JPH11222746A - 進行する合成糸を搬送し案内するゴデット - Google Patents
進行する合成糸を搬送し案内するゴデットInfo
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- JPH11222746A JPH11222746A JP10335467A JP33546798A JPH11222746A JP H11222746 A JPH11222746 A JP H11222746A JP 10335467 A JP10335467 A JP 10335467A JP 33546798 A JP33546798 A JP 33546798A JP H11222746 A JPH11222746 A JP H11222746A
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- H05B6/02—Induction heating
- H05B6/10—Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications
- H05B6/14—Tools, e.g. nozzles, rollers, calenders
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- D02J13/005—Heating or cooling the yarn, thread, cord, rope, or the like, not specific to any one of the processes provided for in this subclass by contact with at least one rotating roll
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軸受ケーシングが軸受の範囲から熱を迅速か
つ一様に放出し得るようにする。 【解決手段】 軸受ケーシング(11)は内側の軸受保
持体(13)と外側の冷却体(12)とから成ってい
る。軸受保持体(13)は全周で冷却体(12)と導熱
接触している。冷却体(12)の材料の熱伝導率は軸受
保持体材料の熱伝導率よりも大きい。
つ一様に放出し得るようにする。 【解決手段】 軸受ケーシング(11)は内側の軸受保
持体(13)と外側の冷却体(12)とから成ってい
る。軸受保持体(13)は全周で冷却体(12)と導熱
接触している。冷却体(12)の材料の熱伝導率は軸受
保持体材料の熱伝導率よりも大きい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,進行する合成糸を
搬送し案内するゴデットであって,片持ち式に軸受され
た軸を有し,この軸の片持ち式に突出している端部に,
コップ形にかぶせられたゴデット外とうが固定されてお
り,この軸の他方の端部は電気モータに結合されてお
り,かつ,ゴデット外とうと電気モータとの間に配置さ
れた軸受ケーシングを有し,この軸受ケーシングは軸受
を収容するための少なくとも1つの軸受孔を有してお
り,該軸受内で軸が軸受されている形式のものに関す
る。
搬送し案内するゴデットであって,片持ち式に軸受され
た軸を有し,この軸の片持ち式に突出している端部に,
コップ形にかぶせられたゴデット外とうが固定されてお
り,この軸の他方の端部は電気モータに結合されてお
り,かつ,ゴデット外とうと電気モータとの間に配置さ
れた軸受ケーシングを有し,この軸受ケーシングは軸受
を収容するための少なくとも1つの軸受孔を有してお
り,該軸受内で軸が軸受されている形式のものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】特に,大きな引き出し速度と巻き取り速
度とを有する紡機においては,案内し搬送する個々のゴ
デットあるいはゴデット群が例えば延伸区域内で使用さ
れる。この場合,ゴデットは一般に個別駆動装置を備え
ており,この個別駆動装置はゴデット外とうと結合され
た軸を駆動する。普通は,例えばDE37 01 077
から公知のように,軸はゴデット外とうと電気駆動装置
との間の範囲において軸受されている。
度とを有する紡機においては,案内し搬送する個々のゴ
デットあるいはゴデット群が例えば延伸区域内で使用さ
れる。この場合,ゴデットは一般に個別駆動装置を備え
ており,この個別駆動装置はゴデット外とうと結合され
た軸を駆動する。普通は,例えばDE37 01 077
から公知のように,軸はゴデット外とうと電気駆動装置
との間の範囲において軸受されている。
【0003】今日達成されている1000m/minを
明確に超える糸進行速度は,極めて大きな回転数で回転
しなければならずかつ無限の耐用寿命を必要とされる高
速回転軸受を要求する。これらの極めて著しい負荷は一
面では電気駆動装置内に比較的に大きな熱エネルギをも
たらすとともに,軸受の加熱をもたらす。これによっ
て,軸受の温度が極めて迅速に運転温度に達し,これを
超えてしまうという問題が生じる。
明確に超える糸進行速度は,極めて大きな回転数で回転
しなければならずかつ無限の耐用寿命を必要とされる高
速回転軸受を要求する。これらの極めて著しい負荷は一
面では電気駆動装置内に比較的に大きな熱エネルギをも
たらすとともに,軸受の加熱をもたらす。これによっ
て,軸受の温度が極めて迅速に運転温度に達し,これを
超えてしまうという問題が生じる。
【0004】公知のゴデットにおいては,軸受孔は機枠
の,ケーシングとして構成された機械壁内に直接に形成
されている。しかしながらこの配置は,軸受の過熱を防
止するのに適していない。
の,ケーシングとして構成された機械壁内に直接に形成
されている。しかしながらこの配置は,軸受の過熱を防
止するのに適していない。
【0005】EP 0 349 829から別のゴデット
が公知になっており,このゴデットにおいては,軸受ケ
ーシングは回転対称の保持体によって形成されている。
この保持体は不動のケーシング内に配置されている。こ
