JPH11207834A - 冊子状ラベル及びその製造方法 - Google Patents
冊子状ラベル及びその製造方法Info
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- JPH11207834A JPH11207834A JP1133598A JP1133598A JPH11207834A JP H11207834 A JPH11207834 A JP H11207834A JP 1133598 A JP1133598 A JP 1133598A JP 1133598 A JP1133598 A JP 1133598A JP H11207834 A JPH11207834 A JP H11207834A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】製品面に貼着した冊子状ラベルAから冊子体1
1のみを単独で取り外すことができるようにすることに
よって、冊子体11を製品面より容易に取り外しでき、
取り外した冊子体を取り扱い易く、読み易くすることに
ある。 【解決手段】基材シート2と粘着層3と必要に応じてセ
パレータ4とからなる支持シート1と、該支持シート1
の基材シート2上面に非接着状態に載置した冊子体11
と、該冊子体11を被覆して基材シート2の上面に接着
剤を介して貼着された冊子体保持用フィルム21とから
構成されている。
1のみを単独で取り外すことができるようにすることに
よって、冊子体11を製品面より容易に取り外しでき、
取り外した冊子体を取り扱い易く、読み易くすることに
ある。 【解決手段】基材シート2と粘着層3と必要に応じてセ
パレータ4とからなる支持シート1と、該支持シート1
の基材シート2上面に非接着状態に載置した冊子体11
と、該冊子体11を被覆して基材シート2の上面に接着
剤を介して貼着された冊子体保持用フィルム21とから
構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種製品の表面な
どに貼着して使用するラベルに関し、特に数頁の冊子体
をラベル支持体に付加した冊子状ラベル及びその製造方
法に関する。
どに貼着して使用するラベルに関し、特に数頁の冊子体
をラベル支持体に付加した冊子状ラベル及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】数頁の冊子体をラベル支持体に付加した
冊子状ラベルとしては、例えば特公平6−9893号が
ある。
冊子状ラベルとしては、例えば特公平6−9893号が
ある。
【0003】この従来の冊子状ラベルの製造方法は、図
12に示すように、送行移動する長尺状の支持シート1
(上面より基材シート2と感圧性粘着層3とセパレータ
4とからなる)の基材シート2上面に、接着剤コーティ
ンク装置41を用いて接着剤5をコーティングし、続い
て、該接着剤5の上に冊子体供給部31から冊子体11
を等間隔に1部ずつ供給する。
12に示すように、送行移動する長尺状の支持シート1
(上面より基材シート2と感圧性粘着層3とセパレータ
4とからなる)の基材シート2上面に、接着剤コーティ
ンク装置41を用いて接着剤5をコーティングし、続い
て、該接着剤5の上に冊子体供給部31から冊子体11
を等間隔に1部ずつ供給する。
【0004】そして、その支持シート1と、該支持シー
ト1上の冊子体11上方よりフィルム7とその裏面に設
けた接着層8とからなる長尺状の冊子体被覆用フィルム
6とを、加圧ロール部34の対向するプレスロール34
a、34bとのニップ間に導入して重ね合わせ加圧して
ウエットラミネートすることにより、支持シート1上面
に冊子体11と冊子体被覆用フィルム6とを順に貼着す
る。
ト1上の冊子体11上方よりフィルム7とその裏面に設
けた接着層8とからなる長尺状の冊子体被覆用フィルム
6とを、加圧ロール部34の対向するプレスロール34
a、34bとのニップ間に導入して重ね合わせ加圧して
ウエットラミネートすることにより、支持シート1上面
に冊子体11と冊子体被覆用フィルム6とを順に貼着す
る。
【0005】その後、貼着した支持シート1と冊子体1
1と冊子体被覆用フィルム6とをカッティングロール部
35の対向するプレスロール35aとラベル打ち抜き用
型ロール35bとの間に導入し、セパレータ4より上層
の基材シート2と感圧性粘着層3と被覆用フィルム6と
をカッティングして、フィルム6の抜きかすシート6
a、基材シート2及び粘着層3のそれぞれ抜きかすシー
ト2a、3aをセパレータ4より剥離除去することによ
り、セパレータ4上に等間隔に粘着層3を介して仮貼着
された冊子状ラベルAを製造している。
1と冊子体被覆用フィルム6とをカッティングロール部
35の対向するプレスロール35aとラベル打ち抜き用
型ロール35bとの間に導入し、セパレータ4より上層
の基材シート2と感圧性粘着層3と被覆用フィルム6と
をカッティングして、フィルム6の抜きかすシート6
a、基材シート2及び粘着層3のそれぞれ抜きかすシー
ト2a、3aをセパレータ4より剥離除去することによ
り、セパレータ4上に等間隔に粘着層3を介して仮貼着
された冊子状ラベルAを製造している。
【0006】上記製造方法により得られた冊子状ラベル
Aは、図示するようにセパレータ4上に粘着層3を介し
て仮貼着された基材シート2と、その基材シート2の上
面に接着剤5によって接着固定されている冊子体11
と、該冊子体11の上面を被覆保持している被覆用フィ
ルム6とにより構成される冊子付きのラベルとなる。
Aは、図示するようにセパレータ4上に粘着層3を介し
て仮貼着された基材シート2と、その基材シート2の上
面に接着剤5によって接着固定されている冊子体11
と、該冊子体11の上面を被覆保持している被覆用フィ
ルム6とにより構成される冊子付きのラベルとなる。
【0007】上記冊子状ラベルAはセパレータ4上より
剥離して、そのラベルAの裏面に設けた粘着層3により
所定の製品面に貼着して、冊子体11の付加されたラベ
ルとして使用されるものである。
剥離して、そのラベルAの裏面に設けた粘着層3により
所定の製品面に貼着して、冊子体11の付加されたラベ
ルとして使用されるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の冊子
状ラベルAは、冊子体11が基材シート2面に接着剤5
により接着固定されているため、製品面に貼着した冊子
状ラベルAの両端部で基材シート2面に接着している被
覆用フィルム21を破断しても、冊子体11は基材シー
ト2面に接着剤5により強固に接着しているため、製品
面から冊子状ラベルAの冊子体11を取り外して、頁に
表示されている記事などを読む際には、冊子体11のみ
を単独で取り外すことはできず、粘着層3を介して製品
面に貼着されている基材シート2と共に冊子体11を取
り外す必要があり、製品面と基材シート2との剥離に手
間取ったり、取り外した後に冊子体11を読む際に接着
している基材シート2の粘着層3がベタ付いて読み難い
などの不都合があった。
状ラベルAは、冊子体11が基材シート2面に接着剤5
により接着固定されているため、製品面に貼着した冊子
状ラベルAの両端部で基材シート2面に接着している被
覆用フィルム21を破断しても、冊子体11は基材シー
ト2面に接着剤5により強固に接着しているため、製品
面から冊子状ラベルAの冊子体11を取り外して、頁に
表示されている記事などを読む際には、冊子体11のみ
を単独で取り外すことはできず、粘着層3を介して製品
面に貼着されている基材シート2と共に冊子体11を取
り外す必要があり、製品面と基材シート2との剥離に手
間取ったり、取り外した後に冊子体11を読む際に接着
している基材シート2の粘着層3がベタ付いて読み難い
などの不都合があった。
【0009】本発明は、冊子状ラベル及びその製造方法
であって、製品面に貼着した冊子状ラベルAから冊子体
11のみを単独で取り外すことができるようにすること
によって、冊子体11を製品面より容易に取り外しで
き、取り外した冊子体をより読み易くすることにある。
であって、製品面に貼着した冊子状ラベルAから冊子体
11のみを単独で取り外すことができるようにすること
によって、冊子体11を製品面より容易に取り外しで
き、取り外した冊子体をより読み易くすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
基材シート2と粘着層3と必要に応じてセパレータ4と
からなる支持シート1と、該支持シート1の基材シート
2上面に非接着状態に載置した冊子体11と、該冊子体
11を被覆して基材シート2の上面に接着剤を介して貼
着された冊子体保持用フィルム21とから構成されたこ
とを特徴とする冊子状ラベルである。
基材シート2と粘着層3と必要に応じてセパレータ4と
