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JPH11219761A - モジュラープラグ - Google Patents

モジュラープラグ

Info

Publication number
JPH11219761A
JPH11219761A JP10019905A JP1990598A JPH11219761A JP H11219761 A JPH11219761 A JP H11219761A JP 10019905 A JP10019905 A JP 10019905A JP 1990598 A JP1990598 A JP 1990598A JP H11219761 A JPH11219761 A JP H11219761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crosstalk
core wire
wires
cable
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10019905A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Sase
貴郎 佐瀬
Koji Yamashita
耕司 山下
Hirohisa Okuno
裕寿 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP10019905A priority Critical patent/JPH11219761A/ja
Publication of JPH11219761A publication Critical patent/JPH11219761A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロストークの性能のばらつきを抑えるとと
もに実使用状態でのクロストークの性能を良好にする。 【解決手段】 ケーブルCの4対8芯のツイストペア線
に対して、ツイストペア線毎に各芯線を整列させるとと
もに、これら8本の各芯線をIDC端子11に接続する
ためのブロック12と、8個のコンタクト13及びこれ
らの各々に接続されたピン14を固定保持するブロック
15と、8個のIDC端子11をそれぞれ8個のピン1
4に電気的に接続するプリント基板16とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にネットワーク
等で使用されるケーブルに好適なモジュラープラグに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、イーサネットによるローカル
エリアネットワーク(LAN)の構築が行われ、近年、
イーサネットで必要となる接続ケーブルのうち、4対8
芯のツイストペア線(撚り線)をシースで覆ったいわゆ
る10BASE−T型ケーブルが広く用いられている。
このケーブルは、比較的安価で、また径が細いために配
線が容易となる利点を有している。なお、10BASE
−T型ケーブルは、一般に規格化されたプラグコネクタ
(モジュラープラグ)が両端の各々に接続されて使用さ
れる。例えば、所定の接続部材を介して別のケーブルに
接続されたり、或いは上記プラグコネクタに対応する規
格化されたジャックコネクタ(モジュラージャック)を
介して所定の装置に接続されたりして使用される。
【0003】図10は、10BASE−T型で使用され
るケーブルを示す図で、このケーブルCは、白・橙色の
絶縁被覆で覆われた芯線1、橙色の絶縁被覆で覆われた
芯線2、白・緑色の絶縁被覆で覆われた芯線3、青色の
絶縁被覆で覆われた芯線4、白・青色の絶縁被覆で覆わ
れた芯線5、緑色の絶縁被覆で覆われた芯線6、白・茶
色の絶縁被覆で覆われた芯線7、及び茶色の絶縁被覆で
覆われた芯線8が、芯線1,2、芯線3,6、芯線4,
5及び芯線7,8の各対毎に撚られてなる4対のツイス
トペア線を絶縁性のシース9で覆ったものである。
【0004】なお、以後、芯線4,5、芯線3,6、芯
線1,2及び芯線7,8を、それぞれ第1対、第2対、
第3対及び第4対と呼ぶ。図11(a)はコンタクト側
から見た10BASE−T型ケーブルの平面図、(b)
は(a)を上から見た断面図で、この図11をさらに用
いて、ケーブルCのプラグコネクタ90への接続方法に
ついて説明する。
【0005】まず、ケーブルCのシース9を剥いで各芯