の構造もやはり,軸受内に生ぜしめられて軸受ケーシン
グに放出される熱が熱伝導だけによって内実の部体内に
放出されるという欠点を有している。
が公知になっており,このゴデットにおいては,軸受ケ
ーシングは回転対称の保持体によって形成されている。
この保持体は不動のケーシング内に配置されている。こ
の構造もやはり,軸受内に生ぜしめられて軸受ケーシン
グに放出される熱が熱伝導だけによって内実の部体内に
放出されるという欠点を有している。
【0006】ドイツ連邦共和国実用新案71 13 90
2から1つのゴデットが公知になっており,このゴデッ
トにおいては軸受は軸及び軸受ケーシング内の空冷され
る流動通路によって冷却される。空気流はこの場合軸に
配置されたファン車を介して生ぜしめられる。この配置
は,中空軸が負荷が生じる場合の内実横断面の強度を達
成するために大きな外径を有していなければならないと
いう欠点を有している。しかしながらこのことは軸受の
より大きな回転数負荷をもたらす。別の欠点は,流動通
路を軸受ケーシング内に配置することであって,このよ
うな流動通路は熱を半径方向で一様に放出することがで
きない。
2から1つのゴデットが公知になっており,このゴデッ
トにおいては軸受は軸及び軸受ケーシング内の空冷され
る流動通路によって冷却される。空気流はこの場合軸に
配置されたファン車を介して生ぜしめられる。この配置
は,中空軸が負荷が生じる場合の内実横断面の強度を達
成するために大きな外径を有していなければならないと
いう欠点を有している。しかしながらこのことは軸受の
より大きな回転数負荷をもたらす。別の欠点は,流動通
路を軸受ケーシング内に配置することであって,このよ
うな流動通路は熱を半径方向で一様に放出することがで
きない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は,最初
に述べた形式の進行する合成糸を搬送し案内するゴデッ
トを改良して,軸受ケーシングが軸受の範囲から熱を迅
速かつ一様に放出し得るようにすることである。
に述べた形式の進行する合成糸を搬送し案内するゴデッ
トを改良して,軸受ケーシングが軸受の範囲から熱を迅
速かつ一様に放出し得るようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの課題
は最初に述べた形式のゴデットにおいて,次のようにし
て解決された。すなわち,軸受ケーシングが内側の軸受
保持体と外側の冷却体とから成っており,これらの軸受
保持体を冷却体とは,軸受保持体が全周で冷却体と導熱
接触するように,互いに結合されており,冷却体の材料
の熱伝導率は軸受保持体材料の熱伝導率よりも大きいよ
うにしたのである。
は最初に述べた形式のゴデットにおいて,次のようにし
て解決された。すなわち,軸受ケーシングが内側の軸受
保持体と外側の冷却体とから成っており,これらの軸受
保持体を冷却体とは,軸受保持体が全周で冷却体と導熱
接触するように,互いに結合されており,冷却体の材料
の熱伝導率は軸受保持体材料の熱伝導率よりも大きいよ
うにしたのである。
【0009】
【発明の効果】本発明は,軸受ケーシング内で強度及び
熱伝導率という傾向的に逆の材料特性値を互いに有利に
結びつけることを可能にした。ケーシングは本発明によ
れば,材料が極めて大きな熱伝導率を有する冷却体から
成っている。軸受装置の範囲における形状安定性並びに
強度を保証するために,軸受ケーシングは冷却体の内部
に軸受保持体を有している。この軸受保持体は大体にお
いて全周で冷却体と導熱接触している。この配置は更
に,冷却体が軸受保持体を全周で支えるという利点を有
している。これによって軸受保持体は最小の壁厚に構成
することができ,軸受に必要な位置公差が保証される。
軸受力はしたがって軸受保持体によっても,また冷却体
によっても,受け止められる。
熱伝導率という傾向的に逆の材料特性値を互いに有利に
結びつけることを可能にした。ケーシングは本発明によ
れば,材料が極めて大きな熱伝導率を有する冷却体から
成っている。軸受装置の範囲における形状安定性並びに
強度を保証するために,軸受ケーシングは冷却体の内部
に軸受保持体を有している。この軸受保持体は大体にお
いて全周で冷却体と導熱接触している。この配置は更
に,冷却体が軸受保持体を全周で支えるという利点を有
している。これによって軸受保持体は最小の壁厚に構成
することができ,軸受に必要な位置公差が保証される。
軸受力はしたがって軸受保持体によっても,また冷却体
によっても,受け止められる。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項2に記載した特に有利な実
施の形態においては,軸が冷却される。電気モータから
放出される熱量は大体において軸を介して軸受箇所に導
かれる。軸と軸受保持体との間に狭い空げきが形成され
ることによって,軸と軸受ケーシングとの間の熱伝達を
妨げる絶縁層が最小限にされる。
施の形態においては,軸が冷却される。電気モータから
放出される熱量は大体において軸を介して軸受箇所に導
かれる。軸と軸受保持体との間に狭い空げきが形成され
ることによって,軸と軸受ケーシングとの間の熱伝達を
妨げる絶縁層が最小限にされる。
【0011】軸と軸受ケーシングとの間の熱伝達を更に
高めるために,請求項3及び4に記載した実施の形態を
採用することができる。
高めるために,請求項3及び4に記載した実施の形態を
採用することができる。
【0012】別の特に有利な実施の形態においては,軸
受保持体は請求項5に記載したように,2つの環形のセ
グメントから構成されている。これによって,軸から放
出される熱エネルギの大部分を直接に冷却体に伝達する
ことが可能である。冷却体の外周面の熱放出面を増大さ
せるために,冷却体は有利には請求項6のように構成す
ることができる。請求項7によるゴデットの改良によっ
て,電気モータ及び軸受ケーシングを冷却するために,
有利には冷却空気流を利用することができる。
受保持体は請求項5に記載したように,2つの環形のセ
グメントから構成されている。これによって,軸から放
