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JPH11218073A - ポンプ・モータ装置 - Google Patents

ポンプ・モータ装置

Info

Publication number
JPH11218073A
JPH11218073A JP10021002A JP2100298A JPH11218073A JP H11218073 A JPH11218073 A JP H11218073A JP 10021002 A JP10021002 A JP 10021002A JP 2100298 A JP2100298 A JP 2100298A JP H11218073 A JPH11218073 A JP H11218073A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
motor
cylinder block
port
swash plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10021002A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Maruta
和弘 丸田
Nobusane Yoshida
伸実 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP10021002A priority Critical patent/JPH11218073A/ja
Publication of JPH11218073A publication Critical patent/JPH11218073A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトなポンプ・モータ装置とする。 【解決手段】 ケース1と第1・第2エンドカバー2,
3でハウジング4とし、このハウジング4内に第1弁板
9、第1シリンダーブロック5、斜板8、第2シリンダ
ーブロック6、第2弁板10を左右方向に順次設け、斜
板8の孔11を挿通した軸7を第1・第2シリンダーブ
ロック5,6とともに回転するように支承し、前記斜板
8の第1摺動ガイド面20、第2摺動ガイド面24をほ
ぼV字形状として第1ポンプ・モータAと第2ポンプモ
ータBが軸7と斜板8を共通としてコンパクトなポンプ
・モータ装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧アクチュエー
タからの戻り圧油の再利用などに用いられるポンプ・モ
ータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特公平3−33922号公報に示すよう
に、第1ポンプ・モータと第2ポンプ・モータを機械的
に連結して同一回転速度で回転するようにしたポンプ・
モータ装置が提案されている。このポンプ・モータ装置
であれば、第1ポンプ・モータを油圧アクチュエータの
戻り圧油で駆動し、それによって第2ポンプ・モータを
駆動して貯圧器に高圧油を貯圧し、その貯圧した高圧油
で第2ポンプ・モータを駆動し、それによって第1ポン
プ・モータを駆動して油圧アクチュエータ側に高圧油を
供給できるから、油圧アクチュエータからの戻り圧油を
再利用できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の特公平3−33
922号公報に示すポンプ・モータ装置は、第1のアキ
シャルプランジャポンプ・モータと第2のアキシャルプ
ランジャポンプ・モータを連結ブロックを介して軸方向
に連結すると共に、第1・第2のアキシャルプランジャ
ポンプ・モータの軸を共通とし、一方がポンプ作用する
と他方がモータ作用するようにしたものであるから、部
品点数が多くコストが高いし、軸方向の長さが長く大型
となるので、取付け場所の容積が大きくなる。
【0004】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたポンプ・モータ装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】第1の発
