JPH11215161A - Ieee1394インタフェース及びその制御方法 - Google Patents
Ieee1394インタフェース及びその制御方法Info
- Publication number
- JPH11215161A JPH11215161A JP10011740A JP1174098A JPH11215161A JP H11215161 A JPH11215161 A JP H11215161A JP 10011740 A JP10011740 A JP 10011740A JP 1174098 A JP1174098 A JP 1174098A JP H11215161 A JPH11215161 A JP H11215161A
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- Japan
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- data
- packet
- communication
- communication speed
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 変更前及び変更後の通信速度に応じて適切な
コンカチネートパケット通信を行うIEEE1394イ
ンタフェース又はその制御方法を提供することを課題と
する。 【解決手段】 第1のデータを第1の通信速度で送信
し、その後に第2のデータを第2の通信速度で送信する
ように指示する信号を入力する入力手段(11)と、第
1及び第2の通信速度に応じて、第1及び第2のデータ
を連結して1つのパケットとし、又は第1及び第2のデ
ータを分離して別のパケットとして決定するパケット形
式決定手段(12,13,14)と、パケット形式決定
手段により決定されるパケット形式で第1及び第2のデ
ータを送信する送信手段(15)とを有する。
コンカチネートパケット通信を行うIEEE1394イ
ンタフェース又はその制御方法を提供することを課題と
する。 【解決手段】 第1のデータを第1の通信速度で送信
し、その後に第2のデータを第2の通信速度で送信する
ように指示する信号を入力する入力手段(11)と、第
1及び第2の通信速度に応じて、第1及び第2のデータ
を連結して1つのパケットとし、又は第1及び第2のデ
ータを分離して別のパケットとして決定するパケット形
式決定手段(12,13,14)と、パケット形式決定
手段により決定されるパケット形式で第1及び第2のデ
ータを送信する送信手段(15)とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル通信に関
し、特にデジタルシリアル通信を行うIEEE1394
通信に関する。
し、特にデジタルシリアル通信を行うIEEE1394
通信に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のビデオ機器やオーディオ機器に
は、アナログ信号用の入出力端子を有するものがある。
ビデオ信号やオーディオ信号は、当該機器間をアナログ
形式で通信される。近年、アナログ通信に代わり、デジ
タル通信が普及しつつある。その中でも、IEEE13
94規格のデジタルシリアル通信が注目されてきてい
る。
は、アナログ信号用の入出力端子を有するものがある。
ビデオ信号やオーディオ信号は、当該機器間をアナログ
形式で通信される。近年、アナログ通信に代わり、デジ
タル通信が普及しつつある。その中でも、IEEE13
94規格のデジタルシリアル通信が注目されてきてい
る。
【0003】図7は、IEEE1394規格の通信ネッ
トワークの構成を示す。ネットワークは、例えば5つの
ノード(通信装置)ND1〜ND5をバスBSに接続す
ることにより構成される。以下、ノードND1〜ND5
の全て又は個々をノードNDという。各ノードNDに
は、ノードID(識別子)が設定される。ノードID
は、例えば、ノードND1が1、ノードND2が2、ノ
ードND3が3、ノードND4が4、ノードND5が5
である。この中で、ノードIDが一番大きいノードND
がルートノードになる。ルートノードは、例えばノード
ND5である。
トワークの構成を示す。ネットワークは、例えば5つの
ノード(通信装置)ND1〜ND5をバスBSに接続す
ることにより構成される。以下、ノードND1〜ND5
の全て又は個々をノードNDという。各ノードNDに
は、ノードID(識別子)が設定される。ノードID
は、例えば、ノードND1が1、ノードND2が2、ノ
ードND3が3、ノードND4が4、ノードND5が5
である。この中で、ノードIDが一番大きいノードND
がルートノードになる。ルートノードは、例えばノード
ND5である。
【0004】IEEE1394規格は、アイソクロナス
(isochronous )通信とアシンクロナス(asynchronou
s)通信を規定している。アイソクロナス通信は、同期
通信であり、相手を特定しないブロードキャスト通信で
ある。アシンクロナス通信は、非同期通信であり、原則
として相手を特定して行う通信である。図8(A)、
(B)にアイソクロナス通信を示し、図9(A)、
(B)にアシンクロナス通信を示す。
(isochronous )通信とアシンクロナス(asynchronou
s)通信を規定している。アイソクロナス通信は、同期
通信であり、相手を特定しないブロードキャスト通信で
ある。アシンクロナス通信は、非同期通信であり、原則
として相手を特定して行う通信である。図8(A)、
(B)にアイソクロナス通信を示し、図9(A)、
(B)にアシンクロナス通信を示す。
【0005】図8(A)は、シングルパケットのアイソ
クロナス通信を示す。アイソクロナス通信は、125μ
sの間隔で行われる同期通信である。通信のサイクル時
間は125μsである。ノードは、125μsの間に、
第1チャンネルパケットCH1と第2チャンネルパケッ
トCH2と第3チャンネルパケットCH3をバス上に送
信することができる。例えば、第1チャンネルパケット
CH1は画像データであり、第2チャンネルパケットC
H2は音声データである。以下、チャンネルパケットC
H1〜CH3の全て又は個々をチャンネルパケットCH
という。各チャンネルパケットCHの間隔は、所定のア
イソクロナスギャップ時間以内にする必要がある。
クロナス通信を示す。アイソクロナス通信は、125μ
sの間隔で行われる同期通信である。通信のサイクル時
間は125μsである。ノードは、125μsの間に、
第1チャンネルパケットCH1と第2チャンネルパケッ
トCH2と第3チャンネルパケットCH3をバス上に送
信することができる。例えば、第1チャンネルパケット
CH1は画像データであり、第2チャンネルパケットC
H2は音声データである。以下、チャンネルパケットC
H1〜CH3の全て又は個々をチャンネルパケットCH
という。各チャンネルパケットCHの間隔は、所定のア
イソクロナスギャップ時間以内にする必要がある。
【0006】第1チャンネルパケットCH1について説
明する。第1チャンネルパケットCH1は、順次、アー
ビトレーション信号arb、データプリフェックスd
p、パケットデータpck1、データエンドdeを有す
る。以下、その各々を説明する。
明する。第1チャンネルパケットCH1は、順次、アー
ビトレーション信号arb、データプリフェックスd
p、パケットデータpck1、データエンドdeを有す
る。以下、その各々を説明する。
【0007】まず、アービトレーション信号arbをバ
ス上に送信する。アービトレーション信号arbは、バ
ス上にパケットデータpck1を送信する準備段階とし
て、バスの使用許可を求める信号である。複数のノード
がバスに接続されているときには、複数のノードの送信
が競合することがある。そこで、アービトレーション信
号arbを送信することにより、バスの使用許可を求め
る。ルートノードは、アービトレーション信号arbを
受けて、いずれか1つのノードに使用許可を発行する。
その使用許可の信号は、図の上ではアービトレーション
信号arbに含まれている。
ス上に送信する。アービトレーション信号arbは、バ
ス上にパケットデータpck1を送信する準備段階とし
て、バスの使用許可を求める信号である。複数のノード
がバスに接続されているときには、複数のノードの送信
が競合することがある。そこで、アービトレーション信
号arbを送信することにより、バスの使用許可を求め
る。ルートノードは、アービトレーション信号arbを
受けて、いずれか1つのノードに使用許可を発行する。
その使用許可の信号は、図の上ではアービトレーション
信号arbに含まれている。
【0008】使用許可が得られると、許可されたノード
は、データプリフェックスdp、パケットデータpck
1、データエンドdeを送信する。パケットデータpc
k1は、実質的な送信データである。データプリフェッ
クスdpはパケットデータpck1の開始を意味し、デ
ータエンドdeはパケットデータpck1の終了を意味
する。
は、データプリフェックスdp、パケットデータpck
1、データエンドdeを送信する。パケットデータpc
k1は、実質的な送信データである。データプリフェッ
クスdpはパケットデータpck1の開始を意味し、デ
ータエンドdeはパケットデータpck1の終了を意味
する。
【0009】第2及び第3チャンネルパケットCH2、
