JPH11223702A - 低複屈折光学部材、その成形用樹脂組成物及び光学部材の製造方法 - Google Patents
低複屈折光学部材、その成形用樹脂組成物及び光学部材の製造方法Info
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- JPH11223702A JPH11223702A JP10025620A JP2562098A JPH11223702A JP H11223702 A JPH11223702 A JP H11223702A JP 10025620 A JP10025620 A JP 10025620A JP 2562098 A JP2562098 A JP 2562098A JP H11223702 A JPH11223702 A JP H11223702A
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Abstract
度特に耐衝撃性に優れ、吸水率の低い低屈折光学部材、
その製造法及び成形用組成物の提供。 【解決手段】 下記の成分A、成分B、及び、成分Cを
含有する樹脂組成物を成形し、光重合硬化してなること
を特徴とする低複屈折光学部材。 成分(A):脂環式炭化水素骨格ビスメタアクリレート 成分(B):脂環式炭化水素骨格ビスアクリレート 成分(C):特定構造のメルカプト化合物
Description
でも特に液晶表示パネルに適した高耐衝撃性低複屈折光
学部材に関するものである。
ガラス板を基板とするものであるが、このようなパネル
ではガラスの低密度化と機械的強度の向上に関して限界
があるため現在要望されている軽量、薄型化に対応が難
しい。また生産性の向上に関しても成形性、加工性の観
点から問題点が指摘されており、プラスチックを基板と
して用いたパネルに注目が集まっている。しかし、この
様なプラスチック基板には下記のような問題点が挙げら
れる。 液晶表示に適した透明性と光学的等方性に欠ける。 耐熱性に劣る。
複屈折Δn・dが1nm以下であるのに対し、プラスチ
ック板では10nmを超えているのが現状である。この
複屈折性の問題は、なんらかの延伸操作あるいは材料の
流動操作が樹脂になされる成型法ではそれを解消するの
は難しく、また比較的厚い基板(たとえば0.4mm以
上)を使用する際には熱可塑性樹脂の押し出しやベルト
成形では成形が困難である。一方熱硬化性樹脂を用いた
場合には、成形時間が数時間かかるという生産上の問題
がある。
2個以上のラジカル反応性不飽和結合を有する(メタ)
アクリレート化合物と分子内に2個以上のチオール基を
有するメルカプト化合物よりなる樹脂組成物を、光ラジ
カル重合開始剤の存在下活性エネルギー線により重合硬
化させることにより低複屈折光学部材を得る方法が提案
されている(特願平8−90928)。この系はガラス
基板と比較して耐衝撃性に優れており、液晶表示パネル
の基板として好ましいものの、成形・加工工程において
なお破損するおそれがあるため、生産性が一定以上向上
しない問題があった。特にA3サイズ以上の大面積シー
トの成形後の脱型工程において、基板の機械強度不足に
よるワレやカケは、歩留まりを低下させる大きな要因で
あった。
屈折であり、かつ透明性、耐熱性、機械強度特に耐衝撃
性に優れ、吸水率の低い低複屈折光学部材、特に液晶パ
ネルに適する低複屈折光学部材、その製造方法、およ
び、低複屈折光学部材成形用樹脂組成物を提供すること
にある。
を解決するために鋭意検討を行った結果、分子内に2個
以上のラジカル反応性不飽和結合を有する脂環式炭化水
素骨格メタクリレート化合物と、同様に分子内に2個以
