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JPH11203129A - ディジタル信号処理装置 - Google Patents

ディジタル信号処理装置

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JPH11203129A
JPH11203129A JP1195498A JP1195498A JPH11203129A JP H11203129 A JPH11203129 A JP H11203129A JP 1195498 A JP1195498 A JP 1195498A JP 1195498 A JP1195498 A JP 1195498A JP H11203129 A JPH11203129 A JP H11203129A
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JP
Japan
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microprogram
memory
data
external ram
tone
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JP1195498A
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Ryuichi Kawamoto
隆一 河本
Kazuhisa Okamura
和久 岡村
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Yamaha Corp
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロプログラムメモリの容量を少なくす
る。 【解決手段】 各ステップごとにマイクロプログラム供
給部20から各処理部にマイクロ命令が出力される。楽
音波形データの遅延を行う外部RAM14に対するアク
セスは所定の整数nの倍数に対応するステップに実行す
るものとし、外部RAMアクセス回路32向けのマイク
ロコードは、nステップ分のマイクロコードを直列並列
変換して出力するシフトレジスタを介して供給する。こ
れにより、マイクロ命令のうち、外部RAMアクセス回
路32向けのフィールドのビット数を1に縮減すること
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロプログラム
制御を用いたディジタル信号処理装置(DSP:Digita
l Signal Processor)に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルター操作や変復調操作などの実時
間信号処理をディジタル値の代数演算によって高精度か
つ高安定に行なうことのできるDSPが、オーディオ信
号やビデオ信号の処理、音声情報処理などの多くの分野
で用いられている。電子楽器などの楽音発生装置におい
ても、発生した楽音に所定の効果を付加するエフェクタ
としてDSPが利用されている。電子楽器におけるこの
ような処理は常にサンプリング周期(DACサイクル)
に同期して行われなければならず、このような場合に適
用して好適なDSPが本出願人により提案されている
(特開平5−150977号公報)。
【0003】この本出願人により提案されたDSPによ
れば、マイクロプログラムが固定数のステップにより記
述されており、かつ、1サンプリング周期でこのマイク
ロプログラムの全てのステップを順次読み出して処理を
行なうようになされているため、当該マイクロプログラ
ムは必ず所定の周期毎に実行されることとなり、実時間
の信号処理が保証されるとともにプログラム作成段階に
おいてプログラムの実行時間を容易に把握することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年の半導体技術の進
歩に伴い、音源部と前述したDSPとを単一の半導体チ
ップ上に集積すること、あるいは、音源部とDSPと中
央処理装置(CPU)とを集積することが行われるよう
になっている。このような場合には、半導体チップのサ
イズを縮小することがコストの低減のために求められ、
DSPにおけるマイクロプログラムを格納する領域のサ
イズを縮小することが望まれている。