CH3は、第1チャンネルパケットCH1と基本的に同
じであり、パケットデータpck1の代わりに、それぞ
れパケットデータpck2,pck3を含む。以下、パ
ケットデータpck1〜pck3の全て又は個々をパケ
ットデータpckという。
CH3は、第1チャンネルパケットCH1と基本的に同
じであり、パケットデータpck1の代わりに、それぞ
れパケットデータpck2,pck3を含む。以下、パ
ケットデータpck1〜pck3の全て又は個々をパケ
ットデータpckという。
【0010】以上がシングルパケットの通信である。シ
ングルパケットは、複数ではなく1つのパケットデータ
pckを含むチャンネルパケットCHである。各シング
ルパケットCHを上記のように別々に送信するのではな
く、連結して送信することにより、通信効率を向上させ
ることもできる。その連結されたパケットをコンカチネ
ートパケットという。次に、コンカチネートパケットの
通信方法を説明する。
ングルパケットは、複数ではなく1つのパケットデータ
pckを含むチャンネルパケットCHである。各シング
ルパケットCHを上記のように別々に送信するのではな
く、連結して送信することにより、通信効率を向上させ
ることもできる。その連結されたパケットをコンカチネ
ートパケットという。次に、コンカチネートパケットの
通信方法を説明する。
【0011】図8(B)は、コンカチネートパケットの
アイソクロナス通信を示す。コンカチネートパケットC
H13は、上記のチャンネルパケットCH1〜CH3を
連結したパケットであり、順次、アービトレーション信
号arb、データプリフェックスdp、パケットデータ
pck1、データプリフェックスdp、パケットデータ
pck2、データプリフェックスdp、パケットデータ
pck3、データエンドdeを有する。
アイソクロナス通信を示す。コンカチネートパケットC
H13は、上記のチャンネルパケットCH1〜CH3を
連結したパケットであり、順次、アービトレーション信
号arb、データプリフェックスdp、パケットデータ
pck1、データプリフェックスdp、パケットデータ
pck2、データプリフェックスdp、パケットデータ
pck3、データエンドdeを有する。
【0012】アービトレーション信号arbは、コンカ
チネートパケットCH13の最初にのみ位置する。各パ
ケットデータpck間にデータプリフェックスdpを挿
入することにより、パケットの連結を行う。データエン
ドdeは、コンカチネートパケットCH13の最後にの
み位置する。
チネートパケットCH13の最初にのみ位置する。各パ
ケットデータpck間にデータプリフェックスdpを挿
入することにより、パケットの連結を行う。データエン
ドdeは、コンカチネートパケットCH13の最後にの
み位置する。
【0013】以上でアイソクロナス通信の説明を終了す
る。アイソクロナス通信は、同期通信である。非同期通
信を行いたい場合には、アシンクロナス通信を行う。次
に、アシンクロナス通信について説明する。
る。アイソクロナス通信は、同期通信である。非同期通
信を行いたい場合には、アシンクロナス通信を行う。次
に、アシンクロナス通信について説明する。
【0014】図9(A)は、シングルパケットのアシン
クロナス通信を示す。アシンクロナス通信は、非同期通
信であり、所定時間間隔で通信の機会が与えられる同期
通信とは異なる。アシンクロナス通信は、通常、相手を
特定して通信を行う。ここでは、第1のノードと第2の
ノードとの間で通信を行う場合を例に説明する。
クロナス通信を示す。アシンクロナス通信は、非同期通
信であり、所定時間間隔で通信の機会が与えられる同期
通信とは異なる。アシンクロナス通信は、通常、相手を
特定して通信を行う。ここでは、第1のノードと第2の
ノードとの間で通信を行う場合を例に説明する。
【0015】まず、第1のノードがパケットP1を第2
のノードに送信する。パケットP1は、図8(A)の第
1チャンネルパケットCH1と基本的に同じ構成であ
る。ただし、パケットデータpck1は、送信元及び送
信先の情報を含む。
のノードに送信する。パケットP1は、図8(A)の第
1チャンネルパケットCH1と基本的に同じ構成であ
る。ただし、パケットデータpck1は、送信元及び送
信先の情報を含む。
【0016】第2のノードがパケットP1を受け取る
と、返答のためのアックパケットP2を第1のノードに
送り返す。パケットP1とアックパケットP2との間の
間隔は、アックギャップ時間以内にする必要がある。
と、返答のためのアックパケットP2を第1のノードに
送り返す。パケットP1とアックパケットP2との間の
間隔は、アックギャップ時間以内にする必要がある。
【0017】アックパケットP2は、順次、データプリ
フェックスdp、アックデータack1、データエンド
deを含む。アックデータack1は、例えば受信完了
又は受信失敗等の情報を含む。データプリフェックスd
pはアックデータack1の開始を意味し、データエン
ドdeはアックデータack1の終了を意味する。
フェックスdp、アックデータack1、データエンド
deを含む。アックデータack1は、例えば受信完了
又は受信失敗等の情報を含む。データプリフェックスd
pはアックデータack1の開始を意味し、データエン
ドdeはアックデータack1の終了を意味する。
【0018】第2のノードは、当該アックパケットP2
を送信した後、さらに第1のノードにパケットP3を送
信することができる。アックパケットP2とパケットP
3との間の間隔は、所定のサブアクションギャップ時間
以上にする必要がある。パケットP3は、上記のパケッ
トP1と基本的に同じであり、パケットデータpck1
をパケットデータpck2に代えたものである。
を送信した後、さらに第1のノードにパケットP3を送
信することができる。アックパケットP2とパケットP
3との間の間隔は、所定のサブアクションギャップ時間
以上にする必要がある。パケットP3は、上記のパケッ
トP1と基本的に同じであり、パケットデータpck1
をパケットデータpck2に代えたものである。
【0019】第1のノードがパケットP3を受け取る
と、返答のためのアックパケットP4を第2のノードに
送り返す。パケットP3とパケットP4との間の間隔
は、アックギャップ時間以内にする必要がある。アック
パケットP4は、上記のアックパケットP2と基本的に
同じであり、アックデータack1をアックデータac
k2に代えたものである。以下、アックデータack
1、ack2の全て又は個々をアックデータackとい
う。
と、返答のためのアックパケットP4を第2のノードに
送り返す。パケットP3とパケットP4との間の間隔
は、アックギャップ時間以内にする必要がある。アック
パケットP4は、上記のアックパケットP2と基本的に
同じであり、アックデータack1をアックデータac
k2に代えたものである。以下、アックデータack
1、ack2の全て又は個々をアックデータackとい
う。
【0020】パケットP1とアックパケットP2をサブ
アクションSA1といい、パケットP3とアックパケッ
トP4をサブアクションSA2という。
アクションSA1といい、パケットP3とアックパケッ
トP4をサブアクションSA2という。
【0021】上記のように、第2のノードは、アックパ
ケットP2を送信した後、引き続き、パケットP3を送
信する。アックパケットP2とパケットP3は、それぞ
れ1つのアックデータack1と1つのパケットデータ
pck2を含むシングルパケットである。シングルパケ
ットP2とP3を連結して、コンカチネートパケットと
して送信することもできる。次に、コンカチネートパケ
ットの通信方法を説明する。
ケットP2を送信した後、引き続き、パケットP3を送
信する。アックパケットP2とパケットP3は、それぞ
れ1つのアックデータack1と1つのパケットデータ
pck2を含むシングルパケットである。シングルパケ
ットP2とP3を連結して、コンカチネートパケットと
して送信することもできる。次に、コンカチネートパケ
ットの通信方法を説明する。
【0022】図9(B)は、コンカチネートパケットの
アシンクロナス通信を示す。コンカチネートパケットP
23は、上記のパケットP2とP3を連結したパケット
であり、順次、データプリフェックスdp、アックデー
タack1、データプリフェックスdp、パケットデー
タpck2、データエンドdeを有する。
アシンクロナス通信を示す。コンカチネートパケットP
23は、上記のパケットP2とP3を連結したパケット
であり、順次、データプリフェックスdp、アックデー
タack1、データプリフェックスdp、パケットデー
タpck2、データエンドdeを有する。
【0023】アックデータack1とパケットデータp
ck2の間にデータプリフェックスdpを挿入すること
により、パケットの連結を行う。データエンドdeは、
コンカチネートパケットP23の最後にのみ位置する。
ck2の間にデータプリフェックスdpを挿入すること
により、パケットの連結を行う。データエンドdeは、
コンカチネートパケットP23の最後にのみ位置する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】IEEE1394は、
上記のアイソクロナス通信とアシンクロナス通信のいず
れにおいても、通信速度を100M、200M、400
Mビット/秒(bps)の中から1つ選択することがで
きる。