線を絶縁被覆のまま露出させ、各ツイストペア線の撚り
を解いた後、各芯線を規格で定められた配列に並行整列
させる(図10)。次いで、この配列のまま、プラグコ
ネクタ90の所定挿入口に押し込んで(図11
(a))、プラグコネクタ90に挿入されている各ブレ
ードコンタクト91を対応する芯線に向けて圧接する
(図11(b))。これにより、各ブレードコンタクト
91の先端(上先端)が対応する芯線の被覆を刺通して
その芯線と電気的に接続することになる。
【0006】この結果、芯線1〜8が、それぞれプラグ
コネクタ90のコンタクト911〜918に電気的に接
続されることになる(図11(a))。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプラグコネクタ90では、クロストークの性能がば
らついてしまうという問題があった。すなわち、上記各
芯線は、プラグコネクタ90への接続の際に、図10に
示すように、第2対(芯線6)が第1対(芯線4,5)
を途中で跨ぐようにして並行整列させられる(特開平7
−6836号公報参照)。このように、第2対が第1対
を跨ぐ状態は、ケーブルCのプラグコネクタ90への接
続工程で当然にばらつくことから、プラグコネクタ90
でのクロストークがばらついてしまう。
【0008】ここで、クロストークの性能は、一般に、
プラグコネクタ単体で評価されるのではなく、プラグコ
ネクタをジャックコネクタに嵌合させた実使用状態で評
価される。このため、プラグコネクタのクロストークの
性能がばらついてしまうと、実使用状態でのクロストー
クの性能も、そのばらつきの影響を受けて悪化してしま
う。特に、プラグコネクタのクロストーク量が極端に小
さかったりまた大きかったりすると、実使用状態でのク
ロストークの性能は極端に悪化してしまう。
【0009】また、近年ますます高速化(例えば100
MHz程度)されつつあるLANでは、上記ばらつきは
さらに重要な問題となってくる。本発明は、上記事情に
鑑みてなされたものであり、クロストークの性能のばら
つきを抑えるとともに実使用状態でのクロストークの性
能を良好にし得るモジュラープラグを提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のモジュラープラグは、複数本の芯線が一対毎
に撚られてなる複数対の撚り線に対して、前記撚り線毎
に前記各芯線を整列させるための芯線整列部と、前記各
芯線との電気的接続用の端子と、前記複数本の芯線に対
する配列が規格化されている複数のコンタクトと、配線
状態が固定となる配線部材を利用して前記複数の端子を
それぞれ前記複数のコンタクトに向けて配線するととも
に、前記複数対の撚り線に対する対間のクロストークを
調整するクロストーク調整手段とを備えたものである。
【0011】この構成では、複数対の撚り線が、芯線整
列部で撚り線毎に各芯線が整列されるので、いずれの撚
り線も他の撚り線を跨ぐことのない芯線配列になる。こ
れにより、いずれかの撚り線が他の撚り線を跨ぐことに
より生じる対間のクロストークの発生が防止されるよう
になる。また、各端子とこれに対応するコンタクトとの
間の配線状態が固定されるので、配線状態が変動するこ
とにより生じるクロストークの性能のばらつきが抑制さ
れるようになる。さらに、複数対の撚り線に対する対間
のクロストークが調整されるので、実使用状態でのクロ
ストークの性能が良好なものとなる。
【0012】なお、前記クロストーク調整手段と前記複
数のコンタクトとの間に介在するフラットケーブルを備
えたものでもよい。この構成では、例えばフラットケー
ブルがクロストーク調整手段と従来のモジュラープラグ
との間に介在するものであれば、この従来のモジュラー
プラグに上記効果が付加されるようになる。また、前記
クロストーク調整手段はプリント基板であり、前記配線
状態が固定となる配線部材とは前記プリント基板の導体
パターンであって、前記クロストーク調整手段による前
記対間のクロストークの調整は、前記導体パターンの配
置及び幅の少なくとも一方を利用して行われるものでも
よい。この構成によれば、各端子とこれに対応するコン
タクトとの間の配線状態がプリント基板により好適に固
定されるようになる。
【0013】さらに、前記複数対の撚り線のうち、いず
れかの撚り線と別の撚り線との間のクロストークを調整
するための調整用部材を少なくとも1つ備えたものでも
よい。この構成によれば、調整用部材を用いることで、