からなる支持シート1と、該支持シート1の基材シート
2上面に非接着状態に載置した冊子体11と、該冊子体
11を被覆して基材シート2の上面に接着剤を介して貼
着された冊子体保持用フィルム21とから構成されたこ
とを特徴とする冊子状ラベルである。
【0011】また本発明は、上記第1の発明の冊子状ラ
ベルにおいて、前記冊子体11の両端部にある冊子体保
持用シート21から前記セパレータ4の上面にかけてカ
ッティングラインCが形成されている冊子状ラベルであ
る。
ベルにおいて、前記冊子体11の両端部にある冊子体保
持用シート21から前記セパレータ4の上面にかけてカ
ッティングラインCが形成されている冊子状ラベルであ
る。
【0012】また本発明は、上記第1の発明の冊子状ラ
ベルにおいて、前記冊子体保持用フィルム21は、フィ
ルム22とその内面の全面にコーティングした接着層2
3から構成される冊子状ラベルである。
ベルにおいて、前記冊子体保持用フィルム21は、フィ
ルム22とその内面の全面にコーティングした接着層2
3から構成される冊子状ラベルである。
【0013】また本発明は、上記第1の発明の冊子状ラ
ベルにおいて、前記冊子体保持用フィルム21は、フィ
ルム22とその内面の両端面のみにコーティングした接
着層23から構成される冊子状ラベルである。
ベルにおいて、前記冊子体保持用フィルム21は、フィ
ルム22とその内面の両端面のみにコーティングした接
着層23から構成される冊子状ラベルである。
【0014】次に、本発明の第2の発明は、基材シート
2と粘着層3からなる支持シート1と、該支持シート1
の基材シート2の上面に非接着状態に載置した冊子体1
1と、該冊子体11を被覆して基材シート2の上面に貼
着された冊子体保持用フィルム21とから構成された複
数の冊子状ラベルAが、該支持シート1の粘着層3を介
して長尺状セパレータ4の上面に等間隔に配列されて易
剥離可能に仮貼着されていることを特徴とする冊子状ラ
ベルである。
2と粘着層3からなる支持シート1と、該支持シート1
の基材シート2の上面に非接着状態に載置した冊子体1
1と、該冊子体11を被覆して基材シート2の上面に貼
着された冊子体保持用フィルム21とから構成された複
数の冊子状ラベルAが、該支持シート1の粘着層3を介
して長尺状セパレータ4の上面に等間隔に配列されて易
剥離可能に仮貼着されていることを特徴とする冊子状ラ
ベルである。
【0015】また本発明は、上記第2の発明の冊子状ラ
ベルにおいて、前記冊子体11の両端部にある冊子体保
持用フィルム21から前記長尺状セパレータ4の上面に
かけてカッティングラインCが形成されている冊子状ラ
ベルである。
ベルにおいて、前記冊子体11の両端部にある冊子体保
持用フィルム21から前記長尺状セパレータ4の上面に
かけてカッティングラインCが形成されている冊子状ラ
ベルである。
【0016】また本発明は、上記第2の発明の冊子状ラ
ベルにおいて、前記冊子体保持用フィルム21は、フィ
ルム22とその内面の全面にコーティングした接着層2
3から構成される冊子状ラベルである。
ベルにおいて、前記冊子体保持用フィルム21は、フィ
ルム22とその内面の全面にコーティングした接着層2
3から構成される冊子状ラベルである。
【0017】また本発明は、上記第2の発明の冊子状ラ
ベルにおいて、前記冊子体保持用フィルム21は、フィ
ルム22とその内面の両端面のみにコーティングした接
着層23から構成される冊子状ラベルである。
ベルにおいて、前記冊子体保持用フィルム21は、フィ
ルム22とその内面の両端面のみにコーティングした接
着層23から構成される冊子状ラベルである。
【0018】次に、本発明の第3の発明は、基材シート
2と粘着層3とセパレータ4からなる長尺状の支持シー
ト1と接着剤層23を備えた長尺状の冊子体保持用フィ
ルム21とを対向するニップロール間に重ね合わせなが
ら導入する工程と、該支持シート1と冊子体保持用フィ
ルム21の接着剤層23との重ね合わせ内面にシート状
の冊子体11を所定間隔をおいて順次1部ずつ導入する
工程と、支持シート1と冊子体11と冊子体保持用フィ
ルム21とをニップロール間にて加圧して支持シート1
と冊子体保持用フィルム21とを貼り合わせることによ
り冊子体11を支持シート1と冊子体保持用フィルム2
1との間に保持する工程と、冊子体11を保持した支持
シート1と冊子体保持用フィルム21を各々冊子体11
の外側領域にてラベル状にカッティングするカッティン
グ工程とにより製造することを特徴とする冊子状ラベル
の製造方法である。
2と粘着層3とセパレータ4からなる長尺状の支持シー
ト1と接着剤層23を備えた長尺状の冊子体保持用フィ
ルム21とを対向するニップロール間に重ね合わせなが
ら導入する工程と、該支持シート1と冊子体保持用フィ
ルム21の接着剤層23との重ね合わせ内面にシート状
の冊子体11を所定間隔をおいて順次1部ずつ導入する
工程と、支持シート1と冊子体11と冊子体保持用フィ
ルム21とをニップロール間にて加圧して支持シート1
と冊子体保持用フィルム21とを貼り合わせることによ
り冊子体11を支持シート1と冊子体保持用フィルム2
1との間に保持する工程と、冊子体11を保持した支持
シート1と冊子体保持用フィルム21を各々冊子体11
の外側領域にてラベル状にカッティングするカッティン
グ工程とにより製造することを特徴とする冊子状ラベル
の製造方法である。
【0019】次に、本発明の第4の発明は、基材シート
2と粘着層3とセパレータ4からなる長尺状の支持シー
ト1と接着剤層23を備えた長尺状の冊子体保持用フィ
ルム21とを対向するニップロール間に重ね合わせなが
ら導入する工程と、該支持シート1と冊子体保持用フィ
ルム21の接着剤層23との重ね合わせ内面にシート状
の冊子体11を所定間隔をおいて順次1部ずつ導入する
工程と、支持シート1と冊子体11と冊子体保持用フィ
ルム21とをニップロール間にて加圧して支持シート1
と冊子体保持用フィルム21とを貼り合わせることによ
り冊子体11を支持シート1と冊子体保持用フィルム2
1との間に保持する工程と、冊子体11を保持した支持
シート1と冊子体保持用フィルム21を前記支持シート
1の最下層にあるセパレータ4を除外して各々冊子体1
1の外側領域にてラベル状にカッティングするカッティ
ング工程とにより製造することを特徴とする冊子状ラベ
ルの製造方法である。
2と粘着層3とセパレータ4からなる長尺状の支持シー
ト1と接着剤層23を備えた長尺状の冊子体保持用フィ
ルム21とを対向するニップロール間に重ね合わせなが
ら導入する工程と、該支持シート1と冊子体保持用フィ
ルム21の接着剤層23との重ね合わせ内面にシート状
の冊子体11を所定間隔をおいて順次1部ずつ導入する
工程と、支持シート1と冊子体11と冊子体保持用フィ
ルム21とをニップロール間にて加圧して支持シート1
と冊子体保持用フィルム21とを貼り合わせることによ
り冊子体11を支持シート1と冊子体保持用フィルム2
1との間に保持する工程と、冊子体11を保持した支持
シート1と冊子体保持用フィルム21を前記支持シート
1の最下層にあるセパレータ4を除外して各々冊子体1
1の外側領域にてラベル状にカッティングするカッティ
ング工程とにより製造することを特徴とする冊子状ラベ
ルの製造方法である。
【0020】また本発明は、上記第3の発明、又は第4
の発明において、前記冊子体保持用フィルム21には、
フィルム22とその内面の全面にコーティングした接着
層23から構成されるフィルムを使用する冊子状ラベル
の製造方法である。
の発明において、前記冊子体保持用フィルム21には、
フィルム22とその内面の全面にコーティングした接着
層23から構成されるフィルムを使用する冊子状ラベル
の製造方法である。
【0021】また本発明は、上記第3の発明、又は第4
の発明において、前記冊子体保持用フィルム21には、
フィルム22とその対向する両端面の内面のみにコーテ
ィングした接着層23から構成されるフィルムを使用す
る冊子状ラベルの製造方法である。
の発明において、前記冊子体保持用フィルム21には、
フィルム22とその対向する両端面の内面のみにコーテ
ィングした接着層23から構成されるフィルムを使用す
る冊子状ラベルの製造方法である。
【0022】
【発明の実施の形態】[第1の発明]本発明の第1の発
明の冊子状ラベルは、図1(a)に示すように、基材シ
ート2と感圧性粘着層3とセパレータ4とからなる支持
シート1の基材シート2上面に、冊子体11が載置され
ていて、該冊子体11の下面11bと基材シート2の上
面とは、互いに非接着状態に載置される。
明の冊子状ラベルは、図1(a)に示すように、基材シ
ート2と感圧性粘着層3とセパレータ4とからなる支持
シート1の基材シート2上面に、冊子体11が載置され
