[go: up one dir, main page]

JPH11203979A - 電気接点開閉装置 - Google Patents

電気接点開閉装置

Info

Publication number
JPH11203979A
JPH11203979A JP609998A JP609998A JPH11203979A JP H11203979 A JPH11203979 A JP H11203979A JP 609998 A JP609998 A JP 609998A JP 609998 A JP609998 A JP 609998A JP H11203979 A JPH11203979 A JP H11203979A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
movable contact
movable
slider
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP609998A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Shimizu
敬一 清水
Yasuhide Tanaka
康英 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP609998A priority Critical patent/JPH11203979A/ja
Publication of JPH11203979A publication Critical patent/JPH11203979A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Contacts (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
  • Slide Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチ等の電気接点開閉装置において、設
計者が意図した耐久回数で積極的に導通不能にすること
によって、熱損不良の発生を回避し、しかも、ワイブル
曲線による保証耐久回数を増加することができるため、
安価に製造することができるようにする。 【解決手段】 可動接点16とNO接点15aとの接離
時にアークが発生し、NO接点15aの接点材31が所
定量消耗すると、可動接点16が閉じる方向に可動され
ても、ストッパ35が可動接点16に干渉して、接点が
閉じないように規制する。これにより、接点開閉機構3
0が搭載されるスイッチの寿命まで余裕があるうちに、
設計者が意図する耐久回数でもって積極的に、スイッチ
を寿命に至らせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接点開閉装置
に係り、特に、電気接点の耐久性を安定化させるための
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電気回路の開閉を行うスイッ
チ装置として、可動接点の固定接点に対する接離動作に
より、接点が開閉して電流の通電・遮断を行うものがあ
る。この種のスイッチ装置の接点開閉機構の一つの構成
例を図11に示す。この接点開閉機構100は、常開
(NO)接点101、常閉(NC)接点102、及び共
通(COM)接点103の固定接点と、これら固定接点
と接離して電気回路を開閉する可動接点104とからな
る。常開接点101は、接点材105と、接点材105
の下側に設けられた母材106と、母材106を接続す
るターミナル107とで構成される。常閉接点102
は、上面が平面とされた凸状に形成され、また、共通接
点103は、可動接点104の支点となるように山形状
に形成されている。可動接点104は、その上部に、可
動接点104を固定接点に押圧付勢するU字状接圧バネ
(不図示)を掛止するためのU字状の2つの突起104
aを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の接
点開閉機構においては、接点がアークの発生により消耗
することから、接点の耐久性を上げるため、接点材とし
て、耐アーク性や耐摩耗性に優れた、例えばAgNiク
ラッドなどを使用したり、接点のボリュームをアップし
たりしている。そうすることで、接点自体の寿命が、ス
イッチ装置の寿命よりも先に来ることがないように、余
裕を持たせた設計としている。
【0004】このため、スイッチ装置としての耐久性を
考えると、劣化した接点で発生する熱量の増加によっ
て、接点開閉機構を構成している樹脂が溶解したり、機
械的摩耗によって、最悪の場合には、接点の短絡等によ
るスイッチ装置の焼損等の不良(NG)モードに至る可
