JPH11218014A - 可変バルブタイミング装置 - Google Patents
可変バルブタイミング装置Info
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- JPH11218014A JPH11218014A JP10022023A JP2202398A JPH11218014A JP H11218014 A JPH11218014 A JP H11218014A JP 10022023 A JP10022023 A JP 10022023A JP 2202398 A JP2202398 A JP 2202398A JP H11218014 A JPH11218014 A JP H11218014A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure chamber
- camshaft
- oil
- rotating body
- valve
- Prior art date
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L13/00—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
- F01L13/0015—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque
- F01L13/0036—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction
- F01L13/0042—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction with cams being profiled in axial and radial direction
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/34—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
- F01L1/344—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
- F01L1/3442—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
-
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- F01L1/3442—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
- F01L2001/34423—Details relating to the hydraulic feeding circuit
- F01L2001/34426—Oil control valves
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転位相差調整機構とリフト量調整機構とを
共に用いても、精密なバルブタイミングの調整が可能な
可変バルブタイミング装置を提供すること。 【解決手段】 可変バルブタイミング装置の回転位相差
可変アクチュエータ24は、従来のごとくに吸気側カム
シャフト22からベーンロータ61へ油路を形成するの
ではなく、タイミングプーリ24aに設けられた油路8
4〜89,51a,51bにて第1圧力室および第2圧
力室へ調整された油圧を供給している。このため円筒状
空間61cを経て油圧を供給しなくてもよくなるので、
吸気側カムシャフト22の移動により円筒状空間61c
の容積が変化しても、第1圧力室および第2圧力室に対
する油圧に影響しなくなり、リフト量可変アクチュエー
タの作動状態が回転位相差に影響することがない。した
がって、精密なバルブタイミング調整が可能となる。
共に用いても、精密なバルブタイミングの調整が可能な
可変バルブタイミング装置を提供すること。 【解決手段】 可変バルブタイミング装置の回転位相差
可変アクチュエータ24は、従来のごとくに吸気側カム
シャフト22からベーンロータ61へ油路を形成するの
ではなく、タイミングプーリ24aに設けられた油路8
4〜89,51a,51bにて第1圧力室および第2圧
力室へ調整された油圧を供給している。このため円筒状
空間61cを経て油圧を供給しなくてもよくなるので、
吸気側カムシャフト22の移動により円筒状空間61c
の容積が変化しても、第1圧力室および第2圧力室に対
する油圧に影響しなくなり、リフト量可変アクチュエー
タの作動状態が回転位相差に影響することがない。した
がって、精密なバルブタイミング調整が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関等に用い
られる可変バルブタイミング装置に関し、回転位相差可
変アクチュエータとリフト量可変アクチュエータとを備
えることで3次元カムによるバルブタイミングを調整す
ることができる可変バルブタイミング装置に関する。
られる可変バルブタイミング装置に関し、回転位相差可
変アクチュエータとリフト量可変アクチュエータとを備
えることで3次元カムによるバルブタイミングを調整す
ることができる可変バルブタイミング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関のクランクシャフトに対
してカムシャフトを同期回転させるタイミングプーリや
スプロケット部分に組み込まれ、内燃機関の運転状態に
応じて吸気バルブや排気バルブのバルブタイミングを調
整する可変バルブタイミング装置が知られている。
してカムシャフトを同期回転させるタイミングプーリや
スプロケット部分に組み込まれ、内燃機関の運転状態に
応じて吸気バルブや排気バルブのバルブタイミングを調
整する可変バルブタイミング装置が知られている。
【0003】例えば、特開平9−60508号公報に記
載の内燃機関の可変バルブタイミング装置は、図10、
図11および図12に示すごとく、カムシャフト202
の一端に設けられている。なお、図10は図11におけ
るI−I線の断面図、図11は図10におけるII−I
I線の断面図、図12は図11におけるIII−III
線の断面図である。
載の内燃機関の可変バルブタイミング装置は、図10、
図11および図12に示すごとく、カムシャフト202
の一端に設けられている。なお、図10は図11におけ
るI−I線の断面図、図11は図10におけるII−I
I線の断面図、図12は図11におけるIII−III
線の断面図である。
【0004】ここで、図示していないクランクシャフト
から回転駆動されるスプロケット204はハウジング部
材206と一体に構成されている。このハウジング部材
206の中心部分にはベーンロータ208が収納され、
このベーンロータ208は、その回転軸部分でカムシャ
フト202の一端に取り付けられて、カムシャフト20
2と一体に回転する。
から回転駆動されるスプロケット204はハウジング部
材206と一体に構成されている。このハウジング部材
206の中心部分にはベーンロータ208が収納され、
このベーンロータ208は、その回転軸部分でカムシャ
フト202の一端に取り付けられて、カムシャフト20
2と一体に回転する。
【0005】また、ベーンロータ208の周囲からは複
数のベーン210が外側へ向かって突出し、ハウジング
部材206の内周面に接している。また、ハウジング部
材206からは内側に向かって複数の隔壁部212が突
出し、ベーンロータ208の外周面に接している。隔壁
部212の間は、油圧室214を形成していて、その各
油圧室214は、それぞれベーン210により第1圧力
室216と第2圧力室218とに区画されている。
数のベーン210が外側へ向かって突出し、ハウジング
部材206の内周面に接している。また、ハウジング部
材206からは内側に向かって複数の隔壁部212が突
出し、ベーンロータ208の外周面に接している。隔壁
部212の間は、油圧室214を形成していて、その各
油圧室214は、それぞれベーン210により第1圧力
室216と第2圧力室218とに区画されている。
【0006】この第1圧力室216および第2圧力室2
18に対する油圧の給排により、ハウジング部材206
に対してベーンロータ208を相対的に回動させること
ができ、ベーンロータ208とハウジング部材206と
の間の回転位相差を変更することができる。このことに
より、クランクシャフトに対するカムシャフト202の
回転位相差を調整することができる。
18に対する油圧の給排により、ハウジング部材206
に対してベーンロータ208を相対的に回動させること
ができ、ベーンロータ208とハウジング部材206と
の間の回転位相差を変更することができる。このことに
より、クランクシャフトに対するカムシャフト202の
回転位相差を調整することができる。
【0007】ここで、第1圧力室216に対する油圧供
給機構220からの油圧の供給あるいは排出は、シリン
ダヘッドに設けられた軸受部222の油路を介して、カ
ムシャフト202のジャーナル部224に形成されてい
る外周溝226、カムシャフト202内の油路227,
228、およびベーンロータ208内の油路230,2
32により行われる。
給機構220からの油圧の供給あるいは排出は、シリン
ダヘッドに設けられた軸受部222の油路を介して、カ
ムシャフト202のジャーナル部224に形成されてい
る外周溝226、カムシャフト202内の油路227,
228、およびベーンロータ208内の油路230,2
32により行われる。
【0008】また、第2圧力室218に対する油圧供給
機構220からの油圧の供給あるいは排出は、シリンダ
ヘッドに設けられた軸受部222の油路を介して、カム
シャフト202のジャーナル部224に形成されている
外周溝236、カムシャフト202内の油路238、お
よびベーンロータ208内の油路240,242,24
4により行われる。
機構220からの油圧の供給あるいは排出は、シリンダ
ヘッドに設けられた軸受部222の油路を介して、カム
シャフト202のジャーナル部224に形成されている
外周溝236、カムシャフト202内の油路238、お
よびベーンロータ208内の油路240,242,24
4により行われる。
【0009】上述した可変バルブタイミング装置以外
に、3次元カムを用いてバルブのリフト量を変更するこ
とでバルブタイミングを調整する装置が知られている。
たとえば、特開平9−32519号公報記載の可変動弁
機構では、図13に示すごとく、3次元カム302を有
するカムシャフト304の一端側を、タイミングプーリ
306に対して、軸方向に摺動可能にかつ一体に回転す
るように取り付ける。そして、タイミングプーリ306
の一面側にシリンダ308を設け、このシリンダ308
内に、カムシャフト304の先端部に取り付けたピスト
ン310を挿入している。シリンダ308とピストン3
10とで囲まれた圧力室312の油圧が高ければ、圧力
室312とは反対側に圧縮状態で配置されているスプリ
ング314に抗して、図示右方向にカムシャフト304
が移動し、あるいは圧力室312の油圧が低ければスプ
リング314に押されて図示左方向にカムシャフト30
4が移動する。
に、3次元カムを用いてバルブのリフト量を変更するこ
とでバルブタイミングを調整する装置が知られている。
たとえば、特開平9−32519号公報記載の可変動弁
機構では、図13に示すごとく、3次元カム302を有
するカムシャフト304の一端側を、タイミングプーリ
306に対して、軸方向に摺動可能にかつ一体に回転す
るように取り付ける。そして、タイミングプーリ306
の一面側にシリンダ308を設け、このシリンダ308
内に、カムシャフト304の先端部に取り付けたピスト
ン310を挿入している。シリンダ308とピストン3
10とで囲まれた圧力室312の油圧が高ければ、圧力
室312とは反対側に圧縮状態で配置されているスプリ
ング314に抗して、図示右方向にカムシャフト304
が移動し、あるいは圧力室312の油圧が低ければスプ
リング314に押されて図示左方向にカムシャフト30
4が移動する。
【0010】したがって、マイクロコンピュータ316
がオイルコントロールバルブ318を制御して、軸受部
320に設けられた油路322,324、カムシャフト
304に設けられた油路326,328、およびピスト
ン310をカムシャフト304の先端に固定するボルト
330に設けられた油路332を介して、圧力室312
に供給する油圧を調整することで、カムシャフト304
の軸方向での位置を調整できる。
がオイルコントロールバルブ318を制御して、軸受部
320に設けられた油路322,324、カムシャフト
304に設けられた油路326,328、およびピスト
ン310をカムシャフト304の先端に固定するボルト
330に設けられた油路332を介して、圧力室312
に供給する油圧を調整することで、カムシャフト304
の軸方向での位置を調整できる。
【0011】このことにより、カムシャフト304に設
けられている3次元カム302に対する、バルブリフト
機構の当接位置が調整できることから、カムプロフィー
ルに応じて、吸気バルブや排気バルブの開弁期間が変更
できる。このことによりバルブタイミングが調整でき
る。
けられている3次元カム302に対する、バルブリフト