明は、ハウジング4内に第1シリンダーブロック5と第
2シリンダーブロック6を軸7とともに回転自在に支承
し、この第1シリンダーブロック5と第2シリンダーブ
ロック6との間に、相互に平行でない第1摺動ガイド面
20と第2摺動ガイド面24を有する斜板8を設け、前
記第1シリンダーブロック5のシリンダー孔15に摺動
自在に嵌挿したピストン16を前記第1摺動ガイド面2
0に沿って摺動自在として第1ポンプ・モータAとし、
前記第2シリンダーブロック6のシリンダー孔15に摺
動自在に嵌挿したピストン16を前記第2摺動ガイド面
24に沿って摺動自在として第2ポンプ・モータBとし
たことを特徴とするポンプ・モータ装置である。
【0006】第1の発明によれば、第1ポンプ・モータ
Aの第1シリンーブロック5と第2ポンプ・モータBの
第2シリンダーブロック6が軸7で連結されて同一回転
速度で回転するので、第1ポンプ・モータAと第2ポン
プ・モータBが機械的に連結されて同一回転速度で回転
するポンプ・モータ装置となる。
【0007】第1ポンプ・モータAと第2ポンプ・モー
タBの斜板8が共通であるから、部品点数が少なくコス
ト安であるし、軸方向の長さが短くコンパクトであり、
小さな容積の取付け場所に取付けできる。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、斜板
8を揺動自在に設け、ハウジング4に斜板8を揺動する
斜板揺動装置80を取付けたポンプ・モータ装置であ
る。
【0009】第2の発明によれば、斜板8を揺動するこ
とで第1・第2摺動ガイド面20,24の一方の角度が
大きく、他方の角度が小さくなるので、第1ポンプ・モ
ータAと第2ポンプ・モータBの容量を一方を大きく、
他方を小さく制御できる。
【0010】第3の発明は、第1の発明におけるハウジ
ング4に、第1ポンプ・モータ用の2つの主ポートと第
2ポンプ・モータ用の2つの主ポートと、1つの第1ポ
ンプ・モータ用の主ポートと1つの第2ポンプ・モータ
用の主ポートを連通する連通孔79を形成したポンプ・
モータ装置である。
【0011】第3の発明によれば、第1ポンプ・モータ
用の1つの主ポートと第2ポンプ・モータ用の1つの主
ポートがハウジング4の連通孔79で連通しているか
ら、その主ポート相互を連通する配管等が不要であり、
戻り圧油の回収油圧システムや油圧ポンプの吐出圧油を
分流供給する油圧システムのポンプ・モータ装置とした
場合に配管が単純となる。
【0012】第4の発明は、第1の発明において、ハウ
ジング4内の左右両側に第1弁板9と第2弁板10を取
付け、第1シリンダーブロック5を第1弁板9に沿って
回転自在に支承し、第2シリンダーブロック6を第2弁
板10に沿って回転自在に支承し、第1シリンダーブロ
ック5と第2シリンダーブロック6との間に斜板8を設
け、前記第1・第2シリンダーブロック5,6の孔12
と斜板8の孔11に軸7を挿通し、この軸7の両端部を
第1・第2弁板8,10に軸受14で回転自在に支承し
たポンプ・モータ装置である。
【0013】第4の発明によれば、ハウジング4に軸7
の両端部を支承するスペースが不要であり、それだけハ
ウジング4の軸方向長さが短くなるから、より一層コン
パクトとなる。
【0014】第5の発明は、第1の発明において、ケー
ス1の両端面に第1エンドカバー2と第2エンドカバー
3を着脱自在に取付けてハウジング4とし、その第1エ
ンドカバー2に第1ポンプ・モータ用の第1・第2主ポ
ート40,41を形成し、前記第2エンドカバー3に第
2ポンプ・モータ用の第3・第4主ポート60,61を
形成した請求項1記載のポンプ・モータ装置である。
【0015】第5の発明によれば、ケース1を共通とし
て第1エンドカバー2と第2エンドカバー3を交換する
ことで、第1・第2主ポート40,41、第1・第2主
ポート60,61を任意の連通状態とすることが可能で
あり、戻り圧油回収用油圧システム、油圧ポンプの吐出
圧油分流供給油圧システムなどに用いるポンプ・モータ
装置を第1・第2エンドカバー2,3を交替することで
製作できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に示すように、両端部が開口
