JPH11231388A - フィルム扉拘束装置とそれを備えたカメラ - Google Patents
フィルム扉拘束装置とそれを備えたカメラInfo
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- JPH11231388A JPH11231388A JP10329625A JP32962598A JPH11231388A JP H11231388 A JPH11231388 A JP H11231388A JP 10329625 A JP10329625 A JP 10329625A JP 32962598 A JP32962598 A JP 32962598A JP H11231388 A JPH11231388 A JP H11231388A
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- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 claims description 11
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 9
- 230000007723 transport mechanism Effects 0.000 description 6
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 4
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 4
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005375 photometry Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/28—Locating light-sensitive material within camera
- G03B17/30—Locating spools or other rotatable holders of coiled film
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スラスト型フィルムカートリッジのフィルム
スプールの移駐に伴ってフィルム扉も機械的に開閉でき
る能動遮光ロックと連携した拘束装置と該拘束装置を備
えたカメラを提供する。 【解決手段】 フィルム扉拘束装置を、トグル機構と回
転部材と追従子とで構成する。トグル機構は、能動遮光
ロックと連動し、該能動遮光ロックが開く開位置と能動
遮光ロックが閉じる閉位置との間を覆翻自在であって、
タペットの移動に応動して覆翻される。回転部材はフィ
ルムスプール駆動部材と共に回転するようになってお
り、追従子の第2端は、追従子の第1端が回転部材の主
案内路にあるとトグル機構を開位置に覆翻するが、第1
端が回転部材の副案内路に臨むとトグル機構を覆翻でき
る状態にする。
スプールの移駐に伴ってフィルム扉も機械的に開閉でき
る能動遮光ロックと連携した拘束装置と該拘束装置を備
えたカメラを提供する。 【解決手段】 フィルム扉拘束装置を、トグル機構と回
転部材と追従子とで構成する。トグル機構は、能動遮光
ロックと連動し、該能動遮光ロックが開く開位置と能動
遮光ロックが閉じる閉位置との間を覆翻自在であって、
タペットの移動に応動して覆翻される。回転部材はフィ
ルムスプール駆動部材と共に回転するようになってお
り、追従子の第2端は、追従子の第1端が回転部材の主
案内路にあるとトグル機構を開位置に覆翻するが、第1
端が回転部材の副案内路に臨むとトグル機構を覆翻でき
る状態にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、能動遮光ロックを
有するフィルムカートリッジとの利用に適した写真装置
に関し、詳述すれば、能動遮光ロックと連携した拘束装
置と該拘束装置を備えたカメラとに関する。
有するフィルムカートリッジとの利用に適した写真装置
に関し、詳述すれば、能動遮光ロックと連携した拘束装
置と該拘束装置を備えたカメラとに関する。
【0002】
【従来の技術】現在使われているカメラやフィルム処理
装置の中には、伝統的なフィルムカートリッジにみられ
るようなテレンプ付き遮光フィルム入出口とは異なっ
た、「遮光弁」とも言う能動遮光ロックを有するスラス
トカートリッジを利用したものがある。APS対応カメ
ラやその間連機器がそのようなカートリッジを利用して
いる。能動遮光ロックを有するフィルムカートリッジ
は、長手方向に沿って延在するフィルム入出口がほぼ円
筒形壁部に形成されているフィルム容器と、その内部に
回転自在に収納されているフィルムスプールとからな
り、長尺フィルム片がフィルムスプールにコイル状に巻
回されて、そのフィルムスプールと共に容器内に格納さ
れている。能動遮光ロックはフィルム入出口を開閉する
一種のハッチであって、開位置と閉位置との間を移動自
在とされ、開位置にあれば容器に対するフィルム片の入
出が自由となり、他方、閉位置にあれば容器の内部を遮
光状態に封止するようになっている。
装置の中には、伝統的なフィルムカートリッジにみられ
るようなテレンプ付き遮光フィルム入出口とは異なっ
た、「遮光弁」とも言う能動遮光ロックを有するスラス
トカートリッジを利用したものがある。APS対応カメ
ラやその間連機器がそのようなカートリッジを利用して
いる。能動遮光ロックを有するフィルムカートリッジ
は、長手方向に沿って延在するフィルム入出口がほぼ円
筒形壁部に形成されているフィルム容器と、その内部に
回転自在に収納されているフィルムスプールとからな
り、長尺フィルム片がフィルムスプールにコイル状に巻
回されて、そのフィルムスプールと共に容器内に格納さ
れている。能動遮光ロックはフィルム入出口を開閉する
一種のハッチであって、開位置と閉位置との間を移動自
在とされ、開位置にあれば容器に対するフィルム片の入
出が自由となり、他方、閉位置にあれば容器の内部を遮
光状態に封止するようになっている。
【0003】例えば35ミリフィルム(135型フィルム)の
入っている伝統的なフィルムカートリッジでは、内部に
あるフィルム片が未露光かどうかはフィルム入出口から
外方に延出してベロの有無で判断できるようになってい
るが、スラスト型フィルムカートリッジではそのような
伝統的なフィルムカートリッジとは異なって、フィルム
入出口からベロが延出するようなことはない。従って、
スラスト型フィルムカートリッジの内部にあるフィルム
片が未露光かどうかの判断の手掛かりになるものが必要
となっており、APS対応フィルムカートリッジにおけ
るその一例では、カートリッジの外部から視認できる視
覚インジケーターが一つか、それ以上、当該カートリッ
ジに設けられている。そのインジケーターにアイコンを
用いたものもある。つまり、フィルムスプールの回転に
伴ってインジケーターがカートリッジの外部に臨むアイ
コン窓に現れるどれかのアイコンと合うことで、「未露
光」、「部分露光」、「露光済み」、「現像処理済み」
が表示されるようになっている。
入っている伝統的なフィルムカートリッジでは、内部に
あるフィルム片が未露光かどうかはフィルム入出口から
外方に延出してベロの有無で判断できるようになってい
るが、スラスト型フィルムカートリッジではそのような
伝統的なフィルムカートリッジとは異なって、フィルム
入出口からベロが延出するようなことはない。従って、
スラスト型フィルムカートリッジの内部にあるフィルム
片が未露光かどうかの判断の手掛かりになるものが必要
となっており、APS対応フィルムカートリッジにおけ
るその一例では、カートリッジの外部から視認できる視
覚インジケーターが一つか、それ以上、当該カートリッ
ジに設けられている。そのインジケーターにアイコンを
用いたものもある。つまり、フィルムスプールの回転に
伴ってインジケーターがカートリッジの外部に臨むアイ
コン窓に現れるどれかのアイコンと合うことで、「未露
光」、「部分露光」、「露光済み」、「現像処理済み」
が表示されるようになっている。
【0004】別の方法としては、インジケーターをカー
トリッジの一端に設けたデータディスクに形成されてい
る放射状バーコードとしたものもある。この場合、デー
タディスクは、フィルム片の巻き取り、巻き戻しによる
フィルムスプールの回転に伴って回転するが、通常、こ
の放射状バーコードの近くに設けた光学センサーを用い
て当該バーコードを読み取るようになっている。
トリッジの一端に設けたデータディスクに形成されてい
る放射状バーコードとしたものもある。この場合、デー
タディスクは、フィルム片の巻き取り、巻き戻しによる
フィルムスプールの回転に伴って回転するが、通常、こ
の放射状バーコードの近くに設けた光学センサーを用い
て当該バーコードを読み取るようになっている。
【0005】一般に、例えばフィルムスプールを視覚イ
ンジケーターに合わせるとかの、フィルムスプールとフ
ィルムカートリッジの何れか一方、または、両方の取扱
いを伴う操作のことをフィルムスプールの「パーキング
(移駐操作)」と称している。通常、フィルム片をフィ
ルムカートリッジに完全に巻き戻した後では、フィルム
スプールは「パーク(移駐)」されるのである。
ンジケーターに合わせるとかの、フィルムスプールとフ
ィルムカートリッジの何れか一方、または、両方の取扱
いを伴う操作のことをフィルムスプールの「パーキング
(移駐操作)」と称している。通常、フィルム片をフィ
ルムカートリッジに完全に巻き戻した後では、フィルム
スプールは「パーク(移駐)」されるのである。
【0006】カメラにおけるフィルムカートリッジを格
納するフィルムカートリッジ室は何らかのフィルム扉で
開閉されるようになっているが、このフィルム扉の開閉
にはロック機構ないしラッチが用いられている。そし
て、フィルムカートリッジをフィルムカートリッジ室に
格納してフィルム扉を閉めた後では、カメラにおいては
初期化の如くの種々の操作が行われる。しかし、スラス
