JPH11220409A - アンテナ複合部品 - Google Patents
アンテナ複合部品Info
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- JPH11220409A JPH11220409A JP1928198A JP1928198A JPH11220409A JP H11220409 A JPH11220409 A JP H11220409A JP 1928198 A JP1928198 A JP 1928198A JP 1928198 A JP1928198 A JP 1928198A JP H11220409 A JPH11220409 A JP H11220409A
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Landscapes
- Details Of Aerials (AREA)
- Transmitters (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高周波回路部と線状アンテナとの結合度の調
整が不要な小型のアンテナ複合部品を提供する。 【解決手段】 アンテナ複合部品10は、線状アンテナ
11と、その線状アンテナ11に電磁界結合する線路導
体12とからなる。この際、線状アンテナ11と線路導
体12とは、線状アンテナ11が主伝送線路となり、線
路導体12が副伝送線路となる方向性結合器を構成して
いる。そして、方向性結合器の主伝送線路の入力端子と
なる線状アンテナ11の給電用端子13には、高周波回
路部14が接続される。また、方向性結合器の副伝送線
路の出力端子となる線路導体12の一方端子15には送
信電力検出器16が、副伝送線路のアイソーレーション
端子となる線路導体12の他方端子17には50Ωの抵
抗18を介してグランドが、それぞれ接続される。
整が不要な小型のアンテナ複合部品を提供する。 【解決手段】 アンテナ複合部品10は、線状アンテナ
11と、その線状アンテナ11に電磁界結合する線路導
体12とからなる。この際、線状アンテナ11と線路導
体12とは、線状アンテナ11が主伝送線路となり、線
路導体12が副伝送線路となる方向性結合器を構成して
いる。そして、方向性結合器の主伝送線路の入力端子と
なる線状アンテナ11の給電用端子13には、高周波回
路部14が接続される。また、方向性結合器の副伝送線
路の出力端子となる線路導体12の一方端子15には送
信電力検出器16が、副伝送線路のアイソーレーション
端子となる線路導体12の他方端子17には50Ωの抵
抗18を介してグランドが、それぞれ接続される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナ複合部品
に関し、特に、携帯電話などの無線機器の送信電力を検
出することができるアンテナ複合部品に関する。
に関し、特に、携帯電話などの無線機器の送信電力を検
出することができるアンテナ複合部品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線機器は小型化が進み、特に携
帯電話や自動車電話に代表される携帯用無線電話装置の
小型・軽量化は目覚ましいものがある。これらの機器に
内蔵されたアンテナ複合部品は、高周波回路部からの送
信電力の一部を送信電力検出器に出力する役目を担う。
そして、送信電力検出器からの制御信号に基づいて、送
信電力を所定の電力まで増幅する高周波回路部では、送
信電力を加減する制御が行なわれている。
帯電話や自動車電話に代表される携帯用無線電話装置の
小型・軽量化は目覚ましいものがある。これらの機器に
内蔵されたアンテナ複合部品は、高周波回路部からの送
信電力の一部を送信電力検出器に出力する役目を担う。
そして、送信電力検出器からの制御信号に基づいて、送
信電力を所定の電力まで増幅する高周波回路部では、送
信電力を加減する制御が行なわれている。
【0003】図5に、従来の携帯電話などの無線機器の
アンテナ複合部品を示す。アンテナ複合部品50は、ア
ンテナ51と方向性結合器52で構成され、高周波回路
部53の送信電力は、方向性結合器52の主伝送線路5
4を経由してアンテナ51より送信される。また、高周
波回路部53の送信電力の一部は、方向性結合器52の
副伝送線路55を経由して送信電力検出器56へ導か
れ、アンテナ51から逆流する送信電力の一部は、抵抗
57に吸収される。アンテナ複合部品50が、上述のよ
うな構成を備えることにより、高周波回路部53からの
送信電力を検出することが可能となる。
アンテナ複合部品を示す。アンテナ複合部品50は、ア
ンテナ51と方向性結合器52で構成され、高周波回路
部53の送信電力は、方向性結合器52の主伝送線路5
4を経由してアンテナ51より送信される。また、高周
波回路部53の送信電力の一部は、方向性結合器52の