上のラジカル反応性不飽和結合を有する脂環式炭化水素
骨格アクリレート化合物と、更に分子内に2個以上のチ
オール基を有するメルカプト化合物よりなる樹脂組成物
を活性エネルギー線により重合硬化させることにより目
的とする高耐衝撃性低複屈折光学部材が得られることを
見いだし、本発明に到達した。すなわち、本発明は、 下記の成分A、成分B、及び、成分Cを含有する樹
脂組成物を成形し、光重合硬化してなることを特徴とす
る低複屈折光学部材。 成分(A):下記一般式[I]で示される脂環式炭化水
素骨格ビス(メタ)アクリレート32〜94.9重量
部。
それぞれ水素又はCH3 (ただしR1、R2 ともに水素
であってはならない)、pは1又は2の整数、qは0又
は1] 成分(B):下記一般式[II]で示される脂環式炭化水
素骨格ビスアクリレート5〜60重量部。
れる少なくとも1種のメルカプト化合物0.1〜8重量
部。
を示し、R4 はC2-15炭化水素残基又はアルキルエーテ
ル残基、aは2〜6の整数]
(OCH2 CH2 )d −(CH2 )c −(b、dは1〜
8の整数、cは0〜2)]
eは2以上の整数] 上記成分A、成分B、及び成分Cを含有することを
特徴とする低複屈折光学部材成形用樹脂組成物、及び、 上記成分A、成分B、及び成分Cを含有する樹脂組
成物を成形し、活性エネルギー線を照射して光重合硬化
することを特徴とする低複屈折光学部材の製造方法、を
提供することにある。
骨格ビスメタクリレート単量体と特定の脂環式炭化水素
骨格ビスアクリレート単量体及び特定のメルカプト化合
物とを含有する重合性組成物及びそれを光重合硬化して
形成された低複屈折光学部材並びにその製造法に関す
る。ここで「含有する」ということは、本発明の趣旨を
損なわない限り補助成分を含んでもよいことを意味する
ものである。
可能な他の単量体を、具体的にはたとえばこの特定の3
成分の100重量部につき30重量部程度までの量で、
併用してもよいことを意味する。また各成分は、成分間
及び(又は)成分内においてその複数を併用してもよ
い。 <成分(A):ビス(メタ)アクリレート>成分(A)
は、式[I]で示される脂環式炭化水素骨格ビス(メ
タ)アクリレートである。
R2 は同一でも異なってもよく、それぞれ水素又はCH
3 (ただしR1、R2 とともに水素であってはならな
い) p:1又は2の整数。q:0又は1。
ス(メタ)アクリレート化合物の具体例としては、ビス
(オキシメチル)トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デ
カン=ジメタクリレート、ビス(オキシメチル)トリシ
クロ[2.2.1.02,6 ]デカン=アクリレートメタ
クリレート及びこれらの混合物、ビス(オキシメチル)
ペンタシクロ[6.5.1.13,6 .02,7 .09,13]
ペンタデカン=ジメタクリレート、ビス(オキシメチ
ル)ペンタシクロ[6.5.1.13,6 .02,7.0
9,13]ペンタデカン=アクリレートメタクリレート及び
これらの混合物等が挙げられる。これらのトリシクロデ
カン化合物及びペンタシクロデカン化合物は、群内及び
(又は)群間で2種以上併用してもよい。これらの化合
物は、たとえば特開昭62−225508号公報に示さ
れている手法で合成することができる。
(B)は、式[II]で示される脂環式炭化水素骨格アク
リレートである。
る脂環式炭化水素骨格ビスアクリレート化合物の具体例
としては、ビス(オキシメチル)トリシクロ[5.2.
1.02,6 ]デカン=ジメタクリレート、ビス(オキシ
メチル)ペンタシクロ[6.5.1.13,6 .02,7.