ていて、該冊子体11の下面11bと基材シート2の上
面とは、互いに非接着状態に載置される。
【0023】該冊子体11は、その全体が冊子体保持用
フィルム21により被覆され、該フィルム21の対向す
る両端部、又はその両端部を含めた三方端部、又は周囲
四方端部を、基材シート2の上面に接着剤を介して貼着
固定されることによって、冊子体11を冊子体保持用フ
ィルム21によって支持シート1の上面に被覆保持して
いるものである。
フィルム21により被覆され、該フィルム21の対向す
る両端部、又はその両端部を含めた三方端部、又は周囲
四方端部を、基材シート2の上面に接着剤を介して貼着
固定されることによって、冊子体11を冊子体保持用フ
ィルム21によって支持シート1の上面に被覆保持して
いるものである。
【0024】上記冊子状ラベルAにおいて、その冊子体
11の上面11aと冊子体保持用フィルム21の内面と
は互いに非接着状態でもよいし、接着状態であってもよ
い。
11の上面11aと冊子体保持用フィルム21の内面と
は互いに非接着状態でもよいし、接着状態であってもよ
い。
【0025】上記冊子体保持用フィルム21は、フィル
ム本体22と接着剤層23から構成され、フィルム本体
22の基材シート2と接する端部の内面のみ、若しくは
基材シート2及び冊子体11と接する内面の全面に、ウ
エットラミネート用接着剤層23(又はドライラミネー
ト用接着剤層)が形成されていて、そのフィルム21
は、支持シート1の基材シート2上面に加圧(又は加熱
加圧)してウエットラミネート(又はドライラミネー
ト)することにより前記接着剤層23によって取り付け
固定されている。
ム本体22と接着剤層23から構成され、フィルム本体
22の基材シート2と接する端部の内面のみ、若しくは
基材シート2及び冊子体11と接する内面の全面に、ウ
エットラミネート用接着剤層23(又はドライラミネー
ト用接着剤層)が形成されていて、そのフィルム21
は、支持シート1の基材シート2上面に加圧(又は加熱
加圧)してウエットラミネート(又はドライラミネー
ト)することにより前記接着剤層23によって取り付け
固定されている。
【0026】このように上記第1の発明の冊子状ラベル
Aは、裏面にセパレータ4を有する支持シート1の表面
に冊子体保持用フィルム21によって冊子体11が保持
されているもので、ラベルとして使用する場合は、図4
に示すように、冊子状ラベルAの裏面にあるセパレータ
4を粘着層3から剥離除去した後、該粘着層3を所定の
物品Bの表面に貼着して使用するものである。
Aは、裏面にセパレータ4を有する支持シート1の表面
に冊子体保持用フィルム21によって冊子体11が保持
されているもので、ラベルとして使用する場合は、図4
に示すように、冊子状ラベルAの裏面にあるセパレータ
4を粘着層3から剥離除去した後、該粘着層3を所定の
物品Bの表面に貼着して使用するものである。
【0027】図1(b)は、上記第1の発明の冊子状ラ
ベルAの他の実施の形態であり、ラベルA本体の冊子体
11を被覆保持した冊子体保持用フィルム21の適宜部
分に線形状、円形状、楕円形状など適宜形状パターンの
切り裂き用ミシン目Cを刻切したものである。
ベルAの他の実施の形態であり、ラベルA本体の冊子体
11を被覆保持した冊子体保持用フィルム21の適宜部
分に線形状、円形状、楕円形状など適宜形状パターンの
切り裂き用ミシン目Cを刻切したものである。
【0028】ミシン目Cの刻切形状及び刻切位置は、保
持用フィルム21を切り裂くことによって、少なくとも
冊子体11を支持シート1とフィルム21との間から取
り出すことができれば、特に限定されるものではない。
持用フィルム21を切り裂くことによって、少なくとも
冊子体11を支持シート1とフィルム21との間から取
り出すことができれば、特に限定されるものではない。
【0029】ミシン目Cの刻切位置は、例えば、支持シ
ート1の上面に貼着されている保持用フィルム21の端
部(対向する両端部、又はその両端部を含めた三方端
部、又は周囲四方端部)に刻切される。
ート1の上面に貼着されている保持用フィルム21の端
部(対向する両端部、又はその両端部を含めた三方端
部、又は周囲四方端部)に刻切される。
【0030】また例えば、図1(b)に図示するよう
に、ミシン目Cは、冊子体11の上側の保持用フィルム
21に線形状のミシン目C1 、又は保持用フィルム21
と支持シート1との接着部分の保持用フィルム21に、
線形状のミシン目C2 又は/及び線形状のミシン目C3
などを設けるものである。
に、ミシン目Cは、冊子体11の上側の保持用フィルム
21に線形状のミシン目C1 、又は保持用フィルム21
と支持シート1との接着部分の保持用フィルム21に、
線形状のミシン目C2 又は/及び線形状のミシン目C3
などを設けるものである。
【0031】図2は、上記第1の発明の冊子状ラベルの
他の実施の形態であり、基材シート2の裏面に形成され
た粘着層3が感熱性粘着層となっていて、支持シート1
にセパレータ4を必要としないものである。
他の実施の形態であり、基材シート2の裏面に形成され
た粘着層3が感熱性粘着層となっていて、支持シート1
にセパレータ4を必要としないものである。
【0032】この感熱性粘着層3は、常温では粘着性が
ないが、加熱によって固体可塑剤が溶融して粘着性が生
じ、それが冷却後もかなりの期間持続するような接着剤
であり、粘着剤の乾燥塗膜にはタックがなく、セパレー
タ4を必要としないものである。
ないが、加熱によって固体可塑剤が溶融して粘着性が生
じ、それが冷却後もかなりの期間持続するような接着剤
であり、粘着剤の乾燥塗膜にはタックがなく、セパレー
タ4を必要としないものである。
【0033】この感熱性粘着層3を備えた冊子状ラベル
Aをラベルとして使用する場合は、冊子状ラベルAの裏
面にある感熱性粘着層3を70℃〜100℃以下程度に
加熱して粘着性を付与した後、図4に示すように該粘着
層3を介して所定の物品Bの表面に貼着して使用するも
のである。
Aをラベルとして使用する場合は、冊子状ラベルAの裏
面にある感熱性粘着層3を70℃〜100℃以下程度に
加熱して粘着性を付与した後、図4に示すように該粘着
層3を介して所定の物品Bの表面に貼着して使用するも
のである。
【0034】[第2の発明]次に、本発明の第2の発明
の冊子状ラベルは、図3(a)に示すように、基材シー
ト2の上面に冊子体11が、該冊子体11の下面11b
と基材シート2の上面とは互いに非接着状態に載置され
ていて、該冊子体11は、その全体が冊子体保持用フィ
ルム21により被覆され、該フィルム21の対向する両
端部、又はその両端部を含めた三方端部、又は周囲四方
端部を、基材シート2の上面に接着剤を介して貼着固定
されることによって、その冊子体11は該フィルム21
によって基材シート2の上面に被覆保持されている。
の冊子状ラベルは、図3(a)に示すように、基材シー
ト2の上面に冊子体11が、該冊子体11の下面11b
と基材シート2の上面とは互いに非接着状態に載置され
ていて、該冊子体11は、その全体が冊子体保持用フィ
ルム21により被覆され、該フィルム21の対向する両
端部、又はその両端部を含めた三方端部、又は周囲四方
端部を、基材シート2の上面に接着剤を介して貼着固定
されることによって、その冊子体11は該フィルム21
によって基材シート2の上面に被覆保持されている。
【0035】この冊子状ラベルAは、前記基材シート2
の裏面に感圧性粘着層3が積層形成されていて、長尺状
のセパレータ4上に等間隔で配列されて、この粘着層3
を介して易剥離可能に仮接着されている。
の裏面に感圧性粘着層3が積層形成されていて、長尺状
のセパレータ4上に等間隔で配列されて、この粘着層3
を介して易剥離可能に仮接着されている。
【0036】上記冊子状ラベルAにおいて、その冊子体
11の上面11aと冊子体保持用フィルム21の内面と
は互いに非接着状態でもよいし、接着状態であってもよ
い。
11の上面11aと冊子体保持用フィルム21の内面と
は互いに非接着状態でもよいし、接着状態であってもよ
い。
【0037】上記冊子体保持用フィルム21は、フィル
ム本体22と接着剤層23から構成され、フィルム本体
22の基材シート2と接する端部の内面のみ、若しくは
基材シート2及び冊子体11と接する内面の全面に、ウ
エットラミネート用接着剤層23(又はドライラミネー
ト用接着剤層)が形成されていて、そのフィルム21
は、支持シート1の基材シート2上面に加圧(又は加熱
加圧)してウエットラミネート(又はドライラミネー
ト)することにより前記接着剤層23によって取り付け
固定されている。
ム本体22と接着剤層23から構成され、フィルム本体
22の基材シート2と接する端部の内面のみ、若しくは
基材シート2及び冊子体11と接する内面の全面に、ウ
エットラミネート用接着剤層23(又はドライラミネー