副伝送線路55を経由して送信電力検出器56へ導か
れ、アンテナ51から逆流する送信電力の一部は、抵抗
57に吸収される。アンテナ複合部品50が、上述のよ
うな構成を備えることにより、高周波回路部53からの
送信電力を検出することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
のアンテナ複合部品においては、アンテナと方向性結合
器とを備えるため、部品点数が増え、大型化するととも
に、高周波回路部とアンテナとの結合度を調整する必要
があるという問題があった。
のアンテナ複合部品においては、アンテナと方向性結合
器とを備えるため、部品点数が増え、大型化するととも
に、高周波回路部とアンテナとの結合度を調整する必要
があるという問題があった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、高周波回路部と線状アンテナ
との結合度の調整が不要な小型のアンテナ複合部品を提
供することを目的とする。
めになされたものであり、高周波回路部と線状アンテナ
との結合度の調整が不要な小型のアンテナ複合部品を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述する問題点を解決す
るため本発明のアンテナ複合部品は、主伝送線路をなす
線状アンテナと、該線状アンテナが載置される基板に設
けられる副伝送線路をなす線路導体とからなるととも
に、前記線状アンテナと前記線路導体とが電磁界結合す
ることを特徴とする。
るため本発明のアンテナ複合部品は、主伝送線路をなす
線状アンテナと、該線状アンテナが載置される基板に設
けられる副伝送線路をなす線路導体とからなるととも
に、前記線状アンテナと前記線路導体とが電磁界結合す
ることを特徴とする。
【0007】また、前記線状アンテナが、誘電体セラミ
ックス及び磁性体セラミックスの少なくとも一方からな
る基体と、該基体に形成された導体と、前記基体の表面
に形成されるとともに、前記導体の一端が接続された給
電用端子とを備えることを特徴とする。
ックス及び磁性体セラミックスの少なくとも一方からな
る基体と、該基体に形成された導体と、前記基体の表面
に形成されるとともに、前記導体の一端が接続された給
電用端子とを備えることを特徴とする。
【0008】本発明のアンテナ複合部品によれば、本実
施例のアンテナ複合部品によれば、基板に載置される主
伝送線路となる線状アンテナと、基板に設けられる副伝
送線路となる線路導体とが電磁界結合するため、線状ア
ンテナと線路導体とで方向性結合器を構成することがで
きる。したがって、別途、方向性結合器を備える必要が
なくなるため、アンテナ複合部品の部品点数を減らすこ
とができる。
施例のアンテナ複合部品によれば、基板に載置される主
伝送線路となる線状アンテナと、基板に設けられる副伝
送線路となる線路導体とが電磁界結合するため、線状ア
ンテナと線路導体とで方向性結合器を構成することがで
きる。したがって、別途、方向性結合器を備える必要が
なくなるため、アンテナ複合部品の部品点数を減らすこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。図1に、本発明に係るアンテナ複合部
品の一実施例のブロック図を示す。アンテナ複合部品1
0は、線状アンテナ11と、その線状アンテナ11に電
磁界結合する線路導体12とからなる。この際、線状ア
ンテナ11と線路導体12とは、線状アンテナ11が主
伝送線路となり、線路導体12が副伝送線路となる方向
性結合器を構成している。
施例を説明する。図1に、本発明に係るアンテナ複合部
品の一実施例のブロック図を示す。アンテナ複合部品1
0は、線状アンテナ11と、その線状アンテナ11に電
磁界結合する線路導体12とからなる。この際、線状ア
ンテナ11と線路導体12とは、線状アンテナ11が主
伝送線路となり、線路導体12が副伝送線路となる方向
性結合器を構成している。
【0010】そして、方向性結合器の主伝送線路の入力
端子となる線状アンテナ11の給電用端子13には、高
周波回路部14が接続される。また、方向性結合器の副
伝送線路の出力端子となる線路導体12の一方端子15
には送信電力検出器16が、副伝送線路のアイソーレー
ション端子となる線路導体12の他方端子17には50
Ωの抵抗18を介してグランドが、それぞれ接続され
る。すなわち、線路導体12の他方端子17は50Ω終
端となる。
端子となる線状アンテナ11の給電用端子13には、高
周波回路部14が接続される。また、方向性結合器の副
伝送線路の出力端子となる線路導体12の一方端子15
には送信電力検出器16が、副伝送線路のアイソーレー
ション端子となる線路導体12の他方端子17には50
Ωの抵抗18を介してグランドが、それぞれ接続され
る。すなわち、線路導体12の他方端子17は50Ω終
