JPH11224945A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH11224945A JPH11224945A JP10024907A JP2490798A JPH11224945A JP H11224945 A JPH11224945 A JP H11224945A JP 10024907 A JP10024907 A JP 10024907A JP 2490798 A JP2490798 A JP 2490798A JP H11224945 A JPH11224945 A JP H11224945A
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Links
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Landscapes
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い耐圧と高い動作速度とを兼備する半導体
装置を提供する。 【解決手段】 同導電型のソース領域13およびドレイ
ン領域14が形成された半導体基板の表面に、一部(図
中16に相当する部分)が他の部分よりも厚膜に形成さ
れた酸化膜16、17を介してゲート電極18が形成さ
れており、ソース領域とドレイン領域との間のドレイン
領域に接する領域に、ドレイン領域よりも不純物濃度の
低い前記導電型の拡散層15a、15bが形成されてお
り、酸化膜の拡散層とゲート電極との間に介在する部分
が厚膜の部分を含み、拡散層が、不純物濃度の異なる2
以上の領域を有する半導体装置とした。
装置を提供する。 【解決手段】 同導電型のソース領域13およびドレイ
ン領域14が形成された半導体基板の表面に、一部(図
中16に相当する部分)が他の部分よりも厚膜に形成さ
れた酸化膜16、17を介してゲート電極18が形成さ
れており、ソース領域とドレイン領域との間のドレイン
領域に接する領域に、ドレイン領域よりも不純物濃度の
低い前記導電型の拡散層15a、15bが形成されてお
り、酸化膜の拡散層とゲート電極との間に介在する部分
が厚膜の部分を含み、拡散層が、不純物濃度の異なる2
以上の領域を有する半導体装置とした。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、高耐圧MOS(me
tal oxide semiconductor)トランジスタとして使用さ
れる半導体装置に関するものである。
tal oxide semiconductor)トランジスタとして使用さ
れる半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】MOSトランジスタは、半導体基板表面
に絶縁膜を介してゲート電極を形成し、このゲート電極
に電圧を印加することにより半導体表面にチャンネルを
誘発させるものである。従来から、このMOSトランジ
スタの耐圧を向上させる様々な工夫がなされている。そ
のような工夫の一つとして、耐圧低下の原因の一つであ
るドレイン領域の表面近傍での電界集中を低減するた
め、ドレイン領域に隣接した領域に、ドレイン領域より
も低濃度の不純物拡散層を設けることが提案されてい
る。この従来のMOSトランジスタの構造を、p型基板
を使用したnチャンネルトランジスタを例に、図17の
断面図を用いて説明する。p型半導体基板51の一主面
に沿ってp型ウェル52が形成されており、このp型ウ
ェル52内にはn型不純物を拡散させることによってソ
ース領域53とドレイン領域54が形成されている。更
に、ウェル52には、ドレイン領域54に隣接する領域
にn型の拡散層55が形成されている。このようにソー
ス領域、ドレイン領域、拡散層などが形成された基板表
面に、酸化膜56、57を介してゲート電極58が形成
され、MOSトランジスタが構成されている。このよう
な半導体装置においては、ドレイン電圧印加時に生じる
電界集中を、拡散層55の空乏化によって緩和すること
ができる。
に絶縁膜を介してゲート電極を形成し、このゲート電極
に電圧を印加することにより半導体表面にチャンネルを
誘発させるものである。従来から、このMOSトランジ
スタの耐圧を向上させる様々な工夫がなされている。そ
のような工夫の一つとして、耐圧低下の原因の一つであ
るドレイン領域の表面近傍での電界集中を低減するた
め、ドレイン領域に隣接した領域に、ドレイン領域より
も低濃度の不純物拡散層を設けることが提案されてい
る。この従来のMOSトランジスタの構造を、p型基板
を使用したnチャンネルトランジスタを例に、図17の
断面図を用いて説明する。p型半導体基板51の一主面
に沿ってp型ウェル52が形成されており、このp型ウ
ェル52内にはn型不純物を拡散させることによってソ
ース領域53とドレイン領域54が形成されている。更
に、ウェル52には、ドレイン領域54に隣接する領域
にn型の拡散層55が形成されている。このようにソー
ス領域、ドレイン領域、拡散層などが形成された基板表
面に、酸化膜56、57を介してゲート電極58が形成
され、MOSトランジスタが構成されている。このよう