能性がある。なお上記熱量の増加の原因としては、 接点消耗による接圧の低下から来る接触抵抗の増加 接点面の状態悪化による接触抵抗の増加 接点ボリューム減少による放熱性の低下が挙げられ
る。
【0005】上記に示したような接点開閉機構におい
て、図12を参照して具体的に説明する。図12に示さ
れるように、常開接点101が消耗して、接点以外のタ
ーミナル107でアークが発生した場合には、常開接点
101の接点信頼性が急速に低下し、接点からの発熱量
が急増し、スイッチ装置が熱損に至る場合がある。これ
は一般に常開接点101には高価な接点材料を使用する
ため、接点が消耗しても接触信頼性の高い材料の面が現
れるが、ターミナル107のように元々アークが発生す
ることを想定していない接点面はすぐに母材の銅が露出
し、接触信頼性が一気に悪化するためである。さらにま
た、図13に示されるように、COM接点103が機械
的に摩耗された場合には、常開接点101と常閉接点1
02とが短絡し、スイッチ装置が熱損に至ることがあ
る。特に、車載搭載用のスイッチ等においては、このよ
うな熱損不良が発生しないようにフェールセーフ等の機
構を余分に付け加えることが必要とされる。
【0006】また、同等の構成でなる複数のスイッチの
耐久性を比較した場合、接点開閉数が増すに連れて、サ
ンプル毎の接点面の状態がばらつき、サンプル毎の接点
劣化スピードに違いが生じる。その結果、スイッチ装置
全体として寿命に至るまでの耐久回数のバラツキが大き
くなるため、品質保証の観点で重要視されているワイブ
ル曲線の考え方によれば、スイッチ装置が満足しなけれ
ばならないMIN耐久回数が保証耐久回数の2〜3倍も
必要となってしまうことがある。このMIN耐久回数を
保証するために、接点材に非常に高価な材料を使用した
り、接点材のボリュームをアップする必要が生じてお
り、これによってスイッチ装置の製造コストが高くなっ
てしまうという問題がある。
【0007】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、アークの発生によって接点が一定
量消耗すると、可動接点が固定接点に接触できなくなる
ような機構を設けることにより、装置を形成している各
部位の状態が比較的良好なうちに(特に、接点寿命まで
余裕があるうちに)、設計者が意図した耐久回数で積極
的に導通不能とすることによって、装置の焼損不良を回
避し、さらに耐久寿命のバラツキを抑えることによっ
て、ワイブル曲線による保証耐久回数をMIN耐久回数
とほぼ等しくすることができ、必要な耐久回数に応じて
適性な接点材料を選択したり、適正量だけ接点材をボリ
ュームアップすることが可能となり、結果として、製造
コストの削減を図ることができる電気接点開閉装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、可動接点の固定接点に対する接離動作によ
り、接点が開閉して電流の通電・遮断を行う電気接点開
閉装置において、接点が所定量消耗すると、可動接点が
閉じる方向に可動されても、その可動接点の動きに干渉
して、接点が閉じないように規制する規制部材を設けた
ものである。
【0009】この構成においては、接点が所定量消耗す
ると、装置各部位の状態が比較的良好なうちに、強制的
に接点開閉機構の開閉動作を規制部材によって干渉して
電気接点開閉装置を寿命に至らせることができる。この
ため、接点の短絡等による電気接点開閉装置の焼損等に
至ることがなくなる。また、ワイブル曲線の考え方によ
る耐久回数が増加するため、接点材に高価な材料を使用
したり、接点材のボリュームをアップさせたりする必要
がなくなる。
【0010】また、固定接点を有するベースと、このベ
ースに対して中立位置から両方向にスライド移動可能に
保持され、可動接点を可動するスライダとを備え、スラ
イダを中立位置からスライド移動させることより、可動
接点がスライダのスライド移動方向に対してそれぞれ対
応する固定接点と接離して接点が開閉するものとするこ
とができる。
【0011】また、上記規制部材は、ベース、又はスラ
イダ、又は可動接点に設けることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
スイッチ装置について図面を参照して説明する。図1は
車載用スイッチ全体の断面図である。車載用スイッチ1
は、対向スライド式のスイッチ本体2(電気接点開閉装
置)を内蔵するスイッチケース3と、このスイッチケー
ス3に回動自在に支持された操作ノブ4と、コネクタ
5、ターミナル6等を備えたインサートベース7とから
構成される。操作ノブ4には、同ノブ4がクリック動作
するためのスプリング8により押圧された押接部材9
と、この押接部材9と係合した回動摘み10が設けられ
ている。回動摘み10は、スイッチ本体2のスライダ1
1の駆動用摘み12と係合されている。スイッチ本体2
