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JPH11201366A - 管路への通線方法 - Google Patents

管路への通線方法

Info

Publication number
JPH11201366A
JPH11201366A JP524498A JP524498A JPH11201366A JP H11201366 A JPH11201366 A JP H11201366A JP 524498 A JP524498 A JP 524498A JP 524498 A JP524498 A JP 524498A JP H11201366 A JPH11201366 A JP H11201366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tubular
linear body
derivative
pipeline
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP524498A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Tsukimoto
文雄 月本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP524498A priority Critical patent/JPH11201366A/ja
Publication of JPH11201366A publication Critical patent/JPH11201366A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の配管1内に線状体3を挿通配置する管
路への通線方法において、挿通配置する線状体3の損傷
を防止する。 【解決手段】 配管1の一方の開口部1aから牽引索4
の一端部を挿入した後、他方の開口部1bから引き出し
て、配管1内に牽引索4を挿通し、内部に線状体3の誘
導路を形成可能な可撓性の管状誘導体5の一端部5a
を、挿通してある牽引索4に連結して、牽引索4を介し
て管状誘導体5を、牽引しながら配管1内に導入し、導
入した管状誘導体5内を通して線状体3を配管1内に挿
通配置した後、線状体3を配管1内に配置した状態で管
状誘導体5を配管1内から引き抜いて配管内に通線す
る。尚、線状体3を、管状誘導体5と同様の管状被覆体
6内に保持した状態で、配管1内に挿通し、線状体3を
配管1内に挿通配置した状態で、管状被覆体6を配管1
内から引き抜くようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設の配管内に、
例えば電線、通信線等の線状体を挿通配置する管路への
通線方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の管路への通線方法としては、通常
通線具と称される牽引索を一端部から既設配管内に挿通
し、前記通線具に直接電線、通信線等の線状体を連結し
た状態で前記通線具を前記配管内から引き抜いて、前記
線状体を前記牽引索を介して前記配管内に挿通配置する
ことが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の通線方法に
おいては、例えば既設配管の曲り部を通過して通信線等
の線状体を挿通配置する場合に、通線具と前記線状体と
が前記曲り部を通過する際に、前記曲り部に合わせて曲
げられることによる摩擦抵抗が増し、前記曲り部の数が
多くなれば、その抵抗により前記線状体の引込ができな
くなる場合があるという問題を有している。また、前記
摩擦抵抗により、前記線状体として引き込む電線、通信
線等の被覆を損傷する等、前記線状体自身に傷が付くと
いう問題もある。さらに、前記線状体として光ケーブル
を引き込む場合に、過度の引っ張り力と曲折により光フ
ァイバーが切れる場合もある。
【0004】そこで、本発明の管路への通線方法は、挿
通配置する線状体の損傷を防止する手段を提供する点に
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔本発明の特徴構成〕請