出される熱エネルギの大部分を直接に冷却体に伝達する
ことが可能である。冷却体の外周面の熱放出面を増大さ
せるために,冷却体は有利には請求項6のように構成す
ることができる。請求項7によるゴデットの改良によっ
て,電気モータ及び軸受ケーシングを冷却するために,
有利には冷却空気流を利用することができる。
【0013】加熱されているゴデットの場合には,片持
ち式に突出している軸の端部が回転するゴデット外とう
と軸との間に配置されている加熱装置によって加熱され
るという付加的な問題が生じる。この熱エネルギは軸受
のさらなる加熱をもたらす。しかしながら,請求項8及
び9によるゴデットの構成によって,加熱装置から保持
体と軸との間の環状室31内に放出される熱エネルギの
大部分を周囲区域内に放出することに成功した。自由に
回転するゴデット外とうの回転によって,吸引力が生ぜ
しめられ,この吸引力はゴデット外とうの閉じられてい
る端面に向かう軸方向の空気流を形成する。この場合空
気流はゴデット外とうの内部において開いている端部に
向かって引き続き導かれ,周囲区域内に放出される。誘
導加熱装置を使用する場合の実験の示したところでは,
冷却作用によって軸の温度が約30℃低下せしめられ
た。
ち式に突出している軸の端部が回転するゴデット外とう
と軸との間に配置されている加熱装置によって加熱され
るという付加的な問題が生じる。この熱エネルギは軸受
のさらなる加熱をもたらす。しかしながら,請求項8及
び9によるゴデットの構成によって,加熱装置から保持
体と軸との間の環状室31内に放出される熱エネルギの
大部分を周囲区域内に放出することに成功した。自由に
回転するゴデット外とうの回転によって,吸引力が生ぜ
しめられ,この吸引力はゴデット外とうの閉じられてい
る端面に向かう軸方向の空気流を形成する。この場合空
気流はゴデット外とうの内部において開いている端部に
向かって引き続き導かれ,周囲区域内に放出される。誘
導加熱装置を使用する場合の実験の示したところでは,
冷却作用によって軸の温度が約30℃低下せしめられ
た。
【0014】請求項10によるゴデットの構成は,加熱
されるゴデットにおいて軸受ケーシングの冷却のために
生ぜしめられる冷却空気流を同時に環状室の冷却に使用
するのに,特に有利である。これによってゴデット全体
を軸方向に貫流する冷却空気流が生ぜしめられる。
されるゴデットにおいて軸受ケーシングの冷却のために
生ぜしめられる冷却空気流を同時に環状室の冷却に使用
するのに,特に有利である。これによってゴデット全体
を軸方向に貫流する冷却空気流が生ぜしめられる。
【0015】請求項12による特に有利な実施の形態
は,生ぜしめられた冷却空気流を環状室の内部で循環し
て導く。環状室の内部の冷却空気流を強めるために,請
求項13によるゴデットの構成が有利である。
は,生ぜしめられた冷却空気流を環状室の内部で循環し
て導く。環状室の内部の冷却空気流を強めるために,請
求項13によるゴデットの構成が有利である。
【0016】
【実施例】以下においては,図面に示した実施例に基づ
いて本発明の構成を具体的に説明する。
いて本発明の構成を具体的に説明する。
【0017】図1においては,ゴデットの縦断面が概略
的に示されている。このゴデットはゴデット外とう2か
ら成っている。ゴデット外とう2はコップ形に構成され
ていて,軸1にかぶされている。軸1の片持ち式に突出
している端部にはゴデット外とう2の端壁4が固定され
ている。このために端壁4はゴデット外とう2に対して
同心的に向いたカラー7を有している。端壁4及びカラ
ー7は孔8が貫通しており,この孔はカラー7の自由端
部において円すい形に拡大している。軸1の片持ち式に
突出している端部には円すい部6が形成されており,こ
の円すい部は形状結合でカラー7と結合されている。緊
定部材5によってカラー7を有する端壁4は駆動軸1の
円すい部6に固く緊定されている。軸1の他方の端部に
おいて,軸1は電気モータ3と連結されている。この電
気モータ3は軸ひいてはゴデット外とう2を駆動する。
的に示されている。このゴデットはゴデット外とう2か
ら成っている。ゴデット外とう2はコップ形に構成され
ていて,軸1にかぶされている。軸1の片持ち式に突出
している端部にはゴデット外とう2の端壁4が固定され
ている。このために端壁4はゴデット外とう2に対して
同心的に向いたカラー7を有している。端壁4及びカラ
ー7は孔8が貫通しており,この孔はカラー7の自由端
部において円すい形に拡大している。軸1の片持ち式に
突出している端部には円すい部6が形成されており,こ
の円すい部は形状結合でカラー7と結合されている。緊
定部材5によってカラー7を有する端壁4は駆動軸1の
円すい部6に固く緊定されている。軸1の他方の端部に
おいて,軸1は電気モータ3と連結されている。この電
気モータ3は軸ひいてはゴデット外とう2を駆動する。
【0018】ゴデット外とう2と電気モータ3との間の
範囲において,軸1ひいては電気モータのロータは軸受
ケーシング11内の軸受9及び10によって軸受されて
いる。軸受ケーシング11は軸受保持体13と冷却体1
2とから成っている。軸受ケーシング11の端面36及
び37において軸受保持体13に軸受孔14及び15が
形成されている。軸受孔14及び15内には軸受9及び
10が押し込まれていて,軸受外輪が軸受保持体内で保
持され,軸受内輪が軸1に座着している。軸受孔14及
び15は,軸受保持体13内に大体において同心的に形
成されている軸孔16を介して互いに接続されている。
この軸孔16は,軸受保持体13と軸1との間に狭い空
げき22が生ぜしめられるように,寸法を定められてい
る。
範囲において,軸1ひいては電気モータのロータは軸受
ケーシング11内の軸受9及び10によって軸受されて
いる。軸受ケーシング11は軸受保持体13と冷却体1
2とから成っている。軸受ケーシング11の端面36及
び37において軸受保持体13に軸受孔14及び15が
形成されている。軸受孔14及び15内には軸受9及び
10が押し込まれていて,軸受外輪が軸受保持体内で保
