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JPH11216145A - 医療用糸付針の誘導具 - Google Patents

医療用糸付針の誘導具

Info

Publication number
JPH11216145A
JPH11216145A JP10023215A JP2321598A JPH11216145A JP H11216145 A JPH11216145 A JP H11216145A JP 10023215 A JP10023215 A JP 10023215A JP 2321598 A JP2321598 A JP 2321598A JP H11216145 A JPH11216145 A JP H11216145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
thread
guide
yarn
receiving portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10023215A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanji Matsutani
貫司 松谷
Masatoshi Fukuda
正俊 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mani Inc
Original Assignee
Mani Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mani Inc filed Critical Mani Inc
Priority to JP10023215A priority Critical patent/JPH11216145A/ja
Priority to FR9909907A priority patent/FR2796827B1/fr
Priority to DE19935895A priority patent/DE19935895A1/de
Priority to US09/365,234 priority patent/US6322570B1/en
Publication of JPH11216145A publication Critical patent/JPH11216145A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/0469Suturing instruments for use in minimally invasive surgery, e.g. endoscopic surgery
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/0483Hand-held instruments for holding sutures
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/06Needles ; Sutures; Needle-suture combinations; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/062Needle manipulators

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、操作時に糸に傷を付けること
を避けることができ、また、針受け部の針保持力を針の
太さに応じて適当な値にすることで、それぞれの手術の
性質によって適当な使用感を提供できる糸付き針の誘導
具とすることができる医療用糸付針の誘導具を提案する
ことにある。 【解決手段】本発明の医療用糸付針の誘導具は、一対の
顎を接近させることにより、第一の顎の針立て部に保持
した医療用糸付針を第二の顎の針受け部に受け渡す誘導
具であって、前記第一の顎には、少なくとも前記針立て
部近傍に前記糸付針の糸を前記針立て部から所定方向へ
案内する案内通路を設け、該案内通路には前記糸に加わ
る張力方向と交差する方向に糸を傷つけるエッジが形成
されない構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用糸付針を患
部の生体組織間、あるいは組織内を通過させるととも
に、通過した医療用糸付針を受け取って結紮または縫合
を行う医療用糸付針の誘導具(以下、単に誘導具とい
う)に関し、特に、糸に張力を付加した際に、糸が途中