求項1に係わる本発明の管路への通線方法の特徴は、配
管の一方の開口部から牽引索の一端部を挿入した後、他
方の開口部から引き出して、前記配管内に前記牽引索を
挿通し、内部に線状体の誘導路を形成可能な可撓性の管
状誘導体の一端部を、前記挿通してある牽引索に連結し
て、前記牽引索を介して前記管状誘導体を、牽引しなが
ら前記配管内に導入し、前記導入した管状誘導体内を通
して前記線状体を前記配管内に挿通配置した後、前記線
状体を前記配管内に配置した状態で前記管状誘導体を前
記配管内から引き抜く点にある。前記管状誘導体として
は曲げに対して柔軟であるものが好ましい。尚、前記線
状体を管状誘導体内に挿通配置するに、導入した管状誘
導体内に牽引索を挿通し、前記挿通した牽引索に前記牽
引索を連結して、前記牽引索を介して前記線状体を牽引
して前記管状誘導体内に挿通配置することができ(請求
項2に対応)、前記管状誘導体として、可撓性樹脂管を
用いることで効果的を発揮し(請求項3に対応)、前記
管状誘導体として、蛇腹管を用いても効果があり(請求
項4に対応)、前記管状誘導体として、組み紐を用いる
ことも有効である。
【0006】また、請求項6に係わる本発明の管路への
通線方法の特徴は、配管の一方の開口部から牽引索の一
端部を挿入した後、他方の開口部から引き出して、前記
配管内に前記牽引索を挿通し、線状体の外周を包囲自在
な管状被覆体と、前記管状被覆体内に包囲した線状体と
を前記挿通してある牽引索に連結した状態で、前記牽引
索を介して前記管状被覆体を前記線状体と共に牽引して
前記配管内に導入し、前記線状体を前記配管内に挿通配
置した状態で、前記管状被覆体を前記配管内から引き抜
く点にある。前記管状被覆体としては、曲げに対しては
柔軟であり、牽引力による伸び変形の小さいものが好ま
しい。尚、前記管状被覆体として、可撓性樹脂管を用い
ることは効果的であり(請求項7に対応)、前記管状被
覆体として、蛇腹管を用いても効果的であり(請求項8
に対応)、前記管状被覆体として、組み紐を用いること
も有効である(請求項9に対応)。
【0007】〔特徴構成の作用及び効果〕上記請求項1
に記載の発明に係わる管路への通線方法によれば、線状
体を管状誘導体の中に引き込むから引込に際して前記線
状体の損傷を防止できる。つまり、一端部を配管の一方
の開口部から挿入した後、他方の開口部から引き出し
て、前記配管内に挿通した牽引索に可撓性の管状誘導体
の一端部を連結して牽引すれば、管状誘導体は可撓性で
あるから容易に前記配管内に導入できる。ここで前記管
状誘導体を例えばポリエチレン管のような内部に線状体
の誘導路を形成可能で滑りやすい材料で可撓に形成して
あれば、前記配管に曲り部が多くても、円滑に前記配管
内に導入できる。そして、前記導入した管状誘導体内を
通して前記線状体を前記配管内に挿通すれば、前記線状
体は、円滑に前記配管内を誘導され、しかも、前記配管
の曲り部においても前記配管内面に接することなく挿通
されるから、たとえ前記配管の曲り部がねじ込み式の曲
がり管継手で接続されていたとしても、前記線状体が配
管接続部の管端部に接触することなく、他に管継手等で
接続されて段差部が配管内に形成されていても損傷のお
それがない。こうして前記線状体を挿通配置した後、こ
れを前記配管内に配置した状態で前記管状誘導体を前記
配管内から引き抜けば、前記線状体に損傷を及ぼすこと
なく容易且つ円滑に既設配管内に挿通配置することが可
能になる。尚、上記請求項2に記載の発明に係わる管路
への通線方法によれば、一層容易且つ円滑に前記線状体
を配管内に挿通配置できる。つまり、配管内に導入した
前記管状誘導体内に牽引索を挿通することは従来同様に
容易であり、その挿通した牽引索を介して前記線状体を
前記管状誘導体内に牽引して、前記管状誘導体内に前記
線状体を挿通配置すれば、前記線状体は、連続した配管
接続部のない前記管状誘導体内を牽引されるので、前記
配管の曲り部においても、配管接続部に接することなく
誘導牽引され、損傷から保護されるのである。しかも、
牽引により挿通されるから、前記線状体が先端部の引っ
かかりにより折曲するおそれもない。前記線状体を前記