上記のアイソクロナス通信とアシンクロナス通信のいず
れにおいても、通信速度を100M、200M、400
Mビット/秒(bps)の中から1つ選択することがで
きる。
【0025】上記のデータプリフェックスdpは、通信
速度の情報を含む。パケットデータpck又はアックデ
ータackは、その前に付与されたデータプリフェック
スdp中の通信速度に従って送信される。
速度の情報を含む。パケットデータpck又はアックデ
ータackは、その前に付与されたデータプリフェック
スdp中の通信速度に従って送信される。
【0026】シングルパケットを通信する場合には(図
8(A)又は図9(A))、シングルパケット中に1つ
のデータプリフェックスdpが含まれるのみであるの
で、そのデータプリフェックスdp中の通信速度に従っ
てパケットの通信が行われる。
8(A)又は図9(A))、シングルパケット中に1つ
のデータプリフェックスdpが含まれるのみであるの
で、そのデータプリフェックスdp中の通信速度に従っ
てパケットの通信が行われる。
【0027】コンカチネートパケットを通信する場合に
は(図8(B)又は図9(B))、コンカチネートパケ
ット中に複数のデータプリフェックスdpが含まれるの
で、コンカチネートパケットは途中で通信速度を変える
ことができる。
は(図8(B)又は図9(B))、コンカチネートパケ
ット中に複数のデータプリフェックスdpが含まれるの
で、コンカチネートパケットは途中で通信速度を変える
ことができる。
【0028】現在、通信速度が100Mbps及び20
0Mbpsに対応するIEEE1394インタフェース
LSIが主流であり、さらに400Mbpsにも対応可
能なものが開発されている。
0Mbpsに対応するIEEE1394インタフェース
LSIが主流であり、さらに400Mbpsにも対応可
能なものが開発されている。
【0029】コンカチネートパケットは、理論的には、
100Mbps、200Mbps、400Mbpsの間
で自由に通信速度を変えることができる。しかし、現
在、製品化されているIEEE1394インタフェース
は、200Mbpsから100Mbpsへの変更ができ
ないようになっている。具体的には、第1のデータプリ
フェックスdpで200Mbpsを指定し、その後に第
2のデータプリフェックスdpで100Mbpsを指定
すると、通信速度が変更されずに一律に200Mbps
で送信されてしまう仕様になっている。
100Mbps、200Mbps、400Mbpsの間
で自由に通信速度を変えることができる。しかし、現
在、製品化されているIEEE1394インタフェース
は、200Mbpsから100Mbpsへの変更ができ
ないようになっている。具体的には、第1のデータプリ
フェックスdpで200Mbpsを指定し、その後に第
2のデータプリフェックスdpで100Mbpsを指定
すると、通信速度が変更されずに一律に200Mbps
で送信されてしまう仕様になっている。
【0030】このような過去の経緯を尊重し、又は現在
の製品との互換性を維持するために、コンカチネートパ
ケットにおいて、(1)200Mbpsから100Mb
psへの変更、及び(2)400Mbpsから100M
bpsへの変更を禁止することがP1394.a規格で
規定された。この規定は、いずれIEEE1394に適
用される予定である。
の製品との互換性を維持するために、コンカチネートパ
ケットにおいて、(1)200Mbpsから100Mb
psへの変更、及び(2)400Mbpsから100M
bpsへの変更を禁止することがP1394.a規格で
規定された。この規定は、いずれIEEE1394に適
用される予定である。
【0031】従来のIEEE1394インタフェースで
は、通信速度を監視していないので、上記の禁止された
通信速度の変更が行われてしまう可能性がある。その場
合。P1394.a規格に違反するものになってしま
い、好ましくない。
は、通信速度を監視していないので、上記の禁止された
通信速度の変更が行われてしまう可能性がある。その場
合。P1394.a規格に違反するものになってしま
い、好ましくない。
【0032】また、禁止された通信速度の変更を指定し
ないことを、ユーザの責務に委ねることも考えられる。
その場合は、ユーザに過度の負担をかけることになる。
また、ユーザが誤って通信速度を変更してしまうことも
あり得るので、信頼性が低下する。
ないことを、ユーザの責務に委ねることも考えられる。
その場合は、ユーザに過度の負担をかけることになる。
また、ユーザが誤って通信速度を変更してしまうことも
あり得るので、信頼性が低下する。
【0033】本発明の目的は、変更前及び変更後の通信
速度に応じて適切なコンカチネートパケット通信を行う
IEEE1394インタフェース又はその制御方法を提
供することである。
速度に応じて適切なコンカチネートパケット通信を行う
IEEE1394インタフェース又はその制御方法を提
供することである。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、第1のデータを第1の通信速度で送信し、その後に
第2のデータを第2の通信速度で送信するように指示す
る信号を入力する入力手段と、前記第1及び第2の通信
速度に応じて、前記第1及び第2のデータを連結して1
つのパケットとし、又は前記第1及び第2のデータを分
離して別のパケットとして決定するパケット形式決定手
段と、前記パケット形式決定手段により決定されるパケ
ット形式で前記第1及び第2のデータを送信する送信手
段とを有するIEEE1394インタフェースが提供さ
れる。
ば、第1のデータを第1の通信速度で送信し、その後に
第2のデータを第2の通信速度で送信するように指示す
る信号を入力する入力手段と、前記第1及び第2の通信
速度に応じて、前記第1及び第2のデータを連結して1
つのパケットとし、又は前記第1及び第2のデータを分
離して別のパケットとして決定するパケット形式決定手
段と、前記パケット形式決定手段により決定されるパケ
ット形式で前記第1及び第2のデータを送信する送信手
段とを有するIEEE1394インタフェースが提供さ
れる。
【0035】第1及び第2の通信速度が所定の禁止規定
に該当しなければ、第1及び第2のデータを連結して1
つのパケットとして送信する。第1及び第2の通信速度
が所定の禁止規定に該当する場合には、第1及び第2の
データを分離して別のパケットとして送信することによ
り、所定の禁止規定を回避することができる。分離され
たパケットは、それぞれ第1及び第2の通信速度で送信
される。
に該当しなければ、第1及び第2のデータを連結して1
つのパケットとして送信する。第1及び第2の通信速度
が所定の禁止規定に該当する場合には、第1及び第2の
データを分離して別のパケットとして送信することによ
り、所定の禁止規定を回避することができる。分離され
たパケットは、それぞれ第1及び第2の通信速度で送信
される。
【0036】
【発明の実施の形態】図1(A)は、本発明の実施例に
よるコンカチネートパケットのアイソクロナス通信を示
す。
よるコンカチネートパケットのアイソクロナス通信を示
す。
【0037】コンカチネートパケットCH13は、図8
(B)のコンカチネートパケットCH13と同じであ
り、チャンネルパケットCH1〜CH3を連結したパケ
ットである。コンカチネートパケットCH13は、順
次、アービトレーション信号arb、データプリフェッ
クスdp、パケットデータpck1、データプリフェッ
クスdp、パケットデータpck2、データプリフェッ
クスdp、パケットデータpck3、データエンドde
を有する。
(B)のコンカチネートパケットCH13と同じであ
り、チャンネルパケットCH1〜CH3を連結したパケ
ットである。コンカチネートパケットCH13は、順
次、アービトレーション信号arb、データプリフェッ
クスdp、パケットデータpck1、データプリフェッ
クスdp、パケットデータpck2、データプリフェッ
クスdp、パケットデータpck3、データエンドde
を有する。
【0038】各パケットデータpckは、その前に付与
されたデータプリフェックスdp中の通信速度に従って
送信される。コンカチネートパケットCH13中には複
数のデータプリフェックスdpが含まれているので、コ
ンカチネートパケットCH13は途中で通信速度を変え
ることができる。
されたデータプリフェックスdp中の通信速度に従って
送信される。コンカチネートパケットCH13中には複
数のデータプリフェックスdpが含まれているので、コ
ンカチネートパケットCH13は途中で通信速度を変え
ることができる。
【0039】通信速度は、100M、200M、400
Mbpsの中で原則として任意に選択することができ
る。ただし、P1394.a規格では、以下の通信速度
の変更が禁止されている。
Mbpsの中で原則として任意に選択することができ
る。ただし、P1394.a規格では、以下の通信速度
の変更が禁止されている。
【0040】(1)200Mbpsから100Mbps
への変更、及び(2)400Mbpsから100Mbp
sへの変更。
への変更、及び(2)400Mbpsから100Mbp
sへの変更。
【0041】この2種類の通信速度の変更については、
後に示す図1(B)の通信を行うことにより対処する。
それ以外については、図1(A)に示すように、公知の
方法(図8(B))と同様にして、コンカチネートパケ