した筒状のケース1と、このケース1の一端面1aにボ
ルト等で着脱自在に取付けた第1エンドカバー2と、ケ
ース1の他端面1bにボルト等で着脱自在に取付けた第
2エンドカバー3でハウジング4を形成している。
【0017】前記ハウジング4内には第1シリンダーブ
ロック5と第2シリンダーブロック6が軸7とともに回
転自在に設けてあり、その第1シリンダーブロック5と
第2シリンダーブロック6との間に斜板8が設けてあ
る。前記第1シリンダーブロック5は第1エンドカバー
2に回転しないように支持された第1弁板9に沿って回
転自在であり、第2シリンダーブロック6は第2エンド
カバー3に回転しないように支持された第2弁板10に
沿って回転自在である。
【0018】前記軸7は軸方向中間部が大径で両端部が
小径となり、その大径の中間部にスプライン7aが形成
してある。前記第1・第2シリンダーブロック5,6の
孔12は小径部12aと大径部12bを有する段付孔
で、小径部12aにスプラインが形成されて軸7とスプ
ライン嵌合している。弁板8の孔11は軸7よりも大径
となっている。
【0019】このようであるから、第1・第2シリンダ
ーブロック5,6と軸7は一体となって回転すると共
に、斜板8は軸7の軸方向に揺動可能となっている。
【0020】前記軸7は斜板8の孔11、第1・第2シ
リンダブロック5,6の軸心の孔12を挿通し、一端部
が第1弁板9の孔13に軸受14で回転自在に支承さ
れ、他端部が第2弁板10の孔13に軸受14で回転自
在に支承してある。
【0021】前記第1シリンダーブロック5には複数の
シリンダー孔15が形成され、各シリンダー孔15にピ
ストン16がそれぞれ嵌挿されてピストン室17を形成
している。各ピストン16にはピストンシュー18が揺
動自在に取付けてあり、そのピストンシュー18がシュ
ーリテーナ19で斜板8の第1摺動ガイド面20に摺動
自在に押しつけてある。前記各ピストン室17はポート
21を経て第1シリンダーブロック5の回転によって第
1弁板9の第1キドニポート22、第2キドニポート2
3に交互に連通する。これによって第1ポンプ・モータ
Aを構成している。
【0022】前記第2シリンダーブロック6も第1シリ
ンダーブロック5と同様であり、そのピストンシュー1
8は斜板8の第2摺動ガイド面24に摺動自在に押しつ
けられ、ピストン室17は第2弁板10の第1キドニポ
ート22と第2キドニポート23に交互に連通する。こ
れによって第2ポンプ・モータBを構成している。
【0023】前記斜板8の第1摺動ガイド面20と第2
摺動ガイド面24は軸7の軸心と直角に対して所定角度
斜めで、その角度はそれぞれ異なっている。つまり、第
1摺動ガイド面20と第2摺動ガイド面24は相互に平
行ではなくほぼハの字となっている。
【0024】図2と図3に示すように、前記ケース1の
軸方向中間部には一対の円形の開口部30が形成してあ
り、この各開口部30にキャップ31が嵌合してボルト
32で固定してある。前記斜板8には一対の支軸33が
設けてあり、この各支軸33がキャップ30の凹部34
に軸受35で回転自在に支承されており、斜板8は軸7
の軸方向に揺動自在にケース1に支持されている。
【0025】前記一方のキャップ31には斜板8の傾転
角を検出する斜板センサ36が取付けてある。前記軸7
の一端部は第1エンドカバー2内に突出し、第1エンド
カバー2には電磁ビックアップなどの軸7の回転を検出
する回転センサ37が取付けてある。
【0026】図2に示すように、前記第1エンドカバー
2には第1弁板9の第1キドニポート22に連通した第
1主ポート40と第2キドニポート23に連通した第2
主ポート41が形成してある。第1主ポート40は図1
に示すように、油孔42で第1エンドカバー2のケース
接合面2aに開口している。
【0027】前記第2主ポート41は第1エンドカバー
2に設けたチャージ弁43で図6に示す入口ポート44
と出口ポート45の一方に選択的に連通される。このチ
ャージ弁43は第1エンドカバー2のスプール孔46に
スプール47を嵌挿し、そのスプール47をスプリング
48で下方に移動して入口ポート44と第2主ポート4
