JPH11217477A - 塩化ビニル樹脂組成物 - Google Patents
塩化ビニル樹脂組成物Info
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- JPH11217477A JPH11217477A JP10035513A JP3551398A JPH11217477A JP H11217477 A JPH11217477 A JP H11217477A JP 10035513 A JP10035513 A JP 10035513A JP 3551398 A JP3551398 A JP 3551398A JP H11217477 A JPH11217477 A JP H11217477A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- vinyl chloride
- parts
- chloride resin
- titanium oxide
- Prior art date
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- Pending
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 手摺りのパイプ状芯材等への被覆加工に適し
た、温水浸漬しても黒化変色しない、木質感に富んだ外
観および触感を有する成形品の得られる塩化ビニル樹脂
組成物を提供する。 【解決手段】 (A)塩化ビニル樹脂100重量部、
(B)平均粒径50〜500μmの木粉15〜150重
量部、(C)酸化チタンを(B)成分の木粉の重量の1
5〜40重量%量、(D)有色顔料を(C)成分の酸化
チタンの重量の200〜400重量%量及び(E)可塑
剤25〜100重量部を含有することを特徴とする塩化
ビニル樹脂組成物。
た、温水浸漬しても黒化変色しない、木質感に富んだ外
観および触感を有する成形品の得られる塩化ビニル樹脂
組成物を提供する。 【解決手段】 (A)塩化ビニル樹脂100重量部、
(B)平均粒径50〜500μmの木粉15〜150重
量部、(C)酸化チタンを(B)成分の木粉の重量の1
5〜40重量%量、(D)有色顔料を(C)成分の酸化
チタンの重量の200〜400重量%量及び(E)可塑
剤25〜100重量部を含有することを特徴とする塩化
ビニル樹脂組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩化ビニル樹脂組
成物に関する。さらに詳しくは、本発明は、手摺りのパ
イプ状芯材等への被覆加工に適した、木質感に富んだ外
観および触感を有する成形品の得られる塩化ビニル樹脂
組成物に関する。
成物に関する。さらに詳しくは、本発明は、手摺りのパ
イプ状芯材等への被覆加工に適した、木質感に富んだ外
観および触感を有する成形品の得られる塩化ビニル樹脂
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近来、木材に似た外観や触感を現出する
目的で、塩化ビニル樹脂に木粉を配合して成形すること
がしばしば行われてきた。木粉と可塑剤、顔料等を配合
した軟質塩化ビニル樹脂組成物は、カレンダー加工され
てシートに成形されて広く長押、巾木、窓枠等の内装用
建材に用いられている。しかし、階段、踊場、便所、浴
室の手摺り等に塩化ビニル樹脂が用いられる時は、通
常、半硬質または軟質塩化ビニル樹脂押出成形品を芯材
に被覆加工して用いられる。手摺り等は荷重や衝撃が加
わっても破壊しないよう、十分な強度を有するアルミニ
ウムや鋼鉄製の芯材が構造材になっており、その表面を
外観や触感の改良のため硬度の高い塩化ビニル樹脂押出
成形品が被覆される。例えば、直径50mmの円筒状金
属芯材に塩化ビニル樹脂押出成形品を被覆するには、長
手方向に沿ったスリットを有する厚さ1〜2mmで内径
50mmの筒状の半硬質または軟質の塩化ビニル樹脂押
出成形品を、温度70〜80℃に加温して柔軟性を与え
てから、スリットを拡げて芯材を入れ込む。手摺りは個
々の階段により長さや屈曲位置が異なるので被覆操作
は、上記の筒状の押出成形品を施工現場に持込み、現場
で寸法合わせをして必要な長さに裁断する方法が的確な
方法である。現場で上記の押出成形品を70〜80℃に
安全にかつ簡便に加温する方法として温水への浸漬が好
適に採用されている。押出成形品の意匠性を向上するた
めにこれ迄塩化ビニル樹脂に木粉を配合することが試み
られてきたが、木粉配合の半硬質または軟質の塩化ビニ
ル樹脂押出成形品を温水に浸漬すると、黒赤色に変色し
それが長期間にわたり持続するという現象が起こる。こ
の原因は明確ではないが、成形品が期待通りのオーク調
の色相に仕上がっていても、芯材被覆現場施工が済んだ
手摺りが黒赤色になっているため新築家屋の階段にマッ
チしないというような問題になり、実用化が困難であっ
た。
目的で、塩化ビニル樹脂に木粉を配合して成形すること
がしばしば行われてきた。木粉と可塑剤、顔料等を配合
した軟質塩化ビニル樹脂組成物は、カレンダー加工され
てシートに成形されて広く長押、巾木、窓枠等の内装用
建材に用いられている。しかし、階段、踊場、便所、浴
室の手摺り等に塩化ビニル樹脂が用いられる時は、通
常、半硬質または軟質塩化ビニル樹脂押出成形品を芯材
に被覆加工して用いられる。手摺り等は荷重や衝撃が加
わっても破壊しないよう、十分な強度を有するアルミニ
ウムや鋼鉄製の芯材が構造材になっており、その表面を
外観や触感の改良のため硬度の高い塩化ビニル樹脂押出
成形品が被覆される。例えば、直径50mmの円筒状金
属芯材に塩化ビニル樹脂押出成形品を被覆するには、長
手方向に沿ったスリットを有する厚さ1〜2mmで内径
50mmの筒状の半硬質または軟質の塩化ビニル樹脂押
出成形品を、温度70〜80℃に加温して柔軟性を与え
てから、スリットを拡げて芯材を入れ込む。手摺りは個
々の階段により長さや屈曲位置が異なるので被覆操作
は、上記の筒状の押出成形品を施工現場に持込み、現場
で寸法合わせをして必要な長さに裁断する方法が的確な
方法である。現場で上記の押出成形品を70〜80℃に
安全にかつ簡便に加温する方法として温水への浸漬が好
適に採用されている。押出成形品の意匠性を向上するた
めにこれ迄塩化ビニル樹脂に木粉を配合することが試み
られてきたが、木粉配合の半硬質または軟質の塩化ビニ
ル樹脂押出成形品を温水に浸漬すると、黒赤色に変色し
それが長期間にわたり持続するという現象が起こる。こ
の原因は明確ではないが、成形品が期待通りのオーク調
の色相に仕上がっていても、芯材被覆現場施工が済んだ
手摺りが黒赤色になっているため新築家屋の階段にマッ
チしないというような問題になり、実用化が困難であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、木粉を多量
に配合してなる、木質感に富み、温水浸漬しても黒化変