ット通信を行う。すなわち、以下の場合には通常のコン
カチネートパケット通信を行う。
後に示す図1(B)の通信を行うことにより対処する。
それ以外については、図1(A)に示すように、公知の
方法(図8(B))と同様にして、コンカチネートパケ
ット通信を行う。すなわち、以下の場合には通常のコン
カチネートパケット通信を行う。
【0042】(3)100Mbpsから200Mbps
に変更する場合、(4)100Mbpsから400Mb
psに変更する場合、(5)200Mbpsから400
Mbpsに変更する場合、(6)400Mbpsから2
00Mbpsに変更する場合、及び(7)通信速度の変
更がない場合。
に変更する場合、(4)100Mbpsから400Mb
psに変更する場合、(5)200Mbpsから400
Mbpsに変更する場合、(6)400Mbpsから2
00Mbpsに変更する場合、及び(7)通信速度の変
更がない場合。
【0043】次に、上記の(1)又は(2)の通信速度
の変更があった場合を説明する。例えば、パケットデー
タpck1は通信速度400Mbpsが指定され、パケ
ットデータpck2は通信速度200Mbpsが指定さ
れ、パケットデータpck3は通信速度100Mbps
が指定されたとする。
の変更があった場合を説明する。例えば、パケットデー
タpck1は通信速度400Mbpsが指定され、パケ
ットデータpck2は通信速度200Mbpsが指定さ
れ、パケットデータpck3は通信速度100Mbps
が指定されたとする。
【0044】この場合、400Mbpsから200Mb
psへの変更は許されるが、200Mbpsから100
Mbpsへの変更は許されない。そのため、コンカチネ
ートパケットCH13を送信することはできない。そこ
で、図1(B)に示すように、上記のコンカチネートパ
ケットCH13をパケットCH12とパケットCH3に
分割して送信する。
psへの変更は許されるが、200Mbpsから100
Mbpsへの変更は許されない。そのため、コンカチネ
ートパケットCH13を送信することはできない。そこ
で、図1(B)に示すように、上記のコンカチネートパ
ケットCH13をパケットCH12とパケットCH3に
分割して送信する。
【0045】図1(B)は、コンカチネートパケットC
H12とシングルパケットCH3の送信を示す。400
Mbpsから200Mbpsへの変更は許されるので、
パケットデータpck1とpck2を連結し、コンカチ
ネートパケットCH12を送信する。一方、200Mb
psから100Mbpsへの変更は禁止されているの
で、パケットデータpck3をシングルパケットCH3
として送信する。
H12とシングルパケットCH3の送信を示す。400
Mbpsから200Mbpsへの変更は許されるので、
パケットデータpck1とpck2を連結し、コンカチ
ネートパケットCH12を送信する。一方、200Mb
psから100Mbpsへの変更は禁止されているの
で、パケットデータpck3をシングルパケットCH3
として送信する。
【0046】コンカチネートパケットCH12は、上記
のチャンネルパケットCH1とCH2を連結したパケッ
トであり、順次、アービトレーション信号arb、デー
タプリフェックスdp、パケットデータpck1、デー
タプリフェックスdp、パケットデータpck2、デー
タエンドdeを有する。
のチャンネルパケットCH1とCH2を連結したパケッ
トであり、順次、アービトレーション信号arb、デー
タプリフェックスdp、パケットデータpck1、デー
タプリフェックスdp、パケットデータpck2、デー
タエンドdeを有する。
【0047】パケットデータpck1は400Mbps
で送信され、パケットデータpck2は200Mbps
で送信される。
で送信され、パケットデータpck2は200Mbps
で送信される。
【0048】シングルパケットCH3は、図8(A)に
示すパケットCH3と同じであり、順次、アービトレー
ション信号arb、データプリフェックスdp、パケッ
トデータpck3、データエンドdeを有する。
示すパケットCH3と同じであり、順次、アービトレー
ション信号arb、データプリフェックスdp、パケッ
トデータpck3、データエンドdeを有する。
【0049】パケットデータpck3は、100Mbp
sで送信される。パケットデータpck3をシングルパ
ケットCH3として送信することにより、上記の禁止規
定を回避することができる。
sで送信される。パケットデータpck3をシングルパ
ケットCH3として送信することにより、上記の禁止規
定を回避することができる。
【0050】以上でアイソクロナス通信の説明を終了す
る。アイソクロナス通信は、同期通信である。非同期通
信を行う場合には、アシンクロナス通信を行う。次に、
アシンクロナス通信について説明する。
る。アイソクロナス通信は、同期通信である。非同期通
信を行う場合には、アシンクロナス通信を行う。次に、
アシンクロナス通信について説明する。
【0051】図2(A)、(B)は、本発明の他の実施
例によるコンカチネートパケットのアシンクロナス通信
を示す。
例によるコンカチネートパケットのアシンクロナス通信
を示す。
【0052】コンカチネートパケットP23は、図9
(B)のコンカチネートパケットP23と同じであり、
順次、データプリフェックスdp、アックデータack
1、データプリフェックスdp、パケットデータpck
2、データエンドdeを有する。
(B)のコンカチネートパケットP23と同じであり、
順次、データプリフェックスdp、アックデータack
1、データプリフェックスdp、パケットデータpck
2、データエンドdeを有する。
【0053】アックデータack1又はパケットデータ
pck2は、その前に付与されたデータプリフェックス
dp中の通信速度に従ってそれぞれ送信される。コンカ
チネートパケットP23中には2つのデータプリフェッ
クスdpが含まれているので、コンカチネートパケット
P23は途中で通信速度を変えることができる。
pck2は、その前に付与されたデータプリフェックス
dp中の通信速度に従ってそれぞれ送信される。コンカ
チネートパケットP23中には2つのデータプリフェッ
クスdpが含まれているので、コンカチネートパケット
P23は途中で通信速度を変えることができる。
【0054】上記の(3)〜(7)の通信速度が指定さ
れた場合は、その指定が許されているので、図2(A)
に示すように、公知の方法(図9(B))と同様にし
て、コンカチネートパケット通信を行う。
れた場合は、その指定が許されているので、図2(A)
に示すように、公知の方法(図9(B))と同様にし
て、コンカチネートパケット通信を行う。
【0055】一方、上記の(1)と(2)の通信速度が
指定された場合は、その指定が禁止されているので、ア
イソクロナス通信の場合(図1(B))と同様に、図2
(B)に示すように、上記のコンカチネートパケットP
23をパケットP2とパケットP3に分割して送信す
る。
指定された場合は、その指定が禁止されているので、ア
イソクロナス通信の場合(図1(B))と同様に、図2
(B)に示すように、上記のコンカチネートパケットP
23をパケットP2とパケットP3に分割して送信す
る。
【0056】図2(B)は、シングルパケットP2とシ
ングルパケットP3の送信を示す。パケットP2は、図
9(A)のパケットP2と同じであり、順次、データプ
リフェックスdp、アックデータack1、データエン
ドdeを有する。パケットP3は、図9(A)のパケッ
トP3と同じであり、順次、アービトレーション信号a
rb、データプリフェックスdp、パケットデータpc
k2、データエンドdeを有する。
ングルパケットP3の送信を示す。パケットP2は、図
9(A)のパケットP2と同じであり、順次、データプ
リフェックスdp、アックデータack1、データエン
ドdeを有する。パケットP3は、図9(A)のパケッ
トP3と同じであり、順次、アービトレーション信号a
rb、データプリフェックスdp、パケットデータpc
k2、データエンドdeを有する。
【0057】P1394.a規格に反することなく、例
えば、パケットP2(アックデータack1)を200
Mbpsで送信し、パケット3(パケットデータpck
2)を100Mbpsで送信することができる。
えば、パケットP2(アックデータack1)を200
Mbpsで送信し、パケット3(パケットデータpck
2)を100Mbpsで送信することができる。
【0058】ユーザは、通信速度の変更を気にせずにコ
ンカチネートパケット送信を指示することができる。I
EEE1394インタフェースは、変更前及び変更後の
通信速度に応じて、上記のように、コンカチネートパケ
ットを分割して送信することができる。次に、IEEE
1394インタフェースの構成を説明する。
ンカチネートパケット送信を指示することができる。I
EEE1394インタフェースは、変更前及び変更後の
通信速度に応じて、上記のように、コンカチネートパケ
ットを分割して送信することができる。次に、IEEE
1394インタフェースの構成を説明する。
【0059】図3は、IEEE1394インタフェース
1を含むノードNDの構成を示す。ノードNDは、図7
の通信ネットワークを構成する1つのノードNDに相当
する。通信ネットワークは、各ノードNDをバスBSに
接続することにより構成される。ノードNDは、IEE
E1394インタフェース1及びデバイス4を有する。