な半導体装置においては、ドレイン電圧印加時に生じる
電界集中を、拡散層55の空乏化によって緩和すること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】MOSトランジスタに
おいては、チャンネル領域が拡散層55表面に形成され
るため、チャンネルのオン抵抗は拡散層55部分の抵抗
によって決まる。上記のような従来のMOSトランジス
タにおいては、一般に、拡散層55の長さを大きくする
ほど、また拡散層55の不純物濃度を低くするほど、高
耐圧を達成することができる。しかし、拡散層の長さの
増大や不純物濃度の低下は、拡散層の抵抗の増大、ひい
てはチャンネルのオン抵抗の増大を招いてトランジスタ
の動作速度を低下させる傾向があるため、高耐圧と高速
動作とを両立させることは困難であった。
おいては、チャンネル領域が拡散層55表面に形成され
るため、チャンネルのオン抵抗は拡散層55部分の抵抗
によって決まる。上記のような従来のMOSトランジス
タにおいては、一般に、拡散層55の長さを大きくする
ほど、また拡散層55の不純物濃度を低くするほど、高
耐圧を達成することができる。しかし、拡散層の長さの
増大や不純物濃度の低下は、拡散層の抵抗の増大、ひい
てはチャンネルのオン抵抗の増大を招いてトランジスタ
の動作速度を低下させる傾向があるため、高耐圧と高速
動作とを両立させることは困難であった。
【0004】本発明は、高耐圧であり、且つ、動作速度
の速い半導体装置を提供することを目的とする。
の速い半導体装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の半導体装置は、同導電型のソース領域とド
レイン領域とが形成された半導体基板の表面に、一部が
他の部分よりも厚膜に形成された酸化膜を介してゲート
電極が形成されており、前記ソース領域と前記ドレイン
領域との間の前記ドレイン領域に接する領域に、前記ド
レイン領域よりも不純物濃度の低い前記導電型の拡散層
が形成されており、前記酸化膜の前記拡散層と前記ゲー
ト電極との間に介在する部分が厚膜の部分を含み、前記
拡散層が不純物濃度の異なる2以上の領域を有すること
を特徴とする。また、前記半導体装置においては、前記
拡散層が、前記ソース領域側の端部を含む領域と、この
領域よりも不純物濃度の高い領域とを有することが好ま
しい。
め、本発明の半導体装置は、同導電型のソース領域とド
レイン領域とが形成された半導体基板の表面に、一部が
他の部分よりも厚膜に形成された酸化膜を介してゲート
電極が形成されており、前記ソース領域と前記ドレイン
領域との間の前記ドレイン領域に接する領域に、前記ド
レイン領域よりも不純物濃度の低い前記導電型の拡散層
が形成されており、前記酸化膜の前記拡散層と前記ゲー
ト電極との間に介在する部分が厚膜の部分を含み、前記
拡散層が不純物濃度の異なる2以上の領域を有すること
を特徴とする。また、前記半導体装置においては、前記
拡散層が、前記ソース領域側の端部を含む領域と、この
領域よりも不純物濃度の高い領域とを有することが好ま
しい。
【0006】このような構成にしたことにより、拡散層
において、不純物濃度の低い領域を形成することによっ
て高耐圧特性を確保しながら、その他の領域の不純物濃
度を比較的高く調整することによりチャンネルのオン抵
抗の低減を図ることができるため、高耐圧と高速動作と
を兼備した半導体装置とすることができる。
において、不純物濃度の低い領域を形成することによっ
て高耐圧特性を確保しながら、その他の領域の不純物濃
度を比較的高く調整することによりチャンネルのオン抵
抗の低減を図ることができるため、高耐圧と高速動作と
を兼備した半導体装置とすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1〜図4
は、本発明の半導体装置の構造の例を示す断面図であ
る。半導体基板11に形成されたp型ウェル12に、n
型のソース領域13およびドレイン領域14が形成され
ている。通常、ウェルの表面不純物濃度は1015〜10
16cm -3程度、拡散深さは3〜20μm程度であり、ソ
ース領域およびドレイン領域の表面不純物濃度は1019
〜1020cm-3程度、拡散深さは0.2〜1.5μm程
度である。
は、本発明の半導体装置の構造の例を示す断面図であ
る。半導体基板11に形成されたp型ウェル12に、n
型のソース領域13およびドレイン領域14が形成され
ている。通常、ウェルの表面不純物濃度は1015〜10
16cm -3程度、拡散深さは3〜20μm程度であり、ソ
ース領域およびドレイン領域の表面不純物濃度は1019
〜1020cm-3程度、拡散深さは0.2〜1.5μm程
度である。
【0008】このドレイン領域14および基板11表面
に接する領域に、ドレイン領域よりも不純物濃度の低い
n型拡散層15が形成されており、この拡散層15は不
純物濃度の異なる2以上の領域、好ましくは2〜3程度
の領域で構成される。これらの領域のうち、ソース領域
側の端部を含む領域の不純物濃度は、耐圧の向上のため
比較的低く、好ましくは表面濃度1016〜1017cm-3