色のない芯材被覆加工用塩化ビニル樹脂組成物を提供す
ることを目的としてなされたものである。
に配合してなる、木質感に富み、温水浸漬しても黒化変
色のない芯材被覆加工用塩化ビニル樹脂組成物を提供す
ることを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、塩化ビニル樹
脂、木粉及び可塑剤を含有する組成物に、酸化チタンと
有色顔料とを特定量含有せしめることにより、木質感あ
る外観の被覆成形品を得ることが可能となることを見い
だし、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(1)(A)塩化ビニル樹脂10
0重量部、(B)平均粒径50〜500μmの木粉15
〜150重量部、(C)酸化チタンを(B)成分の木粉
の重量の15〜40重量%量、(D)有色顔料を(C)
成分の酸化チタンの重量の200〜400重量%量及び
(E)可塑剤25〜100重量部を含有することを特徴
とする塩化ビニル樹脂組成物、および、(2)(A)塩
化ビニル樹脂100重量部、(B)平均粒径50〜50
0μmの木粉15〜150重量部、(C)酸化チタンを
(B)成分の木粉の重量の15〜40重量%量、(D)
有色顔料を(C)成分の酸化チタンの重量の200〜4
00重量%量及び(E)可塑剤25〜100重量部を含
有することを特徴とする塩化ビニル樹脂押出成形品、を
提供するものである。
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、塩化ビニル樹
脂、木粉及び可塑剤を含有する組成物に、酸化チタンと
有色顔料とを特定量含有せしめることにより、木質感あ
る外観の被覆成形品を得ることが可能となることを見い
だし、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(1)(A)塩化ビニル樹脂10
0重量部、(B)平均粒径50〜500μmの木粉15
〜150重量部、(C)酸化チタンを(B)成分の木粉
の重量の15〜40重量%量、(D)有色顔料を(C)
成分の酸化チタンの重量の200〜400重量%量及び
(E)可塑剤25〜100重量部を含有することを特徴
とする塩化ビニル樹脂組成物、および、(2)(A)塩
化ビニル樹脂100重量部、(B)平均粒径50〜50
0μmの木粉15〜150重量部、(C)酸化チタンを
(B)成分の木粉の重量の15〜40重量%量、(D)
有色顔料を(C)成分の酸化チタンの重量の200〜4
00重量%量及び(E)可塑剤25〜100重量部を含
有することを特徴とする塩化ビニル樹脂押出成形品、を
提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明につき詳細に説明す
る。本発明組成物において(A)成分として使用される
塩化ビニル樹脂としては、塩化ビニル単独重合体のほ
か、塩化ビニル単位を50重量%以上有する塩化ビニル
共重合体を挙げることができる。塩化ビニルと共重合さ
れる単量体としては、例えば、エチレン、プロピレンな
どのオレフィン類;塩化アリル、塩化ビニリデン、フッ
化ビニル、三フッ化塩化エチレンなどのハロゲン化オレ
フィン類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのカル
ボン酸ビニルエステル類;イソブチルビニルエーテル、
セチルビニルエーテルなどのビニルエーテル類;アリル
−3−クロロ−2−オキシプロピルエーテル、アリルグ
リシジルエーテルなどのアリルエーテル類;アクリル
酸、マレイン酸、イタコン酸、アクリル酸−2−ヒドロ
キシエチル、メタクリル酸メチル、マレイン酸モノメチ
ル、マレイン酸ジエチル、無水マレイン酸などの不飽和
カルボン酸、そのエステル又はその酸無水物類;アクリ
ロニトリル、メタクリロニトリルなどの不飽和ニトリル
類;アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、
アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、(メ
タ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムク
ロライドなどのアクリルアミド類;アリルアミン安息香
酸塩、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドなどの
アリルアミン及びその誘導体類などを挙げることができ
る。以上に例示した単量体は、共重合可能な単量体の一
部に過ぎず、近畿化学協会ビニル部会編「ポリ塩化ビニ
ル」日刊工業新聞社(1988年)75〜104ページ
に例示されている各種単量体が使用可能である。これら
の共単量体は、1種又は2種以上を共重合させることが
できる。
る。本発明組成物において(A)成分として使用される
塩化ビニル樹脂としては、塩化ビニル単独重合体のほ
か、塩化ビニル単位を50重量%以上有する塩化ビニル
共重合体を挙げることができる。塩化ビニルと共重合さ
れる単量体としては、例えば、エチレン、プロピレンな
どのオレフィン類;塩化アリル、塩化ビニリデン、フッ
化ビニル、三フッ化塩化エチレンなどのハロゲン化オレ
フィン類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのカル
ボン酸ビニルエステル類;イソブチルビニルエーテル、
セチルビニルエーテルなどのビニルエーテル類;アリル
−3−クロロ−2−オキシプロピルエーテル、アリルグ
リシジルエーテルなどのアリルエーテル類;アクリル
酸、マレイン酸、イタコン酸、アクリル酸−2−ヒドロ
キシエチル、メタクリル酸メチル、マレイン酸モノメチ
ル、マレイン酸ジエチル、無水マレイン酸などの不飽和
カルボン酸、そのエステル又はその酸無水物類;アクリ
ロニトリル、メタクリロニトリルなどの不飽和ニトリル
類;アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、
アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、(メ
タ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムク
ロライドなどのアクリルアミド類;アリルアミン安息香
酸塩、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドなどの
アリルアミン及びその誘導体類などを挙げることができ
る。以上に例示した単量体は、共重合可能な単量体の一
部に過ぎず、近畿化学協会ビニル部会編「ポリ塩化ビニ
ル」日刊工業新聞社(1988年)75〜104ページ
に例示されている各種単量体が使用可能である。これら
の共単量体は、1種又は2種以上を共重合させることが
できる。
【0006】また、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−ア