デバイス4は、例えばビデオ機器やオーディオ機器やコ
ンピュータ等である。
1を含むノードNDの構成を示す。ノードNDは、図7
の通信ネットワークを構成する1つのノードNDに相当
する。通信ネットワークは、各ノードNDをバスBSに
接続することにより構成される。ノードNDは、IEE
E1394インタフェース1及びデバイス4を有する。
デバイス4は、例えばビデオ機器やオーディオ機器やコ
ンピュータ等である。
【0060】IEEE1394インタフェース1は、リ
ンク層(半導体チップ)2と物理層(半導体チップ)3
のセットで構成される。物理層3は、バスBSと直接信
号の授受を行う層であり、リンク層2はデバイス4と信
号の授受を行う層である。
ンク層(半導体チップ)2と物理層(半導体チップ)3
のセットで構成される。物理層3は、バスBSと直接信
号の授受を行う層であり、リンク層2はデバイス4と信
号の授受を行う層である。
【0061】バスBSは、信号ラインの他、電源ライン
を有する。物理層3は、バスBSから電源の供給を受け
る。一方、リンク層2は、デバイス4から電源の供給を
受ける。本来であれば、リンク層2だけでなく物理層3
についても、デバイス4から電源の供給を受けることが
望ましい。そのようにすれば、IEEE1394インタ
フェース1を物理層3とリンク層2の2つに分ける必要
がなく、IEEE1394インタフェース1を1つの半
導体チップで構成することができる。
を有する。物理層3は、バスBSから電源の供給を受け
る。一方、リンク層2は、デバイス4から電源の供給を
受ける。本来であれば、リンク層2だけでなく物理層3
についても、デバイス4から電源の供給を受けることが
望ましい。そのようにすれば、IEEE1394インタ
フェース1を物理層3とリンク層2の2つに分ける必要
がなく、IEEE1394インタフェース1を1つの半
導体チップで構成することができる。
【0062】しかし、その場合、デバイス4の電源を切
ると、IEEE1394インタフェース1に電源が供給
されなくなり、IEEE1394インタフェース1が動
作しなくなる。
ると、IEEE1394インタフェース1に電源が供給
されなくなり、IEEE1394インタフェース1が動
作しなくなる。
【0063】IEEE1394の通信ネットワークは、
チェイン状にノードNDが接続されており、接続されて
いるノードNDのうちの1つのIEEE1394インタ
フェース1が動作しないと、他のノードNDに通信デー
タを伝えることができなくなってしまうという不都合が
ある。
チェイン状にノードNDが接続されており、接続されて
いるノードNDのうちの1つのIEEE1394インタ
フェース1が動作しないと、他のノードNDに通信デー
タを伝えることができなくなってしまうという不都合が
ある。
【0064】そのため、IEEE1394インタフェー
ス1を、物理層3とリンク層2に分けている。物理層3
は、バスBSから電源の供給を受けるので、デバイス4
の電源を切っても動作する。物理層3が動作していれ
ば、通信ネットワークは他のノードNDに通信データを
伝えることができる。リンク層2は、デバイス4の電源
を切ると動作しない。
ス1を、物理層3とリンク層2に分けている。物理層3
は、バスBSから電源の供給を受けるので、デバイス4
の電源を切っても動作する。物理層3が動作していれ
ば、通信ネットワークは他のノードNDに通信データを
伝えることができる。リンク層2は、デバイス4の電源
を切ると動作しない。
【0065】リンク層2と物理層3は、制御信号線(2
ビット)Ctl、データ線(8ビット)D、リクエスト
信号線LReq、クロック信号線SClkで接続されて
いる。制御信号Ctlは、双方向信号であり、送信開始
等を指示する。データDも、双方向信号であり、パケッ
トデータ等に相当するデータである。リクエスト信号L
Reqは、リンク層2が物理層3にデータの送信を要求
するための信号である。クロック信号SClkは、物理
層3からリンク層2に供給される約50MHzのクロッ
ク信号である。次に、各信号の具体例を示す。
ビット)Ctl、データ線(8ビット)D、リクエスト
信号線LReq、クロック信号線SClkで接続されて
いる。制御信号Ctlは、双方向信号であり、送信開始
等を指示する。データDも、双方向信号であり、パケッ
トデータ等に相当するデータである。リクエスト信号L
Reqは、リンク層2が物理層3にデータの送信を要求
するための信号である。クロック信号SClkは、物理
層3からリンク層2に供給される約50MHzのクロッ
ク信号である。次に、各信号の具体例を示す。
【0066】図4は、シングルパケットの送信を示すタ
イミングチャートである。シングルパケットは、図8
(A)又は図9(A)に示すパケットである。このタイ
ミングチャートは、IEEE1394規格に準拠するも
のであり、約50MHzのクロック信号SClkに同期
している。
イミングチャートである。シングルパケットは、図8
(A)又は図9(A)に示すパケットである。このタイ
ミングチャートは、IEEE1394規格に準拠するも
のであり、約50MHzのクロック信号SClkに同期
している。
【0067】制御信号PHY−Ctl及びデータPHY
−Dは、それぞれ物理層3が出力する制御信号Ctl及
びデータDを表す。制御信号Link−Ctl及びデー
タLink−Dは、それぞれリンク層2が出力する制御
信号Ctl及びデータDを表す。制御信号Ctl及びデ
ータDは、ハイレベル「1」とローレベル「0」とハイ
インピーダンス「Z」の3状態をとり得る。
−Dは、それぞれ物理層3が出力する制御信号Ctl及
びデータDを表す。制御信号Link−Ctl及びデー
タLink−Dは、それぞれリンク層2が出力する制御
信号Ctl及びデータDを表す。制御信号Ctl及びデ
ータDは、ハイレベル「1」とローレベル「0」とハイ
インピーダンス「Z」の3状態をとり得る。
【0068】まず、時刻t0において、リンク層2がリ
クエスト信号LReqを物理層3に供給し、送信要求を
行う。リクエスト信号LReqは、実際には約8ビット
のシリアルデータであり、通信速度の情報も含む。この
通信速度は、パケットを送信する通信速度に相当する。
クエスト信号LReqを物理層3に供給し、送信要求を
行う。リクエスト信号LReqは、実際には約8ビット
のシリアルデータであり、通信速度の情報も含む。この
通信速度は、パケットを送信する通信速度に相当する。
【0069】その後、物理層3は、アービトレーション
信号arbをバス上に送信し、バスの使用許可が得られ
たら、データプリフェックスdpをバス上に送信する。
信号arbをバス上に送信し、バスの使用許可が得られ
たら、データプリフェックスdpをバス上に送信する。
【0070】次に、時刻t1において、物理層3が制御
信号PHY−Ctlを「00」にする。「00」は、相
手に待ちを指示するので、リンク層2は何もしない。
信号PHY−Ctlを「00」にする。「00」は、相
手に待ちを指示するので、リンク層2は何もしない。
【0071】次に、時刻t2において、物理層3は、上
記のリクエスト信号Lreqに応じて、制御信号PHY
−Ctlを「11」(グラント)にし、送信許可をリン
ク層2に伝える。
記のリクエスト信号Lreqに応じて、制御信号PHY
−Ctlを「11」(グラント)にし、送信許可をリン
ク層2に伝える。
【0072】次に、時刻t3において、物理層3が制御
信号PHY−Ctlを「00」にする。「00」は、相
手に待ちを指示するので、リンク層2は何もしない。
信号PHY−Ctlを「00」にする。「00」は、相
手に待ちを指示するので、リンク層2は何もしない。
【0073】次に、時刻t4において、リンク層2が制
御信号Link−Ctlを「00」にする。「00」
は、相手に待ちを指示するので、物理層3は何もしな
い。
御信号Link−Ctlを「00」にする。「00」
は、相手に待ちを指示するので、物理層3は何もしな
い。
【0074】次に、時刻t5〜t6において、リンク層
2は、制御信号Link−Ctlを「01」(ホール
ド)にして、データLink−Dを無効状態にする。
2は、制御信号Link−Ctlを「01」(ホール
ド)にして、データLink−Dを無効状態にする。
【0075】次に、時刻t7〜t10において、リンク
層2は、制御信号Link−Ctlを「10」(トラン
スミット)にして、データLink−Dとしての「D
0」〜「Dn」を有効状態にする。
層2は、制御信号Link−Ctlを「10」(トラン
スミット)にして、データLink−Dとしての「D
0」〜「Dn」を有効状態にする。
【0076】その後、物理層3は、データ「D0」〜
「Dn」をパケットデータpckとしてバス上に送信す
る。
「Dn」をパケットデータpckとしてバス上に送信す
る。
【0077】次に、時刻t11及びt12において、リ
ンク層2は、制御信号Link−Ctlを「00」、
「00」にして、物理層3に有効データLink−Dの
終了を知らせる。
ンク層2は、制御信号Link−Ctlを「00」、
「00」にして、物理層3に有効データLink−Dの
終了を知らせる。
【0078】その後、物理層3は、データエンドde
(図8(A)、図9(A))をバス上に送信する。以上
で、シングルパケットの送信が終了する。
(図8(A)、図9(A))をバス上に送信する。以上
で、シングルパケットの送信が終了する。