ト型フィルムカートリッジの場合では、当該フィルムカ
ートリッジをフィルムカートリッジ室に入れてフィルム
扉を閉じると、フィルムカートリッジからフィルム片を
引き出すに当たり、対応するカメラとしては能動遮光ロ
ックを開ける必要があるし、また、ユーザーがフィルム
片を巻き戻してカメラから取り出すときでは、フィルム
扉を開ける前に能動遮光ロックを閉じる必要がある。
納するフィルムカートリッジ室は何らかのフィルム扉で
開閉されるようになっているが、このフィルム扉の開閉
にはロック機構ないしラッチが用いられている。そし
て、フィルムカートリッジをフィルムカートリッジ室に
格納してフィルム扉を閉めた後では、カメラにおいては
初期化の如くの種々の操作が行われる。しかし、スラス
ト型フィルムカートリッジの場合では、当該フィルムカ
ートリッジをフィルムカートリッジ室に入れてフィルム
扉を閉じると、フィルムカートリッジからフィルム片を
引き出すに当たり、対応するカメラとしては能動遮光ロ
ックを開ける必要があるし、また、ユーザーがフィルム
片を巻き戻してカメラから取り出すときでは、フィルム
扉を開ける前に能動遮光ロックを閉じる必要がある。
【0007】フィルム片がフィルムカートリッジから一
旦引き出されると、カメラにおけるフィルムカートリッ
ジ室のフィルム扉が開くのを阻止するロック機構には種
々のものが知られている。大部分のロック機構は、フィ
ルム片がカメラにおけるフィルム搬送路の途中にあるか
どうかに応じてフィルムカートリッジ室のフィルム扉を
ロックしたり、ロックから外したりするように構成され
ている。このようなロック機構は、伝統的なフィルムカ
ートリッジの場合には実用上問題はないが、スラスト型
フィルムカートリッジの場合では問題がある。即ち、ス
ラスト型フィルムカートリッジにおける能動遮光ロック
は、フィルム片が容器内に完全に巻き戻されていても開
いたままになっていることがある。従って、フィルムス
プールが移駐する前に、ユーザーがフィルム扉を開けて
カートリッジを取り出すことも考えられ、そのようにす
るとフィルムがだめになってしまうことがある。
旦引き出されると、カメラにおけるフィルムカートリッ
ジ室のフィルム扉が開くのを阻止するロック機構には種
々のものが知られている。大部分のロック機構は、フィ
ルム片がカメラにおけるフィルム搬送路の途中にあるか
どうかに応じてフィルムカートリッジ室のフィルム扉を
ロックしたり、ロックから外したりするように構成され
ている。このようなロック機構は、伝統的なフィルムカ
ートリッジの場合には実用上問題はないが、スラスト型
フィルムカートリッジの場合では問題がある。即ち、ス
ラスト型フィルムカートリッジにおける能動遮光ロック
は、フィルム片が容器内に完全に巻き戻されていても開
いたままになっていることがある。従って、フィルムス
プールが移駐する前に、ユーザーがフィルム扉を開けて
カートリッジを取り出すことも考えられ、そのようにす
るとフィルムがだめになってしまうことがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】スラスト型フィルムカ
ートリッジに用いられているロック機構としては種々知
られている。一部のロック機構では、フィルムスプール
を移駐させるのに光学センサーと放射状バーコードとを
用いている。これらのロック機構には、場合によっては
フィルムスプールが不適当に移駐されるとかの問題点が
ある。フィルムスプールの不適当な移駐は、光学センサ
ーのトラブルや、放射状バーコードが光学センサーと合
わないとか、種々の要因によりもたらされることがあ
る。兎も角、フィルムスプールが不適当に移駐されてい
ると、フィルムスプールが適切に移駐されるまでロック
機構がフィルムカートリッジ室のフィルム扉が開くのを
阻止しているのだから、当該フィルム扉の解放が妨げら
れ、かくて、ユーザーがフィルムカートリッジを取り出
したくても取り出せなくなる。
ートリッジに用いられているロック機構としては種々知
られている。一部のロック機構では、フィルムスプール
を移駐させるのに光学センサーと放射状バーコードとを
用いている。これらのロック機構には、場合によっては
フィルムスプールが不適当に移駐されるとかの問題点が
ある。フィルムスプールの不適当な移駐は、光学センサ
ーのトラブルや、放射状バーコードが光学センサーと合
わないとか、種々の要因によりもたらされることがあ
る。兎も角、フィルムスプールが不適当に移駐されてい
ると、フィルムスプールが適切に移駐されるまでロック
機構がフィルムカートリッジ室のフィルム扉が開くのを
阻止しているのだから、当該フィルム扉の解放が妨げら
れ、かくて、ユーザーがフィルムカートリッジを取り出
したくても取り出せなくなる。
【0009】従って、スラスト型フィルムカートリッジ
のフィルムスプールを機械的に移駐させることができ、
このフィルムスプールの移駐に伴ってフィルムカートリ
ッジ室のフィルム扉も機械的に開閉できる、能動遮光ロ
ックと連携した拘束装置と該拘束装置を備えたカメラが
望まれており、本発明はそれを提供するのを目的として
いる。
のフィルムスプールを機械的に移駐させることができ、
このフィルムスプールの移駐に伴ってフィルムカートリ
ッジ室のフィルム扉も機械的に開閉できる、能動遮光ロ
ックと連携した拘束装置と該拘束装置を備えたカメラが
望まれており、本発明はそれを提供するのを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成すべく
なされた本発明は、ラッチ位置とラッチ開放位置との間
を移動自在なタペットを有するフィルム扉と、長尺フィ
ルム片が収納され、開位置と閉位置との間を移動自在な
能動遮光ロックを有するフィルムカートリッジと、該カ
ートリッジのスプールを回転させるべく第1および第2
方向に移動自在なスプール駆動部材と共に利用するフィ
ルム扉拘束装置と、そのフィルム扉拘束装置を備えたカ
メラを提供している。
なされた本発明は、ラッチ位置とラッチ開放位置との間
を移動自在なタペットを有するフィルム扉と、長尺フィ
ルム片が収納され、開位置と閉位置との間を移動自在な
能動遮光ロックを有するフィルムカートリッジと、該カ
ートリッジのスプールを回転させるべく第1および第2
方向に移動自在なスプール駆動部材と共に利用するフィ
ルム扉拘束装置と、そのフィルム扉拘束装置を備えたカ
メラを提供している。
【0011】本発明によれば、フィルム扉拘束装置は、
トグル機構と回転部材と追従子とで構成されている。ト
グル機構は、前記能動遮光ロックと連動し、該能動遮光
ロックが開く開位置と前記能動遮光ロックが閉じる閉位
置との間を覆翻自在にして、前記開位置にあって前記タ
ペットがラッチ位置からラッチ開放位置へと移動すると
前記タペットにより覆翻されるようになっている。他
方、回転部材は前記スプール駆動部材と共に回転するよ
うに前記スプール駆動部材に連結され、主案内路と副案
内路とを有しており、追従子は第1および第2端を有
し、第1端は前記回転時に前記案内路に沿って移動する
ようになっている。この追従子の前記第2端は、前記第
1端が前記主案内路にあると前記トグル機構を前記開位
置に覆翻するようになっているが、前記第1端が前記副
案内路に臨むと前記トグル機構を覆翻できる状態にす
る。
トグル機構と回転部材と追従子とで構成されている。ト
グル機構は、前記能動遮光ロックと連動し、該能動遮光
ロックが開く開位置と前記能動遮光ロックが閉じる閉位
置との間を覆翻自在にして、前記開位置にあって前記タ
ペットがラッチ位置からラッチ開放位置へと移動すると
前記タペットにより覆翻されるようになっている。他
方、回転部材は前記スプール駆動部材と共に回転するよ
うに前記スプール駆動部材に連結され、主案内路と副案
内路とを有しており、追従子は第1および第2端を有
し、第1端は前記回転時に前記案内路に沿って移動する
ようになっている。この追従子の前記第2端は、前記第
1端が前記主案内路にあると前記トグル機構を前記開位
置に覆翻するようになっているが、前記第1端が前記副
案内路に臨むと前記トグル機構を覆翻できる状態にす
る。
【0012】前述した本発明の構成では、能動遮光ロッ
クと連動したフィルム扉拘束装置とカメラには、スラス
ト形フィルムカートリッジのスプールを機械的に移駐さ
せることができ、それによりフィルム扉をスプールの移
駐に伴って機械的にロックしたり、ロックから外すこと
ができるのである。
クと連動したフィルム扉拘束装置とカメラには、スラス
ト形フィルムカートリッジのスプールを機械的に移駐さ
せることができ、それによりフィルム扉をスプールの移
駐に伴って機械的にロックしたり、ロックから外すこと
ができるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】添付図面において、本発明を実施
したカメラ10は、図1と図2に明確に示すようにフレー
ム14と該フレーム14を囲繞するシェル16とからなるカメ
ラ本体12を有している。図2においてバッフルとして示
した露光システム18が本体12に装着されている。この露
光システム18は、図示していないが、レンズ、シャッタ
ー、測光システムとからなる。この露光システム18は従
来公知のものであってもよく、本発明を実施したカメラ
10には、このような露光システム18のみならず、図1に
おいて示したビューファインダー20や電池室扉22など、
従来公知の部品も備わっている。
したカメラ10は、図1と図2に明確に示すようにフレー
ム14と該フレーム14を囲繞するシェル16とからなるカメ
ラ本体12を有している。図2においてバッフルとして示
した露光システム18が本体12に装着されている。この露
光システム18は、図示していないが、レンズ、シャッタ
ー、測光システムとからなる。この露光システム18は従
来公知のものであってもよく、本発明を実施したカメラ
10には、このような露光システム18のみならず、図1に
おいて示したビューファインダー20や電池室扉22など、
従来公知の部品も備わっている。
【0014】本体12の内部には、フィルムカートリッジ