1を連通し、受圧室49にパイロット圧油が供給される
とスプール47が上方に移動して第2主ポート41と出
口ポート45を連通する。
【0028】前記受圧室49には電磁式切換弁50でパ
イロット圧油が供給される。この電磁切換弁50は図6
に示すように、本体51のバルブ52をソレノイド53
で移動して流入ポート54を流出ポート55に連通する
電磁比例減圧弁で、その本体51を第1エンドカバー2
の取付面2bに取付けてある。流入ポート54は流入油
孔56に連通し、流出ポート55は流出油孔57で受圧
室49に連通している。
【0029】図2に示すように、前記第2エンドカバー
3には第2弁板10の第1キドニポート22に連通した
第3主ポート60と第2キドニポート23に連通した第
4主ポート61が形成してある。第3主ポート60は図
1に示すように、油孔62で第2エンドカバー3のケー
ス接合面3aに開口している。
【0030】前記第4主ポート61は第2エンドカバー
3に設けたチャージ弁63で図7に示す出口ポート64
に連通、遮断される。このチャージ弁63は第2エンド
カバー3のスプール孔65にスプール66を嵌挿し、そ
のスプール66をスプリング67で下方に移動して出口
ポート64と第4主ポート61を遮断し、受圧室68に
パイロット圧油が供給されるとスプール66が上方に移
動して第4主ポート61を出口ポート64に連通する。
【0031】前記受圧室68には電磁式切換弁69でパ
イロット圧油が供給される。この電磁切換弁69は図7
に示すように、本体70のバルブ71をソレノイド72
で移動して流入ポート73を流出ポート74に連通する
電磁比例減圧弁で、その本体70を第2エンドカバー3
の取付面3bに取付けてある。流入ポート73は流入油
孔75に連通し、流出ポート74は流出油孔76で受圧
室68に連通している。
【0032】前記第2エンドカバー3には出口ポート6
4の圧油をリリーフする第1リリーフ弁77と第4主ポ
ート61の圧油をリリーフする第2リリーフ弁78が取
付けてある。
【0033】前記ケース1には連通用油孔79が一端面
1aと他端面1bに貫通して形成してあり、この連通用
油孔79で前記油孔42と油孔62が連通し、第1主ポ
ート40と第3主ポート60が連通している。
【0034】図1に示すように、前記ケース1には斜板
8を揺動する斜板揺動装置80が取付けてある。この斜
板揺動装置80は図1、図8に示すように、ケース1に
一体的に設けた装置本体81のシリンダー孔82にサー
ボピストン83を摺動自在に嵌挿し、そのサーボピスト
ン83に設けた可動子84を斜板8の凹部8aに揺動可
能に嵌合して連結してある。
【0035】前記サーボピストン83はスプリング85
で右方のプラグ86に当接してあり、左側室87、右側
室88に第1ポンプ・モータAと第2ポンプ・モータB
の高圧油の高い方の圧油がポート89から供給される。
【0036】前記サーボピストン83の軸心にはスプー
ル孔90が形成され、このスプール孔90内にスプール
91が嵌挿してある。このスプール孔90に形成した環
状の流入口92はサーボピストン83の外周面に形成し
たスリット93、シリンダー孔82の環状溝94、油孔
95を経て右側室88に連通している。前記スプール9
1には流出口96が形成され、この流出口96は軸孔9
7を経てドレーンポート98に連通している。
【0037】前記スプール91はスプリング99で流入
口92と流出口96を遮断する方向に押され、受圧部1
00のパイロット圧油で流入口92と流出口96を連通
する方向に押される。この受圧部100に電磁比例圧力
制御弁101でパイロット圧が供給され、右側室88内
の圧力を減圧する可変減圧弁102を構成している。
【0038】前記受圧部100はスプール91の一端寄
りの大径部91aと小径部91bに亘って形成した環状
溝で形成してある。
【0039】前記電磁比例圧力制御弁101は弁体10
3に設けたスプール104をスプリング105で入口ポ
ート106と出口ポート107を遮断する位置に押し、
そのスプール104をソレノイド108で入口ポート1
06と出口ポート107を連通する方向に押す従来公知
のものである。前記入口ポート106は流入油孔109
に連通して図示しない油圧源から圧油が供給される。前