09,13]ペンタデカン=ジアクリレート等が挙げられ
る。これらの化合物は単独で使用してもよいし、2種以
上を併用してもよい。これらの化合物は、たとえば特開
昭62−225508号公報に示されている手法で合成
することができる。
アクリレートを共重合させることを特徴とする。前記成
分(A)の脂環式炭化水素骨格ビス(メタ)アクリレー
トは、それ単独でも重合させることができるが、得られ
る硬化樹脂は耐衝撃性などの機械強度に劣り、また
複屈折が大きい欠点がある。成分(B)の脂環式炭化水
素骨格アクリレートを配合することにより、硬化物の耐
衝撃性等の機械強度を飛躍的に向上させることができ、
上記のの問題点を解決することができる。
かではないが、成分(B)の(メタ)アクリレートと成
分(A)のアクリレートの反応速度が異なるため、重合
が比較的に穏やかに進行し、重合硬化後に残留する歪み
エネルギーが3次元網目構造内に広く分散することによ
り、耐衝撃性等の機械物性が向上すると推定される。本
発明における脂環式炭化水素骨格アクリレートの組成割
合は、全モノマー成分100重量部に対し5〜60重量
部、好ましくは8〜50重量部、更に好ましくは8〜4
0重量部である。脂環式炭化水素骨格アクリレートの割
合が少なすぎると硬化樹脂の耐衝撃性等の機械強度を向
上させる効果がえられなくなるし、逆に多すぎると硬化
反応速度が大きくなりすぎ光学歪みが増大するので好ま
しくない。
(C)は式[III ]、[IV]及び[V]で示される分子
内に2個以上のチオール基を有するメルカプト化合物よ
り選ばれる少なくとも1種のメルカプト化合物である。
素、チオエーテル硫黄を含んでもよい炭素数2〜15の
炭化水素残基。好ましくは炭素数2〜6の炭化水素残
基。 a:2〜6の整数。 X:HS−(CH2 −)b (CO)−(OCH2 C
H2 )d −(CH2 )c − (b、dは1〜8の整数、cは0〜2)] R5 :酸素を含んでもよい炭化水素基。 e:2以上の整数。
は、2〜6価のチオグリコール酸エステル又はチオプロ
ピル酸エステルである。式[III ]の化合物の具体例と
しては、たとえばペンタエリスリトールテトラキス(β
−チオプロピオネート)、ペンタエリスリトールテトラ
キス(チオグリコレート)、トリメチロールプロパント
リス(β−チオプロピオネート)、トリメチロールプロ
パントリス(チオグリコレート)、ジエチレングリコー
ルビス(β−チオプロピオネート)、ジエチレングリコ
ールビス(チオグリコレート)、トリエチレングリコー
ルビス(β−チオプロピオネート)、トリエチレングリ
コール(チオグリコレート)、ジペンタエリスリトール
ヘキサキス(β−チオプロピオネート)、ジペンタエリ
スリトールヘキサキス(チオグリコレート)等が挙げら
れる。
シアヌレートである。式[IV]の化合物の具体例として
は、たとえば、トリス[2−(β−チオプロピオニルオ
キシ)エチル]イソシアヌレート、トリス(2−チオグ
リコニルオキシエチル)イソシアヌレート、トリス[2
−(β−チオグリコニルオキシエトキシ)エチル]イソ
シアヌレート、トリス(2−チオグリコニルオキシエト
キシエチル)イソシフヌレート、トリス[3−(β−チ
オプロピオニルオキシ)プロピル]イソシアヌレート、
トリス(3−チオグリコニルオキシプロピル)イソシア
ヌレート等が挙げられる。
化水素である。式[V]の化合物の具体例としては、た
とえば、ベンゼンジメルカプタン、キシリレンジメルカ
プタン、4,4′−ジメルカプトジフェニルスルフィ
ド、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテルS
H化物、ビスフェノールAジグリシジルエーテルSH化
物等が挙げられる。
(B)のメルカプト化合物を配合することにより、メル
カプト化合物中のチオール基が連鎖移動剤として作用
し、重合硬化をおだやかに均一に進行させ、硬化樹脂の
複屈折を大幅に軽減することができる。また前記[I]
及び[II]の脂環式炭化水素骨格ビス(メタ)アクリレ
ート化合物により形成される3次元網目構造に入り込
み、適度な靱性を付与することが可能である。本発明で
分子内に2個以上のチオール基を有する、すなわち多官
