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JPH11196529A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

Info

Publication number
JPH11196529A
JPH11196529A JP9360271A JP36027197A JPH11196529A JP H11196529 A JPH11196529 A JP H11196529A JP 9360271 A JP9360271 A JP 9360271A JP 36027197 A JP36027197 A JP 36027197A JP H11196529 A JPH11196529 A JP H11196529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
power supply
circuit
voltage
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9360271A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotaka Tsunoda
清隆 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP9360271A priority Critical patent/JPH11196529A/ja
Publication of JPH11196529A publication Critical patent/JPH11196529A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/001Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection limiting speed of change of electric quantities, e.g. soft switching on or off

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
  • Rectifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 瞬時停電発生後の復帰時において突入電流の
発生を防止する電源装置を提供する。 【解決手段】 交流電源1とコンデンサとの間に接続し
た交流電源1からの入力の伝達、遮断を行うトライアッ
クTR1 と、抵抗R1 との並列回路と、前記トライアッ
クTR1 をオン、オフ駆動するトランジスタQ1 と、前
記交流電源1とコンデンサC1 との間で前記並列回路と
直列接続した前記交流電源1からの入力の有無を検出す
る抵抗R3 と、この抵抗R3 より検出する入力の電圧
と、所定の基準電圧Vr とを比較し、入力の電圧が検出
されない状態から所定の基準電圧Vrを越える状態に変
化した時点で入力伝達信号を出力する入力制御回路11
と、この入力制御回路11からの入力伝達信号を基に、
所定の遅延時間をもって前記トライアックTR1 をオン
駆動し、交流電源1からの交流入力を前記抵抗R1 を介
さずに前記コンデンサC1 側に導く遅延駆動回路12と
を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置に関し、
より詳しくは、瞬時停電時に発生する突入電流を制限す
る機能を備えた電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電源装置の一例を図4に示し、従
来の電源装置の各部の動作波形を図5に示す。
【0003】図4に示す従来の電源装置は、交流電源1
に、トライアックTR1 と抵抗R1との並列回路が直列
に接続され、交流電源1からこの直列回路を経て供給さ
れる電圧を、ダイオードD1 乃至D4 によるブリッジ整
流回路で整流し、更に、平滑コンデンサC1 で平滑して
所定の直流電圧を出力する。
【0004】前記平滑コンデンサC1 と並列にDC/D
Cコンバータ2が接続され、このDC/DCコンバータ
2により直流−直流変換を行い、負荷Rに所定の直流電
圧を供給するようになっている。
【0005】DC/DCコンバータ2は、一次時巻線N
1 、二次巻線N2 及び補助巻線N3を有するスイッチン
グトランスTと、一次巻線N1 に供給される直流電圧を
スイッチングするスイッチング素子Sと、二次巻線N2
に誘起するパルス電圧を平滑する平滑タイオードD0 及
び平滑コンデンサC0 とを具備し、平滑コンデンサC0