【0079】図5は、コンカチネートパケットの送信を
示すタイミングチャートである。このタイミングチャー
トも、IEEE1394規格に準拠するものであり、約
50MHzのクロック信号SClkに同期している。
示すタイミングチャートである。このタイミングチャー
トも、IEEE1394規格に準拠するものであり、約
50MHzのクロック信号SClkに同期している。
【0080】まず、上記の時刻t0〜t10の処理と同
じ処理を行う。次に、時刻t11及びt12において、
リンク層2は、制御信号Link−Ctlを「01」、
「00」にし、データLink−Dを「SP」、「0
0」にする。物理層3は、この後に連結すべきデータが
続き、そのデータの通信速度が「SP」であることを認
識する。
じ処理を行う。次に、時刻t11及びt12において、
リンク層2は、制御信号Link−Ctlを「01」、
「00」にし、データLink−Dを「SP」、「0
0」にする。物理層3は、この後に連結すべきデータが
続き、そのデータの通信速度が「SP」であることを認
識する。
【0081】その後、物理層3は、データプリフェック
スdpをバス上に送信し、コンカチネートパケットが続
くことを知らせる。
スdpをバス上に送信し、コンカチネートパケットが続
くことを知らせる。
【0082】次に、時刻t13〜t14において、物理
層3が制御信号PHY−Ctlを「00」にする。「0
0」は、相手に待ちを指示するので、リンク層2は何も
しない。
層3が制御信号PHY−Ctlを「00」にする。「0
0」は、相手に待ちを指示するので、リンク層2は何も
しない。
【0083】この間に、物理層3は、リクエスト信号L
Req中の通信速度と時刻t11のデータLink−D
が示す通信速度SPとを参照し、通信速度の変更が上記
の禁止規定に属するか否かを判断し、属するときにはパ
ケットを分割する。この具体的な処理は、後に図6に示
す物理層3の構成を参照しながら説明する。
Req中の通信速度と時刻t11のデータLink−D
が示す通信速度SPとを参照し、通信速度の変更が上記
の禁止規定に属するか否かを判断し、属するときにはパ
ケットを分割する。この具体的な処理は、後に図6に示
す物理層3の構成を参照しながら説明する。
【0084】次に、時刻t15において、物理層3は、
上記のリンク層2からのコンカチネート指示Link−
Ctl=「01」、「00」(時刻t11及びt12)
に応じて、制御信号PHY−Ctlを「11」(グラン
ト)にして、送信許可をリンク層2に知らせる。
上記のリンク層2からのコンカチネート指示Link−
Ctl=「01」、「00」(時刻t11及びt12)
に応じて、制御信号PHY−Ctlを「11」(グラン
ト)にして、送信許可をリンク層2に知らせる。
【0085】次に、時刻t16において、物理層3が制
御信号PHY−Ctlを「00」にする。「00」は、
相手に待ちを指示するので、リンク層2は何もしない。
御信号PHY−Ctlを「00」にする。「00」は、
相手に待ちを指示するので、リンク層2は何もしない。
【0086】次に、時刻t17において、リンク層2が
制御信号Link−Ctlを「00」にする。「00」
は、相手に待ちを指示するので、物理層3は何もしな
い。
制御信号Link−Ctlを「00」にする。「00」
は、相手に待ちを指示するので、物理層3は何もしな
い。
【0087】次に、時刻t18〜t19において、リン
ク層2は、制御信号Link−Ctlを「01」(ホー
ルド)にして、データLink−Dを無効状態にする。
ク層2は、制御信号Link−Ctlを「01」(ホー
ルド)にして、データLink−Dを無効状態にする。
【0088】次に、時刻t20及びt21以降におい
て、リンク層2は、制御信号Link−Ctlを「1
0」(トランスミット)にして、データLink−Dと
しての「D0」、「D1」・・・を有効状態にする。
て、リンク層2は、制御信号Link−Ctlを「1
0」(トランスミット)にして、データLink−Dと
しての「D0」、「D1」・・・を有効状態にする。
【0089】その後、物理層3は、当該データ「D
0」、「D1」・・・をパケットデータpckとしてバ
ス上に送信する。以下、同様にして、リンク層2からコ
ンカチネート指示がある限り、上記の処理を繰り返す。
0」、「D1」・・・をパケットデータpckとしてバ
ス上に送信する。以下、同様にして、リンク層2からコ
ンカチネート指示がある限り、上記の処理を繰り返す。
【0090】最後は、図4の時刻t11及びt12と同
様に、リンク層2が、制御信号Link−Ctlを「0
0」、「00」にすると、物理層3は有効なデータLi
nk−Dの終了を認識し、データエンドdeをバス上に
送信する。以上で、コンカチネートパケットの送信が終
了する。
様に、リンク層2が、制御信号Link−Ctlを「0
0」、「00」にすると、物理層3は有効なデータLi
nk−Dの終了を認識し、データエンドdeをバス上に
送信する。以上で、コンカチネートパケットの送信が終
了する。
【0091】次に、物理層3が通信速度の変更が禁止規
定に属するか否かを判断し、それに応じてパケットを分
割する処理を説明する。これらの処理は、図5の時刻t
13〜t14の間に行われる。
定に属するか否かを判断し、それに応じてパケットを分
割する処理を説明する。これらの処理は、図5の時刻t
13〜t14の間に行われる。
【0092】禁止規定に属しないときには、物理層3
は、図1(A)又は図2(A)に示すように、上記のデ
ータ「D0」〜「Dn」に引き続き、データプリフェッ
クスdpをバス上に送信し、データ連結に備える。
は、図1(A)又は図2(A)に示すように、上記のデ
ータ「D0」〜「Dn」に引き続き、データプリフェッ
クスdpをバス上に送信し、データ連結に備える。
【0093】一方、禁止規定に属するときには、物理層
3は、図1(B)又は図2(B)に示すように、パケッ
トを分割するため、データエンドdeを送信し、パケッ
トを一旦終了させる。その後、再びアービトレーション
信号arb及びデータプリフェックスdpを送信する。
3は、図1(B)又は図2(B)に示すように、パケッ
トを分割するため、データエンドdeを送信し、パケッ
トを一旦終了させる。その後、再びアービトレーション
信号arb及びデータプリフェックスdpを送信する。
【0094】以上のように、禁止規定に属するか否かに
より、物理層3が送信する信号は異なる。しかし、図5
に示すように、リンク層2と物理層3との間で授受する
信号は基本的に変わらない。ただし、禁止規定に属する
ときには、物理層3がパケットを分割してアービトレー
ション信号arbをバス上に送信するので、時刻t13
からt14までの時間が長くなる。
より、物理層3が送信する信号は異なる。しかし、図5
に示すように、リンク層2と物理層3との間で授受する
信号は基本的に変わらない。ただし、禁止規定に属する
ときには、物理層3がパケットを分割してアービトレー
ション信号arbをバス上に送信するので、時刻t13
からt14までの時間が長くなる。
【0095】図6は、物理層3の構成を示すブロック図
である。リンクインタフェース11は、リンク層2との
間で制御信号線Ctl、データ線D、リクエスト信号線
LReq、クロック信号線SClkが接続される。リン
クインタフェース11は、スピード比較器12、Txブ
ロック13及びステートマシン14に接続される。
である。リンクインタフェース11は、リンク層2との
間で制御信号線Ctl、データ線D、リクエスト信号線
LReq、クロック信号線SClkが接続される。リン
クインタフェース11は、スピード比較器12、Txブ
ロック13及びステートマシン14に接続される。
【0096】リンク層2がコンカチネートパケット通信
を物理層3に指示する場合(図5)を説明する。まず、
図4の時刻t0において、リクエスト信号LReqがリ
ンクインタフェース11を介してステートマシン14に
入力される。ステートマシン14は、リクエスト信号L
Req中の通信速度TxSPを保持し、スピード比較器
12に出力する。
を物理層3に指示する場合(図5)を説明する。まず、
図4の時刻t0において、リクエスト信号LReqがリ
ンクインタフェース11を介してステートマシン14に
入力される。ステートマシン14は、リクエスト信号L
Req中の通信速度TxSPを保持し、スピード比較器
12に出力する。
【0097】バスインタフェース15は、上記のリクエ
スト信号LReqに応じて、アービトレーション信号a
rb又はデータプリフェックスdpをバスBS上に出力
する。
スト信号LReqに応じて、アービトレーション信号a
rb又はデータプリフェックスdpをバスBS上に出力
する。
【0098】次に、図4の時刻t7〜t10において、
データLink−Dとしての「D0」〜「Dn」がリン
クインタフェース11に入力される。Txブロック13
は、当該データ「D0」〜「Dn」を受け取り、当該デ
ータ「D0」、「Dn」をパケットデータpck又はア
ックデータackとして、バスインタフェース15を介
してバスBS上に送信する。
データLink−Dとしての「D0」〜「Dn」がリン
クインタフェース11に入力される。Txブロック13
は、当該データ「D0」〜「Dn」を受け取り、当該デ
ータ「D0」、「Dn」をパケットデータpck又はア
ックデータackとして、バスインタフェース15を介
してバスBS上に送信する。
