【0005】ところで、上記のような双方向のシリアル
通信における通信エラーの検出方法として、マスターモ
ジュールから送信するコマンド或いはスレーブモジュー
ルから返送するステータスにパリティビットを付加し、
各モジュールが受信する際に該パリティビットをチェッ
クすることにより、通信エラーを検出する方法が提案さ
れている。
通信における通信エラーの検出方法として、マスターモ
ジュールから送信するコマンド或いはスレーブモジュー
ルから返送するステータスにパリティビットを付加し、
各モジュールが受信する際に該パリティビットをチェッ
クすることにより、通信エラーを検出する方法が提案さ
れている。
【0006】通常、通信時間よりも待機時間の方が長い
ため、ノイズなどの影響は待機時に受ける場合が多い。
例えば、図10に示すようにコマンド発行前の待機時に
ノイズが発生しクロックに混入した場合、スレーブモジ
ュールがコマンドとして認識する部分が本来のコマンド
からずれてしまい、コマンドが正常に送受信されなくな
る。
ため、ノイズなどの影響は待機時に受ける場合が多い。
例えば、図10に示すようにコマンド発行前の待機時に
ノイズが発生しクロックに混入した場合、スレーブモジ
ュールがコマンドとして認識する部分が本来のコマンド
からずれてしまい、コマンドが正常に送受信されなくな
る。
【0007】上記パリティビットを用いた通信エラー検
出方法を採用していた場合、スレーブモジュールはパリ
ティエラーが発生している状態ならばエラーとして認識
できる。しかし、この時点ではマスターモジュールはエ
ラーが起きたことを認識できず、その後ステータスを受
け取って初めてエラー発生を認識することとなる。ま
た、エラーの状態によってはパリティエラーとして認識
できないケースもある。
出方法を採用していた場合、スレーブモジュールはパリ
ティエラーが発生している状態ならばエラーとして認識
できる。しかし、この時点ではマスターモジュールはエ
ラーが起きたことを認識できず、その後ステータスを受
け取って初めてエラー発生を認識することとなる。ま
た、エラーの状態によってはパリティエラーとして認識
できないケースもある。
【0008】一方、通信エラーを検出する方法として、
特開平8−32647号公報には、正常に通信された場
合の1バイトの通信時間を予め規定しておき、通信時に
1バイトの通信時間を測定し、該測定値が予め規定した
通信時間と異なる場合に通信エラーと判断する方法が提
案されている。
特開平8−32647号公報には、正常に通信された場
合の1バイトの通信時間を予め規定しておき、通信時に
1バイトの通信時間を測定し、該測定値が予め規定した
通信時間と異なる場合に通信エラーと判断する方法が提
案されている。
【0009】ところが、1バイトの通信時間を測定する
には、安価なCPUでは実現できず、外付けの特殊なハ
ードウェア等が必要になるため、機器のコストが上昇し
装置構成が複雑になるといった不都合があった。
には、安価なCPUでは実現できず、外付けの特殊なハ
ードウェア等が必要になるため、機器のコストが上昇し
装置構成が複雑になるといった不都合があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解消するために成されたものであり、装置構成の複雑
化を回避しつつ、通信の信頼性を向上させることができ
る通信制御方法及び通信モジュールを提供することを目
的とする。
を解消するために成されたものであり、装置構成の複雑
化を回避しつつ、通信の信頼性を向上させることができ
る通信制御方法及び通信モジュールを提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の通信制御方法は、コマンドを他の通
信モジュールに送信し該他の通信モジュールからステー
タスを受信する機能、他の通信モジュールからコマンド
を受信し該他の通信モジュールに前記ステータスを送信
する機能、及び送受信動作の同期をとるためのクロック
を8進カウンタでカウントする機能を有する複数の通信
モジュール間での通信を制御する通信制御方法であっ
て、コマンドを受信する受信側通信モジュールは、コマ
ンドの受信と並行して予め設定されたパスワードを、コ
マンドを送信する送信側通信モジュールへ送信し、1コ
マンドの送信時間だけ経過した後、前記8進カウンタに
よるカウント値が0であるか否かを判定し、前記カウン
ト値が0でない場合、前記8進カウンタをリセットする
と共にコマンドを再受信し、前記送信側通信モジュール
は、コマンドの送信と並行して前記パスワードを受信
し、受信されたパスワードが予め設定されたパスワード
に一致するか否かを判定し、前記受信されたパスワード
が予め設定されたパスワードに一致しない場合、1コマ
ンドの送信時間だけ経過した後、前記コマンドを再送す
る、ことを特徴とする。
に、請求項1記載の通信制御方法は、コマンドを他の通
信モジュールに送信し該他の通信モジュールからステー
タスを受信する機能、他の通信モジュールからコマンド
を受信し該他の通信モジュールに前記ステータスを送信
する機能、及び送受信動作の同期をとるためのクロック
を8進カウンタでカウントする機能を有する複数の通信
モジュール間での通信を制御する通信制御方法であっ
て、コマンドを受信する受信側通信モジュールは、コマ
ンドの受信と並行して予め設定されたパスワードを、コ
マンドを送信する送信側通信モジュールへ送信し、1コ
マンドの送信時間だけ経過した後、前記8進カウンタに
よるカウント値が0であるか否かを判定し、前記カウン
ト値が0でない場合、前記8進カウンタをリセットする
と共にコマンドを再受信し、前記送信側通信モジュール
は、コマンドの送信と並行して前記パスワードを受信
し、受信されたパスワードが予め設定されたパスワード
に一致するか否かを判定し、前記受信されたパスワード
が予め設定されたパスワードに一致しない場合、1コマ
ンドの送信時間だけ経過した後、前記コマンドを再送す
る、ことを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の通信制御方法は、コ
マンドを他の通信モジュールに送信し、ステータスを前
記他の通信モジュールから受信する機能、他の通信モジ
ュールからコマンドを受信し該他の通信モジュールに先
頭ビットが所定値にセットされたステータスを送信する
機能、及び送受信動作の同期をとるためのクロックを8
進カウンタでカウントする機能を有する複数の通信モジ
ュール間での通信を制御する通信制御方法であって、コ
マンドを送信する送信側通信モジュールは、前記ステー
タスの受信と並行して予め設定されたパスワードを、コ
マンドを受信する受信側通信モジュールへ送信し、1コ
マンドの送信時間だけ経過した後、受信されたステータ
スの先頭ビットが前記所定値に一致するか否かを判定
し、前記受信されたステータスの先頭ビットが前記所定
値に一致しない場合、ステータスを再受信し、前記受信
側通信モジュールは、ステータスの送信と並行して前記
パスワードを受信し、受信されたパスワードが予め設定
されたパスワードに一致するか否かを判定し、前記受信
されたパスワードが予め設定されたパスワードに一致し
ない場合、1コマンドの送信時間だけ経過した後、前記
8進カウンタをリセットすると共にステータスを再送信
する、ことを特徴とする。
マンドを他の通信モジュールに送信し、ステータスを前
記他の通信モジュールから受信する機能、他の通信モジ
ュールからコマンドを受信し該他の通信モジュールに先
頭ビットが所定値にセットされたステータスを送信する
機能、及び送受信動作の同期をとるためのクロックを8
進カウンタでカウントする機能を有する複数の通信モジ
ュール間での通信を制御する通信制御方法であって、コ
マンドを送信する送信側通信モジュールは、前記ステー
タスの受信と並行して予め設定されたパスワードを、コ
マンドを受信する受信側通信モジュールへ送信し、1コ
マンドの送信時間だけ経過した後、受信されたステータ
スの先頭ビットが前記所定値に一致するか否かを判定
し、前記受信されたステータスの先頭ビットが前記所定
値に一致しない場合、ステータスを再受信し、前記受信
側通信モジュールは、ステータスの送信と並行して前記
パスワードを受信し、受信されたパスワードが予め設定
されたパスワードに一致するか否かを判定し、前記受信
されたパスワードが予め設定されたパスワードに一致し
ない場合、1コマンドの送信時間だけ経過した後、前記
8進カウンタをリセットすると共にステータスを再送信
する、ことを特徴とする。
【0013】また、請求項3記載の通信モジュールは、
コマンドを他の通信モジュールに送信し該他の通信モジ
ュールからステータスを受信する機能、他の通信モジュ
ールからコマンドを受信し該他の通信モジュールに前記
ステータスを送信する機能、及び送受信動作の同期をと
るためのクロックを8進カウンタでカウントする機能を
有する通信モジュールであって、コマンドの送信時に、
他の通信モジュールから送信されてくるパスワードを受
信する受信手段と、受信されたパスワードが予め設定さ
れたパスワードに一致するか否かを判定する判定手段
と、前記受信されたパスワードが予め設定されたパスワ
ードに一致しない場合、前記コマンドを再送するよう制
御するコマンド再送制御手段と、を有することを特徴と
する。
コマンドを他の通信モジュールに送信し該他の通信モジ
ュールからステータスを受信する機能、他の通信モジュ
ールからコマンドを受信し該他の通信モジュールに前記
ステータスを送信する機能、及び送受信動作の同期をと
るためのクロックを8進カウンタでカウントする機能を
有する通信モジュールであって、コマンドの送信時に、
他の通信モジュールから送信されてくるパスワードを受
信する受信手段と、受信されたパスワードが予め設定さ
れたパスワードに一致するか否かを判定する判定手段
と、前記受信されたパスワードが予め設定されたパスワ
ードに一致しない場合、前記コマンドを再送するよう制
御するコマンド再送制御手段と、を有することを特徴と
する。
【0014】また、請求項4記載の通信モジュールは、
コマンドを他の通信モジュールに送信し該他の通信モジ
ュールからステータスを受信する機能、他の通信モジュ
ールからコマンドを受信し該他の通信モジュールに前記
ステータスを送信する機能、及び送受信動作の同期をと
るためのクロックを8進カウンタでカウントする機能を
有する通信モジュールであって、コマンドの受信時に、
予め設定されたパスワードを他の通信モジュールに送信
する送信手段と、前記8進カウンタによるカウント値が
0であるか否かを判定するカウント値判定手段と、前記
カウント値が0でない場合、前記8進カウンタをリセッ
トし、コマンドを再受信するよう制御するコマンド再受
信制御手段と、を有することを特徴とする。
コマンドを他の通信モジュールに送信し該他の通信モジ
ュールからステータスを受信する機能、他の通信モジュ
ールからコマンドを受信し該他の通信モジュールに前記
ステータスを送信する機能、及び送受信動作の同期をと
るためのクロックを8進カウンタでカウントする機能を
有する通信モジュールであって、コマンドの受信時に、
予め設定されたパスワードを他の通信モジュールに送信
する送信手段と、前記8進カウンタによるカウント値が
0であるか否かを判定するカウント値判定手段と、前記
カウント値が0でない場合、前記8進カウンタをリセッ
トし、コマンドを再受信するよう制御するコマンド再受
信制御手段と、を有することを特徴とする。
【0015】また、請求項5記載の通信モジュールは、
コマンドを他の通信モジュールに送信し、ステータスを
前記他の通信モジュールから受信する機能、他の通信モ
ジュールからコマンドを受信し該他の通信モジュールに
先頭ビットが所定値にセットされたステータスを送信す
る機能、及び送受信動作の同期をとるためのクロックを
8進カウンタでカウントする機能を有する通信モジュー
ルであって、ステータスの受信時に、予め設定されたパ
スワードを他の通信モジュールへ送信するパスワード送
信手段と、受信されたステータスの先頭ビットが前記所
定値に一致するか否かを判定する先頭ビット判定手段
と、前記受信されたステータスの先頭ビットが前記所定
値に一致しない場合、ステータスを再受信するよう制御
するステータス再受信制御手段と、を有することを特徴
とする。
コマンドを他の通信モジュールに送信し、ステータスを
前記他の通信モジュールから受信する機能、他の通信モ
ジュールからコマンドを受信し該他の通信モジュールに
先頭ビットが所定値にセットされたステータスを送信す
る機能、及び送受信動作の同期をとるためのクロックを
8進カウンタでカウントする機能を有する通信モジュー
ルであって、ステータスの受信時に、予め設定されたパ
スワードを他の通信モジュールへ送信するパスワード送
信手段と、受信されたステータスの先頭ビットが前記所
定値に一致するか否かを判定する先頭ビット判定手段
と、前記受信されたステータスの先頭ビットが前記所定
値に一致しない場合、ステータスを再受信するよう制御
するステータス再受信制御手段と、を有することを特徴
とする。
【0016】また、請求項6記載の通信モジュールは、
コマンドを他の通信モジュールに送信し、ステータスを
前記他の通信モジュールから受信する機能、他の通信モ
ジュールからコマンドを受信し該他の通信モジュールに
先頭ビットが所定値にセットされたステータスを送信す
る機能、及び送受信動作の同期をとるためのクロックを
8進カウンタでカウントする機能を有する通信モジュー
ルであって、ステータスの送信時に、他の通信モジュー
ルから送信されてくるパスワードを受信するパスワード
受信手段と、受信されたパスワードが予め設定されたパ
スワードに一致するか否かを判定するパスワード判定手
段と、前記受信されたパスワードが予め設定されたパス
ワードに一致しない場合、前記8進カウンタをリセット
し、ステータスを再送信するよう制御するステータス再
送信制御手段と、を有することを特徴とする。
コマンドを他の通信モジュールに送信し、ステータスを
前記他の通信モジュールから受信する機能、他の通信モ
ジュールからコマンドを受信し該他の通信モジュールに
先頭ビットが所定値にセットされたステータスを送信す
る機能、及び送受信動作の同期をとるためのクロックを
8進カウンタでカウントする機能を有する通信モジュー
ルであって、ステータスの送信時に、他の通信モジュー
ルから送信されてくるパスワードを受信するパスワード
受信手段と、受信されたパスワードが予め設定されたパ
スワードに一致するか否かを判定するパスワード判定手
段と、前記受信されたパスワードが予め設定されたパス
ワードに一致しない場合、前記8進カウンタをリセット
し、ステータスを再送信するよう制御するステータス再
送信制御手段と、を有することを特徴とする。
【0017】上記請求項1記載の通信制御方法は、コマ
ンドを他の通信モジュールに送信し該他の通信モジュー
ルからステータスを受信する機能、他の通信モジュール
からコマンドを受信し該他の通信モジュールにステータ
スを送信する機能、及び送受信動作の同期をとるための
クロックを8進カウンタでカウントする機能を有する複
数の通信モジュール間での通信を制御する通信制御方法
である。
ンドを他の通信モジュールに送信し該他の通信モジュー
ルからステータスを受信する機能、他の通信モジュール
からコマンドを受信し該他の通信モジュールにステータ
スを送信する機能、及び送受信動作の同期をとるための
クロックを8進カウンタでカウントする機能を有する複
数の通信モジュール間での通信を制御する通信制御方法
である。
【0018】コマンドを送信する送信側通信モジュール
(以下、送信側と略称する)が、コマンドを受信する受
信側通信モジュール(以下、受信側と略称する)にコマ