と並列に前記負荷Rを接続した構成となっている。
【0006】さらに、前記補助巻線N3 には、平滑タイ
オードD56、平滑コンデンサC53からなる整流平滑回路
が接続され、補助巻線N3 に誘起するパルス電圧を整流
平滑回路で整流平滑し、抵抗R52、抵抗R54を介して前
記トライアックTR1 のゲートに供給して、このトライ
アックTR1 のオン/オフ動作を実行するように構成し
ている。
【0007】この従来の電源装置は、交流電源1の投入
時の突入電流を防止する目的で前記抵抗R1 及びトライ
アックTR1 の並列回路を交流電源1からの入力ライン
に接続し、交流電源1が動作を始め安定した後にトライ
アックTR1 をオンし、抵抗R1 による抵抗損失が発生
しないようにしている。
【0008】また、トライアックTR1 のゲートの駆動
は、スイッチングトランスTの補助巻線N3 の誘起電圧
を用いる方法が一般的である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示す従来例では、以下のような課題がある。
【0010】図5に示すように、交流電源1からのAC
入力が瞬時停電で断たれ、例えば、電気角で270度経
過した時点で復帰した場合、復帰直後のAC入力と前記
平滑コンデンサC1 の両端電圧との間には大きな電圧差
があるため、ブリッジ整流回路に対する入力電流として
は、図5に示すように、前記抵抗R1 の抵抗値とライン
インピーダンス等(通常1Ω以下)とで制限される非常
に大きなピーク値を持つ入力電流が流れる。
【0011】この大きなピーク値を持つ入力電流によ
り、入力配電系統に用いられているブレーカー等の誤ト
リップ等という障害が生じて電源装置自体の運転再開が
不可能になってしまう要因になりうる。
【0012】本発明は、電源投入時又は瞬時停電発生後
の復帰時において突入電流の発生を防止することがで
き、安定した動作を発揮し得る電源装置を提供すること
を目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
交流電源からの交流入力を整流平滑するとともに、入力
コンデンサを備えたスイッチング電源回路により直流電
圧に変換して出力する電源装置において、前記交流電源
と入力コンデンサとの間に接続したオン、オフ駆動され
ることにより交流電源からの入力の伝達、遮断を行う入
力伝達遮断素子と、入力電流の抑制を行う入力抑制素子
との並列回路と、前記入力伝達遮断素子をオン、オフ駆
動する入力伝達遮断素子駆動回路と、前記交流電源と入
力コンデンサとの間において前記並列回路と直列接続し
た前記交流電源からの入力の有無を検出する入力検出回
路と、この入力検出回路により検出する入力の電圧と、
所定の基準電圧とを比較し、入力の電圧が検出されない
状態から所定の基準電圧を越える状態に変化した時点で
入力伝達信号を出力する入力制御回路と、この入力制御
回路からの入力伝達信号を基に、所定の遅延時間をもっ
て前記入力伝達遮断素子駆動回路を介して前記入力伝達
遮断素子をオン駆動し、交流電源からの交流入力を前記
入力抑制素子を介さずに前記入力コンデンサ側に導く遅
延駆動回路とを有することを特徴とするものである。
【0014】この発明によれば、入力の電圧が検出され
ない状態から所定の基準電圧を越える状態に変化した時
点で入力伝達信号を出力し、この入力制御回路からの入
力伝達信号を基に、所定の遅延時間をもって前記入力伝
達遮断素子駆動回路を介して前記入力伝達遮断素子をオ
ン駆動し、交流電源からの交流入力を前記入力抑制素子
を介さずに入力コンデンサ側に導くものであるから、電
源投入時又は瞬時停電発生後の復帰時において突入電流
の発生を防止することができ、安定した動作を発揮させ
ることができる。
【0015】請求項2記載の発明は、交流電源からの交
流入力を整流平滑回路により整流平滑するとともに、入
力コンデンサを備えたスイッチング電源回路により直流
電圧に変換して出力する電源装置において、前記整流平
滑回路と入力コンデンサとの間に接続したオン、オフ駆
動されることにより交流電源からの入力の伝達、遮断を
行う入力伝達遮断素子と、入力電流の抑制を行う入力抑
制素子との並列回路と、前記入力伝達遮断素子をオン、
オフ駆動する入力伝達遮断素子駆動回路と、前記整流平
滑回路と入力コンデンサとの間において前記並列回路と
直列接続した前記交流電源からの入力の有無を検出する
入力検出回路と、この入力検出回路により検出する入力
の電圧と、所定の基準電圧とを比較し、入力の電圧が検
出されない状態から所定の基準電圧を越える状態に変化
した時点で入力伝達信号を出力する入力制御回路と、こ
の入力制御回路からの入力伝達信号を基に、所定の遅延