ト用接着剤層)が形成されていて、そのフィルム21
は、支持シート1の基材シート2上面に加圧(又は加熱
加圧)してウエットラミネート(又はドライラミネー
ト)することにより前記接着剤層23によって取り付け
固定されている。
【0038】このように上記第2の発明の冊子状ラベル
Aは、裏面に感圧性粘着層3を備えた基材シート2上に
冊子体保持用フィルム21によって冊子体11が保持さ
れているラベルであって、前記粘着層3によって、長尺
状セパレータ4上に易剥離可能に仮接着されているもの
で、ラベルとして使用する場合は、セパレータ4上より
冊子状ラベルAを剥離した後、図4に示すように、該冊
子状ラベルAの裏面にある粘着層3を所定の物品Bの表
面に貼着して使用するものである。
Aは、裏面に感圧性粘着層3を備えた基材シート2上に
冊子体保持用フィルム21によって冊子体11が保持さ
れているラベルであって、前記粘着層3によって、長尺
状セパレータ4上に易剥離可能に仮接着されているもの
で、ラベルとして使用する場合は、セパレータ4上より
冊子状ラベルAを剥離した後、図4に示すように、該冊
子状ラベルAの裏面にある粘着層3を所定の物品Bの表
面に貼着して使用するものである。
【0039】図3(b)は、上記第2の発明の冊子状ラ
ベルAの他の実施の形態であり、冊子体11を被覆保持
した冊子体保持用フィルム21の適宜部分に、線形状、
円形状、楕円形状など適宜形状パターンの切り裂き用ミ
シン目Cを刻切したものである。
ベルAの他の実施の形態であり、冊子体11を被覆保持
した冊子体保持用フィルム21の適宜部分に、線形状、
円形状、楕円形状など適宜形状パターンの切り裂き用ミ
シン目Cを刻切したものである。
【0040】ミシン目Cの刻切形状及び刻切位置は、第
1の発明と同様に、保持用フィルム21を切り裂くこと
によって、少なくとも冊子体11を支持シート1とフィ
ルム21との間から取り出すことができれば特に限定さ
れるものではなく、例えば、支持シート1の上面に貼着
されている保持用フィルム21の端部(対向する両端
部、又はその両端部を含めた三方端部、又は周囲四方端
部)に刻切され、また、例えば、図1(b)に図示する
ように、冊子体11の上側の保持用フィルム21に線形
状のミシン目C1 、又は保持用フィルム21と支持シー
ト1との接着部分の保持用フィルム21に線形状のミシ
ン目C2 又は/及び線形状のミシン目C3などを設ける
ものである。
1の発明と同様に、保持用フィルム21を切り裂くこと
によって、少なくとも冊子体11を支持シート1とフィ
ルム21との間から取り出すことができれば特に限定さ
れるものではなく、例えば、支持シート1の上面に貼着
されている保持用フィルム21の端部(対向する両端
部、又はその両端部を含めた三方端部、又は周囲四方端
部)に刻切され、また、例えば、図1(b)に図示する
ように、冊子体11の上側の保持用フィルム21に線形
状のミシン目C1 、又は保持用フィルム21と支持シー
ト1との接着部分の保持用フィルム21に線形状のミシ
ン目C2 又は/及び線形状のミシン目C3などを設ける
ものである。
【0041】図5(a)〜(c)は、冊子体11の各種
形体を示す斜視図であり、(a)は1枚のシートを平行
折目a、bを介してジグザク状に三つ折りしたもの、
(b)は平行折目c、dを介して四つ折りしたもの、
(c)は平行折目e、fを介して巻き折り状に三つ折り
したものである。なお、本発明における冊子体11は上
記形体に限定されるものではなく、1枚シート以外に複
数枚シートを組み合わせたものであってもよいし、ある
いは平行な折目を介して二つ折り以上に折り曲げたもの
以外に直交する折目を介して二つ折り以上の折り形態に
折り曲げたものであってもよい。
形体を示す斜視図であり、(a)は1枚のシートを平行
折目a、bを介してジグザク状に三つ折りしたもの、
(b)は平行折目c、dを介して四つ折りしたもの、
(c)は平行折目e、fを介して巻き折り状に三つ折り
したものである。なお、本発明における冊子体11は上
記形体に限定されるものではなく、1枚シート以外に複
数枚シートを組み合わせたものであってもよいし、ある
いは平行な折目を介して二つ折り以上に折り曲げたもの
以外に直交する折目を介して二つ折り以上の折り形態に
折り曲げたものであってもよい。
【0042】上記第1の発明又は第2の発明における基
材シート2には、厚さ0.1〜0.3mm程度の紙製シ
ート、合成樹脂フィルム(シート)、アルミニウム箔な
どが使用できる。
材シート2には、厚さ0.1〜0.3mm程度の紙製シ
ート、合成樹脂フィルム(シート)、アルミニウム箔な
どが使用できる。
【0043】また、セパレータ4を必要とする粘着層3
には、感圧性粘着剤として、例えばゴム系粘着剤(天然
ゴム又は/及び、ブタジエン−スチレンゴム、アクリル
ゴム等の合成ゴムを主成分)、あるいは、アクリル系粘
着剤(アクリル酸、アクリル酸ブチル、アクリル酸2エ
チルヘキシル等を主成分)などが使用でき、具体的に
は、オリバインBPW4655(水性溶媒分散型のアク
リル系エマルジョン型粘着剤;東洋インキ製造(株)
製)が使用できる。
には、感圧性粘着剤として、例えばゴム系粘着剤(天然
ゴム又は/及び、ブタジエン−スチレンゴム、アクリル
ゴム等の合成ゴムを主成分)、あるいは、アクリル系粘
着剤(アクリル酸、アクリル酸ブチル、アクリル酸2エ
チルヘキシル等を主成分)などが使用でき、具体的に
は、オリバインBPW4655(水性溶媒分散型のアク
リル系エマルジョン型粘着剤;東洋インキ製造(株)
製)が使用できる。
【0044】また、セパレータ4の要らない粘着層3に
は、70℃〜100℃以下の加熱温度で粘着性を呈する
感熱性粘着剤が使用できる。この感熱性粘着剤の基本的
な組成は、高分子材料、粘着付与剤、固体可塑剤から成
り、常温では粘着性がないが、加熱によって固体可塑剤
が溶融して粘着性が生じ、それが冷却後もかなりの期間
持続するような接着剤であり、粘着剤の乾燥塗膜はタッ
クがなく、セパレータ4を必要としないものである。具
体的には、オリバインBPW5249、オリバインBP
W4500−2(水性溶媒分散型の粘着剤;東洋インキ
製造(株)製)が使用できる。
は、70℃〜100℃以下の加熱温度で粘着性を呈する
感熱性粘着剤が使用できる。この感熱性粘着剤の基本的
な組成は、高分子材料、粘着付与剤、固体可塑剤から成
り、常温では粘着性がないが、加熱によって固体可塑剤
が溶融して粘着性が生じ、それが冷却後もかなりの期間
持続するような接着剤であり、粘着剤の乾燥塗膜はタッ
クがなく、セパレータ4を必要としないものである。具
体的には、オリバインBPW5249、オリバインBP
W4500−2(水性溶媒分散型の粘着剤;東洋インキ
製造(株)製)が使用できる。
【0045】上記感熱性粘着剤組成の高分子材料は接着
力を与える成分であって、例えばポリ酢酸ビニル、コポ
リエチレン−酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル系、
ポリ塩化ビニル系、天然ゴム、合成ゴム、コポリ酢酸ビ
ニル−アクリル酸エステル、ポリエステル系、ポリウレ
タン系の高分子化合物類がある。
力を与える成分であって、例えばポリ酢酸ビニル、コポ
リエチレン−酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル系、
ポリ塩化ビニル系、天然ゴム、合成ゴム、コポリ酢酸ビ
ニル−アクリル酸エステル、ポリエステル系、ポリウレ
タン系の高分子化合物類がある。
【0046】また、粘着付与剤は加熱により活性化され
た際に粘着性を増強するための成分であって、例えばロ
ジン誘導体、テルペン樹脂系、石油樹脂系、フェノール
樹脂系、キシレン樹脂系等の樹脂類がある。
た際に粘着性を増強するための成分であって、例えばロ
ジン誘導体、テルペン樹脂系、石油樹脂系、フェノール
樹脂系、キシレン樹脂系等の樹脂類がある。
【0047】また、固体可塑剤は常温では固体、融点
(例えば64℃)以上に加熱されると溶融し、高分子材
料や粘着付与剤を膨潤・溶解して粘・接着性を発現させ
る成分であって、一旦溶融した後はなかなか結晶化しな
いので、熱活性化後の粘着保持時間を長くとることがで
き、例えばフタル酸ジフェニル、フタル酸ジヘキシル、
フタル酸ジシクロヘキシル、フタル酸ジヒドロアビエチ
ル、イソフタル酸ジメチル、安息香酸スクロース、ジ安
息香酸エチレングリコール、トリ安息香酸トリメチロー
ルエタン、トリ安息香酸グリセリド、テトラ安息香酸ペ
ンタエリエット、オクタ酢酸スクロース、クエン酸トリ
シクロヘキシルN−シクロヘキシル−P−トルエンスル
ホンアミド等の常温で固体の有機化合物がある。
(例えば64℃)以上に加熱されると溶融し、高分子材
料や粘着付与剤を膨潤・溶解して粘・接着性を発現させ
