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JPH11204159A - 電源ケーブル接続器 - Google Patents

電源ケーブル接続器

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Publication number
JPH11204159A
JPH11204159A JP10004261A JP426198A JPH11204159A JP H11204159 A JPH11204159 A JP H11204159A JP 10004261 A JP10004261 A JP 10004261A JP 426198 A JP426198 A JP 426198A JP H11204159 A JPH11204159 A JP H11204159A
Authority
JP
Japan
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cylindrical
plug
double
case
receptacle
Prior art date
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Application number
JP10004261A
Other languages
English (en)
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JP2898617B1 (ja
Inventor
Mitsutoshi Watanabe
光利 渡邊
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Original Assignee
Individual
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Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP10004261A priority Critical patent/JP2898617B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2898617B1 publication Critical patent/JP2898617B1/ja
Publication of JPH11204159A publication Critical patent/JPH11204159A/ja
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  • Cable Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、電源ケーブルの両端に同じ構造の筒
形ソケットを取付けて第1、第2電源ケーブル間の接続
が適正に行なえるようにして大電力供給を安定に行な
う。 【解決手段】第1電源ケーブル8に接続の第1筒形ソケ
ットAと;第2電源ケーブル9に接続の第2筒形ソケッ
トBと;第1、第2筒形ソケットA,Bに抜き差し可に
接続される双筒形中間プラグCとから構成され;上記第
1、第2筒形ソケットA,Bは各筒形外嵌めケース11
に内蔵された、導電セグメント4群を筒状にし環状スプ
リング7で結束した第1、第2筒形レセプタクル6を夫
々保有し;更に上記双筒形中間プラグCは双筒形ケース
10に内蔵された一本の棒材から成る双頭形プラグ3を
保有し;上記双筒形中間プラグCの双頭形プラグ3を上
記第1、第2筒形レセプタクル6内に挿入することによ
り、各導電セグメント4の内面に加圧接触させ、第1、
第2電源ケーブル間を接続する構成とした電源ケーブル
接続器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電源ケーブルと電源
ケーブル間の接続に用いられる、大電力供給用の接続器
に関する。
【0002】
【従来の技術】特許第2554170号は第1電源ケー