で切れたり、針との係止部で外れたりし難い誘導具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、腹部の切開を最小限に食い止め、
小さな切開部から器具を通し、内視鏡等を用いて作業を
行うことによって、患者に大きな負担をかけない内視鏡
下手術が広く実施されるようになっている。
【0003】かかる手術を行うため、また、開腹、開胸
等の一般的な手術であっても、奥深く、狭い場所での結
紮、縫合を行うため、一対の顎を接近させることによ
り、一方の顎に形成した針立て部に保持した糸付針を他
方の顎に形成した針受け部に受け渡す誘導具が過去に提
案され、手術を施す患部の結紮や縫合に用いられてい
る。かかる誘導具を用いることにより、内視鏡下手術
や、体内の深い部位や狭い部位の、手術者の作業が難し
い場所の手術を可能とすることができる。
【0004】このような手術を行うための医療用糸付針
の誘導具として、例えば、特開平9-56719号公報に記載
されるものがある。かかる誘導具は、一対の顎を離接さ
せるシンプルな構造により、簡単に且つ確実に糸付針を
針立て部から針受け部へ受け渡すことが出来る誘導具で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
糸付針は、誘導具の使用者が糸の一旦を引っ張りながら
作業を行うため、糸付針の糸には常に一定の張力がかか
る。この場合、糸の針から遠い部分は誘導具の長手方向
に引っ張られるのに対して、針を、糸の針から遠い部分
にかかる張力方向に交差する方向に立てることになる。
このため針立て部近傍で糸はほぼ90度に曲がることにな
り、針立て部のエッジに糸が接触すると糸に傷を付けて
しまう恐れがあった。
【0006】糸に傷を付けると、特に細い糸の場合は作
業中、糸に過大な張力をかけることで糸が切断されてし
まうことを招く。エッジによってエッジと糸との摩擦抵
抗が増えると、糸に、より大きな張力を負荷しなければ
ならなくなり、糸が切れる危険がある。また、糸と針が
体内で離れると、体内に落ちた針を探して回収しなけれ
ばならず、手術者、患者に余計な負担をかけることにな
り、避けなければならない問題であった。
【0007】また、針受け部の針保持力をあまり大きく
してしまうと、糸を引っ張って針受け部から引き抜く
際、糸に過大な張力がかかることにより糸が針から抜け
てしまったり、糸を切ってしまうという問題点があっ
た。一方で、手術を行う患部の大きさや器官、さらに針
の太さやサイズによって、操作者がこれを扱う力の範囲
は異なってくるため、針保持力を針の太さに関わらず定
量的に決定することはできない。
【0008】そこで、本発明の目的は、操作時に糸に傷
を付けることを避けることができ、また、針受け部の針
保持力を針の太さに応じて適当な値にすることで、それ
ぞれの手術の性質によって適当な使用感を提供できる糸
付き針の誘導具とすることができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明の糸付き針の誘導具は、一対の顎を接近さ
せることにより、第一の顎の針立て部に保持した医療用
糸付き針を第二の顎の針受け部に受け渡す誘導具であっ
て、前記第一の顎には、少なくとも前記針立て部近傍に
前記糸付き針の糸を前記針立て部から所定方向へ案内す
る案内通路を設け、該案内通路には前記糸に加わる張力
方向と交差する方向に糸を傷付けるエッジが形成されな
い構成とする。
【0010】また、本願発明の他の構成は、一対の顎を
接近させることにより、第一の顎の針立て部に保持した
医療用糸付き針を第二の顎の針受け部に受け渡す誘導具
であって、必要に応じて糸を引っ張って前記針受け部か
ら針を引き抜くことが可能であって、前記第二の顎の針
受け部の針保持力は2.1kgf以下且つ(前記針の径(mm)
)×1.5kgf以下であって、0.005kgf以上とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図を用いて本発明の実施例を具体
的に説明する。図1は本実施形態に係る誘導具の全体の
側面図、図2は同誘導具の針立て部ならびに針受け部の
拡大側面図、図3は図2の視矢a,b,cから見た針立
て部ならびに針受け部の拡大図である。
【0012】図1に示す誘導具Aは、互いに離接可能に
構成された一対の顎となる、ステンレス製のレバー1、
2を有する。そして、一方のレバー(第1のレバー)1
に糸付針3を立てる針立て部4を形成するとともに、他
方のレバー(第2のレバー)2には糸付針3を受け取る
針受け部5を形成している。各レバー1、2は、中央で