時間をもって前記入力伝達遮断素子駆動回路を介して前
記入力伝達遮断素子をオン駆動し、交流電源から入力さ
れ整流平滑回路から出力される直流電圧を前記入力抑制
素子を介さずに前記入力コンデンサ側に導く遅延駆動回
路とを有することを特徴とするものである。
【0016】この発明によれば、整流平滑回路と入力コ
ンデンサとの間において、直流電圧の入力の有無を検出
し、入力の電圧が検出されない状態から所定の基準電圧
を越える状態に変化した時点で入力伝達信号を出力し、
この入力制御回路からの入力伝達信号を基に、所定の遅
延時間をもって前記入力伝達遮断素子駆動回路を介して
前記入力伝達遮断素子をオン駆動し、直流電圧を入力伝
達遮断素子により前記入力抑制素子を介さずに前記入力
コンデンサ側に導くものであるから、電源投入時又は瞬
時停電発生後の復帰時において、やはり突入電流の発生
を防止することができ、安定した動作を発揮させること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0018】(実施の形態1)本実施の形態1の電源装
置は、図1に示すように、交流電源1に、入力伝達遮断
素子であるトライアックTR1 と、入力電流の抑制を行
う入力電流抑制素子である抵抗R1 との並列回路が直列
に接続され、交流電源1からこの並列回路を経て供給さ
れる電圧を、入力検出回路である抵抗R3 を経てダイオ
ードD1 乃至D4 によるブリッジ整流回路及び次段への
入力コンデンサとして機能する平滑コンデンサC1 から
なる整流平滑回路に入力し、この整流平滑回路で整流
し、所定の直流電圧として出力するようになっている。
【0019】前記平滑コンデンサC1 の後段には、スイ
ッチング動作及び整流平滑動作を行うDC/DCコンバ
ータ2が接続され、このDC/DCコンバータ2により
直流−直流変換を行い、負荷Rに所定の直流電圧を供給
するようになっている。
【0020】DC/DCコンバータ2は、一次時巻線N
1 、二次巻線N2 及び補助巻線N3を有するスイッチン
グトランスTと、一次巻線N1 に供給される直流電圧を
スイッチングするスイッチング素子Sと、二次巻線N2
に誘起するパルス電圧を平滑する平滑タイオードD0 及
び平滑コンデンサC0 とを具備し、平滑コンデンサC0
と並列に前記負荷Rを接続した構成となっている。
【0021】さらに、前記補助巻線N3 には、直流電圧
供給回路であるダイオードD5 、D6 、平滑コンデンサ
C2 、C3 、3端子レギュレータIC1 、IC2 及び平
滑コンデンサC4 、C5 が接続されている。3端子レギ
ュレータIC1 には所定の直流電圧VCCが供給されてい
る。
【0022】前記トライアックTR1 のゲートには、抵
抗R4 を介して入力伝達遮断素子駆動回路であるトラン
ジスタQ1 のコレクタが接続され、前記3端子レギュレ
ータIC2 の出力には、トランジスタQ1 のエミッタが
接続されている。また、前記トライアックTR1 のゲー
トとこのトライアックTR1 の出力端子との間には抵抗
R2 が接続されている。
【0023】また、この電源装置は、図1に示すよう
に、前記抵抗R3 により検出する交流入力の電圧と、所
定の基準電圧(Vr 、−Vr )とを比較し、入力の電圧
が検出されない状態から所定の基準電圧(Vr 、−Vr
)を越える状態に変化した時点で入力伝達信号を出力
する入力制御回路11と、この入力制御回路11からの
入力伝達信号を基に、所定の遅延時間をもって前記トラ
ンジスタQ1 を介して前記トライアックTR1 をオン駆
動し、交流電源1からの交流入力を前記抵抗R1 を介さ
ずに前記入力コンデンサC1 側に導く遅延駆動回路12
とを具備している。
【0024】入力制御回路11は、前記第1のコンパレ
ータIC3 と、第2のコンパレータIC4 と、第1の基
準電圧源(基準電圧Vr )13と、第2の基準電圧源
(基準電圧−Vr )14とを具備し、第1のコンパレー
タIC3 の反転入力端子及び第2のコンパレータIC4
の非反転入力端子を共通に前記抵抗R1 の出力側に接続
している。
【0025】また、第1のコンパレータIC3 の非反転
入力端子には第1の基準電圧源13のプラス端子が、第
2のコンパレータIC4 の反転入力端子には第2の基準
電圧源14のマイナス端子が接続され、さらに、第1の
基準電圧源13のマイナス端子及び第2の基準電圧源1
4のプラス端子は、前記3端子レギュレータIC1 、I
C2 の接続点に共通に接続されている。
【0026】前記遅延駆動回路12は、入力制御回路1
1から出力される入力伝達信号が非反転入力端子に入力
され、所定の直流電圧VCCを抵抗R6 、R7 で分圧した
電圧が反転入力端子に入力される第3のコンパレータI