【0099】次に、図5の時刻t11において、リンク
インタフェース11は、データLink−Dとしての通
信速度「SP」を入力する。当該通信速度「SP」は、
通信速度ReqSPとしてスピード比較器12に入力さ
れる。
インタフェース11は、データLink−Dとしての通
信速度「SP」を入力する。当該通信速度「SP」は、
通信速度ReqSPとしてスピード比較器12に入力さ
れる。
【0100】スピード比較器12は、通信速度ReqS
Pと通信速度TxSPを比較する。通信速度TxSP及
びReqSPが以下の禁止規定(1)及び(2)に属さ
なければ、コンカチネートパケット通信が許されるの
で、コンカチネートオン信号CONをTxブロック13
及びステートマシン14に出力する。
Pと通信速度TxSPを比較する。通信速度TxSP及
びReqSPが以下の禁止規定(1)及び(2)に属さ
なければ、コンカチネートパケット通信が許されるの
で、コンカチネートオン信号CONをTxブロック13
及びステートマシン14に出力する。
【0101】(1)通信速度TxSPが200Mbps
かつ通信速度ReqSPが100Mbpsである場合、
及び(2)通信速度TxSPが400Mbpsかつ通信
速度ReqSPが100Mbpsである場合。
かつ通信速度ReqSPが100Mbpsである場合、
及び(2)通信速度TxSPが400Mbpsかつ通信
速度ReqSPが100Mbpsである場合。
【0102】なお、通信速度は、最初のみリクエスト信
号LReq中に含まれ、その後はデータLink−D中
に含まれる。スピード比較器12は、2回目以降の比較
では、1つ前の通信速度TxSPと次の通信速度Req
SPの比較を行う。
号LReq中に含まれ、その後はデータLink−D中
に含まれる。スピード比較器12は、2回目以降の比較
では、1つ前の通信速度TxSPと次の通信速度Req
SPの比較を行う。
【0103】ステートマシン14は、コンカチネートオ
ン信号CONを受けると、データプリフェックスdpを
バスインタフェース15を介してバスBS上に送信す
る。続いて、Txブロック13は、図5の時刻t20以
降のデータ「D0」をバスインタフェース15を介して
バスBS上に送信する。最後に、ステートマシン14
は、データエンドdeをバスインタフェース15を介し
てバスBS上に送信する。
ン信号CONを受けると、データプリフェックスdpを
バスインタフェース15を介してバスBS上に送信す
る。続いて、Txブロック13は、図5の時刻t20以
降のデータ「D0」をバスインタフェース15を介して
バスBS上に送信する。最後に、ステートマシン14
は、データエンドdeをバスインタフェース15を介し
てバスBS上に送信する。
【0104】一方、ステートマシン14は、コンカチネ
ートオン信号CONを受けとらないときには、データエ
ンドdeをバスインタフェース15を介してバスBS上
に送信し、その後、アービトレーション信号arb及び
データプリフェックスdpをバスインタフェース15を
介してバスBS上に送信する。続いて、Txブロック1
3は、図5の時刻t20以降のデータ「D0」をバスイ
ンタフェース15を介してバスBS上に送信する。最後
に、ステートマシン14は、データエンドdeをバスイ
ンタフェース15を介してバスBS上に送信する。
ートオン信号CONを受けとらないときには、データエ
ンドdeをバスインタフェース15を介してバスBS上
に送信し、その後、アービトレーション信号arb及び
データプリフェックスdpをバスインタフェース15を
介してバスBS上に送信する。続いて、Txブロック1
3は、図5の時刻t20以降のデータ「D0」をバスイ
ンタフェース15を介してバスBS上に送信する。最後
に、ステートマシン14は、データエンドdeをバスイ
ンタフェース15を介してバスBS上に送信する。
【0105】以上のように、Txブロック13がパケッ
トデータpck(又はアックデータack)を送信した
後、ステートマシン14はコンカチネートオン信号CO
Nに応じてデータプリフェックスdp又はデータエンド
deを送信する。
トデータpck(又はアックデータack)を送信した
後、ステートマシン14はコンカチネートオン信号CO
Nに応じてデータプリフェックスdp又はデータエンド
deを送信する。
【0106】なお、より具体的には、パケットデータp
ck(又はアックデータack)とデータプリフェック
スdp又はデータエンドdeとの間に、ドリブルビット
btを送信する。ドリブルビットbtは、その後にデー
タプリフェックスdpが送信されるか又はデータエンド
deが送信されるかにより、その内容が異なる。
ck(又はアックデータack)とデータプリフェック
スdp又はデータエンドdeとの間に、ドリブルビット
btを送信する。ドリブルビットbtは、その後にデー
タプリフェックスdpが送信されるか又はデータエンド
deが送信されるかにより、その内容が異なる。
【0107】そこで、Txブロック13は、コンカチネ
ートオン信号CONを受けたか否かにより、異なる内容
のドリブルビットbtをバスインタフェース15を介し
てバスBS上に送信する。
ートオン信号CONを受けたか否かにより、異なる内容
のドリブルビットbtをバスインタフェース15を介し
てバスBS上に送信する。
【0108】以上のように、物理層3が通信速度を判断
する。禁止規定に該当するときには、パケットを分割し
て送信することにより、禁止規定を回避することができ
る。一方、禁止規定に該当しないときには、パケットを
分割せずにコンカチネートパケットとして送信する。
する。禁止規定に該当するときには、パケットを分割し
て送信することにより、禁止規定を回避することができ
る。一方、禁止規定に該当しないときには、パケットを
分割せずにコンカチネートパケットとして送信する。
【0109】従来は、通信速度が100Mbpsと20
0Mbpsに対応するIEEE1394インタフェース
が主に製品化されてきた。今後、さらに400Mbps
にも対応させようとすると、バスBSに直接接続される
物理層3の内部設計を変更しなければならない。その際
に、上記のパケット分割の機能を物理層3に付加すれ
ば、リンク層(半導体チップ)2の変更なしに物理層
(半導体チップ)3の変更だけですむ。
0Mbpsに対応するIEEE1394インタフェース
が主に製品化されてきた。今後、さらに400Mbps
にも対応させようとすると、バスBSに直接接続される
物理層3の内部設計を変更しなければならない。その際
に、上記のパケット分割の機能を物理層3に付加すれ
ば、リンク層(半導体チップ)2の変更なしに物理層
(半導体チップ)3の変更だけですむ。
【0110】リンク層2は、従来と同様に通信速度を気
にせずに物理層3にコンカチネートパケット通信を指示
することができる。つまり、リンク層2は、通信速度を
監視する必要はない。物理層3は、リンク層2から指示
された通信速度に応じてパケットを分割するか否かを決
定して送信する。すなわち、リンク層2と物理層3との
間の信号授受方法は従来と変わらない。また、リンク層
2の構成を変える必要もない。
にせずに物理層3にコンカチネートパケット通信を指示
することができる。つまり、リンク層2は、通信速度を
監視する必要はない。物理層3は、リンク層2から指示
された通信速度に応じてパケットを分割するか否かを決
定して送信する。すなわち、リンク層2と物理層3との
間の信号授受方法は従来と変わらない。また、リンク層
2の構成を変える必要もない。
【0111】なお、リンク層2の変更を行っても構わな
い場合には、上記のパケット分割の機能をリンク層2に
持たせたもよい。
い場合には、上記のパケット分割の機能をリンク層2に
持たせたもよい。
【0112】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1及び第2の通信速度が所定の禁止規定に該当しなけ
れば、第1及び第2のデータを連結して1つのパケット
として送信し、所定の禁止規定に該当する場合には、第
1及び第2のデータを分離して別のパケットとして送信
することにより、所定の禁止規定を回避することができ
る。
第1及び第2の通信速度が所定の禁止規定に該当しなけ
れば、第1及び第2のデータを連結して1つのパケット
として送信し、所定の禁止規定に該当する場合には、第
1及び第2のデータを分離して別のパケットとして送信
することにより、所定の禁止規定を回避することができ
る。
【図1】図1(A)、(B)は本発明の実施例によるコ
ンカチネートパケットのアイソクロナス通信を示す。図
1(A)は連結したパケットの通信を示し、図1(B)
は分割したパケットの通信を示すタイムチャートであ
る。
ンカチネートパケットのアイソクロナス通信を示す。図
1(A)は連結したパケットの通信を示し、図1(B)
は分割したパケットの通信を示すタイムチャートであ
る。
【図2】図2(A)、(B)は本発明の他の実施例によ
るコンカチネートパケットのアシンクロナス通信を示
す。図2(A)は連結したパケットの通信を示し、図2
(B)は分割したパケットの通信を示すタイムチャート
である。
るコンカチネートパケットのアシンクロナス通信を示
す。図2(A)は連結したパケットの通信を示し、図2
(B)は分割したパケットの通信を示すタイムチャート
である。