【0005】そこで、本発明は、マイクロプログラム制
御によるディジタル信号処理装置において、マイクロプ
ログラムを格納するメモリの容量を節約してハードウエ
ア量を節減するとともに、コストダウンを図ることを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のディジタル信号処理装置は、マイクロプロ
グラムを格納するマイクロプログラムメモリと、各ステ
ップ毎に前記マイクロプログラムメモリから読み出され
るマイクロ命令のうちの一部のフィールドを順次格納
し、所定ステップごとに並列に出力する直列並列変換手
段と、該直列並列変換手段から前記所定ステップごとに
出力される並列化されたマイクロコードにより制御され
る処理部とを有するものである。また、前記一部のフィ
ールドは、外部メモリに対するアクセスを制御するため
のフィールドとされているものである。
【0007】マイクロコードのうち外部メモリへのアク
セスを制御するためのフィールドなどの所定のフィール
ドについては、当該処理の実行を所定の時間間隔をもっ
て実行するものとし、各ステップに格納されているマイ
クロコードを直列並列変換手段を用いて並列化し、複数
ステップ分のマイクロコードを並列化したマイクロコー
ドを当該処理部に供給する。これにより、各ステップに
おけるマイクロコードのビット長を短くすることが可能
となり、制御記憶の容量を削減することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のディジタル信号処理装置
(DSP)について説明する前に、まず、このDSPが
用いられる装置の一例である電子楽器について図4を参
照して説明する。図4において、1はこの電子楽器の全
体の動作を制御するCPU、2は楽音発生装置の動作時
の経過時間を示したり、特定の間隔でタイマ割込を発生
するタイマ、3は外部MIDI機器からMIDI端子4
を介して入力されるMIDIメッセージを取り込んだ
り、この電子楽器内で生成されたMIDIメッセージを
MIDI端子4を介して外部MIDI機器へ出力するた
めのMIDIインターフェース回路、5は鍵盤6の操作
信号が直列データとして入出力されるシリアル入出力回
路(シリアルI/O)、7はパネル表示器および操作子
8におけるパネル表示器に表示される画像データを出力
するとともに、パネルスイッチをスキャンしてその操作
信号を取り込むためのパラレル入出力回路(パラレルI
/O)である。また、9は前記CPU1の動作を制御す
る制御プログラムが格納されているプログラムメモリ、
10は前記CPU1により使用されるワークメモリであ
る。
【0009】11は波形メモリ方式による音源部であ
り、各発音チャンネルで生成される楽音を制御する楽音
制御データなどが格納される音源レジスタ、該音源レジ
スタに格納されている周波数ナンバパラメータや音色パ
ラメータに基づいて楽音信号を形成する。すなわち、複
数の発音チャンネル(例えば、32チャンネル)のチャ
ンネル毎の読み出しアドレスを生成し、該読み出しアド
レスに基づいて補間処理に必要な各発音チャンネルの波
形サンプルデータを波形メモリ12から読み出し、該読
み出された各発音チャンネルの波形サンプルデータの補
間処理を行う読出補間回路、および、読出補間回路から
出力される各発音チャンネルの波形サンプルデータに音
量エンベロープ等を付与するEG付与部などが含まれて
いる。なお、この音源部としては波形メモリ方式のもの
に限られることはなく、他の方式の音源を用いることが
できる。
【0010】13は各発音チャンネルの波形サンプルデ
ータをミキシングしてサンプリング周期毎の楽音波形デ
ータを生成すると共に、コーラス、リバーブ、バリエー
ション等のエフェクト処理を該楽音波形データに付与す
るDSPである。また、14は、エコーやリバーブなど
の遅延を必要とするエフェクトを付与するときに、当該
楽音波形データを書き込み所定時間後に読み出すことに
より所要の遅延を行うための、遅延メモリ(外部RA
M)である。さらに、15は前記DSP13からサンプ
リング周期毎に出力される楽音波形データをアナログ信
号に変換するデジタルアナログ変換器(DAC)、16
は該DAC15の出力を増幅し音響信号として放出する
サウンドシステムである。さらにまた、17は前記各部
を接続するCPUバスである。
【0011】このように構成されている電子楽器の動作
について説明する。鍵盤6からシリアル入出力回路5を
介して押鍵情報が取り込まれたり、MIDIイベントの