程度に調整される。これに対して他の領域の不純物濃度
は、チャンネルのオン抵抗の低減を図るため、ドレイン
領域の不純物濃度よりも低い範囲内で、できるだけ高濃
度であることが好ましい。拡散層は、例えば、図1(不
純物濃度15a>15b)や図2(不純物濃度15a>
15b>15c)に示すように、不純物濃度がドレイン
領域側からソース領域側に向かう方向(拡散層の長さ方
向)に段階的または連続的に低下するように形成され
る。また、チャンネルは基板表面に形成されるため、図
3に示すように、ドレイン領域近傍に形成される高不純
物濃度領域15aが、基板の浅い領域にのみ存在するよ
うな形態であっても、図1に示す例と同様の効果を得る
ことができる。また、図4に示すように拡散層をソース
領域側にも形成し、左右対称な構造を有する半導体装置
としてもよい。なお、拡散層の長さは2〜6μm程度、
拡散深さは0.3〜2μm程度が適当である。
に接する領域に、ドレイン領域よりも不純物濃度の低い
n型拡散層15が形成されており、この拡散層15は不
純物濃度の異なる2以上の領域、好ましくは2〜3程度
の領域で構成される。これらの領域のうち、ソース領域
側の端部を含む領域の不純物濃度は、耐圧の向上のため
比較的低く、好ましくは表面濃度1016〜1017cm-3
程度に調整される。これに対して他の領域の不純物濃度
は、チャンネルのオン抵抗の低減を図るため、ドレイン
領域の不純物濃度よりも低い範囲内で、できるだけ高濃
度であることが好ましい。拡散層は、例えば、図1(不
純物濃度15a>15b)や図2(不純物濃度15a>
15b>15c)に示すように、不純物濃度がドレイン
領域側からソース領域側に向かう方向(拡散層の長さ方
向)に段階的または連続的に低下するように形成され
る。また、チャンネルは基板表面に形成されるため、図
3に示すように、ドレイン領域近傍に形成される高不純
物濃度領域15aが、基板の浅い領域にのみ存在するよ
うな形態であっても、図1に示す例と同様の効果を得る
ことができる。また、図4に示すように拡散層をソース
領域側にも形成し、左右対称な構造を有する半導体装置
としてもよい。なお、拡散層の長さは2〜6μm程度、
拡散深さは0.3〜2μm程度が適当である。
【0009】更に、上記のようにソース領域13、ドレ
イン領域14、拡散層15などが形成された基板11表
面に酸化膜16、17を介してゲート電極18が形成さ
れ、半導体装置が構成される。耐圧低下の原因の一つで
あるドレイン領域表面近傍での電界集中は、ドレイン領
域の近傍にゲート電極が存在することにより生じるもの
である。よって、ドレイン領域とゲート電極とを十分に
絶縁して耐圧向上を確実に図るため、ゲート電極下に形
成される酸化膜のうち、ドレイン領域および拡散層の少
なくとも一部の上方にあたる部分の膜厚を大きく、好ま
しくは500〜800nmとする。また、ゲート電極を
ドレイン領域および拡散層の上方を避けて形成すること
によっても、ゲート電極とドレイン領域との間を十分に
絶縁することができる。
イン領域14、拡散層15などが形成された基板11表
面に酸化膜16、17を介してゲート電極18が形成さ
れ、半導体装置が構成される。耐圧低下の原因の一つで
あるドレイン領域表面近傍での電界集中は、ドレイン領
域の近傍にゲート電極が存在することにより生じるもの
である。よって、ドレイン領域とゲート電極とを十分に
絶縁して耐圧向上を確実に図るため、ゲート電極下に形
成される酸化膜のうち、ドレイン領域および拡散層の少
なくとも一部の上方にあたる部分の膜厚を大きく、好ま
しくは500〜800nmとする。また、ゲート電極を
ドレイン領域および拡散層の上方を避けて形成すること
によっても、ゲート電極とドレイン領域との間を十分に
絶縁することができる。
【0010】図5〜図9は、図1に示す半導体装置の製
造方法の一例を説明する工程図である。以下、これらの
図面を用いて、本発明の半導体装置の製造方法について
説明する。
造方法の一例を説明する工程図である。以下、これらの
図面を用いて、本発明の半導体装置の製造方法について
説明する。
【0011】まず、p型またはn型のシリコン基板11
に、ホウ素などのp型不純物をイオン注入してp型ウェ
ル12を形成する。このウェル12表面に、熱酸化によ
り膜厚30nm程度の酸化膜30を成長させ、更に、減
圧CVDにより膜厚120nm程度のシリコン窒化膜3
1を成長させる。このシリコン窒化膜31をドライエッ
チングによりパターン形成し、後の酸化工程(図8に示
す工程)で厚膜の酸化膜を形成したい部分の窒化膜を除
去する(図5)。
に、ホウ素などのp型不純物をイオン注入してp型ウェ
ル12を形成する。このウェル12表面に、熱酸化によ
り膜厚30nm程度の酸化膜30を成長させ、更に、減
圧CVDにより膜厚120nm程度のシリコン窒化膜3
1を成長させる。このシリコン窒化膜31をドライエッ
チングによりパターン形成し、後の酸化工程(図8に示
す工程)で厚膜の酸化膜を形成したい部分の窒化膜を除
去する(図5)。
【0012】不純物のイオン注入によりn型拡散層(図
1の15aおよび15b)を形成する(図6および図
7)。このイオン注入を多段階に分割して行うことによ