ブルの端部に取付け接続される筒形ソケットと、第2電
源ケーブルの端部に取付け接続される筒形プラグとから
成る電源ケーブル接続器を示しており、筒形ソケット内
には複数本の導電セグメントを筒状に並列して環状スプ
リングで結束した筒形レセプタクルを保有させ、この筒
形レセプタクル内に筒形プラグ内に保有させた棒形プラ
グを挿入することにより、該棒形プラグの外周面を各セ
グメントの内周面に加圧接触させ、ケーブル間接続を行
なうようにしている。
【0003】従来は筒形ソケット(雌)と筒形プラグ
(雄)から成る雌雄一対の接続器を介して電源ケーブル
間を接続する方式であることから、中間電源ケーブルの
一端には上記筒形ソケットを取付け接続し、他端には上
記筒形プラグを取付け接続して、中間電源ケーブルの両
端に接続される相手側ケーブルの接続器との整合性を図
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、ケーブル接続
距離が長い場合には、上記中間電源ケーブルを複数本用
いるが、この中間電源ケーブルの接続に際してはケーブ
ル間において常に雄と雌を対向させねばならず、屡々取
り違えて雄と雄、雌と雌を対向させてしまい、その都
度、高重量で長尺のケーブルを引き回し反転させる作業
を強いられている。
【0005】又従来型の接続器においては、電源ケーブ
ルの両端に別構造のソケットとプラグを取付けねばなら
ず、製造と管理を煩雑にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を適切
に解決すると同時に、電源ケーブルの両端に同じ構造の
筒形ソケットを取付けて第1、第2電源ケーブル間の接
続が行なえるようにしつつ、第1電源ケーブルの筒形ソ
ケットと第2電源ケーブルの筒形ソケット間に双筒形中
間プラグを介在して、何れもセグメントによる接続(セ
グメントを円筒形に結束した第1、第2筒形レセプタク
ルによる接続)が果せるようにして大電力供給が安定に
行なえるようにしたものである。
【0007】又電源ケーブルの両端に同じ構造の筒形ソ
ケットを取付け接続してケーブル間接続が行なえるよう
にし、ケーブル製造と管理を容易にした。
【0008】要述すると、本発明は上記電源ケーブル接
続器を、第1電源ケーブルの一端に接続される第1筒形
ソケットと、第2電源ケーブルの一端に接続される第2
筒形ソケットと、第1筒形ソケットと第2筒形ソケット
の双方に抜き差し可に接続される双筒形中間プラグとか
ら構成している。
【0009】そして上記第1、第2筒形ソケットにはプ
ラグ差込口を有する筒形外嵌めケース内に複数本の導電
セグメントを筒状に並列して外周面を環状スプリングで
結束し、各導電セグメントを径方向に拡縮可能にした第
1、第2筒形レセプタクルを保有せしめ、両ソケットを
同一構造にする。
【0010】他方上記双筒形中間プラグは一端に第1筒
形レセプタクルを差込む第1筒形内嵌めケース部を、他
端に第2筒形レセプタクルを差込む第2筒形内嵌めケー
ス部を夫々有する双筒形ケースにて形成し、該双筒形ケ
ース内に一端に第1棒形プラグ部を、他端に第2棒形プ
ラグ部を夫々有する一本の双頭形プラグを保有せしめ、
よって上記双筒形中間プラグの上記第1棒形プラグ部を
上記第1筒形レセプタクル内に挿入すると共に、上記第
2棒形プラグ部を上記第2筒形レセプタクル内に挿入す
ることにより、第1、第2棒形プラグ部を第1、第2筒
形レセプタクルを構成する各導電セグメントの内面に加
圧接触させ、第1、第2電源ケーブル間を接続する構成
としたものである。よって前記目的を達成できるように
したものである。
【0011】上記第1、第2筒形ソケットは、上記第
1、第2筒形レセプタクルの外周面と、各筒形外嵌めケ
ースの内周面との間に、各プラグ差込口を通じて双筒形
中間プラグの第1、第2筒形内嵌めケース部を受容する
環状の第1、第2筒形内嵌めケース部受容室を夫々形成
した。
【0012】よって双筒形中間プラグを第1、第2筒形
ソケット内へ仕舞い込む構成にして接続器全体の長さを
縮小し且つ水密向上を図った。
【0013】又上記双頭形プラグをその中間部を支点と