端となる。
【0011】以上の構成で、高周波回路部14からの送
信電力は、方向性結合器の主伝送線路となる線状アンテ
ナ11から直接送信される。
信電力は、方向性結合器の主伝送線路となる線状アンテ
ナ11から直接送信される。
【0012】また、高周波回路部14の送信電力の一部
は、方向性結合器の副伝送線路となる線路導体12を経
由して送信電力検出器15へ導かれ、送信電力検出器1
5で送信電力の異常などを検出する。さらに、線状アン
テナ11から逆流する送信電力の一部は、抵抗18に吸
収される。
は、方向性結合器の副伝送線路となる線路導体12を経
由して送信電力検出器15へ導かれ、送信電力検出器1
5で送信電力の異常などを検出する。さらに、線状アン
テナ11から逆流する送信電力の一部は、抵抗18に吸
収される。
【0013】なお、本実施例の場合には、線状アンテナ
11と線路導体12とで、それぞれの長さをλ/4
(λ:送信電力の波長)として20dBの方向性結合器
を構成している。その結果、方向性結合器の副伝送線路
である線路導体12の一方端子15から出力される送信
電力の1/100の信号を送信電力検出器15において
検出する。
11と線路導体12とで、それぞれの長さをλ/4
(λ:送信電力の波長)として20dBの方向性結合器
を構成している。その結果、方向性結合器の副伝送線路
である線路導体12の一方端子15から出力される送信
電力の1/100の信号を送信電力検出器15において
検出する。
【0014】図2に、図1のアンテナ複合部品の斜視図
を示す。アンテナ複合部品10は、線状アンテナ11
と、上面に線路導体12、下面にグランド電極21が印
刷、蒸着、スパッタなどにより形成された基板22とか
らなり、線状アンテナ11は基板22上に載置される。
そして、主伝送線路となる線状アンテナ11と副伝送線
路となる線路導体12とが電磁界結合し、線状アンテナ
11と線路導体12とで方向性結合器を構成する。
を示す。アンテナ複合部品10は、線状アンテナ11
と、上面に線路導体12、下面にグランド電極21が印
刷、蒸着、スパッタなどにより形成された基板22とか
らなり、線状アンテナ11は基板22上に載置される。
そして、主伝送線路となる線状アンテナ11と副伝送線
路となる線路導体12とが電磁界結合し、線状アンテナ
11と線路導体12とで方向性結合器を構成する。
【0015】この際、基板22はアルミナで構成されて
おり、比誘電率が小さく線路導体12の特性インピーダ
ンスを大きくすることができ、方向性結合器の特性をよ
くすることができる。また、線路導体12とグランド電
極21とはマイクロストリップライン構造を形成してい
る。
おり、比誘電率が小さく線路導体12の特性インピーダ
ンスを大きくすることができ、方向性結合器の特性をよ
くすることができる。また、線路導体12とグランド電
極21とはマイクロストリップライン構造を形成してい
る。
【0016】図3及び図4に、アンテナ複合部品を構成
する線状アンテナの透視斜視図及び分解斜視図を示す。
線状アンテナ11は、直方体状の基体1と、基体1の内
部に、基体1の長手方向に螺旋状に巻回される導体2
と、基体1の表面に、導体2に電圧を印加するために導
体2の一端が接続される給電用端子13とを備えてな
る。
する線状アンテナの透視斜視図及び分解斜視図を示す。
線状アンテナ11は、直方体状の基体1と、基体1の内
部に、基体1の長手方向に螺旋状に巻回される導体2
と、基体1の表面に、導体2に電圧を印加するために導
体2の一端が接続される給電用端子13とを備えてな
る。
【0017】基体1は、酸化バリウム、酸化アルミニウ
ム、シリカを主成分とする誘電体セラミックス(比誘電
率:約6.1)からなる矩形状の第1〜第3のシート層
3a〜3cを積層してなる。このうち、第1及び第2の
シート層3a,3bの表面には、印刷、蒸着、貼り合わ
せ、あるいはメッキによって、銅あるいは銅合金よりな
り、略L字状あるいは直線状をなす導電パターン4a〜
4hが設けられる。さらに、第2のシート層3bの所定
の位置(導電パターン4e〜4gの両端及び導電パター
ン4hの一端)には、厚み方向にビアホール5が設けら
れる。
ム、シリカを主成分とする誘電体セラミックス(比誘電
率:約6.1)からなる矩形状の第1〜第3のシート層
3a〜3cを積層してなる。このうち、第1及び第2の
シート層3a,3bの表面には、印刷、蒸着、貼り合わ
せ、あるいはメッキによって、銅あるいは銅合金よりな
り、略L字状あるいは直線状をなす導電パターン4a〜
4hが設けられる。さらに、第2のシート層3bの所定
の位置(導電パターン4e〜4gの両端及び導電パター
ン4hの一端)には、厚み方向にビアホール5が設けら
れる。
【0018】そして、第1〜第3のシート層3a〜3c
を積層し、導電パターン4a〜4hをビアホール5で接
続した後、焼結することにより、基体1の内部に、基体