る成分であって、一旦溶融した後はなかなか結晶化しな
いので、熱活性化後の粘着保持時間を長くとることがで
き、例えばフタル酸ジフェニル、フタル酸ジヘキシル、
フタル酸ジシクロヘキシル、フタル酸ジヒドロアビエチ
ル、イソフタル酸ジメチル、安息香酸スクロース、ジ安
息香酸エチレングリコール、トリ安息香酸トリメチロー
ルエタン、トリ安息香酸グリセリド、テトラ安息香酸ペ
ンタエリエット、オクタ酢酸スクロース、クエン酸トリ
シクロヘキシルN−シクロヘキシル−P−トルエンスル
ホンアミド等の常温で固体の有機化合物がある。
【0048】上記第1の発明又は第2の発明におけるセ
パレータ4は、紙製シート、合成樹脂製フィルム(シー
ト)の表面に感圧性粘着層3との間で容易に剥離可能な
シリコーン樹脂、パラフィンなどをコーティングして乾
燥させた易剥離層を備えたものである。
パレータ4は、紙製シート、合成樹脂製フィルム(シー
ト)の表面に感圧性粘着層3との間で容易に剥離可能な
シリコーン樹脂、パラフィンなどをコーティングして乾
燥させた易剥離層を備えたものである。
【0049】上記第1の発明又は第2の発明における冊
子体保持用フィルム21は、厚さが0.1〜0.3mm
程度の紙製シート、透明又は半透明乃至不透明な合成樹
脂製フィルム(シート)、アルミニウム箔などによる冊
子体保持フィルム本体22の内面(片面)に部分的若し
くは全面的に感熱接着剤層23を設けたものである。
子体保持用フィルム21は、厚さが0.1〜0.3mm
程度の紙製シート、透明又は半透明乃至不透明な合成樹
脂製フィルム(シート)、アルミニウム箔などによる冊
子体保持フィルム本体22の内面(片面)に部分的若し
くは全面的に感熱接着剤層23を設けたものである。
【0050】[第3の発明]次に、第3の発明の冊子状
ラベルの製造方法を、図6に示す発明の実施の形態に従
って以下に詳細に説明する。図6は、製造工程を説明す
る概要側面図であって、31は冊子体11を供給する供
給部、32はフィーダ(吸引方式、グリップ方式、ロー
ラ方式など)、33は対向する送り込みロール部、34
は対向する加圧ロール34a、34bからなる加圧ロー
ル部であって必要に応じて一方のロールは加熱ロールを
兼ねるもの、35はカッティングロール部であって35
aはプレスロール、35bはカッティングロール、36
は、例えば前後端部の駆動ベルトロール36a、36b
に巻回したエンドレスベルト37からなるラベル搬出部
である。
ラベルの製造方法を、図6に示す発明の実施の形態に従
って以下に詳細に説明する。図6は、製造工程を説明す
る概要側面図であって、31は冊子体11を供給する供
給部、32はフィーダ(吸引方式、グリップ方式、ロー
ラ方式など)、33は対向する送り込みロール部、34
は対向する加圧ロール34a、34bからなる加圧ロー
ル部であって必要に応じて一方のロールは加熱ロールを
兼ねるもの、35はカッティングロール部であって35
aはプレスロール、35bはカッティングロール、36
は、例えば前後端部の駆動ベルトロール36a、36b
に巻回したエンドレスベルト37からなるラベル搬出部
である。
【0051】まず、基材シート2と感圧性粘着層3とセ
パレータ4からなる長尺状の支持シート1と、接着剤層
23を備えた長尺状の冊子体保持用フィルム21とを、
加圧ロール部34の対向する加圧ロール34a、34b
間に導入して重ね合わせる。
パレータ4からなる長尺状の支持シート1と、接着剤層
23を備えた長尺状の冊子体保持用フィルム21とを、
加圧ロール部34の対向する加圧ロール34a、34b
間に導入して重ね合わせる。
【0052】続いて、冊子体供給部31のフィーダ32
によりシート状の冊子体11を1部ずつ吸着して、該支
持シート1と冊子体保持用フィルム21の接着剤層23
との重ね合わせ内面に所定間隔をおいて順次導入しなが
ら、該支持シート1と冊子体11と冊子体保持用フィル
ム21とを、加圧ロール34a、34bのニップロール
間にて加圧(又は加熱加圧)して、支持シート1と冊子
体保持用フィルム21とをウエットラミネート(又はド
ライラミネート)して貼り合わせ、冊子体11を1部ず
つ支持シート1と冊子体保持用フィルム21との間に保
持しながら、次のカッティングロール部35の方向に搬
送する。
によりシート状の冊子体11を1部ずつ吸着して、該支
持シート1と冊子体保持用フィルム21の接着剤層23
との重ね合わせ内面に所定間隔をおいて順次導入しなが
ら、該支持シート1と冊子体11と冊子体保持用フィル
ム21とを、加圧ロール34a、34bのニップロール
間にて加圧(又は加熱加圧)して、支持シート1と冊子
体保持用フィルム21とをウエットラミネート(又はド
ライラミネート)して貼り合わせ、冊子体11を1部ず
つ支持シート1と冊子体保持用フィルム21との間に保
持しながら、次のカッティングロール部35の方向に搬
送する。
【0053】続いて、カッティングロール部35のプレ
スロール35aとカッティングロール35b(打ち抜き
用型ロール)との間に、冊子体11を保持して貼り合わ
せられた支持シート1と冊子体保持用フィルム21とを
導入して、該シート1とフィルム21との間に保持され
ている各々冊子体11の外側領域にて、該シート1とフ
ィルム21とをラベル状にカッティング(打ち抜き加
工)しながらカッティングロール35bを通過した抜き
かすシート21a、1aは排除することにより、感圧性
粘着層3とセパレータ4とを裏面に備えた支持シート1
上に保持フィルム21により被覆保持された冊子体11
を有する冊子状ラベルA(図1(a)、図1(b)参
照)を得る。
スロール35aとカッティングロール35b(打ち抜き
用型ロール)との間に、冊子体11を保持して貼り合わ
せられた支持シート1と冊子体保持用フィルム21とを
導入して、該シート1とフィルム21との間に保持され
ている各々冊子体11の外側領域にて、該シート1とフ
ィルム21とをラベル状にカッティング(打ち抜き加
工)しながらカッティングロール35bを通過した抜き
かすシート21a、1aは排除することにより、感圧性
粘着層3とセパレータ4とを裏面に備えた支持シート1
上に保持フィルム21により被覆保持された冊子体11
を有する冊子状ラベルA(図1(a)、図1(b)参
照)を得る。
【0054】図8(a)は、冊子体11を保持して貼り
合わせられた支持シート1(基材シート2、感圧性粘着
層3、セパレータ4)と冊子体保持用フィルム21と
を、カッティングロール部35のプレスロール35aと
カッティングロール35bとの間に矢印方向に導入し
て、該支持シート1とフィルム21とをラベル状にカッ
ティングした状態を示す平面図である。
合わせられた支持シート1(基材シート2、感圧性粘着
層3、セパレータ4)と冊子体保持用フィルム21と
を、カッティングロール部35のプレスロール35aと
カッティングロール35bとの間に矢印方向に導入し
て、該支持シート1とフィルム21とをラベル状にカッ
ティングした状態を示す平面図である。
【0055】図8(a)に示すように、支持シート1と
フィルム21とは、保持されている各々冊子体11の外
側領域にて矩形状のカッティングラインDに沿って打ち
抜き加工されて、図8(b)に示すように、冊子体11
より外側領域の点線で示す部分が抜きかす21a、1a
として切除されて、各々冊子体11の前後端部に支持シ
ート1とフィルム21との接着部E、Eを備え、冊子状
ラベルA(M−M側断面図は図1(a)参照)が得られ
る。
フィルム21とは、保持されている各々冊子体11の外
側領域にて矩形状のカッティングラインDに沿って打ち
抜き加工されて、図8(b)に示すように、冊子体11
より外側領域の点線で示す部分が抜きかす21a、1a
として切除されて、各々冊子体11の前後端部に支持シ
ート1とフィルム21との接着部E、Eを備え、冊子状
ラベルA(M−M側断面図は図1(a)参照)が得られ
る。
【0056】得られた冊子状ラベルAは、駆動ベルトロ
ール36a、36bに巻回したエンドレスベルト37か
らなるラベル搬出部36上に積載されて所定位置に搬出
される。
ール36a、36bに巻回したエンドレスベルト37か
らなるラベル搬出部36上に積載されて所定位置に搬出
される。
【0057】また、上記第3の発明の冊子状ラベルの製
造方法の他の実施例としては、図2に示すようなセパレ
ータを要しない感熱性粘着層3を備えた冊子状ラベルA
を製造するための下記製造方法がある。まず、基材シー
ト2のみによる長尺状の支持シート1と、接着剤層23
を備えた長尺状の冊子体保持用フィルム21とを、加圧
ロール部34の対向する加圧ロール34a、34b間に
導入して重ね合わせる。
造方法の他の実施例としては、図2に示すようなセパレ
ータを要しない感熱性粘着層3を備えた冊子状ラベルA
を製造するための下記製造方法がある。まず、基材シー