持され,軸受内輪が軸1に座着している。軸受孔14及
び15は,軸受保持体13内に大体において同心的に形
成されている軸孔16を介して互いに接続されている。
この軸孔16は,軸受保持体13と軸1との間に狭い空
げき22が生ぜしめられるように,寸法を定められてい
る。
【0019】軸受保持体13は有利には回転対称に構成
されている。この軸受保持体は円周を冷却体12によっ
て覆われており,その際冷却体12は軸受保持体13と
導熱接触している。軸孔16の範囲において,軸受保持
体13は円周に分配された複数の切り込み21を有して
いる。これらの切り込み21は,冷却体12の,形状が
合致するピン20で満たされている。このことは,軸受
保持体と冷却体との間の熱伝達面を比較的に大きくする
ことができるという利点をもたらす。更に,軸1内に生
ずる熱を直接に冷却体12に放出することができる。
されている。この軸受保持体は円周を冷却体12によっ
て覆われており,その際冷却体12は軸受保持体13と
導熱接触している。軸孔16の範囲において,軸受保持
体13は円周に分配された複数の切り込み21を有して
いる。これらの切り込み21は,冷却体12の,形状が
合致するピン20で満たされている。このことは,軸受
保持体と冷却体との間の熱伝達面を比較的に大きくする
ことができるという利点をもたらす。更に,軸1内に生
ずる熱を直接に冷却体12に放出することができる。
【0020】軸受保持体はこの実施例においては有利に
は鋼又は鋳鉄から製作される。これに対し冷却体は有利
にはアルミニウムから成っている。したがって図1に示
した軸受ケーシングを製作する場合に,軸受保持体をア
ルミニウム鋳造体から成る冷却体内で直接に鋳込むこと
ができる。
は鋼又は鋳鉄から製作される。これに対し冷却体は有利
にはアルミニウムから成っている。したがって図1に示
した軸受ケーシングを製作する場合に,軸受保持体をア
ルミニウム鋳造体から成る冷却体内で直接に鋳込むこと
ができる。
【0021】一般に知られているように,アルミニウム
若しくはアルミニウム合金の熱伝導率は200W/(m
・K)の範囲である。これによってこの材料は熱エネル
ギの搬送のために良く適している。これに対し,鋼又は
鋳鉄は50W/(m・K)の範囲の熱伝導率を有してい
る。したがって完全に鋼又は鋳鉄から製作されている軸
受ケーシングはアルミニウムがら成る軸受ケーシングの
4分の1のエネルギを放出することになる。
若しくはアルミニウム合金の熱伝導率は200W/(m
・K)の範囲である。これによってこの材料は熱エネル
ギの搬送のために良く適している。これに対し,鋼又は
鋳鉄は50W/(m・K)の範囲の熱伝導率を有してい
る。したがって完全に鋼又は鋳鉄から製作されている軸
受ケーシングはアルミニウムがら成る軸受ケーシングの
4分の1のエネルギを放出することになる。
【0022】図1の実施例の軸受保持体13は,図3に
示すように閉じたブッシュとして構成することもでき
る。軸1内の熱の発生量が大きい場合には,図4の実施
例のように軸受保持体を構成するのが有利である。この
場合軸受保持体は2つの保持体セグメント25及び26
から成っている。これらの保持体セグメントはそれぞれ
端面36及び37のところで冷却体12内にはめ込まれ
ている。保持体セグメント25及び26内には軸受孔1
4及び15が構成されている。保持体セグメント25と
26との間の範囲は軸孔16まで冷却体12によって満
たされている。
示すように閉じたブッシュとして構成することもでき
る。軸1内の熱の発生量が大きい場合には,図4の実施
例のように軸受保持体を構成するのが有利である。この
場合軸受保持体は2つの保持体セグメント25及び26
から成っている。これらの保持体セグメントはそれぞれ
端面36及び37のところで冷却体12内にはめ込まれ
ている。保持体セグメント25及び26内には軸受孔1
4及び15が構成されている。保持体セグメント25と
26との間の範囲は軸孔16まで冷却体12によって満
たされている。
【0023】冷却体12の円周にはゴデットの軸方向に
延びる複数の冷却フィン24が一体に形成されており,
その都度互いに隣り合う2つの冷却フィン24の間に冷
却溝33が形成されている。冷却フィン24によって,
熱エネルギを周囲区域に放出するのに利用される冷却体
12の面が著しく増大せしめられる。
延びる複数の冷却フィン24が一体に形成されており,
その都度互いに隣り合う2つの冷却フィン24の間に冷
却溝33が形成されている。冷却フィン24によって,
熱エネルギを周囲区域に放出するのに利用される冷却体
12の面が著しく増大せしめられる。
【0024】冷却フィン24の円周には,冷却体12の
ゴデット外とう2の方の端部のところでフランジ41が
構成されており,このフランジは冷却フィン24と固く
結合されている。フランジ41は,ゴデットを機枠に固
定するのに役立つ。図1においてはフランジ41は単に
一部を断面して示されている。
ゴデット外とう2の方の端部のところでフランジ41が
構成されており,このフランジは冷却フィン24と固く
結合されている。フランジ41は,ゴデットを機枠に固
定するのに役立つ。図1においてはフランジ41は単に
一部を断面して示されている。
【0025】図1に示したゴデットの構成では,軸受ケ
ーシング11の駆動側に電気モータ3を覆う駆動ケーシ
ング17が配置されている。この駆動ケーシング17は
冷却フィン24の円周で軸受ケーシングと結合されてい
る。電気モータの,軸1とは反対の側にはファン19が
配置されており,このファンはやはり電気モータ3を介
して駆動される。ファン19は駆動ケーシング17内に
内蔵されている。駆動ケーシング17は閉じられた端面
に開口18を有しており,この開口を通して電気モータ
のエネルギ供給が導線23によって行われる。ファン1
9は駆動ケーシング17内に冷却空気流を生ぜしめ,こ
の冷却空気流は外部から開口18を通って駆動ケーシン
グ内に流入し,電気モータ3に沿って流れる。電気モー
タ3のケーシングはこの場合有利には冷却体12に配置
しておくこともできる。図1の矢印で示した冷却空気流