室24とフィルム巻取り室26とが、露光システム18の臨む
露光窓44を中心として両側に形成されている。図示のフ
ィルムカートリッジ室24は、図1に示したAPSフィル
ムカートリッジの如くのスラスト型フィルムカートリッ
ジ28を格納できるように、その形状が定められている。
フィルムカートリッジ28は、フィルム容器30と、その内
部に回転自在に収納されているフィルムスプール32とか
らなり、長尺フィルム片34がフィルムスプール32にコイ
ル状に巻回されて、そのフィルムスプール32と共に容器
30内に格納されている。
室24とフィルム巻取り室26とが、露光システム18の臨む
露光窓44を中心として両側に形成されている。図示のフ
ィルムカートリッジ室24は、図1に示したAPSフィル
ムカートリッジの如くのスラスト型フィルムカートリッ
ジ28を格納できるように、その形状が定められている。
フィルムカートリッジ28は、フィルム容器30と、その内
部に回転自在に収納されているフィルムスプール32とか
らなり、長尺フィルム片34がフィルムスプール32にコイ
ル状に巻回されて、そのフィルムスプール32と共に容器
30内に格納されている。
【0015】このフィルムカートリッジ28には能動遮光
ロック36が形成されていて、容器30に形成されているフ
ィルム入出口を通常閉じている。この能動遮光ロック36
は、容器30におけるフィルム入出口を介してアクセスの
できるシャンク38を備えており、このシャンク38は能動
遮光ロック36を開位置と閉位置との間で回動させること
ができるように、その長手軸を中心として回転自在とな
っている。
ロック36が形成されていて、容器30に形成されているフ
ィルム入出口を通常閉じている。この能動遮光ロック36
は、容器30におけるフィルム入出口を介してアクセスの
できるシャンク38を備えており、このシャンク38は能動
遮光ロック36を開位置と閉位置との間で回動させること
ができるように、その長手軸を中心として回転自在とな
っている。
【0016】フィルムカートリッジ室24とフィルム巻取
り室26との間は中間部40となっており、図11に示すよう
にこれらカートリッジ室24、巻取り室26、中間部40とが
フィルム搬送路42を形成している。このフィルム搬送路
42には、フィルム片34の各駒が露光システム18を介して
の入射光に露光される露光窓44と、該露光窓44の一端が
フィルムカートリッジ室24に連なるフィルムゲート46と
が含まれている。
り室26との間は中間部40となっており、図11に示すよう
にこれらカートリッジ室24、巻取り室26、中間部40とが
フィルム搬送路42を形成している。このフィルム搬送路
42には、フィルム片34の各駒が露光システム18を介して
の入射光に露光される露光窓44と、該露光窓44の一端が
フィルムカートリッジ室24に連なるフィルムゲート46と
が含まれている。
【0017】図11において、フィルム搬送機構48は、フ
ィルム片34を巻き取ったり、巻き戻しできるように本体
12に装着されている。即ち、このフィルム搬送機構48は
フィルムスプール32を駆動するものであって、ギア群50
を介してスプール駆動部材52と連結されている。スプー
ル駆動部材52はスピンドル54を備え、該スピンドル54が
フィルムカートリッジ室24へと延在して、フィルムカー
トリッジ室24に格納したフィルムカートリッジ28のスプ
ール32と係合するように、本体12に装着してある。この
フィルム搬送機構48の詳細な構成については、図示のも
のに限られず、例えばあまり実用的ではないけれども、
スプール駆動部材52のスピンドル54が、図示のようにフ
ィルムカートリッジの内端ではなくて、当該フィルムカ
ートリッジの外端と係合する構成であってもよい。
ィルム片34を巻き取ったり、巻き戻しできるように本体
12に装着されている。即ち、このフィルム搬送機構48は
フィルムスプール32を駆動するものであって、ギア群50
を介してスプール駆動部材52と連結されている。スプー
ル駆動部材52はスピンドル54を備え、該スピンドル54が
フィルムカートリッジ室24へと延在して、フィルムカー
トリッジ室24に格納したフィルムカートリッジ28のスプ
ール32と係合するように、本体12に装着してある。この
フィルム搬送機構48の詳細な構成については、図示のも
のに限られず、例えばあまり実用的ではないけれども、
スプール駆動部材52のスピンドル54が、図示のようにフ
ィルムカートリッジの内端ではなくて、当該フィルムカ
ートリッジの外端と係合する構成であってもよい。
【0018】兎も角、このスプール駆動部材52は、フィ
ルム搬送機構48の一部を構成するモーター56によりその
長手軸、即ち、スプール駆動軸58を中心として互いに反
対の二方向に回転させられるようになっていて、スプー
ル駆動部材52の回転をスプール32に伝達することでフィ
ルム片34を巻き取ったり、巻き戻したりするようになっ
ている。
ルム搬送機構48の一部を構成するモーター56によりその
長手軸、即ち、スプール駆動軸58を中心として互いに反
対の二方向に回転させられるようになっていて、スプー
ル駆動部材52の回転をスプール32に伝達することでフィ
ルム片34を巻き取ったり、巻き戻したりするようになっ
ている。
【0019】カメラ本体12にはフィルム扉60が備わって
いる。このフィルム扉60は、フィルムカートリッジ室24
に対して開閉できるようになっていて、閉位置にあると
フィルムカートリッジ室24への出入口を閉塞するカバー
パネル62からなる。図1と図2に示したようにフィルム
扉60が開位置にあると、カバーパネル62は回動、摺動、
もしくは何らかの移動をなしフィルムカートリッジ室24
の出入口を開放して、フィルムカートリッジ28のフィル
ムカートリッジ室24に対する出し入れができるようにな
る。他方、フィルム扉60が閉位置にあると、カバーパネ
ル62はフィルムカートリッジ室24の出入口を閉塞して、
フィルムカートリッジ室24を遮光状態に封止すると共
に、当該フィルムカートリッジ室24へのアクセスできな
くなる。
いる。このフィルム扉60は、フィルムカートリッジ室24
に対して開閉できるようになっていて、閉位置にあると
フィルムカートリッジ室24への出入口を閉塞するカバー
パネル62からなる。図1と図2に示したようにフィルム
扉60が開位置にあると、カバーパネル62は回動、摺動、
もしくは何らかの移動をなしフィルムカートリッジ室24
の出入口を開放して、フィルムカートリッジ28のフィル
ムカートリッジ室24に対する出し入れができるようにな
る。他方、フィルム扉60が閉位置にあると、カバーパネ
ル62はフィルムカートリッジ室24の出入口を閉塞して、
フィルムカートリッジ室24を遮光状態に封止すると共
に、当該フィルムカートリッジ室24へのアクセスできな
くなる。
【0020】このフィルム扉60は、ラッチ位置とラッチ
開放位置との間を移動自在なタペット66と連携してい
る。このタペット66がラッチ位置とラッチ開放位置との
間を移動する際、当該タペット66は本体12内での移動範
囲67を掃引する。即ち、フィルム扉60が閉位置にあると
きにこのタペット66はラッチ位置に設定される。このよ
うにタペット66はカバーパネル62ないし、該カバーパネ
ル62に対して移動してフィルム扉60を閉位置と開位置と
の間で移動させる留め具ないしドアノブ68と同期して移
動するようになっている。
開放位置との間を移動自在なタペット66と連携してい
る。このタペット66がラッチ位置とラッチ開放位置との
間を移動する際、当該タペット66は本体12内での移動範
囲67を掃引する。即ち、フィルム扉60が閉位置にあると
きにこのタペット66はラッチ位置に設定される。このよ
うにタペット66はカバーパネル62ないし、該カバーパネ
ル62に対して移動してフィルム扉60を閉位置と開位置と
の間で移動させる留め具ないしドアノブ68と同期して移
動するようになっている。
【0021】図面に示した本発明の実施の形態では、タ
ペット66はバネ65によりラッチ位置へと付勢されたレバ
ーであり、フィルム扉60は、カメラ本体12の外側を延在
してラッチ位置とラッチ開放位置との間を移動するタペ
ット66と連動し得る留め具68を備えている。図5におい
て、留め具68は、節度レバー69とラッチレバー71とから
なり、両者は留め具68と共に移動してフィルム扉60を開
閉するようになっている。このフィルム扉60の構成につ
いては、図示の構成に限られず、特定のカメラ本体12の
構成に応じて適宜選定すればよい。例えばタペット66と
しては、フィルム扉60のカバーパネル62から内側に延在
する固定突起であってもよいし、または、図示のように
フィルム扉60とは別々となって枢動するものであっても
よく、或いは両方含んでいるものであってもよい。
ペット66はバネ65によりラッチ位置へと付勢されたレバ
ーであり、フィルム扉60は、カメラ本体12の外側を延在
してラッチ位置とラッチ開放位置との間を移動するタペ
ット66と連動し得る留め具68を備えている。図5におい
て、留め具68は、節度レバー69とラッチレバー71とから
なり、両者は留め具68と共に移動してフィルム扉60を開
閉するようになっている。このフィルム扉60の構成につ
いては、図示の構成に限られず、特定のカメラ本体12の
構成に応じて適宜選定すればよい。例えばタペット66と
しては、フィルム扉60のカバーパネル62から内側に延在
する固定突起であってもよいし、または、図示のように
フィルム扉60とは別々となって枢動するものであっても
よく、或いは両方含んでいるものであってもよい。
【0022】70は本発明によるフィルム扉拘束装置を示
す。このフィルム扉拘束装置70はカメラ本体12内に設け
られていて、図3に示すようにトグル機構72と、回転部
材74と、追従子76とで構成されている。トグル機構72は
能動遮光ロック36と連携しており、当該能動遮光ロック
36を開ける開位置と、それを閉じる閉位置との間をトリ
ップするようになっている。回転部材74はスプール駆動
部材52と連結されていて、当該スプール駆動部材52と一