ト2のみによる長尺状の支持シート1と、接着剤層23
を備えた長尺状の冊子体保持用フィルム21とを、加圧
ロール部34の対向する加圧ロール34a、34b間に
導入して重ね合わせる。
【0058】続いて、冊子体供給部31のフィーダ32
によりシート状の冊子体11を1部ずつ吸着して、該支
持シート1と冊子体保持用フィルム21の接着剤層23
との重ね合わせ内面に所定間隔をおいて順次導入しなが
ら、該支持シート1と冊子体11と冊子体保持用フィル
ム21とを、加圧ロール34a、34bのニップロール
間にて加圧(又は加熱加圧)して、支持シート1と冊子
体保持用フィルム21とをウエットラミネート(又はド
ライラミネート)して貼り合わせ、冊子体11を1部ず
つ支持シート1と冊子体保持用フィルム21との間に保
持しながら、次のカッティングロール部35の方向に搬
送する。
によりシート状の冊子体11を1部ずつ吸着して、該支
持シート1と冊子体保持用フィルム21の接着剤層23
との重ね合わせ内面に所定間隔をおいて順次導入しなが
ら、該支持シート1と冊子体11と冊子体保持用フィル
ム21とを、加圧ロール34a、34bのニップロール
間にて加圧(又は加熱加圧)して、支持シート1と冊子
体保持用フィルム21とをウエットラミネート(又はド
ライラミネート)して貼り合わせ、冊子体11を1部ず
つ支持シート1と冊子体保持用フィルム21との間に保
持しながら、次のカッティングロール部35の方向に搬
送する。
【0059】続いて、その搬送途中のコーター38に
て、支持シート1の裏面に感熱性粘着剤をコーティング
して乾燥させ感熱性粘着層3を形成する。
て、支持シート1の裏面に感熱性粘着剤をコーティング
して乾燥させ感熱性粘着層3を形成する。
【0060】次に、カッティングロール部35のプレス
ロール35aとカッティングロール35b(打ち抜き用
型ロール)との間に、冊子体11を保持して貼り合わせ
られた支持シート1と冊子体保持用フィルム21とを導
入して、該シート1とフィルム21との間に保持されて
いる各々冊子体11の外側領域にて、該シート1とフィ
ルム21とをラベル状にカッティング(打ち抜き加工)
しながら、カッティングロール35bを通過した保持フ
ィルム21の抜きかすシート21a、支持シート1の抜
きかすシート1aは排除することにより、基材シート2
の裏面に感熱性粘着層3を備えた支持シート1上に保持
フィルム21により被覆保持された冊子体11を有する
冊子状ラベルA(図2参照)を得る。
ロール35aとカッティングロール35b(打ち抜き用
型ロール)との間に、冊子体11を保持して貼り合わせ
られた支持シート1と冊子体保持用フィルム21とを導
入して、該シート1とフィルム21との間に保持されて
いる各々冊子体11の外側領域にて、該シート1とフィ
ルム21とをラベル状にカッティング(打ち抜き加工)
しながら、カッティングロール35bを通過した保持フ
ィルム21の抜きかすシート21a、支持シート1の抜
きかすシート1aは排除することにより、基材シート2
の裏面に感熱性粘着層3を備えた支持シート1上に保持
フィルム21により被覆保持された冊子体11を有する
冊子状ラベルA(図2参照)を得る。
【0061】図8(a)は、冊子体11を保持して貼り
合わせられた支持シート1(基材シート2、感熱性粘着
層3)と冊子体保持用フィルム21とを、カッティング
ロール部35のプレスロール35aとカッティングロー
ル35bとの間に矢印方向に導入して、該支持シート1
とフィルム21とをラベル状にカッティングした状態を
示す平面図である。
合わせられた支持シート1(基材シート2、感熱性粘着
層3)と冊子体保持用フィルム21とを、カッティング
ロール部35のプレスロール35aとカッティングロー
ル35bとの間に矢印方向に導入して、該支持シート1
とフィルム21とをラベル状にカッティングした状態を
示す平面図である。
【0062】図8(a)に示すように、支持シート1と
フィルム21とは、保持されている各々冊子体11の外
側領域にて矩形状のカッティングラインDに沿って打ち
抜き加工されて、図8(b)に示すように、冊子体11
より外側領域の点線で示す部分が抜きかす21a、1a
として切除されて、各々冊子体11の前後端部に支持シ
ート1とフィルム21との接着部E、Eを備え、冊子状
ラベルA(M−M側断面図は図1(b)参照)が得られ
る。
フィルム21とは、保持されている各々冊子体11の外
側領域にて矩形状のカッティングラインDに沿って打ち
抜き加工されて、図8(b)に示すように、冊子体11
より外側領域の点線で示す部分が抜きかす21a、1a
として切除されて、各々冊子体11の前後端部に支持シ
ート1とフィルム21との接着部E、Eを備え、冊子状
ラベルA(M−M側断面図は図1(b)参照)が得られ
る。
【0063】得られた冊子状ラベルAは、駆動ベルトロ
ール36a、36bに巻回したエンドレスベルト37か
らなるラベル搬出部36上に積載されて所定位置に搬出
される。
ール36a、36bに巻回したエンドレスベルト37か
らなるラベル搬出部36上に積載されて所定位置に搬出
される。
【0064】上記図8(a)〜(b)は、支持シート1
及び保持用フィルム21の導入方向に対して、各々冊子
体11をその折目(例えば折目a、b)が直交する方向
に導入した場合であり、図9(a)〜(b)は、支持シ
ート1及び保持用フィルム21の導入方向に対して、各
々冊子体11をその折目(例えば折目a、b)が平行と
なる方向に導入した場合である。
及び保持用フィルム21の導入方向に対して、各々冊子
体11をその折目(例えば折目a、b)が直交する方向
に導入した場合であり、図9(a)〜(b)は、支持シ
ート1及び保持用フィルム21の導入方向に対して、各
々冊子体11をその折目(例えば折目a、b)が平行と
なる方向に導入した場合である。
【0065】[第4の発明]次に、第4の発明の冊子状
ラベルの製造方法を、図7に示す発明の実施の形態に従
って以下に詳細に説明する。
ラベルの製造方法を、図7に示す発明の実施の形態に従
って以下に詳細に説明する。
【0066】まず、基材シート2と感圧性粘着層3とセ
パレータ4からなる長尺状の支持シート1と、ウエット
ラミネート用接着剤層23(又はドライラミネート用接
着剤層)を備えた長尺状の冊子体保持用フィルム21と
を、加圧ロール部34の対向する加圧ロール34a、3
4b間に導入して重ね合わせる。
パレータ4からなる長尺状の支持シート1と、ウエット
ラミネート用接着剤層23(又はドライラミネート用接
着剤層)を備えた長尺状の冊子体保持用フィルム21と
を、加圧ロール部34の対向する加圧ロール34a、3
4b間に導入して重ね合わせる。
【0067】続いて、冊子体供給部31のフィーダ32
によりシート状の冊子体11を1部ずつ吸着して、該支
持シート1と冊子体保持用フィルム21の接着剤層23
との重ね合わせ内面に所定間隔をおいて順次導入しなが
ら、該支持シート1と冊子体11と冊子体保持用フィル
ム21とを、加圧ロール34a、34bのニップロール
間にて加圧(又は加熱加圧)して、支持シート1と冊子
体保持用フィルム21とをウエットラミネート(又はド
ライラミネート)して貼り合わせ、冊子体11を1部ず
つ支持シート1と冊子体保持用フィルム21との間に保
持しながら、次のカッティングロール部35の方向に搬
送する。
によりシート状の冊子体11を1部ずつ吸着して、該支
持シート1と冊子体保持用フィルム21の接着剤層23
との重ね合わせ内面に所定間隔をおいて順次導入しなが
ら、該支持シート1と冊子体11と冊子体保持用フィル
ム21とを、加圧ロール34a、34bのニップロール
間にて加圧(又は加熱加圧)して、支持シート1と冊子
体保持用フィルム21とをウエットラミネート(又はド
ライラミネート)して貼り合わせ、冊子体11を1部ず
つ支持シート1と冊子体保持用フィルム21との間に保
持しながら、次のカッティングロール部35の方向に搬
送する。
【0068】続いて、カッティングロール部35のプレ
スロール35aとカッティングロール35b(打ち抜き
用型ロール)との間に、冊子体11を保持して貼り合わ
せられた支持シート1と冊子体保持用フィルム21とを
導入して、該シート1とフィルム21との間に保持され
ている各々冊子体11の外側領域にて、該支持シート1
のセパレータ4より上層の基材シート2と粘着層3と保
持フィルム21とをラベル状にカッティング(打ち抜き
加工)しながらカッティングロール35bを通過した保
持フィルム21の抜きかすシート21a、基材シート2
の抜きかすシート2a、及び粘着層3の抜きかす3aは
排除することにより、基材シート2の裏面に感圧性粘着
層3とセパレータ4とを備えた支持シート1上に保持フ
ィルム21により被覆保持された冊子体11を有する冊
子状ラベルA(図3(a)、図3(b)参照)を得る。