クリル酸エチル共重合体、塩素化ポリエチレンなどの樹
脂に、塩化ビニル又は塩化ビニルと前記した共重合可能
な単量体とをグラフト重合したような樹脂も含まれる。
これらの塩化ビニル樹脂は、懸濁重合、乳化重合、溶液
重合、塊状重合など、従来から知られているいずれの製
造法によって作られてもよい。塩化ビニル樹脂の平均重
合度は、JIS K 6721にしたがって測定した値
が、600〜3,000であることが好ましく、800
〜1,500であることがより好ましい。塩化ビニル樹
脂の平均重合度が600未満であると、得られる軟質シ
ートの機械的特性が低くなるおそれがある。塩化ビニル
樹脂の平均重合度が3,000を超えると、混練及び成
形が容易でなくなり、樹脂組成物中に木粉を均一に分散
させることが困難になるおそれがある。
チレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−ア
クリル酸エチル共重合体、塩素化ポリエチレンなどの樹
脂に、塩化ビニル又は塩化ビニルと前記した共重合可能
な単量体とをグラフト重合したような樹脂も含まれる。
これらの塩化ビニル樹脂は、懸濁重合、乳化重合、溶液
重合、塊状重合など、従来から知られているいずれの製
造法によって作られてもよい。塩化ビニル樹脂の平均重
合度は、JIS K 6721にしたがって測定した値
が、600〜3,000であることが好ましく、800
〜1,500であることがより好ましい。塩化ビニル樹
脂の平均重合度が600未満であると、得られる軟質シ
ートの機械的特性が低くなるおそれがある。塩化ビニル
樹脂の平均重合度が3,000を超えると、混練及び成
形が容易でなくなり、樹脂組成物中に木粉を均一に分散
させることが困難になるおそれがある。
【0007】本発明組成物においては、(B)成分とし
て、平均粒径30〜500μm、より好ましくは平均粒
径50〜100μmの木粉を含有せしめる。木粉の含有
量は、塩化ビニル樹脂100重量部当たり15〜150
重量部、好ましくは22〜120重量部、さらに好まし
くは25〜100重量部である。(B)成分の木粉は、
成形品に木質感ある外観と触感を付与する作用を有す
る。本発明に用いられる木粉の樹種には特に制限はな
く、例えば、杉、ツガ、ラワンなどの針葉樹や広葉樹の
材木片、鉋屑、鋸屑などの木材を用いることができる。
これら木材から本発明組成物において(B)成分として
使用する木粉を得るためには、例えば、粉砕機を用いて
木材を平均粒径が30〜500μmの比較的丸味を帯び
た木粉とすることが好ましい。本発明組成物において
は、木粉として、特開平5−177610号公報及び特
開平5−261708号公報に開示されている表面に硬
い小粒子を付着させた木粉を用いることができる。硬い
小粒子が木粉表面に付着する態様は、木粉への硬い小粒
子の喰い込みを含む抱き込み結合、喰い込み結合された
複数の硬い小粒子の相互による狭み込み結合などの、硬
い小粒子の木粉表面部に対する押しつけ外力による付着
であってもよいし、あるいは木粉に接着剤により硬い小
粒子を付着させてもよい。この場合は、上記の木粉を硬
い小粒子1〜50重量%と共にボールミルなどに仕込
み、窒素雰囲気下におくなど粉塵爆発防止の処理を施し
て処理することが好ましい。
て、平均粒径30〜500μm、より好ましくは平均粒
径50〜100μmの木粉を含有せしめる。木粉の含有
量は、塩化ビニル樹脂100重量部当たり15〜150
重量部、好ましくは22〜120重量部、さらに好まし
くは25〜100重量部である。(B)成分の木粉は、
成形品に木質感ある外観と触感を付与する作用を有す
る。本発明に用いられる木粉の樹種には特に制限はな
く、例えば、杉、ツガ、ラワンなどの針葉樹や広葉樹の
材木片、鉋屑、鋸屑などの木材を用いることができる。
これら木材から本発明組成物において(B)成分として
使用する木粉を得るためには、例えば、粉砕機を用いて
木材を平均粒径が30〜500μmの比較的丸味を帯び
た木粉とすることが好ましい。本発明組成物において
は、木粉として、特開平5−177610号公報及び特
開平5−261708号公報に開示されている表面に硬
い小粒子を付着させた木粉を用いることができる。硬い
小粒子が木粉表面に付着する態様は、木粉への硬い小粒
子の喰い込みを含む抱き込み結合、喰い込み結合された
複数の硬い小粒子の相互による狭み込み結合などの、硬
い小粒子の木粉表面部に対する押しつけ外力による付着
であってもよいし、あるいは木粉に接着剤により硬い小
粒子を付着させてもよい。この場合は、上記の木粉を硬
い小粒子1〜50重量%と共にボールミルなどに仕込
み、窒素雰囲気下におくなど粉塵爆発防止の処理を施し
て処理することが好ましい。
【0008】本発明組成物において、木粉の平均粒径と
は、粉末を篩により分級して目開きに対する累積重量%
曲線を作成し、その50重量%に該当する目開きの値の
読みをいう。木粉の平均粒径が30μm未満であると、
嵩比重が小さくなって組成物調製のため混合操作性が悪
くなるおそれがある。木粉の平均粒径が500μmを超
えると、成形品の表面が荒れて、木質感が低下するおそ
れがある。木粉の含有量が、塩化ビニル樹脂100重量
部当たり15重量部未満であると、成形品に十分な木質
感を与えることが困難となるおそれがある。木粉の含有
量が塩化ビニル樹脂100重量部当たり150重量部を
超えると、成形品の機械的強度が低下するおそれがあ
る。木粉の含水率は、10重量%以下であることが好ま
しく、5重量%以下であることがより好ましい。
は、粉末を篩により分級して目開きに対する累積重量%
曲線を作成し、その50重量%に該当する目開きの値の
読みをいう。木粉の平均粒径が30μm未満であると、
嵩比重が小さくなって組成物調製のため混合操作性が悪
くなるおそれがある。木粉の平均粒径が500μmを超
えると、成形品の表面が荒れて、木質感が低下するおそ
れがある。木粉の含有量が、塩化ビニル樹脂100重量
部当たり15重量部未満であると、成形品に十分な木質
感を与えることが困難となるおそれがある。木粉の含有
量が塩化ビニル樹脂100重量部当たり150重量部を
超えると、成形品の機械的強度が低下するおそれがあ
る。木粉の含水率は、10重量%以下であることが好ま
しく、5重量%以下であることがより好ましい。
【0009】本発明組成物には、(C)C成分として酸
化チタン(チタン白)を(B)成分の木粉の配合量の1
5〜40重量%量を、好ましくは20〜35重量%量を
配合する。酸化チタンは、塩化ビニル樹脂押出成形品を
現場施工して芯材に被覆加工するために温度70〜80
℃の温水に浸漬する際該押出成形品が黒化変色しない効
果を有する。酸化チタンはルチル型が木粉に対して隠蔽
力があって好ましい。アナターゼ型では、黒化変色防止
能が劣る傾向がある。酸化チタンの量が(B)成分の木
粉の配合量の15重量%より少ないと成形品の温水での
黒化変色を防ぎきれず、また、40重量%より多くても