【図3】通信ネットワークを構成するノードの構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図4】シングルパケットの通信を示すタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図5】コンカチネートパケットの通信を示すタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図6】物理層の構成を示すブロック図である。
【図7】IEEE1394規格の通信ネットワークの構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図8】図8(A)、(B)はアイソクロナス通信を示
す。図8(A)はシングルパケットの通信を示し、図8
(B)はコンカチネートパケットの通信を示すタイムチ
ャートである。
す。図8(A)はシングルパケットの通信を示し、図8
(B)はコンカチネートパケットの通信を示すタイムチ
ャートである。
【図9】図9(A)、(B)はアシンクロナス通信を示
す。図9(A)はシングルパケットの通信を示し、図9
(B)はコンカチネートパケットの通信を示すタイムチ
ャートである。
す。図9(A)はシングルパケットの通信を示し、図9
(B)はコンカチネートパケットの通信を示すタイムチ
ャートである。
1 IEEE1394インタフェース 2 リンク層 3 物理層 4 デバイス 11 リンクインタフェース 12 スピード比較器 13 Txブロック 14 ステートマシン 15 バスインタフェース BS バス ND ノード CH チャンネルパケット arb アービトレーション信号 dp データプリフェックス pck パケットデータ de データエンド P パケット SA サブアクション ack アックデータ
Claims (5)
- 【請求項1】第1のデータを第1の通信速度で送信し、
その後に第2のデータを第2の通信速度で送信するよう
に指示する信号を入力する入力手段と、 前記第1及び第2の通信速度に応じて、前記第1及び第
2のデータを連結して1つのパケットとし、又は前記第
1及び第2のデータを分離して別のパケットとして決定
するパケット形式決定手段と、 前記パケット形式決定手段により決定されるパケット形
式で前記第1及び第2のデータを送信する送信手段とを
有するIEEE1394インタフェース。 - 【請求項2】前記入力手段は、外部のリンク層からの信
号を入出力するためのリンクインタフェースを含み、前
記入力手段、前記パケット形式決定手段及び前記送信手
段は物理層内に形成される請求項1記載のIEEE13
94インタフェース。 - 【請求項3】前記パケット形式決定手段は、前記第1の
通信速度が200Mビット/秒かつ前記第2の通信速度
が100Mビット/秒、及び前記第1の通信速度が40
0Mビット/秒かつ前記第2の通信速度が100Mビッ
ト/秒のとき、前記第1及び第2のデータを分離して別
のパケットとして決定請求項1又は2記載のIEEE1
394インタフェース。 - 【請求項4】(a)第1のデータを第1の通信速度で送
信し、その後に第2のデータを第2の通信速度で送信す
るように指示する信号を入力する工程と、 (b)前記第1及び第2の通信速度に応じて、前記第1
及び第2のデータを連結して1つのパケットとし、又は
前記第1及び第2のデータを分離して別のパケットとし
て決定する工程と、 (c)前記決定されたパケット形式で前記第1及び第2
のデータを送信する工程とを有するIEEE1394イ
ンタフェースの制御方法。 - 【請求項5】前記工程(b)は、前記第1の通信速度が
200Mビット/秒かつ前記第2の通信速度が100M
ビット/秒、及び前記第1の通信速度が400Mビット
/秒かつ前記第2の通信速度が100Mビット/秒のと
き、前記第1及び第2のデータを分離して別のパケット
として決定する請求項4記載のIEEE1394インタ
フェースの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10011740A JPH11215161A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | Ieee1394インタフェース及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10011740A JPH11215161A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | Ieee1394インタフェース及びその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11215161A true JPH11215161A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=11786435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10011740A Withdrawn JPH11215161A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | Ieee1394インタフェース及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11215161A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010070112A (ko) * | 1999-09-29 | 2001-07-25 | 가네코 히사시 | Ieee-1394 직렬 버스 네트워크를 위한 속도 변환기 |
JP2007535845A (ja) * | 2004-04-15 | 2007-12-06 | クアルコム インコーポレイテッド | 無線ネットワークにおけるパケットの連結 |
JP2009284341A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Fujitsu Microelectronics Ltd | データ送信方法及び送信装置 |
JP2011050091A (ja) * | 2003-10-24 | 2011-03-10 | Sony Corp | 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム |
JP2012022408A (ja) * | 2010-07-12 | 2012-02-02 | Ricoh Co Ltd | 通信ユニットおよび情報機器 |
US8406213B2 (en) | 2003-10-24 | 2013-03-26 | Sony Corporation | Wireless communication system, wireless communication device and wireless communication method, and computer program |
US8428041B2 (en) | 2003-10-24 | 2013-04-23 | Sony Corporation | Wireless communication system, wireless communication device and wireless communication method, and computer program |
-
1998
- 1998-01-23 JP JP10011740A patent/JPH11215161A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8406213B2 (en) | 2003-10-24 | 2013-03-26 | Sony Corporation | Wireless communication system, wireless communication device and wireless communication method, and computer program |
US8428041B2 (en) | 2003-10-24 | 2013-04-23 | Sony Corporation | Wireless communication system, wireless communication device and wireless communication method, and computer program |
US8432888B2 (en) | 2003-10-24 | 2013-04-30 | Sony Corporation | Wireless communication system, wireless communication device and wireless communication method, and computer program |
US8891456B2 (en) | 2003-10-24 | 2014-11-18 | Sony Corporation | Wireless communication system, wireless communication device and wireless communication method, and computer program |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050405 |