配管内に挿通配置した後、前記線状体を配置した状態で
前記管状誘導体を前記配管内から引き抜けばよいのであ
る。従って、前記線状体の損傷を防止しながら、一層容
易且つ円滑に線状体を既設配管内に挿通配置することが
可能になる。尚、上記請求項3に記載の発明に係わる管
路への通線方法のように、前記管状誘導体として可撓性
樹脂管を用いれば、概して表面が円滑で且つ軟質の樹脂
体で前記線状体を誘導案内するから、摺動抵抗をより低
く維持して前記線状体に摺動抵抗による張力の作用はさ
らに小さく、且つ、軟質であるから前記線状体を損傷す
るおそれがない。従って、前記線状体を前記配管内に挿
通配置するのに、前記線状体を引き込むことは当然なが
ら、押し込んで挿通することも可能になる。また、上記
請求項4に記載の発明に係わる管路への通線方法によっ
ても摺動抵抗を低くした状態で前記線状体を引き込むこ
とが出来るから、容易に挿通でき、且つ、前記線状体の
損傷を防止できるようになる。つまり、蛇腹管内に前記
線状体を引き込めば、前記蛇腹管と前記線状体との接触
がほぼ点接触になり、全体として接触長さが短くなるか
ら、前記線状体の挿通時の摺動抵抗を軽減できる。しか
も、蛇腹管は可撓性に富むから、これを前記配管内に導
入するに際しても、前記配管の曲り部に馴染んで、容易
に導入される。従って、前記管状誘導体に金属製蛇腹管
も使用可能であり、その強度を利用して、長距離に亘っ
て前記管状誘導体を導入することが出来、従って、長距
離に亘る前記線状体の挿通配置を可能とする。上記請求
項5に記載の発明に係わる管路への通線方法によれば、
前記管状誘導体の取り扱いが容易になる。つまり、組み
紐が柔軟性に富むことから、保管及び搬送に際して結束
たり、巻き取っておくことが可能であり、また、組み紐
は軟質のものであるから上記請求項1〜4に記載の発明
に係わる管路への通線方法におけると同様の作用効果を
奏しながら、前記管状誘導体の輸送が容易になる。尚、
前記組み紐としては、蛇腹状の組み紐が好適に使用でき
る。
【0008】また、上記請求項6に記載の発明に係わる
管路への通線方法によっても、上記請求項1に記載の発
明に係わる管路への通線方法と同様に、線状体を管状誘
導体の中に引き込むから引込に際して前記線状体の損傷
を防止できる。つまり、配管内に牽引索を挿通しておい
て、管状被覆体(上記請求項1〜5に記載の管状誘導体
と実質的に同じものであってもよい)で被覆した状態の
前記線状体を前記配管内に引き込むから、前記線状体が
前記配管内部に直接接触することがなく、たとえ前記配
管内に段差部があっても前記線状体は損傷から保護され
る。また、前記管状被覆体と共に前記線状体を引き込む
から、引込に際する引っ張り力は前記管状被覆体も分担
するから、前記線状体に過度の引っ張り力が作用するこ
とを防止できる。従って、長距離に亘る配管内への前記
線状体の挿通配置が容易になり、また、曲り部の多い配
管の場合にも、そのための摺動抵抗の増大を抑制し、且
つ、その摺動抵抗に伴う抵抗力を前記線状体に及ぼすこ
となく、前記線状体への損傷を防止しながら前記線状体
を前記配管内に挿通配置することが可能となる。尚、前
記線状体を前記管状被覆体と共に牽引する牽引索に、前
記線状体と前記管状被覆体とを個別に連結するようにし
ておけば、前記線状体を前記配管内に挿通配置した状態
で、前記牽引索と前記線状体との連結を解き、前記牽引
索を引き抜けば、前記線状体を前記配管内に挿通配置し
た状態で、前記管状被覆体を前記配管内から引き抜くこ
とが可能となる。従って、上記請求項1記載の管路への
通線方法と同様に、前記線状体に損傷を及ぼすことなく
容易且つ円滑に既設配管内に挿通配置することが可能に
なる。また、上記請求項7に記載の発明に係わる管路へ
の通線方法によれば、概して表面が円滑で且つ軟質の樹
脂体で前記配管内に牽引導入するから、摺動抵抗を低く
維持し、且つ、軟質であるから前記配管の曲り部をも容
易に通過でき、しかも、前記配管に対する摺動抵抗は前
記管状被覆体を構成する可撓性樹脂管が負担するから、
前記線状体を損傷するおそれがない。尚、前記可撓性樹
脂管内に前記線状体を挿入した状態で、前記牽引索の挿
通に代えて前記配管内に挿通することも可能である。ま