って、拡散層に不純物濃度の異なる複数の領域を形成す
る。
1の15aおよび15b)を形成する(図6および図
7)。このイオン注入を多段階に分割して行うことによ
って、拡散層に不純物濃度の異なる複数の領域を形成す
る。
【0013】まず、拡散層における高濃度領域(図1の
15a)となる部分のみに不純物イオンが注入されるよ
うにレジスト32aをパターン形成した後、n型不純物
イオンを注入する(図6)。この第1のイオン注入は、
例えば、リンイオンを用いて、加速電圧を50keV、
ドーズ量を5×1012cm-2程度として行う。次に、レ
ジスト32aを除去し、拡散層を形成する領域の全域
(図1の15aおよび15b)にn型不純物イオンを注
入する(図7)。この第2のイオン注入は、例えば、リ
ンイオンを用いて、加速電圧を50keV、ドーズ量を
2×1012cm-2程度として行う。なお、第1のイオン
注入と第2のイオン注入を行う順序は、特に限定するも
のではない。
15a)となる部分のみに不純物イオンが注入されるよ
うにレジスト32aをパターン形成した後、n型不純物
イオンを注入する(図6)。この第1のイオン注入は、
例えば、リンイオンを用いて、加速電圧を50keV、
ドーズ量を5×1012cm-2程度として行う。次に、レ
ジスト32aを除去し、拡散層を形成する領域の全域
(図1の15aおよび15b)にn型不純物イオンを注
入する(図7)。この第2のイオン注入は、例えば、リ
ンイオンを用いて、加速電圧を50keV、ドーズ量を
2×1012cm-2程度として行う。なお、第1のイオン
注入と第2のイオン注入を行う順序は、特に限定するも
のではない。
【0014】また、n型拡散層の別の形成方法として、
低濃度領域(図1の15b)となる部分のみにp型不純
物をイオン注入する工程と、拡散層形成領域の全域にn
型不純物をイオン注入する工程とを行う方法が挙げられ
る。この場合、部分的に注入されるp型不純物濃度は、
全域に注入されるn型不純物濃度よりも低くする必要が
あり、例えば、p型不純物のイオン注入を加速電圧を5
0keV、ドーズ量を3×1012cm-2として行い、n
型不純物のイオン注入を加速電圧を50keV、ドーズ
量を6×1012cm-2として行う。また、上記の両工程
を行う順序は特に限定するものではないが、p型不純物
の注入を先に、n型不純物の注入を後に行うことが、拡
散層表面付近の不純物分布の安定性に優れるため好まし
い。
低濃度領域(図1の15b)となる部分のみにp型不純
物をイオン注入する工程と、拡散層形成領域の全域にn
型不純物をイオン注入する工程とを行う方法が挙げられ
る。この場合、部分的に注入されるp型不純物濃度は、
全域に注入されるn型不純物濃度よりも低くする必要が
あり、例えば、p型不純物のイオン注入を加速電圧を5
0keV、ドーズ量を3×1012cm-2として行い、n
型不純物のイオン注入を加速電圧を50keV、ドーズ
量を6×1012cm-2として行う。また、上記の両工程
を行う順序は特に限定するものではないが、p型不純物
の注入を先に、n型不純物の注入を後に行うことが、拡
散層表面付近の不純物分布の安定性に優れるため好まし
い。
【0015】上記のような2段階のイオン注入によっ
て、互いに不純物濃度の異なる2つの領域からなる拡散
層が形成される。また、拡散層を更に多数の領域で構成
する場合は、上記と同様のレジスト形成工程とイオン注
入工程とを必要な回数だけ繰り返せばよい。
て、互いに不純物濃度の異なる2つの領域からなる拡散
層が形成される。また、拡散層を更に多数の領域で構成
する場合は、上記と同様のレジスト形成工程とイオン注
入工程とを必要な回数だけ繰り返せばよい。
【0016】拡散層へのすべてのイオン注入が終了した
後、熱酸化によって酸化膜の厚膜部16を形成する。こ
のとき、先に形成したシリコン窒化膜31がマスクとな
るため拡散層の上方のみを酸化することができる。酸化
膜の厚膜部16の厚さは、500〜800nm程度が適
当である。熱酸化の後、シリコン窒化膜31を除去する
(図8)。
後、熱酸化によって酸化膜の厚膜部16を形成する。こ
のとき、先に形成したシリコン窒化膜31がマスクとな
るため拡散層の上方のみを酸化することができる。酸化
膜の厚膜部16の厚さは、500〜800nm程度が適
当である。熱酸化の後、シリコン窒化膜31を除去する
(図8)。
【0017】ゲート酸化膜17となる部分を残して酸化
膜30を除去し、このゲート酸化膜17上に、例えばC
VD法によって堆積した多結晶シリコンをパターニング
してゲート電極18を形成する。ゲート電極は、その平
面形状が棒状であってもリング状であってもよい。更
に、n型不純物のイオンを注入してソース領域13およ
びドレイン領域14を形成する(図9)。このイオン注
入は、例えば、加速電圧50keV、ドーズ量5×10
15cm-2で行う。その他、パッシベーション膜や金属配
線などの必要部材を形成して、本発明の半導体装置が製
造される。
膜30を除去し、このゲート酸化膜17上に、例えばC
VD法によって堆積した多結晶シリコンをパターニング
してゲート電極18を形成する。ゲート電極は、その平
面形状が棒状であってもリング状であってもよい。更