発音タイミングとなったときに、CPU1は入力された
演奏情報に応じて、チャンネルアサイン、パラメータ変
換などを行ういわゆる音源ドライバ処理を実行し、音源
部の割り当てたチャンネルに対する変換したパラメータ
と発音開始指示(ノートオン)などの音源パラメータを
音源レジスタに書き込む。すなわち、ノートオンイベン
トが入力された場合は、CPU1はノートオンイベント
に基づいた新たな楽音を生成できるように、まず、発音
チャンネルを割り当て、音源レジスタの割り当てたチャ
ンネルの記憶領域にノートナンバ、音色情報(メモリ読
み出し区間)、ベロシティ(音量情報)等の音源パラメ
ータをセットする。また、ノートオフイベントが入力さ
れた場合は、当該ノートオフイベントに基づいた発音停
止を行えるように音源パラメータを音源レジスタにセッ
トする。なお、これらの指示はCPU1がプログラムメ
モリ9に記憶されている音源ドライバ処理プログラムを
実行することにより行われる。
【0012】一方、前記音源部11では楽音生成処理が
実行される。この楽音生成処理では、読出補間回路が1
サンプリング周期を等分した時分割チャンネルタイミン
グに従って前記音源レジスタにセットされている各チャ
ンネルのノートナンバに対応した周波数情報を累算し、
その累算値と音色情報に基づいて波形メモリ12に対す
る読み出しアドレスを作成する。次いで、作成された読
み出しアドレスの整数部に従って、前記波形メモリ12
にアクセスすることにより、各チャンネルに必要な波形
サンプルデータを読み出し、バッファに格納する。これ
により、作成された読み出しアドレスの小数部に従って
波形サンプルデータを補間して算出するために必要な数
の波形サンプルデータがバッファに用意される。そし
て、バッファに用意されている各チャンネルの波形サン
プルデータから、作成された読み出しアドレスの小数部
に従って補間された波形サンプルデータが算出される。
なお、補間処理は前記時分割チャンネルタイミングでチ
ャンネル毎に行われる。
【0013】前記読出補間回路から出力された補間処理
後の各チャンネルの波形サンプルデータは、EG付与部
において音源レジスタにセットされている当該チャンネ
ルの音量情報および音色情報に応じたエンベロープが付
与される。さらにエンベロープが付与された各チャンネ
ルの波形サンプルデータはDSP13に入力される。そ
して、DSP13において、各チャンネルの波形サンプ
ルデータがミキシングされると共に、コーラス、リバー
ブ、バリエーション等のエフェクト処理が施されること
により、サンプリング周期毎の楽音データが生成され
る。また、エフェクト処理時に楽音データの遅延が必要
な場合は、DSP13は、その外部に設けられた遅延メ
モリ14に当該楽音データを書き込み所定時間後にそれ
を読み出すことにより遅延メモリ14を遅延手段として
使用している。そして、DSP13から1サンプリング
周期毎に出力される楽音データはDAC15においてア
ナログ楽音信号に変換され、DAC15により変換され
たアナログ楽音信号はサウンドシステム16において増
幅されて発音される。
【0014】なお、この図には示されていないが、マイ
クロフォンなどのアナログ波形入力部から入力されるア
ナログ信号をデジタルデータに変換するアナログデジタ
ル変換器(ADC)を設け、該ADCによりディジタル
化された音声データ等も前記DSP13に入力し、該D
SP13において前述した楽音データにミキシングする
ようにすることもできる。
【0015】図1は前記DSP13の内部構成の一例を
示すブロック図である。この図において、20はマイク
ロプログラム供給部であり、その内部にマイクロプログ
ラムを格納しているマイクロプログラムメモリ(制御記
憶)を有しており、各クロックサイクル毎に一つのマイ
クロ命令を読み出し、各処理部に対し当該マイクロコー
ドを供給することにより、対応する処理を実行させるよ
うに構成されている。なお、マイクロプログラムメモリ
に格納されているマイクロプログラムのステップ数は任
意のものとすることができるが、ここでは、512ステ
ップのマイクロ命令からなるマイクロプログラムがマイ
クロプログラムメモリに格納されている場合を例にとっ
て説明する。すなわち、1DACサイクルで、前記51
2ステップのマイクロ命令が実行されるようになされて
いる。
【0016】21は第1のセレクタであり、前記音源部
11から入力する楽音信号とデータバス30上のデータ