記出口ポート107は流出油孔110、環状溝111、
スリット112を経て前記受圧部100に連通してい
る。
【0040】このようであるから、ソレノイド108の
通電量に比例した圧力のパイロッ圧が出口ポート107
から受圧部100に供給される。スプール91は受圧部
100に供給されたパイロット圧によって流入口92を
流出口96に連通して右側室88内の圧力を減圧する。
【0041】これにより、サーボピストン83は右方に
移動し、流入口92と流出口96を遮断するから、サー
ボピストン83は受圧部100に供給されたパイロット
圧に比例したストロークだけ右方に移動する。図8はサ
ーボピストン83が最も、右方に移動した状態を示す。
【0042】サーボピストン83が右方に移動すると斜
板8が揺動して第1・第2摺動ガイド面20,24の角
度が、一方が大きく、他方が小さく変更するので、第1
ポンプ・モータA、第2ポンプ・モータBの容量が、一
方が大きく、他方が小さく変化する。
【0043】したがって、電磁比例圧力制御弁101の
ソレノイド108の通電量を制御することで第1ポンプ
・モータA、第2ポンプモータ1Bの容量を、一方を大
きく、他方を小さく連続的に制御できる。
【0044】前述のポンプ・モータ装置を線図的に図示
すると図9に示すようになるので、入口ポート44をア
クチュエータの戻り回路110に接続し、出口ポート4
5を主油圧ポンプ111の吐出路112に接続し、出口
ポート64をアキュームレータ113に接続することで
アクチュエータの戻り圧油を回収して主油圧ポンプ11
1の吐出路112に供給する圧油回収再利用システムと
することができる。
【0045】具体的には回収チェック弁114を開と
し、チャージ弁43の入口ポート44と出口ポート45
を遮断すると共に、チャージ弁63の出口ポート64を
第2ポンプ・ポートBの第4主ポート61に連通する。
アクチュエータの戻り圧油は第1ポンプ・モータAの第
2主ポート41に流入して第1ポンプ・モータAがモー
タ作用し、第2ポンプ・モータBを駆動する。この時、
第2ポンプ・モータBの容量を小とすることで同一駆動
トルクで駆動された時に高圧油を吐出するようにする。
【0046】これにより、第2ポンプ・モータBはポン
プ作用し、第4主ポート61に高圧油を吐出し、アキュ
ームレータ113に高圧油を貯える。この時、アキュー
ムレータ113に高圧油が満杯となると第4主ポート6
1の圧力がリリーフ弁78のセット圧よりも高くなり、
タンクにリリーフする。
【0047】次に回収チェック弁114を閉とし、チャ
ージ弁43の入口ポート44を出口ポート45に連通す
る。
【0048】これにより、アキュームレータ113に貯
圧された高圧油は第2ポンプ・モータBの第4主ポート
61に流入し、第2ポンプ・モータBはモータ作用する
から、第1ポンプ・モータAを駆動する。
【0049】第2ポンプ・モータAはポンプ作用して第
2主ポート41に高圧油を吐出し、その高圧油はチャー
ジ弁43から主油圧ポンプ111の吐出路112に供給
される。この時、吐出路112の圧力と第2主ポート4
1の圧力が等しく(又は第2主ポート41の圧力が若干
高く)なるように第2ポンプ・モータBの容量を制御す
る。
【0050】次に斜板揺動装置80の第2の実施の形態
を図10に基づいて説明する。スプール91の受圧部1
00をスリット112、環状溝111を経て流入油孔1
30に連通し、この流通油孔130にパイロット圧油を
供給したり、供給しないようにする。
【0051】このようにすれば、流入油孔130にパイ
ロット圧油を供給すればサーボピストン83は図示の位
置に移動し、パイロット圧油を供給しなければサーボピ
ストン83は左方に移動するので、斜板8を2段階に揺
動できる。
【0052】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図11ないし図15に示すように、ケース1内部の
構造は第1の実施の形態と同様であり、第1エンドカバ
ー2の第1主ポート40は油孔140で第1エンドカバ
ー2の側面に開口し、第2主ポート41は油孔141で
ケース1の連通孔79に連通している。
【0053】第2エンドカバー3の第3主ポート60、