に、n型不純物のイオンを注入してソース領域13およ
びドレイン領域14を形成する(図9)。このイオン注
入は、例えば、加速電圧50keV、ドーズ量5×10
15cm-2で行う。その他、パッシベーション膜や金属配
線などの必要部材を形成して、本発明の半導体装置が製
造される。
【0018】上記のような本発明の半導体装置の特性
を、同等サイズの従来の半導体装置(図17に示す構造
を有する半導体装置)と比較すると、耐圧を同等とした
場合チャンネルのオン抵抗は約30%低く、チャンネル
のオン抵抗を同等とした場合耐圧は約20%高かった。
このように、本発明の半導体装置は、高耐圧特性を維持
しながら、チャンネルのオン抵抗を低下させることがで
きる。
を、同等サイズの従来の半導体装置(図17に示す構造
を有する半導体装置)と比較すると、耐圧を同等とした
場合チャンネルのオン抵抗は約30%低く、チャンネル
のオン抵抗を同等とした場合耐圧は約20%高かった。
このように、本発明の半導体装置は、高耐圧特性を維持
しながら、チャンネルのオン抵抗を低下させることがで
きる。
【0019】なお、この実施形態ではnチャンネルトラ
ンジスタについて説明しているが、ウェルをn型、ソー
ス領域、ドレイン領域および拡散層をp型とすれば、p
チャンネルトランジスタとすることができる。
ンジスタについて説明しているが、ウェルをn型、ソー
ス領域、ドレイン領域および拡散層をp型とすれば、p
チャンネルトランジスタとすることができる。
【0020】(第2の実施の形態)本発明の半導体装置
の構造は、CMOS(complementary MOS)トランジス
タに応用することもできる。図10は、このようなCM
OSトランジスタの構造の一例を示す断面図であり、左
側がnチャンネル領域、右側がpチャンネル領域であ
る。図10に示すように、このCMOSトランジスタ
は、同一基板内に形成されたn型ウェルとp型ウェル
に、pチャンネルMOSトランジスタ(pMOS)とn
チャンネルMOSトランジスタ(nMOS)が各々形成
されており、このpMOSおよびnMOSは各々第1の
実施形態で説明したものと同様の構造を有する。また、
その製造方法については、第1の実施形態で説明したも
のと同様の製造プロセスを、両チャンネル領域において
各々適用すればよい。
の構造は、CMOS(complementary MOS)トランジス
タに応用することもできる。図10は、このようなCM
OSトランジスタの構造の一例を示す断面図であり、左
側がnチャンネル領域、右側がpチャンネル領域であ
る。図10に示すように、このCMOSトランジスタ
は、同一基板内に形成されたn型ウェルとp型ウェル
に、pチャンネルMOSトランジスタ(pMOS)とn
チャンネルMOSトランジスタ(nMOS)が各々形成
されており、このpMOSおよびnMOSは各々第1の
実施形態で説明したものと同様の構造を有する。また、
その製造方法については、第1の実施形態で説明したも
のと同様の製造プロセスを、両チャンネル領域において
各々適用すればよい。
【0021】図11〜図16は、図10に示すCMOS
トランジスタの製造方法の好ましい一例を説明する工程
図である。なお、図11〜図16においては、両チャン
ネル領域のトランジスタ部のみを示している。
トランジスタの製造方法の好ましい一例を説明する工程
図である。なお、図11〜図16においては、両チャン
ネル領域のトランジスタ部のみを示している。
【0022】まず、p型またはn型のシリコン基板11
1の所定の領域(nチャンネル領域となる部分)に、ホ
ウ素などのp型不純物をイオン注入してp型ウェル11
2を形成する。また、基板111の他の所定の領域(p
チャンネル領域となる部分)には、リンやヒ素などのn
型不純物をイオン注入し、n型ウェル122を形成す
る。このウェル112、122表面に、熱酸化により膜
厚30nm程度の酸化膜130を成長させ、更に、減圧
CVDにより膜厚120nm程度のシリコン窒化膜13
1を成長させる。このシリコン窒化膜131をドライエ
ッチングによりパターン形成し、後の酸化工程(図15
に示す工程)で厚膜の酸化膜を形成したい部分の窒化膜
を除去する(図11)。
1の所定の領域(nチャンネル領域となる部分)に、ホ
ウ素などのp型不純物をイオン注入してp型ウェル11
2を形成する。また、基板111の他の所定の領域(p
チャンネル領域となる部分)には、リンやヒ素などのn
型不純物をイオン注入し、n型ウェル122を形成す
る。このウェル112、122表面に、熱酸化により膜
厚30nm程度の酸化膜130を成長させ、更に、減圧
CVDにより膜厚120nm程度のシリコン窒化膜13
1を成長させる。このシリコン窒化膜131をドライエ
ッチングによりパターン形成し、後の酸化工程(図15
に示す工程)で厚膜の酸化膜を形成したい部分の窒化膜
を除去する(図11)。
【0023】不純物イオン注入により、nチャンネル部
にはn型拡散層(図10の115aおおよび115b)
を、pチャンネル部にはp型拡散層(図10の125a
および125b)を各々形成する。まず、n型拡散層に
おける低濃度領域(図10の115b)となる部分と、