を選択して入出力RAM(I/ORAM)22に入力す
るためのセレクタである。22は入出力RAMであり、
セレクタ21を通して入力されるデータおよびDAC1
5へ出力するデータが格納される。23はデータバス3
0に接続されているテンポラリRAMであり、演算の途
中結果などが格納される。24は第2のセレクタであ
り、入出力RAM22およびテンポラリRAM23の出
力が入力され、そのいずれかを選択して乗算部26の一
方の入力に供給するためのセレクタである。
【0017】25は係数レジスタおよび補間部であり、
演算に用いる所定の係数値を格納するとともに必要な場
合にはその補間演算を行なうものである。26は乗算部
であり、セレクタ24を介して入力されるデータと係数
レジスタおよび補間部25から入力されるデータとを高
速に乗算する乗算器である。27は第3のセレクタであ
り、前記入出力RAM22、テンポラリRAM23およ
びデータバス30からの出力が入力され、そのいずれか
を選択して加算部28に出力するものである。28は加
算部であり、セレクタ27の出力と乗算部26の出力と
を加算する加算器である。29は加算部28の出力を必
要に応じてシフト処理するためのシフタである。シフタ
29の出力はデータバス30に接続されている。また、
31は前述した遅延メモリ(外部RAM)14にアクセ
スするときのアドレスを制御する外部RAMアドレス制
御部、32は外部RAMアドレス制御部31から供給さ
れるアドレスに基づいて、外部RAM17にアクセスす
る外部RAMアクセス回路である。
【0018】このように構成されたDSP13におい
て、前記マイクロプログラム供給部20から各演算部、
制御部およびゲートなどに供給されるマイクロコードに
応じて各演算部、制御部およびゲートなどが制御される
ことにより、各サンプリング周期毎に前記音源部11か
ら入力される楽音信号およびデータバス30に出力され
る演算結果データが、係数レジスタおよび補間部25か
ら供給される係数値と演算されたり、必要に応じて外部
RAM14に書き込まれ所定時間後に読み出されて所定
時間の遅延を与えられることにより、前記音源部11か
ら入力する前記楽音信号に対し所定のフィルタ演算処理
や波形遅延を使用したリバーブやコーラス等の処理が施
されて、各サンプリング周期毎に該処理の施された楽音
信号がDAC15に出力される。
【0019】前述のようにマイクロプログラムメモリに
格納されているマイクロプログラムのステップ数を51
2ステップとし、例えば、48kHzのサンプリング周
期にこの512ステップが実行されるとすると1ステッ
プ当たりの時間は40nsecであり、同じ周期で外部
RAM14をアクセスするためには非常に高速な外部R
AMが必要になる。そのため、より遅い外部RAMを使
用できるようにするため、本発明では、外部RAMへの
アクセスを所定ステップ、例えば整数nの倍数に相当す
るステップにおいてのみ実行させるようにしている。こ
こで、nは、2以上の整数とすることができる。
【0020】従来のDSPにおいては、外部RAMへの
アクセスを制御するためのフィールドは、例えば、外部
RAMへの書き込み/読み出しを指示するための1ビッ
ト、そして、書き込みデータの態様を規定するインデッ
クス付きオプションの指示に1あるいは2ビットの合計
2〜3ビットからなるフィールドとされていた。しかし
ながら、本発明においては、前述のように外部RAMへ
のアクセスを所定のステップにおいてのみ実行するよう
にしているため、以下に説明するように、外部RAMへ
のアクセスを制御するフィールドのビット数を1ビット
に短縮することが可能となる。
【0021】以下、このことについて、図2に示す前記
マイクロプログラム供給部20の要部の一構成例および
図3に示すマイクロプログラムの記述例を参照して説明
する。マイクロプログラム供給部20には、前述のよう
にマイクロプログラムメモリが設けられており、このマ
イクロプログラムメモリには、図3のマイクロプログラ
ムの記述例に示すように、第0ステップ〜第511ステ
ップの合計512ステップのマイクロ命令が記憶されて
いる。各マイクロ命令は、図1に示したDSP13内部
の各処理部にそれぞれ対応した制御信号を含む複数のフ
ィールドから構成されている。図3に示した例では、第
1のセレクタ21、第2のセレクタ24、第3のセレク
タ27、乗算器26、テンポラリRAM23、シフタ2
9および外部RAMアクセス回路に対応するフィールド