緒に回転するようになっている。この回転部材74は、主
案内路78と副案内路80とを有している。追従子76は案内
溝78、80に追従することで相対移動をトグル機構72に伝
達するように装着されている。
す。このフィルム扉拘束装置70はカメラ本体12内に設け
られていて、図3に示すようにトグル機構72と、回転部
材74と、追従子76とで構成されている。トグル機構72は
能動遮光ロック36と連携しており、当該能動遮光ロック
36を開ける開位置と、それを閉じる閉位置との間をトリ
ップするようになっている。回転部材74はスプール駆動
部材52と連結されていて、当該スプール駆動部材52と一
緒に回転するようになっている。この回転部材74は、主
案内路78と副案内路80とを有している。追従子76は案内
溝78、80に追従することで相対移動をトグル機構72に伝
達するように装着されている。
【0023】トグル機構72は、関節運動できるようにな
っていて、扇形部材82と、反転部材(throw)84と、付勢
バネ88とで構成されている。図12から図17において、扇
形部材82は、軸92を中心として枢動するようにカメラフ
レーム14に枢動自在の装着したほぼ扇形の枢動板90から
なる。この枢動板90には、軸92からして径方向外側に延
在するタブ94が一体形成されていると共に、ピン96とバ
ンパー98とが枢動板90の内表面100から突出するように
形成されている。
っていて、扇形部材82と、反転部材(throw)84と、付勢
バネ88とで構成されている。図12から図17において、扇
形部材82は、軸92を中心として枢動するようにカメラフ
レーム14に枢動自在の装着したほぼ扇形の枢動板90から
なる。この枢動板90には、軸92からして径方向外側に延
在するタブ94が一体形成されていると共に、ピン96とバ
ンパー98とが枢動板90の内表面100から突出するように
形成されている。
【0024】また、扇形部材82には、枢動板90と能動遮
光ロック36のシャンク38との間の連結部を構成する連結
子102と連結子受承部104とが備わっている。連結子受承
部104は、枢動板90に形成した弧状スロット106を有して
いる。凹所108に臨むカメラフレーム14の部分には、互
いに同心的な円筒形凹所108と部分的円筒形空洞110とが
形成されている。空洞110歯、互いに対向した第1規制
面112と第2規制面114とを有している。
光ロック36のシャンク38との間の連結部を構成する連結
子102と連結子受承部104とが備わっている。連結子受承
部104は、枢動板90に形成した弧状スロット106を有して
いる。凹所108に臨むカメラフレーム14の部分には、互
いに同心的な円筒形凹所108と部分的円筒形空洞110とが
形成されている。空洞110歯、互いに対向した第1規制
面112と第2規制面114とを有している。
【0025】図13に示すように、連結子102は、能動遮
光ロック36のシャンク38と係合する先端116を有してお
り、その長手方向に沿ってこの先端116の反対側には、
連結子受承部104に乗りかかる円筒形ローラ部118が形成
されている。このローラ部118と先端116との間には、空
洞110に嵌入するほぼ円盤状のベアリング部120が形成さ
れている。このベアリング部120は、径方向外側に延在
する耳片122を備えていて、規制面112、114と接触する
ように位置決めされているので、規制面112、114の間で
規定される角度以上にわたって連結子102が回転できな
いようになっている。
光ロック36のシャンク38と係合する先端116を有してお
り、その長手方向に沿ってこの先端116の反対側には、
連結子受承部104に乗りかかる円筒形ローラ部118が形成
されている。このローラ部118と先端116との間には、空
洞110に嵌入するほぼ円盤状のベアリング部120が形成さ
れている。このベアリング部120は、径方向外側に延在
する耳片122を備えていて、規制面112、114と接触する
ように位置決めされているので、規制面112、114の間で
規定される角度以上にわたって連結子102が回転できな
いようになっている。
【0026】また、ベアリング部120とローラ部118との
間には、二股状アーム部材124が形成されている。この
アーム部材124は枢動板90の凹所108に嵌合するようにな
っており、径方向外側にほぼ平行延在する一対のピン状
アーム126、127と、これらのピン状アーム126、127とは
反対側に臨んで径方向外側に延在するバンパーアーム12
8とを有している。
間には、二股状アーム部材124が形成されている。この
アーム部材124は枢動板90の凹所108に嵌合するようにな
っており、径方向外側にほぼ平行延在する一対のピン状
アーム126、127と、これらのピン状アーム126、127とは
反対側に臨んで径方向外側に延在するバンパーアーム12
8とを有している。
【0027】図14は、トグル機構72の扇形部材82が開位
置にある状態を示している。この状態にあっては、ピン
96は第2ピン状アーム127の近傍にあり、ローラ部118は
連結子受承部スロット106の第1端130に当接する一方、
ベアリング部120の耳片122は第1規制面112に当接して
いる。そこでトグル機構72を閉位置へと移動(回転)させ
ると、扇形部材82は軸92を中心として反時計方向に回転
する。その結果、ピン96は図15に示すように第1および
第2ピン状アーム126、127の間に嵌入する。
置にある状態を示している。この状態にあっては、ピン
96は第2ピン状アーム127の近傍にあり、ローラ部118は
連結子受承部スロット106の第1端130に当接する一方、
ベアリング部120の耳片122は第1規制面112に当接して
いる。そこでトグル機構72を閉位置へと移動(回転)させ
ると、扇形部材82は軸92を中心として反時計方向に回転
する。その結果、ピン96は図15に示すように第1および
第2ピン状アーム126、127の間に嵌入する。
【0028】他方、図15に示すように耳片122は第1お
よび第2規制面112、114の間の臨むようになる。つま
り、図15は、扇形部材82が開位置と閉位置との間の途中
にあることを示している。この状態から扇形部材82が更
に反時計方向に回転すると、ピン96は第1および第2ピ
ン状アーム126、127に挟持されたまま連結子102を反時
計方向に回転させるようになる。つまり、扇形部材82に
連れ立って連結子102が反時計方向に回転するようにな
る。
よび第2規制面112、114の間の臨むようになる。つま
り、図15は、扇形部材82が開位置と閉位置との間の途中
にあることを示している。この状態から扇形部材82が更
に反時計方向に回転すると、ピン96は第1および第2ピ
ン状アーム126、127に挟持されたまま連結子102を反時
計方向に回転させるようになる。つまり、扇形部材82に
連れ立って連結子102が反時計方向に回転するようにな
る。
【0029】図16は、前述の反時計方向への回転の結
果、扇形部材82が閉位置の直前に達した状態を示してい
る。この状態にあっては、ピン96は、第1および第2ピ
ン状アーム126、127の間から離脱しており、耳片122は
第2規制面114と当接し、バンパーアーム128はバンパー
98に係合している。このとき耳部122が第2規制面114に
当接していることから、連結子102はそれ以上反時計方
向には回転できず、また、バンパーアーム128がバンパ
ー98と係合していることから、時計方向にも回転できな
い。これでフィルムカートリッジ28の能動遮光ロック36
を閉位置にロックすることができ、当該フィルムカート
リッジ28の容器30の内部が遮光状態に封止されるのであ
る。しかしながら、扇形部材82は、ローラ部118が連結
子受承部スロット106の第2端にまだ達していないこと
から、ローラ部118が連結子受承部スロット106の第2端
と当接するまで反時計方向へ回転し続ける。
果、扇形部材82が閉位置の直前に達した状態を示してい
る。この状態にあっては、ピン96は、第1および第2ピ
ン状アーム126、127の間から離脱しており、耳片122は
第2規制面114と当接し、バンパーアーム128はバンパー
98に係合している。このとき耳部122が第2規制面114に
当接していることから、連結子102はそれ以上反時計方
向には回転できず、また、バンパーアーム128がバンパ
ー98と係合していることから、時計方向にも回転できな
い。これでフィルムカートリッジ28の能動遮光ロック36
を閉位置にロックすることができ、当該フィルムカート
リッジ28の容器30の内部が遮光状態に封止されるのであ
る。しかしながら、扇形部材82は、ローラ部118が連結
子受承部スロット106の第2端にまだ達していないこと
から、ローラ部118が連結子受承部スロット106の第2端
と当接するまで反時計方向へ回転し続ける。
【0030】扇形部材82が完全に反時計方向に回転する
と、即ち、連結子102のローラ部118が扇形部材82
にある連結子受承部スロット106の第2端と当接する、
扇形部材82は閉位置に到達してこれ以上反時計方向に回
転せず、図17に示した閉位置に達する。図16に示した状
態から図17に示した状態となるまでの扇形部材82の回転
は、能動遮光ロック36が閉位置に設定した後に扇形部材
82が続行する回転であり、これで能動遮光ロック36の閉
位置への設定を確実すると共に、能動遮光ロック36が閉
位置に設定された後にフィルム扉60が開けられるように
している。
と、即ち、連結子102のローラ部118が扇形部材82
にある連結子受承部スロット106の第2端と当接する、
扇形部材82は閉位置に到達してこれ以上反時計方向に回
転せず、図17に示した閉位置に達する。図16に示した状
態から図17に示した状態となるまでの扇形部材82の回転
は、能動遮光ロック36が閉位置に設定した後に扇形部材
82が続行する回転であり、これで能動遮光ロック36の閉
位置への設定を確実すると共に、能動遮光ロック36が閉
位置に設定された後にフィルム扉60が開けられるように