機構の当接位置が調整できることから、カムプロフィー
ルに応じて、吸気バルブや排気バルブの開弁期間が変更
できる。このことによりバルブタイミングが調整でき
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の例で
は、回転位相差を調整する場合、バルブの開閉タイミン
グが共に、同方向に同一の変化をしてしまう。また、後
者の例では、バルブの開弁タイミングと閉弁タイミング
とが逆方向に同一の変化してしまう。このため、開弁タ
イミングと閉弁タイミングとを個々に任意の調整をする
ことができず、バルブタイミングの自由度が低いという
問題が存在した。
は、回転位相差を調整する場合、バルブの開閉タイミン
グが共に、同方向に同一の変化をしてしまう。また、後
者の例では、バルブの開弁タイミングと閉弁タイミング
とが逆方向に同一の変化してしまう。このため、開弁タ
イミングと閉弁タイミングとを個々に任意の調整をする
ことができず、バルブタイミングの自由度が低いという
問題が存在した。
【0013】これを解決するために、前者の可変バルブ
タイミング装置と後者の可変動弁機構との両者をカムシ
ャフトに組み付けることにより、回転位相差とリフト量
とを共に変更できるようにして、開弁タイミングと閉弁
タイミングとをもっと自由に設定する構成が考えられ
る。
タイミング装置と後者の可変動弁機構との両者をカムシ
ャフトに組み付けることにより、回転位相差とリフト量
とを共に変更できるようにして、開弁タイミングと閉弁
タイミングとをもっと自由に設定する構成が考えられ
る。
【0014】例えば、タイミングプーリやスプロケット
が存在するカムシャフトの一端に前者の可変バルブタイ
ミング装置を備え、他端に後者の可変動弁機構を備えた
構成が考えられる。なお、後者の可変動弁機構のシリン
ダ308はシリンダヘッド等に固定される。
が存在するカムシャフトの一端に前者の可変バルブタイ
ミング装置を備え、他端に後者の可変動弁機構を備えた
構成が考えられる。なお、後者の可変動弁機構のシリン
ダ308はシリンダヘッド等に固定される。
【0015】この場合、可変バルブタイミング装置側で
は、可変動弁機構による軸方向へのカムシャフトの移動
に対処しなくてはならないことから、例えば、図14に
示すごとく、カムシャフト402とベーンロータ404
との間に、スプライン機構406を設ける必要がある。
このスプライン機構406は、ベーンロータ404の内
周面に設けられた内歯408に、ボルト410にてカム
シャフト402の先端に取り付けられたインナギヤ41
2の歯414を軸方向に摺動可能に噛み合すことにより
構成されている。
は、可変動弁機構による軸方向へのカムシャフトの移動
に対処しなくてはならないことから、例えば、図14に
示すごとく、カムシャフト402とベーンロータ404
との間に、スプライン機構406を設ける必要がある。
このスプライン機構406は、ベーンロータ404の内
周面に設けられた内歯408に、ボルト410にてカム
シャフト402の先端に取り付けられたインナギヤ41
2の歯414を軸方向に摺動可能に噛み合すことにより
構成されている。
【0016】この場合、従来の油路の構成に従うと、軸
受部416からの第1圧力室や第2圧力室への油圧供給
は、スプロケット418(あるいはタイミングプーリ、
ギヤ)の油路420、カムシャフト402の油路42
2、インナギヤ412の油路424、ベーンロータ40
4の内部空間426、およびベーンロータ404の内部
空間426と第1圧力室あるいは第2圧力室とを連絡す
る油路428を介してなされることになる。
受部416からの第1圧力室や第2圧力室への油圧供給
は、スプロケット418(あるいはタイミングプーリ、
ギヤ)の油路420、カムシャフト402の油路42
2、インナギヤ412の油路424、ベーンロータ40
4の内部空間426、およびベーンロータ404の内部
空間426と第1圧力室あるいは第2圧力室とを連絡す
る油路428を介してなされることになる。
【0017】しかし、カムシャフト402側に属するイ
ンナギヤ412の油路424からベーンロータ404側
の油路428に直接油圧を供給することは、スプライン
機構406の存在のために困難であるので、図示するご
とく、一旦、ベーンロータ404の内部空間426を介
してカムシャフト402側の油路424とベーンロータ
404側の油路428とを連絡せざるを得ない。
ンナギヤ412の油路424からベーンロータ404側
の油路428に直接油圧を供給することは、スプライン
機構406の存在のために困難であるので、図示するご
とく、一旦、ベーンロータ404の内部空間426を介
してカムシャフト402側の油路424とベーンロータ
404側の油路428とを連絡せざるを得ない。
【0018】しかし、このようにベーンロータ404の
内部空間426を介する構成では、独立した油路は1本
のみであり第1圧力室と第2圧力室とに対してそれぞれ
独立した油路を形成することができない。このため、従
来の油路の構成では、第1圧力室と第2圧力室とにそれ
ぞれ調整された油圧を外部から供給することはできな
い。このため他の何らかの手段により、片方の圧力室の
油圧供給を確保するか、あるいは図13に示したごと
く、スプリングの付勢力を油圧の代わりに用いることに
なってしまい。十分な油圧制御ができないおそれがあ
る。
内部空間426を介する構成では、独立した油路は1本
のみであり第1圧力室と第2圧力室とに対してそれぞれ
独立した油路を形成することができない。このため、従
来の油路の構成では、第1圧力室と第2圧力室とにそれ
ぞれ調整された油圧を外部から供給することはできな
い。このため他の何らかの手段により、片方の圧力室の
油圧供給を確保するか、あるいは図13に示したごと
く、スプリングの付勢力を油圧の代わりに用いることに
なってしまい。十分な油圧制御ができないおそれがあ
る。
【0019】しかし、このようにカムシャフト402の
油路を1本にできたとしても、次のような問題が解決で
きなかった。すなわち、カムシャフト402は、カムシ
ャフト402の他端に設けられた可変動弁機構によるリ
フト量の調整時には、ベーンロータ404に対して軸方
向に移動するため、ベーンロータ404の内部空間42
6の容積はその調整がある毎に変化する。このため、ベ
ーンロータ404の内部空間426の油圧は、可変動弁
機構の調整によっても変化してしまうことになる。
油路を1本にできたとしても、次のような問題が解決で
きなかった。すなわち、カムシャフト402は、カムシ
ャフト402の他端に設けられた可変動弁機構によるリ
フト量の調整時には、ベーンロータ404に対して軸方
向に移動するため、ベーンロータ404の内部空間42
6の容積はその調整がある毎に変化する。このため、ベ
ーンロータ404の内部空間426の油圧は、可変動弁
機構の調整によっても変化してしまうことになる。
【0020】したがって、油路420,422,42
4,428、および内部空間426を介していずれか片
方の圧力室に供給している油圧が意図しない変動を起こ
してしまうことになる。
4,428、および内部空間426を介していずれか片
方の圧力室に供給している油圧が意図しない変動を起こ
してしまうことになる。
【0021】このため、前者の可変バルブタイミング装
置と後者の可変動弁機構との両者を共にカムシャフトに
組み付けた場合には、回転位相差制御が正確にできず
に、バルブタイミングが進角し過ぎたり、遅角し過ぎた
りして、精密なバルブタイミング制御ができなくなるお
それがある。
置と後者の可変動弁機構との両者を共にカムシャフトに
組み付けた場合には、回転位相差制御が正確にできず
に、バルブタイミングが進角し過ぎたり、遅角し過ぎた
りして、精密なバルブタイミング制御ができなくなるお
それがある。
【0022】本発明は、回転位相差を調整する機構と、
3次元カムを用いてリフト量を調整する機構とを共に用
いて、バルブタイミング制御を行っても、精密なバルブ
タイミングの調整が可能な可変バルブタイミング装置を
提供することを目的とするものである。
3次元カムを用いてリフト量を調整する機構とを共に用
いて、バルブタイミング制御を行っても、精密なバルブ
タイミングの調整が可能な可変バルブタイミング装置を
提供することを目的とするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の可変バル
ブタイミング装置は、2つの回転軸の内の一方の駆動側
回転軸に連動する第1回転体と、前記2つの回転軸の内
の他方の従動側回転軸に連動する第2回転体とを備え、
前記第1回転体は、内部に少なくとも1つの圧力室を有
し、前記第2回転体は、前記圧力室に接する少なくとも
1つの受圧部材を有し、前記圧力室に対する液圧調整に
よる前記受圧部材の移動に伴って生じる前記第1回転体
と前記第2回転体との間の相対回動により、前記2つの
回転軸間の回転位相差を可変設定可能であるとともに、
前記第2回転体はスプライン機構により前記従動側回転
軸であるカムシャフトを係合することで該カムシャフト
を軸方向に移動可能である回転位相差可変アクチュエー
タと、前記回転位相差可変アクチュエータとは別体に前
記カムシャフトに設けられ、該カムシャフトを軸方向へ
移動させることにより、該カムシャフトに設けられてい
る3次元カムによるバルブリフト量を可変とするリフト
量可変アクチュエータと、を備えることで前記3次元カ
ムによるバルブタイミングを調整する可変バルブタイミ
ング装置であって、前記圧力室に対する液圧調整は、前
記第1回転体に設けられた液圧経路を介してなされるこ
とを特徴とする。
ブタイミング装置は、2つの回転軸の内の一方の駆動側
回転軸に連動する第1回転体と、前記2つの回転軸の内
の他方の従動側回転軸に連動する第2回転体とを備え、
前記第1回転体は、内部に少なくとも1つの圧力室を有
し、前記第2回転体は、前記圧力室に接する少なくとも
1つの受圧部材を有し、前記圧力室に対する液圧調整に
よる前記受圧部材の移動に伴って生じる前記第1回転体
と前記第2回転体との間の相対回動により、前記2つの
回転軸間の回転位相差を可変設定可能であるとともに、
前記第2回転体はスプライン機構により前記従動側回転
軸であるカムシャフトを係合することで該カムシャフト
を軸方向に移動可能である回転位相差可変アクチュエー
タと、前記回転位相差可変アクチュエータとは別体に前
記カムシャフトに設けられ、該カムシャフトを軸方向へ
移動させることにより、該カムシャフトに設けられてい
る3次元カムによるバルブリフト量を可変とするリフト
量可変アクチュエータと、を備えることで前記3次元カ
ムによるバルブタイミングを調整する可変バルブタイミ
ング装置であって、前記圧力室に対する液圧調整は、前
記第1回転体に設けられた液圧経路を介してなされるこ
とを特徴とする。
【0024】本発明の可変バルブタイミング装置は、従
来において実施されていたごとくにカムシャフトから第
2回転体へ液圧経路を形成するのではなく、第1回転体
に設けられた液圧経路にて、圧力室へ調整された液圧を
供給している。
来において実施されていたごとくにカムシャフトから第
2回転体へ液圧経路を形成するのではなく、第1回転体
に設けられた液圧経路にて、圧力室へ調整された液圧を
供給している。
【0025】したがって、スプライン機構により、カム
シャフトが軸方向に移動するために設けられている第2
回転体の内部空間を経て、圧力室に液圧を供給しなくて
もよくなる。このことから、リフト量可変アクチュエー
タの作動状態が回転位相差に影響しなくなり、精密なバ
ルブタイミング調整が可能となる。
シャフトが軸方向に移動するために設けられている第2
回転体の内部空間を経て、圧力室に液圧を供給しなくて
もよくなる。このことから、リフト量可変アクチュエー
タの作動状態が回転位相差に影響しなくなり、精密なバ
ルブタイミング調整が可能となる。
【0026】また、従来のように第2回転体の内部空間
に出たりする複雑な液圧経路が形成されないので、液漏
れや圧損が少なく、回転位相差の調整の応答性が高ま
り、また、位置保持性も高まる。
に出たりする複雑な液圧経路が形成されないので、液漏
れや圧損が少なく、回転位相差の調整の応答性が高ま
り、また、位置保持性も高まる。
【0027】また、第2回転体の内部空間には圧力媒体
としての液体を存在させる必要がないので、第2回転体
の内部空間をシールするための部材や加工が不用となり
生産性が向上する。
としての液体を存在させる必要がないので、第2回転体
の内部空間をシールするための部材や加工が不用となり
生産性が向上する。
【0028】また、請求項2に示したごとく、前記第1
回転体は、内部に少なくとも1つの液圧室を有し、前記
第2回転体の受圧部材は、前記液圧室に挿入されること
で前記液圧室の内部を第1圧力室と第2圧力室とに区画
するとともに、該第1圧力室および第2圧力室が各々請
求項1記載の圧力室に該当するように構成してもよい。
回転体は、内部に少なくとも1つの液圧室を有し、前記
第2回転体の受圧部材は、前記液圧室に挿入されること
で前記液圧室の内部を第1圧力室と第2圧力室とに区画
するとともに、該第1圧力室および第2圧力室が各々請
求項1記載の圧力室に該当するように構成してもよい。
【0029】このように、進角するための圧力室と遅角
するための圧力室との2種類の圧力室が存在しても、液
圧経路が第1回転体に設けられているので、それぞれの
圧力室への独立した液圧経路を設けることができ、それ
ぞれ影響し合わない独立した液圧調整が可能となる。
するための圧力室との2種類の圧力室が存在しても、液
圧経路が第1回転体に設けられているので、それぞれの
圧力室への独立した液圧経路を設けることができ、それ
ぞれ影響し合わない独立した液圧調整が可能となる。
【0030】また、このような独立した液圧経路を形成
する場合、第1回転体の加工時に1つの加工装置による
1つの孔開け工程で上述した2種類の液圧経路を形成す
ることが可能であり、加工性が高まる。
する場合、第1回転体の加工時に1つの加工装置による
1つの孔開け工程で上述した2種類の液圧経路を形成す
ることが可能であり、加工性が高まる。
【0031】請求項3に示したごとく、前記液圧経路
は、前記第1回転体と前記カムシャフトとの間に潤滑物
質を供給する経路を兼ねていることとしてもよい。液圧
経路は、第1回転体内部を通っているので、液圧経路を
分岐して、液圧媒体として潤滑油等の潤滑物質を用いて
いた場合には、その液圧媒体をカムシャフトと第1回転
体との摺動部に供給したり、あるいは液圧経路そのもの
を前記摺動部に接触させることにより、圧力室への液圧
供給と共に、第1回転体とカムシャフトとの間の潤滑処
理を行うことができる。したがって、特別に第1回転体
とカムシャフトとの間を潤滑させるための潤滑物質の供
給路や供給機構を設けなくてもよくなり、製造コストが
低減できる。
は、前記第1回転体と前記カムシャフトとの間に潤滑物
質を供給する経路を兼ねていることとしてもよい。液圧
経路は、第1回転体内部を通っているので、液圧経路を
分岐して、液圧媒体として潤滑油等の潤滑物質を用いて
いた場合には、その液圧媒体をカムシャフトと第1回転
体との摺動部に供給したり、あるいは液圧経路そのもの
を前記摺動部に接触させることにより、圧力室への液圧
供給と共に、第1回転体とカムシャフトとの間の潤滑処
理を行うことができる。したがって、特別に第1回転体
とカムシャフトとの間を潤滑させるための潤滑物質の供
給路や供給機構を設けなくてもよくなり、製造コストが
低減できる。
【0032】なお、請求項4に示したごとく、前記駆動
側回転軸は、内燃機関の駆動力により回転し、前記従動
側回転軸であるカムシャフトは、前記内燃機関の吸気バ
ルブあるいは排気バルブの一方または両方のバルブタイ
ミングを調整することとしてもよい。
側回転軸は、内燃機関の駆動力により回転し、前記従動
側回転軸であるカムシャフトは、前記内燃機関の吸気バ
ルブあるいは排気バルブの一方または両方のバルブタイ
ミングを調整することとしてもよい。
【0033】このように内燃機関の吸気バルブあるいは
排気バルブの一方または両方のバルブタイミングの調整
に、本発明の可変バルブタイミング装置を利用すること
により、内燃機関の製造・使用において、上述した作用
・効果を生じさせることができる。
排気バルブの一方または両方のバルブタイミングの調整
に、本発明の可変バルブタイミング装置を利用すること
により、内燃機関の製造・使用において、上述した作用
・効果を生じさせることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1〜図9によ
り、エンジンの吸気側カムシャフトに対して設けられた
可変バルブタイミング装置10について説明する。
り、エンジンの吸気側カムシャフトに対して設けられた
可変バルブタイミング装置10について説明する。
【0035】図1には直列4気筒の車載用ガソリンエン
ジン(以下、単に「エンジン」という)11が示されて
いる。エンジン11は、往復移動するピストン12が設
けられたシリンダブロック13と、シリンダブロック1
3の下側に設けられたオイルパン13aと、シリンダブ
ロック13の上側に設けられたシリンダヘッド14とを
備えている。
ジン(以下、単に「エンジン」という)11が示されて
いる。エンジン11は、往復移動するピストン12が設
けられたシリンダブロック13と、シリンダブロック1
3の下側に設けられたオイルパン13aと、シリンダブ
ロック13の上側に設けられたシリンダヘッド14とを
備えている。
【0036】このエンジン11の下部には出力軸である
クランクシャフト15が回転可能に支持され、同クラン
クシャフト15にはコンロッド16を介してピストン1
2が連結されている。そして、ピストン12の往復移動
は、そのコンロッド16によって、クランクシャフト1
5の回転へと変換されるようになっている。また、ピス
トン12の上側には燃焼室17が設けられ、この燃焼室
17には吸気通路18および排気通路19が接続されて
いる。そして、吸気通路18と燃焼室17とは吸気バル
ブ20により連通・遮断され、排気通路19と燃焼室1
7とは排気バルブ21により連通・遮断されるようにな
っている。
クランクシャフト15が回転可能に支持され、同クラン
クシャフト15にはコンロッド16を介してピストン1
2が連結されている。そして、ピストン12の往復移動
は、そのコンロッド16によって、クランクシャフト1
5の回転へと変換されるようになっている。また、ピス
トン12の上側には燃焼室17が設けられ、この燃焼室
17には吸気通路18および排気通路19が接続されて
いる。そして、吸気通路18と燃焼室17とは吸気バル
ブ20により連通・遮断され、排気通路19と燃焼室1
7とは排気バルブ21により連通・遮断されるようにな
っている。
【0037】一方、シリンダヘッド14には、吸気側カ
ムシャフト22および排気側カムシャフト23が平行に
設けられている。吸気側カムシャフト22は回転可能か
つ軸方向へ移動可能にシリンダヘッド14上に支持され
ており、排気側カムシャフト23は回転可能であるが軸
方向には移動不可能にシリンダヘッド14上に支持され
ている。
ムシャフト22および排気側カムシャフト23が平行に
設けられている。吸気側カムシャフト22は回転可能か
つ軸方向へ移動可能にシリンダヘッド14上に支持され
ており、排気側カムシャフト23は回転可能であるが軸
方向には移動不可能にシリンダヘッド14上に支持され
ている。
【0038】吸気側カムシャフト22の一端部には、タ
イミングプーリ24aを備えた回転位相差可変アクチュ
エータ24が設けられ、他端部には吸気側カムシャフト
22を軸方向へ移動させるためのリフト量可変アクチュ
エータ22aが設けられている。また、排気側カムシャ
フト23の一端部にはタイミングプーリ25が取り付け
られている。このタイミングプーリ25および回転位相
差可変アクチュエータ24のタイミングプーリ24a
は、タイミングベルト26を介して、クランクシャフト
15に取り付けられたプーリ15aに連結されている。
そして、駆動側回転軸としてのクランクシャフト15の
回転がタイミングベルト26を介して、従動側回転軸と
しての吸気側カムシャフト22および排気側カムシャフ
ト23に伝達されることによって、それら吸気側カムシ
ャフト22および排気側カムシャフト23がクランクシ
ャフト15の回転に同期して回転するようになってい
る。
イミングプーリ24aを備えた回転位相差可変アクチュ
エータ24が設けられ、他端部には吸気側カムシャフト
22を軸方向へ移動させるためのリフト量可変アクチュ
エータ22aが設けられている。また、排気側カムシャ
フト23の一端部にはタイミングプーリ25が取り付け
られている。このタイミングプーリ25および回転位相
差可変アクチュエータ24のタイミングプーリ24a
は、タイミングベルト26を介して、クランクシャフト
15に取り付けられたプーリ15aに連結されている。
そして、駆動側回転軸としてのクランクシャフト15の
回転がタイミングベルト26を介して、従動側回転軸と
しての吸気側カムシャフト22および排気側カムシャフ
ト23に伝達されることによって、それら吸気側カムシ
ャフト22および排気側カムシャフト23がクランクシ
ャフト15の回転に同期して回転するようになってい
る。
【0039】吸気側カムシャフト22には、吸気バルブ
20の上端に当接する吸気カム27が設けられ、排気側
カムシャフト23には、排気バルブ21の上端に当接す
る排気カム28が設けられている。そして、吸気側カム
シャフト22が回転すると、吸気カム27により吸気バ
ルブ20が開閉駆動され、排気側カムシャフト23が回
転すると、排気カム28により排気バルブ21が開閉駆
動されるようになっている。
20の上端に当接する吸気カム27が設けられ、排気側
カムシャフト23には、排気バルブ21の上端に当接す
る排気カム28が設けられている。そして、吸気側カム
シャフト22が回転すると、吸気カム27により吸気バ
ルブ20が開閉駆動され、排気側カムシャフト23が回
転すると、排気カム28により排気バルブ21が開閉駆
動されるようになっている。
【0040】ここで、排気カム28のカムプロフィール
は排気側カムシャフト23の軸方向に対して一定となっ
ているが、吸気カム27のカムプロフィールは、図2に
示すごとく吸気側カムシャフト22の軸方向に連続的に
変化している。すなわち、吸気カム27は3次元カムと
して構成されている。
は排気側カムシャフト23の軸方向に対して一定となっ
ているが、吸気カム27のカムプロフィールは、図2に
示すごとく吸気側カムシャフト22の軸方向に連続的に
変化している。すなわち、吸気カム27は3次元カムと
して構成されている。
【0041】そして、吸気側カムシャフト22が矢印A
方向へ移動すると、吸気カム27による吸気バルブ20
のバルブリフト量が徐々に大きくなるとともに、吸気バ
ルブ20の開弁時間が徐々に長くなる。また、矢印A方
向とは逆方向に吸気側カムシャフト22が移動すると、
吸気カム27による吸気バルブ20のバルブリフト量が
徐々に小さくなるとともに、吸気バルブ20の開弁時間
が徐々に短くなる。したがって、吸気側カムシャフト2
2をその軸方向へ移動させることにより、吸気バルブ2
0の開弁時間およびバルブリフト量の調整を行うことが
できる。
方向へ移動すると、吸気カム27による吸気バルブ20
のバルブリフト量が徐々に大きくなるとともに、吸気バ
ルブ20の開弁時間が徐々に長くなる。また、矢印A方
向とは逆方向に吸気側カムシャフト22が移動すると、
吸気カム27による吸気バルブ20のバルブリフト量が
徐々に小さくなるとともに、吸気バルブ20の開弁時間
が徐々に短くなる。したがって、吸気側カムシャフト2
2をその軸方向へ移動させることにより、吸気バルブ2
0の開弁時間およびバルブリフト量の調整を行うことが
できる。
【0042】尚、吸気側カムシャフト22は、例えば、
エンジン11の低回転時には矢印Aと逆方向へ移動し、
エンジンの高回転時には矢印A方向へ移動するよう制御
される。これは、エンジン11の低回転時には、吸気バ
ルブ20の開弁時間を短くするとともにバルブリフト量
を小さくすることで燃焼室17へ勢いよく混合ガスを吸
入させるためであり、エンジンの高回転時には、吸気バ
ルブ20の開弁時間を長くするとともにバルブリフト量
を大きくすることで燃焼室17への混合ガスの吸入効率
を向上させるためである。
エンジン11の低回転時には矢印Aと逆方向へ移動し、
エンジンの高回転時には矢印A方向へ移動するよう制御
される。これは、エンジン11の低回転時には、吸気バ
ルブ20の開弁時間を短くするとともにバルブリフト量
を小さくすることで燃焼室17へ勢いよく混合ガスを吸
入させるためであり、エンジンの高回転時には、吸気バ
ルブ20の開弁時間を長くするとともにバルブリフト量
を大きくすることで燃焼室17への混合ガスの吸入効率
を向上させるためである。
【0043】次に、吸気側カムシャフト22をその軸方
向へ移動させるためのリフト量可変アクチュエータ22
a、および、そのリフト量可変アクチュエータ22aを
油圧により駆動するための給油構造について図3に基づ
き説明する。
向へ移動させるためのリフト量可変アクチュエータ22
a、および、そのリフト量可変アクチュエータ22aを
油圧により駆動するための給油構造について図3に基づ
き説明する。
【0044】図3に示すように、リフト量可変アクチュ
エータ22aは、筒状をなすシリンダチューブ31と、
シリンダチューブ31内に設けられたピストン32と、
シリンダチューブ31の両端開口部を塞ぐように設けら
れた一対のエンドカバー33とから構成されている。こ
のシリンダチューブ31はシリンダヘッド14に固定さ
れている。
エータ22aは、筒状をなすシリンダチューブ31と、
シリンダチューブ31内に設けられたピストン32と、
シリンダチューブ31の両端開口部を塞ぐように設けら
れた一対のエンドカバー33とから構成されている。こ
のシリンダチューブ31はシリンダヘッド14に固定さ
れている。
【0045】ピストン32には一方のエンドカバー33
を貫通した吸気側カムシャフト22が連結されている。
また、シリンダチューブ31内は、ピストン32により
第1圧力室31aおよび第2圧力室31bに区画されて
いる。 第1圧力室31aには、一方のエンドカバー3
3に形成された第1給排通路34が接続され、第2圧力
室31bには、他方のエンドカバー33に形成された第
2給排通路35が接続されている。
を貫通した吸気側カムシャフト22が連結されている。
また、シリンダチューブ31内は、ピストン32により
第1圧力室31aおよび第2圧力室31bに区画されて
いる。 第1圧力室31aには、一方のエンドカバー3
3に形成された第1給排通路34が接続され、第2圧力
室31bには、他方のエンドカバー33に形成された第
2給排通路35が接続されている。
【0046】そして、第1給排通路34または第2給排
通路35を介して、第1圧力室31aと第2圧力室31
bとに対し選択的に作動油を供給すると、ピストン32
は吸気側カムシャフト22の軸方向へ移動する。このピ
ストン32の移動に伴い、吸気側カムシャフト22もそ
の軸方向へ移動する。
通路35を介して、第1圧力室31aと第2圧力室31
bとに対し選択的に作動油を供給すると、ピストン32
は吸気側カムシャフト22の軸方向へ移動する。このピ
ストン32の移動に伴い、吸気側カムシャフト22もそ
の軸方向へ移動する。
【0047】第1給排通路34および第2給排通路35
は、第1オイルコントロールバルブ36に接続されてい
る。この第1オイルコントロールバルブ36には供給通
路37および排出通路38が接続されている。そして、
供給通路37はクランクシャフト15の回転に伴って駆
動されるオイルポンプPを介して前記オイルパン13a
に接続されており、排出通路38はオイルパン13aに
直接接続されている。
は、第1オイルコントロールバルブ36に接続されてい
る。この第1オイルコントロールバルブ36には供給通
路37および排出通路38が接続されている。そして、
供給通路37はクランクシャフト15の回転に伴って駆
動されるオイルポンプPを介して前記オイルパン13a
に接続されており、排出通路38はオイルパン13aに
直接接続されている。
【0048】第1オイルコントロールバルブ36はケー
シング39を備え、ケーシング39には、第1給排ポー
ト40、第2給排ポート41、第1排出ポート42、第
2排出ポート43、および供給ポート44が設けられて
いる。これら第1給排ポート40には第1給排通路34
が接続され、第2給排ポート41には第2給排通路35
が接続されている。更に、供給ポート44には上記供給
通路37が接続され、第1排出ポート42および第2排
出ポート43には上記排出通路38が接続されている。
また、ケーシング39内には、4つの弁部45を有して
コイルスプリング46および電磁ソレノイド47により
それぞれ逆の方向に付勢されるスプール48が設けられ
ている。
シング39を備え、ケーシング39には、第1給排ポー
ト40、第2給排ポート41、第1排出ポート42、第
2排出ポート43、および供給ポート44が設けられて
いる。これら第1給排ポート40には第1給排通路34
が接続され、第2給排ポート41には第2給排通路35
が接続されている。更に、供給ポート44には上記供給
通路37が接続され、第1排出ポート42および第2排
出ポート43には上記排出通路38が接続されている。
また、ケーシング39内には、4つの弁部45を有して
コイルスプリング46および電磁ソレノイド47により
それぞれ逆の方向に付勢されるスプール48が設けられ
ている。
【0049】そして、電磁ソレノイド47の消磁状態に
おいては、スプール48がコイルスプリング46の弾性
力によりケーシング39の一端側(図3における右側)
に配置されて、第1給排ポート40と第1排出ポート4
2とが連通し、第2給排ポート41と供給ポート44と
が連通する。この状態では、オイルパン13a内の作動
油が供給通路37、第1オイルコントロールバルブ36
および第2給排通路35を介して、第2圧力室31bへ
供給される。また、第1圧力室31a内にあった作動油
が第1給排通路34、第1オイルコントロールバルブ3
6および排出通路38を介してオイルパン13a内へ戻
される。その結果、ピストン32および吸気側カムシャ
フト22が矢印Aと逆方向へ移動する。
おいては、スプール48がコイルスプリング46の弾性
力によりケーシング39の一端側(図3における右側)
に配置されて、第1給排ポート40と第1排出ポート4
2とが連通し、第2給排ポート41と供給ポート44と
が連通する。この状態では、オイルパン13a内の作動
油が供給通路37、第1オイルコントロールバルブ36
および第2給排通路35を介して、第2圧力室31bへ
供給される。また、第1圧力室31a内にあった作動油
が第1給排通路34、第1オイルコントロールバルブ3
6および排出通路38を介してオイルパン13a内へ戻
される。その結果、ピストン32および吸気側カムシャ
フト22が矢印Aと逆方向へ移動する。
【0050】一方、電磁ソレノイド47が励磁されたと
きには、スプール48がコイルスプリング46の弾性力
に抗してケーシング39の他端側(図3において左側)
に配置されて、第2給排ポート41が第2排出ポート4
3と連通し、第1給排ポート40が供給ポート44と連
通する。この状態では、オイルパン13a内の作動油が
供給通路37、第1オイルコントロールバルブ36およ
び第1給排通路34を介して第1圧力室31aへ供給さ
れる。また、第2圧力室31b内にあった作動油が第2
給排通路35、第1オイルコントロールバルブ36およ
び排出通路38を介してオイルパン13a内に戻され
る。その結果、ピストン32および吸気側カムシャフト
22が矢印A方向へ移動する。
きには、スプール48がコイルスプリング46の弾性力
に抗してケーシング39の他端側(図3において左側)
に配置されて、第2給排ポート41が第2排出ポート4
3と連通し、第1給排ポート40が供給ポート44と連
通する。この状態では、オイルパン13a内の作動油が
供給通路37、第1オイルコントロールバルブ36およ
び第1給排通路34を介して第1圧力室31aへ供給さ
れる。また、第2圧力室31b内にあった作動油が第2
給排通路35、第1オイルコントロールバルブ36およ
び排出通路38を介してオイルパン13a内に戻され
る。その結果、ピストン32および吸気側カムシャフト
22が矢印A方向へ移動する。
【0051】更に、電磁ソレノイド47への給電を制御
し、スプール48をケーシング39の中間に位置させる
と、第1給排ポート40および第2給排ポート41が閉
塞され、それら給排ポート40,41を通じての作動油
の移動が禁止される。この状態では、第1圧力室31a
および第2圧力室31bに対して作動油の給排が行われ
ず、第1圧力室31aおよび第2圧力室31b内に作動
油が充填保持されて、ピストン32および吸気側カムシ
ャフト22が固定される。
し、スプール48をケーシング39の中間に位置させる
と、第1給排ポート40および第2給排ポート41が閉
塞され、それら給排ポート40,41を通じての作動油
の移動が禁止される。この状態では、第1圧力室31a
および第2圧力室31bに対して作動油の給排が行われ
ず、第1圧力室31aおよび第2圧力室31b内に作動
油が充填保持されて、ピストン32および吸気側カムシ
ャフト22が固定される。
【0052】次に、吸気バルブ20の開閉タイミングを
調整するための上記回転位相差可変アクチュエータ24
について図4に基づき詳しく説明する。図4に示すよう
に、回転位相差可変アクチュエータ24はタイミングプ
ーリ24aを備える。このタイミングプーリ24aは吸
気側カムシャフト22が貫通する筒部51と、筒部51
の外周面から突出する円板部52と、円板部52の外周
面に設けられた複数の外歯53とを備えている。上記タ
イミングプーリ24aの筒部51は、シリンダヘッド1
4の軸受部14aに回転可能に支持されている。そし
て、吸気側カムシャフト22は、その軸方向へ摺動して
移動できるように筒部51を貫通している。
調整するための上記回転位相差可変アクチュエータ24
について図4に基づき詳しく説明する。図4に示すよう
に、回転位相差可変アクチュエータ24はタイミングプ
ーリ24aを備える。このタイミングプーリ24aは吸
気側カムシャフト22が貫通する筒部51と、筒部51
の外周面から突出する円板部52と、円板部52の外周
面に設けられた複数の外歯53とを備えている。上記タ
イミングプーリ24aの筒部51は、シリンダヘッド1
4の軸受部14aに回転可能に支持されている。そし
て、吸気側カムシャフト22は、その軸方向へ摺動して
移動できるように筒部51を貫通している。
【0053】また、吸気側カムシャフト22の先端部を
覆うように設けられたインナギヤ54が、ボルト55に
より固定されている。このインナギヤ54は図5に示す
ごとく、平歯の大径ギヤ部54aと、斜歯の小径ギヤ部
54bとが2段に形成された構成をなしている。
覆うように設けられたインナギヤ54が、ボルト55に
より固定されている。このインナギヤ54は図5に示す
ごとく、平歯の大径ギヤ部54aと、斜歯の小径ギヤ部
54bとが2段に形成された構成をなしている。
【0054】更に、インナギヤ54の小径ギヤ部54b
には、平歯の外歯56aと斜歯の内歯56bとを備えた
サブギヤ56が、その内歯56bにて、図4に示すごと
く噛み合わされている。この噛み合せの際には、インナ
ギヤ54とサブギヤ56との間にリング状のスプリング
ワッシャ57が配置され、サブギヤ56をインナギヤ5
4から離すように軸方向に付勢している。なお、インナ
ギヤ54とサブギヤ56との外径は同一である。
には、平歯の外歯56aと斜歯の内歯56bとを備えた
サブギヤ56が、その内歯56bにて、図4に示すごと
く噛み合わされている。この噛み合せの際には、インナ
ギヤ54とサブギヤ56との間にリング状のスプリング
ワッシャ57が配置され、サブギヤ56をインナギヤ5
4から離すように軸方向に付勢している。なお、インナ
ギヤ54とサブギヤ56との外径は同一である。
【0055】タイミングプーリ24aの円板部52に
は、複数のボルト58(ここでは4本のボルト)によ
り、ハウジング59(タイミングプーリ24aとともに
第1回転体に相当する)と、ハウジング59の内部の
内、後述する第1圧力室70および第2圧力室71とを
密閉するカバー60とが取り付けられている。なお、カ
バー60の中心には、後述する円筒状空間61cを開放
して吸気側カムシャフト22の軸方向への摺動を円滑に
行うための穴部60aが設けられている。
は、複数のボルト58(ここでは4本のボルト)によ
り、ハウジング59(タイミングプーリ24aとともに
第1回転体に相当する)と、ハウジング59の内部の
内、後述する第1圧力室70および第2圧力室71とを
密閉するカバー60とが取り付けられている。なお、カ
バー60の中心には、後述する円筒状空間61cを開放
して吸気側カムシャフト22の軸方向への摺動を円滑に
行うための穴部60aが設けられている。
【0056】なお、ボルト58、カバー60およびボル
ト55を取り外してハウジング59の内部を図4におい
て左から見た状態を図6に示す。なお、図4の回転位相
差可変アクチュエータ24は、図6におけるB−B線で
の断面状態を示している。
ト55を取り外してハウジング59の内部を図4におい
て左から見た状態を図6に示す。なお、図4の回転位相
差可変アクチュエータ24は、図6におけるB−B線で
の断面状態を示している。
【0057】ハウジング59は、内周面59aから中心
方向に向かって複数の壁部62,63,64,65(こ
こでは4つ)が突出している。そして、その壁部62,
63,64,65の先端面に対して、外周面61aにて
接して円盤状のベーンロータ61(第2回転体に相当す
る)が回動可能に配置されている。
方向に向かって複数の壁部62,63,64,65(こ
こでは4つ)が突出している。そして、その壁部62,
63,64,65の先端面に対して、外周面61aにて
接して円盤状のベーンロータ61(第2回転体に相当す
る)が回動可能に配置されている。
【0058】円盤状のベーンロータ61の中心部は円筒
状空間61c(図4)が形成されて、その内周面は吸気
側カムシャフト22の軸方向に沿って直線状に延びるス
プライン部61bを形成している。前述したインナギヤ
54の大径ギヤ部54aとサブギヤ56の外歯56aと
は共にこのスプライン部61bに噛み合わされている。
状空間61c(図4)が形成されて、その内周面は吸気
側カムシャフト22の軸方向に沿って直線状に延びるス
プライン部61bを形成している。前述したインナギヤ
54の大径ギヤ部54aとサブギヤ56の外歯56aと
は共にこのスプライン部61bに噛み合わされている。
【0059】前述した斜歯の内歯56bと斜歯の小径ギ
ヤ部54bとの噛み合わせと、スプリングワッシャ57
との作用により、インナギヤ54の大径ギヤ部54aと
サブギヤ56の外歯56aとは相対的に逆方向に回動す
る付勢力を生じている。このため、スプライン部61b
とギヤ54,56間のバックラッシュによる誤差を吸収
することができ、ベーンロータ61に対してインナギヤ
54は設定される回転位相位置に高精度に配置される。
したがって、ベーンロータ61と吸気側カムシャフト2
2とを、高精度の回転位相関係にて取り付けることがで
きる。なお、図4においては、見やすくするため、スプ
ライン部61bは一部のみ示し、他は図示を省略してい
るが、スプライン部61bはベーンロータ61の円筒状
空間61cの内周面全体に形成されている。
ヤ部54bとの噛み合わせと、スプリングワッシャ57
との作用により、インナギヤ54の大径ギヤ部54aと
サブギヤ56の外歯56aとは相対的に逆方向に回動す
る付勢力を生じている。このため、スプライン部61b
とギヤ54,56間のバックラッシュによる誤差を吸収
することができ、ベーンロータ61に対してインナギヤ
54は設定される回転位相位置に高精度に配置される。
したがって、ベーンロータ61と吸気側カムシャフト2
2とを、高精度の回転位相関係にて取り付けることがで
きる。なお、図4においては、見やすくするため、スプ
ライン部61bは一部のみ示し、他は図示を省略してい
るが、スプライン部61bはベーンロータ61の円筒状
空間61cの内周面全体に形成されている。
【0060】また円盤状のベーンロータ61の外周面6
1aには、壁部62,63,64,65の間の空間に突
出して、先端をハウジング59の内周面59aに接して
いるベーン66,67,68,69(受圧部材に相当す
る)を備えている。これらのベーン66,67,68,
69が壁部62,63,64,65間の空間を区画する
ことにより、第1圧力室70と第2圧力室71とを形成
している。
1aには、壁部62,63,64,65の間の空間に突
出して、先端をハウジング59の内周面59aに接して
いるベーン66,67,68,69(受圧部材に相当す
る)を備えている。これらのベーン66,67,68,
69が壁部62,63,64,65間の空間を区画する
ことにより、第1圧力室70と第2圧力室71とを形成
している。
【0061】この内の1つのベーン66は、吸気側カム
シャフト22の軸方向に沿って延びる貫通孔72を有す
る。貫通孔72内において移動可能に収容されたロック
ピン73は、その内部に収容孔73aを有する。この収
容孔73a内に設けられたスプリング74は、ロックピ
ン73を円板部52へ向かって付勢する。
シャフト22の軸方向に沿って延びる貫通孔72を有す
る。貫通孔72内において移動可能に収容されたロック
ピン73は、その内部に収容孔73aを有する。この収
容孔73a内に設けられたスプリング74は、ロックピ
ン73を円板部52へ向かって付勢する。
【0062】また、ベーンロータ61はその先端面に形
成された油溝72aを有する。同油溝72aはカバー6
0を貫通している円弧状の貫通開放口72b(図1)と
貫通孔72とを連通する。この貫通開放口72bと油溝
72aとは、貫通孔72の内部においてロックピン73
よりも先端側にある空気あるいは油をカバー60より外
部に排出する機能を有する。
成された油溝72aを有する。同油溝72aはカバー6
0を貫通している円弧状の貫通開放口72b(図1)と
貫通孔72とを連通する。この貫通開放口72bと油溝
72aとは、貫通孔72の内部においてロックピン73
よりも先端側にある空気あるいは油をカバー60より外
部に排出する機能を有する。
【0063】図6のC−C線における断面である図7お
よび図8に示すごとく、ロックピン73が円板部52に
設けられた係止穴75に対向していた場合(図8)に
は、ロックピン73がスプリング74の付勢力により係
止穴75に係止し、円板部52に対するベーンロータ6
1の相対回動位置が固定される。また、図7において
は、ベーンロータ61は最遅角位置にあり、ベーン66
に設けられたロックピン73は係止穴75に対向してお
らず、ロックピン73の先端部73bが係止穴75に挿
入されていない状態を示している。図6の状態は、図7
と同じく、ロックピン73の先端部73bが係止穴75
に挿入されていない状態である。
よび図8に示すごとく、ロックピン73が円板部52に
設けられた係止穴75に対向していた場合(図8)に
は、ロックピン73がスプリング74の付勢力により係
止穴75に係止し、円板部52に対するベーンロータ6
1の相対回動位置が固定される。また、図7において
は、ベーンロータ61は最遅角位置にあり、ベーン66
に設けられたロックピン73は係止穴75に対向してお
らず、ロックピン73の先端部73bが係止穴75に挿
入されていない状態を示している。図6の状態は、図7
と同じく、ロックピン73の先端部73bが係止穴75
に挿入されていない状態である。
【0064】エンジン11が始動時などである場合、あ
るいは図示しない後述する電子制御装置(ECU)によ
る油圧制御が開始されていない場合などで、第1圧力室
70および第2圧力室71の油圧がゼロあるいは十分に
上昇していないときに、始動時のクランキング動作によ
り、吸気側カムシャフト22に逆トルクが生じて、ベー
ンロータ61がハウジング59に対して進角方向に相対
回動する。このことで、図7に示した状態から、ロック
ピン73が係止穴75に挿入できる相対回動位置に到達
し、図8に示すごとくロックピン73が係止穴75に挿
入し係止する。このようにロックピン73が係止穴75
に係止した場合には、ベーンロータ61とハウジング5
9との相対回動が禁止され、ベーンロータ61とハウジ
ング59とは一体となって回転することができる。
るいは図示しない後述する電子制御装置(ECU)によ
る油圧制御が開始されていない場合などで、第1圧力室
70および第2圧力室71の油圧がゼロあるいは十分に
上昇していないときに、始動時のクランキング動作によ
り、吸気側カムシャフト22に逆トルクが生じて、ベー
ンロータ61がハウジング59に対して進角方向に相対
回動する。このことで、図7に示した状態から、ロック
ピン73が係止穴75に挿入できる相対回動位置に到達
し、図8に示すごとくロックピン73が係止穴75に挿
入し係止する。このようにロックピン73が係止穴75
に係止した場合には、ベーンロータ61とハウジング5
9との相対回動が禁止され、ベーンロータ61とハウジ
ング59とは一体となって回転することができる。
【0065】なお、係止穴75に係止されたロックピン
73の解除は、エンジン11の始動後に、図7および図
8に示す油路76を介して第2圧力室71から環状油空
間77に油圧が供給されることにより行われる。すなわ
ち、環状油空間77に供給される油圧が上昇することに
より、スプリング74の付勢力に抗してロックピン73
が係止穴75から外れ、ロックピン73の係止が解除さ
れる。また、油路78を介して第1圧力室70から係止
穴75に油圧が供給されて、ロックピン73の解除状態
が確実に保持される。このように、ロックピン73の係
止が解除された状態で、ハウジング59およびベーンロ
ータ61間の相対回動が許容され、第1圧力室70およ
び第2圧力室71に供給される油圧に対応して、ハウジ
ング59に対するベーンロータ61の相対回動位相が調
整可能となる。例えば、図9に示すごとく、ベーンロー
タ61をハウジング59に対して更に進角させることが
できる。
73の解除は、エンジン11の始動後に、図7および図
8に示す油路76を介して第2圧力室71から環状油空
間77に油圧が供給されることにより行われる。すなわ
ち、環状油空間77に供給される油圧が上昇することに
より、スプリング74の付勢力に抗してロックピン73
が係止穴75から外れ、ロックピン73の係止が解除さ
れる。また、油路78を介して第1圧力室70から係止
穴75に油圧が供給されて、ロックピン73の解除状態
が確実に保持される。このように、ロックピン73の係
止が解除された状態で、ハウジング59およびベーンロ
ータ61間の相対回動が許容され、第1圧力室70およ
び第2圧力室71に供給される油圧に対応して、ハウジ
ング59に対するベーンロータ61の相対回動位相が調
整可能となる。例えば、図9に示すごとく、ベーンロー
タ61をハウジング59に対して更に進角させることが
できる。
【0066】したがって、上述した構成の回転位相差可
変アクチュエータ24において、エンジンの駆動により
クランクシャフト15が回転し、その回転がタイミング
ベルト26を介してタイミングプーリ24aに伝達され
ると、タイミングプーリ24aおよび吸気側カムシャフ
ト22が、調整されている回転位相差状態で一体に回転
する。この吸気側カムシャフト22の回転に伴なって吸
気バルブ20(図1)が開閉駆動されることは、前述し
たとおりである。
変アクチュエータ24において、エンジンの駆動により
クランクシャフト15が回転し、その回転がタイミング
ベルト26を介してタイミングプーリ24aに伝達され
ると、タイミングプーリ24aおよび吸気側カムシャフ
ト22が、調整されている回転位相差状態で一体に回転
する。この吸気側カムシャフト22の回転に伴なって吸
気バルブ20(図1)が開閉駆動されることは、前述し
たとおりである。
【0067】そして、エンジン11の駆動時に、第1圧
力室70および第2圧力室71に対する油圧制御によ
り、ハウジング59に対してベーンロータ61を回転方
向に相対的に回動させると、すなわち吸気側カムシャフ
ト22をクランクシャフト15に対し進角する側に回転
位相差の調整制御を行うと、吸気バルブ20の開閉タイ
ミングは早くなる。
力室70および第2圧力室71に対する油圧制御によ
り、ハウジング59に対してベーンロータ61を回転方
向に相対的に回動させると、すなわち吸気側カムシャフ
ト22をクランクシャフト15に対し進角する側に回転
位相差の調整制御を行うと、吸気バルブ20の開閉タイ
ミングは早くなる。
【0068】また、逆に、ハウジング59に対してベー
ンロータ61を回転方向とは逆方向に相対的に回動させ
ると、すなわち吸気側カムシャフト22をクランクシャ
フト15に対し遅角する側に回転位相差の調整制御を行
うと、吸気バルブ20の開閉タイミングは遅くなる。
ンロータ61を回転方向とは逆方向に相対的に回動させ
ると、すなわち吸気側カムシャフト22をクランクシャ
フト15に対し遅角する側に回転位相差の調整制御を行
うと、吸気バルブ20の開閉タイミングは遅くなる。
【0069】尚、吸気バルブ20は、通常、エンジン1
1の低回転時に開閉タイミングが遅らされ、エンジン1
1の高回転時には開閉タイミングが早められる。これは
エンジン11の低回転時にはエンジン回転の安定を図る
とともに、エンジン11の高回転時には燃焼室17への
混合ガスの吸入効率を向上させるためである。
1の低回転時に開閉タイミングが遅らされ、エンジン1
1の高回転時には開閉タイミングが早められる。これは
エンジン11の低回転時にはエンジン回転の安定を図る
とともに、エンジン11の高回転時には燃焼室17への
混合ガスの吸入効率を向上させるためである。
【0070】次に、回転位相差可変アクチュエータ24
にあって、吸気バルブ20の開閉タイミングを調整する
ための、ハウジング59とベーンロータ61間の回転位
相差を油圧制御する構造について説明する。
にあって、吸気バルブ20の開閉タイミングを調整する
ための、ハウジング59とベーンロータ61間の回転位
相差を油圧制御する構造について説明する。
【0071】ハウジング59の内部に突出する各壁部6
2〜65の第1圧力室70側には、それぞれ進角用油路
開口部80が開口し、各壁部62〜65の第2圧力室7
1側には、それぞれ遅角用油路開口部81が開口してい
る。また、進角用油路開口部80に接する各壁部62〜
65の内で円板部52側には、ベーン66〜69が進角
用油路開口部80を塞いでいても、ベーンロータ61が
進角方向に回動する油圧を与えることができるように、
凹部62a〜65aが設けられている。同様に、遅角用
油路開口部81に接する各壁部62〜65の内で円板部
52側には、ベーン66〜69が遅角用油路開口部81
を塞いでいても、ベーンロータ61が遅角方向に回動す
る油圧を与えることができるように、凹部62b〜65
bが設けられている。
2〜65の第1圧力室70側には、それぞれ進角用油路
開口部80が開口し、各壁部62〜65の第2圧力室7
1側には、それぞれ遅角用油路開口部81が開口してい
る。また、進角用油路開口部80に接する各壁部62〜
65の内で円板部52側には、ベーン66〜69が進角
用油路開口部80を塞いでいても、ベーンロータ61が
進角方向に回動する油圧を与えることができるように、
凹部62a〜65aが設けられている。同様に、遅角用
油路開口部81に接する各壁部62〜65の内で円板部
52側には、ベーン66〜69が遅角用油路開口部81
を塞いでいても、ベーンロータ61が遅角方向に回動す
る油圧を与えることができるように、凹部62b〜65
bが設けられている。
【0072】各進角用油路開口部80は、円板部52内
の進角制御油路84、筒部51内の進角制御油路86,
88により、筒部51の一方の外周溝51a接続されて
いる。また、各遅角用油路開口部81は、円板部52内
の遅角制御油路85、筒部51内の遅角制御油路87,
89により、筒部51の他方の外周溝51b接続されて
いる。
の進角制御油路84、筒部51内の進角制御油路86,
88により、筒部51の一方の外周溝51a接続されて
いる。また、各遅角用油路開口部81は、円板部52内
の遅角制御油路85、筒部51内の遅角制御油路87,
89により、筒部51の他方の外周溝51b接続されて
いる。
【0073】また、筒部51内の遅角制御油路87から
分岐した潤滑油路90は筒部51の内周面51cに設け
られた幅広の内周溝91に接続している。このことによ
り、遅角制御油路87内を流れる作動油を、筒部51の
内周面51cと吸気側カムシャフト22の端部外周面2
2bに潤滑油として導く。
分岐した潤滑油路90は筒部51の内周面51cに設け
られた幅広の内周溝91に接続している。このことによ
り、遅角制御油路87内を流れる作動油を、筒部51の
内周面51cと吸気側カムシャフト22の端部外周面2
2bに潤滑油として導く。
【0074】筒部51の一方の外周溝51aは、シリン
ダヘッド14内の進角制御油路92を介して第2オイル
コントロールバルブ94に接続され、筒部51の他方の
外周溝51bはシリンダヘッド14内の遅角制御油路9
3を介して第2オイルコントロールバルブ94に接続さ