C5 と、所定の直流電圧VCCを降圧して第3のコンパレ
ータIC5 の反転入力端子に供給する抵抗R5 と、第3
のコンパレータIC5 の反転入力端子と前記抵抗R7 の
接地側とに接続したコンデンサC6 とを有している。
【0027】さらに、前記遅延駆動回路12は、第3の
コンパレータIC5 の出力側にトリガー端子を接続した
タイマー集積回路IC6 と、このタイマー集積回路IC
6 の出力側と前記トランジスタQ1 のベースとの間に抵
抗R12を介して接続したインバータIC7 とを具備して
いる。
【0028】前記タイマー集積回路IC6 には、所定の
直流電圧VCCが供給され、また、タイマー集積回路IC
6 の直流電圧VCCの入力端子と接地端子との間に抵抗R
9 コンデンサC7 の直列回路を接続している。さらに、
タイマー集積回路IC6 の直流電圧VCCの入力端子とト
リガー入力端子との間には、抵抗R8 が接続され、さら
に、トリガー入力端子と接地との間にはコンデンサD7
か接続されている。
【0029】次に、上述した構成の電源装置の作用を、
交流電源1の瞬時停電時の動作を種にし、かつ、図2を
も参照して説明する。
【0030】本実施の形態1の電源装置は、交流電源1
の投入時のみだけではなく、瞬時停電復帰時も突入電流
の防止を実現しようとするものである。
【0031】即ち、この電源装置の通常の動作時におい
ては、図2に示すように、交流電源1からの入力電圧
(又は入力電流)が供給されると、この入力電圧は前記
抵抗R3 により検出され、第1のコンパレータIC3 及
び第2のコンパレータIC4 に送られる。
【0032】第1のコンパレータIC3 、第1のコンパ
レータIC4 は、前記入力電圧と、所定の基準電圧(V
r 、−Vr )とを比較し、通常の動作時においては、ロ
ーの入力伝達信号を前記第3のコンパレータIC5 に出
力する。
【0033】これにより、前記コンデンサC6 は放電さ
れ、コンデンサC6 の電圧が所定の直流電圧Vccを抵
抗R6 、R7 で分割した電圧以上となることがない。
【0034】従って、前記第3のコンパレータIC5 の
出力はハイレベルを維持し、タイマー集積回路IC6 の
出力はローであり、インバータIC7 の出力はハイとな
って前記トランジスタQ1 のベースが正常に駆動され、
トランジスタQ1 がオン状態となり前記トライアックT
R1 のゲートが駆動されてこのトライアックTR1 はオ
ンとなり、前記交流電源1からの交流入力はトライアッ
クTR1 を経て整流平滑回路へと導かれる。
【0035】次に、本実施の形態1の電源装置におい
て、瞬時停電が発生したとする。この時、前記抵抗R3
により入力電圧が検出されないと、図2に示すように、
前記コンデンサC6 は抵抗R5 を介し充電されるため電
圧が上昇し続け、このコンデンサC6 の両端電圧は前記
抵抗R6 、R7 による分割電圧以上となり、第3のコン
パレータIC5 の出力が反転しローとなる。
【0036】これにより、タイマー集積回路IC6 のト
リガー入力端子に第3のコンパレータIC5 の出力反転
によるトリガーがかかる。この時、前記ダイオードD7
により抵抗R9 を経て流れるコンデンサC7 への充電電
流を阻止している。
【0037】前記インバータIC7 は、タイマー集積回
路IC6 にトリガーがかかった時点から出力が反転して
ローとなり、これにより、前記トランジスタQ1 はオフ
し、トライアックTR1 のゲートは無駆動となってこの
トライアックTR1 はオフとなっている。
【0038】従って、前記交流電源1からの交流入力が
回復した時点では、抵抗R1 を経て入力電圧が供給され
る状態となる。
【0039】入力電圧が供給されると、前記抵抗R3 に
より入力電圧が検出され、上述した場合と同様にして前
記コンデンサC6 が放電され、第3のコンパレータIC
5 の出力がハイに反転する。
【0040】この時、前記タイマー集積回路IC6 に
は、第3のコンパレータIC5 の出力反転によるトリガ
ーがかかるが、前記インバータIC7 の出力はタイマー
集積回路IC6 の遅延動作で前記コンデンサC7 の電圧
が一定値となるまでの所定の遅延時間の間その出力をロ
ーに維持し、遅延時間経過後出力をハイに転じる。
【0041】これにより、トライアックTR1 は所定の
遅延時間の間オフを維持した後、オンとなる。所定の遅
延時間をTcrとすると、この遅延時間Tcrは、抵抗R9
の抵抗値をr9 、コンデンサC7 の容量値をc7 とする
と、Tcr=1.1×r9 ・c7 で表すことができる。
【0042】このようにして、交流電源1からの入力電
圧が回復した後も、トライアックTR1 がオフしている
間は、抵抗R1 を経由し入力電流が流れるため、入力電