している。
【0031】反転部材84はほぼ長円葉形を呈したもの
で、軸134を中心として枢動するようにカメラのフレー
ム14に取り付けられている。扇形部材82の回動軸92と反
転部材84の回動軸134とは互いに隔てていると共に、互
いに、そしてスプール駆動軸心とも平行になっている。
扇形部材82と反転部材84とは、それぞれが対応する軸9
2、134を中心として自由に枢動するように連結部材86に
より連結されている。対応する軸92、134を中心とする
扇形部材82と反転部材84の枢動で連結部材86はほぼ直線
移動するようになっている。扇形部材82と反転部材84と
は、扇形部材82の回動軸92と反転部材84の回動軸134と
を結ぶ仮想線に対して、いずれ側にもほぼ15から25度、
枢動できるようになっていて、両側への枢動で合計約30
から50度,枢動し得る。いずれ側へのこれ以上の枢動
は、扇形部材82と能動遮光ロック36との連携関係で阻止
されている。
で、軸134を中心として枢動するようにカメラのフレー
ム14に取り付けられている。扇形部材82の回動軸92と反
転部材84の回動軸134とは互いに隔てていると共に、互
いに、そしてスプール駆動軸心とも平行になっている。
扇形部材82と反転部材84とは、それぞれが対応する軸9
2、134を中心として自由に枢動するように連結部材86に
より連結されている。対応する軸92、134を中心とする
扇形部材82と反転部材84の枢動で連結部材86はほぼ直線
移動するようになっている。扇形部材82と反転部材84と
は、扇形部材82の回動軸92と反転部材84の回動軸134と
を結ぶ仮想線に対して、いずれ側にもほぼ15から25度、
枢動できるようになっていて、両側への枢動で合計約30
から50度,枢動し得る。いずれ側へのこれ以上の枢動
は、扇形部材82と能動遮光ロック36との連携関係で阻止
されている。
【0032】前述した連結部材86は図示されており、扇
形部材82の回動軸92と反転部材84の回動軸134とから隔
離されている。この連結部材86は、扇形部材82に固定し
た連結ピン136と、反転部材84の鼻部138に形成されてい
るほぼU字形のスロット140とで構成されている。図示
の実施の形態では、鼻部138は反転部材84の残りの部分
と一体形成されている。この鼻部138に形成されている
スロット140は、反転部材84の回動軸134を中心とする径
方向の寸法、即ち、深さが大きくなっていて、ピン136
をその中で遊動させるようになっている。そこで、扇形
部材82と反転部材84とがそれぞれの回動軸92、134を中
心として相対枢動すると、スロット140に係入している
ピン136は回動軸134に対して径方向に移動する。この扇
形部材82と反転部材84とは、付勢バネないし弾性部材88
により互いに離間する方向に付勢されている。図示の実
施の形態では、この付勢バネ88は、スロット140のほぼ
長手軸方向に沿ってピン136を回動軸134から径方向外側
に付勢している。
形部材82の回動軸92と反転部材84の回動軸134とから隔
離されている。この連結部材86は、扇形部材82に固定し
た連結ピン136と、反転部材84の鼻部138に形成されてい
るほぼU字形のスロット140とで構成されている。図示
の実施の形態では、鼻部138は反転部材84の残りの部分
と一体形成されている。この鼻部138に形成されている
スロット140は、反転部材84の回動軸134を中心とする径
方向の寸法、即ち、深さが大きくなっていて、ピン136
をその中で遊動させるようになっている。そこで、扇形
部材82と反転部材84とがそれぞれの回動軸92、134を中
心として相対枢動すると、スロット140に係入している
ピン136は回動軸134に対して径方向に移動する。この扇
形部材82と反転部材84とは、付勢バネないし弾性部材88
により互いに離間する方向に付勢されている。図示の実
施の形態では、この付勢バネ88は、スロット140のほぼ
長手軸方向に沿ってピン136を回動軸134から径方向外側
に付勢している。
【0033】従って、この付勢バネ88の作用により、扇
形部材82と反転部材84とは双安定状態を醸し出すように
なっている。換言すれば、扇形部材82と反転部材84とが
それぞれの回動軸92、134を中心として何れ側(図18から
図29の図面上の左側または右側)にある時は安定状態に
あり、中心位置にあるときは不安定状態になる。図20の
状態では、トグル機構72は左側に回動していて閉位置で
安定しており、他方、図19の状態ではトグル機構72は右
側に回動して開位置で安定している。
形部材82と反転部材84とは双安定状態を醸し出すように
なっている。換言すれば、扇形部材82と反転部材84とが
それぞれの回動軸92、134を中心として何れ側(図18から
図29の図面上の左側または右側)にある時は安定状態に
あり、中心位置にあるときは不安定状態になる。図20の
状態では、トグル機構72は左側に回動していて閉位置で
安定しており、他方、図19の状態ではトグル機構72は右
側に回動して開位置で安定している。
【0034】図示の実施の形態における回転部材74と追
従子76とは、それぞれカムとカム追従子を構成してい
る。しかし、それらと同等の作用をなすものであれば、
それぞれカムとカム追従子でなくてもよい。この回転部
材74はスプール32の駆動部材に固着されていると共に、
外側マージン142と該外側マージン142から内側へと分岐
する喉部144とを備えた、円盤を変形した形状を有して
いる。
従子76とは、それぞれカムとカム追従子を構成してい
る。しかし、それらと同等の作用をなすものであれば、
それぞれカムとカム追従子でなくてもよい。この回転部
材74はスプール32の駆動部材に固着されていると共に、
外側マージン142と該外側マージン142から内側へと分岐
する喉部144とを備えた、円盤を変形した形状を有して
いる。
【0035】追従子76はその長さ方向両側に臨む第1端
146と第2端148とを有し、その中間部を以て、連結子10
2を貫通延在する軸棒150と同心的に当該連結子102に枢
動自在に装着されている。連結子102の軸棒150は他の回
動軸92、134と平行に延在するのが望ましい。追従子76
の第1端146の先端部152は、スプール駆動軸58の半径方
向外側に臨んでいる。この追従子76の第1端146の先端
部152には、回転部材ないしその他の摩擦減少素子を備
えていてもよい。連結子102の軸棒150を中心として追従
子76を回動させると、前記先端部152はスプール駆動軸5
8に対してほぼ半径方向に離間したり、接近するように
なる。この追従子76は付勢部材154によりスプールか移
動軸58へと常時付勢されている。
146と第2端148とを有し、その中間部を以て、連結子10
2を貫通延在する軸棒150と同心的に当該連結子102に枢
動自在に装着されている。連結子102の軸棒150は他の回
動軸92、134と平行に延在するのが望ましい。追従子76
の第1端146の先端部152は、スプール駆動軸58の半径方
向外側に臨んでいる。この追従子76の第1端146の先端
部152には、回転部材ないしその他の摩擦減少素子を備
えていてもよい。連結子102の軸棒150を中心として追従
子76を回動させると、前記先端部152はスプール駆動軸5
8に対してほぼ半径方向に離間したり、接近するように
なる。この追従子76は付勢部材154によりスプールか移
動軸58へと常時付勢されている。
【0036】主案内路78は回転部材74の外側マージン14
2と、該外側マージン142に形成した隙間155に連接する
喉部144の部分とにより形成されている。回転部材74が
第1方向に回転している間は、追従子76の第1端146に
おける先端部152はこの主案内路78にとどまっている。
先端部152は、喉部144に達するまで外側マージン142に
沿って移動し、その後喉部144に飛び込んで、喉部144か
ら外側マージン142へと戻って移動するようになってい
る。この先端部152は、喉部144が外側マージン142から
内側に延在する角度だけ、喉部144を通過して副案内路8
0に入るようになっている。また、この先端部152は、回
転部材74が前記第1方向に回転している限り、無限に主
案内路78に沿って移動する。口述するように、ある状態
では、この先端部152は、回転部材74に追従するが、そ
れとは隔離状態で主案内路78内を移動するようにするこ
ともできる。
2と、該外側マージン142に形成した隙間155に連接する
喉部144の部分とにより形成されている。回転部材74が
第1方向に回転している間は、追従子76の第1端146に
おける先端部152はこの主案内路78にとどまっている。
先端部152は、喉部144に達するまで外側マージン142に
沿って移動し、その後喉部144に飛び込んで、喉部144か
ら外側マージン142へと戻って移動するようになってい
る。この先端部152は、喉部144が外側マージン142から
内側に延在する角度だけ、喉部144を通過して副案内路8
0に入るようになっている。また、この先端部152は、回
転部材74が前記第1方向に回転している限り、無限に主
案内路78に沿って移動する。口述するように、ある状態
では、この先端部152は、回転部材74に追従するが、そ
れとは隔離状態で主案内路78内を移動するようにするこ
ともできる。
【0037】回転部材74が第1方向とは反対方向である
第2方向に回転すると、先端部152は喉部144に達するま
で外側マージン142に沿って移動した後に、付勢部材154
の作用により喉部144に係入し、かくて副案内路80の終
端156に達するまで回転部材74と接触しながら移動す
る。先端部152が副案内路80の終点156に達すると、それ
以上の移動はできず、従って回転部材74の第2方向への
回転は阻止される。フィルム搬送機構のモーター56は、
電気回路(図示せず)が回転部材74の停止を検出して電力
供給を停止することで停止する。
第2方向に回転すると、先端部152は喉部144に達するま
で外側マージン142に沿って移動した後に、付勢部材154