実使用状態でのクロストークの性能をさらに良好にし得
るようになる。また、クロストークの調整は、当該モジ
ュラープラグの設計段階ではなく、ケーブルの当該モジ
ュラープラグへの成端後に行うことが可能になるととも
に、想定外のジャックコネクタと組み合わせた実使用状
態でのクロストークの性能を良好にし得るようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を10BASE−
T型で使用されるケーブルに適用した第1実施形態を示
す分解斜視図で、以下この図1を用いて第1実施形態に
ついて説明する。図1では、従来と同じケーブルCが使
用されている他、コネクタ(モジュラープラグ)10
は、本発明の端子としての8個のIDC端子11を、固
定保持するブロック12と、8個のコンタクト13(1
31〜138)及びこれらの各々に接続されたピン14
(141〜148)を固定保持するブロック15と、8
個のIDC端子11をそれぞれ8個のピン14に電気的
に接続するプリント基板(クロストーク調整手段)16
と、これらを収納乃至保持するボディ17及び蓋18と
により構成されている。なお、ボディ17の接続側(図
1では右方)は、図11に示す従来のコネクタ90のプ
ラグ形状と同様に成形され、従来のジャックコネクタ
(図示省略)に接続可能になっている。
【0015】図2(a)はコンタクト側から見たコネク
タ10及びケーブルCの平面図、図2(b)は(a)を
上から見た断面図で、これらの図を用いてブロック12
について詳述すると、ブロック12には、4対のツイス
トペア線に対して、ツイストペア線毎に各芯線を整列さ
せるための芯線整列部121が設けられているととも
に、IDC端子11(111〜118)が設けられてい
る。
【0016】そして、ケーブルCのブロック12への取
付けは、ケーブルCのシース9を剥いで各芯線を絶縁被
覆のまま露出させ、各ツイストペア線の撚りを全て解か
ずに成端に必要な分だけ解いて、図2(a)に示すよう
に上から第3対、第2対、第1対及び第4対の順番で各
ツイストペア線を並行整列させるとともに、芯線1〜8
をそれぞれIDC端子111〜118に接続(成端)す
ることによって行われる。これにより、各芯線は、ツイ
ストペア線毎に整列されて、ブロック12によって保持
され、いずれのツイストペア線も他のツイストペア線を
跨ぐことのない芯線配列になる図3(a)は図1のプリ
ント基板16を上から見た平面図、(b)は下から見た
平面図で、この図3を用いてプリント基板16について
詳述する。
【0017】プリント基板16は、上面が半田付け面と
なる両面タイプで、この上面下側には、図3(a)に示
すように、中央に貫通孔を有するランドL11〜L18
が設けられている。ランドL11,L16は、それぞれ
下面のバイパスB11,B16、上面の信号線路P1,
P6及び下面のバイパスB21,B26を介してランド
L21,L26に接続している。また、ランドL12〜
L15,L17は、それぞれ信号線路P2〜P5,P7
を介してランドL22〜L25,L27に接続してい
る。さらに、ランドL18は、信号線路P8及びバイパ
スB28を介してランドL28に接続している。
【0018】上記ランドL11〜L18には、それぞれ
IDC端子111〜118(図1では各端子11の上
端)が半田付けにより接続される一方、ランドL21〜
L28には、それぞれピン141〜148が半田付けに
より接続される。すなわち、図1に示す8個のIDC端
子11を固定保持するブロック12と8個のコンタクト
13及びこれらの各々に接続されたピン14を固定保持
するブロック15とが、プリント基板16に半田付けさ
れる。
【0019】なお、上記プリント基板16では、導体パ
ターンの配置や導体幅等を調整することで、各ツイスト
ペア線間の実使用状態でのクロストークを調整してい
る。図1に戻って、ボディ17の両側面には、それぞれ
蓋18取付用の凹部171が形成されており、これらに
対応する蓋18の両側には、それぞれ先端に爪181a
を有する突起181が立設している。従って、各突起1
81の爪181aを対応する凹部171の下面171a
に掛止させることで、蓋18をボディ17に取り付ける
ことができる。
【0020】次に、上記各パーツの組付けについて説明
する。まず、ケーブルCのシース9を剥いで各芯線を絶
縁被覆のまま露出させ、各ツイストペア線の撚りを全て
解かずに成端に必要な分だけ解いて、図2(a)に示す