p型拡散層における高濃度領域(図10の125a)と
に不純物イオンが注入されるように、レジスト132a
をパターン形成した後、p型不純物イオンを注入する
(図12)。この第1のイオン注入は、例えば、ホウ素
イオンを用いて加速電圧を50keV、ドーズ量を3×
1012cm-2程度として行う。次に、レジスト132a
を除去した後、不純物が、p型拡散層の形成領域の全域
(図10の125aおよび125b)に注入され、且
つ、n型拡散層の形成領域には注入されないように、レ
ジスト132bをパターン形成した後、2回目のp型不
純物イオンの注入を行う(図13)。この第2のイオン
注入は、例えば、ホウ素イオンを用いて加速電圧を50
keV、ドーズ量を5×1012cm-2程度として行う。
更に、レジスト132bを除去した後、不純物が、n型
拡散層の形成領域の全域(図10の115aおよび11
5b)に注入され、且つ、p型拡散層の形成領域には注
入されないように、レジスト132cをパターン形成し
た後に、n型不純物イオンの注入を行う(図15)。こ
の第3のイオン注入で注入するn型不純物イオンの量
は、第1のp型不純物イオン注入(図12の工程)で注
入したp型不純物イオン量より多くする必要がある。例
えば、第1のp型不純物イオン注入を前述の条件で行っ
た場合、この第3のイオン注入は、リンイオンを加速電
圧50keV、ドーズ量6×1012cm-2で注入するの
が適当である。
にはn型拡散層(図10の115aおおよび115b)
を、pチャンネル部にはp型拡散層(図10の125a
および125b)を各々形成する。まず、n型拡散層に
おける低濃度領域(図10の115b)となる部分と、
p型拡散層における高濃度領域(図10の125a)と
に不純物イオンが注入されるように、レジスト132a
をパターン形成した後、p型不純物イオンを注入する
(図12)。この第1のイオン注入は、例えば、ホウ素
イオンを用いて加速電圧を50keV、ドーズ量を3×
1012cm-2程度として行う。次に、レジスト132a
を除去した後、不純物が、p型拡散層の形成領域の全域
(図10の125aおよび125b)に注入され、且
つ、n型拡散層の形成領域には注入されないように、レ
ジスト132bをパターン形成した後、2回目のp型不
純物イオンの注入を行う(図13)。この第2のイオン
注入は、例えば、ホウ素イオンを用いて加速電圧を50
keV、ドーズ量を5×1012cm-2程度として行う。
更に、レジスト132bを除去した後、不純物が、n型
拡散層の形成領域の全域(図10の115aおよび11
5b)に注入され、且つ、p型拡散層の形成領域には注
入されないように、レジスト132cをパターン形成し
た後に、n型不純物イオンの注入を行う(図15)。こ
の第3のイオン注入で注入するn型不純物イオンの量
は、第1のp型不純物イオン注入(図12の工程)で注
入したp型不純物イオン量より多くする必要がある。例
えば、第1のp型不純物イオン注入を前述の条件で行っ
た場合、この第3のイオン注入は、リンイオンを加速電
圧50keV、ドーズ量6×1012cm-2で注入するの
が適当である。
【0024】上記のような3段階のイオン注入により、
n型拡散層においては、拡散層中にp型不純物を部分的
に注入することによって低濃度領域(図10の115
b)が形成され、p型拡散層においては、p型不純物が
部分的に重複して注入されることによって高濃度領域
(図10の125a)が形成され、両拡散層に不純物濃
度の異なる2つの領域が各々形成される。なお、上記の
第1〜第3のイオン注入を行う順序は、特に限定される
ものではない。
n型拡散層においては、拡散層中にp型不純物を部分的
に注入することによって低濃度領域(図10の115
b)が形成され、p型拡散層においては、p型不純物が
部分的に重複して注入されることによって高濃度領域
(図10の125a)が形成され、両拡散層に不純物濃
度の異なる2つの領域が各々形成される。なお、上記の
第1〜第3のイオン注入を行う順序は、特に限定される
ものではない。
【0025】また、拡散層の形成方法として、上記例と
は逆に、n型拡散層においてn型不純物を部分的に重複
して注入することによって高不純物濃度領域を形成し、
p型拡散層において拡散層中にn型不純物を部分的に注
入することによって低不純物濃度領域を形成する方法を
採ることもできる。
は逆に、n型拡散層においてn型不純物を部分的に重複
して注入することによって高不純物濃度領域を形成し、
p型拡散層において拡散層中にn型不純物を部分的に注
入することによって低不純物濃度領域を形成する方法を
採ることもできる。
【0026】但し、上記の例のように、拡散層の形成方
法として、拡散層とは逆の導電型不純物を部分的に注入
する方法を採用する場合、p型不純物の注入を先に、n
型不純物の注入を後に行うことが好ましい。p型不純物
は、n型不純物に比べて酸化膜に吸収されやすいため、
p型不純物の注入を後に行うと、形成された拡散層の表
面付近の不純物分布が不安定となるおそれがあるからで
ある。
法として、拡散層とは逆の導電型不純物を部分的に注入
する方法を採用する場合、p型不純物の注入を先に、n