た、上記請求項8に記載の発明に係わる管路への通線方
法によれば、摺動抵抗を低くした状態で前記線状体を包
囲した前記管状被覆体を前記配管内に引き込むことが出
来るから、前記線状体を容易に挿通でき、且つ、前記線
状体の損傷を防止できるようになる。つまり、前記配管
内に前記線状体を前記蛇腹管と共に引き込めば、前記蛇
腹管と前記配管との接触がほぼ点接触になり、全体とし
て接触長さが短くなるから、前記蛇腹管の挿通時の摺動
抵抗を軽減できる。しかも、蛇腹管は可撓性に富むか
ら、これを前記配管内に導入するに際しても、前記配管
の曲り部に馴染んで、容易に導入される。従って、前記
管状誘導体に金属製蛇腹管も使用可能であり、その強度
を利用して、さらに長距離に亘る前記線状体の挿通配置
が可能になる。また、上記請求項9に記載の発明に係わ
る管路への通線方法によれば、前記管状被覆体の取り扱
いが容易になる。つまり、組み紐が柔軟性に富むことか
ら、保管及び搬送に際して結束したり、巻き取っておく
ことが可能であり、上記請求項6記載の発明に係わる管
路への通線方法におけると同様の作用効果を奏しなが
ら、前記管状被覆体の工事現場への輸送が容易になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる管路への通
線方法について図面を参照しながら説明する。図1〜図
3は本発明に係る管路への通線の手順を示す説明図であ
る。
【0010】図1は既設の配管1内に線状体3を挿通配
置する管路への通線方法の概要を示すものである。詳し
くは、先ず図2に示すように、前記配管1の一方に形成
してある開口部1aから牽引索4の一端部を挿入した
後、他方に形成してある開口部1bから引き出して、前
記配管1内に前記牽引索4を挿通し(図2(イ)参
照)、内部に前記線状体3の誘導路を形成可能な可撓性
の管状誘導体5の一端部5aを、前記挿通してある牽引
索4の一端部に連結して、前記牽引索4を引き戻しなが
ら、前記牽引索4を介して前記管状誘導体5を、牽引し
て前記配管1内に導入し(同図(ロ)参照)、前記導入
した管状誘導体5から前記牽引索4を取り外すと共に、
再び牽引索4の一端部を前記管状誘導体5の一端部側か
ら挿入して、前記管状誘導体5内を前記配管1の一方の
開口部1aに向けて挿通し(同図(ハ)参照)、前記挿
通した牽引索4の一端部に前記線状体3を連結して、前
記牽引索4を前記管状誘導体5の一端部側に引き戻し、
前記線状体3を前記管状誘導体5内を通して前記線状体
3を前記配管1内に挿通配置(同図(ニ)参照)した
後、前記線状体3を前記配管1内に配置した状態で前記
管状誘導体5を、前記配管1内から引き抜く(同図
(ホ)参照)のである。
【0011】前記管状誘導体5としては、蛇腹管に形成
してあるポリエチレン樹脂製の可撓性樹脂管を用い、そ
の表面の円滑性と、蛇腹形状の可撓性とを利用して、容
易に低抵抗で前記管状誘導体5を前記配管1内に導入で
きるようにし、且つ、その蛇腹形状からもたらされる適
度の円断面形状維持強度とその内面の円滑性とを利用し
て、前記線状体3を低い牽引力で前記管状誘導体5内に
牽引挿通することを可能としている。従って、前記線状
体3は、例えば図3に示すような前記配管1の曲り部1
cにおける直管部1dと曲り管継手2との内面に生ずる
段差部1eがあっても、前記管状誘導体5内を、その内
面に摺接し、ほぼ点接触に近い多点の接触状態で摺動し
ながら、前記配管1内に挿通されるようになる。
【0012】前記牽引索4は、図4に示すように、従来
の通線具と同様に索体7はコイルスプリングで形成さ
れ、先端に前記管状誘導体5を連結可能に、且つ、前記
線状体3とも連結可能に構成した案内体8を備えてい
る。前記案内体8は、縦断面を示す同図(イ)及び正面
を示す同図(ロ)に示すように、半球状に形成してある
先端側部材10と、円錐状に形成してある基端側部材9
とに分割形成してある。また、図5に示すように、前記
蛇腹形状の管状誘導体5を連結可能に形成した誘導体連
結部材12を、前記先端側部材10と交換して前記基端
側部材9に取り付け可能に、前記先端側部材10とは別
に形成してある。
【0013】前記基端側部材9は、小径側を前記索体7