して径方向へ揺動できるように双筒形ケース内に支持す
ると共に、上記第1、第2棒形プラグ部の外周面と第
1、第2筒形内嵌めケースの内周面との間に、上記第
1、第2筒形レセプタクル差込口を通じて第1、第2筒
形レセプタクルを受容する環状の第1、第2筒形レセプ
タクル受容室を夫々形成した。
【0014】よって第1、第2筒形ソケットに双筒形中
間プラグを挿入する時、即ち前者の第1、第2筒形レセ
プタクルを後者の第1、第2の受容室に挿入しつつ、前
者の第1、第2筒形レセプタクル内に後者の第1、第2
棒形プラグ部を挿入する時に、両棒形プラグ部を径方向
に揺動して第1、第2筒形レセプタクル内へ円滑に挿入
することができるようにした。
【0015】又双筒形中間プラグにおいて、上記双筒形
ケースの外周面中間部から、第1、第2筒形ソケットの
各筒形外嵌めケースの端面を突合せるフランジを突設
し、双筒形中間プラグに対する第1、第2筒形ソケット
の相対挿入深さを均一にして各レセプタクルにおける各
セグメント接続を適正にした。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は大電力供給用の電源ケー
ブル接続器であり、該接続器は図1、図2に示すよう
に、第1電源ケーブル8の一端に接続される第1筒形ソ
ケットAと、第2電源ケーブル9の一端に接続される第
2筒形ソケットBと、第1筒形ソケットAと第2筒形ソ
ケットBの双方に抜き差し可に接続される双筒形中間プ
ラグCとから構成される。
【0017】上記第1筒形ソケットAと第2筒形ソケッ
トBは同一構造であり、上記双筒形中間プラグCは対称
構造である。よって第1筒形ソケットAと第2筒形ソケ
ットBは各部位に同じ符号で説明し、図1、図2中、第
2筒形ソケットBには符号記入を省略する。
【0018】上記第1筒形ソケットAは第1電源ケーブ
ル8の接続端とは反対側の端部にプラグ差込口31を有
する該筒形外嵌めケース11と、該筒形外嵌めケースに
内蔵された、軸線方向に延びる複数本の導電セグメント
4を筒状に並列して外周面を環状スプリング7で結束
し、各導電セグメント4を径方向に拡縮可能にした第1
筒形レセプタクル6を保有する。
【0019】この第1筒形レセプタクル6とケース11
とは同芯であり、上記プラグ差込口31と同芯のプラグ
受口を有する。
【0020】同様に上記第2筒形ソケットBは第2電源
ケーブル9の接続端とは反対側の端部にプラグ差込口3
1を有する筒形外嵌めケース11と、該筒形外嵌めケー
ス11に内蔵された、軸線方向に延びる複数本のセグメ
ント4を筒状に並列して外周面を環状スプリング7で結
束し各セグメント4を径方向に拡縮可能にした第2筒形
レセプタクル6を保有する。
【0021】上記第2筒形レセプタクル6とケース11
とは同芯であり、上記プラグ差込口31と同芯のプラグ
受口を有する。
【0022】更に上記双筒形中間プラグCは一端に第1
筒形レセプタクル差込口32を有する第1筒形内嵌めケ
ース部10aを、他端に第2筒形レセプタクル差込口3
3を有する第2筒形内嵌めケース部10bとから成る双
筒形ケース10と、該双筒形ケース10に内蔵された一
端に第1棒形プラグ部3aを、他端に第2棒形プラグ部
3bを夫々有する一本の双頭形プラグ3を保有する。
【0023】上記双筒形ケース10は円筒形の単一の筒
体であり、上記第1、第2筒形内嵌めケース部10a,
10bは同芯に且つ互いに反対向きに連設されている。
【0024】同様に上記双頭形プラグ3は単一の円柱体
であり、上記第1、第2棒形プラグ部3a,3bは同芯
に且つ互いに反対向きに連設されている。
【0025】又第1、第2棒形プラグ部3a,3bは上
記第1、第2筒形レセプタクル差込口32,33と夫々
同芯であり、且つ双頭形プラグ3は双筒形ケース10内
に同芯に遊間隔を存して内在されている。
【0026】上記双筒形中間プラグCの上記第1棒形プ
ラグ部3aは第1筒形ソケットAの上記第1筒形レセプ
タクル6内に挿入すると共に、上記第2棒形プラグ部3
bを上記第2筒形ソケットBの第2筒形レセプタクル6
内に挿入することにより、第1、第2棒形プラグ部3