型不純物の注入を後に行うことが好ましい。p型不純物
は、n型不純物に比べて酸化膜に吸収されやすいため、
p型不純物の注入を後に行うと、形成された拡散層の表
面付近の不純物分布が不安定となるおそれがあるからで
ある。
【0027】もちろん、n型拡散層とp型拡散層の両方
を、拡散層と同導電型の不純物イオンを部分的に重複す
るように注入して形成する方法を採ることもできる。
を、拡散層と同導電型の不純物イオンを部分的に重複す
るように注入して形成する方法を採ることもできる。
【0028】拡散層へのすべてのイオン注入が終了した
後、熱酸化によって両拡散層の上方に酸化膜の厚膜部1
16、126を形成する。酸化膜の厚膜部116、12
6の膜厚は500〜800nm程度が適当である。この
熱酸化後、シリコン窒化膜131を除去する(図1
5)。
後、熱酸化によって両拡散層の上方に酸化膜の厚膜部1
16、126を形成する。酸化膜の厚膜部116、12
6の膜厚は500〜800nm程度が適当である。この
熱酸化後、シリコン窒化膜131を除去する(図1
5)。
【0029】ゲート酸化膜117、127となる部分を
残して酸化膜130を除去し、ゲート酸化膜117、1
27上に、例えばCVD法によって堆積した多結晶シリ
コンをパターニングしてゲート電極118、128を形
成する。更に、nチャンネル部においてはn型不純物
を、pチャンネル部においてはp型不純物を各々イオン
注入し、ソース領域113、123およびドレイン領域
114、124を形成する(図16)。このイオン注入
は、例えば、加速電圧50keV、ドーズ量5×1015
cm-2で行う。更に、パッシベーション膜や金属配線な
どの必要部材を形成して、本発明の半導体装置が製造さ
れる。
残して酸化膜130を除去し、ゲート酸化膜117、1
27上に、例えばCVD法によって堆積した多結晶シリ
コンをパターニングしてゲート電極118、128を形
成する。更に、nチャンネル部においてはn型不純物
を、pチャンネル部においてはp型不純物を各々イオン
注入し、ソース領域113、123およびドレイン領域
114、124を形成する(図16)。このイオン注入
は、例えば、加速電圧50keV、ドーズ量5×1015
cm-2で行う。更に、パッシベーション膜や金属配線な
どの必要部材を形成して、本発明の半導体装置が製造さ
れる。
【0030】上記のCMOSトランジスタの特性を、同
等サイズの従来のCMOSトランジスタ(両チャンネル
領域におけるMOSトランジスタ部が、各々図17に示
す構造を有するCMOSトランジスタ)と比較すると、
耐圧を同等とした場合チャンネルのオン抵抗は約30%
低く、チャンネルのオン抵抗を同等とした場合耐圧は約
20%高かった。このように、本発明の半導体装置は、
高耐圧特性を維持しながら、チャンネルのオン抵抗を低
下させることができる。
等サイズの従来のCMOSトランジスタ(両チャンネル
領域におけるMOSトランジスタ部が、各々図17に示
す構造を有するCMOSトランジスタ)と比較すると、
耐圧を同等とした場合チャンネルのオン抵抗は約30%
低く、チャンネルのオン抵抗を同等とした場合耐圧は約
20%高かった。このように、本発明の半導体装置は、
高耐圧特性を維持しながら、チャンネルのオン抵抗を低
下させることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置によれば、同導電型のソース領域とドレイン領域とが
形成された半導体基板の表面に、一部が他の部分よりも
厚膜に形成された酸化膜を介してゲート電極が形成され
ており、前記ソース領域と前記ドレイン領域との間の前
記ドレイン領域に接する領域に、前記ドレイン領域より
も不純物濃度の低い前記導電型の拡散層が形成されてお
り、前記酸化膜の前記拡散層と前記ゲート電極との間に
介在する部分が厚膜の部分を含み、前記拡散層が不純物
濃度の異なる2以上の領域を有することとしたことによ
り、高耐圧特性を維持しつつ、チャンネルのオン抵抗を
低下させて動作速度を向上させることができる。
置によれば、同導電型のソース領域とドレイン領域とが
形成された半導体基板の表面に、一部が他の部分よりも
厚膜に形成された酸化膜を介してゲート電極が形成され
ており、前記ソース領域と前記ドレイン領域との間の前
記ドレイン領域に接する領域に、前記ドレイン領域より
も不純物濃度の低い前記導電型の拡散層が形成されてお
り、前記酸化膜の前記拡散層と前記ゲート電極との間に
介在する部分が厚膜の部分を含み、前記拡散層が不純物
濃度の異なる2以上の領域を有することとしたことによ
り、高耐圧特性を維持しつつ、チャンネルのオン抵抗を
低下させて動作速度を向上させることができる。
【図1】 第1の実施形態に係る半導体装置の一例の断
面図である。
面図である。
【図2】 第1の実施形態に係る半導体装置の一例の断
面図である。
面図である。
【図3】 第1の実施形態に係る半導体装置の一例の断
面図である。
面図である。
【図4】 第1の実施形態に係る半導体装置の一例の断
面図である。
面図である。
【図5】 図1に示す半導体装置の製造方法を説明する
工程断面図である。
工程断面図である。
【図6】 図1に示す半導体装置の製造方法を説明する