交差させて回動ピン6で枢支され、他端にハンドル7が
形成されることにより、誘導具Aは全体として鉗子と同
じ形状を有する。
【0013】第1のレバー1の先端に形成された針立て
部4には、糸付針3が載置される構造となっており(詳
細については後述する)、糸付針3は針本体3Aと針本
体3Aの元端側に取り付けられる糸3Bとから構成され
る。なお、針本体3Aと糸3Bとの係合は、針本体3A
の元端面を穿孔し、この穴に糸3Bの端部を差し込んで
かしめることによって行われている。
【0014】第1のレバー1には所定位置に複数の糸ガ
イド8が取り付けられており、上記した糸付針3の糸3
Bを針立て部4からレバー1に沿ってハンドル7側に案
内する構造となっている。誘導具Aの使用者は糸3Bの
元端側を軽く引っ張り、糸3Bに張力をかけながら使用
する。
【0015】次に、図2及び図3を用いて、針立て部4
と針受け部5の構造を説明する。図2は誘導具Aの先端
部、すなわち針立て部4と針受け部5の部分を拡大した
側断面図であり、図3( a) 、( b) 、( c) は図2に
示した矢視a、b、cから見たそれぞれ誘導具A先端部
の平面図、正面図、底面図である。
【0016】第1のレバー1の先端に形成される針立て
部4は、スリット4bが形成されて二股になっており、
両側にかかるように上方に開口する針立て穴4aが形成
されている。針立て穴4aは、糸付針3の針本体3Aよ
りわずかに大きい穴であって、図2に示すごとく、レバ
ー1、2の間に横になっている針3Aの元端側に取り付
けられる糸3Bを軽く引っ張りながら第2のレバー2を
第1のレバー1から引き上げることにより、針本体3A
をこの針立て穴4aに嵌合させることができる。なお、
図2に示すように、針立て穴4aの開口部は、糸3Bに
張力を付与した際、これに接触して傷つけることを防止
するため、エッジが形成されないよう面取りされてい
る。
【0017】また、針立て部4のスリット4bに沿っ
て、糸3Bの案内通路9が形成されている。案内通路9
は、スリット4bの上端から下端に沿って傾斜面が形成
されており、糸付針3を針立て部4に配置した場合は、
糸3Bをこの案内通路9に沿って第1のレバー1の長さ
方向に沿って案内する構造となっている。
【0018】針受け部5は、第2のレバー2の先端に形
成されており、所定長さL、且つ針本体3Aの径より小
径の幅Wを有するスリット5bが形成されて、両側には
挟持アーム5a、5aが形成される。また、針受け部5
が針立て部4と当接する部分には、それぞれの挟持アー
ム5aが上記スリット5bを挟んでハの字型に傾斜した
空間である、針保持部5cが形成されている。この針保
持部5cは針立て部4と針受け部5を当接させて糸付針
3を倒した状態で保持することができるとともに、糸付
針3を立設させ、針立部4から針受部5へこれを受け渡
す際は、、針先をスリット5bへ受け入れやすくする案
内の役目を果たす。
【0019】針立て部4及び針受け部5の正面図である
図3( a) に示すように、針保持部5cはこの正面側に
開口しており、糸付針3をスタンバイさせる場合は、ま
ず、針立て部4と針受け部5とを離隔させて、誘導具A
を開いた状態とし、正面から糸付針3の針本体3Aを針
立て部4上に寝かせて載置する。そして、針立て部4と
針受け部5とを接近させて、針保持部5cを糸付針3の
上にかぶせるようにして保持する。針本体3Aの元端に
係合した糸3Bは、外側からスリット4bを介して案内
通路9内に沿って敷設し、第1のレバー1の各糸ガイド
8に通して準備を完了する。
【0020】また、針受け部5は、針立て部4に針3A
が起立した状態でこれを当接させると、スリット5bに
この幅Wより大きい径を有する針本体3Aが進入するこ
とになるため、両側の挟持アーム5aが広がることによ
り、摩擦係合によってこれら2本の挟持アーム5aが両
側から針本体3Aを確実に保持することとなる。
【0021】なお、針受け部5の糸付針3を保持する力
は、レバー2及び針本体3Aの表面状態等によっても異
なるが、針本体3Aの径を一定とした場合、主として針
受け部5に形成されるスリット5bの長さL(より正確
には、挟持アーム5aの元端から針本体3Aの接触部分
までの距離)及びその幅Wを多様に変えて後述する適当
な保持力を設定することが出来る。
【0022】針受け部5の針保持力は、使用試験の結
果、次の表に示す値が望ましいことが判明した。
【0023】
【表1】
【0024】かかる誘導具Aを縫合作業に用いる場合
は、針立て部4から針受け部5へ一旦受け渡した針本体
3Aを再度針立て部4へ戻して同じ作業を行う場合があ