ンドを送信すると、受信側はコマンドの受信と並行して
予め設定されたパスワードを送信側へ送信する。そし
て、受信側は、1コマンドの送信時間だけ経過した後、
8進カウンタによるカウント値が0であるか否かを判定
する。
(以下、送信側と略称する)が、コマンドを受信する受
信側通信モジュール(以下、受信側と略称する)にコマ
ンドを送信すると、受信側はコマンドの受信と並行して
予め設定されたパスワードを送信側へ送信する。そし
て、受信側は、1コマンドの送信時間だけ経過した後、
8進カウンタによるカウント値が0であるか否かを判定
する。
【0019】一般的にコマンドは1バイト(8ビット)
単位で送受信するので、コマンドの送受信が正常であれ
ば、8進カウンタは8の倍数分のクロックをカウント
し、そのカウント値は0になる。
単位で送受信するので、コマンドの送受信が正常であれ
ば、8進カウンタは8の倍数分のクロックをカウント
し、そのカウント値は0になる。
【0020】よって、上記で8進カウンタのカウント値
が0でない場合、コマンドの送受信時にエラーが発生し
たと判断できるので、受信側は、8進カウンタをリセッ
トすると共にコマンドを再受信する。
が0でない場合、コマンドの送受信時にエラーが発生し
たと判断できるので、受信側は、8進カウンタをリセッ
トすると共にコマンドを再受信する。
【0021】これにより、受信側は、コマンドの送受信
時のエラー発生を正確且つ速やかに検知して、コマンド
の再受信に備えることができる。
時のエラー発生を正確且つ速やかに検知して、コマンド
の再受信に備えることができる。
【0022】一方の送信側は、コマンドの送信と並行し
て、受信側から送られてくるパスワードを受信し、受信
されたパスワードが予め設定されたパスワードに一致す
るか否かを判定する。
て、受信側から送られてくるパスワードを受信し、受信
されたパスワードが予め設定されたパスワードに一致す
るか否かを判定する。
【0023】コマンドの送受信が正常であれば、受信さ
れたパスワードは予め設定されたパスワードに一致す
る。よって、上記で受信されたパスワードが予め設定さ
れたパスワードに一致しない場合、コマンドの送受信時
にエラーが発生したと判断できるので、送信側は、1コ
マンドの送信時間だけ経過した後、コマンドを受信側へ
再送する。このとき、受信側は、前述したようにコマン
ドの再受信に備えているので、再送されたコマンドは受
信側により受信される。
れたパスワードは予め設定されたパスワードに一致す
る。よって、上記で受信されたパスワードが予め設定さ
れたパスワードに一致しない場合、コマンドの送受信時
にエラーが発生したと判断できるので、送信側は、1コ
マンドの送信時間だけ経過した後、コマンドを受信側へ
再送する。このとき、受信側は、前述したようにコマン
ドの再受信に備えているので、再送されたコマンドは受
信側により受信される。
【0024】これにより、送信側も、コマンドの送受信
時のエラー発生を正確且つ速やかに検知して、コマンド
を再送することができる。
時のエラー発生を正確且つ速やかに検知して、コマンド
を再送することができる。
【0025】以上のように請求項1記載の通信制御方法
によれば、受信側は、8進カウンタによるクロックのカ
ウント値が0でないことをもって、コマンドの送受信時
のエラー発生を正確且つ速やかに検知し迅速なエラー回
復を行うことができると共に、送信側は、受信されたパ
スワードが予め設定されたパスワードに一致しないこと
をもって、コマンドの送受信時のエラー発生を正確且つ
速やかに検知し迅速なエラー回復を行うことができる。
によれば、受信側は、8進カウンタによるクロックのカ
ウント値が0でないことをもって、コマンドの送受信時
のエラー発生を正確且つ速やかに検知し迅速なエラー回
復を行うことができると共に、送信側は、受信されたパ
スワードが予め設定されたパスワードに一致しないこと
をもって、コマンドの送受信時のエラー発生を正確且つ
速やかに検知し迅速なエラー回復を行うことができる。
【0026】このように8進カウンタのカウント値のチ
ェックや、受信されたパスワードのチェックといった比
較的簡単な処理を行うため、装置構成の複雑化を回避し
複雑な処理を行う高価な回路の設置を回避しつつ、通信
の信頼性を向上させることができる。
ェックや、受信されたパスワードのチェックといった比
較的簡単な処理を行うため、装置構成の複雑化を回避し
複雑な処理を行う高価な回路の設置を回避しつつ、通信
の信頼性を向上させることができる。
【0027】次に、請求項2記載の通信制御方法では、
受信側は、コマンドを正常に受信した後、該コマンドの
応答としてのステータスを送信側へ送信する。このステ
ータスの先頭ビットは所定値(「0」又は「1」)にセ
ットされている。
受信側は、コマンドを正常に受信した後、該コマンドの
応答としてのステータスを送信側へ送信する。このステ
ータスの先頭ビットは所定値(「0」又は「1」)にセ
ットされている。
【0028】送信側は、上記ステータスの受信と並行し
て、予め設定されたパスワードを受信側へ送信し、1コ
マンドの送信時間だけ経過した後、受信されたステータ
スの先頭ビットが所定値に一致するか否かを判定する。
て、予め設定されたパスワードを受信側へ送信し、1コ
マンドの送信時間だけ経過した後、受信されたステータ
スの先頭ビットが所定値に一致するか否かを判定する。
【0029】ステータスの送受信が正常であれば、受信
されたステータスの先頭ビットは所定値に一致する。よ
って、上記で受信されたステータスの先頭ビットが所定
値に一致しない場合、ステータスの送受信時にエラーが
発生したと判断できるので、送信側は、ステータスを再
受信する。
されたステータスの先頭ビットは所定値に一致する。よ
って、上記で受信されたステータスの先頭ビットが所定
値に一致しない場合、ステータスの送受信時にエラーが
発生したと判断できるので、送信側は、ステータスを再
受信する。
【0030】これにより、送信側は、ステータスの送受
信時のエラー発生を正確且つ速やかに検知して、ステー
タスの再受信に備えることができる。
信時のエラー発生を正確且つ速やかに検知して、ステー
タスの再受信に備えることができる。
【0031】一方の受信側は、ステータスの送信と並行
して、送信側から送られてきたパスワードを受信し、受
信されたパスワードが予め設定されたパスワードに一致
するか否かを判定する。
して、送信側から送られてきたパスワードを受信し、受
信されたパスワードが予め設定されたパスワードに一致
するか否かを判定する。
【0032】ステータスの送受信が正常であれば、パス
ワードは予め設定されたパスワードに一致する。よっ
て、上記で受信されたパスワードが予め設定されたパス
ワードに一致しない場合、ステータスの送受信時にエラ
ーが発生したと判断できるので、受信側は、1コマンド
の送信時間だけ経過した後、8進カウンタをリセットす
ると共にステータスを再送信する。このとき、送信側
は、前述したようにステータスの再受信に備えているの
で、再送されたステータスは送信側により受信される。
ワードは予め設定されたパスワードに一致する。よっ
て、上記で受信されたパスワードが予め設定されたパス
ワードに一致しない場合、ステータスの送受信時にエラ
ーが発生したと判断できるので、受信側は、1コマンド
の送信時間だけ経過した後、8進カウンタをリセットす
ると共にステータスを再送信する。このとき、送信側
は、前述したようにステータスの再受信に備えているの
で、再送されたステータスは送信側により受信される。
【0033】これにより、受信側は、ステータスの送受
信時のエラー発生を正確且つ速やかに検知して、ステー
タスを再送することができる。
信時のエラー発生を正確且つ速やかに検知して、ステー
タスを再送することができる。
【0034】以上のように請求項2記載の通信制御方法
