JPH1122393A - 鋼製セグメントの継手方法 - Google Patents
鋼製セグメントの継手方法Info
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- JPH1122393A JPH1122393A JP9196534A JP19653497A JPH1122393A JP H1122393 A JPH1122393 A JP H1122393A JP 9196534 A JP9196534 A JP 9196534A JP 19653497 A JP19653497 A JP 19653497A JP H1122393 A JPH1122393 A JP H1122393A
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 12
- 239000010959 steel Substances 0.000 title claims abstract description 12
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims abstract description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 11
- 238000005452 bending Methods 0.000 abstract description 5
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000005641 tunneling Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】曲げに対して十分な耐力を持つ、鋼製セグメン
トの継手方法を提供することを目的とする。 【解決手段】セグメントの接合面の端板2を、中立軸よ
りも上方のみに設置した鋼製セグメントを使用する。接
合に際しては、セグメントの中立軸よりも上方の端板2
は相互に短ボルト3によって接合する。中立軸よりも下
方の開放部には、トンネルの中心軸方向と直交する主桁
4のウェブ41および下フランジ42に、添接板5の一
端をボルトで固定する。添接板5の他端を、隣接するセ
グメントの主桁4のウェブ41および下フランジ42に
ボルト止めして固定する。
トの継手方法を提供することを目的とする。 【解決手段】セグメントの接合面の端板2を、中立軸よ
りも上方のみに設置した鋼製セグメントを使用する。接
合に際しては、セグメントの中立軸よりも上方の端板2
は相互に短ボルト3によって接合する。中立軸よりも下
方の開放部には、トンネルの中心軸方向と直交する主桁
4のウェブ41および下フランジ42に、添接板5の一
端をボルトで固定する。添接板5の他端を、隣接するセ
グメントの主桁4のウェブ41および下フランジ42に
ボルト止めして固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼製セグメントの
継手方法に関するものである。
継手方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シールドトンネルの構築においては、シ
ールド掘進機の掘進にともない、その後方にセグメント
を組み立ててトンネルを構築してゆく。このセグメント
の組み立てに際して、従来は短ボルトで組み立てる引張
接合方式が一般に利用されている。
ールド掘進機の掘進にともない、その後方にセグメント
を組み立ててトンネルを構築してゆく。このセグメント
の組み立てに際して、従来は短ボルトで組み立てる引張
接合方式が一般に利用されている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】しかし、異形断面シ
ールドトンネルに用いるセグメントは、一般の円形シー
ルドトンネルのセグメントと異なり、主桁が曲げ部材と
なる。そのために曲げに対して十分な剛性を備えたセグ
メントの継手方法の開発が必要となっている。
ールドトンネルに用いるセグメントは、一般の円形シー
ルドトンネルのセグメントと異なり、主桁が曲げ部材と
なる。そのために曲げに対して十分な剛性を備えたセグ
メントの継手方法の開発が必要となっている。
【0004】本発明は上記したような従来の問題を解決
するためになされたもので、曲げに対して十分な耐力を
持つ、鋼製セグメントの継手方法を提供することを目的
とする。
するためになされたもので、曲げに対して十分な耐力を
持つ、鋼製セグメントの継手方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の鋼製セグメントの継手方法は、セ
グメントの接合面の端板を、中立軸よりも上方のみに設
置した鋼製セグメントを使用し、接合に際しては、セグ
メントの中立軸よりも上方の端板は相互に短ボルトによ
って接合し、中立軸よりも下方の開放部には、トンネル
の中心軸方向と直交する主桁のウェブに添接板の一端を
ボルトで固定し、添接板の他端を、隣接するセグメント
の主桁のウェブにボルト止めし、さらに両セグメントの
主桁下フランジを添接板を用いてボルト止めして行う、
鋼製セグメントの継手方法を特徴としたものである。
するために、本発明の鋼製セグメントの継手方法は、セ
グメントの接合面の端板を、中立軸よりも上方のみに設
置した鋼製セグメントを使用し、接合に際しては、セグ
メントの中立軸よりも上方の端板は相互に短ボルトによ
って接合し、中立軸よりも下方の開放部には、トンネル
の中心軸方向と直交する主桁のウェブに添接板の一端を
ボルトで固定し、添接板の他端を、隣接するセグメント
の主桁のウェブにボルト止めし、さらに両セグメントの
主桁下フランジを添接板を用いてボルト止めして行う、
鋼製セグメントの継手方法を特徴としたものである。
【0006】
【本発明の実施の態様】以下図面を参照しながら本発明
の鋼製セグメントの継手方法の実施例について説明す
る。
の鋼製セグメントの継手方法の実施例について説明す
る。
【0007】<イ>セグメントの形状。 本発明の方法では、鋼製のセグメント1を使用する。そ
してこのセグメント1はその接合面の端板を全面に取り
付けず、中立軸よりも上方のみに端板2を設置する。し
たがって端板2の下半分は開放状態である。
してこのセグメント1はその接合面の端板を全面に取り
付けず、中立軸よりも上方のみに端板2を設置する。し
たがって端板2の下半分は開放状態である。
【0008】<ロ>端板2の接合。 接合に際して、隣接セグメント1の端板2側を当設する
と、セグメント1の中立軸よりも上方の端板2が接触す
る。そこで端板2を相互に短ボルト3によって接合す
る。
と、セグメント1の中立軸よりも上方の端板2が接触す
る。そこで端板2を相互に短ボルト3によって接合す
る。
【0009】<ハ>添接板のボルト固定。 中立軸よりも下方、すなわち端板2の下方は開放状態で
あるから、トンネルの中心軸方向と直交する主桁4のウ
ェブ41、および主桁4の下側フランジ42の上下面に
添接板5の一端をボルトで固定する。そしてこの添接板
5の他端を、隣接するセグメント1の主桁4のウェブ4