れている。
ダヘッド14内の進角制御油路92を介して第2オイル
コントロールバルブ94に接続され、筒部51の他方の
外周溝51bはシリンダヘッド14内の遅角制御油路9
3を介して第2オイルコントロールバルブ94に接続さ
れている。
【0075】第2オイルコントロールバルブ94には、
供給通路95および排出通路96が接続されている。そ
して、供給通路95は第1オイルコントロールバルブ3
6にて用いたと同一のオイルポンプPを介してオイルパ
ン13aに接続しており、排出通路96はオイルパン1
3aに直接接続している。したがって、オイルポンプP
は、オイルパン13aから二つの供給通路37,95へ
作動油を送り出すようになっている。
供給通路95および排出通路96が接続されている。そ
して、供給通路95は第1オイルコントロールバルブ3
6にて用いたと同一のオイルポンプPを介してオイルパ
ン13aに接続しており、排出通路96はオイルパン1
3aに直接接続している。したがって、オイルポンプP
は、オイルパン13aから二つの供給通路37,95へ
作動油を送り出すようになっている。
【0076】第2オイルコントロールバルブ94は第1
オイルコントロールバルブ36と同様に構成され、ケー
シング102、第1給排ポート104、第2給排ポート
106、弁部107、第1排出ポート108、第2排出
ポート110、供給ポート112、コイルスプリング1
14、電磁ソレノイド116、およびスプール118を
備えている。そして、第1給排ポート104にはシリン
ダヘッド14内の遅角制御油路93が接続され、第2給
排ポート106にはシリンダヘッド14内の進角制御油
路92が接続されている。また、供給ポート112には
供給通路95が接続され、第1排出ポート108および
第2排出ポート110には排出通路96が接続されてい
る。
オイルコントロールバルブ36と同様に構成され、ケー
シング102、第1給排ポート104、第2給排ポート
106、弁部107、第1排出ポート108、第2排出
ポート110、供給ポート112、コイルスプリング1
14、電磁ソレノイド116、およびスプール118を
備えている。そして、第1給排ポート104にはシリン
ダヘッド14内の遅角制御油路93が接続され、第2給
排ポート106にはシリンダヘッド14内の進角制御油
路92が接続されている。また、供給ポート112には
供給通路95が接続され、第1排出ポート108および
第2排出ポート110には排出通路96が接続されてい
る。
【0077】したがって、電磁ソレノイド116の消磁
状態においては、スプール118がコイルスプリング1
14の弾性力によりケーシング102の一端側(図4に
おいて右側)に配置されて、第1給排ポート104と第
1排出ポート108とが連通し、第2給排ポート106
が供給ポート112と連通する。この状態では、オイル
パン13a内の作動油が、供給通路95、第2オイルコ
ントロールバルブ94、進角制御油路92、外周溝51
a、進角制御油路88、進角制御油路86、進角制御油
路84、進角用油路開口部80、および凹部62a,6
3a,64a,65aを介して、回転位相差可変アクチ
ュエータ24の第1圧力室70へ供給される。また、回
転位相差可変アクチュエータ24の第2圧力室71内に
あった作動油は、凹部62b,63b,64b,65
b、遅角用油路開口部81、遅角制御油路85、遅角制
御油路87、遅角制御油路89、外周溝51b、遅角制
御油路93、第2オイルコントロールバルブ94、およ
び排出通路96を介してオイルパン13a内へ戻され
る。その結果、ベーンロータ61がハウジング59に対
して進角方向へ相対回動し、前述したように吸気バルブ
20の開閉タイミングが早められる。
状態においては、スプール118がコイルスプリング1
14の弾性力によりケーシング102の一端側(図4に
おいて右側)に配置されて、第1給排ポート104と第
1排出ポート108とが連通し、第2給排ポート106
が供給ポート112と連通する。この状態では、オイル
パン13a内の作動油が、供給通路95、第2オイルコ
ントロールバルブ94、進角制御油路92、外周溝51
a、進角制御油路88、進角制御油路86、進角制御油
路84、進角用油路開口部80、および凹部62a,6
3a,64a,65aを介して、回転位相差可変アクチ
ュエータ24の第1圧力室70へ供給される。また、回
転位相差可変アクチュエータ24の第2圧力室71内に
あった作動油は、凹部62b,63b,64b,65
b、遅角用油路開口部81、遅角制御油路85、遅角制
御油路87、遅角制御油路89、外周溝51b、遅角制
御油路93、第2オイルコントロールバルブ94、およ
び排出通路96を介してオイルパン13a内へ戻され
る。その結果、ベーンロータ61がハウジング59に対
して進角方向へ相対回動し、前述したように吸気バルブ
20の開閉タイミングが早められる。
【0078】一方、電磁ソレノイド116が励磁された
ときには、スプール118がコイルスプリング114の
弾性力に抗してケーシング102の他端側(図4におい
て左側)に配置されて、第2給排ポート106が第2排
出ポート110と連通し、第1給排ポート104が供給
ポート112と連通する。この状態では、オイルパン1
3a内の作動油が、供給通路95、第2オイルコントロ
ールバルブ94、遅角制御油路93、外周溝51b、遅
角制御油路89、遅角制御油路87、遅角制御油路8
5、遅角用油路開口部81、および凹部62b,63
b,64b,65bを介して回転位相差可変アクチュエ
ータ24の第2圧力室71へ供給される。また、回転位
相差可変アクチュエータ24の第1圧力室70内にあっ
た作動油は、凹部62a,63a,64a,65a、進
角用油路開口部80、進角制御油路84、進角制御油路
86、進角制御油路88、外周溝51a、進角制御油路
92、第2オイルコントロールバルブ94、および排出
通路96を介してオイルパン13a内へ戻される。その
結果、ベーンロータ61がハウジング59に対して遅角
方向へ相対回動し、前述したように吸気バルブ20の開
閉タイミングが遅くされる。
ときには、スプール118がコイルスプリング114の
弾性力に抗してケーシング102の他端側(図4におい
て左側)に配置されて、第2給排ポート106が第2排
出ポート110と連通し、第1給排ポート104が供給
ポート112と連通する。この状態では、オイルパン1
3a内の作動油が、供給通路95、第2オイルコントロ
ールバルブ94、遅角制御油路93、外周溝51b、遅
角制御油路89、遅角制御油路87、遅角制御油路8
5、遅角用油路開口部81、および凹部62b,63
b,64b,65bを介して回転位相差可変アクチュエ
ータ24の第2圧力室71へ供給される。また、回転位
相差可変アクチュエータ24の第1圧力室70内にあっ
た作動油は、凹部62a,63a,64a,65a、進
角用油路開口部80、進角制御油路84、進角制御油路
86、進角制御油路88、外周溝51a、進角制御油路
92、第2オイルコントロールバルブ94、および排出
通路96を介してオイルパン13a内へ戻される。その
結果、ベーンロータ61がハウジング59に対して遅角
方向へ相対回動し、前述したように吸気バルブ20の開
閉タイミングが遅くされる。
【0079】更に、電磁ソレノイド116への給電を制
御し、スプール118をケーシング102の中間に位置
させると、第1給排ポート104および第2給排ポート
106が閉塞され、それら給排ポート104,106を
通じての作動油の移動が禁止される。この状態では、回
転位相差可変アクチュエータ24の第1圧力室70ある
いは第2圧力室71に対して作動油の給排が行われず、
第1圧力室70および第2圧力室71内には作動油が充
填保持されて、ベーンロータ61はハウジング59に対
する相対回動は停止する。その結果、吸気バルブ20の
開閉タイミングは、ベーンロータ61が固定されたとき
の状態に保持される。
御し、スプール118をケーシング102の中間に位置
させると、第1給排ポート104および第2給排ポート
106が閉塞され、それら給排ポート104,106を
通じての作動油の移動が禁止される。この状態では、回
転位相差可変アクチュエータ24の第1圧力室70ある
いは第2圧力室71に対して作動油の給排が行われず、
第1圧力室70および第2圧力室71内には作動油が充
填保持されて、ベーンロータ61はハウジング59に対
する相対回動は停止する。その結果、吸気バルブ20の
開閉タイミングは、ベーンロータ61が固定されたとき
の状態に保持される。
【0080】上述した可変バルブタイミング装置10に
あっては、第1オイルコントロールバルブ36および第
2オイルコントロールバルブ94が電子制御ユニット
(以下「ECU」という)130を通じて駆動制御さ
れ、その制御により吸気バルブ20の開閉特性が変更さ
れる。このECU130は、CPU132、ROM13
3、RAM134およびバックアップRAM135等を
備える論理演算回路として構成されている。
あっては、第1オイルコントロールバルブ36および第
2オイルコントロールバルブ94が電子制御ユニット
(以下「ECU」という)130を通じて駆動制御さ
れ、その制御により吸気バルブ20の開閉特性が変更さ
れる。このECU130は、CPU132、ROM13
3、RAM134およびバックアップRAM135等を
備える論理演算回路として構成されている。
【0081】ここで、ROM133は各種制御プログラ
ムや、その各種制御プログラムを実行する際に参照され
るテーブルやマップ等が記憶されるメモリである。CP
U132はROM133に記憶された各種制御プログラ
ムに基づいて制御に必要な演算処理を実行する。また、
RAM134はCPU132での演算結果や各センサか
ら入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであ
り、バックアップRAM135はエンジン11の停止時
に保存すべきデータを記憶する不揮発性のメモリであ
る。そして、CPU132、ROM133、RAM13
4およびバックアップRAM135は、バス136を介
して互いに接続されるとともに、外部入力回路137お
よび外部出力回路138と接続されている。
ムや、その各種制御プログラムを実行する際に参照され
るテーブルやマップ等が記憶されるメモリである。CP
U132はROM133に記憶された各種制御プログラ
ムに基づいて制御に必要な演算処理を実行する。また、
RAM134はCPU132での演算結果や各センサか
ら入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであ
り、バックアップRAM135はエンジン11の停止時
に保存すべきデータを記憶する不揮発性のメモリであ
る。そして、CPU132、ROM133、RAM13
4およびバックアップRAM135は、バス136を介
して互いに接続されるとともに、外部入力回路137お
よび外部出力回路138と接続されている。
【0082】外部入力回路137には、図示しない回転
数センサ、吸気圧センサおよびスロットルセンサ等、エ
ンジン11の運転状態を検出するための各種センサと、
クランク側電磁ピックアップ123およびカム側電磁ピ
ックアップ126が接続されている。また、外部出力回
路138には、第1オイルコントロールバルブ36およ
び第2オイルコントロールバルブ94が接続されてい
る。
数センサ、吸気圧センサおよびスロットルセンサ等、エ
ンジン11の運転状態を検出するための各種センサと、
クランク側電磁ピックアップ123およびカム側電磁ピ
ックアップ126が接続されている。また、外部出力回
路138には、第1オイルコントロールバルブ36およ
び第2オイルコントロールバルブ94が接続されてい
る。
【0083】本実施の形態では、こうした構成のECU
130を通じて、吸気バルブ20のバルブタイミング特
性制御が行われる。すなわち、ECU130は、エンジ
ン11の運転状態を検出するための図示しない各種セン
サからの検出信号に基づき第2オイルコントロールバル
ブ94を駆動制御し、吸気バルブ20がエンジン11の
運転状態に適した開閉タイミングとなるよう回転位相差
可変アクチュエータ24を作動させる。また、ECU1
30は上記各種センサからの検出信号に基づき第1オイ
ルコントロールバルブ36を駆動制御し、吸気バルブ2
0の開弁時間およびバルブリフト量がエンジンの11の
運転状態に適した値となるようにリフト量可変アクチュ
エータ22aを作動させる。
130を通じて、吸気バルブ20のバルブタイミング特
性制御が行われる。すなわち、ECU130は、エンジ
ン11の運転状態を検出するための図示しない各種セン
サからの検出信号に基づき第2オイルコントロールバル
ブ94を駆動制御し、吸気バルブ20がエンジン11の
運転状態に適した開閉タイミングとなるよう回転位相差
可変アクチュエータ24を作動させる。また、ECU1
30は上記各種センサからの検出信号に基づき第1オイ
ルコントロールバルブ36を駆動制御し、吸気バルブ2
0の開弁時間およびバルブリフト量がエンジンの11の
運転状態に適した値となるようにリフト量可変アクチュ
エータ22aを作動させる。
【0084】以上説明した本実施の形態によれば、以下
の効果が得られる。 ・本実施の形態の可変バルブタイミング装置10は、備
えられている回転位相差可変アクチュエータ24におい
て、その第1圧力室70および第2圧力室71に対する