a,3bを第1、第2筒形レセプタクル6を構成する各
導電セグメント4の内面に加圧接触させ、第1、第2電
源ケーブル8,9間を接続する。
【0027】上記第1、第2棒形プラグ部3a,3b
は、上記第1、第2筒形レセプタクル6の各セグメント
4を環状スプリング7の弾力に抗し、又は弾力に従い拡
縮可能であり、第1、第2棒形プラグ部3a,3bはこ
の拡縮を伴ないつつ径方向に揺動し第1、第2筒形レセ
プタクル6内へ円滑に挿入される。
【0028】又上記第1、第2筒形ソケットA,Bにお
いて、上記第1、第2筒形レセプタクル6の外周面と、
各筒形外嵌めケース11の内周面との間に、各プラグ差
込口31を通じて双筒形中間プラグCの第1、第2筒形
内嵌めケース部10a,10bを受容する環状の第1、
第2筒形内嵌めケース部受容室35を夫々形成する。
【0029】セグメント4から成る第1、第2筒形レセ
プタクル6内に、第1、第2棒形プラグ部3a,3bを
夫々挿入する時、同時に上記第1、第2筒形内嵌めケー
ス部受容室35内に第1、第2筒形内嵌めケース部10
a,10bが挿入される。
【0030】又上記双筒形中間プラグCにおいて、上記
双頭形プラグ3が中間部を支点として径方向へ揺動可に
双筒形ケース内に支持され、上記第1、第2棒形プラグ
部3a,3bの外周面と第1、第2筒形内嵌めケース部
10a,10bの内周面との間に、上記第1、第2筒形
レセプタクル差込口32,33を通じて第1、第2筒形
レセプタクル6を受容する環状の第1、第2筒形レセプ
タクル受容室34a,34bを夫々形成する。
【0031】上記双筒形中間プラグCの第1、第2棒形
プラグ部3a,3bをセグメント4から成る第1、第2
筒形レセプタクル6内に挿入する時、同時に上記第1、
第2筒形レセプタクル6が上記第1、第2筒形レセプタ
クル受容室34a,34b内に挿入される。
【0032】又上記双筒形中間プラグCにおいて、上記
双筒形ケース10の外周面中間部から、第1、第2筒形
ソケットA,Bの各筒形外嵌めケース11の端面を突合
せるフランジ36を突設する。
【0033】前記のように、上記第1、第2筒形レセプ
タクル6内に第1、第2棒形プラグ部3a,3bを挿入
する時、第1、第2筒形内嵌めケース部10a,10b
は第1、第2の受容室35内へ夫々挿入され、この挿入
の終端において、各筒形外嵌めケース11の端面が上記
フランジ36の両側に当接し、各挿入深さが適正に設定
されると共に、第1、第2筒形レセプタクル6の各セグ
メント4と第1、第2棒形プラグ部3a,3bとの加圧
接触が適正に得られる。
【0034】上記第1、第2筒形ソケットA,Bの第
1、第2筒形レセプタクル6の後端には、各筒形外嵌め
ケース11内に保有させた第4、第5棒形プラグ5が加
圧挿入されて常時接触状態に置かれ、この第4、第5棒
形プラグ5の後端に、各筒形外嵌めケース11の後端か
ら導入された第1、第2電源ケーブル8,9が夫々取付
け接続されている。
【0035】上記電源ケーブル接続器は第1、第2筒形
ソケットA,Bと、双筒形中間プラグCとをワンタッチ
でロック又はロック解除するロック機構を備える。この
ロック機構について以下に説明する。尚第1、第2筒形
ソケットA,Bは全く同じロック機構を有するので図
1、図2中、第2筒形ソケットBの符号は省略する。
【0036】上記内嵌めケース10a,10bを嵌合す
る外嵌めケース11の嵌合壁に内端で収斂する円錐台形
の孔20を設け、該孔20にボール19を遊合する。ボ
ール19は該孔20からケース内外へ出没でき、ケース
内方へは上記収斂する孔20の口径により制限し脱出不
能とする。
【0037】上記ボール19を遊合せる外嵌めケース1
1に外接して円筒形の外部摺動体21を嵌合する。該外
部摺動体21は外嵌めケース11の外面に沿い往復摺動
可能である。外嵌めケース11の外面にはバネ22を添
設して該バネ22で上記外部摺動体21の後端を弾持し
前端方向へ付勢する。従って外部摺動体21は上記バネ
22に抗し後端方向へ摺動され、又バネ22の畜勢弾力
にて前端方向へ摺動する。
【0038】該外部摺動体21の前端方向への移動力を