は、スライダ11が中立位置から水平方向に往復スライ
ド移動自在に保持されると共に固定接点15(図3)を
備えたベース13を有し、このベース13から導出され
たリード端子14は、インサートベース7のターミナル
接続面7aに接続される。また、13aは位置決めボス
であり、スイッチ1を上から見てXY方向のベース13
の位置を決めている。13dはスタンドオフであり、高
さ方向のベース13の位置を決めている。なお、ベース
13の側面には、突出した爪13bとストッパ13cと
が形成されており、スライダ11の長孔11aに爪13
bが嵌まり込むことにより、スライダ11を水平方向に
往復スライド移動自在に保持している。
【0013】図2はスイッチ本体2の分解斜視図、図3
はスイッチ本体2内に搭載される接点開閉機構を示す斜
視図である。スイッチ本体2は、いわゆる対向スライド
方式のものであり、ベース13と、このベース13の側
面を挟持した状態でスライド移動可能なように、ベース
13に取り付けられたスライダ11とから成るものであ
る。スライダ11は樹脂成形部品で構成され、その上面
に凸状の駆動用摘み12がスライド方向に複数個設けら
れている。スイッチ本体2は、図3に示すような接点開
閉機構30を2組備えるものであり、ベース13には、
常開接点15a(以下、NO接点という)、共通接点1
5c(以下、COM接点という)及び常閉接点15b
(以下、NC接点という)からなる固定接点15が2連
互い違いに並設されている。また、スイッチ本体2内に
は、これら固定接点15と対応する関係に設けられ、ス
ライダ11の中立位置からスライド移動させることによ
り、その移動方向に対してそれぞれ対応する固定接点1
5と接離して電気回路を開閉する2連の可動接点16
と、これら可動接点16を固定接点15に押圧付勢する
と共にスライド移動させる2つの板バネ17とが内装さ
れる。
【0014】これら板バネ17は、略U字形状部17a
を備え、この略U字形状部17aの内側にスライダ11
の板バネ駆動リブ18(図6(a)参照)が係合され
る。また、この略U字形状部17aの先端で可動接点1
6を押圧する。可動接点16には、U字形状の突起16
aが形成されており、板バネ17の移動により、突起1
6aの左右両側面に板バネ17の略U字形状部17aが
当接して可動接点16を駆動する。また、板バネ17
は、スライダ11のバネ受け19(図6(a)参照)に
よってスライダ11上に位置決め固定される。なお、詳
細説明は省略するが、スライダ11はベース13に対し
て往復スライド自在であり、かつ、中立位置に自動復帰
するためのスプリングばねなどを用いた機構を備えてい
る。
【0015】接点開閉機構30を構成するNO接点15
aは、耐アーク用の接点材31と、接点材31の下側に
設けられた母材32と、母材32を接続するターミナル
33とで構成される。接点材31は、可動接点16との
開離時にアークが発生する部分であり、耐アーク性及び
耐溶着性を有するAgNiクラッドで形成される。ま
た、母材32及びターミナル33は、銅によって形成さ
れており、母材32はターミナル33にかしめた状態で
接続される。NC接点15b、COM接点15c及び可
動接点16は、銅板にAgメッキが施されたものであ
る。また、NC接点15bは、平面形状に形成され、C
OM接点15cは可動接点16の支点となるように山形
状に形成されている。
【0016】NO接点15aとCOM接点15cとの間
には、ストッパ35(規制部材)が配置されている。こ
のストッパ35は、樹脂性のものであり、NO接点15
aの接点材31が所定量消耗すると、可動接点16が閉
じる方向に可動されても、その可動接点16の動きに干
渉して、可動接点16とNO接点15aとが接触しない
ように規制するものである。
【0017】次に、上記構成でなる接点開閉機構30の
動作について、図4を参照して説明する。図4におい
て、実線の可動接点16はOFF動作時(中立状態)、
点線はフルストローク時の状態を示している。中立状態
においては、可動接点16はNC接点15bに接触し、
NO接点15aがOFF状態にある。この状態から、接
点開閉機構30をON動作させるために、可動接点16
の上部に取り付けられるスライダ11を図4において右
方にスライド操作すると、それと共に可動接点16も右
方に移動する。この時、可動接点16はCOM接点15
cの山形状部上を摺動する。そして、可動接点16の中
心部がCOM接点15cの山形状部を通過すると、可動
接点16はNO接点15a側へ傾いて接点材31と接触
し、NO接点15aがON状態となる。
【0018】NO接点15aをON状態からOFF状態
に戻す時は、スライダ11を左方にスライド操作する。
この操作により、可動接点16が接点材31から開離
し、可動接点16の中心部がCOM接点15cの山形状