の作用により喉部144に係入し、かくて副案内路80の終
端156に達するまで回転部材74と接触しながら移動す
る。先端部152が副案内路80の終点156に達すると、それ
以上の移動はできず、従って回転部材74の第2方向への
回転は阻止される。フィルム搬送機構のモーター56は、
電気回路(図示せず)が回転部材74の停止を検出して電力
供給を停止することで停止する。
【0038】別の方法として、図25から図30に示すよう
に、モーター停止スイッチ158を設けてもよい。この場
合では、スイッチ158を本体12に装着して、喉部144の一
部をスイッチ158に対して傾斜させる一方で、第1端146
の先端部152が副案内路80に進入したときに追従子76の
枝部160が当該スイッチ158を作動するように構成する。
傾斜角については、スイッチ158の構成ないし種類に応
じて選定すればよい。本発明の好ましい実施の形態で
は、このスイッチ158としては常閉スイッチであって、
スプール駆動部材52が第2方向に駆動されるとモーター
56を作動させる回路(図示せず)に設けられている。図25
から図30までは、このモーター停止スイッチ158の作動
時と非作動時での状態を示している。
に、モーター停止スイッチ158を設けてもよい。この場
合では、スイッチ158を本体12に装着して、喉部144の一
部をスイッチ158に対して傾斜させる一方で、第1端146
の先端部152が副案内路80に進入したときに追従子76の
枝部160が当該スイッチ158を作動するように構成する。
傾斜角については、スイッチ158の構成ないし種類に応
じて選定すればよい。本発明の好ましい実施の形態で
は、このスイッチ158としては常閉スイッチであって、
スプール駆動部材52が第2方向に駆動されるとモーター
56を作動させる回路(図示せず)に設けられている。図25
から図30までは、このモーター停止スイッチ158の作動
時と非作動時での状態を示している。
【0039】先ず図25において、追従子76の第1端146
は副案内路80にあり、トグル機構72は閉位置に、スイッ
チ158は非作動状態にある。そこで、モーター56が回転
部材74を第1方向に回転させ、それに伴って追従子76が
時計方向に枢動すると、図26に示したようにスイッチ15
8が作動させられる。その後は図27図と図28図とに示す
ように回転が続行し、かくて図29に示す状態になると、
フィルム片34がフィルムゲート46を介して送り込まれ
る。巻戻しの場合では、モーター56の回転方向を切り替
えて回転部材74を第2方向に回転させるが、この場合、
追従子76の第1端146は副案内路80に進入して図30に示
すようにスイッチ158を開くことで、モーター56を停止
させる。トグル機構72は開位置にあって、ユーザーがそ
れを閉位置に設定することができる。
は副案内路80にあり、トグル機構72は閉位置に、スイッ
チ158は非作動状態にある。そこで、モーター56が回転
部材74を第1方向に回転させ、それに伴って追従子76が
時計方向に枢動すると、図26に示したようにスイッチ15
8が作動させられる。その後は図27図と図28図とに示す
ように回転が続行し、かくて図29に示す状態になると、
フィルム片34がフィルムゲート46を介して送り込まれ
る。巻戻しの場合では、モーター56の回転方向を切り替
えて回転部材74を第2方向に回転させるが、この場合、
追従子76の第1端146は副案内路80に進入して図30に示
すようにスイッチ158を開くことで、モーター56を停止
させる。トグル機構72は開位置にあって、ユーザーがそ
れを閉位置に設定することができる。
【0040】追従子76の第2端148は、追従子76の枢動
に伴って反転部材84に接近したり、離間する。追従子76
の第1端146が副案内路80にあると、この第2端148は反
転部材84から離間する方向に離れており、トグル機構72
は開位置と閉位置の何れにも覆翻できる状態にある。と
ころが追従子76の第1端子146が主案内路78に来ると、
第2端148がトグル機構72を開位置へと駆動する。図に
示した好ましい実施の形態では、トグル機構72の覆翻動
作は反転部材84に固定してあって、ユーザーがタペット
66をラッチ開放位置へと移動させると追従子76の第2端
148と係合するように位置決めされている係止部材162に
より規制されるようにしている。このトグル機構72は、
移動しないか、または僅かだけ移動して付勢バネ88の作
用により開位置へ戻る。所望によっては、もう一つの係
止部材164を反転部材84に設けて、タペット66の移動を
制限することにより、ユーザーがタペット66を前後動で
きないようにしてもよい。
に伴って反転部材84に接近したり、離間する。追従子76
の第1端146が副案内路80にあると、この第2端148は反
転部材84から離間する方向に離れており、トグル機構72
は開位置と閉位置の何れにも覆翻できる状態にある。と
ころが追従子76の第1端子146が主案内路78に来ると、
第2端148がトグル機構72を開位置へと駆動する。図に
示した好ましい実施の形態では、トグル機構72の覆翻動
作は反転部材84に固定してあって、ユーザーがタペット
66をラッチ開放位置へと移動させると追従子76の第2端
148と係合するように位置決めされている係止部材162に
より規制されるようにしている。このトグル機構72は、
移動しないか、または僅かだけ移動して付勢バネ88の作
用により開位置へ戻る。所望によっては、もう一つの係
止部材164を反転部材84に設けて、タペット66の移動を
制限することにより、ユーザーがタペット66を前後動で
きないようにしてもよい。
【0041】トグル機構72が開位置にあると、扇形部材
82から外方に延在するタブ94がタペット66の移動路67内
に臨んている。従って、このタペット66がラッチ位置か
らラッチ開放位置へ問い揺動すると、トグル機構72は開
位置から閉位置へと覆翻される。このタペット66とトグ
ル機構72とは、タペット66がラッチ開放位置からラッチ
位置へと移動すると、当該タペット66がトグル機構72を
閉位置から開位置へと覆翻するように構成してもよい。
しかし、このようにすることは、タペット66に移動がユ
ーザーにより手動でなされるようにしていること、それ
に、フィルム扉60に対する過剰な力の利用または摩耗な
いし破損でミスアラインメントを惹起すると能動遮光ロ
ック36が不適切に開かれる虞があり、そのためにフィル
ムがだめになることがあるので、望ましくない。
82から外方に延在するタブ94がタペット66の移動路67内
に臨んている。従って、このタペット66がラッチ位置か
らラッチ開放位置へ問い揺動すると、トグル機構72は開
位置から閉位置へと覆翻される。このタペット66とトグ
ル機構72とは、タペット66がラッチ開放位置からラッチ
位置へと移動すると、当該タペット66がトグル機構72を
閉位置から開位置へと覆翻するように構成してもよい。
しかし、このようにすることは、タペット66に移動がユ
ーザーにより手動でなされるようにしていること、それ
に、フィルム扉60に対する過剰な力の利用または摩耗な
いし破損でミスアラインメントを惹起すると能動遮光ロ
ック36が不適切に開かれる虞があり、そのためにフィル
ムがだめになることがあるので、望ましくない。
【0042】図面には、タペット66が、当該タペット66
がラッチ位置からラッチ開放位置へと揺動する時だけ扇
形部材82のタブ94と接触するように位置決めした突起16
6を有する好ましい実施の形態を図示している。この実
施の形態においては、タペット66は閉位置から開位置へ
とトグル機構72を覆翻することはできないが、回転部材
74がそのように覆翻するようになっている。
がラッチ位置からラッチ開放位置へと揺動する時だけ扇
形部材82のタブ94と接触するように位置決めした突起16
6を有する好ましい実施の形態を図示している。この実
施の形態においては、タペット66は閉位置から開位置へ
とトグル機構72を覆翻することはできないが、回転部材
74がそのように覆翻するようになっている。
【0043】反転部材84には回転部材74の方へと外方に
延在するレバー腕168が形成されており、他方、回転部
材74には、当該回転部材74の残部から長手方向に沿って
外方に延在する耳片170が形成されている。この耳片170
は、追従子76の第1端146が副案内路80にあって、トグ
ル機構72が開位置に、また、回転部材74が第1方向には
じめて回転されるときにレバー腕168と接触するように
位置決めされている。従って、耳片170がレバー腕168と
接触すると、トグル機構72は閉位置から開位置へと覆翻
されるのである。
延在するレバー腕168が形成されており、他方、回転部
材74には、当該回転部材74の残部から長手方向に沿って
外方に延在する耳片170が形成されている。この耳片170
は、追従子76の第1端146が副案内路80にあって、トグ
ル機構72が開位置に、また、回転部材74が第1方向には
じめて回転されるときにレバー腕168と接触するように
位置決めされている。従って、耳片170がレバー腕168と
接触すると、トグル機構72は閉位置から開位置へと覆翻
されるのである。
【0044】カメラ本体12にはフィルムセンサー172が
設けられていて、このセンサー172でフィルム片34がカ
ートリッジから外方に延出してフィルム搬送路42に入る
時期を検出するようにしている。フィルム片34がフィル
ム搬送路42に入ったことが検出されると、フィルムセン
サー172が、追従子76が副案内路80に進入するのを阻止
する。図示の実施の形態では、フィルムセンサー172
は、追従子76に固着されて、連結子軸棒150に対して径
方向且つ長手方向に延在する突起として形成されてい
る。
設けられていて、このセンサー172でフィルム片34がカ
ートリッジから外方に延出してフィルム搬送路42に入る
時期を検出するようにしている。フィルム片34がフィル
ム搬送路42に入ったことが検出されると、フィルムセン
サー172が、追従子76が副案内路80に進入するのを阻止