によれば、送信側は、受信されたステータスの先頭ビッ
トが所定値に一致しないことをもって、ステータスの送
受信時のエラー発生を正確且つ速やかに検知し迅速なエ
ラー回復を行うことができると共に、受信側は、受信さ
れたパスワードが予め設定されたパスワードに一致しな
いことをもって、ステータスの送受信時のエラー発生を
正確且つ速やかに検知し迅速なエラー回復を行うことが
できる。
によれば、送信側は、受信されたステータスの先頭ビッ
トが所定値に一致しないことをもって、ステータスの送
受信時のエラー発生を正確且つ速やかに検知し迅速なエ
ラー回復を行うことができると共に、受信側は、受信さ
れたパスワードが予め設定されたパスワードに一致しな
いことをもって、ステータスの送受信時のエラー発生を
正確且つ速やかに検知し迅速なエラー回復を行うことが
できる。
【0035】このように受信されたステータスの先頭ビ
ットのチェックや、受信されたパスワードのチェックと
いった比較的簡単な処理を行うため、装置構成の複雑化
を回避し複雑な処理を行う高価な回路の設置を回避しつ
つ、通信の信頼性を向上させることができる。
ットのチェックや、受信されたパスワードのチェックと
いった比較的簡単な処理を行うため、装置構成の複雑化
を回避し複雑な処理を行う高価な回路の設置を回避しつ
つ、通信の信頼性を向上させることができる。
【0036】前述した請求項1記載の通信制御方法に基
づく通信を実行可能な送信側通信モジュールとして、請
求項3記載の通信モジュールを採用することができ、受
信側通信モジュールとして、請求項4記載の通信モジュ
ールを採用することができる。
づく通信を実行可能な送信側通信モジュールとして、請
求項3記載の通信モジュールを採用することができ、受
信側通信モジュールとして、請求項4記載の通信モジュ
ールを採用することができる。
【0037】即ち、コマンドの送受信時に、請求項4記
載の通信モジュールでは、受信側として、送信手段がコ
マンドの受信と並行して、予め設定されたパスワードを
送信側へ送信する。そして、1コマンドの送信時間だけ
経過した後、カウント値判定手段は、8進カウンタによ
るカウント値が0であるか否かを判定する。
載の通信モジュールでは、受信側として、送信手段がコ
マンドの受信と並行して、予め設定されたパスワードを
送信側へ送信する。そして、1コマンドの送信時間だけ
経過した後、カウント値判定手段は、8進カウンタによ
るカウント値が0であるか否かを判定する。
【0038】この判定で8進カウンタのカウント値が0
でなければ、コマンドの送受信時にエラーが発生したと
判断できるので、コマンド再受信制御手段は、8進カウ
ンタをリセットしコマンドを再受信するよう制御する。
でなければ、コマンドの送受信時にエラーが発生したと
判断できるので、コマンド再受信制御手段は、8進カウ
ンタをリセットしコマンドを再受信するよう制御する。
【0039】このように請求項4記載の通信モジュール
によれば、コマンド送受信時の受信側として、8進カウ
ンタのカウント値のチェックという簡単な処理により、
エラー発生を正確且つ速やかに検知して、コマンドの再
受信に備えることができる。
によれば、コマンド送受信時の受信側として、8進カウ
ンタのカウント値のチェックという簡単な処理により、
エラー発生を正確且つ速やかに検知して、コマンドの再
受信に備えることができる。
【0040】一方、コマンドの送受信時に、請求項3記
載の通信モジュールでは、送信側として、受信手段が、
送られてくるパスワードを受信し、判定手段が、受信さ
れたパスワードが予め設定されたパスワードに一致する
か否かを判定する。
載の通信モジュールでは、送信側として、受信手段が、
送られてくるパスワードを受信し、判定手段が、受信さ
れたパスワードが予め設定されたパスワードに一致する
か否かを判定する。
【0041】この判定で、受信されたパスワードが予め
設定されたパスワードに一致しなければ、コマンドの送
受信時にエラーが発生したと判断できるので、1コマン
ドの送信時間だけ経過した後、コマンド再送制御手段
は、コマンドを受信側へ再送する。
設定されたパスワードに一致しなければ、コマンドの送
受信時にエラーが発生したと判断できるので、1コマン
ドの送信時間だけ経過した後、コマンド再送制御手段
は、コマンドを受信側へ再送する。
【0042】このように請求項3記載の通信モジュール
によれば、コマンド送受信時の送信側として、受信され
たパスワードのチェックという簡単な処理により、エラ
ー発生を正確且つ速やかに検知して、コマンドを再送す
ることができる。
によれば、コマンド送受信時の送信側として、受信され
たパスワードのチェックという簡単な処理により、エラ
ー発生を正確且つ速やかに検知して、コマンドを再送す
ることができる。
【0043】次に、前述した請求項2記載の通信制御方
法に基づく通信を実行可能な送信側通信モジュールとし
て、請求項5記載の通信モジュールを採用することがで
き、受信側通信モジュールとして、請求項6記載の通信
モジュールを採用することができる。
法に基づく通信を実行可能な送信側通信モジュールとし
て、請求項5記載の通信モジュールを採用することがで
き、受信側通信モジュールとして、請求項6記載の通信
モジュールを採用することができる。
【0044】即ち、ステータスの送受信時に、請求項5
記載の通信モジュールでは、送信側として、パスワード
送信手段が、ステータスの受信と並行して、予め設定さ
れたパスワードを受信側へ送信し、1コマンドの送信時
間だけ経過した後、先頭ビット判定手段が、受信された
ステータスの先頭ビットが所定値に一致するか否かを判
定する。
記載の通信モジュールでは、送信側として、パスワード
送信手段が、ステータスの受信と並行して、予め設定さ
れたパスワードを受信側へ送信し、1コマンドの送信時
間だけ経過した後、先頭ビット判定手段が、受信された
ステータスの先頭ビットが所定値に一致するか否かを判
定する。
【0045】この判定で、受信されたステータスの先頭
ビットが所定値に一致しなければ、ステータスの送受信
時にエラーが発生したと判断できるので、ステータス再
受信制御手段は、ステータスを再受信するよう制御す
る。
ビットが所定値に一致しなければ、ステータスの送受信
時にエラーが発生したと判断できるので、ステータス再
受信制御手段は、ステータスを再受信するよう制御す
る。
【0046】このように請求項5記載の通信モジュール
によれば、コマンド送受信時の送信側として、受信され
たステータスの先頭ビットのチェックという簡単な処理
により、エラー発生を正確且つ速やかに検知して、ステ
ータスの再受信に備えることができる。
によれば、コマンド送受信時の送信側として、受信され
たステータスの先頭ビットのチェックという簡単な処理
により、エラー発生を正確且つ速やかに検知して、ステ
ータスの再受信に備えることができる。
【0047】一方、ステータスの送受信時に、請求項6
記載の通信モジュールでは、受信側として、パスワード
受信手段が、送信側から送られてきたパスワードを受信
し、パスワード判定手段が、受信されたパスワードが予
め設定されたパスワードに一致するか否かを判定する。
記載の通信モジュールでは、受信側として、パスワード
受信手段が、送信側から送られてきたパスワードを受信
し、パスワード判定手段が、受信されたパスワードが予
め設定されたパスワードに一致するか否かを判定する。
【0048】この判定で、受信されたパスワードが予め
設定されたパスワードに一致しなければ、ステータスの
送受信時にエラーが発生したと判断できるので、1コマ
ンドの送信時間だけ経過した後、ステータス再送信制御
手段は、8進カウンタをリセットしステータスを再送信
するよう制御する。
設定されたパスワードに一致しなければ、ステータスの
送受信時にエラーが発生したと判断できるので、1コマ
ンドの送信時間だけ経過した後、ステータス再送信制御