1の長手方向に、螺旋状に巻回され、その巻回断面が矩
形状をなす導体2が形成される。
を積層し、導電パターン4a〜4hをビアホール5で接
続した後、焼結することにより、基体1の内部に、基体
1の長手方向に、螺旋状に巻回され、その巻回断面が矩
形状をなす導体2が形成される。
【0019】なお、導体2の一端(導電パターン4aの
一端)は、基体1の表面に引き出され、導体2に電圧を
印加するために基体1の表面に設けられた給電用端子1
3に接続される。一方、導体2の他端(導電パターン4
hの他端)は、基体1の内部で自由端6を形成する。
一端)は、基体1の表面に引き出され、導体2に電圧を
印加するために基体1の表面に設けられた給電用端子1
3に接続される。一方、導体2の他端(導電パターン4
hの他端)は、基体1の内部で自由端6を形成する。
【0020】上記のように、本実施例のアンテナ複合部
品によれば、基板に載置される主伝送線路となる線状ア
ンテナと、基板に設けられる副伝送線路となる線路導体
とが電磁界結合するため、線状アンテナと線路導体とで
方向性結合器を構成することができる。
品によれば、基板に載置される主伝送線路となる線状ア
ンテナと、基板に設けられる副伝送線路となる線路導体
とが電磁界結合するため、線状アンテナと線路導体とで
方向性結合器を構成することができる。
【0021】したがって、別途、方向性結合器を備える
必要がなくなるため、アンテナ複合部品の部品点数を減
らすことができる。その結果、アンテナ複合部品を小型
化できるとともに、このアンテナ複合部品を搭載する無
線機器も同時に小型化することができる。
必要がなくなるため、アンテナ複合部品の部品点数を減
らすことができる。その結果、アンテナ複合部品を小型
化できるとともに、このアンテナ複合部品を搭載する無
線機器も同時に小型化することができる。
【0022】また、線状アンテナと線路導体とを電磁結
合させることで方向性結合器を構成しているため、アン
テナ複合部品の設計時に、方向性結合器の結合度、挿入
損失の調整が不要となる。したがって、アンテナ複合部
品の製造を簡略化することができる。
合させることで方向性結合器を構成しているため、アン
テナ複合部品の設計時に、方向性結合器の結合度、挿入
損失の調整が不要となる。したがって、アンテナ複合部
品の製造を簡略化することができる。
【0023】さらに、図3に示した線状アンテナの基体
の表面あるいは内部に、ストリップラインあるいはマイ
クロストリップラインで形成される線路導体を設けれ
ば、アンテナ複合部品がさらに小型化する。加えて、方
向性結合器の主伝送線路となる線状アンテナの導体、及
び副伝送線路となる線路導体の幅を精度よく形成でき、
主伝送線路となる線状アンテナの導体と、副伝送線路と
なるストリップラインあるいはマイクロストリップライ
ンとの結合度を高精度にすることができるため、高精度
のアンテナ複合部品を実現することができる。
の表面あるいは内部に、ストリップラインあるいはマイ
クロストリップラインで形成される線路導体を設けれ
ば、アンテナ複合部品がさらに小型化する。加えて、方
向性結合器の主伝送線路となる線状アンテナの導体、及
び副伝送線路となる線路導体の幅を精度よく形成でき、
主伝送線路となる線状アンテナの導体と、副伝送線路と
なるストリップラインあるいはマイクロストリップライ
ンとの結合度を高精度にすることができるため、高精度
のアンテナ複合部品を実現することができる。
【0024】また、線状アンテナが、誘電材料及び磁性
材料の少なくとも一方からなる基体を備えることで、伝
搬速度が遅くなり、波長短縮が生じるため、基体の比誘
電率をεとすると、実効線路長はε1/2倍になり、従来
の同じ導体長を有する線状アンテナの実効線路長と比較
して長くなる。したがって、電流分布の領域が増えるた
め、放射する電波の量が多くなり、アンテナ装置の利得
を向上させることができる。
材料の少なくとも一方からなる基体を備えることで、伝
搬速度が遅くなり、波長短縮が生じるため、基体の比誘
電率をεとすると、実効線路長はε1/2倍になり、従来
の同じ導体長を有する線状アンテナの実効線路長と比較
して長くなる。したがって、電流分布の領域が増えるた
め、放射する電波の量が多くなり、アンテナ装置の利得
を向上させることができる。
【0025】なお、上述の実施例では、線状アンテナ
が、誘電体セラミックで構成された基体の内部に螺旋状
の導体を備える場合について説明したが、通常のモノポ
ールアンテナ及びヘリカルアンテナ、あるいは誘電体セ
ラミックや磁性体セラミックなどからなる基体の表面に
螺旋状の導体を備えるアンテナ、表面及び内部の少なく
とも一方に略ミアンダ状、略直線状の導体を備えるアン
テナなどでも同様の効果が得られる。
が、誘電体セラミックで構成された基体の内部に螺旋状
の導体を備える場合について説明したが、通常のモノポ
ールアンテナ及びヘリカルアンテナ、あるいは誘電体セ