黒化変色の防止効果には差違は認め難い。本発明におい
て、酸化チタンの一部または全部を予め(B)成分の木
粉とボールミル等で混合することにより木粉表面に付着
させて用いてもよい。この予備混合処理により酸化チタ
ンは木粉の表面に喰い込んで付着し、木粉を(A)成分
の塩化ビニル樹脂の粉末と混合する時に均一に混合し易
くなる効果がある。
化チタン(チタン白)を(B)成分の木粉の配合量の1
5〜40重量%量を、好ましくは20〜35重量%量を
配合する。酸化チタンは、塩化ビニル樹脂押出成形品を
現場施工して芯材に被覆加工するために温度70〜80
℃の温水に浸漬する際該押出成形品が黒化変色しない効
果を有する。酸化チタンはルチル型が木粉に対して隠蔽
力があって好ましい。アナターゼ型では、黒化変色防止
能が劣る傾向がある。酸化チタンの量が(B)成分の木
粉の配合量の15重量%より少ないと成形品の温水での
黒化変色を防ぎきれず、また、40重量%より多くても
黒化変色の防止効果には差違は認め難い。本発明におい
て、酸化チタンの一部または全部を予め(B)成分の木
粉とボールミル等で混合することにより木粉表面に付着
させて用いてもよい。この予備混合処理により酸化チタ
ンは木粉の表面に喰い込んで付着し、木粉を(A)成分
の塩化ビニル樹脂の粉末と混合する時に均一に混合し易
くなる効果がある。
【0010】本発明組成物において(D)成分として用
いられる有色顔料は、白色以外の色を有する顔料であっ
て、黒色、黄色、赤色、茶色、青色、緑色等が例示さ
れ、通常、目的の色に合わせてこれらの数種の色の顔料
を混合して用いられる。これにより成形品の外観に木質
の色観を賦与することができる。本発明組成物は(C)
成分の酸化チタンを黒化変色を防止するに足る量含有す
るため、成形品は白色を帯びる傾向があるので、有色顔
料を配合して木質感を出すよう調色する必要がある。そ
のための有色顔料の配合量は(C)成分の配化チタンの
使用量の200〜400重量%量、好ましくは250〜
350重量%である。この範囲を外れると木質感のため
の調色が困難である。本発明組成物に用いられる有色顔
料としては、キナクリドン系顔料、ペリレン系顔料、ポ
リアゾ縮合顔料、イソインドリノン系顔料、銅フタロシ
アニン系顔料、カドミウム系顔料及びカーボンブラック
からなる群から選択される1種以上の顔料を用いること
が好ましい。これらは塩化ビニル樹脂及び木粉を成分と
する配合において特に耐候性の良い顔料として推奨され
る顔料である。
いられる有色顔料は、白色以外の色を有する顔料であっ
て、黒色、黄色、赤色、茶色、青色、緑色等が例示さ
れ、通常、目的の色に合わせてこれらの数種の色の顔料
を混合して用いられる。これにより成形品の外観に木質
の色観を賦与することができる。本発明組成物は(C)
成分の酸化チタンを黒化変色を防止するに足る量含有す
るため、成形品は白色を帯びる傾向があるので、有色顔
料を配合して木質感を出すよう調色する必要がある。そ
のための有色顔料の配合量は(C)成分の配化チタンの
使用量の200〜400重量%量、好ましくは250〜
350重量%である。この範囲を外れると木質感のため
の調色が困難である。本発明組成物に用いられる有色顔
料としては、キナクリドン系顔料、ペリレン系顔料、ポ
リアゾ縮合顔料、イソインドリノン系顔料、銅フタロシ
アニン系顔料、カドミウム系顔料及びカーボンブラック
からなる群から選択される1種以上の顔料を用いること
が好ましい。これらは塩化ビニル樹脂及び木粉を成分と
する配合において特に耐候性の良い顔料として推奨され
る顔料である。
【0011】キナクリドン系顔料は、p−フェニレンジ
アントラニル酸類を濃硫酸で処理することにより得ら
れ、黄みの赤から赤みの紫の色相で、キナクリドンレッ
ド、キナクリドンマゼンタ、キナクリドンバイオレット
などがある。ペリレン系顔料は、ペリレン−3,4,
9,10−テトラカルボン酸無水物と芳香族第一級アミ
ンの縮合反応により得られ、色相は赤から赤紫、茶色ま
であり、ペリレンレッド、ペリレンオレンジ、ペリレン
マルーン、ペリレンバーミリオン、ペリレンボルドーな
どがある。ポリアゾ縮合顔料は、アゾ色素を溶剤中で縮
合して高分子量化したもので、色相としては黄、赤系顔
料であり、ポリアゾレッド、ポリアゾイエロー、クロモ
フタルオレンジ、クロモフタルレッド、クロモフタルス
カーレットなどがある。イソインドリノン系顔料は、
4,5,6,7−テトラクロロイソインドリノンと芳香
族第一級ジアミンの縮合反応により得られ、色相は緑み
の黄色から、赤、褐色にまで及び、イソインドリノンイ
エローなどがある。銅フタロシアニン系顔料は、フタロ
シアニン類に銅を配位した顔料で、色相は黄みの緑から
鮮やかな青まであり、フタロシアニングリーン、フタロ
シアニンブルーなどがある。カドミウム系顔料は、硫化
カドミウムを含む固溶体などからなる顔料で、色相範囲
は黄、赤、マルーンであり、カドミウムレッド、カドミ
ウムオレンジ、カドミウムイエローなどがある。チタン
ホワイトは、二酸化チタンからなる白色顔料で、隠蔽力
が大きく、アナタース形とルチル形がある。カーボンブ
ラックは、炭素を主成分とし、酸素、水素、窒素を含む
黒色顔料で、サーマルブラック、アセチレンブラック、
チャンネルブラック、ファーネスブラック、ランプブラ
ック、ボーンブラックなどがある。
アントラニル酸類を濃硫酸で処理することにより得ら
れ、黄みの赤から赤みの紫の色相で、キナクリドンレッ
ド、キナクリドンマゼンタ、キナクリドンバイオレット
などがある。ペリレン系顔料は、ペリレン−3,4,
9,10−テトラカルボン酸無水物と芳香族第一級アミ
ンの縮合反応により得られ、色相は赤から赤紫、茶色ま
であり、ペリレンレッド、ペリレンオレンジ、ペリレン
マルーン、ペリレンバーミリオン、ペリレンボルドーな
どがある。ポリアゾ縮合顔料は、アゾ色素を溶剤中で縮
合して高分子量化したもので、色相としては黄、赤系顔
料であり、ポリアゾレッド、ポリアゾイエロー、クロモ
フタルオレンジ、クロモフタルレッド、クロモフタルス
カーレットなどがある。イソインドリノン系顔料は、
4,5,6,7−テトラクロロイソインドリノンと芳香
族第一級ジアミンの縮合反応により得られ、色相は緑み
の黄色から、赤、褐色にまで及び、イソインドリノンイ
エローなどがある。銅フタロシアニン系顔料は、フタロ
シアニン類に銅を配位した顔料で、色相は黄みの緑から
鮮やかな青まであり、フタロシアニングリーン、フタロ
シアニンブルーなどがある。カドミウム系顔料は、硫化
カドミウムを含む固溶体などからなる顔料で、色相範囲
は黄、赤、マルーンであり、カドミウムレッド、カドミ
ウムオレンジ、カドミウムイエローなどがある。チタン
ホワイトは、二酸化チタンからなる白色顔料で、隠蔽力
が大きく、アナタース形とルチル形がある。カーボンブ
ラックは、炭素を主成分とし、酸素、水素、窒素を含む
黒色顔料で、サーマルブラック、アセチレンブラック、