り、この場合、糸3Bを引っ張ることにより針受け部5
から針本体3Aを引き抜く作業を行う。
【0025】ここで、径の小さな細い針を使用する、繊
細な手術(例えば、細い血管を結紮する場合)では、手
術者の動作は小さい力の動作が望ましい。反対に径の大
きな太い針を使用する、力を要する手術(例えば、硬い
組織を縫合する場合)では、手術者の動作力も大きくな
る。
【0026】つまり針保持力は、手術者が感じる針挿入
時(針が針受け部5に進入する時)の感触に比例する。
針3Aが確実に針受け部5に渡っているかはモニターで
確認することが難しく、手術者にとってはこの感触が重
要な情報となる。その感触は大きな針を使用する際はこ
れにあった大きな感触が得られなければならない。
【0027】これらのことを考慮すれば、糸3Bを引っ
張って針受け部5から針本体3Aを外す上記作業も、同
様に針本体3Aの径に比例した力で行える状態が自然で
あり、この事実を基準として、上記表に示すように各針
の径に応じて針受け部5の最適な針保持力が実験の結果
から得られた。
【0028】この表から、針受け部5が有する針保持力
は、針本体3Aの径に比例して、針本体の径(mm) ×1
kgf 程度が望ましいことがわかる。なお、上記した表1
に用いられた針保持力はドライ条件で測定される値であ
る。実際に誘導具Aを手術に使用すると、血液等の体液
が潤滑材として働き、実際の針保持力はこれら表の値よ
り多少小さくなる。よって、更に一定の許容範囲をみて
針本体の径(mm)×1.5kgf以下が望ましい。
【0029】一方、表1では針径1.5 mmのときに、2.1k
gfを超えてしまうが、誘導具Aは、内視鏡を見ながら行
う手術(内視鏡下手術)に用いられるものでもあって、
誘導具Aを大きく動かすことによって、健康な生体組織
を傷つけるおそれがある。このため、これ以上針径を大
きくしたとしても、誘導具Aを大きな力で作業しなけれ
ばならない状態を生じさせることは望ましいことではな
く、もって、針受け部5の針保持力の上限を2.1kgfとす
ることが好ましい。なお、市場にある糸付針の糸付力以
下に設定することで、糸抜けを防止することを同時にク
リアしている。
【0030】また、針受け部5の針保持力の下限は、ち
ょっとした接触で針本体3Aが針受け部5から脱落して
しまうおそれを排すため、0.005kgfとした。
【0031】以上のことを総合して、本実施形態の誘導
具Aの、針受け部5の針保持力は、2.1kgf以下且つ(前
記「使用する針の径」(mm) )×1.5kgf以下であって、
0.005kgfとする。
【0032】針受け部5の針保持力は、糸3Bを引っ張
った際、糸3Bが針本体3Aから抜ける前に、針本体3
Aが針受け部5から離脱するように設定することが望ま
しい。針本体3Aと糸3Bとの係合力(糸付力という)
は、例えばUSP規格等により針のサイズに応じて最低
値が義務づけられているが、通常の製品ではこの規格の
3倍の糸付力が与えられているため(表の糸付力の項参
照)、上記の基準に則って決定された針保持力はいずれ
も糸付力の値よりも小さく、糸3Bを引っ張った際、糸
3Bが針本体3Aから抜けてしまうことはない。
【0033】また、上記した表では、針本体3Aの径を
0.01mm〜1.5mm として各種条件を示したが、作業上、使
用される針本体3Aの径は0.1mm 以上1.0mm 以下のもの
が取り扱い易く望ましい。
【0034】参考として、針本体3Aの径と糸3Bの径
との関係を説明すると、針本体3Aの径に対して45%〜
80%の径を有する糸3Bを用いる。また、糸付針3の構
成例として、針本体3Aをオーステナイト系ステンレス
とし、糸3Bはシルク(絹糸)、ナイロン、ポリプロピ
レン、吸収糸(PGA)等の多様なものを用いることが
できる。
【0035】図4は、誘導具Aの使用方法の説明図であ
る。誘導具Aは、手術の際、腹部の切開部分から腹腔内
にレバー1、2の先端部を挿入して使用され、手術者
は、内視鏡等を用いてモニタの画像を見ながら手術を行
う。誘導具Aは血管の結紮や切断された組織の縫合等の
作業に使用されるが、ここでは血管の結紮作業を例にと
って説明する。
【0036】まず、図4(a) に示すように、レバー1、
2を閉じ、糸付針3を針立て部4と針受け部5との間の
針保持部5cに寝かせた状態で配置し、この状態で誘導
具Aの先端を結紮作業を行うべき血管Eに接近させる。
【0037】次に、血管Eに誘導具Aの先端が近づいた
ら、図4(b) に示すように糸3Bを小さい力Fで軽く引
っ張って張力を付与しながら、レバー1、2を離すこと