はその場合冷却体12の冷却溝33内に達し,冷却フィ
ン24に沿って軸方向に流れる。これによって冷却体1
2の周囲区域への熱放出が著しく増大せしめられる。
ーシング11の駆動側に電気モータ3を覆う駆動ケーシ
ング17が配置されている。この駆動ケーシング17は
冷却フィン24の円周で軸受ケーシングと結合されてい
る。電気モータの,軸1とは反対の側にはファン19が
配置されており,このファンはやはり電気モータ3を介
して駆動される。ファン19は駆動ケーシング17内に
内蔵されている。駆動ケーシング17は閉じられた端面
に開口18を有しており,この開口を通して電気モータ
のエネルギ供給が導線23によって行われる。ファン1
9は駆動ケーシング17内に冷却空気流を生ぜしめ,こ
の冷却空気流は外部から開口18を通って駆動ケーシン
グ内に流入し,電気モータ3に沿って流れる。電気モー
タ3のケーシングはこの場合有利には冷却体12に配置
しておくこともできる。図1の矢印で示した冷却空気流
はその場合冷却体12の冷却溝33内に達し,冷却フィ
ン24に沿って軸方向に流れる。これによって冷却体1
2の周囲区域への熱放出が著しく増大せしめられる。
【0026】図2には図1のゴデットの斜視図が示され
ており,その際フランジ41の図示は省略した。軸受ケ
ーシング11は回転対称に構成されている。駆動側にお
いて冷却フィン24の円周に駆動ケーシング17が固定
されている。冷却体12と駆動ケーシング17との間
に,円周に分配された複数の出口開口38が形成されて
おり,これらの出口開口は冷却溝33内に開口してい
る。ゴデット外とう2は端壁4を介して緊定部材5によ
って軸に連結されており,矢印で示した回転方向に駆動
される。電気モータ3のエネルギ供給はこの場合導線2
3を介して行われる。このようなゴデットは例えば機枠
に直接に取り付けられる。このために,冷却フィン24
に環状のフランジを取り付けるのが有利であり,その場
合機枠への固定はこのフランジを介して行われる。
ており,その際フランジ41の図示は省略した。軸受ケ
ーシング11は回転対称に構成されている。駆動側にお
いて冷却フィン24の円周に駆動ケーシング17が固定
されている。冷却体12と駆動ケーシング17との間
に,円周に分配された複数の出口開口38が形成されて
おり,これらの出口開口は冷却溝33内に開口してい
る。ゴデット外とう2は端壁4を介して緊定部材5によ
って軸に連結されており,矢印で示した回転方向に駆動
される。電気モータ3のエネルギ供給はこの場合導線2
3を介して行われる。このようなゴデットは例えば機枠
に直接に取り付けられる。このために,冷却フィン24
に環状のフランジを取り付けるのが有利であり,その場
合機枠への固定はこのフランジを介して行われる。
【0027】図3及び図4においては加熱されるゴデッ
トの2つの実施例が示されている。この場合,同じ機能
を有する部品には同じ符号が付けられている。ゴデット
外とう2,軸1,電気モータ3,軸受ケーシング11及
び駆動ケーシング17の配置は図1に示した構造と大体
において同じである。繰り返しを避けるために,図1に
ついての説明を指摘しておく。
トの2つの実施例が示されている。この場合,同じ機能
を有する部品には同じ符号が付けられている。ゴデット
外とう2,軸1,電気モータ3,軸受ケーシング11及
び駆動ケーシング17の配置は図1に示した構造と大体
において同じである。繰り返しを避けるために,図1に
ついての説明を指摘しておく。
【0028】図3及び4の実施例においては円筒状の保
持体27がゴデット外とうの内部の範囲において軸1に
かぶせられている。保持体27の,軸受ケーシング11
の方の側において,保持体27にカラー28が一体に形
成されている。このカラー28はフランジ41に移行し
ている。この場合カラー28及びフランジ41は1つの
部材から,あるいは有利には複数の部材から成ることが
できる。カラー28は冷却フィン24の円周で冷却フィ
ン24と結合されている。この場合カラー28は,冷却
溝33の範囲において軸受ケーシング11とカラー28
との間に開口30が形成されるように,形成されてい
る。これらの開口30によって,軸1と保持体27との
間に形成されている環状室31が冷却溝33と接続され
ている。保持体27の円周には,大体においてゴデット
外とうの長さにわたって延びている加熱部材29が配置
されている。この加熱部材29はこの場合有利には電気
コイルによって形成され,この電気コイルは誘導によっ
てゴデット外とう2を加熱することが可能である。
持体27がゴデット外とうの内部の範囲において軸1に
かぶせられている。保持体27の,軸受ケーシング11
の方の側において,保持体27にカラー28が一体に形
成されている。このカラー28はフランジ41に移行し
ている。この場合カラー28及びフランジ41は1つの
部材から,あるいは有利には複数の部材から成ることが
できる。カラー28は冷却フィン24の円周で冷却フィ
ン24と結合されている。この場合カラー28は,冷却
溝33の範囲において軸受ケーシング11とカラー28
との間に開口30が形成されるように,形成されてい
る。これらの開口30によって,軸1と保持体27との
間に形成されている環状室31が冷却溝33と接続され
ている。保持体27の円周には,大体においてゴデット
外とうの長さにわたって延びている加熱部材29が配置
されている。この加熱部材29はこの場合有利には電気
コイルによって形成され,この電気コイルは誘導によっ
てゴデット外とう2を加熱することが可能である。
【0029】加熱部材29内に生ずる熱が軸1内に排出
されないようにするために,軸受ケーシングの円周に形
成された開口30によって,ゴデット外とうの回転に基
づく空気流動が生ぜしめられる。この場合,周囲区域の
空気が環状室31内に吸い込まれ,加熱部材29と回転
するゴデット外とう2との間に形成されている環状透き
間39を経て,ゴデット外とうの開いている端部に形成
されている環状開口に排出される。
されないようにするために,軸受ケーシングの円周に形
成された開口30によって,ゴデット外とうの回転に基