ように、上から第3対、第2対、第1対及び第4対の順
番で各ツイストペア線を並行整列させるとともに、芯線
1〜8をそれぞれIDC端子111〜118に接続す
る。
【0021】次いで、半田付けで一体となっているブロ
ック12,15及びプリント基板16をボディ17及び
蓋18内に収納しながら、蓋18における各突起181
の爪181aを対応するボディ17の凹部171の下面
171aに掛止させる。これにより、蓋18がボディ1
7に取り付けられるとともに、ブロック12,15及び
プリント基板16は、ボディ17及び蓋18内に収納乃
至保持されることになる。そして、ケーブルCの芯線1
〜8は、それぞれIDC端子111〜118、プリント
基板16及びピン141〜148を介して、図4に示す
ようにコンタクト131〜138に電気的に接続される
ことになる。
【0022】以上、本実施形態によれば、いずれのツイ
ストペア線も他のツイストペア線を跨ぐことのない芯線
配列になるので、いずれかのツイストペア線が他のツイ
ストペア線を跨ぐことにより生じる対間のクロストーク
の発生を防止することができる。また、ツイストペア線
をIDC端子に成端する際に、各ツイストペア線の撚り
を全て解く必要がないので作業効率が良くなる他、成端
に必要な僅かな分だけの撚り解きで済むので、この作業
のばらつきはクロストークに影響しない安定的なものと
なる。
【0023】また、IDC端子111〜118からそれ
ぞれコンタクト131〜138に至る配線状態がプリン
ト基板16により固定されるので、配線状態が変動する
ことにより生じるクロストークの性能のばらつきを抑制
することができる。さらに、導体パターンの配置や導体
幅等が調整されているので、特定のジャックコネクタと
組み合わせた実使用状態でのクロストークの性能を良好
にすることができる。
【0024】なお、本実施形態では、クロストーク調整
手段としてプリント基板が使用される構成になっている
が、これに限らず、リードフレーム等が使用される構成
でもよい。また、プリント基板16は、両面タイプであ
るが、これに限らず、片面タイプでもよい。この場合、
パターン導体によるバイパスに代えて、ジャンパー線に
よるバイパス構造にすればよい。
【0025】さらに、コンタクト131〜138は、ピ
ン141〜148を介すことなくプリント基板16に直
接半田付けされる構造でもよい。図5は、本発明を10
BASE−T型で使用されるケーブルに適用した第2実
施形態を示す図で、以下この図5を用いて第2実施形態
について説明する。本コネクタ20は、第1実施形態と
同様、ブロック12、ブロック15、ボディ17及び蓋
18を有する他、可変コンデンサ(調整用部材)C1,
C2がマウントされたプリント基板26を具備してい
る。
【0026】そこで、第1実施形態と同様である部分の
説明は省略し、異なるプリント基板26について、組付
け完了後のコネクタ20の配線図である図6を用いて説
明する。プリント基板26は、第1実施形態のプリント
基板16に対して、芯線3と芯線5との間に可変コンデ
ンサC1を接続するとともに、芯線4と芯線6との間に
可変コンデンサC2を接続したもので、これら可変コン
デンサC1,C2の容量を調整することで、第1対と第
2対との間の容量を変化させて、実使用状態のクロスト
ークを好適な値に設定する。
【0027】以上、本第2実施形態によれば、第1実施
形態の効果に加えて、可変コンデンサC1,C2の容量
を調整することで、実使用状態のクロストークをさらに
好適な値に設定することができる。また、クロストーク
の調整は、コネクタ20の設計段階ではなく、ケーブル
Cのコネクタ20への成端後に行うことが可能になると
ともに、想定外のジャックコネクタと組み合わせた実使
用状態でのクロストークの性能を良好にすることが可能
になる。
【0028】図7は、本発明を10BASE−T型で使
用されるケーブルに適用した第3実施形態を示す図で、
以下この図7を用いて第3実施形態について説明する。
コネクタ30は、8個のIDC端子11を固定保持する
ブロック12と、8個のピン端子33と、これらのピン
端子33に接続されているフラットケーブル39と、8
個のIDC端子11をそれぞれ8個のピン端子33に電
気的に接続するプリント基板(クロストーク調整手段)
36と、これらを収納乃至保持するボディ37及び蓋1
8とにより構成されている。
【0029】図8は、フラットケーブル39と各ピン端