油圧調整は、ハウジング59とともに回転するタイミン
グプーリ24aに設けられた液圧経路としての進角制御
油路84、進角制御油路86、進角制御油路88、外周
溝51a、遅角制御油路85、遅角制御油路87、遅角
制御油路89、および外周溝51bを介してなされる。
の効果が得られる。 ・本実施の形態の可変バルブタイミング装置10は、備
えられている回転位相差可変アクチュエータ24におい
て、その第1圧力室70および第2圧力室71に対する
油圧調整は、ハウジング59とともに回転するタイミン
グプーリ24aに設けられた液圧経路としての進角制御
油路84、進角制御油路86、進角制御油路88、外周
溝51a、遅角制御油路85、遅角制御油路87、遅角
制御油路89、および外周溝51bを介してなされる。
【0085】すなわち、この可変バルブタイミング装置
10の回転位相差可変アクチュエータ24は、従来にお
いて実施されていたごとくに吸気側カムシャフト22か
ら第2回転体としてのベーンロータ61へ油路を形成す
るのではなく、第1回転体の一部としてのタイミングプ
ーリ24aに設けられた油路84〜89,51a,51
bにて、第1圧力室70および第2圧力室71へ調整さ
れた油圧を供給している。
10の回転位相差可変アクチュエータ24は、従来にお
いて実施されていたごとくに吸気側カムシャフト22か
ら第2回転体としてのベーンロータ61へ油路を形成す
るのではなく、第1回転体の一部としてのタイミングプ
ーリ24aに設けられた油路84〜89,51a,51
bにて、第1圧力室70および第2圧力室71へ調整さ
れた油圧を供給している。
【0086】このため、ベーンロータ61の円筒状空間
61cを経て、第1圧力室70および第2圧力室71に
油圧を供給しなくてもよくなり、上述したごとくの油路
を形成できるので、吸気側カムシャフト22の移動によ
り円筒状空間61cの容積が変化しても、第1圧力室7
0および第2圧力室71に対する油圧に影響しなくな
り、リフト量可変アクチュエータ22aの作動状態が回
転位相差に影響することがない。したがって、精密なバ
ルブタイミング調整が可能となる。
61cを経て、第1圧力室70および第2圧力室71に
油圧を供給しなくてもよくなり、上述したごとくの油路
を形成できるので、吸気側カムシャフト22の移動によ
り円筒状空間61cの容積が変化しても、第1圧力室7
0および第2圧力室71に対する油圧に影響しなくな
り、リフト量可変アクチュエータ22aの作動状態が回
転位相差に影響することがない。したがって、精密なバ
ルブタイミング調整が可能となる。
【0087】・また、本実施の形態では、ハウジング5
9は、ベーンロータ61のベーン66〜69により、壁
部62〜65間の空間(液圧室に相当する)が区画され
て、第1圧力室70および第2圧力室71を形成してい
る。
9は、ベーンロータ61のベーン66〜69により、壁
部62〜65間の空間(液圧室に相当する)が区画され
て、第1圧力室70および第2圧力室71を形成してい
る。
【0088】このように、進角するための第1圧力室7
0と、遅角するための第2圧力室71との2種類の圧力
室とが存在しても、それぞれの圧力室70,71への油
路を、上述したごとくタイミングプーリ24a内に独立
して設けることができ、それぞれ影響し合わない独立し
た油圧調整が可能となる。
0と、遅角するための第2圧力室71との2種類の圧力
室とが存在しても、それぞれの圧力室70,71への油
路を、上述したごとくタイミングプーリ24a内に独立
して設けることができ、それぞれ影響し合わない独立し
た油圧調整が可能となる。
【0089】・また、従来のようにベーンロータ61の
円筒状空間61cに出たりする複雑な油路が形成されな
いので、油漏れや圧損が少なく、回転位相差可変アクチ
ュエータ24による回転位相差の調整の応答性が高ま
り、また位置保持性も高まる。
円筒状空間61cに出たりする複雑な油路が形成されな
いので、油漏れや圧損が少なく、回転位相差可変アクチ
ュエータ24による回転位相差の調整の応答性が高ま
り、また位置保持性も高まる。
【0090】・また、ベーンロータ61の円筒状空間6
1cには作動油が存在しないので、ベーンロータ61の
円筒状空間61cをシールするための部材や加工が不用
となり生産性が向上する。すなわち、前述したごとく、
カバー60に設けられた穴部60aはシールされておら
ず完全に開放されている。
1cには作動油が存在しないので、ベーンロータ61の
円筒状空間61cをシールするための部材や加工が不用
となり生産性が向上する。すなわち、前述したごとく、
カバー60に設けられた穴部60aはシールされておら
ず完全に開放されている。
【0091】・また、回転位相差可変アクチュエータ2
4においては、タイミングプーリ24aにのみ、第1圧
力室70および第2圧力室71への作動油の給排のため
の油路84〜89が形成されているので、タイミングプ
ーリ24aの加工時に1つの加工装置による1つの孔開
け工程で作動油の供排のための2種類の油路を形成する
ことができ、加工性が高まる。
4においては、タイミングプーリ24aにのみ、第1圧
力室70および第2圧力室71への作動油の給排のため
の油路84〜89が形成されているので、タイミングプ
ーリ24aの加工時に1つの加工装置による1つの孔開
け工程で作動油の供排のための2種類の油路を形成する
ことができ、加工性が高まる。
【0092】・また、遅角制御油路85,87,89
は、タイミングプーリ24aと吸気側カムシャフト22
との間に潤滑物質、ここでは作動油を供給する経路も兼
ねている。すなわち、遅角制御油路85〜89は、タイ
ミングプーリ24a内部を通っているので、遅角制御油
路85〜89を分岐して、作動油を吸気側カムシャフト
22と筒部51および円板部52との摺動部に供給した
り、あるいは遅角制御油路85〜89そのものを前記摺
動部に接触させることにより、第2圧力室71への油圧
供給と共に、タイミングプーリ24aと吸気側カムシャ
フト22との間の潤滑処理を行うことができる。したが
って、特別にタイミングプーリ24aと吸気側カムシャ
フト22との間を潤滑させるための潤滑物質の供給路や
供給機構を設けなくてもよくなり、製造コストが低減で
きる。
は、タイミングプーリ24aと吸気側カムシャフト22
との間に潤滑物質、ここでは作動油を供給する経路も兼
ねている。すなわち、遅角制御油路85〜89は、タイ
ミングプーリ24a内部を通っているので、遅角制御油
路85〜89を分岐して、作動油を吸気側カムシャフト
22と筒部51および円板部52との摺動部に供給した
り、あるいは遅角制御油路85〜89そのものを前記摺
動部に接触させることにより、第2圧力室71への油圧
供給と共に、タイミングプーリ24aと吸気側カムシャ
フト22との間の潤滑処理を行うことができる。したが
って、特別にタイミングプーリ24aと吸気側カムシャ
フト22との間を潤滑させるための潤滑物質の供給路や
供給機構を設けなくてもよくなり、製造コストが低減で
きる。
【0093】[その他の実施の形態] ・前記実施の形態において、潤滑油路90は進角制御油
路84,86,88側から分岐するように設けてもよ
い。
路84,86,88側から分岐するように設けてもよ
い。
【0094】・前記実施の形態においては、リフト量可
変アクチュエータ22aおよび回転位相差可変アクチュ
エータ24は、吸気側カムシャフト22の両端に設けた
が、排気カム28を3次元カムとして、排気側カムシャ
フト23の両端に設けてもよい。また、吸気側カムシャ
フト22と排気側カムシャフト23との両方に設けても
よい。
変アクチュエータ22aおよび回転位相差可変アクチュ
エータ24は、吸気側カムシャフト22の両端に設けた
が、排気カム28を3次元カムとして、排気側カムシャ
フト23の両端に設けてもよい。また、吸気側カムシャ
フト22と排気側カムシャフト23との両方に設けても
よい。
【0095】・前記実施の形態においては、クランクシ
ャフト15からの駆動力を伝達するものは、タイミング
ベルト26とタイミングプーリ24aとによるものであ
ったが、これ以外のものでもよい。例えば、チェーンと
スプロケットとの組み合わせやギヤによるものでもよ
い。
ャフト15からの駆動力を伝達するものは、タイミング
ベルト26とタイミングプーリ24aとによるものであ
ったが、これ以外のものでもよい。例えば、チェーンと
スプロケットとの組み合わせやギヤによるものでもよ
い。
【0096】
【発明の効果】・請求項1記載の可変バルブタイミング
装置は、回転位相差可変アクチュエータとリフト量可変
アクチュエータとを備えることで3次元カムによるバル
ブタイミングを調整する可変バルブタイミング装置であ
って、回転位相差可変アクチュエータの第1回転体と第
2回転体との間の相対回動を行わせるための圧力室に対
する液圧調整は、第1回転体に設けられた液圧経路を介
してなされることを特徴とする。すなわち、請求項1の
可変バルブタイミング装置は、従来において実施されて
いたごとくにカムシャフトから第2回転体へ液圧経路を
形成するのではなく、第1回転体に設けられた液圧経路
にて、圧力室へ調整された液圧を供給している。したが
って、スプライン機構により、カムシャフトが軸方向に
移動するために設けられている第2回転体の内部空間を
経て、圧力室に液圧を供給しなくてもよくなり、リフト
量可変アクチュエータの作動状態が回転位相差に影響し
なくなり、精密なバルブタイミング調整が可能となる。
装置は、回転位相差可変アクチュエータとリフト量可変
アクチュエータとを備えることで3次元カムによるバル
ブタイミングを調整する可変バルブタイミング装置であ
って、回転位相差可変アクチュエータの第1回転体と第
2回転体との間の相対回動を行わせるための圧力室に対
する液圧調整は、第1回転体に設けられた液圧経路を介
してなされることを特徴とする。すなわち、請求項1の
可変バルブタイミング装置は、従来において実施されて
いたごとくにカムシャフトから第2回転体へ液圧経路を
形成するのではなく、第1回転体に設けられた液圧経路
にて、圧力室へ調整された液圧を供給している。したが
って、スプライン機構により、カムシャフトが軸方向に
移動するために設けられている第2回転体の内部空間を
経て、圧力室に液圧を供給しなくてもよくなり、リフト
量可変アクチュエータの作動状態が回転位相差に影響し
なくなり、精密なバルブタイミング調整が可能となる。
【0097】・更に、副次的な効果として、従来のよう
に第2回転体の内部空間に出たりする複雑な液圧経路が
形成されないので、液漏れや圧損が少なく、回転位相差
の調整の応答性が高まり、また、位置保持性も高まる。
に第2回転体の内部空間に出たりする複雑な液圧経路が
形成されないので、液漏れや圧損が少なく、回転位相差
の調整の応答性が高まり、また、位置保持性も高まる。
【0098】・更に、副次的な効果として、第2回転体
の内部空間には圧力媒体としての液体を存在させる必要
がないので、第2回転体の内部空間をシールするための
部材や加工が不用となり生産性が向上する。
の内部空間には圧力媒体としての液体を存在させる必要
がないので、第2回転体の内部空間をシールするための
部材や加工が不用となり生産性が向上する。
【0099】・また請求項2に示したごとく、前記第1
回転体は、内部に少なくとも1つの液圧室を有し、前記
第2回転体の受圧部材は、前記液圧室に挿入されること
で前記液圧室の内部を第1圧力室と第2圧力室とに区画
するとともに、該第1圧力室および第2圧力室が各々前
記圧力室に該当するように構成した場合においても、そ
れぞれの圧力室への独立した液圧経路を第1回転体内に
設けることができ、それぞれ影響し合わない独立した液
圧調整が可能となる。
回転体は、内部に少なくとも1つの液圧室を有し、前記
第2回転体の受圧部材は、前記液圧室に挿入されること
で前記液圧室の内部を第1圧力室と第2圧力室とに区画
するとともに、該第1圧力室および第2圧力室が各々前
記圧力室に該当するように構成した場合においても、そ
れぞれの圧力室への独立した液圧経路を第1回転体内に
設けることができ、それぞれ影響し合わない独立した液
圧調整が可能となる。
【0100】・更に、副次的な効果として、このような
独立した液圧経路を形成する場合、第1回転体の加工時
に1つの加工装置による1つの孔開け工程で2種類の液
圧経路を形成することが可能であり、加工性が高まる。
独立した液圧経路を形成する場合、第1回転体の加工時
に1つの加工装置による1つの孔開け工程で2種類の液
圧経路を形成することが可能であり、加工性が高まる。
【0101】・請求項3に示したごとく、前記液圧経路
は、前記第1回転体と前記カムシャフトとの間に潤滑物
質を供給する経路を兼ねていることとした場合は、液圧
経路は、第1回転体内部を通っているので、液圧経路を
分岐して、液圧媒体をカムシャフトと第1回転体との摺
動部に供給したり、あるいは液圧経路そのものを前記摺
動部に接触させることにより、圧力室への液圧供給と共
に、第1回転体とカムシャフトとの間の潤滑処理を行う
ことができる。したがって、特別に第1回転体とカムシ
ャフトとの間を潤滑させるための潤滑物質の供給路や供
給機構を設けなくてもよくなり、製造コストが低減でき
る。
は、前記第1回転体と前記カムシャフトとの間に潤滑物
質を供給する経路を兼ねていることとした場合は、液圧
経路は、第1回転体内部を通っているので、液圧経路を