のみが記載されているが、このほかに、入出力RAM2
2、加算部28等に対するフィールドが設けられてい
る。この図に示すように、本発明においては、前記外部
RAMアクセス回路に対応するフィールドは、1ビット
の大きさとされている。
【0022】このマイクロプログラム供給部には、クロ
ックパルスΦを0から511までカウントするアドレス
カウンタが設けられており、各サンプリング周期(DA
Cサイクル)の開始時点で0から計数を開始し、計数値
が511のときに1DACサイクルが終了するようにな
されている。このアドレスカウンタの出力により、前記
マイクロプログラムメモリから当該ステップのマイクロ
命令が読み出され、各フィールドのマイクロコードがそ
れぞれ対応する処理部に印加されるようになされてい
る。
【0023】図2は、各ステップごとに読み出されるマ
イクロコードを当該処理部に供給するための回路の一構
成例である。この図において、34、35および36は
シフトレジスタの単位段であり、この34〜36によ
り、直列並列変換手段となる3段構成の直列入力並列出
力のシフトレジスタが構成されている。そして、各シフ
トレジスタの単位段には、前述したクロックパルスΦが
シフトクロックとして印加されており、該クロックパル
スΦの3倍の周期のパルス(Φ/3)が並列出力パルス
として印加されている。すなわち、パルスΦが3回発生
する毎に、パルスΦ/3が1回発生する。そして、前記
シフトレジスタの第1段34には前記外部RAMアクセ
ス部向けのマイクロコードが入力され、各ステップごと
に前記クロックパルスΦに同期して順次後段にシフトさ
れる。そして、図3中に破線で囲んで示した3ステップ
分の当該外部RAMアクセス部向けのマイクロコードが
前記シフトレジスタの各段34〜36に格納されたとき
に、前記パルスΦ/3により、各段に格納されているマ
イクロコードが並列に読み出され、前記外部RAMアド
レス制御部31および外部RAMアクセス回路32に印
加される。
【0024】これにより、外部RAMアドレス制御部3
1および外部RAMアクセス回路32において、当該3
ビットからなるマイクロコードに基づいて、外部RAM
14に対する読み出しあるいは書き込みおよびインデッ
クス付きオプションの選択を行うこととなる。例えば、
3の倍数に対応するステップのマイクロコードにより前
記外部RAM14への読み出し/書き込みを指示し、
(3の倍数−1)と(3の倍数−2)に対応する2ステ
ップ分のマイクロコードでインデックス付きオプション
を指示するようにする。この2ビットのインデックス付
きオプションで、外部RAM14に対する書き込みデー
タの態様を規定することができる。例えば、複数の圧縮
方式で圧縮されたデータを外部RAMに読み書きするよ
うにした場合の圧縮の有無や圧縮方式を指定するように
したり、浮動小数点データを読み書きするようにした場
合の書き込みデータにおける指数部のビット数を指定し
たりすることができる。このように、外部RAM14へ
のアクセスは、Φ/3クロックに同期して、すなわち、
3の倍数に対応するステップで実行されることとなる。
【0025】また、前記マイクロプログラムメモリから
読み出される他の処理部向けのマイクロコードは、必要
に応じて所定クロック分だけ遅延を与える遅延手段37
を介して当該処理部に供給されるようになされている。
これは、例えば、乗算部26に対して所定の乗算の実行
を指示するマイクロコードと、加算器28に対して前記
乗算結果を用いた加算を指示するマイクロコードとが同
一ステップに記述されているときに、加算器28に対す
る指示を乗算器26による乗算結果が出力されるタイミ
ングまで遅延させて供給するようにするためのものであ
る。このように遅延手段37を設けることにより、同一
の処理に対するマイクロプログラムを同一ステップに記
述することができるようになり、容易にマイクロプログ
ラムを作成することができるようになる。なお、このよ
うな遅延処理が不要なマイクロコードは遅延を受けるこ
となく、当該処理部に供給される。
【0026】このように、本発明によれば、マイクロ命
令の各ステップには1ビットのマイクロコードを格納し
ておき、シフトレジスタからなる直列並列変換手段を用
いて、複数ステップ分のマイクロコードを並列のマイク
ロコードに変換して当該処理部に供給するようにしてい
るので、各ステップにおけるマイクロ命令のビット長を
短縮することができる。
【0027】なお、以上の説明においては、外部RAM