ラミックや磁性体セラミックなどからなる基体の表面に
螺旋状の導体を備えるアンテナ、表面及び内部の少なく
とも一方に略ミアンダ状、略直線状の導体を備えるアン
テナなどでも同様の効果が得られる。
【0026】また、線状アンテナを載置し、その上面に
線路導体を、その下面にグランド電極を形成した基板が
アルミナの場合について説明したが、酸化バリウム、酸
化アルミニウム、シリカなどを主成分とする誘電体セラ
ミックス、ガラスエポシキなどを主成分とする樹脂など
により構成される場合についても同様の効果が得られ
る。
線路導体を、その下面にグランド電極を形成した基板が
アルミナの場合について説明したが、酸化バリウム、酸
化アルミニウム、シリカなどを主成分とする誘電体セラ
ミックス、ガラスエポシキなどを主成分とする樹脂など
により構成される場合についても同様の効果が得られ
る。
【0027】さらに、副伝送線路となる線路導体を主伝
送線路となる線状アンテナを載置する基板の上面に形成
される場合について説明したが、線路導体が基板の内部
に形成される場合についても同様の効果が得られる。そ
して、基板の内部の線路導体をグランド電極で挟んでス
トリップライン構造を形成してもよい。
送線路となる線状アンテナを載置する基板の上面に形成
される場合について説明したが、線路導体が基板の内部
に形成される場合についても同様の効果が得られる。そ
して、基板の内部の線路導体をグランド電極で挟んでス
トリップライン構造を形成してもよい。
【0028】また、線状アンテナの基体が酸化バリウ
ム、酸化アルミニウム、シリカを主成分とする誘電体セ
ラミックスにより構成される場合について説明したが、
基体としてはこの誘電体セラミックスに限定されるもの
ではなく、酸化チタン、酸化ネオジウムを主成分とする
誘電体セラミックス、ニッケル、コバルト、鉄を主成分
とする磁性体セラミックス、あるいは誘電体セラミック
スと磁性体セラミックスの組み合わせであっても同様の
効果が得られる。
ム、酸化アルミニウム、シリカを主成分とする誘電体セ
ラミックスにより構成される場合について説明したが、
基体としてはこの誘電体セラミックスに限定されるもの
ではなく、酸化チタン、酸化ネオジウムを主成分とする
誘電体セラミックス、ニッケル、コバルト、鉄を主成分
とする磁性体セラミックス、あるいは誘電体セラミック
スと磁性体セラミックスの組み合わせであっても同様の
効果が得られる。
【0029】
【発明の効果】請求項1のアンテナ複合部品によれば、
基板に載置される主伝送線路となる線状アンテナと、基
板に設けられる副伝送線路となる線路導体とが電磁界結
合するため、線状アンテナと線路導体とで方向性結合器
を構成することができる。
基板に載置される主伝送線路となる線状アンテナと、基
板に設けられる副伝送線路となる線路導体とが電磁界結
合するため、線状アンテナと線路導体とで方向性結合器
を構成することができる。
【0030】したがって、別途、方向性結合器を備える
必要がなくなるため、アンテナ複合部品の部品点数を減
らすことができる。その結果、アンテナ複合部品を小型
化できるとともに、このアンテナ複合部品を搭載する無
線機器も同時に小型化することができる。
必要がなくなるため、アンテナ複合部品の部品点数を減
らすことができる。その結果、アンテナ複合部品を小型
化できるとともに、このアンテナ複合部品を搭載する無
線機器も同時に小型化することができる。
【0031】また、線状アンテナと線路導体とを電磁結
合させることで方向性結合器を構成しているため、アン
テナ複合部品の設計時に、方向性結合器の結合度、挿入
損失の調整が不要となる。したがって、アンテナ複合部
品の製造を簡略化することができる。
合させることで方向性結合器を構成しているため、アン
テナ複合部品の設計時に、方向性結合器の結合度、挿入
損失の調整が不要となる。したがって、アンテナ複合部
品の製造を簡略化することができる。
【0032】請求項2のアンテナ複合部品によれば、線
状アンテナが、誘電材料及び磁性材料の少なくとも一方
からなる基体を備えることで、伝搬速度が遅くなり、波
長短縮が生じるため、基体の比誘電率をεとすると、実
効線路長はε1/2倍になり、従来の同じ導体長を有する
線状アンテナの実効線路長と比較して長くなる。したが
って、電流分布の領域が増えるため、放射する電波の量
が多くなり、アンテナ装置の利得を向上させることがで
きる。
状アンテナが、誘電材料及び磁性材料の少なくとも一方
からなる基体を備えることで、伝搬速度が遅くなり、波
長短縮が生じるため、基体の比誘電率をεとすると、実
効線路長はε1/2倍になり、従来の同じ導体長を有する
線状アンテナの実効線路長と比較して長くなる。したが
って、電流分布の領域が増えるため、放射する電波の量
が多くなり、アンテナ装置の利得を向上させることがで
きる。