手段は、8進カウンタをリセットしステータスを再送信
するよう制御する。
【0049】このように請求項6記載の通信モジュール
によれば、コマンド送受信時の受信側として、受信され
たパスワードのチェックという簡単な処理により、エラ
ー発生を正確且つ速やかに検知して、ステータスを再送
信することができる。
によれば、コマンド送受信時の受信側として、受信され
たパスワードのチェックという簡単な処理により、エラ
ー発生を正確且つ速やかに検知して、ステータスを再送
信することができる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して発明の実施
形態を説明する。
形態を説明する。
【0051】図2に示すように、一般的な組み込み型マ
イクロコンピュータに内蔵されシリアル通信を行う通信
モジュールは、CPU22と、受信したデータ及び送信
するデータを格納するシリアルデータレジスタ28と、
データ送受信のタイミングをとるためのクロックを発生
するクロック発生部26と、データ受信時にデータ送信
側から送られてくるクロックをカウントする8進カウン
タ24と、後述するコマンド受信待ち状態である事を示
すパスワード(以下、第1のパスワードと称する)及び
ステータスを取得するためのパスワード(以下、第2の
パスワードと称する)の各々の予め規定された値を記憶
したパスワード記憶部32とを含んで構成されており、
シリアルデータレジスタ28はデータバス30を介して
図示しないデータ処理部やデータ出力部等に接続されて
いる。
イクロコンピュータに内蔵されシリアル通信を行う通信
モジュールは、CPU22と、受信したデータ及び送信
するデータを格納するシリアルデータレジスタ28と、
データ送受信のタイミングをとるためのクロックを発生
するクロック発生部26と、データ受信時にデータ送信
側から送られてくるクロックをカウントする8進カウン
タ24と、後述するコマンド受信待ち状態である事を示
すパスワード(以下、第1のパスワードと称する)及び
ステータスを取得するためのパスワード(以下、第2の
パスワードと称する)の各々の予め規定された値を記憶
したパスワード記憶部32とを含んで構成されており、
シリアルデータレジスタ28はデータバス30を介して
図示しないデータ処理部やデータ出力部等に接続されて
いる。
【0052】マイクロコンピュータには、上記のような
通信モジュールが複数内蔵されており、以下では、2つ
の通信モジュール間で一方から他方へコマンドを送信す
るケースでの通信制御方法を説明する。
通信モジュールが複数内蔵されており、以下では、2つ
の通信モジュール間で一方から他方へコマンドを送信す
るケースでの通信制御方法を説明する。
【0053】本実施形態では、図1に示すように、コマ
ンドを送信する通信モジュールをマスターモジュール1
0、コマンドを受信する通信モジュールをスレーブモジ
ュール20とし、マスターモジュール10から送信され
るデータをTxD、スレーブモジュール20から送信さ
れるデータをRxDとする。また、マスターモジュール
10とスレーブモジュール20でのデータのやりとり
は、マスターモジュール10から出力されるクロック
(CLK)で同期をとって実行される。
ンドを送信する通信モジュールをマスターモジュール1
0、コマンドを受信する通信モジュールをスレーブモジ
ュール20とし、マスターモジュール10から送信され
るデータをTxD、スレーブモジュール20から送信さ
れるデータをRxDとする。また、マスターモジュール
10とスレーブモジュール20でのデータのやりとり
は、マスターモジュール10から出力されるクロック
(CLK)で同期をとって実行される。
【0054】また、スレーブモジュール20は、図3に
示す時間帯T1でマスターモジュール10からのコマン
ド送信と並行して、該スレーブモジュール20がコマン
ド受信待ち状態である事を示す第1のパスワードをマス
ターモジュール10へ送信する。その後、マスターモジ
ュール10は、図3に示す時間帯T2でスレーブモジュ
ール20からのステータス送信と並行して、ステータス
を取得するための第2のパスワードをスレーブモジュー
ル20へ送信する。
示す時間帯T1でマスターモジュール10からのコマン
ド送信と並行して、該スレーブモジュール20がコマン
ド受信待ち状態である事を示す第1のパスワードをマス
ターモジュール10へ送信する。その後、マスターモジ
ュール10は、図3に示す時間帯T2でスレーブモジュ
ール20からのステータス送信と並行して、ステータス
を取得するための第2のパスワードをスレーブモジュー
ル20へ送信する。
【0055】さらに、スレーブモジュール20は、コマ
ンドの応答としてのステータスをマスターモジュール1
0へ返送する前に必ず、図4に示すようにステータスの
ビット0を「0」にセットする。即ち、送信されるステ
ータスのビット0は常に「0」に設定される。
ンドの応答としてのステータスをマスターモジュール1
0へ返送する前に必ず、図4に示すようにステータスの
ビット0を「0」にセットする。即ち、送信されるステ
ータスのビット0は常に「0」に設定される。
【0056】次に、図5〜図8を用いて、本実施形態の
通信制御方法を具体的に説明する。本実施形態では、マ
スターモジュール10のCPUにより図7の制御ルーチ
ンが、スレーブモジュール20のCPUにより図8の制
御ルーチンが、それぞれ実行される。
通信制御方法を具体的に説明する。本実施形態では、マ
スターモジュール10のCPUにより図7の制御ルーチ
ンが、スレーブモジュール20のCPUにより図8の制
御ルーチンが、それぞれ実行される。
【0057】まず、図3に示す時間帯T1で、コマンド
がマスターモジュール10からスレーブモジュール20
へ、第1のパスワードがスレーブモジュール20からマ
スターモジュール10へ、同時並行で送信される。
がマスターモジュール10からスレーブモジュール20
へ、第1のパスワードがスレーブモジュール20からマ
スターモジュール10へ、同時並行で送信される。
【0058】即ち、マスターモジュール10では、コマ
ンドの送信と第1のパスワードの受信とを行い(図7の
ステップ102)、受信された第1のパスワードが正規
の第1のパスワードに一致するか否かを判定する(ステ
ップ104)。コマンドの送信前及び送信中に何ら通信
エラーが発生しなければ、受信された第1のパスワード
は正規の第1のパスワードに一致するので、後述するス
テップ108へ進む。
ンドの送信と第1のパスワードの受信とを行い(図7の
ステップ102)、受信された第1のパスワードが正規
の第1のパスワードに一致するか否かを判定する(ステ
ップ104)。コマンドの送信前及び送信中に何ら通信
エラーが発生しなければ、受信された第1のパスワード
は正規の第1のパスワードに一致するので、後述するス
テップ108へ進む。
【0059】一方、スレーブモジュール20では、8進
カウンタ24をリセットした(図8のステップ202)
後、第1のパスワードの送信とコマンドの受信とを行う
(ステップ204)。そして、コマンド受信後の8進カ
ウンタ24のカウント値が0であるか否かを判定する。
コマンドの受信前及び受信中に何ら通信エラーが発生し
なければ、バイト単位のコマンドの受信中にカウントさ
れる8進カウンタ24のカウント値は0になるので、後
述するステップ210へ進む。
カウンタ24をリセットした(図8のステップ202)
後、第1のパスワードの送信とコマンドの受信とを行う
(ステップ204)。そして、コマンド受信後の8進カ
ウンタ24のカウント値が0であるか否かを判定する。
コマンドの受信前及び受信中に何ら通信エラーが発生し
なければ、バイト単位のコマンドの受信中にカウントさ
れる8進カウンタ24のカウント値は0になるので、後
述するステップ210へ進む。
【0060】ところが、コマンドの送信前又は送信中に