能性のメルカプト化合物を用いているため、得られる硬
化物の耐熱性を大きく損なうことなく、上記の複屈折
の問題を解決することができる。本発明におけるメルカ
プト化合物の組成割合は、全モノマー成分100重量部
に対し0.1〜8重量部、好ましくは1〜8重量部にな
るようにする。メルカプト化合物の割合が少なすぎると
硬化樹脂の複屈折改良硬化が得られなくなるし、逆に多
すぎると硬化樹脂の耐熱性が低くなる。
成分(A)、(B)及び(C)を含んでなる樹脂組成物
を重合硬化させてなるものであり、この樹脂組成物が少
量の補助成分を含んでもよいことは前記したところであ
る。従って本発明の低複屈折光学部材用樹脂組成物は、
その硬化前の組成物100重量部に対し30重量部程度
までの量でラジカル重合可能な他の単量体を混合して共
重合させて製造することも可能である。その際に用いる
他の単量体としては、たとえばメチル(メタ)アクリレ
ート、フェニル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、メタクリロイルオキシメ
チルテトラシクロデカン、メタクリロイルオキシメチル
テトラシクロドデセン、エチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、1,6−ヘキセンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、2,2−ビス[4−(β−メタクリロイルオキシ
エトキシ)フェニル]プロパン、2,2′−ビス[4−
(β−メタクリロイルオキシエトキシ)シクロヘキシ
ル]プロパン、1,4−ビス(メタクリロイルオキシメ
チル)シクロヘキサン、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレート化合
物、スチレン、クロルスチレン、ジビニルベンゼン、α
−メチルスチレン等の核及び(または)側鎖置換および
非置換スチレン等が挙げられる。これらの他の単量体の
中でもメタクリロイルオキシメチルシクロドデカン、
2,2−ビス[4−(β−メタクリロイルオキシエトキ
シ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(β−メ
タクリロイルオキシエトキシ)シクロヘキシル]プロパ
ン、1,4−ビス(メタクリロイルオキシメチル)シク
ロヘキサン、およびこれらの混合物が特に好ましい。補
助成分としては、その他にも、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、染顔料、充填剤、可塑剤、チクソトロピック性付与
剤、離型剤、消泡剤、レベリング剤などがある。
よびCからなる樹脂組成物は成形されて硬化される。そ
の硬化は、紫外線等の活性エネルギー線によりラジカル
を発生する光重合開始剤を添加する公知のラジカル重合
により行う。その際に用いる光重合開始剤としては、た
とえばベンゾフェノン、ベンゾインメチルエーテル、ベ
ンゾインイソプロピルエーテル、ジエトキシアセトフェ
ノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、
2,6−ジメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキ
シド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホ
スフィンオキシド等が挙げられる。好ましい光重合開始
剤としては、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェ
ニルホスフィンオキシドM、ベンゾフェノンである。
い。これらの光重合開始剤の添加量は、モノマー100
重量部に対し0.01〜1重量部、好ましくは0.02
〜0.3重量部である。光重合開始剤の添加量が多すぎ
ると、重合が急激に進行し複屈折の増大をもたらすだけ
でなく色相も悪化する。また少なすぎると組成物を十分
に硬化させることができなくなる。照射する活性エネル
ギー線の量は、光重合開始剤がラジカルを発生させる範