で、針本体3Aの元端が針立て部4の針立て穴4aに嵌
め込まれ、このことにより針本体3Aが起立する。
【0038】そして、図4(b) に示すごとく、針立て部
4と針受け部5とが結紮する血管Eを跨ぎ、続いて図4
(c) に示すように、レバー1、2を接近させる。これに
より、針立て部4上に起立した針本体3Aが血管Eの裏
側の生体組織を通過し、引き続き針受け部5のスリット
5bに圧入され、針本体3Aは針立て部4から針受け部
5へ受け渡される。
【0039】さらに、図4(d) に示すように、レバー
1、2を再び離し、さらに血管Eから離すことよって、
糸3Bを血管Eの周囲に回すことができる。この後、糸
3Bを結ぶことによって血管Eの結紮作業を完了する
(具体的な糸3Bの結び方については、例えば特開平9
-299375 号公報に説明される公知の方法によって行
う)。
【0040】図5は図4(d) の後に行う作業の一例の説
明図である。特に体内で連続的に縫合する際は、同図に
示すように、針本体3Aを針受け部5へ一旦受け渡した
あと、糸3Bを引っ張り、再度針立て部4へ戻す作業を
する。この場合は、器具と糸との間に生体組織を挟んで
しまうので、前記針保持力が大きいと糸の摩擦によって
生体組織を傷つける虞がある。本実施例の保持具の場合
は、針保持力が一定の範囲に限定されるために、無理な
力がかかる前に針3Aは針受け部から脱落して針立て部
に移り、生体組織を傷つけることはない。
【0041】実際のこの作業は、図5の状態になった後
にレバー1、2を近接させて針本体3Aの元端を針立て
部の針立て穴4aに収容した後に糸3Bに針受け部の針
保持力以上の張力かけつつレバー1、2を再び離隔させ
ることで、針本体3Aを針立て部に移動させる。
【0042】以上説明した一連の作業において、糸3B
はレバー1の、針立て部4へ向かって傾斜した案内通路
9内を常に通過するために、糸3Bに傷が付くことが無
く、糸3Bの切断事故及び糸抜け事故を防止することが
出来る。特に、糸3Bに張力を付加した際、案内通路9
がこの張力方向をレバー1の長さ方向からこれに交差す
る方向へ、円滑に変化させて、糸3Bの一部分に負荷を
かけることを防止することができる。
【0043】また、上記したように、針受け部5の針保
持力を針本体3Aの径に一定の率をかけ合わせて求め、
且つ上限と下限を設けて一定の範囲内に設定したため、
本実施形態の誘導具Aは、手術の一連の作業の中で操作
感に優れ、操作ミスを防止し、糸切れ糸抜けのない誘導
具となる。
【0044】なお、上記実施形態の誘導具Aでは案内通
路9を針立て部4の近傍にのみ設けたが、糸ガイド8を
排して、レバー1の外側にそって長い溝状の案内通路を
形成してもよいことは勿論であり、また、同様に糸3B
へ張力を付加する別部材を設けてもよい。
【0045】図6は本実施形態の他の構成例を示す説明
図である。上記実施形態の針立て部4にあっては、針立
て穴4aの中途部から案内通路9を形成したが、案内通
路9は糸3Bを傷つけるエッジが形成されなければよ
く、図6( a) に示すように、案内通路9を針立て穴4
aの底部から始まる構造としてもよい。
【0046】また、上記実施形態の針受け部5にあって
は、スリット5bを線状の溝状に形成したが、少なくと
も針3Bを挟持する部位が針3Bの径より若干狭い幅を
有していればよく、図6( b) に示すように、レバー2
のハンドル側にピアシング穴を形成して針受け部5の針
保持力を調整してもよい。或いはスリットではなく長穴
状に形成しても同様の効果を発揮出来る。
【0047】本発明の第2実施形態を図7乃至図10を
用いて説明する。図7は本実施形態の誘導具の全体形状
を示す側面図、図8は同誘導具の平面図、図9は同誘導
具の針立て部ならびに針受け部の拡大図、図10は図9
の矢視a,b,c方向から見た針立て部ならびに針受け
部の拡大図である。
【0048】図7及び図8に示す誘導具Bは、上記誘導
具Aと同様に、レバー11、12を交差させてピン16により
枢着した、鉗子タイプの誘導具である。第1のレバー11
の先端には針立て部14を、第2のレバー12の先端には針
受け部15を形成しており、また、これらレバー11、12の
他端にはそれぞれハンドル17を形成している。
【0049】それぞれのレバー11、12は一方向に曲がっ
ており、手術の際、手術を行うべき場所に対して針立て
部14及び針受け部15を容易に対向させることができる形
状としている。また、針立て部14、針受け部15は、C字
型に大きく回り込んだ外観を有し、大きな生体組織の裏
側へ、または別の鉗子などを跨いでその裏側へ針立て部