部上を上記とは逆に乗り越えると、可動接点16はNC
接点15b側へ傾き、中立状態に戻る。可動接点16が
接点材31から開離する時にはアークが発生する。
【0019】上述したような接点開閉動作が行われ、N
O接点15aと可動接点16との間にアークが発生する
と、それに伴って接点材31のAgNiクラッドが蒸発
し、消耗される。接点の開閉動作が繰り返されると、接
点材31は更に消耗され、図中において斜線で示した部
分31aが消耗されると、可動接点16はストッパ35
に干渉して、それ以上回転できなくなり、可動接点16
とNO接点15cとの導通が不能になる。従って、スト
ッパ35の位置、形状を調整することにより、接点開閉
機構30の寿命を適宜に調整することができる。
【0020】こうして、接点の状態が比較的安定してい
る時に導通不能状態にすることができるので、設計者が
意図する耐久回数でもって積極的に接点開閉機構30を
寿命に至らせることができる。このため、接点開閉機構
30の耐久回数にバラツキが少なくなり、結果としてワ
イブル曲線による保証耐久回数が増加し、接点開閉機構
の製造コストを低減することができる。また、NO接点
15aが劣化することで、発生熱量が増加し、スイッチ
本体2を構成している樹脂を溶解させてしまったり、機
械的摩耗によってCOM接点15cが消耗したりする前
に、接点開閉機構30が寿命となるように、ストッパ3
5の高さ位置、形状を設定しておけば、NO接点15a
とNC接点15bとが可動接点16により短絡して、ス
イッチ本体2が熱損不良を起こすことを回避することが
できる。
【0021】図5(a)(b)(c)、図6(a)
(b)、図7(a)(b)、図8、図9及び図10は、
それぞれストッパ35の各種実施形態を示す。図5
(a)(b)(c)はストッパ35をベース13上に設
けた例を示す。図5(a)は、ターミナル33上に樹脂
性のストッパ35を配置したものを示す。この構成にお
いても、上述の図4と同様、接点材31の図中の斜線で
示した部分31aが消耗されると、可動接点16の動き
はストッパ35によって規制される。
【0022】図5(b)は、COM接点15cの一部を
ストッパ35とした例を示す。この構成においても、上
述の図4と同様の作用効果を得ることができ、また、ス
トッパ35が金属性となるため、可動接点16とNO接
点15aの接触に伴う発熱により、ストッパ35が変形
することを防止することができる。
【0023】図5(c)は、NO接点15aの一部を切
断してストッパ35とした例を示す。このストッパ35
はベース13上に成形されたNO接点15aの先端が切
り起こされており、その根元部Xでカットすることによ
り、絶縁状態にすることにより得られる。この構成にお
いても、上述の図4と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0024】図6(a)(b)は、スライダ11の内壁
40の上面にストッパ35を設けた実施形態を示す。ス
ライダ11には、接点開閉機構30のスライド方向両側
を挟むように、内壁40が並設されており、ストッパ3
5は、これら内壁40の両側面から可動接点16のNC
接点15bと接離する端部の上面と干渉し得る位置に突
設されている(図中においては、紙面手前側の内壁、及
びストッパは省略している)。この構成においても、図
6(b)に示すように、接点材31の図中の斜線で示し
た部分31aが消耗されると、可動接点16の動きはス
トッパ35によって規制されるため、上述の図4と同様
の作用効果を得ることができる。また、ストッパ35の
位置が発熱部であるNO接点15aより遠ざかるため、
変形に対して強い構成となる。
【0025】図7(a)(b)及び図8は、スライダ1
1の内壁40の側面にストッパ35を設けた実施形態を
示す。このストッパ35は、図8に示すように、スライ
ダ11の内壁40の側面下部に、接点開閉機構30が配
置される中空部42に突設して形成され、中空部42を
挟んで相対するストッパ35の間隙寸法は、可動接点1
6の幅に比べて小さいものとなっている。この構成にお
いては、図7(b)に示すように、接点材31の図中の
斜線で示した部分31aが消耗されると、可動接点16
の動きはストッパ35によって規制されるため、上述の
図4と同様の作用効果を得ることができる。また、この
ストッパ35によって、スイッチ本体の組立時には、可
動接点16が内壁40の間から落下することを防止し、
板バネ17の略U字形状部17aと可動接点16とを係
合させた状態で、仮保持することが可能となる。このた
め、可動接点16の仮保持ガイドを別部材として設ける
必要がなくなり、製造コストの削減を図ることができ
る。
【0026】図9、図10は、可動接点16の一部にス
トッパ35を設けた例を示す。このストッパ35は、可
動接点16の中央両側部に、一体的に設けた突起片を折