第4主ポート61は油孔142,143で第2エンドカ
バー3の側面に開口し、第4主ポート61は油孔144
でケス1の連通孔79に連通している。なお、回転セン
サ37、斜板センサ36は取付けていない。
【0054】斜板揺動装置80は図12と図16に示す
ように、装置本体81のシリンダー孔82にサーボピス
トン83を嵌挿し、そのサーボピストン83に設けた可
動子84を斜板8の凹部8aに揺動可能に嵌合してあ
る。
【0055】サーボピストン83は左右のスプリング8
5で中立位置に保持され、左側室87、右側室88に第
1ポンプ・モータAと第2ポンプ・モータBの高い方の
高圧油が供給される。第1の実施の形態と同様の可変減
圧弁102がサーボピストン83の左右両側寄りにそれ
ぞれ設けられて左側室87、右側室88の圧力を減圧す
るようにしてある。
【0056】具体的にはサーボピストン83のスプール
孔90に左右一対のスプール91がそれぞれ嵌挿され、
各受圧部100に第1・第2油孔145,146からパ
イロット圧油がそれぞれ形成されて左側室89の圧力を
減圧する左側の可変減圧弁102と右側室88の圧力を
減圧する右側の可変減圧弁102をそれぞれ形成してい
る。
【0057】このようであるから、第1油孔145から
パイロット圧油を供給すると左側の可変減圧弁102が
左側室87内の圧力を減圧するので、サーボピストン8
3は左方に摺動し、第2油孔146からパイロット圧油
を供給すると右側の可変減圧弁102が右側室88内の
圧力を減圧するので、サーボピストン83は右方に摺動
する。
【0058】したがって、斜板8を揺動してその第1・
第2摺動ガイド面20,24の角度を一方を大きく、他
方を小さく変更して第1・第2ポンプ・モータA,Bの
容量を一方を大きく、他方を小さく連続して制御でき
る。
【0059】前述のポンプ・モータ装置を線図的に図示
すると図17に示すようになるので、連通路79に主油
圧ポンプ150の吐出路151を接続し、第1・第3主
ポート40,60を第1・第2操作弁152,153を
介して第1・第2アクチュエータ154,156に接続
することによって、1つの主油圧ポンプ150の吐出圧
油を負荷の異なる第1・第2アクチュエータ154,1
55に同時に分流して供給できる。
【0060】このようであるから、第1・第2エンドカ
バー2,3を交替することで圧油回収再利用システムの
ポンプ・モータ装置、圧油分流システムのポンプ・モー
タ装置とすることができる。
【0061】次に斜板揺動装置80の第2の実施の形態
を図18に基づいて説明する。装置本体81のシリンダ
孔82の左右両端部にプラグ147をそれぞれ螺合して
サーボピストン83を移動しないように保持する。
【0062】このようにすれば、斜板8の角度は一定と
なるし、ロックナット148を弛めて一方のプラグ14
7をネジ込み他方のプラグ147を弛めることでサーボ
ピストン83を移動して斜板8の角度を変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すポンプ・モー
タ装置の縦断面図である。
【図2】図1のC−C断面図である。
【図3】図1のD−D断面図である。
【図4】図1の左側面図である
【図5】図1の右側面図である
【図6】図1のE−E断面図である。
【図7】図1のF−F断面図である。
【図8】図1のG−G断面図である。
【図9】ポンプ・モータ装置を線図的に示す説明図であ
る。
【図10】斜板揺動装置の第2の実施の形態を示す断面
図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態を示すポンプ・モ
ータ装置の縦断面図である。
【図12】図11のH−H断面図である。
【図13】図11のI−I断面図である。
【図14】図11の左側面図である
【図15】図11の右側面図である
【図16】図11のJ−J断面図である。
【図17】ポンプ・モータ装置を線図的に示す説明図で
ある。
【図18】斜板揺動装置の第2の実施の形態を示す断面
図である。
【符号の説明】