クロックにノイズが入った場合、図5に示すように、マ
スターモジュール10により第1のパスワードとして認
識される部分が本来の第1のパスワードとずれるので、
図7のステップ104では受信された第1のパスワード
が正規の第1のパスワードに一致しないと判定され、マ
スターモジュール10は通信エラー発生を認識する。そ
して、1コマンドの送信時間だけ待機した(ステップ1
06)後、ステップ102へ戻りコマンドを再送する。
このようにしてマスターモジュール10は、コマンドの
送信前又は送信中に発生した通信エラーを正確且つ速や
かに検知し、迅速にエラー対応を行うことができる。
クロックにノイズが入った場合、図5に示すように、マ
スターモジュール10により第1のパスワードとして認
識される部分が本来の第1のパスワードとずれるので、
図7のステップ104では受信された第1のパスワード
が正規の第1のパスワードに一致しないと判定され、マ
スターモジュール10は通信エラー発生を認識する。そ
して、1コマンドの送信時間だけ待機した(ステップ1
06)後、ステップ102へ戻りコマンドを再送する。
このようにしてマスターモジュール10は、コマンドの
送信前又は送信中に発生した通信エラーを正確且つ速や
かに検知し、迅速にエラー対応を行うことができる。
【0061】一方、スレーブモジュール20において
も、図5に示すようにコマンドとして認識される部分が
本来のコマンドとずれるので、コマンドの受信中にカウ
ントされる8進カウンタ24のカウント値は0以外の値
になる。このため、図8のステップ206では8進カウ
ンタ24のカウント値が0でないと判定され、スレーブ
モジュール20は通信エラー発生を認識する。そして、
1コマンドの送信時間だけ待機した(ステップ208)
後、ステップ202へ戻り8進カウンタ24をリセット
し、再送されてくるコマンドの受信に備える。このよう
にしてスレーブモジュール20は、コマンドの受信前又
は受信中に発生した通信エラーを正確且つ速やかに検知
し、迅速にエラー対応を行うことができる。
も、図5に示すようにコマンドとして認識される部分が
本来のコマンドとずれるので、コマンドの受信中にカウ
ントされる8進カウンタ24のカウント値は0以外の値
になる。このため、図8のステップ206では8進カウ
ンタ24のカウント値が0でないと判定され、スレーブ
モジュール20は通信エラー発生を認識する。そして、
1コマンドの送信時間だけ待機した(ステップ208)
後、ステップ202へ戻り8進カウンタ24をリセット
し、再送されてくるコマンドの受信に備える。このよう
にしてスレーブモジュール20は、コマンドの受信前又
は受信中に発生した通信エラーを正確且つ速やかに検知
し、迅速にエラー対応を行うことができる。
【0062】なお、図7のステップ106及び図8のス
テップ208で、1コマンドの送信時間だけ待機するの
は、8進カウンタ24のカウントアップが最大で7ビッ
ト発生する可能性があるためである。
テップ208で、1コマンドの送信時間だけ待機するの
は、8進カウンタ24のカウントアップが最大で7ビッ
ト発生する可能性があるためである。
【0063】次に、図3に示す時間帯T2で、ステータ
スがスレーブモジュール20からマスターモジュール1
0へ、第2のパスワードがマスターモジュール10から
スレーブモジュール20へ、同時並行で送信される。
スがスレーブモジュール20からマスターモジュール1
0へ、第2のパスワードがマスターモジュール10から
スレーブモジュール20へ、同時並行で送信される。
【0064】即ち、マスターモジュール10では、第2
のパスワードの送信とステータスの受信とを行い(図7
のステップ108)、受信されたステータスの先頭ビッ
トが0であるか否かを判定する(ステップ110)。ス
テータスの受信前及び受信中に何ら通信エラーが発生し
なければ、受信されたステータスの先頭ビットは0であ
るので、ステップ110で肯定判定され、図7の処理を
終了する。
のパスワードの送信とステータスの受信とを行い(図7
のステップ108)、受信されたステータスの先頭ビッ
トが0であるか否かを判定する(ステップ110)。ス
テータスの受信前及び受信中に何ら通信エラーが発生し
なければ、受信されたステータスの先頭ビットは0であ
るので、ステップ110で肯定判定され、図7の処理を
終了する。
【0065】一方、スレーブモジュール20では、8進
カウンタ24をリセットした(図8のステップ210)
後、ステータスの送信と第2のパスワードの受信とを行
う(ステップ212)。そして、受信された第2のパス
ワードが正規の第2のパスワードに一致するか否かを判
定する(ステップ214)。ステータスの送信前及び送
信中に何ら通信エラーが発生しなければ、受信された第
2のパスワードは正規の第2のパスワードに一致するの
で、ステップ214で肯定判定され、図8の処理を終了
する。
カウンタ24をリセットした(図8のステップ210)
後、ステータスの送信と第2のパスワードの受信とを行
う(ステップ212)。そして、受信された第2のパス
ワードが正規の第2のパスワードに一致するか否かを判
定する(ステップ214)。ステータスの送信前及び送
信中に何ら通信エラーが発生しなければ、受信された第
2のパスワードは正規の第2のパスワードに一致するの
で、ステップ214で肯定判定され、図8の処理を終了
する。
【0066】ところが、ステータスの送信前又は送信中
にクロックにノイズが入った場合、図6に示すように、
マスターモジュール10によりステータスとして認識さ
れる部分が本来のステータスとずれるので、図7のステ
ップ110では受信されたステータスの先頭ビットは0
でないと判定され、マスターモジュール10は通信エラ
ー発生を認識する。そして、所定時間(例えば1コマン
ドの送信時間)だけ待機した(ステップ112)後、ス
テップ108へ戻り、再送されてくるステータスの受信
に備える。このようにしてマスターモジュール10は、
ステータスの受信前又は受信中に発生した通信エラーを
正確且つ速やかに検知し、迅速にエラー対応を行うこと
ができる。
にクロックにノイズが入った場合、図6に示すように、
マスターモジュール10によりステータスとして認識さ
れる部分が本来のステータスとずれるので、図7のステ
ップ110では受信されたステータスの先頭ビットは0
でないと判定され、マスターモジュール10は通信エラ
ー発生を認識する。そして、所定時間(例えば1コマン
ドの送信時間)だけ待機した(ステップ112)後、ス
テップ108へ戻り、再送されてくるステータスの受信
に備える。このようにしてマスターモジュール10は、
ステータスの受信前又は受信中に発生した通信エラーを
正確且つ速やかに検知し、迅速にエラー対応を行うこと
ができる。
【0067】一方、スレーブモジュール20において
も、図5に示すように第2のパスワードとして認識され
る部分が本来の第2のパスワードとずれるので、図8の
ステップ214では受信された第2のパスワードが正規
の第2のパスワードに一致しないと判定され、マスター
モジュール10は通信エラー発生を認識する。そして、
所定時間(例えば1コマンドの送信時間)だけ待機した
(ステップ216)後、ステップ210へ戻り8進カウ
ンタ24をリセットし、ステータスを再送する。このよ
うにしてスレーブモジュール20は、ステータスの送信
前又は送信中に発生した通信エラーを正確且つ速やかに
検知し、迅速にエラー対応を行うことができる。
も、図5に示すように第2のパスワードとして認識され
る部分が本来の第2のパスワードとずれるので、図8の
ステップ214では受信された第2のパスワードが正規
の第2のパスワードに一致しないと判定され、マスター
モジュール10は通信エラー発生を認識する。そして、
所定時間(例えば1コマンドの送信時間)だけ待機した
(ステップ216)後、ステップ210へ戻り8進カウ