スロール35aとカッティングロール35b(打ち抜き
用型ロール)との間に、冊子体11を保持して貼り合わ
せられた支持シート1と冊子体保持用フィルム21とを
導入して、該シート1とフィルム21との間に保持され
ている各々冊子体11の外側領域にて、該支持シート1
のセパレータ4より上層の基材シート2と粘着層3と保
持フィルム21とをラベル状にカッティング(打ち抜き
加工)しながらカッティングロール35bを通過した保
持フィルム21の抜きかすシート21a、基材シート2
の抜きかすシート2a、及び粘着層3の抜きかす3aは
排除することにより、基材シート2の裏面に感圧性粘着
層3とセパレータ4とを備えた支持シート1上に保持フ
ィルム21により被覆保持された冊子体11を有する冊
子状ラベルA(図3(a)、図3(b)参照)を得る。
【0069】図10(a)は、冊子体11を保持して貼
り合わせられた支持シート1(基材シート2、感圧性粘
着層3、セパレータ4)と冊子体保持用フィルム21と
を、カッティングロール部35のプレスロール35aと
カッティングロール35bとの間に矢印方向に導入し
て、該支持シート1のセパレータ4より上層の基材シー
ト2と感圧性粘着層3と保持用フィルム21とをラベル
状にカッティングした状態を示す平面図である。
り合わせられた支持シート1(基材シート2、感圧性粘
着層3、セパレータ4)と冊子体保持用フィルム21と
を、カッティングロール部35のプレスロール35aと
カッティングロール35bとの間に矢印方向に導入し
て、該支持シート1のセパレータ4より上層の基材シー
ト2と感圧性粘着層3と保持用フィルム21とをラベル
状にカッティングした状態を示す平面図である。
【0070】図10(a)に示すように、支持シート1
のセパレータ4より上層の基材シート2と感圧性粘着層
3とフィルム21とは保持されている各々冊子体11の
外側領域にて矩形状のカッティングラインDに沿って打
ち抜き加工され、図10(b)に示すように、冊子体1
1より外側領域部分が抜きかす21a、2a、3aとし
てセパレータ4より剥離除去されて、各々冊子体11の
前後端部に支持シート1とフィルム21との接着部E、
Eを備え、セパレータE上には等間隔に配列され、感圧
性粘着層3を介して易剥離可能に仮接着された冊子状ラ
ベルA(M−M側断面図は図1(a)参照)が得られ
る。
のセパレータ4より上層の基材シート2と感圧性粘着層
3とフィルム21とは保持されている各々冊子体11の
外側領域にて矩形状のカッティングラインDに沿って打
ち抜き加工され、図10(b)に示すように、冊子体1
1より外側領域部分が抜きかす21a、2a、3aとし
てセパレータ4より剥離除去されて、各々冊子体11の
前後端部に支持シート1とフィルム21との接着部E、
Eを備え、セパレータE上には等間隔に配列され、感圧
性粘着層3を介して易剥離可能に仮接着された冊子状ラ
ベルA(M−M側断面図は図1(a)参照)が得られ
る。
【0071】上記図10(a)〜(b)は、支持シート
1及び保持用フィルム21の導入方向に対して、各々冊
子体11をその折目(例えば折目a、b)が直交する方
向に導入した場合であり、図11(a)〜(b)は、支
持シート1及び保持用フィルム21の導入方向に対し
て、各々冊子体11をその折目(例えば折目a、b)が
平行となる方向に導入した場合である。
1及び保持用フィルム21の導入方向に対して、各々冊
子体11をその折目(例えば折目a、b)が直交する方
向に導入した場合であり、図11(a)〜(b)は、支
持シート1及び保持用フィルム21の導入方向に対し
て、各々冊子体11をその折目(例えば折目a、b)が
平行となる方向に導入した場合である。
【0072】第3の発明又は第4の発明のそれぞれ製造
方法においては、図8(a)、図10(a)に示すよう
に、支持シート1の幅w1 、保持用フィルム21の幅w
2 、カッティングラインDの幅w3 、冊子体11の幅w
4 とした場合、各々幅の大小関係は下記のように設定す
ることが適当である。 w4 ≦w3 <w2 ≦w1 ・・・・・ 又は、 w3 ≦w4 <w2 <w1 ・・・・・
方法においては、図8(a)、図10(a)に示すよう
に、支持シート1の幅w1 、保持用フィルム21の幅w
2 、カッティングラインDの幅w3 、冊子体11の幅w
4 とした場合、各々幅の大小関係は下記のように設定す
ることが適当である。 w4 ≦w3 <w2 ≦w1 ・・・・・ 又は、 w3 ≦w4 <w2 <w1 ・・・・・
【0073】また第3の発明又は第4の発明のそれぞれ
製造方法においては、図9(a)、図11(a)に示す
ように、各々矩形ラベル状のカッティングラインDと、
冊子体11における支持シート1及び保持用フィルム2
1の導入方向の長さL1 、L 2 とした場合、各々長さL
1 、L2 の大小関係は下記のように設定することが適当
である。 L2 ≦L1 ・・・・・・・・・
製造方法においては、図9(a)、図11(a)に示す
ように、各々矩形ラベル状のカッティングラインDと、
冊子体11における支持シート1及び保持用フィルム2
1の導入方向の長さL1 、L 2 とした場合、各々長さL
1 、L2 の大小関係は下記のように設定することが適当
である。 L2 ≦L1 ・・・・・・・・・
【0074】
【作用】本発明の冊子状ラベルは、冊子体11が支持シ
ート1の基材シート2上面に非接着状態に載置された状
態で取り付けられており、該冊子体11は、冊子体保持
用フィルム21によって被覆されているとともに基材シ
ート2の上面に接着剤を介して貼着された該保持用フィ
ルム21によって支持シート1に対して取り付け保持さ
れていて、冊子体11の下面11bは、支持シート1
(基材シート2面)に対して接着していない。
ート1の基材シート2上面に非接着状態に載置された状
態で取り付けられており、該冊子体11は、冊子体保持
用フィルム21によって被覆されているとともに基材シ
ート2の上面に接着剤を介して貼着された該保持用フィ
ルム21によって支持シート1に対して取り付け保持さ
れていて、冊子体11の下面11bは、支持シート1
(基材シート2面)に対して接着していない。
【0075】そのため冊子状ラベルAの保持用フィルム
21をミシン目などを介して切り裂くことによって、被
覆されている冊子体11のみを単独で冊子状ラベル本体
の支持シート1から容易に取り外すことができ、冊子体
11本体を接着力や粘着力に抗して支持シート1から剥
離する手間が省けるとともに、冊子状ラベルAから取り
外された冊子体11は、粘着剤などが付着していないた
めに、頁捲りなどの取り扱いがし易く、読み易いもので
ある。
21をミシン目などを介して切り裂くことによって、被
覆されている冊子体11のみを単独で冊子状ラベル本体
の支持シート1から容易に取り外すことができ、冊子体
11本体を接着力や粘着力に抗して支持シート1から剥
離する手間が省けるとともに、冊子状ラベルAから取り
外された冊子体11は、粘着剤などが付着していないた
めに、頁捲りなどの取り扱いがし易く、読み易いもので
ある。
【0076】
【発明の効果】本発明の冊子状ラベル及びその製造方法
は、各種装置や各種容器などの製品表示ラベルや、説明
書(仕様書)付きの表示ラベル及びその製造方法として
効果的であり、製品面に貼着された本発明の冊子状ラベ
ルは、そのラベル本体から冊子体のみを単独で容易に取
り外すことができ、取り外した冊子体は粘着剤などが付
着していないために取り扱い易く、読み易いものとな
る。
は、各種装置や各種容器などの製品表示ラベルや、説明
書(仕様書)付きの表示ラベル及びその製造方法として
効果的であり、製品面に貼着された本発明の冊子状ラベ
ルは、そのラベル本体から冊子体のみを単独で容易に取
り外すことができ、取り外した冊子体は粘着剤などが付
着していないために取り扱い易く、読み易いものとな
る。
【図1】(a)は第1の発明の冊子状ラベルの実施の形
態を示す側断面図、(b)は他の実施の形態を示す側断
面図。
態を示す側断面図、(b)は他の実施の形態を示す側断
面図。
【図2】第1の発明の冊子状ラベルのその他の実施の形
態を示す側断面図。
態を示す側断面図。
【図3】(a)は第2の発明の冊子状ラベルの実施の形
態を示す側断面図、(b)は他の実施の形態を示す側断
面図。
態を示す側断面図、(b)は他の実施の形態を示す側断
面図。
【図4】本発明の冊子状ラベルを物品面に貼着した状態
を示す側断面図。
を示す側断面図。
【図5】本発明の冊子状ラベルに付加する冊子体の各種
形体を示す斜視図。
形体を示す斜視図。
【図6】第3の発明の冊子状ラベルの製造方法を説明す
る製造工程の概要側面図。
る製造工程の概要側面図。
【図7】第4の発明の冊子状ラベルの製造方法を説明す
る製造工程の概要側面図。
る製造工程の概要側面図。
【図8】(a)は第3の発明の冊子状ラベルの製造方法