工程断面図である。
工程断面図である。
【図7】 図1に示す半導体装置の製造方法を説明する
工程断面図である。
工程断面図である。
【図8】 図1に示す半導体装置の製造方法を説明する
工程断面図である。
工程断面図である。
【図9】 図1に示す半導体装置の製造方法を説明する
工程断面図である。
工程断面図である。
【図10】 第2の実施形態に係る半導体装置の一例の
断面図である。
断面図である。
【図11】 図10に示す半導体装置の製造方法を説明
する工程断面図である。
する工程断面図である。
【図12】 図10に示す半導体装置の製造方法を説明
する工程断面図である。
する工程断面図である。
【図13】 図10に示す半導体装置の製造方法を説明
する工程断面図である。
する工程断面図である。
【図14】 図10に示す半導体装置の製造方法を説明
する工程断面図である。
する工程断面図である。
【図15】 図10に示す半導体装置の製造方法を説明
する工程断面図である。
する工程断面図である。
【図16】 図10に示す半導体装置の製造方法を説明
する工程断面図である。
する工程断面図である。
【図17】 従来の半導体装置の断面図である。
11、51 シリコン基板 12、52 ウェル 13、53 ソース領域 14、54 ドレイン領域 15a、15b、15c、55 拡散層 16、17、56、57 酸化膜 18、58 ゲート電極 30 酸化膜 31 シリコン窒化膜 32a、32b レジスト 111 シリコン基板 112 p型ウェル 113 n型ソース領域 114 n型ドレイン領域 115a、115b n型拡散層 116 酸化膜(nチャンネル側) 117 ゲート酸化膜(nチャンネル側) 118 ゲート電極(nチャンネル側) 122 n型ウェル 123 p型ソース領域 124 p型ドレイン領域 125a、125b p型拡散層 126 酸化膜(pチャンネル側) 127 ゲート酸化膜(pチャンネル側) 128 ゲート電極(pチャンネル側) 130 酸化膜 131 シリコン窒化膜 132a、132b、132c レジスト
Claims (2)
- 【請求項1】 同導電型のソース領域とドレイン領域と
が形成された半導体基板の表面に、一部が他の部分より
も厚膜に形成された酸化膜を介してゲート電極が形成さ
れており、前記ソース領域と前記ドレイン領域との間の
前記ドレイン領域に接する領域に、前記ドレイン領域よ
りも不純物濃度の低い前記導電型の拡散層が形成されて
おり、前記酸化膜の前記拡散層と前記ゲート電極との間
に介在する部分が厚膜の部分を含み、前記拡散層が不純
物濃度の異なる2以上の領域を有することを特徴とする
半導体装置。 - 【請求項2】 前記拡散層が、前記ソース領域側の端部
を含む領域と、この領域よりも不純物濃度の高い領域と
を有する請求項1に記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10024907A JPH11224945A (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10024907A JPH11224945A (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11224945A true JPH11224945A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12151259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10024907A Pending JPH11224945A (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11224945A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20110030379A (ko) * | 2009-09-17 | 2011-03-23 | 세이코 인스트루 가부시키가이샤 | 반도체 장치 |
JP2013093482A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
-
1998
- 1998-02-05 JP JP10024907A patent/JPH11224945A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20110030379A (ko) * | 2009-09-17 | 2011-03-23 | 세이코 인스트루 가부시키가이샤 | 반도체 장치 |
JP2011066245A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Seiko Instruments Inc | 半導体装置 |
JP2013093482A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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