ンタ24をリセットし、ステータスを再送する。このよ
うにしてスレーブモジュール20は、ステータスの送信
前又は送信中に発生した通信エラーを正確且つ速やかに
検知し、迅速にエラー対応を行うことができる。
【0068】以上説明した本実施形態の通信制御方法に
よれば、8進カウンタのカウント値のチェック、受信さ
れたパスワードのチェック、受信されたステータスの先
頭ビットのチェックといった比較的簡単な処理により、
通信エラー発生を正確且つ速やかに検知し迅速にエラー
回復を行うことができる。即ち、装置構成の複雑化を回
避し複雑な処理を行う高価な回路を用いずに、通信の信
頼性を向上させることができる。
よれば、8進カウンタのカウント値のチェック、受信さ
れたパスワードのチェック、受信されたステータスの先
頭ビットのチェックといった比較的簡単な処理により、
通信エラー発生を正確且つ速やかに検知し迅速にエラー
回復を行うことができる。即ち、装置構成の複雑化を回
避し複雑な処理を行う高価な回路を用いずに、通信の信
頼性を向上させることができる。
【0069】なお、ステータスのみならず、コマンドの
フォーマットを図4に示すように先頭ビットが必ず0に
なるよう設定した上で、スレーブモジュール20におい
て、図8のステップ206で8進カウンタ24のチェッ
クに代わり、受信されたコマンドの先頭ビットが0であ
るか否かを判定するようにしても良い。この場合、8進
カウンタの読み出しができない通信モジュールでも、ス
レーブモジュールとしてコマンド受信前又は受信中での
通信エラー発生を検知可能となる。
フォーマットを図4に示すように先頭ビットが必ず0に
なるよう設定した上で、スレーブモジュール20におい
て、図8のステップ206で8進カウンタ24のチェッ
クに代わり、受信されたコマンドの先頭ビットが0であ
るか否かを判定するようにしても良い。この場合、8進
カウンタの読み出しができない通信モジュールでも、ス
レーブモジュールとしてコマンド受信前又は受信中での
通信エラー発生を検知可能となる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、8進カウンタのカウント値のチェックや、
受信されたパスワードのチェックといった比較的簡単な
処理により、コマンドの送受信時のエラー発生を正確且
つ速やかに検知しエラー回復を行うので、装置構成の複
雑化を回避し複雑な処理を行う高価な回路の設置を回避
しつつ、通信の信頼性を向上させることができる。
明によれば、8進カウンタのカウント値のチェックや、
受信されたパスワードのチェックといった比較的簡単な
処理により、コマンドの送受信時のエラー発生を正確且
つ速やかに検知しエラー回復を行うので、装置構成の複
雑化を回避し複雑な処理を行う高価な回路の設置を回避
しつつ、通信の信頼性を向上させることができる。
【0071】また、請求項2記載の発明によれば、受信
されたステータスの先頭ビットのチェックや、受信され
たパスワードのチェックといった比較的簡単な処理によ
り、ステータスの送受信時のエラー発生を正確且つ速や
かに検知しエラー回復を行うので、装置構成の複雑化を
回避し複雑な処理を行う高価な回路の設置を回避しつ
つ、通信の信頼性を向上させることができる。
されたステータスの先頭ビットのチェックや、受信され
たパスワードのチェックといった比較的簡単な処理によ
り、ステータスの送受信時のエラー発生を正確且つ速や
かに検知しエラー回復を行うので、装置構成の複雑化を
回避し複雑な処理を行う高価な回路の設置を回避しつ
つ、通信の信頼性を向上させることができる。
【0072】また、請求項3記載の発明によれば、コマ
ンド送受信時の送信側として、受信されたパスワードの
チェックという簡単な処理により、エラー発生を正確且
つ速やかに検知して、コマンドを再送するので、装置構
成の複雑化を回避し複雑な処理を行う高価な回路の設置
を回避しつつ、通信の信頼性を向上させることができ
る。
ンド送受信時の送信側として、受信されたパスワードの
チェックという簡単な処理により、エラー発生を正確且
つ速やかに検知して、コマンドを再送するので、装置構
成の複雑化を回避し複雑な処理を行う高価な回路の設置
を回避しつつ、通信の信頼性を向上させることができ
る。
【0073】また、請求項4記載の発明によれば、コマ
ンド送受信時の受信側として、8進カウンタのカウント
値のチェックという簡単な処理により、エラー発生を正
確且つ速やかに検知して、コマンドの再受信に備えるの
で、装置構成の複雑化を回避し複雑な処理を行う高価な
回路の設置を回避しつつ、通信の信頼性を向上させるこ
とができる。
ンド送受信時の受信側として、8進カウンタのカウント
値のチェックという簡単な処理により、エラー発生を正
確且つ速やかに検知して、コマンドの再受信に備えるの
で、装置構成の複雑化を回避し複雑な処理を行う高価な
回路の設置を回避しつつ、通信の信頼性を向上させるこ
とができる。
【0074】また、請求項5記載の発明によれば、コマ
ンド送受信時の送信側として、受信されたステータスの
先頭ビットのチェックという簡単な処理により、エラー
発生を正確且つ速やかに検知して、ステータスの再受信
に備えるので、装置構成の複雑化を回避し複雑な処理を
行う高価な回路の設置を回避しつつ、通信の信頼性を向
上させることができる。
ンド送受信時の送信側として、受信されたステータスの
先頭ビットのチェックという簡単な処理により、エラー
発生を正確且つ速やかに検知して、ステータスの再受信
に備えるので、装置構成の複雑化を回避し複雑な処理を
行う高価な回路の設置を回避しつつ、通信の信頼性を向
上させることができる。
【0075】また、請求項6記載の発明によれば、コマ
ンド送受信時の受信側として、受信されたパスワードの
チェックという簡単な処理により、エラー発生を正確且
つ速やかに検知して、ステータスを再送信するので、装
置構成の複雑化を回避し複雑な処理を行う高価な回路の
設置を回避しつつ、通信の信頼性を向上させることがで
きる。
ンド送受信時の受信側として、受信されたパスワードの
チェックという簡単な処理により、エラー発生を正確且
つ速やかに検知して、ステータスを再送信するので、装
置構成の複雑化を回避し複雑な処理を行う高価な回路の
設置を回避しつつ、通信の信頼性を向上させることがで
きる。
【図1】発明の実施形態のマスターモジュールとスレー
ブモジュールとを示すブロック図である。
ブモジュールとを示すブロック図である。
【図2】通信モジュールの概略構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図3】発明の実施形態での正常時のデータ送受信を示
すタイミングチャートである。
すタイミングチャートである。
【図4】ステータスのデータフォーマットを示す図であ
る。
る。
【図5】コマンド送信前にクロックにノイズが入った場
合のデータ送受信を示すタイミングチャートである。
合のデータ送受信を示すタイミングチャートである。
【図6】ステータス受信前にクロックにノイズが入った
場合のデータ送受信を示すタイミングチャートである。
場合のデータ送受信を示すタイミングチャートである。
【図7】マスターモジュールで実行される制御ルーチン
を示す流れ図である。
を示す流れ図である。
【図8】スレーブモジュールで実行される制御ルーチン
を示す流れ図である。
を示す流れ図である。
【図9】従来の正常時のデータ送受信を示すタイミング
チャートである。
チャートである。
【図10】従来技術でコマンド送信前にクロックにノイ
ズが入った場合のデータ送受信を示すタイミングチャー
トである。
ズが入った場合のデータ送受信を示すタイミングチャー
トである。
10 マスターモジュール 20 スレーブモジュール 22 CPU 24 8進カウンタ 28 シリアルデータレジスタ 32 パスワード記憶部
Claims (6)