1…ケース 2…第1エンドカバー 3…第2エンドカバー 4…ハウジング 5…第1シリンダーブロック 6…第2シリンダーブロック 7…軸 8…斜板 9…第1弁板 10…第2弁板 11…孔 12…孔 14…軸受 15…シリンダー孔 16…ピストン 18…ピストンシュー 20…第1摺動ガイド面 24…第2摺動ガイド面 30…開口部 31…キャップ 33…支軸 40…第1主ポート 41…第2主ポート 43…チャージ弁 60…第3主ポート 61…第4主ポート 63…チャージ弁 79…連通孔 80…斜板揺動装置 83…サーボピストン 84…可動子 87…左側室 88…右側室 90…スプール孔 91…スプール 100…受圧部 101…電磁比例圧力制御弁 102…可変減圧弁 110…戻り回路 111…主油圧ポンプ 113…アキュームレータ 130…流入油孔 145…第1油孔 146…第2油孔 147…プラグ 150…主油圧ポンプ 152…第1操作弁 153…第2操作弁 154…第1アクチュエータ 155…第2アクチュエータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング(4)内に第1シリンダーブ
    ロック(5)と第2シリンダーブロック(6)を軸
    (7)とともに回転自在に支承し、この第1シリンダー
    ブロック(5)と第2シリンダーブロック(6)との間
    に、相互に平行でない第1摺動ガイド面(20)と第2
    摺動ガイド面(24)を有する斜板(8)を設け、 前記第1シリンダーブロック(5)のシリンダー孔(1
    5)に摺動自在に嵌挿したピストン(16)を前記第1
    摺動ガイド面(20)に沿って摺動自在として第1ポン
    プ・モータ(A)とし、 前記第2シリンダーブロック(6)のシリンダー孔(1
    5)に摺動自在に嵌挿したピストン(16)を前記第2
    摺動ガイド面(24)に沿って摺動自在として第2ポン
    プ・モータ(B)としたことを特徴とするポンプ・モー
    タ装置。
  2. 【請求項2】 前記斜板(8)を揺動自在に設け、ハウ
    ジング(4)に斜板(8)を揺動する斜板揺動装置(8
    0)を取付けた請求項1記載のポンプ・モータ装置。
  3. 【請求項3】 ハウジング(4)に、第1ポンプ・モー
    タ用の2つの主ポートと第2ポンプ・モータ用の2つの
    主ポートと、1つの第1ポンプ・モータ用の主ポートと
    1つの第2ポンプ・モータ用の主ポートを連通する連通
    孔(79)を形成した請求項1記載のポンプ・モータ装
    置。
  4. 【請求項4】 ハウジング(4)内の左右両側に第1弁
    板(9)と第2弁板(10)を取付け、第1シリンダー
    ブロック(5)を第1弁板(9)に沿って回転自在に支
    承し、第2シリンダーブロック(6)を第2弁板(1
    0)に沿って回転自在に支承し、第1シリンダーブロッ
    ク(5)と第2シリンダーブロック(6)との間に斜板
    (8)を設け、 前記第1・第2シリンダーブロック(5),(6)の孔
    (12)と斜板(8)の孔(11)に軸(7)を挿通
    し、この軸(7)の両端部を第1・第2弁板(8),
    (9)に軸受(14)で回転自在に支承した請求項1記
    載のポンプ・モータ装置。
  5. 【請求項5】 ケース(1)の両端面に第1エンドカバ
    ー(2)と第2エンドカバー(3)を着脱自在に取付け
    てハウジング(4)とし、 その第1エンドカバー(2)に第1ポンプ・モータ用の
    第1・第2主ポート(40),(41)を形成し、前記
    第2エンドカバー(3)に第2ポンプ・モータ用の第3
    ・第4主ポート(60),(61)を形成した請求項1
    記載のポンプ・モータ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019182070A (ja) * 2018-04-04 2019-10-24 ナブテスコ株式会社 油圧駆動装置
CN116201709A (zh) * 2023-04-04 2023-06-02 北京工业大学 一种集成式无滑靴液压泵-马达能量回收单元

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