り曲げることにより形成されている。この構成において
は、図10に示すように、COM接点15cが機械的摩
耗によって消耗しても、ストッパ35がベース13と接
触し、可動接点16の高さ位置を一定に保つため、NO
接点15aとNC接点15bとが短絡することを防ぐこ
とができる。
【0027】なお、本発明は上記実施の形態の構成に限
られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形
態では、電気接点開閉装置としてスイッチ装置を取り上
げたが、コイルを励磁して接触子を動かすことにより、
接点の開閉を行うリレー装置であっても構わない。ま
た、NO接点15aをかしめ接点としているが、メッキ
材等を曲げて接点形状としたものであってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明の電気接点開閉装置
によれば、接点が所定量消耗すると、可動接点が閉じる
方向に可動されても、規制部材が可動接点の動きに干渉
して、接点が閉じないように規制するので、装置の寿命
まで余裕があるうちに、設計者が意図する耐久回数でも
って積極的に、電気接点開閉装置を寿命に至らせること
ができる。このため、各製品毎の耐久回数のバラツキを
小さくすることができ、結果としてワイブル曲線による
保証耐久回数が増加する。従って、必要耐久回数に応じ
て適性な接点材または接点ボリュームを使用することが
でき、製造コストを低減することができる。
【0029】また、アークの発生により、通常導通時の
接触面部が劣化すると、接触抵抗の増加、接点材のボリ
ューム減少による放熱性の低下等を原因として熱が発生
するが、この熱量が小さいうちに、可動接点と固定接点
とが導通不能になるように設定しておくことにより、電
気接点開閉装置を構成している樹脂が溶解し、接点が短
絡することによる電気接点開閉装置の熱損不良を回避す
ることができる。
【0030】また、可動接点と固定接点の機械的な摩耗
によって、接点が短絡することによる電気接点開閉装置
の熱損不良を回避することができる。これによって、フ
ェールセーフ等の安全性確保のための機構を余分に付け
加える必要がなくなり、その分、製造コストの削減を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による車載用スイッチ装置
全体の断面図である。
【図2】上記スイッチ本体の分解斜視図である。
【図3】上記スイッチ本体内に搭載される接点開閉機構
の一例を示す斜視図である。
【図4】上記接点開閉機構の動作を示す図である。
【図5】(a)(b)(c)は、それぞれベース上にス
トッパを設けた接点開閉機構の側面図である。
【図6】(a)(b)は、それぞれスライダにストッパ
を設けた接点開閉機構の中立状態とフルストローク状態
の側面図である。
【図7】(a)(b)は、それぞれスライダにストッパ
を設けた接点開閉機構の中立状態とフルストローク状態
の側面図である。
【図8】図7に示したスライダの部分斜視図である
【図9】ストッパ付き可動接点の斜視図である。
【図10】上記ストッパ付き可動接点を備えた接点開閉
機構の側面図である。
【図11】従来の接点開閉機構の構成を示す図である。
【図12】従来の接点開閉機構の問題点を説明するため
の図である。
【図13】従来の接点開閉機構の問題点を説明するため
の図である。
【符号の説明】
2 スイッチ本体(電気接点開閉装置) 11 スライダ 13 ベース 15 固定接点 16 可動接点 35 ストッパ(規制部材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動接点の固定接点に対する接離動作に
    より、接点が開閉して電流の通電・遮断を行う電気接点
    開閉装置において、 前記接点が所定量消耗すると、前記可動接点が閉じる方
    向に可動されても、その可動接点の動きに干渉して、前
    記接点が閉じないように規制する規制部材を設けたこと
    を特徴とする電気接点開閉装置。
  2. 【請求項2】 固定接点を有するベースと、このベース
    に対して中立位置から両方向にスライド移動可能に保持
    され、可動接点を可動するスライダとを備え、前記スラ
    イダを中立位置からスライド移動させることより、前記
    可動接点が前記スライダのスライド移動方向に対してそ
    れぞれ対応する前記固定接点と接離して接点が開閉する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気接点開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記ベースに前記規制部材を設けたこと
    を特徴とする請求項2に記載の電気接点開閉装置。