づく空気流動が生ぜしめられる。この場合,周囲区域の
空気が環状室31内に吸い込まれ,加熱部材29と回転
するゴデット外とう2との間に形成されている環状透き
間39を経て,ゴデット外とうの開いている端部に形成
されている環状開口に排出される。
【0030】環状室31の内部における空気交換若しく
は冷却空気の循環を達成するために,図3に示したゴデ
ットにおいては,円周の部分範囲の冷却溝が,冷却フィ
ンの間で横に置かれたウェブ32によって2つの部分区
分に分割されている。これによって,ファン19によっ
て生ぜしめられた軸方向の冷却空気流が全周にわたって
一様に環状室31内に流入することはない。冷却溝33
がウェブ32によって分割されている範囲では,軸方向
の冷却空気流は環状室31内に流入せずに,外方にそら
される。これによって,環状室31内での冷却空気流の
循環が生ぜしめられる。この手段によって環状室31の
内部の空気循環が更に高められる。
は冷却空気の循環を達成するために,図3に示したゴデ
ットにおいては,円周の部分範囲の冷却溝が,冷却フィ
ンの間で横に置かれたウェブ32によって2つの部分区
分に分割されている。これによって,ファン19によっ
て生ぜしめられた軸方向の冷却空気流が全周にわたって
一様に環状室31内に流入することはない。冷却溝33
がウェブ32によって分割されている範囲では,軸方向
の冷却空気流は環状室31内に流入せずに,外方にそら
される。これによって,環状室31内での冷却空気流の
循環が生ぜしめられる。この手段によって環状室31の
内部の空気循環が更に高められる。
【0031】図4の実施例においては,環状室31内で
円筒状の絶縁体34が軸1にかぶせられている。この絶
縁体34はこの場合大体において保持体27の全長にわ
たって延びている。これによって軸1と保持体27との
間に付加的な熱シールドが形成される。更に,軸1上に
複数の押しのけ部材35が配置されており,これらの押
しのけ部材は環状室31内に突入している。押しのけ部
材は,軸1が回転する場合に軸方向に向いた冷却空気流
を生ぜしめるように,構成されている。この配置は,特
に加熱コイルを使用する場合に,軸冷却のほかに,コイ
ルの冷却も行うのに適している。
円筒状の絶縁体34が軸1にかぶせられている。この絶
縁体34はこの場合大体において保持体27の全長にわ
たって延びている。これによって軸1と保持体27との
間に付加的な熱シールドが形成される。更に,軸1上に
複数の押しのけ部材35が配置されており,これらの押
しのけ部材は環状室31内に突入している。押しのけ部
材は,軸1が回転する場合に軸方向に向いた冷却空気流
を生ぜしめるように,構成されている。この配置は,特
に加熱コイルを使用する場合に,軸冷却のほかに,コイ
ルの冷却も行うのに適している。
【0032】図1〜4に示した軸受ケーシング11の回
転対称の構成は有利な例として示したものである。しか
しながら,本発明は回転対称の軸受ケーシングに限定さ
れるものではない。したがって軸受ケーシングは回転対
称の形状とは異なった形状を有することもできる。
転対称の構成は有利な例として示したものである。しか
しながら,本発明は回転対称の軸受ケーシングに限定さ
れるものではない。したがって軸受ケーシングは回転対
称の形状とは異なった形状を有することもできる。
【図1】本発明によるゴデットの第1実施例の概略的縦
断面図である。
断面図である。
【図2】図1のゴデットの斜視図である。
【図3】加熱されるゴデットの実施例の概略的縦断面図
である。
である。
【図4】加熱されるゴデットの別の実施例の概略的縦断
面図である。
面図である。
1 軸, 2 ゴデット外とう, 3 電気モータ,
4 端壁, 5 緊定部材, 6 円すい部, 7 カ
ラー, 8 孔, 9及び10 軸受, 11軸受ケー
シング, 12 冷却体, 13 軸受保持体, 14
及び15 軸受孔, 16 軸孔, 17 駆動ケーシ
ング, 18 開口, 19 ファン, 20 ピン,
21 切り込み, 22 空げき, 23 導線,
24冷却フィン, 25及び26 保持体セグメント,
27 保持体, 28 カラー, 29 加熱部材,
30 開口, 31 環状室, 32 ウェブ,33
冷却溝, 34 絶縁体, 35 押しのけ部材,
36及び37 端面, 38 出口開口, 39 環状
透き間, 41 フランジ
4 端壁, 5 緊定部材, 6 円すい部, 7 カ
ラー, 8 孔, 9及び10 軸受, 11軸受ケー
シング, 12 冷却体, 13 軸受保持体, 14
及び15 軸受孔, 16 軸孔, 17 駆動ケーシ
ング, 18 開口, 19 ファン, 20 ピン,
21 切り込み, 22 空げき, 23 導線,
24冷却フィン, 25及び26 保持体セグメント,
27 保持体, 28 カラー, 29 加熱部材,
30 開口, 31 環状室, 32 ウェブ,33
冷却溝, 34 絶縁体, 35 押しのけ部材,
36及び37 端面, 38 出口開口, 39 環状
透き間, 41 フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ライナルト フォス ドイツ連邦共和国 ヴェルメルスキルヒェ ン ヴィルヘルム−イデール−シュトラー セ 7 アー (72)発明者 ベルント エルハルト クメルト ドイツ連邦共和国 ゾーリンゲン ヴィッ ヒャーンシュトラーセ 23
Claims (14)
- 【請求項1】 進行する合成糸を搬送し案内するゴデッ
トであって,片持ち式に軸受された軸(1)を有し,こ
の軸の片持ち式に突出している端部に,コップ形にかぶ
せられたゴデット外とう(2)が固定されており,この
軸の他方の端部は電気モータ(3)に結合されており,
かつ,ゴデット外とう(2)と電気モータ(3)との間
に配置された軸受ケーシング(11)を有し,この軸受
ケーシングは軸受(9,10)を収容するための少なく
とも1つの軸受孔(14,15)を有しており,該軸受
内で軸(1)が軸受されている形式のものにおいて,軸
受ケーシング(11)が内側の軸受保持体(13)と外