15及び針受け部15を回り込ませることを可能にしてい
る。
【0050】また、第1のレバー11先端の針立て部14に
は、針本体13Aと糸13Bとから構成される糸付針13が載
置され、糸13Bは第1のレバー11上の所定位置に設けら
れた複数の糸ガイド8により、針立て部14からハンドル
17側に案内される。
【0051】次に、図9及び図10を用いて、針立て部
14と針受け部15の構造を説明する。図9は誘導具Bの先
端部を拡大した側断面図であり、図10( a) 、( b)
、(c) は図9に示した矢視方向a、b、cから見た誘
導具B先端の平面図、正面図、底面図である。
【0052】針立て部14には、スリット14bが形成さ
れ、針立て穴14aが形成されている。針立て穴14aの開
口部は、糸13Bを傷つけることを防止するため、エッジ
が形成されないのは、上記した誘導具Aと同様である。
【0053】また、針立て部14のスリット14bに沿っ
て、糸13Bの案内通路19が形成されている。案内通路19
は、大きく湾曲した針立て部14に沿って、上端から下端
にかけて外側に開いたU字溝状に形成されている。
【0054】一方、針受け部15は、上記した誘導具Aと
同様に所定長さで針本体13Aの径より小径の幅を有する
スリット15bが形成されており、両側に挟持アーム15
a、15aが形成されている。また、針受け部15の、針立
て部14との当接部分には、針保持部15cが形成されてお
り、針立て部14と針受け部15を当接させた状態で糸付針
13を倒した状態で保持することができる。なお針保持部
15cは誘導具の先端側で狭くなるか、無くなっていて
も良い。
【0055】この誘導具Bは、上記したように、それぞ
れのレバー11、12が曲がっており、手術者が針立て部1
4、針受け部15を容易に縫合、結紮すべき生体組織に対
して対向させることができるため、手術すべき場所によ
っては、より取り扱い易い誘導具となる。また、C字型
に回り込んだ針立て部14、針受け部15は、上記実施形態
の誘導具Aに比べてより大きな生体組織の裏側に回り込
み、縫合、結紮作業を行うことができるため、やはり手
術を施す場所に応じて、より使い易い誘導具となる。
【0056】なお、これら針立て部14及び針受け部15の
基本的な機能、並びに針受け部15の針保持力の設定につ
いては上記第1実施形態の誘導具Aのそれらと同一であ
るため説明を省略する。
【0057】本発明の第3実施形態を、図11を用いて
説明する。図11はロッド型の誘導具の側面図を示す。
このロッド型の誘導具Cは、腹腔内に炭酸ガス等の気体
を供給し、その圧で腹腔内に空間を形成して手術を行う
気腹法と呼ばれる方式に主に用いられるものである。こ
の方法においては、腹部の切開部に筒状で内フランジ型
の弁を有するトカラールを嵌め込み、トカラール内を通
して誘導具を腹腔内に挿入することにより、腹腔内の圧
を逃がさないようにする。
【0058】本実施形態の誘導具Cは、第一の顎となる
ロッド状本体21の先端に針立て部24が形成され、さらに
ロッド状本体21の先端近傍には可動ロッド21bにより
開閉される第二の顎となるスイングアーム22が枢着され
て、その先端には針受け部25が形成されている。
【0059】ロッド状本体22の後端側にはハンドル27が
取り付けられており、ロッド状本体22に固定されたハン
ドル基部27aに対してスプリング27cで付勢されたトリ
ガー27bが枢着されている。このトリガー27bとスイン
グアーム22とは可動ロッド21bにより連結されてお
り、トリガー27bを動かすことによりスイングアーム22
が回動し、針受け部25を針立て部25に対して離接させる
ことができる構造となっている。
【0060】また、このハンドル27にはラックバー27を
有しており、トリガー27bの先端に形成したラチェット
27eと噛合することにより、針立て部24と針受け部25の
離接状態を固定することができる。
【0061】針立て部24上に載置される糸付針23は、上
記二つの実施形態と同様に針本体23Aと糸23Bとから構
成される。そして、案内通路29が針立て部24の近傍に形
成されており、糸付針3の糸23Bは、この案内通路29を
通って糸ガイド28へ導かれる。案内通路29は針立て部24
から糸ガイド28へ連続するスムーズな長溝から形成され
ており、糸23Bに張力を加えた際に、この糸23Bに接触
するエッジは形成されない。
【0062】なお、針立て部24及び針受け部25の構造に
ついては詳述しないが、針本体23Aを寝かせた状態で保
持する針保持部、同針本体23Aを起立させる針立て穴、
さらに同針本体23Aを挟持する挟持アーム等、第1及び