に接続して、大径側の外径は、前記蛇腹形状の管状誘導
体5の最小内径よりも小径に形成し、大径側端部には、
前記先端側部材10を取り付け可能に、雌ねじを螺設し
た雌ねじ部9aを形成してある(図4参照)。
【0014】前記先端側部材10は、半球状の径方向に
分割された分割先端部材11からなり、小径側端部には
前記線状体3の端部を挟み付けて連結できるように、両
分割先端部材11に夫々、前記線状体3の先端部の係止
部を係止可能な、組み合わせた状態で中空部を形成する
係止凹部11aを凹入形成し、その先端側には前記線状
体3を挿通可能な挿通孔を組み合わせた状態で形成可能
に半円形溝11bを形成してある。また、大径側端部に
は、合体させた状態で前記基端側部材9の雌ねじ部9a
の雌ねじに螺合可能な雄ねじを螺設した雄ねじ部11c
を突出形成してある。前記両分割先端部材11は、前記
雄ねじ部11cを前記基端側部材9の雌ねじ部9aに螺
入することで一体化され、前記半球形の先端側部材10
を形成する。
【0015】前記誘導体連結部材12は、図5に示すよ
うに、外周面が、前記管状誘導体5側がその管状誘導体
5の外径以上の大径になり、小径側が前記基端側部材9
の大径側とほぼ同一径となるテーパ面に形成され、前記
小径側には、前記基端側部材9の雌ねじ部9aの雌ねじ
に螺合可能な雄ねじを螺設した雄ねじ部12bを突出形
成してある。そして、その外径側の端部に、外周面を前
記蛇腹形状の管状誘導体5の内面に沿う外周面に形成さ
れ、前記管状誘導体5に内嵌可能な誘導体連結部12a
を形成してある。
【0016】前記線状体3を前記管状誘導体5内に挿通
配置するに際して、先ず前記管状誘導体5を前記配管1
内に導入する前に、前記牽引索4の案内体8から前記先
端側部材10を取り外し、前記誘導体連結部材12の内
挿部材13に前記管状誘導体5の端部を外嵌し、その外
嵌した端部を外方から挟み付けるように前記両分割連結
部材15を外嵌して合体させた状態で、前記雄ねじ部1
5bを前記基端側部材9の雌ねじ部に螺入して、前記管
状誘導体5を前記牽引索4に連結する。ここで、前記内
挿部材13に二面取りしてあるから、前記管状誘導体5
の端部を僅かに挟み付けて楕円状に変形することで、そ
の楕円状に変形した管状誘導体5に前記内挿部材13を
内嵌するのが容易になっている。前記管状誘導体5の前
記配管1内への導入後は、前記誘導体連結部材12を取
り外して前記管状誘導体5の連結を解き、前記先端側部
材10を、前記雄ねじ部11cを前記雌ねじ部9aに螺
入して取り付け、再び前記管状誘導体5内に挿入する。
前記導入した管状誘導体5内に前記牽引索4を挿通し、
前記管状誘導体5の一端部5a側から前記案内体8を引
き出して、前記先端側部材10の前記基端側部材9との
螺合を解き、分解した前記先端側部材10の係止凹部1
1aに挿通すべき線状体3の先端に形成される係止部
(前記線状体3の先端に取り付けられたカプラでもよ
く、結び玉でもよく、かしめ付けた球状体であってもよ
い)を前記係止凹部11aに係止させて、前記先端側部
材10を合体させた状態で、その雄ねじ部11cを前記
基端側部材9の雌ねじ部9aに螺入して取り付け、前記
挿通した牽引索4に前記線状体3を連結して、前記牽引
索4を介して前記線状体3を牽引して前記管状誘導体5
内に挿通配置する。前記挿通配置が終了すれば、前記先
端側部材10を再び前記基端側部材9から取り外して前
記線状体3と前記牽引索4との連結を解くのである。そ
の後、前記管状誘導体5を前記線状体3の先端部側に引
き抜いて通線作業を完了する。
【0017】以上のように牽引索4を構成してあるか
ら、その挿通の際には、先端側部材10を取り付けた案
内体8が先端部を半球状に形成してあるから、配管1の
曲り部でも容易に押し込み挿通でき、前記配管1内の段
差部1eに支えることもなく、管状誘導体5を引き込む
際には、誘導体連結部材12の大径側が前記管状誘導体
5の外径よりも大きくして、前記案内体8に基端側が小
径に形成したテーパ面を形成してあるから、前記配管の
段差部も支障なく引き戻して、前記管状誘導体5を前記
配管1内に導入でき、また、前記導入した管状誘導体5
内に再び前記牽引索4を挿通する際にも、前記先端側部