囲であれば任意であるが、極端に少ない場合は重合が不
完全なため硬化物の耐熱性、機械特性が十分に発現され
ず、逆に極端に過剰な場合は硬化物の黄変等の光による
劣化を生じるので、モノマーの組成及び光重合開始剤の
種類、量に合わせて波長200〜400nmの紫外線を
好ましくは0.1〜200jの範囲で照射する。使用す
るランプの具体例としては、メタルハライドランプ、高
圧水銀灯ランプ等を挙げることができる。
を併用してもよい。すなわち光照射と同時に組成物並び
に型全体を30〜300℃の範囲で加熱する。この場合
は重合をよりよく完結するためにラジカル重合開始剤を
添加してもよいが、過剰な使用は複屈折の増大と色相の
悪化をもたらす。熱重合開始剤の具体例としてはベンゾ
イルパーオキシド、ジイソプロピルパーオキシカーボネ
ート、t−ブチルパーオキシ(2−エチルヘキサノエー
ト)等が挙げられ、使用量はモノマー100重量部に対
して1重量部以下が好ましい。
重合を行った後、硬化物を加熱することにより重合反応
の完結及び重合時に発生する内部歪を低減することも可
能である。加熱温度は、硬化物の組成やガラス転移温度
に合わせて適宜選択されるが、過剰な加熱は硬化物の色
相悪化をもたらすため、ガラス転移温度付近かそれ以下
の温度が好ましい。
は、種々の方法により、ガスバリア膜を形成することが
でき、ガスバリア付き光学部材として利用することがで
きる。ガスバリア膜としては公知のものが使用できる。
例えば、SiOxなどのケイ素酸化物あるいはPVAや
アクリル樹脂などを単層あるいは積層することが可能で
ある。
種々の手法により各種透明導電膜を好ましく形成するこ
とができ、透明電極付光学部材として利用することがで
きる。硬化物の表面に形成できる透明導電膜には特に制
限はないが、例えばAu、Ag、Cu、Pd、Al、C
r、Rh等の金属導電膜、In2 O3 、SnO2 、Cd
2 SnO4 、CdO等の酸化物半導電体膜が挙げられ
る。これらのうちIn2O3 、SnO2 及びCd2 Sn
O4 が導電性、透明性及び膜強度等の面で好ましく、さ
らにIn2 O3 にSnをドープしたいわゆるITOが最
も好ましい。透明導電膜を形成する手法としては特に制
限はないが、例えばスプレー法、気相反応法(CVD
法)、塗布法等の化学的成膜法、真空蒸着法、スパッタ
法等の物理的成膜法が挙げられる。
折が小さく耐衝撃性が良好で、かつ透明性に優れる。従
って、ディスプレイパネル板、液晶パネル板、各種レン
ズ、プリズム光ファイバー、光学フィルタ、光ディスク
等多くの光学部材に用いることができる。また本発明に
よって得られる透明電極付光学部材は、透明導電膜の硬
化物表面に対する密着性に優れ、また透明性も良好であ
るので、ディスプレイパネル板や液晶パネル板等に有利
に利用できる。
るためのものである。なお実施例、比較例中の部は重量
部を示す。また実施例に記載の硬化物の諸物性は下記の
試験法により測定された。 (1)光線透過率 500nmにおける光線硬化率を測
定した。 (2)複屈折 複屈折測定装置(オーク社製)を用いて
25℃に測定した。 (3)耐熱性 ビカット軟化試験において120℃以下
で圧子が0.3mm以上進入したものを×、しなかった
ものを○とした。圧子断面積1.0mm2 、荷重5k
g、昇温速度50℃/Hr。 (4)曲げ弾性率 幅1cmの板について支点間距離3
cmにてオートグラフ試験装置を用いて25℃で測定し
た。 (5)耐衝撃性 40mm角の板をサンプルとし、落球
試験機(東京精密社製)を用いて8gの鋼球を高さ10
cmの位置から落下させてサンプルに衝撃を与える。鋼
球を落下させる位置を10cmずつ高くし、破壊するま
で落球を繰り返す。落球衝撃強度=(サンプルが破壊し
たときの落球高さ)−10cmとする。 (6)脱型性 脱型する際に硬化物にクラックが入った
ものを×とした。 (7)酸素透過率 ASTN D3985に準じてモダ
ンコントロール社OX−TRAN100を用いて、23
℃−80%RH条件下で測定した。 (8)抵抗値 三菱化学製ロレスタを用いて測定した。
クロ[5.2.1.02,6 ]デカン=ジメタクリレート
75部、ビス(オキシメチル)トリシクロ[5.2.