する。図示の実施の形態では、フィルムセンサー172
は、追従子76に固着されて、連結子軸棒150に対して径
方向且つ長手方向に延在する突起として形成されてい
る。
【0045】この突起、即ち、フィルムセンサー172
は、追従子76の第1端146が副案内路80にあると、カー
トリッジが形成するフィルム搬送路42、フィルムゲート
46に臨んでいる。従って、フィルム片34がフィルム搬送
路42に入ると、追従子76がフィルム片34により揺動させ
られ、かくてフィルムセンサー172は付勢部材154の付勢
力にこうしてフィルム搬送路42から離脱する。それと同
時に、フィルムセンサー172がフィルム片34と接触して
いる限り、追従子76の第1端146は主案内路78内に保持
されている。これにより、追従子76の第1端146の先端
部152は、フィルム片34がフィルムゲート46を離れるま
で、副案内路80の方へと喉部144を案内されることにな
る。
は、追従子76の第1端146が副案内路80にあると、カー
トリッジが形成するフィルム搬送路42、フィルムゲート
46に臨んでいる。従って、フィルム片34がフィルム搬送
路42に入ると、追従子76がフィルム片34により揺動させ
られ、かくてフィルムセンサー172は付勢部材154の付勢
力にこうしてフィルム搬送路42から離脱する。それと同
時に、フィルムセンサー172がフィルム片34と接触して
いる限り、追従子76の第1端146は主案内路78内に保持
されている。これにより、追従子76の第1端146の先端
部152は、フィルム片34がフィルムゲート46を離れるま
で、副案内路80の方へと喉部144を案内されることにな
る。
【0046】前述したように、本発明の好ましい実施の
形態では、フィルムセンサー172は、追従子76の第1端1
46が主案内路78内の止まっているが、回転部材74から離
れた方へと枢動しているようにのその寸法形状が定めら
れている。これにより摩擦作用を減少させ、従って摩耗
を減少させているのである。
形態では、フィルムセンサー172は、追従子76の第1端1
46が主案内路78内の止まっているが、回転部材74から離
れた方へと枢動しているようにのその寸法形状が定めら
れている。これにより摩擦作用を減少させ、従って摩耗
を減少させているのである。
【図1】 本発明によるカメラとフィルムカートリッジ
の実施の形態を示す、背面底部からみた斜視図。
の実施の形態を示す、背面底部からみた斜視図。
【図2】 図1のカメラにおいて本発明に関係のない本
体シェルとカメラの構成部品をと除外したカメラの背面
底部からみた斜視図。
体シェルとカメラの構成部品をと除外したカメラの背面
底部からみた斜視図。
【図3】 図2に示したカメラにおいてフィルム扉とフ
ィルムカートリッジとを除外した、頂部側からみたカメ
ラの分解斜視図。
ィルムカートリッジとを除外した、頂部側からみたカメ
ラの分解斜視図。
【図4】 図3のカメラを背面底部からみた分解斜視
図。
図。
【図5】 図1に示したカメラにおいて、フィルム室に
対応するカメラの部分の機構を背面よりみて示す拡大斜
視図。
対応するカメラの部分の機構を背面よりみて示す拡大斜
視図。
【図6】 図5に示した機構を前方底部側から見上げて
示す拡大斜視図。
示す拡大斜視図。
【図7】 図6に示した機構を背面底部側から見上げて
示す拡大斜視図。
示す拡大斜視図。
【図8】 図6に示した機構を前方底部側から見て示す
拡大斜視図。
拡大斜視図。
【図9】 図6に示した機構を前方底部側から見下ろし
て示す拡大斜視図。
て示す拡大斜視図。
【図10】 図2に示したカメラを頂部側から見下ろし
て示す斜視図。
て示す斜視図。
【図11】 本発明を実施したカメラでのフィルムカー
トリッジ室にあるフィルムカートリッジと、フィルム片
を巻き付けるフィルムスプールとの間においてのフィル
ム送り機構とフィルム扉を示す部分斜視図。
トリッジ室にあるフィルムカートリッジと、フィルム片
を巻き付けるフィルムスプールとの間においてのフィル
ム送り機構とフィルム扉を示す部分斜視図。
【図12】 図1に示したカメラにおける扇形部材を示
す拡大上面図。
す拡大上面図。
【図13】 図1に示したカメラにおける連結子の拡大
斜視図。
斜視図。
【図14】 図12の扇形部材が開位置にあるところを示
す拡大上面図。
す拡大上面図。
【図15】 図12の扇形部材が中間位置にあるところを
を示す拡大上面図。
を示す拡大上面図。
【図16】 図12の扇形部材が別の中間位置にあるとこ
ろ示す拡大上面図。
ろ示す拡大上面図。
【図17】 図12の扇形部材が閉位置にあるところを示
す拡大上面図。
す拡大上面図。
【図18】 図1のカメラにおけるトグル機構と回転部
材の関係を示すもので、トグル機構が閉位置にあり、タ
ペットがラッチ位置にあるときの状態を示す概略拡大平
面図。
材の関係を示すもので、トグル機構が閉位置にあり、タ
ペットがラッチ位置にあるときの状態を示す概略拡大平
面図。
【図19】 図1のカメラにおけるトグル機構と回転部
材の関係を示すもので、トグル機構が中間位置にあり、
タペットがラッチ開放位置にあるときの状態を示す概略
拡大平面図。
材の関係を示すもので、トグル機構が中間位置にあり、
タペットがラッチ開放位置にあるときの状態を示す概略
拡大平面図。
【図20】 図1のカメラにおけるトグル機構と回転部
材の関係を示すもので、トグル機構が開位置に覆翻さ
れ、タペットがラッチ開放位置にあるときの状態を示す
概略拡大平面図。
材の関係を示すもので、トグル機構が開位置に覆翻さ
れ、タペットがラッチ開放位置にあるときの状態を示す
概略拡大平面図。
【図21】 図1に示したカメラにおけるトグル機構と
回転部材と追従子の作用関係を示す概略拡大平面図。
回転部材と追従子の作用関係を示す概略拡大平面図。
【図22】 図1に示したカメラにおけるトグル機構と
回転部材と追従子の作用関係を示す概略拡大平面図。
回転部材と追従子の作用関係を示す概略拡大平面図。
【図23】 図1に示したカメラにおけるトグル機構と
回転部材と追従子の作用関係を示す概略拡大平面図。
回転部材と追従子の作用関係を示す概略拡大平面図。
【図24】 図1に示したカメラにおけるトグル機構と
回転部材と追従子の作用関係を示す概略拡大平面図。
回転部材と追従子の作用関係を示す概略拡大平面図。
【図25】 図1に示したカメラにおけるトグル機構と
回転部材と追従子とモーター停止スイッチの作用関係を
示す概略拡大平面図。
回転部材と追従子とモーター停止スイッチの作用関係を
示す概略拡大平面図。
【図26】 図1に示したカメラにおけるトグル機構と
回転部材と追従子とモーター停止スイッチの作用関係を
示す概略拡大平面図。
回転部材と追従子とモーター停止スイッチの作用関係を
示す概略拡大平面図。
【図27】 図1に示したカメラにおけるトグル機構と
回転部材と追従子とモーター停止スイッチの作用関係を
示す概略拡大平面図。
回転部材と追従子とモーター停止スイッチの作用関係を
示す概略拡大平面図。
【図28】 図1に示したカメラにおけるトグル機構と
回転部材と追従子とモーター停止スイッチの作用関係を
示す概略拡大平面図。
回転部材と追従子とモーター停止スイッチの作用関係を
示す概略拡大平面図。
【図29】 図1に示したカメラにおけるトグル機構と
回転部材と追従子とモーター停止スイッチの作用関係を
示す概略拡大平面図。
回転部材と追従子とモーター停止スイッチの作用関係を
示す概略拡大平面図。
【図30】 図1に示したカメラにおけるトグル機構と
回転部材と追従子とモーター停止スイッチの作用関係を
示す概略拡大平面図。
回転部材と追従子とモーター停止スイッチの作用関係を
示す概略拡大平面図。
10・・・・カメラ 12・・・・カメラ本体 14・・・・カメラフレーム 16・・・・シェル 18・・・・露光システム 20・・・・ビューファインダ
ー 22・・・・電池室扉 24・・・・カートリッジ室 26・・・・フィルム巻取り室 28・・・・フィルムカートリ
ッジ 30・・・・容器 32・・・・フィルムスプール 34・・・・フィルム片 36・・・・能動遮光ロック 38・・・・シャンク 40・・・・中間部 42・・・・フィルム搬送路 44・・・・露光窓 46・・・・フィルムゲート 48・・・・フィルム搬送機構 50・・・・ギア群 52・・・・スプール駆動部材 54・・・・スピンドル 56・・・・モーター 58・・・・スプール駆動軸 60・・・・フィルム扉 62・・・・カバーパネル 64・・・・開口 65・・・・バネ 66・・・・タペット 68・・・・留め具 69・・・・節度レバー 70・・・・フィルム扉拘束装置 71・・・・ラッチレバー 72・・・・トグル機構 74・・・・回転部材 76・・・・追従子 78・・・・主案内路 80・・・・副案内路 82・・・・扇形部材 84・・・・反転部材 86・・・・連結部材 88・・・・付勢バネ 90・・・・枢動板 92・・・・回動軸 94・・・・タブ 96・・・・ピン 98・・・・バンパー 100・・・・内表面 102・・・・連結子 104・・・・連結子受承部 106・・・・スロット 108・・・・凹所 110・・・・空洞 112・・・・第1規制面 114・・・・第2規制面 116・・・・先端 118・・・・ローラ部 120・・・・ベアリング部 122・・・・耳片 124・・・・アーム部材 128・・・・バンパーアーム 134・・・・回動軸 138・・・・鼻部 140・・・・スロット 142・・・・外側マージン 144・・・・喉部 150・・・・連結子回動軸 152・・・・先端 154・・・・付勢部材 155・・・・隙間 158・・・・スイッチ 162・・・・係止部材 164・・・・係止部材 166・・・・突起 168・・・・レバー腕 179・・・・耳片 172・・・・フィルムセンサー
ー 22・・・・電池室扉 24・・・・カートリッジ室 26・・・・フィルム巻取り室 28・・・・フィルムカートリ