側の冷却体(12)とから成っており,これらの軸受保
持体と冷却体とは,軸受保持体(13)が全周で冷却体
(12)と導熱接触するように,互いに結合されてお
り,冷却体(12)の材料の熱伝導率は軸受保持体材料
の熱伝導率よりも大きいことを特徴とする,進行する合
成糸を搬送し案内するゴデット。 - 【請求項2】 軸受保持体(13)が端面にそれぞれ1
つの軸受孔(14,15)を有しており,これらの軸受
孔は,軸受孔(14,15)よりも小さな直径をもって
大体において同心的に形成されている軸孔(16)によ
って,互いに接続されており,軸(1)と軸受保持体
(13)との間で軸孔(16)の範囲に狭い空げき(2
2)が形成されていることを特徴とする,請求項1記載
のゴデット。 - 【請求項3】 軸受保持体(13)が軸孔(16)の範
囲の円周に複数の半径方向の切り込み(21)を,かつ
冷却体(12)が複数のピン(20)を有しており,そ
の際各切り込み(21)が1つの同一形状のピン(2
0)によって満たされていることを特徴とする,請求項
2記載のゴデット。 - 【請求項4】 切り込み(21)が軸受保持体(13)
の外とうを完全に貫通していることを特徴とする,請求
項3記載のゴデット。 - 【請求項5】 軸受保持体が2つの環形の保持体セグメ
ント(25,26)から成っており,これらの保持体セ
グメントは冷却体(12)の端面に配置されていて,そ
れぞれ軸受孔(14,15)を有しており,これらの軸
受孔(14,15)は,冷却体(12)内の,軸受孔
(14,15)よりも小さな直径をもって大体において
同心的に形成されている軸孔(16)によって互いに接
続されており,軸(1)と冷却体(12)との間で軸孔
(16)の範囲に狭い空げき(22)が形成されている
ことを特徴とする,請求項1記載のゴデット。 - 【請求項6】 冷却体(12)が軸方向に向いた冷却フ
ィン(24)を円周に有していることを特徴とする,請
求項1から5までのいずれか1項記載のゴデット。 - 【請求項7】 冷却フィン(24)が駆動側で円周を駆
動ケーシング(17)と結合されており,駆動ケーシン
グ(17)の内部にファン(19)が配置されており,
このファンは冷却のために軸方向に向いた空気流を生ぜ
しめることを特徴とする,請求項6記載のゴデット。 - 【請求項8】 ゴデット外とう(2)の内部で軸(1)
にかぶせられていて,ゴデット外とう(2)を加熱する
ための加熱部材(29)を円周に有している定置の円筒
状の保持体(27)と,軸受ケーシング(11)との間
に,軸受ケーシング(11)の円周に分配された複数の
開口(30)が形成されており,これらの開口によっ
て,軸(1)と保持体(27)との間に形成されている
環状室(31)が周囲区域と接続されていることを特徴
とする,請求項1から7までのいずれか1項記載のゴデ
ット。 - 【請求項9】 進行する合成糸を搬送し案内するゴデッ
トであって,片持ち式に軸受された軸(1)を有し,こ
の軸の片持ち式に突出している端部に,コップ形にかぶ
せられたゴデット外とう(2)が固定されており,この
軸の他方の端部は電気モータ(3)に結合されており,
かつ,ゴデット外とう(2)と電気モータ(3)との間
に配置された軸受ケーシング(11)を有し,この軸受
ケーシングは軸受(9,10)を収容するための少なく
とも1つの軸受孔(14,15)を有しており,該軸受
内で軸(1)が軸受されており,更に定置の円筒状の保
持体(27)を有し,この保持体はゴデット外とう
(2)の内部で軸(1)にかぶせられていて,ゴデット
外とう(2)を加熱するための加熱部材(29)を円周
に有している形式のものにおいて,保持体(27)と軸
受ケーシング(11)との間に,軸受ケーシング(1
1)の円周に分配された複数の開口(30)が形成され
ており,これらの開口によって,軸(1)と保持体(2
7)との間に形成されている環状室(31)が周囲区域
と接続されていることを特徴とする,進行する合成糸を
搬送し案内するゴデット。 - 【請求項10】 保持体(27)に取り付けられたカラ
ー(28)が軸受ケーシング(11)の冷却体(12)
に次のように,すなわち開口(30)がそれぞれ冷却体
(12)の互いに隣り合う2つの冷却フィン(24)と
カラー(28)との間に生じて,冷却フィン(24)の
間を案内される冷却空気流が少なくとも部分的に開口
(30)を通って環状室(31)内に導かれ得るよう
に,固定されていることを特徴とする,請求項8又は9
記載のゴデット。 - 【請求項11】 カラー(28)が冷却体(12)の冷
却フィン(24)の円周に配置されていることを特徴と
する,請求項10記載のゴデット。 - 【請求項12】 冷却体(12)の円周の部分範囲にわ
たって,互いに隣り合う複数の冷却フィン(24)の間
に,冷却フィン(24)に対して横方向に向いたウェブ
(32)が配置されており,このウェブはそれぞれ,互
いに隣り合う2つの冷却フィン(24)の間にある冷却
溝(33)を2つの部分区分に分割していることを特徴
とする,請求項7から11までのいずれか1項記載のゴ
デット。 - 【請求項13】 環状室(31)内で軸(1)と保持体
(27)との間に絶縁体(34)が配置されていること
を特徴とする,請求項8から12までのいずれか1項記
載のゴデット。 - 【請求項14】 環状室(31)内に半径方向に突入す
る少なくとも1つの押しのけ部材(35)が軸(1)に
固定されていることを特徴とする,請求項8から13ま
でのいずれか1項記載のゴデット。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19752932 | 1997-11-28 | ||
DE19752932.1 | 1997-11-28 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11222746A true JPH11222746A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=7850190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10335467A Pending JPH11222746A (ja) | 1997-11-28 | 1998-11-26 | 進行する合成糸を搬送し案内するゴデット |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6111235A (ja) |