1.02,6 ]デカン=ジアクリレート20部、ペンタエ
リスリトールテトラキス(β−チオプロピオネート)5
部、光開始剤として2,4,6−トリメチルベンゾイル
ジフェニルホスフィンオキシド(BASF社製「ルシリ
ンTPO」)0.05部、ベンゾフェノン0.02部を
均一に攪拌混合した後、脱泡して組成物を得た。この組
成物を2枚の光学研磨ガラス板と厚さ1mmのシリコン
スペーサーで構成された型に注液し、ガラス面より距離
40cmで上下にある出力80W/cmのメタルハライ
ドランプの間にて、5分間紫外線を照射した。紫外線照
射後脱型し、120℃で1時間加熱して硬化物を得た。
硬化物の諸特性は表1に示すとおりであった。
クロ[5.2.1.02,6 ]デカン=ジメタクリレート
55部、ビス(オキシメチル)トリシクロ[5.2.
1.02,6 ]デカン=ジアクリレートメタクリレート2
0部、ビス(オキシメチル)トリシクロ[5.2.1.
02,6 ]デカン=ジアクリレート20部、ペンタエリス
リトールテトラキス(β−チオプロピオネート)5部を
用いた以外は実施例1と同様にして硬化物を得た。硬化
物の諸特性は表1に示すとおりであった。
キス(β−チオプロピオネート)5部の代わりにペンタ
エリスリトールテトラキス(β−チオグリコート)5部
を用いた以外は実施例1と同様にして硬化物を得た。硬
化物の諸特性は表1に示すとおりであった。
キス(β−チオプロピオネート)5部の代わりにトリス
[2−(β−チオプロピオニルオキシ)エチル]イソシ
アヌレート5部を用いた以外は実施例1と同様にして硬
化物を得た。硬化物の諸特性は表1に示すとおりであっ
た。
の硬化物上に、スパッタ装置(徳田製作所;形式CFS
−4ES)にてSiO2 を200オングストローム成膜
した。得られたシートの諸特性は表1に示すとおりであ
った。また得られたシートの酸素透過率は1cc/m2
・24h・atmであった。
の硬化物上に、スパッタ装置(徳田製作所;形式CFS
−4ES)にてITOを1500オングストローム成膜
した。得られたシートの諸特性は表1に示すとおりであ
った。また得られたシートの表面抵抗値は30Ω/□で
あった。
の硬化物上に、スパッタ装置(徳田製作所;形式CFS
−4ES)にてSiO2 を200・成膜し、さらにその
上に同じ装置を用いてITOを1500オングストロー
ム成膜した。得られたシートの諸特性は表1に示すとお
りであった。また得られたシートの酸素透過率は1cc
/m2 ・24h・atmであり、表面抵抗値は30Ω/
□であった。
クロ[5.2.1.02,6 ]デカン=ジメタクリレート
100部を用いて、脂環骨格アクリケート及びメルカプ
ト化合物を配合せず、実施例1と同様にして硬化物を得
た。硬化物の諸特性は表1に示すとおりであった。
クロ[5.2.1.02,6 ]デカン=ジメタクリレート
95部、ペンタエリスリトールテトラキス(β−チオプ
ロピオネート)5部を用いて、脂環骨格ジアクリレート
を配合せず、実施例1と同様にして硬化物を得た。硬化
物の諸特性は表1に示すとおりであった。
クロ[5.2.1.02,6 ]デカン=ジメタクリレート
60部、ビス(オキシメチル)トリシクロ[5.2.