流のピーク値が抑えられ配電系統等の誤トリップが防止
できる。
【0043】その後、所定の遅延時間経過後にトライア
ックTR1 を経て入力電流が安定して流れることにな
る。
【0044】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
ついて図3を参照して説明する。
【0045】本実施の形態2において、実施の形態1と
同一の機能を有するものには同一の符号を付し、その詳
細な説明は省略する。
【0046】本実施の形態2の電源装置は、基本的には
実施の形態1の電源装置と略同様な構成であるが、前記
直流電圧供給回路の構成を、ダイオードD5 、平滑コン
デンサC2 、3端子レギュレータIC1 、平滑コンデン
サC4 からなる構成に簡略化したこと、入力制御回路1
1の構成に替え、第2のコンパレータIC4 と、第2の
基準電圧源(基準電圧−Vr )14と、抵抗R10、R11
とにより入力制御回路11Aを構成したこと、入力伝達
遮断素子(サイリスタ)SCR1 と、入力電流の抑制を
行う入力電流抑制素子である抵抗R1 との並列回路と、
抵抗R3 との直列回路を整流平滑回路の後段に接続した
ことが特徴である。
【0047】遅延駆動回路12の構成は、実施の形態1
と同様である。尚、図3において、R13は、トランジス
タQ1 のベースエミッタ間に接続した抵抗である。
【0048】本実施の形態2の電源装置においても、実
施の形態1と同様交流電源投入時のみではなく瞬時停電
復帰時も突入電流の防止を実現しようとするものであ
る。
【0049】この電源装置において、前記抵抗R3 に流
れる入力電流(直流電流)をip 、抵抗R10、R11の抵
抗値をr10、r11とすると、前記第2のコンパレータI
C4は、入力電流ipと、−vr ・r11/(r10 ・r 3
)の値とを比較する。
【0050】ここで、この電源装置の通常動作時には、
実施の形態1と同様に、入力電流ip が流れると、第2
のコンパレータIC4 の出力がローとなり、コンデンサ
C6の電荷を放電する。
【0051】これにより、コンデンサC6 の電圧が所定
の直流電圧Vccを抵抗R6 、R7 で分割した電圧以上と
なることがない。
【0052】従って、前記第3のコンパレータIC5 の
出力はハイレベルを維持し、タイマー集積回路IC6 の
出力はローであり、トランジスタQ1 がオン状態となり
前記入力伝達遮断素子SCR1 のゲートが駆動されてこ
の入力伝達遮断素子SCR1はオンとなり、前記入力電
流は入力伝達遮断素子SCR1 を経てDC−DCコンバ
ータ2へと導かれる。
【0053】次に、本実施の形態2の電源装置におい
て、瞬時停電が発生したとする。この時、前記抵抗R3
により入力電流ip が検出されないと、前記コンデンサ
C6 は抵抗R5 を介し充電されるため電圧が上昇し続
け、このコンデンサC6 の両端電圧は前記抵抗R6 、R
7 による分割電圧以上となり、第3のコンパレータIC
5の出力が反転しローとなる。
【0054】これにより、タイマー集積回路IC6 のト
リガー入力端子に第3のコンパレータIC5 の出力反転
によるトリガーがかかる。この時、前記ダイオードD7
により抵抗R9 を経て流れるコンデンサC7 への充電電
流を阻止している。
【0055】前記インバータIC7 は、タイマー集積回
路IC6 にトリガーがかかった時点から出力が反転して
ローとなり、これにより、前記トランジスタQ1 はオフ
し、入力伝達遮断素子SCR1 のゲートは無駆動となっ
てこの入力伝達遮断素子SCR1 はオフとなっている。
【0056】従って、前記交流電源1からの交流入力が
回復した時点では、抵抗R1 を経て入力電圧が供給され
る状態となる。
【0057】入力電圧が供給されると、前記抵抗R3 に
より入力電圧が検出され、上述した場合と同様にして前
記コンデンサC6 が放電され、第3のコンパレータIC
5 の出力がハイに反転する。
【0058】この時、前記タイマー集積回路IC6 に
は、第3のコンパレータIC5 の出力反転によるトリガ
ーがかかるが、前記インバータIC7 の出力はタイマー
集積回路IC6 の遅延動作で前記コンデンサC7 の電圧
が一定値となるまでの所定の遅延時間の間その出力をロ
ーに維持し、遅延時間経過後出力をハイに転じる。
【0059】これにより、入力伝達遮断素子SCR1
は、所定の遅延時間の間オフを維持した後、オン駆動さ
れる。所定の遅延時間をTcrとすると、この遅延時間T
crは、抵抗R9 の抵抗値をr9 、コンデンサC7 の容量
値をc7 とすると、Tcr=1.1×r9 ・c7 で表すこ
とができる。
【0060】このようにして、交流電源1からの入力電
圧が回復した後も、入力伝達遮断素子SCR1 がオフし