材10を取り付けた案内体8は、前記管状誘導体5の内
径よりも小径であるから、内面の摩擦抵抗の小な前記管
状誘導体5内を円滑に挿通でき、さらに、その案内体8
に線状体3を取り付けて牽引するから、前記線状体を容
易に、摩擦抵抗を低減した状態で前記配管1内に挿通配
置できる。
【0018】〔別実施形態〕 〈1〉前記管状誘導体5は、曲げに対して柔軟であれ
ば、蛇腹管でなく直管であってもよい。
【0019】〈2〉前記管状誘導体5として、組み紐を
用いることも可能である。つまり、配管1内に内部に線
状体3を挿通可能な空間を形成できる組み紐を導入し
て、導入した組み紐内の空間に前記牽引索4の案内体8
を挿入すればよく、挿通した前記牽引索4を引き戻せ
ば、その牽引索4に牽引される線状体3は前記組み紐内
を案内されるから、前記線状体3が前記配管1の内面に
接することなく前記配管1内に挿通されるようになる。
しかも、組み紐は柔軟性に富むことから、保管及び搬送
に際して結束たり、巻き取っておくことが可能であり、
また、組み紐は柔軟性に富むものであるから、前記管状
誘導体の輸送が容易になる。尚、前記組み紐としては、
例えば図6に示すような蛇腹組み紐が好適に使用でき
る。この場合には、前記蛇腹組み紐からなる管状誘導体
5を前記配管内に導入するのに、前記牽引索4には各別
の工夫は必要なく、前記管状誘導体5の一端部5aを前
記牽引索4の案内体8に単純に取り付けて、図7に示す
ように前記配管内に引き込むことが出来る。
【0020】〈3〉上記実施の形態においては、配管1
内に導入した管状誘導体5内に線状体3を挿通する例に
ついて説明したが、前記配管1の一方の開口部1aから
牽引索4の一端部を挿入した後、他方の開口部1bから
引き出して、前記配管1内に前記牽引索4を挿通し、前
記線状体3の外周を包囲自在な管状被覆体6と、前記管
状被覆体6内に包囲した線状体3とを前記挿通してある
牽引索4に連結した状態で、前記牽引索4を介して前記
管状被覆体6を前記線状体3と共に牽引して前記配管1
内に導入し、前記線状体3を前記配管1内に挿通配置し
た状態で、前記管状被覆体6を前記配管1内から引き抜
くようにしてもよい。このようにすれば、前記牽引索4
の挿通は一度でよく、前記線状体3を、前記管状被覆体
6で保護した状態で、前記線状体3が前記配管1の内面
に接することなく前記配管1内に引き込めるから、上記
実施の形態に説明したと同様に、前記線状体3の損傷を
防止できる。しかも、前記管状被覆体6が、前記牽引索
4を介しての前記配管1内への前記線状体3の引き込み
の際の摩擦抵抗に起因する張力を負担するから、前記線
状体3に作用する張力を軽減でき、その張力に起因する
前記線状体3の損傷も防止できる。
【0021】〈4〉前記管状被覆体6として、可撓性樹
脂管を用いると、概して平滑な表面を有する樹脂管と配
管1との間の摩擦抵抗を低減できるから、前記線状体3
の引き込みに際する引き込み抵抗を減少して、通線作業
が容易になる。
【0022】〈5〉また、前記管状被覆体6として、蛇
腹管を用いることも効果的であり、牽引索4を介しての
配管1内への線状体3の引き込みに際して、前記管状被
覆体6の曲げ抵抗を小さくし、且つ、前記管状被覆体6
と前記配管1内面との接触長さを減少できて、前記線状
体3の前記配管1内への引き込み抵抗を減少できるか
ら、通線作業が容易になる。しかも、前記蛇腹管とし
て、金属蛇腹管を用いれば、前記管状被覆体6の伸び変
形を小さくできるから、前記線状体3に作用する引っ張
り力を小さくでき、前記線状体3を十分に保護できる。
尚、前記金属蛇腹管としては、絞り成形した蛇腹管のみ
ならず、フレキシブル金属管も好適に用いられる。前記
フレキシブル金属管は、可撓性に富みながら、伸長状態
での伸び変形が小さいから、前記線状体3の保護に極め
て役立つ。
【0023】〈6〉前記管状被覆体6として、組み紐を
用いることも効果的である。つまり、組み紐の中に線状
体3を挿通した状態で、前記線状体3を前記組み紐から
成る管状被覆体6と共に配管1内に引き込めば、前記線
状体3が前記配管1内面と接触することがなく、前記線
状体3の損傷を防止できる。しかも、組み紐は柔軟性に
富むものであるから、前記管状被覆体の輸送が容易にな