チャンネルブラック、ファーネスブラック、ランプブラ
ック、ボーンブラックなどがある。
【0012】本発明組成物は、上記の有色顔料を添加し
て着色することにより、(C)成分の酸化チタンとあい
まって美麗に着色して、成形品を自然な木質感に溢れる
ものとなすのみならず、長期間にわたって屋外において
使用しても、変色又は退色を生じにくくする。本発明組
成物の(A)〜(E)成分を配合して、単に外観上木質
感に富んだ組成物とするだけであれば、酸化チタンの量
は前記説明のような(B)成分の木粉配合量の15〜5
0重量%という多くの量を要せず5〜10重量%で十分
であり、それに伴って有色顔料の量もその200〜40
0重量%の使用で足りる。しかし、そのような量である
と、塩化ビニル樹脂押出成形品を温水に浸漬すると黒化
変色を起こしてしまうので、前記のような(C)成分及
び(D)成分の使用量が必要となるのである。
て着色することにより、(C)成分の酸化チタンとあい
まって美麗に着色して、成形品を自然な木質感に溢れる
ものとなすのみならず、長期間にわたって屋外において
使用しても、変色又は退色を生じにくくする。本発明組
成物の(A)〜(E)成分を配合して、単に外観上木質
感に富んだ組成物とするだけであれば、酸化チタンの量
は前記説明のような(B)成分の木粉配合量の15〜5
0重量%という多くの量を要せず5〜10重量%で十分
であり、それに伴って有色顔料の量もその200〜40
0重量%の使用で足りる。しかし、そのような量である
と、塩化ビニル樹脂押出成形品を温水に浸漬すると黒化
変色を起こしてしまうので、前記のような(C)成分及
び(D)成分の使用量が必要となるのである。
【0013】本発明組成物においては、(E)成分とし
て、可塑剤を塩化ビニル樹脂100重量部当たり25〜
100重量部、好ましくは40〜80重量部含有せしめ
る。使用する可塑剤には特に制限はなく、従来塩化ビニ
ル樹脂組成物の可塑剤として慣用されているもの、例え
ば、ジブチルフタレート、ジイソブチルフタレート、ジ
−2−エチルヘキシルフタレート、ジ−n−オクチルフ
タレート、ジノニルフタレート、ジイソデシルフタレー
ト、ブチルベンジルフタレートなどのフタル酸エステル
系可塑剤;ジ−2−エチルヘキシルアジペート、ジイソ
ノニルアジペート、ジイソデシルアジペートなどのアジ
ピン酸エステル系可塑剤;ジ−n−ヘキシルアゼレー
ト、ジ−2−エチルヘキシルアゼレート、ジイソオクチ
ルアゼレートなどのアゼライン酸エステル系可塑剤;ジ
−n−ブチルセバケート、ジ−2−エチルヘキシルセバ
ケートなどのセバシン酸エステル系可塑剤;ジ−n−ブ
チルマレエート、ジ−2−エチルヘキシルマレエートな
どのマレイン酸エステル系可塑剤;ジ−n−ブチルフマ
レート、ジ−2−エチルヘキシルフマレートなどのフマ
ル酸エステル系可塑剤;トリ−n−ヘキシルトリメリテ
ート、トリ−2−エチルヘキシルトリメリテート、トリ
−n−オクチルトリメリテートなどのトリメリット酸エ
ステル系可塑剤;テトラ−2−エチルヘキシルピロメリ
テート、テトラ−n−オクチルピロメリテートなどのピ
ロメリット酸エステル系可塑剤;トリエチルシトレー
ト、トリ−n−ブチルシトレート、アセチルトリエチル
シトレート、アセチルトリ−2−エチルヘキシルシトレ
ートなどのクエン酸エステル系可塑剤;ジエチルイタコ
ネート、ジブチルイタコネート、ジ−2−エチルヘキシ
ルイタコネートなどのイタコン酸エステル系可塑剤;ジ
エチレングリコールジペラルゴネート、ペンタエリスリ
トールの各種脂肪酸エステルなどのその他の脂肪酸エス
テル系可塑剤;トリエチルホスフェート、トリブチルホ
スフェート、トリ−2−エチルヘキシルホスフェート、
トリブトキシエチルホスフェート、トリフェニルホスフ
ェート、トリクレジルホスフェートなどのリン酸エステ
ル系可塑剤;ジエチレングリコールジベンゾエート、ジ
プロピレングリコールジベンゾエート、トリエチレング
リコールジベンゾエート、トリエチレングリコールジ−
2−エチルブチレート、トリエチレングリコールジ−2
−エチルヘキサノエート、ジブチルメチレンビスチオグ
リコレートなどのグリコール系可塑剤;グリセロールモ
ノアセテート、グリセロールトリアセテート、グリセロ
ールトリブチレートなどのグリセリン系可塑剤;エポキ
シ化大豆油、エポキシブチルステアレート、エポキシヘ
キサヒドロフタル酸ジ−2−エチルヘキシル、エポキシ
ヘキサヒドロフタル酸ジイソデシル、エポキシトリグリ
セライド、エポキシ化オレイン酸オクチル、エポキシ化
オレイン酸デシルなどのエポキシ系可塑剤;アジピン酸
系ポリエステル、セバシン酸系ポリエステル、フタル酸
系ポリエステルなどのポリエステル系可塑剤、あるいは
部分水添ターフェニル、接着性可塑剤、さらにはジアリ
ルフタレート、アクリル系モノマーやオリゴマーなどの
重合性可塑剤などを挙げることができる。本発明におい
ては、これらの中でフタル酸エステル系可塑剤を特に好
適に使用することができる。これらの可塑剤は1種を単
独で用いることができ、2種以上を組み合わせて用いる
ことができる。
て、可塑剤を塩化ビニル樹脂100重量部当たり25〜
100重量部、好ましくは40〜80重量部含有せしめ
る。使用する可塑剤には特に制限はなく、従来塩化ビニ
ル樹脂組成物の可塑剤として慣用されているもの、例え
ば、ジブチルフタレート、ジイソブチルフタレート、ジ
−2−エチルヘキシルフタレート、ジ−n−オクチルフ
タレート、ジノニルフタレート、ジイソデシルフタレー
ト、ブチルベンジルフタレートなどのフタル酸エステル
系可塑剤;ジ−2−エチルヘキシルアジペート、ジイソ
ノニルアジペート、ジイソデシルアジペートなどのアジ
ピン酸エステル系可塑剤;ジ−n−ヘキシルアゼレー
ト、ジ−2−エチルヘキシルアゼレート、ジイソオクチ
ルアゼレートなどのアゼライン酸エステル系可塑剤;ジ
−n−ブチルセバケート、ジ−2−エチルヘキシルセバ
ケートなどのセバシン酸エステル系可塑剤;ジ−n−ブ
チルマレエート、ジ−2−エチルヘキシルマレエートな
どのマレイン酸エステル系可塑剤;ジ−n−ブチルフマ
レート、ジ−2−エチルヘキシルフマレートなどのフマ
ル酸エステル系可塑剤;トリ−n−ヘキシルトリメリテ
ート、トリ−2−エチルヘキシルトリメリテート、トリ
−n−オクチルトリメリテートなどのトリメリット酸エ
ステル系可塑剤;テトラ−2−エチルヘキシルピロメリ
テート、テトラ−n−オクチルピロメリテートなどのピ
ロメリット酸エステル系可塑剤;トリエチルシトレー
ト、トリ−n−ブチルシトレート、アセチルトリエチル
シトレート、アセチルトリ−2−エチルヘキシルシトレ
ートなどのクエン酸エステル系可塑剤;ジエチルイタコ
ネート、ジブチルイタコネート、ジ−2−エチルヘキシ
ルイタコネートなどのイタコン酸エステル系可塑剤;ジ
エチレングリコールジペラルゴネート、ペンタエリスリ
トールの各種脂肪酸エステルなどのその他の脂肪酸エス
テル系可塑剤;トリエチルホスフェート、トリブチルホ