子33との接続の様子を示す図で、このフラットケーブ
ル39が有する8本の芯線は、それぞれピン端子331
〜338に接続されている。図9は、プリント基板36
の上面図で、このプリント基板36は、第1実施形態の
プリント基板16と同様に、IDC端子111〜118
に対してそれぞれランドL11〜L18が設けられてい
る一方、ピン端子331〜338に対してそれぞれラン
ドL21〜L28が設けられている。また、ランドL1
1〜L18とランドL21〜L28とのそれぞれの間
も、第1実施形態と同様に配線されている。さらに、プ
リント基板36は、第1実施形態と同様に、実使用状態
のクロストークを考慮した配線になっている。
【0030】また、8個のIDC端子11を固定保持す
るブロック12と、フラットケーブル39に接続してい
る8個のピン端子33とは、プリント基板36に半田付
けされる。さらに、ボディ37は、第1実施形態のボデ
ィ17の接続側がカットされた構造に形成されている他
は、ボディ17と同様であって、例えば両側には、それ
ぞれ蓋18取付用の凹部171が形成されている(図1
参照)。
【0031】次に、上記各パーツの組付けについて説明
する。まず、ケーブルCのシース9を剥いで各芯線を絶
縁被覆のまま露出させ、各ツイストペア線の撚りを全て
解かずに成端に必要な分だけ解いて、図7に示すよう
に、上から第3対、第2対、第1対及び第4対の順番で
各ツイストペア線を並行整列させるとともに、芯線1〜
8をそれぞれIDC端子111〜118に接続する(図
2(a)参照)。
【0032】次いで、半田付けで一体となっているブロ
ック12及びプリント基板36をボディ37及び蓋18
内に収納しながら、蓋18における各突起181の爪1
81aを対応するボディ37の凹部171の下面171
aに掛止させる。次いで、フラットケーブル39の右端
をプラグコネクタ90の所定挿入口に押し込んで、プラ
グコネクタ90に挿入されている各ブレードコンタクト
91を対応する芯線に接続する(図7参照)。
【0033】これにより、ケーブルCの芯線1〜8は、
それぞれIDC端子111〜118、プリント基板3
6、ピン端子331〜338及びフラットケーブル39
を介してプラグコネクタ90のコンタクト911〜91
8に電気的に接続されることになる。以上、本第3実施
形態によれば、いずれのツイストペア線も他のツイスト
ペア線を跨ぐことのない芯線配列になるので、いずれか
のツイストペア線が他のツイストペア線を跨ぐことによ
り生じる対間のクロストークの発生を防止することがで
きる。
【0034】また、ツイストペア線をIDC端子に成端
する際に、各ツイストペア線の撚りを全て解く必要がな
いので作業効率が良くなる他、成端に必要な僅かな分だ
けの撚り解きで済むので、この作業のばらつきはクロス
トークに影響しない安定的なものとなる。また、IDC
端子111〜118からそれぞれコンタクト911〜9
18に至る配線状態がプリント基板36、ピン端子33
1〜338及びフラットケーブル39により固定される
ので、フラットケーブル39を無用にねじ曲げたり折り
曲げたりしない限り、配線状態が変動することにより生
じるクロストークの性能のばらつきを抑制することがで
きる。
【0035】さらに、導体パターンの配置や導体幅等が
調整されているので、特定のジャックコネクタと組み合
わせた実使用状態でのクロストークの性能を良好にする
ことができる。
【0036】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、クロストークの性能のばらつき
を抑えることが可能になるとともに、例えば特定のジャ
ックコネクタと組み合わせた実使用状態でのクロストー
クの性能を良好にすることが可能になる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、例えば従来
のモジュラープラグに請求項1記載の発明の効果を付加
することが可能になる。請求項3記載の発明によれば、
各端子とこれに対応するコンタクトとの間の配線状態を
好適に固定することが可能になる。請求項4記載の発明
によれば、実使用状態でのクロストークの性能をさらに
良好にすることが可能になる。また、クロストークの調
整は、当該モジュラープラグの設計段階ではなく、ケー
ブルの当該モジュラープラグへの成端後に行うことが可
能になるとともに、想定外のジャックコネクタと組み合
わせた実使用状態でのクロストークの性能を良好にする