【図1】本発明のアンテナ複合部品に係る一実施例のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】図1のアンテナ複合部品の斜視図である。
【図3】図2のアンテナ複合部品を構成する線状アンテ
ナの透視斜視図である。
ナの透視斜視図である。
【図4】図3の線状アンテナの分解斜視図である。
【図5】従来のアンテナ複合部品を示すブロック図であ
る。
る。
10 アンテナ複合部品 11 線状アンテナ(主伝送線路) 12 線路導体(副伝送線路) 13 給電用端子 1 基板 2 導体
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 1/18 H04B 1/18 A
Claims (2)
- 【請求項1】 主伝送線路をなす線状アンテナと、該線
状アンテナが載置される基板に設けられる副伝送線路を
なす線路導体とからなるとともに、前記線状アンテナと
前記線路導体とが電磁界結合することを特徴とするアン
テナ複合部品。 - 【請求項2】 前記線状アンテナが、誘電体セラミック
ス及び磁性体セラミックスの少なくとも一方からなる基
体と、該基体に形成された導体と、前記基体の表面に形
成されるとともに、前記導体の一端が接続された給電用
端子とを備えることを特徴とする請求項1に記載のアン
テナ複合部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1928198A JPH11220409A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | アンテナ複合部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1928198A JPH11220409A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | アンテナ複合部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11220409A true JPH11220409A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=11995072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1928198A Pending JPH11220409A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | アンテナ複合部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11220409A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7177659B2 (en) | 2002-10-16 | 2007-02-13 | Lg Electronics Inc. | Power amplification system and method |
US7495615B2 (en) | 2003-03-25 | 2009-02-24 | Fujitsu Limited | Antenna coupling module |
CN102971905A (zh) * | 2010-07-06 | 2013-03-13 | 株式会社村田制作所 | 电子元器件 |
CN109560360A (zh) * | 2018-12-11 | 2019-04-02 | 深圳飞骧科技有限公司 | 一种定向耦合器 |
-
1998
- 1998-01-30 JP JP1928198A patent/JPH11220409A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7177659B2 (en) | 2002-10-16 | 2007-02-13 | Lg Electronics Inc. | Power amplification system and method |
US7495615B2 (en) | 2003-03-25 | 2009-02-24 | Fujitsu Limited | Antenna coupling module |
CN102971905A (zh) * | 2010-07-06 | 2013-03-13 | 株式会社村田制作所 | 电子元器件 |
CN102971905B (zh) * | 2010-07-06 | 2015-01-14 | 株式会社村田制作所 | 电子元器件 |
CN109560360A (zh) * | 2018-12-11 | 2019-04-02 | 深圳飞骧科技有限公司 | 一种定向耦合器 |
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