スフェート、トリ−2−エチルヘキシルホスフェート、
トリブトキシエチルホスフェート、トリフェニルホスフ
ェート、トリクレジルホスフェートなどのリン酸エステ
ル系可塑剤;ジエチレングリコールジベンゾエート、ジ
プロピレングリコールジベンゾエート、トリエチレング
リコールジベンゾエート、トリエチレングリコールジ−
2−エチルブチレート、トリエチレングリコールジ−2
−エチルヘキサノエート、ジブチルメチレンビスチオグ
リコレートなどのグリコール系可塑剤;グリセロールモ
ノアセテート、グリセロールトリアセテート、グリセロ
ールトリブチレートなどのグリセリン系可塑剤;エポキ
シ化大豆油、エポキシブチルステアレート、エポキシヘ
キサヒドロフタル酸ジ−2−エチルヘキシル、エポキシ
ヘキサヒドロフタル酸ジイソデシル、エポキシトリグリ
セライド、エポキシ化オレイン酸オクチル、エポキシ化
オレイン酸デシルなどのエポキシ系可塑剤;アジピン酸
系ポリエステル、セバシン酸系ポリエステル、フタル酸
系ポリエステルなどのポリエステル系可塑剤、あるいは
部分水添ターフェニル、接着性可塑剤、さらにはジアリ
ルフタレート、アクリル系モノマーやオリゴマーなどの
重合性可塑剤などを挙げることができる。本発明におい
ては、これらの中でフタル酸エステル系可塑剤を特に好
適に使用することができる。これらの可塑剤は1種を単
独で用いることができ、2種以上を組み合わせて用いる
ことができる。
【0014】本発明組成物において、可塑剤の含有量
が、塩化ビニル樹脂100重量部当たり25重量部未満
であると、成形品の柔軟性が不足し、屈曲部に割れが生
じるおそれがある。可塑剤の含有量が塩化ビニル樹脂1
00重量部当たり100重量部を超えると、可塑剤が表
面からブリードしやすくなるおそれがある。本発明組成
物には、上記の各成分に加えて、通常の塩化ビニル樹脂
組成物に配合される熱安定剤や滑剤のほか、加工助剤、
紫外線吸収剤、耐衝撃性強化剤、帯電防止剤、発泡剤な
どを適宜添加することができる。
が、塩化ビニル樹脂100重量部当たり25重量部未満
であると、成形品の柔軟性が不足し、屈曲部に割れが生
じるおそれがある。可塑剤の含有量が塩化ビニル樹脂1
00重量部当たり100重量部を超えると、可塑剤が表
面からブリードしやすくなるおそれがある。本発明組成
物には、上記の各成分に加えて、通常の塩化ビニル樹脂
組成物に配合される熱安定剤や滑剤のほか、加工助剤、
紫外線吸収剤、耐衝撃性強化剤、帯電防止剤、発泡剤な
どを適宜添加することができる。
【0015】本発明組成物を調製するためには、通常
(A)塩化ビニル樹脂、(B)木粉、(C)酸化チタ
ン、(D)有色顔料及び(E)可塑剤等を一括してヘン
シェルミキサーなどの混合機に投入し、激しく攪拌混合
しつつ120〜160℃に昇温する。この混合の過程で
木粉に吸収されている水分を揮散させる。ヘンシェルミ
キサーなどを用いて、全成分を一括投入して混合するこ
とにより、嵩比重が大きく、また顔料など添加剤が均一
分散した混合物を得ることができる。上記の温度に到達
したのち、混合物をクーリングミキサーに移してさらに
混合しつつ冷却する。クーリングミキサー中の混合物の
温度が十分に低下したのち、クーリングミキサーから混
合物を粉末の状態で取り出す。取り出された粉末状の混
合物は、そのまま成形用のコンパウンドとすることがで
き、あるいは、さらにペレット化することができる。ペ
レット化の方法としては、例えば、ベント付きの一軸押
出機又は二軸押出機を用い、シリンダー温度及びダイス
温度を150〜170℃とし、かつベント孔から木粉中
の残留水分を排出しつつペレット化する方法を挙げるこ
とができる。本発明組成物を用いて、天然木材に近似す
る木質感に富んだ半硬質または軟質の塩化ビニル樹脂成
形品を得るための方法には特に制限はなく、通常は押出
加工などにより成形することができる。
(A)塩化ビニル樹脂、(B)木粉、(C)酸化チタ
ン、(D)有色顔料及び(E)可塑剤等を一括してヘン
シェルミキサーなどの混合機に投入し、激しく攪拌混合
しつつ120〜160℃に昇温する。この混合の過程で
木粉に吸収されている水分を揮散させる。ヘンシェルミ
キサーなどを用いて、全成分を一括投入して混合するこ
とにより、嵩比重が大きく、また顔料など添加剤が均一
分散した混合物を得ることができる。上記の温度に到達
したのち、混合物をクーリングミキサーに移してさらに
混合しつつ冷却する。クーリングミキサー中の混合物の
温度が十分に低下したのち、クーリングミキサーから混
合物を粉末の状態で取り出す。取り出された粉末状の混
合物は、そのまま成形用のコンパウンドとすることがで
き、あるいは、さらにペレット化することができる。ペ
レット化の方法としては、例えば、ベント付きの一軸押
出機又は二軸押出機を用い、シリンダー温度及びダイス
温度を150〜170℃とし、かつベント孔から木粉中
の残留水分を排出しつつペレット化する方法を挙げるこ
とができる。本発明組成物を用いて、天然木材に近似す
る木質感に富んだ半硬質または軟質の塩化ビニル樹脂成
形品を得るための方法には特に制限はなく、通常は押出
加工などにより成形することができる。
【0016】次に本発明の好ましい態様を挙げる。 (1)(A)塩化ビニル樹脂100重量部、(B)平均
粒径50〜500μmの木粉15〜150重量部、
(C)酸化チタンを(B)成分の木粉の重量の15〜4
0重量%量、(D)有色顔料を(C)成分の酸化チタン
の重量の200〜400重量%量及び(E)可塑剤25
〜100重量部を含有することを特徴とする塩化ビニル
樹脂組成物。 (2)塩化ビニル系樹脂が平均重合度600〜3,00
0の塩化ビニル樹脂である(1)記載の塩化ビニル樹脂
組成物。 (3)木粉の量が22〜120重量部である(1)また
は(2)に記載の塩化ビニル樹脂組成物。 (4)酸化チタンの量が(B)成分の木粉の量の20〜
35重量%である(1)〜(3)のいずれかに記載の塩
化ビニル樹脂組成物。 (5)有色顔料の量が(C)成分の酸化チタンの量の2
50〜350重量%である(1)〜(4)のいずれかに
記載の塩化ビニル樹脂組成物。 (6)酸化チタンの一部または全部を(B)成分の木粉
に付着させて用いる(1)〜(5)のいずれかに記載の
塩化ビニル樹脂組成物。 (7)有色顔料が黒色、黄色、赤色、茶色、青色および
緑色の郡から選ばれる1種以上の顔料である(1)〜
(6)のいずれかに記載の塩化ビニル樹脂組成物。 (8)(A)塩化ビニル樹脂100重量部、(B)平均
粒径50〜500μmの木粉15〜150重量部、
(C)酸化チタンを(B)成分の木粉の重量の15〜4
0重量%量、(D)有色顔料を(C)成分の酸化チタン
の重量の200〜400重量%量及び(E)可塑剤25
〜100重量部を含有してなる押出成形品。 (9)(A)塩化ビニル樹脂100重量部、(B)平均
粒径50〜500μmの木粉15〜150重量部、
(C)酸化チタンを(B)成分の木粉の重量の15〜4
0重量%量、(D)有色顔料を(C)成分の酸化チタン