制限するためその摺動面において相互に係合する段部2
3を設ける。同様に後端方向への摺動量を制限するため
外部摺動体21の外面と外嵌めケース11の外面に段部
27を形成する。従って外部摺動体21は段部23と2
7によって形成した前当てと後ろ当て間において往復摺
動可能である。上記バネ22はコイルスプリングを用い
外嵌めケース11の外周面に巻回し外部摺動体21を均
一に弾持する。
【0039】上記外部摺動体21の摺動面に環状のボー
ル規制部24とボール逃げ部25とを形成する。該ボー
ル規制部24は外部摺動体21の後端側に、ボール逃げ
部25は同前端側に互いに隣接して配し、外部摺動体2
1がバネ22の弾力に抗して後端方向へ摺動操作された
時、段部27が係合する後方摺動死点にて上記ボール1
9とボール逃げ部25とが対向してケース11外への逃
げを許容し、又外部摺動体21がバネ22の弾力に従っ
て前端方向へ摺動された時、段部23が係合する前方摺
動死点にて上記ボール19の外面をボール規制部24で
押圧して内面側を外嵌めケース11内へ突出させ、内嵌
めケース10a,10bの外面に設けた環状溝から成る
ボール係合部37に係合させて外嵌めケース外への突出
を阻止して前記内嵌めケース10a,10bとの結合を
保持する。
【0040】更に上記外嵌めケース11に内接して円筒
形の内部摺動体28を嵌合する。該内部摺動体28は外
嵌めケース11の内面に接して摺動可能であり、これを
前端方向に付勢するバネ29、例えばコイルスプリング
にて弾持し、該弾発力にて嵌合された内嵌めケース10
a,10bの端面に内部摺動体28の端面を加圧接触さ
せ内嵌めケース10a,10bの嵌脱動作に追随して進
退するように設け、バネ29の弾力に従い前端方向に移
動した時(内嵌めケース10a,10bが抜去されてい
る時)、その外面にてボール19の内面を押圧して外嵌
めケース11内方への突出を阻止すると共に、同ケース
外方へ突出させ上記外部摺動体21のボール逃げ部25
への突出を促す。
【0041】又内部摺動体28は内嵌めケース10a,
10bを外嵌めケース11に嵌合した時、該外嵌めケー
ス11に押圧されてバネ29の弾力に抗し後端方向へ摺
動し、上記ボール19の外嵌めケース11内方への突出
を許容し内嵌めケース10a,10bとの係合を促す。
【0042】ボール19は外部摺動体21のボール規制
部24にて外方突出を阻止され且つ内部摺動体28にて
内方突出が許容されている時に、上記係合部37に係合
し外嵌めケース11と内嵌めケース10a,10bとを
結合し、第1、第2筒形ソケットA,Bと双頭形中間プ
ラグCの接続をロックする。
【0043】又外部摺動体21をボール規制状態からバ
ネ22の弾力に抗し後端方向へ摺動するとボール逃げ部
25とボール19が対向し、ボール19は外方への突出
が許容される。この結果、内嵌めケース10a,10b
はボール19による係合が解除されてフリー状態となり
抜去可能となる。
【0044】内部摺動体28は前記のようにバネ29に
より内嵌めケース10a,10b前端面に加圧接触して
追随動するように設けられており、従って内部摺動体2
8は上記ボール19の係合解除に伴ないバネ29の弾発
力が働いて内嵌めケース10a,10bを抜去方向に押
し出す。換言すれば内嵌めケース10a,10bの抜去
に追随して内部摺動体28が前端方向へ摺動し、摺動体
外面にてボール19の内面を押圧して外嵌めケース11
外方へ突出させ外部摺動体21のボール逃げ部25内へ
の突出を促す。外部摺動体21はボール逃げ部25の端
部にボール19が係合することによりバネ22を圧縮し
たままで後端方向へ移動された状態を保持する。
【0045】以上のように図1に示すロック解除状態か
ら、内嵌めケース10a,10bを外嵌めケース11内
に嵌合すると、内嵌めケース10a,10bの前端面で
内部摺動体28をバネ29の弾力に抗し押圧しこれを後
端方向へと摺動させる。
【0046】この結果、内部摺動体28はボール19の
規制を解除し、内嵌めケース10a,10bが所要深さ
まで嵌合された時、ボール19の内方突出が許容され係
合部37に係合可能な状態となり、同時にボール19と