る。尚、前記組み紐としては、先に図6に示した蛇腹組
み紐が好適に使用できる。この場合には、例えば図9に
示すように、上記実施の形態で説明したような先端側部
材10を備える案内体8を用いた牽引索4に前記線状体
3を取り付け、同時に前記蛇腹組み紐からなる管状被覆
体6を前記案内体8に取り付けて、前記配管1内に前記
管状被覆体6を前記線状体3と共に引き込めばよいので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管路への通線方法の手順を概略説
明する管路の要部縦断面図
【図2】図1に示した管路への通線方法の具体例の手順
説明用要部縦断面図
【図3】環状誘導体の管路への導入の一例を説明する管
路の要部縦断面図
【図4】牽引索の案内体の一例を示す要部説明図
【図5】牽引索の案内体の一例を示す要部縦断面図
【図6】環状誘導体としての組み紐の例を示す部分斜視
【図7】環状誘導体の管路への導入の他の例を説明する
管路の要部縦断面図
【図8】本発明に係る管路への通線方法の他の例を概略
説明する管路の要部縦断面図
【符号の説明】
1 配管 1a 配管の一方の開口部 1b 配管の他方の開口部 3 線状体 4 牽引索 5 管状誘導体 5a 管状誘導体の一端部 6 管状被覆体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の配管内に線状体を挿通配置する管
    路への通線方法であって、 前記配管の一方の開口部から牽引索の一端部を挿入した
    後、他方の開口部から引き出して、前記配管内に前記牽
    引索を挿通し、 内部に前記線状体の誘導路を形成可能な可撓性の管状誘
    導体の一端部を、前記挿通してある牽引索に連結して、 前記牽引索を介して前記管状誘導体を、牽引しながら前
    記配管内に導入し、 前記導入した管状誘導体内を通して前記線状体を前記配
    管内に挿通配置した後、 前記線状体を前記配管内に配置した状態で前記管状誘導
    体を前記配管内から引き抜く管路への通線方法。
  2. 【請求項2】 前記線状体を前記管状誘導体内に挿通配
    置するに、 前記導入した管状誘導体内に牽引索を挿通し、 前記挿通した牽引索に前記線状体を連結して、 前記牽引索を介して前記線状体を牽引して前記管状誘導
    体内に挿通配置する請求項1記載の管路への通線方法。
  3. 【請求項3】 前記管状誘導体として、可撓性樹脂管を
    用いる請求項1又は2に記載の管路への通線方法。
  4. 【請求項4】 前記管状誘導体として、蛇腹管を用いる
    請求項1又は2に記載の管路への通線方法。
  5. 【請求項5】 前記管状誘導体として、組み紐を用いる
    請求項1又は2に記載の管路への通線方法。
  6. 【請求項6】 既設の配管内に線状体を挿通配置する管
    路への通線方法であって、 前記配管の一方の開口部から牽引索の一端部を挿入した
    後、他方の開口部から引き出して、前記配管内に前記牽
    引索を挿通し、 前記線状体の外周を包囲自在な管状被覆体と、前記管状
    被覆体内に包囲した線状体とを前記挿通してある牽引索
    に連結した状態で、前記牽引索を介して前記管状被覆体
    を前記線状体と共に牽引して前記配管内に導入し、 前記線状体を前記配管内に挿通配置した状態で、前記管
    状被覆体を前記配管内から引き抜く管路への通線方法。
  7. 【請求項7】 前記管状被覆体として、可撓性樹脂管を
    用いる請求項6記載の管路への通線方法。
  8. 【請求項8】 前記管状被覆体として、蛇腹管を用いる
    請求項6記載の管路への通線方法。
  9. 【請求項9】 前記管状被覆体として、組み紐を用いる
    請求項6記載の管路への通線方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108662306A (zh) * 2018-07-30 2018-10-16 江苏星河集团有限公司 一种软体波纹管穿管专用引导装置

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