の重量の200〜400重量%量及び(E)可塑剤25
〜100重量部を含有してなる芯材被覆用押出成形品。
粒径50〜500μmの木粉15〜150重量部、
(C)酸化チタンを(B)成分の木粉の重量の15〜4
0重量%量、(D)有色顔料を(C)成分の酸化チタン
の重量の200〜400重量%量及び(E)可塑剤25
〜100重量部を含有することを特徴とする塩化ビニル
樹脂組成物。 (2)塩化ビニル系樹脂が平均重合度600〜3,00
0の塩化ビニル樹脂である(1)記載の塩化ビニル樹脂
組成物。 (3)木粉の量が22〜120重量部である(1)また
は(2)に記載の塩化ビニル樹脂組成物。 (4)酸化チタンの量が(B)成分の木粉の量の20〜
35重量%である(1)〜(3)のいずれかに記載の塩
化ビニル樹脂組成物。 (5)有色顔料の量が(C)成分の酸化チタンの量の2
50〜350重量%である(1)〜(4)のいずれかに
記載の塩化ビニル樹脂組成物。 (6)酸化チタンの一部または全部を(B)成分の木粉
に付着させて用いる(1)〜(5)のいずれかに記載の
塩化ビニル樹脂組成物。 (7)有色顔料が黒色、黄色、赤色、茶色、青色および
緑色の郡から選ばれる1種以上の顔料である(1)〜
(6)のいずれかに記載の塩化ビニル樹脂組成物。 (8)(A)塩化ビニル樹脂100重量部、(B)平均
粒径50〜500μmの木粉15〜150重量部、
(C)酸化チタンを(B)成分の木粉の重量の15〜4
0重量%量、(D)有色顔料を(C)成分の酸化チタン
の重量の200〜400重量%量及び(E)可塑剤25
〜100重量部を含有してなる押出成形品。 (9)(A)塩化ビニル樹脂100重量部、(B)平均
粒径50〜500μmの木粉15〜150重量部、
(C)酸化チタンを(B)成分の木粉の重量の15〜4
0重量%量、(D)有色顔料を(C)成分の酸化チタン
の重量の200〜400重量%量及び(E)可塑剤25
〜100重量部を含有してなる芯材被覆用押出成形品。
【0017】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。 実施例1 塩化ビニル樹脂〔ZEST1000Z、新第一塩ビ
(株)製、平均重合度1050〕100重量部、木粉
〔セルユント、(株)シマダ商会製、平均粒径80μ
m、含水率5重量%〕30重量部、酸化チタン〔ルチル
型、石原産業(株)製〕9重量部、ポリアゾレッド10
重量部、ポリアゾイエロー18重量部、カーボンブラッ
ク3重量部、可塑剤〔ジ−2−エチルヘキシルフタレー
ト〕45重量部、熱安定剤〔ステアリン酸バリウム/ス
テアリン酸亜鉛複合熱安定剤〕4重量部及び滑剤〔n−
ブチルステアレート〕2重量部をヘンシェルミキサーに
仕込み、混合しつつ水蒸気を揮散させた。温度が上昇し
て140℃に達したのち、混合物をクーリングミキサー
に移してさらに混合しつつ冷却し、粉末状の混合物を得
た。得られた粉末状の混合物を、シリンダー径40mm
の一軸押出機により下記条件にて押出成形した。 スクリュウ:L/D=24、圧縮比2.5、回転数30rpm 設定温度 :C1 =150℃、C2 =160℃、C3 =165℃ C4 =170℃、ヘッド160℃、D1 =160℃ D2 =160℃ ダイス :厚み1mm×幅4mm,ベルト用 得られた厚さ1mm、幅4mmの長尺状半硬質押出成形
品は、木材に似た薄茶色(オーク調)の色相を有してい
た。押出成形品は80℃の温水に1時間浴浸漬しても全
く色あいの変化は見られず、浸漬前やや堅くて手では曲
げにくかったが浸漬後は柔軟になり、手で曲げられるよ
うになった。実施例1に於ける酸化チタンの使用量(9
重量部)は、木粉の重量(30重量部)の30重量%で
あり、また、有色顔料の量(ポリアゾレッド、ポリアゾ
イエローおよびカーボンブラックの合計31重量部)
は、酸化チタンの使用量(9重量部)の344重量%で
あった。
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。 実施例1 塩化ビニル樹脂〔ZEST1000Z、新第一塩ビ
(株)製、平均重合度1050〕100重量部、木粉
〔セルユント、(株)シマダ商会製、平均粒径80μ
m、含水率5重量%〕30重量部、酸化チタン〔ルチル
型、石原産業(株)製〕9重量部、ポリアゾレッド10
重量部、ポリアゾイエロー18重量部、カーボンブラッ
ク3重量部、可塑剤〔ジ−2−エチルヘキシルフタレー
ト〕45重量部、熱安定剤〔ステアリン酸バリウム/ス
テアリン酸亜鉛複合熱安定剤〕4重量部及び滑剤〔n−
ブチルステアレート〕2重量部をヘンシェルミキサーに
仕込み、混合しつつ水蒸気を揮散させた。温度が上昇し
て140℃に達したのち、混合物をクーリングミキサー
に移してさらに混合しつつ冷却し、粉末状の混合物を得
た。得られた粉末状の混合物を、シリンダー径40mm
の一軸押出機により下記条件にて押出成形した。 スクリュウ:L/D=24、圧縮比2.5、回転数30rpm 設定温度 :C1 =150℃、C2 =160℃、C3 =165℃ C4 =170℃、ヘッド160℃、D1 =160℃ D2 =160℃ ダイス :厚み1mm×幅4mm,ベルト用 得られた厚さ1mm、幅4mmの長尺状半硬質押出成形
品は、木材に似た薄茶色(オーク調)の色相を有してい
た。押出成形品は80℃の温水に1時間浴浸漬しても全
く色あいの変化は見られず、浸漬前やや堅くて手では曲
げにくかったが浸漬後は柔軟になり、手で曲げられるよ
うになった。実施例1に於ける酸化チタンの使用量(9
重量部)は、木粉の重量(30重量部)の30重量%で
あり、また、有色顔料の量(ポリアゾレッド、ポリアゾ
イエローおよびカーボンブラックの合計31重量部)
は、酸化チタンの使用量(9重量部)の344重量%で
あった。
【0018】実施例2 木粉30重量部と酸化チタン9重量部との代りに、E6
0−T23−3〔ミサワテクノ(株)、ルチル型酸化チ
タン23重量%付着木粉、平均粒径60μm、含水率5
重量%〕40重量部を用いたほかは実施例1と同様に行
った。得られた押出成形品は、木材に似た、実施例1と
同じような薄茶色(オーク調)の色相を有していた。押
出成形品は実施例1と同条件の温水浸漬で全く色あいの
変化は見られなかった。硬さの変化も実施例1と同様で
あった。実施例2に於ける酸化チタンの使用量は、木粉
の重量の23重量%であり、また、有色顔料の量(ポリ
アゾレッド、ポリアゾイエローおよびカーボンブラック
の合計31重量部)は、酸化チタンの使用量(40の2
3%で9.2重量部)の337重量%であった。
0−T23−3〔ミサワテクノ(株)、ルチル型酸化チ
タン23重量%付着木粉、平均粒径60μm、含水率5
重量%〕40重量部を用いたほかは実施例1と同様に行
った。得られた押出成形品は、木材に似た、実施例1と
同じような薄茶色(オーク調)の色相を有していた。押
出成形品は実施例1と同条件の温水浸漬で全く色あいの
変化は見られなかった。硬さの変化も実施例1と同様で