係合部37が対向した時、上記外部摺動体21はボール
19との係合が解除されてフリー状態となり、この結果
バネ22の弾発力が作用して外部摺動体21を前端方向
へ摺動し、ボール規制部24にてボール19の外面を押
圧して内方へ突出させ上記係合部37へ係入させる。
【0047】この結果、ボール19は外方への突出が阻
止されて上記係合状態を保持し、内嵌めケース10a,
10bと外嵌めケース11の結合、即ち第1、第2筒形
ソケットA,Bと双筒形中間プラグCの接続を保持す
る。即ち、内嵌めケース10a,10bを外嵌めケース
11に嵌合すると自動的にロック状態となり、又外部摺
動体21をバネ22に抗し後端方向へ摺動操作すること
により自動的にロック解除状態が形成される。
【0048】上記双筒形中間プラグCの中間部外周面、
即ち第1筒形内嵌めケース10a,10bの連設部外周
面には前記フランジ36を設け、このフランジ36の外
周面中央部に該フランジ36よりも高位で且つ狭巾のフ
ランジ38を突設し、即ちフランジを二段に形成し、第
1、第2筒形ソケットA,Bと双筒形中間プラグCとが
接続している時、上記各外部摺動体21の前端面がバネ
22の弾発力で上記狭巾フランジ38の両側面に当接さ
せ、同時に広巾フランジ36の両側面に筒形外嵌めケー
スの前端面を当接せしめる。
【0049】両外部摺動体21の前端面間に狭巾フラン
ジ38を介在することにより、同摺動体21のロック解
除操作が容易となり、又フランジ36,38を二段形に
して上記各当接を図ることにより水密性も向上できる。
【0050】又双頭形プラグ3の中間を双筒形ケース1
0の中間部に摺動可に支持する手段として、双筒形ケー
ス10の内周面中央部、即ち第1、第2筒形内嵌めケー
ス10a,10bの連設部内周面から環状支持部12を
突設し、該環状支持部12の内端を双頭形プラグ3の中
央部外周面、即ち第1、第2棒形プラグ部3a,3bの
連設部外周面に形成した環状支持溝14内に滑合させ
る。
【0051】この時環状支持溝14の内底面と環状支持
部12の内周面間には所定の環状間隔13を設け、第
1、第2棒形プラグ部3a,3bの径方向への平行移動
と径方向への揺動が充分に得られるようにする。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、電源ケーブルの両端に
同じ構造の筒形ソケットを取付けて双筒形中間プラグを
介して第1、第2電源ケーブル間の接続が適正に行なえ
る。
【0053】又第1電源ケーブルの筒形ソケットと第2
電源ケーブルの筒形ソケット間に双筒形中間プラグを介
在して、第1、第2電源ケーブルの何れの側においても
セグメントによる接続(セグメントを円筒形に結束した
第1、第2筒形レセプタクルによる接続)が果せ、大電
力供給が安定に行なえる。
【0054】又電源ケーブルの両端に同じ構造の筒形ソ
ケットを取付け接続してケーブル間接続が行なえるよう
にして、ケーブル製造と管理を容易にした。
【0055】又双筒形中間プラグを第1、第2筒形ソケ
ット内へ仕舞い込む構成にして接続器全体の長さを縮小
し且つ水密向上を図った。
【0056】又第1、第2筒形ソケットに双筒形中間プ
ラグを挿入する時、第1、第2筒形レセプタクルの各セ
グメントの拡縮を伴ないつつ、両棒形プラグ部を径方向
に揺動して第1、第2筒形レセプタクル内へ円滑に挿入
することができる。
【0057】又双筒形中間プラグにおいて、上記双筒形
ケースの外周面中間部から、第1、第2筒形ソケットの
各筒形外嵌めケースの端面を突合せるフランジを突設
し、双筒形中間プラグに対する第1、第2筒形ソケット
の相対挿入深さを均一にして各レセプタクルにおける各
セグメント接続を適正にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】電源ケーブル接続器を分解して示す断面図。
【図2】同組立断面図。
【図3】上記接続器に内蔵せる第1、第2筒形レセプタ
クルの正面図。
【符号の説明】