分岐して、液圧媒体をカムシャフトと第1回転体との摺
動部に供給したり、あるいは液圧経路そのものを前記摺
動部に接触させることにより、圧力室への液圧供給と共
に、第1回転体とカムシャフトとの間の潤滑処理を行う
ことができる。したがって、特別に第1回転体とカムシ
ャフトとの間を潤滑させるための潤滑物質の供給路や供
給機構を設けなくてもよくなり、製造コストが低減でき
る。
【0102】・請求項4に示したごとく、前記駆動側回
転軸は、内燃機関の駆動力により回転し、前記従動側回
転軸であるカムシャフトは、前記内燃機関の吸気バルブ
あるいは排気バルブの一方または両方のバルブタイミン
グを調整することとした場合は、内燃機関の製造・使用
において、上述した作用・効果を生じさせることができ
る。
転軸は、内燃機関の駆動力により回転し、前記従動側回
転軸であるカムシャフトは、前記内燃機関の吸気バルブ
あるいは排気バルブの一方または両方のバルブタイミン
グを調整することとした場合は、内燃機関の製造・使用
において、上述した作用・効果を生じさせることができ
る。
【図1】 実施の形態1としての可変バルブタイミング
装置を組み込んだエンジンの斜視図。
装置を組み込んだエンジンの斜視図。
【図2】 実施の形態1において、3次元カムとして吸
気側カムシャフトに用いられる吸気カムの形状を説明す
る斜視図。
気側カムシャフトに用いられる吸気カムの形状を説明す
る斜視図。
【図3】 実施の形態1としての可変バルブタイミング
装置に備えられているリフト量可変アクチュエータの構
成説明図。
装置に備えられているリフト量可変アクチュエータの構
成説明図。
【図4】 実施の形態1としての可変バルブタイミング
装置に備えられている回転位相差可変アクチュエータの
構成説明図。
装置に備えられている回転位相差可変アクチュエータの
構成説明図。
【図5】 実施の形態1の回転位相差可変アクチュエー
タに用いられるインナギヤおよびサブギヤの形状を示す
斜視図。
タに用いられるインナギヤおよびサブギヤの形状を示す
斜視図。
【図6】 実施の形態1の回転位相差可変アクチュエー
タにおける内部構成説明図。
タにおける内部構成説明図。
【図7】 実施の形態1の回転位相差可変アクチュエー
タにおけるロックピン周辺の構成説明図。
タにおけるロックピン周辺の構成説明図。
【図8】 実施の形態1の回転位相差可変アクチュエー
タにおけるロックピン周辺の構成説明図。
タにおけるロックピン周辺の構成説明図。
【図9】 実施の形態1の回転位相差可変アクチュエー
タにおけるベーンロータの回転状態説明図。
タにおけるベーンロータの回転状態説明図。
【図10】 回転位相差可変アクチュエータに対応する
従来の可変バルブタイミング装置の構成説明図。
従来の可変バルブタイミング装置の構成説明図。
【図11】 回転位相差可変アクチュエータに対応する
従来の可変バルブタイミング装置の構成説明図。
従来の可変バルブタイミング装置の構成説明図。
【図12】 回転位相差可変アクチュエータに対応する
従来の可変バルブタイミング装置の構成説明図。
従来の可変バルブタイミング装置の構成説明図。
【図13】 リフト量可変アクチュエータに対応する従
来の可変動弁機構の構成説明図。
来の可変動弁機構の構成説明図。
【図14】 従来の方式を踏襲して試作した例を示す可
変バルブタイミング装置の構成説明図。
変バルブタイミング装置の構成説明図。
10…可変バルブタイミング装置、11…車載用ガソリ
ンエンジン、12…ピストン、13…シリンダブロッ
ク、13a…オイルパン、14…シリンダヘッド、14
a…軸受部、15…クランクシャフト、15a…プー
リ、16…コンロッド、17…燃焼室、18… 吸気通
路、19…排気通路、20…吸気バルブ、21…排気バ
ルブ、22…吸気側カムシャフト、22a…リフト量可
変アクチュエータ、22b…吸気側カムシャフトの端部
外周面、23…排気側カムシャフト、24…回転位相差
可変アクチュエータ、24a,25…タイミングプー
リ、26…タイミングベルト、27…吸気カム、28…
排気カム、31…シリンダチューブ、31a…第1圧力
室、31b…第2圧力室、32…ピストン、33…一対
のエンドカバー、34…第1給排通路、35…第2給排
通路、36…第1オイルコントロールバルブ、37…供
給通路、38…排出通路、39…ケーシング、40…第
1給排ポート、41…第2給排ポート、42…第1排出
ポート、43…第2排出ポート、44…供給ポート、4
5…弁部、46…コイルスプリング、47…電磁ソレノ
イド、48…スプール、51…タイミングプーリの筒
部、51a,51b…外周溝、51c…内周面、52…
タイミングプーリの円板部、53…外歯、54…インナ
ギヤ、54a…大径ギヤ部、54b…小径ギヤ部、55
…ボルト、56…サブギヤ、56a…外歯、56b…内
歯、57…スプリングワッシャ、58…ボルト、59…
ハウジング、59a…内周面、60…カバー、60a…
穴部、61… ベーンロータ、61a…外周面、61b
…スプライン部、61c…円筒状空間、62,63,6
4,65…壁部、62a,63a,64a,65a…凹
部、62b,63b,64b,65b…凹部、66,6
7,68,69…ベーン、70…第1圧力室、71…第
2圧力室、72…貫通孔、72a…油溝、72b…貫通
開放口、73…ロックピン、73a… 収容孔、73b
…先端部、74…スプリング、75…係止穴、76…油
路、77…環状油空間、78…油路、80…進角用油路
開口部、81…遅角用油路開口部、84,86,88…
進角制御油路、85,87,89…遅角制御油路、90
…潤滑油路、91…内周溝、92…進角制御油路、93
…遅角制御油路、94…第2オイルコントロールバル
ブ、95…供給通路、96…排出通路、102…ケーシ
ング、104…第1給排ポート、106…第2給排ポー
ト、107…弁部、108… 第1排出ポート、110
…第2排出ポート、112…供給ポート、114…コイ
ルスプリング、116…電磁ソレノイド、118…スプ
ール、123…クランク側電磁ピックアップ、126…
カム側電磁ピックアップ、130…ECU、132…C
PU、133…ROM、134…RAM、135…バッ
クアップRAM、136…バス、137…外部入力回
路、138…外部出力回路。
ンエンジン、12…ピストン、13…シリンダブロッ
ク、13a…オイルパン、14…シリンダヘッド、14
a…軸受部、15…クランクシャフト、15a…プー
リ、16…コンロッド、17…燃焼室、18… 吸気通
路、19…排気通路、20…吸気バルブ、21…排気バ
ルブ、22…吸気側カムシャフト、22a…リフト量可
変アクチュエータ、22b…吸気側カムシャフトの端部
外周面、23…排気側カムシャフト、24…回転位相差
可変アクチュエータ、24a,25…タイミングプー
リ、26…タイミングベルト、27…吸気カム、28…
排気カム、31…シリンダチューブ、31a…第1圧力
室、31b…第2圧力室、32…ピストン、33…一対
のエンドカバー、34…第1給排通路、35…第2給排
通路、36…第1オイルコントロールバルブ、37…供
給通路、38…排出通路、39…ケーシング、40…第
1給排ポート、41…第2給排ポート、42…第1排出
ポート、43…第2排出ポート、44…供給ポート、4
5…弁部、46…コイルスプリング、47…電磁ソレノ
イド、48…スプール、51…タイミングプーリの筒
部、51a,51b…外周溝、51c…内周面、52…
タイミングプーリの円板部、53…外歯、54…インナ
ギヤ、54a…大径ギヤ部、54b…小径ギヤ部、55
…ボルト、56…サブギヤ、56a…外歯、56b…内
歯、57…スプリングワッシャ、58…ボルト、59…
ハウジング、59a…内周面、60…カバー、60a…
穴部、61… ベーンロータ、61a…外周面、61b
…スプライン部、61c…円筒状空間、62,63,6
4,65…壁部、62a,63a,64a,65a…凹
部、62b,63b,64b,65b…凹部、66,6
7,68,69…ベーン、70…第1圧力室、71…第
2圧力室、72…貫通孔、72a…油溝、72b…貫通
開放口、73…ロックピン、73a… 収容孔、73b
…先端部、74…スプリング、75…係止穴、76…油
路、77…環状油空間、78…油路、80…進角用油路
開口部、81…遅角用油路開口部、84,86,88…
進角制御油路、85,87,89…遅角制御油路、90
…潤滑油路、91…内周溝、92…進角制御油路、93
…遅角制御油路、94…第2オイルコントロールバル
ブ、95…供給通路、96…排出通路、102…ケーシ
ング、104…第1給排ポート、106…第2給排ポー
ト、107…弁部、108… 第1排出ポート、110
…第2排出ポート、112…供給ポート、114…コイ
ルスプリング、116…電磁ソレノイド、118…スプ
ール、123…クランク側電磁ピックアップ、126…
カム側電磁ピックアップ、130…ECU、132…C
PU、133…ROM、134…RAM、135…バッ
クアップRAM、136…バス、137…外部入力回
路、138…外部出力回路。
Claims (4)
- 【請求項1】 2つの回転軸の内の一方の駆動側回転軸
に連動する第1回転体と、前記2つの回転軸の内の他方
の従動側回転軸に連動する第2回転体とを備え、前記第
1回転体は内部に少なくとも1つの圧力室を有し、前記
第2回転体は前記圧力室に接する少なくとも1つの受圧
部材を有し、前記圧力室に対する液圧調整による前記受
圧部材の移動に伴って生じる前記第1回転体と前記第2
回転体との間の相対回動により、前記2つの回転軸間の
回転位相差を可変設定可能であるとともに、前記第2回
転体はスプライン機構により前記従動側回転軸であるカ
ムシャフトを係合することで該カムシャフトを軸方向に
移動可能である回転位相差可変アクチュエータと、 前記回転位相差可変アクチュエータとは別体に前記カム
シャフトに設けられ、該カムシャフトを軸方向へ移動さ
せることにより、該カムシャフトに設けられている3次
元カムによるバルブリフト量を可変とするリフト量可変
アクチュエータと、 を備えることで前記3次元カムによるバルブタイミング
を調整する可変バルブタイミング装置であって、 前記圧力室に対する液圧調整は、前記第1回転体に設け
られた液圧経路を介してなされることを特徴とする可変
バルブタイミング装置。 - 【請求項2】 前記第1回転体は、内部に少なくとも1
つの液圧室を有し、前記第2回転体の受圧部材は、前記
液圧室に挿入されることで前記液圧室の内部を第1圧力
室と第2圧力室とに区画するとともに、該第1圧力室お
よび第2圧力室が各々前記圧力室に該当することを特徴
とする請求項1記載の可変バルブタイミング装置。 - 【請求項3】 前記液圧経路は、前記第1回転体と前記
カムシャフトとの間に潤滑物質を供給する経路を兼ねて
いることを特徴とする請求項1または2記載の可変バル
ブタイミング装置。 - 【請求項4】 前記駆動側回転軸は、内燃機関の駆動力
により回転し、前記従動側回転軸であるカムシャフト
は、前記内燃機関の吸気バルブあるいは排気バルブの一
方または両方のバルブタイミングを調整することを特徴
とする請求項1〜3のいずれか記載の可変バルブタイミ
ング装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10022023A JPH11218014A (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 可変バルブタイミング装置 |
US09/238,034 US6170448B1 (en) | 1998-02-03 | 1999-01-27 | Variable valve timing apparatus |
DE19903594A DE19903594C2 (de) | 1998-02-03 | 1999-01-29 | Verstellbare Ventilsteuervorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10022023A JPH11218014A (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 可変バルブタイミング装置 |
Publications (1)
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---|---|
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ID=12071398
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US6170448B1 (ja) |
JP (1) | JPH11218014A (ja) |
DE (1) | DE19903594C2 (ja) |
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- 1999-01-29 DE DE19903594A patent/DE19903594C2/de not_active Expired - Fee Related
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050202 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20050822 |