  4. 【請求項4】 前記スライダに前記規制部材を設けたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の電気接点開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記可動接点に前記規制部材を設けたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の電気接点開閉装置。
JP609998A 1998-01-14 1998-01-14 電気接点開閉装置 Withdrawn JPH11203979A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP609998A JPH11203979A (ja) 1998-01-14 1998-01-14 電気接点開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP609998A JPH11203979A (ja) 1998-01-14 1998-01-14 電気接点開閉装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11203979A true JPH11203979A (ja) 1999-07-30

Family

ID=11629068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP609998A Withdrawn JPH11203979A (ja) 1998-01-14 1998-01-14 電気接点開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11203979A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105590776A (zh) * 2014-11-10 2016-05-18 法雷奥日本株式会社 开关装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105590776A (zh) * 2014-11-10 2016-05-18 法雷奥日本株式会社 开关装置
JP2016091919A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 株式会社ヴァレオジャパン スイッチ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4389549A (en) Side actuated miniature dip switch
US10566154B2 (en) Electric rocker switch
CA1076175A (en) Combination cover interlock and trip actuator
JP3794163B2 (ja) 回路遮断器
US2789172A (en) Snap-acting switch mechanisms
JPH11203979A (ja) 電気接点開閉装置
US4551592A (en) Push-button switch
US2000442A (en) Electric circuit interrupter
WO2017149860A1 (ja) スイッチ
US4442328A (en) Electrical switch
US7852179B2 (en) Relay with automated overtravel adjustment
US4602137A (en) Pull-push switch
US6969812B2 (en) Switch device
US1893046A (en) Circuit interrupter
US4316168A (en) Electrical circuit breaker having a bimetal plate member of rectangular configuration
JPH1139976A (ja) スイッチ装置
EP1073075B1 (en) Switch device
JPH0229642Y2 (ja)
JP3399170B2 (ja) スイッチ
JP7385501B2 (ja) スイッチ装置
US9741510B2 (en) Switch device
US2849558A (en) Switch
JP2003229033A (ja) スイッチ接点ユニット
CN111048326B (zh) 组装继电器的至少两个变型的套件和方法及其接触弹簧
JP6787711B2 (ja) 端子台

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050405