におけるラベル状カッティング状態を説明する平面図、
(b)はラベル状カッティングにより得られた冊子状ラ
ベルの平面図。
におけるラベル状カッティング状態を説明する平面図、
(b)はラベル状カッティングにより得られた冊子状ラ
ベルの平面図。
【図9】(a)は第3の発明の冊子状ラベルの製造方法
におけるラベル状カッティング状態を説明する平面図、
(b)はラベル状カッティングにより得られた冊子状ラ
ベルの平面図。
におけるラベル状カッティング状態を説明する平面図、
(b)はラベル状カッティングにより得られた冊子状ラ
ベルの平面図。
【図10】(a)は第4の発明の冊子状ラベルの製造方
法におけるラベル状カッティング状態を説明する平面
図、(b)はラベル状カッティングにより得られた冊子
状ラベルの平面図。
法におけるラベル状カッティング状態を説明する平面
図、(b)はラベル状カッティングにより得られた冊子
状ラベルの平面図。
【図11】(a)は第4の発明の冊子状ラベルの製造方
法におけるラベル状カッティング状態を説明する平面
図、(b)はラベル状カッティングにより得られた冊子
状ラベルの平面図。
法におけるラベル状カッティング状態を説明する平面
図、(b)はラベル状カッティングにより得られた冊子
状ラベルの平面図。
【図12】従来の冊子状ラベルの製造方法を示す概要側
面図。
面図。
A…冊子状ラベル C…ミシン目 D…カッティングラ
イン E…接着部 1…支持シート 2…基材シート 3…粘着層 4…セ
パレータ 5…接着剤 6…被覆用フィルム 7…フィルム本体 8…接着剤層 11…冊子体 21…保持用フィルム 22…フィルム本体 23…接
着剤層 31…冊子体供給部 34…加圧ロール部 35…カッ
ティングロール部 36…搬送部 41…接着剤塗布装置
イン E…接着部 1…支持シート 2…基材シート 3…粘着層 4…セ
パレータ 5…接着剤 6…被覆用フィルム 7…フィルム本体 8…接着剤層 11…冊子体 21…保持用フィルム 22…フィルム本体 23…接
着剤層 31…冊子体供給部 34…加圧ロール部 35…カッ
ティングロール部 36…搬送部 41…接着剤塗布装置
Claims (12)
- 【請求項1】基材シート2と粘着層3と必要に応じてセ
パレータ4とからなる支持シート1と、該支持シート1
の基材シート2上面に非接着状態に載置した冊子体11
と、該冊子体11を被覆して基材シート2の上面に接着
剤を介して貼着された冊子体保持用フィルム21とから
構成されたことを特徴とする冊子状ラベル。 - 【請求項2】前記冊子体11の対向する両端部にある冊
子体保持用シート21から前記セパレータ4の上面にか
けてカッティングラインCが形成されている請求項1記
載の冊子状ラベル。 - 【請求項3】前記冊子体保持用フィルム21は、フィル
ム22とその内面の全面にコーティングした接着層23
から構成される請求項1又は請求項2記載の冊子状ラベ
ル。 - 【請求項4】前記冊子体保持用フィルム21は、フィル
ム22とその対向する両端面の内面のみにコーティング
した接着層23から構成される請求項1又は請求項2記
載の冊子状ラベル。 - 【請求項5】基材シート2と粘着層3からなる支持シー
ト1と、該支持シート1の基材シート2の上面に非接着
状態に載置した冊子体11と、該冊子体11を被覆して
基材シート2の上面に貼着された冊子体保持用フィルム
21とから構成された複数の冊子状ラベルAが、該支持
シート1の粘着層3を介して長尺状セパレータ4の上面
に等間隔に配列されて易剥離可能に仮貼着されているこ
とを特徴とする冊子状ラベル。 - 【請求項6】前記冊子体11の対向する両端部にある冊
子体保持用フィルム21から前記長尺状セパレータ4の
上面にかけてカッティングラインCが形成されている請
求項5記載の冊子状ラベル。 - 【請求項7】前記冊子体保持用フィルム21は、フィル
ム22とその内面の全面にコーティングした接着層23
から構成される請求項5又は請求項6記載の冊子状ラベ
ル。 - 【請求項8】前記冊子体保持用フィルム21は、フィル
ム22とその対向するの両端面の内面みにコーティング
した接着層23から構成される請求項5又は請求項6記
載の冊子状ラベル。 - 【請求項9】基材シート2と粘着層3とセパレータ4か
らなる長尺状の支持シート1と接着剤層23を備えた長
尺状の冊子体保持用フィルム21とを対向するニップロ
ール間に重ね合わせながら導入する工程と、該支持シー
ト1と冊子体保持用フィルム21の接着剤層23との重
ね合わせ内面にシート状の冊子体11を所定間隔をおい
て順次1部ずつ導入する工程と、支持シート1と冊子体
11と冊子体保持用フィルム21とをニップロール間に
て加圧して支持シート1と冊子体保持用フィルム21と
を貼り合わせることにより冊子体11を支持シート1と
冊子体保持用フィルム21との間に保持する工程と、冊
子体11を保持した支持シート1と冊子体保持用フィル
ム21を各々冊子体11の外側領域にてラベル状にカッ
ティングするカッティング工程とにより製造することを
特徴とする冊子状ラベルの製造方法。 - 【請求項10】基材シート2と粘着層3とセパレータ4
からなる長尺状の支持シート1と接着剤層23を備えた
長尺状の冊子体保持用フィルム21とを対向するニップ
ロール間に重ね合わせながら導入する工程と、該支持シ
ート1と冊子体保持用フィルム21の接着剤層23との
重ね合わせ内面にシート状の冊子体11を所定間隔をお
いて順次1部ずつ導入する工程と、支持シート1と冊子
体11と冊子体保持用フィルム21とをニップロール間
にて加圧して支持シート1と冊子体保持用フィルム21
とを貼り合わせることにより冊子体11を支持シート1
と冊子体保持用フィルム21との間に保持する工程と、
冊子体11を保持した支持シート1と冊子体保持用フィ
ルム21を前記支持シート1の最下層にあるセパレータ
4を除外して各々冊子体11の外側領域にてラベル状に
カッティングするカッティング工程とにより製造するこ
とを特徴とする冊子状ラベルの製造方法。 - 【請求項11】前記冊子体保持用フィルム21には、フ
ィルム22とその内面の全面にコーティングした接着層
23から構成されるフィルムを使用する請求項9又は請
求項10記載の冊子状ラベルの製造方法。 - 【請求項12】前記冊子体保持用フィルム21には、フ
ィルム22とその対向する両端面の内面のみにコーティ
ングした接着層23から構成されるフィルムを使用する
請求項9又は請求項10記載の冊子状ラベルの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1133598A JPH11207834A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 冊子状ラベル及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1133598A JPH11207834A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 冊子状ラベル及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11207834A true JPH11207834A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11775172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1133598A Withdrawn JPH11207834A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 冊子状ラベル及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11207834A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009298151A (ja) * | 2009-07-21 | 2009-12-24 | Fuji Seal International Inc | 袋状ラベル及び袋状ラベルの製造方法 |
-
1998
- 1998-01-23 JP JP1133598A patent/JPH11207834A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009298151A (ja) * | 2009-07-21 | 2009-12-24 | Fuji Seal International Inc | 袋状ラベル及び袋状ラベルの製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050405 |