へのアクセスを3の倍数に対応するステップにおいて実
行するものとしたが、これに限られることはなく、2以
上の任意の整数の倍数に対応するステップで実行するよ
うにできる。また、前述の実施の形態においては、外部
RAMへのアクセスを制御するフィールドを対象とした
が、これに限られることはなく、所定数のステップごと
に実行すればよい処理に対応するフィールドであれば、
全く同様に適用することが可能である。さらに、前述の
実施の形態においては、電子楽器に搭載されるDSPを
例にとって説明したが、これに限られることはなく、マ
イクロプログラム制御の処理装置であれば、いかなるも
のにも同様に適用することが可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、マイクロ命令の命令長を縮減することができ、マイ
クロプログラムメモリの容量を節減することが可能と
る。したがって、マイクロプログラムメモリのサイズを
縮小することができ、LSIを作成する場合におけるコ
ストの低減を図ることが可能となる。また、同一のサイ
ズを使用することができる場合には、従来よりも多くの
マイクロプログラムを格納することが可能となり、より
多くのマイクロプログラムを格納することができるよう
になる。エフェクト用のDSPの場合には多彩なエフェ
クトを付与することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のDSPの一実施の形態の内部構成を
示すブロック図である。
【図2】 本発明のDSPの一実施の形態におけるマイ
クロプログラム供給部20の要部の一構成例を示すブロ
ック図である。
【図3】 マイクロプログラムの一記述例を示す図であ
る。
【図4】 DSPが用いられる電子楽器の構成例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 CPU、2 タイマ、3 MIDI入出力回路、4
MIDI端子、5 シリアル入出力回路、6 鍵盤、
7 パラレル入出力回路、8 パネル表示器および操作
子、9 プログラムメモリ、10 ワークRAM、11
音源部、12波形メモリ、13 ディジタル信号処理
装置(DSP)、14 遅延メモリ(外部RAM)、1
5 デジタルアナログ変換器(DAC)、16 サウン
ドシステム、17 CPUバス、20 マイクロプログ
ラム供給部、21、24、27セレクタ、22 入出力
RAM、23 テンポラリRAM、25 係数レジスタ
および補間部、26 乗算部、28 加算部、29 シ
フタ、30 データバス、31 外部RAMアドレス制
御部、32 外部RAMアクセス回路、37 遅延回
路、34〜36 シフトレジスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロプログラムを格納するマイク
    ロプログラムメモリと、 各ステップ毎に前記マイクロプログラムメモリから読み
    出されるマイクロ命令のうちの一部のフィールドを順次
    格納し、所定ステップごとに並列に出力する直列並列変
    換手段と、 該直列並列変換手段から前記所定ステップごとに出力さ
    れる並列化されたマイクロコードにより制御される処理
    部とを有することを特徴とするディジタル信号処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記一部のフィールドは、外部メモリ
    に対するアクセスを制御するためのフィールドであるこ
    とを特徴とする前記請求項1記載のディジタル信号処理
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112380799A (zh) * 2020-11-03 2021-02-19 上海安路信息科技有限公司 基于siou的微总线型dsp电路架构

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112380799A (zh) * 2020-11-03 2021-02-19 上海安路信息科技有限公司 基于siou的微总线型dsp电路架构
CN112380799B (zh) * 2020-11-03 2024-05-31 上海安路信息科技股份有限公司 基于siou的微总线型dsp电路架构

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