- 【請求項1】 コマンドを他の通信モジュールに送信し
該他の通信モジュールからステータスを受信する機能、
他の通信モジュールからコマンドを受信し該他の通信モ
ジュールに前記ステータスを送信する機能、及び送受信
動作の同期をとるためのクロックを8進カウンタでカウ
ントする機能を有する複数の通信モジュール間での通信
を制御する通信制御方法であって、 コマンドを受信する受信側通信モジュールは、 コマンドの受信と並行して予め設定されたパスワード
を、コマンドを送信する送信側通信モジュールへ送信
し、 1コマンドの送信時間だけ経過した後、前記8進カウン
タによるカウント値が0であるか否かを判定し、 前記カウント値が0でない場合、前記8進カウンタをリ
セットすると共にコマンドを再受信し、 前記送信側通信モジュールは、 コマンドの送信と並行して前記パスワードを受信し、 受信されたパスワードが予め設定されたパスワードに一
致するか否かを判定し、 前記受信されたパスワードが予め設定されたパスワード
に一致しない場合、1コマンドの送信時間だけ経過した
後、前記コマンドを再送する、 通信制御方法。 - 【請求項2】 コマンドを他の通信モジュールに送信
し、ステータスを前記他の通信モジュールから受信する
機能、他の通信モジュールからコマンドを受信し該他の
通信モジュールに先頭ビットが所定値にセットされたス
テータスを送信する機能、及び送受信動作の同期をとる
ためのクロックを8進カウンタでカウントする機能を有
する複数の通信モジュール間での通信を制御する通信制
御方法であって、 コマンドを送信する送信側通信モジュールは、 前記ステータスの受信と並行して予め設定されたパスワ
ードを、コマンドを受信する受信側通信モジュールへ送
信し、 1コマンドの送信時間だけ経過した後、受信されたステ
ータスの先頭ビットが前記所定値に一致するか否かを判
定し、 前記受信されたステータスの先頭ビットが前記所定値に
一致しない場合、ステータスを再受信し、 前記受信側通信モジュールは、 ステータスの送信と並行して前記パスワードを受信し、 受信されたパスワードが予め設定されたパスワードに一
致するか否かを判定し、 前記受信されたパスワードが予め設定されたパスワード
に一致しない場合、1コマンドの送信時間だけ経過した
後、前記8進カウンタをリセットすると共にステータス
を再送信する、 通信制御方法。 - 【請求項3】 コマンドを他の通信モジュールに送信し
該他の通信モジュールからステータスを受信する機能、
他の通信モジュールからコマンドを受信し該他の通信モ
ジュールに前記ステータスを送信する機能、及び送受信
動作の同期をとるためのクロックを8進カウンタでカウ
ントする機能を有する通信モジュールであって、 コマンドの送信時に、他の通信モジュールから送信され
てくるパスワードを受信する受信手段と、 受信されたパスワードが予め設定されたパスワードに一
致するか否かを判定する判定手段と、 前記受信されたパスワードが予め設定されたパスワード
に一致しない場合、前記コマンドを再送するよう制御す
るコマンド再送制御手段と、 を有する通信モジュール。 - 【請求項4】 コマンドを他の通信モジュールに送信し
該他の通信モジュールからステータスを受信する機能、
他の通信モジュールからコマンドを受信し該他の通信モ
ジュールに前記ステータスを送信する機能、及び送受信
動作の同期をとるためのクロックを8進カウンタでカウ
ントする機能を有する通信モジュールであって、 コマンドの受信時に、予め設定されたパスワードを他の
通信モジュールに送信する送信手段と、 前記8進カウンタによるカウント値が0であるか否かを
判定するカウント値判定手段と、 前記カウント値が0でない場合、前記8進カウンタをリ
セットし、コマンドを再受信するよう制御するコマンド
再受信制御手段と、 を有する通信モジュール。 - 【請求項5】 コマンドを他の通信モジュールに送信
し、ステータスを前記他の通信モジュールから受信する
機能、他の通信モジュールからコマンドを受信し該他の
通信モジュールに先頭ビットが所定値にセットされたス
テータスを送信する機能、及び送受信動作の同期をとる
ためのクロックを8進カウンタでカウントする機能を有
する通信モジュールであって、 ステータスの受信時に、予め設定されたパスワードを他
の通信モジュールへ送信するパスワード送信手段と、 受信されたステータスの先頭ビットが前記所定値に一致
するか否かを判定する先頭ビット判定手段と、 前記受信されたステータスの先頭ビットが前記所定値に
一致しない場合、ステータスを再受信するよう制御する
ステータス再受信制御手段と、 を有する通信モジュール。 - 【請求項6】 コマンドを他の通信モジュールに送信
し、ステータスを前記他の通信モジュールから受信する
機能、他の通信モジュールからコマンドを受信し該他の
通信モジュールに先頭ビットが所定値にセットされたス
テータスを送信する機能、及び送受信動作の同期をとる
ためのクロックを8進カウンタでカウントする機能を有
する通信モジュールであって、 ステータスの送信時に、他の通信モジュールから送信さ
れてくるパスワードを受信するパスワード受信手段と、 受信されたパスワードが予め設定されたパスワードに一
致するか否かを判定するパスワード判定手段と、 前記受信されたパスワードが予め設定されたパスワード
に一致しない場合、前記8進カウンタをリセットし、ス
テータスを再送信するよう制御するステータス再送信制
御手段と、 を有する通信モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10036066A JPH11234364A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 通信制御方法及び通信モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10036066A JPH11234364A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 通信制御方法及び通信モジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11234364A true JPH11234364A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12459359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10036066A Pending JPH11234364A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 通信制御方法及び通信モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11234364A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001274862A (ja) * | 2000-02-22 | 2001-10-05 | Thomson Multimedia Sa | 2つの電子的バス局間でデータをシリアル伝送する方法及び、その方法で使用するバス局 |
-
1998
- 1998-02-18 JP JP10036066A patent/JPH11234364A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001274862A (ja) * | 2000-02-22 | 2001-10-05 | Thomson Multimedia Sa | 2つの電子的バス局間でデータをシリアル伝送する方法及び、その方法で使用するバス局 |
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