ている間は、抵抗R1 を経由し入力電流が流れるため、
入力電流のピーク値が抑えられ、電源トリップ等を防止
できる。
【0061】その後、所定の遅延時間経過後に入力伝達
遮断素子SCR1 を経て入力電流が安定して流れること
になる。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、電源投入
時又は瞬時停電発生後の復帰時において突入電流の発生
を防止することができ、安定した動作を発揮させること
ができる電源装置を提供できる。
【0063】請求項2記載の発明によっても、整流平滑
回路と入力コンデンサとの間に入力伝達遮断素子と、入
力抑制素子との並列回路を接続した構成で、電源投入時
又は瞬時停電発生後の復帰時において突入電流の発生を
防止することができ、安定した動作を発揮させることが
できる電源装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の電源装置を示す回路図
である。
【図2】本発明の実施の形態1の電源装置の各部の信号
の波形を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態の電源装置を示す回路図で
ある。
【図4】従来の電源装置を示す回路図である。
【図5】従来の電源装置の各部の信号の波形を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 DC/DCコンバータ 11 入力制御回路 12 遅延駆動回路 13 第1の基準電圧源 14 第2の基準電圧源 IC3 第1のコンパレータ IC4 第2のコンパレータ IC6 タイマー集積回路 IC7 インバータ R3 抵抗 Q1 トランジスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源からの交流入力を整流平滑する
    とともに、入力コンデンサを備えたスイッチング電源回
    路により直流電圧に変換して出力する電源装置におい
    て、 前記交流電源と入力コンデンサとの間に接続したオン、
    オフ駆動されることにより交流電源からの入力の伝達、
    遮断を行う入力伝達遮断素子と、入力電流の抑制を行う
    入力抑制素子との並列回路と、 前記入力伝達遮断素子をオン、オフ駆動する入力伝達遮
    断素子駆動回路と、 前記交流電源と入力コンデンサとの間において前記並列
    回路と直列接続した前記交流電源からの入力の有無を検
    出する入力検出回路と、 この入力検出回路により検出する入力の電圧と、所定の
    基準電圧とを比較し、入力の電圧が検出されない状態か
    ら所定の基準電圧を越える状態に変化した時点で入力伝
    達信号を出力する入力制御回路と、 この入力制御回路からの入力伝達信号を基に、所定の遅
    延時間をもって前記入力伝達遮断素子駆動回路を介して
    前記入力伝達遮断素子をオン駆動し、交流電源からの交
    流入力を前記入力抑制素子を介さずに前記入力コンデン
    サ側に導く遅延駆動回路と、 を有することを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 交流電源からの交流入力を整流平滑回路
    により整流平滑するとともに、入力コンデンサを備えた
    スイッチング電源回路により直流電圧に変換して出力す
    る電源装置において、 前記整流平滑回路と入力コンデンサとの間に接続したオ
    ン、オフ駆動されることにより交流電源からの入力の伝
    達、遮断を行う入力伝達遮断素子と、入力電流の抑制を
    行う入力抑制素子との並列回路と、 前記入力伝達遮断素子をオン、オフ駆動する入力伝達遮
    断素子駆動回路と、 前記整流平滑回路と入力コンデンサとの間において前記
    並列回路と直列接続した前記交流電源からの入力の有無
    を検出する入力検出回路と、 この入力検出回路により検出する入力の電圧と、所定の
    基準電圧とを比較し、入力の電圧が検出されない状態か
    ら所定の基準電圧を越える状態に変化した時点で入力伝
    達信号を出力する入力制御回路と、 この入力制御回路からの入力伝達信号を基に、所定の遅
    延時間をもって前記入力伝達遮断素子駆動回路を介して
    前記入力伝達遮断素子をオン駆動し、交流電源から入力
    され整流平滑回路から出力され直流電圧を前記入力抑制
    素子を介さずに前記入力コンデンサ側に導く遅延駆動回
    路と、 を有することを特徴とする電源装置。
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