第2実施形態の誘導具A、Bのそれらと同様の構造を有
する。また、針受け部25の針保持力の設定については上
記第1実施形態の誘導具Aのそれらと同一であるため説
明を省略する。
【0063】本実施形態の誘導具Cにおいては、案内通
路29をスムーズな長溝により構成したが、パイプ状とし
てもよい。また、同様に上記した第1、第2実施形態の
誘導具A、Bの案内通路9、19をパイプ状として閉鎖式
とすることもできる。
【0064】また、本実施形態の誘導具Cは、上側の顎
をスイングアームとしたが、反対に下側の顎、または上
側、下側の顎の両方を可動式のスイングアームとしても
よい。
【0065】以上、主として内視鏡下における使用を説
明したが、開腹、開胸手術においても、手が届きにくい
部位の生体組織を手術するために用いることもできる。
【0066】また、上記実施形態では、最初に針を寝か
せた状態で作業する使用方法を説明したが、もちろん、
レバーを完全に閉じず針を受け渡さない状態で、針を立
てて、最初の作業を行うこともできる。
【0067】また、上記実施形態では、レバーをステン
レス製としたが、その他の材質でも良く、特に針受け部
5を樹脂、ゴム等の素材から作成しても良い。その場合
の針保持力の設定も上記限定と同一である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる誘
導具によっては、糸付針の糸の引っ張り方向の変更を針
立て部近傍に形成したエッジの無い案内通路によって行
うことで、操作時に糸に傷を付けることを避けることが
でき、もって確実性の高い作業を行うことができる。
【0069】また、針受け部の針保持力を針の太さに比
例させ、適当な値に設定することで、それぞれの手術の
性質によって適当な使用感を提供できる、使用感に優れ
た糸付き針の誘導具とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の誘導具の側面図である。
【図2】同誘導具の針立て部ならびに針受け部の拡大側
面図である。
【図3】(a) は図2の矢視aから見た、誘導具先端部の
正面図、(b) は図2の矢視bから見た、誘導具先端部の
平面図、(c) は図2の矢視cから見た、誘導具先端部の
底面図である。
【図4】同誘導具の使用方法を示す説明図である。
【図5】同誘導具を用いた連続縫合作業の一例を示す説
明図である。
【図6】第1実施形態の他の構成例を示す説明図であ
る。
【図7】第2実施形態の誘導具の側面図である。
【図8】同誘導具の平面図である。
【図9】同誘導具の針立て部ならびに針受け部の拡大側
面図である。
【図10】(a) は図9の矢視aから見た、誘導具先端部
の正面図、(b) は図9の矢視bから見た、誘導具先端部
の平面図、(c) は図9の矢視cから見た、誘導具先端部
の底面図である。
【図11】第3実施形態の誘導具の側面図である。
【符号の説明】
A、B、C …誘導具 W …幅 1、11 …第1のレバー(第一の顎) 2、12 …第2のレバー(第二の顎) 21 …ロッド状本体(第一の顎) 22 …スイングアーム(第二の顎) 3、13、23 …糸付針 3A、13A、23A …針本体 3B、13B、23B …糸 4、14、24 …針立て部 5、15、25 …針受け部 8、18 …各糸ガイド 9、19、29 …案内通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の顎を接近させることにより、第一
    の顎の針立て部に保持した医療用糸付針を第二の顎の針
    受け部に受け渡す誘導具であって、前記第一の顎には、
    少なくとも前記針立て部近傍に前記糸付針の糸を前記針
    立て部から所定方向へ案内する案内通路を設け、該案内
    通路には前記糸に加わる張力方向と交差する方向に糸を
    傷つけるエッジが形成されないことを特徴とする医療用
    糸付針の誘導具。
  2. 【請求項2】 一対の顎を接近させることにより、第一
    の顎の針立て部に保持した医療用糸付針を第二の顎の針
    受け部に受け渡す誘導具であって、必要に応じて糸を引
    っ張って前記針受け部から針を引き抜くことが可能であ
    って、前記第二の顎の針受け部の針保持力は2.1kgf以下
    且つ(前記針の径(mm) )×1.5kgf以下であって、0.00
    5kgf以上であることを特徴とする医療用糸付針の誘導
    具。
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