A 第1筒形ソケット B 第2筒形ソケット C 双筒形中間プラグ 3 双頭形プラグ 3a 第1棒形プラグ 3b 第2棒形プラグ 4 導電セグメント 6 第1、第2筒形レセプタクル 10 双筒形ケース 10a 第1筒形内嵌めケース 10b 第2筒形内嵌めケース 11 筒形外嵌めケース
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】又双頭形プラグ3の中間を双筒形ケース1
0の中間部に揺動可に支持する手段として、双筒形ケー
ス10の内周面中央部、即ち第1、第2筒形内嵌めケー
ス10a,10bの連設部内周面から環状支持部12を
突設し、該環状支持部12の内端を双頭形プラグ3の中
央部外周面、即ち第1、第2棒形プラグ部3a,3bの
連設部外周面に形成した環状支持溝14内に滑合させ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1電源ケーブルの一端に接続される第1
    筒形ソケットと;第2電源ケーブルの一端に接続される
    第2筒形ソケットと;第1筒形ソケットと第2筒形ソケ
    ットの双方に抜き差し可に接続される双筒形中間プラグ
    とから構成され;上記第1筒形ソケットは第1電源ケー
    ブル接続端とは反対側の端部にプラグ差込口を有する筒
    形外嵌めケースと、該筒形外嵌めケースに内蔵された、
    軸線方向に延びる複数本の導電セグメントを筒状に並列
    して外周面を環状スプリングで結束し、各導電セグメン
    トを径方向に拡縮可能にした第1筒形レセプタクルを保
    有し;同様に上記第2筒形ソケットは第2電源ケーブル
    接続端とは反対側の端部にプラグ差込口を有する筒形外
    嵌めケースと、該筒形外嵌めケースに内蔵された、軸線
    方向に延びる複数本のセグメントを筒状に並列して外周
    面を環状スプリングで結束し各セグメントを径方向に拡
    縮可能にした第2筒形レセプタクルを保有し;更に上記
    双筒形中間プラグは一端に第1筒形レセプタクル差込口
    を有する第1筒形内嵌めケース部を、他端に第2筒形レ
    セプタクル差込口を有する第2筒形内嵌めケース部を夫
    々有する双筒形ケースと、該双筒形ケースに内蔵された
    一端に第1棒形プラグ部を、他端に第2棒形プラグ部を
    夫々有する一本の双頭形プラグを保有し;上記双筒形中
    間プラグの上記第1棒形プラグ部を上記第1筒形レセプ
    タクル内に挿入すると共に、上記第2棒形プラグ部を上
    記第2筒形レセプタクル内に挿入することにより、第
    1、第2棒形プラグ部を第1、第2筒形レセプタクルを
    構成する各導電セグメントの内面に加圧接触させ、第
    1、第2電源ケーブル間を接続する構成としたことを特
    徴とする電源ケーブル接続器。
  2. 【請求項2】上記第1、第2筒形ソケットにおいて、上
    記第1、第2筒形レセプタクルの外周面と、各筒形外嵌
    めケースの内周面との間に、各プラグ差込口を通じて双
    筒形中間プラグの第1、第2筒形内嵌めケース部を受容
    する環状の第1、第2筒形内嵌めケース部受容室を夫々
    形成したことを特徴とする請求項1記載の電源ケーブル
    接続器。
  3. 【請求項3】上記双筒形中間プラグにおいて、上記双頭
    形プラグが中間部を支点として径方向へ揺動可に双筒形
    ケース内に支持され、上記第1、第2棒形プラグ部の外
    周面と第1、第2筒形内嵌めケースの内周面との間に、
    上記第1、第2筒形レセプタクル差込口を通じて第1、
    第2筒形レセプタクルを受容する環状の第1、第2筒形
    レセプタクル受容室を夫々形成したことを特徴とする電
    源ケーブル接続器。
  4. 【請求項4】上記双筒形中間プラグにおいて、上記双筒
    形ケースの外周面中間部から、第1、第2筒形ソケット
    の各筒形外嵌めケースの端面を突合せるフランジを突設
    したことを特徴とする請求項1記載の電源ケーブル接続
    器。
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