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を10BASE−T型で使用されるケー
ブルに適用した第1実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】(a)はコンタクト側から見たコネクタ及びケ
ーブルの平面図、(b)は(a)を上から見た断面図で
ある。
【図3】(a)は図1のプリント基板を上から見た平面
図、(b)は下から見た平面図である。
【図4】組付け完了後のコネクタの配線図である。
【図5】本発明を10BASE−T型で使用されるケー
ブルに適用した第2実施形態を示す図である。
【図6】組付け完了後のコネクタの配線図である。
【図7】本発明を10BASE−T型で使用されるケー
ブルに適用した第3実施形態を示す図である。
【図8】フラットケーブルと各ピン端子との接続の様子
を示す図である。
【図9】プリント基板の上面図である。
【図10】10BASE−T型で使用されるケーブルを
示す図である。
【図11】(a)はコンタクト側から見た10BASE
−T型ケーブルの平面図、(b)は(a)を上から見た
断面図である。
【符号の説明】
10,20,30 コネクタ 11(111〜118) IDC端子 12 ブロック 13(131〜138) コンタクト 14(141〜148) ピン 15 ブロック 16,26,36 プリント基板 17,37 ボディ 18 蓋 33 ピン端子 39 フラットケーブル 121 芯線整列部 C ケーブル C1,C2 可変コンデンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の芯線が一対毎に撚られてなる複
    数対の撚り線に対して、前記撚り線毎に前記各芯線を整
    列させるための芯線整列部と、 前記各芯線との電気的接続用の端子と、 前記複数本の芯線に対する配列が規格化されている複数
    のコンタクトと、 配線状態が固定となる配線部材を利用して前記複数の端
    子をそれぞれ前記複数のコンタクトに向けて配線すると
    ともに、前記複数対の撚り線に対する対間のクロストー
    クを調整するクロストーク調整手段とを備えたことを特
    徴とするモジュラープラグ。
  2. 【請求項2】 前記クロストーク調整手段と前記複数の
    コンタクトとの間に介在するフラットケーブルを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のモジュラープラグ。
  3. 【請求項3】 前記クロストーク調整手段はプリント基
    板であり、前記配線状態が固定となる配線部材とは前記
    プリント基板の導体パターンであって、前記クロストー
    ク調整手段による前記対間のクロストークの調整は、前
    記導体パターンの配置及び幅の少なくとも一方を利用し
    て行われることを特徴とする請求項1又は2記載のモジ
    ュラープラグ。
  4. 【請求項4】 前記複数対の撚り線のうち、いずれかの
    撚り線と別の撚り線との間のクロストークを調整するた
    めの調整用部材を少なくとも1つ備えたことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載のモジュラープラグ。
JP10019905A 1998-01-30 1998-01-30 モジュラープラグ Pending JPH11219761A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10019905A JPH11219761A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 モジュラープラグ

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JP10019905A JPH11219761A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 モジュラープラグ

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Publication Number Publication Date
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