あった。実施例2に於ける酸化チタンの使用量は、木粉
の重量の23重量%であり、また、有色顔料の量(ポリ
アゾレッド、ポリアゾイエローおよびカーボンブラック
の合計31重量部)は、酸化チタンの使用量(40の2
3%で9.2重量部)の337重量%であった。
【0019】比較例1 酸化チタン9重量部、ポリアゾレッド10重量部、ポリ
アゾイエロー18重量部及びカーボンブラック3重量部
の代りに、各々3重量部、3.3重量部、6重量部及び
1重量部を用いたほかは実施例1と同様に行った。得ら
れた押出成形品は、木材に似た、実施例1と同じような
薄茶色(オーク調)の色相を有していた。押出成形品を
実施例1と同条件の温水浸漬をしたところ、赤黒く変化
して木材の感じが失われた。硬さの変化は実施例1と同
等であった。比較例1に於ける酸化チタンの使用量(3
重量部)は、木粉の重量(30重量部)の10重量%で
あり、また、有色顔料の量(ポリアゾレッド、ポリアゾ
イエローおよびカーボンブラックの合計10.3重量
部)は、酸化チタンの使用量(3重量部)の343重量
%であった。
アゾイエロー18重量部及びカーボンブラック3重量部
の代りに、各々3重量部、3.3重量部、6重量部及び
1重量部を用いたほかは実施例1と同様に行った。得ら
れた押出成形品は、木材に似た、実施例1と同じような
薄茶色(オーク調)の色相を有していた。押出成形品を
実施例1と同条件の温水浸漬をしたところ、赤黒く変化
して木材の感じが失われた。硬さの変化は実施例1と同
等であった。比較例1に於ける酸化チタンの使用量(3
重量部)は、木粉の重量(30重量部)の10重量%で
あり、また、有色顔料の量(ポリアゾレッド、ポリアゾ
イエローおよびカーボンブラックの合計10.3重量
部)は、酸化チタンの使用量(3重量部)の343重量
%であった。
【0020】
【発明の効果】本発明により、手摺りのパイプ状芯材等
への被覆加工に適した、温水浸漬しても黒化変色しな
い、木質感に富んだ外観および触感を有する成形品の得
られる塩化ビニル樹脂組成物が提供される。
への被覆加工に適した、温水浸漬しても黒化変色しな
い、木質感に富んだ外観および触感を有する成形品の得
られる塩化ビニル樹脂組成物が提供される。
Claims (2)
- 【請求項1】 (A)塩化ビニル樹脂100重量部、
(B)平均粒径50〜500μmの木粉15〜150重
量部、(C)酸化チタンを(B)成分の木粉の重量の1
5〜40重量%量、(D)有色顔料を(C)成分の酸化
チタンの重量の200〜400重量%量及び(E)可塑
剤25〜100重量部を含有することを特徴とする塩化
ビニル樹脂組成物。 - 【請求項2】 (A)塩化ビニル樹脂100重量部、
(B)平均粒径50〜500μmの木粉15〜150重
量部、(C)酸化チタンを(B)成分の木粉の重量の1
5〜40重量%量、(D)有色顔料を(C)成分の酸化
チタンの重量の200〜400重量%量及び(E)可塑
剤25〜100重量部を含有することを特徴とする塩化
ビニル樹脂押出成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10035513A JPH11217477A (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | 塩化ビニル樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10035513A JPH11217477A (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | 塩化ビニル樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11217477A true JPH11217477A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=12443845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10035513A Pending JPH11217477A (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | 塩化ビニル樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11217477A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001081259A (ja) * | 1999-09-09 | 2001-03-27 | Sakura Color Prod Corp | 消しゴム組成物 |
EP2375118A1 (en) * | 2010-04-08 | 2011-10-12 | Fitt Spa | Use of a thermoplastic PVC compound with vegetables fillers for manufacturing flexible hoses and method thereof |
WO2021166722A1 (ja) * | 2020-02-17 | 2021-08-26 | 日本ゼオン株式会社 | 粉体成形用塩化ビニル樹脂組成物、塩化ビニル樹脂成形体および積層体 |
-
1998
- 1998-02-02 JP JP10035513A patent/JPH11217477A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001081259A (ja) * | 1999-09-09 | 2001-03-27 | Sakura Color Prod Corp | 消しゴム組成物 |
EP2375118A1 (en) * | 2010-04-08 | 2011-10-12 | Fitt Spa | Use of a thermoplastic PVC compound with vegetables fillers for manufacturing flexible hoses and method thereof |
WO2011125008A1 (en) | 2010-04-08 | 2011-10-13 | Fitt S.P.A. | Eco-friendly plasticized pvc compound and its use for manufacturing a flexible hose |
WO2021166722A1 (ja) * | 2020-02-17 | 2021-08-26 | 日本ゼオン株式会社 | 粉体成形用塩化ビニル樹脂組成物、塩化ビニル樹脂成形体および積層体 |
JPWO2021166722A1 (ja) * | 2020-02-17 | 2021-08-26 |
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