ッジ 30・・・・容器 32・・・・フィルムスプール 34・・・・フィルム片 36・・・・能動遮光ロック 38・・・・シャンク 40・・・・中間部 42・・・・フィルム搬送路 44・・・・露光窓 46・・・・フィルムゲート 48・・・・フィルム搬送機構 50・・・・ギア群 52・・・・スプール駆動部材 54・・・・スピンドル 56・・・・モーター 58・・・・スプール駆動軸 60・・・・フィルム扉 62・・・・カバーパネル 64・・・・開口 65・・・・バネ 66・・・・タペット 68・・・・留め具 69・・・・節度レバー 70・・・・フィルム扉拘束装置 71・・・・ラッチレバー 72・・・・トグル機構 74・・・・回転部材 76・・・・追従子 78・・・・主案内路 80・・・・副案内路 82・・・・扇形部材 84・・・・反転部材 86・・・・連結部材 88・・・・付勢バネ 90・・・・枢動板 92・・・・回動軸 94・・・・タブ 96・・・・ピン 98・・・・バンパー 100・・・・内表面 102・・・・連結子 104・・・・連結子受承部 106・・・・スロット 108・・・・凹所 110・・・・空洞 112・・・・第1規制面 114・・・・第2規制面 116・・・・先端 118・・・・ローラ部 120・・・・ベアリング部 122・・・・耳片 124・・・・アーム部材 128・・・・バンパーアーム 134・・・・回動軸 138・・・・鼻部 140・・・・スロット 142・・・・外側マージン 144・・・・喉部 150・・・・連結子回動軸 152・・・・先端 154・・・・付勢部材 155・・・・隙間 158・・・・スイッチ 162・・・・係止部材 164・・・・係止部材 166・・・・突起 168・・・・レバー腕 179・・・・耳片 172・・・・フィルムセンサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・エル・クーン・ジュニア アメリカ合衆国14523ニューヨーク州ラッ シュ、ストーニーブルック・ロード27番 (72)発明者 マイケル・エル・ワート アメリカ合衆国14414ニューヨーク州エイ ボン、ブロンソン・ヒル・ロード2898番
Claims (4)
- 【請求項1】 ラッチ位置とラッチ開放位置との間を移
動自在なタペットを有するフィルム扉と、長尺フィルム
片が収納され、開位置と閉位置との間を移動自在な能動
遮光ロックを有するフィルムカートリッジと、該カート
リッジのスプールを回転させるべく第1および第2方向
に移動自在なスプール駆動部材と共に利用するフィルム
扉拘束装置であって、 前記能動遮光ロックと連動し、該能動遮光ロックが開く
開位置と前記能動遮光ロックが閉じる閉位置との間を覆
翻自在にして、前記開位置にあって前記タペットがラッ
チ位置からラッチ開放位置へと移動すると前記タペット
により覆翻されるトグル機構と、 前記スプール駆動部材と共に回転するように前記スプー
ル駆動部材に連結され、主案内路と副案内路とを有する
回転部材と、 第1および第2端を有し、第1端は前記回転時に前記案
内路に沿って移動するようになっており、また、前記第
2端は、前記第1端が前記主案内路にあると前記トグル
機構を前記開位置に覆翻するようになっているが、前記
第1端が前記副案内路に臨むと前記トグル機構を覆翻で
きる状態にする追従子とからなるフィルム扉拘束装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のものであって、 前記第1端は、当該第1端が前記主案内路に沿って移動
し、前記回転が前記第1方向である場合に前記副案内路
から離脱し、また、前記回転が前記第2方向に行われて
いると前記主案内路から通路へと付勢されるようになっ
ており、 前記トグル機構は関節運動自在にして、 前記追従子は、前記第1端が前記副案内路に臨むと前記
開位置と閉位置との間で前記トグル機構を覆翻するよう
になっており、 前記回転部材には耳片が、また、前記トグル機構にはレ
バー腕が設けられており、前記耳片は、前記トグル機構
が閉位置にあり、前記回転部材が前記第1方向に回転し
ていると、前記レバー腕と接触すると共に、前記トグル
機構を閉位置から開位置へ覆翻させるように配置されて
おり、 前記トグル機構は、当該トグル機構が開位置にあって、
前記タペットが前記ラッチ位置から前記ラッチ開放位置
へと移動させられる時のみ、前記タペットにより覆翻さ
れるようになっており、 前記フィルムカートリッジは前記フィルム片のための進
入路を形成しており、前記第2端には突起があって、前
記追従子が、前記突起はフィルム搬送路に臨み、前記第
1端が前記副案内路に臨むロック解放方向に付勢されて
いると共に、前記突起は前記フィルム片により前記フィ
ルム搬送路から移動させられると、前記追従子を、前記
第1端が前記主案内路に臨むロック方向に仕向けるよう
になっていることよりなるフィルム扉拘束装置。 - 【請求項3】 長尺フィルム片が収納され、開位置と閉
位置との間を移動自在な能動遮光ロックを有するフィル
ムカートリッジを利用するカメラであって、 フィルムカートリッジ室を有するカメラ本体と、 前記カートリッジ室と機能的連携するように前記カメラ
本体に装着してあって、カートリッジ内のスプールを回
転させるべく第1および第2方向に駆動自在なスプール
駆動部材と、 前記カートリッジ室を開閉するものであって、ラッチ位
置とラッチ開放位置との間を移動自在なタペットを備え
た扉と、 前記能動遮光ロックと連動し、該能動遮光ロックが開く
開位置と前記能動遮光ロックが閉じる閉位置との間を覆
翻自在にして、前記開位置にあって前記タペットがラッ
チ位置からラッチ開放位置へと移動すると前記タペット
により覆翻されるトグル機構と、 前記スプール駆動部材と共に回転するように前記スプー
ル駆動部材に連結され、主案内路と副案内路とを有する
回転部材と、 第1および第2端を有し、第1端は前記回転時に前記案
内路に沿って移動するようになっており、また、前記第
2端は、前記第1端が前記主案内路にあると前記トグル
機構を前記開位置に覆翻するが、前記第1端が前記副案
内路に臨むと前記トグル機構を覆翻できる状態にする追
従子とからなるカメラ。 - 【請求項4】 請求項3に記載のものであって、 前記トグル機構は関節運動自在であると共に、扇形部材
回動軸を中心として前記カメラ本体に対して枢動自在な
扇形部材と、反転部材回動軸を中心として前記カメラ本
体に対して枢動自在な反転部材と、前記回動軸から隔離
されていて、前記扇形部材と前記反転部材とを連結する
連結部材とからなり、 前記連結部材は、前記扇形部材と前記反転部材の何れか
一方に連結したピンと、他方に連結した鼻部とからな
り、前記鼻部には前記ピンを遊動自在に支承するスロッ
トが形成されており、 前記扇形部材は前記能動遮光ロックと連動しており、 前記回転部材はカムであり、また、前記副案内路は一端
が終端していて、前記主案内路から延在しており、 前記追従子は枢動自在にして、前記第1端が前記回転部
材の方へと付勢されており、 前記カメラ本体の外表面には、ラッチ位置とラッチ開放
位置との間を移動する前記タペットと共に移動自在な留
め具が設けられ、 前記カメラ本体にはフィルム搬送路が形成されていて、
該フィルム搬送路におけるフィルム片の有無を検出する
フィルムセンサーが設けられており、前記フィルムセン
サーは、フィルム搬送路にフィルム片があると検出する
と、前記追従子が前記副案内路に沿って移動するのを阻
止するようになっており、 前記フィルムセンサーには前記追従子と連結した突起が
形成されており、前記突起は前記追従子が前記副案内路
に臨んでいると前記フィルム搬送路に臨んでいるが、こ
の突起が前記フィルム搬送路から離脱すると前記第1端
が前記副案内路から隔離するようになっており、 前記追従子は前記フィルム片が前記突起と接触すると前
記回転部材から離間するようになっており、 前記回転部材には耳片が、また、前記トグル機構にはレ
バー腕が設けられており、前記耳片は、前記トグル機構
が閉位置にあり、前記回転部材が前記第1方向に回転し
ていると、前記レバー腕と接触すると共に、前記トグル
機構を閉位置から開位置へ覆翻させるように配置されて
おり、 また、前記カメラ本体には常閉スイッチが装着されてお
り、前記追従子の前記第1端が前記副案内路へと移動す
るときに前記スイッチを作動させるタブが前記追従子に
設けられており、 前記スプール駆動部材を駆動するモーターと、前記常閉
スイッチが前記モーターを前記第2方向へ回転させる回
路に設けられてなるカメラ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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US08/994,860 US5907734A (en) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | Active light lock coupled restraint and camera |
US08/994860 | 1997-12-19 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11231388A true JPH11231388A (ja) | 1999-08-27 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10329625A Pending JPH11231388A (ja) | 1997-12-19 | 1998-11-19 | フィルム扉拘束装置とそれを備えたカメラ |
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-
1998
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- 1998-12-07 EP EP98204148A patent/EP0924555A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
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