1.02,6 ]デカン=ジアクリレート20部、ペンタエ
リスリトールテトラキス(β−チオプロピオネート)2
0部を用いた以外は実施例1と同様にして硬化物を得
た。硬化物の諸特性は表1に示すとおりであった。
Claims (7)
- 【請求項1】 下記の成分A、成分B、及び、成分Cを
含有する樹脂組成物を成形し、光重合硬化してなること
を特徴とする低複屈折光学部材。 成分(A):下記一般式[I]で示される脂環式炭化水
素骨格ビス(メタ)アクリレート32〜94.9重量
部。 【化1】 [R1 、R2 は同一でも異なってもよく、それぞれ水素
又はCH3 (ただしR1、R2 ともに水素であってはな
らない)、pは1又は2の整数、qは0又は1] 成分(B):下記一般式[II]で示される脂環式炭化水
素骨格ビスアクリレート5〜60重量部。 【化2】 [rは1又は2の整数、sは0又は1] 成分(C):下式[III ]、[IV]及び[V]より選ば
れる少なくとも1種のメルカプト化合物0.1〜8重量
部。 【化3】 [R3 は−CH2 −又は−CH2 CH2 −を示し、R4
はC2-15炭化水素残基又はアルキルエーテル残基、aは
2〜6の整数] 【化4】 [XはHS−(CH2 −)b (CO)−(OCH2 CH
2 )d −(CH2 )c −(b、dは1〜8の整数、cは
0〜2)] 【化5】 [R5 は酸素を含んでもよい炭化水素基、eは2以上の
整数] - 【請求項2】 低複屈折光学部材が液晶表示パネル用板
である請求項1記載の低複屈折光学部材。 - 【請求項3】 樹脂組成物成形体表面にガスバリア膜が
成膜されてなる請求項1記載の低複屈折光学部材。 - 【請求項4】 樹脂組成物成形体表面に透明電極が成膜
されてなる請求項1記載の低複屈折光学部材。 - 【請求項5】 樹脂組成物成形体表面にガスバリア膜と
透明電極膜が積層されてなる請求項1記載の低複屈折光
学部材。 - 【請求項6】 下記成分A、成分B、及び、成分Cを含
有する低複屈折光学部材用樹脂組成物。 成分(A):下記一般式[I]で示される脂環式炭化水
素骨格ビス(メタ)アクリレート32〜94.9重量
部。 【化6】 [R1 、R2 は同一でも異なってもよく、それぞれ水素
又はCH3 (ただしR1、R2 ともに水素であってはな
らない)、pは1又は2の整数、qは0又は1] 成分(B):下記一般式[II]で示される脂環式炭化水
素骨格ビスアクリレート5〜60重量部。 【化7】 [rは1又は2の整数、sは0又は1] 成分(C):下式[III ]、[IV]及び[V]より選ば
れる少なくとも1種のメルカプト化合物0.1〜8重量
部。 【化8】 [R3 は−CH2 −又は−CH2 CH2 −を示し、R4
はC2-15炭化水素残基又はアルキルエーテル残基、aは
2〜6の整数] 【化9】 [XはHS−(CH2 −)b (CO)−(OCH2 CH
2 )d −(CH2 )c −(b、dは1〜8の整数、cは
0〜2)] 【化10】 [R5 は酸素を含んでもよい炭化水素基、eは2以上の
整数] - 【請求項7】 下記の成分A、成分B、及び、成分Cを
含有する樹脂組成物を成形し、活性エネルギー線を照射
して光重合硬化することを特徴とする低複屈折光学部材
の製造方法。 成分(A):下記一般式[I]で示される脂環式炭化水
素骨格ビス(メタ)アクリレート32〜94.9重量
部。 【化11】 [R1 、R2 は同一でも異なってもよく、それぞれ水素
又はCH3 (ただしR1、R2 ともに水素であってはな
らない)、pは1又は2の整数、qは0又は1] 成分(B):下記一般式[II]で示される脂環式炭化水
素骨格ビスアクリレート5〜60重量部。 【化12】 [rは1又は2の整数、sは0又は1] 成分(C):下式[III ]、[IV]及び[V]より選ば
れる少なくとも1種のメルカプト化合物0.1〜8重量
部。 【化13】 [R3 は−CH2 −又は−CH2 CH2 −を示し、R4
はC2-15炭化水素残基又はアルキルエーテル残基、aは
2〜6の整数] 【化14】 [XはHS−(CH2 −)b (CO)−(OCH2 CH
2 )d −(CH2 )c −(b、dは1〜8の整数、cは
0〜2)] 【化15】 [R5 は酸素を含んでもよい炭化水素基、eは2以上の
整数]
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