JP (1) | JPH11222746A (ja) |
KR (1) | KR19990045676A (ja) |
CN (1) | CN1097106C (ja) |
CH (1) | CH692954A5 (ja) |
DE (1) | DE19854499B4 (ja) |
TW (1) | TW490517B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1894782A3 (en) * | 2006-09-04 | 2008-10-29 | Ichikoh Industries, Ltd. | Mirror apparatus for use in vehicles |
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CN100396832C (zh) * | 2000-08-10 | 2008-06-25 | 苏拉有限及两合公司 | 导丝辊单元 |
DE102004052557A1 (de) * | 2004-10-29 | 2006-05-04 | Saurer Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zur Höhenverstellung eines Fadenführers |
DE102005048041A1 (de) * | 2005-10-07 | 2007-04-12 | Saurer Gmbh & Co. Kg | Fadenabzugseinrichtung für eine Kreuzspulen herstellende Textilmaschine |
DE102006038418A1 (de) * | 2006-08-17 | 2008-02-21 | Busch Produktions Gmbh | Rotorkühlung für trocken laufende Drehschieber-Vakuumpumpen bzw. -Verdichter |
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CN101941200B (zh) * | 2009-07-03 | 2015-03-25 | 德昌电机(深圳)有限公司 | 电动工具及其马达组件 |
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CN201455943U (zh) * | 2009-07-08 | 2010-05-12 | 德昌电机(深圳)有限公司 | 电动工具 |
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US11139722B2 (en) | 2018-03-02 | 2021-10-05 | Black & Decker Inc. | Motor having an external heat sink for a power tool |
CN112376160B (zh) * | 2020-11-04 | 2022-02-01 | 山东滨州恒盛网业有限公司 | 一种建筑化纤绳网编织用绞合走线装置 |
TWI763184B (zh) * | 2020-12-16 | 2022-05-01 | 國立成功大學 | 馬達及其轉軸冷卻裝置 |
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DE59101640D1 (de) * | 1990-04-26 | 1994-06-23 | Rieter Ag Maschf | Streckrollenaggregat. |
-
1998
- 1998-11-09 CH CH02238/98A patent/CH692954A5/de not_active IP Right Cessation
- 1998-11-17 TW TW087119008A patent/TW490517B/zh active
- 1998-11-25 US US09/199,260 patent/US6111235A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-11-25 DE DE19854499A patent/DE19854499B4/de not_active Expired - Fee Related
- 1998-11-26 JP JP10335467A patent/JPH11222746A/ja active Pending
- 1998-11-27 CN CN98122720A patent/CN1097106C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1998-11-28 KR KR1019980051477A patent/KR19990045676A/ko not_active Application Discontinuation
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CN1218851A (zh) | 1999-06-09 |
US6111235A (en) | 2000-08-29 |
CN1097106C (zh) | 2002-12-25 |
DE19854499A1 (de) | 1999-06-02 |
DE19854499B4 (de) | 2007-04-12 |
TW490517B (en) | 2002-06-11 |
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