1および下フランジ42にボルト止めする。主桁4には
ボルト穴を開口してあり、添接板5にも同一の位置にボ
ルト穴を開口しておく。したがって、主桁4の両側から
ボルトをセットすることは可能であり、ボルト穴から露
出したねじ部にナットを取り付けて締め付ける。こうし
て両セグメント1のボルトによる固定と同時に、セグメ
ント1の内空側の固定を行う。こうしてセグメント1は
地山側はボルトによる固定、内空側は添接板およびボル
トを用いた摩擦接合による固定を行い、強固に一体化す
る。
あるから、トンネルの中心軸方向と直交する主桁4のウ
ェブ41、および主桁4の下側フランジ42の上下面に
添接板5の一端をボルトで固定する。そしてこの添接板
5の他端を、隣接するセグメント1の主桁4のウェブ4
1および下フランジ42にボルト止めする。主桁4には
ボルト穴を開口してあり、添接板5にも同一の位置にボ
ルト穴を開口しておく。したがって、主桁4の両側から
ボルトをセットすることは可能であり、ボルト穴から露
出したねじ部にナットを取り付けて締め付ける。こうし
て両セグメント1のボルトによる固定と同時に、セグメ
ント1の内空側の固定を行う。こうしてセグメント1は
地山側はボルトによる固定、内空側は添接板およびボル
トを用いた摩擦接合による固定を行い、強固に一体化す
る。
【0010】
【本発明の効果】本発明の鋼製セグメント1の継手方法
は以上説明したように、セグメント1の中立軸よりも地
山側は端板2をボルトによって固定し、中立軸より引張
側には添接板5をボルト止めし、摩擦接合によって固定
してある。したがって継手部は、曲げに対して主桁4部
分と同等、もしくはそれ以上の十分な剛性を得ることが
できる。
は以上説明したように、セグメント1の中立軸よりも地
山側は端板2をボルトによって固定し、中立軸より引張
側には添接板5をボルト止めし、摩擦接合によって固定
してある。したがって継手部は、曲げに対して主桁4部
分と同等、もしくはそれ以上の十分な剛性を得ることが
できる。
【図1】本発明の鋼製セグメントの継手方法の実施例の
説明図。
説明図。
【図2】増設フランジに添接板を取り付けた状態の説明
図。
図。
【図3】セグメントとセグメントとを接合した状態の説
明図。
明図。
フロントページの続き (72)発明者 服部 佳文 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】セグメントの接合面の端板を、中立軸より
も上方のみに設置した鋼製セグメントを使用し、 接合に際しては、セグメントの中立軸よりも上方の端板
は相互に短ボルトによって接合し、 中立軸よりも下方の開放部には、 トンネルの中心軸方向と直交する主桁のウェブに、添接
板の一端をボルトで固定し、 添接板の他端を、隣接するセグメントの主桁のウェブに
ボルト止めし、 さらに両セグメントの主桁下フランジを添接板を用いて
ボルト止めして固定して行う、 鋼製セグメントの継手方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19653497A JP3390937B2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 鋼製セグメントの継手方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19653497A JP3390937B2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 鋼製セグメントの継手方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1122393A true JPH1122393A (ja) | 1999-01-26 |
JP3390937B2 JP3390937B2 (ja) | 2003-03-31 |
Family
ID=16359347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19653497A Expired - Fee Related JP3390937B2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 鋼製セグメントの継手方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3390937B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007277954A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Nippon Steel Corp | セグメントリング間の連結構造 |
JP2007277953A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Nippon Steel Corp | セグメントの連結構造及び配置構造 |
JP2008255669A (ja) * | 2007-04-05 | 2008-10-23 | Taisei Corp | セグメント |
JP2009270378A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Taisei Corp | 地下構造物 |
JP2012162877A (ja) * | 2011-02-04 | 2012-08-30 | Taisei Corp | 地下構造物の構築方法および地下構造物 |
-
1997
- 1997-07-07 JP JP19653497A patent/JP3390937B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007277954A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Nippon Steel Corp | セグメントリング間の連結構造 |
JP2007277953A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Nippon Steel Corp | セグメントの連結構造及び配置構造 |
JP2008255669A (ja) * | 2007-04-05 | 2008-10-23 | Taisei Corp | セグメント |
JP2009270378A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Taisei Corp | 地下構造物 |
JP2012162877A (ja) * | 2011-02-04 | 2012-08-30 | Taisei Corp | 地下構造物の構築方法および地下構造物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3390937B2 (ja) | 2003-03-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |